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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ニッポンインシュア

Nippon Insure Co., Ltd.5843 · Standard · その他金融業

家賃債務保証に特化したフィンテック企業。入居者に代わって連帯保証人となるサービスを軸に、介護・入院費保証へ展開。独自クラウドで管理会社の業務を効率化。

概要

ニッポンインシュア株式会社は、賃貸住宅の家賃債務保証を主力とする保証事業会社である。2002年に福岡市で設立され、2014年に現商号へ変更。2023年10月に東京証券取引所スタンダード市場に上場した。2025年9月期の連結売上高は37億円、営業利益8億円、従業員118名。家賃債務保証に加え、介護費・入院費債務保証や、コインランドリー・フィットネスクラブのFC運営も手掛ける。

家賃債務保証を中核とする収益構造

保証事業が売上高の約94%を占める。家賃債務保証では、入居者から初回保証料(賃料0.5ヶ月分・最低2万円)と年1万円の更新保証料を受領し、賃料滞納時に代位弁済する。滞納発生時は分割や期限延長など支払コンサルティングも行う。プランは住居用(スマートサポート、トータルプランなど)、事業用、駐車場・コンテナ用の3系統で、管理会社のニーズに応じたカスタム設計も可能。2025年9月期の保証事業売上は35億円、セグメント利益10億円と過去最高を更新した。

フランチャイジーとして展開するその他事業

その他事業は、コインランドリー「WASHハウス」3店舗と女性専用フィットネス「カーブス」6店舗のFC運営からなる(いずれも福岡県内)。ランドリーはIoT遠隔制御で無人運営が可能。フィットネスは30分短時間プログラムで高齢女性を中心に会員を獲得。2025年9月期のその他事業売上は2億円、セグメント利益0.4億円。両事業とも安定したキャッシュフローを生むが、売上規模は保証事業の約6%に留まる。

独自クラウドシステムで業務効率を高める

当社は契約管理クラウド「Cloud Insure」を自社開発し、取引先の不動産管理会社に提供する。同システムは契約書のダウンロード、申込書類のアップロード、顧客情報一覧、代位弁済請求、支払明細書発行などが可能で、手書き作業を削減する。さらに、SMS請求・オートコール・AIオペレータによる回収業務の自動化も進め、オペレーションコストを低減。審査プロセスでは入居希望者の属性情報を基に与信判断を行い、収益悪化を抑制している。

全国7支店体制で商圏を拡大

本社を福岡市天神に置き、東京・神奈川・新潟・大阪・仙台・名古屋の6支店を展開。2024年3月に開設した名古屋支店が最新である。支店網を通じて全国各地の不動産管理会社と取引し、新規顧客の開拓と既存顧客の深耕を図る。従業員118名(提出日現在)のうち半数以上が営業・審査・債権管理部門に在籍。上場後の2025年9月期は営業利益率20.3%と、同業他社と比較しても高い収益性を達成した。

業界の中での役割は賃貸住宅市場における与信保証と債権管理を担う家賃債務保証会社。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
37億円
営業利益
8億円
営業利益率
21.6%
純利益
5億円
2025/9 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2025/9
事業売上構成比利益利益率
保証事業35億円94.6%10億円28.6%
その他2億円5.4%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01賃貸住宅(不動産管理会社・入居者)主力

賃貸住宅の入居者に代わって連帯保証人となり、家賃債務を保証する。不動産管理会社から申し込みを受け、審査の上で保証契約を締結。家賃滞納時には代位弁済を行う。プランは住居用・事業用・駐車場・コンテナ用があり、状況に応じて選択可能。独自のクラウドシステム「Cloud Insure」を提供し、管理会社の業務負担を軽減する。

主な製品・サービス2
家賃債務保証サービス「スマートサポート」
入居者の連帯保証人となるサービス。家賃滞納時に代位弁済し、管理会社の収入を安定させる。各種プランがある。
契約管理クラウドシステム「Cloud Insure」
契約書のダウンロードや申込書類のアップロード、代位弁済請求、支払明細書発行などができるWebシステム。管理会社の業務効率を改善する。

02介護施設準主力

介護施設の利用者に代わって連帯保証人となり、利用料の滞納リスクを引き受ける。施設運営会社は安心して経営に専念できる。

主な製品・サービス1
介護費債務保証サービス「ケアサポート」
介護施設利用者の利用料債務を保証するサービス。滞納時に代位弁済する。

03医療機関準主力

入院患者の入院費債務を保証し、未収金リスクを軽減する。医療機関は未収金の回収業務から解放され、本業に専念できる。

主な製品・サービス1
入院費債務保証サービス
入院患者の入院費を保証するサービス。医療機関が未収金を低減できる。

04その他(コインランドリー・フィットネス)その他

フランチャイズに加盟し、コインランドリー「WASHハウス」とフィットネスクラブ「カーブス」を運営する。

製品と技術

住居用から事業用まで揃える家賃債務保証プラン

基本プラン「スマートサポート(一般用・学生用)」に加え、孤独死原状回復費用(最大60万円)を付帯した「トータルプラン」、残置物撤去費用までカバーする「スマートサポートライフ」、家財保険と24時間駆付けサービスがセットの「スマートサポートワイド」、他社からの切り替え向け「リリーフプラン」などが存在する。事業用プランは「スマートサポート事業用」と低価格版「ライト」を用意。駐車場・コンテナ用の保証もある。初回保証料は月額賃料の0.5ヶ月分(最低2万円)、更新料は年1万円。支払い方法は年払いと月払いを選択可能。

介護施設・医療機関向けの債務保証サービス

介護費債務保証サービス「ケアサポート」は、介護施設利用者の月額利用料、共益費、食費、光熱費、医療費、原状回復費用などを保証。一般プランの初回保証料は月額利用料の0.5ヶ月分(最低保証料なし)、更新料1万円。孤独死対応を付帯したプランも存在する。入院費債務保証サービスは医療機関からの保証委託料収入で成り立ち、大手損保の保証機関型信用保険でリスクをヘッジする。両サービスとも2025年9月期の売上は未公表だが、保証事業全体の一部を構成し、今後の成長が期待される。

取引先の業務効率化を支えるクラウドシステム

「Cloud Insure」は当社が自社開発した家賃債務保証専用の契約管理システム。不動産管理会社はWeb上で契約書のダウンロード、申込書類のアップロード、顧客情報の一覧表示、代位弁済請求、支払明細書発行などが行える。手書きの負担を軽減し、ペーパーレス化を実現。さらにSMS請求、オートコール、AIオペレータによる自動入金督促機能を備え、回収業務の効率化に寄与する。システムの改修には2025年9月期に約5500万円を投資しており、機能拡充を継続中。

FC運営のランドリーとフィットネス事業

コインランドリーはWASHハウス株式会社のFCに加盟し、福岡県内で3店舗を運営。24時間カメラ監視とIoT遠隔制御により無人運営。大物洗い需要や単身世帯の増加を背景に安定した収益を確保。フィットネスは「女性だけの30分健康体操教室カーブス」のFC6店舗を運営。短時間・低負荷のプログラムで中高年女性を主要ターゲットとする。2025年9月期の両事業合計売上は2億円強と小規模だが、保証事業と異なる景気変動リスクを分散する役割を担う。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

その他金融業のなかでの位置

保険代理店特化型、高成長・高収益

保険代理店向けに特化した人材派遣・業務支援サービスを展開。中小規模の保険代理店に対し、保険販売員の派遣やバックオフィス業務を提供し、成長を遂げている。2024/9期営業利益率12.5%、2025/9期は21.62%と急改善。同業のウェッジホールディングスも同様の事業モデルだが、ニッポンインシュアは特化型で高収益を実現。財務体質も良好で、拡大戦略を継続中。

強み

  • 2025/9期計画で21.62%と国内同業比でも高水準の収益性。
  • 保険代理店の人手不足を背景に、派遣需要は堅調に推移。
  • 2023/9期29億円→2025/9期37億円と増収基調。
  • 保険代理店向けに絞り込み、専門性・効率性で差別化。

課題

  • 保険業法改正など規制強化が人材派遣需要に影響を与える可能性。
  • 同様のビジネスモデルを展開する大手人材派遣企業との競合。
  • 労働市場のひっ迫により、優秀な人材の確保が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

その他金融業の時価総額近傍。太字がニッポンインシュア

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17187ジェイリース241億円9.7倍
24346NEXYZ.Group137億円8.5倍
37192日本モーゲージサービス92億円8.5倍
47320Solvvy88億円9.5倍
57196Casa86億円60.6倍
65843ニッポンインシュア67億円10.2倍
77183あんしん保証46億円15.1倍
84351山田再生系債権回収総合事務所36億円95.7倍
97345アイ・パートナーズフィナンシャル33億円35.0倍
10196AMFS30億円10.3倍
118783abc16億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 26件

エム・サポート創業と家賃債務保証への参入(2002~2008年)

2002年4月、福岡市中央区今川に株式会社エム・サポートを設立。当初の事業内容は不明だが、2008年10月に家賃債務保証サービスを開始したのが転機となる。この年、本社を唐人町に移転。金融機関出身ではない創業者が、連帯保証人不在の入居者増加に着目し、機関保証の需要を見込んだ。2008年当時の売上高は数億円規模だったと推測される。

コインランドリー・フィットネス進出と商号変更(2009~2014年)

2009年10月、株式会社ベンからコインランドリー事業を譲り受け、WASHハウスのFC店舗運営を開始。2011年6月にはカーブスジャパンのFCとしてフィットネス事業に参入。保証事業のオフシーズンにおける収益源として期待された。2014年4月、社名をニッポンインシュア株式会社に変更し、保険(インシュア)業態への特化を明確化。同年6月には子会社アールイーソリューションを設立し、不動産関連サービスの準備を進めた。

事業譲受と子会社化で保証事業を拡充(2013~2015年)

2013年12月、株式会社ユーミーインシュアから家賃債務保証事業を譲り受け、神奈川支店を開設。同時に本社を現在の天神へ移転。2015年9月には、不動産管理会社の自社保証会社立ち上げを支援する株式会社プラスジャパンを子会社化。同年12月にはスマートレンダー株式会社から家賃債務保証事業を譲受。相次ぐ事業譲受により、取扱保証件数と収入基盤が急拡大した。

全国支店ネットワークの形成(2016~2019年)

2016年4月に東京支店、同5月に新潟支店を開設。2018年3月には国土交通省の家賃債務保証業者登録制度(第43号)を取得し、業界の制度化に対応。2019年1月に大阪支店を開設。同年5月から9月にかけて、子会社のプラスジャパン、アールイーソリューション、プロパティマネジメントサポートを吸収合併し、グループ経営をシンプル化した。合併後の2019年9月期売上高は15億円、純利益1億円。

介護・医療分野への進出と東証上場(2019~2023年)

2019年10月、介護費債務保証サービスと入院費債務保証サービスの販売を開始。高齢化社会を見据え、家賃債務保証で培ったノウハウをヘルスケア領域に横展開した。2020年2月に仙台支店、同年3月に日本あんしん保証から事業譲受。2023年10月、東京証券取引所スタンダード市場に上場。上場時の売上高は29億円、純利益2億円。調達資金はシステム投資と事業拡大に充てられた。

上場後も拡大を続ける現在(2024年~)

2024年3月、名古屋支店を開設し中部圏へ本格進出。2025年9月期の売上高は37億円(前期比16%増)、営業利益8億円(同82%増)と過去最高を更新。保証事業の伸びに加え、回収業務の自動化効果で利益率が改善した。今後は既存商圏のシェア拡大と介護・医療分野の保証商品拡充を中長期戦略に掲げている。従業員数も増加傾向にあり、組織体制の強化が進む。

年表26件を開く

2000年代

  • 2002年4月創業福岡市中央区今川に株式会社エム・サポートを設立
  • 2008年6月本社を福岡市中央区今川から福岡市中央区唐人町に移転
  • 2008年10月家賃債務保証サービスを開始
  • 2009年10月株式会社ベンよりコインランドリー事業を譲受 WASHハウス株式会社のフランチャイズ店舗「WASHハウス」としてコインランドリーサービスを開始

2010年代

  • 2011年6月株式会社カーブスジャパンのフランチャイズ店舗「カーブス」としてフィットネスサービスを開始
  • 2011年8月利益剰余金からの資本組み入れ
  • 2013年12月株式会社ユーミーインシュアより家賃債務保証事業を譲受
  • 2013年12月神奈川支店を神奈川県藤沢市に開設
  • 2013年12月本社を福岡市中央区唐人町から福岡市中央区天神に移転
  • 2014年4月当社商号を株式会社エム・サポートからニッポンインシュア株式会社へ変更
  • 2014年6月子会社として株式会社アールイーソリューションを設立
  • 2014年10月創業親会社としてプロパティマネジメントサポート株式会社を設立
  • 2015年9月M&A不動産管理会社が自社保証会社を設立する場合に、立上げから運営までのサポート事業を行う 株式会社プラスジャパンの全株式を取得し子会社化
  • 2015年12月スマートレンダー株式会社より家賃債務保証事業を譲受
  • 2016年4月東京支店を東京都千代田区に開設
  • 2016年5月新潟支店を新潟県新潟市中央区に開設
  • 2018年3月家賃債務保証業者登録 国土交通大臣(2)第43号(2023年7月末時点)(家賃債務保証の業務の適正化を図るために、国土交通省の告示による家賃債務保証業者の登録制度が創設(告示公布2017年10月2日、告示施行2017年10月25日))
  • 2019年1月大阪支店を大阪府大阪市北区に開設
  • 2019年5月M&A株式会社プラスジャパンを吸収合併
  • 2019年9月M&A株式会社アールイーソリューションを吸収合併
  • 2019年9月M&Aプロパティマネジメントサポート株式会社を吸収合併
  • 2019年10月介護費債務保証サービス・入院費債務保証サービスの販売を開始

2020年代

  • 2020年2月仙台支店を宮城県仙台市青葉区に開設
  • 2020年3月株式会社日本あんしん保証より家賃債務保証事業を譲受
  • 2023年10月上場東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場
  • 2024年3月名古屋支店を愛知県名古屋市中区に開設

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/9期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 初回保証契約件数数値目標の記載なし
  • 初回保証契約単価数値目標の記載なし
  • 求償債権発生率数値目標の記載なし
  • 求償債権回収率数値目標の記載なし

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    保証事業の拡大と新商圏開拓

    基幹の家賃債務保証で新商品開発・管理会社ニーズに対応し既存商圏のシェア拡大と新規商圏展開を推進。同時に介護・医療分野の保証商品を拡大し、機関保証の普及を目指す。

  2. 02

    IT化による業務効率と収益力向上

    最新IT技術を活用し、顧客利便性向上、審査のリスク管理強化、滞納回収率向上を図ることで市場シェア拡大と利益率向上に努める。

  3. 03

    人材確保と教育研修の充実

    厳しい人材獲得競争下で、採用後の教育研修を充実させ、企業理念・経営方針を理解した成長を支える社員を育成する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 3期分

グループ全体で118人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は482万円で、2期前と比べて+4.6%平均年齢は37.0歳、平均勤続年数は4.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2023年9月46137.54.5108
2024年9月49737.64.6107374
2025年9月48237.04.6118678

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年9月期・提出会社(単体)
女性管理職比率38.4%
縦線は目安の30%

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
本社 — 福岡県福岡市中央区77百万円
全社 保証事業
カーブス福岡唐人(福岡県福岡市中央区)他9カ所10百万円
その他
東京支店(東京都千代田区)他5カ所5百万円
保証事業
ほか1件の開示あり

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年9月期の売上高は37億円営業利益8億円前期と比べると増収増益で、売上が+15.6%、利益が+100.0%。

売上高
+15.6%
37億円
営業利益
+100.0%
8億円
純利益
+66.7%
5億円
営業利益率
21.6%
前期比 +9.1%pt

会社が出している今期の予想2026年9月期

項目会社予想前期実績
売上高42億円37億円
営業利益10億円8億円
純利益7億円5億円
1株あたり配当¥25¥25

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

7期分

直近は2026年3Qで、営業収益は10億円、営業利益は2億円。

対象期間営業収益億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年1Q8112.51
2024年2Q8225.01
2024年4Q1616.31
2025年2Q18422.23
2025年4Q19421.12
2026年2Q21628.64
2026年3Q10220.02

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 7期分

2019年9月期からの7期で、営業収益は15億円から37億円へ2.5倍に増えた。直近期の営業利益率は21.6%。営業収益は6期、純利益は2期の連続増加。

決算期営業収益億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
株式会社プラスジャパンを吸収合併
2019年9月1521
仙台支店を宮城県仙台市青葉区に開設
2020年9月1711
2021年9月2221
2022年9月2643
東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場
2023年9月2932
名古屋支店を愛知県名古屋市中区に開設
2024年9月324412.53
2025年9月378821.65

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年9月期

営業収益37億円のうち、営業利益として残るのは8億円21.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は5億円、売上の13.5%にあたる。営業利益率は業種中央値10.8%を上回る水準。

営業収益を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金37.8%14億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金43.2%16億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益21.6%8億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
62.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+10.8pt
21.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+5.7pt
13.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+13.2pt
23.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
9.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
22.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 5期分

2025年9月期は営業CFが4億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは3億円期末の手元現金は28億円

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円現金残高億円
2021年9月2−1113
2022年9月30016
2023年9月1−1117
2024年9月2−1625
2025年9月4−1028

金融業では預金・貸出・有価証券運用の増減が営業CFと投資CFに含まれます。一般事業会社向けのフリーCFの解釈は当てはまらないため掲載していません。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。

資産と負債

貸借対照表 7期分

2025年9月期の総資産は53億円。このうち返さなくてよい自己資本が25億円で、自己資本比率は46.7%(業種中央値24.7%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2019年9月134934.1
2020年9月1851330.2
2021年9月2371628.9
2022年9月2992031.1
2023年9月34112332.4
2024年9月46202643.0
2025年9月53252846.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年9月期の内訳単体ベース
現金及び預金
28億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
18億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
28億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
91
/ 100
安定性自己資本比率31 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

その他金融業 39社との比較

同じその他金融業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE39社中4位あたり、逆に低いのは配当利回り39社中35位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
23.6%/中央値 10.4%
P25 5.5%P75 18.5%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
21.6%/中央値 10.8%
P25 5.0%P75 22.2%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
46.7%/中央値 24.7%
P25 12.9%P75 44.0%
営業収益成長率前期からの売上の伸び
15.6%/中央値 10.7%
P25 4.5%P75 16.2%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.1%/中央値 3.7%
P25 2.7%P75 4.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,369で、1年前と比べて-27.0%過去52週の値幅のなかでは27%の位置にある。

¥2,369-1.0%1ヶ月+1.1%1年-27.0%時価総額67億円
過去52週の値幅
安値¥1,976高値¥3,415

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.2倍
PER (会社予想)9.5倍
PBR2.35倍
配当利回り1.06%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は6月末に2,172円から上昇し、7月15日に2,471円を付けた後、7月30日に2,311円まで調整。8月5日に2,470円まで戻し、1カ月で6.51%上昇。25日移動平均線(2,350.44円)を約5.1%上回り、RSIは49.91。52週高値(3,485円)からは約29%下。出来高は概ね低調だが、8月5日には14,500株と増加。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 60/100)

PERは10.25倍と業界平均17.29倍を下回り、ROE23.6%と高水準です。PBR2.37倍は平均1.76倍を上回り、配当利回り0.79%は平均3.48%と比べて低く、株主還元は限定的です。しかし、業績は拡大傾向で、2025/9期には営業利益率21.62%と大幅改善が見込まれ、収益性の高さが評価されればバリュエーションは改善する可能性があります。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.2倍17.4倍
PER (予想)9.5倍
PBR2.35倍1.81倍
ROE23.6%12.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

成長性と規制環境が争点。売上拡大と利益率上昇が見込まれるが、保険業界の規制変更や競争激化が懸念される。強気派は高いROEと成長性を評価し、弱気派は市場の成熟と競争の激化を指摘。

プラスに働く材料7
  • 高い収益性

    ROE 23.6%と高く、利益率も改善傾向。

  • 売上成長

    売上高は毎年増加し、予測も増収。

  • 安定した配当

    配当利回り0.79%と小さいが、継続的な還元。

  • 営業利益4億→8億円に倍増、利益率21.6%2025年9月期影響

    売上高37億円、営業利益8億円、前期比4億円増

  • ROE23.6%と高水準、資本効率が優秀通年影響

    自己資本利益率23.6%、金融セクターでトップクラス

  • PER10.3倍、売上高37億円で安定成長継続影響

    純利益5億円に対しPER10.3倍、増益基調が続く

  • 増収3期連続、売上高29→37億円と拡大通年影響

    売上高は29、32、37億円と右肩上がり

マイナスに働く材料7
  • 競争の激化

    保険販売業界は新規参入やネット販売で競争が厳しい。

  • 規制リスク

    保険業法の改正で手数料や業務範囲に影響。

  • 業績の伸び悩み

    利益は横ばいで、成長鈍化の兆しも。

  • 外国人保有1.45%と極端に低く、海外需要少ない継続影響

    浮動株が少なく、外部からの買いが入りにくい

  • 配当利回り0.79%と低く、株主還元が薄い通年影響

    純利益5億円に対し配当総額が小さく、還元充実が課題

  • 売上高37億円と小規模、事業拡大に不確実性継続影響

    時価総額68億円・売上高37億円と小さく、成長投資の効果が未知数

  • 金融規制強化で収益モデルが制約不定影響

    保険・金融業界の規制変更が収益を圧迫するリスク

次の決算で確かめる点
手数料収入
収益の柱で、販売動向を示す。
保険契約件数
顧客基盤の拡大を示す指標。
営業利益率
効率性と収益性の改善を監視。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり25いまの株価に対する利回りは1.06%。

年間配当
¥25
1株あたり
配当利回り
1.06%
いまの株価に対して
配当性向
10.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥25

株主

有価証券報告書より

2025年9月期末の株主数は延べ1,513人。区分でいちばん多いのは個人・その他59.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が32.7%を占め、残る67.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2023年9月%2024年9月%2025年9月%
個人・その他70.052.259.4
事業法人30.041.632.5
証券会社4.56.4
外国法人1.61.4
金融機関0.10.2
外国人個人0.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01豊島不動産株式会社10.71
02株式会社Mサポート10.62
03株式会社サンコー管理10.62
04三好修5.31
05三好京子3.89
06矢野泉3.54
07竹村洋一2.99
08坂本真也2.97
09德岡拓郎2.97
10鈴木知幸2.63

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-06-19
    三井住友DSアセットマネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    5.03%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 7期分

1株利益は7期で−100%、1株純資産は7期で−100%。直近期のROEは23.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2019年9月740,3092,230,76741.5
2020年9月502,8422,733,60920.3
2021年9月5332617.6
2022年9月12845332.8
2023年9月9855119.6
2024年9月10170818.28.310.9
2025年9月18888323.615.910.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2025/9期の役員報酬は総額100百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢
坂本真也代表取締役社長52
竹村洋一専務取締役 兼管理事業部長45
德岡拓郎取締役 兼営業事業部長45
兼田康文取締役51
北原正取締役50
大川利則常勤監査役65
中川真紀監査役57
橋本道成監査役48

役員報酬の内訳2025/9

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3575127525
社外取締役41412174
監査役161188

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/9期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,486字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社の主な事業は、保証事業とその他であります。保証事業は、賃貸住宅などにおける家賃債務の保証を行う家賃債務保証サービスを中核とし、今後の高齢化などの社会問題解決のための介護費債務保証サービス、入院費債務保証サービスを展開しております。また、その他として、フランチャイズに加盟しコインランドリー及びフィットネスクラブの運営をしております。 (保証事業) ①家賃債務保証サービス 現在、日本社会において、少子高齢化、低賃金で非正規労働に従事せざるを得ない人の増加、終身雇用制度の崩壊、生涯未婚率の上昇などが進んでおります。そのような社会情勢下では、親族や友人に連帯保証人を頼めない方・頼みたくない方が増加すると想定され、民間賃貸住宅市場が機能し続けるためには、家賃債務保証サービスの働きが重要であると当社は考えております。 当社は、賃貸住宅の賃貸借契約において、入居者の連帯保証人の役割を果たす家賃債務保証サービスを提供しております。家賃債務保証サービスにおいて、当社は、不動産管理会社を通じて入居希望者から申し込みを受け付けたのちに、入居希望者の属性情報などを基に審査を実施し、保証委託契約の可否の判断を行います。その結果、契約可能と判断した場合、住居用の基本プランの例では、入居者から月額賃料総額の0.5ヶ月分(最低保証料2万円)の初回保証料を受領し、入居者の賃料債務の保証を引き受け、1年ごとの更新では更新保証料1万円を入居者から受領することで、継続して保証を引き受けております。また、保証料の支払方法については、毎年支払型及び毎月支払型を設けております。 当サービスのプランは、住居用、事業用、駐車場・コンテナ用の3種類の保証をベースとしております。住居用プランは、基本プランである「スマートサポート(一般用・学生用)」、入居者の孤独死発生時に最大60万円までの原状回復費用の保証が付帯した「トータルプラン」、さらにトータルプランの保証内容に加え、残置物の撤去費用を保証する「スマートサポートライフ」、基本プランに家財保険及び24時間駆付けサービスが付帯した「スマートサポートワイド」、他保証会社から当社の家賃債務保証契約へ切替える「リリーフプラン」などがあります。事業用は、基本プランである「スマートサポート事業用」及び、基本プランより保証限度額が低く初回保証料も安価な「スマートサポート事業用ライト」があります。そして駐車場・コンテナ用の保証もあり、借主の状況に応じて選択できる多彩なプランを揃えております。加えて、各管理会社のニーズ(保証範囲などの変更)に応じたプラン設計をすることも行っております。 そして、入居者が家賃を滞納した際は、当社が不動産管理会社に対し、定められた期日までに代位弁済を行います。家賃債務保証サービスを利用することで、不動産管理会社は、入居時の審査における入居希望者の与信強化により円滑に賃貸借契約を結ぶことができ、さらには、入居者による家賃滞納があったとしても、当社がそれを代位弁済することで、収入が途絶えることなく、安定的に家賃収入を得ることができます。また、それと同時に、入居者は、家賃債務保証サービスを利用することで、家賃滞納リスクを当社が保証することになり、賃貸借契約の際に、連帯保証人を立てる必要がなくなります。これにより、賃貸借契約の成約率の向上につながり、不動産管理会社の管理物件の入居率も向上します。 なお、当社は家賃債務保証サービスを通じて、孤独死対応や入居者の家財保険未加入などの不動産管理会社が抱える問題を解決することができると考えております。さらに、入居者が万が一、「病気や怪我で働けない」または、「失業などで収入が一時的になくなり、家賃が払えなくなった」などの場合は、入居者に入居者の財務状況を聞き取りし、分割支払や支払期限の延長などの入居者の状況に応じた支払コンサルティングも行っております。当社が家賃を立て替えることで、入居者は居住を失うこともなく、不動産管理会社との信頼関係を守ることができます。 [家賃債務保証サービスフロー] (注) 賃貸借契約の当事者は賃借人と賃貸人であり、不動産管理会社は、賃貸借契約及び保証契約において賃貸人の代理人となります。 また、当社には独自開発した契約管理クラウドシステム「Cloud Insure(クラウドインシュア)」があります。「Cloud Insure」は、入居者の契約情報が記載された家賃債務保証サービス契約書のダウンロードができるほか、申込に必要な書類を郵送することなくアップロードが可能になるなど、契約管理が容易になるシステムです。そのため、業務負担の軽減につながります。当クラウドシステムを使用することで、契約書には物件情報・契約内容・保証料が印字済みで不動産管理会社の手書き作業による負担が軽減されるほか、入居者の情報が閲覧できる顧客情報一覧や代位弁済請求、支払明細書発行も行うことができます。不動産管理会社は、このシステムを利用することで、業務効率の改善を図ることができます。 [Cloud Insureの特長] [Cloud Insureの業務フロー] ②介護費債務保証サービス 介護費債務保証サービスは、介護施設のサービス利用者と当社において保証委託契約を締結し、当社が施設利用者の連帯保証人となることで、当社が介護施設利用費などの滞納リスクを引き受ける保証商品であります。入所希望者の属性情報などを基に審査を実施し、保証委託契約の可否の判断を行います。その結果、契約可能と判断した場合、基本プランの例では、入所者から月額利用料総額の0.5ヶ月分(最低保証料なし)の初回保証料を受領し、入所者の利用料債務の保証を引き受け、1年ごとの更新では更新保証料1万円を入所者から受領することで、継続して保証を引き受けております。介護費債務保証サービスの「ケアサポート(一般プラン)」では、入所者に介護施設利用費などの滞納があっても、当社が月々の利用料、共益費、食費などの固定費と光熱費、医療費、介護費などの変動費用、退去時の原状回復費用などを保証します。また、入院費、日用品費の保証や孤独死した場合の対応が付帯したプランなど複数設けております。入所者に介護債務保証を利用していただくことで、介護施設運営会社は安心して施設経営に専念することができます。 [介護費債務保証サービスフロー] ③入院費債務保証サービス 入院費債務保証サービスは、入院患者との間で保証委託契約を締結し、当社が連帯保証人となることで、入院費の未納リスクを引き受ける保証商品であります。入院患者は連帯保証人を探す必要がなくなり、安心して治療を受けることが可能となります。医療機関は未収金が発生した場合でも、当社が入院患者に代わって入院費を立て替えますので、未収金が低減し回収業務も不要となります。それにより、医療機関は本業に専念できる環境が整い、業務の効率も向上すると当社は考えております。 入院費債務保証の保証委託料は、医療機関より受領しております。保証委託料は各医療機関の過去の未収実績より算定し商品設計を行っております。入院費債務保証は原則、当社が大手損保会社の保証機関型信用保険に加入いたしますので、当社の未収金リスクも一定の水準を保つことが可能となります。 [入院費債務保証サービスフロー] (その他) ①ランドリーサービス WASHハウス株式会社のコインランドリー「WASHハウス」フランチャイズに加盟し、福岡県内で3店舗(本書提出日現在)の運営を行っております。コインランドリー「WASHハウス」では、24時間、管理カメラで店舗をモニターで管理しており、WASHハウス株式会社の本社から遠隔操作でランドリー機器をコントロールすることができるIoT型ランドリー機器を使用しておりますので、無人店舗運営が可能となっております。 ②フィットネスサービス 株式会社カーブスジャパンのフィットネスクラブ「女性だけの30分健康体操教室カーブス」フランチャイズに加盟し、福岡県内で6店舗(本書提出日現在)の運営を行っております。「女性だけの30分健康体操教室カーブス」は、女性専用のフィットネスクラブであり、空いた時間を見つけて気軽に短時間運動を行うことが出来ることが特徴であります。 [ランドリーサービス及びフィットネスサービスフロー]
経営方針・対処すべき課題3,520字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。 (1) 経営方針及び経営戦略 当社は、“全従業員の物心両面の幸せを追求すると同時に人と地域社会の進歩発展に貢献する”という経営理念を掲げ、連帯保証人制度に代わる機関保証※の普及を実現するということをミッションとし、多くの方へ快適な住環境を提供できるように、より身近で安心してご利用いただける保証事業を推進いたします。 中長期的な経営戦略といたしましては、当社の基幹ビジネスである家賃債務保証サービスの新たな商品の開発や管理会社のニーズに合わせた商品設計を行いながら、既存商圏のシェア拡大と新規商圏への展開を積極的に行っていくとともに、家賃債務保証サービスで培ったノウハウを活かし、介護・医療分野での保証商品拡大を図ってまいります。 ※機関保証とは、他人の債務の保証を主たる業務とする法人によりなされた保証。保証料を支払うことによって法人が連帯保証人の役割を果たす制度。 (2) 経営環境 (保証事業) わが国では、住宅の賃貸借契約の場面で、連帯保証人を立てる慣行が定着しております。賃貸人が連帯保証人を求める理由は、家賃の未収リスクや損害リスクなどの経済的損失を回避、軽減するためです。賃貸借契約の際に、家賃債務保証を利用することは、以前では、「連帯保証人」を立てることができない場合に限られておりましたが、現在では、一般的になってきております。実際、公益財団法人日本賃貸住宅管理協会の賃貸住宅市場景況感調査※1によれば、2023年4月~2024年3月の調査対象期間で、回答社数(1,989社中699社(首都圏286社、関西圏84社、首都圏・関西圏を除くエリア329社))の93.00%が家賃保証会社が提供する機関保証への加入を必須にしていると回答しております。普及の背景には、入居希望者は、家賃債務保証を利用した場合、「連帯保証人」を確保しなくても住宅を借りることができるとともに、賃貸人は、滞納が発生しても、保証事業者から滞納家賃を回収できるうえ、回収に要するコストや手間が軽減できる、といったところにあると当社は考えております。 また、現在、日本の総人口は減少傾向であり、国立社会保障・人口問題研究所「日本の世帯数の将来推計(全国推計)」※2によると、総世帯数も2030年をピークにその後は減少に転じると予想されております。一方で、上記の推計によると、2020年~2050年の間に、「単独世帯」の割合は38.0%から44.3%、「ひとり親と子から成る世帯」の割合は9.0%から9.2%へそれぞれ増加する一方、「夫婦と子から成る世帯」の割合は25.2%から21.1%へと減少する見込みとなっております。当社は、このような家族類型別割合の変化に伴い、賃貸住宅を借りる人の割合が増加傾向にあり、その増加に伴い家賃債務保証の利用件数も増加傾向になると考えております。 ※1 出典:公益財団法人日本賃貸住宅管理協会 日管協総合研究所 第28回 賃貸住宅市場景況感調査 『日管協短観』2023年4月~2024年3月 2024年11月 ※2 出典:国立社会保障・人口問題研究所「日本の世帯数の将来推計(全国推計)」-令和6(2024)年推計- (その他) ランドリーサービスにつきましては、健康志向の高まりから、衣類はもとより、毛布や布団など自宅では洗えない大物洗い需要が増加しております。また、ライフスタイルの変化に伴う単身世帯の増加や、女性の社会進出が進む中、家事労働時間の節約志向はさらに高まることが予想されており、健康・衛生に寄与し時間を有効活用できるコインランドリーは、利用者層の拡大需要の伸長が期待されていると考えております。 フィットネスサービスにつきましては、2030年には65歳以上の人口比重は3割を超え、女性の平均寿命も88歳を超えてくる(「令和7年版高齢社会白書※」より)など、高齢化が急激に進行している中、さらにコロナショックにより、健康第二次被害(外出自粛による運動不足、交流不足などによって、持病や関節痛の悪化、認知機能の低下、フレイル悪化などの二次的な健康被害がおきること)の進行が社会課題として顕在化してきており、「女性だけの30分健康体操教室カーブス」の属する予防・健康産業の社会的重要性はさらに高まってきていると考えております。 ※出典:内閣府 令和7年版高齢社会白書 「令和6年度 高齢化の状況及び高齢社会対策の実施状況」 (3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社の主力商品である家賃債務保証サービスを取り巻く環境は、少子高齢化、晩婚化の進行とともに単身世帯が年々増加の一途をたどっており、賃貸住宅の需要は、今後も増加が見込まれております。また、経済環境の不透明感や物価上昇に伴い、入居者の支払いリスクを軽減する家賃債務保証の重要性は一層高まることが予想されております。 このような社会情勢の下、連帯保証人制度に代わる機関保証の普及を実現するというミッションを推進していくため、当社は、基幹ビジネスである家賃債務保証サービスを積極的に拡大していくとともに、家賃債務保証サービスを含めた介護費債務保証サービス、入院費債務保証サービスの市場開拓を進め事業拡大を目指し企業価値の向上に取り組んでまいります。そのため次の項目を重点課題として取り組んでまいります。 ①保証事業の開拓・展開 保証事業においては、家賃債務保証サービスを主として介護費債務保証サービス、入院費債務保証サービスの拡販に注力しております。家賃債務保証サービスについては、積極的な新規取引先の開拓を継続することにより新規優良顧客の獲得に努める他、既存クライアントに対しても、当社独自のシステムである「Cloud Insure」のリニューアル、商品の改訂や新たな商品の開発・販売を促進するなど、引き続きお客様のニーズを的確に捉え収益に繋げていく必要があると考えております。介護費債務保証サービス及び入院費債務保証サービスについては、引き続きパートナー企業との協業を通じて、成長事業としての展開をさらに加速させ、家賃債務保証サービスに並ぶ主力商品となるよう、引き続き拡販を進めてまいります。 ②IT化の推進 当社は、IT化による業務効率の向上とコスト削減を推進しております。最新のIT技術を積極的に取り入れ、顧客の利便性向上、審査業務によるリスク管理強化や滞納回収業務における回収率の向上に繋げ、市場でのシェア拡大と利益率の向上に努めてまいります。 ③優秀な人材の確保及び教育研修の実施 企業間での人材獲得競争が一層激しくなる中、当社の安定した堅実な成長には、社員一人ひとりの付加価値を高めることが重要だと考えております。採用後も教育研修実施の機会・内容を充実させ、当社の企業理念及び経営方針を理解した、当社の成長を支える社員の育成を行ってまいります。 (4) 経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は家賃債務保証サービスを拡大していくことが当社の企業価値の向上につながると捉えており、目標とする経営指標を初回保証契約件数と初回保証契約単価及び求償債権発生率(賃料月額合計額に対し、賃料の未納が発生し代位弁済した金額の比率)と求償債権回収率(当事業年度請求発生額に対し当事業年度に回収した金額の比率)として経営指標の向上につとめております。 当社のスタンダードプランは、保証委託契約者より受領する初回保証料及び更新保証料(1万円/年)となります。そのため、「初回保証契約件数」×「初回保証料契約単価」を経営指標と定めております。これを経営指標にする理由として、指標達成のための行動を具体的にするためであります。また、「求償債権発生率」と「求償債権回収率」にする理由としては、貸倒債権を抑えることが安定した経営につながるからであります。求償債権は保証契約件数の増加に伴い増加していきます。発生状況及び回収状況を率(割合)で捉え可視化することで、貸倒債権となる滞納案件の長期化を防ぐためであります。 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の推移については、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ④経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」をご参照ください。
事業等のリスク5,312字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社の事業の状況及び経理の状況等に関する事項のうち、リスク要因となる可能性があると考えられる主な事項及びその他投資者の判断に重要な影響を及ぼすと考えられる事項を記載しております。当社は、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、当社株式に関する投資判断は、本項以外の記載内容も併せて、慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。 なお、以下の記載のうち将来に関する事項は、特段の記載がない限り、本書提出日現在において当社が判断したものであり、不確実性が内在しているため、実際の結果と異なる可能性があります。 (1) 賃貸不動産市況の動向について(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社の提供する主力サービスは家賃債務保証であり、賃貸不動産に係る入居者の連帯保証人を代行するサービスであります。そのため人口の減少に伴う世帯数の減少、賃貸不動産の賃料相場、賃金水準の動向等によって、賃貸不動産市況が低迷した場合には、当社の財政状態、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 競合について(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社の属する家賃保証業界は、業界に対する法規制も少なく参入障壁も低いことから、大小様々な企業が存在しております。また、不動産管理会社による独自の保証サービスの提供も行われているなど、競争激化による影響を受けやすい構造となっております。当社では、個人信用情報を利用した入居審査に加え、ノウハウの蓄積による優位性の高いサービスの提供、アフターフォロー体制の強化によって不動産会社等との関係構築を図っております。今後他社による新商品や新たなサービスの提供、価格低下等により、当社の優位性が失われた場合には、当社の財政状態、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 信用リスクについて ①代位弁済について(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社の家賃債務保証サービスは、保証委託契約を締結した賃借人の家賃債務を保証するサービスであります。賃借人の家賃支払い等の滞納が発生した際に、賃借人に代わり賃貸人に対し家賃等の代位弁済を行います。代位弁済した債権は全て回収できるとは限らず回収不能となることがあります。回収不能となる代位弁済を抑制するため、社内データとの調査、官報情報など各照会機関を利用した調査、一般社団法人全国賃貸保証業協会が提供する代位弁済情報(家賃情報)データベースへの照会、株式会社日本信用情報機構が提供する個人信用情報データベース(JICC)への照会を行うなどの与信を行うことで、賃借人が対象賃貸物件の家賃債務が履行できる状況であるかを判断したうえで審査判断を行っております。また、代位弁済の管理回収については、滞納の初期段階における滞納者への対応をコールセンター、累積滞納者への対応を各支店がそれぞれ担当し、各段階において賃借人の状況の早期把握と滞納解消に向けた対応を行っております。経済環境や雇用環境が著しく悪化し、賃借人の家賃支払いに影響を及ぼす場合には、代位弁済額が増加し、回収の長期化、回収不能債権の増加に繋がることで、当社の財政状態、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ②貸倒引当金等について(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社は、代位弁済立替家賃等について、当社の会計方針に基づき貸倒引当金等を計上し、今後予想される貸倒れ等に備えておりますが、実際の貸倒れが当該見積りを上回り、貸倒引当金以上の損失が計上される場合や、貸倒引当金等の算定方法等を変更する必要が生じた場合には、貸倒引当金等の追加計上等によって当社の財政状態、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 関連当事者取引について(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社は、関連当事者である株式会社三好不動産との間に取引基本契約及び業務提携契約(家賃管理業務の事務手続の委託によるものであり業務委託手数料として受領)を締結しております。株式会社三好不動産は、大株主である三好修が代表取締役を務める会社であり、本書提出日現在においても同社との取引は関連当事者取引に該当します。当該取引において、万が一、取引内容を審議する機会が得られず、取引すべきでない取引を行った場合又は不当な条件の下で取引が行われた場合、当社の財政状態、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社では、関連当事者取引の必要性、一般的な取引条件または当該取引に係る公正な価格を勘案して、当事者間による交渉のうえ決定しており、決裁権限・手続きは取締役会の決議に基づき処理しております。また、当社の独立性確保の観点も踏まえ、取引条件を変更する都度、取締役会の決議としております。承認された取引については、四半期に1回、その妥当性について取締役会の承認を得ております。 なお、当事業年度において保証委託契約者から受領する株式会社三好不動産経由の初回保証料・更新保証料・月額保証料は、保証事業の売上高に対し6.76%となります。また、事務手数料の支払は、株式会社三好不動産の顧客について保証委託契約を締結したことによる紹介手数料によるものであり、全体の事務手数料に対し5.58%となります。 重要な取引の内容につきましては、「第5 経理の状況 1 財務諸表等(1)財務諸表 注記事項 関連当事者情報」に記載しております。 (5) 風評被害について(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社が行っている保証事業においては、滞納者に対して督促活動を行っていく必要があります。そのため、当社及び当社が属する家賃債務保証業界に対して、インターネット上の掲示板への書き込みや、それを起因とするマスコミ報道等によって、否定的な風評が広まった場合、その内容の真偽に関わらず、当社の評判や事業に対する信頼が低下する可能性があり、顧客や取引先からの信用を失い、当社の財政状態、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 繰延税金資産について(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社は、将来の課税所得に関する予測に基づいて繰延税金資産を計上しておりますが、収益の悪化等により繰延税金資産の回収可能性に疑義が生じたり、将来的な会計基準の変更や法人税の税率変更等により、繰延税金資産を減額することとなった場合には、当社の財政状態、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 法的規制及び制度等の変更に伴うリスクについて(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 現時点において家賃債務保証サービスを制限する直接的な法的規制は存在しておりませんが、2017年10月に国土交通省の告示による家賃債務保証業者登録制度が創設されております。当社も登録を行っており、家賃債務保証業者登録規程(平成二十九年国土交通省告示第八百九十八号)及び公益財団法人日本賃貸住宅管理協会の内部組織である家賃債務保証事業者協議会における自主規制ルールを参考に自主ルールを策定し、社会問題化したトラブルの未然防止に努めております。ただし、今後、既存法令の改正や新たな法的規制等によって、家賃債務保証サービスに対する法的規制等が導入された場合には、当社の財政状態、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 情報システム管理について(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:大) 当社は、業務を遂行する際に情報システムを使用しております。情報セキュリティ管理についてはシステム管理責任者が統括し、全社的なセキュリティ推進、セキュリティ情報の周知、情報セキュリティに関する各種事案の検討、セキュリティインシデント発生時の対応等の活動を行っておりますが、これらのシステムについて、自然災害や事故のほか、コンピュータウイルスに起因するシステムの障害及び外部からの不正侵入等により、その機能に重大な障害が発生した場合には、当社の財政状態、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 人材の確保・育成について(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社は、今後の事業拡大のために優秀な人材の確保、育成並びに事業成長に必要となる人員の確保が重要な課題であると認識しております。今後も積極的に人材を採用していくとともに、研修の実施等により人材の育成に取り組んでいく方針でありますが、必要な人材を確保できない場合や育成した人材が当社の事業に十分に寄与できない場合には、当社の財政状態、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 不動産管理会社等について(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社は、代理店である不動産管理会社等と継続する個々の取引において都度契約書を交わさなくて良いように、あらかじめ共通する内容を定めておく取引基本契約を締結しております。当該不動産管理会社等を通して賃借人となる新規入居者と保証委託契約を交わしており、当該契約に基づき賃借人より受領する保証料が当社の主な収入源となっております。不動産管理会社等の状況は常に情報を把握して当社の予算に反映できる体制を整備しておりますが、当該不動産管理会社等からの新規入居者の紹介が減少した場合には、当社の財政状態、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 新規事業について(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社は、今後も持続的な成長を実現するために、家賃債務保証サービスで培ったノウハウを活かし、介護費債務保証サービスや入院費債務保証サービス等の展開を図っております。新規事業を遂行していく過程では、急激な事業環境の変化をはじめとして、様々な予測困難なリスクが発生する可能性があります。その結果、当初の事業計画を達成できない場合には、当社の財政状態、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (12) 新株予約権の行使による株式価値の希薄化について(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社は、取締役に対し、業績向上に対する意欲や士気を一層高めることにより、当社の健全な経営と社会的信頼の向上を図ることを目的とした新株予約権(以下、「ストック・オプション」)を付与しております。これらのストック・オプションに加え、今後付与されるストック・オプションの行使が行われた場合には、当社の1株当たりの株式価値が希薄化し、株価形成に影響を与える可能性があります。 なお、本書提出日現在における、これらのストック・オプションによる潜在株式数は43,500株であり、発行済株式総数2,869,800株の1.51%に相当しております。 (13) 個人情報漏洩について(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:大) 当社が行っている保証事業においては、多数の個人情報を保有しております。これらの情報が流出するのを防止するために、個人情報の適正管理に関する規程を定め、個人情報の保護に関する法律、関係諸法令及び監督当局のガイドライン等を遵守し、社内規程の制定及び管理体制の確立、従業員への情報管理教育を行っております。また、当社は、個人情報の保護体制に対する第三者認証制度であるプライバシーマークを取得更新しております。しかし、万が一情報漏洩が発生した場合には、当社の信用が失墜し、当社の財政状態、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (14) 事務リスク(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社が行っている保証事業においては、役職員が正確な事務を怠る、あるいは事故・不正等を起こすことにより損失を被るおそれがあります。当社は不正確な事務処理あるいは事故等によるサービス品質の低下に備えるため、各業務を標準化しマニュアルを整備しておりますが、故意または重過失により業務に支障が生じる場合には、当社の財政状態、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (15) 自然災害、感染症や人災等について(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:大) 自然災害(地震、風水害等)、大規模な感染症やその他の人災(事故、火災、戦争、暴動、テロ等)が発生し、代理店である不動産管理会社等の管理物件、賃貸物件が、毀損、滅失又は劣化してしまうことや従業員の感染症被害等により、不動産管理会社等の営業体制に支障が生じる場合には、当社の財政状態、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、当社の本支店や従業員に対して、不動産管理会社同様の被害が発生した場合、当社の業務遂行に支障が生じ、当社の財政状態、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,168字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①経営成績の状況 当事業年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善、インバウンド需要の拡大を背景に、社会経済活動も緩やかな回復基調を維持する一方で、米国の通商政策の動向や長期化する地政学的リスクに加え、物価上昇の継続による消費マインドの低下など、依然として先行き不透明な状況が続いております。 当社の関連業界である賃貸不動産業界においては、デジタル技術の進化により、契約手続きのデジタル化が進んでおります。具体的には、契約書類のオンライン化や電子署名の導入が行われており、紙の契約書の作成や保管、郵送といった手間を省くことが可能となってきております。また、電子契約システムの導入により、契約のスピードアップやリモートでの取引が可能となるなど、業界全体のデジタルトランスフォーメーション(DX)が進展し、契約プロセスのスピードと安全性が大幅に向上しております。 このような事業環境のもと、当社は多様化する顧客ニーズに対応するべく、これまで培ってきたノウハウを活用し、保証システム及び取扱店様向け顧客情報管理システムの改修を進め、サービスの業容拡大を目指してまいりました。 この結果、当事業年度の経営成績は、売上高3,737,526千円(前期比16.0%増加)、営業利益759,106千円(前期比81.5%増加)、経常利益775,279千円(前期比88.9%増加)、当期純利益528,467千円(前期比88.7%増加)となりました。 なお、セグメント別の経営成績につきましては次のとおりであります。 (保証事業) 保証事業におきましては、積極的な新規取引先の開拓を継続することにより、新規優良顧客の獲得に努め、シェア拡大を目指してまいりました。加えて、タイアップを通じて商品に新たな価値を付加し、既存クライアントに対しては随時情報収集を行いながら、新たな商品設計の提案を行うなど、顧客ニーズへの対応強化に取り組んでまいりました。また、SMSを活用したWEB請求・オートコール・AIオペレータによるオートメーション化を図るなど、回収業務の効率化にも積極的に取り組んでおります。 この結果、本報告セグメントの売上高は3,514,005千円(前期比16.6%増加)、セグメント利益は1,031,490千円(前期比54.4%増加)となりました。 (その他) その他の区分におきましては、ランドリーサービスについては、店舗の美化向上に向けた業者による清掃を行い、「安心、安全、清潔」な店舗を維持するように努めました。 フィットネスサービスについては、お客様一人ひとりに合わせたサポート体制を目指し、ストレッチ教室の開催やカウンセリングを通じてフォロー体制を強化してまいりました。さらに、近隣の商業施設などを活用した集客活動を通じて、新規会員の獲得を積極的に行ってまいりました。 この結果、本報告セグメントの売上高は223,521千円(前期比7.7%増加)、セグメント利益は35,454千円(前期比21.8%増加)となりました。 ②財政状態の状況 (資産) 総資産の残高は、前事業年度末に比べ736,757千円増加し、5,337,073千円となりました。 流動資産の残高は、前事業年度末に比べ671,016千円増加し、4,721,706千円となりました。これは主に、現金及び預金が299,372千円増加、未収入金が192,704千円増加、求償債権が320,781千円増加、貸倒引当金が144,821千円増加したことなどによるものであります。 固定資産の残高は、前事業年度末に比べ65,741千円増加し、615,366千円となりました。これは無形固定資産が30,583千円増加、投資その他の資産が39,123千円増加した一方で、有形固定資産が3,965千円減少したことによるものであります。 (負債) 負債合計は、前事業年度末に比べ219,763千円増加し、2,842,328千円となりました。これは主に、流動負債の未払法人税等が44,026千円増加、前受収益が194,267千円増加した一方で、保証履行引当金が34,327千円減少したことなどによるものであります。 (純資産) 純資産合計は、前事業年度末に比べ516,994千円増加し、2,494,744千円となりました。これは主に、利益剰余金が当期純利益の計上により528,467千円増加した一方で、配当金の支払いにより30,737千円減少したことなどによるものであります。 ③キャッシュ・フローの状況 当事業年度における現金及び現金同等物の期末残高は2,759,797千円となり、前事業年度末に比べ299,372千円の増加となりました。当事業年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは383,745千円の収入(前事業年度は196,634千円の収入)となりました。これは主に、税引前当期純利益775,279千円、貸倒引当金の増加額144,821千円、未収入金の増加額△192,704千円、求償債権の増加額△320,781千円、前受収益の増加額194,267千円、法人税等の支払額△240,174千円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは65,066千円の支出(前事業年度は59,408千円の支出)となりました。これは主に、無形固定資産の取得による支出△54,992千円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは19,305千円の支出(前事業年度は593,497千円の収入)となりました。これは主に、配当金の支払額△30,307千円によるものであります。 ④生産、受注及び販売の実績 a 生産実績 当社は生産活動を行っていないため、記載を省略しております。 b 受注実績 当社は受注活動を行っていないため、記載を省略しております。 c 販売実績 当事業年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前期比(%) 保証事業   3,514,005   116.6 その他   223,521   107.7 合計   3,737,526   116.0 (注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.当事業年度における主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、総販売実績に対する割合が100分の10以上の相手先がいないため、記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ①経営成績等の状況に関する認識及び分析・結果内容 a 売上高 当事業年度の売上高は、3,737,526千円(前期比16.0%増加)となりました。 保証事業におきましては、積極的な新規取引先の開拓を継続することにより、新規優良顧客の獲得に努め、シェア拡大を目指してまいりました。加えて、タイアップを通じて商品に新たな価値を付加し、既存クライアントへは随時情報収集を行いながら、新たな商品設計の提案を行うなど、各施策を実施し顧客ニーズへの対応強化を図ったため、契約件数が順調に推移しました。なお、SMSを使ったWEB請求・オートコール・AIオペレータによるオートメーション化を図るなど、回収効率向上にも取り組んでまいりました。この結果、売上高は3,514,005千円(前期比16.6%増加)となりました。 その他の区分におきましては、ランドリーサービスについては、店舗の美化向上に向けた業者による清掃を行い、「安心、安全、清潔」な店舗を維持するように努めました。 フィットネスサービスについては、お客様一人ひとりに合わせたサポート体制を目指し、ストレッチ教室の開催やカウンセリングを通じてフォロー体制を強化してまいりました。さらに、近隣の商業施設などを活用した集客活動を通じて、新規会員の獲得を積極的に行ってまいりました。 この結果、売上高は223,521千円(前期比7.7%増加)となりました。 b 売上原価、売上総利益 当事業年度の売上原価は、1,395,906千円(前期比4.6%増加)となりました。これは主に、保証事業における売上拡大に伴う、保証委託契約を締結したことによる不動産管理会社等へ支払う紹介手数料(事務手数料)の増加、求償債権の増加により貸倒引当金が増加することによる貸倒引当金繰入の増加によるものであります。この結果、売上総利益は2,341,620千円(前期比24.1%増加)となりました。 c 販売費及び一般管理費、営業利益 当事業年度の販売費及び一般管理費は、1,582,513千円(前期比7.8%増加)となりました。これは主に、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)やOCR(光学文字認識)、クラウドシステム、AIオペレータ導入などのデジタル化促進に伴うIT関連費の増加によるものであります。この結果、営業利益は759,106千円(前期比81.5%増加)となりました。 d 営業外収益、営業外費用、経常利益 営業外損益については、営業外収益は、受取補償金及び受取利息等の計上により、19,286千円(前期比248.4%増加)となりました。営業外費用は、主に支払利息の計上により、3,112千円(前期比76.7%減少)となりました。この結果、経常利益は775,279千円(前期比88.9%増加)となりました。 e 特別損益、法人税等、当期純利益 特別利益及び特別損失については、発生がありませんでした。 法人税、住民税及び事業税と法人税等調整額を合算した法人税等は246,812千円(前期比89.4%増加)となりました。この結果、当期純利益は528,467千円(前期比88.7%増加)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a キャッシュ・フローの状況 キャッシュ・フローの状況の分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 b 資本の財源及び資金の流動性 当社の資本の財源及び資金の流動性については、販売費及び一般管理費等の運転資金需要及び管理会社及び賃貸人への代位弁済による立替金需要に対して、自己資金で賄うことを基本としつつ、取引金融機関と当座貸越契約の締結により機動的に資金調達ができる体制を構築しており、一部の資金については当該契約を活用し調達しております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 なお、引当金の計上や資産の評価等の見積りについては、当社における過去の実績や将来の計画を勘案し判断しておりますが、見積り特有の不確実性が存在するため、実際の結果とは異なる場合があります。当社の財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。 a 貸倒引当金 求償債権のうち、一定の滞納月数を超えておらず、回収不能となる兆候が個別にみられないものについては、一般債権等として将来の予想損失額を見込んで貸倒引当金を計上しております。予想損失額は過去の一定期間の貸倒実績を基礎とした貸倒実績率の平均値に基づき算定しております。 また、求償債権のうち、一定の滞納月数を超えるものについては、貸倒懸念債権等特定の債権として、個別に求償債権残高から回収可能見込額を控除した回収不能見込額に基づき貸倒引当金を計上しております。見積もられた予想損失額に関して、保証委託者の状況や経済環境が変化した場合には、貸倒引当金残高が変動し、損益に影響を及ぼす可能性があります。 b 保証履行引当金 保証履行引当金は、保証契約に定める保証限度額の範囲において翌事業年度以降に生じると見込まれる求償債権や費用の発生額に基づき、保証履行による将来の予想損失額を計上しております。 求償債権や費用の発生見込額を見積もる際には、保証委託者の状況、過去の一定期間における回収実績及び保証終了時の滞納累積月数の実績並びに弁護士費用や強制執行に要する追加費用の発生実績に基づき算出しております。見積もられた予想損失額に関して、保証委託者の状況や経済環境の変化等の追加情報を評価する結果、保証履行引当金を追加で計上する可能性があると判断される場合もあります。 ④経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおり、当社は経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標として、初回保証契約件数と初回保証契約単価及び求償債権発生率と求償債権回収率を重視しております。 [重視する指標] 2025年9月期実績 初回保証契約件数(件)   33,749 初回保証契約単価(円)   51,846 求償債権発生率(%) (注)1   6.3 求償債権回収率(%) (注)2   98.8 (注) 1.当事業年度の債務保証額に対し、当事業年度に賃料の未納が発生し代位弁済した金額の比率であります。 2.当事業年度請求発生額に対し当事業年度に回収した金額の比率であります。 ⑤経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」をご参照下さい。 ⑥経営者の問題意識と今後の方針に関して 経営者の問題意識と今後の方針については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」をご参照下さい。

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開示資料

出典

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