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日経平均64,214.48-111NYダウ53,686.11+624ドル円155.76-3NASDAQ26,584.06+366S&P 5007,747.71+81SOX 指数11,352.13+139/3終値

山田再生系債権回収総合事務所

YAMADA SERVICER SYNTHETIC OFFICE4351 · Standard · その他金融業

法務大臣の許可を受けた債権回収会社(サービサー)。金融機関の不良債権買取・回収を核に、事業再生や不動産ソリューション等も手がける。

概要

株式会社山田再生系債権回収総合事務所(旧商号:株式会社山田債権回収管理総合事務所)は、神奈川県横浜市に本社を置く債権管理回収業(サービサー)を中核とする企業グループである。1975年に山田晃久司法書士事務所として創業し、1999年にサービサー法に基づく許可を取得。現在はサービサー事業、派遣事業、不動産ソリューション事業の3事業を柱とし、東京証券取引所スタンダード市場に上場(コード4351)。連結従業員数231名、2025年12月期の連結売上高は23億円、総資産58億円。

3事業で構成する収益構造

当社グループは、サービサー事業、派遣事業、不動産ソリューション事業の3セグメントで構成される。2025年12月期のセグメント別売上高は、サービサー事業7億27百万円(構成比31.9%)、派遣事業13億33百万円(同58.5%)、不動産ソリューション事業2億47百万円(同10.8%)であり、派遣事業が売上高の過半を占める。しかし収益性は異なり、サービサー事業のセグメント利益は3億53百万円(利益率48.5%)と高く、派遣事業は1億90百万円(同14.3%)、不動産ソリューション事業は47百万円(同19.1%)である。連結全体の営業利益は74百万円、売上高営業利益率は3.2%と低水準であり、買取債権の回収タイミングや底地案件の成約時期に業績が左右される構造にある。

地域拠点とグループ企業の配置

本社は横浜市西区に置き、東京支店を千代田区丸の内に設置している。連結子会社として、不動産ソリューションを担う株式会社山田資産コンサル、投資事業を行うワイエスインベストメント株式会社、事業承継・M&Aを手掛ける山田事業承継・M&A株式会社(非連結子会社)を有する。また関連会社としてエスアンドワイパートナーズ株式会社などがある。グループ全体は、親会社である司法書士法人山田合同事務所や土地家屋調査士法人山田合同事務所、株式会社山田エスクロー信託などとともに「山田グループ」を形成。派遣事業の主要な派遣先はこれらのグループ企業であり、司法書士法人山田合同事務所への売上が連結売上高の40.6%(2025年12月期)を占めるなど、グループ内取引に依存する構造が特徴である。

財務の変動と自己資本の状況

過去13期の連結売上高は14億円から32億円の間で変動し、2025年12月期は23億円(前期比0.4%減)であった。当期純利益は好不況の波が大きく、2013年12月期には4億円の赤字、2018年12月期も2億円の赤字を計上。直近の2025年12月期は71百万円の黒字である。総資産は57億97百万円で、うち流動資産が51億52百万円と大部分を占める。負債は24億27百万円、純資産は33億69百万円で自己資本比率は58.1%と健全な水準にある。ただし買取債権の残高は34億25百万円と前期比31.0%減少しており、将来の収益源となる債権の積み上げが課題とされる。

業界の中での役割は債権回収・管理を専門とするサービサーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
23億円
営業利益
1億円
営業利益率
4.3%
純利益
1億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/12
事業売上構成比利益利益率
派遣事業13億円59.1%2億円15.4%
サービサー事業7億円31.8%4億円57.1%
不動産ソリュ ーション事業2億円9.1%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01金融機関(サービサー事業)主力

金融機関から債権を買い取り、または管理回収業務を受託している。債務者・保証人の財産調査や担保実行などによる回収を行い、債権の適正評価や管理も担う。事業再生や債務整理に関するコンサルティングも提供している。

主要顧客金融機関、投資家、ファンド

主な製品・サービス5
債権買取
金融機関等から入札や相対取引で特定金銭債権を買い取り、債権者として回収を行う。
債権管理回収業務受託
金融機関や投資家から債権の管理・回収業務を受託する。
事業再生・債務整理コンサルティング
事業再生や債務整理に関するアドバイザリー業務。
デューデリジェンス(DD)
債権・不動産の価値評価やリスク調査。
特定金銭債権の売買仲介
債権の売買を仲介する業務。

02山田グループ各社(派遣事業)準主力

法務大臣承認の兼業として、司法書士法人や土地家屋調査士法人等の山田グループ各社に対し、専門業務に適合する人材を派遣している。登記・相続関連業務などの高い専門性が求められる分野に安定的に人材を供給している。

主要顧客司法書士法人山田合同事務所、土地家屋調査士法人山田合同事務所、株式会社山田エスクロー信託

主な製品・サービス2
労働者派遣(専門業務向け)
グループ内の専門事務所向けに、登記事務等の専門知識を持つ人材を派遣。
有料職業紹介
求職者と求人企業をマッチングする職業紹介サービス。

03不動産所有者(不動産ソリューション事業)副次

子会社の株式会社山田資産コンサルが、借地権負担付土地(底地)の売買・仲介・賃貸等を行う。相続や土地活用の場面で底地の評価や処分に関する相談に応じ、専門家ネットワークを活用して解決する。ニッチな分野に特化している。

主な製品・サービス2
底地の買取り・売却
借地権付き土地の底地を買い取り、借地権者との調整を経て売却する。
不動産仲介・コンサルティング
底地を含む不動産の売買仲介や活用に関するコンサルティング。

04その他(測量・投資)その他

土地活用や建物建築のための測量業務、および事業再生目的の投資事業(LP出資等)を行っている。投資は本業の債権買取と類似性・親和性の高い分野に限定している。

主な製品・サービス2
測量業務
土地の形状や構造物の位置を測量し、図面化する業務。
投資業務
投資事業有限責任組合(LPS)等を通じた事業再生目的の投資。

製品と技術

サービサー事業:債権買取と回収・再生支援

サービサー事業は、サービサー法に基づき金融機関等から特定金銭債権を買い取り、または債権管理回収業務を受託して行う。買取債権の評価にはデューデリジェンス(DD)が不可欠であり、債務者の経済状況、担保評価、回収実績に基づく価格提示力が競争力の源泉である。買取後は債権内容の把握、担保管理、債務者・保証人との交渉、法的措置などを通じて回収を進める。近年は事業再生や個人再生、事業承継・廃業支援などのニーズが高まっており、当社は債権買取機能に加え、コンサルティング業務や投資事業を組み合わせて多様なスキームを提供している。2025年12月期の買取債権残高は34億25百万円で、前期比31%減少したが、これは担保物件の回収が順調に進んだためである。

派遣事業:専門人材のグループ内供給

派遣事業は、法務大臣の承認を受けた兼業として労働者派遣業と有料職業紹介業を行う。主な派遣先は、司法書士法人山田合同事務所、土地家屋調査士法人山田合同事務所、株式会社山田エスクロー信託など同一グループ内の専門事務所である。これらの派遣先は登記関連業務や相続関連業務で一定の営業基盤を持ち、高い専門性が求められる。当社はこうした業務に対応できる人材を安定的に供給することで、グループ全体の人材基盤を支えている。2025年12月期の派遣事業売上高は13億33百万円(前期比1.1%増)で、連結売上高の58.5%を占める。派遣先の経営環境に依存するが、グループ内であるため需要変動を把握しやすく、比較的安定した収益源となっている。

不動産ソリューション事業:底地ビジネスと周辺サービス

不動産ソリューション事業は連結子会社の株式会社山田資産コンサルが担う。同事業の主力は借地権負担付土地(底地)に関するビジネスである。底地の所有者から相続や土地活用に伴う相談を受け、専門家ネットワークを活用して評価・売却・処分を支援する。具体的には、当社が底地を買い取り、借地権者との調整を経て借地権者に売却したり、借地権も同時に買い取って更地として転売するなどの手法を取る。ニッチな分野だが、グループ内の司法書士・土地家屋調査士事務所との連携により強みを発揮している。2025年12月期の売上高は2億47百万円(前期比5.0%減)、セグメント利益は47百万円(同47.1%減)と減少したが、これは大口案件の成約時期がずれたためであり、案件獲得に向けた活動は継続中である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

その他金融業のなかでの位置

債権回収サービスの独立系専業

山田再生系債権回収総合事務所は、少額債権の回収代行を主業務とする。同業のMFSは債権回収プラットフォーム、ウェッジHDは金融サービス全般と異なる。売上高23~25億円と小規模で、2024年12月期は営業利益率0%と収益性が低い。2025年12月期は黒字化を見込むが、競合との差別化が課題。法的規制の影響を受けやすく、景気後退時は回収困難が増すリスク。

強み

  • 少額債権回収のノウハウ蓄積で、効率的な回収プロセスを確立。
  • 大手金融グループに属さず、独自の顧客戦略を展開可能。
  • 債権回収関連法規に精通し、適法な回収業務を強みとする。
  • 零細・少額債権という大手が手掛けにくい領域で専門性を発揮。

課題

  • 営業利益率がほぼゼロで、コスト削減や手数料引き上げが必要。
  • 少額債権回収市場は成長が期待しづらく、事業拡大に限界。
  • 貸金業法など規制強化により、事業運営の制約が増大。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

その他金融業の時価総額近傍。太字が山田再生系債権回収総合事務所

時価総額で並べると、掲載10社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17192日本モーゲージサービス97億円8.9倍
27320Solvvy89億円9.6倍
37196Casa86億円60.5倍
45843ニッポンインシュア67億円10.2倍
57183あんしん保証46億円15.1倍
64351山田再生系債権回収総合事務所37億円99.0倍
77345アイ・パートナーズフィナンシャル33億円35.2倍
8196AMFS28億円9.6倍
98783abc16億円
102388ウェッジホールディングス14億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 33件

司法書士事務所から測量設計会社へ(1975-1987)

1975年7月、山田晃久司法書士・土地家屋調査士事務所として横浜で開業したのが起源である。1981年10月、測量業務と不動産の有効活用に関するトータルサービスを目的に、山田測量設計株式会社(資本金500万円)を設立。1983年2月に本社を横浜市西区北幸に移転し、1987年9月には定款変更により測量から登記関連業務までの一貫システムを確立。同年11月には本社を現在地である横浜市西区北幸一丁目11番15号に移転した。この時期は不動産に関連する測量・登記・調査の総合事務所として基盤を固めた。

サービサー法対応と債権回収事業への本格参入(1999年)

1999年6月、商号を株式会社山田債権回収管理総合事務所に変更し、債権管理回収業に関する特別措置法(サービサー法)に基づく許可取得に向けた準備を開始。同年9月に法務大臣第20号の許可を取得し、債権管理回収業とコンサルティング業務の兼業承認を得た。これにより、金融機関からの不良債権買取や回収受託、債務者再生支援などのサービサー事業に本格参入。同時期の1999年11月には、後に連結子会社となる株式会社船井財産コンサルタンツ横浜(現・株式会社山田資産コンサル)を設立し、グループ体制の礎を築いた。

株式公開と資本市場へのアクセス(2002-2004)

2002年3月、日本証券業協会に株式を店頭登録し、公開企業となった。2004年7月にはワイエスインベストメント株式会社を設立し、投資事業を開始。同年12月、日本証券業協会への店頭登録を取り消し、ジャスダック証券取引所(大阪証券取引所JASDAQ市場)に株式を上場した。これにより資金調達の手段が広がり、M&Aや新規事業への投資が可能となった。上場後は子会社の設立が相次ぎ、2005年2月に株式会社日本エスクロー信託(現・株式会社山田エスクロー信託、後に連結除外)、2007年2月に株式会社山田知財再生を設立するなど、事業領域を拡大した。

グループ再編と事業の選択(2010年代後半)

2010年4月、ジャスダックと大証の合併に伴い大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。2012年には子会社の商号変更(日本エスクロー信託→山田エスクロー信託、船井財産コンサルタンツ横浜→山田資産コンサル)を行い、グループブランドを統一した。2015年10月には山田事業承継・M&A株式会社を設立し、事業承継分野に進出。しかし2017年1月には株式会社山田エスクロー信託を連結子会社から除外、2018年4月には山田事業承継・M&Aを関連会社化し、グループの選択と集中を進めた。2022年10月には株式会社山田資産コンサルが株式会社山田知財再生を吸収合併し、不動産ソリューション事業に経営資源を集中させた。

新商号への変更と経団連入会(2024-2025)

2022年4月、東京証券取引所の市場区分変更に伴いスタンダード市場を選択。2024年1月には一般社団法人日本経済団体連合会(経団連)に入会し、企業としての社会的プレゼンスを高めた。2024年11月には東京支店を千代田区丸の内一丁目8番1号に移転。そして2025年3月、商号を株式会社山田再生系債権回収総合事務所に変更し、再生系サービサーとしての理念を明確に打ち出した。この改名には、不良債権処理だけでなく事業再生や廃業支援など幅広いニーズに対応する姿勢が込められている。

年表33件を開く

1970年代

  • 1975年7月山田晃久司法書士・土地家屋調査士事務所の開業

1980年代

  • 1981年10月創業測量に関する一切の事業及び不動産の有効活用に関するトータル的なサービスの提供を主たる目的として、山田測量設計株式会社(資本金5,000千円)を横浜市神奈川区七島町113番地に設立
  • 1983年2月本社を横浜市西区北幸一丁目5番3号に移転
  • 1987年9月定款変更を行い、測量から登記関連業務までのトータルシステムを確立
  • 1987年11月本社を横浜市西区北幸一丁目11番15号(現所在地)に移転

1990年代

  • 1991年4月東京方面の拠点として、東京支店を東京都新宿区西新宿三丁目4番4号に新設
  • 1991年6月商号変更会社のイメージを一新し、業務内容の多様化に備え、商号を、株式会社山田総合事務所に変更
  • 1999年6月商号変更「債権管理回収業に関する特別措置法」(サービサー法)に基づく許可の取得及び不良債権処理等におけるコンサルティング業務、デューデリジェンス業務に参入するため商号を株式会社山田債権回収管理総合事務所に変更
  • 1999年9月サービサー法による債権管理回収業の許可(法務大臣第20号)並びにコンサルティング業務の兼業承認を取得
  • 1999年11月株式会社船井財産コンサルタンツ横浜(現・連結子会社)を設立

2000年代

  • 2002年3月日本証券業協会に株式を店頭登録
  • 2003年10月東京支店を東京都千代田区丸の内三丁目1番1号に移転
  • 2004年7月ワイエスインベストメント株式会社(現・連結子会社)を設立
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所(大阪証券取引所(JASDAQ市場))に株式を上場
  • 2005年2月株式会社日本エスクロー信託(連結子会社)を設立
  • 2007年2月株式会社山田知財再生(連結子会社)を設立
  • 2008年2月創業山田晃久司法書士・土地家屋調査士事務所を法人化し、司法書士法人山田合同事務所及び土地家屋調査士法人山田合同事務所を設立
  • 2009年7月登記サービス業務にかかる出向業務及び書類作成業務を「特定労働者派遣事業」に切り替え、司法書士法人山田合同事務所及び土地家屋調査士法人山田合同事務所に対する派遣事業を開始

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード))に上場
  • 2012年10月株式会社日本エスクロー信託を株式会社山田エスクロー信託へ商号を変更
  • 2012年11月株式会社船井財産コンサルタンツ横浜を株式会社山田資産コンサルへ商号を変更
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
  • 2015年10月山田事業承継・M&A株式会社(連結子会社)を設立
  • 2016年1月中小企業経営力強化支援法による経営革新等支援機関の認定(関財金1第1050号)を取得
  • 2017年1月支配関係の解消により株式会社山田エスクロー信託を連結子会社から除外
  • 2017年9月厚生労働大臣の許可を受け、登録型派遣も可能な労働者派遣事業に切り替え、当該業務に係る兼業承認を法務大臣から取得
  • 2018年4月支配関係の解消により山田事業承継・M&A株式会社を連結子会社から除外(関連会社)

2020年代

  • 2020年3月M&A出資・役員構成の変更により、山田事業承継・M&A株式会社を非連結子会社化
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分変更に伴い、スタンダード市場を選択
  • 2022年10月M&A株式会社山田資産コンサルが株式会社山田知財再生を吸収合併
  • 2024年1月一般社団法人日本経済団体連合会(経団連)に入会
  • 2024年11月東京支店を東京都千代田区丸の内一丁目8番1号(現所在地)に移転
  • 2025年3月商号変更「再生系サービサー」の理念を反映し、商号を株式会社山田再生系債権回収総合事務所に変更

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高営業利益率向上させる(数値目標の明示なし)
  • 連結ROE(株主資本当期純利益率)向上させる(数値目標の明示なし)

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    買取債権の確保と価格提示力の強化

    収益の大部分を占める買取債権の安定的な確保が重要。市場価格が高止まりする中、回収手法や担保評価の検証を通じて買取価格を適正水準に保ち、価格提示力を強化する。

  2. 02

    事業再生案件への注力と機能強化

    収益率の高い事業再生案件に注力。債権買取、コンサルティング、出資機能を活用し、単独買取に加え第三者との協働や投資スキームで案件獲得を進める。

  3. 03

    関係者との協働とネットワーク拡充

    金融機関や中小企業活性化協議会、弁護士等との連携を強化。業務提携やネットワーク拡充により、案件の円滑な処理と事業機会の拡大を図る。

  4. 04

    山田グループとの連携強化

    司法書士法人を中核とする山田グループの営業基盤を活用し、登記・相続関連業務との連携を強化。グループ全体で不動産・債権に関するワンストップサービスを提供する。

  5. 05

    人材確保と派遣先拡大

    派遣事業では、専門性の高い人材の継続的確保が課題。人事・教育制度を整備し良好な労働環境を実現するとともに、山田グループ以外の派遣先も開拓する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で231人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は524万円で、9期前と比べて+13.8%平均年齢は45.0歳、平均勤続年数は9.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月172
2017年12月224
2018年12月229
2019年12月46043.07.0236
2020年12月48843.07.0235
2021年12月50643.08.0241
2022年12月50743.08.0244
2023年12月50643.09.0240
2024年12月51544.09.02330
2025年12月52445.09.023143

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社5(国内 5 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位4)
本社 — 横浜市西区85百万円
サービサー事業、派遣事業、その他事業、全社
東京支店 — 東京都千代田区15百万円
全社
賃貸不動産14百万円
全社
厚生施設0百万円
全社
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    司法書士法人山田合同事務所
    神奈川県横浜市西区
  • 国内
    土地家屋調査士法人山田合同事務所
    神奈川県横浜市西区
  • 国内
    その他1社
  • 国内
    ㈱山田資産コンサル(注)1.2.
    神奈川県横浜市西区
    議決権100.0%
  • 国内
    ワイエスインベストメント㈱(注)1.
    神奈川県横浜市西区
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は23億円営業利益1億円前期と比べると増収で、売上が+0.0%。

売上高
+0.0%
23億円
営業利益
1億円
純利益
1億円
営業利益率
4.3%
前期比 +4.3%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高26億円23億円
営業利益2億円1億円
純利益1億円1億円
1株あたり配当¥10¥10

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、営業収益は9億円、営業利益は−2億円。前年の2025年2Qと比べると、営業収益は+0.0%。

対象期間営業収益億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q5−1−20.00
2023年2Q7114.31
2023年3Q7114.30
2023年4Q60
2024年1Q500.00
2024年2Q700.01
2024年4Q1100.0−1
2025年2Q9−1−11.1−1
2025年4Q14214.32
2026年2Q9−2−22.2−2

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、営業収益は23億円から23億円へほぼ横ばい。直近期の営業利益率は4.3%。

決算期営業収益億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年12月2354
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
2013年12月14−5−4
2014年12月3274
山田事業承継・M&A株式会社(連結子会社)を設立
2015年12月2763
2016年12月2754
2017年12月2111
2018年12月20−2−2
2019年12月2236
出資・役員構成の変更により、山田事業承継・M&A株式会社を非連結子会社化
2020年12月21−2−2
2021年12月2211
株式会社山田資産コンサルが株式会社山田知財再生を吸収合併
2022年12月2411
2023年12月2521
2024年12月23010.00
「再生系サービサー」の理念を反映し、商号を株式会社山田再生系債権回収総合事務所に変更
2025年12月23114.31

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

営業収益23億円のうち、営業利益として残るのは1億円4.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1億円、売上の4.3%にあたる。営業利益率は業種中央値10.8%を下回る水準。

営業収益を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金69.6%16億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金26.1%6億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.3%1億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
30.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比6.5pt
4.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比3.5pt
4.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比8.3pt
2.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
1.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが14億円、投資CFが1億円で、差し引きのフリーCFは15億円期末の手元現金は14億円

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円現金残高億円
2012年12月126−1015
2013年12月−1611516
2014年12月−131710
2015年12月−2−1614
2016年12月90−519
2017年12月440−4218
2018年12月−50−112
2019年12月−10−101710
2020年12月−812115
2021年12月−44−313
2022年12月41−117
2023年12月−182166
2024年12月60−48
2025年12月141−914

金融業では預金・貸出・有価証券運用の増減が営業CFと投資CFに含まれます。一般事業会社向けのフリーCFの解釈は当てはまらないため掲載していません。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は58億円。このうち返さなくてよい自己資本が34億円で、自己資本比率は58.1%(業種中央値24.7%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月49242546.7
2013年12月68204827.4
2014年12月103238021.5
2015年12月94276726.6
2016年12月102307228.0
2017年12月42291370.9
2018年12月38271171.1
2019年12月62332952.5
2020年12月62313149.4
2021年12月61322952.0
2022年12月52322061.5
2023年12月70333746.4
2024年12月67333350.1
2025年12月58342458.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
15億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
13億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
24億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
68
/ 100
安定性自己資本比率39 / 40
収益力営業利益率9 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

その他金融業 39社との比較

同じその他金融業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率39社中4位あたり、逆に低いのは配当利回り39社中38位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
2.1%/中央値 10.4%
P25 5.5%P75 18.5%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
4.3%/中央値 10.8%
P25 5.0%P75 22.2%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
58.1%/中央値 24.7%
P25 12.9%P75 44.0%
営業収益成長率下位前期からの売上の伸び
0.0%/中央値 10.7%
P25 4.5%P75 16.2%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.1%/中央値 3.7%
P25 2.7%P75 4.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月3日の終値

直近の終値は¥866で、1年前と比べて-0.4%過去52週の値幅のなかでは7%の位置にある。

¥866+3.0%1ヶ月+1.5%1年-0.4%時価総額37億円
過去52週の値幅
安値¥819高値¥1,500

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)99.0倍
PER (会社予想)25.7倍
PBR1.18倍
配当利回り1.15%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は年初来安値圏で推移し、直近は824円と52週安値819円に接近。25日線845円を2.5%下回り、75日線916円や200日線895円も大きく割り込んでいる。52週高値1500円からは45%下落した。出来高は8月13日に9100株と増加したが、全体的に低水準で売買が薄い。RSIは22.95と売られ過ぎ圏だが、トレンドは明確な下向き。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 45/100)

PERは49.14倍と同業界平均の17.28倍を大幅に上回り、割高感がありますが、予想PERは24.4倍と改善が見込まれます。PBRは1.12倍と平均1.85倍を下回っており、株価純資産倍率は割安です。ROEは2.1%と低く、収益性が課題です。配当利回りは1.21%と平均3.06%を下回り、配当性向は113%と利益を超える配当を行っており、持続可能性に懸念があります。総合的にやや割高と判断します。

指標この会社業種平均
PER (実績)99.0倍17.5倍
PER (予想)25.7倍
PBR1.18倍1.81倍
ROE2.1%12.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、景気回復や金融機関の貸出姿勢の変化により回収事業の環境がどう変わるか。強気派は、デフォルト懸念の高まりで回収需要が増える可能性や、回収ノウハウを活かした新規案件の獲得に期待する。一方、弱気派は、売上高が横ばいで営業利益率が低く、ROE2.1%と資本効率が悪い点、競争激化で報酬単価が低下する懸念を指摘。業績は低調で、成長性に乏しい。

プラスに働く材料7
  • 回収需要の増加余地

    経済環境の悪化で不良債権が増える可能性がある。

  • 専門性の高さ

    許認可保有で法的知識を活かした回収が可能。

  • 株主還元の可能性

    配当利回り1.21%と低いが、改善余地はある。

  • 純利益予想が倍増しPER49倍から24倍へ正常化通年影響

    時価総額35億円、予想純利益約1.4億円。大幅な増益で割高感が和らぐ

  • 営業利益が黒字化し利益率4.35%に改善通年影響

    2025年12月期営業利益1億円。前年0円から黒字化

  • 売上高23億円と安定、業績底入れの兆し継続影響

    売上高は2期連続23億円。大幅な減少リスクが小さい

  • 時価総額が純資産の約1.12倍と下値支え継続影響

    純資産約31億円に対し時価総額35億円。下値は限定的

マイナスに働く材料7
  • 収益の頭打ち

    売上高は減少傾向で、純利益も低水準。

  • 競争激化

    同業他社との競争で回収成功率や報酬が低下。

  • 資本効率の悪さ

    ROEが2%台と低く、成長投資も限定的。

  • 売上高が25億円から23億円へ減少し頭打ち通年影響

    売上高は3期で25→23→23億円。成長が見込めず増益余地は限定的

  • ROE2.1%と資本効率が極めて低い継続影響

    純利益1億円に対し純資産31億円。資本収益性が低く評価が伸びない

  • 1年間で株価が2.19%下落と弱い需給継続影響

    1年で株価は-2.19%。出来高が小さく売りが出やすい

  • 外国人持株比率0.21%とほぼゼロで買い手不在継続影響

    外国人保有0.21%で参加者が少なく、流動性が低い

次の決算で確かめる点
回収実績額
収益の源泉であり、ビジネスの健全性を示す。
買取債権の回収率
債権買取事業の採算性を評価する。
営業利益率
コスト管理と回収効率の改善度を見る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり10で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは1.15%。

年間配当
¥10
1株あたり
配当利回り
1.15%
いまの株価に対して
配当性向
113.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年12月1010.1
2017年12月100.080.1
2018年12月100.0
2019年12月100.07.6
2020年12月100.0
2021年12月100.024.8
2022年12月100.081.4
2023年12月100.0103.5
2024年12月100.0
2025年12月100.0113.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥10

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ7,047人。区分でいちばん多いのは個人・その他68.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が30.6%を占め、残る69.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他63.768.168.168.268.768.9
事業法人30.125.325.325.425.425.4
金融機関5.65.55.55.55.25.2
証券会社0.30.70.70.60.40.3
自己株式0.20.20.20.20.20.2
外国法人0.30.30.40.30.30.1
外国人個人0.00.00.00.00.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01山田 晃久35.00
02株式会社ワイ・エス・シー20.38
03株式会社横浜銀行4.92
04山田 由紀子4.12
05株式会社青山財産ネットワークス1.97
06山田 真規子1.36
07齋藤 純菜1.36
08柴山コンサルタント株式会社1.22
09株式会社サエラ1.17
10佐藤 和宏0.98

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−80%、1株純資産は14期で+47%。直近期のROEは2.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年12月8654017.28.013.2
2013年12月−91438−18.6
2014年12月9151919.18.614.1
2015年12月6959012.47.317.1
2016年12月10567316.65.510.1
2017年12月166922.333.780.1
2018年12月−40633−6.1
2019年12月13576619.34.07.6
2020年12月−45717−6.0
2021年12月347494.624.424.8
2022年12月187472.447.881.4
2023年12月287673.733.9103.5
2024年12月127861.573.8
2025年12月177912.150.6113.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2025/12期の役員報酬は総額138百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
山田晃久代表取締役社長 統括本部長 営業本部長801,494,000
田中光行取締役 管理本部長 総務部長501,000
新川洋司取締役 営業副本部長 東京支店長631,000
権田修一取締役60
小池和正取締役57
江尻秀行常勤監査役652,000
小松誠志監査役49
吉田宏次監査役55

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3111211338
社外取締役4132154
監査役1911010

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,875字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社(株式会社山田再生系債権回収総合事務所)、子会社(株式会社山田資産コンサル、ワイエスインベストメント株式会社、山田事業承継・M&A株式会社、他2社)、関連会社(エスアンドワイパートナーズ株式会社、他1社)から成り、親会社(司法書士法人山田合同事務所、土地家屋調査士法人山田合同事務所、他1社)、株式会社山田エスクロー信託、その他とともに山田グループを構成しております。 当社グループは、サービサー事業、派遣事業、不動産ソリューション事業、その他事業等を行っております。 当社グループの主な事業内容は次のとおりであります。 (1)サービサー事業 当社は「債権管理回収業に関する特別措置法」(以下、「サービサー法」という。)に基づき法務大臣から営業許可を受けた債権回収会社(以下、「サービサー」という。)であります。 サービサーは特定金銭債権(サービサー法第2条で定義される、金融機関の貸付債権等をいう。)を自ら買取り、債権者として債権管理回収業務を行う場合と債権者から債権管理回収業務を受託してこれを行う場合があります。前者の場合は金融機関等から入札方式や相対取引を通じて債権を買取ります。後者の場合は金融機関や金融機関から債権を買取った投資家、ファンド等から業務を受託します。 債権管理回収業務には、債権の適正評価(デューデリジェンス、以下、「DD」という。)、債権管理(債権内容の把握、債務者、保証人の経済状況の把握、交渉記録の作成、契約書類の管理、担保管理等)、回収(債務者、保証人の資産、担保からの回収等)といった業務が含まれます。 また、サービサーの業務には債権管理回収業務の他に、事業再生、個人再生、事業承継、廃業支援、債務整理等(以下、「事業再生等」という。)といった分野があり、最近はこうした分野に関する社会的ニーズが高まっております。当社は、これらのニーズに対応するため、債権買取、債権管理回収業務の受託といったサービサーの本業のほか、法務大臣の承認を受けた兼業として、債務者の再生、債務整理に関するコンサルティング、金融機関等の不良債権処理に関するコンサルティング等の各種コンサルティング業務、不動産・債権のDD業務、特定金銭債権の売買仲介業務・売買業務等も行っております。 こうしたサービサーの業務や機能を組合せたり、金融機関、投資家、専門家等と協働したりすることにより、様々なスキームで事業再生等を積極的に支援しております。 (2)派遣事業 当社は法務大臣の承認を受けた兼業として労働者派遣業、有料職業紹介業を行っております。当事業の対象は、主に司法書士法人山田合同事務所、土地家屋調査士法人山田合同事務所、株式会社山田エスクロー信託等山田グループ各社となっております。山田グループ各社は、登記関連業務、相続関連業務等において相応の営業基盤を有しており、これら派遣先の専門性の高い業務に対応可能な人材を安定的に供給することで、当社は山田グループ各社を人材面で支えております。 また山田グループ以外の派遣先の開拓も進めております。 (3)不動産ソリューション事業 株式会社山田資産コンサル(連結子会社)が担う事業であります。 同社は不動産の売買、仲介、賃貸、コンサルティング業務等を行っておりますが、現在は主に借地権負担付土地(所謂、「底地」)に関するビジネスに注力しております。このビジネスは、相続、土地活用といった場面で底地の所有者から底地の評価、売却等の処分、借地権者との関係等に関する相談を受け、専門家とのネットワーク等を活用して対応するものであります。同社が底地を買取り、借地権者との調整を通じて借地権者に底地を売却したり、借地権を買取り借地権負担のない不動産として売却する等を行っております。ニッチな業務ではありますが、同社が強みを発揮できる分野と捉えております。 (4)その他事業 ① 測量業務は、土地の有効活用、土地造成、建物を建築する際の計画設計等を行うために、当該土地の敷地形状や地表面上の構造物、構築物、植栽等の位置や地盤の高低差を測り図面上に表現する業務であります。 ② 投資業務は、投資事業有限責任組合(LPS)等が事業再生等を目的とした投資等をする際に、当社がその一部を引き受けて投資する業務であります。これらの投資は、本業である債権買取との類似性若しくは親和性が極めて高いものであります。 以上で述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,943字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営の基本方針 当社グループは顧客第一主義、共存共栄主義、人材育成主義、創造的開拓主義を経営理念としております。当社グループのビジネスモデルを一言で表現すると「不動産・債権に関するワンストップサービスの提供」であります。これは不動産・債権(債務)に関する多様なニーズに応えることを意味しており、当社グループではサービサー事業、派遣事業、不動産ソリューション事業等を通じて実践しております。 また当社はサービサー法に基づき法務大臣により営業を許可された会社であり、経営の健全性、コンプライアンス体制の充実は経営の原点であります。 (2)目標とする経営指標 当社グループは、株主利益の増大を重視し、収益性と資本効率を高めることにより総合的に企業価値の最大化を図るという観点から、売上高営業利益率及び連結ROE(株主資本当期純利益率)を重要な経営指標と定め、その向上に努めることを中長期的な目標としております。 (3)経営戦略の現状と見通し 当社グループは「不動産・債権に関するワンストップサービスの提供」をビジネスモデルとしてサービサー事業、派遣事業、不動産ソリューション事業等を行っております。 サービサー事業 サービサー制度は1990年代の金融システムの不安を背景とし、金融機関の不良債権処理の方策の一つとしてスタートいたしました。(サービサー法は1998年10月制定、1999年2月施行。)現在では、サービサーは、不良債権処理のみならず、事業再生等の担い手として、社会的にもその機能・役割が期待されております。各都道府県に設置された中小企業活性化協議会においても、再生系サービサーとの連携強化が求められています。 金融機関のバルクセール等による債権売却市場は、債権のDD能力、回収能力、サービサーとしての実績・信用力等、サービサー本来の能力が問われる分野であり、当社は能力向上に努めながらメガバンク、地域金融機関を中心に債権買取機会の確保に努め実績を積み上げております。債権買取においては、対象債権について回収が見込める将来キャッシュ・フローの現在価値に基づく価格提示力が重要になります。債務者の経済状況の把握、担保の評価、回収手法、個別債権の回収実績に基づく経験等を踏まえて価格提示力の向上を図っております。 一方、金融機関が引き続き有しているリスケ債権、個別性の強い問題債権等の処理ニーズも存在しております。こうした債権の中には事業再生等の観点からサービサーが有するノウハウを活用できる債権が多く含まれております。サービサーが関与する方法としては、債権を買取ったうえで債権者として対処する方法、ファンド等が買取った債権についてノウハウを提供する方法、債権譲渡は行わず債権者である金融機関と協働してノウハウを提供する方法等があります。この分野は、当社が有するノウハウ、専門家とのネットワーク等を活用して取組む分野であり、注力している分野であります。 また金融機関を取巻く環境は変化しております。担保、保証に依拠した融資から事業性を評価した融資への移行、地域金融機関を中心とした再編の動き、新型コロナ対策関連融資の問題等々、こうした変化によって不良債権処理、事業再生等へのニーズが今後高まるものと期待されます。 派遣事業 当事業の対象は、主に山田グループ各社であります。山田グループ各社は、登記関連業務、相続関連業務等において相応の営業基盤を有しており、派遣事業は比較的安定した事業となっております。派遣先の専門性の高い業務に対応可能な人材供給力が当社の強みであり、派遣先の経営環境の変化に対応するなど、派遣先との関係の強化に努めております。 不動産ソリューション事業 借地権負担付土地に関する買取業務、コンサルティング業務に注力しております。この分野はニッチな分野でありますが、山田グループ各社と連携、専門家とのネットワークを活用して取組んでおります。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 <サービサー事業> 買取債権の確保 当事業の収益の大半は買取債権からの回収によるものであり、買取債権の確保は重要な課題であります。金融機関による債権の売却市場は需給関係を反映して取引価格は高止まりしております。買取価格は収益に直接影響するため、価格提示力を強化するとともに、回収手法、担保評価、回収実績等を検証して買取価格を適正な水準に保つよう努めております。 事業再生等への注力 事業再生等の案件は比較的高い収益率が期待されるものの、個別性が強く提案型のものが多いという特徴があり、継続的な案件獲得が課題であります。当社が単独で債権を買取る以外にも、第三者と協働で取組む、投資スキームを活用する等、多様な選択肢があります。当社は債権買取機能、各種コンサルティング機能、出資機能等を活用して案件に取組むことになります。こうした機能の強化とともに、関係者との調整をはかりながら案件を処理する能力を磨いております。 関係者との協働 当事業を進めるうえで金融機関、中小企業活性化協議会、投資家、専門家等と協働することが多くなっております。そのため金融機関との業務提携、中小企業活性化協議会や弁護士等専門家とのネットワークの拡充等に努めております。 サービサー法等の動向 当事業はサービサー法により法務大臣から営業を許可された事業であり、同法に関連する法令等の動向には特段の注意を払っております。 <派遣事業> 当事業は派遣先の経営環境に大きく影響を受けます。当社は山田グループ各社を主な派遣先としており、派遣先の経営環境を把握しやすい関係にあります。今後ともこの利点を活かした運営に努めます。 また派遣先の専門性の高い業務に対応可能な人材を継続的に確保することが重要な課題であります。人事・教育・研修制度の整備等を進めるとともに、派遣先の協力も得ながら良好な労働環境を整え、人材確保に努めてまいります。 あわせて山田グループ以外の派遣先の確保に努めてまいります。 <不動産ソリューション事業> 当事業が注力している借地権負担付土地に関するビジネスにおいては、所有者、借地権者へいかにアクセスできるかが最大の課題であります。そのため山田グループ各社との連携、金融機関、不動産業者、弁護士、税理士等へのアプローチ等を継続的に実施しております。 <山田グループ各社との連携強化> 山田グループは司法書士法人を中核としたグループで、登記関連業務、相続関連業務等において相応の営業基盤を有しております。当社グループの「不動産・債権に関するワンストップサービスの提供」というビジネスモデルを実践していくうえで、山田グループ各社との連携は有用と考えております。山田グループ各社との適切な関係を維持したうえで、今後とも連携を強化してまいります。
事業等のリスク3,760字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクについて、経営者がその重要性が高いと考える順に記載しております。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項についても、投資家の投資判断上重要であると考えられる事項については、投資家に対する積極的な情報開示の観点から、以下に開示しております。 なお、当社グループでは、環境変化等により新たに現れてくる、グループを取り巻くあらゆるリスクについて、網羅的に把握・分析のうえ経営者に報告し、当社グループの経営方針・経営戦略等を念頭に、随時経営レベルで検討する体制を構築しております。 本項においては、将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は、別段の記載の無い限り、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 1.個人情報の取扱いについて 当社グループでは事業の特性上、大量の個人情報を取り扱っております。 内部者又は外部者による不正なアクセス・過誤等の不適切な取扱いにより、顧客情報・当社機密情報が漏洩したり、漏洩した情報が悪用されたりした場合、顧客の経済的・精神的損害に対する損害賠償等、直接的な損害が発生する可能性があり、加えて、かかる事件が報道され、当社のレピュテーション・リスクが顕在化し、顧客・マーケット等の信頼を失うなど事業環境が悪化することにより、当社の事業、業績及び財政状態に悪影響を与えるおそれがありますが、当社グループでは以下の体制整備及び取組みを実施しており、かかるリスクが顕在化する可能性の程度は相当程度低いものと考えております。 個人情報の保護については、「個人情報の保護に関する法律」の他に、サービサー業務において法務省は「債権管理回収業分野における個人情報保護に関するガイドライン」を策定しており、また、これを受けて全国サービサー協会は「債権管理回収業における個人情報保護に関する自主規制規則」を策定しております。当社グループは、これらの法令・諸規則を遵守し、個人情報の保護について全社員に誓約書の提出を義務付け、JISQ15001:2023の規格に則り「個人情報保護コンプライアンス・プログラム」を策定するなど管理体制の整備・強化を図っております。また、「プライバシーマーク」の認証取得企業として、全役員、全従業員への教育を徹底するとともに、定期的な内部監査を実施しております。 2.法的規制について 当社グループでは、事業において以下の法的規制を受けております。法改正や関連する新たな法律の制定などは常に実施される可能性があり、これら法改正等が当社グループの業績及び業務推進に影響を及ぼす可能性がありますが、当社グループでは、これら法改正等への適時適切な対応に加えて、事業領域の適切な拡大や、事業ポートフォリオの最適化によるリスクの分散化に努めており、当該リスクが顕在化する可能性の程度は相当程度低いものと考えております。 (1)債権管理回収業に関する特別措置法(サービサー法) 当社では、不良債権処理に関連する債権買取・債権管理回収業務等を行うため、「債権管理回収業に関する特別措置法」に基づく許可(許可番号:第20号)を1999年9月3日に法務大臣から取得しております。同法により、弁護士の取締役への登用、5億円以上の資本金、債権管理回収会社に係る許可、取り扱い業務の範囲、行為規制、行政当局による監督・立入検査等の規制を受けております。 (2)宅地建物取引業法 当社グループでは、宅地建物取引業務を行うため宅地建物取引業法に基づく免許を、株式会社山田再生系債権回収総合事務所では2003年10月22日に国土交通大臣から、株式会社山田資産コンサルでは2008年6月5日に神奈川県知事から、それぞれ取得しており、同法により宅地建物取引業者としての免許基準、取り扱い業務の業務規制、行政当局による監督・立入検査等の規制を受けております。 (3)労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律(労働者派遣法) 当社では、派遣事業を行うため、「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律」に基づき、2017年9月1日に厚生労働大臣の許可(派14-301534)を取得しております。同法により、取り扱い業務の範囲、行政当局による監督・立入検査等の規制を受けております。 (4)職業安定法 当社では、有料職業紹介事業を行うため、職業安定法に基づき、2019年9月1日に厚生労働大臣の許可(14-ユ-301461)を取得しております。同法により、取り扱い職種の範囲、行政当局による監督・立入検査等の規制を受けております。 3.買取債権の回収リスクについて 当社では、金融機関等からの買取債権について、当該債権の回収可能性を個別に検証し、当社が定めた一定の基準に従い貸倒引当金を計上する等、買取債権の貸倒リスクの管理に努めておりますが、債務者の信用不安等により、貸倒引当金を追加で計上する等の場合には、当社グループの業績に影響が及ぶ可能性があります。 当社では、債権買取時において、このようなリスクを念頭に慎重なプライシングを実施することに加え、回収実績からプライシングの適正性を事後的に随時検証することで、プライシングの精度を高めております。また当社が定める一定の金額を超える債権の買取においては、営業部門担当役員、管理部門担当役員等から構成する投資委員会での多角的な審議を経て、取締役会に諮る等、案件の健全性を担保し、投資の適正性、収益性を確保する仕組みを構築しており、かかるリスクが顕在化する可能性の程度は相当程度低いものと考えております。 4.不動産価格が下落することのリスクについて 今後の不動産取引市場、経済情勢等の変化等により当社グループが保有する不動産、若しくは債権の担保となっている不動産の価格が著しく下落した場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 不動産価格は様々な要因で変動しますが、当社グループでは、不動産価格の動向を常に注視し、これら不動産の適時適切な処理によって影響の最小化に努めており、かかるリスクが顕在化する可能性の程度は相当程度低いものと考えております。 5.派遣先の依存度について 当社の派遣従業員のほとんどは、司法書士法人山田合同事務所及び土地家屋調査士法人山田合同事務所並びに株式会社山田エスクロー信託等、山田グループ各社に派遣されており、司法書士法人等が派遣契約を解除した場合には、当社グループの業績及び今後の事業推進に重大な影響を与える可能性があります。 一方で当社グループでは、山田グループ各社との適切な結びつきを最大限に活用して派遣需要の動向を注視するとともに、外部の司法書士事務所、金融機関、一般事業会社といった他の事業所への派遣、事業再生業務に関する派遣等、派遣先の多様化に向けた取組みを強化しており、かかるリスクが顕在化する可能性の程度は相当程度低いものと考えております。 6.人材の確保について 当社グループでは「不動産・債権に関するワンストップサービス」を提供するための高い専門性を必要とし、優秀な人材を確保することが求められております。 求人・雇用環境の急激な変化など、何らかの理由により新規雇用が困難になった場合や、離職者が増加した場合、人材が不足し、当社グループの業績及び事業推進に重大な影響を与える可能性がありますが、当社グループでは従業員の定着率向上のための人事・教育・研修制度の充実や、多様な求人媒体の活用等により継続的に優秀な人材を確保する体制の確立に努めており、当該リスクが顕在化する可能性は相当程度低いものと考えております。 7.感染症等の拡大について 当該リスクが顕在化する可能性の程度について合理的に予見することは困難でありますが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のように未知の感染症が世界的に流行した場合の当社グループの各事業セグメントへの影響については、以下のとおり分析しております。 (1)サービサー事業 サービサー事業においては、債務者との直接面談が困難になったり、債務者の収入が減少することで返済や再生が計画通りに実行されない場合や、また、担保不動産の処分が停滞する場合などにおいて、当社グループの業績に影響が出る可能性があります。 (2)派遣事業 派遣事業においては、主要派遣先の業務量減少や、感染拡大防止のための休業、時短勤務の実施などによる派遣時間、派遣人員の減少が、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (3)不動産ソリューション事業 不動産ソリューション事業においては、売主、買主などの関係者との直接面談が困難になることにより不動産取引が停滞し、計画通りに不動産の仕入れや販売活動が出来ず、当社グループの業績に影響が出る可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,928字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度(2025年1月1日~2025年12月31日)における我が国経済は、コロナ禍からの回復傾向は顕著なものの、物価上昇や人手不足等により、中小企業を中心として厳しい経営環境が続きました。政府は物価高への対応、構造的な賃上げ推進に取組んでいますが、地政学的リスクや、先行き不透明な日米の政治情勢の中、我が国経済が持続可能な成長経路をたどれるか、今後も注視していく必要があります。また、不動産価格は都市部を中心に上昇傾向にありますが、一部に過熱感がみられる他、地域毎、物件毎の格差が顕著になってきております。こうした中、当社グループは、「顧客第一主義」を経営理念に掲げ、「不動産・債権に関するワンストップサービスの提供」をビジネスモデルとして、サービサー事業、派遣事業、不動産ソリューション事業等を展開してまいりました。 当連結会計年度の経営成績は、売上高が2,280百万円(前年同期比0.4%減)となり、営業利益は74百万円(前年同期比105.6%増)、経常利益は96百万円(前年同期比9.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は71百万円(前年同期比43.4%増)となりました。 セグメントの経営成績は次のとおりであります。 (サービサー事業) サービサー事業においては、売上高は727百万円(前年同期比1.5%減)、セグメント利益は353百万円(前年同期比37.0%増)となりました。見込んでいた担保物件の売却が一部翌期にずれ込んだため、売上高は前期を若干下回ることとなりましたが、前連結会計年度に増加した担保物件の自己競落に関連する費用が減少したこと等により、セグメント利益は大きく増加しました。また買取債権の期末残高は有担保債権の回収が概ね順調に進んだことにより3,425百万円(前年同期比31.0%減)となりました。 (派遣事業) 派遣事業においては、概ね前期並みで推移しましたが、派遣先で当期に見込んでいた業務の期ずれが生じた影響で計画未達となり、売上高は1,333百万円(前年同期比1.1%増)、セグメント利益は190百万円(前年同期比1.0%増)となりました。 (不動産ソリューション事業) 不動産ソリューション事業においては、大口の底地案件の売却が計画よりも遅れたため、売上高は247百万円(前年同期比5.0%減)、セグメント利益は47百万円(前年同期比47.1%減)となりました。 また、当連結会計年度の財政状態は以下のとおりであります。 (資産) 当連結会計年度末における資産合計は5,797百万円となり、前連結会計年度末に比べて886百万円減少しました。 流動資産は5,152百万円、前連結会計年度末比817百万円の減少となりました。 固定資産は644百万円、前連結会計年度末比69百万円の減少となりました。 (負債) 当連結会計年度末における負債合計は2,427百万円となり、前連結会計年度末に比べて908百万円減少しました。 流動負債は1,369百万円、前連結会計年度末比866百万円の減少となりました。 固定負債は1,057百万円、前連結会計年度末比42百万円の減少となりました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は3,369百万円となり、前連結会計年度末に比べて21百万円増加しました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動により1,406百万円及び投資活動により103百万円を獲得、財務活動により938百万円を支出した結果、当連結会計年度末には1,379百万円(前年同期比70.7%増)となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は、1,406百万円(前年同期は637百万円の獲得)となりました。これは主に、棚卸資産の増加による支出64百万円、買取債権の購入による支出782百万円、買取債権の回収による収入2,806百万円、法人税等の支払による支出34百万円があったこと等によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果獲得した資金は、103百万円(前年同期は11百万円の支出)となりました。これは主に、定期預金払戻による収入20百万円、出資金の返還による収入29百万円、敷金の回収による収入30百万円があったこと等によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果支出した資金は、938百万円(前年同期は428百万円の支出)となりました。これは主に、短期借入れによる収入200百万円、短期借入金の返済による支出1,000百万円、配当金の支払額42百万円があったこと等によるものです。 ③生産、受注及び販売の実績 当社グループは、受注生産を行っていないため、生産実績及び受注状況について記載しておりません。 a.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)   前年同期比(%) サービサー事業(千円)   727,951   98.5 派遣事業(千円)   1,305,285   101.1 不動産ソリューション事業(千円)   246,547   94.8 報告セグメント計(千円)   2,279,784   99.5 その他の事業(千円)   769   - 合計(千円)   2,280,554   99.6 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 司法書士法人山田合同事務所   911,842   39.8   925,555   40.6 土地家屋調査士法人山田合同事務所   154,113   6.7   140,842   6.2 株式会社山田エスクロー信託   225,367   9.8   238,887   10.5 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度末における財政状態は、総資産5,797百万円(前連結会計年度末比13.3%減)、株主資本3,182百万円(同0.9%増)となりました。 (流動資産) 当連結会計年度末の流動資産の残高は、5,152百万円(前連結会計年度末比817百万円減)となりました。これは主に、現金及び預金555百万円の増加、販売用不動産64百万円の増加、買取債権1,541百万円の減少によるものであります。 (固定資産) 当連結会計年度末の固定資産の残高は、644百万円(前連結会計年度末比69百万円減)となりました。これは主に、投資有価証券30百万円の減少、差入保証金・敷金30百万円の減少によるものであります。 (流動負債) 当連結会計年度末の流動負債の残高は、1,369百万円(前連結会計年度末比866百万円減)となりました。これは主に、短期借入金800百万円の減少、1年内返済予定の長期借入金37百万円の減少によるものであります。 (固定負債) 当連結会計年度末の固定負債の残高は、1,057百万円(前連結会計年度末比42百万円減)となりました。これは主に、長期借入金25百万円の減少、退職給付に係る負債17百万円の減少によるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末の純資産の残高は、3,369百万円(前連結会計年度末比21百万円増)となりました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益71百万円の計上、その他有価証券評価差額金7百万円の減少によるものであります。 当連結会計年度の経営成績は、売上高が2,280百万円(前年同期比0.4%減)となり、営業利益は74百万円(前年同期比105.6%増)、経常利益は96百万円(前年同期比9.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は71百万円(前年同期比43.4%増)となりました。 セグメントの業績につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 (営業利益) 売上原価が46百万円減少したことから、営業利益は74百万円(前年同期比105.6%増)となりました。 (営業外損益) 家賃収入が29百万円減少したことから、営業外収益は61百万円(前年同期比49.8%減)となりました。 (目標とする経営指標) 当社グループは、株主利益の増大を重視し、収益性と資本効率を高めることにより総合的に企業価値の最大化を図るという観点から、売上高営業利益率及び連結ROE(株主資本当期純利益率)を重要な経営指標と定め、その向上に努めることを中長期的な目標としております。 当連結会計年度の売上高営業利益率は3.2%(前年売上高営業利益率1.6%)となりました。営業利益が前年比で105.6%増加したこと等によるものであります。 また、当連結会計年度の連結ROE(株主資本当期純利益率)は2.1%(前年連結ROE(株主資本当期純利益率)1.5%)となりました。 経営者の問題認識と今後の方針につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載しております。 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載しております。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローは、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの資金需要は、主にサービサー事業における債権の買取資金であり、これらの資金需要につきましては、営業活動によるキャッシュ・フロー及び自己資金、必要に応じて取引銀行からの借入等により資金を調達しております。 資金の流動性につきましては、現金及び現金同等物等に加え、主要取引銀行と当座貸越契約を締結しており、主にサービサー事業に関して行う債権の買取資金の効率的な調達と流動性の維持に努めております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

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