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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

グランディーズ

GRANDES,Inc.3261 · Growth · 不動産業

地方中核都市と首都圏郊外で、一次取得者向け建売住宅と投資家向け収益物件を企画・開発・販売する不動産デベロッパー。

概要

グランディーズは大分県大分市に本社を置く不動産ディベロッパーである。2006年11月の創業以来、九州エリアを中心に分譲マンションや投資用不動産、建売住宅を手掛け、2014年には東京証券取引所マザーズ(現グロース)市場に上場した。2025年12月期の連結売上高は約34億円、従業員数は60名。不動産販売事業と建築請負事業の2セグメントで構成される。

2つの収益柱を持つ事業構成

当社グループの事業は不動産販売事業と建築請負事業に大別される。不動産販売事業では、建売住宅「フォレクス」シリーズや投資用マンション「レスコ」シリーズ、木造アパート「アテレーゼ」シリーズ、簡易宿泊所等を企画・開発・販売する。建築請負事業は連結子会社である株式会社もりぞうが担い、国産銘木「木曾ひのき」を使用した中高級注文住宅を請け負う。2025年1月には株式会社三愛ホームを子会社化し、不動産販売事業に組み込んだ。

九州から全国へ広がる営業拠点

本社を置く大分県を起点に、宮崎、愛媛、香川、福岡、そして関東へと営業網を拡大してきた。2013年に宮崎営業所、2015年に松山営業所、2016年に高松営業所、2017年に久留米営業所を開設。2023年には松山・高松両所を統合し四国営業所とした。子会社のもりぞうは埼玉県さいたま市に本拠を置き、関東甲信越エリアで注文住宅事業を展開。三愛ホームも埼玉県川越市に所在し、首都圏でのプレゼンスを強めている。

2025年12月期の業績は減収減益

2025年12月期の連結業績は、売上高34億16百万円(前期比19.2%減)、営業利益12百万円(同97.3%減)、親会社株主に帰属する当期純損失3百万円となった。建売住宅部門は販売棟数・単価ともに増加したが、投資用不動産部門で大型物件の販売が不調に終わった。建築請負事業は法改正の影響で着工が遅れ、売上高が前年を24.4%下回り、セグメント損失を計上した。子会社もりぞうの黒字化目標も未達である。

連結子会社の取得と売却による再編

グループは過去に複数のM&Aを実施してきた。2017年4月にDipro株式会社を子会社化し福岡市に拠点を得たが、2023年7月に全株式を譲渡した。2022年10月には株式会社もりぞうを買収し、建築請負事業に参入。2025年1月には株式会社三愛ホームを子会社化し、不動産販売事業の拡大を図った。これらの動きは、収益基盤の多様化と地域分散を狙ったものだが、もりぞうの業績低迷やDiproの売却など、必ずしも計画通りには進んでいない。

業界の中での役割は不動産デベロッパー(住宅・投資用不動産の企画・開発・販売)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
34億円
営業利益
0億円
営業利益率
0.0%
純利益
0億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/12
事業売上構成比利益利益率
不動産 販売事業20億円58.8%2億円10.0%
建築請負事業14億円41.2%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01個人向け住宅(一次取得者層)主力

地方都市や首都圏郊外でまじめに働く一次取得者層をターゲットに、3LDK(約85㎡)と4LDK(約100㎡)の2タイプの建売住宅を企画・開発し提供している。高品質で価格優位(中心価格帯2,000万~4,000万円)を実現し、狭小地や変形地にも建設可能な点が特徴。

主な製品・サービス1
建売住宅
3LDK(約85㎡)と4LDK(約100㎡)の基本プランを持つ、一次取得者向けの注文住宅。高品質で価格優位性が高く、狭小地や変形地にも対応可能。

02不動産投資家(個人富裕層・法人)主力

個人富裕層や法人に対し、一棟単位で提供する投資用マンション「レスコ」、投資用木造アパート「アテレーゼ」、簡易宿泊所(民泊ビル)を企画・開発し販売している。また、テナントビル等の中古不動産の仕入・販売も行う。インバウンド需要が高い地域に簡易宿泊所を供給。

主な製品・サービス3
レスコ(投資用マンション)
一棟あたり16室~88室程度の中型賃貸マンションで、販売価格は100,000千円~1,000,000千円前後。分譲マンション並みの品質と個人富裕層が取得しやすい価格設定が特徴。
アテレーゼ(投資用木造アパート)
一棟あたり3戸~16戸程度の木造アパートで、立地に応じて家族向けメゾネット型と単身者向けワンルーム型の2プランを用意。木造により建築コストを抑え、販売価格は40,000千円~200,000千円前後。
簡易宿泊所(民泊ビル)
一棟あたり10室~20室程度の客室を設けた民泊ビルで、インバウンド需要が高い福岡県や別府、湯布院で販売。

03注文住宅(中高級志向)準主力

関東甲信越エリアを中心に、国産銘木「木曾ひのき」を使用した中高級志向の注文住宅の設計・建築を請け負う。顧客の要望に応じたオーダーメイドの住宅を提供。

主な製品・サービス1
注文住宅(木曾ひのき使用)
国産銘木「木曾ひのき」を使用した中高級志向の注文住宅。設計から建築まで一貫して請け負い、関東甲信越エリアを中心に提供。

製品と技術

建売住宅「フォレクス」と「MGホーム」

建売住宅事業は「地方都市や首都圏郊外でまじめに働く一次取得者層がムリなく買える良い家」をコンセプトとする。基本プランは3LDK(約85㎡)と4LDK(約100㎡)の2タイプで、販売価格は2,000万円~4,000万円が中心。狭小地・変形地にも対応できるのが特徴だ。「フォレクス」シリーズは2008年に大分市で第1号を販売。2024年には山梨県で「MGホーム」シリーズ第1号「MG徳永」を完成させ、首都圏での販売を開始した。

投資用マンション「レスコ」と木造アパート「アテレーゼ」

投資用不動産として、一棟単位で販売するマンション「レスコ」シリーズと木造アパート「アテレーゼ」シリーズを展開する。「レスコ」は16~88室の中型賃貸マンションで、販売価格は1億~10億円。分譲マンション並みの品質を保ちつつ、個人富裕層が取得しやすい価格帯に設定している。「アテレーゼ」は3~16戸の木造アパートで、販売価格は4,000万円~2億円。立地に合わせて家族向けメゾネット型と単身者向けワンルーム型を用意し、建築コストを抑えることで価格競争力を高めている。

注文住宅と簡易宿泊所のラインナップ

建築請負事業では、子会社もりぞうが国産銘木「木曾ひのき」を用いた中高級注文住宅を手掛ける。関東甲信越エリアを中心に、高品質な木造住宅を提供している。簡易宿泊所は、福岡県や別府、湯布院などインバウンド需要の高い地域で販売。一棟あたり10~20室の客室を設け、民泊用途で法人・個人に売却する。2017年に第1号物件「博多駅東ビル」を販売して以来、投資用不動産の一カテゴリーとして定着している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

不動産業のなかでの位置

住宅販売特化、減収懸念

グランディーズは不動産業に属し、主に中古住宅のリノベーション販売・仲介を行う。同業の大東建託が大手建設会社として賃貸住宅に強いのに対し、グランディーズは個人向け中古物件に特化。売上高は42億円と小規模で、営業利益率11.9%と高いが、FY25/12には売上高34億円に減少、営業利益率0%と急激な悪化見込み。物件仕入れや販売サイクルの変動が業績を左右しやすい。

強み

  • リノベーション物件の高付加価値販売により、営業利益率15%近い水準を達成。
  • 中古物件のリノベーションに特化し、他社との差別化と高い付加価値を実現。
  • 購入者ニーズに合わせた提案力が強みで、リピートや紹介につながる。
  • 少人数組織で意思決定が速く、地域密着型の柔軟な営業が可能。

課題

  • 販売物件数に業績が左右され、FY25/12には営業利益0%と大幅悪化の見通し。
  • 売上高が46億円→42億円→34億円と減少傾向。市場需要の低迷が懸念。
  • 仕入れ物件の価格高騰や在庫リスク。適切なタイミングでの買い付けが課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

不動産業の時価総額近傍。太字がグランディーズ

時価総額で並べると、掲載6社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18836RISE28億円
22997ストレージ王25億円20.9倍
39816ストライダーズ25億円10.8倍
48894REVOLUTION23億円
58946ASIAN STAR18億円
63261グランディーズ17億円18.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 38件

2006年創業から宅建免許取得、投資用マンション第1号

2006年11月、大分県大分市に資本金1,000万円で株式会社グランディーズを設立。2007年6月に宅地建物取引業免許を取得し、同年12月には投資用マンション「レスコ」シリーズ第1号物件「レスコ府内」を大分市で販売した。創業からわずか1年で事業を軌道に乗せた。2008年5月には建売住宅「フォレクス」シリーズ第1号物件「フォレクス大門」も販売し、事業の柱を固めていった。

グリーンシート経由で公開、福岡・東京の市場に上場

2008年4月、日本証券協会のグリーンシート銘柄に指定され、株式の流動性を高めた。その後、2012年12月に福岡証券取引所Q-Board市場に上場。さらに2014年12月には東京証券取引所マザーズ市場に上場し、公募増資により資本金を2億5,711万円に増やした。これにより資金調達力が向上し、事業拡大の原資を得た。2022年4月の市場区分見直しに伴い、マザーズからグロース市場へ移行している。

九州・四国への営業網拡大とM&Aの開始

2013年10月に宮崎営業所、2015年7月に松山営業所、2016年11月に高松営業所を開設し、九州・四国エリアへ進出した。2017年4月にはDipro株式会社を子会社化し、福岡市に拠点を確保。同年11月には久留米営業所も開設。M&Aと自社開設を併用して販売網を広げた。2017年8月には簡易宿泊所第1号物件「博多駅東ビル」を販売し、新たな投資用不動産のカテゴリーに乗り出した。

不調続く子会社もりぞうの買収と再編

2022年10月、埼玉県さいたま市の株式会社もりぞうを全株式取得し、建築請負事業に参入。しかし買収後の業績は低迷し、3年以内の黒字化目標を達成できなかった。2023年7月にはDiproを譲渡し、グループ再編を進めた。2023年7月には高松・松山両営業所を統合して四国営業所とし、効率化を図った。2024年2月には山梨県で「MGホーム」シリーズ第1号物件を完成させ、関東での建売住宅事業を開始。2025年1月には三愛ホームを子会社化し、さらなる事業拡大を試みている。

年表38件を開く

2000年代

  • 2006年11月創業大分県大分市に株式会社グランディーズ設立(資本金10,000千円)
  • 2007年2月第三者割当増資(資本金15,000千円)
  • 2007年4月「一般建設業」許可取得
  • 2007年6月「宅地建物取引業」免許取得
  • 2007年11月第三者割当増資(資本金18,825千円)
  • 2007年12月投資用マンション「レスコ」シリーズ第1号物件「レスコ府内」販売(大分県大分市)
  • 2008年3月株式分割(1:300)
  • 2008年4月日本証券業協会から「グリーンシート銘柄」の指定を受ける
  • 2008年5月公募増資(資本金24,635千円)
  • 2008年5月「一級建築士事務所」登録
  • 2008年5月建売住宅「フォレクス」シリーズ第1号物件「フォレクス大門」販売(大分県大分市)
  • 2009年4月「特定建設業」許可取得
  • 2009年12月第三者割当増資(資本金28,135千円)

2010年代

  • 2012年12月公募増資(資本金69,510千円)
  • 2012年12月上場福岡証券取引所Q-Board市場に株式を上場
  • 2013年10月宮崎県宮崎市に宮崎営業所を開設
  • 2014年12月公募増資(資本金257,118千円)
  • 2014年12月上場東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場
  • 2015年1月第三者割当増資(資本金268,613千円)
  • 2015年7月愛媛県松山市に松山営業所を開設
  • 2016年6月投資用アパート「アテレーゼ」シリーズ第1号物件「アテレーゼ照波園」販売(大分県別府市)
  • 2016年11月香川県高松市に高松営業所を開設
  • 2017年4月M&ADipro株式会社(福岡市中央区)の全株式を取得し子会社化
  • 2017年7月株式分割(1:3)
  • 2017年8月簡易型宿泊所第1号物件「博多駅東ビル」販売(福岡市博多区)
  • 2017年11月福岡県久留米市に久留米営業所を開設
  • 2019年12月自己株式の取得完了(199,900株)

2020年代

  • 2020年2月自己株式の消却(200,026株)
  • 2021年12月自己株式の取得完了(137,800株)
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所のマザーズ市場からグロース市場へ移行
  • 2022年10月M&A株式会社もりぞう(埼玉県さいたま市)の全株式を取得し子会社化
  • 2023年7月Dipro株式会社(福岡市中央区)の全株式を譲渡
  • 2023年7月M&A高松営業所と松山営業所を統合し、四国営業所を開設
  • 2024年2月建売住宅「MGホーム」シリーズ第1号物件「MG徳永」完成(山梨県南アルプス市)
  • 2024年7月投資用アパート「アテレーゼ」シリーズ関東第1号物件「アテレーゼ持田」完成(埼玉県行田市)
  • 2024年10月新株予約権の権利行使により増資(資本金388,924千円)
  • 2024年11月新株予約権の権利行使により増資(資本金462,491千円)
  • 2025年1月M&A株式会社三愛ホーム(埼玉県川越市)の全株式を取得し子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • もりぞうの黒字化未達のため期限不明まで買収後3年以内の黒字化(当初目標)

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    建売住宅事業の堅実運営

    市場が成長局面ではないと判断し、現状の事業規模を維持しながら需要動向を見極め、無理な拡大投資は行わず、商品力と価格競争力の維持で安定的な収益を確保する。ウェブマーケティングや広報の充実により中長期的な潜在顧客を獲得する。

  2. 02

    投資用不動産事業の拡大と収益多角化

    中長期的な収益力向上のため、開発を積極推進し自社保有物件数を増加させる。売却益に依存しない賃貸収入を積み上げ、収益構造の安定化と多角化を図る。

  3. 03

    子会社もりぞうの早期黒字化と投資回収

    連結子会社もりぞうについて、拠点統廃合などの構造改革により収益性は改善、損失は縮小している。早期の黒字転換を実現し、投資回収フェーズへの移行を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で60人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は433万円で、9期前と比べて+0.7%平均年齢は33.8歳、平均勤続年数は4.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月25
2017年12月33
2018年12月34
2019年12月43039.04.534
2020年12月42239.74.833
2021年12月41836.04.834
2022年12月41036.45.698
2023年12月41234.96.070
2024年12月42934.65.370714
2025年12月43333.84.5600

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
本社 — 埼玉県川越市50百万円
不動産販売事業
宮崎営業所 — 宮崎県宮崎市23百万円
不動産販売 事業
本社他 — 埼玉県さいたま市大宮区他12百万円
建築請負 事業
本社 — 大分県大分市2百万円
不動産販売 事業
四国営業所 — 愛媛県松山市0百万円
不動産販売 事業
ほか5件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    株式会社三愛ホーム(注)1、2、5
    埼玉県川越市
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は34億円営業利益0億円前期と比べると減収減益で、売上が-19.0%、利益が-100.0%。

売上高
-19.0%
34億円
営業利益
-100.0%
0億円
純利益
-100.0%
0億円
営業利益率
0.0%
前期比 -11.9%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高36億円34億円
営業利益2億円0億円
純利益1億円0億円
1株あたり配当¥15¥15

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は15億円、営業利益は0億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+7.1%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q9−1−11.1−1
2023年2Q1616.31
2023年3Q1000.01
2023年4Q111
2024年1Q1000.00
2024年2Q900.00
2024年4Q23521.73
2025年2Q14−1−7.1−1
2025年4Q2015.01
2026年2Q1500.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は12億円から34億円へ2.8倍に増えた。直近期の営業利益率は0.0%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
福岡証券取引所Q-Board市場に株式を上場
2012年12月1221
宮崎県宮崎市に宮崎営業所を開設
2013年12月1532
東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場
2014年12月2232
愛媛県松山市に松山営業所を開設
2015年12月1721
香川県高松市に高松営業所を開設
2016年12月1932
Dipro株式会社(福岡市中央区)の全株式を取得し子会社化
2017年12月2232
2018年12月2443
2019年12月2643
2020年12月1811
2021年12月2832
株式会社もりぞう(埼玉県さいたま市)の全株式を取得し子会社化
2022年12月2721
高松営業所と松山営業所を統合し、四国営業所を開設
2023年12月4612
2024年12月425511.93
株式会社三愛ホーム(埼玉県川越市)の全株式を取得し子会社化
2025年12月34000.00

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高34億円のうち、営業利益として残るのは0億円0.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は0億円、売上の0.0%にあたる。営業利益率は業種中央値9.6%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金79.4%27億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金20.6%7億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.0%0億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
20.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比9.6pt
0.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比6.2pt
0.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比13.0pt
-0.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
0.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが−5億円、投資CFが−4億円で、差し引きのフリーCFは−9億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は10億円で、売上の3.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年12月10114
2013年12月00004
2014年12月500510
2015年12月0−30−37
2016年12月−22108
2017年12月−807−87
2018年12月−909−97
2019年12月−303−37
2020年12月−102−18
2021年12月80−987
2022年12月74−11116
2023年12月−21−4−112
2024年12月203216
2025年12月−5−43−910

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は55億円。このうち返さなくてよい自己資本が27億円で、自己資本比率は48.4%(業種中央値32.8%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月83534.0
2013年12月104642.2
2014年12月1210282.5
2015年12月1311286.1
2016年12月1613381.9
2017年12月26151157.7
2018年12月38172144.7
2019年12月43182541.9
2020年12月45182741.1
2021年12月38191950.7
2022年12月44192544.0
2023年12月41212050.5
2024年12月45281861.2
2025年12月55272948.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
10億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
17億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
29億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
42
/ 100
安定性自己資本比率32 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

不動産業 131社との比較

同じ不動産業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率131社中34位あたり、逆に低いのは売上成長率131社中126位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-0.1%/中央値 12.9%
P25 7.7%P75 19.5%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
0.0%/中央値 9.6%
P25 5.6%P75 15.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
48.4%/中央値 32.8%
P25 26.6%P75 48.5%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-19.1%/中央値 11.4%
P25 3.3%P75 23.1%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.6%/中央値 3.5%
P25 2.5%P75 4.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥417で、1年前と比べて-61.5%過去52週の値幅のなかでは5%の位置にある。

¥417-0.7%1ヶ月+2.0%1年-61.5%時価総額17億円
過去52週の値幅
安値¥376高値¥1,215

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)18.3倍
PER (会社予想)21.4倍
PBR0.65倍
配当利回り3.60%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は前日比-0.8%の396円。25日線(389円)を辛うじて上回るものの、52週高値(1215円)からは約67.4%下落し、長期低迷。直近の出来高は4500株と低調。RSIは74.3と買われすぎを示すが、上昇の勢いは限定的で、依然として75日線(420円)を下回る。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERが算出不可だが、PBR 0.62倍は業界平均1.71倍を大きく下回り割安。配当利回り3.76%は業界平均2.30%を上回る。ROEが-0.1%と低く収益性は弱いが、配当性向21.5%と安定。業績は減少傾向だが、資産価値に比して株価が低く、割安と判断した。

指標この会社業種平均
PER (実績)18.3倍14.9倍
PER (予想)21.4倍
PBR0.65倍1.84倍
ROE-0.1%11.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

今期は減収減益予想で営業利益がゼロと厳しい見通し。地元大分・九州の不動産市況回復が鍵。強気派は地元密着でニッチ需要を掴み、市況回復時に利益が拡大すると見る。弱気派は市況変動に脆弱で、売上規模も小さく、競争激化で利益を出せないと懸念。PERがマイナスでバリュエーション評価が困難。

プラスに働く材料7
  • 地元密着の強み

    地元需要を捉えた商品開発で安定受注の可能性

  • 市況回復の恩恵

    九州エリアの不動産市場回復時に業績改善が見込める

  • 低PBRの割安感

    PBR0.62倍と解散価値未満で資産価値に下支え

  • PBR0.62倍と解散価値割れ継続影響

    純資産26億に対し時価16億円

  • 配当利回り3.76%の高水準維持2025/12期影響

    減配なければ魅力だが利益ゼロでリスク

  • 営業利益黒字化への期待2026/12期影響

    2024/12期5億→2025/12期0億からの回復

  • 時価総額16億円と小型株のボラティリティ不定影響

    材料次第で急騰の可能性

マイナスに働く材料7
  • 今期営業利益ゼロ

    2025/12期の営業利益予想0円で収益力が脆弱

  • 市況変動リスク

    不動産市況の悪化で業績が大きく悪化する可能性

  • 規模の小ささ

    売上40億円と小規模で競合に対する競争力が限定的

  • 2025/12期営業利益ゼロへの悪化2025/12期影響

    前期5億→0億、収益源消失

  • 売上高の減少トレンド2025/12期影響

    46億→42億→34億と減少

  • 純利益ゼロと無配転落リスク2025/12期影響

    2億→3億→0億、配当維持困難

  • ROEマイナスで資本棄損懸念継続影響

    ROE-0.1%とわずかに赤字

次の決算で確かめる点
売上高
分譲マンション・注文住宅の販売動向を直接反映
営業利益率
収益性の回復度合いを示す重要指標
受注残高
今後の売上高を占う先行指標

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり15で、前期から25.0%いまの株価に対する利回りは3.60%。

年間配当
¥15
1株あたり
配当利回り
3.60%
いまの株価に対して
配当性向
21.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年12月713.0
2017年12月1279.921.3
2018年12月1416.721.2
2019年12月140.023.4
2020年12月140.055.2
2021年12月140.026.3
2022年12月140.044.2
2023年12月157.123.1
2024年12月2033.321.4
2025年12月15−25.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥15

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ3,340人。区分でいちばん多いのは個人・その他85.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が12.1%を占め、残る87.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他80.884.585.483.180.585.1
事業法人16.813.613.413.512.012.1
証券会社0.91.30.92.50.52.3
外国人個人0.00.00.00.00.00.3
外国法人1.00.20.20.87.00.2
金融機関0.50.40.10.10.0
自己株式3.73.70.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01亀井 浩41.04
02有限会社イージー・コンサルティング9.75
03株式会社SBI証券0.89
04山口 定男0.60
05楽天証券株式会社0.60
06岩尾 崇清0.51
07廣田商事株式会社0.49
08鈴木 将大0.45
09蔵前 達郎0.44
10グランディーズ従業員持株会0.31

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−101%、1株純資産は14期で+161%。直近期のROEは-0.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年12月12025153.94.0
2013年12月14739645.47.6
2014年12月16977025.711.3
2015年12月11189213.57.69.0
2016年12月1561,02416.16.613.0
2017年12月5739215.58.121.3
2018年12月6744616.05.821.2
2019年12月6649814.38.623.4
2020年12月235074.615.655.2
2021年12月515479.78.526.3
2022年12月195523.420.544.2
2023年12月515899.07.323.1
2024年12月6967610.415.621.4
2025年12月−1655−0.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2025/12期の役員報酬は総額51百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
亀井浩代表取締役 社長561,682,900
後藤大岳取締役 営業本部長403,300
原口祥彦取締役64
藤嶋司取締役47
甲斐雄二常勤監査役68
蔵前達郎監査役6818,000
生野裕一監査役47

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)23944221
社外取締役45051
監査役14044

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,431字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社(株式会社グランディーズ)及び連結子会社2社(株式会社もりぞう、株式会社三愛ホーム)で構成されており、不動産販売事業、建築請負事業を主な業務としております。 不動産販売事業は、建売住宅及び投資用不動産の販売を主体とし、「我々の創造する立派な商品・サービスを通じ、全てのステークホルダーと共に物質的・精神的豊かさを追求する」という経営理念の下、付加価値の高い魅力的な住宅・投資用不動産の企画・開発・販売等を行っております。 建築請負事業は、株式会社もりぞうにより、国産銘木「木曾ひのき」を使用した中高級志向の注文住宅の建築請負を行っております。 なお、当社グループは、2025年1月6日付で株式会社三愛ホームを連結子会社化したことに伴い、同社を不動産販売事業セグメントに含めております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。 各事業の内容は、以下のとおりであります。 (不動産販売事業) ① 建売住宅販売 建売住宅販売事業は、「地方都市や首都圏郊外でまじめに働く一次取得者層がムリなく買える良い家」をコンセプトに、地方の中核都市や首都圏郊外を中心に企画・開発し提供しております。 基本プランは3LDK(約85㎡)と4LDK(約100㎡)の2タイプ。「高品質で価格優位(中心価格帯2,000万~4,000万円)」「狭小地や変形地にも建設が可能」という点が大きな特徴です。若年ファミリー層や単身者等の一次取得者層をターゲットに、豊かな住まいの提供を通じて新しいライフスタイルを提案しております。 ② 投資用不動産販売 投資用不動産販売事業は、「レスコ(RESCO)」シリーズと「アテレーゼ(ATTRESE)」シリーズの投資用マンションや投資用木造アパート、簡易宿泊所を企画・開発し、提供する事業、並びに、テナントビル等の中古不動産を仕入・販売する事業であります。 (ア) レスコ(投資用マンション) レスコは、個人富裕層や法人に対し、一棟単位で提供する投資用マンションであります。一棟あたり16室~88室程度の中型の賃貸マンションで、販売価格は100,000千円~1,000,000千円前後。分譲マンション並みの品質と個人富裕層が収益不動産として取得しやすい価格に抑えているのが特徴です。 (イ) アテレーゼ(投資用木造アパート) アテレーゼは、個人富裕層や法人に対し、一棟単位で提供する投資用木造アパートであります。一棟あたり3戸~16戸程度で、小学校区には家族向けメゾネット型、中心部には単身者向けワンルーム型の2プランを備え、販売価格は40,000千円~200,000千円前後。立地に合わせた企画ができる強みと、木造で建築コストを抑えることができるのが強みであります。 (ウ) 簡易宿泊所 簡易宿泊所は、個人富裕層や法人に対し、一棟単位で提供する民泊ビルであります。一棟あたり10室~20室程度の客室を設け、主にインバウンド需要が高い福岡県や別府、湯布院で販売しております。 (建築請負事業) 建築請負事業は、顧客から注文住宅の設計・建築を請け負う事業です。関東甲信越エリアを中心に、国産銘木「木曾ひのき」を使用した中高級志向の注文住宅を得意としております。 [当社グループの事業系統図] ① 不動産販売事業 (建売住宅、投資用不動産) ② 建築請負事業
経営方針・対処すべき課題1,171字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の基本的な経営方針 当社グループは「我々の創造する立派な商品・サービスを通じ、全てのステークホルダーと共に物質的・精神的豊かさを追求する」を経営理念としております。高品質・価格優位な建売住宅の販売、富裕層向け投資用不動産の販売、中高級志向の注文住宅の建築請負等、お客様の多様なニーズに沿った最適な住環境の提供を通じ、持続的な成長と企業価値の向上に取り組んでまいります。 (2) 経営環境ならびに中長期的な会社の経営戦略及び会社の対処すべき課題 当社グループを取り巻く経営環境は、建築資材価格および人件費の上昇が継続する中、住宅販売価格は高止まりの状況が続いております。また、消費者物価の上昇や金利上昇の影響により、実需を中心とした住宅需要は低調に推移しております。一方で、企業間競争については過度な競争局面を概ね脱しつつあり、地方では建売住宅事業から撤退する小規模事業者も見受けられるなど、市場環境は転換期を迎えております。 このような状況を踏まえ、当社は2026年12月期のスローガンを「整える」と定め、今後の更なる成長発展に向けて、収益基盤および人員体制を整備することを重要な経営課題として位置付けております。 ①不動産販売事業の安定化 建売住宅部門については、当該市場が成長局面にあるとは判断しておらず、現状の事業規模を維持しつつ、需要動向を見極めながら慎重な事業運営を行う方針であります。無理な拡大投資は行わず、商品力および価格競争力の維持を重視した安定的な収益確保に努めるとともに、ウェブマーケティングや広報の充実を図ることで、顧客認知度の向上および中長期的な潜在顧客の獲得に取り組んでまいります。 一方、投資用不動産部門については、中長期的な収益力の向上を図るべく、開発を積極的に推進するとともに、自社保有物件数の増加を進めております。これにより、売却益に依存しない運用による賃貸収入を着実に積み上げ、収益構造の安定化および多角化を図ってまいります。 ②株式会社もりぞうの投資回収 連結子会社である株式会社もりぞうについては、買収後3年以内の黒字化を目標として事業運営を行ってまいりましたが、当初目標の達成には至りませんでした。しかしながら、拠点の統廃合等の構造改革を進めた結果、売上高は減少した一方で収益性は改善し、損失額を縮小する等、事業基盤の改善が進んでおります。今後は早期の黒字転換を実現し、投資回収フェーズへの移行を目指してまいります。 当社は、これらの課題に着実に対応することで、変化する事業環境に適応しつつ、中長期的な企業価値の向上に努めてまいります。
事業等のリスク7,021字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、事業展開上のリスク要因となり、かつ投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性がある主な事項は、次のとおりであります。いずれも当社グループの判断により積極的に開示するものであり、一部リスク情報に該当しない、または当社グループが必ずしもリスクとして認識していない事項も含まれております。 なお、将来に関する事項については、本書提出日現在における当社グループ独自の判断によるものであります。 (1)経営成績及び財政状態の変動リスク ① 景気動向や不動産市況の影響について 当社グループが行う不動産販売事業(建売住宅販売、投資用不動産販売等)は、用地価格が不動産市況の動向によって急激に変動したり、販売価格が他社の供給や価格の動向の影響で変動したり、消費者の購買意欲が景気の動向や所得・雇用の環境変化、金利情勢や住宅税制・消費増税等の動向に左右されたりする傾向があります。そのため、これらの動向次第で当社グループの経営成績や財政状態が大きく変動する可能性があります。 ② 投資用不動産の引渡時期の変動について 当社グループが行う不動産販売事業のうち投資用不動産販売は、投資又は事業を目的とした個人富裕層や法人に対し、複合住宅やテナントビル1棟を販売するといった取引の性質上、建売住宅販売と販売方法や取引プロセスが異なっており、1件当たりの取引金額が多額になることに加え、相対取引であることから取引条件の個別性が高いという特徴があります。また、開発期間が長いというだけでなく、販売にも一定の期間を要します。そのため、その期間に天災等の不測の事態が発生したり、経済環境が急変したり、政府による住宅政策、税制の優遇措置の見直し等があったりすると、工期が遅れたり、販売環境が急激に好転したり、あるいは悪化したりして、引渡し時期が変動することとなります。そうなった場合には、当社グループは物件の引渡しをもって売上高を計上する「引渡し基準」を採用しておりますので、売上計上の時期にズレが生じたり、特定の時期に偏ったり、あるいは売上計上に長期間を要したりすることとなり、当社グループの経営成績や財政状態が大きく変動する可能性があります。 ③ 営業地域について 当社グループは、九州・四国地方に当社の本店及び営業所を3店舗、関東・中部地方を中心に株式会社もりぞうの本支店9店舗、埼玉県に株式会社三愛ホームを有しております。各拠点における事業活動は、当該地域における経済状況等により計画通りに進まない可能性もあり、その場合には今後の拠点展開が停滞し、ひいては当社グループの経営成績等に影響が及ぶ可能性があります。 ④ 有利子負債への依存と金利変動の影響について 当社グループは、販売用不動産及び投資用不動産開発資金の一部を金融機関からの借り入れに依存しております。当連結会計年度末現在の当社グループと金融機関との関係は良好であり、わが国の長短の金利も当面は一定の水準を維持すると予測されます。しかし、あらたな投資用不動産の開発資金の借り入れを行う場合、金融機関の融資態度や金利の動向次第で当社グループの経営成績等に影響が及ぶ可能性があります。 回次   第16期   第17期   第18期   第19期   第20期 決算年月   2021年12月   2022年12月   2023年12月   2024年12月   2025年12月 有利子負債残高(千円)   1,602,194   1,543,860   1,219,744   1,042,711   2,247,392 総資産額(千円)   3,775,907   4,395,843   4,087,026   4,525,792   5,548,575 有利子負債依存度(%)   42.4   35.1   29.8   23.0   40.5 (注)有利子負債残高は、リース債務、短期借入金、長期借入金(1年内返済予定含む)の合計額であります。 ⑤ 在庫リスクについて 当社グループは、年度予算に基づいて、建売住宅及び投資用不動産開発用地を低価格で仕入れ、魅力的な物件を企画し、短期間で販売するように努めております。しかし、内外の景気や金融情勢の急激な変化等に伴う金融機関の融資態度や消費者態度の動向次第で、当該計画の遂行が困難となったり、場合によっては完成在庫が増加したり、開発期間の遅延を招いたり、ひいては棚卸資産の減損や含み損が発生したりする可能性があります。その場合には当社グループの経営成績等に影響が及ぶ可能性があります。 ⑥ M&Aについて 当社グループは、今後の業容拡大等の施策として、既存事業の拡大や新規事業への参入を目的としたM&Aを選択肢の一つとしております。M&Aの実施にあたりましては、対象企業の事前調査により、各種リスクの低減に努めておりますが、当初想定したシナジー効果や事業拡大の効果が得られない場合やM&A対象会社の業績不振によりのれんにかかる減損損失が発生する等の場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2)財務に関するリスク 資金調達基盤について 当社グループは、投資用不動産の開発に係る用地仕入資金や建築資金については今後も地域金融機関から借入する予定であります。当連結会計年度末現在の当社グループと金融機関との関係は良好でありますが、金融機関の融資態度は金融情勢次第で一変する可能性があります。今後、何らかの理由で金融機関が投資用不動産開発に係る融資申し込みに応諾しなかったり、当社グループが開発資金調達の代替手段を見いだせなかったりしたときには、事業が計画どおりに展開できないという状況が生まれる可能性があり、その場合には当社グループの経営成績等に影響が及ぶ可能性があります。 (3)営業に関するリスク ① 自然災害について 当社グループが行う不動産販売事業は、火災等の人的災害、地震・台風等の大規模自然災害の影響を受けやすい事業であります。場合によって、臨時または追加的な支出を余儀なくされたり、消費者の購買行動が影響を受けたり、建築資材等の確保が困難になったりする可能性があります。そのため万一の場合に備えて、各種保険に加入したり、耐震性等に優れた住宅の開発に努めたり、外注業者等の複数化を図ったりしていますが、予測を超えた事態が生じた場合には当社グループの経営成績等に影響が及ぶ可能性があります。 ② 用地仕入について 当社グループの行う不動産販売事業は、開発用地の仕入の成否が業績を左右します。それだけに用地を安定的に確保し、割安価格で購入できる仕組みの構築は不可欠であります。 用地情報は、重点地域を選定したうえで不動産業者等から入手し、または自らの探索により取得し、価格・立地条件・周辺環境等を評価して採算性を検証したうえで、さらに土壌汚染や地中埋設物の有無及び地盤強度等を調査し問題のないと認められる用地にかぎり購入の是非を判断しております。しかし、割安な用地は情報が少なく同業他社等と競合する場合が大半であります。また、事前の調査にもかかわらず仕入れた用地に土壌汚染問題等が発生したりする可能性もあります。そうした場合には用地の仕入が計画どおりに進まなかったり、工期が遅れたり、臨時または追加的な支出を余儀なくされたりして当社グループの経営成績等に影響が及ぶ可能性があります。 ③ 建設工事の外注先について 当社グループは、建売住宅、注文住宅及び投資用不動産(木造)の建設工事を各専門業者に外注しております。外注先を選定するにあたっては、当該業者の経営状態、技術力や仕事ぶり等を社内格付するだけでなく、地域における信用・評判を調査し、反社会的勢力該当の有無などのチェックを行っております。しかし、外注先の多くが小規模等の理由により経営状態が不安定であったり、一部は後継者難で事業継続が危ぶまれたりすることから、外注業者の確保が一時的に困難となる事態が起こる可能性があり、その場合には当社グループの経営成績等に影響が及ぶ可能性があります。 ④ 外部委託について 当社グループは、建売住宅及び投資用不動産の設計、施工・監理等を設計会社や総合建設業者に外部委託しております。固定的なコストの抑制、委託先が持つノウハウや情報の有効活用等を期待し、施工能力や施工実績、信用力、評判等を総合的に検討し、委託先を選定することとしておりますが、当該委託先が経営不振に陥ったり、マンションの品質等に問題が発生したり、委託先との交渉力に変化が生じたりしたときには経営計画の推進に支障を来す可能性があり、その場合には当社グループの経営成績等に影響が及ぶ可能性があります。 ⑤ 競合について 当社グループが行う不動産販売事業のうち建売住宅販売は、地方都市及び首都圏郊外で高品質・価格優位という戦略に特化して事業展開しております。当該市場は地場業者の参入が増加し、競争が激化する傾向にあります。今後の大手・中堅業者の本格参入等の動向によっては棲み分けが崩れたり、需給バランスが著しく損なわれたりしますので、その場合には当社グループの経営成績等に影響が及ぶ可能性があります。 また、注文住宅の建築請負は、大手ハウスメーカーから個人事業主に至るまで大小様々な競合他社が多数存在しており、競争が激化する傾向にあります。国産銘木「木曾ひのき」を使用した住まいづくり、森林資源を守るために「伐って、使って、再び植える」という持続可能な家づくりへの取り組み、素材・長寿命・健康・デザインへのこだわり等により差別化を図っておりますが、競合他社との競争において優位に立てない場合、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 近隣住民の反対運動について 当社グループは、建売住宅及び投資用不動産の建設に当たり、関係する法律、自治体の条例等を十分検討したうえ、周辺環境との調和を重視した開発を企画するとともに、周辺住民に対する事前説明会の実施等適切な対策を講じており、現在まで近隣住民との重大な摩擦は発生しておりません。しかしながら、今後、建設中の騒音、電波障害、日照問題、景観変化等を理由に近隣住民の反対運動が発生する可能性があり、問題解決のための工事遅延や追加費用が発生する場合やプロジェクト開発が中止に至る場合、当社グループの経営成績等に影響が及ぶ可能性があります。 (4)労務に関するリスク ① 特定の経営者への依存について 当社グループは、会議体の整備や営業経験の豊富な人員の採用等により社内組織を強化して、代表取締役社長亀井浩に過度に依存しない営業体制の構築に努めております。その結果、主力事業である建売住宅販売に関しては組織力による事業展開が定着しております。しかし、投資用不動産の企画販売や株式会社もりぞうの経営再建等については依然として同氏に依存しております。そのため同氏が病気その他の理由により、当社の経営に携わることが困難となった場合には、当社グループの経営成績等に影響が及ぶ可能性があります。 ② 人材の確保及び育成について 当社グループが行う不動産販売事業には、専門的かつ高度な知識や資格を有した人材が不可欠であります。また、財務報告の適正性と正確性を確保するためには管理部門に有能な人材を配置する必要があります。しかし、現在は小規模の人員体制で組織力もやや不足気味、新しい地域に事業拠点を拡大していくためには営業人員等の増強が不可欠であります。今後、人材の育成に努めるとともに良質な人材の確保を急ぐ予定でありますが、これらが不調に終わった場合には当社グループの経営成績等に影響が及ぶ可能性があります。 (5)法務に関するリスク ① 法的規制について 当社グループが行う事業は、宅地建物取引業法、都市計画法、建築基準法、建設業法、建築士法等の適正化に関する法律その他、多くの法令や自治体の定める条例等による法規制を受けております。そのため当社グループでは法令遵守を徹底し、免許等の取消事由や更新欠格事由が発生しないように努めておりますが将来、当社グループの免許等が何らかの理由により取消し等になったりした場合には、当社グループの事業活動が大幅に制約されることとなり、当社グループの経営成績等に影響が及ぶ可能性があります。 会社名   法令等名   免許・許可の内容   有効期間   取消事由 ㈱グランディーズ   宅地建物取引業法   宅地建物取引業者免許 国土交通大臣 (03)第008502号   2023年9月10日から 2028年9月9日まで   宅地建物取引業法 第66条、第67条 ㈱グランディーズ   建設業法   特定建設業許可 大分県知事許可 (特-31)第12595号   2024年4月7日から 2029年4月6日まで   建設業法第29条 ㈱グランディーズ   建築士法   一級建築士事務所登録 大分県知事登録 第18S-13340号   2023年5月14日から 2028年5月13日まで   建築士法第26条 ㈱もりぞう   宅地建物取引業法   宅地建物取引業者免許 埼玉県知事 (1)第25470号   2024年8月6日から 2029年8月5日まで   宅地建物取引業法 第66条、第67条 ㈱もりぞう   建設業法   建設業許可 国土交通大臣許可 (般2)第24228号   2025年4月16日から 2030年4月15日まで   建設業法第29条 ㈱もりぞう   建築士法   一級建築士事務所登録 神奈川県知事登録 第17283号   2022年1月13日から 2027年1月12日まで   建築士法第26条 ㈱もりぞう   建築士法   一級建築士事務所登録 山梨県知事登録 第1-071852号   2025年2月22日から 2030年2月21日まで   建築士法第26条 ㈱もりぞう   建築士法   一級建築士事務所登録 栃木県知事登録A 第3579号   2023年7月11日から 2028年7月10日まで   建築士法第26条 ㈱三愛ホーム   宅地建物取引業法   宅地建物取引業者免許 埼玉県知事 (8)第18721号   2024年5月18日から 2029年5月17日まで   宅地建物取引業法 第66条、第67条 ② 訴訟等の可能性について 当社グループには現在、将来の業績等に影響を及ぼす可能性のある重大な訴訟の事実や顧客または近隣住民との大きなトラブルはありません。しかし、販売した物件に重大な瑕疵等が見つかったり、建築工事に関するさまざまな苦情やトラブルが発生したり、場合によっては訴訟が提起されたりする可能性は、事業拠点や事業規模の拡大に伴って増大いたしますので、それらの動向次第では当社グループの経営成績等に影響が及ぶ可能性があります。 ③ 品質保証について 当社グループが行う不動産販売事業には、「住宅の品質確保の促進等に関する法律」により、住宅供給者は新築住宅の構造上主要な部分及び雨水の浸水を防止する部分について10年間、その他の部分については「宅地建物取引業法」により住宅の引渡日から最低2年間の契約不適合責任(瑕疵担保責任)を負っております。 当社グループは、設計、施工・監理の充実を図り、品質に万全を期すこととしております。また、販売後のアフターサービスに関しても誠実な対応を心掛けております。しかし、住宅の品質に重大な瑕疵や不備が認められた場合には補修工事や補償等が発生したりする可能性があり、その場合には当社グループの経営成績等に影響が及ぶ可能性があります。 (6)その他のリスク ① 個人情報の保護について 当社グループは、住宅・投資用不動産の購入顧客や来場者リスト等の個人情報、従業員や一部取引先の個人番号等を保有しております。これらの情報については、「個人情報の保護に関する法律」(個人情報保護法)や「行政手続きにおける特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律」(番号法)等に基づいてデータへのアクセス権限を制限したり、外部からの侵入防止を図る等の対策を講じたりするとともに、従業員等に対して個人情報保護法や番号法に係る啓蒙活動を実施して、その漏洩や不正使用の未然防止に努めております。しかし、人為的なミスや何らかの不正な方法等により当社グループが保有する個人情報等が漏洩等した場合には、当社グループの信用力の低下や損害賠償の請求等によって経営成績等に影響が及ぶ可能性があります。 ② 感染症の影響について 感染症の流行が発生した場合、従業員等の感染による事業停止等、円滑な事業推進が困難になる可能性に加え、建設資材や住宅設備の高騰に伴う利益率の低下及び不足に伴う工事の遅れ、販売計画へ重大な影響を与える可能性があり、その場合には当社グループの経営成績等に影響が及ぶ可能性があります。
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における経営成績、キャッシュ・フロー及び財政状態の概要は、次のとおりであります。 ① 経営成績 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善による個人消費の持ち直しや、国内のインバウンド需要の増加を背景に、緩やかな回復が続きました。一方で、原材料価格の高止まり、消費者物価上昇の長期化、不安定な国際情勢等により、先行きは依然として不透明な状況が続いております。 当社が属する住宅・マンション業界におきましては、2025年4月の建築基準法および省エネ法改正後の反動減は期末に向けて回復基調となりましたが、建築コスト上昇に伴う不動産価格の高止まりと金利上昇を背景に、実需層の購入意欲は慎重に推移しました。 このような環境の中、当社グループは、不動産販売事業および建築請負事業の拡大に努めました。不動産販売事業のうち建売住宅部門は、販売棟数が前年を上回り、単価および利益率が増加いたしました。投資用不動産部門は、小型・中型の木造賃貸アパートは予定通り販売したものの、大型の賃貸マンションの販売が不調となりました。建築請負事業は、建築基準法および省エネ法改正により確認許可の交付が長期化し、受注案件の着工が滞ったことで売上高は前年を大きく下回りました。コスト構造の改善を進め、利益ベースでは前年より損失額を削減できましたが、子会社化後3年以内の黒字化達成にはいたりませんでした。また、株主優待費用が当初想定を大幅に上回り、販売費及び一般管理費が増加した上に、法人税法上はこれらが損金不算入となることから、東京証券取引所マザーズ市場(現グロース市場)へ上場後、初めて親会社株主に帰属する当期純損失を計上することとなりました。 なお、2025年1月6日付で株式会社三愛ホームの全株式を取得し、子会社化したことに伴い、同社は当連結会計年度より連結開始となり、貸借対照表および損益計算書の取り込みを行っております。 この結果、当連結会計年度の売上高は3,416,769千円(前連結会計年度比19.2%減)、営業利益は12,889千円(前連結会計年度比97.3%減)、経常利益は28,883千円(前連結会計年度比93.8%減)、親会社株主に帰属する当期純損失は3,112千円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純利益251,054千円)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 なお、当社グループは、2025年1月6日付で株式会社三愛ホームを連結子会社化したことに伴い、同社を不動産販売事業セグメントに含めております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (セグメント情報等)」に記載のとおりであります。 (不動産販売事業) 不動産販売事業におきましては、建売住宅部門では販売棟数、売上、利益ともに前年を上回りました。投資用不動産部門では、前期に利益率の高い大型の投資用不動産(簡易宿泊所)を売却しましたが、当期は販売が不調となり、売上高およびセグメント利益は減少いたしました。 この結果、売上高は2,192,829千円(前連結会計年度比12.4%減)、セグメント利益は241,105千円(前連結会計年度比66.9%減)となりました。 (建築請負事業) 建築請負事業におきましては、展示場の統廃合や人員体制の見直し等によるコスト構造の改善を進めました。これにより一時的に受注が減少したことに加え、法改正により確認許可の交付が長期化したことで受注案件の着工が滞り、売上が大幅に減少し、セグメント損失となりました。 この結果、売上高は1,377,807千円(前連結会計年度比24.4%減)、セグメント損失は33,238千円(前連結会計年度は40,975千円のセグメント損失)となりました。 ② キャッシュ・フロー 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)は、前渡金の増加、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出等により、前連結会計年度末と比較して642,490千円減少し、期末残高は966,177千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローは、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により使用した資金は525,792千円(前連結会計年度比は176,663千円の獲得)となりました。これは主に棚卸資産の増加額154,666千円、前渡金の増加額258,850千円、未収消費税の増加額71,243千円等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により使用した資金は408,033千円(前連結会計年度比は17,392千円の使用)となりました。これは主に連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出399,705千円等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により獲得した資金は291,336千円(前連結会計年度比は279,082千円の獲得)となりました。これは主に短期借入れによる収入290,000千円等によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 当社グループは、不動産販売事業及び建築請負事業を行っておりますが、不動産販売事業は生産、受注及び販売を定義することが困難であるため、セグメント別の記載に代えて事業部門別に記載しております。 a.生産実績 当社グループで行う事業は、提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 b.受注実績 当連結会計年度における建築請負事業の受注実績は、次のとおりであります。 事業部門別の名称   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) 建築請負事業   1,355,457   108.5   881,650   136.3% c.販売実績 当連結会計年度の販売実績を事業部門別に示すと、次のとおりであります。 事業部門別の名称   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)   前年同期比(%) 建売住宅販売事業(千円)   1,655,442   56.9 投資用不動産販売事業(千円)   250,600   △80.1 建築請負事業(千円)   1,377,807   △20.2 その他(千円)   132,919   △28.1 合計(千円)   3,416,769   △19.2 (注)1.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 大英産業株式会社   1,000,000   23.7   -   - 2.損益計算書の不動産売上高の事業部門別内訳は、次のとおりであります。 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) 不動産売上高(千円)   2,316,018   1,906,042 建売住宅販売事業(千円)   1,055,218   1,655,442 投資用不動産販売事業(千円)   1,260,800   250,600 (2)経営者の視点による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末日現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たりましては、経営者による会計方針の選択・適用とともに、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者は、これらの見積もりについて過去の実績や現状等を勘案し合理的に判断しておりますが、見積り特有の不確実性が伴うため、実際の結果はこれらと異なる場合があります。 ② 財政状態の分析 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は5,274,471千円となり、前連結会計年度末に比べ869,922千円増加いたしました。これは主に販売用不動産が963,852千円増加、未成工事支出金が10,201千円減少したこと等によるものであります。固定資産は274,103千円となり、前連結会計年度末に比べ152,860千円増加いたしました。これは主に、株式会社三愛ホームの株式取得により、土地が43,325千円増加、のれんが78,917千円増加したこと等によるものであります。 この結果、総資産は5,548,575千円となり、前連結会計年度末に比べ1,022,783千円増加いたしました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は1,161,899千円となり、前連結会計年度末に比べ322,003千円増加いたしました。これは主に短期借入金が327,000千円増加したこと等によるものであります。固定負債は1,700,302千円となり、前連結会計年度末に比べ785,892千円増加いたしました。これは主に長期借入金が787,374千円増加したこと等によるものであります。 この結果、負債合計は2,862,202千円となり、前連結会計年度末に比べ1,107,896千円増加いたしました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産は2,686,373千円となり、前連結会計年度末に比べ85,113千円減少いたしました。これは主に親会社株主に帰属する当期純損失の計上による減少3,112千円、剰余金の配当の支払いによる減少82,000千円によるものであります。 この結果、自己資本比率は48.4%(前連結会計年度末61.2%)となりました。 ③ 経営成績の分析 (売上高) 当連結会計年度における売上高は、投資用不動産販売の減少および建築請負事業の減少により3,416,769千円(前連結会計年度比19.2%減)となりました。 (売上原価・売上総利益) 当連結会計年度における売上原価は、売上高の減少により2,685,712千円(前連結会計年度比9.4%減)となりました。その結果、当連結会計年度の売上総利益は731,056千円(同42.0%減)となりました。 (販売費及び一般管理費・営業利益) 当連結会計年度における販売費及び一般管理費は718,167千円(前連結会計年度比7.7%減)となりました。その結果、当連結会計年度の営業利益は12,889千円(同97.3%減)となりました。 (営業外損益・経常利益) 当連結会計年度の営業外収益は消費税差額および債務免除益の計上により46,559千円(前連結会計年度比425.3%増)となりました。また、営業外費用は30,565千円(同22.1%増)となりました。その結果、当連結会計年度の経常利益は28,883千円(同93.8%減)となりました。 (特別損益・親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度の特別利益は1,520千円となりました。また、特別損失は96千円(前連結会計年度比97.5%減)となりました。その結果、当連結会計年度における税金等調整前当期純利益は30,306千円(同93.4%減)となりました。これに法人税等を計上した結果、親会社株主に帰属する当期純損失は3,112千円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純利益251,054千円)となりました。 ④ キャッシュ・フローの状況の分析 「第一部 企業情報 第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フロー」をご覧下さい。 ⑤ 経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループの事業は、景気変動、金利動向及び住宅税制やその他の税制等の影響を受けやすいため、景気見通しの悪化や大幅な金利の上昇、税制変更等が発生した場合には、開発用地の価格が著しく変動したり、消費者の購買意欲の低下につながったりして、当社グループの経営成績等に重要な影響が及ぶ可能性があります。 ⑥ 資本の財源及び資金の流動性 当社グループの資金需要の主なものは、投資用不動産の開発資金であります。資金調達については、物件ごとに借入条件を勘案し、金融機関から借入を行っております。 今後も手許資金、自己資本比率、有利子負債依存度のバランスを考慮し、安定した財務体質の維持に努めてまいります。 ⑦ 経営者の問題意識と今後の方針 当社グループの事業は景気変動等に左右されやすく、業績の振幅が大きくなる傾向があります。それだけに中長期的な成長を確保していくためには利益重視・リスク軽減の姿勢の下に、経営基盤の強靭化、とりわけ厚みのある収益基盤の構築、多様な調達手段の確保、それらを支える人材の育成が不可欠と認識しております。そのため中期経営計画では、経営指標の目標を営業利益と売上高営業利益率に置き、ビジネスモデルの骨太化と商圏の拡大に努めるとともに、行動規範(フィロソフィ)の周知徹底を図ることで中核人材の育成に長期的に取り組むこととしています。

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出典

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