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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

ストライダーズ

Striders Corporation9816 · Standard · 不動産業

不動産・ホテル・投資の3本柱で、遊休資産の活用と事業投資を行う企業グループ。

概要

株式会社ストライダーズは、1965年にリース事務機会社として創業し、その後社名や事業を幾度も変え、現在は不動産、ホテル、投資の3事業を中核とする持株会社である。東京都中央区に本社を置き、従業員115名。2022年4月に東京証券取引所スタンダード市場に上場。2026年3月期の連結売上高は82億円、営業利益2億円。グループは当社と7子会社、2関連会社で構成される。

不動産・ホテル・投資の3事業体制

グループは不動産事業、ホテル事業、投資事業の3つを柱とする。不動産事業では、株式会社トラストアドバイザーズがレジデンス事業(賃貸管理・リーシング)と不動産売買、株式会社東京アパートメント保証が家賃保証、株式会社日本橋TAKUMIが内装事業を手掛ける。ホテル事業は成田ゲートウェイホテルと倉敷ロイヤルアートホテルの2施設を運営。投資事業はM&Aグローバル・パートナーズが国内、STRIDERS GLOBAL INVESTMENT PTE. LTD.が海外を担当し、シンガポールのOmusubi Capital VCCを通じてベンチャーファンドを運営する。各事業は「豊かな居住空間の実現」「地域創生・地域活性化」「アジアの投資家・スタートアップとの連携」をテーマに掲げる。

売上高8割を不動産事業が占める収益構造

2026年3月期の連結売上高82億円のうち、不動産事業が68億5,000万円(構成比83.4%)と大部分を占める。ホテル事業は13億1,100万円(16.0%)、投資事業は6,100万円(0.7%)である。営業利益は不動産事業3億1,200万円、ホテル事業9,800万円、投資事業2,700万円で、不動産事業がグループ収益の基盤である。レジデンス事業のサブリース賃料収入と家賃保証事業の安定収入に加え、不動産売買事業が収益を補完する。ホテル事業はインバウンド需要回復により前年同期比で増収増益となり、投資事業もファンド運営の開始により黒字転換した。

シンガポールに拠点を置く海外投資事業

投資事業の海外部門はシンガポールのSTRIDERS GLOBAL INVESTMENT PTE. LTD.が担う。2026年3月、経営参画するOmusubi Capital VCCが運営する「Omusubi Venture Fund I」のファーストクローズを完了し、初回投資を実行した。ファンドはアグリテック、ヘルステック、エンターテインメント分野のスタートアップを対象とする。過去にはインドネシアのPT. Citra Surya Komunikasiへの投資(2021年に一部譲渡で連結除外)や、台湾・スリランカでの合弁事業(2019年清算、2017年全株譲渡)があり、アジア展開の試行錯誤を経て現在のファンド運営に至っている。国内ではM&Aグローバル・パートナーズが事業承継や観光関連投資を進める。

グループ経営の持株会社と7子会社・2関連会社

当社は純粋持株会社としてグループ全体の経営管理を行う。連結子会社は7社:不動産事業の株式会社トラストアドバイザーズ、株式会社東京アパートメント保証、株式会社日本橋TAKUMI、ホテル事業の成田ゲートウェイホテル株式会社、株式会社倉敷ロイヤルアートホテル、投資事業のSTRIDERS GLOBAL INVESTMENT PTE. LTD.、M&Aグローバル・パートナーズ株式会社。関連会社は特許調査の株式会社みらい知的財産技術研究所と、シンガポールのファンド運営会社Omusubi Capital VCCである。子会社数は過去のM&Aや売却により変動しており、2024年から2026年にかけて増田製麺、モバイルリンク、ReLiveなどを譲渡し、現在の体制となった。

業界の中での役割は不動産・ホテル分野における事業運営会社。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
82億円
営業利益
2億円
営業利益率
2.4%
純利益
2億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01不動産主力

レジデンス事業、ビルマネジメント、賃貸仲介、不動産売買、家賃保証、内装事業を展開。子会社を通じて幅広い不動産サービスを提供している。

主な製品・サービス1
不動産事業
賃貸管理、仲介、売買、家賃保証、内装など不動産関連サービスを総合的に提供。

02ホテル主力

ホテルの保有・運営管理を行う。成田ゲートウェイホテルや倉敷ロイヤルアートホテルを運営している。

主な製品・サービス1
ホテル運営
ホテルの保有・運営管理サービス。

03投資準主力

アジア圏を中心とした投資事業を展開。関連会社を通じて投資を行う。

主な製品・サービス1
投資事業
アジア圏への投資事業。

04その他副次

特許の先行技術調査や企業再生再編事業を関連会社が展開。

製品と技術

レジデンス事業と周辺サービスの不動産事業

不動産事業の中核は株式会社トラストアドバイザーズによるレジデンス事業である。マンションオーナー向けのリーシング(入居者募集)と賃貸管理、建物の受託管理を行い、管理戸数の拡大を進めている。株式会社東京アパートメント保証は家賃保証事業を手掛け、安定した収益源となっている。2025年12月に設立した株式会社日本橋TAKUMIは内装事業(リフォーム・リノベーション)を担い、空室物件の再生機能をグループ内に内製化した。不動産売買事業ではオーナーの購入・売却ニーズに対応し、2026年3月期の不動産事業売上高68.5億円のうち、レジデンス事業と家賃保証事業が安定的なベースを形成している。

成田と倉敷の2つのホテル運営

ホテル事業では、成田空港エリアの成田ゲートウェイホテルと、岡山県倉敷市美観地区の倉敷ロイヤルアートホテルを運営する。成田ゲートウェイホテルはインバウンド需要の回復を背景に稼働率と客室単価が上昇し、増収増益を達成。倉敷ロイヤルアートホテルはアートや文化をテーマに団体営業と外国人誘客を両立し、安定した稼働を維持する。2026年3月期のホテル事業売上高は13.1億円、営業利益9,800万円と黒字化した。2024年5月からはホテル・アローレの業務支援も開始し、地域創生コンセプトのもとで新たな拠点展開を進めている。

シンガポール発のベンチャーファンド運営

投資事業の海外部門はシンガポールのSTRIDERS GLOBAL INVESTMENT PTE. LTD.が担い、Omusubi Capital VCCを通じて「Omusubi Venture Fund I」を運営する。ファンドはアグリテック、ヘルステック、エンターテインメント分野のスタートアップを対象とし、2026年3月にファーストクローズを完了、初回投資を実行した。国内ではM&Aグローバル・パートナーズが中小企業の事業承継や観光関連案件の仲介・投資を行う。2026年3月期の投資事業売上高は6,100万円と小規模だが、グループの成長ドライバーとして位置づけられている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

不動産業のなかでの位置

不動産仲介・管理の小規模プレイヤー

ストライダーズは不動産業に属し、仲介・管理を中心に展開。売上高は2025年3月期に78億円と業界内では小規模で、営業利益率は0%と損益分岐点に近い。競合の大東建託(大手)やファンタジスタと比べ規模で劣るが、独自のエリア特化戦略で差別化を図る。2026年3月期には売上高82億円、営業利益率2.44%と黒字転換の見込み。収益改善にはコスト削減と販売効率の向上が急務。

強み

  • 特定エリアに集中することで、地域密着型のサービスを提供。
  • 規模が小さいため、迅速な意思決定や柔軟な対応が可能。
  • 在庫リスクの少ない仲介・管理事業が中心で、財務リスクは低い。
  • 黒字化への道筋が立ち、成長への転換点にある。

課題

  • 営業利益率が低水準であり、コスト削減や収益向上策が不可欠。
  • 大手との資本力やブランド力で劣り、競争で苦戦する可能性。
  • 不動産市況の変動に影響を受けやすく、需要減退リスクがある。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

不動産業の時価総額近傍。太字がストライダーズ

時価総額で並べると、掲載9社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
18938グローム・ホールディングス30億円
28912エリアクエスト29億円20.9倍
33248アールエイジ28億円10.2倍
48836RISE28億円
59816ストライダーズ25億円10.8倍
62997ストレージ王25億円20.9倍
78894REVOLUTION23億円
88946ASIAN STAR18億円
93261グランディーズ17億円18.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 43件

リース事務機会社として創業した1965年

1965年2月、リース事務機会社として設立される。1977年2月に商号を株式会社リース電子に変更し、オフィス機器リースを主業とする。1991年2月に株式を店頭登録し、資金調達の基盤を整えた。この時期はIT化の波を受け、1998年7月には商号を株式会社バーテックスリンクに変更し、インターネット関連事業へと軸足を移す。

ジャスダック上場とM&Aによる多角化(2004〜2008年)

2004年12月、ジャスダック証券取引所に上場。同年4月に株式会社郵テックを設立し、後にジオブレインに商号変更。2005年2月にはブイ・エル・アール(後のM&Aグローバル・パートナーズ)、2005年8月にはバーテックスリンクデジタルデザインを設立。2006年12月にアガットコンサルティング、2007年7月に韓国のYour Capitalを子会社化し、M&A仲介や人材紹介、海外投資など事業を拡大した。

不採算事業の売却と持株会社体制への移行(2009〜2011年)

2009年に入り、連結子会社の日本キャリア・パートナーズ、アガットコンサルティング、ジオブレインの株式を相次いで譲渡。2010年4月のジャスダックと大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(現東京証券取引所JASDAQ)に上場。2010年7月、商号を株式会社ストライダーズに変更し、持株会社体制へ移行。2011年5月には韓国子会社Your Capitalの全株式を譲渡し、アジア投資も一旦整理した。

ホテル事業への参入:成田と倉敷の拠点取得(2012〜2014年)

2012年12月、株式会社グローバルホールディングスを設立。2013年3月、成田ポートホテル(現成田ゲートウェイホテル)を取得し、運営会社を成田ゲートウェイホテル株式会社に商号変更。2014年6月、ホテル日航倉敷を所有・運営するロテルド倉敷株式会社を子会社化し、株式会社倉敷ロイヤルアートホテルに商号変更。これにより不動産・ホテル・投資の3事業体制の基礎が固まる。

アジア展開と撤退のサイクル(2015〜2021年)

2015年3月、台湾で新光行動聯網股份有限公司を合弁設立。同年4月、スリランカでStrider Capital Asia PLCを設立。2017年9月、インドネシアのPT. Citra Surya Komunikasiを子会社化。しかし2017年8月にスリランカ株式を全株譲渡、2019年3月に台湾会社を清算、2021年9月にインドネシア株式の一部譲渡で連結除外となる。アジア投資は成果を上げられず撤退を繰り返した。

東証スタンダード移行と事業再編(2022〜2024年)

2022年4月、東京証券取引所の市場再編に伴いスタンダード市場に上場。2024年3月、有限会社増田製麺の全株式を譲渡し飲食事業から撤退。同年9月、モバイルリンク株式会社の株式一部譲渡で連結除外。2025年3月にはグローバルホールディングスを吸収合併し解散。これらの再編により、グループは不動産・ホテル・投資の3事業に集中する方針を明確にした。

内装事業参入とファンド運営開始(2025〜2026年)

2025年12月、株式会社日本橋TAKUMIを設立し、リフォーム・リノベーションの内装事業に進出。2026年1月、シンガポール子会社がOmusubi Capital VCCの経営権の一部を取得し、持分法適用関連会社化。同年3月にはReLiveの全株式を譲渡するとともに、倉敷ロイヤルアートホテルの土地・建物を譲渡し、代わりにホテル・アローレの土地・建物を取得。Omusubi Venture Fund Iのファーストクローズを完了し、本格的な投資活動を開始した。

年表43件を開く

1960年代

  • 1965年2月創業リース事務機会社として設立

1970年代

  • 1977年2月商号変更商号を株式会社リース電子に変更

1990年代

  • 1991年2月株式を店頭登録
  • 1998年7月商号変更商号を株式会社バーテックスリンクに変更

2000年代

  • 2004年4月創業株式会社郵テック設立
  • 2004年11月商号変更株式会社郵テックから株式会社ジオブレインに商号変更
  • 2004年12月上場ジャスダック証券取引所に上場
  • 2005年2月創業株式会社ブイ・エル・アール設立
  • 2005年8月創業株式会社バーテックスリンクデジタルデザイン設立
  • 2006年12月M&A株式会社アガットコンサルティングを完全子会社化
  • 2007年3月株式会社ディアイティと資本・業務提携
  • 2007年7月M&AYour Capital Co., Limited(韓国)の株式を取得し、連結子会社化
  • 2008年2月株式会社バーテックスリンクデジタルデザインが人材紹介事業に進出
  • 2008年5月商号変更株式会社バーテックスリンクデジタルデザインが人材紹介事業に進出(事業許可取得)、併せて日本キャリア・パートナーズ株式会社に商号変更 株式会社ブイ・エル・アールをM&Aグローバル・パートナーズ株式会社に商号変更
  • 2009年1月連結子会社日本キャリア・パートナーズ株式会社の全株式を譲渡
  • 2009年2月M&A株式会社エスグラント・アドバイザーズを子会社化し、株式会社トラストアドバイザーズに商号変更
  • 2009年3月M&AM&Aグローバル・パートナーズ株式会社が株式会社エー・エム・コンポジットを吸収合併
  • 2009年4月連結子会社株式会社アガットコンサルティングの株式を譲渡 連結子会社株式会社ジオブレインの株式を譲渡

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(現 東京証券取引所JASDAQ)に上場
  • 2010年7月商号変更商号を株式会社ストライダーズに変更
  • 2011年5月Your Capital Co., Limited(韓国)の全株式を譲渡
  • 2012年3月M&Aモバイルリンク株式会社の株式取得及び第三者割当増資の引受により連結子会社化
  • 2012年5月M&A有限会社増田製麺の株式を取得し、連結子会社化
  • 2012年12月創業株式会社グローバルホールディングスを設立
  • 2013年3月M&A株式会社グローバルホールディングスが成田ポートホテル(現・成田ゲートウェイホテル)を取得、同時にその運営会社である株式会社イシン・ナリタオオヤマ・オペレーションズを連結子会社化し、成田ゲートウェイホテル株式会社に商号変更
  • 2014年3月創業株式会社東京アパートメント保証を設立
  • 2014年6月M&Aホテル日航倉敷を所有・運営するロテルド倉敷株式会社を子会社化、併せて株式会社倉敷ロイヤルアートホテルに商号変更
  • 2015年3月モバイルリンク株式会社が台湾において、合弁出資により新光行動聯網股份有限公司を設立
  • 2015年4月スリランカにおいてAsia Capital PLCと合弁出資によりStrider Capital Asia PLCを設立
  • 2017年4月創業株式会社トラストアドバイザーズが株式会社ReLiveを設立
  • 2017年8月スリランカの合弁会社Strider Capital Asia PLCの全株式を譲渡
  • 2017年9月M&A子会社であるSTRIDERS GLOBAL INVESTMENT PTE.LTD.がPT. CITRA SURYA KOMUNIKASIの第三者割当増資を引受け、同社を連結子会社化
  • 2018年1月株式会社みらい知的財産技術研究所の株式の一部を取得し、持分法適用関連会社化
  • 2019年3月新光行動聯網股份有限公司の清算結了

2020年代

  • 2021年9月PT. CITRA SURYA KOMUNIKASI株式の一部を譲渡した結果、同社を連結の範囲から除外
  • 2022年4月上場東京証券取引所の市場再編に伴い、スタンダード市場に上場
  • 2024年3月有限会社増田製麺の全株式を譲渡
  • 2024年9月モバイルリンク株式会社の株式の一部を譲渡した結果、同社を連結の範囲から除外
  • 2025年3月M&A株式会社グローバルホールディングスを吸収合併し、同社は解散
  • 2025年12月創業株式会社日本橋TAKUMIを設立
  • 2026年1月子会社であるSTRIDERS GLOBAL INVESTMENT PTE.LTD.がOMUSUBI CAPITAL VCCの経営権の一部を取得し、持分法適用関連会社化
  • 2026年3月孫会社である株式会社ReLiveの全株式を譲渡
  • 2026年5月株式会社倉敷ロイヤルアートホテルが所有する主要な土地・建物と事業を譲渡 併せて、同社が株式会社ホテル・アローレが所有する主要な土地・建物を取得

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    不動産事業の価値向上

    居住用賃貸物件の管理戸数拡大とDX推進により安定収益基盤を構築。リフォーム・リノベーションの内製化で高付加価値サービスを提供する。

  2. 02

    ホテル事業の地域創生

    成田ゲートウェイホテルとホテル・アローレを中核に、地域の魅力を引き出す空間づくりと観光資源連携を推進。自社運営によるサービス品質と収益性向上を目指す。

  3. 03

    投資事業とグループシナジー

    シンガポール拠点のファンドで南・東南アジアのスタートアップに投資。不動産・ホテル分野へのインバウンド投資需要を取り込み、ファシリテーターとしてシナジーを創出する。

  4. 04

    グループ経営管理の強化

    子会社7社の経営状況把握と事業執行権限の見直し、グループ間の資金管理一元化により効率的な事業基盤を確立する。

  5. 05

    外部経営資源の積極活用

    M&Aやエクイティ投資に加え、地域金融機関を含む内外企業との提携を推進し、事業成長と企業価値向上を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で115人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は542万円で、9期前と比べて1.1%平均年齢は34.9歳、平均勤続年数は4.2年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月131
2018年3月194
2019年3月54838.32.0196
2020年3月44434.72.8198
2021年3月53335.73.4205
2022年3月45336.93.9141
2023年3月61636.74.2135
2024年3月64035.84.8128
2025年3月62638.15.51150
2026年3月54234.94.2115174

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社9(国内 7 / 海外 2、うち連結子会社 7) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
成田ゲートウェイ ホテル — 千葉県成田市1,009百万円
ホテル事業
倉敷ロイヤルアートホテル — 岡山県倉敷市605百万円
ホテル事業
本社 — 東京都中央区442百万円
不動産事業
主な関係会社
  • 国内
    ㈱トラストアドバイザーズ(注)2
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱東京アパートメント保証
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱日本橋TAKUMI
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    成田ゲートウェイホテル㈱
    千葉県成田市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱倉敷ロイヤルアートホテル
    岡山県倉敷市 · 連結子会社
    議決権99.8%
  • 海外
    STRIDERS GLOBAL INVESTMENT PTE.LTD.
    シンガポール共和国 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    M&Aグローバル・パートナーズ㈱
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱みらい知的財産技術研究所
    東京都新宿区 · 持分法適用会社
    議決権42.2%
  • 海外
    OMUSUBI CAPITAL VCC
    シンガポール共和国 · 持分法適用会社
    議決権40.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は82億円営業利益2億円前期と比べると増収で、売上が+5.1%。

売上高
+5.1%
82億円
営業利益
2億円
純利益
2億円
営業利益率
2.4%
前期比 +2.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高68億円82億円
営業利益2億円2億円
純利益1億円2億円
1株あたり配当¥5¥5

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は17億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−5.6%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q190
2024年1Q1800.00
2024年2Q2000.00
2024年3Q1900.00
2024年4Q201
2025年2Q3800.00
2025年4Q4000.00
2026年2Q3912.61
2026年4Q4312.31
2027年1Q1715.90

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は17億円から82億円へ4.8倍に増えた。直近期の営業利益率は2.4%。売上は3期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
株式会社グローバルホールディングスが成田ポートホテル(現・成田ゲートウェイホテル)を取得、同時にその運営会社である株式会社イシン・ナリタオオヤマ・オペレーションズを連結子会社化し、成田ゲートウェイホテル株式会社に商号変更
2013年3月17−1−4
株式会社東京アパートメント保証を設立
2014年3月2711
モバイルリンク株式会社が台湾において、合弁出資により新光行動聯網股份有限公司を設立
2015年3月3611
2016年3月5031
株式会社トラストアドバイザーズが株式会社ReLiveを設立
2017年3月6432
2018年3月8021
2019年3月9221
2020年3月13332
2021年3月10521
東京証券取引所の市場再編に伴い、スタンダード市場に上場
2022年3月7522
2023年3月7421
2024年3月7711
株式会社日本橋TAKUMIを設立
2025年3月78010.00
2026年3月82222.42

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高82億円のうち、営業利益として残るのは2億円2.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の2.4%にあたる。営業利益率は業種中央値9.6%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金72.0%59億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金25.6%21億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.4%2億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
28.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比7.1pt
2.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比3.7pt
2.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比5.1pt
7.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが3億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは0億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は20億円で、売上の2.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月0−64−66
2014年3月223412
2015年3月2−87−613
2016年3月2−20013
2017年3月3−10214
2018年3月5−33220
2019年3月4−4−2018
2020年3月3−10220
2021年3月313427
2022年3月0−1−2−124
2023年3月31−3424
2024年3月2−6−1−419
2025年3月3−98−621
2026年3月3−3−2020

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は55億円。このうち返さなくてよい自己資本が28億円で、自己資本比率は50.9%(業種中央値32.8%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月20101048.1
2014年3月23111248.2
2015年3月35161944.1
2016年3月36162045.4
2017年3月39192048.6
2018年3月48202841.6
2019年3月47212644.5
2020年3月50212941.9
2021年3月52232943.4
2022年3月48252350.6
2023年3月47252253.5
2024年3月46252154.3
2025年3月55253044.8
2026年3月55282750.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
20億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
11億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
0億円
在庫として抱えている分
負債合計
27億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
69
/ 100
安定性自己資本比率34 / 40
収益力営業利益率5 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

不動産業 131社との比較

同じ不動産業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率131社中30位あたり、逆に低いのは営業利益率131社中116位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
7.8%/中央値 12.9%
P25 7.7%P75 19.5%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
2.4%/中央値 9.6%
P25 5.6%P75 15.6%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
50.9%/中央値 32.8%
P25 26.6%P75 48.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
5.1%/中央値 11.4%
P25 3.3%P75 23.1%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.0%/中央値 3.5%
P25 2.5%P75 4.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥254で、1年前と比べて-5.5%過去52週の値幅のなかでは17%の位置にある。

¥254-1.9%1ヶ月+5.0%1年-5.5%時価総額25億円
過去52週の値幅
安値¥228高値¥384

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.8倍
PER (会社予想)15.9倍
PBR0.81倍
配当利回り1.97%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価246円は25日線(238.88円)を上回り、75日線(279.52円)・200日線(291.25円)は下回る、中期下降トレンドからのリバウンド局面。週足では6月下旬に安値232円を付けた後、反発基調が続く。52週高値384円から-35.9%と大きく下落しているが、出来高は増加傾向で買い意欲を示す。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PERは10.46倍と業界平均14.02倍を下回り割安。PBRも0.78倍と業界平均1.72倍を大きく下回り解散価値未満。ROEは7.79%と業界平均並み。配当利回り2.06%は業界平均2.45%をやや下回るが、配当性向114.35%と高く、業績悪化で無配の可能性もあるため、割安だがリスクも存在。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.8倍14.9倍
PER (予想)15.9倍
PBR0.81倍1.84倍
ROE7.8%11.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

小規模な不動産買取再販業者で、業績は横ばい。強気派はPBR0.78倍の割安感と今期の営業黒字転換を期待するが、弱気派は収益の不安定さと競争激化を理由に慎重。

プラスに働く材料7
  • 割安株としての魅力

    PER10.5倍、PBR0.78倍と低水準、ROE7.8%に対して割安。

  • 今期の黒字転換期待

    2025/3期は営業利益ゼロだが、2026/3期は2.44%の利益率見込み。

  • 堅実な配当

    配当利回り2.06%を維持、株主還元は安定。

  • 営業黒字転換計画2026年3月期影響

    営業利益0→2億円、損益分岐点超え期待

  • 低PBRによる割安感継続影響

    PBR0.78倍、純資産価値に対して割安

  • 不動産市況回復の恩恵不定影響

    市況改善で物件売却益拡大の可能性

  • 財務体質改善の進展2026年3月期影響

    純利益0→2億円改善、自己資本充実へ

マイナスに働く材料7
  • 収益の不安定性

    過去3期の純利益は1億円程度で変動大きく、今期は営業利益0円。

  • 成長性の欠如

    売上高は74→82億円と低成長、市場環境に左右されやすい。

  • 競争激化リスク

    中古マンション再販市場は大手も参入、小規模事業者は価格競争に弱い。

  • 赤字続きで配当維持困難継続影響

    純利益ゼロ、配当2.06%は維持リスク

  • 売上高低成長2025年3月期実績影響

    売上高77→78億円、事業拡大乏しい

  • 不動産価格下落リスク不定影響

    保有物件の含み損拡大で減損リスク

  • 時価総額小さく流動性低い継続影響

    時価総額24億円、大口売買で株価変動大

次の決算で確かめる点
売上総利益率
物件仕入・販売の採算性を示す。
在庫回転期間
物件の滞留リスクを測るため。
営業利益
収益力回復の鍵、今期黒字化が焦点。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり5で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは1.97%。

年間配当
¥5
1株あたり
配当利回り
1.97%
いまの株価に対して
配当性向
114.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2020年3月3183.3
2021年3月30.042.1
2022年3月566.7188.2
2023年3月50.039.2
2024年3月50.066.7
2025年3月50.06.3
2026年3月50.0114.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥5

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ3,024人。区分でいちばん多いのは個人・その他58.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が29.5%を占め、残る70.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他68.084.886.486.781.458.6
事業法人22.66.15.75.09.429.5
自己株式4.85.05.87.49.18.4
証券会社1.43.82.73.14.57.0
外国法人7.84.85.04.74.34.6
外国人個人0.10.20.20.20.20.2
金融機関0.00.30.10.20.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01合同会社HAYAKAWA15.40
02マイルストーンキャピタルマネジメント株式会社6.88
03早川 良一4.97
04東海東京証券株式会社4.70
05KGI ASIA LIMITED-CLIENT ACCOUNT(常任代理人 香港上海銀行東京支店)3.56
06福光 一七3.44
07株式会社ジャパンシルバーフリース3.18
08江川 源2.46
09成成株式会社2.14
10村瀬 晶久2.06

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-07-21
    成成株式会社
    変更報告
    7.81%
  • 2026-07-10
    成成株式会社
    新規の大量保有報告
    7.81%
  • 2026-04-22
    成成株式会社
    新規の大量保有報告
    7.81%
    +1.06pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+596%、1株純資産は14期で+2545%。直近期のROEは7.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月−512
2014年3月21312.933.6
2015年3月1175.5104.4
2016年3月2188.551.1
2017年3月2621313.026.3
2018年3月142276.432.6
2019年3月92353.836.8
2020年3月172477.314.5183.3
2021年3月132675.221.842.1
2022年3月202867.210.7188.2
2023年3月142964.815.539.2
2024年3月103053.322.266.7
2025年3月53041.844.56.3
2026年3月243167.812.9114.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額41百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
早川良太郎取締役社長(代表取締役)CEO434,000
早川良一取締役会長71483,000
宮村幸一常務取締役491,000
村瀬晶久取締役 監査等委員59200,000
李智賢取締役 監査等委員59
下森右子取締役 監査等委員53
亀井孝衛補欠取締役 監査等委員53
保科眞智子取締役 監査等委員53
安藤美奈取締役 監査等委員58

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3292910
社外取締役312124

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容658字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社(株式会社ストライダーズは事業投資・グループ経営管理)と子会社7社及び関連会社2社により構成されており、不動産事業、ホテル事業及び投資事業を主な事業として行っております。 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 事業の内容と関係会社の状況は、以下の通りであります。なお、次の3部門は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 [事業の内容] 事業区分   事業内容   取扱会社 不動産事業   ・レジデンス事業、ビルマネジメント事業、 賃貸仲介事業、不動産売買事業・家賃保証事業・内装事業   ㈱トラストアドバイザーズ㈱東京アパートメント保証㈱日本橋TAKUMI ホテル事業   ・ホテルの保有・運営管理   成田ゲートウェイホテル㈱㈱倉敷ロイヤルアートホテル 投資事業   ・アジア圏を中心とした投資事業   STRIDERS GLOBAL INVESTMENT PTE. LTD.M&Aグローバル・パートナーズ㈱OMUSUBI CAPITAL VCC その他   ・特許の先行技術調査・企業再生再編事業   ㈱みらい知的財産技術研究所 [事業系統図] 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,801字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 「挑戦する個人・企業を応援し、すべてのステークホルダーと感動体験を共有し、より良い世界を創造する」ことを企業理念に掲げ、‘Stride with Challengers(挑戦者達と共に闊歩する)’というコーポレートスローガンを合言葉に、子会社7社及び関連会社2社から構成される当社グループでは不動産、ホテル、投資の3事業を主軸として、企業活動を展開しております。 不動産事業は「豊かな居住空間の実現」を、ホテル事業は「地域創生・地域活性化」を、投資事業は「アジアの投資家・スタートアップとの連携」を重要テーマに掲げ、また親会社である当社が日本とアジアをつなぐゲートウェイとしての役割を担いながら、これら3つの事業領域のそれぞれの事業が持つ強みを活かし、時代の変化や社会課題に対応した柔軟な事業展開を進めることにより、持続的な成長と企業価値の向上を目指し、共にシナジーをより高めてまいります。さらに当社グループでは、事業を通じてスポーツ、アート、日本の伝統文化の発展を支援することで、経済だけでなく社会の活性化にも寄与していく所存であります。 他方で、サステナブルな循環型社会への移行が求められる中、企業には社会の一員としての責任ある役割が問われております。また、経営環境の不確実性が高まり変化の激しい時代を迎える中、企業価値の源泉としての「人材」の重要性は一段と高まっており、当社グループにおいても人的資本経営への取り組みが重要な経営課題であると認識しております。こうした認識のもと、柔軟かつ能動的に変化へ対応できる人材の育成に加え、外部の専門人材やパートナーとの連携を進めてまいります。当社グループは、これらの取り組みを通じて既存事業の価値をさらに高めるとともに、新たな事業機会の創出にも取り組み、今後も企業理念の実現に向けて挑戦と成長を続けてまいります。 (2) 経営戦略 当社グループは、前期に実施した事業ポートフォリオの見直しを経て、不動産、ホテル、投資の3事業を中核とする事業会社体制へと移行いたしました。本年度はこの新たな体制のもと、各事業の収益基盤の強化を図るとともに、グループ全体としての戦略的な連携を推進してまいりました。今後も、当社グループは再編後の基盤強化と成長戦略の両立を図りながら、持続的な企業価値向上を目指してまいります。 こうした全社戦略を受けて、主軸となる各事業の事業戦略は以下の通りとなります。 不動産事業の中核であるレジデンス事業においては、「豊かな居住空間の実現」を掲げ、居住用賃貸物件の管理戸数を着実に拡大しながら、安定した収益基盤の構築に取り組んでまいりました。今後はDX化のさらなる推進と、賃貸管理サービスのラインナップ強化を通じて、より付加価値の高いサービスを提供してまいります。加えて、リフォームや原状回復・リノベーションといった空室物件を再生する機能をグループ内で内製化・拡張することで、収益機会の取り込みと、これまで蓄積してきた賃貸管理ノウハウとの相乗効果を図り、柔軟かつ高付加価値なサービス提供を目指してまいります。 ホテル事業においては、「地域創生・地域活性化」をテーマに、地域の魅力を引き出す空間づくりと観光資源との連携を通じて、地域社会との共生を図る運営を推進しております。また、インバウンド需要の回復や国内観光の多様化、さらには会議・研修等の法人需要の再拡大を見据え、運営を実施してまいりました。成田ゲートウェイホテルでは運営効率の見直しと柔軟なプライシング戦略の策定に取り組んでおり、外部委託に依拠した費用構造から自社運営によるサービス品質と収益性の同時向上を目指してまいります。2024年5月から業務支援を開始しておりますホテル・アローレについては、当社グループが「地域創生」コンセプトのもとで運営する第二の中核拠点として位置づけており、地域文化と調和した宿泊体験の提供、ならびに周辺地域の事業者・自治体との協創を通じ、収益性の改善と企業価値向上の両立を目指してまいります。当社グループのホテル・地域創生事業は、それぞれの地域に根差し、その地域に活力を生み、多様なステークホルダーの協創の場となる空間の形成を目指しております。今後、成田、加賀、熊本といったそれぞれ特色の異なる地域において、これらの拠点が協創拠点としての役割を担い、地域社会に持続的な価値を提供できるよう取り組みを進めてまいります。 投資事業においては、これまで数年にわたり南・東南アジア地域への投資を通じて、ファンド運営に関する知見の蓄積や海外投資家とのネットワーク構築を積極的に進めてまいりました。シンガポールを拠点とする「Omusubi Venture Fund I」のファーストクローズを完了し、南・東南アジアのスタートアップを対象とした投資活動を本格的に開始しております。また、国内においても不動産・ホテル分野へのインバウンド投資需要が高まる中、当社グループが投資家と案件をつなぐファシリテーターとしての役割を果たすことで、主力事業である不動産・ホテル事業との相乗効果の創出を図ります。これらの取り組みを通じ、経済的価値の創出にとどまらず、日本の伝統文化の発信や地域活性化にも貢献してまいります。 (3) 経営環境 わが国経済は、個人消費やインバウンド需要の回復により緩やかな回復基調にあるものの、中東情勢の緊迫化をはじめとする地政学リスクの高まりや、これに伴う資源価格・エネルギーコストの変動、米国の通商政策をはじめとする海外の政策動向、為替・金利環境の変化など、先行き不透明な外部環境が続いております。当社グループは、価格体系の見直し、人材投資、AI技術の活用を通じた業務革新により、こうした変化に柔軟に対応し、持続的な成長と企業価値向上を目指してまいります。 こうしたなか、当社グループの不動産事業、とりわけ主力のレジデンス事業については、賃貸管理を中心とした安定的な運営を継続しております。首都圏のマンション価格上昇や金利動向の変化といった市況変化の影響は限定的であり、市場は概ね安定して推移しております。また、一都三県を主要な営業エリアとすることで住宅需要も堅調に推移しており、現時点では家賃や稼働率に関する大きなリスクは顕在化しておりません。今後も需要動向を注視しつつ、安定収益の確保に努めてまいります。 ホテル・地域創生事業については、歴史的な円安等を背景に、インバウンド観光需要はコロナ禍前を上回る水準まで回復しております。一方で、訪日外国人の消費行動の変化や地域ごとの需要の偏在といった新たな課題も顕在化しており、その対応は一層高度化・複雑化しております。また、慢性的な人手不足が続く中で、オペレーションの効率化や従業員のマルチタスク化など、サービス提供体制そのものの見直しが不可欠となっております。当社グループとしても、これらの変化に柔軟かつ機動的に対応すべく、体制の再構築と業務改革に取り組んでまいります。 また、投資事業については、依然として不透明な要素は残るものの、南・東南アジアのベンチャーキャピタル市場は徐々に回復基調にあります。加えて、円安の進行や各国との景気格差を背景に、日本国内の不動産・ホテル等への海外企業・投資家の関心は今後さらに高まっていくものと見込んでおり、当社グループはこうした投資需要を取り込むことで、事業機会の拡大につなげてまいります。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ① グループ経営管理の強化 機動的な事業展開を可能にするために、7社の連結子会社より構成されたグループ会社の経営状況の適時な把握に努めるほか、グループの経営管理を強化すべく、事業執行権限の見直しと業務報告体制の整備を実施してまいります。また、グループ間の資金管理を一元化等することで、より効率的な事業基盤を確立してまいります。 ② 内部経営資源の有効活用 迅速かつ効果的な経営判断をする為に、グループ情報の共有化や幹部間による情報交換等、グループ間のコミュニケーション体制を確保してまいります。また、社員研修等によるグループ共通人材の育成に注力することにより、グループ間の連携強化とグループシナジーを追求してまいります。 ③ 内部統制・コンプライアンス体制の構築 会社法・金融商品取引法を踏まえた内部統制の整備については、グループ各社において、業務プロセスの文書化、可視化によるルール整備を進めております。また、コンプライアンスにつきましても、当社グループの企業行動憲章や社員行動規範等をグループ内で周知徹底するとともに、社員研修等による教育を実施しております。 ④ 外部経営資源の積極的な活用 当社グループの持続的な発展に向け、当社の企業理念等に適合するM&Aやエクイティ投資に加え、地域の金融機関を含む幅広い内外の企業・機関との提携を積極的に推進してまいります。これにより、外部経営資源の有効活用を図り、事業成長と企業価値の向上を目指してまいります。
事業等のリスク3,497字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 不動産事業に関するリスク ① 法的規制等に関するリスクについて 当社グループの不動産事業については、当社連結子会社である株式会社トラストアドバイザーズが不動産事業者として、「宅地建物取引業法」及び「マンションの管理の適正化の推進に関する法律」等に基づく免許を受け、事業展開しており、当該法令の法的規制等を受けております。当社グループではこれらの法的規制等を遵守するよう努めておりますが、法令違反が発生した場合や今後、これらの法令の改廃や新たな法的規制等が設けられる場合には事業活動に制約を受ける可能性があり、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 競争環境の激化 当社グループの不動産事業については、新規参入等により競合他社が他業種と比べ多く存在し、不動産分野においてはIT技術、とりわけAIエージェントを活用した新しいサービスが次々に開発されるなど、技術革新も進んでいます。当社連結子会社である株式会社トラストアドバイザーズにおいても、こうした競合環境の中、新しい取り組みを進め、顧客満足を高めるサービスを展開しておりますが、競争激化により、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 賃料収入の減少 当社グループの不動産事業では、当社連結子会社である株式会社トラストアドバイザーズが不動産オーナーから借上げた賃貸不動産を入居者へ転貸し、入居者から得られる賃料収入を収入源としております。賃貸不動産に対するニーズは景気の変動に影響を受けやすく、今後、経済情勢の悪化や都心部からの人口流出などにより、入居率が低下した場合、賃料収入が減少し、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 礼金・敷引金・更新料制度の変更・廃止 当社グループの不動産事業では、当社連結子会社である株式会社トラストアドバイザーズが、賃貸不動産入居者との賃貸借契約において、新規入居時に礼金や敷引金を、契約更新時に更新料を設定し、礼金・敷引金・更新料を受領しています。これは不動産業界の一般的な慣行であり、最高裁判所の判決では一定の条件のもとで更新料の有効性等が認められておりますが、仮に上記金銭を返還しなければならなくなった場合、もしくは将来、これら金銭を受領することができなくなった場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 不動産市況の悪化 当社グループの不動産事業において、不動産に関連する税制改正や金融機関の融資姿勢の変化など、不動産投資にマイナスの影響が出る事象が発生し、不動産取引が低迷した場合、不動産売買事業における販売額・件数等が減少し、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) ホテル事業に関するリスク ① 自然災害 近い将来、その発生の切迫性が指摘される大規模地震や、気候変動の影響により猛威を振るう水災害等、我が国における自然災害の発生リスクは年々高まりを見せております。当社グループのホテル事業において、仮に大規模地震や台風等の自然災害が発生した場合、当社グループの所有する建物、施設等に損害を及ぼし、一時的な営業停止による売上減や修復のための費用負担が発生し、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 資材・サービス価格の高騰、人件費の増加 世界的なサプライチェーンの分断や急激な円安、我が国の物価上昇と歩調を合わせた賃上げ、さらには過重労働の解消に向けた政策的な取り組みが、あらゆる資材・サービス価格、人件費などを急速に押し上げ、ホテル業界に限らず、事業運営を圧迫する状況が続いております。 こうした状況下で、適正なサービス価格への転嫁を実現できない場合には、ホテル事業の採算が悪化し、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 必要な人材を確保できないリスク 新型コロナウイルス感染症の影響により長期の停滞を余儀なくされた我が国のホテル業界においてはその間、他業界への人材の流出が起こり、正常化後も依然として、人材の空洞化が顕著な状況にあります。こうした適正な人員確保が難しい状況は、インバウンド需要の急速な高まりや旺盛な内需の取り込みを阻害する要因となり、大幅な収益機会のロスにつながる可能性が懸念されます。 ④ 新型コロナウイルス感染症に代わる、新たなパンデミックの流行 世界経済は新型コロナウイルス感染症という未曽有の危機の克服に際し、科学技術は飛躍的進歩を遂げた一方で、気候変動による生態系の変化は、新型コロナウイルス感染症に続く第2、第3のパンデミックを引き起こす危険を常に孕んでおります。こうした新型コロナウイルス感染症に代わる、新たなパンデミックが世界的に流行した場合、再び遠距離移動や団体行動の制限が起きることが十分に予想され、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があると考えられます。 ⑤ 食中毒等、食の安全性に関する問題 当社グループのホテル事業では、レストラン、宴会場等において食事や飲料を提供しており、衛生管理に係るマニュアルの整備や従業員に対する教育指導の徹底等、衛生管理体制の強化に努めておりますが、万が一、食中毒や食品衛生上の問題が発生した場合、一定期間の営業停止等の処分を受ける可能性がある他、イメージの低下等により顧客離れが起こり、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 投資事業に関するリスク ① 投資先のカントリーリスク等 当社グループの投資事業においては次に掲げる特有のリスクが考えられ、これらの事象が発生した場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 イ.経済情勢や競合他社の活動状況 ロ.予測しえない法律や規則の施行・制定、税制の変更 ハ.戦争、疾病、テロ、デモ等による社会的混乱 ニ.不利な政治的要因の発生 ホ.通貨価値や為替相場の変動 (4) その他のリスク ① 事業投資に関連したリスク 当社グループは、グループ全体の発展のために事業投資を行っており、さまざまな投資形態を採用し、国内外で上場・未上場を問わず投資対象を選定しております。そのため、国内外の経済情勢等の影響を受け、当社グループの業績及び財務状態に影響を及ぼす可能性があります。また、投資先企業に対して派遣した当社役職員が損害賠償請求等をされた場合、当社グループに使用者責任及び当該賠償金額を負担する義務が発生し、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 風評被害 当社グループの事業に対して、悪質なデマや誹謗中傷がSNSをはじめとする情報媒体等を介して行なわれた場合、当社グループ全体の健全な事業活動の運営に支障を来たし、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 個人情報漏洩のリスク 当社グループは、個人情報保護法により定められた個人情報の漏洩防止に努めるべく、個人情報の管理体制を整備しております。しかしながら、情報化社会における昨今の個人情報を取り巻く環境は年々複雑さを増しており、予期せぬ事態により個人情報が漏洩した場合には、当社グループの社会的信用の低下や当該漏洩事件に対応するために発生する費用等により、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 新株予約権による株式の希薄化リスク 当社グループは役員に対し、長期的な企業価値向上に対するインセンティブとして新株予約権を付与しております。新株予約権の権利行使が行われた場合、当社株式が新たに発行され、当社株式価値が希薄化する可能性があります。 ⑤ 財務制限条項に関するリスク 当社グループは、一部の借入契約において一定の財務制限条項が設定されています。これらに抵触した場合、期限の利益を喪失し、借入金の一括返済等を求められる可能性があり、当社グループの財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)9,887字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績の状況 当連結会計年度のわが国経済は、個人消費やインバウンド需要の回復を背景に緩やかな持ち直しを見せる一方、中東での紛争激化などの地政学的リスクの継続や資源価格の上昇により、依然として不透明な外部環境が続いています。当社グループでは、価格体系の見直しや業務の効率化に加え、人材投資およびAI活用の推進を通じて収益力の強化を図り、変化の激しい経営環境に柔軟かつ機動的に対応しながら、持続的な成長を目指してまいります。 このような経済状況下、当社グループ(当社及び連結子会社)では、こうした足元のマクロ経済環境に注視しつつ、日本とアジアをつなぐゲートウェイとしての役割を担うという経営方針の下、継続して変化に対応できる会社体制の再構築を行い、中長期では再現性のある成長を実現する組織体制の構築に取り組んでまいりました。 その結果、当連結会計年度の業績は売上高8,213百万円(前年同期比5.5%増)、営業利益197百万円(前年同期比314.7%増)、経常利益247百万円(前年同期比191.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益205百万円(前年同期比372.2%増)となりました。 セグメントの業績は、次のとおりであります。 <不動産事業> 不動産事業につきましては、株式会社トラストアドバイザーズにおいてマンションオーナー向けのリーシング及び賃貸管理とマンション建物の受託管理を行うレジデンス事業、ならびにマンションオーナーの購入・売却ニーズに対応する不動産売買事業を、株式会社東京アパートメント保証において家賃保証事業を営んでおります。 レジデンス事業は、前年同期比でサブリース賃貸借契約の賃料水準に大きな変化はありませんでしたが、管理戸数物件の増加を要因として空室率が上昇したことにより前年と比べ家賃収入が減少となったのに対し、不動産売買事業においては、マンションオーナーの購入・売却ニーズを着実に取り込み、取扱件数の増加や案件採算の改善が進んだことから、売上高及び営業利益ともに前年同期比で増加いたしました。さらにレジデンス事業の周辺サービスである家賃保証事業につきましては、事業規模の拡大及び収益性の安定化が進展したことにより、前年同期比で増収増益を達成しております。 その結果、当連結会計年度の不動産事業の売上高は、レジデンス事業の周辺サービスの拡充を主要因として、6,850百万円(前年同期比6.7%増)となり、営業利益は312百万円(前年同期比24.4%増)となりました。 <ホテル事業> ホテル事業につきましては、現在、成田空港エリアで成田ゲートウェイホテル、倉敷美観地区エリアで倉敷ロイヤルアートホテルを運営しております。 成田ゲートウェイホテル株式会社は、訪日外国人旅行者の増加などインバウンド需要の拡大という外部環境の追い風を受け、稼働率及び販売可能客室1室あたり売上はいずれも前四半期の平均を上回る水準で推移いたしました。こうした要因には、訪日外国人観光客の増加を背景としたインバウンド需要の回復、プライシング戦略による適切な価格設定を行ったことが挙げられます。一方で、業務委託費・人件費・動力光熱費の高騰に加え、当連結会計年度下半期に発生した中東米国情勢の地政学的リスクや中国団体のキャンセルなどインバウンド需要を大きく押し下げる要因がありましたが、当連結会計年度においては、前年同期比を上回る売上となり増収増益となりました。 株式会社倉敷ロイヤルアートホテルが所在する岡山県倉敷市では、歴史的街並みが残る美観地区を中心とした倉敷地区ならではの観光資源を背景に、国内外から安定した観光需要を獲得しております。こうした立地特性を活かし、団体営業の強化による安定的な集客を図るとともに、多様な国・地域からの訪日外国人観光客の誘客を進めることで、特定市場への依存を抑えた需要構造を構築しております。また、アートや文化をテーマとしたホテルコンセプトと地域資源を掛け合わせることで、倉敷滞在の付加価値を高め、観光需要の裾野拡大と収益性の向上を両立させております。これらの取り組みが奏功し、需要変動リスクの低減と収益基盤の安定化が進み、当連結会計年度においては、前年同期比を上回る売上となり、結果的に増収増益となりました。 こうした両ホテルの業績を合算した結果、成田ゲートウェイホテルプライシング戦略と倉敷ロイヤルアートホテルの観光需要の拡大により、セグメント全体では増収増益、当連結会計年度のホテル事業の売上高は1,311百万円(前年同期比15.2%増)となり、営業利益は98百万円(前年同期は営業損失30百万円)となりました。 <投資事業> 当社グループの投資事業につきましては、M&Aグローバル・パートナーズ株式会社において国内投資事業を、STRIDERS GLOBAL INVESTMENT PTE.LTD.において海外投資事業を営んでおります。 当連結会計年度におきましては、世界的な経済・金融市場の先行き不透明感が継続する環境下、新規投資に関しては引き続き慎重なスタンスを維持しつつ、国内市場における成長余地の見極めを進めてまいりました。具体的には、中小企業の事業承継ニーズや、インバウンド需要の回復を背景とした観光関連分野を中心に、情報収集及び案件の精査を継続しております。また海外投資においては、国内に加え、南・東南アジア及び欧州を対象地域とし、スタートアップ投資を中心に検討を進めております。特に、アグリテック、ヘルステック、エンターテインメントといった分野に注目し、将来的な成長性や事業シナジーの観点から投資機会の探索を行ってまいりました。 M&Aグローバル・パートナーズ株式会社においては、当社が2025年6月16日に完了した第三者割当増資において取得した資金を活用し、地方観光地におけるヴィラ型宿泊施設の建設・運営を行う新規事業への投資を進めております。 STRIDERS GLOBAL INVESTMENT PTE.LTD.においては、シンガポールを拠点にこれまでの投資を基盤としたファンド組成を進行させており、2026年3月5日には、経営として参画しているOmusubi Capital VCCにて、同社が運営するOmusubi Venture Fund Iは、このたびファーストクローズを完了し、初回投資を実行しております。 この結果、当連結会計年度の投資事業の売上高は61百万円(前年同期比2,962.4%増)となり、営業利益は27百万円(前年同期は営業損失21百万円)となりました。 ② 財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は3,561百万円となり、前連結会計年度末に比べ64百万円増加しました。これは主に関係会社短期貸付金が200百万円増加した一方で、現金及び預金が130百万円減少したこと等によるものであります。 固定資産は1,954百万円となり、前連結会計年度末に比べ46百万円減少しました。これは主に長期貸付金が150百万円減少したこと等によるものであります。 この結果、総資産は5,516百万円となり、前連結会計年度末に比べ18百万円増加しました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は1,085百万円となり、前連結会計年度末に比べ41百万円増加しました。これは主に契約負債が44百万円増加した一方で、1年内返済予定の長期借入金が22百万円減少したこと等によるものであります。 固定負債は1,617百万円となり、前連結会計年度末に比べ373百万円減少しました。これは主に長期借入金307百万円、繰延税金負債76百万円が減少したこと等によるものであります。 この結果、負債合計は2,702百万円となり、前連結会計年度末に比べ332百万円減少しました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産は2,814百万円となり、前連結会計年度末に比べ350百万円増加しました。これは主に第三者割当増資により資本金と資本剰余金を92百万円ずつ、親会社株主に帰属する当期純利益205百万円を計上したこと等によるものであります。 この結果、自己資本比率は、50.9%となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は1,980百万円となり、前連結会計年度末に比べ131百万円減少しました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は286百万円(前年同期は258百万円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益201百万円、減価償却費108百万円を加算要因とした一方で、法人税等の支払額63百万円などが減算要因となったことによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は263百万円(前年同期は859百万円の使用)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出69百万円、出資金の払込による支出109百万円及び関係会社短期貸付けによる支出200百万円により使用された一方で、長期貸付金の回収による収入150百万円により獲得されたこと等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は170百万円(前年同期は783百万円の獲得)となりました。これは主に、長期借入金による収入199百万円、株式の発行による収入184百万円があった一方で、長期借入金の返済550百万円、配当金の支払い40百万円による資金の支出があったこと等によるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループでは、生産を行う事業形態ではないため、記載しておりません。 b.受注実績 当社グループでは、受注販売を行う事業形態ではないため、記載しておりません。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 不動産事業(千円)   6,839,229   6.6 ホテル事業(千円)   1,310,756   15.3 投資事業(千円)   61,248   2,962.4 報告セグメント計(千円)   8,211,234   8.7 その他(千円)   2,400   △99.0 合計(千円)   8,213,634   5.5 (注) 1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、100分の10未満であるため記載しておりません。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 経営成績及び財政状態の状況に関する分析・検討内容 当連結会計年度は、前年度に表明した「選択と集中」及び「地域創生」を中核とする中期方針のもと、グループ全体として実行フェーズへと本格的に移行した1年となりました。社会情勢の落ち着きと国内外の旅客需要の回復基調を背景に、不動産・ホテル・投資の各事業領域において、収益基盤の質的転換に向けた具体的な施策を着実に推進してまいりました。とりわけ、当連結会計年度末日後における倉敷ロイヤルアートホテルの事業譲渡、加賀地区における新たなホテル「ホテル・アローレ」の物件取得、ならびにOmusubi Venture Fund Iのファーストクローズ完了等は、当該方針の具現化を象徴する成果と位置づけております。あわせて、ガバナンス面においては監査等委員会設置会社への移行後も内部統制の高度化に継続的に取り組み、ホールディングスとしての統括機能と各事業会社の自律的執行機能の適切なバランスの維持・強化を図ってまいりました。 翌連結会計年度におきましては、引き続きグループガバナンス体制及び経営基盤を整備しつつ、外部環境の変化に柔軟かつ迅速に対応できる持続可能な経営体制の確立を目指してまいります。中長期的な企業価値の向上を見据え、経営判断の質とスピードの両立を図るとともに、コーポレート・ガバナンスの実効性を一層高めるべく、取締役会の監督機能と業務執行の分離を徹底し、透明性の高い意思決定と説明責任を重視した経営体制の運営を継続してまいります。さらに、将来の不確実性を見据えたリスクマネジメント体制の高度化にも取り組み、変化を先取りし適応する企業文化の醸成を通じて、経営の持続可能性を高めてまいります。 なお、翌連結会計年度より、従来の「ホテル事業」を中核としつつ周辺領域へと拡張した取り組みを「ホテル・地域創生事業」として再定義し、報告セグメント名称を変更する予定であります。 不動産セグメントの主力であるレジデンス事業は、安定した市場環境のもと堅調に推移しており、当連結会計年度においては空室率が上昇し減収減益になったものの、レジデンス事業の周辺サービスの拡充に伴い前年同期比で増収増益を達成いたしました。翌連結会計年度においても大きな市況変動は想定しておらず、引き続き一都三県を中心とした首都圏全域において管理戸数の拡大を進めることで、安定収益の確保と持続的な成長の実現を図ってまいります。 また、周辺サービスである家賃保証事業は、事業規模の拡大及び収益性の安定化に伴い、不動産事業の収益源の新たな柱になりつつあります。今後は既存のレジデンス事業とのシナジーを一層深化させ、より効率的かつ付加価値の高いサービス提供を図ることで、グループ全体の収益基盤強化に寄与していくものと見込んでおります。 加えて、当連結会計年度においては、リフォーム及び空室再生機能を担うグループ会社として株式会社日本橋TAKUMIを設立し、不動産事業のバリューチェーンを内製化・拡張する取り組みに着手いたしました。翌連結会計年度より稼働させることで、原状回復・リノベーション領域における収益機会の取り込みと、レジデンス事業との連携による稼働率の維持・向上を同時に推進してまいります。 業界全体の課題であるデジタルトランスフォーメーションに関しても、顧客の潜在ニーズを取りこぼすことがないよう、引き続き業界を率先して取り組んでまいります。 ホテルセグメントの中核である成田ゲートウェイホテルでは、当連結会計年度において客室稼働率及び客室平均単価ともに前年を上回る水準で推移し、インバウンド需要の堅調な回復及び柔軟なプライシング戦略が奏功いたしました。また、運営オペレーションにおいては、空港送迎シャトルバスの自社運営化(2026年4月開始、自社車両及び自社雇用ドライバーによる運行体制への移行)、ならびにホテル直営カフェ「GATE CAFE」の直営化を実施し、外部委託に依拠した費用構造から自社運営によるサービス品質と収益性の同時向上へと転換を図っております。これら内製化施策は当連結会計年度末をもって概ね完了しており、翌連結会計年度においては内製化の効果を見込んでおります。 なお、成田空港の機能拡張計画により、当該地域は千葉県内でも成長が最も期待されるエリアと位置づけられ、空港関連を中心とした工事需要の増加及び地元金融機関・企業との連携の進展が見込まれております。当ホテルにおきましても、地域発展の機会を着実に取り込むべく、外部連携を一層強化してまいります。 同じくホテルセグメントの倉敷ロイヤルアートホテルでは、当連結会計年度の前半において集客が平常水準に回復し、宴会需要も回復基調を示したことにより、前年同期比で増収となりました。一方、グループ全体の「選択と集中」の方針に基づき、当連結会計年度末日後である2026年5月1日付にて、当該ホテルの事業を株式会社アイコニア・ホスピタリティへ譲渡することを決定し、同日付にて譲渡を完了しております。当該譲渡により得られる資金は、成田圏を中心とした成長投資、ならびに加賀地区における新規ホテル「ホテル・アローレ」の物件取得・運営原資へと機動的に再配分する方針であります。「ホテル・アローレ」は、当社グループが「地域創生」コンセプトのもとで運営する第二の中核拠点として位置づけており、地域文化と調和した宿泊体験の提供、ならびに周辺地域の事業者・自治体との協創を通じ、収益性の改善と企業価値向上の両立を目指してまいります。あわせて、熊本地区においてもヴィラホテルの組み入れに向けた検討を進めており、翌連結会計年度以降、地域創生セグメントの拠点ポートフォリオを段階的に拡充してまいります。 当社グループのホテル・地域創生事業は、それぞれの地域に根差し、その地域に活力を生み、多様なステークホルダーの協創の場となる空間の形成を目指しております。今後、成田、加賀、熊本といったそれぞれ特色の異なる地域において、これらの拠点が協創拠点としての役割を担い、地域社会に持続的な価値を提供できるよう取り組みを進めてまいります。 投資セグメントのStriders Global Investment Pte. Ltd.では、当連結会計年度中に、シンガポールを拠点とする「Omusubi Venture Fund I」のファーストクローズを完了し、南・東南アジアのスタートアップを対象とした投資活動を本格的に開始いたしました。当社内におけるファンド運営ノウハウは着実に蓄積されつつあり、翌連結会計年度においては当該ファンドの規模拡大及び新規投資案件の組成・実行を進めてまいります。 また、当社が持つ海外投資家ネットワークを活用し、当社グループの事業領域である不動産やホテル等を対象とした、日本国内へのインバウンド投資のファシリテートにも引き続き注力してまいります。 他方、財政状態の状況につきましては、資本効率を考慮した上で長期借入金を返済した結果、総負債は前連結会計年度末に比べ332百万円減少し、2,702百万円となった一方で、本業における利益計上や第三者割当増資に伴う増加がこれを上回り、純資産は前連結会計年度末に比べ350百万円増加し、2,814百万円となりました。また、長期借入金の返済により現金及び預金は減少したものの、総資産は前連結会計年度末に比べ18百万円増加の5,516百万円となりました。 経営方針、経営戦略ならびに経営上の目標の達成状況を把握するための客観的な指標等につきましては、当社グループでは事業の規模拡大と収益力の向上のために「売上高」と「営業利益」を採用しております。また、その他の指標等については、以下のとおりとなっております。 a.自己資本比率について 当社グループの当連結会計年度末における自己資本比率は50.9%となり、前連結会計年度末の44.8%より、6.1ポイント増加いたしました。これは、財政状態の状況において先述したとおり、当連結会計年度末における純資産が2,814百万円と前連結会計年度末に比べ350百万円増加し、また、総資産は5,516百万円と前連結会計年度末に比べ18百万円増加したことによります。当社グループとしましては、今後も資本効率に留意しながら、経営環境の変化に応じ、バランスの取れた自己資本の水準を維持してまいります。 b.デットエクイティレシオについて 当社グループの当連結会計年度末におけるデットエクイティレシオ(有利子負債/自己資本)は0.60倍となり、前連結会計年度末の0.80倍から0.20ポイント低下しております。これは、当連結会計年度において長期借入金を307百万円返済したことに起因するものであります。今後も、財務の健全性と機動的な資本政策の両立を図りながら、適切なデットエクイティレシオの維持に努めてまいります。 c.自己資本利益率について 当社グループの当連結会計年度末における自己資本利益率は7.8%となり、前連結会計年度末の1.8%より6.0ポイント上昇いたしました。これは、経営成績の状況において先述したとおり、親会社株主に帰属する当期純利益が205百万円(前年同期比372.2%増)であったことによります。当社グループでは、市場における投資家の期待リターンを踏まえ、自己資本利益率10%を中期的な目標値として、収益性の向上及び資本効率の改善に取り組んでまいります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは286百万円の獲得となり、前連結会計年度比で27百万円の収入の増加となりました。これは、株式会社トラストアドバイザーズの営業活動によるキャッシュ・フローの増加と、成田ゲートウェイホテルの設備投資に伴う減価償却費の増加が主要因であります。 当連結会計年度の投資活動によるキャッシュ・フローは263百万円の支出となり、前連結会計年度比で595百万円の支出の減少となりました。これは、株式会社ホテル・アローレに対する業務支援の際に生じた貸付金の支出を主要因としております。 当連結会計年度の財務活動によるキャッシュ・フローは170百万円の使用となり、前連結会計年度比で953百万円の減少となりました。これは、資本効率を考慮した上で長期借入金を返済したことを主要因としております。 こうした結果、当連結会計年度末の現金及び現金同等物は1,980百万円となり、前連結会計年度比で131百万円減少しております。 当社グループのキャッシュ・フローは、主に事業会社における営業活動からの安定的な資金創出を基盤としており、これにより運転資金をはじめとする通常の資金需要を賄っております。加えて、企業価値の向上に資する成長投資については、グループ各社において金融機関から資金調達を実施する方針を取っており、機動的な対応を可能とするため、主要取引金融機関との良好かつ継続的な関係を構築・維持し、必要に応じた資金調達を可能とする体制を整えております。資金運営においては、自己資本比率やデットエクイティレシオ等の財務指標に基づいた健全性の確保を基本方針としており、調達手段の多様化・長期化を視野に入れた柔軟な財務戦略を推進しております。また、手元資金については、短期的な安全性と中長期的な成長機会を両立させる適切な水準の維持に努めており、余剰資金は安定的な株主還元や戦略的投資の原資として有効に活用してまいります。今後も引き続き、事業特性や外部環境の変化を踏まえながら、キャッシュ・フローの安定性と資金流動性の確保を両立し、財務基盤の強化と資本効率の向上に努めてまいります。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。その作成にあたっては、経営者による会計方針の選択・適用等、開示に影響を与える見積り及び仮定が必要になります。経営者はこれらの見積り及び仮定について、過去の実績等を勘案し、合理的に判断しておりますが、見積り及び仮定に基づく数値には特有の不確実性があるため、実際の結果と異なる場合があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、特に重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

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  • 決算説明資料2027年3月期 第1四半期決算説明資料2026-08-05

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