概要
岡山製紙は、岡山市南区に本社を置く板紙メーカーである。主たる事業は段ボール製造用の中芯原紙と紙管原紙の製造販売、および美粧段ボール(包装箱)の製造販売の二つから成る。直近の2025年5月期の売上高は115億円、従業員数は192人。王子ホールディングスをその他の関係会社とし、森紙販売、佐賀板紙、王子コンテナーとの販売取引を行う。売上高の約9割を板紙事業が占める。
二つの事業セグメントと収益構造
岡山製紙の事業は板紙事業と美粧段ボール事業に区分される。板紙事業では段ボールの中芯に用いる中芯原紙と、紙管の原料となる紙管原紙を製造する。美粧段ボール事業では青果物、食品、家電製品などの包装箱や贈答箱を受注生産する。2025年5月期の板紙事業の売上高は101億円(全社の約88%)、美粧段ボール事業は13億円(同約11%)である。板紙事業が収益の柱であり、セグメント利益は10億円を計上したが、美粧段ボール事業は配送費や労務費の上昇により44百万円のセグメント損失となった。全社の営業利益率は9.0%で、過去5年平均の7.5%を上回る水準にあるが、原料古紙価格や物流費の変動に大きく影響される構造である。
王子グループとの関係と販売網
当社は王子ホールディングスをその他の関係会社とするが、同社の連結子会社ではない。王子グループの子会社である森紙販売株式会社、佐賀板紙株式会社、王子コンテナー株式会社と当社製品の販売取引を行っており、これらは関連当事者に該当する。森紙販売は主に板紙の販売を、佐賀板紙は中芯原紙の製造販売を、王子コンテナーは段ボール製品の販売を手掛ける。また、岡山ガス株式会社から産業用ガスを購入しており、同社の代表取締役社長は当社の取締役監査等委員を兼務している。このようなグループ企業との連携により、販路の拡大と原材料・エネルギーの安定調達を図っている。
地域密着の一貫生産体制
生産拠点は岡山本社工場のみで、中国地方を中心に製品を供給する。板紙事業では24時間体制の自動制御設備を導入し、品質安定とコスト低減を実現している。特徴的なのは、製紙工場と美粧段ボールの加工工場を同一敷地内に併設する一貫生産体制である。これにより、中芯原紙の製造から段ボール箱の加工までを一社で管理でき、品質・納期の統制が容易となる。蓄積された技術・ノウハウを活かし、トータルコストの面でも競争優位性を発揮する。また、地域に根差した事業活動を掲げ、地元雇用の創出や環境負荷低減にも取り組んでいる。
経営目標と持続可能性への取り組み
経営理念に「すべてのステークホルダーとの調和のもと、共存の精神で200年企業をめざす」を掲げる。客観的な経営指標として営業利益5億円以上、ROEで株主資本コスト(6~9%)を上回る水準を目標とする。2025年5月期の営業利益は10億円、ROEは6.3%であり、営業利益目標は達成したがROEは下限に近い。重点課題として、人材育成や社内環境整備(人的資本投資)、環境負荷低減(ESG配慮)、営業力強化(非価格競争力)、省エネ・生産効率向上、原材料安定調達を挙げている。特に美粧段ボール事業ではデジタル印刷による提案力強化で新規顧客開拓を進めている。
業界の中での役割は板紙・段ボール製造メーカー。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
01板紙事業主力
段ボール製造用原紙の一種である中芯原紙と、紙管製造に使われる紙管原紙の製造販売を行う。王子グループの販売会社を通じて販売。
主要顧客森紙販売株式会社、佐賀板紙株式会社、王子コンテナー株式会社
- 中芯原紙
- 段ボールの波形部分に使用される原紙。強度と軽量性が特徴。
- 紙管原紙
- 紙、布、テープなどを巻く紙管の原料となる原紙。
02美粧段ボール事業準主力
青果物、食品、家電製品などの包装箱や贈答箱を製造・販売。美粧性の高い段ボール製品を提供。
- 美粧段ボール
- 表面に印刷や化粧加工が施された高級感のある段ボール箱。
製品と技術
中芯原紙と紙管原紙の板紙製品
板紙事業の主力製品は中芯原紙と紙管原紙である。中芯原紙は段ボールの波形の中芯(フルート)に用いられる原紙で、段ボールの強度を決める重要な素材である。紙管原紙は紙管の原料として、布やフィルム、テープ、糸などの巻き芯、図面用紙筒などに加工される。いずれも古紙を主原料とし、岡山本社工場で24時間体制の自動制御設備により生産される。品質の安定化とコストパフォーマンスの追求が競争力の源泉であり、同セグメントの粗利率は約10%と安定的である。
美粧段ボールとデジタル印刷への挑戦
美粧段ボール事業では、青果物、食品、家電、医薬品、飲料などの個装箱や贈答箱を製造する。特に青果物向けが主力だったが、担い手不足による流通量減少で市場は縮小している。これに対応するため、2024年に日本初導入となる6色インクジェットプリンター「Glory1606」を導入した。多品種小ロット・バリアブル印刷が可能で、従来のオフセット印刷では難しかった短納期・少量生産のニーズに対応する。しかし、同事業は2025年5月期も44百万円の営業赤字であり、収益化が課題である。
一貫生産体制による品質とコストの優位
岡山製紙の特徴は、製紙工場と美粧段ボール加工工場を同一敷地内に併設する一貫生産体制にある。板紙の製造から段ボール箱への加工までを一社で管理することで、品質管理と納期調整が組織的に可能となる。例えば、中芯原紙の強度や厚みを加工工程に合わせて調整できるほか、在庫リードタイムを短縮できる。この体制により、トータルコストの削減と顧客ニーズへの迅速な対応が実現し、中国地方における競争優位性を支えている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
パルプ・紙のなかでの位置
中堅製紙、営業利益率は優位
岡山製紙は王子HDや日本製紙などの大手に次ぐ中堅製紙メーカーである。売上高は約115億円と規模は小さいが、営業利益率は8~15%と業界平均を上回る高収益体質を持つ。これは特殊紙や機能紙への特化が奏功しているとみられる。同業の特種東海製紙も特殊紙に強みを持つが、岡山製紙はより内需依存度が高い。王子HDや日本製紙は規模の経済でコスト競争力を持つが、収益率では劣る。今後の需要動向次第で収益変動のリスクはあるものの、財務体質は堅実と評価できる。
強み
- 営業利益率8~15%と業界平均を大きく上回り、収益性で優位
- 汎用紙からシフトし、機能紙など高付加価値分野で差別化
- 小規模ながら低負債で財務安全性が高く、景気変動に耐性
- 国内需要に支えられ、海外市況変動の影響を受けにくい
課題
- 大手に比べ生産規模が小さく、コスト競争で劣位
- 紙需要の構造的減少により、市場全体が縮小傾向
- パルプ価格高騰が収益を圧迫するリスクが常に存在
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
パルプ・紙の時価総額近傍。太字が岡山製紙
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 3947ダイナパック | 257億円 | 7.5倍 |
| 2 | 3951朝日印刷 | 207億円 | 11.9倍 |
| 3 | 3954昭和パックス | 144億円 | 11.0倍 |
| 4 | 3943大石産業 | 123億円 | 14.2倍 |
| 5 | 3955イムラ | 91億円 | 8.9倍 |
| 6 | 3892岡山製紙 | 88億円 | 9.0倍 |
| 7 | 3948光ビジネスフォーム | 69億円 | 17.4倍 |
| 8 | 3944古林紙工 | 58億円 | 12.5倍 |
| 9 | 3896阿波製紙 | 41億円 | 5.4倍 |
| 10 | 3895ハビックス | 39億円 | 6.8倍 |
| 11 | 3945スーパーバッグ | 37億円 | 4.0倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 0件
低成長で推移した2012~2015年
2012年5月期の売上高は92億円であったが、その後2013年5月期87億円、2014年5月期85億円と減少、2015年5月期86億円と横ばいで推移した。純利益も2億円、4億円、1億円、1億円と低水準にあり、収益性は低迷していた。この期間、国内景気の緩やかな回復にもかかわらず、板紙需要は伸び悩み、原材料価格の変動も収益を圧迫した。当社は岡山本社工場の生産効率向上に着手し始めた時期にあたる。
回復から100億円台達成の2016~2019年
2016年5月期売上高84億円から2017年5月期84億円と横ばいだったが、2018年5月期91億円、2019年5月期100億円と拡大に転じた。純利益も2017年5月期1億円、2018年5月期0.2億円から2019年5月期5億円へと大幅に改善した。この4年間で売上高は約19%増加し、100億円の大台に乗せた。要因としては、自動制御装置の導入による品質安定とコスト低減、需要回復による販売数量増、適正価格の維持などが挙げられる。
変動期でありながら高収益を維持した2020~2023年
2020年5月期の売上高は100億円(前期比横ばい)であったが、純利益は10億円と過去最高を記録した。その後2021年5月期94億円、2022年5月期101億円、2023年5月期109億円と売上高は増加基調。純利益も6億円、6億円、5億円と高水準を維持した。この期間は新型コロナウイルス禍や原料価格高騰などの外部環境変動があったが、需要に見合った生産体制の構築とコスト低減努力により、安定した収益を確保した。営業利益は2023年5月期に16億円とピークを迎えた。
減益に転じた2024年以降と今後の見通し
2024年5月期は売上高115億円、営業利益17億円、純利益12億円と好調を維持したが、2025年5月期は売上高115億円(横ばい)に対し、営業利益10億円(前期比38.6%減)、純利益8億円(同31.0%減)と減益に転じた。板紙事業は販売数量微増ながら銘柄構成変動で減収・減益。美粧段ボール事業は増収も赤字が拡大した。2026年5月期の予測は売上高112億円、営業利益9億円と慎重である。原料古紙価格や物流費の上昇、人手不足が課題となっている。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
社員と組織
有価証券報告書 11期分
グループ全体で204人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は589万円で、10期前と比べて+19.4%。平均年齢は43.1歳、平均勤続年数は16.0年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年5月 | — | — | — | 176 | — |
| 2017年5月 | — | — | — | 175 | — |
| 2018年5月 | — | — | — | 174 | — |
| 2019年5月 | 493 | 42.2 | 18.0 | 182 | — |
| 2020年5月 | 503 | 42.0 | 17.2 | 188 | — |
| 2021年5月 | 503 | 41.5 | 16.9 | 190 | — |
| 2022年5月 | 507 | 42.4 | 17.4 | 188 | — |
| 2023年5月 | 519 | 42.8 | 17.5 | 192 | — |
| 2024年5月 | 551 | 43.0 | 17.3 | 196 | 867 |
| 2025年5月 | 558 | 43.3 | 17.5 | 192 | 521 |
| 2026年5月 | 589 | 43.1 | 16.0 | 204 | 441 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年5月期の売上高は112億円、営業利益は9億円。前期と比べると減収減益で、売上が-2.6%、利益が-10.0%。
会社が出している今期の予想2027年5月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 117億円 | 112億円 |
| 営業利益 | 8億円 | 9億円 |
| 純利益 | 6億円 | 8億円 |
| 1株あたり配当 | ¥50 | ¥50 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年4Qで、売上は56億円、営業利益は4億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+1.8%、営業利益は+0.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年3Q | 26 | 1 | 3.8 | 1 |
| 2023年4Q | 29 | — | — | 2 |
| 2024年1Q | 29 | 4 | 13.8 | 3 |
| 2024年2Q | 29 | 6 | 20.7 | 4 |
| 2024年3Q | 28 | 4 | 14.3 | 4 |
| 2024年4Q | 29 | 3 | 10.3 | 1 |
| 2025年2Q | 60 | 6 | 10.0 | 5 |
| 2025年4Q | 55 | 4 | 7.3 | 3 |
| 2026年2Q | 56 | 5 | 8.9 | 4 |
| 2026年4Q | 56 | 4 | 7.1 | 4 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 15期分
2012年5月期からの15期で、売上は92億円から112億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は8.0%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年5月 | 92 | — | 6 | — | 2 |
| 2013年5月 | 87 | — | 5 | — | 4 |
| 2014年5月 | 85 | — | 2 | — | 1 |
| 2015年5月 | 86 | — | 2 | — | 1 |
| 2016年5月 | 84 | — | 3 | — | 2 |
| 2017年5月 | 84 | — | 1 | — | 1 |
| 2018年5月 | 91 | — | 1 | — | 0 |
| 2019年5月 | 100 | — | 8 | — | 5 |
| 2020年5月 | 100 | — | 14 | — | 10 |
| 2021年5月 | 94 | — | 9 | — | 6 |
| 2022年5月 | 101 | — | 8 | — | 6 |
| 2023年5月 | 109 | — | 7 | — | 5 |
| 2024年5月 | 115 | 17 | 18 | 14.8 | 12 |
| 2025年5月 | 115 | 10 | 11 | 8.7 | 8 |
| 2026年5月 | 112 | 9 | 11 | 8.0 | 8 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年5月期
売上高112億円のうち、営業利益として残るのは9億円で8.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は8億円、売上の7.1%にあたる。営業利益率は業種中央値3.5%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金75.9%85億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金16.1%18億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.0%9億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 15期分
2026年5月期は営業CFが17億円、投資CFが−6億円で、差し引きのフリーCFは11億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は53億円で、売上の5.7ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年5月 | 5 | −3 | −3 | 2 | 19 |
| 2013年5月 | 7 | −3 | −2 | 4 | 22 |
| 2014年5月 | 3 | −2 | −1 | 1 | 22 |
| 2015年5月 | 6 | 0 | −2 | 6 | 26 |
| 2016年5月 | 4 | 0 | −5 | 4 | 25 |
| 2017年5月 | 5 | 1 | −1 | 6 | 31 |
| 2018年5月 | −1 | 0 | −1 | −1 | 29 |
| 2019年5月 | 8 | −1 | −1 | 7 | 36 |
| 2020年5月 | 11 | −2 | −1 | 9 | 44 |
| 2021年5月 | 9 | −8 | −1 | 1 | 44 |
| 2022年5月 | 9 | −1 | −1 | 8 | 50 |
| 2023年5月 | 6 | −2 | −4 | 4 | 50 |
| 2024年5月 | 19 | −2 | −1 | 17 | 66 |
| 2025年5月 | −16 | −4 | −2 | −20 | 45 |
| 2026年5月 | 17 | −6 | −3 | 11 | 53 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 15期分
2026年5月期の総資産は185億円。このうち返さなくてよい自己資本が145億円で、自己資本比率は78.2%(業種中央値55.2%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2012年5月 | 103 | 69 | 34 | 66.9 |
| 2013年5月 | 109 | 74 | 35 | 68.4 |
| 2014年5月 | 112 | 75 | 37 | 67.3 |
| 2015年5月 | 121 | 80 | 41 | 66.7 |
| 2016年5月 | 117 | 79 | 38 | 67.9 |
| 2017年5月 | 118 | 80 | 38 | 67.8 |
| 2018年5月 | 121 | 80 | 41 | 66.1 |
| 2019年5月 | 128 | 83 | 45 | 65.0 |
| 2020年5月 | 136 | 92 | 44 | 68.0 |
| 2021年5月 | 135 | 97 | 38 | 72.1 |
| 2022年5月 | 149 | 105 | 44 | 70.3 |
| 2023年5月 | 150 | 105 | 45 | 70.3 |
| 2024年5月 | 178 | 122 | 56 | 68.7 |
| 2025年5月 | 166 | 129 | 36 | 78.0 |
| 2026年5月 | 185 | 145 | 40 | 78.2 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
パルプ・紙 24社との比較
同じパルプ・紙の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率で24社中2位あたり、逆に低いのは売上成長率で24社中20位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,600で、1年前と比べて+10.1%。過去52週の値幅のなかでは19%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 9.0倍 |
| PER (会社予想) | 11.8倍 |
| PBR | 0.51倍 |
| 配当利回り | 3.13% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1ヶ月で0%と横ばい。25日移動平均線(1643.72円)を1.4%下回る。52週高値(2075円)から21.9%下落、52週安値(1421円)から14.0%上昇。出来高は平均2000株程度で低調。週足は緩やかな下降トレンド。RSI15.2と売られ過ぎ。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)。
PERが9.2倍と業界平均の13.9倍を下回り、PBRも0.52倍と1倍割れで割安感が強い。配当利回り3.09%は平均並みだが、ROEは6.3%と低く、収益性には課題がある。業績は横ばい傾向で、今期以降の減収減益予想がリスク要因。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 9.0倍 | 13.4倍 |
| PER (予想) | 11.8倍 | — |
| PBR | 0.51倍 | 0.67倍 |
| ROE | 6.0% | 5.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
2025/5期は売上115億円、営業利益8.7%と過去最高益からは低下。2026/5期は売上112億円、営業利益8.04%と減収減益予想。強気派は原料価格安定と合理化効果で利益率が底打ちし、配当利回り3%超とPBR0.5倍台の割安感を評価。弱気派は段ボール需要が構造的に減少し、エネルギーや物流コスト上昇で利益率がさらに低下するリスクを懸念。業界再編の中での競争激化も弱気材料。
- 割安バリュエーション
PER9倍、PBR0.52倍、配当利回り3.1%と低バリュエーション
- 利益率底打ち感
2025/5期営業利益率8.7%、2026/5期8%と高水準維持
- 安定した業績基盤
過去3期連続で営業黒字、財務状態も安定
- PBR0.52倍の割安感不定影響中
PBR0.52倍は解散価値以下と評価され、バリュー株としての魅力
- 配当利回り3.09%継続影響弱
配当利回り3.09%を継続、株主還元姿勢が下支え
- PER9.15倍の低評価不定影響中
PER9.15倍は業界平均より低く、収益力に対して割安
- 製紙業界の再編期待不定影響弱
業界再編による価格競争緩和で収益改善の可能性
- 構造需要減少
電子化や脱プラ推進で段ボール需要の長期的な減少リスク
- コスト上昇圧力
古紙価格やエネルギーコストの上昇が利益を圧迫
- 競争激化
業界再編で大手との競争が激しく、シェア拡大が困難
- 営業利益3期連続減少継続影響中
営業利益FY2024/5期17→FY2025/5期10→FY2026/5期9億円と減少、収益力低下
- 売上高微減FY2026/5期影響弱
売上高FY2025/5期115→FY2026/5期112億円と減少、需要低迷
- ROE6.3%の低位継続影響弱
ROE6.3%は資本効率の低さを示し、成長性に欠ける
- 原材料コスト上昇リスク継続影響中
紙原料価格上昇が利益圧迫、感応度は営業利益の10%程度と推定
- 段ボール原紙販売量
- 主力事業の需要動向を示す
- 営業利益率
- コスト管理の巧拙を測る重要指標
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり50円で、前期から+25.0%。いまの株価に対する利回りは3.13%。増配か配当維持が4年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年5月 | 12 | — | 92.0 |
| 2018年5月 | 12 | 0.0 | 134.5 |
| 2019年5月 | 13 | 8.3 | 12.1 |
| 2020年5月 | 15 | 15.4 | 7.7 |
| 2021年5月 | 16 | 6.7 | 12.9 |
| 2022年5月 | 16 | 0.0 | 13.5 |
| 2023年5月 | 17 | 6.3 | 16.8 |
| 2024年5月 | 24 | 41.2 | 9.6 |
| 2025年5月 | 40 | 66.7 | 23.2 |
| 2026年5月 | 50 | 25.0 | 28.2 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥50
株主
有価証券報告書より
2026年5月期末の株主数は延べ2,427人。区分でいちばん多いのは事業法人で44.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が48.6%を占め、残る51.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年5月% | 2022年5月% | 2023年5月% | 2024年5月% | 2025年5月% | 2026年5月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 事業法人 | 42.9 | 42.9 | 42.7 | 43.5 | 45.1 | 44.7 |
| 個人・その他 | 41.1 | 43.0 | 49.4 | 47.0 | 42.8 | 43.3 |
| 自己株式 | 9.4 | 9.2 | 16.0 | 15.8 | 15.7 | 15.5 |
| 外国法人 | 11.3 | 9.5 | 6.0 | 5.9 | 7.9 | 8.0 |
| 金融機関 | 4.7 | 4.4 | 1.7 | 3.3 | 4.0 | 4.0 |
| 証券会社 | 0.0 | 0.1 | 0.1 | 0.3 | 0.2 | 0.1 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 王子ホールディングス株式会社 | 41.24 |
| 02 | INTERACTIVE BROKERS LLC (常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社) | 4.27 |
| 03 | 株式会社中国銀行 | 3.87 |
| 04 | USBK NA JP I&W TS (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 2.27 |
| 05 | 須山木材株式会社 | 1.13 |
| 06 | 細羽 強 | 0.96 |
| 07 | 岡﨑 達也 | 0.96 |
| 08 | 岡﨑 直也 | 0.95 |
| 09 | 岡山製紙従業員持株会 | 0.89 |
| 10 | 津川 孝太郎 | 0.87 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 15期分
1株利益は15期で+442%、1株純資産は15期で+186%。直近期のROEは6.0%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年5月 | 33 | 1,089 | 3.2 | 9.3 | 36.7 |
| 2013年5月 | 59 | 1,246 | 5.1 | 6.9 | 20.5 |
| 2014年5月 | 22 | 1,260 | 1.7 | 17.1 | 55.3 |
| 2015年5月 | 13 | 1,395 | 1.0 | 37.3 | 92.0 |
| 2016年5月 | 34 | 1,610 | 2.3 | 13.8 | 35.0 |
| 2017年5月 | 13 | 1,626 | 0.8 | 44.1 | 92.0 |
| 2018年5月 | 9 | 1,621 | 0.5 | 94.7 | 134.5 |
| 2019年5月 | 108 | 1,679 | 6.5 | 6.9 | 12.1 |
| 2020年5月 | 196 | 1,861 | 11.1 | 5.1 | 7.7 |
| 2021年5月 | 124 | 1,953 | 6.5 | 7.6 | 12.9 |
| 2022年5月 | 119 | 2,094 | 5.9 | 7.1 | 13.5 |
| 2023年5月 | 101 | 2,281 | 4.7 | 8.8 | 16.8 |
| 2024年5月 | 250 | 2,643 | 10.2 | 5.6 | 9.6 |
| 2025年5月 | 172 | 2,790 | 6.3 | 8.4 | 23.2 |
| 2026年5月 | 177 | 3,118 | 6.0 | 10.4 | 28.2 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
9名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/5期の役員報酬は総額100百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 宮田正樹 | 代表取締役社長 | 61 | 18,000 |
| 後藤直樹 | 取締役 | 59 | 6,000 |
| 狩山昌功 | 取締役 | 60 | 5,000 |
| 加藤理夫 | 取締役 | 64 | 2,000 |
| 岡﨑泰夫 | 取締役 常勤 監査等委員 | 68 | — |
| 田井廣志 | 取締役 監査等委員 | 77 | — |
| 中野学 | 取締役 監査等委員 | 68 | — |
| 加来典子 | 取締役 監査等委員 | 47 | — |
| 岡﨑達也 | 取締役 監査等委員 | 51 | 53,000 |
役員報酬の内訳2026/5期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 賞与百万円 | 株式報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 5 | 43 | 15 | 10 | 10 | 68 | 14 |
| 社外取締役 | 4 | 16 | 5 | — | — | 21 | 5 |
| 取締役(社内) | 1 | 8 | 3 | — | — | 11 | 11 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/5期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容559字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,386字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク848字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,815字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第185期(2025/06/01-2026/05/31)2026-08-25
- 半期報告書半期報告書-第185期(2025/06/01-2026/05/31)2026-01-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第184期(2024/06/01-2025/05/31)2025-08-25
- 半期報告書半期報告書-第184期(2024/06/01-2025/05/31)2025-01-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第183期(2023/06/01-2024/05/31)2024-08-28
- 四半期報告書四半期報告書-第183期第3四半期(2023/12/01-2024/02/29)2024-04-11
- 四半期報告書四半期報告書-第183期第2四半期(2023/09/01-2023/11/30)2024-01-12
- 四半期報告書四半期報告書-第183期第1四半期(2023/06/01-2023/08/31)2023-10-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第182期(2022/06/01-2023/05/31)2023-08-28
- 四半期報告書四半期報告書-第182期第3四半期(2022/12/01-2023/02/28)2023-04-12
- 四半期報告書四半期報告書-第182期第2四半期(2022/09/01-2022/11/30)2023-01-13
- 四半期報告書四半期報告書-第182期第1四半期(令和4年6月1日-令和4年8月31日)2022-10-12
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
- 中期経営計画中期経営計画の進捗に関するお知らせ2026-07-24
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