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日経平均64,455.83+130NYダウ53,061.95+295ドル円158.01-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+51毎時更新

プレス工業

PRESS KOGYO CO.,LTD.7246 · Prime · 輸送用機器

自動車と建設機械向けのプレス部品専業。シャシー部品を強みとする。

概要

プレス工業は1925年に東京品川で創業した自動車部品・建設機械部品の大手メーカーである。トラックや建設機械向けのシャシー部品・キャビンを主力とし、プレス加工技術を核に国内外19社のグループを展開する。2026年3月期の連結売上高は2,022億円、営業利益135億円、従業員5,433名。東証プライム市場に上場する。

自動車と建設機械を支える二つの事業

プレス工業の事業は自動車関連事業と建設機械関連事業に大別される。自動車関連事業は売上高1,670億78百万円(2026年3月期)で全体の82.6%を占め、普通トラック・小型トラック向けのシャシー部品、アクスル、ドア補強部品などを手掛ける。建設機械関連事業は同351億27百万円で17.4%を構成し、油圧ショベル用キャビンを中心にホイールローダーや農業機械向けキャビンも生産する。両事業とも子会社への製造委託と直接販売を併用しており、国内工場(藤沢、尾道、宇都宮、埼玉)に加え、米国、タイ、中国、インドネシア、スウェーデンに生産拠点を持つ。

収益構造と中期経営計画の方向性

2026年3月期の連結業績は売上高2,021億67百万円(前期比6.5%増)、営業利益135億9百万円(同40.0%増)と大幅な増益を記録した。営業利益率は6.68%に改善し、自動車関連事業のセグメント利益は160億54百万円、建設機械関連事業は9億45百万円(前期は損失)と黒字転換した。2024年度から2028年度の中期経営計画では「質を追求し、プレゼンスを高める」を掲げ、コア事業の深耕、電動化対応、サステナビリティ経営の3本柱を推進している。EV向けアクスルやバッテリー保護部品の開発、北米新工場設立など成長投資を継続する。

世界へ広がる生産販売ネットワーク

プレス工業の海外展開は1988年の米国合弁会社設立に始まり、現在はタイ、中国、インドネシア、スウェーデンに生産子会社を持つ。タイではピックアップトラック部品を手掛けるTHAI SUMMIT PKKグループ3社を2006年に連結子会社化し、EV専用アクスルの量産も行う。中国では蘇州に2社の子会社を有するが、普莱斯冲圧部件(蘇州)有限公司は2025年12月に解散を決議した。米国ではPK U.S.A.がアクスルチューブやドア補強部品を生産し、スウェーデンではEV部品やエンジン関連部品の拡販が進む。国内は川崎本社工場に加え藤沢・尾道・宇都宮・埼玉の4工場が稼働する。

業界の中での役割は自動車OEM・建設機械メーカー向けプレス部品サプライヤーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
2,022億円
営業利益
135億円
営業利益率
6.7%
純利益
85億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01自動車関連事業主力

自動車メーカー向けにプレス部品(シャシー部品など)を製造販売。子会社に製造委託し、直接販売も行う。

主な製品・サービス1
自動車用プレス部品
車体やシャシーに使用されるプレス成形部品。

02建設機械関連事業準主力

建設機械メーカー向けにプレス部品を製造販売。

主な製品・サービス1
建設機械用プレス部品
建設機械の車体やアタッチメント向けプレス部品。

製品と技術

トラックと乗用車を支えるシャシー部品

自動車関連事業の主力はフレームやサスペンション部品などのシャシー(車台)用プレス部品である。国内では普通トラック・小型トラック向けの生産が多く、得意先の販売好調により2026年3月期の自動車セグメント売上高は1,670億78百万円に達した。海外ではタイでピックアップトラック用部品、米国でアクスルチューブとドア補強部品、スウェーデンでエンジン関連部品を生産。電動化対応として、バッテリー搭載を考慮したフレームの多機能化やEV用アクスルの開発を推進しており、タイではEV専用アクスルを量産中である。

建設機械用キャビンのフルラインナップ化

建設機械関連事業では油圧ショベル用キャビンを中心に、ホイールローダーや農業機械、産業機械向けキャビンを手掛ける。2026年3月期のセグメント売上高は351億27百万円で、前期比14.6%増と大きく伸びた。国内グループのキャビン生産は得意先販売好調により増加し、中国でも需要回復を受けて生産が伸長した。同社はオリジナルキャビンの開発力を強みとし、顧客のモデルチェンジに合わせた提案型営業を展開。油圧ショベル用ミニ/小型キャビンから大型機までフルラインナップ化を進め、受注拡大と付加価値向上を図っている。

プレス加工技術と一貫生産ラインの革新

創業以来のコア技術であるプレス加工を核に、生産工程全体の革新に取り組む。宇都宮工場では穴あけ・外形カットからロール成形/プレス成形、ショットブラスト、塗装までの一貫生産ラインを新設し、少量多品種のフレーム部品生産に対応した。協働ロボットの導入やAI・IoTを活用した予知保全を進め、生産性と安全性の向上を同時に追求。プレス機械そのものの刷新も計画しており、2024年度からの中期経営計画では「要素技術の絶対的なプレゼンスの向上」を掲げる。これらの取り組みにより、従来の部品供給に加え、電動車用の衝撃吸収製品など新領域の製品開発も加速している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

輸送用機器のなかでの位置

自動車部品の中堅、トヨタ依存で安定

当社は自動車用プレス部品などを手掛けるメーカー。売上高は2025/3期1899億円から2026/3期2022億円へ増加、営業利益率も5.06%から6.68%へ改善。同業のトヨタ紡織やユニプレスと同様、トヨタグループとの取引が大きい。トヨタの生産台数に業績が連動し、安定した需要があるが、依存度の高さがリスク。電動化への対応が競争力を左右する。

強み

  • 主要顧客トヨタ向けが多く、安定受注。
  • 売上・利益率とも改善しており、収益力向上。
  • 長年のプレス加工技術で品質競争力。
  • トヨタの新車種に対応し部品供給。

課題

  • 特定顧客への依存が高く、経営リスク。
  • EVシフトで部品需要構造が変化する可能性。
  • 鋼材価格上昇がコスト増につながる。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

自動車完成車・大手部品の時価総額近傍。太字がプレス工業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13569セーレン2,201億円12.9倍
25975東プレ1,845億円9.1倍
35192三ツ星ベルト1,373億円16.8倍
45970ジーテクト1,013億円7.3倍
57241フタバ産業999億円6.2倍
67246プレス工業978億円11.6倍
75949ユニプレス608億円
87280ミツバ604億円5.4倍
97245大同メタル工業554億円12.4倍
107244市光工業553億円7.5倍
115185フコク322億円27.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(自動車完成車・大手部品)に従っています。

会社の歴史

沿革 26件

プレス加工専門工場から自動車部品メーカーへ

1925年2月、東京都品川区で「合資会社プレッス作業所」として創業した。当初は一般的なプレス加工を請け負う工場だったが、1929年5月に自動車部分品部門へ進出し、自動車産業との結びつきを強める。1934年6月には株式会社組織へ改組し「プレス工業株式会社」と改称。1937年12月には本社・工場を川崎市に移転し、現在の本拠地を定めた。この移転は生産能力拡大と首都圏の取引先へのアクセス向上を目的としたもので、後の事業拡大の基盤となった。

上場と国内生産拠点の拡充

1961年8月、東京証券取引所市場第一部に株式を上場し、資本基盤を強化した。同年10月には神奈川県藤沢市に藤沢工場を稼働させ、続く1968年11月に広島県尾道市に尾道工場を開設。1976年10月には栃木県下野市に宇都宮工場を立ち上げ、国内の生産能力を段階的に拡大した。この間、1967年7月には自動車組立部門に進出し、部品供給から完成車組立まで事業範囲を広げた。また1977年3月には建設機械用部分品部門へ参入し、自動車一辺倒だった事業ポートフォリオを多角化した。

海外展開とグループ子会社の組織化

バブル経済期の1988年7月、米国に合弁会社PK U.S.A.,INC.を設立し、初の海外生産拠点を得た。1995年12月にはタイのTHAI SUMMIT PKK CO.,LTD.に出資し、アセアン市場へ進出。2000年代に入ると、2001年8月の鈑金工業株式会社への出資、2004年7月の中国蘇州普美駕駛室有限公司設立など、海外子会社網を急速に拡大した。2005年4月には埼玉工場を統合し国内再編を実施。2006年から2008年にかけてタイ3社とスウェーデンのPRESS KOGYO SWEDEN ABを完全子会社化し、グループ経営の体制を固めた。

電動化とプライム市場への移行

2010年代以降はインドネシア(2011年)や中国(2012年)に新会社を設立し、新興国需要の取り込みを進めた。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴いプライム市場へ移行。2024年度からスタートした5か年中期経営計画では、電動車用コア商品の開発を重点課題に掲げ、タイで量産中のEV専用アクスルをさらに進化させる方針を示した。一方で中国子会社の解散(2025年12月決議)など、収益性の低い事業の整理も進めており、成長分野への選択と集中を図っている。

年表26件を開く

1920年代

  • 1925年2月創業当社前身「合資会社プレッス作業所」創業(東京都品川区)
  • 1929年5月自動車部分品部門に進出

1930年代

  • 1934年6月会社組織を株式会社に改め、「プレス工業株式会社」と改称
  • 1937年12月本社・工場とも川崎市に移転

1960年代

  • 1961年8月上場株式を東京証券取引所市場第一部に上場
  • 1961年10月藤沢工場稼動開始(神奈川県藤沢市)
  • 1967年7月自動車組立部門に進出
  • 1968年11月尾道工場稼動開始(広島県尾道市)

1970年代

  • 1971年10月尾道プレス工業株式会社(現・連結子会社)を設立
  • 1972年3月M&A株式会社協和製作所(現・連結子会社)を買収
  • 1976年10月宇都宮工場稼動開始(栃木県下野市)
  • 1977年3月建設機械用部分品部門に進出

1980年代

  • 1988年7月合弁会社 PK U.S.A.,INC.(現・連結子会社)を米国に設立

1990年代

  • 1995年12月タイ王国 合弁会社 THAI SUMMIT PKK CO.,LTD.(現・連結子会社)に出資

2000年代

  • 2001年8月鈑金工業株式会社(現・連結子会社)に出資
  • 2002年3月タイ王国 合弁会社 THAI SUMMIT PKK ENGINEERING CO.,LTD.(現・連結子会社)に出資
  • 2004年7月合弁会社 蘇州普美駕駛室有限公司を中華人民共和国に設立
  • 2005年4月M&A株式会社プレス工業埼玉製作所を簡易合併し、埼玉工場として稼動開始(埼玉県川越市)
  • 2005年12月M&ATHAI SUMMIT PKK CO.,LTD.(現・連結子会社)がTHAI SUMMIT PKK BANGPAKONG CO.,LTD. (現・連結子会社)を買収
  • 2006年6月THAI SUMMIT PKK CO.,LTD.、THAI SUMMIT PKK ENGINEERING CO.,LTD.、THAI SUMMIT PKK BANGPAKONG CO.,LTD.の株式を追加取得し、連結子会社とする
  • 2007年5月PRESS KOGYO SWEDEN ABの株式を追加取得し、連結子会社とする
  • 2008年11月合弁会社 THAI SUMMIT PK CORPORATION LTD.(現・連結子会社)をタイ王国に設立

2010年代

  • 2010年10月中華人民共和国に普莱斯冲圧部件(蘇州)有限公司(現・連結子会社)を設立
  • 2011年8月インドネシア共和国にPT.PK Manufacturing Indonesia(現・連結子会社)を設立
  • 2012年2月中華人民共和国に普莱斯工業小型駕駛室(蘇州)有限公司(現・連結子会社)を設立

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 総還元性向60%以上
  • 1株当たり年間配当金32円以上
  • DOE3.0%超

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    コア事業における攻めと挑戦

    自動車関連事業は、主要取引先の中計戦略と連携し、国内工場の生産能力増強や米国新工場設立により北米現地生産化に対応。建設機械関連事業は、キャビン商品のフルラインナップ化で事業拡大を図る。技術開発・提案力の向上やDX活用による生産性向上も推進。

  2. 02

    電動化に向けたコア商品の進化

    電動化の地域別速度差に対応し、ICE車含む全方位戦略で対応。バッテリー搭載に対応したフレーム多機能化やEV用アクスル開発を推進。欧州拠点での実績を活かし、国内の法規改正を見据えた受注活動を展開。

  3. 03

    サステナビリティ経営の推進

    マテリアリティに基づき、人材の多様性と活性化、地球環境・社会への貢献、コーポレートガバナンス強化に取り組む。人的資本戦略では「やりぬく力」を重視し研修を展開。気候変動対策ではスコープ1・2・3の目標値を設定し、2050年カーボンニュートラルを目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で5,433人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は762万円で、9期前と比べて+11.6%平均年齢は43.0歳、平均勤続年数は19.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月6,767
2018年3月6,962
2019年3月68340.319.16,887
2020年3月66440.619.16,658
2021年3月63440.819.46,026
2022年3月66841.119.85,765
2023年3月69241.420.05,628
2024年3月70041.119.45,602
2025年3月70341.219.25,438177
2026年3月76243.019.35,433248

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率2.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率55.9%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)74.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社18(国内 11 / 海外 7、うち連結子会社 16) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
藤沢工場 — 神奈川県藤沢市200億円
自動車関連事業 その他
川崎工場 — 川崎市川崎区121億円
自動車関連事業
本社・工場 — タイ王国ラヨン県113億円
自動車関連事業
本社・工場 — タイ王国 チョンブリ県8,529百万円
自動車関連事業
宇都宮工場 — 栃木県下野市7,952百万円
自動車関連事業
本社・インディアナ工場 — 米国インディアナ州7,833百万円
自動車関連事業
本社・工場 — スウェーデン王国オスカーハム市3,835百万円
自動車関連事業 建設機械関連事業
尾道工場 — 広島県尾道市3,061百万円
自動車関連事業 建設機械関連事業
本社・工場 — インドネシア共和国西ジャワ州2,907百万円
同上
埼玉工場 — 埼玉県川越市2,899百万円
同上
ほか7件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱協和製作所
    栃木県真岡市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ピーケーサービス
    神奈川県藤沢市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ピーケーシー
    神奈川県藤沢市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    PKロジスティックス㈱
    川崎市川崎区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    鈑金工業㈱
    神奈川県藤沢市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱テクモ
    神奈川県藤沢市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    尾道プレス工業㈱
    広島県尾道市 · 連結子会社
    議決権83.3%
  • 海外
    PK U.S.A.,INC. (注)3.6
    米国 インディアナ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    OCEAN STREAM ENTERPRISE,INC.
    米国 インディアナ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    THAI SUMMIT PKK CO.,LTD. (注)3
    タイ王国 チョンブリ県 · 連結子会社
    議決権50.0%
  • 海外
    THAI SUMMIT PKK BANGPAKONG CO.,LTD.
    タイ王国 チョンブリ県 · 連結子会社
    議決権50.0%
  • 海外
    THAI SUMMIT PKK ENGINEERING CO.,LTD.
    タイ王国 チョンブリ県 · 連結子会社
    議決権50.0%
残りのグループ会社6社を開く
  • THAI SUMMIT PK CORPORATION LTD. (注)3.7タイ王国 ラヨン県50%
  • 普莱斯冲圧部件(蘇州)有限公司(注)3中華人民共和国 江蘇省100%
  • 普莱斯工業小型駕駛室(蘇州)有限公司(注)3中華人民共和国 江蘇省100%
  • 必可喜貿易(蘇州)有限公司中華人民共和国 江蘇省100%
  • PRESS KOGYO SWEDEN ABスウェーデン王国 オスカーハム市100%
  • PT. PK Manufacturing Indonesia (注)3インドネシア共和国 西ジャワ州65%
国際子会社 (GLEIF登録 1社)
  • SEPress Kogyo Sweden AB

国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は2,022億円営業利益135億円前期と比べると増収増益で、売上が+6.5%、利益が+40.6%。

売上高
+6.5%
2,022億円
営業利益
+40.6%
135億円
純利益
+39.3%
85億円
営業利益率
6.7%
前期比 +1.6%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,970億円2,022億円
営業利益130億円135億円
純利益80億円85億円
1株あたり配当¥50¥50

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は516億円、営業利益は38億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+0.8%、営業利益は+15.2%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q47526
2024年1Q512336.424
2024年2Q477316.520
2024年3Q525448.423
2024年4Q46414
2025年2Q953515.434
2025年4Q946454.827
2026年2Q923556.031
2026年4Q1,099807.354
2027年1Q516387.424

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1,751億円から2,022億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は6.7%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1,7519756
2014年3月1,83610163
2015年3月1,97610864
2016年3月1,9589256
2017年3月1,8668153
2018年3月2,12111458
2019年3月2,20713776
2020年3月2,0537337
2021年3月1,5375015
2022年3月1,60112771
2023年3月1,84813768
2024年3月1,97813581
2025年3月1,899961035.161
2026年3月2,0221351406.785

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高2,022億円のうち、営業利益として残るのは135億円6.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は85億円、売上の4.2%にあたる。営業利益率は業種中央値5.1%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金85.0%1,719億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金8.3%168億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.7%135億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
15.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.6pt
6.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.5pt
4.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+1.5pt
7.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが223億円、投資CFが−172億円で、差し引きのフリーCFは51億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は222億円で、売上の1.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月103−105−40−2118
2014年3月139−18640−47122
2015年3月97−10940−12155
2016年3月177−85−6192184
2017年3月150−90−4160202
2018年3月179−78−58101246
2019年3月168−74−15494185
2020年3月185−97−5188223
2021年3月71−99−20−28171
2022年3月154−105−649216
2023年3月212−98−108114223
2024年3月272−141−70131287
2025年3月186−177−439263
2026年3月223−172−9451222

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は2,072億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,347億円で、自己資本比率は58.0%(業種中央値53.0%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1,28958570441.6
2014年3月1,50865385540.2
2015年3月1,66974592441.7
2016年3月1,57577080545.8
2017年3月1,60380779647.9
2018年3月1,68588180448.9
2019年3月1,59194264954.8
2020年3月1,54294659656.3
2021年3月1,52695657058.3
2022年3月1,7261,03269454.9
2023年3月1,7841,11167356.2
2024年3月1,9171,20471356.2
2025年3月1,9781,27570357.6
2026年3月2,0721,34772558.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
222億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
782億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
18億円
在庫として抱えている分
負債合計
725億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
82
/ 100
安定性自己資本比率39 / 40
収益力営業利益率13 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

輸送用機器 82社との比較

同じ輸送用機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り82社中8位あたり、逆に低いのはROE82社中36位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
7.2%/中央値 5.7%
P25 3.3%P75 9.7%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.7%/中央値 5.1%
P25 2.6%P75 7.3%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
58.0%/中央値 53.0%
P25 40.5%P75 65.9%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
6.5%/中央値 2.1%
P25 -1.4%P75 6.5%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
5.0%/中央値 3.2%
P25 2.4%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥997で、1年前と比べて+58.5%過去52週の値幅のなかでは92%の位置にある。

¥997-2.3%1ヶ月+15.7%1年+58.5%時価総額978億円
過去52週の値幅
安値¥619高値¥1,029

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)11.6倍
PER (会社予想)12.2倍
PBR0.81倍
配当利回り5.02%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月20日は978円で、25日線895円を9.3%上回る。年初来で+58.8%と上昇基調。52週高値1006円に迫り、RSIは78.2と買われ過ぎ。8月5日に一気に増加した出来高は高水準を維持。株価は上昇トレンドだが、過熱感から短期的な調整に注意。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PER11.39倍は業界平均16.75倍を下回り、PBR0.7928倍も平均1.15倍を下回る。配当利回り5.11%は平均2.97%を大きく上回り、株主還元が充実している。配当性向58.9%と余裕があり、配当の持続可能性は高い。ROE7.2%は平均水準だが、安定した収益性が維持されている。業績は増収増益で、今期予想PER11.9倍でも割安感がある。総合的に「割安」と評価する。

指標この会社業種平均
PER (実績)11.6倍16.3倍
PER (予想)12.2倍
PBR0.81倍1.12倍
ROE7.2%7.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

自動車部品・鉄鋼加工の両輪で収益を上げるが、足元では商用車需要の回復と鋼材価格の動向が焦点。強気派は、2026年3月期の増収増益計画と営業利益率6.68%への改善を見込み、為替や原材料高の影響を吸収する体質強化を評価する。一方、弱気派は、国内商用車市場の頭打ち懸念や鋼材需要の低迷、海外生産シフトの遅れによる競争力低下を指摘。株価は年初来58.8%上昇し、PBR0.79倍・配当利回り5.11%と割安感が残るが、業績の安定性と成長持続性で両論が分かれる。特に、プレス部品の受注単価改定や鋼材加工の稼働率が今後の利益率を左右する。

プラスに働く材料7
  • 利益率の改善トレンド

    2026年3月期は売上高2,022億円に対し営業利益率6.68%へ改善予想。

  • 低PBRと高配当

    PBR0.79倍、予想配当利回り5.11%で割安感がある。

  • 商用車需要の回復

    トラック需要が底打ちし、生産台数の回復が寄与するとの見方。

  • 2026年3月期営業利益は135億円へ41%増2026年3月期影響

    営業利益96億円→135億円、売上高1899億円→2022億円で増益

  • 営業利益率が5.06%から6.68%へ改善通年影響

    営業利益率は前期比1.62pt改善、売上高当たりの収益力が向上

  • 配当利回り5.11%の高水準継続影響

    配当利回り5.11%は預金金利対比で魅力的、下値支援役

  • PBR0.79倍からの資本効率改善2027年〜2028年影響

    PBR0.79倍・ROE7.2%、ROE改善で1倍超も視野

マイナスに働く材料7
  • 国内市場の縮小懸念

    国内商用車販売は長期的に減少傾向で、成長余地が限定的。

  • 原材料高の影響

    鋼材価格高騰が収益を圧迫するリスクが残る。

  • 海外シフトの遅れ

    海外生産比率が低く、競合に比べグローバル展開が遅い。

  • 1年で58.8%上昇した過熱感不定影響

    株価は1年で58.82%上昇、調整リスク存在

  • 外国人保有比率22.43%の変動リスク継続影響

    外国人保有比率22.43%、国際情勢次第で売り

  • 2025年3月期の純利益61億円へ減少決算発表後影響

    純利益81億円→61億円、収益変動の大きさが懸念

  • 予想PER11.9倍は実績を上回る決算発表後影響

    実績PER11.39倍に対し予想11.9倍、EPS低下示唆

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益性改善計画の達成度を測る重要指標。
国内商用車生産台数
主力部品の需要を左右する外部環境指標。
鋼材加工の受注状況
産業機械向け鋼材需要の動向を示す先行指標。
為替レート
輸出比率の変動と収益への影響を確認するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり50で、前期から+15.6%いまの株価に対する利回りは5.02%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥50
1株あたり
配当利回り
5.02%
いまの株価に対して
配当性向
58.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1129.6
2018年3月129.132.1
2019年3月1416.727.8
2020年3月13−7.144.2
2021年3月8−42.348.1
2022年3月20166.756.0
2023年3月215.040.8
2024年3月2623.843.0
2025年3月3223.159.1
2026年3月3715.658.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥50

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ23,501人。区分でいちばん多いのは個人・その他29.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が43.4%を占め、残る56.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他23.029.029.232.233.029.9
外国法人29.221.222.121.421.722.4
金融機関24.423.823.321.920.622.3
事業法人21.722.422.822.623.121.1
証券会社1.73.62.61.81.64.3
自己株式4.95.05.05.00.70.5
外国人個人0.00.00.00.00.00.0
政府・自治体0.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)12.49
02いすゞ自動車株式会社10.35
03日鉄物産株式会社5.12
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)4.57
05STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)3.45
06伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社3.37
07プレス工業従業員持株会2.64
08プレス工業取引先持株会2.60
09株式会社日本カストディ銀行(信託口4)1.88
10DFA INTL SMALL CAP VALUE PORTFOLIO(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)1.85

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+67%、1株純資産は14期で+150%。直近期のROEは7.2%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月5149311.09.516.8
2014年3月5855811.06.515.6
2015年3月596419.88.316.8
2016年3月526647.97.327.1
2017年3月487067.111.529.6
2018年3月547597.311.832.1
2019年3月697938.98.527.8
2020年3月348014.37.144.2
2021年3月148211.724.248.1
2022年3月668997.75.756.0
2023年3月669727.07.640.8
2024年3月791,0637.89.043.0
2025年3月611,1485.59.259.1
2026年3月861,2327.29.458.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

32名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は32名。2026/3期の役員報酬は総額494百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
清水勇生代表取締役社長 社長執行役員 CEO6496,000
唐木剛一代表取締役専務取締役 専務執行役員 CFO 経理部、総務部管掌、経営企画部、 IR部、事業企画部、人事部、労働部、100年史編纂室、国内/海外関連事業所管6491,000
佐藤昌彦代表取締役専務取締役 専務執行役員 CTO 生産本部所管、技術開発本部長6375,000
新川春正取締役 常務執行役員 生産本部長6566,000
岡田京子取締役 常務執行役員 総務部所管、人事部、労働部担当、100年史編纂室長5877,000
奥垣内完取締役 常務執行役員 業務本部長5953,000
増田昇取締役67117,000
坂野正典取締役(常勤監査等委員)6529,000
山根八洲男社外取締役(監査等委員)77
古里健治社外取締役(監査等委員)58
岡部友紀社外取締役(監査等委員)53
村上佳代社外取締役(監査等委員)58
残りの役員20名を開く
氏名役職年齢
小川敏宏常務執行役員
立入浩道常務執行役員
高木俊介常務執行役員
塩田浩上席執行役員
近藤等上席執行役員
加賀爪哲上席執行役員
川本淳上席執行役員
伊東正和上席執行役員
山川剛上席執行役員
内田一城執行役員
加藤富士絵執行役員
笹岡孝紀執行役員
小泉晃執行役員
柳生聖司執行役員
楜澤肇執行役員
小澤光義執行役員
原田利之執行役員
三本木勝志執行役員
藤本孝志執行役員
高松信彦社外取締役71

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)92521583144249
社外取締役430308
取締役(社内)1222222

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容352字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(プレス工業株式会社)、子会社19社により構成され、自動車関連事業及び建設機械関連事業等を営んでおります。 当社グループの事業内容及び当社と主要な子会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 なお、前述の事業区分は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一の区分であります。 上記の自動車関連事業及び建設機械関連事業では、当社製品の一部を子会社に製造委託しております。なお、子会社においても得意先への直接販売を行っております。 (注)1 上記は全て連結子会社となります。 2 普莱斯冲圧部件(蘇州)有限公司については2025年12月26日付で解散し清算手続中であります。
経営方針・対処すべき課題3,765字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、経営の基本方針として「ビジョン・ミッション・バリュー」及び「企業スローガン」を掲げており、環境・社会・経済の持続可能性に配慮したサステナビリティ経営を実践し、全てのステークホルダーとともに、質的成長をめざしてまいります。 また、倫理規定を制定し、守るべき法令や社会ルールについて、国内・海外子会社を含めたプレス工業グループ社員への周知徹底を図っております。 <ビジョン>  (目指す姿・ありたい姿) 「私たちだからできる」と誇れる仕事を通して 世の中になくてはならない存在として 全てのステークホルダーと共に成長し続けます <ミッション> (社会に約束すること、存在意義) 社会と共生、共鳴し ものづくりを通して 人、車、機械を支える力であり続けます <バリュー> (価値観)・・・ビジョン、ミッションに向かって進むための行動規範 ■ 安心・安全・コンプライアンス 安心・安全・コンプライアンスは私たちの行動の基本で、全てのステークホルダーに対して担う責任と誇りです ■ 誠実・努力 私たちのビジネスの中心は人です 誠実さと地道な努力によって培われる信頼を、私たちは財産とします ■ やりぬく力 私たちは「なんとかものにする」覚悟を持って行動をおこし、やりとげます ■ 創造力 私たちは「まずやってみる」好奇心と探究心で現状に問いを立て、 未来を創造することを楽しみます ■ 多様性 私たちは自分、そして仲間の個性と自由な発想を尊重し、協働します <企業スローガン> 製造の先の創造へ。 (2)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 世界経済は、流動的な米国の関税政策、地政学リスク等による減速感があるものの、各国の政策等により、全体としては緩やかな成長が見込まれております。自動車業界においては、EV化減速とパワートレイン多様化、企業再編の活発化、人手不足問題に加え、足下では、中東情勢によるエネルギーコスト高騰、物流混乱等が発生し、先行き不透明な事業環境が継続しております。 2024年度よりスタートした5か年中期経営計画 では、不確実で変化が激しい時代においても、なくてはならない存在として成長し続けるための成長戦略を策定いたしました。基本方針に「質を追求し、プレゼンスを高める」を掲げ、3つの骨子①コア事業における攻めと挑戦、②電動化に向けたコア商品の進化、③サステナビリティ経営の推進、に基づき、着実に取組みを進めております。事業環境の変化をチャンスと捉え、様々な経営課題に挑み、企業価値の向上と社会課題解決への貢献を目指します。 ① コア事業における攻めと挑戦 自動車関連事業では、主要取引先の中計戦略と連携した取組みを進めております。ボリューム拡大に向けた取組みでは、国内各工場の生産能力増強に加え、米国拠点に新工場を設立し、北米現地生産化への対応も行います。また、国内商用車メーカー再編による変化は成長機会と捉え、当社の強みである技術開発・提案力を武器に、商権維持と事業拡大を図ります。 建設機械関連事業においては、顧客のモデルチェンジをターゲットに、キャビン商品のフルラインナップ化による事業拡大を図ります。狙い目としては、油圧ショベル用ミニ/小型キャビン、ホイールローダー、農機・産機キャビン等、地政学リスクの高まりや米国の関税政策を背景としたメーカー各社の調達戦略変化を機に、受注拡大・付加価値拡大に取り組んでおります。当社の開発力を結集したオリジナルキャビンは高評価を得ており、次期モデルへの新たな引合いもいただいております。 事業拡大に向けた「技術開発・提案力とものづくり力の追求」では、「要素技術の絶対的なプレゼンスの向上」「プレス機械の刷新、生産工順に応じた最適配置及び生産ラインの再編、一新」「DX強化に向けた革新」を柱とし、様々な取組みを進めております。自動化推進の一環として協働ロボット導入検討を進めており、人とロボットの協力による安全性と生産性の両立、人手不足解消を図ります。また、宇都宮工場では、少量多品種のフレーム部品生産への対応として、穴あけ・外形カット~ロール成形/プレス成形~ショットブラスト~塗装までのフレキシブルな一貫生産ラインを新たに構築しました。ショットブラスト設備も新設し、一貫生産ライン内に組込み、商品性向上を図っております。AI・IoT等のDXを活用した予知保全も進んでおり、革新的な生産性向上を実現してまいります。 ② 電動化に向けたコア商品の進化 電動化スピードは地域別にバラつきが出ており、ICE車を含めた全方位戦略にて対応してまいります。コア商品で高いシェアを誇る当社は、現行の生産設備を活用した電動車用商品の生産が可能であり、強みを活かして事業環境の変化に対応してまいります。電動車用コア商品の開発では、バッテリー搭載を考慮したフレーム多機能化やEV用のアクスル開発を推進しており、タイでは量産中のEV専用アクスルをさらにレベルアップさせるべく開発を進めております。 電動車専用商品に対しては、車両構造の変化により必要となるバッテリー保護部品や衝撃吸収製品を開発しております。EV化が先行する欧州拠点においては、すでに受注・量産開始しており、新たな引合いもいただいております。実績から得た知見と新規開発技術を活かし、将来的な国内での法規改正を見据えた受注活動を展開してまいります。 ③ サステナビリティ経営の推進 当社グループは2022年に長期視点で取り組むべき重要課題(マテリアリティ)を特定し、サステナビリティ経営を推進しております。2024年度には、重要課題(マテリアリティ)について、それぞれにおける目指す姿、ありたい姿を整理、明確化し、これらを実現するためのKPIを設定いたしました。各KPIの達成に向け、重要課題(マテリアリティ)の活動項目に取り組み、持続可能な社会の実現に向けて、企業価値の向上を目指します。 「人材の多様性と活性化」は、当社グループの将来成長を支える重要な取組みと位置づけ、「やりぬく」「創造力」「多様性」「安心・安全」をキーワードとした人的資本戦略の各施策に取り組んでおります。 中でも、当社グループは「やりぬく」を重視しており、当社文化として根付かせるべく、やりぬく力醸成に特化した研修を展開中です。2025年度は、従業員のやりがい、満足度を把握するために、従業員エンゲージメントサーベイを実施いたしました。課題を特定し、人的資本戦略と連動させることで、組織の活性化につなげてまいります。人権への取組みは、人権方針に基づき推進しており、人権デューデリジェンスを順次展開しております。 「地球環境・社会への貢献」では、環境方針に基づき、気候変動問題への対応、生物多様性の保全や水リスクへの対応、資源循環や地域社会との共生などの重点取組事項を推進しております。気候変動問題への対応では、連結ベースでスコープ1、2、3の目標値を設定し、2050年カーボンニュートラル実現を目指して取り組んでおります。省エネルギー、生産効率向上のほか、エネルギー使用量見える化やグリーン電力の導入拡大等、施策を積み上げ、グループ全体で2030年の中間目標達成を目指します。 生物多様性の保全に向けた取組みでは、生態系調査を国内各工場で実施し、保全活動を開始しております。地球環境を大切にし、社会と共生することで、持続可能で豊かな社会の発展に貢献してまいります。 「コーポレートガバナンスの強化」では、ステークホルダーエンゲージメントの更なる充実を図るため、CFO傘下にIR専門組織を設置いたしました。IRチームと連携し、情報開示と対話の充実を図ります。リスクマネジメントの取組みも強化しており、変化の激しい事業環境において、安定的な事業継続と更なる企業価値の向上に向け、掲げた取組みを推進してまいります。 なお、資本政策に関する目標値として、総還元性向60%以上を掲げており、本中計期間は、1株当たり年間配当金を32円以上とし、DOE3.0%超を目指します。 (3)今後の見通し 2027年3月期の業績予想につきましては、直近の顧客生産情報に基づき計画しており、国内の自動車・建機向け需要は堅調に推移するものの、タイにおけるピックアップトラック生産の回復遅れが大きく影響する見込みであります。また、中東情勢による影響については、得意先の生産台数情報や原材料価格の上昇等、現時点で把握可能な範囲において業績予想に織り込んでおります。 連結業績予想は売上高1,900億円(前年同期比6.0%減)、営業利益114億円(前年同期比15.6%減)、経常利益115億円(前年同期比18.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益70億円(前年同期比17.4%減)となります。
事業等のリスク3,608字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 以下において、当社グループの事業その他に関するリスク要因と考えられ、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性がある主な事項を記載しております。なお、将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社グループが判断したものであります。 (1) 経済状況の変動 当社グループの主要製品は、自動車部品や建設機械用部品であり、当社グループの営業収入は、これらの製品を直接的及び間接的に供給している国や地域の経済状況の影響を受けるため、情報を収集・分析しその内容を年度計画や中期経営計画等の事業計画へ反映するよう努めております。しかし、日本・北米・欧州・アジアを含めて、当社グループの主要市場における景気後退や、それに伴う予測を超えた需要減少は、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (2) 海外事業環境の変動 当社グループは、日本・北米・欧州・アジアで生産及び販売活動を展開しており、海外事業において以下のリスクが発生した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 ・政治的または経済的に不安定な事象や、戦争、テロ、過激なデモ、暴動、ストライキ等の社会的な混乱 ・法律、規則や税制の予期しない変更 ・労働争議、人件費の急激な上昇、人材確保や採用の難化 ・大規模な自然災害や感染症、伝染病 ・合弁事業における経営方針、経営環境などの変化 (3) 為替レートの変動 当社グループの海外関係会社の財務諸表は、現地通貨で表示されており、連結財務諸表の作成のために円換算されております。そのため、為替レートの変動により当社グループの経営成績及び財政状態へ悪影響を及ぼす可能性があります。 (4) 人材の確保・育成 当社グループは、業界における競争力の維持・向上及びグローバルな事業活動の強化を目指し、高度な専門技能を有する人材やマネジメント能力に優れた人材の継続的な確保・育成が、極めて重要な課題と認識しております。このため、中期経営計画において人材の多様性と活性化を重点施策として掲げ、積極的に推進しています。しかし、当社グループにおける人材確保・育成の計画が遅れた場合には、当社グループの将来的な事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 技術・製品開発 当社グループを取り巻く事業環境は、企業再編が進み、グローバル競争の激化、電動化に向けた開発の本格化など、大きく変化しようとしています。このため、事業環境の変化をチャンスと捉えて、中期経営計画において①コア事業における攻めと挑戦、②電動化に向けたコア商品の進化を掲げ、技術革新や新製品開発に経営資源を投入しております。しかし、市場ニーズや顧客ニーズの変化への対応が結果として不十分であったり、実現時期がタイムリーでなかったりした場合は、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (6) 気候変動 当社グループは、気候変動リスクへの対応を経営上の重要課題として位置付けており、2050年度カーボンニュートラル実現を目指し、CO₂排出量(Scope1, 2※)を2030年度までに2019年度基準で41.0%削減する中間目標を設定、その達成に向けた取組を進めております。具体的には、省エネ活動の徹底(待機電力削減等)、高効率設備への更新、生産ラインの再編及び再生可能エネルギーの導入を加速させます。また、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)に沿ったシナリオ分析を実施し、気候変動に伴うリスクと機会を明確化しており、そのリスクへの対応をさらなる成長の機会と捉え、製品軽量化、新商品開発、新技術・新工法の技術開発への取組を強化し、脱炭素社会における新たな市場ニーズへ対応してまいります。しかし、気候変動により生じる物理的リスクや、脱炭素社会への移行リスクに適切に対応できなかった場合、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 ※ Scope1:事業者自らによる温室効果ガスの直接排出(燃料の燃焼、工業プロセス) Scope2:他社から供給された電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出 (7) 大規模災害等による影響 当社グループでは、大規模災害等(地震、津波、台風、火災等)による生産活動への影響を最小化するために、BCP(事業継続計画)の強化、見直し、それに基づく訓練、ならびに政府指針等に基づく防災対策の徹底を図り、リスク発生の未然防止や啓発活動等を進めております。しかしながら、想定を超える大規模災害等が発生し、建物や設備の倒壊・破損、ライフラインやサプライチェーン、輸送ルート、情報インフラの寸断、人的資源への重大な影響などにより、生産能力の著しい低下や操業の停止といった事態が起こった場合は、顧客への製品供給遅延や、設備復旧費用の増大により、当社グループの経営成績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (8) 材料・部品の調達 当社グループは、事業活動に必要な材料・部品の多くをグループ外の仕入先から調達しております。特定の仕入先の納入遅延、製品の欠陥、経営状態の悪化、不慮の事故、ならびに想定を超える自然災害などにより、原材料や部品の不足やコストの上昇が生じる事態が懸念されます。調達先の複数確保や迅速な復旧支援等、調達方針に基づく諸施策を講じておりますが、著しい原価上昇や生産停止等により、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (9) 製品の欠陥 当社グループは、国際的に認知されている品質管理基準に基づき製品を製造しており、製品品質の安定と向上に取り組むとともに、第三者審査を受けることにより、品質管理体制を整備しております。しかし、全ての製品について欠陥がなく、将来においてリコールなどの問題が発生しない保証はありません。また、製造物賠償責任に関しては、保険に加入しておりますが、最終的に負担する賠償額は、保険によって十分にカバーされない事態も懸念されます。そのため、リコールや製造物責任賠償につながる製品の欠陥が生じた場合は、多大なコストと社会的信用の低下を発生させ、当社グループの評価に大きな影響を与え、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (10)情報セキュリティ 当社グループは、顧客からの情報や自社の開発情報など、営業上・技術上の機密情報を有しております。また、生産活動をはじめとした事業活動全般において、IT技術・ネットワークを活用しております。当社グループでは、サイバー攻撃の未然防止とその事件・事故を対象とした、ネットワークやサーバー等の脅威監視や分析の範囲拡大など、インシデント検知・対応能力の強化を図るとともに、テレワークやクラウドサービス利用の増加に対応するためのセキュリティ対策基盤の強化や、教育の充実を図っております。しかし、日々高度化・巧妙化するサイバー攻撃等による不測の事態が発生した場合、情報漏洩による社会的信用の低下や損害賠償責任の発生、復旧のための費用、システムダウンによる顧客や調達先全体を巻込んだ業務の停止などにより、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (11)企業倫理の遵守 当社グループの従業員は、労務関連、独占禁止、情報管理、知的財産保護、環境保護、適正な会計・税務処理、インサイダー取引防止といった各種法令等を遵守する必要があります。このため、当社グループでは、「倫理規定」を制定し、全社的な「行動指針」として守るべきルールやマナー、業務への取組姿勢などを定め、企業倫理を遵守した業務運営や啓蒙活動に努めております。また、コンプライアンス対応やハラスメント防止に関する相談窓口を社内・社外に設け、寄せられた事案に関しては、適時・適切に対応しております。しかし、従業員による法令違反等の問題が万一発生した場合は、直接的な費用の増加や社会的制裁、風評被害等、有形無形の損害の発生により、当社グループの社会的信用が低下し、円滑な事業運営に悪影響を及ぼす可能性があります。 (12)大規模感染症等の流行による影響 当社グループでは、新型コロナウイルス感染症等の大規模な感染症拡大防止に備え、衛生管理を徹底し、在宅勤務・フレックス勤務・時差出勤等の柔軟な働き方を許容・推奨する労務管理を実施しております。しかしながら、ひとたび国内外で大規模な感染拡大が起こった場合、ロックダウン等の外出措置により経済や生活に著しい制限が生じ、事業活動に多大な影響を及ぼすことが想定され、当社グループの経営成績及び財政状況に重大な影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,649字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は、次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるトラックの事業環境は、国内は普通トラックが堅調に推移いたしましたが、タイやインドネシア等で需要の落ち込みが継続いたしました。また、建設機械の事業環境は、油圧ショベルにおいて、旺盛な建設投資や金利低下への期待等により、北米、アセアン、中国等で需要が増加いたしました。 このような状況の中、当社グループは2024年度から2028年度を期間とした中期経営計画 にもとづき、拡販活動、成長投資による付加価値拡大・生産性向上・合理化活動等を着実に推進し、効果を上げております。当連結会計年度の売上高は2,021億67百万円(前年同期比6.5%増)、営業利益は135億9百万円(前年同期比40.0%増)、経常利益は140億26百万円(前年同期比36.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は84億75百万円(前年同期比39.4%増)となりました。 a.財政状態 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ94億21百万円増加し、2,071億85百万円となりました。 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ22億51百万円増加し、725億34百万円となりました。 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ71億69百万円増加し、1,346億51百万円となりました。 b.経営成績 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 (自動車関連事業) 当社国内グループにおける普通トラック用部品・小型トラック用部品の生産台数及び売上高は、得意先販売好調によりいずれも前年同期比増加となりました。 海外は、タイではピックアップトラックの生産台数が減少いたしましたが、新規受注等により売上高が前年同期と同水準となりました。米国では事業ポートフォリオ見直しに伴い一部得意先向けパネル事業を縮小したため売上高が減少いたしましたが、アクスルチューブ及びドア補強部品の生産は伸長いたしました。インドネシアでは需要の落ち込みが継続したことにより売上高は前年同期比減少いたしました。一方、スウェーデンではEV部品等の新規拡販やエンジン関連部品の生産増加により売上高が前年同期比増加いたしました。 以上の結果、当セグメントの売上高は1,670億78百万円(前年同期比5.4%増)となり、セグメント利益は160億54百万円(前年同期比21.9%増)となりました。 (建設機械関連事業) 当社国内における油圧ショベル用キャビン生産は得意先販売好調により増加、油圧ショベル以外は輸出先の需要が低迷し減少したものの、国内グループのキャビン生産及び売上高は前年同期に比べ増加いたしました。 中国では、国内需要が回復傾向となり、生産及び売上高が前年同期に比べ増加いたしました。 なお、中国における今後の事業環境とグループ事業効率化の観点から、当社は2025年12月26日開催の取締役会において、普莱斯冲圧部件(蘇州)有限公司(PK MANUFACTURING (SUZHOU) CO., LTD.)の解散を決議しております。 以上の結果、当セグメントの売上高は351億27百万円(前年同期比14.6%増)となり、セグメント利益は9億45百万円(前年同期はセグメント損失4億15百万円)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ40億67百万円減の221億84百万円となりました。 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、前年同期比37億33百万円増の223億40百万円となりました。これは主として売上債権の増加の一方、税金等調整前当期純利益の増加、仕入債務の増加、棚卸資産の減少等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、前年同期比4億87百万円減の172億26百万円となりました。これは主として有形固定資産の取得による支出等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、前年同期比50億78百万円増の94億25百万円となりました。これは主として配当金の支払額等によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 自動車関連事業(百万円)   164,987   5.4 建設機械関連事業(百万円)   35,965   14.7 報告セグメント計(百万円)   200,952   6.9 その他(百万円)   2,943   △0.6 合計(百万円)   203,896   6.8 (注)金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。 b.受注実績 当連結会計年度の受注状況をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前年同期比(%)   受注残高(百万円)   前年同期比(%) 自動車関連事業   168,928   8.6   42,315   10.3 建設機械関連事業   36,554   18.5   7,075   9.1 報告セグメント計   205,483   10.3   49,391   10.1 その他   3,164   9.1   502   78.4 合計   208,647   10.3   49,893   10.5 (注)金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 自動車関連事業(百万円)   166,558   5.3 建設機械関連事業(百万円)   32,664   13.7 報告セグメント計(百万円)   199,223   6.6 その他(百万円)   2,943   △0.6 合計(百万円)   202,167   6.5 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 販売高(百万円)   割合(%)   販売高(百万円)   割合(%) いすゞ自動車㈱   35,162   18.5   37,864   18.7 AUTO ALLIANCE (THAILAND) CO.,LTD.   17,661   9.3   22,193   11.0 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績等 1)財政状態 財政状態について、当社グループは、有利子負債残高の抑制と事業収益の確保により、財務体質とキャッシュ・フローの改善を図っております。 当連結会計年度における財政状態の分析は、以下のとおりであります。 (資産合計) 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末比94億21百万円増の2,071億85百万円となりました。これは主として、売掛金が89億99百万円増加したためであります。 (負債合計) 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末比22億51百万円増の725億34百万円となりました。これは主として、支払手形及び買掛金が27億95百万円増加したためであります。 (純資産合計) 純資産は、前連結会計年度末比71億69百万円増の1,346億51百万円となりました。これは主として利益剰余金が36億32百万円増加、為替換算調整勘定が11億73百万円増加、退職給付に係る調整累計額が10億68百万円増加したためであります。 なお、自己資本比率は58.0%となりました。 2)経営成績 経営成績について、当社グループは、企業ビジョンを達成するため、全社一丸となったコスト削減や拡販活動に取り組んでまいりました。 当連結会計年度における経営成績の分析は、以下のとおりであります。 (売上高) 売上高は、前連結会計年度比122億83百万円増の2,021億67百万円となりました。 国内売上高は、前連結会計年度比71億7百万円増の880億43百万円、海外売上高は、前連結会計年度比51億75百万円増の1,141億23百万円となりました。 (営業外収益、営業外費用) 営業外収益は、前連結会計年度比1億20百万円減の9億66百万円となりました。これは主として、受取利息が32百万円減少、受取配当金が36百万円減少、為替差益が63百万円減少したためであります。 営業外費用は、前連結会計年度比4百万円減の4億48百万円となりました。これは主として、支払利息が14百万円減少したためであります。 (特別利益、特別損失) 特別利益は、前連結会計年度比1億93百万円増の4億82百万円となりました。これは投資有価証券売却益が2億61百万円増加した一方、固定資産売却益67百万円減少したためであります。 特別損失は、前連結会計年度比7億50百万円増の10億89百万円となりました。これは主として、固定資産除却損が5億11百万円増加し、子会社清算損1億56百万円、補償修理費用1億36百万円、環境対策引当金繰入額1億7百万円を計上した一方、減損損失が1億43百万円減少したためであります。 (法人税、住民税及び事業税) 法人税、住民税及び事業税は、前連結会計年度比1億3百万円減の26億46百万円となりました。 法人税等調整額は、前連結会計年度比4億31百万円増の4億32百万円となりました。税効果会計適用後の法人税等の負担率は、前連結会計年度比5.1ポイント減の22.4%となりました。 (非支配株主に帰属する当期純利益) 非支配株主に帰属する当期純利益は、主としてTHAI SUMMIT PKK BANGPAKONG CO.,LTD.及びTHAI SUMMIT PK CORPORATION LTD.の非支配株主に帰属する利益であり、前連結会計年度比6億7百万円増の19億35百万円となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度比23億95百万円増の84億75百万円となりました。売上高に対する当期純利益率は4.2%となりました。また、親会社株主に帰属する1株当たり当期純利益は、85.85円となりました。 なお、前連結会計年度の親会社株主に帰属する1株当たり当期純利益は、60.99円であります。 3)キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 また、当社グループは、コア商品(フレーム、アクスル、建設機械用キャビン、パネル)における新規受注に対応するための生産体制の確立、コストの削減及び品質の向上に重点をおき、設備投資を行っております。 当連結会計年度における設備投資額は、前連結会計年度比44億70百万円増の201億26百万円となりました。 4)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 b.経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 c.資本の財源及び資金の流動性 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、次のとおりであります。 1)主要な資金及び財源 当社グループの主要な資金需要は、製品製造のための材料費、労務費、経費、販売費及び一般管理費等の営業費用並びに当社グループの設備新設、改修等に係る投資であります。 これらの必要資金は、利益の計上、減価償却費等により生み出される内部資金により賄うことを基本方針としております。 2)資金の流動性 手元の運転資金につきましては、当社と国内関係会社において寄託契約を実施しており、各社における余剰資金を当社へ集中し、一元管理を行うことで、資金効率の向上を図っております。 また、突発的な資金需要に対しては、迅速かつ確実に資金を調達できるようにコミットメントライン契約を締結し、流動性リスクに備えております。 当社の配当政策につきましては、「第4 提出会社の状況 3 配当政策」に記載しております。 d.経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、「第2  事業の状況  1  経営方針、経営環境及び対処すべき課題等(2)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題」に記載のとおりであります。 当連結会計年度におけるトラックの事業環境は、国内は堅調に推移いたしましたが、タイやインドネシア等で需要の落ち込みが継続いたしました。また、建設機械の事業環境は、油圧ショベルにおいて、旺盛な建設投資や金利低下への期待等により、北米、アセアン、中国等で需要が増加いたしました。このような状況のもと、2024~2028年度中期経営計画における経営目標に対し、以下の結果となりました。本中期経営計画では、基本方針に「質を追求し、プレゼンスを高める」を掲げ、3つの骨子①コア事業における攻めと挑戦、②電動化に向けたコア商品の進化、③サステナビリティ経営の推進、に基づき、着実に取組みを進めております。事業環境の変化をチャンスと捉え、様々な経営課題に挑み、企業価値の向上と社会課題解決への貢献を目指します。 中期経営計画 (2026年3月期) 目標   2026年3月期 実績 売上高   2,400億円   2,021億円 営業利益率   8.0%以上   6.7% ROE   9.0%以上   7.2% なお、当社グループの資本政策として掲げる総還元性向60%以上に対し、当連結会計年度は60.7%となりました。 e.セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

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