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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

大同メタル工業

DAIDO METAL CO., LTD.7245 · Prime · 輸送用機器

エンジン軸受で世界有数。自動車・船舶・産業機械向けに摺動部品を供給。

概要

大同メタル工業は、エンジンやトランスミッション向けすべり軸受(メタル)で世界トップクラスのシェアを持つ自動車部品メーカーである。1939年設立、本社は名古屋市。2025年3月期の売上高は1,420億円、営業利益率5.9%。自動車向けを中心に、船舶・産業機械向け軸受も手掛け、EV化に対応した新製品開発を進める。

すべり軸受の世界的リーディングカンパニー

大同メタル工業は、エンジンやトランスミッションの回転部を支えるすべり軸受(メタル)を主力とする。自動車用エンジン軸受で世界トップクラスのシェアを持ち、乗用車、トラック、二輪車、レーシングカー向けに供給する。さらにターボチャージャーやバランサー機構用の補機軸受も展開。すべり軸受の摩擦・摩耗・潤滑技術(トライボロジー)を中核とし、世界唯一の総合すべり軸受メーカーを標榜する。

5つのセグメントで構成される収益構造

2025年3月期より報告セグメントを「パワートレイン事業」「マリン・エネルギー事業」「ライフ事業」「フロンティア事業」「その他」に変更した。パワートレイン事業は売上高756.7億円(構成比53%)を占める主力。マリン・エネルギー事業は198.2億円、ライフ事業は232.5億円、フロンティア事業は230.7億円、その他は22.2億円。フロンティア事業以外は黒字で、パワートレイン事業のセグメント利益は98.0億円。

35の子会社で築くグローバル生産・販売網

連結子会社35社、持分法適用関連会社3社で構成される。生産拠点は日本(犬山、岐阜など)のほか、タイ(ダイナメタル)、米国(大同メタルU.S.A.)、台湾(中原大同)、韓国(同晟金属)、インドネシア、中国(大同精密金属)、モンテネグロ、チェコ、メキシコ、インド(関連会社)などに広がる。欧州にはイギリスとドイツに子会社を置き、販売会社も各地に配置。地域ごとに自動車メーカーの需要に対応する。

EV化への対応と新製品開発の推進

電動化自動車向けにアルミダイカスト製品(モーターハウジング等)をフロンティア事業で展開する。また、電気二重層キャパシタ用電極シート、金属系無潤滑軸受、粘性液体搬送ポンプ、集中潤滑装置など新規分野への投資を進める。中期経営計画「Bridge to Daido 2030」では、エンジン以外の領域や自動車・船舶以外の事業ウェイトを引き上げ、2030年度に営業利益率10%以上、ROE9%以上を目標とする。

業界の中での役割はエンジン・機械向けすべり軸受メーカー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,420億円
営業利益
84億円
営業利益率
5.9%
純利益
44億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01自動車(乗用車・トラック・二輪)主力

自動車向けエンジン軸受を主力製品とし、乗用車、トラック、レーシングカー、二輪車等のエンジンに供給。ターボチャージャーやバランサー機構用の軸受も含む。

エンジン軸受で世界トップクラス

主な製品・サービス3
自動車用エンジン軸受
エンジンのクランクシャフトやコンロッド等を支えるすべり軸受。高い耐久性と摺動性を実現。
二輪エンジン用軸受
自動二輪車のエンジン用軸受。
エンジン補機用軸受
ターボチャージャーやバランサー等の補機に使用される軸受。

02船舶・エネルギー・産業機械準主力

舶用エンジン(低速・中高速)、発電設備(水力・火力・風力)、コンプレッサー・増減速機等の産業機械向け軸受を製造販売。多様な分野に展開。

主な製品・サービス3
舶用低速エンジン用軸受
大型船舶の主機関に用いられる大型軸受。
発電用軸受
水力・火力・風力発電のタービンや発電機に使用される軸受。
産業用軸受
コンプレッサー、増減速機等の汎用産業機械向け軸受。

03自動車部品(一般)準主力

自動車のショックアブソーバー、空調コンプレッサー、ステアリング、トランスミッション等に使用される軸受を製造販売。

主な製品・サービス3
ショックアブソーバー用軸受
ショックアブソーバーの摺動部に用いる軸受。
空調コンプレッサー用軸受
カーエアコン用コンプレッサーに使用される軸受。
トランスミッション用軸受
自動車変速機内部の軸受。

04自動車・二輪(電動化・精密加工)副次

自動車(電動車含む)向けアルミダイカスト製品、二輪・自動車向け精密金属加工部品(曲げパイプ、切削品、ノックピン)を製造販売。

主な製品・サービス2
アルミダイカスト製品
電動車のモーターハウジング等、軽量なアルミ合金の鋳造部品。
精密金属加工部品
曲げパイプ、切削加工品、ノックピン等、高精度の金属部品。

05その他(新規分野・物流等)副次

電気二重層キャパシタ用電極シート、金属系無潤滑軸受、粘性液体搬送ポンプ、集中潤滑装置等の新規製品。また物流、不動産賃貸等も行う。

主な製品・サービス4
電気二重層キャパシタ用電極シート
キャパシタの電極材料として用いるシート状の炭素材料。
金属系無潤滑軸受
潤滑油を必要としない金属製軸受。
ポンプ関連製品
食品・化粧品・油脂等の粘性液体を搬送するポンプ。
集中潤滑装置
機械の複数の潤滑点に自動で潤滑油を供給する装置。

製品と技術

自動車用エンジン軸受

主力製品。エンジンのクランクシャフトやコンロッドを支えるすべり軸受で、高い耐久性と摺動性を実現。乗用車、トラック、レーシングカー、二輪車のエンジンに採用される。また、ターボチャージャーやバランサー機構用の補機軸受も含む。パワートレイン事業の売上の大部分を占め、世界トップクラスのシェアを持つ。

船舶・エネルギー・産業機械向け軸受

大型船舶の主機関に用いる舶用低速エンジン用軸受、舶用・産業用中高速エンジン用軸受を製造。発電分野では水力・火力・風力発電のタービンや発電機用軸受を供給。さらにコンプレッサー、増減速機など産業機械全般にわたる軸受をラインアップ。マリン・エネルギー事業の売上高は約198億円(2025年3月期)。

自動車部品用軸受(ショックアブソーバー等)

自動車のショックアブソーバー、空調コンプレッサー、ステアリング、トランスミッションなどエンジン以外の部位に使用される軸受をライフ事業で展開。電動化に伴い需要が変化する中、中国の電動自動車向け開拓など新たな受注を獲得。2025年3月期のセグメント売上高は232.5億円、利益率も高い。

新分野製品(アルミダイカスト、キャパシタ電極等)

フロンティア事業では、電動車向けアルミダイカスト製品(モーターハウジング)や精密金属加工部品(曲げパイプ、ノックピン)を手掛ける。その他分野では電気二重層キャパシタ用電極シート、金属系無潤滑軸受、粘性液体搬送ポンプ、集中潤滑装置を開発。新中期経営計画の柱として、これらの非エンジン・非自動車分野の拡大を目指す。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

輸送用機器のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 自動車(乗用車・トラック・二輪)エンジン軸受で世界トップクラス

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

エンジン部品で安定、収益改善が焦点

輸送用機器業界で、内燃機関向け軸受けなどで確固たる地位。売上高1,363億円(2025/3)と中堅規模だが、営業利益率5.21%とやや低水準。トヨタ紡織やユニプレスと比較し、収益性で劣る。自動車のEVシフトが逆風だが、従来型エンジン需要は依然堅調。新領域への投資を進める。

強み

  • 自動車大手との強固な関係で、安定した受注を確保。
  • エンジン部品で高いシェア、信頼性に定評がある。
  • 海外生産拠点を有し、地域リスクを分散。
  • 売上高1400億円前後で推移し、大きな変動がない。

課題

  • 営業利益率5.21%と業界平均以下、コスト削減が急務。
  • 内燃機関部品需要の減少に備え、EV部品開発が必要。
  • 銅など資源高が収益を圧迫し、価格転嫁に限界。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

自動車完成車・大手部品の時価総額近傍。太字が大同メタル工業

時価総額で並べると、掲載9社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15970ジーテクト1,013億円7.3倍
27241フタバ産業999億円6.2倍
37246プレス工業978億円11.6倍
45949ユニプレス608億円
57280ミツバ604億円5.4倍
67245大同メタル工業554億円12.4倍
77244市光工業553億円7.5倍
85185フコク322億円27.5倍
9543AARCHION1.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(自動車完成車・大手部品)に従っています。

会社の歴史

沿革 33件

1939年設立と自動車用軸受事業の開始

1939年11月、大同メタル工業株式会社を資本金250千円で設立。本社を名古屋市中川区に置き、1940年6月に中川工場で操業を開始、自動車用エンジン軸受の製造を事業の柱とした。創業から一貫して軸受技術に特化した道を歩む。

戦時中の工場疎開と社名変更を経て

1943年8月、本社を中区に移転し黒川工場の操業を開始。同年10月には社名を大同軸受工業に変更。1945年7月、戦局悪化により岐阜工場(郡上市)へ疎開・移転。終戦後の1946年4月、社名を再び大同メタル工業に戻し、1947年9月に本社を北区へ移転した。

戦後復興と株式上場による成長基盤

戦後の復興期、自動車産業の拡大に合わせて生産能力を増強。1961年10月、名古屋証券取引所市場第二部に上場。1962年3月に犬山工場、1968年8月に前原工場を操業開始し、自動車用と船舶用の軸受生産を本格化させた。上場後も設備投資を継続し、1971年にはナガトメタル工業を吸収合併。

海外生産拠点の開設(1970年代~1980年代)

1973年1月、タイにダイナメタルCO.,LTD.を設立し、初の海外生産拠点を獲得。1984年3月には米国に大同メタルU.S.A.INC.を、同年9月には台湾に中華大同軸承工業(現中原大同)を設立。1989年1月には韓国の同晟金属、1991年9月にはインドネシアのPT.大同メタルインドネシアと、アジアでのプレゼンスを拡大した。

欧州・中国・インドへの事業展開(1990年代~2000年代)

1996年5月、エヌデーシーを子会社化。1998年12月、イギリスにフェデラルモーガル大同HWB CO.,LTD.(現大同インダストリアルベアリングヨーロッパ)を設立。2002年12月に中国・蘇州、2003年4月にドイツ、2001年12月にインド(関連会社)と、主要市場に進出した。2002年8月に本社を再び中区に移転。

東証上場と事業再編(2000年代~2010年代)

2004年3月に東京証券取引所市場第二部、2005年3月に市場第一部に上場。一方で、2002年10月に黒川工場を閉鎖、2008年3月に東京工場を閉鎖するなど国内再編を進めた。2010年9月には大同メタルアメリカCORP.を解散・清算。収益力強化のため、不採算事業からの撤退と海外子会社の整理を並行して行った。

2020年代の構造改革と新中期経営計画

2021年3月期は売上高847億円、純利益1億円と低迷したが、価格転嫁と原価管理の強化により2025年3月期は売上高1,420億円、営業利益83.7億円、営業利益率5.9%まで回復。2025年度から「Bridge to Daido 2030」を開始し、2030年度に営業利益率10%以上、ROE9%以上を目標に、事業ポートフォリオの変革を掲げる。

年表33件を開く

1930年代

  • 1939年11月大同メタル工業㈱を設立(当初資本金250千円)、本社を名古屋市中川区に開設

1940年代

  • 1940年6月中川工場(名古屋市中川区)操業開始(1945年7月岐阜工場に疎開・移転)、自動車用エンジン軸受事業開始
  • 1943年8月本社を名古屋市中区に移転 黒川工場(名古屋市北区)操業開始(旧名古屋事業所 2002年10月閉鎖)
  • 1943年10月商号変更社名を大同軸受工業㈱に変更
  • 1945年7月岐阜工場(岐阜県郡上市)操業開始
  • 1946年4月商号変更社名を再び大同メタル工業㈱に変更
  • 1947年9月本社を名古屋市中区から名古屋市北区に移転

1960年代

  • 1961年10月上場名古屋証券取引所市場第二部上場
  • 1962年3月犬山工場(愛知県犬山市)操業開始(現犬山事業所内犬山工場)、自動車用エンジン軸受生産開始
  • 1968年8月前原工場(愛知県犬山市)操業開始(現犬山事業所内前原工場)、船舶用エンジン軸受事業開始

1970年代

  • 1971年4月M&Aナガトメタル工業㈱を吸収合併(旧東京工場(横浜市港北区) 2008年3月閉鎖)
  • 1971年10月M&A㈱アジアケルメット製作所(東京都大田区)の株式を取得(2023年10月吸収合併)
  • 1973年1月ダイナメタルCO.,LTD.(タイ)設立(現連結子会社)
  • 1976年2月ポンプ事業部(旧名古屋事業所内)操業開始(2001年5月犬山事業所内に移転)

1980年代

  • 1984年3月大同メタルU.S.A.INC.(米国)設立(現連結子会社)
  • 1984年9月中華大同軸承工業(股)(台湾)設立(現中原大同股份有限公司:連結子会社)
  • 1989年1月同晟金属㈱(韓国)設立(現連結子会社)

1990年代

  • 1991年9月PT.大同メタルインドネシア(インドネシア)設立(現連結子会社)
  • 1992年8月大同ロジテック㈱(名古屋市中区)設立(現連結子会社)
  • 1996年5月エヌデーシー㈱(千葉県習志野市)の株式を取得(現連結子会社)
  • 1996年12月創業大同メタルアメリカCORP.(米国)設立(2010年9月解散・清算)
  • 1997年1月創業グレーシア大同アメリカLLC(米国)設立(2005年8月持分全額譲渡)
  • 1997年4月大同メタル販売㈱(名古屋市中区)設立(現連結子会社)
  • 1997年9月上場名古屋証券取引所市場第一部上場
  • 1998年12月フェデラルモーガル大同HWB CO.,LTD.(イギリス)設立(現大同インダストリアルベアリングヨーロッパLTD.:連結子会社)

2000年代

  • 2000年3月ディーエムシー㈱設立(現大同プレーンベアリング㈱(岐阜県関市):連結子会社)
  • 2001年12月創業BBL大同プライベートLTD.(インド)設立(現持分法適用関連会社)
  • 2002年1月大同メタルコトールAD(モンテネグロ)設立(現連結子会社)
  • 2002年8月本社を名古屋市北区から名古屋市中区に移転
  • 2002年12月大同精密金属(蘇州)有限公司(中国)設立(現連結子会社)
  • 2003年4月大同メタルヨーロッパGmbH(ドイツ)設立(現連結子会社)
  • 2004年3月上場東京証券取引所市場第二部上場
  • 2005年3月上場東京証券取引所市場第一部上場

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2027年度まで1,500億円
  • 営業利益2027年度まで120億円
  • 営業利益率2027年度まで8%以上
  • ROE2027年度まで8%以上
  • 営業利益率2030年度まで10%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    利益体質強化の構造改革

    利益創出力向上のため、アルミダイカスト事業の赤字要因解消、欧州拠点の改革、設備投資管理改革、製造原価低減などに取り組み、低採算事業の縮退や組織再編も進める。

  2. 02

    コア事業の磨き上げ

    パワートレイン事業でエンジン用軸受のシェア拡大、トラック・ガソリンエンジン用拡販、新規開拓を進める。ライフ事業でショックアブソーバーなどエンジン以外の軸受需要開拓、EV向け新規需要開拓に取り組む。マリン・エネルギー事業では舶用低速エンジン用軸受のシェア維持、生産能力拡大で需要増に対応。

  3. 03

    ネクストコア・セミコア事業強化

    アルミダイカスト事業の生産管理体制や工程改善を強化し利益確保。コア技術を応用したエンジン以外の軸受需要開拓、ガスタービン・水力発電・風車ビジネスなど新分野の足掛かりを築く。

  4. 04

    非財務資本重視の経営推進

    ESGのマテリアリティを特定しサステナビリティ経営を推進。人的資本強化(人事体制、働き方改革、人材育成)、DX推進・風土改革(組織活性化、地域貢献)に取り組み、生産性向上と企業価値向上を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で7,267人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は671万円で、9期前と比べて+4.8%平均年齢は41.4歳、平均勤続年数は16.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月6,321
2018年3月6,728
2019年3月64038.314.56,887
2020年3月64038.714.96,916
2021年3月59739.015.06,795
2022年3月63539.916.16,984
2023年3月62840.316.46,945
2024年3月62440.816.77,055
2025年3月64241.317.07,32397
2026年3月67141.416.97,267116

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率4.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率90.9%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)69.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社36(国内 15 / 海外 21、うち連結子会社 21) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
バイメタル製造所(注4) — 愛知県犬山市6,257百万円
パワートレイン事業 マリン・エネルギー 事業 ライフ事業 その他
パワートレイン事業 マリン・エネルギー 事業 ライフ事業 — 大同メタルチェコs.r.o. (チェコ ブルノ市)5,610百万円
第1カンパニー 犬山工場(注1、2) — 愛知県犬山市4,810百万円
パワートレイン事業
パワートレイン事業 ライフ事業 — 大同精密金属(蘇州)有限公司(注10) (中国江蘇省蘇州市)4,247百万円
フロンティア事業 — ATAキャスティング テクノロジーCo.,Ltd. (注9) (タイ サムットプラーカーン)3,803百万円
パワートレイン事業 ライフ事業 — 大同メタルメキシコS.A.DE C.V. (メキシコ ハリスコ州)2,853百万円
パワートレイン事業 — 大同プレーン ベアリング㈱(注9) (岐阜県関市)2,809百万円
パワートレイン事業 ライフ事業 — エヌデーシー㈱(千葉県習志野市、千葉県香取郡神崎町)2,519百万円
第2カンパニー 前原工場(注1、3) — 愛知県犬山市2,355百万円
マリン・エネルギー 事業
フロンティア事業 — DMキャスティングテクノロジー(タイ)Co.,Ltd. (タイ サムットプラーカーン)2,231百万円
ほか15件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    大同プレーンベアリング㈱ 注1
    岐阜県関市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    エヌデーシー㈱ 注1
    千葉県習志野市 · 連結子会社
    議決権58.8%
  • 国内
    エヌデーシー販売㈱
    千葉県習志野市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    大同インダストリアルベアリングジャパン㈱
    愛知県犬山市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    大同メタル販売㈱
    愛知県名古屋市 中区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    大同ロジテック㈱
    愛知県名古屋市 中区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    大同メタル佐賀㈱
    佐賀県武雄市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱飯野ホールディング
    東京都品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱飯野製作所
    東京都品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ATAキャスティングテクノロジージャパン㈱
    東京都品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    大同精密金属(蘇州)有限公司 注1
    中国 江蘇省蘇州市 · 連結子会社
    議決権90.2%
  • 海外
    飯野(佛山)科技有限公司
    中国 広東省佛山市 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社24社を開く
  • 中原大同股份有限公司 注2台湾 新北市中和区50%
  • 同晟金属㈱ 注1、2韓国 永同郡50%
  • ダイナメタルCO.,LTD. 注2タイ チャチョーンサオ50%
  • ATAキャスティングテクノロジーCo.,Ltd. 注1タイ サムットプラーカーン100%
  • DMキャスティングテクノロジー(タイ)Co.,Ltd. 注1、5タイ サムットプラーカーン100%
  • PT.大同メタルインドネシア 注2インドネシア ブカシ50%
  • PT.飯野インドネシアインドネシア ブカシ99%
  • フィリピン飯野 CORPORATION 注1フィリピン セブ州100%
  • スーパーカブファイナンシャル CORPORATIONフィリピン セブ州60%
  • 大同メタルU.S.A.INC. 注1、6アメリカ イリノイ州100%
  • ISS アメリカINC.アメリカ オハイオ州100%
  • 大同メタルメキシコS.A.DE C.V. 注1メキシコ ハリスコ州100%
  • 大同メタルメキシコ販売S.A.DE C.V.メキシコ ハリスコ州100%
  • ISS メキシコマニファクチュアリングS.A.DE C.V.メキシコ グアナフアト州100%
  • 大同インダストリアルベアリングヨーロッパLTD. 注1イギリス サマセット州100%
  • 大同メタルヨーロッパLTD.イギリス サマセット州100%
  • 大同メタルコトールAD 注1モンテネグロ コトル市100%
  • 大同メタルヨーロッパGmbHドイツ バーデンヴュルテンベルク州100%
  • 大同メタルチェコs.r.o.チェコ ブルノ市100%
  • 大同メタルロシアLLC 注1ロシア ニズニーノヴゴロド州100%
  • 韓国ドライベアリング㈱ 注2韓国 中北沃川郡50%
  • BBL大同プライベートLTD.インド タミル・ナドゥ州50%
  • シッポウ・アサヒモールズ(タイ)CO.,LTD.タイ サムットプラーカーン41%
  • NPRオブヨーロッパGmbHドイツ バーデンヴュルテンベルク州30%
国際子会社 (GLEIF登録 2社)
  • USDAIDO METAL U.S.A. INC.
  • CZDAIDO METAL CZECH s.r.o.

国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,420億円営業利益84億円前期と比べると増収増益で、売上が+4.2%、利益が+18.3%。

売上高
+4.2%
1,420億円
営業利益
+18.3%
84億円
純利益
+63.0%
44億円
営業利益率
5.9%
前期比 +0.7%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,450億円1,420億円
営業利益95億円84億円
純利益50億円44億円
1株あたり配当¥36¥36

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は353億円、営業利益は20億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+17.7%、営業利益は+122.2%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q2792
2024年1Q30093.02
2024年2Q334133.94
2024年3Q336185.43
2024年4Q31717
2025年2Q684273.95
2025年4Q679446.522
2026年2Q676395.817
2026年4Q744456.027
2027年1Q353205.710

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は709億円から1,420億円へ2.0倍に増えた。直近期の営業利益率は5.9%。売上は5期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月7096944
2014年3月7748147
2015年3月8508145
2016年3月8146637
2017年3月8515022
2018年3月1,0666836
2019年3月1,0776641
2020年3月1,0023727
2021年3月84791
2022年3月1,0404819
2023年3月1,15529−22
2024年3月1,2875826
2025年3月1,36371685.227
2026年3月1,42084745.944

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,420億円のうち、営業利益として残るのは84億円5.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は44億円、売上の3.1%にあたる。営業利益率は業種中央値5.1%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金74.8%1,062億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金19.3%274億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.9%84億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
25.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.8pt
5.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.6pt
3.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.0pt
5.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが137億円、投資CFが−78億円で、差し引きのフリーCFは59億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は263億円で、売上の2.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月109−102−32792
2014年3月130−99−1031114
2015年3月98−9662126
2016年3月94−13450−40134
2017年3月98−308207−210128
2018年3月112−123−1−11119
2019年3月117−55−762171
2020年3月128−73−3655192
2021年3月101−70−3131186
2022年3月132−81−5151189
2023年3月50−638−13190
2024年3月167−83−2584246
2025年3月109−84−2425250
2026年3月137−78−4859263

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は2,094億円。このうち返さなくてよい自己資本が914億円で、自己資本比率は39.2%(業種中央値53.0%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月92340152236.3
2014年3月1,04146757437.3
2015年3月1,16553163437.4
2016年3月1,22151470735.4
2017年3月1,5435191,02428.6
2018年3月1,6015711,03030.3
2019年3月1,61965396635.0
2020年3月1,59564295335.1
2021年3月1,55264590736.3
2022年3月1,66268797536.3
2023年3月1,7337051,02835.3
2024年3月1,8847871,09736.5
2025年3月1,9678211,14637.0
2026年3月2,0949141,18039.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
295億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
416億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
199億円
在庫として抱えている分
負債合計
1,180億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
68
/ 100
安定性自己資本比率26 / 40
収益力営業利益率12 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

輸送用機器 82社との比較

同じ輸送用機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率82社中29位あたり、逆に低いのは自己資本比率82社中66位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
5.7%/中央値 5.7%
P25 3.3%P75 9.7%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
5.9%/中央値 5.1%
P25 2.6%P75 7.3%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
39.2%/中央値 53.0%
P25 40.5%P75 65.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
4.2%/中央値 2.1%
P25 -1.4%P75 6.5%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.1%/中央値 3.2%
P25 2.4%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,165で、1年前と比べて+30.4%過去52週の値幅のなかでは32%の位置にある。

¥1,165-5.5%1ヶ月-16.9%1年+30.4%時価総額554億円
過去52週の値幅
安値¥842高値¥1,857

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)12.4倍
PER (会社予想)10.9倍
PBR0.66倍
配当利回り3.09%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で-1.3%と小幅下落。株価は1294円で25日移動平均線を-4.2%下回るが、75日線を+0.5%上回り、200日線を+17.9%上回る。52週高値1857円からは-30%の水準。8月7日に136万株の出来高で急落、その後はもみ合いが続く。RSIは53.78と中立圏にあり、方向感は乏しい。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

実績PERは13.81で業界平均の16.36を下回り、予想PERも12.1と低い。PBRは0.73倍と1倍を割り込み、平均の1.09倍より割安。ROEは5.7%と低めだが、配当利回りは2.78%で平均の3.02%とほぼ同等。配当性向も36.2%と持続可能な範囲。利益は今後増加見込みで、総合的にほぼ妥当と判断。ただし、ROEの低さは収益性の課題。

指標この会社業種平均
PER (実績)12.4倍16.3倍
PER (予想)10.9倍
PBR0.66倍1.12倍
ROE5.7%7.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

主戦場であるエンジン軸受は、世界的な電動化の流れで構造的な需要減が予想される一方、ハイブリッド車やガソリン車の生産がまだ長期にわたって続くという見方もある。強気派は、同社が電動化に対応した新製品(EV用モーター軸受など)を開発し、成長領域に転換できる点や、既存市場でのシェアと安定収益で移行期間を乗り切れることを評価する。また、財務基盤が安定し、配当利回りも確保されている点を強調する。弱気派は、エンジン車の販売台数が今後大きく減少すれば、主力製品の需要が急減するリスクを指摘し、電動化対応の成果がまだ十分に確認できないと主張する。さらに、売上高は伸びているが営業利益率は5%前後と低く、競争激化や原材料高で収益性が悪化する懸念もある。投資論点は、軸受需要の変化にどこまで適応できるか、そして収益性を改善できるかに集中している。

プラスに働く材料7
  • 電動化対応の先行

    EV用モーター軸受など新製品を開発、摺動技術を転用し需要の変化に対応する

  • 安定した既存事業

    国内シェア上位でエンジン軸受の需要が当面続き、安定収益が見込める

  • 財務と株主還元

    自己資本比率が高く、PBR1倍割れで配当利回り2.6%と割安感がある

  • 売上高3期連続増収、1420億円に通年影響

    2024/3期1287億円→2025/3期1363億円→2026/3期1420億円と増収基調が継続。

  • 営業利益率5.92%へ0.71pt改善通年影響

    2025/3期5.21%→2026/3期5.92%と改善、営業利益は84億円。

  • 純利益44億円へ63%増加通年影響

    2025/3期純利益27億円から2026/3期44億円へ17億円増。

  • PBR0.79倍と純資産割れ水準不定影響

    PBR0.7887倍は1倍未満で、株価は純資産価値を下回る水準。

マイナスに働く材料7
  • エンジン需要の減少

    世界的な電動化でエンジン軸受市場が長期的に縮小するリスク

  • 収益性の低さ

    営業利益率は5%程度と低く、競争やコスト増でさらに低下する懸念

  • 成長の不確実性

    新分野の業績貢献がまだ小さく、電動化対応の明確な数字が示されていない

  • ROE5.7%は資本効率改善に不十分通年影響

    ROE5.7%と低く、PBR0.79倍の水準から脱却には更なる利益拡大が必要。

  • 純利益率3.1%と低収益構造通年影響

    売上高1420億円に対し純利益44億円、純利益率3.1%と総じて低い。

  • 株価1年で76.6%上昇の反動不定影響

    過去1年で株価は76.63%上昇し、業績改善を先取りした面がある。

  • 外国人保有12.3%の売り圧力継続影響

    外国人保有12.3%と一定規模あり、リスク回避時に売り圧力となる。

次の決算で確かめる点
EV・電動車向け売上比率
電動化シフトへの対応度合いと成長性を測り、既存エンジン軸受からの転換の進捗を確認
営業利益率
売上増に対する収益改善が続くか、価格競争やコスト増の影響を確認
海外売上高比率
グローバル展開の進捗と、地域ごとの需要変動リスクを評価

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり36で、前期から+72.2%いまの株価に対する利回りは3.09%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥36
1株あたり
配当利回り
3.09%
いまの株価に対して
配当性向
36.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月30
2018年3月300.055.1
2019年3月300.039.3
2020年3月3516.742.2
2021年3月20−42.954.8
2022年3月2525.0
2023年3月12−52.0
2024年3月1525.052.6
2025年3月1820.023.2
2026年3月3172.236.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥36

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ17,832人。区分でいちばん多いのは個人・その他47.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が36.7%を占め、残る63.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他34.635.939.435.538.847.8
金融機関38.836.834.633.833.020.1
事業法人12.013.014.714.714.116.6
外国法人12.913.110.513.612.412.2
証券会社1.71.20.82.41.63.2
外国人個人0.00.00.00.00.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社7.40
02大同メタル従業員持株会4.34
03大同メタル友栄会持株会4.16
04株式会社日本カストディ銀行3.92
05THE SERI WATHANA INDUSTRY CO., LTD. 703000(常任代理人 株式会社みずほ銀行)2.10
06エンパイヤ自動車株式会社1.92
07伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社1.86
08大同メタル協力会持株会1.75
09野村信託銀行株式会社1.73
10カヤバ株式会社1.68

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近7
  • 2026-08-07
    三井住友DSアセットマネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    6.27%
    +1.22pt
  • 2026-07-23
    三井住友DSアセットマネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    4.63%
  • 2026-07-23
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.06%
    -1.02pt
  • 2026-06-19
    三井住友信託銀行株式会社
    新規の大量保有報告
    1.77%
    -0.48pt
  • 2026-05-12
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    1.08%
    -0.36pt
  • 2026-04-07
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    1.44%
  • 2026-04-07
    株式会社みずほ銀行
    新規の大量保有報告
    2.25%
    -1.91pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−15%、1株純資産は14期で+108%。直近期のROEは5.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月11084114.26.820.4
2014年3月11997513.19.120.0
2015年3月1121,09510.811.119.9
2016年3月931,0858.69.325.0
2017年3月561,1105.117.6
2018年3月901,2207.713.555.1
2019年3月941,1927.97.539.3
2020年3月581,2134.99.242.2
2021年3月21,2130.2261.354.8
2022年3月411,2903.314.0
2023年3月−471,298−3.6
2024年3月551,4604.012.452.6
2025年3月581,5433.88.523.2
2026年3月941,7525.79.136.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

14名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額455百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約9倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
判治誠吾代表取締役会長兼CEO84160,000
古川智充代表取締役社長兼COO6443,000
墓越繁昌取締役兼常務執行役員 人事企画ユニット長 兼 犬山事業所長6534,000
吉田有宏取締役兼常務執行役員 新製品開発ユニット長6226,000
伊藤啓貴取締役兼常務執行役員 財務企画ユニット長626,000
正田健二取締役兼常務執行役員 第1カンパニープレジデント6313,000
星長清隆取締役7517,000
白井美由里取締役637,000
石原真二取締役712,000
高木幸司常勤監査役577,000
松田和雄監査役7733,000
吉田悦章監査役54
残りの役員2名を開く
氏名役職年齢
鈴木隆臣53
桑原茂裕取締役69

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)61571922837863
社外取締役436369
社外監査役2262613
監査役1151515

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,508字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社35社及び関連会社3社で構成されており、その主な事業内容と、各社の当該事業に係る位置づけは次のとおりであります。 なお、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。 また、当連結会計年度より、報告セグメントの名称を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」をご参照ください。 パワートレイン事業 当事業部門においては、高性能、高品質等の自動車用(乗用車・トラック・レーシングカー)エンジンに対応する自動車用エンジン軸受を中心に、二輪エンジン用軸受、エンジン補機(ターボチャージャー・バランサー機構)用軸受などを製造・販売しております。 (主なグループ会社) 国内…当社、大同プレーンベアリング㈱、エヌデーシー㈱、大同メタル販売㈱、エヌデーシー販売㈱、 大同メタル佐賀㈱ 海外…(北米)大同メタルU.S.A.INC.、大同メタルメキシコS.A.DE C.V. (アジア)ダイナメタルCO.,LTD.、同晟金属㈱、PT.大同メタルインドネシア、大同精密金属(蘇州)有限公司 (欧州)大同メタルヨーロッパGmbH、大同メタルチェコs.r.o. マリン・エネルギー事業 当事業部門においては、舶用低速エンジン用軸受、舶用・産業用中高速エンジン用軸受、発電(水力・火力・風力)用軸受、産業(コンプレッサー・増減速機等)用軸受など多種多様な分野で用いられる産業用軸受等を製造・販売しております。 (主なグループ会社) 国内…当社、大同インダストリアルベアリングジャパン㈱、大同メタル販売㈱ 海外…大同インダストリアルベアリングヨーロッパLTD.、大同メタルヨーロッパLTD.、 大同メタルヨーロッパGmbH、大同メタルチェコs.r.o.、大同メタルU.S.A.INC. ライフ事業 当事業部門においては、自動車部品(ショックアブソーバー、空調コンプレッサー、ステアリング、トランスミッション)用軸受などを製造・販売しております。 (主なグループ会社) 国内…当社、エヌデーシー㈱、大同メタル販売㈱、大同メタル佐賀㈱ 海外…(北米)大同メタルU.S.A.INC.、大同メタルメキシコS.A.DE C.V. (アジア)ダイナメタルCO.,LTD.、大同精密金属(蘇州)有限公司 (欧州)大同メタルヨーロッパGmbH、大同メタルチェコs.r.o. フロンティア事業 当事業部門においては、自動車用(電動化自動車含む)アルミダイカスト製品、自動車及び二輪向け精密金属加工部品(曲げパイプ製品、切削加工製品、ノックピン)などを製造・販売しております。 (主なグループ会社) 国内…㈱飯野製作所、ATAキャスティングテクノロジージャパン㈱ 海外…フィリピン飯野 CORPORATION、飯野(佛山)科技有限公司、PT.飯野インドネシア、 ISS アメリカINC.、ISS メキシコマニファクチュアリングS.A.DE C.V. 、 ATAキャスティングテクノロジーCo.,Ltd.、DMキャスティングテクノロジー(タイ)Co.,Ltd. その他 電気二重層キャパシタ用電極シート、金属系無潤滑軸受、食品・飲料・化粧品や油脂・樹脂・接着剤等の粘性の高い液体搬送まで可能なポンプ関連製品、集中潤滑装置等を製造・販売しております。 また、製品の保管・配送管理、不動産賃貸等をしております。 (主なグループ会社) 国内…当社、大同ロジテック㈱、大同メタル販売㈱ 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題5,235字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、経営方針として、「企業理念」、「行動憲章」、「行動基準」、「行動指針」及び「環境基本方針」を掲げ、事業活動を通して社会に貢献してまいります。また、技術立社として、トライボロジー(摩擦・摩耗・潤滑技術)の領域をコアにテクノロジーリーダーとして、来るべき時代を見据え、技術を磨き、企業としての社会的責任を果たしていく所存であります。 当社グループは、上記の経営方針を踏まえ、「あらゆる動きを支えて 豊かな暮らしに貢献する」ことをパーパスとして、この度、2025年度から2030年度までの新中期経営計画「Bridge to Daido 2030」をスタートさせました。当社グループは、この新中期経営計画に基づく活動を通して、企業価値の向上に取り組んでまいります。 世界経済のデカップリング化の加速、業界の構造変化等、予測が難しい状況下ではあるものの、当社グループは、グループシナジーの追求によるすべり軸受業界におけるプレゼンスの更なる引き上げを図り、世界唯一の総合すべり軸受メーカーとして世界No.1の企業であり続けます。 (2)中長期的な会社の経営戦略 (目指す未来) 新中期経営計画の策定にあたっては、2050年を展望し、当社グループが提供してきた製品の社会的価値や大切にしてきた価値観を未来へのパーパス(Purpose)とし、また、当社グループが目指す姿をビジョン(Vision)としました。新中期経営計画のスタートに合わせて、事業セグメント名称を変更し、新中期経営計画で掲げた目標を達成するために、従来以上に事業セグメントごとの戦略を明確化し、経営資源の配分見直しなども進めます。 これらの取り組みを通じて、当社グループが目指すべき事業ポートフォリオを実現してまいります。 (目指す事業ポートフォリオ) 当社グループは、自動車や船舶に使用されるエンジン周りの軸受の製造・販売をコア事業としてきました。世界唯一の総合すべり軸受メーカーとして世界No.1の企業であり続けるため、これまでエンジン周りの軸受事業で培った技術・製造ノウハウ・信頼と安心の品質・事業基盤の強みをさらに活かしてまいります。 具体的には、エンジン用軸受の品揃え・環境負荷対応力など、お客様のニーズに応え続けるための全方位戦略(マルチパスウェイ戦略)を軸として進めます。 また、その上で、エンジン周り以外の領域で使用される製品の拡販も図り、具体的戦略を段階的に実行に移し、「エンジン周り以外」、「自動車・船舶以外」の各事業のウェイトを引き上げます。すべり軸受の価値を、従来の自動車や船舶だけでなく一般産業向けにも幅広く提供することで事業基盤を強化し、すべり軸受以外の事業領域へ拡充を図ってまいります。 (定量目標) 新中期経営計画では、前半3年目の2027年度における「売上高:1,500億円」、「営業利益:120億円」、「営業利益率:8%以上」、「ROE:8%以上」を中間地点の目標数値とし、最終年度である2030年度には「営業利益率:10%以上」、「ROE:9%以上」が達成できるよう目指してまいります。 米国が導入した相互関税は、当社グループの売上高や利益に大きな影響を与えることが予想されますが、当社グループとしては、外部環境の変化とは関係なく、前中期経営計画後半より取り組んでいる利益創出力向上のための構造改革を引き続き進めます。目標利益達成の具体的戦略として、新たな用途開発や新しいお客様の開拓などによる売上高の拡大、利益の増加のみならず、材料費・労務費などの販売価格への転嫁、製品別損益管理の徹底、原価管理の高度化などにも継続的・計画的に取り組みます。併せて、設備投資の効率的な運用やサプライチェーンマネジメント強化によるリードタイムの短縮などにより総資産回転率や財務レバレッジの適正化を図るなど、財務健全化も並行して進め、ROEの向上に取り組んでまいります。 (3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループを取り巻く環境の目まぐるしい変化や将来予測の見通しが難しい状況は変わりませんが、この難局に的確に対処するべく、当社グループは、2025年度を開始年度とする新中期経営計画を着実に遂行し、企業価値の向上に努めております。 2025年度においても原材料価格や資源価格の高騰が継続したほか、労務費の上昇などが見られ、当社グループの利益を押し下げる要因となりました。 しかしながら、そのような状況下におきましても、当社グループは、自動車主要顧客の生産増や船舶業界・建設機械業界における旺盛な需要に対応し、2025年度の売上高は142,009百万円(前期比5,706百万円増)となり、前年度実績を上回りました。 利益面につきましても、材料費・労務費などの価格転嫁の取組強化により利益の押し下げ要因の解消に努め、営業利益は8,371百万円(前期比1,280百万円増)、営業利益率は5.9%(前期比0.7ポイント増)となりました。 (新中期経営計画 「Bridge to Daido 2030」) 新中期経営計画「Bridge to Daido 2030」の詳細は当社ウェブサイト(https://www.ir.daidometal.com/manage ment/policy.html)に掲載しているとおりですが、当社グループは、新中期経営計画を通じて、資本コストを上回る持続的成長が展望・創出できる企業を目指します。2025年度から2030年度までの期間を、2030年以降を見据えた事業体制の再構築を行う6年間と位置付けた上で、前中期経営計画の成果と課題や2024年度における取組、昨今の新たな事業環境の変化も踏まえ、今回の新中期経営計画を策定しております。 (事業戦略) 2030年度以降の成長戦略も見据え、4つの柱を重要な軸と位置付けて事業戦略を展開していきます。 第1の柱:利益体質強化のための構造改革 第2の柱:コア事業の磨き上げ 第3の柱:ネクストコア事業・セミコア事業の強化 第4の柱:非財務資本重視の経営の推進 第1の柱:利益体質強化のための構造改革 当社グループの利益水準は、事業を取り巻く環境の不透明さはありますが、利益創出力の更なる強化のためには構造改革が必要と認識しています。当社グループは、2023年度から「改革プラン」を立ち上げて改革すべき領域を定め、鋭意取り組んでおり、新中期経営計画においては、その取り組みの効果を実現させてまいります。 とりわけ、アルミダイカスト事業については、その赤字の要因を解消するため、生産面の課題に取り組み、その効果が表れつつあります。今後も継続して、材料調達・金型製作、製品製造、検査・出荷の生産過程ごとに課題を潰し込み、安定した生産体制を目指します。また、厳しい事業環境にある欧州地区の各拠点については、既に一部拠点において、グループ内での生産設備の移管を進めるなど、改革に向けた施策を始動させています。他にも、生産設備の減価償却費の適正化を目的とした設備投資管理改革、原材料の調達・生産体制の見直しなどによる製造原価の引き下げに向けた活動も進展させてまいります。 このように、当社グループは、2030年以降を見据えつつ、中長期的な課題に計画的・積極的に取り組むとともに、低採算事業の縮退や組織再編などについても進めてまいります。 第2の柱:コア事業の磨き上げ パワートレイン事業(これまでの自動車用エンジン軸受事業)におけるマーケットシェアにつきましては、2024年に引き続き、世界トップシェア(2025年暦年、当社推定)を達成いたしました。世界的にEV(電動)化が進展している状況は変わりませんが、EV化進行度合いの鈍化により、内燃機関の需要の減少までには一定の猶予があると見込まれます。当社グループとしましては、設備投資については慎重に検討・対処しつつも、市場の顕在ニーズ及び潜在ニーズに確実に応え、トラックエンジン用軸受の拡販やガソリンエンジン用軸受の新規開拓等により更なるシェア拡大を目指してまいります。また、エンジン周り以外で軸受の需要があるショックアブソーバーを中心とした自動車部品向けの更なる拡販や、EV車の新規需要の開拓、空調機器等の一般産業向け軸受の開拓にも取り組み、ライフ事業(これまでの自動車用エンジン以外軸受)の拡大にも努めてまいります。 マリン・エネルギー事業(これまでの非自動車用軸受事業)における舶用低速エンジン用軸受のマーケットシェアにつきましては、海外市場の開拓強化が実ってトップシェア(2025年暦年、当社推定)を維持するとともに、船舶市場の需要も引き続き堅調に推移しました。同じく、マリン・エネルギー事業の舶用・産業用中高速エンジン用軸受においても、造船や建設機械市場における受注増に伴い、シェアを拡大することができました。引き続き、舶用低速エンジン用軸受のマーケットシェアの維持に努めるとともに、日本拠点の新工場建設や英国拠点での設備増強を通じて生産能力を拡大させ、発電機向け中高速エンジン用軸受の需要増加に応えてまいります。 第3の柱:ネクストコア事業・セミコア事業の強化 フロンティア事業(これまでの自動車用軸受以外部品事業)に含まれるアルミダイカスト事業においては、金融機関の慎重な融資姿勢の継続や景気減速等の影響により受注が減少しました。また、精密金属加工部品事業における曲げパイプ・ノックピンなどの精密金属加工部品も、中国における日系自動車メーカーの需要減少の影響を受け、売上高は前年度より減少しました。過年度において多額の減損損失を計上したアルミダイカスト事業については、生産管理体制や工程改善に進展が見られ、2025年度は赤字が縮小しており、2026年度以降も利益水準の回復が見通せる状況となりました。引き続き、生産管理体制や工程改善の更なる強化、品質管理面の体制の抜本的見直し等により、利益確保に向けた取り組みを強力に進めてまいります。 目指す事業ポートフォリオを実現するためにも、前中期経営計画期間中に取り組んでまいりましたコア技術を応用した顧客ニーズ(性能・コスト・軽量化)への対応強化など、エンジン周り以外で使用される軸受の需要開拓を進め、すべり軸受の社会的価値の新たな発掘に継続的・計画的に取り組みます。ガスタービンや水力発電向けビジネスの新規開拓、風車ビジネスの技術基盤の確立など、未来への足掛かりも築いてまいります。 第4の柱 非財務資本重視の経営の推進 当社グループは、グローバル企業として持続可能な社会の実現に貢献すべく、「ステークホルダーにとっての影響度」と「当社グループにとっての重要度」の2軸からESGの各分野で優先的に取り組むべき重要課題(マテリアリティ)を特定し、推進を図っております。また、カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みも継続しており、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)による提言への賛同を表明した上で、TCFD提言に基づく開示をしております。長期的な企業価値の向上及び資本コストを意識した経営の実践を目指して、ESGの強化を柱としたサステナビリティ経営を戦略的に推進してまいります。 新中期経営計画では、人的資本強化とDX推進・風土改革に取り組みます。人的資本強化では「人事体制整備」や「働き方改革」、「人材育成・採用活動強化」を軸に、また、DX推進・風土改革では「組織活性化」や「風土改革」、「地域貢献」を軸に積極的に推進してまいります。そして、このような取り組みを通じた活力ある組織づくりにより、従業員の生産性の改善を図り、企業価値の向上に繋げてまいります。引き続き、Daido Spirit(高い志、改革する意欲、挑戦する心)を根底に、自らの能力やスキルを高めながら、社内で自由闊達な議論を行い、創造性の発揮、イノベーションを生み出す人材の育成など、当社グループの将来を支える人材の育成に努めてまいります。 当社グループは、上記の4つの柱を重要な軸と位置付けて、企業価値の向上を実現するためのあらゆる施策を実行してまいります。企業価値の向上のため、ROEの引き上げのみならず、資本コストの最適化のため、非財務資本の取組強化も図るほか、サステナビリティ経営の推進、関係会社を含めたグループ全体でのコーポレートガバナンスの強化など、リスクの少ない経営を進め、PBRの改善に取り組んでまいります。
事業等のリスク5,668字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している重要なリスクには、以下のようなものがあると考えております。また、それぞれのリスクについて、顕在化する可能性及び事業に与える影響度を踏まえてリスクの優先度(最優先・優先)を設定しております。 当社は、グループ全体のリスク管理の基本方針及び管理体制を「リスク管理規程」において定めた上で、代表取締役社長を委員長とするリスク管理委員会による情報収集を通じて、事業を取り巻く様々なリスクに対して適切な管理を行っております。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 《最優先リスク》 (1)グローバル事業展開に伴うリスク(前年度:最優先リスク) 当社グループは、日本国内はもとより、北米、アジア、欧州をはじめ世界各地で事業を展開しており、これらの地域における政治・経済情勢の変動、ウクライナ・中東情勢をはじめとする地政学的リスクや各国の政策動向、賃金制度、労使関係及び人権問題等に起因する諸問題が発生した場合は、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループの対応策としては、関係会社管理規程に基づき連結子会社を含む関係会社の業務執行について適時適切な報告が受けられる体制を整備するとともに、内部統制システムの整備及び当該システムの適切な運用を通じて、コンプライアンスを含む関係会社における適切な社内体制の整備・運用状況につき定期的に検証、指導し、ガバナンス体制強化を進めております。加えて、米国における政策変更に伴う関税引き上げに対する対応としては、状況に応じ、サプライチェーンマネジメント強化、販売価格転嫁等を図ってまいります。 また、当社グループは、人権方針に基づき、当社の商品・サービスや事業活動が従業員やお取引先様、地域社会の方々の人権を侵害するような事態が生じないよう最大限配慮するとともに、人権デュー・ディリジェンスの仕組みと手続を通じて、サプライチェーンにおける自らの事業活動に関連した人権侵害リスクを回避すべく取り組んでいます。 (2)原材料の需給環境の不安定化によるリスク(前年度:最優先リスク) 当社グループは、軸受の主材料である鋼材・非鉄(銅、アルミ、錫、樹脂原料他)等の原材料を購入しております。これらの価格が需給環境の変化で不安定に推移すること、中国による輸出規制強化に伴う在庫確保などにより、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループの対応策としては、従来にも増して、材料の使用量削減(歩留向上等)の強化を図り、また、原則二社発注化の推進と、調達先とのリスク回避に向けた連携強化等による安定的な調達に加え、コスト低減にも取り組んでまいります。併せて、原材料や燃料価格の高騰に対する顧客との価格改定の交渉を継続的に実施してまいります。 (3)サイバー攻撃、情報技術ネットワーク及びシステム障害によるリスク(前年度:最優先リスク) 当社グループにおいては、ハッカーやコンピュータウイルスによるサイバー攻撃等によって、当社グループの業務活動の停止、データ喪失又は個人情報を含む当社グループ内外の情報流出等が発生する可能性があります。その場合、事業活動の停止による直接的な影響や当社グループの社会的信用が失墜すること等によって、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループの対応策としては、事業を推進するにあたって利用している情報システム及び付随する情報技術ネットワークシステムの安全な運用のため、社外のデータセンターを利用し、且つ、ネットワーク及び各種サーバー群の状況を常時監視する体制をとっており、安全管理対策を適切に講じております。 また、サイバー攻撃への対応として、有事の際に適切な対応を実現するべく、情報インシデント対応規程に基づき情報管理体制を構築しており、従業員に対しては、標的型メールへの対応訓練の実施を含む情報セキュリティ教育を実施しております。 さらに、当社は、自社内にCSIRT※1を設置するとともに日本シーサート協議会※2に加盟しており、社内CSIRTの運営方法や有事の際の対応方法、セキュリティに関連する法制度の動向等を随時把握できるよう努めております。そして、適時にこれらを社内に展開することで、平時及び有事における対応体制を強化しております。 ※1 CSIRT(シーサート:Computer Security Incident Response Team)とはコンピュータインシデントに対応する非専任部門横断組織です。 ※2 日本シーサート協議会とは、所属するチームが緊密な連携を図り、各チームにおける課題解決に貢献するための組織です。 《優先リスク》 (1)自然災害及び事故等によるリスク(前年度:優先リスク) 当社グループの国内における主な生産工場は、愛知県犬山市、岐阜県関市、岐阜県郡上市、千葉県習志野市・香取郡神崎町、栃木県矢板市、福島県南会津郡南会津町及び佐賀県武雄市に立地しており、懸念される大規模地震が発生した場合には、当社グループの生産活動に支障が生じ、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループ及び当社グループ取引先等の事業拠点が、地震・洪水等の自然災害の発生による電力・ガス等の供給停止等により操業が困難になった場合には、同様に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループの工場については、日常的な建屋・設備等の点検・整備のほか、定期的に災害・事故等に備えた保全・改修等も実施しておりますが、災害・事故等により工場及びその周辺に物的・人的被害が及んだ場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループの対応策としては、大規模地震の発生等を想定した事業継続計画(BCP)を策定し災害訓練を実施するとともに、事業の継続と復旧にかかる体制整備の強化を図っております。さらに、当社は、安否確認システムを導入し、有事の際の従業員の状況を把握できる体制を整備しております。 なお、国内全ての生産工場において火災・風水害の保険に加入しているほか、主な生産工場においては、付保限度額まで地震保険に加入しております。 (2)製品の不具合によるリスク(前年度:優先リスク) 当社グループは、品質の信頼性の維持向上に努めておりますが、万が一製品の不具合に起因する事故、クレームやリコールが発生した場合、多額の製品補償費用等が発生するほか、顧客が他社発注に切り替えることにより当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループの対応策としては、各工場において製品の不具合に繋がる事案の抽出と対策検討を実施し、品質改善計画に基づき継続対応を実施するとともに、国内・海外PL保険(生産物賠償責任保険)を付保し、第三者に損害が生じた場合の補償費用等による影響を緩和しているほか、取引上の状況に応じリコール保険への加入を行う等、リスク回避に努めております。 (3)価格競争によるリスク(前年度:優先リスク) 近年、特にグローバル競争の激化により、価格競争力の強化が求められております。価格競争力は当社製品のグローバルシェアに影響するため、市場のニーズに対応していくことが重要であると認識しております。また、過剰な価格競争により市場の低価格化が進行した場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループの対応策としては、生産効率の向上やコスト低減活動等による原価低減に取り組むことで、市場ニーズに追従した製品価格を実現するとともに採算管理の強化等を通じ、その影響を最小限にとどめる努力をしております。 (4)新製品開発の不奏功によるリスク(前年度:優先リスク) 当社グループは、市場ニーズに対応した新製品開発や将来の需要を想定したシーズ開発を継続的に行っておりますが、研究開発活動の成果は不確実なものであり、たとえ多額の支出を行ったとしても必ずしも成果に結びつかない可能性があります。 当社グループの対応策としては、設計・開発部門、製造・生産技術部門、販売部門のトライアングル体制を構築して積極的かつ的確な市場ニーズの把握に努め、開発すべき新製品の市場適合性や採算性を考慮した開発を行っております。 (5)環境規制によるリスク(前年度:優先リスク) 当社グループは、事業活動を行う上で環境負荷の高い物質を使用する場合があり、加えて環境先進地域であるEUのみならず新興国でも環境意識が高まっており、生産活動はもとより製品自体に関しても、世界各国の様々な環境規制に対応する必要があります。 今後、環境規制が更に強化され、その対応のために相当のコスト増加要因が発生した場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループの対応策としては、世界各国の様々な環境規制に対応するため、環境負荷物質を含まない新規材料の開発等の企業努力に加え、当該対応に要するコスト負担についても顧客と相互に協議することによって様々な環境規制に対応し、環境に対する責任を果たすため積極的に取り組んでおります。 (6)設備投資、合弁事業・提携・買収等に関わるリスク(前年度:優先リスク) 当社グループは、広範囲にわたる事業領域において設備投資を実施しており、また、第三者との間で様々な合弁事業や戦略的提携・事業買収等を行っております。これらは、必ずしも確実に予期したとおりの成果が得られる保証があるわけではなく、事業環境の急変等により、予期せぬ状況変化や初期の事業計画からの大幅な乖離が生じた場合、固定資産の減損損失等が発生し、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループの対応策としては、設備投資、合弁事業・提携・買収等の実施にあたっては、事前に収益性や投資回収の可能性について、外部専門家による評価結果等の慎重な検討や買収先事業計画の慎重な査定を行った上で取締役会における十分な討議を行う等、様々な観点から検討を行っております。 特に、設備投資においては、グループ全体での減価償却費率の適正化、投資基準の明確化等により、設備投資管理体制の高度化を図っております。 (7)気候変動に関するリスク(前年度:優先リスク) 当社グループは、気候変動に関する国内外の政策及び法規制、ステークホルダーからの要請等を踏まえて、サステナビリティ経営の推進に向けた取組を行っていますが、研究開発や設備投資等によるコスト増及び当該取り組みの遅れによる機会損失等により、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループの対応策としては、世界各国で加速する自動車電動化とカーボンニュートラルに対する当社グループ全体としての対応力強化のため専担組織を設置して、国内外生産工場における省エネ活動及び再エネ活動促進などに取り組んでおります。 また併せて、風車ビジネスの拡販に向け、風車軸受に関する基礎技術開発(設計・評価)を専担する組織として、風車技術研究所を設置し、実験棟を建築しました。当社グループは、気候変動に関する国内外の政策及び法規制や社会的な要請内容、市場環境、顧客ニーズを的確に把握するとともに、当社グループが永年培ったコア技術を最大限に活用することにより地球社会に貢献可能な技術・商品を早期に開発・提供できるよう努めております。 (8)人材確保に関するリスク(前年度:優先リスク) 当社グループは、人材の獲得や育成を進めておりますが、日本国内における労働人口の減少や海外における人材獲得競争の高まりによってこれらが計画どおりに進まない場合、事業活動の制限や企業成長の停滞等が生じ、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループの対応策としては、新卒採用だけではなく、キャリア採用も積極的に行うことによって人材確保に努めるとともに、外国人や女性社員、シニア世代の更なる登用及び活躍を積極的に推し進めております。 また、多様なキャリアパスを構築することにより、高いモチベーションを保ちながら自律的、主体的に行動する人材の育成に取り組むとともに、多様な人材が多様な働き方で、その能力を最大限発揮し、やりがいを実感できる風土改革やDXを推進することで社員のエンゲージメントの向上を図り、人的資本経営を強化してまいります。 (9)コンプライアンスに関するリスク(前年度:優先リスク) 当社グループは、世界各地で事業を展開しているため、国内外の各地域における企業の不祥事や従業員の不注意等が原因となって法的責任が問われたりレピュテーションが低下するおそれがあり、その結果、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループの対応策としては、コンプライアンス体制の整備・強化を目的に「企業行動倫理委員会」を設置しており、当社グループ全体の内部通報に関する利用状況を確認し、コンプライアンス違反に関係する事案が発生した場合や発生するおそれのある場合における報告体制を整備しています。 また、各種コンプライアンス教育及び行動基準の理解度チェックによりコンプライアンス違反の未然防止に取り組むとともに、通報窓口携行カードを当社全従業員へ配布することによる違反事案の早期発見、再発防止策の周知徹底などの取り組みを実施しております。
経営成績の分析 (MD&A)5,270字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営成績 当連結会計年度における世界経済は、全体としては緩やかな回復基調がみられたものの、米国による関税政策が及ぼすマイナス影響や、不安定な中東情勢等の地政学的リスクの高まりが懸念される等、先行き不透明な状況が継続いたしました。 我が国経済においては、一部で弱い動きが見られたものの、雇用・所得環境や企業収益の改善を背景に、緩やかな回復基調で推移いたしました。設備投資につきましても底堅く推移しております。なお、中東情勢をはじめとする地政学リスクの動向については引き続き注視が必要な状況となっております。 このような市場環境下、当連結会計年度における当社グループ全体の業績につきましては、売上高は前期比4.2%増収の142,009百万円となりました。 利益面につきましては、労務費の増加や関税影響による減益要因があったものの、採算管理の強化や価格適正化の進展等により、営業利益は前期比18.1%増益の8,371百万円となり、また、売上高営業利益率は5.9%(前連結会計年度は5.2%)となりました。 経常利益につきましては、前期比8.5%増益の7,402百万円となりました。また、売上高経常利益率は5.2%(前連結会計年度は5.0%)となりました。 親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、前期比61.6%増益の4,396百万円となりました。また、売上高当期純利益率は3.1%(前連結会計年度は2.0%)となりました。 1株当たり当期純利益は93円73銭(前連結会計年度は1株当たり当期純利益57円70銭)、自己資本利益率は5.7%(前連結会計年度は3.8%)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりです。 なお、セグメント間の内部売上高又は振替高は、セグメントの売上高に含めております。 また、当連結会計年度より、事業戦略をより明確にするため、従来の「自動車用エンジン軸受」「非自動車用軸受」「自動車用エンジン以外軸受」「自動車用軸受以外部品」の4つのセグメント名称をそれぞれ「パワートレイン事業」「マリン・エネルギー事業」「ライフ事業」「フロンティア事業」に変更しております。当該変更は報告セグメントの名称変更のみであり、セグメント情報に与える影響はありません。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (セグメント情報等)」をご参照ください。 ① パワートレイン事業(旧 自動車用エンジン軸受) 世界の新車販売台数(2025年暦年)は、主要市場である北米市場ではEV政策の方針転換等によりハイブリッド車の販売が増加し、中国においても様々なインセンティブや車両価格の値下げ等の影響により、前期比増となりました。国内(2025年度)の新車販売台数は前期比減となり、海外(2025年暦年)は米国及び欧州で前期比増、中国では前期比増であったものの、中国国内の日系自動車メーカーにおいては前期比減となりました。 そのような状況下、当社グループの国内の売上高は、前期比で微増、海外については米国の堅調な需要や円安影響を受け、前期比増となりました。 これらの結果、当セグメントの売上高は前期比4.3%増収の75,675百万円となり、セグメント利益は増収に伴い前期比5.6%増益の9,806百万円となりました。 ② マリン・エネルギー事業(旧 非自動車用軸受) ・大型船舶 新造船市場においては、高水準の受注残を背景に堅調な市場環境が継続しております。2026年3月末の手持ち工事量は前年度並みの水準で推移いたしました。このような需要環境のもと、当社グループでは設備増強を進め、生産能力の拡大を図っております。これらの結果、売上高は前期比で大幅に増加しました。 ・中小型船舶/産業用発電機/建設機械他 新造船需要の拡大に伴う船舶用補機市場の伸長に加え、データセンター向け非常用電源需要の増加やグリッド制約(電力供給の制約)を背景としてオンサイト発電需要の高まりにより、中高速エンジン用軸受の受注は堅調に増加し、売上高は前期比増となりました。 ・電力エネルギー/産業用コンプレッサー他 再生可能エネルギー関連需要の一巡を背景に、水力発電機用軸受の受注は減少いたしましたが、産業用プラント向けコンプレッサー用軸受の受注拡大によりこれを補完し、売上高は前期比増となりました。 これらの結果、当セグメントの売上高は前期比10.6%増収の19,825百万円、セグメント利益は前期比10.1%増益の4,088百万円となりました。 ③ ライフ事業(旧 自動車用エンジン以外軸受) タイにおける金融機関の慎重な融資姿勢の継続や景気減速、欧州ではEV化に伴う内燃機関搭載用部品の需要減による影響を受けたものの、米国の自動車関連部品の底堅い需要の継続や中国の電動自動車向けの開拓等に伴う受注増の影響があり、当セグメントの売上高は前期比9.4%増収の23,257百万円となり、セグメント利益は前期比30.3%増益の4,064百万円となりました。 ④ フロンティア事業(旧 自動車用軸受以外部品) ・アルミダイカスト製品 タイの自動車業界においては、金融機関の慎重な融資姿勢の継続や景気減速等の影響により、タイ国内生産台数は前期比で減少となりました。また、米国においては半導体不足に伴う自動車需要減少等の影響により、売上高は前期比で減少しました。一方、品質改善等の効果により、輸送費(航空便)削減によるコスト低減が進展したことで、営業利益は改善しました。 ・精密金属加工部品(曲げパイプ、ノックピン、NC切削品などの部品) 中国における日系自動車メーカーの需要減少が影響し、売上高は前期比減となりました。納期改善による輸送費(航空便)削減や工程改善による製造原価低減等は進展したものの、需要減に伴う売上減少が大きく影響し、収益は減少しました。 これらの結果、セグメント売上高は前期比2.6%減収の23,071百万円となり、セグメント損失は755百万円(前期はセグメント損失1,362百万円)となりました。 ⑤ その他 ポンプ関連製品においては新規開拓案件の獲得、設備用潤滑装置における受注の増加があったものの、金属系無潤滑軸受では前年の大型スポット案件の反動減の影響により、金属系無潤滑軸受事業、ポンプ関連製品事業及び電気二重層キャパシタ用電極シート等の当セグメントの売上高は前期比7.4%減収の2,224百万円、セグメント利益は価格適正化の進展により前期比12.1%増益の467百万円となりました。 生産、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。 ① 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(百万円)   前期比(%) パワートレイン事業   74,529   103.9 マリン・エネルギー事業   18,751   110.1 ライフ事業   25,231   110.0 フロンティア事業   22,456   96.5 報告セグメント計   140,970   104.5 その他   1,350   105.4 合計   142,320   104.5 (注) 金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。 ② 受注実績 得意先の生産計画の内示等による見込生産が主体であるため記載を省略しております。 ③ 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前期比(%) パワートレイン事業   74,474   103.3 マリン・エネルギー事業   19,801   110.7 ライフ事業   22,945   109.4 フロンティア事業   22,871   97.2 報告セグメント計   140,093   104.2 その他   1,916   105.8 合計   142,009   104.2 (2) 財政状態 (総資産) 当連結会計年度における総資産は、前連結会計年度末に比べ6.5%増加し209,434百万円となりました。 これは主に仕掛品、売掛金、商品及び製品が増加したことによります。 (純資産) 当連結会計年度における純資産は、前連結会計年度末に比べ11.4%増加し91,425百万円となりました。 これは主に為替換算調整勘定、利益剰余金が増加したことによります。 (自己資本比率) 当連結会計年度における自己資本比率は、前連結会計年度に比ベ2.2ポイント増加し39.2%となりました。 (1株当たり純資産額) 当連結会計年度における1株当たり純資産額は、前連結会計年度末に比ベ208円51銭増加し1,751円60銭となりました。 (3) 資本の財源及び資金の流動性についての分析 ① キャッシュ・フロー 当連結会計年度における現金及び現金同等物は、前連結会計年度に比べ1,262百万円(5.0%)の増加となり26,281百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動において獲得した資金は13,722百万円となりました。これは主に法人税等の支払額による支出が3,103百万円あった一方、減価償却費による資金の獲得が9,911百万円、税金等調整前当期純利益が8,476百万円あったことによるものであり、前連結会計年度に比べ2,797百万円(25.6%)の収入の増加となりました。 前連結会計年度との主な差額は、棚卸資産の増加額が2,088百万円減少したことです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動において使用した資金は7,822百万円となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出9,635百万円によるものであり、前連結会計年度に比べ568百万円(6.8%)の支出の減少となりました。 前連結会計年度との主な差額は、投資有価証券の売却による収入が1,235百万円増加したことです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動において使用した資金は4,768百万円となりました。これは主に長期借入れによる収入が6,600百万円あった一方、長期借入金の返済による支出が5,427百万円、短期借入金の純減額が2,598百万円あったことによるものであり、前連結会計年度に比べ2,376百万円(99.4%)の支出の増加となりました。 前連結会計年度との主な差額は、長期借入金による収入が8,250百万円減少した一方で、短期借入金の減少額が2,642百万円減少、長期借入金の返済による支出が2,526百万円減少、非支配株主への配当金の支払額が1,107百万円減少したことです。 ② 資金需要 当社グループにおける主な資金需要は、製品製造のための材料・部品等の購入費、製造費用、製品・商品の仕入、販売費及び一般管理費、運転資金及び設備投資資金です。 設備投資の概況については、「第3 設備の状況 1 設備投資等の概要」に記載のとおりです。 ③ 資金調達の状況 当社グループの運転資金及び設備投資資金は主として自己資金により充当し、必要に応じて借入れによる資金調達を実施することを基本方針としております。 当連結会計年度の当社グループの設備投資資金につきましては、自己資金及び借入金を充当いたしました。 今後も、資本の効率化と財務の安全性確保を重視しつつ、有利子負債の圧縮を視野に入れながら、バランスのとれた財務運営を目指してまいります。 (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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出典

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