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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

構造計画研究所ホールディングス

KOZO KEIKAKU ENGINEERING HOLDINGS Inc.208A · Standard · 情報・通信業

建築・防災から情報通信まで、数理技術で課題解決するエンジニアリングコンサルティング会社。計測・シミュレーションで社会の安全と効率を支える。

概要

構造計画研究所ホールディングスは、2024年7月に単独株式移転により設立された純粋持株会社である。子会社の株式会社構造計画研究所を中核に、建設・製造向け構造解析やAI・IoTソリューションを提供する。2025年6月期の連結売上高は201億円、営業利益率15.3%と高収益を誇る。知識集約型企業を標榜し、多様な「人才」を活用したエンジニアリングコンサルティングとプロダクツサービスの二軸事業を展開する。

事業の二本柱:エンジニアリングコンサルティングとプロダクツサービス

当社グループの事業は、エンジニアリングコンサルティングとプロダクツサービスの二つの報告セグメントで構成される。エンジニアリングコンサルティングは、高層建築や大規模構造物の構造設計・解析、地震動評価・災害リスク評価、通信ネットワークシミュレーションなど、高度な工学知識を要するコンサルティングを提供する。2025年6月期のセグメント売上高は119億円、売上総利益率は60.8%と極めて高い。一方、プロダクツサービスは、CAE(計算機支援工学)ソフトウェアの販売や、クラウド型の入退室管理システム「RemoteLOCK」、現場3D化プラットフォーム「NavVis」などのサブスクリプションサービスを主力とする。同事業の売上高は75億円、成長率は30%を超え、利益率の改善に寄与している。両セグメントとも受注残高を確保し、将来の収益基盤を固めている。

高収益の源泉:総付加価値と人才への投資

経営指標として、営業利益に人件費と福利厚生費を加えた「総付加価値」を重視し、中長期的に年率8%程度の成長を目標とする。2025年6月期の総付加価値は120億円と計画を上回った。高い収益性の背景には、プロジェクト品質の確保と、個々の社員の才能(「人才」と称する)への投資がある。同社は「知識集約型企業」を掲げ、新卒・キャリア採用を積極的に行い、2025年4月には新卒23名、通年でキャリア採用10名を迎えた。また、フロア拡充や交流スペースの整備など、労働環境の改善にも継続的に取り組む。研究開発への投資も増額し、海外組織を新設するなど、将来の成長に向けた種まきを進めている。

グループ体制とグローバル展開

持株会社体制のもと、連結子会社5社と持分法適用関連会社2社を擁する。中核の株式会社構造計画研究所のほか、クラウド事業を担う株式会社リモートロックジャパン、計測サービスを提供する株式会社KKEスマイルサポート、シンガポールのKKE SINGAPORE PTE.LTD.、米国のInternational Logic Corporationなどがグループに属する。本社は東京都中野区に所在し、大阪、名古屋、福岡、熊本に事業所を配置する。海外では、上海駐在員事務所とシンガポール法人を通じてアジア市場に展開。2025年にはドイツのNavVis GmbHに出資し、日本市場の基盤構築とパートナー連携を強化した。多様な地域・機能を持つグループの連携により、シナジー創出を図っている。

業界の中での役割はエンジニアリングコンサルティング&ソフトウェア提供企業にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
225億円
営業利益
35億円
営業利益率
15.6%
純利益
21億円
2026/6 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01エンジニアリングコンサルティング主力

構造設計・解析、環境評価・防災、システム開発、意思決定支援、情報通信技術、製造技術の各分野でコンサルティングを提供。高層建築の構造解析、地震動評価、風況解析など、科学的な分析に基づく専門サービス。

主な製品・サービス5
構造解析サービス
高層建築や大規模建築物の構造解析を実施。耐震性や風荷重に対する安全性を評価する。
環境評価・防災コンサルティング
地震動評価、風況解析、災害リスク評価など、自然災害に対するリスクを科学的に評価し、対策を提案。
意思決定支援コンサルティング
社会シミュレーションや事業評価、最適化手法を用いて、企業や行政の意思決定を支援。
情報通信技術コンサルティング
通信ネットワーク、電波伝搬、電磁界シミュレーションを実施。通信インフラの設計や電波干渉対策などで活躍。
製造技術コンサルティング
流体・粉体シミュレーション、生産技術の最適化により、ものづくりの効率化や品質向上を支援。

02プロダクツサービス主力

製造業、建築・土木、情報通信など各業界向けにCAE、熱流体解析、粒子法、粉体解析などのソフトウェアを提供。また、社会シミュレーション、リスク評価、最適化、人流計測などの業界横断的なソリューションも展開。

主な製品・サービス3
CAEソフトウェア
構造解析、熱流体解析など、設計段階で製品の性能を予測・評価するためのシミュレーションソフトウェア。
粒子法ソフトウェア
液体や粉体の挙動を解析するための粒子ベースのシミュレーションソフトウェア。
RemoteLOCK
クラウド型の入退室管理プラットフォーム。スマートフォンなどで施錠・解錠を管理できる。

製品と技術

構造解析ソフトSTAN:半世紀にわたる進化

1967年に開発された「STAN」は、三次元骨組構造解析ソフトウェアであり、構造計画研究所の礎を築いた製品である。建築物や橋梁などの骨組みをモデル化し、応力や変形を計算する。当初はメインフレーム向けに提供され、1969年には米国市場にも輸出された。その後、PCの普及に合わせてバージョンアップを重ね、現在も構造設計の現場で広く使われている。STANの開発を通じて培われた数値解析技術は、後年のCAEソフトウェア群やシミュレーション技術の基盤となった。同社のエンジニアリングコンサルティング事業の根幹を支える技術的遺産である。

クラウド型入退室管理「RemoteLOCK」:宿泊・自治体への展開

「RemoteLOCK」は、クラウド上でドアの施錠・解錠や入退室履歴を管理するプラットフォームである。スマートフォンやICカードで操作でき、物理的な鍵を必要としない。宿泊施設や賃貸オフィス、地方自治体の施設管理などに導入が進んでいる。2025年6月期には、パートナー企業との連携により多様な提案が可能となり、サブスクリプション収入が急増した。同製品は構造計画研究所の連結子会社である株式会社リモートロックジャパンと米国RemoteLock, Inc.が提供する。クラウドサービス提供型ビジネスの成長を牽引する主力製品の一つである。

現場3D化プラットフォーム「NavVis」:計測からクラウド利用へ

「NavVis」は、屋内空間を3Dスキャンし、デジタルツインとしてクラウド上で共有・活用できるプラットフォームである。工場やオフィス、物流倉庫などの現場を、専用のウォーキングスキャナーで計測し、点群データとパノラマ画像を統合。遠隔からの現場確認やレイアウト変更のシミュレーションに活用される。構造計画研究所は開発元のNavVis GmbHに750万ユーロを出資し、日本市場における販売・計測サービスを提供する。パートナー企業と連携した計測サービスの拡大により、クラウド利用が拡大し、サブスクリプション収入の増加に貢献している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

エンジニアリングで国内強み、収益性は安定

構造計画研究所ホールディングスは情報・通信業に属し、構造解析やエンジニアリングサービスを提供している。同業他社にはVRAIN Solutionやソラコムなどがあり、これらの企業は技術ソリューションやIoTサービスで競合する。VRAINは人工知能を活用した解析サービスを提供し、ソラコムはIoTプラットフォームを強みとする。構造計画研究所は建築・土木分野の構造解析に特化し、長年の実績と専門知識を持つ。売上は2025年6月期の201億円から2026年6月期には225億円へ増加が見込まれ、順調な成長を遂げている。営業利益率は15.42%から15.56%とわずかに改善し、安定した収益性を維持している。国内の建設需要は堅調で、技術力の高い同社は業界内での地位を固めている。

強み

  • 構造解析分野で長年の実績と専門知識を持ち、高品質なサービスを提供
  • 売上が201億円から225億円へ増加し、業績が順調に拡大
  • 建築・土木業界の主要顧客と長期の関係を構築し、安定した受注を確保
  • 営業利益率が15%台で安定し、効率的な運営ができている

課題

  • 高度な技術者が必要で、人材の確保と育成が課題
  • VRAINなどの新興企業が技術革新で競争を強化しており、対応が必要
  • 国内建設市場に依存しており、景気変動の影響を受けやすい

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字が構造計画研究所ホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17844マーベラス331億円16.2倍
23741セック328億円21.6倍
32349エヌアイデイ328億円10.9倍
44072電算システムホールディングス327億円10.3倍
53983オロ325億円14.8倍
6208A構造計画研究所ホールディングス323億円14.6倍
79640セゾンテクノロジー323億円29.7倍
85038eWeLL321億円26.7倍
93771システムリサーチ318億円12.1倍
102359コア316億円10.6倍
113915テラスカイ307億円19.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 38件

構造設計事務所としての創業(1956年〜1959年)

1956年6月、東京工業大学(現・東京科学大学)の助手だった服部正は、東京都品川区の自宅に製図板を持ち込み、「服部正構造計画研究所」を開業した。当時、建築設計は単純計算業務とみなされ、学界の研究成果が社会で活かされていない状況に危機感を抱いた創業者は、構造設計を一つの自立したプロフェッションにしようと志した。3年後の1959年5月、資本金1000千円で株式会社構造計画研究所を設立。同年10月には一級建築士事務所登録を取得し、専門性の高い構造設計コンサルタントとしての第一歩を踏み出した。

コンピュータ導入がもたらした変革(1961年〜1969年)

1961年9月、国内の建設・建築設計業界で初めてコンピュータ(IBM 1620-I)を導入。この決断が同社の方向性を決定的に変えた。手計算に頼っていた構造解析をプログラム化し、設計業務の品質と効率を飛躍的に向上させた。1967年には三次元骨組構造解析ソフトウェア「STAN」を自社開発。1968年には富士通のFACOMシリーズ開発に協力し、オペレーティングシステムの開発を支援するなど、ソフトウェア技術者としての側面も強めた。1969年には米国サンフランシスコにInternational Logic Corporation(ILC)を設立し、STANの海外販売を開始。コンピュータを設計の道具から価値創造の手段へと昇華させた時代である。

業務拡大と上場への道(1988年〜2013年)

1988年12月、システムインテグレータとして通商産業省の認定を受け、情報通信分野へ本格進出。1990年代には大阪、福岡、名古屋へ支社を拡大し、全国展開を加速した。2000年3月、社団法人日本証券業協会に店頭登録。2004年12月にはジャスダック証券取引所に上場し、資本市場での資金調達基盤を獲得した。この間、品質マネジメント(ISO9001、2000年取得)や情報管理(プライバシーマーク、2001年取得)、環境マネジメント(ISO14001、2005年取得)の認証を取得し、企業としての信頼性を高めた。2007年には上海駐在員事務所を開設し、海外事業の足がかりを築いた。

クラウド事業への進出と新たな成長(2015年〜2022年)

2015年1月、KKE SINGAPORE PTE.LTD.を設立し、東南アジア市場への拠点を構築。2017年には監査等委員会設置会社、2019年には指名委員会等設置会社へ移行し、ガバナンス体制を強化した。この時期、クラウドサービス提供型ビジネスに注力。クラウド型入退室管理システム「RemoteLOCK」や、現場3D化プラットフォーム「NavVis」の取り扱いを開始し、サブスクリプション収入を拡大した。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、スタンダード市場へ移行。既存のエンジニアリングコンサルティングで高い収益性を維持しつつ、プロダクツサービスでの成長エンジンを確立した。

持株会社体制への移行(2024年)

2024年6月、株式会社構造計画研究所は上場廃止。同年7月1日、単独株式移転により純粋持株会社である株式会社構造計画研究所ホールディングスが設立され、東京証券取引所スタンダード市場にテクニカル上場した。この再編により、グループ企業の人的資本をより有効に活用し、既存事業の収益性維持と新規事業への投資を加速する体制が整った。2025年6月期の連結業績は、受注高208億円、売上高201億円、営業利益30億円と好調で、持株会社としての初年度を順調にスタートさせた。

年表38件を開く

2020年代

  • 2024年7月当社は2024年7月1日の単独株式移転により、株式会社構造計画研究所の完全親会社として設立されました。以下、当社グループの沿革として、子会社である株式会社構造計画研究所の沿革と合わせて記載しております。 1956年6月、東京工業大学(現 東京科学大学)の助手であった服部正(はっとり まこと)は東京都品川区上大崎にて専業の構造設計事務所(服部正構造計画研究所)を開業しました。創業当時、建築及び構造物の設計が単純計算業務として考えられ、学界の研究成果が社会に価値として活かされていないことを痛感した創業者は、構造設計業務を一つの自立したプロフェッションにしようと1959年5月に株式会社構造計画研究所を設立。以来、構造設計へのコンピュータの活用により設計業務の品質・価値を向上。その後、建築業界に留まらない多様な分野へと技術コンサルティングの事業領域を拡大して現在に至りました。

1950年代

  • 1956年6月服部正が東京都品川区の自宅応接室に製図板を持ち込み、服部正構造計画研究所として構造設計をスタート。
  • 1959年5月創業東京都品川区に、株式会社構造計画研究所を資本金1,000千円により設立。
  • 1959年10月建築士法による一級建築士事務所登録を東京都知事より受ける。

1960年代

  • 1961年9月本所(本店)を東京都台東区に移転。
  • 1961年9月コンピュータIBM 1620-Ⅰを国内で初めて建設・建築設計業界に導入。
  • 1964年7月本所(本店)を東京都中野区に移転。
  • 1965年1月M&A株式会社建築美術研究所を吸収合併。
  • 1965年5月大阪支所(現 大阪支社)を大阪市中央区に設置。
  • 1967年1月建設コンサルタント登録規程による建設コンサルタント登録を建設大臣より受ける。
  • 1967年構造設計や解析コンサルティング実務に使用する三次元骨組構造解析ソフトウエア「STAN」を開発。
  • 1968年国産コンピュータの先駆けである富士通のFACOMシリーズの開発にて池田敏雄氏をサポートしてオペレーションシステム(OS)の開発に協力するほか、エンジニアリング向けのソフトウエア開発を推進。
  • 1969年4月創業自社開発のソフトウエア「STAN」の米国における販売展開と最新情報収集のため、サンフランシスコにInternational Logic Corporation「ILC」設立。

1970年代

  • 1970年6月創業前出の池田敏雄氏(富士通)や通商産業省(現 経済産業省)の平松守彦氏(後に大分県知事)らと日本におけるソフトウエアの価値確立への使命感を共有していた創業者服部正はソフトウエア産業振興協会(現 社団法人情報サービス産業協会)の設立に参画し、理事に就任。その後二代目会長に就任(1983年逝去まで従事)。
  • 1971年2月創業通商産業省の指導により、国策会社である日本ミニコンピュータ株式会社(後の日本データゼネラル株式会社)を設立。

1980年代

  • 1984年4月熊本構造計画研究所を設置。
  • 1986年熊本県菊池郡大津町に熊本構造計画研究所社屋完成。
  • 1988年12月システムインテグレータ企業の認定を通商産業省より受ける。
  • 1989年6月福岡営業所を福岡市博多区に設置。

1990年代

  • 1992年2月名古屋営業所(現 名古屋支社)を名古屋市中区に設置。
  • 1999年3月東京都中野区に本所新館完成。

2000年代

  • 2000年3月社団法人日本証券業協会に店頭登録銘柄として登録。
  • 2000年4月国際的な品質基準である「ISO9001」の認証を取得。
  • 2001年11月個人情報の適切な取り扱いを行う企業に付与される「プライバシーマーク」の認証を取得。
  • 2004年12月上場社団法人日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。
  • 2005年11月環境マネジメントシステムに関する国際規格である「ISO14001」の認証を取得。
  • 2007年4月上海駐在員事務所を中華人民共和国上海市浦東新区に設置。

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場)に株式を上場。
  • 2013年7月上場大阪証券取引所と東京証券取引所の市場統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。
  • 2015年1月創業KKE SINGAPORE PTE.LTD.をシンガポールに設立。
  • 2016年8月福岡支社を福岡市博多区に設置。
  • 2017年9月監査等委員会設置会社へ移行。
  • 2017年12月名古屋支社を名古屋市中村区に移転。
  • 2019年9月指名委員会等設置会社へ移行。

2020年代

  • 2020年8月中野坂上別館を開設。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行。
  • 2024年6月上場持株会社化に伴い、株式会社構造計画研究所上場廃止。
  • 2024年7月創業単独株式移転により純粋持株会社として株式会社構造計画研究所ホールディングス(当社)を設立、テクニカル上場により東京証券取引所スタンダード市場に上場。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社5(国内 5 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本所(東京都中野区)注2、34,680百万円
共通(全社)
熊本構造計画研究所(熊本県菊池郡 大津町)注2、3956百万円
共通(全社)
知粋館 — 東京都杉並区355百万円
共通(全社)
本所 — 東京都 中野区157百万円
エンジニアリングコンサルティング プロダクツサービス
その他 — 山梨県南都留郡 鳴沢村等15百万円
共通(全社)
名古屋支社(愛知県名古屋市 中村区)注2、310百万円
共通(全社)
その他 — 山梨県南都留郡 鳴沢村等8百万円
共通(全社)
熊本構造計画研究所 — 熊本県菊池郡 大津町4百万円
エンジニアリングコンサルティング プロダクツサービス
福岡支社(福岡県福岡市 博多区)注2、33百万円
共通(全社)
本社 — 米国 カリフォルニア州3百万円
プロダクツサービス
ほか7件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    株式会社 KKEスマイル サポート
    東京都中野区
    議決権80.0%
  • 国内
    株式会社 PARA-SOL
    熊本県 上益城郡
    議決権66.7%
  • 国内
    株式会社 リモートロック ジャパン
    東京都中野区
    議決権100.0%
  • 国内
    International Logic Corporation
    アメリカ 合衆国 カリフォルニア州
    議決権100.0%
  • 国内
    KoreLock, Inc.
    アメリカ 合衆国 コロラド州
    議決権21.7%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年6月期の売上高は225億円営業利益35億円前期と比べると増収増益で、売上が+11.9%、利益が+12.9%。

売上高
+11.9%
225億円
営業利益
+12.9%
35億円
純利益
+5.0%
21億円
営業利益率
15.6%
前期比 +0.1%pt

会社が出している今期の予想2027年6月期

項目会社予想前期実績
売上高244億円225億円
営業利益39億円35億円
純利益26億円21億円
1株あたり配当¥110¥110

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

半期ごとの推移

2期分

直近は2026年下期で、売上は128億円、営業利益は29億円。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2026年上期9766.23
2026年下期1282922.718

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。四半期報告書の廃止(2024年)以降は半期の粒度になります。

業績の推移

有価証券報告書 2期分

2025年6月期からの2期で、売上は201億円から225億円へ1.1倍に増えた。営業利益率は15.4%から15.6%になった。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2025年6月201313015.420
2026年6月225353215.621

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。

利益の構造

2026年6月期

売上高225億円のうち、営業利益として残るのは35億円15.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は21億円、売上の9.3%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 費用事業を回すためにかかったお金84.4%190億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益15.6%35億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比+7.2pt
15.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.7pt
9.3%
税金まで払って最後に残る割合

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率605社中157位あたり、逆に低いのは売上成長率605社中248位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
15.6%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
11.9%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.8%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,932で、1年前と比べて-11.5%過去52週の値幅のなかでは20%の位置にある。

¥2,932-2.1%1ヶ月+2.1%1年-11.5%時価総額323億円
過去52週の値幅
安値¥2,771高値¥3,570

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)14.6倍
PER (会社予想)12.6倍
PBR2.70倍
配当利回り3.75%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近5日間で3035円から3015円と横ばいで、25日線(2949.08円)を約2.2%上回る。52週高値3570円からは約16%下、安値2771円からは約9%の水準。出来高は8月10日に46200株と急増後、縮小傾向で、様子見姿勢が強い。RSIは61.19と中立より強く、上昇の可能性を残す。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 72/100)

PERが15.05倍で業界平均30.75倍を大幅に下回り、予想PER13倍とさらに低い。PBR2.77倍は業界平均2.92倍を下回るが、ROE10.9%と収益性は良好。配当利回り3.65%は業界平均2.64%を上回り、株主還元も充実。ただし配当性向79.8%と高く、今後の増配余地は限定的。業績は売上高・利益ともに増加基調で、割安と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)14.6倍47.9倍
PER (予想)12.6倍
PBR2.70倍2.96倍
ROE10.9%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、公共投資の安定需要と技術力を評価する強気派と、建設市場変動の影響や競争激化を懸念する弱気派の対立である。強気派は、社会インフラの老朽化対策や防災意識の高まりで、構造解析の需要が拡大し、高い営業利益率を維持できると見る。弱気派は、官公庁予算の削減や競合参入による採算悪化、技術者依存の事業モデルのリスクを指摘する。

プラスに働く材料7
  • 高い営業利益率

    売上高200億円超で、営業利益率15%超を確保

  • 官公庁需要の安定

    社会インフラ老朽化や防災需要で根強い需要がある

  • 技術力による差別化

    数値解析技術に強みがあり、専門性で競合に対抗

  • 2026年6月期に売上高225億円・営業利益35億円へ増収増益通年影響

    売上高は前期比24億円増の225億円、営業利益は4億円増の35億円と2期連続の増益が期待される

  • 予想PER13倍は実績15.05倍を下回る割安感不定影響

    株価3015円に対する予想PERは13倍で、実績PER15.05倍を下回り評価改善の余地がある

  • 配当利回り3.65%と高い株主還元を継続継続影響

    配当利回り3.65%は株価3015円に対して高く、株主還元姿勢が株価を下支えする

  • 営業利益率15.56%へ0.14ポイント改善通年影響

    営業利益率は前期15.42%から15.56%に改善し、収益性向上が評価材料となる

マイナスに働く材料7
  • 公共投資への依存

    官公庁予算の変動が業績を左右する

  • 競争激化の可能性

    解析技術の汎用化で新規参入が相次ぐ恐れ

  • 技術者依存のリスク

    人材育成に時間がかかり、流出すると競争力低下

  • PBR2.77倍と高く成長鈍化なら修正リスク不定影響

    ROE10.9%に対してPBR2.77倍は割高感があり、利益成長が鈍ると株価修正圧力が強まる

  • 外国人持ち株比率2.98%で需給が細りやすい継続影響

    外国人保有が2.98%と低く、売買代金が小さく株価変動を受けやすい

  • 1年間の株価上昇率は4.1%とモメンタム弱い通年影響

    株価上昇率は1年間で4.1%にとどまり、相対的な見劣り感がある

  • 売上高225億円と小型で投資対象外リスク通年影響

    売上高225億円・時価総額332億円と小型で、機関投資家の選好から外れやすい

次の決算で確かめる点
官公庁向け売上比率
公共投資の影響を測るため
技術者数・採用数
技術力の維持と成長性の指標
受注残高
将来の収益を予測する先行指標

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり110いまの株価に対する利回りは3.75%。

年間配当
¥110
1株あたり
配当利回り
3.75%
いまの株価に対して
配当性向
79.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥110

株主

有価証券報告書より

2025年6月期末の株主数は延べ7,855人。区分でいちばん多いのは個人・その他74.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が20.7%を占め、残る79.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。比較できる過去の期がまだ揃っていないため、直近期の構成のみを載せています。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2025年6月%
個人・その他74.9
事業法人11.8
金融機関8.9
外国法人2.4
証券会社1.4
自己株式0.9
外国人個人0.6

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社南悠商社8.91
02服部 正太7.36
03株式会社日本カストディ銀行(信託口)4.80
04株式会社りそな銀行3.64
05構研所員持株会2.21
06有限会社構研コンサルタント1.82
07外池 榮一郎1.24
08阿部 誠允0.91
09富野 壽0.91
10木村 香代子0.89

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

経営陣

15名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は15名。2025/6期の役員報酬は総額473百万円。

氏名役職年齢保有株数
服部正太取締役70810,300
渡邊太門取締役6957,100
木村香代子取締役6698,700
荒木秀朗取締役6349,800
水野哲博取締役6460,900
中込秀樹取締役(社外取締役)857,200
本荘修二取締役(社外取締役)62
新宅祐太郎取締役(社外取締役)7011,300
加藤嘉一取締役(社外取締役)707,900
根本博史取締役(社外取締役)705,100
今泉泰彦取締役(社外取締役)69100
湯口達夫執行役6144,100
残りの役員3名を開く
氏名役職年齢保有株数
猿渡青児執行役6151,400
郭献群執行役6422,000
三井英一執行役60

役員報酬の内訳2025/6

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5162256527655
執行役37613013144
社外取締役6666611

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/6期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容840字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、主に当社及び連結子会社5社及び持分法適用の関連会社2社により構成され、主にエンジニアリングコンサルティング及びプロダクツサービスの事業を行っております。 当社グループの事業における位置付け及びセグメントとの関連は次のとおりであります。 なお、以下に示す区分は、セグメント情報と同一の区分であります。 (1)エンジニアリングコンサルティング ・構造設計・構造解析コンサルティング:高層建築設計、大規模建築物の構造解析、風力発電設計 ・環境評価・防災コンサルティング:地震動評価、風況解析、災害リスク評価 ・住宅・建設分野のシステム開発:CAD・BIM・構造計算を含むシステム開発 ・意思決定支援コンサルティング:社会シミュレーション、事業評価、最適化 ・情報通信技術コンサルティング:通信ネットワーク・電波伝搬・電磁界シミュレーション ・製造技術コンサルティング:流体・粉体シミュレーション、生産技術の最適化 (主な関係会社)株式会社構造計画研究所、株式会社KKEスマイルサポート、株式会社PARA-SOL (2)プロダクツサービス ・製造業関連:CAE、熱流体解析、粒子法、粉体解析、営業支援ソリューション等 ・建築・土木関連:建築構造物解析、地盤解析等 ・情報通信関連:電波伝搬解析等 ・その他・業界横断:社会シミュレーション、リスク評価、最適化、人流計測等 メール配信(Twilio SendGrid)※、屋内デジタル化プラットフォーム(NavVis)※ クラウド型入退室管理プラットフォーム(RemoteLOCK)※等 ※はクラウドサービス (主な関係会社)株式会社構造計画研究所、International Logic Corporation、株式会社リモートロックジャパン、株式会社KKEスマイルサポート、株式会社PARA-SOL、RemoteLock,Inc.、KoreLock,Inc. 事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題5,016字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1)経営の基本方針 当社グループは、ありたい姿として21世紀の日本を代表する『知識集約型企業 Professional Design & Engineering Firm』を目指しております。ありたい姿を実現し社会と共に目指す未来像として、ソート(Thought)『Innovating for a Wise Future』を掲げております。このソートには、「工学知」をベースにした有益なソリューションを社会に普及させることにより、顧客、大学・研究機関、国内・海外パートナーなどの各ステークホルダーと共に、より賢慮にみちた未来社会を創出していきたいという想いを込めております。 これらの方針を基に、当社グループの付加価値創造の源泉である多様な「人才」(当社グループでは知識集約型企業という形態の組織を支えるため、「人」を経営のリソースとして扱う“人材”や“人財”ではなく、個々の才能に着目する“人才”と定義)と共に社会を良くするためには何が必要かを考え抜き、「知(知識、知恵の集合体)」と情報技術を組み合わせ、将来に向けた新たな価値を創造し、各ステークホルダーと共にサステナブルな成長を目指してまいります。 当社グループが持続的に発展していくための経営基盤である「品質の確保及び向上」、「今後の当社グループの成長を担う優秀な人才の確保と育成」を強化し、高い品質をベースとした付加価値の高い既存事業の着実な推進と、更なる付加価値増のための新たな事業投資を行うことで中長期的な企業価値向上を目指しております。 当連結会計年度(2025年6月期)に当社グループは持株会社制を導入いたしました。新たな体制において、グループ企業の豊富な人的資本をより有効に活用し、既存事業では高い収益性の維持とサステナブルな成長を、新規事業では必要な投資の継続により高い成長率と規模の拡大を目指してまいります。 (2)目標とする経営指標 当社グループはより優れた人才が集い、互いに切磋琢磨して成長していくことが重要だと考えており、事業の成長と人才の成長の両輪で持続的な成長を目指しております。こうした背景から、利益の追求に加えて、成長の源泉となる人才への還元も考慮し、営業利益に人件費と福利厚生費(フリンジベネフィット)を加えた指標を「総付加価値」と定義し、中長期的に8%程度の年間成長を経営目標としております。得られた利益を、株主や所員をはじめとした各ステークホルダー及び将来に向けた新規事業への投資へ適正に配分することで、サステナブルな成長を実現し、更なる成長に繋げていきたいと考えております。 また、期末のネット有利子負債については、今後も事業投資とのバランスを勘案しつつ適切な水準を維持していくとともに、自己資本比率の適正な水準の維持、高いROEの維持・向上、DOEを考慮した中長期保有株主に対する継続的かつ安定した配当も目標といたします。 当連結会計年度(2025年6月期)において、既存事業では高い収益性を維持し、着実な成長を目指すとともに、組織風土に見合った品質の高い仕事を追求してきました。またクラウドサービス提供型ビジネス等の新規事業においては、規模拡大に向け、より高い成長及び利益率の改善を図り、経営指標である総付加価値の計画(112億77百万円)達成を目指して遂行してまいりました。 (3)知識集約型企業としての行動指針 当社グループは、「知」を「価値」として社会に提供していく知識集約型企業としての行動指針として、以下の点を重視しております。 ① 自律・自立と機動性 公開企業としてガバナンスを強化しつつも、迅速な意思決定が可能な機動力の高い組織の維持に努めます。社内外を繋げることで生まれるオープンイノベーションを推進するためにも、自由闊達な知の探索を奨励し、所員が切磋琢磨し主体的にチャレンジできる組織風土を作ってまいります。 ② 独立性 独立系企業として全ての顧客と対等なパートナーシップを構築し、信頼されるパートナーとして安心して業務を任せていただけるように、良好な関係を築いてまいります。さまざまな企業の業務の理解を深めて経験知を蓄積し、知識集約型企業に相応しい価値提供を目指してまいります。 ③ 多様性 当社グループは「社会のいかなる問題にも対処できるよう、バラエティに富んだ専門家を集めた工学を生業とした組織を作りたい」という創業の志を引き継ぎ、人才の多様性を重視しております。専攻、性別、年齢、国籍等によらない所員個々の多様な経験や知見、価値観が組織の活性化及び新たな事業展開に繋がると考えております。 ④ 透明性 各ステークホルダーに対しては、透明性の高いガバナンス体制の構築に継続して取り組んでまいります。また、当社グループのありたい姿を実現するため、組織としての目標を全てのグループ会社、全ての所員に共有し、その目標達成を目指してまいります。 ⑤ 社会性 当社グループの所員全員が、「真・善・美」を追求し、社会の様々な活動に関わる人々の行動や考え、評価や価値観などを察し「慮る」姿勢を常に持ち続け、各ステークホルダーや社会へ貢献してまいります。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは、お客様に提供するサービスの品質を最重要課題として捉えるとともに、このサービスを提供する個々の人才の成長が大切だと考えております。 品質の面では、エンジニアリングコンサルティングビジネスではプロジェクトの納期、予算、質の面から第一級の顧客満足度の維持を目指し、各自が必要かつ十分な品質の確保に向けた取り組みを続けております。プロダクツサービスビジネスでは、お客様が利用されるソフトウエアの機能を最大限に活用できるように、また近年拡大しているクラウドサービスでは、プラットフォームが安定的に維持されることを目指しています。 人才の質を維持、向上するために、社会的に意義のあるプロジェクトを受注し、そこでの経験を積み、また不特定多数のお客様へ提供するプロダクツサービスビジネスでは、顧客の潜在的なニーズがどこにあり、どのように課題解決を伝えるかマーケティングの視点も重視しております。ジェンダーや国籍を超えた多様な人才が所属する組織の場を設定することで、より高い価値提供が可能だと考えます。 高収益のエンジニアリングコンサルティングビジネスを着実に維持、発展させつつ、新規顧客への訴求、新規テーマの創成を通じて、全社の利益性の向上を図ります。 このような経営方針をもとにして、当社グループは以下の観点を踏まえた施策を積極的に推進してまいります。 ① 品質の維持及び向上 当社グループは、過去に犯した品質不良による顧客への迷惑を反省し、常に確かな品質を保証し価値ある成果を提供し、顧客の信頼と期待を獲得し続けることを誓っております。失敗を含めた過去からの経験知をベースに各グループ内に品質管理体制を構築し、更なる改善と着実な運用に継続的に取り組みます。何よりも品質に対する所員一人ひとりのこだわりが重要であることを認識し、各人の責任感の醸成を図っております。事業の中核となる受託エンジニアリングコンサルティングビジネスだけでなく、プロダクツサービスビジネスにおいても品質維持を着実に実行します。 ② 多様性のある優秀な人才の確保・育成・定着 当社グループの価値創造の源泉は個々の人才にあります。企業としてのありたい姿に共鳴し、企業理念に共感する人才の採用に注力しております。建築構造設計から始まり、対象分野が拡大したエンジニアリングコンサルティングビジネスでは、顧客のニーズを聞き出すコンサルティングコミュニケーション能力を重視し、それぞれの技術分野と情報技術の習得を目指します。 この一年、採用サイトを更新し、より多くの候補者に関心をもってもらえるようになりました。キャリア採用(中途採用)においては、当社グループで働くことの愉しさを訴求し、単に給与の厚遇だけでない価値が理解されるような努力をしております。当社の勤務形態のユニークさに共鳴する候補者との出会いを大切にしております。 ジェンダーの区別は一切設けず、また特に日本に留学している外国籍学生などにも、アピールする説明会を何度も開催しております。2025年6月期は新卒採用23名、キャリア採用10名を得ており、2026年6月期は現在39名の新卒内定者が確定しております。 持株会社の傘下の各社では、それぞれの事業内容の多様化に応じて技術力だけでない、人才の獲得を目指しております。顧客のニーズを理解できるコミュニケーションに秀でた営業力、多数のお客様に訴求するためのマーケティング力や企画力などに優れた候補者との出会いも重視しております。 人才の定着を図るために、株式会社KKEスマイルサポートや熊本に拠点を置く株式会社PARA-SOLもあります。これらの組織は、様々な事由(育児、介護、配偶者の転勤等)に応じて、人才が自ら働き方を自由に設計できるように、多様な働き方の選択肢を提供しております。 社内でも若手、中堅にそれぞれの研修の機会があります。何よりも、素晴らしいお客様と出会い、その実践を通して所員は成長します。成長が促されるようなお客様との仕事をいかに創り上げていくか、経営も、営業も現場のマネジャーも真摯に考えております。当社には、MVA(Mission,Vision,Action)や目標管理制度(MBO)などの評価制度が確立し、年功序列でない、適材適所の人才育成が図られております。 ③ 既存エンジニアリングコンサルティングビジネスのさらなる成長 当社グループでは、創業以来長きにわたり、エンジニアリングコンサルティングとプロダクツサービスを通じて、工学知の蓄積と多様な解決策の提案による付加価値を顧客に提供してまいりました。エンジニアリングコンサルティングにおいては、顧客ニーズの変化や技術変動のなかで、今後も高い利益性を維持しつつ、真に顧客ニーズに応える新しい解決策を生み出し続ける必要があります。新しいエンジニアリングコンサルティングサービスの立ち上げ、既存ビジネスの付加価値向上にスピード感を持って取り組むため、これまで以上に事業部門間連携を強化し、活動を進めてまいります。また営業部門においても、既存の顧客からの受注は大切にしながらも、新しい顧客開拓を積極的に進める必要があると考えております。 ④ 今後10年の成長を担う新規事業の開発・開拓 当社グループでは、以前から社内発の新規ビジネスの立ち上げに積極的に取り組んでおります。特に大学・研究機関とは長期的な関係を構築しており、最近では東京大学の社会連携講座を通じて、粉体シミュレーションのiGRAFや水位予測ソリューションRiverCastといったサービスが誕生しました。また、海外の有用サービスの国内展開にも継続的に取り組んできました。近年は、Twilio Inc.、NavVis GmbH、RemoteLock,Inc.といった海外スタートアップ企業のサービスの国内展開を進め、これらの新規ビジネスの成長がここ数年の当社グループの成長を大きくけん引しております。今後も各社との関係を強化しつつ、さらなる成長に取り組んでまいります。 一方、これらの成果に安住することなく、今後10年の成長を担う柱となる事業の育成も重要課題です。最近では、ポルトガルのAllbesmart LDAやドイツのSimScale GmbHとの新たな協業を進めております。また、社内のビジネスシーズを発掘するための研究開発投資(未来投資)に力を入れており、有望なシーズは事業開発部門に新規ビジネスチームを立ち上げ、事業化を加速させています。こうしたシーズが次世代における当社グループの中核となるようなビジネスに発展するよう、事業開発部門や営業部門の連携を強化し、新規事業の育成を進めてまいります。 このように、新しい価値提供に向けてチャレンジする場を設定し、そこで活躍が期待できる人才がいかに参画するかが大切であると考えております。
事業等のリスク2,850字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが重要と判断したものであります。 当社グループは、物理的、経済的もしくは信用上の損失又は不利益を生じさせる可能性のある事象をリスクと認識し、組織全体として適切に管理する仕組み・プロセスを構築しています。 当社のリスクマネジメント体制については、「第4 提出会社の状況 4.コーポレート・ガバナンスの状況等」に記載のとおりであります。 (1)信用上の損失又は不利益を生じさせる可能性のある事象 ① 大型プロジェクトの不良化リスク 当社グループの売上の約60%を占めるエンジニアリングコンサルティング事業は多くが請負契約での受注であり、主にシステム開発、構造設計業務とコンサルティング業務から構成されています。そのため、契約内容やプロジェクト管理の不備によって作業工数の増大や納品物の品質低下が発生した場合、大幅な採算悪化や顧客への損害賠償、及び機会損失等が発生し、当社グループの業績及び事業展開に著しく大きな影響を及ぼす可能性があります。特に影響が大きいシステム開発分野と構造設計業務分野に対しては専門的な品質保証部門であるPM品質保証センターと構造品質保証センターを設置し、各組織に統括責任者を配置することで、業務品質のチェック体制を確保しております。PM品質保証センターはシステム開発関連分野の品質・生産性向上に注力し、構造品質保証センターは構造物や建築物のような長期的視点での品質確保が問われる構造設計業務について品質のチェックを行っております。これらを含め、当社グループでは各事業においてそれぞれの最終成果品のみならず、提案営業段階から最終工程までのプロセスごとの品質確保及び向上に取り組み、全社的な品質マネジメントサイクルを推進しております。特に近年ではプロジェクト受注前における品質リスク管理にも注力しており、更なる品質強化に努めております。更に、プロジェクト管理技術の向上や技術者教育、個人情報を含む機密情報保護の重要性を十分に認識し、社内管理体制を維持強化するとともに、当社グループ所員への教育を繰り返し徹底しております。 ② 情報セキュリティに関するリスク 当社グループは知的活動を行う企業として業務遂行にあたり必要な資源としてお客様の機密情報等の情報資産を保有しております。コンピュータウイルスによる感染やサイバー攻撃等の外部からの不正侵入、自然災害の発生等による情報資産の多大な情報漏洩、紛失、破壊及び改ざん等が発生した場合には、当社グループの信用喪失につながり経営成績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループ管理下の全ての活動に係る情報資産を保護の対象とし、技術的・教育的・物理的な側面から対策を講じ、情報管理及び情報セキュリティの強化・徹底を図っております。 (2)経済的損失の可能性のある事象 ① 経営成績の季節的変動による資金繰りのリスク 当社グループは、多くの顧客が決算期を迎える3月末から6月末に成果品の引渡しが集中する傾向があり、またこの時期は比較的規模の大きなプロジェクトの完了時期に相当するため、当社グループの売上高及び請求は、上半期に比較して下半期の割合が高くなる傾向にあります。従って、経済状況の悪化等により銀行から借入れが困難になった場合、上半期において資金繰りが悪化するリスクがあります。 当社グループでは、季節的な売上変動による資金繰りのリスクを低減するため、エンジニアリングコンサルティング事業で大型・長期プロジェクトの契約内容を詳細に検討し売上高・利益計上のタイミング(収益認識の単位)をより適切に明確化するほか、プロダクツサービス事業でサブスクリプション型のビジネスモデル導入を拡大するなど、売上時期の分散を進めております。 ② 為替変動リスク 日本と欧米との金融政策の方向性の違いから生じる金利差等による円安傾向が継続した場合、当社グループが出資している海外パートナーやプロダクツサービス事業で取り扱っている海外プロダクツの仕入及びロイヤリティ支払いが増加する等、各種事業に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、販売価格の改訂、仕入及びロイヤリティの一括前払いによる為替レート固定をはじめとして、為替変動リスクの低減に取り組んでまいりました。今後も状況に応じて柔軟に施策を講じるとともに、大口の投資案件や仕入及びロイヤリティの一括支払い等については機関決定後速やかに外貨に変換することで、為替変動リスクの低減に努めてまいります。 ③ 人才に関するリスク 当社グループの企業成長の原動力は人才であると考えております。近年の労働市場全体の流動性の高まりや当社グループの就業環境の悪化等により優秀な人才の流出が発生した場合、及び所員が心身の健康を害し働けなくなった場合に、当社グループの中長期的な成長や経営成績等に大きな影響を及ぼす可能性があります。また、採用や人才育成の質が低下し人才の質が確保できなくなった場合には、提供するサービスの質の低下をもたらし、競争力の低下や社会的信用、当社グループの財政状態及び経営成績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、報酬面の改善、社会貢献度の高い業務を通じた活躍の機会や主体的な学びの場の提供、人才育成制度及び福利厚生の充実により、個々人の自己実現の場として働きがいのある環境の整備を進めております。また、参画したばかりの所員が組織に慣れ早期に活躍できるようオンボーディング施策を実施しており、特にキャリア入社所員や外国籍所員に対しては力を入れて取り組んでおります。採用活動においては、良質な母集団形成に資する施策及び所員や役員とのコミュニケーションにより当社グループとのマッチングを見極める面談・面接を実施し、当社グループに参画する人才の質の確保を図っております。健康面においては、産業医に健康相談できる体制や身体のコンディションを整えるマッサージが気軽に受けられる体制の整備、当社グループ専用のトレーニングジムの設置・運営、セクシャルハラスメントやパワーハラスメント等労務相談窓口の設置等心身ともに健康的に働くための支援を行っております。また、オフィス内に学びの場としてライブラリや所員の交流の場としてカフェの設置等の物理的な就業環境の改善にも取り組んでおります。このような取り組みにより人才の定着・質の確保及び人才が健康的で持続的に働ける環境作りに努めております。 なお、当社グループの人才育成方針及び具体的な施策については「第2 事業の状況 2.サステナビリティに関する考え方及び取組」に記載しております。
経営成績の分析 (MD&A)5,326字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1)経営成績 当社は、2024年7月1日に単独株式移転方式により、株式会社構造計画研究所の完全親会社として設立されたため、前年同期との比較は行っておりません。 (単位:百万円) 当連結会計年度 連結受注高   20,880 連結売上高   20,137 連結売上総利益   10,514 連結営業利益   3,073 連結経常利益   3,046 税金等調整前当期純利益   3,015 親会社株主に帰属する当期純利益   2,048 連結受注残高   8,587 (注)連結売上高に含まれる株式会社構造計画研究所の売上高 19,634百万円 当連結会計年度においては、前事業年度から繰り越された受注残高に加え、エンジニアリングコンサルティングの着実な進捗、及びプロダクツサービスにおけるクラウドサービス提供型ビジネスの成長に支えられ、売上高及び利益は順調に推移し、業績予想を上回る結果となりました。またクラウドサービス提供型ビジネスのサブスクリプション収入の成長は、一人当たりの生産性向上に寄与し、営業利益率は15.3%となりました。 なお、当連結会計年度末における受注残高は、85億87百万円を確保しております。 (参考)株式会社構造計画研究所の2023年7月1日~2024年6月30日の経営成績 (単位:百万円) 受注高   18,561 売上高   17,942 売上総利益   9,322 営業利益   2,372 経常利益   2,534 税引前当期純利益   2,534 当期純利益   1,949 受注残高   7,815 当連結会計年度の報告セグメント別の状況は、次のとおりであります。 (単位:百万円) エンジニアリング コンサルティング   プロダクツサービス   その他 連結受注高   12,752   7,575   553 連結売上高   11,969   7,597   570 連結売上総利益   7,281   3,047   185 連結売上総利益率(%)   60.8   40.1   32.5 連結受注残高   6,306   2,225   55 (注)「エンジニアリングコンサルティング」、「プロダクツサービス」の区分には株式会社構造計画研究所が、「その他」の区分には株式会社構造計画研究所を除く他の会社が含まれています。 (エンジニアリングコンサルティング) 当連結会計年度においては、前事業年度末から繰り越された案件及び当連結会計年度に獲得した受注案件を着実に遂行したことで、売上高及び利益は堅調に推移しました。品質の確保に留意することで、引き続き高い利益率を維持することができました。 また、受注が順調に推移しており、翌連結会計年度に向けて受注残高は63億6百万円を確保しております。 (プロダクツサービス) クラウドサービス提供型ビジネスが計画通り30%を超える成長率で進捗し、プロダクツサービスの売上成長をけん引するとともに、利益率の改善に寄与しました。具体的には、クラウド型入退室管理システムRemoteLOCKは、様々なパートナーと連携することで顧客や市場に適した多様な提案を行い、宿泊市場や地方自治体等への導入が進みました。また、現場3D化の加速を支援するNavVisは、パートナーと連携した計測サービスの提供を加速することでお客様のクラウド利用が拡大しサブスクリプション収入が増加しました。 (参考)株式会社構造計画研究所の2023年7月1日~2024年6月30日のセグメント別の状況 (単位:百万円) エンジニアリング コンサルティング   プロダクツサービス   その他 受注高   11,674   6,887   - 売上高   11,419   6,522   - 売上総利益   6,846   2,475   - 売上総利益率(%)   60.0   37.9   - 受注残高   5,524   2,291   - 当社グループは、高付加価値なサービスを提供し続けるために、より優れた人才が集い、組織として成長していくことが重要であると考えており、利益の追求に加えて所員への適正な配分を重視しております。当連結会計年度の総付加価値は、計画値112億77百万円に対し、実績値は120億88百万円となりました。加えて、採用市場の競争が激化する中、採用の訴求力向上を図り、2025年4月に新卒採用23名、2025年6月期通年ではキャリア採用10名の優秀な人才が新たに株式会社構造計画研究所に参画いたしました。労働環境に関しましても、フロアの拡充、所員交流や対外イベントの実施を可能にする場の創設など、所員が前向きに業務に取り組み、意欲的に挑戦できる環境を整備しております。また、今後のさらなる価値向上を目指すため、新規事業の立ち上げ支援も継続して取り組んでおります。研究開発投資(未来投資)の予算を昨年度より増額したほか、海外ビジネスを推進する組織を新設し、若手や外国籍所員の多様な視点を活かした新たな事業機会の創出に取り組んでおります。さらに、現場3D化を加速する「NavVis」の開発元であるNavVis GmbHに750万ユーロの追加出資を行いました。日本市場の基盤構築を目指すとともに、パートナー企業との協力体制を強化し、さらなる技術発展やグローバル展開に繋げていく所存です。 当連結会計年度の生産、受注及び販売の実績は、以下のとおりであります。 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(千円) エンジニアリングコンサルティング   4,415,690 プロダクツサービス   4,410,916 その他   576,753 合計   9,403,360 (注)1.金額は総製造費用より他勘定振替高を控除した金額によっております。 2.当社は、2024年7月1日に単独株式移転により、株式会社構造計画研究所の完全親会社として設立されたため、前年同期との比較は行っておりません。 b.受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高 (千円)   受注残高 (千円) エンジニアリングコンサルティング   12,752,131   6,306,523 プロダクツサービス   7,575,156   2,225,452 その他   553,054   55,667 合計   20,880,341   8,587,643 (注)1.金額は販売価額によっております。 2.当社は、2024年7月1日に単独株式移転により、株式会社構造計画研究所の完全親会社として設立されたため、前年同期との比較は行っておりません。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円) エンジニアリングコンサルティング   11,969,831 プロダクツサービス   7,597,095 その他   570,447 合計   20,137,374 (注)当社は、2024年7月1日に単独株式移転により、株式会社構造計画研究所の完全親会社として設立されたため、前年同期との比較は行っておりません。 (2)財政状態 (資産) 流動資産は、94億44百万円となりました。主な内訳は、現金及び預金が42億42百万円、売掛金が23億62百万円であります。 固定資産は、126億23百万円となりました。主な内訳は、投資有価証券が42億39百万円、土地が32億35百万円であります。 この結果、総資産は、220億67百万円となりました。 (負債) 流動負債は、68億33百万円となりました。主な内訳は、未払費用が23億2百万円、前受金が16億53百万円であります。 固定負債は、50億65百万円となりました。主な内訳は、長期借入金が27億98百万円、退職給付に係る負債が17億23百万円であります。 この結果、負債合計は、118億98百万円となりました。 (純資産) 純資産合計は、101億68百万円となりました。主に利益剰余金が78億19百万円となっております。 (3)キャッシュ・フロー 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、42億42百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、以下のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は33億20百万円となりました。 これは、主に税金等調整前当期純利益30億15百万円、退職給付に係る負債の減少額4億35百万円、減価償却費3億75百万円を反映したものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は22億73百万円となりました。 これは、主に投資有価証券の取得による支出14億35百万円、有形固定資産の取得による支出7億35百万円を反映したものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果得られた資金は57百万円となりました。 これは、主に資金の流出では、長期借入金の返済による支出10億50百万円、自己株式の取得による支出7億49百万円、配当金の支払額8億72百万円、資金の流入では、長期借入れによる収入24億円、自己株式の処分による収入3億39百万円を反映したものであります。 (参考)キャッシュ・フロー関連指標の推移 2025年6月期 自己資本比率(%)   45.7 時価ベースの自己資本比率(%)   118.8 キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)   1.0 インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)   94.3 自己資本比率                       : 自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率           : 株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率 : 有利子負債/キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ  : キャッシュ・フロー/利払い (注)1.株式時価総額は、自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。 2.キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを利用しております。 3.有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち、利子を支払っている全ての負債を対象としております。 (4)資本の財源及び資金の流動性 当社グループは、設備投資計画・研究開発計画に基づいて、必要な資金を社債発行及び銀行借入により調達しております。 社債及び借入金は、設備投資・研究開発投資のための資金と短期的な運転資金の調達を目的としたものであります。短期借入金は、年次・月次の資金計画により調達しておりますが、1年以内の短期間で返済しております。また、長期借入金は固定金利で調達し、金利変動リスクに備えております。 なお、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は42億42百万円であり、将来の資金需要に対し適正な水準であると認識しております。 (5)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標 中長期的な成長を実現していく上で、当社グループが重視する経営指標は、営業利益に人件費と福利厚生費を加えた総付加価値であります。当社グループの付加価値の源泉が人才であることから、今後もより良い人才を確保し育成していくことこそが、当社グループを持続的に発展させていくために必要だと考えております。その方針のもと、役員の業績連動型報酬制度については総付加価値を基準に設計を行っております。 なお、当連結会計年度における業績連動型報酬に係る指標の目標は112億77百万円で、実績は120億88百万円でありました。 (6)重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この財務諸表の作成にあたり、必要と思われる見積りは、合理的な基準に基づいて判断しております。 なお、連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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