概要
構造計画研究所ホールディングスは、2024年7月に単独株式移転により設立された純粋持株会社である。子会社の株式会社構造計画研究所を中核に、建設・製造向け構造解析やAI・IoTソリューションを提供する。2025年6月期の連結売上高は201億円、営業利益率15.3%と高収益を誇る。知識集約型企業を標榜し、多様な「人才」を活用したエンジニアリングコンサルティングとプロダクツサービスの二軸事業を展開する。
事業の二本柱:エンジニアリングコンサルティングとプロダクツサービス
当社グループの事業は、エンジニアリングコンサルティングとプロダクツサービスの二つの報告セグメントで構成される。エンジニアリングコンサルティングは、高層建築や大規模構造物の構造設計・解析、地震動評価・災害リスク評価、通信ネットワークシミュレーションなど、高度な工学知識を要するコンサルティングを提供する。2025年6月期のセグメント売上高は119億円、売上総利益率は60.8%と極めて高い。一方、プロダクツサービスは、CAE(計算機支援工学)ソフトウェアの販売や、クラウド型の入退室管理システム「RemoteLOCK」、現場3D化プラットフォーム「NavVis」などのサブスクリプションサービスを主力とする。同事業の売上高は75億円、成長率は30%を超え、利益率の改善に寄与している。両セグメントとも受注残高を確保し、将来の収益基盤を固めている。
高収益の源泉:総付加価値と人才への投資
経営指標として、営業利益に人件費と福利厚生費を加えた「総付加価値」を重視し、中長期的に年率8%程度の成長を目標とする。2025年6月期の総付加価値は120億円と計画を上回った。高い収益性の背景には、プロジェクト品質の確保と、個々の社員の才能(「人才」と称する)への投資がある。同社は「知識集約型企業」を掲げ、新卒・キャリア採用を積極的に行い、2025年4月には新卒23名、通年でキャリア採用10名を迎えた。また、フロア拡充や交流スペースの整備など、労働環境の改善にも継続的に取り組む。研究開発への投資も増額し、海外組織を新設するなど、将来の成長に向けた種まきを進めている。
グループ体制とグローバル展開
持株会社体制のもと、連結子会社5社と持分法適用関連会社2社を擁する。中核の株式会社構造計画研究所のほか、クラウド事業を担う株式会社リモートロックジャパン、計測サービスを提供する株式会社KKEスマイルサポート、シンガポールのKKE SINGAPORE PTE.LTD.、米国のInternational Logic Corporationなどがグループに属する。本社は東京都中野区に所在し、大阪、名古屋、福岡、熊本に事業所を配置する。海外では、上海駐在員事務所とシンガポール法人を通じてアジア市場に展開。2025年にはドイツのNavVis GmbHに出資し、日本市場の基盤構築とパートナー連携を強化した。多様な地域・機能を持つグループの連携により、シナジー創出を図っている。
業界の中での役割はエンジニアリングコンサルティング&ソフトウェア提供企業にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
01エンジニアリングコンサルティング主力
構造設計・解析、環境評価・防災、システム開発、意思決定支援、情報通信技術、製造技術の各分野でコンサルティングを提供。高層建築の構造解析、地震動評価、風況解析など、科学的な分析に基づく専門サービス。
- 構造解析サービス
- 高層建築や大規模建築物の構造解析を実施。耐震性や風荷重に対する安全性を評価する。
- 環境評価・防災コンサルティング
- 地震動評価、風況解析、災害リスク評価など、自然災害に対するリスクを科学的に評価し、対策を提案。
- 意思決定支援コンサルティング
- 社会シミュレーションや事業評価、最適化手法を用いて、企業や行政の意思決定を支援。
- 情報通信技術コンサルティング
- 通信ネットワーク、電波伝搬、電磁界シミュレーションを実施。通信インフラの設計や電波干渉対策などで活躍。
- 製造技術コンサルティング
- 流体・粉体シミュレーション、生産技術の最適化により、ものづくりの効率化や品質向上を支援。
02プロダクツサービス主力
製造業、建築・土木、情報通信など各業界向けにCAE、熱流体解析、粒子法、粉体解析などのソフトウェアを提供。また、社会シミュレーション、リスク評価、最適化、人流計測などの業界横断的なソリューションも展開。
- CAEソフトウェア
- 構造解析、熱流体解析など、設計段階で製品の性能を予測・評価するためのシミュレーションソフトウェア。
- 粒子法ソフトウェア
- 液体や粉体の挙動を解析するための粒子ベースのシミュレーションソフトウェア。
- RemoteLOCK
- クラウド型の入退室管理プラットフォーム。スマートフォンなどで施錠・解錠を管理できる。
製品と技術
構造解析ソフトSTAN:半世紀にわたる進化
1967年に開発された「STAN」は、三次元骨組構造解析ソフトウェアであり、構造計画研究所の礎を築いた製品である。建築物や橋梁などの骨組みをモデル化し、応力や変形を計算する。当初はメインフレーム向けに提供され、1969年には米国市場にも輸出された。その後、PCの普及に合わせてバージョンアップを重ね、現在も構造設計の現場で広く使われている。STANの開発を通じて培われた数値解析技術は、後年のCAEソフトウェア群やシミュレーション技術の基盤となった。同社のエンジニアリングコンサルティング事業の根幹を支える技術的遺産である。
クラウド型入退室管理「RemoteLOCK」:宿泊・自治体への展開
「RemoteLOCK」は、クラウド上でドアの施錠・解錠や入退室履歴を管理するプラットフォームである。スマートフォンやICカードで操作でき、物理的な鍵を必要としない。宿泊施設や賃貸オフィス、地方自治体の施設管理などに導入が進んでいる。2025年6月期には、パートナー企業との連携により多様な提案が可能となり、サブスクリプション収入が急増した。同製品は構造計画研究所の連結子会社である株式会社リモートロックジャパンと米国RemoteLock, Inc.が提供する。クラウドサービス提供型ビジネスの成長を牽引する主力製品の一つである。
現場3D化プラットフォーム「NavVis」:計測からクラウド利用へ
「NavVis」は、屋内空間を3Dスキャンし、デジタルツインとしてクラウド上で共有・活用できるプラットフォームである。工場やオフィス、物流倉庫などの現場を、専用のウォーキングスキャナーで計測し、点群データとパノラマ画像を統合。遠隔からの現場確認やレイアウト変更のシミュレーションに活用される。構造計画研究所は開発元のNavVis GmbHに750万ユーロを出資し、日本市場における販売・計測サービスを提供する。パートナー企業と連携した計測サービスの拡大により、クラウド利用が拡大し、サブスクリプション収入の増加に貢献している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
エンジニアリングで国内強み、収益性は安定
構造計画研究所ホールディングスは情報・通信業に属し、構造解析やエンジニアリングサービスを提供している。同業他社にはVRAIN Solutionやソラコムなどがあり、これらの企業は技術ソリューションやIoTサービスで競合する。VRAINは人工知能を活用した解析サービスを提供し、ソラコムはIoTプラットフォームを強みとする。構造計画研究所は建築・土木分野の構造解析に特化し、長年の実績と専門知識を持つ。売上は2025年6月期の201億円から2026年6月期には225億円へ増加が見込まれ、順調な成長を遂げている。営業利益率は15.42%から15.56%とわずかに改善し、安定した収益性を維持している。国内の建設需要は堅調で、技術力の高い同社は業界内での地位を固めている。
強み
- 構造解析分野で長年の実績と専門知識を持ち、高品質なサービスを提供
- 売上が201億円から225億円へ増加し、業績が順調に拡大
- 建築・土木業界の主要顧客と長期の関係を構築し、安定した受注を確保
- 営業利益率が15%台で安定し、効率的な運営ができている
課題
- 高度な技術者が必要で、人材の確保と育成が課題
- VRAINなどの新興企業が技術革新で競争を強化しており、対応が必要
- 国内建設市場に依存しており、景気変動の影響を受けやすい
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字が構造計画研究所ホールディングス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 7844マーベラス | 331億円 | 16.2倍 |
| 2 | 3741セック | 328億円 | 21.6倍 |
| 3 | 2349エヌアイデイ | 328億円 | 10.9倍 |
| 4 | 4072電算システムホールディングス | 327億円 | 10.3倍 |
| 5 | 3983オロ | 325億円 | 14.8倍 |
| 6 | 208A構造計画研究所ホールディングス | 323億円 | 14.6倍 |
| 7 | 9640セゾンテクノロジー | 323億円 | 29.7倍 |
| 8 | 5038eWeLL | 321億円 | 26.7倍 |
| 9 | 3771システムリサーチ | 318億円 | 12.1倍 |
| 10 | 2359コア | 316億円 | 10.6倍 |
| 11 | 3915テラスカイ | 307億円 | 19.5倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 38件
構造設計事務所としての創業(1956年〜1959年)
1956年6月、東京工業大学(現・東京科学大学)の助手だった服部正は、東京都品川区の自宅に製図板を持ち込み、「服部正構造計画研究所」を開業した。当時、建築設計は単純計算業務とみなされ、学界の研究成果が社会で活かされていない状況に危機感を抱いた創業者は、構造設計を一つの自立したプロフェッションにしようと志した。3年後の1959年5月、資本金1000千円で株式会社構造計画研究所を設立。同年10月には一級建築士事務所登録を取得し、専門性の高い構造設計コンサルタントとしての第一歩を踏み出した。
コンピュータ導入がもたらした変革(1961年〜1969年)
1961年9月、国内の建設・建築設計業界で初めてコンピュータ(IBM 1620-I)を導入。この決断が同社の方向性を決定的に変えた。手計算に頼っていた構造解析をプログラム化し、設計業務の品質と効率を飛躍的に向上させた。1967年には三次元骨組構造解析ソフトウェア「STAN」を自社開発。1968年には富士通のFACOMシリーズ開発に協力し、オペレーティングシステムの開発を支援するなど、ソフトウェア技術者としての側面も強めた。1969年には米国サンフランシスコにInternational Logic Corporation(ILC)を設立し、STANの海外販売を開始。コンピュータを設計の道具から価値創造の手段へと昇華させた時代である。
業務拡大と上場への道(1988年〜2013年)
1988年12月、システムインテグレータとして通商産業省の認定を受け、情報通信分野へ本格進出。1990年代には大阪、福岡、名古屋へ支社を拡大し、全国展開を加速した。2000年3月、社団法人日本証券業協会に店頭登録。2004年12月にはジャスダック証券取引所に上場し、資本市場での資金調達基盤を獲得した。この間、品質マネジメント(ISO9001、2000年取得)や情報管理(プライバシーマーク、2001年取得)、環境マネジメント(ISO14001、2005年取得)の認証を取得し、企業としての信頼性を高めた。2007年には上海駐在員事務所を開設し、海外事業の足がかりを築いた。
クラウド事業への進出と新たな成長(2015年〜2022年)
2015年1月、KKE SINGAPORE PTE.LTD.を設立し、東南アジア市場への拠点を構築。2017年には監査等委員会設置会社、2019年には指名委員会等設置会社へ移行し、ガバナンス体制を強化した。この時期、クラウドサービス提供型ビジネスに注力。クラウド型入退室管理システム「RemoteLOCK」や、現場3D化プラットフォーム「NavVis」の取り扱いを開始し、サブスクリプション収入を拡大した。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、スタンダード市場へ移行。既存のエンジニアリングコンサルティングで高い収益性を維持しつつ、プロダクツサービスでの成長エンジンを確立した。
持株会社体制への移行(2024年)
2024年6月、株式会社構造計画研究所は上場廃止。同年7月1日、単独株式移転により純粋持株会社である株式会社構造計画研究所ホールディングスが設立され、東京証券取引所スタンダード市場にテクニカル上場した。この再編により、グループ企業の人的資本をより有効に活用し、既存事業の収益性維持と新規事業への投資を加速する体制が整った。2025年6月期の連結業績は、受注高208億円、売上高201億円、営業利益30億円と好調で、持株会社としての初年度を順調にスタートさせた。
年表38件を開く
2020年代
- 2024年7月当社は2024年7月1日の単独株式移転により、株式会社構造計画研究所の完全親会社として設立されました。以下、当社グループの沿革として、子会社である株式会社構造計画研究所の沿革と合わせて記載しております。 1956年6月、東京工業大学(現 東京科学大学)の助手であった服部正(はっとり まこと)は東京都品川区上大崎にて専業の構造設計事務所(服部正構造計画研究所)を開業しました。創業当時、建築及び構造物の設計が単純計算業務として考えられ、学界の研究成果が社会に価値として活かされていないことを痛感した創業者は、構造設計業務を一つの自立したプロフェッションにしようと1959年5月に株式会社構造計画研究所を設立。以来、構造設計へのコンピュータの活用により設計業務の品質・価値を向上。その後、建築業界に留まらない多様な分野へと技術コンサルティングの事業領域を拡大して現在に至りました。
1950年代
- 1956年6月服部正が東京都品川区の自宅応接室に製図板を持ち込み、服部正構造計画研究所として構造設計をスタート。
- 1959年5月創業東京都品川区に、株式会社構造計画研究所を資本金1,000千円により設立。
- 1959年10月建築士法による一級建築士事務所登録を東京都知事より受ける。
1960年代
- 1961年9月本所(本店)を東京都台東区に移転。
- 1961年9月コンピュータIBM 1620-Ⅰを国内で初めて建設・建築設計業界に導入。
- 1964年7月本所(本店)を東京都中野区に移転。
- 1965年1月M&A株式会社建築美術研究所を吸収合併。
- 1965年5月大阪支所(現 大阪支社)を大阪市中央区に設置。
- 1967年1月建設コンサルタント登録規程による建設コンサルタント登録を建設大臣より受ける。
- 1967年構造設計や解析コンサルティング実務に使用する三次元骨組構造解析ソフトウエア「STAN」を開発。
- 1968年国産コンピュータの先駆けである富士通のFACOMシリーズの開発にて池田敏雄氏をサポートしてオペレーションシステム(OS)の開発に協力するほか、エンジニアリング向けのソフトウエア開発を推進。
- 1969年4月創業自社開発のソフトウエア「STAN」の米国における販売展開と最新情報収集のため、サンフランシスコにInternational Logic Corporation「ILC」設立。
1970年代
- 1970年6月創業前出の池田敏雄氏(富士通)や通商産業省(現 経済産業省)の平松守彦氏(後に大分県知事)らと日本におけるソフトウエアの価値確立への使命感を共有していた創業者服部正はソフトウエア産業振興協会(現 社団法人情報サービス産業協会)の設立に参画し、理事に就任。その後二代目会長に就任(1983年逝去まで従事)。
- 1971年2月創業通商産業省の指導により、国策会社である日本ミニコンピュータ株式会社(後の日本データゼネラル株式会社)を設立。
1980年代
- 1984年4月熊本構造計画研究所を設置。
- 1986年熊本県菊池郡大津町に熊本構造計画研究所社屋完成。
- 1988年12月システムインテグレータ企業の認定を通商産業省より受ける。
- 1989年6月福岡営業所を福岡市博多区に設置。
1990年代
- 1992年2月名古屋営業所(現 名古屋支社)を名古屋市中区に設置。
- 1999年3月東京都中野区に本所新館完成。
2000年代
- 2000年3月社団法人日本証券業協会に店頭登録銘柄として登録。
- 2000年4月国際的な品質基準である「ISO9001」の認証を取得。
- 2001年11月個人情報の適切な取り扱いを行う企業に付与される「プライバシーマーク」の認証を取得。
- 2004年12月上場社団法人日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。
- 2005年11月環境マネジメントシステムに関する国際規格である「ISO14001」の認証を取得。
- 2007年4月上海駐在員事務所を中華人民共和国上海市浦東新区に設置。
2010年代
- 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場)に株式を上場。
- 2013年7月上場大阪証券取引所と東京証券取引所の市場統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。
- 2015年1月創業KKE SINGAPORE PTE.LTD.をシンガポールに設立。
- 2016年8月福岡支社を福岡市博多区に設置。
- 2017年9月監査等委員会設置会社へ移行。
- 2017年12月名古屋支社を名古屋市中村区に移転。
- 2019年9月指名委員会等設置会社へ移行。
2020年代
- 2020年8月中野坂上別館を開設。
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行。
- 2024年6月上場持株会社化に伴い、株式会社構造計画研究所上場廃止。
- 2024年7月創業単独株式移転により純粋持株会社として株式会社構造計画研究所ホールディングス(当社)を設立、テクニカル上場により東京証券取引所スタンダード市場に上場。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社5社(国内 5 / 海外 0) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社 KKEスマイル サポート東京都中野区議決権80.0%
- 国内株式会社 PARA-SOL熊本県 上益城郡議決権66.7%
- 国内株式会社 リモートロック ジャパン東京都中野区議決権100.0%
- 国内International Logic Corporationアメリカ 合衆国 カリフォルニア州議決権100.0%
- 国内KoreLock, Inc.アメリカ 合衆国 コロラド州議決権21.7%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年6月期の売上高は225億円、営業利益は35億円。前期と比べると増収増益で、売上が+11.9%、利益が+12.9%。
会社が出している今期の予想2027年6月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 244億円 | 225億円 |
| 営業利益 | 39億円 | 35億円 |
| 純利益 | 26億円 | 21億円 |
| 1株あたり配当 | ¥110 | ¥110 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
半期ごとの推移
2期分
直近は2026年下期で、売上は128億円、営業利益は29億円。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年上期 | 97 | 6 | 6.2 | 3 |
| 2026年下期 | 128 | 29 | 22.7 | 18 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。四半期報告書の廃止(2024年)以降は半期の粒度になります。
業績の推移
有価証券報告書 2期分
2025年6月期からの2期で、売上は201億円から225億円へ1.1倍に増えた。営業利益率は15.4%から15.6%になった。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2025年6月 | 201 | 31 | 30 | 15.4 | 20 |
| 2026年6月 | 225 | 35 | 32 | 15.6 | 21 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。
利益の構造
2026年6月期
売上高225億円のうち、営業利益として残るのは35億円で15.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は21億円、売上の9.3%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。
- 費用事業を回すためにかかったお金84.4%190億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益15.6%35億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率で605社中157位あたり、逆に低いのは売上成長率で605社中248位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥2,932で、1年前と比べて-11.5%。過去52週の値幅のなかでは20%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 14.6倍 |
| PER (会社予想) | 12.6倍 |
| PBR | 2.70倍 |
| 配当利回り | 3.75% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近5日間で3035円から3015円と横ばいで、25日線(2949.08円)を約2.2%上回る。52週高値3570円からは約16%下、安値2771円からは約9%の水準。出来高は8月10日に46200株と急増後、縮小傾向で、様子見姿勢が強い。RSIは61.19と中立より強く、上昇の可能性を残す。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 72/100)。
PERが15.05倍で業界平均30.75倍を大幅に下回り、予想PER13倍とさらに低い。PBR2.77倍は業界平均2.92倍を下回るが、ROE10.9%と収益性は良好。配当利回り3.65%は業界平均2.64%を上回り、株主還元も充実。ただし配当性向79.8%と高く、今後の増配余地は限定的。業績は売上高・利益ともに増加基調で、割安と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 14.6倍 | 47.9倍 |
| PER (予想) | 12.6倍 | — |
| PBR | 2.70倍 | 2.96倍 |
| ROE | 10.9% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、公共投資の安定需要と技術力を評価する強気派と、建設市場変動の影響や競争激化を懸念する弱気派の対立である。強気派は、社会インフラの老朽化対策や防災意識の高まりで、構造解析の需要が拡大し、高い営業利益率を維持できると見る。弱気派は、官公庁予算の削減や競合参入による採算悪化、技術者依存の事業モデルのリスクを指摘する。
- 高い営業利益率
売上高200億円超で、営業利益率15%超を確保
- 官公庁需要の安定
社会インフラ老朽化や防災需要で根強い需要がある
- 技術力による差別化
数値解析技術に強みがあり、専門性で競合に対抗
- 2026年6月期に売上高225億円・営業利益35億円へ増収増益通年影響中
売上高は前期比24億円増の225億円、営業利益は4億円増の35億円と2期連続の増益が期待される
- 予想PER13倍は実績15.05倍を下回る割安感不定影響弱
株価3015円に対する予想PERは13倍で、実績PER15.05倍を下回り評価改善の余地がある
- 配当利回り3.65%と高い株主還元を継続継続影響弱
配当利回り3.65%は株価3015円に対して高く、株主還元姿勢が株価を下支えする
- 営業利益率15.56%へ0.14ポイント改善通年影響弱
営業利益率は前期15.42%から15.56%に改善し、収益性向上が評価材料となる
- 公共投資への依存
官公庁予算の変動が業績を左右する
- 競争激化の可能性
解析技術の汎用化で新規参入が相次ぐ恐れ
- 技術者依存のリスク
人材育成に時間がかかり、流出すると競争力低下
- PBR2.77倍と高く成長鈍化なら修正リスク不定影響中
ROE10.9%に対してPBR2.77倍は割高感があり、利益成長が鈍ると株価修正圧力が強まる
- 外国人持ち株比率2.98%で需給が細りやすい継続影響弱
外国人保有が2.98%と低く、売買代金が小さく株価変動を受けやすい
- 1年間の株価上昇率は4.1%とモメンタム弱い通年影響弱
株価上昇率は1年間で4.1%にとどまり、相対的な見劣り感がある
- 売上高225億円と小型で投資対象外リスク通年影響中
売上高225億円・時価総額332億円と小型で、機関投資家の選好から外れやすい
- 官公庁向け売上比率
- 公共投資の影響を測るため
- 技術者数・採用数
- 技術力の維持と成長性の指標
- 受注残高
- 将来の収益を予測する先行指標
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり110円。いまの株価に対する利回りは3.75%。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥110
株主
有価証券報告書より
2025年6月期末の株主数は延べ7,855人。区分でいちばん多いのは個人・その他で74.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が20.7%を占め、残る79.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。比較できる過去の期がまだ揃っていないため、直近期の構成のみを載せています。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2025年6月% |
|---|---|
| 個人・その他 | 74.9 |
| 事業法人 | 11.8 |
| 金融機関 | 8.9 |
| 外国法人 | 2.4 |
| 証券会社 | 1.4 |
| 自己株式 | 0.9 |
| 外国人個人 | 0.6 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社南悠商社 | 8.91 |
| 02 | 服部 正太 | 7.36 |
| 03 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 4.80 |
| 04 | 株式会社りそな銀行 | 3.64 |
| 05 | 構研所員持株会 | 2.21 |
| 06 | 有限会社構研コンサルタント | 1.82 |
| 07 | 外池 榮一郎 | 1.24 |
| 08 | 阿部 誠允 | 0.91 |
| 09 | 富野 壽 | 0.91 |
| 10 | 木村 香代子 | 0.89 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
経営陣
15名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は15名。2025/6期の役員報酬は総額473百万円。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 服部正太 | 取締役 | 70 | 810,300 |
| 渡邊太門 | 取締役 | 69 | 57,100 |
| 木村香代子 | 取締役 | 66 | 98,700 |
| 荒木秀朗 | 取締役 | 63 | 49,800 |
| 水野哲博 | 取締役 | 64 | 60,900 |
| 中込秀樹 | 取締役(社外取締役) | 85 | 7,200 |
| 本荘修二 | 取締役(社外取締役) | 62 | — |
| 新宅祐太郎 | 取締役(社外取締役) | 70 | 11,300 |
| 加藤嘉一 | 取締役(社外取締役) | 70 | 7,900 |
| 根本博史 | 取締役(社外取締役) | 70 | 5,100 |
| 今泉泰彦 | 取締役(社外取締役) | 69 | 100 |
| 湯口達夫 | 執行役 | 61 | 44,100 |
残りの役員3名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 猿渡青児 | 執行役 | 61 | 51,400 |
| 郭献群 | 執行役 | 64 | 22,000 |
| 三井英一 | 執行役 | 60 | — |
役員報酬の内訳2025/6期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 株式報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 5 | 162 | 25 | 65 | 276 | 55 |
| 執行役 | 3 | 76 | 13 | 0 | 131 | 44 |
| 社外取締役 | 6 | 66 | — | — | 66 | 11 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/6期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容840字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題5,016字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク2,850字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,326字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
関連する企業
関連企業