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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

スタートライン

Startline CO.,LTD.477A · Growth · サービス業

障害者雇用支援のパイオニア。コーヒー焙煎や植物栽培などの付加価値業務を組み合わせ、企業にワンストップの障害者雇用ソリューションを提供する。

概要

株式会社スタートラインは、障害者の雇用支援と就労支援をワンストップで提供する企業である。2009年12月設立、東京都三鷹市に本社を置く。2026年3月期の売上高は56億円、従業員420名。主に大企業向けに、サテライトオフィスや屋内農園、コーヒー焙煎などの多様な業務を通じた障害者雇用のパッケージサービスを展開する。収益の約99%を障害者雇用支援サービス事業が占める。

障害者雇用支援に特化した二つの事業セグメント

当社は障害者雇用支援サービス事業と障害者福祉事業の二つのセグメントで構成される。2026年3月期の売上構成比は前者が99.3%、後者が0.7%と圧倒的に雇用支援サービスに集中している。障害者雇用支援サービスでは、企業向けにサテライトオフィス型(INCLU)、屋内農園型(IBUKI)、コーヒー焙煎型(BYSN)など複数のパッケージを用意し、障害者の採用から定着までを一貫して支援する。福祉事業では就労移行支援(FITIME)や就労継続支援B型(GOOD THE GOOD)を運営する。

ストック収益を中心とした安定的な収益構造

当社の収益モデルはストック型が中心である。2026年3月期のストック売上比率は64.4%に達する。主なサービスは月額のサービス利用料(サブスクリプション)で構成され、解約率は2.1%と低い。ワンタイムの売上には採用支援や初期研修、設備販売が含まれる。また、アップセル比率は35.6%、クロスセル比率は15.0%と、既存顧客からの拡大も進んでいる。このストック収益の積み上げにより、経営の安定基盤を確保している。

支援力の研究開発と資格保有スタッフ

当社の競争優位性の一つは「支援力」である。社内にCBSヒューマンサポート研究所を持ち、障害者支援の研究や学会発表を継続的に行っている。2026年3月末時点で200名以上の支援員が在籍し、その中には公認心理師、精神保健福祉士、社会福祉士などの有資格者が多数含まれる。支援員は各拠点で障害者のアセスメントや定着支援を実施し、顧客企業の人事担当者とも連携する。この支援力がサービスの品質を支えている。

売上高の急成長と収益性の改善

当社の売上高は2022年3月期の26億円から2026年3月期には56億円へと4年間で2倍以上に拡大した。営業利益も2026年3月期に5億円(前年同期比71%増)と大きく改善し、当期純利益は4億円に達した。成長の原動力は新規拠点の開設と既存顧客の拡大である。2026年3月期にはDiverse Villageなど複合拠点の開設も進めた。一方、財務面では新規出店に伴う借入金が増加し、負債合計は63億円と前期比29%増となっている。

業界の中での役割は障害者雇用支援サービス事業者。企業の障害者雇用における採用・定着・職域開発をトータルに支援する。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
56億円
営業利益
5億円
営業利益率
8.9%
純利益
4億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
障害者雇用 支援サービス事業56億円100.0%18億円32.1%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01障害者雇用支援サービス主力

障害者雇用に課題を持つ企業向けに、当社拠点を活用した雇用支援サービスを提供する。コーヒー焙煎業務(BYSN)、植物栽培業務(IBUKI)、サテライトオフィス(INCLU)などのパッケージがあり、障害者の採用から定着までを支援する。ストック型の収益モデルが中心で、追加のコンサルティングや研修も提供する。

主な製品・サービス6
BYSN
コーヒー焙煎業務を通じて障害者の就労を支援するサービス。焙煎機や研修を提供し、企業はオリジナルブレンドコーヒーを社内活用できる。
IBUKI
屋内農園での植物栽培業務を通じて障害者の就労を支援するサービス。ハーブや葉物野菜を栽培し、二次加工品を企業に提供する。
INCLU
自社サテライトオフィスを利用した障害者雇用支援サービス。オフィスワーク業務を通じて、障害者の就労場所を提供する。
INCLU ONE
INCLUの少人数版で、障害者1名から利用可能。オフィスワーク業務を提供し、定着支援を行う。
TASKI COFFEE
利用企業の拠点内でコーヒー製造を行うサービス。障害者を雇用し、コーヒー販売や社内利用を通じて支援する。
研修・コンサルティング
障害者雇用に関する研修やコンサルティング。特例子会社設立支援や定着支援なども行う。

02障害者福祉サービス準主力

行政と連携して障害者福祉サービスを提供する。就労移行支援(FITIME)や就労継続支援B型(GOOD THE GOOD)などがあり、障害者の就職支援や就労機会の提供を行う。

主な製品・サービス2
FITIME
就労移行支援サービス。就職を目指す障害者向けに職業訓練を提供し、就職後の定着も支援する。
GOOD THE GOOD
就労継続支援B型サービス。カフェ作業などを通じて障害者に就労機会を提供し、一般就労を目指す。

製品と技術

ロースタリー型障害者雇用支援サービス「BYSN」

BYSNは2022年4月に新潟県三条市で第1号拠点を開設した、コーヒー焙煎業務を軸とする障害者雇用支援サービス。専用のプロ仕様焙煎機を用いて高品質なコーヒー豆を生産し、顧客企業のオリジナルブレンドを開発する。障害者は生豆の選別から焙煎、パック詰めまで多岐にわたる工程を担当し、将来的にはコーヒーマイスター資格取得も支援する。収益は区画単位の月額利用料(サブスクリプション)が中心で、焙煎機は購入またはリースから選択できる。

屋内農園型障害者雇用支援サービス「IBUKI」

IBUKIは屋内農園における植物栽培業務を通じて障害者雇用を支援するサービス。第1号拠点は神戸市に開設され、植物の育成・収穫・出荷までを一貫して行う。障害者は栽培管理や収穫作業に従事し、自然と触れ合う環境で働くことができる。企業向けに区画単位でサービスを提供し、採用・訓練・定着支援をワンストップで行う。収益モデルはBYSNと同様にストック型で、物販売上も加わる。

サテライトオフィス型障害者雇用支援サービス「INCLU」

INCLUは当社の創業時から提供するサテライトオフィス型サービス。企業に代わって自社拠点で障害者にオフィスワークの就業環境を提供する。業務はデータ入力や書類整理など多様で、障害者は支援員のサポートを受けながら働く。1名から利用可能な「INCLU ONE」も用意し、小規模な雇用ニーズにも対応。2026年3月期現在、全国に複数の拠点を持ち、電話応対品質向上型の「RESQWO」など派生サービスも展開している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

人材サービス成長、利益率は改善傾向

人材派遣・紹介を手掛ける中堅企業。同業のジンジブやマテリアルグループと比較し規模は小さいが、売上は36億円から56億円へと順調に拡大。営業利益率も6.67%から8.93%へ改善。成長市場で、競合との差別化には専門分野への特化が重要。

強み

  • 売上高が36億円から56億円へと年率約25%で成長
  • 営業利益率が6.67%から8.93%へ改善し収益力アップ
  • 人手不足に伴い人材サービス需要は安定して増加
  • 売上拡大と同時に利益率を高める効率的運営

課題

  • 同業他社に比べ売上規模が小さく、競争力不足の恐れ
  • 営業人材やスタッフの確保が成長のボトルネックに
  • 大手企業との競争が激しく、顧客獲得に苦戦

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がスタートライン

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
12424ブラス34億円10.4倍
24664アール・エス・シー33億円21.8倍
36552GameWith32億円120.3倍
49220エフビー介護サービス32億円6.9倍
56054リブセンス32億円266.7倍
6477Aスタートライン31億円5.0倍
76549ディーエムソリューションズ31億円9.9倍
84341西菱電機31億円12.2倍
97057エヌ・シー・エヌ30億円19.1倍
109767日建工学30億円10.4倍
119212Green Earth Institute30億円43.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 1件

2009年12月の創業と初のサテライトオフィス開設

2009年12月、障害者雇用の通勤課題を解決するため、株式会社スタートラインを横浜市神奈川区に資本金15万円で設立。即座に「障害者向けサテライトオフィスサービス(現INCLU)」の第1号店となる八王子センターを東京都八王子市に開設した。創業時から、企業で働く障害者に自社拠点を提供するサテライト型の雇用支援を開始している。その後、本社を八王子市に移転し、資本金を3000万円に増資するなど、事業基盤を整えた。

研究機関の設置と許認可取得による事業基盤の整備

創業後、障害者支援の研究開発機関として「障がい者雇用研究室(現CBSヒューマンサポート研究所)」を発足。同時に労働者派遣事業許可(派13-305964)を取得し、人材派遣の枠組みでもサービスを提供可能にした。さらに有料職業紹介事業許可(13-ユ-306718)も取得し、採用支援の幅を広げた。これにより、障害者雇用における「採用」「派遣」「定着支援」をワンストップで行う体制が整った。

屋内農園型サービスIBUKIの開始と第二の柱の構築

サテライトオフィスに続く新たな支援の形として、屋内農園を活用した障害者雇用支援サービス「IBUKI」を開始。第1号店となるIBUKI YOKOHAMA FARMを神奈川県横浜市鶴見区に開設した。植物栽培業務を通じて、障害者の職域開発とスキルアップを図るサービスであり、コーヒー焙煎型BYSNなど後のサービス展開の礎となった。多様な業務パッケージの開発により、障害者の働き方の選択肢を拡大している。

受賞と本社移転、カスタマイズ研修サービスへの展開

一般社団法人日本テレワーク協会主催の「第18回テレワーク推進賞」において、障害者向けサテライトオフィスサービス(現INCLU)が優秀賞を受賞。これを機に、本社を東京都三鷹市へ移転した。また、「企業向けカスタマイズ研修サービス」を開始し、個別企業の課題に応じた研修・コンサルティング事業にも参入。これらの取り組みが、現在のワンストップトータルソリューションの基盤となっている。

年表1件を開く

2000年代

  • 2009年12月創業障害者雇用における通勤の課題を解決すべく、株式会社スタートライン設立(資本金15万円 本店神奈川県横浜市神奈川区)サテライトオフィスを活用した障害者雇用支援サービスを開始し、「障害者向けサテライトオフィスサービス(現 INCLU)」の第1号店である八王子センターを東京都八王子市に開設 本店所在地を神奈川県横浜市神奈川区から、東京都八王子市へ移転 資本金を3,000万円に増資 研究開発機関として障がい者雇用研究室(現 CBSヒューマンサポート研究所)を発足 労働者派遣事業許可証(派13-305964)取得 屋内農園を活用した障害者雇用支援サービス「屋内農園型障害者雇用支援サービスIBUKI」を開始し、第1号店であるIBUKI YOKOHAMA FARMを神奈川県横浜市鶴見区に開設 有料職業紹介事業許可証(13-ユ-306718(本社・関西事業所))取得 一般社団法人日本テレワーク協会主催の「第18回テレワーク推進賞」において、「障害者向けサテライトオフィスサービス(現 INCLU)」が優秀賞を受賞 本店所在地を東京都八王子市から、東京都三鷹市へ移転「企業向けカスタマイズ研修サービス」を開

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    障害者雇用支援事業への集中投資

    競争優位性である支援力と豊富なサービスラインナップを活かし、障害者雇用支援サービス事業に人材と資金を優先投資し、ストック売上の積み上げで経営基盤を固めた上で、新規事業開発を行う。

  2. 02

    既存サービスの改善と拡充

    BYSN、IBUKI、INCLU、INCLU ONEの各パッケージサービスを継続改善し、コンサル・研修サービスの付加価値向上を図る。また、TASKIシリーズのラインナップ拡充により障害者の職種選択肢を広げる。

  3. 03

    障害者福祉事業の拡大

    既存拠点で集客・運営手法を確立しノウハウを蓄積する。2026年3月期には、イスラエルShekulotov Groupと提携したリアルジョブトレーニングステーション「GOOD THE GOOD」を出店し、実践的な職業リハビリテーションを提供する。

  4. 04

    非障害者領域への展開

    当社の支援力を活かし、障害者手帳非保持者まで事業領域を拡大する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
埼玉県 — 11拠点1,018百万円
障害者雇用支援サービス
神奈川県 — 14拠点749百万円
障害者雇用支援サービス
大阪府 — 7拠点623百万円
障害者雇用支援サービス
東京都 — 8拠点380百万円
障害者雇用支援サービス
茨城県 — 1拠点358百万円
障害者雇用支援サービス
新潟県 — 1拠点187百万円
障害者雇用支援サービス
兵庫県 — 1拠点138百万円
障害者雇用支援サービス
愛知県 — 1拠点129百万円
障害者雇用支援サービス
千葉県 — 1拠点73百万円
障害者雇用支援サービス
東京都 — 2拠点39百万円
全社共通
ほか3件の開示あり
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    06-0042-0015令和6年度障害者職員の職場定着支援業務の請負について
    総務省 · 2024-02-22
    363万円
  • 調達
    05-0042-0022「令和5年度障害者職員の職場定着支援業務の請負について」
    総務省 · 2023-03-03
    333万円
  • 調達
    04-0042-0055令和4年度障害者職員の職場定着支援業務の請負について
    総務省 · 2022-05-30
    164万円
  • 調達
    05-0042-0016令和5年度 障害者職員の採用選考の実施に係る支援業務の請負について
    総務省 · 2023-02-27
    162万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は56億円営業利益5億円前期と比べると増収増益で、売上が+24.4%、利益が+66.7%。

売上高
+24.4%
56億円
営業利益
+66.7%
5億円
純利益
+300.0%
4億円
営業利益率
8.9%
前期比 +2.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高70億円56億円
営業利益6億円5億円
純利益3億円4億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

業績の推移

有価証券報告書 5期分

2022年3月期からの5期で、売上は26億円から56億円へ2.2倍に増えた。直近期の営業利益率は8.9%。売上は4期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2022年3月26−1−2
2023年3月3211
2024年3月3610
2025年3月45326.71
2026年3月56548.94

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高56億円のうち、営業利益として残るのは5億円8.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4億円、売上の7.1%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金62.5%35億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金30.4%17億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.9%5億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
37.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.4pt
8.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.1pt
7.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+21.4pt
33.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 3期分

2026年3月期は営業CFが7億円、投資CFが−15億円で、差し引きのフリーCFは−8億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は23億円で、売上の4.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2024年3月4−47012
2025年3月5−94−412
2026年3月7−1519−823

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 5期分

2026年3月期の総資産は82億円。このうち返さなくてよい自己資本が19億円で、自己資本比率は22.9%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2022年3月333308.7
2023年3月394359.4
2024年3月4864212.1
2025年3月5674913.0
2026年3月82196322.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳単体ベース
現金及び預金
23億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
7億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
1億円
在庫として抱えている分
負債合計
63億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
63
/ 100
安定性自己資本比率15 / 40
収益力営業利益率18 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE534社中37位あたり、逆に低いのは自己資本比率534社中495位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
33.2%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.9%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
22.9%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
24.4%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥740で、1年前と比べて-31.8%過去52週の値幅のなかでは35%の位置にある。

¥740-0.1%1ヶ月+19.5%1年-31.8%時価総額31億円
過去52週の値幅
安値¥485高値¥1,209

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)5.0倍
PER (会社予想)9.8倍
PBR3.07倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は670円で、直近1か月で13.56%上昇し、25日移動平均線610円を約9.8%上回っています。52週高値1209円からは約44.6%下落した水準にあります。出来高は8月14日に66600株と急増し、上昇基調を確認できます。ただし、RSIは82.24と過熱感があり、短期的な調整に注意が必要です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

PERは4.56倍と業界平均の22.98倍を大幅に下回り、PBRも2.78倍で平均3.31倍を下回る。ROEは33.2%と非常に高く、収益性は優れている。売上高は3期連続で増加し、営業利益率も6.67%から8.93%へ改善傾向。業績拡大が続く中で株価が割安に放置されている可能性が高く、割高感はない。ただし、無配当であり、株主への現金還元は乏しい。成長性と収益性を考慮すると、現在の評価は割安と判断する。

指標この会社業種平均
PER (実績)5.0倍23.4倍
PER (予想)9.8倍
PBR3.07倍3.51倍
ROE33.2%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

人材派遣業界は、労働力不足を背景に市場は拡大しているが、競争も激しい。強気派は、売上の急成長と利益率の改善(2025年3月期の営業利益率6.67%から2026年3月期の8.93%へ上昇)を評価し、需給逼迫で単価上昇が見込めるとみる。一方、弱気派は、売上拡大の裏で2024年3月期は営業赤字になっており、収益の不安定さや、派遣法規制の強化、人材確保コストの増加を懸念する。また、株価が1年で38%下落していることは、市場の警戒感が強いことを示す。

プラスに働く材料7
  • 売上急成長

    売上が45億円から56億円へ約24%増加し、業容が拡大している。

  • 利益率改善

    営業利益率が6.67%から8.93%へ上昇し、収益構造が改善。

  • 労働需給が逼迫

    日本全体の人手不足で、派遣需要は堅調に推移している。

  • 2026年3月期は営業利益5億円と前期比67%増益通年影響

    売上高56億円、営業利益5億円で前期比2億円増益

  • ROE33.2%・PBR2.78倍でPER4.56倍は割安継続影響

    実績PER4.56倍、PBR2.78倍、ROE33.2%で収益力対比割安

  • 売上高36→56億円と2期連続で約25%増収通年影響

    売上高は36億→45億→56億円、直近2期の増収率は25.0%・24.4%

  • 営業利益率が6.67%→8.93%へ2.3ポイント改善通年影響

    売上高56億円、営業利益5億円で営業利益率8.93%

マイナスに働く材料7
  • 業績の不安定さ

    2024年3月期は営業赤字であり、利益の変動が大きい。

  • 競争激化と価格低下

    同業他社との競争で、派遣単価の低下圧力がある。

  • 法規制リスク

    派遣法の改正や規制強化で、事業モデルが制約される可能性。

  • 次期予想PER8.9倍と実績PER4.56倍から悪化決算発表後影響

    実績PER4.56倍に対し予想PER8.9倍と約2倍に拡大

  • 売上高56億円・営業利益5億円と小粒な規模通年影響

    営業利益5億円、売上高56億円で時価総額28億円

  • 株価は1年で38.25%下落し下落トレンド継続影響

    1年間の株価変動率が▲38.25%

  • 無配当で株主還元がゼロ継続影響

    配当利回り0%で株主への直接還元なし

次の決算で確かめる点
売上高成長率
事業拡大の持続性を確認するため、売上の伸びを注視する。
営業利益率
収益性の改善が持続するかを見るため、利益率の推移が重要。
派遣稼働率
スタッフの稼働状況が売上に直結するため、稼働率の変動を監視する。

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ1,435人。区分でいちばん多いのは個人・その他42.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が41.1%を占め、残る58.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。比較できる過去の期がまだ揃っていないため、直近期の構成のみを載せています。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2026年3月%
個人・その他42.0
事業法人40.8
証券会社11.1
外国法人5.7
金融機関0.3
外国人個人0.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社ストーン26.68
02株式会社ウエスト10.36
03西村 賢治5.79
04長谷川 新里5.79
05白木 孝一5.79
06佐々木 嶺一4.73
07SMBC日興証券株式会社3.22
08池原 諒平3.02
09楽天証券株式会社共有口2.83
10株式会社SBI証券2.42

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-08-21
    池原 諒平
    新規の大量保有報告
    5.60%
    -1.65pt
  • 2026-08-21
    池原 諒平
    新規の大量保有報告
    4.58%
    -1.02pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 5期分

1株利益は5期で+115%、1株純資産は5期で−62%。直近期のROEは33.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%
2022年3月−9771,200
2023年3月3515525.3
2024年3月172328.7
2025年3月5729221.8
2026年3月14745533.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額105百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
西村賢治代表取締役 社長57667,000
長谷川新里取締役49239,000
白木孝一取締役51239,000
井上剛取締役5467,000
石川敬啓取締役591,102,300
佐藤香織社外取締役53
稲津隆夫常勤監査役(社外監査役)66
田口昌宏社外監査役54
濱永健太社外監査役45

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5888818
社外取締役417174

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容29,711字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 ①企業理念 当社の企業理念は創業以来「関わるすべての人に働く喜びを」でしたが、見直しを行い2022年4月より「自分をおもいやり、人をおもいやり、その先をおもいやる。」としております。言葉の編集は行いましたが、軸となる考え、当社が大事にすることは変わっておりません。当社は創業時より「一人でも多くの人が、自分らしく生き、喜びを実感できる社会の実現」を目指し、その中の一つの方法として障害者の「雇用支援」と「就労支援」にフォーカスし、障害者の働き方、新しい職域開発、働く場所の創出、継続的な支援に取り組んできました。その考えや想いは今も変わりません。しかし、当社の知見や支援力、提供するサービスは、障害者の雇用に限って有効に作用するものではなく、もっと多くの人の役に立てることが、事業を行っていく中で分かってきました。そのため、今までフォーカスしてきた障害者の雇用支援、就労支援の枠を超え、新たな領域へ踏み出し、「一人でも多くの人が、自分らしく生き、喜びを実感できる社会の実現」へさらに近づくため、当社の基盤となる企業理念を、より本質的な言葉に置き換えました。 ②事業の概要 a.事業の特徴 「障害者」×「働く」をワンストップで支援 誰もが自分らしく生きる社会を目指す中で、現在の当社は「障害者」の「働く」に焦点を当てて、事業を展開しております。一人でも多くの障害者が、自分にあった働き方や職種を選べることで、自分らしく働き、「働く喜び」を実感できる状態を目指しております。 『障害者は、企業からもっと必要とされる人材になれる。』 人手不足にも関わらず、雇用率があるから仕方なく障害者雇用を行う企業が、まだ多く存在します。既に企業で活躍している障害者の方が存在する一方で、仕組みや環境の未整備、支援不足によって、自分の能力を発揮できない障害者の方も多くいます。そのような働きづらさを感じる障害者が、自分らしく働くことができると実感できるようになるための当社なりのやり方があります。 なお、当社のセグメントは、「障害者雇用支援サービス事業」「障害者福祉事業」に分けられますが、厚生労働省が定める障害者雇用率制度に則り、障害者雇用に課題を持つ民間企業等を対象として、経営資源の大半を「障害者雇用支援サービス事業」に集中して配分をしております。各事業セグメント別のサービスの概要については、以下表及びサービスラインナップをご参照ください。なお、2026年3月期の全売上に占める構成比は、障害者雇用支援サービス事業が99.3%、障害者福祉事業が0.7%です。 当社のサービスは、科学的根拠のある「支援力」をベースに、コーヒー焙煎や植物栽培業務など、新たな付加価値を付けた業務を開発し、障害者雇用・就労における、様々な選択肢(サービス)を提供しております。障害者の雇用場所も「サテライト型」「顧客オフィス」の双方に対応し、顧客ごとの課題に応じたコンサルティングサービス、その他障害者福祉サービス等、ワンストップトータルソリューションを提供しております。 事業セグメント   サービス種別   サービス名   特徴   マネタイズ先   主な支援 対象者   収益モデル   契約 期間 障害者 雇用支援サービス 事業   当社の拠点を利用したパッケージサービス   ロースタリー型障害者雇用支援サービス BYSN   障害者雇用を行う企業等に対して、当社アセットを活用し、コーヒーの焙煎業務を通じて、職場環境の提供、障害者の採用、訓練、職場定着、職業能力開発の支援を行うパッケージサービス   大企業を中心に、様々な業種規模の民間企業等   各顧客で雇用されている障害者及び管理者、人事担当者   ストック売上 物販売上 コンサル売上   原則 1年間 自動 更新 屋内農園型 障害者雇用 支援サービス IBUKI   障害者雇用を行う企業等に対して、当社アセットを活用し、屋内農園における植物栽培業務を通じて、職場環境の提供、障害者の採用、訓練、職場定着、職業能力開発の支援を行うパッケージサービス   ストック売上 物販売上 コンサル売上 事業セグメント   サービス種別   サービス名   特徴   マネタイズ先   主な支援 対象者   収益モデル   契約 期間 障害者 雇用支援サービス 事業   当社の拠点を利用したパッケージサービス   障害者雇用支援サービス サポート付き サテライト オフィス INCLU   障害者雇用を行う企業等に対して、当社アセットを活用し、オフィスワーク業務を通じて、職場環境の提供、障害者の採用、訓練、職場定着、職業能力開発の支援を行うパッケージサービス   大企業を中心に、様々な業種規模の民間企業等   各顧客で雇用されている障害者及び管理者、人事担当者   ストック売上 コンサル売上   原則 1年間 自動 更新 障害者雇用支援サービス サポート付き サテライト オフィス INCLU ONE   INCLUと同じ提供内容であり、障害者1名から利用が可能。   ストック売上 コンサル売上 応対品質向上型障害者雇用支援サービス RESQWO   株式会社WOWOWコミュニケーションズ社と共同開発。障害者雇用を行う企業に対して、サテライトオフィスを利用して、電話対応の応対品質向上業務を通じて、職場環境の提供、障害者の採用、訓練、職場定着、職業能力開発の支援を行う 障害者1名から利用可能   ユーザー向け電話対応が必要な民間企業等   ストック売上 コンサル売上 顧客の拠点を利用したパッケージサービス   TASKI   障害者雇用を行う企業等に対して、当該企業の事務所や施設で、社内カフェ運営や、パンのリベイク、靴磨き業務等を通して、障害者の採用、訓練、職場定着、職業能力開発の支援を行う   様々な業種規模の民間企業等   ストック売上 物販売上 コンサル売上 顧客ごとの課題に 応じた カスタマイズ サービス   研修・コンサルティングサービス   障害者雇用を行う企業等に対して、各社ごとの課題に応じた研修の提供やコンサルティングを実施   提供内容により異なる ワンタイム例 ・コンサルティン  グ ・研修費用 ・特例子会社設立  支援   ランニング例 ・定着支援 ・相談窓口   提供 内容により 異なる 障害者 福祉事業   就労移行・定着・選択支援 サービス   FITIME   障害者に対して企業等に就職する前の職業訓練を実施することにより、企業等への就職後も安定的に就業できる支援   行政   これから企業への就職を目指す 障害者   利用者一人当たりの利用日数に応じて基本報酬が発生 条件に応じて、 加算報酬等あり   一人の利用者が利用できる最長期間は、各サービスにより異なる。 就労移行支援の場合は、原則2年 就労継続支援B型   GOOD THE GOOD   国連の2017年プロジェクトゼロ賞受賞等、世界の主要な組織から評価されている海外企業と提携。就労継続支援B型にて、カフェ店舗で実践的な業務にチャレンジしつつ、一般就労を支援   一人の利用者が利用できる期間の定めはなし 障害者雇用支援サービス事業及び障害者福祉事業における事業系統図は、以下のとおりです。 b.競争優位性と事業戦略 当社における競争優位性は、①支援するチカラ「支援力」と②「豊富なサービスラインナップ」です。 障害者雇用の「量」と「質」の双方が重視される中、障害者及び雇用企業のニーズはますます多様化しております。その中で、当社はCBSヒューマンサポート研究所という障害者支援の研究機関を有しており、日々支援力の研究・開発・学会発表等を行っております。またその支援力を身に付けた支援員が200名以上(2026年3月末時点)おり、この支援員の中には公認心理師、精神保健福祉士、社会福祉士、臨床心理士、作業療法士、産業カウンセラーの有資格者も多数おります。これらの支援員が、各サービスの現場で障害者の継続的な支援を行っております。 このように、様々な民間企業等(業種、規模、社風、障害者雇用への姿勢や意欲、障害者に任せる職種等)や様々な障害者(障害種別、障害状況、年齢、性別、職業スキル、キャリアアップ志向等)の双方を継続的に支援しており、当社には様々な事例やノウハウが蓄積されます。また当社は、新たな業務のパッケージ化や既存業務の切り出しにより、多様なサービスラインナップの提供を実現しております。障害者雇用において農園型等、単一サービスのみを提供する競合他社は一定数おりますが、当社において、農園型は複数あるサービスラインナップの一つでしかなく、障害者雇用支援のワンストップソリューションを提供しているという点において特徴があります。 ③具体的なサービスの特徴 a.ロースタリー型障害者雇用支援サービス BYSN (a)サービスの概略 BYSNは、2022年4月に新潟県三条市に第1号拠点となるBYSN SANJO ROASTERYを開設し、サービスの提供を開始いたしました。法定雇用率の引き上げに伴い、障害者雇用が拡大していく中、障害者の雇用ノウハウを持たない企業にとっては、障害者の採用や定着に加えて、障害者にどのような業務を任せるか(職域開拓)に大きな課題を感じております。このような企業が抱える障害者雇用の課題の解決策の一つとして、農園型サービスが挙げられますが、障害者の働き方や職種の選択肢を増やすことを目的として、BYSNのサービス開発がなされました。BYSNは、コーヒーの焙煎業務を通して障害者の職域開発とスキルアップを支援する障害者雇用支援サービスの一つです。利用企業に雇用された障害者は、BYSN専用のプロ仕様焙煎機で高品質なコーヒー豆を作り上げます。そのコーヒー豆から企業オリジナルブレンドコーヒーを開発し、社内で飲用されたり、ノベルティなどのプレゼントとして活用されます。また、BYSNの拠点(以下、「ロースタリー」という。)はカフェ同様の設備を有し、地域と連携したイベントの開催等も可能で、障害者はBYSN版ワークサンプル(模擬業務)を通じて、業務習得やスキルアップのトレーニングを行います。将来的にはコーヒーマイスターなどの資格取得をサポートするなど、それぞれの人に合わせたステップアップも支援します。 利用企業とは契約締結後に、障害者及び管理者の採用実務、初期研修、障害者への定着支援、職業能力開発支援を行っており、障害者の採用から、雇用後の定着、スキルアップ、就業場所の提供をワンストップで提供しております。 なお、採用時の特徴としては、創業以来10,000名以上の選考を実施しており、面接ノウハウを十分に有した支援員が面接に同席をさせていただきます。また障害者採用時の母集団形成として、創業以来累計500事業所以上の福祉施設との連携を行っており、支援機関とのネットワークがあるため、母集団形成も支援しております。 BYSNにおいて、障害者が従事する業務は、生豆の選別、焙煎、焙煎豆の選別、パック詰め、梱包、コーヒー抽出、給仕、洗い物など多岐にわたっております。なお、コーヒー豆(生豆・焙煎豆)の選別が重要なのは、生産国によってコーヒー豆の等級の基準は異なるものの、主に「栽培地の標高」「コーヒー豆の大きさ」「欠点豆の混入率」によって等級は決まります。等級が高いほど高品質なコーヒーになり、缶コーヒーやインスタントコーヒーが安価で手軽に楽しめるのは、等級の低いコーヒー豆を使用していることが一つの要因です。等級の低いコーヒー豆については、欠点豆が多く混入しております。そのため、より高品質なコーヒーを楽しむためには、どの等級であってもこの「欠点豆」を手作業で選別するという作業が欠かせない、重要なものになります。 (b)サービス利用の流れ 利用企業とサービス利用契約を締結したのち、BYSNで各利用企業が雇用する障害者と管理者の採用支援を行います。BYSNは、利用する区画単位で価格が設定されており、最小単位の1区画においては障害者3名、管理者1名で構成されております。当社は、顧客ごとの採用を支援する事務局を設置し、近隣の特別支援学校や就労移行支援事業所、福祉施設やハローワークに対して、利用企業の求人票提出をサポートし、求職者の母集団形成を支援、特に見極めが難しい障害求職者の面接サポートを行い、最終的には顧客が採用可否を判断します。また、管理者については顧客の既存の社員が常駐するケースもありますが、新たに採用する場合は求人を出し、母集団形成の支援を行い、顧客が最終的に採用可否を判断します。 管理者の入社決定後、まず管理者に対して初期研修を実施し、障害者とのコミュニケーション技法、障害者雇用関連法令(差別禁止、合理的配慮)等の研修を行います。また障害者に対しては、初期アセスメントを行い、障害特性のより正確な把握や支援方針を明確にします。その上で、実際の業務に模したBYSN版ワークサンプル(模擬業務)を活用し、障害者の業務特性(強みや苦手としていること)を明確にした上で、補完手段について検討を行います。また、心理的柔軟性を高めるプログラムを導入し、より障害者が安定的に就業でき、業務スキルが向上するための支援を行っております。 障害者は利用企業管理者の指揮命令の下、焙煎機を活用し、コーヒーの焙煎業務を行います。その状況については当社支援員が定期的にモニタリングを行い、管理者とは定期的に面談を行うことで、様々なトラブル等の予兆をスピーディーに把握し、必要に応じて利用企業人事担当者ともコミュニケーションを取りながら、支援力を活用し、必要な支援を行います。 (c)収益モデル 収益モデルは、ストックモデルです。 売上構成は、「採用支援」「初期研修」「焙煎機販売」「サービス利用料」に大別されますが、「採用支援」及び「初期研修」、「焙煎機販売」はワンタイムで発生する売上、「サービス利用料」は利用開始月より毎月発生するサブスクリプション契約です。焙煎機は「購入」「リース」の2パターンから顧客は選択できます。なお、「リース」については、当社がリース会社に焙煎機を販売し、リース会社と顧客の間で契約を締結しております。「購入」「リース」いずれの場合も、物販販売におけるワンタイムの売上計上です。 (d)出店状況 BYSNの拠点は、東京都、埼玉県、神奈川県、大阪府、兵庫県、新潟県において2026年3月31日現在で11拠点あり、今後も継続的に出店を行ってまいります。なお、出店エリアについては、人口10万人以上の市区町村としております。 No   サービス   開設年   開設拠点名   都道府県   市区町村   開設日 1   BYSN   2022年   BYSN SANJO ROASTERY   新潟県   三条市   2022/9 2   2023年   BYSN KADOMA ROASTERY   大阪府   門真市   2023/8 3   2024年   BYSN OMIYA ROASTERY   埼玉県   さいたま市   2024/10 4   BYSN TACHIKAWA ROASTERY   東京都   立川市   2024/12 5   2025年   BYSN KOBE ROASTERY   兵庫県   神戸市   2025/3 6   BYSN HANNO ROASTERY   埼玉県   飯能市   2025/4 7   BYSN ISEHARA ROASTERY   神奈川県   伊勢原市   2025/6 8   BYSN HIGASHIOSAKA ROASTERY   大阪府   東大阪市   2025/6 9   BYSN HACHIOJI ROASTERY   東京都   八王子市   2025/8 10   2026年   BYSN MINAMISETTSU ROASTERY   大阪府   摂津市   2026/2 11   BYSN TODA ROASTERY   埼玉県   戸田市   2026/2 (e)実績 2026年3月31日現在において、契約社数は100社以上、支援している障害者数は500名以上にご利用いただいております。障害者の内訳は、身体障害者が12%、発達障害者が13%、知的障害者が25%、精神障害者が50%です。障害者の年齢構成は、特別支援学校を卒業したばかりの18歳から74歳まで、幅広い年齢層の方が活躍されており、ボリュームゾーンは20代です。 b.屋内農園型障害者雇用支援サービス IBUKI (a)サービスの概略 IBUKIは、2017年8月に神奈川県横浜市鶴見区に第1号拠点となるIBUKI YOKOHAMA FARMを開設し、サービスの提供を開始いたしました。法定雇用率の引き上げに伴い、障害者雇用が拡大していく中、障害者の雇用ノウハウを持たない企業は、障害者の採用や定着に加えて、障害者にどのような業務を任せるか(職域開拓)に大きな課題を感じております。このような企業が抱える障害者雇用の課題に加えて、2017年当時、農福連携が注目されていた背景もあり、障害者の業務の選択肢として植物栽培に従事できるサービスとして関心が寄せられました。IBUKIは、主に知的障害者、精神障害者、発達障害者に就業いただいておりますが、植物栽培などの農作業は、植物に触れることで精神の安定にもつながり、それぞれの障害特性にあった仕事ができるという点で、障害者に適している仕事の一つと考えられます。 IBUKIの各拠点(以下、「ファーム」という。)は、障害者の働く環境を重視し、夏場の熱中症のリスクや天候の影響を受けにくい屋内型農園として、倉庫等の屋内に植物栽培装置を設置し、ハーブや葉物野菜を栽培しております。障害者は、植物の栽培を行い、栽培した作物は企業ごとの用途に合わせて、ハーブティー、青汁、カレー等への二次加工を行い、各利用企業にて活用されております。IBUKIの各ファームには、支援技術を習得した当社支援員が常駐しており、障害者への初期研修、アセスメントに加えて、継続的な支援を行うことで、定着率や業務スキルの向上を行っております。 なお、採用時の特徴としては、創業以来10,000名以上の選考を実施しており、面接ノウハウを十分に有した支援員が面接に同席をさせていただきます。また障害者採用時の母集団形成として、創業以来累計500事業所以上の福祉施設との連携を行っており、支援機関とのネットワークがあるため、母集団形成も支援しております。 BYSNと同様に利用企業とは契約締結後に、障害者及び管理者の採用支援、初期研修、障害者への定着支援を行っており、障害者の採用から、雇用後の定着、就業場所の提供をワンストップで提供しております。 (b)サービス利用の流れ サービスの流れは、原則としてBYSNと同様です。異なるのは、IBUKIの場合は、IBUKI版ワークサンプル(模擬業務)を通じて、業務習得やスキルアップのトレーニングを行う点です。 (c)収益モデル 収益モデルは、ストックモデルです。 売上構成は、「採用支援」「初期研修」「植物栽培装置販売」「サービス利用料」に大別されますが、「採用支援」及び「初期研修」はワンタイムで発生する売上、「サービス利用料」は利用開始月より毎月発生するサブスクリプション契約です。植物栽培装置等は、「レンタル」「購入」「リース」の3パターンから顧客は選択できます。「レンタル」の場合はサブスクリプション契約、「購入」「リース」の場合は、物販販売におけるワンタイムの売上計上です。2026年3月期においては「レンタル」を選択する利用企業は10%未満であり、大半は「購入」若しくは「リース」を選択されております。なお、「リース」については、当社がリース会社に植物栽培装置等を販売し、リース会社と顧客の間で契約を締結しております。 (d)出店状況 IBUKIの拠点は、2026年3月31日現在において、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、大阪府において23拠点あります。企業や障害者からのニーズは引き続き旺盛ではありますが、電気代や初期開設費用が上昇し、収益性がBYSNと比較すると低いため、当面は出店を見合わせております。 No   サービス   開設年   開設拠点名   都道府県   市区町村   開設日 1   IBUKI   2017年   IBUKI YOKOHAMA FARM   神奈川県   横浜市鶴見区   2017/8 2   2018年   IBUKI TODA FARM   埼玉県   戸田市   2018/5 3   IBUKI YOKOHAMA FARM2   神奈川県   横浜市鶴見区   2018/9 4   IBUKI TONERI FARM   東京都   足立区   2018/12 5   2019年   IBUKI TODA FARM2   埼玉県   戸田市   2019/3 6   IBUKI EBINA FARM   神奈川県   海老名市   2019/6 7   IBUKI KAWAGOE FARM   埼玉県   川越市   2019/7 8   IBUKI EBINA FARM2   神奈川県   海老名市   2019/10 9   2020年   IBUKI EBINA FARM3   神奈川県   海老名市   2020/2 10   IBUKI FUJISAWA FARM   神奈川県   藤沢市   2020/3 11   IBUKI YAO FARM   大阪府   八尾市   2020/5 12   IBUKI HANNO FARM   埼玉県   飯能市   2020/6 13   2021年   IBUKI HIRAKATA FARM   大阪府   枚方市   2021/1 14   IBUKI KAWAGUCHI FARM   埼玉県   川口市   2021/4 15   IBUKI YOKOHAMA FARM3   神奈川県   横浜市港北区   2021/6 16   IBUKI TOYONAKA FARM   大阪府   豊中市   2021/8 17   IBUKI KADOMA FARM   大阪府   門真市   2021/10 18   2022年   IBUKI KASHIWA FARM   千葉県   柏市   2022/1 19   IBUKI SAGAMINO FARM   神奈川県   海老名市   2022/5 20   IBUKI KITAMOTO FARM   埼玉県   北本市   2022/11 21   2023年   IBUKI IRUMA FARM   埼玉県   入間市   2023/3 22   IBUKI NIIZA FARM   埼玉県   新座市   2023/9 23   2024年   IBUKI YOKOHAMA FARM4   神奈川県   横浜市都筑区   2024/3 (e)実績 2026年3月31日現在において、契約社数は200社以上、支援している障害者数は1,400名以上にご利用いただいております。障害者の内訳は、身体障害者が9%、発達障害者が13%、知的障害者が35%、精神障害者が43%です。障害者の年齢構成は、特別支援学校を卒業したばかりの18歳から68歳まで、幅広い年齢層の方が活躍されており、ボリュームゾーンは20代です。 c.障害者雇用支援サービス サポート付きサテライトオフィス INCLU /INCLU ONE (a)サービスの概略 INCLUは、「職住接近」をコンセプトに2009年創業時に開始したサービスで、当初は「障害者向けサテライトオフィスサービス」として、東京都八王子市に第1号拠点となる八王子センターを開設し、サービスの提供を開始いたしました。その後、2023年6月に障害者雇用支援サービス サポート付きサテライトオフィスINCLUにサービス名称を変更しております。一般的に企業のオフィスへの通勤が必要でしたが、車いす利用者は満員電車に乗る負担が大きく、精神障害者の一部の方は満員電車でパニックになるなど、通勤に大きな課題がありました。そのため障害者は働きたくても通勤等の面で長く働けない、企業は障害者を採用したくてもなかなか採用できず、採用できても定着が難しいとの双方に課題がありました。そのような課題を解決することを目的として、郊外に完全バリアフリーなサテライトオフィスを開設し、当社支援員が常駐し、継続的な支援を行うことで、障害者、企業双方の課題解決を行ってきました。 INCLUでは、事業開始当初は、身体障害者を主な対象としておりましたが、近年の精神障害者の増加に伴い、より当社の支援力を活かした支援ができるという点において、精神障害者の就業が増加しております。業務は、各利用企業のオフィス業務(事務作業)を中心に行っております。 利用企業とは契約締結後に、障害者の採用実務・初期研修・障害者への定着まで網羅した支援をすると共に、就業場所の提供を行うことで、ワンストップのサービスを確立しました。 また、BYSNやIBUKIと同様に、当社INCLUの各拠点(以下、「センター」という。)には、当社コアコンピタンスである「支援力」を習得した当社支援員が常駐しており、障害者への初期研修、アセスメントに加えて、継続的な支援を行うことで、定着率や業務スキルの向上を行っております。なお、「支援力」の詳細は、後術の『④当社のコアコンピタンス「支援力」』をご参照ください。 なお、INCLUは、障害者3名が基本パッケージのサービスですが、障害者1名からでも利用できるようにしてほしいとの要望が多く、2023年9月より障害者1名から利用が可能であるINCLU ONEの提供を開始しました。 INCLU ONEは、基本的にはINCLUの拠点の中でサービス提供がなされ、支援する障害者の人数が1名から就業が可能なサービスです。 (b)サービス利用の流れ 利用企業とサービス利用契約を締結したのち、INCLUの各センターで障害者が従事する業務の選定(職域開拓)を導入コンサルティングとして実施します。並行して、各センターで各利用企業が雇用する障害者の採用支援を行います。BYSNやIBUKIとは異なり、管理者の採用支援は行っておりません。なお、INCLUも区画単位で価格が設定されており、最小単位の1区画においては障害者3名で構成されております。ただし、INCLU ONEは、利用する障害者1名単位で価格が設定されております。 当社は、顧客ごとの採用を支援する事務局を設置し、近隣の就労移行支援事務所、福祉施設やハローワークに対して、利用企業の求人票提出をサポートし、求職者の母集団形成を行い、特に見極めが難しい障害者求職者の面接サポートを行い、最終的には顧客が採用可否を判断します。 入社後、障害者に対して、初期アセスメントを行い、障害特性のより正確な把握や支援方針を明確にします。その上で、実際の業務に模したワークサンプル(模擬業務)を活用し、障害者の業務特性(強みや苦手としていること)を明確にした上で、補完手段について検討を行います。また、当社独自開発の障害者支援システムであるEnable360を活用し、心理的柔軟性を高めるプログラムを導入し、継続的なモニタリングを当社支援員が行い、より障害者が安定的に就業でき、業務スキルが向上するための支援を行っております。 (参考)当社独自開発の障害者支援システム「Enable360」 障害者は利用企業の本社等担当者の遠隔での指揮命令の下、各社のオフィス業務に従事します。障害者とは定期的に面談を行うことで、様々なトラブル等の予兆をスピーディーに把握し、必要に応じて利用企業人事担当者ともコミュニケーションを取りながら、支援技術を活用し、支援を行います。 (c)収益モデル 収益モデルは、ストックモデルです。 売上構成は、「導入コンサルティング」「採用支援」「初期研修」「サービス利用料」に大別されますが、「導入コンサルティング」、「採用支援」及び「初期研修」はワンタイムで発生する売上、「サービス利用料」は利用開始月より毎月発生するサブスクリプション契約です。 (d)出店状況 INCLUの拠点は、2026年3月31日現在において、東京都、神奈川県、埼玉県、大阪府において13拠点(開設自体は14拠点ですが、うち1拠点は統廃合)あります。2024年12月に大阪エリアで初のINCLU拠点を出店するなど、今後も出店を加速させていきます。 No   サービス   開設年   開設拠点名   都道府県   市区町村   開設日 1   INCLU   2009年   八王子第1センター   東京都   八王子市   2009/12 2   2011年   八王子第2センター (現 八王子センター)   東京都   八王子市   2011/7 3   2012年   相模原第1センター   神奈川県   相模原市   2012/1 4   三鷹センター   東京都   三鷹市   2012/7 5   2014年   川越センター   埼玉県   川越市   2014/6 6   2015年   新宿第1センター   東京都   新宿区   2015/9 7   2016年   横浜第1センター   神奈川県   横浜市中区   2016/10 8   2017年   横浜第2センター   神奈川県   横浜市中区   2017/10 9   2018年   丸の内センター   東京都   千代田区   2018/10 10   みなとみらい第1センター   神奈川県   横浜市西区   2018/11 11   2019年   相模原第2センター   神奈川県   相模原市   2019/3 12   みなとみらい第2センター   神奈川県   横浜市西区   2019/7 13   2024年   新宿第2センター   東京都   渋谷区   2024/11 14   本町センター   大阪府   大阪市   2024/12 (注)1.八王子第1センターは2020年10月に八王子第2センターへ統合しております。 2.八王子センターは、2025年7月1日付で、同八王子市内に移転、増床しております。 (e)実績 2026年3月31日現在において、契約社数は50社以上、支援している障害者数は400名以上にご利用いただいております。障害者の内訳は、身体障害者が20%、発達障害者が20%、知的障害者が2%、精神障害者が58%です。 [参考]新たな障害者雇用の複合型拠点「Divese Village」 Diverse Villageは、既存サービスであるBYSN、IBUKI、INCLU等の複数サービスを同一拠点で提供する障害者雇用の複合型拠点で、2026年1月に茨城県牛久市においてDiverse Village USHIKUを開設いたしました。今後においても当該Diverse Villageの形態での出店を拡大していく予定です。 なお提供サービスや収益構造は、既存サービスと原則として同一です。 Diverse Villageの拠点は、2026年3月31日現在において、茨城県において1拠点あります。今後もDiverse Villageの形態での出店を加速させていきます。 No   拠点   開設年   開設拠点名   都道府県   市区町村   開設日 1   Diverse Village   2026年   Diverse Village USHIKU   茨城県   牛久市   2026/1 d.TASKI (a)サービスの概略 TASKIとは、様々なプロフェッショナルが所有する突出したノウハウと、当社が培ってきた障害者雇用支援、就労支援のノウハウを掛け合わせることで、多様な人が同じ空間で働くことを前提に、ラインナップを展開していくサービスです。企業がTASKIのラインナップを自由に組み合わせていくことでTASKIから独創的な「らしさ」が社内に広がり企業のアイデンティティとつながっていきます。 TASKIシリーズの第1弾として、高品質なコーヒー製作と障害者就労支援を掛け合わせたTASKI COFFEEの提供を2024年6月より開始しております。TASKI COFFEEは、コラボレーションパートナーである株式会社ウエシマコーヒーのコーヒー鑑定士が世界中より厳選したコーヒーの中から、独自のノウハウにより、香りや風味を最大限引き出すテイスト設計をしていただいております。その他にも、パンのリベイクを行うTASKI BREADや、靴磨きを行うTASKI SHOESHINEなど、業務レパートリーを順次拡大しております。 TASKIは、BYSNやIBUKI、INCLUと同様にパッケージサービスではありますが、当社が提供する拠点内で障害者を雇用するのではなく、利用企業が持つ拠点内で障害者を雇用する点が大きな違いです。そのため当社支援員は常駐しておらず、オンラインと月1回の定期訪問による支援となります。また1名からご利用いただける点も異なる点です。 今後も当社は、様々なプロフェッショナルとコラボレーションし、顧客オフィス内での新たな付加価値のある業務をこれからも創出していきます。 (b)サービス利用の流れ 利用企業とサービス利用契約を締結したのち、各利用企業が雇用する障害者の採用支援を行います。当社は、利用企業ごとの採用事務局を設置し、近隣の特別支援学校や就労移行支援事業所、福祉施設やハローワークに対して、利用企業の求人票提出をサポートし、求職者の母集団形成を行い、特に見極めが難しい障害者求職者の面接サポートを行い、最終的には顧客が採用可否を判断します。 障害者に対して、初期アセスメントを行い、障害特性のより正確な把握や支援方針を明確にします。その上で、実際の業務に模したワークサンプル(模擬業務)を活用し、障害者の業務特性(強みや苦手としていること)を明確にした上で、補完手段について検討を行います。また、心理的柔軟性を高めるプログラムを導入し、より障害者が安定的に就業できるように支援し、業務のスキルが向上するための支援を行っております。 (c)収益モデル 収益モデルは、ストックモデルです。 TASKIの1つであるTASKI COFFEEの売上構成は、「採用支援」「初期研修」「導入コンサルティング」「コーヒーマシン販売」「運営サポート料」に大別されますが、「運営サポート料」以外は、すべてワンタイムで発生する売上です。 (d)出店状況 TASKIは、当社が提供するアセット内で障害者を雇用するのではなく、利用企業が持つアセット内で障害者を雇用するため、出店は行わないモデルです。 (e)実績 2024年6月にローンチしたばかりの新サービスであり、まだ大きな実績には至っておりませんが、2026年3月31日現在において、契約社数は10社以上、支援している障害者数は30名以上にご利用いただいております。今後もTASKIシリーズのラインナップを拡充していきます。 e.総合コンサルティングサービス (a)サービスの概略 一人の研修から、特例子会社設立支援まで、顧客の課題に応じたカスタマイズサービスです。BYSNやIBUKI、INCLUを通して培った障害者雇用支援のノウハウを基に各社の課題に合わせたプランをオーダーメイドで設計し、提供しております。職域開拓(業務切り出し)、制度設計、採用、定着、スキルアップといった様々なフェイズの課題に対して、各社ごとにカスタマイズをしたソリューションの提供が可能です。 具体的には、以下の図のとおり、障害者採用支援、職域開拓、特例子会社設立支援、定着支援、障害者及び管理者向け研修に大別されます。直近では、障害者向けの人事制度の構築、特例子会社の設立支援、障害者の採用支援、支店や工場における障害者チームの構築、相談窓口の運営、e-learningを活用した研修メニューの提供などを行っております。 f.就労移行・定着・選択支援サービス FITIME (a)サービスの概略 FITIMEは、a~eでご説明をさせていただいた障害者雇用支援サービス事業とは異なり、障害者福祉事業に該当します。就職前の障害者の教育訓練を提供する就労移行、定着支援サービスです。2021年2月よりサービスを開始しております。 就労移行支援事業所において、行政(市区町村)によって障害福祉サービス受給者証を発行された65歳未満の障害者に対して、就労移行支援を行います。前述の障害者雇用支援サービス事業にて培われている支援力を活用し、より多くの障害者に対して就職前の教育訓練を行うことで、就職の実現及び就職後の安定就労を目指しております。 2025年1月より、当初の「るりはり」から「FITIME」にサービス名称を変更しましたが、伴ってサービスコンセプトも見直しております。従来は、一般事務職等の就労を想定した総合型として展開をしておりましたが、サービス業(飲食、アパレル、販売等)の専門スキル特化型にサービス提供内容を変更しております。これにより、多くある就労移行支援事業所の一つという立ち位置から、利用者により積極的に選ばれる就労移行支援事業所への差別化を図り、就職実績も増やしていけるものと考えております。 (b)出店状況 FITIMEの拠点は、2026年3月31日現在において、埼玉県の1拠点です。2026年3月期における全売上に占める障害者福祉事業の構成比は、0.7%程度です。2025年3月期において、当初の「るりはり」からサービス業特化型の就労移行支援「FITIME」へとリブランディングを行っております。また、2025年10月からは同拠点で就労選択支援サービスも提供しております。 No   サービス   開設年   開設拠点名   都道府県   市区町村   開設日 1   FITIME   2021年   FITIME 渋谷   東京都   渋谷区   2021/2 2   FITIME 大宮   埼玉県   さいたま市   2021/8 (注)FITIME 渋谷は2026年3月末に閉鎖をしております。 g.リアルジョブトレーニング GOOD THE GOOD (a)サービスの概略 GOOD THE GOODは、a~eでご説明をさせていただいた障害者雇用支援サービス事業とは異なり、障害者福祉事業に該当します。GOOD THE GOODは、イスラエルのShekulotov Groupとパートナーシップ契約を締結し、インポートした海外モデルです。当社が培ってきた支援力と、同社の海外モデルを融合させつつ、日本で初めて展開する自立した就労を目指すリアルジョブトレーニングステーション(就労継続支援B型)として、2025年6月に事業を開始し、同年10月に埼玉県で1拠点目のGOOD THE GOODをオープンさせ、今後の拠点拡大に向けた体制を構築します。 Shekulotov Groupは、主に精神障害者の方々が就職するための専門的な職業リハビリテーショントレーニングセンターとして機能するカフェを運営しております。カフェでのキッチン作業やバリスタとしての作業、接客や軽作業、レジ対応等の様々な仕事を通して、職業スキルを身に付け、就職に繋げます。そこで働く障害者の35%以上が400を超える企業に就職し、少なくとも最低賃金を得られるように支援しています。日本では福祉施設からの企業への就職率は約10%程度であり、同社のモデルは非常に高い実績を誇っております。当社は、福祉施設においても民間企業等での就労ができる方が多くいらっしゃると考えており、同社のノウハウをもとに、福祉的就労から民間企業等での就労への促進を目指します。 (b)出店状況 GOOD THE GOODの拠点は、2026年3月31日現在において、埼玉県の1拠点です。 No   サービス   開設年   開設拠点名   都道府県   市区町村   開設日 1   GOOD THE GOOD   2025年   GOOD THE GOOD さいたま新都心   埼玉県   さいたま市   2025/6 ④当社のコアコンピタンス「支援力」 a.支援力 障害者支援及び障害者雇用支援というと、「障害者が働きやすいように職場環境を整える」、「困りごとをヒアリングして解決する」、「定期的な面談を行って活躍できるようなサポートをする」など、障害者と向き合うことを「支援」というイメージがあるかと思います。一方で当社は、障害者と向き合うだけを「支援」とは考えておりません。どんな方が自社にあっているのか、企業の担当者は採用時の面接で見極めることが重要です。採用した方が活躍するためには、経営層や配属部署の皆様の理解が必要になってきます。社内研修を通して、より自分たちの会社らしい雇用ができるように、環境づくりのサポートが必要なときもあるかと思います。また安定して活躍するためには、福祉機関と生活面での連携を取り、適切なフィードバックをしていくこともときに必要です。「支援」とは、1対1だけで行うのではなく、社会全体で行うものであると当社は考えています。障害者だけが、企業だけが、福祉施設だけが、どれか一方だけが努力すれば良いわけではありません。それぞれがお互いを理解し、対話を繰り返し、分かり合っていくことで成功が実現されます。障害者だけにフォーカスするのではなく、社内や部署へ障害者雇用の理解を促し、福祉施設からの助言を受け、繰り返しコミュニケーションを重ねることで、「共に働く」ことが実現されます。当社は、これまで障害者雇用に関わる様々な人、企業の支援を、様々な立場から行ってきました。だからこそ、多角的な視点で障害者の雇用支援、就業支援を行うことができます。このように当社は、一人ひとりが自分らしく働くため、多方とコミュニケーションを取り、相互理解を促進することを「支援」と考えます。 このような「支援」を行う上で欠かせないのが、「支援力」であり、当社のコアコンピタンスです。 「支援力」は、大きく2つから構成されます。1つ目は、「人への想い」です。具体的にいうと、障害者雇用の現場を支える支援員が、科学的根拠に基づく障害者の職業リハビリテーション技術「支援技術」を身に付け、ホスピタリティ精神をもって支援を行うことで、多様な人の活躍につながると考えております。専門研修を受講した50名近くの支援員を毎年育成しており、公認心理師、精神保健福祉士、社会福祉士、臨床心理士、産業カウンセラー等の有資格者も多数在籍をしております。このように高い専門知識を身に付けたスタッフが、障害者及び企業の支援にあたります。このような支援を通して、知見やノウハウが継続的にブラッシュアップする仕組みがあります。2つ目は科学的根拠に基づく障害者職業リハビリテーションにおける「支援技術」です。当社は、「支援技術」の重要性に着目し、2014年4月に障がい者雇用研究室(現 CBSヒューマンサポート研究所)を発足し、2026年3月31日現在では、臨床心理士や公認心理師等の有資格者含め、10名が研究開発スタッフとして常駐しております。CBSヒューマンサポート研究所は、従来の職業リハビリテーションに加えて、行動の原因と対策を文脈という視点で理解し、科学的なアプローチから解き明かすことで、支援のノウハウを体系化しております。また、大学や研究機関、国内外の学会等と連携することで、科学的根拠に基づいた学問を取り入れ、サービスを運営する現場支援員への教育、研修を継続的に行い、支援の現場で得られた知見をデジタルデータ化し共有を図り、さらに支援技術をブラッシュアップし、新たな支援技術の開発が行われるサイクルです。「応用行動分析学」や「関係フレーム理論」、既存の障害者職業リハビリテーションをベースとして、当社独自の障害者支援ツールも多数開発をして、障害者の雇用支援、就業支援の現場で活用しております。 b.CBSヒューマンサポート研究所 研究員抜粋 c.外部パートナー また外部研究機関との連携も重視しており、明星大学心理学部心理学科教授の竹内康二氏など、複数の外部パートナーと研究開発を進めております。なお、竹内康二氏は、当社の顧問でもあります。 d.支援技術 研究・開発サイクル BYSN、IBUKI、INCLU、INCLU ONE、TASKI COFFEE等の当社が提供する障害者雇用支援サービスの現場、支援技術の研究開発・教育などを行うCBSヒューマンサポート研究所、大学・研究機関・学会等国内外の専門機関との連携によって、支援技術は磨き続けられます。 e.直近の学会発表事例 学会名   年次   発表テーマ 日本行動分析学会   第42回年次大会   ・Enable360システムを用いたSE&RFの訓練の実践と社会実装に向けた取り組み 第40回年次大会   ・知的・発達障害児における認知能力と適応行動の変化 -関係フレーム理論に基づいたPC訓練による介入- 第39回年次大会   ・関係フレーム理論の応用的実践 -個人の心理的課題から世界の社会問題へ- 第36回年次大会   ・言語関係の機能的拡張に向けた等価性アセスメントとトレーニング 第35回年次大会   ・就労移行期の精神障害者におけるセルフマネジメントスキル向上への介入について ・発達障害者の就労上の課題と脱フュージョンの効果 RGBの介入とIRAPを用いた効果に関する事例報告 他 日本職業リハビリテーション学会   第51回島根大会   ・プロセスベースドセラピー活用による心理的柔軟性の変化 ・多面的な本人理解のための新たなアプローチ 第49回宮城大会   ・職業リハビリテーション分野における応用行動分析(ABA)及び臨床行動分析(ACT)の効果的な活用について 第48回愛知大会   ・職業リハビリテーションの分野におけるアクセプタンス&コミットメントセラピーの活用〜多様な働き方を支える支援技法の充実に向けて〜 職業リハビリテーション研究・実践発表大会   第33回   ・組織変遷に伴うProsocialの再設計と展開 -心理的安全性を軸とした30名規模組織での実践- ・関係フレームスキル訓練オンラインシステム「Enable360」の有効性:支援スタッフへの導入事例から ・職業リハビリテーションにおける危機介入の実践と教育的支援の試み ・高次脳機能障害を有する就労移行支援事業所通所者に対する刺激等価性理論に基づいた訓練の実施とその効果 ・職場定着サポートのための支援技術向上を目的とした段階的な社内研修の取り組み ・2024年度Process-based Therapyワーキンググループについての効果検証 ・関係フレーム理論の新たな展開と可能性 -関係フレーム理論から見た「自己」と「臨床対話」での活用について- 第32回   ・文脈的行動科学のアプローチを用いた就労支援と今後の展望 ・継続的な就労に課題のある就労移行支援事業所に通所する成人に対する刺激等価性 ・職業リハビリテーションの現場における支援スーパーバイザーの導入と効果の検証 ・社内支援技術向上を目的としたワーキンググループの取り組み ・障害者雇用支援従事者に対するEEMMグリッド面談の実践 ・精神障害のある対象者に向けたPBT・ACTアプローチの実践と結果について ・障害者への就労支援者に対するPBT(プロセスベースドセラピー)を活用したサポート事例 第31回   ・社内支援スタッフの支援技術向上に係る人材育成の取組みについて~スタッフの職責に応じた階層別集合型研修の開発~ ・障害者雇用支援システム「Enable360」について ・PBT(プロセスベースドセラピー)に基づくアセスメントとマインドフルネストレーニングの効果 ・業務上のコミュニケーションに課題があったてんかんを持つ成人に対する関係フレームスキル訓練の実施とその効果 ・職業リハビリテーションにおけるPBTの活用に向けて-EEMMグリッドについての理解を深める- ・Prosocialの概念を導入した多職種でのグループワークの実践およびその効果の検討 第30回   ・ロースタリー型障害者雇用支援サービス『BYSN』におけるワークサンプルの開発およびEIT研修の実施について ・日本の障害者雇用の課題へのPROSOCIALアプローチの活用に向けて ・社内支援スタッフの支援技術の向上に係る人材育成の取組みについて ~スタッフの階層に応じた集合型研修の実施と効果検証~ ACBS World Conference   ACBS World Conference 2023   ・The practice of PBT in Vocational Rehabilitation  -Two cases of interviews, analysis, and support using the EEMM grid- ・The effectiveness of the Prosocial process in a variety of types of groups ・Improving Intellectual and Cognitive Ability and Adaptive Behaviour in Children with Intellectual and Developmental Disorders Using Stimulus Equivalence and Relational Frame Theory Tasks ACBS World Conference 2022- Hilton San Francisco Union Square   ・Prosocial and Ideology ACBS VIRTUAL World Conference 19   ・成人のための日本語版関係フレームスキルアセスメントの関係と試行、及びPCA得点との相関の検証 ・PEAKをもとにしたMMSTとPCA日本語版を用いた非定形発達児におけるRFSのトレーニングと評価 ・AIM日本語版の作成と職業訓練中の成人に対するAIMの実践 他 ACT Japan   2025年度 年次ミーティング   ・アクセプタンス&コミットメント・セラピーに基づくプログラムのメンタルヘルスと仕事のパフォーマンスに対する効果の検討 ・放課後等デイサービスに通う生徒らへの刺激等価性訓練の実践:PCベース介入の効果 ・関係フレーム理論から見た「自己」と臨床会話での活用について ・2024年度 Process-based Therapy ワーキンググループにおける効果検証 2024年度 年次ミーティング   ・管理職層に対するCBSおよびPBT研修の実施による心理的柔軟性・非柔軟性の変化 ・職業リハビリテーションにおけるスーパービジョンの効果検証 ・成人向け関係フレームスキルアセスメントシートの開発と有用性の検討 ・高次脳機能障害を有する就労移行支援事業所通所者に対する刺激等価性訓練の実施とその効果 ・対人援助職を志すも職業選択の悩みをもつ成人に対するEEMMグリッド面談の効果検証 ・心理的柔軟性の向上を目的としたEEMMグリッド面談の実践と効果について ・就労場面にて課題を感じている支援職に向けて、EEMMグリッドを活用したアプローチ 2023年度 年次ミーティング   ・EEMMグリッドの実践とその活用可能性 ・PBTを活用した自己理解の促しとACTアプローチによる変化 ・企業の従業員に向けたアクセプタンス&コミットメントセラピー(ACT)集団プログラムの実践報告 ・職業リハビリテーションの現場における支援スーパーバイザーの導入と効果検証 ・職業場面においてコミュニケーションや業務遂行に課題があった成人に対する関係フレームスキル訓練の実施とその効果 ・刺激等価性理論及び関係フレーム理論に基づいた訓練ツールを搭載した障害者雇用支援システム「Enable360」について 2022年度 年次ミーティング   ・データと語ろうCBSの実践と研究:現場での実践研究の最前線 ・EEMMグリッドを活用したこころの整理 ・EEMMグリットを活用した多面的なこころの整理 ・関係フレーム理論に基づいたPC訓練による介入 2020年度 年次ミーティング   ・発達及び知的に困難を抱える児童を対象としたPEAK日本語版を用いた関係フレームスキルの評価及び訓練 ・雇用可能性の向上を目的とした集団研修のオンライン実践における効果検証 ・「強化子ストア」を用いた個人の行動変容と組織行動マネジメントに関する研究 他 ACBS VIRTUAL World Conference 19   ・成人のための日本語版関係フレームスキルアセスメントの開発と試行、及びPCA得点との相関の検証 ・PEAKをもとにしたMMSTとPCA日本語版を用いた非定形発達児におけるRFSのトレーニングと評価 ・AIM日本語版の作成と職業訓練中の成人に対するAIMの実践 他 日本特殊教育学会   第62回大会   ・特別支援学校における言語・認知に対する新たな評価・訓練システムの社会実装に向けた取り組み 第61回大会   ・汎用見本合わせ課題プログラムを用いた-関係フレームスキル訓練の実践と効果について- 一般社団法人日本LD学会   第34回大会   ・学習支援が必要な園児・生徒を対象としたRFS訓練による実践とその効果 RFS訓練オンラインシステム「Enable360」の可能性 f.直近の共同研究事例 共同研究概要   研究パートナー 「精神障害者が働きやすい執務スペースのあり方」に関する共同研究(注)   コマニー株式会社 WINフロンティア株式会社 「関係フレーム理論」に基づいた訓練ソフト「MMST」を活用した共同訓練   放課後等デイサービスLino 大学生を対象としたセルフコンパッションの講義内容とその効果   明星大学 就労移行支援事業所利用開始から一般就労定着支援まで12のACTを活用した実践発表   社会福祉法人釧路のぞみ協会 自立センター (注)第46回人間情報学会オーラルセッション 最優秀賞受賞 g.書籍出版 ⑤各拠点の管理方法 当社では、本社の他営業拠点として関西事業所、代々木オフィスがあります。またサービス提供拠点としては、2026年3月31日現在で、BYSN、IBUKI、INCLU、Diverse Village、FITIMEそしてGOOD THE GOODが東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、大阪府、兵庫県、新潟県、茨城県に計50拠点ございます。サービス提供拠点においては、エリアごとにエリア責任者を配置しており、エリア責任者は、月次で売上高、変動経費における計画との対比、異常値の発生の有無などを分析した上で、各エリアの上位役職者であるマネージャー職、部長職、本部長職へ報告がなされます。また、イレギュラーな事象が発生した場合は、速やかに上位役職者へエスカレーションがなされます。部長職、マネージャー職はもちろん、内部監査による定期的な拠点巡回を行い、実地調査を行っております。 ⑥事業戦略と構造 顧客企業の多様なニーズに対して、複数サービスラインナップによるトータルソリューションの提供が可能です。例えば、IBUKIをご利用いただいている既存顧客が同一サービス内での拡張(アップセル)や、BYSNやINCLU、研修・コンサルティングサービス、TASKI COFFEEの新規契約(クロスセル)があり、契約顧客数の増加に伴い、既存顧客によるアップセル・クロスセル件数が増加します。 また、主力事業であるBYSN、IBUKI、INCLUがストックモデルであることから、景気循環に大きな影響は受けず、リセッション時にも需要の瞬間蒸発を招かない収益構造を実現しています。回復期から好況期には、BYSN、IBUKI、INCLUが強みを発揮し、後退期から不況期には就労移行支援、コンサルティングサービスが強みを発揮するなど、外部環境変化への対応力が高い事業ポートフォリオが構築できております。 ⑦用語説明 当社を取り巻く障害者雇用支援サービス事業、障害者福祉事業における用語解説は、以下をご参照ください。 No   用語   意味・内容 1   障害者   身体障害、知的障害、精神障害(発達障害を含む)、その他の心身の機能の障害(以下「障害」と総称する。)がある者であって、障害及び社会的障壁により継続的に日常生活又は社会生活に相当な制限を受ける状態にある者。 2   障害者手帳   日本の公的機関で認定され障害者福祉関連のサービスを利用する資格を証明するもの。身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳がある。 3   身体障害   先天的あるいは後天的な理由(疾病や事故など)で身体の一部が機能しない状態のこと。 具体的には、①視覚障害、②聴覚又は平衡機能の障害、③音声機能、言語機能又はそしゃく機能の障害、④肢体不自由、⑤内部障害(心臓、じん臓若しくは呼吸器又は膀胱若しくは直腸、小腸、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫若しくは肝臓の機能障害)などが挙げられる。 なお、身体障害者に交付される障害者手帳は、「身体障害者手帳」という。 4   知的障害   児童相談所又は知的障害者更生相談所などにおいて知的障害であると判定された者を指し社会生活に適応していく能力(記憶・知覚・運用する能力、理解・思考・判断など)の発達が遅滞し困難な状態のこと。主に発達期(18歳以下)に現れる。知能指数(IQ)を基準に使い、軽度・中等度・重度・最重度に分けられる。発達障害のうち、幼児期、児童期等に判定を受けて手帳を取得した方を含む。 なお、知的障害者に交付される障害者手帳は、「療育手帳」という。 5   精神障害   うつ病、双極性障害、統合失調症、てんかんなどの精神疾患であり、脳内の情報を伝達する物質のバランスが何らかの原因によって崩れることで発症する精神疾患の総称(意識、知能、記憶、感情、思考、行動といった機能が障害され、社会生活が困難になる)。 発達障害のうち医療機関の診断を受け手帳取得した方(若年者が多い)や認知症の方で手帳取得した方(高齢者が多い)、高次脳機能障害者のうち身体障害を持たない方(若年から壮年者が多い)を含む。 なお、精神障害者に交付される障害者手帳は、「精神障害者保健福祉手帳」という。 6   発達障害   先天的な脳機能の障害で主に症状は乳児期から幼児期に現れ始める発達遅延であり、高機能自閉症や学習障害(LD)、注意欠陥・多動性障害(ADHD)、広汎性発達障害などがある。 発達障害の判定時期によって、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳を取得するケースに分かれる。 7   障害者雇用   民間企業や自治体などが働きたい身体障害、精神障害、知的障害、発達障害のある方を雇用(トライアル雇用も含む)すること。企業や自治体などは、従業員のうち一定割合の障害者を雇用することが、障害者雇用促進法により義務付けられている。 8   障害者雇用率制度   障害者が一般労働者と同じように働く機会を設けるため、民間企業等に常用労働者の数に対して2.5%(2026年3月31日現在)に相当する障害者を雇用することを義務付ける制度。 なお民間企業等における法定雇用率は、2013年以前は1.8%、2013年4月に2.0%、2018年4月に2.2%、2021年4月に2.3%、2024年4月に2.5%と段階的に引き上げられており、2026年7月には2.7%になることが既に決定している。 9   障害者雇用状況報告書   障害者の雇用の促進等に関する法律第43条第5項に基づき、毎年6月1日現在の障害者の雇用状況を、事業主が公共職業安定所を経由して厚生労働大臣に報告する制度のことを障害者雇用状況報告制度といい、障害者雇用状況報告書とは、企業の主たる事業所において、支社、支店等の分を取りまとめて作成する当該障害者雇用状況報告制度に基づく報告書であり、本社の所在地を管轄する公共職業安定所の長に提出する。いわゆる61報告(ロクイチ報告)と呼ばれることが多い。 10   雇用義務   従業員が一定数以上の規模の事業主に課される、従業員に占める身体障害者・知的障害者・精神障害者の割合を「法定雇用率」以上にする義務(障害者雇用促進法第43条第1項)。 企業全体の常用労働者(除外率により除外すべき労働者を控除した数)が40.0人以上(2026年3月31日現在)の事業主に雇用義務がある。 11   障害者雇用枠   身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳など、障害者手帳を取得している障害者を対象として、一般雇用とは異なる採用基準により企業や公的機関等に就職できる雇用枠。 12   納付金制度   常時雇用している労働者数が100人を超える事業主で、障害者法定雇用率未達成の事業主は、法定雇用障害者数に不足する障害者数に応じて一人につき月額50,000円の障害者雇用納付金を納付しなければならない制度。 その納付金を財源として、障害者雇用調整金、報奨金、在宅就業障害者特例調整金、在宅就業障害者特例報奨金、特例給付金及び各種助成金を支給している。 13   医学モデル   障害は個人の側にあるとする考え方。個人の対応では限界があると考えられている。 14   社会モデル   障害は環境の側にあるとする近時の考え方。制限の解消、軽減の可能性の余地があると考えられている。 15   障害者総合支援法   2013年4月(一部は2014年4月)に施行された、地域社会における共生の実現に向けて新たな障害保健福祉施策を講ずるための関係法律の整備に関する法律であり、「障害者自立支援法」が「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律(障害者総合支援法)」となり、制度の谷間のない支援を提供する観点から、障害者の範囲に難病などが主な改正点として追加された。 16   障害者権利条約   障害者の人権及び基本的自由の完全かつ平等な享有を促進・保護・確保し、障害者の固有の尊厳の尊重を促進するための条約の名称。2006年の国連総会で採択され、障害に基づく差別の禁止や障害者の社会参加促進などが内容として盛り込まれている。現在192か国とEUの計193締約主体が批准をしており、日本でも条約の内容に沿った法整備が整ったため2014年に批准した。 17   障害者雇用促進法   障害者の職業の安定を図ることを目的とした法律で、障害者の職業生活における自立を実現するための職業リハビリテーション推進について、また事業主が障害者を雇用する義務をはじめ、法定雇用率、差別の禁止や合理的配慮の提供義務等を定めている。 18   障害者差別解消法   2016年に施行された、障害を理由とする差別の解消の推進に関する基本的な事項、行政機関等及び事業者における障害を理由とする差別を解消するための措置等を定めることにより、障害を理由とする差別の解消を推進し、もってすべての国民が、障害の有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現に資することを目的とする法律。 19   合理的配慮   特別の状況下で生きづらさや困難さが生じないように、障害者一人ひとりの特性に合った方法で環境調整等を行うこと。障害者の権利に関する条約第2条においては、「障害者が他の者との平等を基礎としてすべての人権及び基本的自由を享有し、又は行使することを確保するための必要かつ適当な変更及び調整であって、特定の場合において必要とされるものであり、かつ、均衡を失した又は過度の負担を課さないもの」と定義される。 障害者差別解消法においても、就労や教育など様々な場面で合理的配慮を行うことが2024年4月に努力義務から義務化に改正されている。 20   職域開拓(業務切り出し)   日常業務を細分化して整理し、障害特性や適性を見ながら障害者が従事する仕事を明確にすること。 21   定着支援   障害者が入社した企業で長く安心して働き続けるための支援をすること。障害者本人への支援に加えて、職場への環境調整や医療・家族との連携など、本人の必要性が高いものに対して幅広く実施する。 支援者は、就労状況や困り事などを確認し、必要に応じて面談を行い、職場での人間関係や業務環境に関する相談を受け、必要に応じて企業に環境調整に関する提案や改善を申し入れるなどの支援を行う。 22   障害福祉サービス   障害福祉サービスは、大きくわけて障害者総合支援法で定める介護給付と訓練等給付があり、自宅や施設で介護の支援を受ける場合には介護給付、施設などで訓練等の支援を受ける場合には訓練等給付のサービスを利用する。 障害者総合支援法で、障害者が利用したいサービスを選び、市区町村に相談し、障害福祉サービス支給の申請を行い、市区町村は障害の程度や勘案すべき事項(社会活動や介護者、居住等の状況)について聞き取り調査などを行い、判定結果に基づいてサービス支給の必要性があると認めた場合、サービス支給決定を行う。 23   就労移行支援   障害者総合支援法に基づく就労支援事業の一つであり、企業等への就職を目指す障害者を対象に、就職に必要な知識やスキル向上のために行われる支援。 24   就労定着支援   障害者総合支援法に基づく就労支援事業の一つであり、企業等に就職した障害者を対象に、職場に長く定着するために必要なサポートを行う支援。 25   就労継続支援   一般企業への就職が困難な方へ働く機会を提供するサービスであり、対象者や支援内容により就労継続支援A型(雇用型)と就労継続支援B型(非雇用型)の2つの枠組みがある支援。 26   就労選択支援   障害のある人が、自身の希望や能力、適性にあった働き方や就労支援サービスを選択できるように2025年10月より施行された障害者福祉サービス。短期間の作業体験や面談、就労アセスメントを通じて、就労に関する適性や必要な配慮事項を整理し、その結果をもとに就労移行支援、就労継続支援(A型、B型)や一般就労など、次の進路選択につなげる支援。 27   サービス管理責任者   「指定障害福祉サービスの提供に係るサービス管理を行う者として厚生労働大臣が定めるもの等」(厚生労働省告示第五百四十四号)を基準にして障害福祉サービス事業所に配置することが義務付けられている者。障害者総合支援法に基づくサービスの品質向上を目的に、利用者に関してアセスメントから個別支援計画の策定、モニタリングなどサービス提供プロセス全般に関する責任を担う。 28   独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構   高齢者の雇用の確保、障害者の職業的自立の推進、求職者その他労働者の職業能力の開発及び向上のために、高齢者、障害者、求職者、事業主等に対して総合的な支援を行っている機関。 29   職業リハビリテーション   障害者が職業を通じて社会参加し、自己実現や経済的自立を達成できるよう支援する取組みであり、具体的には障害者の職業相談、職業評価、技能習得のための職業訓練、就職活動の支援、就職後の職場定着支援など、様々なサービスを組み合わせ、個々のニーズに合わせた支援を行うこと。 30   応用行動分析学   人の行動の原因を、周囲環境との関係の中に見出す手法。望ましい行動を増やし、望ましくない行動を減らすようにすることが可能で、教育・スポーツ・リハビリテーション・企業コンサルティングなどの分野で幅広く取り入れられている。Applied Behavior Analysis(ABA)とも呼ばれる。 31   ACT   Acceptance & Commitment Therapy(アクセプタンス&コミットメントセラピー)の略であり、アメリカの心理学者スティーブン・C・ヘイズが提唱した、第三世代の認知行動療法といわれる最新の科学的な心理療法。 行動分析学と関係フレーム理論に基づき、「心の問題に向き合い、心との付き合い方を身に付けるアプローチ」であり、不安やストレス、強迫性障害、うつ病、薬物乱用、対人恐怖、職場等のストレス等の領域において有効とされる。 思考や感情との付き合い方を変え、自分の価値に沿った行動を増やすことで、より人生が豊かになり、結果として症状が緩和される。 32   トータルパッケージ   独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構 障害者職業センターにおいて開発された、障害者の職場適応促進するための支援パッケージで、以下の4つから構成をされている。 ①MSFAS(幕張ストレス・疲労アセスメントシート) ②幕張版メモリーノート ③MWS(ワークサンプル幕張版) ④WCST(ウィスコンシン・カードソーティングテスト) 障害者の基礎情報を①MSFAS(幕張ストレス・疲労アセスメントシート)を使用し、障害者及び支援者が障害を正確に把握し、②幕張版メモリーノートを活用してスケジューリングと相談支援を行い、③MWS(ワークサンプル幕張版)、④WCST(ウィスコンシン・カードソーティングテスト)を通して作業遂行状況の把握及び訓練を実施。 33   MSFAS(幕張ストレス・ 疲労アセスメントシート)   障害者の疲労やストレスについて分析するアセスメントシート。職場適用に向けた対処行動を確立し、環境整備について検討することにより効果的かつ具体的な支援が実現できる。障害者自身が障害理解を深め、また周囲の人にも共有することにより、より効果的な支援につなげることが可能になる。 34   幕張版メモリーノート   基本的な情報整理スキルの獲得をサポートするためのシステムノート。スケジュールや行動の管理、行動記録、情報共有のツールとして、利用者のニーズに合わせて使用することができる。障害者自身が、メモリーノートを活用し、毎日の生活をチェックすることで、健康への関心を高め、自己管理を促すことが可能になる。 35   MWS(ワークサンプル幕張版)   様々な模擬業務を活用し作業課題の体験を通して、作業における障害の表れや、作業の実行が可能かどうかの職業評価を実施し、トレーニングすることで、作業ミスや作業効率の改善、作業遂行の安定を図るツール。 模擬業務は、①数値入力、文章入力等の5種類のOA作業、②数値チェック、物品請求書作成等4種類の事務作業、③ナプキン折り、ピッキング等の4種類の実務作業の合計13種類の模擬業務がある。 36   WCST(ウィスコンシン・ カードソーティングテスト)   脳の前頭葉の機能を評価するために用いられるツール。遂行機能障害の有無や効果的な支援方法を判断できる。 障害者自身がWCSTを実施することにより、自身の障害を認識し、障害を補完することが必要であることを実感(障害受容を進める)でき、また支援者が障害者への支援方法を判断することが可能になる。
経営方針・対処すべき課題5,719字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社は「自分をおもいやり、人をおもいやり、その先をおもいやる。」を企業理念として掲げております。この理念の下、障害の有無に関係なく、一つでも多くの選択肢をつくり、多様な人々の可能性を拡張することで、誰もが自分らしく生きる社会の実現を目指しております。 (2) 中長期的な会社の経営戦略 当社は、中長期的に事業の成長性を高めるために、競争優位性であり当社のコアコンピタンスでもある①支援するチカラ「支援力」と②「豊富なサービスラインナップ」をベースとして、障害者雇用支援サービス事業に人材及び資金を優先的に投資することで経営の安定基盤を確保しつつ、得られた利益をもとに新規事業の開発を行います。 ・「支援力」及び「豊富なサービスラインナップ」をベースに、障害者雇用支援サービス事業に人材及び資金を優先的に投資 ・ストック売上の継続的な積み上げによる経営の安定基盤を確保 ・得られた利益をもとに、さらなる出店、新サービス開発、生きづらさを抱える人向けの新規事業の開発等を行う ①障害者雇用支援サービス事業 ストック売上を継続的に積み上げることで経営の安定基盤を確保しつつ、「企業理念の体現」をより重視したサービス運営、新規サービス開発を行います。BYSN、IBUKI、INCLU、INCLU ONEの既存パッケージサービスの継続的な改善、伸長を行い、またコンサルティングサービス、研修サービス等の多様なコンサルティングサービスの開発及び付加価値の向上を目指します。また障害者が職種を豊富な選択肢(サービスラインナップ)の中から選べる状態にするため、TASKIシリーズのラインナップも拡充していく予定です。 ②障害者福祉事業 FITIMEは既存拠点において、利用者集客方法や効率的な運営手法の確立を行い、既存拠点における実績、ノウハウの積上げを行います。 また、2026年3月期において、就労継続支援B型「GOOD THE GOOD」を出店しております。当該GOOD THE GOODは、イスラエルのShekulotov Groupとパートナーシップ契約を締結しており、日本で初めて展開するリアルジョブトレーニングステーションです。Shekulotov Groupが開発した職業リハビリテーションモデルを活用し、利用者それぞれの目標に焦点を合わせた支援プランをもとに、カフェ店舗で実践的な業務にチャレンジし、実体験を通じて必要なスキルを身に付けていきます。なお、Shekulotov Groupの職業リハビリテーションモデルは、国連の2017年プロジェクトゼロ賞を受賞し、OECDをはじめとする世界中の主要な組織から評価を受けています。 ③非障害者領域 当社の支援力を活用し、従来の障害者手帳保持者から、非保持者まで領域を広げた事業展開を予定しております。 (3) 経営上の目標を達成するための客観的な指標 当社は、高い成長性及び生産性をもって収益に結びつけ、継続的に成長していくことを経営上の目標としております。具体的には、以下の2つを重要な指標としております。 ① 継続的に支援をさせていただいている対象者数 ・2026年3月31日現在において障害者雇用支援サービス事業及び障害者福祉事業の各種サービスを通して、2,514名(前年同月比17.6%増)の障害者を継続的に支援しております。 ② 支援をさせていただいている対象顧客社数 ・2026年3月31日現在において障害者雇用支援サービス事業の各種サービスを通して、顧客社数373社(前年同月比11.7%増)を支援しております。 その他の指標としては、以下のとおりです。 ・2026年3月期におけるストック売上の売上比率は、64.4%です。 ・アップセル比率は、35.6%です。なお、アップセル比率の算出方法は、BYSN、IBUKI、INCLUの2025年3月時点のサービス別稼働顧客数を分母とし、そのうち2026年3月時点で売上が増加した顧客数の割合です。 ・2026年3月時点での稼働顧客数を分母として、そのうち2サービス以上利用の顧客数の割合(クロスセル比率)は15.0%です。 ・BYSN、IBUKI、INCLUの2025年3月時点の月次経常収益を分母とし、当該顧客のうち2026年3月期中に解約となり減少した月次経常収益の合計の割合(解約率)は2.1%です。 (4) 経営環境 当社の取り扱うサービスは、BYSN、IBUKIやINCLU等のパッケージ型サービスが中心であり、ストック型のビジネスモデルです。実際に利用企業は、当社のパッケージサービスを利用して障害者を雇用するため、景気が悪化したとしても解約になるケースはほとんどなく、サービス利用を継続される顧客が大半であり、景気等の影響を受けにくいビジネスモデルです。一方で、障害者数の増減や、法定雇用率等に伴う制度改正に影響を受けます。 障害者数の増減という観点で、障害別の18歳~64歳の労働人口の人数に焦点を当てると、身体障害者は減少傾向であり、一方で知的障害者は増加傾向にあります。また、精神疾患を有する外来患者数において、25歳~64歳の年齢層が増加傾向にあり、特に認知の障害、メンタル不調者が増加しております。そのため、今後の障害者雇用においては、増加傾向にある「知的障害者」と「精神障害者」をいかに雇用するかが、重要なテーマになってきます。 このように障害者総数が増加傾向にある中、当社の事業領域である障害者雇用支援市場において大きく影響を及ぼすのは、行政施策の障害者雇用率制度の動向であり、2026年3月31日現在で法定雇用率が民間企業は2.5%、国・地方公共団体は2.8%、都道府県等の教育委員会は2.7%と設定されております。つまり民間企業においては、40.0人以上の事業主に対して障害者を雇うことを義務付けております。 なお、2026年7月には民間企業において法定雇用率が2.7%に引き上げられることが決定しており、対象事業主の範囲が、現在の40.0人以上から、37.5人以上の事業主へと広がります。 このように法定雇用率が段階的に引き上げられる中、実雇用率が上昇、実雇用人数も増加しており、この傾向は今後も継続される可能性が非常に高い状況です。 このように法定雇用率の段階的な引き上げに伴い、障害者の雇用人数は増加し、市場規模は拡大傾向にあります。精神障害者の一般就労者は急増傾向であるものの、就職1年後の職場定着率は55.69%と、他の障害種別に比べても低く、メンタルケア等のフォローが難しい状況です。また、企業等に雇用されている発達障害者において、障害程度の重い方の雇用が増加しております。 このように障害者雇用支援領域における市場は拡大傾向にある中、農園型サービスを提供する事業者が増加しており、2022年1月以降、労働局において、いわゆる障害者雇用ビジネス実施事業者やその利用企業の実態把握を行うとともに、障害者雇用ビジネス実施事業者等への必要な助言や支援が行われ、その詳細が、厚生労働省 第128回労働政策審議会障害者雇用分科会において「いわゆる障害者雇用ビジネスに係る実態把握の取組について」にて2023年4月17日に公表されており、障害者雇用ビジネス事業者数は23事業者、就業場所数は125か所、就業障害者数は6,568人以上と把握されております。その後、同年12月27日に開催の厚生労働省 第130回労働政策審議会障害者雇用分科会において、2023年11月末時点の把握状況として更新された情報が公表されております。また、2024年12月20日(第133回 労働政策審議会障害者雇用分科会)に、2024年11月末時点の把握状況が以下のように公表されております。 また、2023年6月12日(第129回 労働政策審議会障害者雇用分科会)には、「事業主の皆様へ」と題するリーフレットが厚生労働省より公表されております。これらの公表資料において、障害者雇用ビジネス実施事業者が提供するサービスを利用する事業主に対して、法定雇用率を達成することのみを目的とするのではなく、より主体的に障害者雇用に取り組むように、障害者の職業能力の開発・向上等に焦点を当てて、「望ましい取組」としてそのあり方が紹介をされております。 2023年4月からは、障害者である労働者の「職業能力の開発・向上に関する措置を行うこと」が事業主の責務として「障害者雇用促進法」にも明記され、今後は障害者の雇用機会の確保及び必要な合理的配慮を行うことに加え、「障害のある方がその特性や希望に応じて能力を発揮できる業務の提供」、「雇入れ後も職域開発や業務の選定を通じて多様な業務に取り組む機会、特性を生かしその能力を発揮する機会の提供」、「障害者本人の希望、能力等を踏まえた業務目標の設定、業務実績等を踏まえた人事評価、その結果に基づく待遇の実施」「キャリア形成の視点を踏まえた継続的な能力開発・向上の機会の提供」等、障害者が活躍できる職場環境の整備や適切な雇用管理の取組みを行うことが望ましいとされております。 このように、これからの障害者雇用は、法定雇用率達成のための「数合わせの雇用」ではなく、障害者が活躍できる職場づくりを行えるかといった「雇用の質」と「雇用人数」の双方がより重視されてきます。そのため民間企業の障害者雇用におけるニーズ(課題)は多様化してきていると考えられます。一方で、障害者の働くことへのニーズも多様化してきており、民間企業と障害者双方のニーズや課題が多様化してきていると判断されます。 このような状況下において、例えば農園型の障害者雇用支援サービスは、双方の課題を解決するための一つの手段に過ぎません。多様化した双方のニーズに応えるため、当社は複数サービスラインナップを用意することで、障害者雇用のワンストップソリューションを提供して参ります。 『障害者の就労・雇用市場における「支援」と「業務開発」の必然性』 労働人口の減少に伴い、民間企業においては人手不足が喫緊の課題です。一方で障害者雇用は義務感から雇用する企業も少なくなく、本当の意味で障害者が企業の戦力となることが重要です。そのためにも障害者の就労における「支援」や「任せる業務の開発」が必須です。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社におきましては、高い事業の成長性の実現のために、以下5点を対処すべき課題として認識しております。 ①障害者雇用支援サービス事業の継続的な成長 日本における障害者雇用を促進するためには、より多くの民間企業等の障害者雇用を支援することが重要な課題であり、新たにサービスを利用いただく企業の確保に努めるとともに、既存のサービス利用企業の満足度を高め、一人でも多くの障害者の就労を支援することが重要であると考えております。 現在、当社は民間企業等の障害者雇用の課題を解決するサービスとして、BYSN、IBUKI、INCLU、INCLU ONE、TASKI、研修・コンサルティングサービス、RESQWOを提供しております。その結果、現在は障害者雇用を総合的に支援できる専門コンサルティング会社として、創業以来、多種多様な規模・業種の企業及び障害者双方の支援を行ってまいりました。法定雇用率のさらなる引き上げに伴い、障害者雇用においては「量」と「質」の双方がより重視されてきております。また企業や障害者の課題やニーズもますます多様化しておきており、「支援力」と「豊富なサービスラインナップ」を有している点を強みに、障害者雇用支援サービス事業の継続的な成長に取り組んでまいります。 ②安定的な出店拡大 障害者雇用支援サービス事業、障害者福祉事業のすべての事業を合わせて、合計50拠点を運営しておりますが、一人でも多くの障害者の民間企業等での就労を増やすために、今後も新規拠点を開設してまいります。 ③支援力のさらなる研究・開発 当社のコアコンピタンスは、「支援力」です。支援力の有無が、競争優位性の源泉となっております。当社研究開発機関であるCBSヒューマンサポート研究所と、実際に障害者を支援する各サービスの実践フィールドにおいて、支援力の研究・開発を継続的に行ってまいります。 ④人材採用と育成 「自分をおもいやり、人をおもいやり、その先をおもいやる。」という企業理念に共感する人材の採用と育成が、中長期的な成長には欠かせません。当社においては、障害者への直接的な支援や教育を行っており、当社の人材の質が、サービスの質に直接影響を与えるといっても過言ではございません。そのため、障害者就労支援の専門性と品質を高水準で維持、向上させるため、教育機関として社内大学「STARTLINE UNIVERSITY」を2025年に設立するなど、組織的に対策を講じてまいります。 ⑤地域・関係機関との連携強化 当社の各事業は、障害者はもちろん、雇用企業や行政、福祉施設、障害者のご家族など、障害者雇用に関わるすべての方々との連携のもとに成り立つものであると認識をしております。そのため、一例にはなりますが、拠点近隣の特別支援学校に通う生徒及び教員の皆様向けの職場実習プログラムの実施や、企業や福祉施設など当社と関わりがある関係者が集う対話イベント「コークリテラス」の開催、そして新規拠点出店時に近隣住民の方も楽しめるイベントの開催等様々な活動を行っており、今後もこれらの活動を通して、地域や関係機関との連携を強化してまいります。
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3【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。 (1) 事業環境に関わるリスクについて ①法改正について〔顕在化の可能性:低 顕在化の時期:特定時期なし 影響度:中〕 当社は事業活動を行う上で、障害者雇用促進法及び障害者総合支援法を主として、様々な法規制の適用を受けておりますが、これらの法規制を遵守するため、法律の改廃、法的規制の新設、適用基準の変更等の情報を遅滞なく収集し、かつ、これらの法規制に抵触しないように、行政と適宜連絡や確認を取りながら事業を進めております。 特に当社の障害者雇用支援サービス事業においては、障害者雇用促進法が規定する法定雇用率が企業には義務付けられております。民間企業等における法定雇用率は、2026年7月に2.7%に引き上げられることが決定しており、この改正自体は当社にとって事業機会の増加・創出に繋がっておりますが、法定雇用率制度自体が見直しになる場合等においては、主力事業であるBYSN、IBUKI、INCLU等の解約に繋がる可能性もあり、当社の業績に影響を与える可能性があります。法定雇用率制度自体が見直される可能性は現時点では低いものの、行政や法改正等の動向について継続的に情報収集を行い、早めの対策を講じられる体制を構築することで回避をしてまいります。また、当社の支援を通して障害者をより企業の戦力とすることで、法定雇用率制度に関わらず、積極的に障害者雇用を行うという顧客を増やすことがより重要であると考えております。 事業運営に係るその他各種関連法令についても、人事総務部において網羅的かつ適宜確認を行っております。サービス開始前の関連諸法規の確認はもちろん、サービス運営後も継続的に法令違反行為が発生しないように細心の注意を払っております。ただし、法律の改正、新たな規制等を速やかに把握することができない場合、法令違反等で事業活動が制限される可能性があります。 ②風評等の影響について〔顕在化の可能性:低 顕在化の時期:特定時期なし 影響度:小〕 当社の事業は、障害者はもちろんのこと、雇用企業、行政、福祉施設、障害者のご家族等障害者雇用に関わるすべての方々との連携の元に成り立つものであると認識をしております。当社は、障害者雇用促進法の趣旨に立脚した共生社会の実現に向けて、事業の開発や運営、発信に取り組んでおります。また、より業界を健全に成長させることが必要不可欠であると考えており、同業他社とともに、業界団体(一般社団法人日本障害者雇用促進事業者協会)を設立し、加盟しております。しかしながら、障害者雇用促進法の趣旨に立脚しない障害者雇用支援サービスを提供する会社による不祥事の発生や、法令違反等により、業界全体に対する社会的批判が高まった場合には、当社の業績及び財政状況に影響を与える可能性があります。 (2) 事業内容に関わるリスクについて ①新規出店について〔顕在化の可能性:中 顕在化の時期:短期 影響度:中〕 障害者雇用支援サービス事業におけるBYSN、IBUKI、INCLU等の各サービスにおいて、支援をさせていただく障害者の方を増やすために、継続的に出店を行っております。出店に当たり、障害者が就業する上での物件自体の安全性、通勤等の利便性などを考慮し、専門部署を配置し万全の体制で、出店エリア・物件を選定しておりますが、適切な物件が何らかの理由で確保できず、出店時期が遅れる等の支障が出る場合がございます。また、物件確保後には障害者が安全に働ける職場環境を創出するために内外装工事を実施しておりますが、資材調達の遅れや資材の値上がり等に起因し、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ②支援員人材の採用及び育成について〔顕在化の可能性:低 顕在化の時期:特定時期なし 影響度:中〕 当社にとって、障害者雇用支援サービス事業及び障害者福祉事業を行う上で、障害者に対して直接的に支援を行う支援員の採用・育成は、事業の成長において必要不可欠です。採用活動においては、各種採用媒体や人材紹介会社の利用、各種採用イベント等の実施、継続的な採用広報の実施等、様々な採用手法を講じております。また、入社後には、障害者雇用支援業界の関係法令等、当社が事業を行う上で必要な知識の習得を目的として研修を実施しております。支援技術の習得については、専門研修制度を設けており、各階層別に入社時の初期研修から、将来的にスーパーバイズできる状態に到達するまでに、体系的かつ継続的な専門教育研修を実施しております。しかし、これらの対策が十分効果が得られず、社員の採用・育成が計画通り実施できない場合においては、新規出店時期の遅れや、支援の充実度が低下し、当社の業績に影響を与える可能性があります。 ③情報の管理について〔顕在化の可能性:低 顕在化の時期:特定時期なし 影響度:大〕 当社は、障害者雇用支援サービス事業及び障害者福祉事業を行う上で、顧客情報や支援をさせていただく障害者の個人情報(機微情報含む)など、様々な情報を保有しております。 これらの情報は、所定の社内規程等に基づき厳重に管理を行っており、部署ごとに基幹システムにアクセスできる権限を細分化し、不必要なアクセスができないようにするなど、情報管理を徹底しております。基幹システムの利用に際しては、ID、パスワード、アクセス制限等、システム上の一定の制御を行っております。 また、個人情報の取り扱いについては、個人情報保護に関する取り組み及び考え方並びに遵守すべき事項を、JIS Q 15001:2017(個人情報保護マネジメントシステム-要求事項)に基づき規定した「個人情報保護規程」を定め、社内への周知と管理の徹底を行い、個人情報の取り扱いについて慎重な対応を行っております。 このような対策を行っておりますが、万が一社内システムへの外部からの不正侵入によるウィルスの拡散や各種情報の漏洩等が発生した場合、当社の社会的信用力は下がり、サービス解約の発生や、新規顧客開拓が鈍化するなど、事業運営に影響を与える可能性があります。 (3) 組織体制及び経営管理に関わるリスクについて ①管理体制の構築について〔顕在化の可能性:低 顕在化の時期:中期 影響度:中〕 当社は、企業価値の永続的な増大には内部管理体制の充実、コーポレート・ガバナンスが有効に機能することが不可欠であると認識しております。事業の急速な拡大、社員の急速な増加等に十分な内部管理体制が追い付かず、適切な業務管理が困難となる場合、当社の業績に影響を与える可能性があります。 (4) 財務状況に関するリスクについて ①固定資産の減損について〔顕在化の可能性:中 顕在化の時期:長期 影響度:中〕 拠点毎の収益の定期的なモニタリングを行うことで、対策を講じておりますが、当社が保有する固定資産において、資産価値の下落等により減損処理が必要となった場合には、当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす場合があります。 ②有利子負債への依存について〔顕在化の可能性:中 顕在化の時期:長期 影響度:大〕 当社は、拠点展開による事業拡大を図っており、新規出店に際しては、金融機関からの借入を行っております。そのため、有利子負債の残高は年々増加しており、有利子負債依存度も高い水準です。当社では、借入に際して、取締役会で十分な協議・検討を重ね決議することとしておりますが、今後金融政策の変更等により市中金利に変動が生じた場合には、支払利息の増加等により、当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を与える可能性がございます。また、資金が計画通り調達できない場合、新規出店や新規事業開発などの投資活動に影響を与え、当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を与える可能性があります。 ③財務制限条項に関するリスクについて〔顕在化の可能性:低 顕在化の時期:長期 影響度:大〕 金融機関からの借入金の一部にはコベナンツ(財務制限条項)が付されている契約があり、その内容は「5 重要な契約等」に記載しています。万が一これらの条件に抵触した場合には、借入金利の上昇や期限の利益の喪失等、当社の財政状態に影響を及ぼす可能性があります。なお、コベナンツに抵触しないように投資等の見直し、支援金融機関との関係性の構築等の対策を講じております。 ④配当について〔顕在化の可能性:中 顕在化の時期:中期 影響度:中〕 当社は、株主の皆様への利益還元を経営の重要課題の一つとして位置付けておりますが、現時点においては財務体質の強化と開発投資による事業拡大のため、内部留保の充実等を図ることが重要であると考えており、設立以来配当を実施しておりません。将来的には収益力の強化や事業基盤の整備を実施しつつ、内部留保の充実状況及び企業を取り巻く事業環境を勘案し、株主に対して安定的かつ継続的な利益還元を行うことを検討してまいりますが、現時点において配当実施の可能性及びその実施時期等については未定であります。 (5) その他のリスクについて ①各種利益の下期偏重について〔顕在化の可能性:高 顕在化の時期:全期間 影響度:小〕 障害者雇用支援サービス事業においては、新規販売を行うにあたって約6か月以上前から、出店に係る物件確保及び社員採用・教育を行うため先行投資が発生します。一方で売上高の多くを占めるストック売上は毎月積み上がっていくため、売上高は下期偏重となります。このように、出店等の先行投資及びストック売上の積上げの影響により営業利益をはじめとする各段階利益において下期偏重の傾向があります。なお、2026年3月期における営業利益は、上期131百万円、下期318百万円でした。 ②新株予約権の行使による株式価値の希薄化について〔顕在化の可能性:高 顕在化の時期:短期 影響度:小〕 当社では、長期的な企業価値向上のためのインセンティブを目的として、当社従業員向けに新株予約権を発行しております。現在付与している新株予約権について行使が行われた場合には、保有株式の価値が希薄化する可能性があります。 ③大規模自然災害について〔顕在化の可能性:中 顕在化の時期:特定時期なし 影響度:大〕 当社は、都市圏を中心に事業拠点を有しておりますが、新型コロナウイルス感染症の拡大を経て、リモートによる事業運営を取り入れ、問題なく運営できております。しかしながら、当社のビジネスモデル上、全業務をリモートへ移行することは現時点において現実的ではなく、今後、大規模災害が万が一発生した際において、当社の業績に影響を与える場合があります。 ④当社株式の流通株式時価総額について〔顕在化の可能性:低 顕在化の時期:特定時期なし 影響度:中〕 当社は本書提出日現在における想定する流通株式時価総額は、東京証券取引所が定める形式要件に近接しております。当社株式の流通株式時価総額は投資家による売買を通じて変動することとなりますが、今後においても取引所が定める形式要件を充足し続けるために、当社の経営方針・経営戦略に従い、企業価値を継続的に向上させること及び資本政策を検討することで、流通株式時価総額の拡大に努める方針であります。
経営成績の分析 (MD&A)3,952字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態の状況 (資産) 当事業年度末における資産合計は8,217,154千円となり、前事業年度末に比べ2,580,014千円増加いたしました。これは主に、東京証券取引所グロース市場に上場した際の増資等により現金及び預金が1,110,816千円増加、新規出店の内装工事費等の発生により有形固定資産が1,127,003千円増加、繰延税金資産が159,928千円増加したことによるものです。 (負債) 当事業年度末における負債合計は6,335,739千円となり、前事業年度末に比べ1,431,678千円増加いたしました。これは主に、新規出店等のために長期借入金が938,874千円、1年以内返済予定の長期借入金が101,642千円、短期借入金が223,250千円増加、新規出店の内装工事等の発生により資産除去債務が155,984千円増加したことによるものです。 (純資産) 当事業年度末における純資産合計は1,881,415千円となり、前事業年度末に比べ1,148,336千円増加いたしました。これは、東京証券取引所グロース市場に上場した際の増資等により資本金及び資本準備金がそれぞれ357,475千円増加し、当期純利益の計上により利益剰余金が433,386千円増加したことによるものです。 ②経営成績の状況 当事業年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善が進む中、インバウンド需要が寄与したこともあり内需主導で景気が緩やかに回復しているものの、ウクライナ情勢の長期化に伴う資源価格上昇、中東地域での地政学的不安定さの長期化など、不安定な国際情勢等の影響もあり、先行きについては依然として不透明な状況が続いております。 当社を取り巻く環境においては、厚生労働省にて公表された「令和7年 障害者雇用状況の集計結果」によると、雇用障害者数及び実雇用率ともに過去最高を更新しており、雇用障害者数は70万4,610.0人(対前年差2万7,148.5人 対前年比4.0%増加)、実雇用率は2.41%(前年同率 ※小数点以下第3位で比較した場合、前年より上昇)となっております。一方で、法定雇用率達成企業の割合は46.0%と前年同率であり、依然として法定雇用率未達成企業が過半数を占めております。これらは2024年4月に民間企業における法定雇用率が2.3%から2.5%へ引き上げられたことに起因していると推定されます。さらに2026年7月には、2.7%まで引き上げられることが既に決定しており、雇用率達成に向けた各社の取り組みは益々活発化するものと思われます。また2023年4月には障害者である労働者の「職業能力の開発・向上に関する措置を行うこと」が事業主の責務として法律に明記され、厚生労働省より「障害者が活躍できる職場づくりのための望ましい取組のポイント」をまとめたリーフレットが公表されるなど、雇用率達成のみならず、障害者雇用の「質」の向上に向けた取り組みも求められており、障害者雇用に対する社会の意識や取り組みは、今後も継続的に高まると考えております。 このような中、当社は、障害者の働き方の選択肢を増やすことを目指し、既存サービスの支援力向上やエリア拡大に加え、新たな雇用創出を支援できる新サービスの開発、障害者の多様な働き方の創出を可能とする、障害者雇用支援サービスの複合拠点「Diverse Village」の開設など事業拡大を進めてまいりました。サービス利用をご依頼いただく状況は引き続き堅調に推移し、売上高は概ね計画通りの実績となりました。一方で、新規出店に伴う開設関連費用は計画を上回ったものの、採用単価の改善による求人費の抑制や、各拠点におけるランニングコストの抑制により、営業利益及び各段階利益は、いずれも利益計画を上回る結果となりました。なお、当期純利益につきましては、「繰延税金資産の回収可能性に関する適用指針」上の企業分類を変更し、繰延税金資産の回収可能性を慎重に検討した結果、繰延税金資産を計上し、法人税等調整額として△209百万円(△は利益)を計上したことから計画に対して大幅に上回る結果となりました。 以上の結果、当事業年度の売上高は5,599,179千円(前年同期比25.2%増)、営業利益は450,662千円(前年同期比71.3%増)、経常利益は374,351千円(前年同期比63.5%増)、当期純利益につきましては433,386千円(前年同期比200.8%増)となりました。 セグメント別の経営成績は次のとおりであります。 障害者雇用支援サービス事業の当事業年度の売上高は、5,556,513千円(前年同期比25.2%増)、セグメント利益は、1,790,746千円(前年同期比28.0%増)となりました。 その他の事業の当事業年度の売上高は、42,665千円(前年同期比36.6%増)、セグメント損失は、72,580千円(前年同期は76,095千円の損失)となりました。 ③キャッシュ・フローの状況 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は前事業年度末と比較して1,110,816千円増加し、2,327,272千円となりました。当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度における営業活動の結果得られた資金は、686,088千円となりました。これは主に、税引前当期純利益373,409千円、減価償却費及びその他の償却費の計上387,660千円、売上債権の増加額56,953千円、法人税等の支払額109,007千円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度における投資活動の結果使用した資金は、1,515,522千円となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出1,421,905千円、敷金及び保証金の預入による支出91,697千円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度における財務活動の結果獲得した資金は、1,940,251千円となりました。これは主に、短期借入金の純増額223,250千円及び長期借入れによる収入と長期借入金の返済による支出との純増額1,040,516千円、株式の発行による収入697,955千円によるものであります。 ④生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社が提供するサービスには生産に該当する事項がありませんので、生産実績に関する記載はしておりません。 b.受注実績 生産実績と同様の理由により、受注実績に関する記載はしておりません。 c.販売実績 販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当事業年度 (自2025年4月1日 至2026年3月31日) 売上高(千円)   前期比(%) 障害者雇用支援サービス事業(千円)   5,556,513   125.2 報告セグメント計(千円)   5,556,513   125.2 その他(千円)   42,665   136.6 合計(千円)   5,599,179   125.2 (注)最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前事業年度 (自2024年4月1日 至2025年3月31日)   当事業年度 (自2025年4月1日 至2026年3月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) みずほリース株式会社   644,790   14.4   756,918   13.5 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 ①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。その作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者は、これらの見積りについて、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積りによる不確実性のため、これらの見積りと異なる場合があります。なお、財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1.財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ②資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社の運転資金需要のうち主なものは、従業員の給与手当の他、本社や各拠点の地代家賃及び水道光熱費、及び設備販売に伴う仕入等であります。 一方で設備資金需要の主なものは、事業規模拡大に伴う新規出店に伴う設備投資資金であります。当該資金に関しては自己資金及び金融機関からの借入により調達する方針であります。 なお、金融機関からの借入金の一部においては、「5 重要な契約等」に記載のとおり、財務制限条項付きの契約があります。現時点で財務制限条項に抵触するものはございません。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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