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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.51+295ドル円158.76-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.68+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

中国工業

CHUGOKUKOGYO CO.,LTD.5974 · Standard · 金属製品

高圧ガス容器とLPガス貯槽の国内主要メーカー。産業ガス・エネルギー分野の供給インフラを支える。

概要

中国工業は広島県に本社を置く金属製品メーカーである。建設機械や産業機械向けの鋳物・鍛造部品、鉄骨などの製造を手掛け、特に高圧ガス容器とLPガス貯槽で半世紀以上の実績を持つ。2026年3月期の連結売上高は137億52百万円、営業利益3億30百万円、従業員376名。東京証券取引所スタンダード市場に上場する。

4つの事業セグメントで構成される収益構造

中国工業グループは高圧機器、鉄構機器、施設機器、運送の4部門で事業を展開する。2026年3月期のセグメント別売上高は、高圧機器事業が90億69百万円(全体の66%)、鉄構機器事業が5億36百万円(4%)、施設機器事業が19億57百万円(14%)、運送事業が21億88百万円(16%)である。高圧機器事業が売上の大半を占めるが、営業利益は6億33百万円と最も大きく、施設機器事業が1億44百万円で続く。鉄構機器と運送事業の利益はそれぞれ24百万円、10百万円と薄い。売上高は過去10年間ほぼ横ばいで推移し、営業利益率は2~3%と低水準ながら黒字を維持している。

国内完結型の事業基盤と地域密着

中国工業は本社機能を広島県に置き、工場も同県内に集中している。主な生産拠点は呉工場(高圧機器工場、鉄構機器部、施設機器部)と、かつて存在した広島第一・第二工場などだが、1978年以降は呉地区に集約された。製品の販売先は国内のLPガス事業者、建設機械メーカー、産業機械メーカーが中心で、海外直接販売は行われていない。連結子会社である中鋼運輸が製品の輸送・保管を担い、高圧プラント検査がプラント工事の一部を請け負うなど、グループ内で完結したサプライチェーンを形成している。

安定するも低収益の財務体質

中国工業の連結売上高は2013年3月期の116億円から2026年3月期の138億円へと緩やかに増加しているが、営業利益は公表されていない年度もあり、2026年3月期は3億30百万円である。純利益は1~4億円の範囲で安定的に推移し、赤字は回避している。自己資本比率は連結で約50%(2026年3月期は64億89百万円の純資産に対し負債65億6百万円)と財務は健全だが、営業利益率が低いためROEは低水準にとどまる。キャッシュフローは営業活動で毎年プラスを確保しており、設備投資は更新主体で大きな膨らみはない。

業界の中での役割は高圧ガス・LPガス関連機器の製造メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
138億円
営業利益
3億円
営業利益率
2.2%
純利益
3億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
高圧機器 事業91億円65.9%6億円6.6%
運送事業22億円15.9%0億円0.0%
施設機器 事業20億円14.5%1億円5.0%
鉄構機器 事業5億円3.6%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01産業ガス主力

高圧ガス容器(シリンダー)や貯槽を製造・販売。半導体や医療などに使われる高圧ガスの供給・貯蔵に欠かせない設備を提供。

主な製品・サービス2
高圧ガス容器
各種高圧ガスを充填するための金属製容器。安全基準を満たし、軽量で耐久性に優れる。
LPガス貯槽・設備
液化石油ガスの貯蔵・供給設備。タンクローリーや配管などと組み合わせて使用される。

02エネルギー準主力

LPガス貯槽や関連設備の製造・販売。一般家庭・商業施設・工業向けのエネルギー供給インフラを支える。

主な製品・サービス1
LPガス貯槽・設備
LPガスの貯蔵・供給に必要な設備で、高圧ガス保安法に適合する。

03鉄構・プラント副次

鉄構機器(トランスケースなど)や施設機器の製造・販売。電力設備や工場設備向けの金属構造物を供給。

主な製品・サービス2
トランスケース
変圧器を収納する金属製ケース。電力設備の保護と安全を確保する。
施設機器
工場やプラントの付帯設備として使用される機器類。

製品と技術

半世紀の実績を持つ高圧ガス容器

高圧機器事業の主力はLPガス容器と工業用ガス容器である。1955年に製造を開始し、半世紀以上にわたり数千社の顧客を持つ。2020年10月に発売した「プラコンポ20Kg容器」は、液化石油ガス用のオールプラスチック製複合容器で、従来の金属製に比べ軽量・耐腐食性を実現した。また、半導体製造などIT産業で使用される特殊ガス用高圧容器の受注にも注力し、LPガス業界以外の顧客開拓を進めている。さらに、将来の水素利用も視野に入れた「スマートガスネットワーク構想」向け高圧ガス容器の開発中で、協力会社と試作品製造を開始している。

建設機械向けトランスケースの鉄構機器

鉄構機器事業では、主に建設機械向けのトランスケース(変速機ケース)などの鉄鋼部品を製造する。工場は呉工場内の鉄構機器部で行われ、一部の部品加工は非連結子会社の豊栄プレスが担当する。売上高は5億円程度と4部門中最も小さいが、建設機械需要に連動し安定した受注がある。2026年3月期は売上高5億36百万円と前期比4.7%増加したものの、原材料高によりセグメント利益は24百万円と減少した。

LPガス貯槽と配管設備の施設機器

施設機器事業はLPガスバルク貯槽(貯蔵タンク)や関連配管設備の製造・据付を手掛ける。1980年に呉第二工場内に特器工場として始まり、現在は施設機器部として稼働。20年経過した貯槽の更新需要が続いており、2026年3月期の売上高は19億57百万円と前期比13.7%増加、セグメント利益も1億44百万円と好調だった。LPガス容器からバルク貯槽への転換需要も取り込み、生産体制の拡充を進めている。また、高圧プラント検査がプラント工事の一部を担い、グループ全体で一貫したサービスを提供する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

金属製品のなかでの位置

鋼製家具・什器で国内中堅

同社は鋼製家具や物流機器などを手掛ける金属製品メーカー。売上高は130億円台で業界内では中堅規模だが、特定分野での強みを持つ可能性がある。同業の稲葉製作所(3421)や日本調理機(2961)と市場を分け合っているが、規模面で劣る。経営効率や差別化が求められる。

強み

  • 鋼製家具・物流機器など特定分野で一定の認知度を持ち、安定収益を確保。
  • 売上高は横ばい傾向ながら、大幅な減少はなく底堅い需要がある。
  • 国内需要中心のビジネスモデルで、海外市況変動の影響を受けにくい。
  • 組織が小さく、意思決定が速いため顧客ニーズに素早く対応可能。

課題

  • 営業利益率2~3%と低く、コスト上昇時に収益が圧迫されやすい。
  • 国内市場が成熟しており、売上高の大幅な成長が見込めない。
  • 同業の稲葉製作所などと比較して規模が小さく、購買力で劣る。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

金属製品の時価総額近傍。太字が中国工業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13437特殊電極43億円9.4倍
25973トーアミ39億円20.0倍
35939大谷工業38億円12.6倍
43439三ツ知36億円96.9倍
55928アルメタックス35億円18.9倍
65974中国工業29億円8.9倍
75950日本パワーファスニング29億円56.9倍
85987オーネックス28億円7.2倍
95969ロブテックス25億円18.9倍
105952アマテイ24億円15.4倍
115905日本製罐19億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 29件

旧軍施設を転用して鉄構製品製造を開始した1950年

中国工業株式会社は1950年10月、広島県賀茂郡西条町(現東広島市)に本社を置き、呉市広町の旧軍施設(後の呉工場)で一般鉄構製品の製造を開始した。創業時の社名は「中国工業」で、広島営業所(現広島支店)も同時に設置。1959年には広島県安芸郡海田町の旧軍用地を取得し、広島第一工場として自動車車体部品の生産に乗り出した。同年12月には呉工場の用地を一括取得して合理化を進め、1961年には隣接地に呉第二工場(後の鉄構機器部)を建設し、建設機械や鉄構工場の製造能力を拡大した。

高圧ガス容器と自動車部品への進出、1961年上場

1955年6月、高圧ガス容器の製造を開始し、この分野での技術蓄積が始まる。同年9月には東京営業所を開設し、販路を広げた。1961年11月、株式を東京証券取引所市場第二部と広島証券取引所に上場。1962年には大阪証券取引所にも上場した。1965年には海田町に広島第二工場を建設し、自動車用燃料タンクの生産を開始。同年には呉市の白岳工場も取得し、生産能力を高めた。1968年8月には東京・大阪両証券取引所で市場第一部に指定替えされ、成長期を迎えた。

工場の統廃合と拠点集約(1970年代~1980年代)

1969年に広島県豊田郡安浦町の工場を買収したが、1977年4月にこれを廃止し、呉第二工場に統合した。1978年7月には広島第一工場と広島第二工場を閉鎖し、生産拠点を呉地区に集約する構造転換を図る。1980年6月には白岳工場を廃止し、呉第二工場内に特器工場(後の施設機器部)を建設した。この時代、自動車部品からの撤退と鉄構・高圧機器への集中が進み、現在の事業ポートフォリオの原型が形成された。同時に1971年には子会社の中鋼運輸(旧中国鋼材)が一般貨物運送業を開始し、物流機能をグループ内に取り込んだ。

品質認証と環境管理の取得(1990年代~2000年代)

1997年3月、高圧機器工場の小型溶接容器でISO9001の認証を取得。同年12月には大型溶接容器、貯槽、配管にも拡大した。1998年11月には高圧ガス保安法による登録工場に認可された。2007年6月には本社及び製造部門でISO14001(環境マネジメントシステム)を認証取得。これらの取り組みは、高圧ガス容器メーカーとしての信頼性向上に寄与した。また1985年には子会社の高圧プラント検査を設立し、プラント検査・配管工事業を内製化している。

本社移転と証券取引所の変更(2003年~2022年)

2003年2月、登記上の本店を広島市中区小町に移転し、実際の業務を行う本社事務所を広島県呉市へ移した。同年7月には大阪証券取引所市場第一部から上場廃止。2019年11月には東京証券取引所で市場第一部から市場第二部へ指定替えとなり、地位が低下した。2022年4月の東証市場再編に伴い、スタンダード市場へ移行した。2020年10月には液化石油ガス用オールプラスチック製複合容器「プラコンポ20Kg容器」を発売し、新製品投入による需要開拓を試みている。

近年の業績と新たな技術開発への挑戦

2025年3月期の連結売上高は138億43百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は3億76百万円と、中期計画(売上135億、利益2.1億)を超過達成した。2026年3月期は売上137億52百万円、営業利益3億30百万円、純利益3億12百万円とほぼ横ばい。経営課題として、LPガス容器の需要減少に対する新市場開拓(IT産業向け特殊ガス容器)や、スマートガスネットワーク構想に対応した高圧ガス容器の開発を掲げる。2026年5月公表の2027年3月期予想は売上140億円、営業利益非開示だが純利益2億70百万円と、安定志向を継続している。

年表29件を開く

1950年代

  • 1950年10月創業中国工業株式会社設立、本社を広島県賀茂郡西条町(現東広島市)に、広島営業所(現広島支店)を広島市におき、呉市広町に所在する旧軍施設(現呉工場)において一般鉄構製品の製造を開始。
  • 1955年6月高圧ガス容器の製造を開始。
  • 1955年9月東京営業所(現東京支社)を開設。
  • 1959年1月本社を広島市基町(広島商工会議所ビル内)に移転。
  • 1959年6月中国鋼材株式会社(現連結子会社 中鋼運輸株式会社)を設立。本社を広島県呉市におき、一般区域貨物運送業を開始。
  • 1959年10月国(旧大蔵省)から広島県安芸郡海田町の旧軍用地を取得、広島第一工場として自動車車体部品の製造を開始。
  • 1959年12月国(旧大蔵省)から借用中の呉工場(現高圧機器工場)の用地を一括転用により取得、設備の合理化を図る。

1960年代

  • 1961年3月国(旧大蔵省)から呉工場隣接地を取得、呉第二工場(現鉄構機器部)として建設機械、一般鉄構工場の建設に着手。
  • 1961年11月上場株式を東京証券取引所市場第二部、広島証券取引所に上場。
  • 1962年2月本社を広島市八丁堀(セントラルビル)に移転。
  • 1962年7月上場株式を大阪証券取引所市場第二部に上場。
  • 1965年3月国(旧大蔵省)から広島県安芸郡海田町の工場用地を取得、広島第二工場として自動車用燃料タンク工場を建設。
  • 1965年8月国(旧大蔵省)から呉市広町白岳の施設を取得、白岳工場を建設。
  • 1968年8月株式を東京・大阪両証券取引所で市場第一部に指定替え。
  • 1969年9月M&A広島県豊田郡安浦町の工場(安浦工場)を買収。

1970年代

  • 1971年9月商号変更中国鋼材株式会社を中鋼運輸株式会社に商号変更。
  • 1977年4月M&A安浦工場を廃止し、呉第二工場(現鉄構機器部)に統合。
  • 1978年7月広島第一工場及び広島第二工場を閉鎖。

1980年代

  • 1980年6月白岳工場を廃止し、呉第二工場内に特器工場(現施設機器部)を建設。
  • 1985年9月高圧プラント検査株式会社(現連結子会社)を設立。本社を広島県呉市におき、高圧ガスプラントの検査及び配管工事業を開始。

1990年代

  • 1997年3月高圧機器工場の小型溶接容器を対象にISO9001の認証取得。
  • 1997年12月高圧機器工場の大型溶接容器、貯槽、配管を対象にISO9001の認証拡大。
  • 1998年11月高圧機器工場が高圧ガス保安法による登録工場制度の登録工場に認可。(有効期限5年)

2000年代

  • 2003年2月本店を広島市中区小町2番26号に移転。併せて本社事務所を広島県呉市に移転。
  • 2003年7月上場株式を大阪証券取引所市場第一部から上場廃止。
  • 2007年6月本社及び製造部門を対象にISO14001の認証取得。

2010年代

  • 2019年11月株式を東京証券取引所で市場第二部に指定替え。

2020年代

  • 2020年10月液化石油ガス用オールプラスチック製複合容器(プラコンポ20Kg容器)を発売。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場再編に伴いスタンダード市場へ移行。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2027/3まで14,000百万円
  • 親会社株主に帰属する当期純利益2027/3まで220百万円
  • 1株当たり当期純利益2027/3まで64円33銭

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    容器・バルク貯槽の売上拡大

    LPガス容器やバルク貯槽の技術と顧客基盤を活かし、更新需要の取り込み、新規顧客開拓、工業用ガス容器への注力により売上拡大を目指す。

  2. 02

    販売価格の是正

    運送費や原材料価格の上昇を踏まえ、適正な販売価格への是正を進め、利益率と収益の改善を図る。

  3. 03

    生産性の向上

    需要変化に柔軟な生産体制の確立、DX導入による従業員能力向上、運送効率化を推進する。

  4. 04

    新製品の開発と新事業領域の開拓

    「スマートガスネットワーク構想」向け高圧ガス容器を開発中。協力会社と連携し試作品を製造している。

  5. 05

    サステナビリティ経営の推進

    CO2削減、コンプライアンス、安全衛生、人的資本、地域貢献を考慮したバランスの取れた経営を進める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で376人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は558万円で、9期前と比べて+26.0%平均年齢は45.5歳、平均勤続年数は21.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月387
2018年3月392
2019年3月44344.320.2398
2020年3月47944.120.2395
2021年3月48040.217.5398
2022年3月48740.717.8391
2023年3月50641.318.5384
2024年3月51342.219.2379
2025年3月53742.419.6370108
2026年3月55845.521.537680

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率2.4%
縦線は目安の30%

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 2 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
本社・工場 — 広島県呉市1,606百万円
高圧機器事業
本社他 — 広島県 呉市他1,207百万円
本社他 — 広島県 呉市16百万円
主な関係会社
  • 国内
    中鋼運輸㈱(注)2,3,4,5
    広島県呉市
    議決権47.7%
  • 国内
    高圧プラント検査㈱(注)2,3
    広島県呉市
    議決権59.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は138億円営業利益3億円前期と比べると増収減益で、売上が+0.0%、利益が-25.0%。

売上高
+0.0%
138億円
営業利益
-25.0%
3億円
純利益
-25.0%
3億円
営業利益率
2.2%
前期比 -0.7%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高140億円138億円
営業利益4億円3億円
純利益3億円3億円
1株あたり配当¥23¥23

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は31億円、営業利益は−1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+19.2%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q320
2024年1Q26−1−3.8−1
2024年2Q27−1−3.70
2024年3Q4324.72
2024年4Q371
2025年2Q59−1−1.7−1
2025年4Q7956.35
2026年2Q58−1−1.70
2026年4Q8045.03
2027年1Q31−1−3.20

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は116億円から138億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は2.2%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月116−1−1
2014年3月11811
2015年3月11821
2016年3月12822
2017年3月12633
2018年3月12011
2019年3月12811
2020年3月13011
2021年3月12911
2022年3月12911
2023年3月13432
2024年3月13332
2025年3月138452.94
2026年3月138342.23

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高138億円のうち、営業利益として残るのは3億円2.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3億円、売上の2.2%にあたる。営業利益率は業種中央値5.3%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金79.7%110億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金17.4%24億円
  • その他の費用持分法損益などの調整0.7%1億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.2%3億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
20.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比3.1pt
2.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.0pt
2.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.4pt
5.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
1.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが7億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは6億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は6億円で、売上の0.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月3−2114
2014年3月40−445
2015年3月6−5−115
2016年3月0−11−14
2017年3月6−3−334
2018年3月3−2−114
2019年3月6−1−355
2020年3月4−3−115
2021年3月5−3−323
2022年3月3−1−123
2023年3月−1−33−43
2024年3月3−2−113
2025年3月10−2−883
2026年3月7−1−266

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は130億円。このうち返さなくてよい自己資本が65億円で、自己資本比率は45.9%(業種中央値59.8%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月97346332.1
2014年3月98356332.8
2015年3月106406635.4
2016年3月109406933.9
2017年3月110456537.7
2018年3月114476737.5
2019年3月111446736.8
2020年3月111446736.6
2021年3月115486737.9
2022年3月118477136.6
2023年3月121507137.4
2024年3月134567838.0
2025年3月124596643.3
2026年3月130656545.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
9億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
28億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
65億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
65
/ 100
安定性自己資本比率31 / 40
収益力営業利益率4 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

金属製品 87社との比較

同じ金属製品の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE87社中47位あたり、逆に低いのは営業利益率87社中70位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
5.5%/中央値 5.9%
P25 2.5%P75 8.9%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
2.2%/中央値 5.3%
P25 2.5%P75 8.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
45.9%/中央値 59.8%
P25 47.8%P75 70.0%
売上成長率前期からの売上の伸び
0.0%/中央値 1.9%
P25 -1.7%P75 3.9%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.7%/中央値 3.0%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月1日の終値

直近の終値は¥850で、1年前と比べて+58.5%過去52週の値幅のなかでは72%の位置にある。

¥850+0.0%1ヶ月-1.4%1年+58.5%時価総額29億円
過去52週の値幅
安値¥545高値¥968

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)8.9倍
PER (会社予想)10.8倍
PBR0.46倍
配当利回り2.71%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は6月から7月にかけて830〜870円の狭いレンジで推移。25日移動平均線854円近辺で膠着し、RSIは51.6と中立。52週高値968円からは11.1%下、52週安値540円からは59.4%上と、中期的な上昇トレンドの中での調整局面。1ヶ月で3.0%上昇と底堅く、200日線を約13%上回っている。出来高は低水準で方向感は乏しいが、7月30日に861円とやや上昇。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PER 8.98倍は同業平均18.23倍の約半分、PBR 0.47倍は平均1.09倍を大幅に下回り、ROE 5.51%はやや低いが、配当利回り2.67%を確保。業績は安定しており、利益率は低いが資産価値に比べ割安。配当利回りは平均3.84%を下回る点は留意。

指標この会社業種平均
PER (実績)8.9倍49.7倍
PER (予想)10.8倍
PBR0.46倍1.13倍
ROE5.5%6.3%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

公共投資の動向と収益性の改善が焦点。売上高は安定しているものの、営業利益率は2%台と低く、減少傾向。PBR0.47倍と割安で、PER8.98倍と低倍率。強気派は低評価と配当で下値堅いと見るが、弱気派は収益力の低さと公共工事減少リスクを指摘する。

プラスに働く材料7
  • 低PBR・低PER

    PBR0.47倍、PER8.98倍と割安感があり、バリュー投資の対象

  • 安定した売上

    売上高が130億円台で推移し、大幅な落ち込みがない

  • 配当利回り2.67%

    株主還元が継続されており、下支えとなる

  • PER9.0倍と割安、純利益3億円で低評価通年影響

    時価総額29億円、PER8.98倍は金属製品で割安

  • 売上高138億円と高水準、減益幅は1億円に限定2026年3月期影響

    売上高は前期比横ばい、営業利益は4→3億円

  • 株価1年で62%上昇、需給は良好継続影響

    過去1年+62%、上昇トレンドが継続

  • 配当利回り2.67%、安定した株主還元通年影響

    純利益3億円、配当利回り2.67%で継続的な還元

マイナスに働く材料7
  • 低い収益性

    営業利益率2%台で、利益率の改善が見られない

  • 公共工事依存

    需要が公共投資に左右され、予算削減の影響を受けやすい

  • 減益傾向

    2022年から2024年にかけて純利益が減少、改善の兆しに乏しい

  • 営業利益率2.17%、収益力が低い通年影響

    売上高138億円に対し営業利益3億円、利益率2.17%

  • 売上高が3期連続ほぼ横ばい、成長欠如継続影響

    売上高133→138→138億円と伸び悩み

  • 外国人保有9.5%と低く、浮動株が少ない継続影響

    売買が細り、需給の影響で株価が変動しやすい

  • 原材料高や価格競争で利益率低下の懸念不定影響

    利益率2.17%がさらに悪化する可能性

次の決算で確かめる点
受注残高
将来の売上高を予測し、業績の安定性を評価する
営業利益率
収益性の改善が課題。動向を注視する
公共工事受注高
政府の公共投資動向を直接反映する重要な指標

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり23で、前期から+15.0%いまの株価に対する利回りは2.71%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥23
1株あたり
配当利回り
2.71%
いまの株価に対して
配当性向
24.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1013.1
2018年3月100.048.3
2019年3月100.063.7
2020年3月1550.063.3
2021年3月150.047.0
2022年3月150.044.9
2023年3月150.024.9
2024年3月1820.031.8
2025年3月2011.117.9
2026年3月2315.024.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥23

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ5,493人。区分でいちばん多いのは個人・その他62.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が27.1%を占め、残る72.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他73.571.272.071.671.862.3
事業法人14.215.215.515.215.320.0
金融機関8.97.67.57.87.77.1
外国法人1.11.31.00.70.86.9
自己株式4.24.24.24.24.23.7
外国人個人0.12.72.72.72.72.6
証券会社2.22.01.32.01.71.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01山本裕治6.44
02INTERACTIVE BROKERS LLC (常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)5.20
03日本製鉄株式会社4.90
04日本鉱泉株式会社4.24
05株式会社広島銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)3.22
06佐々木秀隆2.92
07株式会社宮入バルブ製作所2.89
08チョウヘイカ2.57
09株式会社W2.23
10中国工業従業員持株会1.77

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-07-28
    日本鉱泉株式会社
    変更報告
    7.16%
    +0.08pt
  • 2026-07-16
    日本鉱泉株式会社
    新規の大量保有報告
    4.24%
    +0.08pt
  • 2026-06-30
    ARNE WOLF KLAUS DEUSSEN
    新規の大量保有報告
    6.04%
    +1.00pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+378%、1株純資産は14期で+99%。直近期のROEは5.5%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月−34918−3.7
2014年3月189521.941.643.9
2015年3月341,1033.325.422.6
2016年3月541,0904.912.720.4
2017年3月871,2267.58.013.1
2018年3月271,2672.228.148.3
2019年3月191,2021.529.563.7
2020年3月271,2412.213.663.3
2021年3月381,3403.023.947.0
2022年3月411,3253.114.944.9
2023年3月611,3924.510.724.9
2024年3月631,5634.39.831.8
2025年3月1161,6577.24.417.9
2026年3月961,8275.58.924.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額86百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
中野敏代表取締役社長63180
小田和守取締役 専務執行役員76177
廣本卓哉取締役 執行役員6193
高橋誠二取締役551
河野隆取締役7967
松村靖男監査役(常勤)8297
渡邉睦浩監査役65
藤木達也監査役63
川北勇取締役7510
加藤之拓取締役46

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円退職慰労百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)559346212
社外取締役314145
監査役1101010

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容563字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、連結子会社2社及び非連結子会社4社で構成され、高圧ガス容器、LPガス貯槽・設備、鉄構機器製品、施設機器製品等の製造販売を主な内容とし、事業活動を展開しています。 当社と各関係会社の事業に係わる位置づけは次のとおりです。 なお、次の4部門は「第5 経理の状況 1連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 高圧機器………高圧ガスプラント工事の一部については、連結子会社高圧プラント検査㈱が行っております。 また、高圧ガス容器の一部の部品加工及び作業については、非連結子会社豊栄プレス㈲及び第一興産㈲が行っております。 鉄構機器………当社が製造するトランスケースの一部の部品加工については、非連結子会社豊栄プレス㈲が行っております。 施設機器………施設機器製品の一部の部品加工については、非連結子会社㈲エヌシーケーが行っております。 運送……………当社の製品等の輸送・保管については、連結子会社中鋼運輸㈱が主として行っております。 (注) この他非連結子会社三慶商事㈲に工場内保守営繕作業等を委託しております。 事業の系統図は次のとおりです。 (注) 非連結子会社4社はいずれも小規模であり、重要性がないため持分法適用から除外しております。
経営方針・対処すべき課題1,948字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社をはじめとするグループ各社は、常に顧客満足度を高める製品とサービスの提供に努めることにより経営の安定化を図り、株主をはじめ顧客、取引先、地域・社会に貢献するとともに従業員に希望を与える企業を目指します。そのため、変化する市場の動向を迅速、正確に捉え、経営資源を効率的に運用し、かつ、新技術・新製品の開発に力を注ぎます。また、コーポレート・ガバナンスの充実を図るとともに、コンプライアンスを最優先して企業活動を進めます。 近時は、わが社を取り巻く事業分野におきましては、原材料価格及び運送費等の値上げから収益環境は厳しい状況にありますが、かかる経営環境にあっても一定の売上と利益を確保する経営を進めてまいる所存であります。 (2)経営環境、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループの主要事業である高圧機器事業は、人口減と世帯数減、更にエネルギー供給源の多様化による従来の垣根を越えた競争激化の影響を受けて、今後の需要等について予測が難しい状況が続き、当社グループを取り巻く経営環境は、依然として予断を許さない状況となっております。 そのような状況の中、当社グループは、持続的な成長に向けて、「売上高の増加」、「生産性の向上」「ローコストオペレーションへの取組み」「新製品の開発」により業績向上に継続して取組んでまいります。 また、外部環境の変化に対し将来も俯瞰した前向きな取組みを通じ、社会から必要とされる会社、株主の皆様をはじめ、お客様や関係者の皆様と共に成長できる会社を目指してまいります。 かかる状況に対処するため、当社グループは、以下の経営課題に引き続き取組んでまいります。 ① 容器・バルク貯槽の売上拡大 イ.LPガス容器を主とする高圧ガス容器については、半世紀以上にわたって蓄積した技術と、この間の数千社に及ぶ顧客の業界に於ける優位性を活かし、今後も新しい分野に向け売上の拡大を図ります。 ロ.LPガスバルク貯槽については、20年を経過したことに伴う更新が続いており、引き続き需要の増加に対応した生産体制の拡充及び営業活動の推進により顧客の深耕開拓に努め売上拡大につなげるとともに、LPガス容器への転換需要も確保します。 ハ.蓄積した技術力を活かし、IT産業等で使用される工業用ガスに対応した特殊ガス用容器の受注により一層注力し、LPガス業界以外の新規顧客の獲得によって売上拡大を目指します。 ② 販売価格の是正 運送費、諸資材、エネルギー価格等の上昇を踏まえた、適正な販売価格の是正に努め、利益率・収益の改善を図ります。 ③ 生産性の向上 需要の変化に柔軟に対応した生産体制の確立、DX等の導入による従業員の能力向上及び運送の一層の効率を図ります。 ④ 新製品の開発 新たな事業領域の開拓として「スマートガスネットワーク構想」に向けた高圧ガス容器を開発中であり、協力会社等との連携により試作品の製造を開始しております。 ⑤ サステナビリティをベースとした経営の推進 CO2排出量の削減を始めとする環境問題への対処、コンプライアンス・安全衛生・人的資本・地域社会への貢献を意識したバランスの取れた経営を進めます。 ⑥ 資本コストや株価を意識した経営への取組み 「継続的なROEの改善」「株主資本コストの減少」を柱とした経営に、より重点を置き、社内での議論の深化や決定した施策のスピード感のある実施に努めてまいります。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標 中期経営計画における定量目標の開示、及びその後の開示により客観的な数値を公表しております。 期   売上高(百万円)   親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)   1株当たり当期純利益 2025年3月期   13,500   210   61円40銭 2026年3月期   14,000   220   64円33銭 2027年3月期   14,000   220   64円33銭 実績値(2025年3月期、2026年3月期)及び予想値(2027年3月期) 期   売上高(百万円)   親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)   1株当たり当期純利益 2025年3月期   13,843   376   115円83銭 2026年3月期   13,752   312   95円92銭 2027年3月期   14,000   270   78円95銭 ※2027年3月期の予想は、2026年5月13日に公表したもの
事業等のリスク1,820字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 製品の売上動向 当社グループの主力製品であるLPガス容器の販売価格及び販売数量は、LPガス業界の需要動向や競合他社との競争等の影響を受けます。また、他の製品についても同様にそれぞれの業界の需要動向、競合他社の動きに影響されます。 販売価格の下落、数量の減少は、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼします。 このため、継続的な生産性の向上、経費の削減等によるコスト削減に取り組み採算性悪化の回避に努めております。 (2)法的規制 当社の主力部門である高圧機器事業は、事業に関連する法令・諸規則等の法的規制を受けております。将来的に関連法令等に大幅な変更があった場合、当社の業務に変化が生じ、これらの関連法令等に対応できなかった場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼします。 また、運送事業は、貨物自動車事業法等に基づく許認可事業を営んでおります。安全運転教育などを適宜実施しておりますが、法令違反により行政処分等をうけて営業活動に支障をきたす事態となった場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼします。 このため、社内には内部管理体制を堅持するためのシステムを設け、関連法令等の遵守を徹底しております。 (3)購入諸資材価格の動向 当社グループが生産する製品に使用する鋼材、部品及び運送用燃料等の価格の大幅な変動は材料費、燃料費の変動要因となるため、継続的な生産性の向上、経費の削減等によるコスト削減に努めておりますが、製造原価変動分が販売価格へ適切に転嫁できない場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼします。 (4)退職給付債務 当社グループ従業員の退職給付費用及び債務額計算に使用する基礎率等の前提条件は、期初に設定しますが、前提条件が異なった場合には、当期の費用及び負債に計上されます。基礎率の変動や運用利回りの変動は、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼします。 (5)海外生産 高圧機器事業における製品の一部は、製品の製造コスト削減及び生産量確保のため、中国の現地法人での委託生産を継続しておりますが、政治又は法環境の変化、経済状況の変化により、事業の遂行に問題が生じる可能性があります。国内生産の増加、委託生産依存度の低減等に努めておりますが、変化が想定を超えて急速な場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼします。 (6)自然災害 想定を超える地震、台風等自然災害に伴い本社工場の操業停止等が発生した場合、原材料等の仕入先が被災し調達が困難となった場合、また製品の販売先が被災し受注が困難となった場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼします。 防災意識の徹底、情報収集等により被害、損害を最小限にするための体制整備に努めております。 (7)環境規制 当社グループは事業活動に伴い発生する廃棄物、有害物質等について、国内の法規制を遵守し対応しておりますが、将来的に排出規制やその他の規制が強化され、これらの規制を遵守できなかった場合、当社グループの事業活動が制約を受け、経営成績及び財政状態に影響を及ぼします。 (8)保有有価証券の時価下落 当社グループは主として、安定的な取引関係の維持・強化のため取引関係先等の株式を保有しております。保有株式は、個別銘柄毎に取引状況等を検証し、資本コストに見合っているか等を勘案し、継続保有等の判断をしておりますが、急激に株式市場が悪化した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼします。 (9)ドライバー不足 当社グループの運送事業においては、長距離ドライバーの採用強化等に取り組んでおりますが、想定を超えてドライバーが不足する事態となり輸送能力が低下した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼします。 なお、現時点で上記以外の予測できない事象の発生により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす場合があります。
経営成績の分析 (MD&A)3,395字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営成績 当連結会計年度のわが国経済は、円安や賃金上昇によるインフレ傾向のもと推移いたしました。 当社グループを取り巻く環境においても、諸資材、電力エネルギー費用、運賃等の上昇基調が続きました。 このような経済情勢のもと、当社グループは引続き受注の拡大に努め、売上については鉄構機器事業、施設機器事業及び運送事業は増収となりましたものの、高圧機器事業は減収となりました。 この結果、当連結会計年度の売上高は137億52百万円(前期比90百万円の減収)となりました。利益面においては、売上高の減少等により、営業利益は3億30百万円(同85百万円の減益)に、経常利益は4億46百万円(同50百万円の減益)に、親会社株主に帰属する当期純利益は3億12百万円(同63百万円の減益)となりました。 なお、前期は退職給付債務に関する数理計算上の差異(退職給付債務の減少額114百万円)を営業費用の減額として一括処理しました。前期対比の主な減益要因はそれに起因するものであります。 経営上の目標は、当期の業績予想と同額の売上高140億円、営業利益3億30百万円、経常利益4億10百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は2億20百万円としておりましたので、その達成状況は、売上高は目標を下回りましたが、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益ともに目標を上回りました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 高圧機器事業 プラント工事の受注等の減少により、売上高は90億69百万円となり、前期を3億51百万円(3.7%)下回りました。また、セグメント利益(営業利益)は、前期を84百万円(11.8%)下回る6億33百万円となりました。 鉄構機器事業 売上高は5億36百万円となり、前期を24百万円(4.7%)上回りました。一方、セグメント利益(営業利益)は、製造コストの上昇等により、前期を19百万円(44.2%)下回る24百万円となりました。 施設機器事業 売上高は19億57百万円となり、前期を2億35百万円(13.7%)上回りました。また、セグメント利益(営業利益)は、前期を27百万円(23.6%)上回る1億44百万円となりました。 運送事業 貨物取扱量が横ばいで推移し、売上高は21億88百万円となり、前期を1百万円(0.1%)上回りました。また、セグメント利益(営業利益)は、燃料等のコスト上昇分の一部を転嫁できたため、前期を5百万円(106.9%)上回る10百万円となりました。 (2) 財政状態 当連結会計年度末総資産は、前連結会計年度末(以下「前期」という。)と比較して5億46百万円(4.4%)増加し、129億96万円となりました。主な要因は、受取手形が1億81百万円、原材料及び貯蔵品が2億9百万円減少したものの、現金及び預金が3億65百万円、投資有価証券が5億23百万円増加したことによるものであります。 負債は前期と比較して76百万円(1.2%)減少し、65億6百万円となりました。主な要因は、繰延税金負債が1億45百万円増加したものの、支払手形及び買掛金が1億28百万円、電子記録債務が1億13百万円それぞれ減少したことによるものであります。 また、純資産は前期と比較して6億22百万円(10.6%)増加し、64億89百万円となりました。主な要因は、利益剰余金が2億48百万円、その他有価証券評価差額金が3億23百万円増加したことによるものであります。 (3) キャッシュ・フロー 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の期末残高は、前期に比べ3億55百万円(128.4%)増加し、6億32百万円となりました。なお、当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況と主な内訳は以下のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、7億円でありました(前期は得られた資金が10億17百万円)。これは、主に仕入債務は減少したものの、税金等調整前当期純利益の計上、棚卸資産の減少によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、1億30百万円でありました(前期は使用した資金が2億5百万円)。これは、主に有形固定資産の取得によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、2億14百万円でありました(前期は使用した資金が8億33百万円)。これは、主に借入金の返済によるものであります。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、資金需要は材料費、外注加工費、人件費、製造諸費用等の生産活動、並びに販売費及び一般管理費等の営業活動に必要な運転資金が主なものであります。また、投資活動については更新を主体とした設備投資を行っております。これらの資金需要に対する資金財源は、手持資金及び金融機関からの借入により必要とする資金を調達しております。なお、当面の資金繰りのための資金は十分に確保していると判断しております。 (4)生産、受注及び販売の実績 生産、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。 ① 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(百万円)   前年同期比(%) 高圧機器事業   9,019   △2.5 鉄構機器事業   542   3.9 施設機器事業   1,984   16.7 合計   11,546   0.7 (注) 1 金額は販売価格によります。 2 運送事業は生産形態を伴わないため省略しております。 ② 受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前年同期比(%)   受注残高(百万円)   前年同期比(%) 高圧機器事業   8,893   △4.0   587   5.3 鉄構機器事業   525   4.5   68   △2.0 施設機器事業   2,121   17.7   388   27.4 合計   11,539   △0.3   1,044   12.0 (注) 運送事業は貨物運送事業を主力とする物流事業を展開しているため省略しております。 ③ 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前年同期比(%) 高圧機器事業   9,069   △3.7 鉄構機器事業   536   4.7 施設機器事業   1,957   13.7 運送事業   2,912   1.2 合計   14,476   △0.4 (注) 1 総販売実績に対し、10%以上に該当する販売先はありません。 2 上記販売金額はセグメント間の内部売上高又は振替高を控除していません。 (5) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 なお、期末時点で入手可能な情報を基に検証等を行っております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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