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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

アサンテ

ASANTE INCORPORATED6073 · Prime · サービス業

既存木造家屋向けに白蟻防除・湿気対策・地震対策を施工する住宅保全の専門会社。

概要

アサンテは、東京都新宿区に本社を置く住宅向け防災・リフォームサービス会社である。白蟻防除、湿気対策、地震対策を主力とし、全国に営業網を展開する。従業員1013名、売上高は140億円前後で推移し、営業利益率8%台の高水準を維持してきたが、2026年3月期は減益を見込む。東京証券取引所市場第一部に上場している。

農協との提携を軸とする販売チャネル

アサンテの販売チャネルは、全国農業協同組合連合会(JA全農)や各地の農業協同組合、生活協同組合との提携に大きく依存している。1979年に藤枝市農業協同組合との業務提携を皮切りに、全国のJA県本部との提携を拡大。現在も「農協等の取扱業者」として、組合員向けに白蟻防除や耐震補強などのサービスを提供する体制を取る。この提携ルートが安定的な受注基盤となっており、一般消費者への直接営業と併せて事業を支えている。また、2020年には株式会社ハートフルホームを子会社化し、リフォーム分野の強化も図っている。

売上高140億円台で安定、利益率は変動

近年の売上高は137億円から145億円の範囲で安定的に推移してきた。2025年3月期には140億円を記録したが、営業利益は12億円(営業利益率8.6%)と高水準だった。しかし2026年3月期は売上高144億円に対し営業利益8億円(同5.6%)と大幅減益を見込む。その要因として、成長投資に伴う費用増加や、猪苗代総合研修センターの減損損失284百万円の計上などが挙げられる。純利益は2026年3月期に3億円と過去最低水準となる見通しである。自己資本比率は68.6%と財務体質は堅調だが、利益の変動に注意が必要である。

全国38カ所の営業所で展開、四国にも進出

アサンテは東京都府中市で創業後、関東を皮切りに全国へ営業所を開設してきた。2021年4月には愛媛県西予市に南予営業所を新設し、四国地方に本格進出。その後も四国に2営業所を追加し、現在は全国38カ所の営業所を展開する。主要拠点は東京本社のほか、静岡県三ヶ日町の総合研修センターや福島県猪苗代町の研修センターを保有する。ただし猪苗代総合研修センターは2026年3月期に運用を停止し、減損損失を計上した。営業エリアの拡大と既存エリアの深耕を並行して進めている。

業界の中での役割は住宅リフォーム・防除サービス事業者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
144億円
営業利益
8億円
営業利益率
5.6%
純利益
3億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2020/3
事業売上構成比利益利益率
白蟻防除施工59億円41.3%
基礎補修施工40億円28.0%
床下等換気 システム施工32億円22.4%
その他12億円8.4%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01住宅(個人向け住宅保全サービス)主力

既存木造家屋を対象に、白蟻防除、湿気対策(床下・壁内調湿)、地震対策(耐震補強)の各種施工を主力サービスとして提供。農協等との提携による取扱業者としても営業活動を行う。

主要顧客全国農業協同組合連合会、農業協同組合、生活協同組合

主な製品・サービス5
白蟻防除
木造家屋のシロアリ被害を防ぐための薬剤処理・防蟻工事。
湿気対策
床下・壁内の調湿材設置等による結露・カビ対策工事。
地震対策
耐震補強工事(筋交い、金物補強等)による住宅の耐震性向上。
住宅リフォーム
キッチン・浴室等のリフォーム工事。
害虫・害獣防除
ゴキブリ、ネズミ等の害虫・害獣駆除サービス。

製品と技術

白蟻防除:中核サービスとして30年以上

白蟻防除はアサンテの創業以来の主力サービスである。木造家屋のシロアリ被害を防ぐため、薬剤処理や防蟻工事を実施する。同社は独自の点検手法として、2006年にアメリカから導入した「シロアリ探知犬」を活用。犬の嗅覚で白蟻の生息箇所を特定し、精度の高い診断を提供する。また、2010年には「トコジラミ探知犬」も導入し、害虫駆除サービスの幅を広げている。白蟻防除の需要喚起のため、「シロアリバスターズ®」のブランド名でテレビCMやWEB広告を積極的に展開している。

湿気対策と地震対策:家屋保全の二本柱

湿気対策では、床下や壁内に調湿材を設置し結露やカビの発生を抑制する工事を提供する。地震対策では、「アサンテ耐震システム」と称する耐震補強工事を販売。筋交いや金物補強などにより住宅の耐震性を向上させる。このシステムは2007年に一般財団法人日本建築防災協会の技術評価を取得している。さらに、2002年からは家屋補強システム、2005年からは基礎の亀裂補修工法も手掛け、木造家屋の総合的な保全を目指している。

高断熱施工やリフォーム:新たな成長分野

2019年に本格販売を開始した高断熱施工は、住宅の断熱性能を向上させるサービスである。また、キッチンや浴室などの住宅リフォームも手掛ける。リフォーム事業は1994年に住宅事業部として開始し、その後HA事業部に統合された。さらに、ゴキブリ・ネズミなどの害虫・害獣防除サービスも提供し、住まいのメンテナンス全般をカバーする。2020年には子会社ハートフルホームを取得し、リフォーム分野の体制を強化している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

リフォーム仲介、安定成長

住宅リフォームの仲介・施工管理を手掛ける。売上高は137億円から144億円へ堅調増加。同業のジンジブやマテリアルグループと比較して規模は中程度。営業利益率は8.57%から5.56%へ低下傾向にあるが、リフォーム需要は底堅く、安定した事業基盤を持つ。

強み

  • 売上高が3期連続で増加し、リフォーム需要を取り込む。
  • 住宅ストック増加でリフォーム需要は中長期で拡大見込み。
  • 在庫リスクが少なく、キャッシュフローが安定。
  • 売上高100億円超で、安定した収益基盤を確保。

課題

  • 営業利益率が8.57%から5.56%へと下落傾向。
  • リフォーム仲介市場は競争が激しく、手数料低下リスク。
  • 施工能力の制約で受注拡大が難しい局面も。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

総合建設 (ゼネコン)の時価総額近傍。太字がアサンテ

時価総額で並べると、掲載6社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
11899福田組407億円10.2倍
21814大末建設386億円10.0倍
34345シーティーエス349億円12.8倍
41780ヤマウラ311億円8.8倍
53443川田テクノロジーズ241億円8.2倍
66073アサンテ187億円60.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(総合建設 (ゼネコン))に従っています。

会社の歴史

沿革 36件

三洋消毒として創業、白蟻防除からスタート

1973年9月、東京都府中市に三洋消毒株式会社(現アサンテ)を設立し、白蟻等の害虫・害獣防除業を開始した。翌年には神奈川営業所(現湘南営業所)を開設し、営業網の拡大を始める。当初は法人向けの衛生管理サービスも手掛けていたが、住宅向けの個人サービスへと軸足を移していく。1982年には本社を府中市内で移転し、事業基盤を固めた。

農協との提携で販路拡大、1994年に商号変更

1979年に藤枝市農業協同組合と業務提携したのを機に、全国各地の農業協同組合との連携を強化。1988年には茨城県経済農業協同組合連合会とも提携し、JAルートでの販売を本格化させた。1994年1月、事業領域の拡大に伴いCIを導入し、商号を「アサンテ」に変更。同時期に住宅事業部を新設し、リフォーム事業にも進出。同年4月には本社を新宿区に移転し、現在の拠点となった。

独自技術の開発と探知犬の導入

2002年、家屋の柱や土台の接合部を補強する家屋補強システムの販売を開始。2007年には「アサンテ耐震システム」を独自開発し、一般財団法人日本建築防災協会の技術評価を取得した。2005年には基礎の亀裂補修工法も開発。また、2006年にアメリカから白蟻探知能力を持つ「シロアリ探知犬」を導入し、点検サービスの差別化を図った。2010年にはトコジラミ探知犬も導入している。

東証上場とその後の事業再編

2013年3月、東京証券取引所市場第二部に上場。翌2014年4月には市場第一部指定を受けた。上場後はエコ事業推進部を設置し太陽光発電システム販売に注力したが、2013年に同事業部を廃止しHA事業部に統合。2019年には高断熱施工の販売を本格開始。2020年7月には株式会社ハートフルホームを子会社化し、リフォーム事業を強化した。2021年には四国地方に進出し、営業所を開設している。

年表36件を開く

1970年代

  • 1973年9月東京都府中市美好町二丁目36番地に三洋消毒㈱(現、㈱アサンテ)を設立し、白蟻等の害虫・害獣防除業を開始
  • 1974年5月本社を東京都府中市片町二丁目15番93号に移転
  • 1974年9月神奈川県藤沢市に神奈川営業所(現、湘南営業所)を新設(以降順次営業所を開設)
  • 1979年9月藤枝市農業協同組合と業務提携(以降各地農業協同組合と提携)

1980年代

  • 1982年3月本社を東京都府中市宮西町五丁目8番1号に移転
  • 1986年3月法人向け殺虫・殺鼠等のトータルサニテーション事業(TS事業)の強化を図るため、法人向け部門を分離し、TS事業部(現、TS営業部)を新設
  • 1987年9月本社を東京都府中市から東京都新宿区新宿一丁目15番9号に移転
  • 1988年3月販売体制のさらなる強化を図るため、茨城県経済農業協同組合連合会と業務提携(以降各地全国農業協同組合連合会県本部と業務提携)

1990年代

  • 1990年12月静岡県引佐郡三ヶ日町(現、静岡県浜松市浜名区三ヶ日町)に総合研修所(現、三ヶ日総合研修センター)を新設
  • 1994年1月商号変更業務領域の拡大に伴いCI(コーポレートアイデンティティ)を導入し、商号を㈱アサンテに変更
  • 1994年3月リフォーム事業に進出するため、住宅事業部を新設
  • 1996年4月本社を新宿区新宿一丁目33番15号に移転
  • 1996年4月一般家屋向けメンテナンスサービスの充実を図るため、CS(カスタマーサティスファクション)業務を開始
  • 1999年4月身体障害者及び知的障害者の雇用促進を図るため、特例子会社㈱ヒューマン・グリーンサービスを設立

2000年代

  • 2002年1月家屋の柱や土台等の接合部を補強する家屋補強システム施工の販売を開始
  • 2002年3月福島県耶麻郡猪苗代町に猪苗代総合研修センターを新設
  • 2002年4月お客様満足度のさらなる向上を目指すため、お客様相談室を新設
  • 2002年6月M&A㈱伊万里ブルワリー(旧㈱伊万里製作所)を子会社化
  • 2005年10月基礎の亀裂補修を図ると共に、表面劣化を抑制する基礎補修施工の販売を開始
  • 2006年7月日本における白蟻防除の必要性を広く認知してもらうため、白蟻探知能力を持つ「シロアリ探知犬」をアメリカから導入
  • 2007年9月耐震補強施工「アサンテ耐震システム」を独自開発し、財団法人日本建築防災協会(現、一般財団法人日本建築防災協会)の技術評価を取得
  • 2008年11月商号変更経営戦略の精度向上や、年度計画の策定・推進・管理等の効率化を図るため、決算期を8月から3月に変更
  • 2009年4月M&A住宅事業部を廃止し、HA事業部(現、HA営業推進部)にその業務を統合
  • 2009年6月前代表取締役社長の宗政誠が社団法人日本訪問販売協会(現、公益社団法人日本訪問販売協会)の監事に就任
  • 2009年7月M&A子会社㈱伊万里製作所を吸収合併し、伊万里工場と改称
  • 2009年10月太陽光発電システムの需要拡大に伴い、本格販売開始

2010年代

  • 2010年4月エコ事業推進部を新設し、太陽光発電システムとリフォームの業務をHA事業部(現、HA営業推進部)より移管
  • 2010年10月トコジラミ被害への対策として、トコジラミ探知能力を持つ「トコジラミ探知犬」をアメリカから導入
  • 2013年3月上場東京証券取引所市場第二部へ上場
  • 2013年6月M&Aエコ事業推進部を廃止し、HA事業部(現、HA営業推進部)にその業務を統合
  • 2014年4月東京証券取引所市場第一部指定
  • 2015年2月お客様とのリレーション強化や営業活動のバックアップを推進するため、サービス審査室(現、お客様相談室サービス審査課)を新設
  • 2015年3月三ヶ日総合研修センターを建替え
  • 2019年1月高断熱施工の販売を本格開始

2020年代

  • 2020年7月M&A株式会社ハートフルホームを子会社化
  • 2021年4月愛媛県西予市に南予営業所を新設し、四国地方に進出(以降、四国地方に2営業所を新設)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2029年3月期まで169億円
  • 営業利益2029年3月期まで14.4億円
  • 営業利益率2029年3月期まで8.5%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    営業推進基盤・体制の強化

    広告宣伝の高度化と規模拡大、企業・団体提携の強化、新規開拓により販売チャネルを拡充。JAとの連携深耕、新規エリア開拓、M&Aによる事業領域拡大にも取り組む。

  2. 02

    生産性の向上

    AI活用・DX推進、インフラ整備、データ活用の高度化を通じて業務効率化・省力化・精度向上を図り、限られた経営資源から高い成果を創出する体制を構築する。

  3. 03

    お客様視点に立ったサービスの拡充

    住宅メンテナンス意識の高まりや家屋構造の多様化に対応し、既存サービスの改良・高付加価値化、個人宅向けPCOサービスの拡販、高断熱施工など新サービスを展開する。

  4. 04

    人的資本の開発・活用

    採用力と定着力の向上を図るため、処遇改善、教育体制充実、職場環境整備を一体推進。社内検定制度拡充やマネジメント能力開発により従業員の成長とサービス品質向上を目指す。

  5. 05

    事業活動を通じた社会課題解決への貢献

    木造家屋の安全性向上と長寿命化サービスを提供し、防災・減災に貢献。CO2排出削減など地球環境に配慮した事業運営を推進する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,013人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は583万円で、9期前と比べて+4.6%平均年齢は41.8歳、平均勤続年数は13.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,067
2018年3月1,040
2019年3月55837.78.81,022
2020年3月56239.110.1962
2021年3月53938.610.31,049
2022年3月53439.210.91,046
2023年3月55240.211.71,037
2024年3月56041.112.4998
2025年3月57142.112.9983122
2026年3月58341.813.01,01379

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
男性育休取得率66.7%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)49.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社 — 東京都新宿区2,366百万円
研修センター — 静岡県浜松市浜名区他851百万円
社宅・寮 — 東京都豊島区他594百万円
HA営業推進部 支店・営業所 — 各地158百万円
84百万円
本社 — 北海道札幌市 清田区76百万円
伊万里工場 — 佐賀県伊万里市29百万円
社宅・寮 — 北海道北見市5百万円
支店・営業所 — 北海道室蘭市3百万円
TS営業部 営業所 — 愛知県清須市他2百万円
主な関係会社
  • 国内
    株式会社ハートフルホーム
    北海道札幌市清田区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は144億円営業利益8億円前期と比べると増収減益で、売上が+2.9%、利益が-33.3%。

売上高
+2.9%
144億円
営業利益
-33.3%
8億円
純利益
-57.1%
3億円
営業利益率
5.6%
前期比 -3.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高137億円144億円
営業利益2億円8億円
純利益0億円3億円
1株あたり配当¥62¥62

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は38億円、営業利益は2億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−9.5%、営業利益は−71.4%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q300
2024年1Q42716.74
2024年2Q3425.92
2024年3Q3100.00
2024年4Q30−1
2025年2Q781215.47
2025年4Q6200.00
2026年2Q79810.15
2026年4Q6500.0−2
2027年1Q3825.31

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は121億円から144億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は5.6%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所市場第二部へ上場
2013年3月1212112
2014年3月1292614
2015年3月1272314
2016年3月1332315
2017年3月1391713
2018年3月1402214
2019年3月1452315
株式会社ハートフルホームを子会社化
2020年3月1442416
愛媛県西予市に南予営業所を新設し、四国地方に進出(以降、四国地方に2営業所を新設)
2021年3月1391711
2022年3月137136
2023年3月141149
2024年3月137105
2025年3月14012128.67
2026年3月144885.63

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高144億円のうち、営業利益として残るのは8億円5.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3億円、売上の2.1%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金31.9%46億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金62.5%90億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.6%8億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
68.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.0pt
5.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比3.0pt
2.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比9.0pt
2.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
7.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが4億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは3億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は68億円で、売上の5.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月11−161036
2014年3月162−31850
2015年3月12−8−3450
2016年3月160−51662
2017年3月14−1−91366
2018年3月170−81775
2019年3月17−1−81683
2020年3月150−81590
2021年3月9−3−30667
2022年3月90−8967
2023年3月12−4−8867
2024年3月4412887
2025年3月11−1−271071
2026年3月4−1−6368

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は140億円。このうち返さなくてよい自己資本が96億円で、自己資本比率は68.6%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月106703665.7
2014年3月120823867.9
2015年3月127933472.7
2016年3月1401043673.9
2017年3月1411083376.7
2018年3月1521173576.7
2019年3月1611253678.0
2020年3月1661343281.0
2021年3月1441172780.9
2022年3月1411162582.1
2023年3月1451172881.1
2024年3月1611174472.7
2025年3月143974667.8
2026年3月140964468.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
68億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
113億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
44億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
81
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率11 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り534社中139位あたり、逆に低いのはROE534社中473位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
2.8%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
5.6%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
68.6%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
2.9%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.1%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,517で、1年前と比べて-7.6%過去52週の値幅のなかでは50%の位置にある。

¥1,517-0.3%1ヶ月+1.7%1年-7.6%時価総額187億円
過去52週の値幅
安値¥1,306高値¥1,728

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)60.8倍
PER (会社予想)423.7倍
PBR1.58倍
配当利回り4.09%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価1488円。25日線(1447円)を+2.8%上回り、75日線(1434円)も上回る。52週高値1728円から14%下落。RSI74.0とやや過熱。直近1ヶ月で+5.2%上昇。出来高は1〜2万株と堅調。上昇トレンド継続。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 15/100)

PER 59.5倍は業界平均22.2倍を大幅に上回り、配当利回り1.99%は業界平均1.66%をやや上回るが、配当性向216%と持続可能性に懸念。ROE 2.8%と資本効率が低く、収益力に見合わないバリュエーションと判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)60.8倍23.4倍
PER (予想)423.7倍
PBR1.58倍3.51倍
ROE2.8%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績は安定しているが、2026年3月期は減益予想。PERが59倍と割高で、株価は下落基調。強気派は生活必需品としての需要の安定性と、高水準の利益率を評価するが、弱気派は成長鈍化とバリュエーションの高さを懸念。新規事業やM&Aによる成長がなければ、株価上昇は期待しにくい。

プラスに働く材料7
  • 安定した収益基盤

    売上高は約140億円で推移、住宅ストック需要により安定。

  • 高い収益性

    営業利益率8.57%と高水準、効率的な運営。

  • 配当利回り魅力的

    配当利回り約2%と安定、株主還元策。

  • コスト削減で営業利益回復余地通年影響

    営業利益8億円から10億円超への改善可能

  • M&Aによる事業拡大機会不定影響

    自己資本比率高く、買収余力あり

  • 株主優待導入で個人株主増次回株主総会影響

    現状配当利回り2%未満、優待追加で需要増

  • 業界再編でシェア向上不定影響

    小規模事業者が多く、M&A機会

マイナスに働く材料7
  • 低成長・減益予想

    2026/3期は売上増も営業減益、利益率低下。

  • バリュエーション高

    PER59倍は成長率に見合わず、割高感。

  • 競争激化

    参入障壁低く、中小業者との競合で価格競争リスク。

  • 2026/3期営業利益33%減2026年Q3決算影響

    営業利益8億円、前期12億円から減少

  • 人件費高騰で利益率低下継続影響

    営業利益率8.6%→5.6%と低下

  • 競合との価格競争激化通年影響

    収益源の多くが価格競争に晒される

  • 業績予想下方修正リスク決算発表後影響

    2026/3期利益予想が楽観的との懸念

次の決算で確かめる点
営業利益率
利益率の変動が収益力の変化を示す。
受注件数
住宅メンテナンス需要の実勢を測る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり62で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは4.09%。

年間配当
¥62
1株あたり
配当利回り
4.09%
いまの株価に対して
配当性向
216.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月4644.8
2018年3月508.743.7
2019年3月548.044.0
2020年3月6011.146.9
2021年3月600.061.9
2022年3月623.3112.8
2023年3月620.077.5
2024年3月620.0152.7
2025年3月620.093.9
2026年3月620.0216.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥62

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ67,613人。区分でいちばん多いのは個人・その他80.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が13.3%を占め、残る86.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他50.357.860.164.978.080.0
自己株式11.211.111.010.920.920.9
金融機関16.513.613.314.113.211.9
外国法人18.115.113.07.76.55.0
証券会社3.62.02.11.60.91.7
事業法人11.511.411.411.71.41.4
外国人個人0.00.10.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)6.28
02宗政 ヨシ5.99
03アサンテ従業員持株会3.06
04NHGGP JAPAN OPPORTUNITIES FUND, L.P. (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)2.84
05渋谷 健一2.11
06宗政 英傑1.73
07日本生命保険相互会社1.12
08SMBC日興証券株式会社1.03
09朝日生命保険相互会社0.97
10株式会社三菱UFJ銀行0.73

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−75%、1株純資産は14期で+68%。直近期のROEは2.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月11458520.27.417.5
2014年3月11466918.28.221.9
2015年3月11575116.211.127.8
2016年3月12083915.113.133.2
2017年3月10387911.915.944.8
2018年3月11494512.517.443.7
2019年3月1231,01612.517.744.0
2020年3月1281,08712.211.946.9
2021年3月901,0649.120.161.9
2022年3月531,0535.027.6112.8
2023年3月801,0687.520.777.5
2024年3月491,0664.633.6152.7
2025年3月669976.424.593.9
2026年3月289822.855.0216.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

3名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は3名。2026/3期の役員報酬は総額190百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
宮内征代表取締役 社長5542,000
中尾能之常務取締役 経営本部長6311,000
犬飼由喜夫735,000

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)699221813923
社外取締役538388
監査役1131313

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容352字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、既存木造家屋を対象とした「白蟻防除」、「湿気対策」、「地震対策」の各種施工を主力サービスとしております。また、その他のサービスとして、住宅リフォーム、ゴキブリ・ネズミ等の害虫・害獣防除等を行なっております。 当社グループの取引を図示すると以下のとおりであります。 (注) 1.図中の「農協等」については、農協等との提携による取引を図示しております。 2.当社グループは、「第2 事業の状況 5重要な契約等(1)販売等に関する提携」に記載のとおり、農協等の取扱業者として営業活動を行なっております。 3.「農協等」には、全国農業協同組合連合会、全国農業協同組合連合会県本部、協同会社(全国農業協同組合連合会県本部関係会社)、農業協同組合、生活協同組合を含んでおります。
経営方針・対処すべき課題2,436字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 当社は「人と技術を育て、人と家と森を守る」を経営理念として、シロアリ対策・地震対策などでお客様に安全・安心・快適を提供し、既存住宅の長寿命化を推進することによって、環境問題などの社会課題解決にも貢献します。 (1)経営方針 (お客様満足度の向上) お客様に喜ばれる最高のサービスと卓越した技術の提供に努めます。 (環境と社会に貢献) 既存住宅の長寿命化を推し進め、環境問題などの社会課題の解決に取り組み、持続可能な社会の実現を目指します。 (誠実な経営の推進) あらゆるステークホルダーから厚い信頼を得られるよう、コンプライアンスを重視し、誠実を旨とする企業経営を実践します。 (優秀な人材の育成) 経営理念を共有し、社会に貢献できる優秀な人材をより多く育成し、事業全体の質を高めます。 (従業員満足度の向上) 一人ひとりの従業員がイキイキと働ける環境を実現し、やる気を高め、組織力を向上させます。 (持続的な発展の実現) 営業エリアやサービス分野を拡大しつつ、経営効率を高め、中長期的な企業価値の向上を目指します。 (2)目標とする経営指標 当社グループは、2027年3月期を初年度とする3か年の中期経営計画を策定し、最終年度である2029年3月期において売上高169億円、営業利益14.4億円、営業利益率8.5%を目標としております。 本中期経営計画期間は、成長基盤を再構築する3年間とし、営業・施工人員の増強による売上創出力の拡大を最優先事項と位置付け、その先にある売上高・収益性の持続的な拡大の実現に向け取り組んでまいります。 (3)対処すべき課題 当社グループは、経営理念「人と技術を育て、人と家と森を守る」の実現に向けて、白蟻防除を主軸としたサービスの提供を通じて、木造家屋が抱える課題の解決に取り組み、お客様の安全・安心・快適な暮らしを支えるとともに、社会とともに持続的な成長を実現することを目指しております。 当社グループを取り巻く環境は、物価上昇に伴う事業コストの増加や家計の節約志向に加え、労働需給の逼迫が続くことが予想されます。一方で、既存住宅の長寿命化や維持管理を促進する政策、防災・減災意識の高まり、厚い木造戸建てストックの存在を背景として、木造家屋の保全に関する需要は今後も安定的に推移することが見込まれます。こうした事業環境のもと、当社グループは、成長基盤の再構築を進め、持続的な売上成長と収益性向上の実現を図ってまいります。 このような認識のもと、当社グループは、以下の項目を優先的に対処すべき課題として取り組んでおります。 (営業推進基盤・体制の強化) 当社グループが持続的に成長していくためには、より多くのお客様との接点を創出し、安定的に申込件数を拡大できる基盤を構築することが重要であると認識しております。そのため、広告宣伝の高度化と規模拡大、企業・団体提携先との関係強化及び新規開拓を通じて販売チャネルの拡充を進めると同時に、白蟻防除の必要性啓発と認知度向上を図ってまいります。また、JAとの提携を基本とした既存エリアの深耕及び新規エリアの開拓を推し進めるとともに、M&A等を活用した事業領域の拡大にも取り組んでまいります。 (生産性の向上) 当社グループは、成長基盤の再構築を進める上での重要な課題の一つとして、生産性の向上を位置付けております。AI活用・DX推進、インフラ整備及びデータ活用の高度化を通じて、業務全般の効率化、省力化及び精度向上を進め、限られた経営資源からより高い成果を創出できる体制づくりに取り組んでまいります。あわせて、業務フローの見直しや情報共有の仕組みを整備し、お客様対応の質と収益性の向上につなげてまいります。 (お客様視点に立ったサービスの拡充) 当社グループは、木造家屋の問題解決プロフェッショナルを目指し、お客様視点に立ったサービスの拡充を進めております。住宅メンテナンス意識の高まりや家屋構造の多様化・高機能化に対応し、既存サービスの改良及び高付加価値化を図るとともに、個人宅向けPCOサービスの拡販や高断熱施工をはじめとする新たなサービスの展開に取り組んでまいります。また、お客様ニーズの把握とアフターサービスの充実を通じて、長期的な顧客価値の向上を図ってまいります。 (人的資本の開発・活用) 当社グループにおいて、人材は売上創出の源泉であり、持続的成長を実現する上で最も重要な資本です。労働市場の変化が進み、人材の獲得競争が一層激しさを増す中、採用力と定着力を高めることが経営上の重要課題であると認識しております。そのため、人的資本の開発及び活用を中期的な成長戦略の土台に据え、処遇改善、教育体制の充実、職場環境の整備を一体で推し進めております。 人材教育においては、充実した教育体制を通じて定着の促進と早期戦力化を支援するとともに、社内検定制度の拡充やマネジメント能力の開発により、従業員一人ひとりの成長とサービス品質の向上を図ってまいります。また、職場環境の整備においては、年間休日の増加、給与水準の引き上げ、福利厚生の充実、就労環境の改善及び人事制度の継続的な見直しを進め、多様な人材が安心して長く活躍できる体制構築に努めてまいります。 これらの取り組みにより、将来の持続的成長を支える人材基盤の強化を図ってまいります。 (事業活動を通じた社会課題解決への貢献) 当社グループは、木造家屋の安全性向上と長寿命化に資するサービスの提供を推し進めるとともに、防災・減災につながるサービスの開発・拡充を通じて、木造家屋の保全価値を広く発信してまいります。 また、事業活動に伴うCO2排出量の削減を進め、地球環境に配慮した事業運営を推進してまいります。
事業等のリスク4,096字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループは、事業活動に影響を与える可能性のあるリスクを的確に把握し、適切な対策を講じております。有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 また、当社グループを取り巻く事業環境は、自然災害、情報セキュリティ、人材確保、資材価格及びエネルギー価格の変動等を含め、変化が継続していることから、こうした外部環境の変化も踏まえて以下のリスクを認識しております。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1)災害等の発生について 当社グループは、地震、台風、洪水等の自然災害や火災等の事故、及び感染症等の流行の発生を想定し、必要とされる安全対策や安否確認体制の構築等、事業継続計画を策定して影響の回避に努めております。しかしながら、大規模な災害、事故等による全ての影響を回避することは困難であり、また、感染症等の流行時においては事業活動が制限される場合があり、財政状況及び業績等に影響を及ぼす可能性があります。 (2)情報セキュリティについて 当社グループは営業上、技術上の機密情報や、事業活動においてお客様の個人情報やプライバシーに関する情報を保有しております。これらの情報の取り扱いについては、規程に基づく厳重な管理・運用、及びセキュリティ対策を行なっておりますが、近年のサイバー攻撃の多様化・巧妙化も踏まえると、システムの不正アクセスやサイバー攻撃等により、外部への機密情報・個人情報の漏洩、業務の遅滞等の影響が発生する可能性があります。情報セキュリティ対策においては、情報セキュリティ基本方針を制定し、情報システム管理規程に基づき情報システム担当取締役のもと、部門を横断したインシデント対応体制を整備しております。また、セキュリティ対策の高度化並びに社員への定期的なセキュリティ教育や、インシデントを想定した訓練等、情報セキュリティ対策の強化に努めております。しかしながら、万一、何らかの理由で外部に流出した場合、損害賠償責任を負う可能性がある上、当社グループの社会的信用を失うことにより、財政状況及び業績等に影響を及ぼす可能性があります。 (3)人材確保と育成について 当社グループにとって「人材の確保と育成」は経営基盤の維持、拡大の上で不可欠であります。そのため、当社グループでは、人材を重要な資本と捉え、職場環境の整備による社員の満足度向上、新卒・中途採用活動や能力・成果主義を基軸とした人事制度の構築や、社員教育体系の充実等に積極的に取り組んでおります。また、当社グループの営業活動は訪問販売を主とすることから、コンプライアンスについて徹底した人材育成と質の向上を図っております。少子高齢化や労働需給関係の逼迫等により人材獲得競争が激化する中、社員の生産性を高める取り組みも推し進めておりますが、必要な人材を確保できない場合には、事業展開が制約され、業績等に影響を及ぼす可能性があります。 (4)市場について 当社グループの主力商品である白蟻防除施工等のサービスは、全国に約26百万戸現存する木造戸建住宅を主な販売対象としておりますが、ユーザーが日常生活を営む上で目に付き難いところで被害を及ぼす白蟻の防除を主目的としているため、その需要の多くは潜在化しております。そして、当社グループのユーザーの大半が個人顧客であるため、個人の消費マインド軟化、物価動向等を背景とした可処分所得の減少によっても需要が顕在化し難くなる場合があります。したがって、これら個人顧客向けサービスの販売動向は、国内並びに地方における経済状況、景気動向、雇用環境等により大きく変動いたします。これらの諸要因が当社グループにとって有利に作用しない場合、財政状況及び業績等に影響を及ぼす可能性があります。 (5)法規制について 当社グループは、商取引、建築、薬品取扱、個人情報保護、金融取引、労務並びに内部統制上、各種法律の規制を受けております。また、当社グループは訪問販売による営業活動を行なっていることから、特定商取引に関する法律の規制を受けております。同法は主に、訪問販売等の特定の販売形態を公正にし、消費者が受けることのある損害の防止を図ることにより、消費者の利益を保護することを目的として制定された法律であります。当社グループは静岡県に総合研修センターを設置し、集合研修による社員教育並びに実際の業務を通しての職場内教育(OJT)を組み合わせ、高いレベルのコンプライアンス体制の構築に努めております。しかしながら、万が一、当社グループが各種法規制に抵触した場合、または消費者保護意識や個人情報保護意識の高まり等を背景として、改廃、新たな法令等の制定があった場合には、財政状況及び業績等に影響を及ぼす可能性があります。 (6)主要提携先について 当社グループは、農協等との間で販売等に関する業務提携を行ない、当該提携先農協等の取扱業者として営業活動を行なっております。また、多様な企業、団体と業務提携し、各提携先から顧客の紹介等を受けて白蟻防除施工等を提供しており、これらの提携が期間満了、解除、その他の理由に基づき終了した場合や、提携先を取り巻く事業環境の変化等により当社グループに不利な契約内容の改定が行なわれた場合には、財政状況及び業績等に影響を及ぼす可能性があります。 (7)資材・燃料価格の高騰について 当社グループは、サービスの提供に必要な資材を外部から調達しております。また、営業活動及び施工において自動車を使用しております。そのため、当社グループは資材・燃料コストの低減に取り組んでおりますが、社会経済情勢の変化等により、資材の仕入れ価格やガソリン価格が著しく上昇した場合、財政状況及び業績等に影響を及ぼす可能性があります。 (8)重大事故の発生について 当社グループは、業務上の事故を防止するため、各種業務における安全教育を徹底するとともに、車輛や機材、安全装備などの点検を定期的に実施しております。また、事故が発生した場合の金銭的な損失に備え、各種損害保険にも加入しております。しかしながら、安全に対する社会的要請が高まる中、重大な事故を発生させてしまった場合は、補償や対策費用の発生に加え、社会的信用が低下し、財政状況及び業績等に影響を及ぼす可能性があります。 (9)クレームについて 当社グループの事業は、営業形態や取扱商品の性質上、クレームの発生を避けては通ることができない業態であります。このため、全てのお客様から信頼される営業姿勢と法令を遵守した営業活動の徹底はもちろんのこと、提携先農協等との連携体制強化、お客様相談室を中心とした対応・再発予防体制の強化、消費生活センター等との関係強化、公益社団法人日本訪問販売協会からの情報収集により、クレームの減少と早期対応に努めております。しかしながら、重要なクレーム或いは訴訟等が発生した場合、財政状況及び業績等に影響を及ぼす可能性があります。 (10)業績の季節的変動について 当社グループの業績(特に利益)は、第2四半期連結累計期間に偏重する傾向があります。これは、例年5月をピークとして4月から7月頃まで、白蟻の活動が活発化し、白蟻防除関連の受注件数が増加するためであります。当社グループでは、白蟻防除の需要が潜在化する時期における需要喚起及び、季節変動の比較的少ない他サービスの受注拡大に注力するなどして業績の平準化に努めておりますが、業績の季節性変動は今後も続くと見込んでおり、該当期間の販売動向が通期業績に影響を及ぼす可能性があります。 (11)業界イメージの低下について 当社グループは、訪問販売による営業活動を行なっております。法規制の強化により一部の業者による悪質な訪問販売は減少しておりますが、昨今でも法令違反による業務停止処分等が報道で取り上げられることがあります。当社グループでは従来より社員教育を充実させ、コンプライアンス体制の強化とサービス品質の向上に取り組むとともに、各種PR等により業界イメージの向上及び、人材教育によるサービス品質の向上に努めておりますが、悪質リフォーム報道等による業界の信用低下があった場合、当社グループの業績等にも影響が及ぶ可能性があります。 (12)気候変動・異常気象について 当社グループは、既存住宅の長寿命化を推進することによって、環境問題の解決に貢献するとともに、気候変動への対応に取り組んでおります。しかしながら、将来的に炭素価格の上昇、当社グループの環境対策への評判変化などにより、当社グループの収益にマイナス影響を及ぼす場合があります。また、白蟻防除施工の対象となる白蟻の活動は、気象状況の影響を受けるという特徴があります。加えて、当社グループの営業活動は訪問販売を主体としておりますので、屋外での活動を含みます。したがって、近年の異常気象の発生状況も踏まえると、気候変動に伴う猛暑、大雪、暴風雨などの天候不順や異常気象により、白蟻の活動や営業活動などにマイナス影響を及ぼす場合があり、当社グループの財政状況及び業績等に影響を及ぼす可能性があります。 (13)減損会計について 将来、保有資産の時価の下落や将来キャッシュ・フローの状況により、減損会計の適用を受けた場合、財政状況及び業績等に影響を及ぼす可能性があります。 (14)システム障害、ネットワーク遅延について 当社グループにおいては、各種業務の効率化に資するシステムの積極導入を進めておりますが、業務運営におけるシステム利用の重要性が高まる中、システム障害や大規模なネットワーク遅延が発生し、且つ長期化した場合、業務に遅滞が生じ、当社グループの財政状況及び業績等に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)3,318字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 また、当社グループは単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果を背景に、景気回復に一定の進展が見られましたが、継続的な物価上昇に加え、金融資本市場の変動等の影響には、注意すべき状況が続きました。 当社グループの市場におきましては、住宅に関する政府の目標である「いいものを作って、きちんと手入れして、 長く使う」社会に移行する方針を踏まえ、白蟻防除の潜在需要は、依然として大きいものと捉えております。 このような状況下において、当社グループは売上高の成長と収益性の向上を図るため、5つの重点戦略である「営業推進基盤・体制の強化」「生産性の向上」「お客様視点に立ったサービスの拡充」「人的資本の開発・活用」「事業活動を通じた社会課題解決への貢献」に取り組んでまいりました。 「営業推進基盤・体制の強化」につきましては、「シロアリバスターズ®」を活用したテレビCM・新聞折込・WEB広告等の積極的な広告宣伝に加え、PR活動によるメディア露出に取り組み、当社サービスに対する需要喚起に注力しました。その結果、白蟻防除等の申込調査件数が増加するなど市場からの反響が得られましたが、不安定な天候・気温が白蟻の活動に影響したことに加え、消費者マインド改善の遅れにより、各取り組みや費用投下に見合った成果の水準には至りませんでした。 また、「生産性の向上」につきましては、営業効率向上の一環として、電子地図システムを全支店に導入し、間接部門においては、生成AI導入による業務効率の向上に着手しました。今後は、営業活動の更なる効率化と、蓄積されたデータを活用した契約取得の精度向上、フィジカルAIの導入検討や生成AIの拡充を進め、当社グループ全体の生産性を高め、収益性の向上に取り組んでまいります。 「人的資本の開発・活用」につきましては、より働きやすい職場環境への整備、従業員の更なる業務意欲向上に取り組むと同時に、主に新規採用者を対象とした就労条件の見直しを実施いたしました。その結果、新規採用数が増加し、総従業員数は5年ぶりの増加に転じました。今後は、この成果を全支店に展開し、当社グループ事業における売上創出力の源泉である人材を確保し、持続的な成長を実現してまいります。 なお、これら重点戦略の推進により、当連結会計年度においては成長投資に伴う費用支出が先行しておりますが、中長期的な視点で、事業規模の拡大と収益性の向上を実現してまいります。 (1)財政状態 当連結会計年度末における資産は、前期末比367百万円減少し、13,978百万円となりました。主な要因は、現金及び預金の減少であります。 負債は、前期末比230百万円減少し、4,370百万円となりました。主な要因は、未払法人税等の減少であります。 純資産は、前期末比136百万円減少し、9,608百万円となりました。主な要因は、利益剰余金の減少であります。 この結果、自己資本比率は68.6%となりました。 (2)経営成績 売上高は前期比331百万円増加(2.4%増)の14,355百万円となりました。 売上原価は、前期比192百万円増加(4.5%増)しました。その結果、売上総利益は同138百万円増加(1.4%増)の9,844百万円となり、売上総利益率は同0.6ポイント低下して68.6%となりました。 営業利益は、同390百万円減少(31.9%減)の835百万円となり、営業利益率は同2.9ポイント低下して5.8%となりました。経常利益は、同324百万円減少(27.9%減)の837百万円となりました。 また、猪苗代総合研修センター(福島県耶麻郡)の運用を停止し、今後使用見込がない遊休資産として減損処理を行ない、減損損失284百万円を特別損失として計上しました。これにより、親会社株主に帰属する当期純利益は、同413百万円減少(60.1%減)の274百万円となりました。 (3)キャッシュ・フロー 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前期末比354百万円減少して6,751百万円となりました。 営業活動により増加した資金は376百万円となりました。主な増加要因は、税金等調整前当期純利益552百万円であります。なお、前期の増加した資金は1,120百万円でした。 投資活動により減少した資金は106百万円となりました。主な減少要因は、固定資産の取得による支出105百万円であります。なお、前期の減少した資金は61百万円でした。 財務活動により減少した資金は624百万円となりました。主な減少要因は、配当金の支払額による支出605百万円であります。なお、前期の減少した資金は2,671百万円でした。 (参考) キャッシュ・フロー関連指標の推移 2025年3月期   2026年3月期 自己資本比率(%)   67.8   68.6 時価ベースの自己資本比率(%)   109.9   108.0 キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)   0.3   1.0 インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)   178.0   43.3 自己資本比率:自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い (注)  1.株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数により算出しております。 2.キャッシュ・フローは、キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。 3.有利子負債は、貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っているすべての負債を対象としております。 4.利払いは、キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。 (4)生産、受注及び販売の状況 当社グループは単一セグメントであるため、事業別に記載しております。 ①生産実績 当連結会計年度における生産実績は、次のとおりであります。 区分   当連結会計年度(自  2025年4月至  2026年3月) 生産高(千円)   前年同期比(%) HA事業   346,700   109.9 合計   346,700   109.9 (注) 金額は、製造原価によっております。 ②受注実績 当社の施工は、受注から施工完了まで通常短期間で完了し、各事業年度末における受注残高の金額が僅少なため記載を省略しております。 ③販売実績 当連結会計年度における販売実績は、次のとおりであります。 区分   当連結会計年度(自  2025年4月至  2026年3月) 販売高(千円)   前年同期比(%) HA事業   14,148,245   102.5 その他   207,504   96.7 合計   14,355,750   102.4 (5)重要な会計方針及び見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて作成しております。この連結財務諸表の作成にあたりましては、資産・負債及び収益・費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いております。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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