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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ヤマザキ

YAMAZAKI CO., LTD.6147 · Standard · 機械

輸送用機器部品と専用工作機械の2本柱。変速・制御装置部品で自動車業界を支えるニッチメーカー。

概要

株式会社ヤマザキは、静岡県浜松市に本社を置く機械メーカーである。1946年に山﨑鉄工所として創業し、現在は輸送用機器部品と工作機械の二事業を柱とする。売上高は2026年3月期に約23億円、従業員数は235名。ヤマハ発動機向け部品に依存する一方、自社開発のマシンユニットでも知られる。2013年に東京証券取引所JASDAQに上場、2025年には福岡・札幌両取引所にも上場した。

輸送用機器と工作機械の二本柱で構成される事業構造

ヤマザキの事業は、輸送用機器と工作機械の二部門からなる。輸送用機器事業では二輪・四輪向け変速制御装置部品やエンジン部品を手がけ、2026年3月期に売上高14億67百万円、営業利益63百万円を計上した。工作機械事業ではインデックスマシン等の専用工作機械とボーリングヘッド等の省力化ユニットを製造販売し、同期の売上高は8億60百万円、営業損失3億23百万円と赤字となった。両部門で合計売上高は23億27百万円、営業損失2億60百万円である。

ヤマハ発動機への販売依存度が42%に達する顧客構成

2026年3月期の販売実績で、ヤマハ発動機株式会社向けが売上高の42.4%を占める。これは前年の31.3%から上昇し、依存度がさらに高まった。かつては株式会社シーケービー向けも11.2%あったが、当期は10%未満となった。このような特定顧客への集中はリスクであるが、ヤマハ発動機とは創業以来の協力関係にあり、安定的な受注基盤ともなっている。今後は半導体製造装置や水処理プラントなど新市場開拓を進め、顧客分散を図る方針である。

ベトナム子会社を軸とする海外生産体制

海外生産拠点として、2004年に設立したベトナム子会社YAMAZAKI TECHNICAL VIETNAM CO., LTD.を有する。同社は二輪・四輪部品の製造販売を行い、ヤマザキ本体が技術援助を提供する。タイには1997年に現地法人を設立したが、海外事業見直しにより2008年に全株式を売却し撤退した。現在の海外拠点はベトナムのみで、同子会社を東南アジア戦略の拠点と位置付け、輸送用機器以外の分野への進出やASEANでの取引拡大を目指している。

2025年に福岡・札幌両取引所へ追加上場

ヤマザキは1990年に店頭登録、2004年にジャスダック証券取引所に上場。2010年に大阪証券取引所JASDAQ、2013年に東京証券取引所JASDAQとなる。2022年の市場区分見直しでスタンダード市場に移行。2025年8月には福岡証券取引所本則市場、同年9月には札幌証券取引所本則市場に上場した。三市場への上場により、資金調達手段の多様化と投資家基盤の拡大を図っている。単元株式数は2008年に1,000株から100株へ変更している。

業界の中での役割は輸送用機器業界向け部品サプライヤーおよび専用工作機械メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
23億円
営業利益
-3億円
営業利益率
-13.0%
純利益
-4億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
輸送用機器事業15億円62.5%1億円6.7%
工作機械事業9億円37.5%-3億円-33.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01輸送用機器主力

輸送用機器の変速・制御装置部品、エンジン部品を製造・販売。連結子会社のYAMAZAKI TECHNICAL VIETNAM CO.,LTD.が製造・販売を行い、当社は技術援助を提供している。

主な製品・サービス2
変速・制御装置部品
輸送用機器の変速機や制御装置に使用される部品。
エンジン部品
エンジンに使用される部品群。

02工作機械主力

インデックスマシン等の専用工作機械やボーリングヘッド等の省力化設備ユニットを製造・販売。自動車産業などの製造現場向けに供給している。

主な製品・サービス2
インデックスマシン
多工程を1台で処理する専用工作機械。
ボーリングヘッド
穴あけ加工用のユニットで、省力化設備に使用される。

製品と技術

インデックスマシンとボーリングヘッドを主力とする工作機械事業

工作機械事業の主力製品は、複数の加工工程を一つの機械で行うインデックスマシン等の専用工作機械と、ボーリングヘッドやドリルユニットなどの省力化設備ユニットである。これらは1968年の開発開始以来、顧客の個別ニーズに合わせた標準化ユニットとして提供され、信頼性向上とコスト低減を両立させる。同部門は2026年3月期に売上高8億60百万円を計上したが、設備投資需要の低迷により営業損失3億23百万円と赤字に陥っている。

二輪・四輪の変速制御部品を量産する輸送用機器事業

輸送用機器事業では、二輪自動車や四輪自動車向けの変速制御装置部品、エンジン部品を大量生産する。主要顧客はヤマハ発動機であり、売上の約42%を占める。ベトナム子会社でも現地生産を行い、東南アジア市場向けに供給。2026年3月期の売上高は14億67百万円、営業利益は63百万円と黒字を維持した。同事業は工作機械事業の赤字を補う安定収益源となっている。

自社生産と販売の相互連携がもたらす競争力

ヤマザキのユニークな点は、工作機械部門で開発した設備を社内の部品生産に実際に使用し、そこで得た運用ノウハウを工作機械商品にフィードバックする仕組みである。これにより、実践的な改良が可能となり、顧客の生産設備最適化提案に活かされている。また、MMSビジネス(相手先ブランドによる機械供給)や半導体・水処理プラント分野への進出も進めており、自動車業界依存からの脱却を図っている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

機械のなかでの位置

精密部品加工会社、業績変動大きく収益課題

精密機械部品の加工を手掛ける企業。売上高は30億円前後と小規模で、直近は営業赤字に転落。同業の日本製鋼所や三浦工業などとは規模・事業構造が異なり、独自のニッチポジション。業績は受注変動に大きく左右され、収益安定化が課題。自動車や産業機械向け中心で、需要変動リスクが高い。コスト削減や新規顧客獲得が急務。

強み

  • 高い精度が要求される部品加工に強みを持ち、顧客からの信頼厚い。
  • 小規模なため、顧客の細かい要望に柔軟に対応できる。
  • 主要顧客との長期取引関係があり、一定の受注が期待できる。
  • 低コスト体質で、価格競争力を持つ可能性がある。

課題

  • 売上・利益の変動が大きく、収益の安定化が最重要課題。
  • 売上高が小さく、設備投資や人材確保で不利。
  • 特定顧客への依存度が高く、失注時のリスクが大きい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

機械の時価総額近傍。太字がヤマザキ

時価総額で並べると、掲載6社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16467ニチダイ31億円
26150タケダ機械29億円8.7倍
36400不二精機26億円9.0倍
46347プラコー26億円28.9倍
56233KLASS22億円14.4倍
66147ヤマザキ9億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 42件

日本楽器製造向け部品から始まった1946年の創業

1946年3月、静岡県浜松市寺島町に山﨑鉄工所として創業。当初は日本楽器製造(現ヤマハ)向け楽器部品と、日本専売公社(現日本たばこ産業)浜松工場向け専用機・治工具を製造した。1954年に浅田町へ工場移転し、二輪車用部品の製造を開始。翌1955年のヤマハ発動機設立に伴い協力工場となり、自動二輪車部品の主要サプライヤーとしての道を歩み始めた。

法人化と自社製品開発に乗り出した1960年代

1960年9月、株式会社山﨑鉄工所として法人化。1964年に現在地の浜松市有玉北町へ本社・工場を移転し、設備拡充を実施。1968年4月、省力化工作機械の部分品(ユニット)製造に着手し、ドリルユニットを開発・販売開始。同年8月に機械器具販売商社と提携して本格販売を始め、10月には営業部を新設、東京営業所を設置した。専用工作機械の製造販売も同時に開始し、工作機械メーカーとしての基盤を固めた。

商号変更と工場拡充で生産力を高めた1970年代

1972年10月、株式会社ヤマザキに商号変更。同年、第2工場、第3工場を完成させ、マシンユニット・専用工作機械部門を移転。1974年に新社屋が完成し、部品組立部門や技術課を集約。1977年に第4工場を専用工作機械専用工場として建設、1979年にはマシンユニット用シリンダー専用の第5工場が完成。相次ぐ工場増設により生産能力を段階的に拡大し、受注増への対応力を高めた。

株式公開と技術センター設立で研究開発を強化した1990年代

1990年3月、日本証券業協会への店頭登録を果たす。1992年5月、工作機械の電装部門強化のため電子部品の研究開発を開始し自社製品化。同年9月にはヤマザキテクニカルセンターが完成し、研究開発と生産能力の充実を図った。1997年2月、タイに現地法人を設立して海外展開を開始。2000年2月にはホーニング部門を新設し、ホーニング工程設備の販売に参入した。

ジャスダック上場とベトナム進出、国内再編の2000年代

2004年12月、ジャスダック証券取引所に株式を上場。同年、ベトナムにYAMAZAKI TECHNICAL VIETNAM CO., LTD.を設立し二輪部品製造販売を開始。2008年、タイ現地法人の全株式を売却し海外事業を見直し。2009年、株式会社東海鉄工所を連結子会社化し、同年吸収合併。2010年には上西工場を閉鎖し本社工場へ機能集約。国内の生産体制を再編し、経営効率の向上を進めた。

東証スタンダード移行と新たな事業提携の2020年代

2020年、福岡県に九州営業所を設置。同年、ラックランド及びハイブリッドラボと資本業務提携を締結し、新分野開拓を模索。さらにホーコスとの合弁会社HYテクノロジーズを設立。2022年、東証市場区分見直しによりスタンダード市場に移行。2023年、富士営業所を開設。2025年には福岡証券取引所と札幌証券取引所に本則市場上場を果たし、上場市場を三つに拡大した。

年表42件を開く

1940年代

  • 1946年3月創業静岡県浜松市寺島町104番地に山﨑鉄工所として創業し、日本楽器製造㈱(現ヤマハ㈱)向け楽器部品の製造及び日本専売公社(現日本たばこ産業㈱)浜松工場向け専用機・治工具などの製造を開始。

1950年代

  • 1954年4月事業の拡張に伴い、静岡県浜松市浅田町624番地に工場を新築移転し、二輪車用部品の製造を開始。
  • 1955年7月ヤマハ発動機㈱の設立に伴い、協力工場となる。

1960年代

  • 1960年9月創業自動二輪車部品を製造する目的をもって、静岡県浜松市浅田町1064番地に株式会社山﨑鉄工所を設立。
  • 1964年4月事業の拡張及び企業の合理化・近代化推進のため、静岡県浜松市有玉北町489番地の23(現在地)に本社及び工場を全面的に移転し、設備の拡充及び環境の整備を実施。
  • 1968年4月省力化を目的とした工作機械の部分品(ユニット)の製造に着手し、ドリルユニットをはじめ各種マシンユニットの開発を推進するとともに、自社製品として販売を開始。
  • 1968年8月機械器具販売商社と販売業務の提携をし、本格的に各種マシンユニットの販売を開始。
  • 1968年10月営業部を新設し、営業本部を本社内に、営業所を東京に設置。また同時に、専用工作機械の製造販売を開始。
  • 1969年2月大阪府豊中市に大阪営業所を設置。
  • 1969年10月第2工場が完成し、各種マシンユニット・専用工作機械部門及び電気課を移転。

1970年代

  • 1972年10月第3工場が完成し、各種マシンユニットの組立・塗装・出荷工程及び電気課を移転。
  • 1972年10月商号変更時代に即応した企業態勢の確立と事業発展のため、株式会社ヤマザキに商号変更。
  • 1974年11月鉄筋造り2階建て新社屋が完成。1階は、部品及び資材倉庫とし、2階に自動二輪車部品の組立部門及び生産管理課・技術課を移転。
  • 1977年4月専用工作機械部門専用工場として第4工場が完成。また同時に、電気課を第4工場へ移転。
  • 1978年6月埼玉県大宮市に大宮営業所を設置。
  • 1979年8月各種マシンユニット用シリンダー製作専用工場として第5工場が完成。

1980年代

  • 1981年8月1階を食堂、2階を技術部、3階を会議室とする鉄筋造り3階建て新厚生棟が完成。
  • 1983年4月愛知県豊田市に豊田営業所を設置。

1990年代

  • 1990年3月社団法人日本証券業協会の承認により、当社株式を店頭登録。
  • 1992年5月工作機械の電装部門を強化する目的とした電子部品の研究開発を推進するとともに自社製品として販売を開始。
  • 1992年9月研究開発の充実と生産能力の拡充を目的とした、ヤマザキテクニカルセンターが完成。
  • 1994年3月M&A営業活動の効率化を目的として東京営業所を大宮営業所に統合、関東営業所とし、また豊田営業所を浜松営業係に統合し中部営業係、大阪営業所を関西営業所と変更。
  • 1997年2月創業専用工作機械の販売及びアフターサービスとメンテナンスのための営業拠点として、タイに現地法人”YAMAZAKI-IKE(THAILAND)CO.,LTD.”を設立。
  • 1998年4月M&A営業活動の効率化を目的として、関西営業所を中部営業係に統合。

2000年代

  • 2000年2月ホーニング部門を新設し、ホーニング工程設備の販売開始。
  • 2003年4月営業活動の効率化を目的として、関東営業所を佐野市へ移転。
  • 2004年9月二輪部品等の製造及び販売を目的として、ベトナムに現地法人”YAMAZAKI TECHNICAL VIETNAM CO.,LTD.”(現・連結子会社)を設立。
  • 2004年12月上場株式会社ジャスダック証券取引所に株式を上場。
  • 2008年1月海外事業展開の見直しにより、タイ現地法人YAMAZAKI-IKE(THAILAND)CO.,LTD.の全株式を売却。
  • 2008年12月単元株式数を1,000株から100株へ変更。
  • 2009年8月M&A株式を新規取得したことにより、株式会社東海鉄工所を連結子会社化。
  • 2009年10月M&A当社を存続会社として、株式会社東海鉄工所を吸収合併。

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。
  • 2010年12月上西工場を閉鎖し、機能を本社工場へ集約。
  • 2013年7月上場大阪証券取引所と東京証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。

2020年代

  • 2020年4月福岡県京都郡に九州営業所を設置。
  • 2020年7月株式会社ラックランド及び株式会社ハイブリッドラボとの間で資本業務提携契約を締結。
  • 2020年10月ホーコス株式会社との合弁会社HYテクノロジーズ株式会社を設立。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行。
  • 2023年11月静岡県富士市松岡に富士営業所を設置。
  • 2025年8月上場福岡証券取引所本則市場に上場。
  • 2025年9月上場札幌証券取引所本則市場に上場。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    顧客密着とグローバル展開による価値創出

    自動車業界のEV化・カーボンニュートラル等の変化に対応し、従来のビジネスモデルにとらわれず変革。顧客に寄り添い世界中で必要とされる企業を目指す。

  2. 02

    工作機械と生産現場の相互連携による差別化

    自社開発設備を社内生産に活用し得た知見を工作機械商品にフィードバック。機械ユニットの標準化・商品化により信頼性向上とコスト低減を実現し競争優位を確保する。

  3. 03

    新市場開拓と省人化・省力化ニーズへの対応

    半導体製造装置や水処理プラントなど新たな市場へ進出。MMSビジネス(機械のOEM供給)を推進し、新機械の開発・供給を目指す。

  4. 04

    ASEAN拠点を軸としたグローバル展開

    ベトナム子会社を東南アジア戦略の拠点とし、輸送用機器業界以外への参入やASEAN地域での取引拡大を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で235人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は506万円で、9期前と比べて+12.0%平均年齢は48.4歳、平均勤続年数は18.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月466
2018年3月452
2019年3月45145.317.8398
2020年3月49245.617.9366
2021年3月46946.118.6364
2022年3月48347.519.8360
2023年3月51046.616.5345
2024年3月50947.716.8336
2025年3月46647.417.131831
2026年3月50648.418.3235−128

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 0 / 海外 1、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位4)
テクニカルセンター(都田工場) — 浜松市浜名区794百万円
工作機械事業
本社工場 — 浜松市中央区514百万円
輸送用機器 事業・工作機械事業・全社(共通)
本社工場 — ベトナム社会主義共和国 ハノイ市161百万円
輸送用機器 事業
その他12百万円
主な関係会社
  • 海外
    YAMAZAKI TECHNICAL VIETNAM CO.,LTD. (注)2,3
    ベトナム社会主義共和国 ハノイ市 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は23億円営業利益-3億円前期と比べると減収減益で、売上が-25.8%、利益が-400.0%。

売上高
-25.8%
23億円
営業利益
-400.0%
-3億円
純利益
-500.0%
-4億円
営業利益率
-13.0%
前期比 -16.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高29億円23億円
営業利益1億円-3億円
純利益0億円-4億円
1株あたり配当¥10¥10

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は5億円、営業利益は−1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−16.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q81
2024年1Q600.00
2024年2Q5−1−20.0−1
2024年3Q700.00
2024年4Q71
2025年2Q1616.30
2025年4Q1500.01
2026年2Q13−1−7.7−1
2026年4Q10−2−20.0−3
2027年1Q5−1−20.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は29億円から23億円へ79%に減った。直近期の営業利益率は-13.0%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
大阪証券取引所と東京証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。
2013年3月2911
2014年3月3022
2015年3月2911
2016年3月3311
2017年3月2800
2018年3月3110
2019年3月3432
ホーコス株式会社との合弁会社HYテクノロジーズ株式会社を設立。
2020年3月3711
2021年3月23−4−4
2022年3月26−2−1
2023年3月27−2−1
2024年3月25−10
福岡証券取引所本則市場に上場。
2025年3月31113.21
2026年3月23−3−3−13.0−4

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高23億円のうち、営業利益として残るのは-3億円-13.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-4億円、売上の-17.4%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金87.0%20億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金21.7%5億円
  • その他の費用持分法損益などの調整4.3%1億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-13.0%-3億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
13.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比21.7pt
-13.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比24.4pt
-17.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比37.1pt
-29.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
-12.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-8.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが5億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは4億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は3億円で、売上の1.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月00−101
2014年3月4−4103
2015年3月1−1−102
2016年3月11−321
2017年3月4−1−331
2018年3月0−11−12
2019年3月6−3136
2020年3月−63−2−31
2021年3月30−232
2022年3月−12014
2023年3月10318
2024年3月00−405
2025年3月0−1−1−14
2026年3月5−1−443

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は32億円。このうち返さなくてよい自己資本が10億円で、自己資本比率は32.2%(業種中央値65.3%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月44133129.7
2014年3月47163133.9
2015年3月49183137.3
2016年3月45192641.2
2017年3月44192544.1
2018年3月46202643.4
2019年3月51213041.6
2020年3月46212545.7
2021年3月41182343.4
2022年3月41162538.7
2023年3月42142834.1
2024年3月37132436.1
2025年3月39142535.8
2026年3月32102232.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
8億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
-2億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
22億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
31
/ 100
安定性自己資本比率21 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

機械 209社との比較

同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り209社中9位あたり、逆に低いのはROE209社中207位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-29.4%/中央値 7.7%
P25 4.7%P75 11.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-13.0%/中央値 8.6%
P25 4.8%P75 12.6%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
32.2%/中央値 65.3%
P25 51.4%P75 75.3%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-25.8%/中央値 3.9%
P25 -1.7%P75 9.4%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
5.2%/中央値 2.9%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥192で、1年前と比べて-40.1%過去52週の値幅のなかでは16%の位置にある。

¥192+0.5%1ヶ月+5.5%1年-40.1%時価総額9億円
過去52週の値幅
安値¥159高値¥368

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)35.5倍
PBR0.85倍
配当利回り5.21%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は200円で、前日比5.26%上昇した。1ヶ月では11.11%上昇し、25日移動平均線(181.4円)を約10%上回っている。52週安値159円からは約26%回復したが、高値368円からは約46%低い水準。出来高は15000株と前日から増加しており、買い意欲が見られる。RSIは88.46と極端な過熱水準にあり、短期的な反落リスクが高い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 15/100)

PERが算定不能(直近赤字)で評価困難だが、PBR0.77倍は業界平均1.56倍を下回る。配当利回り5.52%は高いが、ROE-29.4%と大幅な赤字で持続性に疑問。業界平均PER23.7倍と比較しても利益がない銘柄にプレミアムは認められず、配当の持続性リスクを考慮すると割高と判断。

指標この会社業種平均
PER (予想)35.5倍
PBR0.85倍1.50倍
ROE-29.4%7.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

2025/3期は売上31億円、営業利益率3.23%と黒字化したが、2026/3期は売上23億円、営業赤字-13%と急減益予想。強気派はPBR0.77倍の資産価値や過去の黒字化実績からの復活を期待するが、弱気派は業績悪化トレンドと赤字拡大を懸念する。

プラスに働く材料7
  • PBR0.77倍の割安

    株価は解散価値を下回る水準。

  • 配当利回り5.5%

    高利回りが下支え期待。

  • 赤字からの反転可能性

    2025/3期は黒字化達成。

  • 配当利回り5.52%で下値サポート継続影響

    高配当が株価下支え効果、ただし減配リスク

  • 事業再編による収益改善期待不定影響

    赤字転落で抜本的な構造改革の可能性

  • PBR0.77倍、純資産割れ不定影響

    解散価値で下値リスク限定

  • 小型株の値動き活発化短期影響

    時価総額8億円の小型株、投機的買い材料

マイナスに働く材料7
  • 営業赤字拡大予想

    2026/3期は営業利益率-13%と大幅赤字。

  • 売上減少傾向

    2024/3期25億円→2026/3期23億円と減少。

  • 業績の不安定性

    赤字と黒字を繰り返し、安定性に欠ける。

  • 営業利益▲3億円、赤字拡大2026年3月期影響

    前期は黒字1億→▲3億、急激な悪化

  • ROE▲29.4%、資本棄損の懸念継続影響

    自己資本毀損、債務超過リスクも

  • 売上高31億→23億、大幅減少2026年3月期影響

    売上高は前年比26%減、需要蒸発

  • 上場廃止基準抵触の可能性次回決算後影響

    純資産減少で市場基準に抵触するリスク

次の決算で確かめる点
営業損益
収益改善の兆しを確認する最重要指標。
売上高
事業規模の縮小傾向が続くか。
受注状況
今後の業績を占う先行指標。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり10で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは5.21%。

年間配当
¥10
1株あたり
配当利回り
5.21%
いまの株価に対して
配当性向
69.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2018年3月5
2019年3月50.012.5
2020年3月10100.063.0
2021年3月1550.0
2022年3月10−33.3
2023年3月100.0157.5
2024年3月100.069.1
2025年3月100.0
2026年3月100.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥10

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ3,654人。区分でいちばん多いのは個人・その他65.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が32.5%を占め、残る67.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他68.868.868.470.969.665.2
事業法人24.924.424.320.420.727.3
金融機関5.75.75.75.85.35.3
自己株式3.13.13.13.13.13.1
証券会社0.51.01.52.13.91.6
外国法人0.10.00.10.80.30.6
外国人個人0.00.00.10.00.10.1
政府・自治体0.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01山﨑好和21.53
02大同興産株式会社14.96
03真栄会8.63
04共通物産株式会社5.04
05株式会社静岡銀行4.32
06ヤマザキ従業員持株会2.58
07共有株式会社1.53
08佐伯高史1.00
09柳田武男0.90
10静岡キャピタル株式会社0.90

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-04-10
    共通物産株式会社
    新規の大量保有報告
    3.95%
  • 2026-04-10
    共通物産株式会社
    新規の大量保有報告
    5.04%
    +1.09pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−684%、1株純資産は14期で−21%。直近期のROEは-29.4%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月142974.928.4
2014年3月5736717.110.1
2015年3月214205.425.7
2016年3月194294.622.2
2017年3月54411.277.6
2018年3月114532.440.7
2019年3月4947910.67.912.5
2020年3月194744.115.563.0
2021年3月−85400−19.5
2022年3月−33361−8.6
2023年3月−25322−7.4157.5
2024年3月−7304−2.469.1
2025年3月133184.124.2
2026年3月−81235−29.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額62百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約1倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
山﨑好和代表取締役 社長執行役員65986,000
川島浩孝取締役 常務執行役員 営業・技術・品証部門 統括611,000
松本靖之取締役 常務執行役員 製造・開発部門 統括612,000
山本惣一取締役 上席執行役員 工機部長592,000
今場浩和取締役 上席執行役員 総務部長495,000
矢野哲哉取締役 上席執行役員 営業部長633,000
浅田和則取締役70
加藤敏純取締役683,000
加藤勉取締役 監査等委員68
伊藤博取締役 監査等委員62
原道也取締役 監査等委員56
望月圭一郎取締役50
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
森川奈々取締役 監査等委員51

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)639397
社外取締役414144
取締役(社内)28195

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容479字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(株式会社ヤマザキ)と連結子会社1社及び持分法非適用関連会社1社により構成されており、工作機械及び輸送用機器等の製造・販売を主たる業務としております。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置づけは、次のとおりであります。 なお、次の2部門は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメント情報の区分と同一であります。 (1)輸送用機器事業 主要な製品は輸送用機器等の変速及び制御装置部品、エンジン部品等であります。当社が製造・販売するほか、子会社YAMAZAKI TECHNICAL VIETNAM CO.,LTD.が製造・販売しており、当社は、子会社が受注し製造する生産工程全般についての技術援助を行っております。 (2)工作機械事業 主要な製品はインデックスマシン等各種専用工作機械及びボーリングヘッド等省力化設備ユニットであり、当社が製造・販売しております。 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,452字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針・経営戦略等 当社グループは、自動車産業を主な得意先とする工作機械事業と輸送機器等の部品供給を行う輸送用機器事業を基軸に事業活動を行っており、「お客様に寄り添い、世界中で必要とされることで企業価値を発展させ、社員の幸福や社会への貢献」を目指すべき企業ビジョンとしております。 自動車業界におきましては、EV化、カーボンニュートラル、CASE技術等により、産業構造の変化が急激に進んでおります。当社グループといたしましては、こうした変化に生き残るため、従来のビジネスモデルにとらわれることなく変革し、迅速に柔軟な対応を積極的に行うことで新たな価値を生み出すことが重要であると捉えており、そうすることでより強固な経営基盤の確立を目指しております。 当社グループの特徴といたしましては、工作機械部門において開発した設備を社内生産に使用し、そこで得た知見を工作機械商品にフィードバックすることで両者を相互連携させながら製品をブラッシュアップしている点にあります。また、個別のニーズに細かく対応できる工作機械用機械ユニット(主要機械構成部)を標準化・商品化することにより、信頼性の向上とコスト低減を可能とし、競合他社との競争優位性を実現しています。更に実績と技術力により、お客様の計画段階の早期から「生産設備の最適化」を積極的に提案することを心がけております。 モノづくりにおける生産設備の生産性の向上・省人化・省力化テーマは不変であり、それを得意とする当社グループに対するニーズはますます高まっていくものと考えております。 (2)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループが優先的に対処すべき事業上の課題として、今後さらに必要とされる省人化・省力化設備の製作や工作機械や輸送用機器にとらわれない新たな市場への進出等があります。新たな市場への進出といたしましては、当連結会計年度において、新たな半導体製造装置や水処理プラントの受注を目指してきており、引き続き積極的な営業活動を行っております。今後は、様々な分野で販路拡大を目指しております。 その他、新たなビジネスとして、MMSビジネス(機械の相手先ブランドによる供給等)を推進しており、新たな機械の開発と供給を目指してまいります。 また、今後のグローバル化への対応につきましても優先的に対処すべき課題だと認識しており、ベトナム子会社を東南アジア戦略の拠点とし、輸送用機器業界以外への参入やASEANでの取引拡大を目指してまいります。 上記、経営戦略や優先的に対処すべき事業上の課題に対応するためには、そのベースとなる財務の状態も重要な課題だと認識しております。将来の当社グループの理想的な財務状況を考え明確にし、経営戦略を進めつつ理想的な財務状態を目指してまいります。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、お客様の生産システムの最適化を基本コンセプトに掲げ、株主の視点から見た収益性の観点から「株主資本利益率(ROE)」及び「総資産利益率(ROA)」の改善を目標とする経営指標として、常に収益の改善に努め、コスト削減意識をもって企業経営に取り組んでまいります。
事業等のリスク2,217字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)同業他社との競争によるリスク 製造業の海外移転等による同業他社との競争の激化が最大のリスクと考えております。輸送用機器事業においては、自動二輪車生産動向の影響を受け、工作機械事業においては、自動車産業界の設備投資動向の影響を受けます。当社グループは、同業他社との優位性を保つため、高品質・高付加価値製品の提供を目指しておりますが、同業他社の一部は、多大な開発、製造、販売資源を有しております。価格面での圧力や競業先との競争の激化による顧客離れは、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、開発部門を強化し、600種類以上ある工作機械を構成する標準ユニットを今後も増加させるとともに、属人的な技術の見える化を行っております。また、今後も進む技術革新に対応するため、デザインレビューの繰り返し実施、独自技術の向上や外部技術の取り込み等による当社製品のブラッシュアップを図るとともに、新たな事業の創出を目指します。これらを行うことでお客様のニーズに対応することが可能となり、提供価格を抑えることも可能となります。今後も継続的に有効な施策を実施し、同業他社との優位性を保つ所存であります。 (2)地震、気象災害等及び自然災害によるリスク(災害リスク) 地震や気象災害等の自然災害が発生した場合には、当社グループはもとより、取引先を含め様々な被害を受ける可能性があります。これらの状況により、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、地震対策の整備・見直し・避難訓練等を行っておりますが、まだまだ完全ではありません。地震や気象災害等の自然災害が発生した場合には、当社グループはもとより、取引先を含め様々な被害を受ける可能性があるため、継続的な災害・BCP対策の強化を図ってまいります。 (3)感染症等の異常事態によるリスク(災害リスク) 当社グループは、感染症等が想定を超える規模で発生した場合、事業運営が困難になることにより当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、従業員の行動基準を策定し、出勤時の体温測定や出勤する際の注意事項、お客様が来社される場合の対応、お客様へ訪問する際の対応等、具体的な方針を示し、全従業員へ周知徹底を行ってまいりました。 また、有事の際にはテレワーク等勤務体制の変更等、感染拡大防止のため、あらゆる施策を推進いたします。 サプライチェーンにつきましても、当社グループでの取り組み状況を公開し、常に情報共有を図る等、臨機応変に対応しております。 (4)人材の不足におけるリスク 当社グループが同業他社との優位性を保つためには、有能な人材を確保し、育成することが重要であると認識しております。人材の確保及び育成ができない場合には、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、長期化する人材不足に対応するため、可視化による技能伝承及び人材育成の強化等による作業の効率化や高精度設備の導入による機械化を進めるとともに、知名度UPを目指し、自社採用ウェブサイトの定期的な更新やジョブフェア等へ積極的に参加しております。 (5)為替レートの変動によるリスク(市場リスク) 当社グループの在外子会社においては、個別財務諸表を現地通貨ベースで作成し、連結財務諸表作成時に円換算しております。このことから為替レートの変動により、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 (6)原材料価格の高騰及び半導体不足によるリスク(市場リスク) 当社グループの製品につきましては、鋼材及び半導体を使用しているため、原材料価格の高騰及び半導体不足により、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 (7)固定資産の減損によるリスク 当社グループの保有する固定資産において、資産価値の下落等により減損処理が必要となった場合には、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 (8)検収遅延等による業績の変動について 工作機械事業においては、個別受注型の業務が中心となります。顧客企業の設備投資は年度予算化され、多くの顧客企業では決算が3月であるため、顧客企業の予算執行のタイミングとの兼ね合いから、当社グループの売上も第4四半期、特に3月に売上が集中する傾向にあります。 このため、顧客企業の発注及び検収の遅延等により、売上計上が決算期末を超えた場合には、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,275字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用や所得環境の改善、各種政策の効果等により景気は緩やかな回復基調で推移する一方、米国の通商政策や中東情勢の緊迫化等、依然として先行きの不透明な状況が続いております。 このような状況のもと、当社グループにおきましては、工作機械事業及び輸送用機器事業の販売は減少し、当連結会計年度における売上高は23億2千7百万円(前年同期比24.8%減)となりました。 利益面につきましては、輸送用機器事業においては利益を計上したものの、工作機械事業においては主力である専用工作機械の売上が減少したことにより、営業損失は2億6千万円(前年同期は営業利益7千7百万円)、経常損失は2億8千万円(前年同期は経常利益8千4百万円)、親会社株主に帰属する当期純損失は3億6千万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純利益5千7百万円)となりました。 セグメントの状況は次のとおりであります。(各セグメントの売上高は、セグメント間の内部売上高または振替高を含んでおります。) 工作機械事業につきましては、依然として企業の設備投資は慎重姿勢が続いていることから専用工作機械の販売が減少し、売上高は8億8千2百万円(前年同期比44.8%減)となり、営業損失は3億2千3百万円(前年同期は営業損失3千1百万円)となりました。 輸送用機器事業につきましては、国内における二輪自動車量産部品及び四輪自動車量産部品の販売は増加したもののベトナムの子会社YAMAZAKI TECHNICAL VIETNAM CO.,LTD.における販売は減少し、売上高は14億6千7百万円(前年同期比3.5%減)となり、営業利益は6千3百万円(前年同期比40.6%減)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。 当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フロー(収入)は、4億6千6百万円(前年同期は4千2百万円の収入)となりました。これは主に、売上債権の減少額4億4千万円及び棚卸資産の減少額2億5百万円が税金等調整前当期純損失3億4千9百万円を上回ったことによるものです。 当連結会計年度の投資活動によるキャッシュ・フロー(支出)は、1億3千6百万円(前年同期は1億3千1百万円の支出)となりました。これは主に、定期預金の預入による支出3億6百万円及び有形固定資産の取得による支出1億2千2百万円が定期預金の払戻による収入2億7千6百万円を上回ったことによるものです。 当連結会計年度の財務活動によるキャッシュ・フロー(支出)は、4億1百万円(前年同期は6千1百万円の支出)となりました。これは主に、短期借入金の純減少額3億5千万円が長期借入れによる収入5千万円を上回ったことによるものです。 以上の結果、当連結会計年度における現金及び現金同等物の期末残高は、3億1千5百万円となりました。 当社の資金調達の方法及び状況につきましては、各金融機関との間で長期間に亘って築き上げてきた良好な関係に基づき必要資金を調達しております。また、ベトナムの子会社YAMAZAKI TECHNICAL VIETNAM CO.,LTD.につきましては、金融機関からの資金調達は行っておりません。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(千円)   前年同期比(%) 輸送用機器事業   1,467,976   △3.9 工作機械事業   860,482   △45.3 合計   2,328,459   △24.9 (注)1 セグメント間の取引については相殺消去しております。 2 工作機械事業の生産実績に著しい変動がありました。これは当連結会計年度における専用工作機械の減産によるものであります。 b.受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) 輸送用機器事業   1,470,156   △3.6   70,515   4.1 工作機械事業   866,237   △4.1   434,678   1.3 合計   2,336,393   △3.8   505,194   1.7 (注) セグメント間の取引については相殺消去しております。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) 輸送用機器事業   1,467,364   △3.5 工作機械事業   860,491   △45.3 合計   2,327,855   △24.8 (注)1 セグメント間の取引については相殺消去しております。 2 工作機械事業の販売実績に著しい変動がありました。これは当連結会計年度における専用工作機械の減産によるものであります。 3 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先名   前連結会計年度   当連結会計年度 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) ヤマハ発動機㈱   967,586   31.3   985,982   42.4 ㈱シーケービー   345,930   11.2   -   - 4 当連結会計年度の㈱シーケービーに対する販売実績は、当該販売実績の総販売実績に対する割合が10%未満であるため記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営成績の分析 (経営指標) 当社グループは、具体的な目標値は設定していないものの、「株主資本利益率(ROE)」及び「総資産利益率(ROA)」の改善を目標としております。当連結会計年度におけるROEは、△29.4%(前連結会計年度は4.1%)、ROAは、△10.0%(前連結会計年度は1.5%)であり、当連結会計年度においては損失を計上したため、前連結会計年度に比べ悪化しております。今後は利益計上を目指すとともに継続して経営の収益性及び効率性の向上に努めてまいります。 (売上高) 当連結会計年度における売上高は、前連結会計年度に比べ7億6千6百万円減少し、23億2千7百万円(前年同期比24.8%減)となりました。これは主に、工作機械事業における専用工作機械の販売減少によるものであります。各セグメントごとの連結売上高に対する割合は、工作機械事業が37.0%、輸送用機器事業が63.0%となりました。 (営業利益) 当連結会計年度における営業損失は、2億6千万円(前年同期は営業利益7千7百万円)となり、前連結会計年度に比べ、売上高の減少により工作機械事業において悪化し、営業損失となりました。 (経常利益) 当連結会計年度における経常損失は、2億8千万円(前年同期は経常利益8千4百万円)となりました。これは主に、営業損失の計上によるものです。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純損失は、3億6千万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純利益5千7百万円)となりました。これは主に、営業損失及び経常損失の計上等によるものであります。 財政状態の分析 (資産) 流動資産は、前連結会計年度末に比べて34.2%減少し、14億3千6百万円となりました。 これは、主に売掛金が4億2百万円、仕掛品が1億9千8百万円減少したことによるものです。 固定資産は、前連結会計年度末に比べて2.4%増加し、18億2百万円となりました。 これは、主に投資有価証券が7千5百万円増加したことによるものです。 この結果、総資産は、前連結会計年度末に比べて17.9%減少し、32億3千8百万円となりました。 (負債) 流動負債は、前連結会計年度末に比べて18.4%減少し、15億2千4百万円となりました。 これは、主に短期借入金が3億5千万円減少したことによるものです。 固定負債は、前連結会計年度末に比べて1.6%増加し、6億7千3百万円となりました。 これは、主に長期借入金が1千9百万円減少したものの、繰延税金負債が2千3百万円増加したことによるものです。 この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べて13.1%減少し、21億9千7百万円となりました。 (純資産) 純資産合計は、前連結会計年度末に比べて26.3%減少し、10億4千1百万円となりました。 これは、主に利益剰余金が4億4百万円減少したことによるものです。 1株当たり純資産は、前連結会計年度末に比べて83円79銭減少し、234円68銭となりました。 また、自己資本比率は、前連結会計年度末の35.8%から32.2%となりました。 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループのキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、次のとおりであります。 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、原材料の仕入のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資等によるものであります。 短期運転資金につきましては、自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、長期運転資金又は設備投資の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、当連結会計年度における財務状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような見積り、予測を必要としております。当社グループは、過去の実績等を勘案し、合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」の(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)に記載しておりますが、特に次の重要な会計方針が連結財務諸表作成における重要な見積りの判断に影響を及ぼすと考えております。 (固定資産の減損) 固定資産については、「固定資産の減損に係る会計基準」及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」に基づき、減損処理の要否を検討しております。現時点では、当社グループの工場の土地、建物、機械等について、重要な含み損等を抱える資産はありませんが、今後、保有する固定資産等の使用状況、事業環境の悪化や生産コストの増加、資産価値の下落等で当初想定した投資回収が見込めなくなり、減損の必要性を認識した場合には、固定資産の減損処理を実施する可能性があります。 なお、詳細については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」の(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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