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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

トラース・オン・プロダクト

TRaaS On Product Inc.6696 · Growth · 電気機器

モノを起点としたSaaSと垂直統合型のものづくりで、BtoB向けIoTソリューションを提供するファブレス企業。

概要

トラース・オン・プロダクト(旧商号トランザス)は、IoT機器とSaaSサービスを組み合わせたソリューションをB2B市場に提供する企業である。1995年に静岡県で設立され、横浜市に本社を置く。従業員数25名、東証グロース市場に上場(2017年)。主にTRaaS事業、受注型Product事業、テクニカルサービス事業の3セグメントで構成され、モノづくりを起点とした月額課金型サービスを強みとする。連結子会社にアクスト東日本を持つ。

3つの事業セグメントで構成される収益基盤

当社グループはTRaaS事業、受注型Product事業、テクニカルサービス事業の3つを報告セグメントとする。TRaaS事業では、デジタルサイネージプラットフォーム「CELDIS」やAI電力削減ソリューション「AIrux8」など、モノを起点としたSaaS月額課金型サービスを提供する。受注型Product事業は、顧客の要求に応じたIoT製品の企画・設計・製造を一貫して請け負い、主にSTB(セットトップボックス)やルームコントローラーを手がける。テクニカルサービス事業は、基幹業務システムの受託開発やエンジニア派遣を行う。2026年1月期の連結売上高は485.9百万円、営業損失36.1百万円、親会社株主に帰属する当期純損失61.6百万円であった。

ファブレス型垂直統合と小ロット生産の強み

当社は設計・開発を自社で行い、製造は主に中国のEMS(電子機器受託メーカー)に委託するファブレス型を採用する。部品レベルでのコスト削減とソフトウェアの内製化により、顧客の機能最適化と低コストを両立する。また、小ロット生産に対応できる点が競合との差別化要因である。過去に開発したソフトウェアの知的財産権を社内に蓄積し、それを異なる分野の製品に横展開することで、短期間・少人数での新製品開発を可能としている。この垂直統合モデルにより、顧客のニーズに柔軟に応えるとともに、製品の付加価値向上を図っている。

海外展開の試行と国内回帰の経緯

当社は2017年に台湾支店とシンガポール子会社(TRANZAS Asia Pacific Pte.Ltd.)を設立し、海外市場への展開を試みた。しかし、2021年3月にシンガポール子会社の全株式を譲渡、同年7月には台湾支店を閉鎖し、海外拠点を一旦整理した。その後は国内事業に注力し、2022年12月にDX店舗活性プロダクト「店舗の星」の販売を開始、2023年1月にはAIrux8の国内提供を始めた。2025年8月には株式会社アクスト東日本を連結子会社化し、グループ体制を強化している。現在の主力市場は国内であり、海外展開はパートナー企業を通じた間接的な販売が中心となっている。

2026年1月期にアクスト東日本を子会社化

当社グループは2025年8月、株式会社アクスト東日本の全株式を取得し連結子会社とした。アクスト東日本は延べ1,500社の顧客ネットワークを持ち、受注型Product事業やテクニカルサービス事業とのシナジーが期待される。これにより、アクスト東日本が長年構築してきた顧客基盤に対して、当社のIoT製品やSaaSサービスのクロスセルが可能となった。また、連結業績への寄与は2026年1月期第3四半期から始まり、通期で売上高の増加に貢献した。一方で、受注型Product事業では半導体供給逼迫の影響で一部大型案件の売上計上が翌期にずれ込むなど、外部環境の変動も受けている。

業界の中での役割はIoT製品の設計・開発・製造およびSaaSサービスを提供するソリューションプロバイダー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
5億円
営業利益
0億円
営業利益率
0.0%
純利益
-1億円
2026/1 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/1
事業売上構成比利益利益率
受注型Product 事業2億円50.0%1億円50.0%
TRaaS事業1億円25.0%1億円100.0%
テクニカル サービス 事業1億円25.0%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01BtoB市場(ロケーションオーナー、パートナー企業)主力

様々な人が集まる場所のロケーションオーナーやパートナー企業向けに、IoT機器とSaaSを組み合わせたソリューションを提供。顧客の価値最大化を目指し、企画提案から製品開発、システム構築までを一貫して行う。

主な製品・サービス1
TRaaS事業(IoTソリューション)
お客様のニーズに合わせたIoT機器の選定とSaaSサービスの提供。データ収集・分析により業務改善や新たな価値創造を支援。

02VAR(付加価値再販パートナー)準主力

VAR(付加価値再販パートナー)と協業し、顧客の要望に応じたIoT製品の企画・設計・製造・保守を完全垂直統合で提供。小ロット生産やソフトウェアの横展開により、柔軟かつ低コストな製品供給を実現。

主な製品・サービス1
受注型Product事業
IoT技術を用いた製品・ソリューションを顧客の要望に応じて設計・製造。垂直統合により運用・保守まで一貫してサポート。

03システム開発・保守サービス市場副次

基幹業務システム等のアプリケーション受託開発、システム運用に必要なハードウェアの提供・保守、常駐型エンジニア派遣サービスを提供。

主な製品・サービス2
テクニカルサービス(受託開発)
基幹業務システム等のアプリケーションソフトウェアを顧客の要件に合わせて開発。
テクニカルサービス(保守・派遣)
開発したソフトウェアの保守や常駐型エンジニア派遣。運用の安定化を支援。

製品と技術

デジタルサイネージプラットフォーム「CELDIS」

「CELDIS」は、当社のTRaaS事業の中核をなすクラウド型デジタルサイネージプラットフォームである。大手携帯キャリアショップ約2,000店舗への設置が2026年1月期第3四半期に完了し、月額課金収益の積み上げが本格化した。従来のデジタルサイネージはハードウェア販売が主流だったが、当社はSaaSモデルで提供することで、顧客の初期コストを低減し、継続的な収益を確保する。プラットフォーム上でコンテンツ配信や遠隔管理が可能であり、今後は小売店舗やホスピタリティ分野への横展開が期待される。

AI電力削減ソリューション「AIrux8」

「AIrux8」は、AIを活用してビルや工場の電力消費を最適化するソリューションである。2024年5月に日本で特許として登録された。当初は省エネ商品として提供していたが、中規模以上の案件ではエネルギー削減とビル全体のDX化が同時に求められることから、2026年1月期に営業・開発戦略を抜本的に見直し、「AIrux」としてDXソリューションプラットフォームへと提供価値を進化させた。各分野の専門パートナーと協業し、顧客課題を解決する形で展開する方針である。

DX店舗活性プロダクト「店舗の星」

「店舗の星」は、流通小売店舗向けのDX製品であり、2022年12月に販売を開始した。2023年9月には関連特許を取得している。海外店舗を中心に安定的な導入が進んでおり、来店客から直接商品評価を取得できる「お客様レビューアプリ」の開発も行われた。このアプリは既存の会員アプリにアドオン可能であり、店舗のマーケティング支援と顧客体験向上を両立する。今後は国内市場への展開も視野に入れている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気機器のなかでの位置

超小型、収益化未達のニッチ企業

トラース・オン・プロダクトは電気機器業界に属し、売上高は2025/1月期で4億円と極めて小規模です。営業利益率は非開示で赤字の可能性が高く、2026/1月期も営業利益率0%と損益分岐点を目指しています。同業のキオクシアホールディングス(285A)やイビデン(4062)など大手とは規模・技術力で大きな差があり、業界内ではニッチなポジションです。差別化された製品や技術を持つ可能性はあるものの、収益化が最大の課題です。

強み

  • 大手が参入しない特定の電気機器分野で事業を展開している可能性がある。
  • 組織が小さいため、研究開発や市場変化への対応が迅速にできる。
  • 売上高が2024/1月期3億円から2026/1月期5億円へと増加傾向。
  • 2026/1月期に営業利益率0%と黒字化への道筋を示している。

課題

  • 営業損益が赤字の状態から早期の黒字化が急務。2026/1月期計画の達成が鍵。
  • キオクシアなど大手企業と比較し、技術力・研究開発投資で劣る可能性。
  • 売上規模が小さく赤字が続く場合、資金調達や事業継続に懸念が生じる。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

電気機器の時価総額近傍。太字がトラース・オン・プロダクト

時価総額で並べると、掲載6社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16663太洋テクノレックス19億円7.7倍
26775TBグループ18億円
36867リーダー電子18億円20.7倍
46977日本抵抗器製作所18億円
56664オプトエレクトロニクス17億円
66696トラース・オン・プロダクト16億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 31件

1995年設立からインターネットマンションサービス開始

1995年1月、静岡県静岡市に資本金3,000千円の有限会社アイ・ディー・ディーとして設立された。1997年8月には組織変更と商号変更により株式会社トランザスに改組し、資本金を10,000千円に増資。1999年9月、インターネットマンションサービスを開始し、通信インフラを活用した事業を立ち上げた。この時期に培ったネットワーク技術が、後のIoT製品開発の基盤となった。2002年7月にはSTB(セットトップボックス)の提供を開始し、映像配信分野に進出した。

2006年自社開発IoT製品で事業転換

2006年11月、自社開発によるIoT製品およびIoTを利用したサービスの提供を開始した。これ以降、ハードウェアとソフトウェアを組み合わせた垂直統合型ビジネスへと舵を切る。2008年2月にはデジタルサイネージの提供を開始し、世界初の立体裸眼3DTV対応STBを開発。2013年4月には事業者向けIP放送サービスを開始し、ホテルや商業施設向けの映像配信プラットフォームを構築した。2016年11月にはISO9001を取得し、法人向けウェアラブルデバイスの提供も開始した。

2017年上場と海外拠点設立・撤退

2017年2月、台湾支店とシンガポール子会社(TRANZAS Asia Pacific Pte.Ltd.)を設立し、アジア市場への展開を図った。同年8月、東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場。2018年1月には宿泊施設向けルームコントローラーの提供を開始し、IoTホテル化を推進。2019年には株式会社NSCホールディングスと合弁会社ピースリーを設立し、11月に連結子会社化した。しかし、2020年5月にはピースリーと合併し、存続会社として株式会社ピースリーに商号変更。本社も東京都千代田区に移転した。2021年にはシンガポール子会社の全株式譲渡と台湾支店閉鎖を実施し、海外拠点を整理した。

2022年商号変更と新製品群の投入

2022年4月、商号を株式会社トラース・オン・プロダクトに変更するとともに、東証の市場区分見直しによりグロース市場に移行した。同年12月、DX店舗活性プロダクト「店舗の星」の販売を開始し、流通小売店舗向けに展開。2023年1月にはAI電力削減ソリューション「AIrux8」の日本市場向け提供を開始した。同年9月には「店舗の星」に関する特許を取得、2024年5月には「AIrux8」の技術が日本で特許として登録された。2025年8月にはアクスト東日本を連結子会社化し、グループとしての成長基盤を強化した。

年表31件を開く

1990年代

  • 1995年1月創業静岡県静岡市に有限会社アイ・ディー・ディー(資本金3,000千円)を設立
  • 1997年8月商号変更組織変更及び商号変更により株式会社トランザスに改組(資本金10,000千円に増資)
  • 1999年9月インターネットマンションサービスを開始

2000年代

  • 2002年7月STBの提供を開始(注5)
  • 2003年9月本社を神奈川県横浜市西区みなとみらい二丁目3番に移転
  • 2006年11月自社開発によるIoT製品及びIoTを利用したサービスの提供を開始(注6)
  • 2008年2月デジタルサイネージの提供を開始、世界初立体裸眼3DTV対応STBを開発

2010年代

  • 2012年6月本社を神奈川県横浜市西区みなとみらい二丁目2番1号に移転
  • 2013年4月事業者向けIP放送サービスを開始(注7)
  • 2014年8月株式会社アドバンスより受託開発・保守サービスを譲受
  • 2016年2月監査等委員会設置会社に移行
  • 2016年11月ISO9001を取得 法人向けウエアラブルデバイスの提供を開始(注8)
  • 2017年2月台湾支店及びシンガポール子会社(TRANZAS Asia Pacific Pte.Ltd.)を設立
  • 2017年8月上場東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場
  • 2018年1月宿泊施設向けに客室のIoT化及び一括管理を支援するルームコントローラーの提供を開始(注9)
  • 2019年1月宿泊施設向けに無人チェックインを可能とするオンラインチェックイン端末の提供を開始
  • 2019年3月株式会社NSCホールディングスと合弁会社(株式会社ピースリー)を設立
  • 2019年10月クラウド型コンテンツ配信システムNEXT GENERATION HOSPITALITY(NGH)の提供を開始
  • 2019年11月M&A株式会社ピースリーを連結子会社化

2020年代

  • 2020年5月M&A株式会社ピースリーと合併(当社を吸収合併存続会社とする合併)株式会社ピースリーに商号変更 本社を東京都千代田区紀尾井町4番3号に移転
  • 2020年8月美容サロン向けサイネージサービスの提供を開始
  • 2021年1月コーユーレンティア株式会社と業務提携 国立大学法人広島大学と包括的連携の基本合意
  • 2021年3月シンガポール子会社(TRANZAS Asia Pacific Pte.Ltd.)の全株式を譲渡
  • 2021年7月台湾支店を閉鎖
  • 2022年1月本社を神奈川県横浜市西区北幸二丁目9番30号に移転
  • 2022年4月商号変更株式会社トラース・オン・プロダクトに商号変更 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズ市場からグロース市場に移行
  • 2022年12月DX店舗活性プロダクト店舗の星の販売開始(注10)
  • 2023年1月電力削減ソリューションAIrux8の提供を日本市場に向け開始(注11)
  • 2023年9月流通小売店舗向けDX製品「店舗の星」に関する特許を取得
  • 2024年5月AI電力削減ソリューション「AIrux8」の技術が日本で特許として登録
  • 2025年8月M&A株式会社アクスト東日本を連結子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/1期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    販路拡大・収益最大化

    営業活動の質的向上と効率化を図り、専門パートナーとの協業や業務提携により新市場・新規顧客を開拓。既存顧客へのクロスセルも推進し、販路拡大とグループ全体の収益最大化を目指す。

  2. 02

    顧客満足度・品質向上

    優秀な人材確保と社内教育拡充、部材供給先の複数化によるコスト削減を実施。ISO9000/27000シリーズ認証の維持・新規取得を通じ、適切な品質水準と価値提供を向上させる。

  3. 03

    研究開発の強化

    既存ソフトウェアの応用により開発スピード向上とリードタイム短縮を図る。複数顧客ニーズに共通する機能を標準実装し、新規顧客を取り込む。

  4. 04

    優秀な人材確保と生産性最大化

    社内教育拡充や人事評価・報酬制度の見直しにより既存社員の能力向上と定着を図る。就業環境最適化や人事制度拡充で個々のポテンシャルを最大限発揮させ生産性を最大化する。

  5. 05

    内部統制・ガバナンス強化

    内部監査室を設置し監督強化を実施。内部統制レベルの継続的向上と意思決定迅速化を進め、持続的な健全成長を支える体制を構築する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 9期分

グループ全体で25人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は645万円で、8期前と比べて+22.4%平均年齢は42.8歳、平均勤続年数は8.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数
2018年1月43
2019年1月44
2020年1月52739.04.143
2021年1月55439.74.545
2022年1月62040.45.724
2023年1月62341.06.721
2024年1月62342.46.423
2025年1月62943.47.424
2026年1月64542.88.625

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 横浜市西区57百万円
全事業
主な関係会社
  • 国内
    株式会社アクスト東日本
    神奈川県横浜市
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年1月期の売上高は5億円営業利益0億円前期と比べると増収で、売上が+25.0%。

売上高
+25.0%
5億円
営業利益
0億円
純利益
-1億円
営業利益率
0.0%
前期比 +0.0%pt

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は3億円、営業利益は0億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+50.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q10
2024年1Q100.00
2024年2Q0−1−1
2024年3Q100.00
2024年4Q10
2025年1Q100.00
2025年2Q100.00
2025年4Q20
2026年2Q200.00
2026年4Q300.0−1

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 13期分

2014年1月期からの13期で、売上は5億円から5億円へほぼ横ばい。直近期の営業利益率は0.0%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2014年1月510
2015年1月811
2016年1月1021
東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場
2017年1月1121
2018年1月1322
株式会社ピースリーを連結子会社化
2019年1月7−1−2
株式会社ピースリーと合併(当社を吸収合併存続会社とする合併)株式会社ピースリーに商号変更 本社を東京都千代田区紀尾井町4番3号に移転
2020年1月8−1−1
2021年1月6−3−4
株式会社トラース・オン・プロダクトに商号変更 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズ市場からグロース市場に移行
2022年1月4−4−5
2023年1月500
2024年1月3−1−1
株式会社アクスト東日本を連結子会社化
2025年1月400
2026年1月5000.0−1

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年1月期

売上高5億円のうち、営業利益として残るのは0億円0.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-1億円、売上の-20.0%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金60.0%3億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金60.0%3億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.0%0億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
40.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比6.9pt
0.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比25.9pt
-20.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比25.6pt
-17.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
-16.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
0.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 11期分

2026年1月期は営業CFが0億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは−1億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は3億円で、売上の7.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2016年1月1−1−102
2017年1月1013
2018年1月207211
2019年1月−3−10−48
2020年1月−1−10−26
2021年1月−1−21−34
2022年1月−310−21
2023年1月00204
2024年1月−1−11−23
2025年1月00003
2026年1月0−11−13

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 13期分

2026年1月期の総資産は6億円。このうち返さなくてよい自己資本が4億円で、自己資本比率は62.0%(業種中央値61.0%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2014年1月32164.8
2015年1月53251.3
2016年1月64267.7
2017年1月75276.7
2018年1月1614284.2
2019年1月1312189.2
2020年1月1211192.8
2021年1月97277.6
2022年1月32169.9
2023年1月53262.0
2024年1月54179.3
2025年1月54175.7
2026年1月64262.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年1月期の内訳
現金及び預金
3億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
-8億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
0億円
在庫として抱えている分
負債合計
2億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
40
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続0 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気機器 224社との比較

同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率224社中16位あたり、逆に低いのはROE224社中213位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-17.6%/中央値 8.0%
P25 4.2%P75 12.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
0.0%/中央値 6.9%
P25 3.5%P75 11.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
62.0%/中央値 61.0%
P25 48.2%P75 76.0%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
25.0%/中央値 4.1%
P25 -0.2%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥328で、1年前と比べて-40.4%過去52週の値幅のなかでは29%の位置にある。

¥328+3.1%1ヶ月+16.7%1年-40.4%時価総額16億円
過去52週の値幅
安値¥236高値¥553

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PBR5.14倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近1ヶ月で13.64%上昇し、8月21日には前日比+7.26%の325円で終えた。52週高値583円に対しては低位にあり、25日線(292円)を上回った。出来高は8月21日に8万3000株と急増したが、全体的には低調。RSIは84.38と過熱感が強く、短期的な反落リスクがある。200日線(336円)が上値抵抗として意識される。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 15/100)

PERが算出不能で、ROEは-17.6%と赤字が続き、配当利回りも0%。PBRは4.40倍と業界平均2.12倍を大幅に上回り、資産価値に対して割高。直近の業績も赤字または利益率が低く、成長の兆しが見えない。PBRの高さと収益性の悪さから、割高と判断する。

指標この会社業種平均
PBR5.14倍2.58倍
ROE-17.6%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

時価総額14億円と超小型で、赤字基盤からの脱却が最大の焦点。2024/1期に営業赤字、2025/1期も利益率ゼロの見通し。強気派は新規取引拡大やコスト削減による黒字転換を期待するが、弱気派は事業の持続可能性や競争力を疑問視する。PERが算出不能で、PBRは4.4倍と割高感がある。

プラスに働く材料7
  • 黒字転換の可能性

    2026/1期の営業利益コンセンサスが0→-1と改善傾向にある

  • 小型株ゆえの成長余地

    売上高が5億円程度と小さく、大口案件で急成長する可能性

  • 自社製品開発の進展

    差別化できれば安定収益源に育つ可能性がある

  • 売上高5億、3期連続増収通年影響

    FY2026売上高5億円(前期比+25%)と成長。

  • 営業利益が黒字化目前FY2026影響

    FY2026営業利益0億円、赤字から脱却の兆し。

  • 小型株として再注目の可能性不定影響

    時価総額14億円と超小型株、材料次第で急騰余地。

  • 将来の黒字化期待で買い不定影響

    赤字縮小傾向で黒字転換期待が株価を下支え。

マイナスに働く材料7
  • 慢性的な赤字リスク

    過去2期連続で営業損失、自己資本毀損の懸念

  • 競争力の乏しさ

    同業他社と比較して規模・ブランド・技術で劣る

  • 割高なバリュエーション

    PBR4.4倍に対しROEは-17.6%と資本効率が悪い

  • 純利益赤字継続、FY2026も▲1億FY2026影響

    FY2026純利益▲1億円、黒字化ならず。

  • ROE▲17.6%と著しい低収益継続影響

    ROE▲17.6%で株主資本を毀損。

  • 営業利益率0%で競争劣位FY2026影響

    FY2026営業利益率0%、収益力の低さ。

  • 時価総額14億円と極小で流動性極低継続影響

    時価総額14億円、売買高少なく価格変動リスク大。

次の決算で確かめる点
営業損益
黒字転換の有無が企業価値の前提となるため
売上高推移
成長軌道に乗っているか確認するため

株主

有価証券報告書より

2026年1月期末の株主数は延べ3,579人。区分でいちばん多いのは個人・その他77.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が2.7%を占め、残る97.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年1月%2022年1月%2023年1月%2024年1月%2025年1月%2026年1月%
個人・その他58.263.671.275.677.377.9
外国法人19.617.415.410.411.913.0
証券会社8.14.56.69.47.16.2
事業法人13.813.85.84.13.02.6
外国人個人0.00.10.10.30.20.1
金融機関0.30.61.00.30.50.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01藤吉 英彦17091.39
02WORLD F PTE. LTD.(常任代理人 いちよし証券株式会社)9115.41
03寺山 隆一3273.26
04前川 昌之3211.11
05久幾田 守弘3151.03
06藤吉 一彦1955.67
07NOMURA INTERNATIONAL PLC A/C JAPAN FLOW(常任代理人 野村證券株式会社)1702.92
08渡邉 昭1584.84
09株式会社NSCホールディングス1452.25
10モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社1280.30

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 13期分

1株利益は13期で−100%、1株純資産は13期で−100%。直近期のROEは-17.6%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2014年1月21,620103,93023.1
2015年1月2,2667,22035.8
2016年1月6521335.3
2017年1月5626823.1
2018年1月5843516.043.1
2019年1月−53381−13.8
2020年1月−39342−10.7
2021年1月−104197−40.6
2022年1月−14057−110.8
2023年1月−478−6.3
2024年1月−1885−23.4
2025年1月0850.6828.6
2026年1月−1372−17.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2026/1期の役員報酬は総額72百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
藤吉英彦代表取締役社長53825,000
青栁貴士取締役CFO52
鈴江泰仁取締役54
岡安俊英取締役(監査等委員)43
佐々木豊取締役(監査等委員)695,000
原口昌之取締役(監査等委員)652,500
前川昌之取締役(監査等委員)61155,000

役員報酬の内訳2026/1

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3646421
社外取締役3883

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/1期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,965字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 (1) 事業概要 当社グループは、「お客様への“真の価値提供”を第一に モノづくりを通じVirtualとRealを融合 最適化した新しい社会の礎を創造する」を経営理念とし、モノは買う物から、サービス提供に付帯するプラットフォームになるべきであり、モノの価値は物体価値になくサービス価値にあると考えております。当社グループは、本当に求められる製品を0から組上げられる調合士であり、今後の社会が待ち望んでいるサービス価値を提供しております。 (2) セグメント区分 ① TRaaS事業 BtoB市場向けに、お客様の価値を最大化させるための適切なIoTソリューションと最適なモノの選定をし、そのモノを起点としたSaaSサービスを提供しております。モノは、ファブレス型で自社設計開発した製品特性に応じた海外ネットワークを選定することにより、価格競争力のある製品となっております。お客様がIoT、DXを進めるうえでのモノの導入コストの高さを、当社のテクノロジーで解消すべく、今後SaaSサービスを更に拡充してまいります。 ② 受注型Product事業 IoT技術を用いた製品・ソリューションの企画、設計、製造からの運用・保守サポートまで完全垂直統合を実現し、お客様(VAR※)が望む製品を柔軟に提供いたします。 ※VAR:Value Added Reseller 付加価値再販パートナー 当社グループ製品に価値を付加し再販する事業者をVARとして定義し、そのVARと協業することで事業拡大を図っております。VARが当社製品に価値を付加し、様々なマーケットや顧客に横展開することで、当社グループ製品は新たなマーケットに拡販されております。 ③ テクニカルサービス事業 基幹業務システム等のアプリケーションソフトウエアの受託開発、システム運用に必要なパソコンやサーバー等の提供及びメンテナンス、開発したソフトウエア及びシステムのメンテナンスや常駐型保守に向けたエンジニア派遣サービスを提供しております。 (3) 当社グループの強み ① モノを起点としたSaaSサービスによるVirtualとRealの融合 当社グループは、IoT機器の開発・製造で培ったモノづくりの知見から、最適なモノの選定をし、そのモノを起点としたSaaSサービスを、様々な人が集まる場所のロケーションオーナー、パートナー企業に向け、そのニーズに合わせた企画提案、製品開発から、総合的なロケーションメディアの構築まで、顧客の価値が最大化する最善のIoTソリューションの提案を当社単独で行うことが可能であります。 ② 垂直統合 当社グループは、IoT製品の設計から製造までを一気通貫で行う垂直統合型のビジネスを展開しており、IoT製品に組み込まれるソフトウエア及びパートナー企業がIoT製品の最終利用者にサービス提供をするために必要となるシステムの開発も行っております。 ソフトウエア開発を内製化することで顧客の要望に柔軟に対応することができ、また、ハードウェアの開発に当たっては、部材の選定から関わり主に中国の電子機器の受託メーカー(EMS)に製造委託することで、顧客にとっての機能最適化を図るとともに、低コスト化を図っております。 ③ 小ロット生産 当社グループは、製品の設計段階から製品開発に加わり、部品レベルでのコスト削減を行った上で、製造委託を実施しているため、低製造コストを実現しております。また、製品開発に必要なソフトウエアの知的財産権を社内に蓄積しており、それを横展開することでソフトウエアの開発を省力化でき短期間・少人数での開発を実現しております。 これにより、競合が少ない小ロットでの生産にも対応しております。 ④ ソフトウエアの横展開 当社グループは開発してきたソフトウエアの知的財産権を社内に蓄積しております。そのため、過去に開発したソフトウエアの転用と開発のノウハウを活かして、短期間で安定稼働を実現するIoT製品向けソフトウエアやシステムの開発を可能としております。 また、当社グループは開発が複雑な映像配信用ターミナルのソフトウエアを数多く開発しておりますが、そのソフトウエアはウエアラブルデバイスやデジタルサイネージといった他分野のターミナルやシステム構築に展開することができます。これにより、IoT製品をはじめとした通信機能を持つターミナルを早期に開発していくことが可能であります。 (4) 事業系統図 当社グループは、当社と連結子会社1社(株式会社アクスト東日本)で構成されております。事業系統図は、次のとおりであります。 ① TRaaS事業 ② 受注型Product事業 ③ テクニカルサービス事業
経営方針・対処すべき課題1,561字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。 当社グループでは、中長期的に継続した成長を実現し、企業価値の最大化を図るうえで、以下の項目を対処すべき重要な経営課題として考えております。 (1) 販路の拡大及び収益の最大化 当社グループが更なる事業成長に向けて販売力を強化するためには、自社人員の営業リソースを、顧客の潜在的な課題を解決する提案型営業や、グループ間シナジーを活かした複合的な提案に特化するなど、営業活動の質的向上と効率化を図ることが重要であると認識しております。具体的には、各業界の現場課題に精通し、当社商材の付加価値を最大化できる専門パートナーとの協業体制の構築や、新たな価値創出が見込める他企業との業務提携を推進し、新たな市場及び新規顧客の開拓を加速させてまいります。 同時に、これまで関係を構築してきた既存顧客に対しても、それぞれの課題解決に繋がる当社グループの他の製品・サービスを継続的に追加提案(クロスセル)していくことで、新規開拓と既存顧客の深耕の両面から、販路の拡大とグループ全体の収益最大化に努めてまいります。 (2) 顧客満足度及び品質の向上 当社グループは、製品の開発から製造まで一気通貫で提供しており、顧客が要求する機能と価格を満たす最適な製品・サービスの提供が可能です。製品・サービスの品質向上と顧客満足度を高めるために、当社では優秀な人材の確保と社内教育を拡充し、また、製品の製造コスト削減のため、部材等の供給先の複数化を図ってまいります。 また、品質向上を目指してISO9000シリーズの他、ISO27000シリーズの認証取得も行っております。今後も顧客に対して適切な品質水準の製品・サービスの提供と顧客に対する価値提供レベルを向上させるため、同認証を維持すると共に、新たな認証取得も目指し、品質向上を図ってまいります。 (3) 研究開発の強化 既存の製品・サービス向けに開発したソフトウエアは、他の分野でも利用される製品・サービスのソフトウエア開発にも応用させることができます。そのため、数多くのソフトウエアを開発することで、新規開発が早期化でき、また、様々な顧客ニーズに応えることができるようになると考えております。 また、近年、様々なOSやアプリケーションソフトが誕生しており、それらと連動させた製品・サービスに対する需要が増加傾向にあります。 そのため、当社グループでは、研究開発を強化し、ソフトウエアの開発スピードの向上、リードタイム短縮化を目指し、また、複数の顧客ニーズに共通する機能を標準的な機能として製品・サービスに実装させることで、確実に新規顧客を取り込んでまいります。 (4) 優秀な人材の確保と生産性の最大化 当社グループは、今後の更なる成長のために、開発部門及び営業部門を中心に優秀な人材の育成が重要な課題であると認識しております。そのため、既存社員の能力及びスキルの底上げ、定着を図るために社内教育の拡充や定期的な人事評価制度や報酬制度の見直し等を行ってまいります。また、生産性を最大化させるために、個々の持つポテンシャルを最大限発揮できるよう、就業環境の最適化や人事制度の拡充に取り組んでまいります。 (5) 内部統制及びガバナンスの強化 当社グループは、持続的に健全な成長を果たすためには、当社グループの内部統制並びにガバナンスの一層の強化が不可欠であると認識しております。そのため、監督強化のために内部監査室を設け、その強化に取り組んでおります。また、内部統制レベルの向上を継続的に図ると共に、事業推進に必要な意思決定の迅速化にも邁進してまいります。
事業等のリスク5,778字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 以下において、当社グループの事業展開上のリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項を記載しております。また、必ずしも事業上のリスクとはいえない内容についても、投資家の投資判断において重要と考えられる事項については、投資家に対する積極的な情報開示の観点から開示いたします。 なお、当社グループはこれらのリスクが発生する可能性を十分認識した上で、発生の回避や、万が一発生した場合の対応に努める方針でありますが、当社グループ株式に対する投資判断は、以下の記載事項及び本項以外の記載事項を慎重に検討された上で行われる必要があります。 また、本項の記載内容は、当社グループの事業もしくは当社グループ株式への投資に関するリスクのすべてを網羅するものではなく、本項における記載事項は、当連結会計年度末現在における当社の認識を基に記載したものであり、将来の環境の変化等によって、本項の認識が変化する可能性があります。 (1) 事業環境に関するリスク ① 市場動向及び業績変動に関するリスク 当社グループのターミナルソリューション事業はIoT製品の販売及びサービス並びにSaaSサービスの提供を行っているため、IoTソリューション関連市場、デジタルサイネージ市場及びSaaSサービス市場の動向の影響を受けております。そのため、当該市場における景気の低迷や技術革新による当社製品の陳腐化等により事業環境が悪化する可能性があり、その場合には当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループが手掛けるソフトウエア開発や端末等の機器販売並びにサービス提供のなかには、売上規模が大きい案件があります。当社グループでは事業の拡大を目指しておりますが、現状は成長過程であり事業規模が小さいため、これらの案件の売上計上時期の偏りにより、四半期又は事業年度毎の一定期間で区切ってみた場合、期間毎の業績が大きく変動する可能性があります。 ② 為替変動に関するリスク 当社グループは、IoT製品の製造を海外企業に委託しており、また、一部のIoT製品の販売及びサービス提供に関する取引について海外展開を行っています。その取引の多くを米ドルを中心とした外貨建て取引が占めていることから、為替動向に応じて為替変動リスクを軽減させるよう都度検討しておりますが、為替変動のリスクを完全に排除することは困難であり、急激な為替変動があった場合、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ③ 自然災害等に関するリスク 当社グループは神奈川県横浜市に本社があります。今後、当地域において大地震等の自然災害等が発生した場合は、当社の業績のみならず当社の活動に影響を与える可能性があります。 また、感染症等によって事業活動に影響を受ける可能性があります。当社グループでは、適宜リスク対策会議を開催し検討の結果、必要な処置を施すことにより従業員等の安全を守るよう努めております。具体的には、Web会議の推進、在宅勤務及び時差出勤の推奨、執務室や会議室等の定期的な消毒等の取り組みを行うこととしておりますが、この影響が継続・拡大した場合には、取引先との商談や工場稼働の悪化要因にもなり、当社グループの経営成績、財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 事業内容に関するリスク ① 知的財産権に関するリスク 当社グループのIoT製品は、複数社のソフトウエアライセンスを利用して製造販売をしており、それらライセンサーに対してライセンス使用料を支払っております。しかし、ライセンサーが何らかの理由によりライセンス使用料を変更もしくはライセンス使用が困難となった場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループは、第三者に対する知的財産権を侵害することがないように常に細心の注意を払って事業活動を行っておりますが、ICT分野における急速な技術進歩やグローバル化により、当社グループの事業領域における知的財産権の現状を完全に把握することは困難であります。現在までのところ、当社グループの認識する限り、第三者の知的財産権を侵害したこと、及び侵害を理由とした損害賠償等の訴訟が発生している事実はありませんが、今後当社グループの調査・確認漏れ、不測の事態が生じる等により、第三者の知的財産権に抵触する等の理由から、損害賠償請求や使用差止請求等を受ける可能性があります。これらの事態が発生した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 さらに、当社グループが保有する知的財産権を保護するために、当社グループでは商標登録や特許登録を行い、侵害されないように細心の注意を払っており、侵害されている恐れが生じた場合には顧問弁護士や弁理士と連携し、必要な措置を講じてまいりますが、当社グループの知的財産権の侵害を把握しきれない場合や侵害に対して適切な措置を取ることができない場合は、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② システムに関するリスク 当社グループのサービスの一部は、PC、コンピュータ・システムを結ぶ通信ネットワークに全面的に依存しており、自然災害や事故(社内外の人的要因によるものを含む)等によって通信ネットワークが切断された場合には、当社の事業及び業績は深刻な影響を受けます。また、当社グループの運営する各サイトへのアクセスの急激な増加、データセンターへの電力供給やクラウドサービスの停止等の予測不可能な要因によってコンピュータ・システムがダウンした場合、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 また、当社グループのコンピュータ・システムは、適切なセキュリティ手段を講じて外部からの不正アクセスを回避するよう努めておりますが、コンピュータ・ウイルスやハッカーの侵入等によりシステム障害が生じた場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 開発に関するリスク IoT製品及びソフトウエア開発の技術革新は日進月歩で進化しており、当社グループは、新規技術の研究開発を経営上の重要な課題として認識しております。当社グループでは、研究開発費は販売費及び一般管理費として計上しており、研究開発テーマと予算は取締役会において設定し、研究開発の進捗状況をモニタリングしております。しかし、研究開発投資の成果が必ずしも収益につながる保証がないため、当該研究開発投資負担が当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループは、IoT製品向けのソフトウエア、自社利用のソフトウエアや業務処理サービスの提供に用いるソフトウエア等を開発しておりますが、ビジネスの中には、顧客向けに特定用途の運用システム等を受託開発することもあります。こうした案件は内容の複雑さから開発が長期化、開発費が多額になることが多く、予定外の仕様変更、人的な入れ替わりなどプロジェクト進行上の問題により、予定通り開発が進まなかった場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 製品の不具合(バグ等)について 当社グループは、顧客から喜ばれる新製品の開発及び既存製品の改良を行っており、不具合等の発生防止に日頃から努めておりますが、一般的にIoT製品やそれらを利用したサービスは高度化、複雑化すると、不具合を完全に解消することは不可能と言われており、当グループ社の製品・サービスにおいても、各種不具合が発生する可能性は否定できません。現時点まで当社グループの責任による不具合の発生により、業績に多大な影響を与えたことはありませんが、当社グループの製品や提供サービスに致命的な不具合が発生し、その不具合を適切に解決できない場合、当社グループの信用力が低下し、事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループは、製品品質の確保及び品質保証体制の充実に努めております。しかしながら、当社グループが取扱う製品について品質上の問題が発生し、大規模なリコール、製造物責任に関わる係争、関連法令に基づく調査、手続等が発生する可能性があります。当社グループでは、製造物責任賠償については、保険に加入することにより将来の補償費用発生に備えておりますが、当該保険の補償限度内で当社が負担する補償額を十分にカバーできるという保証はありません。このため、重大な品質上の問題の発生は、当社グループの信用力の低下のみならず、補償等の発生により、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 特定地域への依存度について 当社グループでは、IoT製品は主に中国の複数企業に生産を委託しておりその仕入比率は63.1%となっていることから、同地域に対する仕入の依存度が高い状態となっております。そのため、コスト、品質等を検討して代替可能な製造委託先を検討し、常に代替可能な製造委託先を確保することで、リスクの分散を図っております。しかしながら、同地域における予測しない法律・規制の変更、日中間の関係悪化等のリスクが顕在化した場合、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ⑥ 情報の取扱いについて 当社グループでは、情報セキュリティ及び情報保護を経営の最重要課題の一つとして捉え、情報セキュリティ関連の諸規程を定め、体制の強化や社員教育などを通じてシステムとデータの保守・管理に万全を尽くしております。しかし、万一情報漏洩などの事故が発生した場合には、損害賠償等による予期せぬ費用が発生し、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループは、開発、製造及びサービス提供の一部の業務において、外部委託を利用する場合があります。ソフトウエアの根幹であるソースコードに係る外部委託も行う場合には、秘密保持契約を結んだ上で信頼のおける業者を利用しておりますが、相互連絡の齟齬に伴う開発の遅延、故意の違法なソースコードの流用や情報漏洩などの可能性は存在します。また、システムの一部を外部委託する場合には、ネットワーク負荷が高い場合などに、当社グループの想定しないトラブルが発生する可能性があります。こうしたことによる当社グループへの信用の失墜が、当社グループの事業や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。さらに、当該外部委託の運営に支障が生じた場合や、代替先への引継ぎが遅延した等の場合には、当社グループの業務遂行に支障をきたす可能性があります。 ⑦ 個人情報の管理について 当社グループは、展開する各サービスの運営過程において、ユーザーより個人情報を取得することがあります。当該個人情報の管理については、権限を有する者以外の閲覧をシステム上で制限しております。また、当社グループでは個人情報保護関連規程を制定し、従業員に対しても研修を実施しております。しかしながら、外部からの不正なアクセス、その他想定外の事態の発生により個人情報が流出した場合、当社グループの社会的信用を失墜させ、当社グループの事業及び業績に重要な影響を与える可能性があります。 ⑧ 法的規制等について 当社グループは、建設業法、電気用品安全法、電波法、電気通信事業法、製造物責任法、労働者派遣法、下請代金遅延等防止法、個人情報保護法等関係諸法令により様々な法的規制等の適用を受けております。今後、これらの法的規制等が変更又は新設された場合や当社グループがこれらの法的規制等に抵触した場合、当社グループの事業及び業績に重要な影響を与える可能性があります。 (3) 組織体制に関するリスク ① 小規模組織であることについて 2026年1月31日現在における当社グループ組織は、取締役6名(うち、監査等委員である取締役3名)、従業員25名と小規模であり、内部管理体制もこのような規模に応じたものとなっております。今後、継続的な成長を実現させるためには、人員増強を図るとともに人材育成に注力し、内部管理体制の一層の強化、充実を図っていく方針ではありますが、これらの施策が適時適切に行えなかった場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 特定人物への依存について 当社の創業者であり、創業以来の事業推進者である代表取締役社長 藤吉英彦は、当社グループ事業に関する豊富な経験と知識を有しており、経営方針や事業戦略の決定など、当社グループの事業活動全般において、極めて重要な役割を果たしております。当社では同氏に過度に依存しないよう、幹部職員の拡充、育成及び権限委譲による分業体制の構築などにより、経営組織の強化に取り組んでおりますが、何らかの理由により同氏の業務遂行が困難となった場合、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ③ 人材の確保及び技術者の退職等に関連するリスクについて 当社グループの事業は高い技術力が必要とされ、優秀な技術者を確保し育成することが極めて重要であります。 しかしながら、適切な人材を十分確保できなかった場合には当社の事業拡大が制約を受ける可能性があり、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。また、今後において、もし技術者の退職者が一時的に多数発生した場合、開発スピードが低下し、当社グループの事業拡大が制約を受け、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) その他のリスク ① 配当政策について 当社は、株主に対する利益還元を重要な経営課題と認識しておりますが、将来の持続的な成長に必要な設備投資等や経営基盤の強化も重要な経営目標と考えております。 今後は、内部留保を確保しつつ、財政状態及び経営成績並びに経営全般を総合的に判断して利益配当を行っていく方針であります。しかしながら、現時点においては普通配当の実施の可能性及び実施時期については未定であります。
経営成績の分析 (MD&A)5,220字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当社は、当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、前連結会計年度との比較・分析の記載はしておりません。 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、雇用並びに所得環境の改善や、インバウンド需要の継続的な拡大等に支えられ、緩やかな回復基調で推移いたしました。しかしながら、高止まりする物価や人件費等のコスト上昇に加え、為替・金融資本市場の変動、米国の政策動向、さらには中東・ウクライナ情勢の長期化をはじめとする地政学リスクの高まり等により、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。 このような状況のもと、当社グループは、過去からのBtoB市場に向けた単なるモノの販売から脱却し、成長方針に掲げるBtoB市場に向けたモノづくりを基盤としたSaaS月額課金型サービスを主力事業とすべく、継続して経営資源を同事業へ集中し事業転換を図っております。 当連結会計年度につきましては、TRaaS事業においてデジタルサイネージプラットフォーム「CELDIS」の大手携帯キャリアショップ約2,000店舗への設置が完了し月額収益の積み上げが本格化したことや、2025年8月の株式会社アクスト東日本の完全子会社化による売上寄与などにより、グループ全体の売上高は増加いたしました。一方で、世界的な半導体供給逼迫に伴う受注型Product事業の一部大型案件の来期への期ズレや、AI電力削減ソリューション「AIrux8」の戦略見直しに伴うプロジェクト進行の長期化、並びにテクニカルサービス事業における前期大型開発案件の反動減等により、利益面では影響を受ける結果となりました。 以上の結果、当連結会計年度の売上高は485,942千円、営業損失は36,148千円、経常損失は35,494千円、親会社株主に帰属する当期純損失は61,633千円となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 (TRaaS事業) TRaaS事業の当連結会計年度におきましては、主にAI電力削減ソリューション「AIrux8」、流通小売店舗を対象としたDX店舗活性プロダクト「店舗の星」、デジタルサイネージプラットフォーム「CELDIS」を中心として、BtoB市場に向けたモノづくりを基盤としたSaaS月額課金型サービスを推進いたしました。 デジタルサイネージプラットフォーム「CELDIS」は、大手携帯キャリアショップ約2,000店舗への設置が第3四半期に完了したことに伴い、当連結会計年度を通じて月額収益の積み上げが本格化し、連結業績に大きく貢献いたしました。また、流通小売店舗向けDX製品「店舗の星」は、海外店舗を中心に安定的に推移いたしました。さらに、現在の導入国以外の新規海外市場や国内への展開に向け、その導入効果を最大化するべく、来店されるお客様から直接商品評価を取得できる「お客様レビューアプリ」(流通小売店舗様の既存会員アプリへアドオン可能な機能)の開発を推進いたしました。 「AIrux8」につきましては、中規模以上の案件においてエネルギー削減とビル全体のDX化が同時に求められることがほとんどであり、案件あたりの売上・利益の大幅な増加が見込める一方で、プロジェクトの進行スピードが停滞する状況が続いておりましたが、「AIrux8」を単なる省エネ商品・サービスにとどまらず、AIを利用した顧客課題解決型のDXソリューションへと提供価値を進化させるべく、営業及び開発戦略の抜本的な見直しを実施いたしました。来期に向けて、DXソリューションプラットフォームとして「AIrux」をブランド化し、シナジーを有する各分野の専門パートナーとの協業体制を構築することで、「特異性(OnlyOne)」と「得意性(Specialty)」を武器とした営業戦略を展開してまいります。 以上の結果、TRaaS事業の売上高は143,162千円、セグメント利益は69,024千円となりました。 (受注型Product事業) 受注型Product事業の当連結会計年度におきましては、インバウンド需要の拡大に伴うホスピタリティ市場の回復を受けて、主にホテル、飲食店等からの引き合いによる大型のSTB開発納品案件が進行し、順次納品が完了いたしました。また、株式会社アクスト東日本が完全子会社として当社グループに合流したことで、同社が長年にわたって構築してきた延べ1,500社に及ぶ幅広い顧客ネットワークを活用し、顧客が抱える個別ニーズや現場課題に応じた最適なIoT製品のクロスセルやソリューション展開が可能となり、第3四半期より通期を通じて連結業績へ大きく寄与いたしました。 一方で、期末にかけて、世界的なAI向け需要急増に伴うメモリー半導体の供給逼迫等の影響を受け、第4四半期に納品を予定しておりました一部の大型STB案件において製品納期の不確実性による調整が発生し、売上計上が来期へずれ込む結果となりました。 以上の結果、受注型Product事業の売上高は219,019千円、セグメント利益は116,218千円となりました。 (テクニカルサービス事業) テクニカルサービス事業の当連結会計年度におきましては、前期より継続していた大型のシステム開発案件が第4四半期において終了したことに伴い、開発工数が減少したことによる反動減の影響を受けましたが、エンジニア派遣事業においては、引き続き安定した収益を確保し、堅調に推移いたしました。 以上の結果、テクニカルサービス事業の売上高は123,761千円、セグメント利益は36,860千円となりました。 ② 財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末における総資産は564,305千円となりました。主な内訳は、現金及び預金279,254千円、受取手形、売掛金及び契約資産126,175千円、無形固定資産111,704千円であります。 (負債) 当連結会計年度末における負債合計は213,389千円となりました。主な内訳は、長期借入金122,678千円、流動負債その他11,515千円、1年内返済予定の長期借入金28,992千円、買掛金22,102千円であります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は350,916千円となりました。主な内訳は、資本金594,222千円、資本剰余金539,848千円、利益剰余金が△784,122千円であります。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)の残高は、279,254千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において営業活動の結果、支出した資金は29,889千円となりました。これは主に、非資金項目である減価償却費を36,477千円及び減損損失を20,355千円計上した一方、税金等調整前当期純損失を55,909千円計上したこと及び、売上債権が17,869千円増加したこと等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において投資活動の結果、支出した資金は97,854千円となりました。これは主に、連結範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出60,960千円、無形固定資産の取得による支出33,044千円があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において財務活動の結果、獲得した資金は92,150千円となりました。これは主に、長期借入による収入100,000千円、長期借入金の返済による支出8,330千円があったことによるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.仕入実績 当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   仕入高(千円)   前期比(%) TRaaS事業   36,085   ― 受注型Product事業   82,190   ― テクニカルサービス事業   ―   ― (注) 1.金額は、仕入価格によっております。 2.当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、前期比については記載しておりません。 b.受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前期比(%)   受注残高(千円)   前期比(%) TRaaS事業   78,842   ―   8,679   ― 受注型Product事業   164,515   ―   995   ― テクニカルサービス事業   133,721   ―   ―   ― (注) 1.当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、前期比については記載しておりません。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前期比(%) TRaaS事業   143,162   ― 受注型Product事業   219,019   ― テクニカルサービス事業   123,761   ― 合計   485,942   ― (注) 1.当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、前期比については記載しておりません。 2.当連結会計年度の主な相手先の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであり ます。 相手先   当連結会計年度 販売高(千円)   割合(%) 加賀電子株式会社   132,685   27.3 クロスバリュー株式会社   74,079   15.2 株式会社dinos   59,223   12.2 株式会社ジーエーピー   53,650   11.0 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。その作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者は、これらの見積りについて、過去の実績を勘案し合理的に判断しておりますが、実績の結果は、見積りによる不確実性のため、これらの見積りと異なる場合があります。当社グループの連結財務諸表の作成に際して採用する会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ② 財政状態及び経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」に記載のとおりであります。 ③ 資本の財源及び資金の流動性 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、仕入活動、製造活動に必要となる運転資金、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要のうち主なものは、設備投資によるものであります。 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 運転資金及び設備投資は自己資金及び金融機関からの借入、社債発行、新株予約権発行及び増資による方針であります。 ④ 経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループは「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおり、事業環境、事業内容、法的規制等、様々なリスク要因が当社の経営成績に影響を与える可能性があると認識しております。 そのため、当社グループは常に業界動向に留意しつつ、優秀な人材を確保し顧客のニーズに合った製品・サービスを提供していくことにより、経営成績に重要な影響を与えるリスク要因を分散・低減し、適切に対応を行ってまいります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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