概要
トラース・オン・プロダクト(旧商号トランザス)は、IoT機器とSaaSサービスを組み合わせたソリューションをB2B市場に提供する企業である。1995年に静岡県で設立され、横浜市に本社を置く。従業員数25名、東証グロース市場に上場(2017年)。主にTRaaS事業、受注型Product事業、テクニカルサービス事業の3セグメントで構成され、モノづくりを起点とした月額課金型サービスを強みとする。連結子会社にアクスト東日本を持つ。
3つの事業セグメントで構成される収益基盤
当社グループはTRaaS事業、受注型Product事業、テクニカルサービス事業の3つを報告セグメントとする。TRaaS事業では、デジタルサイネージプラットフォーム「CELDIS」やAI電力削減ソリューション「AIrux8」など、モノを起点としたSaaS月額課金型サービスを提供する。受注型Product事業は、顧客の要求に応じたIoT製品の企画・設計・製造を一貫して請け負い、主にSTB(セットトップボックス)やルームコントローラーを手がける。テクニカルサービス事業は、基幹業務システムの受託開発やエンジニア派遣を行う。2026年1月期の連結売上高は485.9百万円、営業損失36.1百万円、親会社株主に帰属する当期純損失61.6百万円であった。
ファブレス型垂直統合と小ロット生産の強み
当社は設計・開発を自社で行い、製造は主に中国のEMS(電子機器受託メーカー)に委託するファブレス型を採用する。部品レベルでのコスト削減とソフトウェアの内製化により、顧客の機能最適化と低コストを両立する。また、小ロット生産に対応できる点が競合との差別化要因である。過去に開発したソフトウェアの知的財産権を社内に蓄積し、それを異なる分野の製品に横展開することで、短期間・少人数での新製品開発を可能としている。この垂直統合モデルにより、顧客のニーズに柔軟に応えるとともに、製品の付加価値向上を図っている。
海外展開の試行と国内回帰の経緯
当社は2017年に台湾支店とシンガポール子会社(TRANZAS Asia Pacific Pte.Ltd.)を設立し、海外市場への展開を試みた。しかし、2021年3月にシンガポール子会社の全株式を譲渡、同年7月には台湾支店を閉鎖し、海外拠点を一旦整理した。その後は国内事業に注力し、2022年12月にDX店舗活性プロダクト「店舗の星」の販売を開始、2023年1月にはAIrux8の国内提供を始めた。2025年8月には株式会社アクスト東日本を連結子会社化し、グループ体制を強化している。現在の主力市場は国内であり、海外展開はパートナー企業を通じた間接的な販売が中心となっている。
2026年1月期にアクスト東日本を子会社化
当社グループは2025年8月、株式会社アクスト東日本の全株式を取得し連結子会社とした。アクスト東日本は延べ1,500社の顧客ネットワークを持ち、受注型Product事業やテクニカルサービス事業とのシナジーが期待される。これにより、アクスト東日本が長年構築してきた顧客基盤に対して、当社のIoT製品やSaaSサービスのクロスセルが可能となった。また、連結業績への寄与は2026年1月期第3四半期から始まり、通期で売上高の増加に貢献した。一方で、受注型Product事業では半導体供給逼迫の影響で一部大型案件の売上計上が翌期にずれ込むなど、外部環境の変動も受けている。
業界の中での役割はIoT製品の設計・開発・製造およびSaaSサービスを提供するソリューションプロバイダー。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/1期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 受注型Product 事業 | 2億円 | 50.0% | 1億円 | 50.0% |
| TRaaS事業 | 1億円 | 25.0% | 1億円 | 100.0% |
| テクニカル サービス 事業 | 1億円 | 25.0% | 0億円 | 0.0% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01BtoB市場(ロケーションオーナー、パートナー企業)主力
様々な人が集まる場所のロケーションオーナーやパートナー企業向けに、IoT機器とSaaSを組み合わせたソリューションを提供。顧客の価値最大化を目指し、企画提案から製品開発、システム構築までを一貫して行う。
- TRaaS事業(IoTソリューション)
- お客様のニーズに合わせたIoT機器の選定とSaaSサービスの提供。データ収集・分析により業務改善や新たな価値創造を支援。
02VAR(付加価値再販パートナー)準主力
VAR(付加価値再販パートナー)と協業し、顧客の要望に応じたIoT製品の企画・設計・製造・保守を完全垂直統合で提供。小ロット生産やソフトウェアの横展開により、柔軟かつ低コストな製品供給を実現。
- 受注型Product事業
- IoT技術を用いた製品・ソリューションを顧客の要望に応じて設計・製造。垂直統合により運用・保守まで一貫してサポート。
03システム開発・保守サービス市場副次
基幹業務システム等のアプリケーション受託開発、システム運用に必要なハードウェアの提供・保守、常駐型エンジニア派遣サービスを提供。
- テクニカルサービス(受託開発)
- 基幹業務システム等のアプリケーションソフトウェアを顧客の要件に合わせて開発。
- テクニカルサービス(保守・派遣)
- 開発したソフトウェアの保守や常駐型エンジニア派遣。運用の安定化を支援。
製品と技術
デジタルサイネージプラットフォーム「CELDIS」
「CELDIS」は、当社のTRaaS事業の中核をなすクラウド型デジタルサイネージプラットフォームである。大手携帯キャリアショップ約2,000店舗への設置が2026年1月期第3四半期に完了し、月額課金収益の積み上げが本格化した。従来のデジタルサイネージはハードウェア販売が主流だったが、当社はSaaSモデルで提供することで、顧客の初期コストを低減し、継続的な収益を確保する。プラットフォーム上でコンテンツ配信や遠隔管理が可能であり、今後は小売店舗やホスピタリティ分野への横展開が期待される。
AI電力削減ソリューション「AIrux8」
「AIrux8」は、AIを活用してビルや工場の電力消費を最適化するソリューションである。2024年5月に日本で特許として登録された。当初は省エネ商品として提供していたが、中規模以上の案件ではエネルギー削減とビル全体のDX化が同時に求められることから、2026年1月期に営業・開発戦略を抜本的に見直し、「AIrux」としてDXソリューションプラットフォームへと提供価値を進化させた。各分野の専門パートナーと協業し、顧客課題を解決する形で展開する方針である。
DX店舗活性プロダクト「店舗の星」
「店舗の星」は、流通小売店舗向けのDX製品であり、2022年12月に販売を開始した。2023年9月には関連特許を取得している。海外店舗を中心に安定的な導入が進んでおり、来店客から直接商品評価を取得できる「お客様レビューアプリ」の開発も行われた。このアプリは既存の会員アプリにアドオン可能であり、店舗のマーケティング支援と顧客体験向上を両立する。今後は国内市場への展開も視野に入れている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
電気機器のなかでの位置
超小型、収益化未達のニッチ企業
トラース・オン・プロダクトは電気機器業界に属し、売上高は2025/1月期で4億円と極めて小規模です。営業利益率は非開示で赤字の可能性が高く、2026/1月期も営業利益率0%と損益分岐点を目指しています。同業のキオクシアホールディングス(285A)やイビデン(4062)など大手とは規模・技術力で大きな差があり、業界内ではニッチなポジションです。差別化された製品や技術を持つ可能性はあるものの、収益化が最大の課題です。
強み
- 大手が参入しない特定の電気機器分野で事業を展開している可能性がある。
- 組織が小さいため、研究開発や市場変化への対応が迅速にできる。
- 売上高が2024/1月期3億円から2026/1月期5億円へと増加傾向。
- 2026/1月期に営業利益率0%と黒字化への道筋を示している。
課題
- 営業損益が赤字の状態から早期の黒字化が急務。2026/1月期計画の達成が鍵。
- キオクシアなど大手企業と比較し、技術力・研究開発投資で劣る可能性。
- 売上規模が小さく赤字が続く場合、資金調達や事業継続に懸念が生じる。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
電気機器の時価総額近傍。太字がトラース・オン・プロダクト
時価総額で並べると、掲載6社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 6663太洋テクノレックス | 19億円 | 7.7倍 |
| 2 | 6775TBグループ | 18億円 | — |
| 3 | 6867リーダー電子 | 18億円 | 20.7倍 |
| 4 | 6977日本抵抗器製作所 | 18億円 | — |
| 5 | 6664オプトエレクトロニクス | 17億円 | — |
| 6 | 6696トラース・オン・プロダクト | 16億円 | — |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 31件
1995年設立からインターネットマンションサービス開始
1995年1月、静岡県静岡市に資本金3,000千円の有限会社アイ・ディー・ディーとして設立された。1997年8月には組織変更と商号変更により株式会社トランザスに改組し、資本金を10,000千円に増資。1999年9月、インターネットマンションサービスを開始し、通信インフラを活用した事業を立ち上げた。この時期に培ったネットワーク技術が、後のIoT製品開発の基盤となった。2002年7月にはSTB(セットトップボックス)の提供を開始し、映像配信分野に進出した。
2006年自社開発IoT製品で事業転換
2006年11月、自社開発によるIoT製品およびIoTを利用したサービスの提供を開始した。これ以降、ハードウェアとソフトウェアを組み合わせた垂直統合型ビジネスへと舵を切る。2008年2月にはデジタルサイネージの提供を開始し、世界初の立体裸眼3DTV対応STBを開発。2013年4月には事業者向けIP放送サービスを開始し、ホテルや商業施設向けの映像配信プラットフォームを構築した。2016年11月にはISO9001を取得し、法人向けウェアラブルデバイスの提供も開始した。
2017年上場と海外拠点設立・撤退
2017年2月、台湾支店とシンガポール子会社(TRANZAS Asia Pacific Pte.Ltd.)を設立し、アジア市場への展開を図った。同年8月、東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場。2018年1月には宿泊施設向けルームコントローラーの提供を開始し、IoTホテル化を推進。2019年には株式会社NSCホールディングスと合弁会社ピースリーを設立し、11月に連結子会社化した。しかし、2020年5月にはピースリーと合併し、存続会社として株式会社ピースリーに商号変更。本社も東京都千代田区に移転した。2021年にはシンガポール子会社の全株式譲渡と台湾支店閉鎖を実施し、海外拠点を整理した。
2022年商号変更と新製品群の投入
2022年4月、商号を株式会社トラース・オン・プロダクトに変更するとともに、東証の市場区分見直しによりグロース市場に移行した。同年12月、DX店舗活性プロダクト「店舗の星」の販売を開始し、流通小売店舗向けに展開。2023年1月にはAI電力削減ソリューション「AIrux8」の日本市場向け提供を開始した。同年9月には「店舗の星」に関する特許を取得、2024年5月には「AIrux8」の技術が日本で特許として登録された。2025年8月にはアクスト東日本を連結子会社化し、グループとしての成長基盤を強化した。
年表31件を開く
1990年代
- 1995年1月創業静岡県静岡市に有限会社アイ・ディー・ディー(資本金3,000千円)を設立
- 1997年8月商号変更組織変更及び商号変更により株式会社トランザスに改組(資本金10,000千円に増資)
- 1999年9月インターネットマンションサービスを開始
2000年代
- 2002年7月STBの提供を開始(注5)
- 2003年9月本社を神奈川県横浜市西区みなとみらい二丁目3番に移転
- 2006年11月自社開発によるIoT製品及びIoTを利用したサービスの提供を開始(注6)
- 2008年2月デジタルサイネージの提供を開始、世界初立体裸眼3DTV対応STBを開発
2010年代
- 2012年6月本社を神奈川県横浜市西区みなとみらい二丁目2番1号に移転
- 2013年4月事業者向けIP放送サービスを開始(注7)
- 2014年8月株式会社アドバンスより受託開発・保守サービスを譲受
- 2016年2月監査等委員会設置会社に移行
- 2016年11月ISO9001を取得 法人向けウエアラブルデバイスの提供を開始(注8)
- 2017年2月台湾支店及びシンガポール子会社(TRANZAS Asia Pacific Pte.Ltd.)を設立
- 2017年8月上場東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場
- 2018年1月宿泊施設向けに客室のIoT化及び一括管理を支援するルームコントローラーの提供を開始(注9)
- 2019年1月宿泊施設向けに無人チェックインを可能とするオンラインチェックイン端末の提供を開始
- 2019年3月株式会社NSCホールディングスと合弁会社(株式会社ピースリー)を設立
- 2019年10月クラウド型コンテンツ配信システムNEXT GENERATION HOSPITALITY(NGH)の提供を開始
- 2019年11月M&A株式会社ピースリーを連結子会社化
2020年代
- 2020年5月M&A株式会社ピースリーと合併(当社を吸収合併存続会社とする合併)株式会社ピースリーに商号変更 本社を東京都千代田区紀尾井町4番3号に移転
- 2020年8月美容サロン向けサイネージサービスの提供を開始
- 2021年1月コーユーレンティア株式会社と業務提携 国立大学法人広島大学と包括的連携の基本合意
- 2021年3月シンガポール子会社(TRANZAS Asia Pacific Pte.Ltd.)の全株式を譲渡
- 2021年7月台湾支店を閉鎖
- 2022年1月本社を神奈川県横浜市西区北幸二丁目9番30号に移転
- 2022年4月商号変更株式会社トラース・オン・プロダクトに商号変更 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズ市場からグロース市場に移行
- 2022年12月DX店舗活性プロダクト店舗の星の販売開始(注10)
- 2023年1月電力削減ソリューションAIrux8の提供を日本市場に向け開始(注11)
- 2023年9月流通小売店舗向けDX製品「店舗の星」に関する特許を取得
- 2024年5月AI電力削減ソリューション「AIrux8」の技術が日本で特許として登録
- 2025年8月M&A株式会社アクスト東日本を連結子会社化
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/1期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
販路拡大・収益最大化
営業活動の質的向上と効率化を図り、専門パートナーとの協業や業務提携により新市場・新規顧客を開拓。既存顧客へのクロスセルも推進し、販路拡大とグループ全体の収益最大化を目指す。
- 02
顧客満足度・品質向上
優秀な人材確保と社内教育拡充、部材供給先の複数化によるコスト削減を実施。ISO9000/27000シリーズ認証の維持・新規取得を通じ、適切な品質水準と価値提供を向上させる。
- 03
研究開発の強化
既存ソフトウェアの応用により開発スピード向上とリードタイム短縮を図る。複数顧客ニーズに共通する機能を標準実装し、新規顧客を取り込む。
- 04
優秀な人材確保と生産性最大化
社内教育拡充や人事評価・報酬制度の見直しにより既存社員の能力向上と定着を図る。就業環境最適化や人事制度拡充で個々のポテンシャルを最大限発揮させ生産性を最大化する。
- 05
内部統制・ガバナンス強化
内部監査室を設置し監督強化を実施。内部統制レベルの継続的向上と意思決定迅速化を進め、持続的な健全成長を支える体制を構築する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 9期分
グループ全体で25人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は645万円で、8期前と比べて+22.4%。平均年齢は42.8歳、平均勤続年数は8.6年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 |
|---|---|---|---|---|
| 2018年1月 | — | — | — | 43 |
| 2019年1月 | — | — | — | 44 |
| 2020年1月 | 527 | 39.0 | 4.1 | 43 |
| 2021年1月 | 554 | 39.7 | 4.5 | 45 |
| 2022年1月 | 620 | 40.4 | 5.7 | 24 |
| 2023年1月 | 623 | 41.0 | 6.7 | 21 |
| 2024年1月 | 623 | 42.4 | 6.4 | 23 |
| 2025年1月 | 629 | 43.4 | 7.4 | 24 |
| 2026年1月 | 645 | 42.8 | 8.6 | 25 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社1社(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社アクスト東日本神奈川県横浜市議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年1月期の売上高は5億円、営業利益は0億円。前期と比べると増収で、売上が+25.0%。
四半期の推移
10期分
直近は2026年4Qで、売上は3億円、営業利益は0億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+50.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 1 | — | — | 0 |
| 2024年1Q | 1 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年2Q | 0 | −1 | — | −1 |
| 2024年3Q | 1 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年4Q | 1 | — | — | 0 |
| 2025年1Q | 1 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2025年2Q | 1 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2025年4Q | 2 | — | — | 0 |
| 2026年2Q | 2 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2026年4Q | 3 | 0 | 0.0 | −1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 13期分
2014年1月期からの13期で、売上は5億円から5億円へほぼ横ばい。直近期の営業利益率は0.0%。売上は2期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2014年1月 | 5 | — | 1 | — | 0 |
| 2015年1月 | 8 | — | 1 | — | 1 |
| 2016年1月 | 10 | — | 2 | — | 1 |
| 東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場 | |||||
| 2017年1月 | 11 | — | 2 | — | 1 |
| 2018年1月 | 13 | — | 2 | — | 2 |
| 株式会社ピースリーを連結子会社化 | |||||
| 2019年1月 | 7 | — | −1 | — | −2 |
| 株式会社ピースリーと合併(当社を吸収合併存続会社とする合併)株式会社ピースリーに商号変更 本社を東京都千代田区紀尾井町4番3号に移転 | |||||
| 2020年1月 | 8 | — | −1 | — | −1 |
| 2021年1月 | 6 | — | −3 | — | −4 |
| 株式会社トラース・オン・プロダクトに商号変更 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズ市場からグロース市場に移行 | |||||
| 2022年1月 | 4 | — | −4 | — | −5 |
| 2023年1月 | 5 | — | 0 | — | 0 |
| 2024年1月 | 3 | — | −1 | — | −1 |
| 株式会社アクスト東日本を連結子会社化 | |||||
| 2025年1月 | 4 | — | 0 | — | 0 |
| 2026年1月 | 5 | 0 | 0 | 0.0 | −1 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年1月期
売上高5億円のうち、営業利益として残るのは0億円で0.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-1億円、売上の-20.0%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金60.0%3億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金60.0%3億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.0%0億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 11期分
2026年1月期は営業CFが0億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは−1億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は3億円で、売上の7.2ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年1月 | 1 | −1 | −1 | 0 | 2 |
| 2017年1月 | 1 | 0 | — | 1 | 3 |
| 2018年1月 | 2 | 0 | 7 | 2 | 11 |
| 2019年1月 | −3 | −1 | 0 | −4 | 8 |
| 2020年1月 | −1 | −1 | 0 | −2 | 6 |
| 2021年1月 | −1 | −2 | 1 | −3 | 4 |
| 2022年1月 | −3 | 1 | 0 | −2 | 1 |
| 2023年1月 | 0 | 0 | 2 | 0 | 4 |
| 2024年1月 | −1 | −1 | 1 | −2 | 3 |
| 2025年1月 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 |
| 2026年1月 | 0 | −1 | 1 | −1 | 3 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 13期分
2026年1月期の総資産は6億円。このうち返さなくてよい自己資本が4億円で、自己資本比率は62.0%(業種中央値61.0%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2014年1月 | 3 | 2 | 1 | 64.8 |
| 2015年1月 | 5 | 3 | 2 | 51.3 |
| 2016年1月 | 6 | 4 | 2 | 67.7 |
| 2017年1月 | 7 | 5 | 2 | 76.7 |
| 2018年1月 | 16 | 14 | 2 | 84.2 |
| 2019年1月 | 13 | 12 | 1 | 89.2 |
| 2020年1月 | 12 | 11 | 1 | 92.8 |
| 2021年1月 | 9 | 7 | 2 | 77.6 |
| 2022年1月 | 3 | 2 | 1 | 69.9 |
| 2023年1月 | 5 | 3 | 2 | 62.0 |
| 2024年1月 | 5 | 4 | 1 | 79.3 |
| 2025年1月 | 5 | 4 | 1 | 75.7 |
| 2026年1月 | 6 | 4 | 2 | 62.0 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
電気機器 224社との比較
同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で224社中16位あたり、逆に低いのはROEで224社中213位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥328で、1年前と比べて-40.4%。過去52週の値幅のなかでは29%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PBR | 5.14倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は直近1ヶ月で13.64%上昇し、8月21日には前日比+7.26%の325円で終えた。52週高値583円に対しては低位にあり、25日線(292円)を上回った。出来高は8月21日に8万3000株と急増したが、全体的には低調。RSIは84.38と過熱感が強く、短期的な反落リスクがある。200日線(336円)が上値抵抗として意識される。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 15/100)。
PERが算出不能で、ROEは-17.6%と赤字が続き、配当利回りも0%。PBRは4.40倍と業界平均2.12倍を大幅に上回り、資産価値に対して割高。直近の業績も赤字または利益率が低く、成長の兆しが見えない。PBRの高さと収益性の悪さから、割高と判断する。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PBR | 5.14倍 | 2.58倍 |
| ROE | -17.6% | 5.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
時価総額14億円と超小型で、赤字基盤からの脱却が最大の焦点。2024/1期に営業赤字、2025/1期も利益率ゼロの見通し。強気派は新規取引拡大やコスト削減による黒字転換を期待するが、弱気派は事業の持続可能性や競争力を疑問視する。PERが算出不能で、PBRは4.4倍と割高感がある。
- 黒字転換の可能性
2026/1期の営業利益コンセンサスが0→-1と改善傾向にある
- 小型株ゆえの成長余地
売上高が5億円程度と小さく、大口案件で急成長する可能性
- 自社製品開発の進展
差別化できれば安定収益源に育つ可能性がある
- 売上高5億、3期連続増収通年影響弱
FY2026売上高5億円(前期比+25%)と成長。
- 営業利益が黒字化目前FY2026影響中
FY2026営業利益0億円、赤字から脱却の兆し。
- 小型株として再注目の可能性不定影響弱
時価総額14億円と超小型株、材料次第で急騰余地。
- 将来の黒字化期待で買い不定影響弱
赤字縮小傾向で黒字転換期待が株価を下支え。
- 慢性的な赤字リスク
過去2期連続で営業損失、自己資本毀損の懸念
- 競争力の乏しさ
同業他社と比較して規模・ブランド・技術で劣る
- 割高なバリュエーション
PBR4.4倍に対しROEは-17.6%と資本効率が悪い
- 純利益赤字継続、FY2026も▲1億FY2026影響強
FY2026純利益▲1億円、黒字化ならず。
- ROE▲17.6%と著しい低収益継続影響中
ROE▲17.6%で株主資本を毀損。
- 営業利益率0%で競争劣位FY2026影響中
FY2026営業利益率0%、収益力の低さ。
- 時価総額14億円と極小で流動性極低継続影響弱
時価総額14億円、売買高少なく価格変動リスク大。
- 営業損益
- 黒字転換の有無が企業価値の前提となるため
- 売上高推移
- 成長軌道に乗っているか確認するため
株主
有価証券報告書より
2026年1月期末の株主数は延べ3,579人。区分でいちばん多いのは個人・その他で77.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が2.7%を占め、残る97.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年1月% | 2022年1月% | 2023年1月% | 2024年1月% | 2025年1月% | 2026年1月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 58.2 | 63.6 | 71.2 | 75.6 | 77.3 | 77.9 |
| 外国法人 | 19.6 | 17.4 | 15.4 | 10.4 | 11.9 | 13.0 |
| 証券会社 | 8.1 | 4.5 | 6.6 | 9.4 | 7.1 | 6.2 |
| 事業法人 | 13.8 | 13.8 | 5.8 | 4.1 | 3.0 | 2.6 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.1 | 0.1 | 0.3 | 0.2 | 0.1 |
| 金融機関 | 0.3 | 0.6 | 1.0 | 0.3 | 0.5 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 藤吉 英彦 | 17091.39 |
| 02 | WORLD F PTE. LTD.(常任代理人 いちよし証券株式会社) | 9115.41 |
| 03 | 寺山 隆一 | 3273.26 |
| 04 | 前川 昌之 | 3211.11 |
| 05 | 久幾田 守弘 | 3151.03 |
| 06 | 藤吉 一彦 | 1955.67 |
| 07 | NOMURA INTERNATIONAL PLC A/C JAPAN FLOW(常任代理人 野村證券株式会社) | 1702.92 |
| 08 | 渡邉 昭 | 1584.84 |
| 09 | 株式会社NSCホールディングス | 1452.25 |
| 10 | モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 | 1280.30 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 13期分
1株利益は13期で−100%、1株純資産は13期で−100%。直近期のROEは-17.6%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2014年1月 | 21,620 | 103,930 | 23.1 | — |
| 2015年1月 | 2,266 | 7,220 | 35.8 | — |
| 2016年1月 | 65 | 213 | 35.3 | — |
| 2017年1月 | 56 | 268 | 23.1 | — |
| 2018年1月 | 58 | 435 | 16.0 | 43.1 |
| 2019年1月 | −53 | 381 | −13.8 | — |
| 2020年1月 | −39 | 342 | −10.7 | — |
| 2021年1月 | −104 | 197 | −40.6 | — |
| 2022年1月 | −140 | 57 | −110.8 | — |
| 2023年1月 | −4 | 78 | −6.3 | — |
| 2024年1月 | −18 | 85 | −23.4 | — |
| 2025年1月 | 0 | 85 | 0.6 | 828.6 |
| 2026年1月 | −13 | 72 | −17.6 | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
7名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は7名。2026/1期の役員報酬は総額72百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 藤吉英彦 | 代表取締役社長 | 53 | 825,000 |
| 青栁貴士 | 取締役CFO | 52 | — |
| 鈴江泰仁 | 取締役 | 54 | — |
| 岡安俊英 | 取締役(監査等委員) | 43 | — |
| 佐々木豊 | 取締役(監査等委員) | 69 | 5,000 |
| 原口昌之 | 取締役(監査等委員) | 65 | 2,500 |
| 前川昌之 | 取締役(監査等委員) | 61 | 155,000 |
役員報酬の内訳2026/1期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 64 | 64 | 21 |
| 社外取締役 | 3 | 8 | 8 | 3 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/1期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,965字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,561字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク5,778字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,220字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第32期(2025/02/01-2026/01/31)2026-04-22
- 半期報告書半期報告書-第32期(2025/02/01-2026/01/31)2025-09-11
- 有価証券報告書有価証券報告書-第31期(2024/02/01-2025/01/31)2025-04-25
- 半期報告書半期報告書-第31期(2024/02/01-2025/01/31)2024-09-12
- 四半期報告書四半期報告書-第31期第1四半期(2024/02/01-2024/04/30)2024-06-11
- 有価証券報告書有価証券報告書-第30期(2023/02/01-2024/01/31)2024-04-24
- 四半期報告書四半期報告書-第30期第3四半期(2023/08/01-2023/10/31)2023-12-08
- 四半期報告書四半期報告書-第30期第2四半期(2023/05/01-2023/07/31)2023-09-13
- 四半期報告書四半期報告書-第30期第1四半期(2023/02/01-2023/04/30)2023-06-09
- 有価証券報告書有価証券報告書-第29期(2022/02/01-2023/01/31)2023-04-21
- 四半期報告書四半期報告書-第29期第3四半期(令和4年8月1日-令和4年10月31日)2022-12-09
- 四半期報告書四半期報告書-第29期第2四半期(令和4年5月1日-令和4年7月31日)2022-09-09
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