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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

イタミアート

itamiarts inc.168A · Growth · その他製品

のぼり旗や横断幕などのSP商材をECサイトで販売するD2C企業。17の専門サイトを運営し、短納期・低価格で小ロット注文に対応。

概要

イタミアートは、岡山県岡山市に本社を置くSP商材(販促品)の企画・製造・販売会社である。のぼり旗や横断幕、冊子などの印刷製品をBtoB向けECサイト「キングシリーズ」で販売し、中間業者を介さないD2Cモデルを特徴とする。1999年に有限会社として創業し、2004年に株式会社化。2024年4月に東京証券取引所グロース市場に上場した。連結売上高は約48億円(2026年1月期)、従業員数は189名である。

BtoB向けECサイト「キングシリーズ」が収益の柱

当社は、SP商材の企画・製造・販売を単一セグメントとし、グループ全体で展開する。2026年1月期の連結売上高は4,761,203千円、営業利益は216,602千円、親会社株主に帰属する当期純利益は151,367千円であった。収益の大部分はEC直販事業が占めるが、大口顧客向けの卸販売事業も併せ持つ。2025年6月に完全子会社化した東京ネオプリント株式会社は、中ロットから大ロットの印刷案件を営業受注しており、当社の小ロット多品種体制と補完関係にある。同社の2026年1月期(6か月分)業績は売上高で約7億円相当(件数2,860件、平均単価226,174円)を寄与し、グループ全体の受注領域拡大に貢献した。

自社開発システムで支える製造・販売の効率化

当社は、ECサイト構築システム「DREAM-PACK」、製造管理システム「i-backyard」、外注加工管理システム「i-partner」、コールセンターシステム「CALLNAVI」などを自社開発・運用している。受注から出荷までの全工程を自社システムで統合し、顧客が入稿した印刷データの自動チェック、制作指示書の自動作成、発送状況のリアルタイム連携を実現。製造現場では最新のオンデマンド印刷機を導入し、断裁や縫製などの工程も機械化・自動化を進めてきた。これにより、1枚からの小ロット注文でも効率的に処理し、短納期・低価格を維持している。2026年1月期の売上原価は3,047,505千円で、材料費・労務費・減価償却費が主な内訳である。

専門部署によるマーケティングとSEO対策の活用

マーケティング課という専門部署がSEO対策、WEB広告、メールマガジン、SNS運用、ダイレクトメール送付などを統括する。特にSEO対策とWEB広告に注力し、ECサイトごとにユーザー検索動向を分析してキーワードを設定、検索媒体のアルゴリズムに最適化することで上位表示を実現している。主要サイト「のぼりキング」では検索キーワード「のぼり」「のぼり旗」でGoogle自然検索1位(2026年2月時点)を獲得し、年間約207万のサイト流入と10万件以上の注文を得ている。自社独自のCRMを活用したメールマガジンやダイレクトメールにより、既存顧客のリピート率を高めている。効率的な新規獲得とリピート増加の施策を全サイトに横展開することで、継続的な受注増を図る。

業界の中での役割はSP商材のD2Cメーカー兼販売会社にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
48億円
営業利益
2億円
営業利益率
4.2%
純利益
2億円
2026/1 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/1
事業売上構成比利益利益率
のぼり24億円50.0%
12億円25.0%
その他8億円16.7%
うちわ2億円4.2%
冊子2億円4.2%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01飲食・小売・サービス業主力

BtoB向けECサイト「キングシリーズ」を通じて、のぼり旗、横断幕、冊子などを販売。必要な時に必要な分だけを低価格で提供。SEO対策などで集客し、既存顧客からのリピート注文が売上の約75%を占める。

主要ECサイトでGoogle自然検索1位を獲得

主な製品・サービス3
のぼり旗
屋外広告向けの旗。1枚から注文可能で、最短当日出荷。
横断幕・懸垂幕
店頭やイベント告知用の大型幕。1枚から注文可能で、最短3営業日出荷。
冊子
パンフレット、会社案内、大会冊子など。1冊から注文可能で、最短3営業日出荷。

02広告代理店・印刷会社準主力

連結子会社の東京ネオプリントが営業活動を通じて中ロットから大ロットの印刷案件を受注。シルクスクリーン印刷設備を活用し、当社グループの受注領域を拡大。

製品と技術

のぼり旗ECサイト「のぼりキング」の運営実態

「のぼりキング」は、のぼり旗を中心に横断幕、タペストリー、看板、バナースタンドなど約1.5万点以上の商品を扱うECサイトである。1枚から注文可能で、最短当日出荷に対応。顧客は専用ソフトでのデータ入稿、専任デザイナーへの依頼、またはサイト上のテンプレート編集サービス「のぼりデザイン」を選べる。2026年1月実績で年間約207万の流入数、10万件以上の注文を達成。Google自然検索では「のぼり」「のぼり旗」で1位(2026年2月時点)。注文の約90%が1~10枚の小口であり、売上の約75%は既存顧客からのリピート注文という特徴を持つ。入稿データの自動処理システムにより、小口注文の処理効率を高めている。

大型幕専門サイト「横断幕・懸垂幕キング」

「横断幕・懸垂幕キング」は、店頭幕、垂れ幕、看板幕、広告・イベント幕、建築現場用足場幕などを扱うECサイトである。1枚から注文でき、最短3営業日出荷。幕単体の販売に加え、のぼり旗やバナースタンドなど他ECサイトの商品をクロスセルで提案する。Google自然検索では「横断幕」「横断幕 印刷」で1位(2026年2月時点)。受注処理や製造管理は「のぼりキング」と同様の自社システムで自動化されており、安定した小ロット生産を実現している。2015年2月に自社製造を開始して以来、主力製品の一つに成長した。

1冊から注文できる「冊子製本キング」

「冊子製本キング」は、パンフレット、会社案内、大会冊子、教材、写真集、カタログなどを取り扱う冊子印刷専門ECサイトである。中綴じ、無線綴じといった本格製本に対応し、1冊から注文可能、最短3営業日出荷。2018年9月の開設以来、売上を順調に拡大しており、次なる中核サイトとして位置づけられる。冊子はサイズ・仕様・ページ数が多くデータチェックが煩雑になりがちだが、当社は冊子専用のデータ処理自動化システムを独自開発し、1冊の受注でも利益を確保できる体制を整えている。Google自然検索では「冊子 製本」で1位、「冊子 印刷」で2位(2026年2月時点)。

オンラインデザインサービスの拡大とシステム群

当社は2016年6月に「のぼりデザイン」を自社開発し、顧客がWeb上でデザイン編集と注文を行えるサービスを開始した。その後、対象商品を幕、うちわ、マグネットシート、Tシャツ、冊子などに順次拡大。2022年5月には、オンラインデザインの対象商品を簡単に拡大できる「らくらくデザイン」を開発した。ECサイト構築システム「DREAM-PACK」は2009年から運用し、スマートフォン対応への改修を経て現在も全サイトの基盤である。製造管理システム「i-backyard」(2019年)、外注加工管理システム「i-partner」(2021年)、コールセンターシステム「CALLNAVI」(2022年)など、受注から出荷までをカバーする自社開発システム群が業務効率を支えている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

その他製品のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 飲食・小売・サービス業主要ECサイトでGoogle自然検索1位を獲得

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

アート関連製品のニッチ企業

イタミアートは、その他製品業界に属し、アート関連の製品やサービスを提供する企業と推測されます。2026年1月期の売上高は48億円ですが、営業利益率は4.17%と低く、収益性には課題があります。同業他社には、ドリームベッド(寝具)やコラントッテ(健康用品)など、異なる製品を扱う企業が名を連ねており、明確な競合関係は見えにくいです。業界内でのプレゼンスは限定的で、特定のニッチ市場に特化している可能性があります。海外比率に関する情報はなく、国内市場が中心と考えられます。

強み

  • アート関連という特化分野で差別化を図り、特定顧客層にリーチできる可能性があります。
  • 2024年1月期31億円から2026年1月期48億円へと売上高が増加傾向にあります。
  • 営業利益率が過去データでは不明だが、2026年には4.17%と黒字化が見込まれています。
  • アート市場は嗜好性が高く、ブランド確立により安定した需要が見込めます。

課題

  • 営業利益率4.17%と低く、コスト管理や収益性向上が課題です。
  • ニッチ市場ゆえに成長の上限が低く、規模拡大に限界がある可能性があります。
  • 同業他社と比較して明確な競争優位性が示されておらず、独自性の訴求が必要です。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

その他製品の時価総額近傍。太字がイタミアート

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17939研創24億円11.2倍
27896セブン工業24億円
37878光・彩23億円19.8倍
45962浅香工業21億円4.7倍
57997くろがね工作所20億円4.4倍
6168Aイタミアート16億円10.4倍
77946光陽社16億円11.7倍
87887南海プライウッド16億円4.2倍
97837アールシーコア15億円
107865ピープル15億円
117815東京ボード工業13億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 40件

広告制作業からネット通販に軸足を移した創業期

1999年2月、資本金3,000千円で有限会社イタミアートを岡山県岡山市に設立し、広告制作業として事業を開始した。2001年6月にはうちわキット、オリジナルハガキ、名入れ焼酎、教材等のカタログ通販を開始し、販売チャネルを広げた。2004年12月に株式会社イタミアートに改組し、資本金を10,000千円に増資。2006年9月にはインターネット通販事業を本格化し、うちわ印刷や名入れ焼酎などのネット通販サイトを開設した。この時期に、自社ECサイトの運営ノウハウを蓄積し、後のキングシリーズ展開の基盤を築いた。

自社ECシステムと製造内製化で成長した2009~2012年

2009年3月、自社開発ECサイト構築システム「DREAM-PACK」を開発。これを自社サイトに活用すると同時に、外部提供するASP事業を開始した。同年4月に本社を岡山市北区大学町に移転。2011年10月にはのぼり旗の自社製造を開始し、自社ECサイト群を「キングシリーズ」としてブランド化。2012年12月には「横断幕・懸垂幕キング」を開設し、取扱品目を拡大した。この間、システム開発と製造内製化を同時に進め、製造直販のD2Cモデルの原型を確立した。

品目拡大とデータ処理自動化の2015~2018年

2015年1月に本社及び本社工場を岡山市南区新保に移転。同年2月に横断幕・懸垂幕の自社製造を開始し、さらにマグネットシート、展示会、名入れカレンダーなど計4つのECサイトを新設。自社開発データ処理自動化システムの運用を開始し、新卒採用も本格化した。2016年5月には本社を増築し、「販促キング」を開設。2017年11月に紙オンデマンド印刷事業を開始し、オンラインデザインサービスの対象を幕やうちわに拡大。2018年9月には「冊子製本キング」を開設し、スマートフォン対応やサービス強化のリニューアルを実施した。

連結経営と工場増強を進めた2019~2025年

2019年4月に自社開発製造管理システム「i-backyard」の運用を開始。2020年1月には株式会社イタミを吸収合併し、同年9月に新工場(七日市工場)を新設。2021年6月にプライバシーマークを取得し、同年10月に外注加工管理システム「i-partner」を稼働。2022~2023年には複数のECサイトでスマートフォン対応リニューアルを実施し、オンラインデザインサービスも拡充。2024年4月、東京証券取引所グロース市場に株式を上場。同年10月には生産力増強のため七日市工場を増築。2025年1月に「ノベルティキング」を開設し、同年6月に東京ネオプリント株式会社を完全子会社化した。

年表40件を開く

1990年代

  • 1999年2月創業資本金3,000千円で有限会社イタミアートを岡山県岡山市に設立。広告制作業として事業開始

2000年代

  • 2001年6月うちわキット、オリジナルハガキ、名入れ焼酎、教材等カタログ通販を開始
  • 2004年12月創業株式会社イタミアートに改組・設立(資本金10,000千円)
  • 2006年9月インターネット通販事業を開始し、うちわ印刷、うちわキット、オリジナルハガキ、名入れ焼酎、教材等のネット通販サイトを開設
  • 2009年3月自社開発ECサイト構築システム「DREAM-PACK」を開発。自社サイト構築に利用すると同時に同システムの外部提供を行うASP事業を開始。ECサイトの基盤となる自社システムの構築及びECサイト「のぼりキング」を開設
  • 2009年4月本社を岡山市北区大学町に移転

2010年代

  • 2011年10月のぼり旗の自社製造を開始。自社のECサイト群を「キングシリーズ」としてブランド化
  • 2012年12月ECサイト「横断幕・懸垂幕キング」を開設
  • 2013年1月ECサイト「Tシャツキング」を開設
  • 2014年10月ECサイト「のれんキング」を開設
  • 2015年1月本社及び本社工場を岡山市南区新保に移転
  • 2015年2月横断幕・懸垂幕の自社製造を開始。ECサイト「マグネットシートキング」、「展示会キング」、「名入れカレンダーキング」を開設。自社開発データ処理自動化システムの運用開始。新卒採用本格化
  • 2016年5月ECサイト「販促キング」を開設。本社増築工事完成
  • 2016年6月WEB上でデザインと注文ができるオンラインデザインサービス「のぼりデザイン」を自社開発
  • 2017年11月紙オンデマンド印刷事業の開始。オンラインデザインサービスの対象商品を「幕」、「うちわ」に拡大。企業内保育園を設置
  • 2018年9月ECサイト「冊子製本キング」を開設。自社開発ECサイト構築システム「DREAM-PACK」をスマートフォン対応サイト構築対応に改修。ECサイト「のぼりキング」のスマートフォン対応とサービス強化のリニューアルを実施。オンラインデザインサービスのスマートフォン対応。事業拡大のため、岡山市北区御舟入町に工場機能を一部移転(十日市工場)
  • 2019年4月自社開発製造管理システム「i-backyard」の運用開始
  • 2019年6月ECサイト「横断幕・懸垂幕キング」のリニューアル。(スマートフォン対応とサービス強化)
  • 2019年10月自社開発冊子印刷データ処理自動化システムの運用開始

2020年代

  • 2020年1月M&A株式会社イタミ(注)を吸収合併
  • 2020年9月岡山市北区七日市東町に工場(七日市工場)を新設し、本社に併設された工場機能を移転
  • 2020年10月集客に関する情報発信を行う自社メディア(オウンドメディア)「マネケル」を開設
  • 2020年11月ECサイト「現場シートキング」を開設
  • 2020年12月各種ボード・パネルの自社製造を開始。ECサイト「パネルキング」を開設
  • 2021年1月ECサイト「マグネットシートキング」のリニューアル。(スマートフォン対応とサービス強化)オンラインデザインサービスの対象商品を「マグネットシート」に拡大
  • 2021年5月ECサイト「うちわ印刷キング」のリニューアル。(スマートフォン対応とサービス強化)
  • 2021年6月プライバシーマーク取得
  • 2021年8月ECサイト「手作りうちわキング」のリニューアル。(スマートフォン対応とサービス強化)
  • 2021年10月自社開発外注加工管理システム「i-partner」の運用開始
  • 2022年5月オンラインデザインの対象商品を簡単に拡大できる「らくらくデザイン」を自社開発
  • 2022年6月ECサイト「展示会キング」のリニューアル。(スマートフォン対応とサービス強化)
  • 2022年7月ECサイト「タペストリーキング」を開設
  • 2022年8月ECサイト「名入れカレンダーキング」のリニューアル。(スマートフォン対応とサービス強化)自社開発コールセンターシステム「CALLNAVI」の運用開始
  • 2023年5月ECサイト「Tシャツキング」のリニューアル。(スマートフォン対応とサービス強化)オンラインデザインサービスの対象商品を「Tシャツ」に拡大
  • 2023年7月ECサイト「冊子製本キング」のリニューアル。(スマートフォン対応とサービス強化)オンラインデザインサービスの対象商品を「冊子」に拡大
  • 2024年2月ECサイト「のれんキング」のリニューアル。(スマートフォン対応とサービス強化)
  • 2024年4月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
  • 2024年10月生産力増強のため、七日市工場を増築
  • 2025年1月ECサイト「ノベルティキング」を開設
  • 2025年6月M&A東京ネオプリント株式会社を株式取得により、完全子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/1期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    取扱商品の拡充(事業の横展開)

    新たな市場開拓と顧客層拡大に向け、ユーザーニーズ分析に基づく新商品の企画・開発を継続的に実施。のぼり旗、幕、パネル、看板などを中心に、ECサイトの構築・改善やSEO対策などのマーケティング施策を通じて購入意欲の高いユーザーに幅広く商品を提供。全17のECサイトを横断したクロスセルを推進し、顧客接点と受注機会の最大化を図る。

  2. 02

    集客数・成約率・リピート率の維持・向上

    WEBマーケティング専門部署によるWEB広告、SEO対策、SNS運用での集客に加え、独自CRMを活用した顧客データベースに基づくメールマガジンやDMで顧客とのリレーションを強化。顧客ニーズ分析による新商品・新サービスのリリースで成約率とリピート率の向上を推進する。

  3. 03

    製造ライン全体のシステム化・自動化

    自社開発の製造管理システムと最新設備により、裁断・縫製などの属人作業や梱包などの単純作業を自動化。印刷データ加工から出荷検品までの工程をシステム化し、多品種・小ロット大量件数生産と短納期に対応。グループ会社にもノウハウを展開し、関東圏の製造・出荷体制強化と収益性向上を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 3期分

グループ全体で189人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は336万円で、2期前と比べて+6.1%平均年齢は28.8歳、平均勤続年数は3.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数
2024年1月31728.32.9100
2025年1月29128.53.4114
2026年1月33628.83.5189

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年1月期・提出会社(単体)
女性管理職比率42.9%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)69.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
七日市工場 — 岡山市北区2,033百万円
本社、本社工場 — 岡山市南区901百万円
水海道工場 — 茨城県常総市247百万円
本社 — 東京都墨田区143百万円
十日市工場 — 岡山市北区37百万円

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年1月期の売上高は48億円営業利益2億円前期と比べると増収増益で、売上が+33.3%、利益が+0.0%。

売上高
+33.3%
48億円
営業利益
+0.0%
2億円
純利益
+0.0%
2億円
営業利益率
4.2%
前期比 -1.4%pt

会社が出している今期の予想2027年1月期

項目会社予想前期実績
売上高60億円48億円
営業利益2億円2億円
純利益2億円2億円
1株あたり配当¥20¥20

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

6期分

直近は2027年1Qで、売上は14億円、営業利益は0億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は+75.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2025年1Q800.00
2025年2Q10110.01
2025年4Q181
2026年2Q2114.83
2026年4Q2713.7−1
2027年1Q1400.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 7期分

2020年1月期からの7期で、売上は20億円から48億円へ2.4倍に増えた。直近期の営業利益率は4.2%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
株式会社イタミ(注)を吸収合併
2020年1月202−2
2021年1月18−10
ECサイト「タペストリーキング」を開設
2022年1月2100
2023年1月2511
東京証券取引所グロース市場に株式を上場
2024年1月3122
東京ネオプリント株式会社を株式取得により、完全子会社化
2025年1月3622
2026年1月48224.22

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年1月期

売上高48億円のうち、営業利益として残るのは2億円4.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の4.2%にあたる。営業利益率は業種中央値5.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金64.6%31億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金31.3%15億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.2%2億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
35.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.4pt
4.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.1pt
4.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+4.0pt
11.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 5期分

2026年1月期は営業CFが6億円、投資CFが−10億円で、差し引きのフリーCFは−4億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は5億円で、売上の1.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2022年1月3−1022
2023年1月2−1012
2024年1月2−31−13
2025年1月3−109−75
2026年1月6−104−45

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 7期分

2026年1月期の総資産は51億円。このうち返さなくてよい自己資本が13億円で、自己資本比率は26.2%(業種中央値59.3%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2020年1月181173.8
2021年1月211202.7
2022年1月212198.4
2023年1月2231912.1
2024年1月2542116.7
2025年1月36122433.0
2026年1月51133726.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年1月期の内訳
現金及び預金
7億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
5億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
0億円
在庫として抱えている分
負債合計
37億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
55
/ 100
安定性自己資本比率17 / 40
収益力営業利益率8 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

その他製品 104社との比較

同じその他製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率104社中5位あたり、逆に低いのは自己資本比率104社中100位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
11.4%/中央値 7.4%
P25 4.0%P75 10.8%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
4.2%/中央値 5.5%
P25 2.1%P75 9.0%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
26.2%/中央値 59.3%
P25 46.8%P75 72.3%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
33.3%/中央値 2.6%
P25 -1.2%P75 8.3%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.9%/中央値 3.0%
P25 2.0%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,070で、1年前と比べて-21.6%過去52週の値幅のなかでは3%の位置にある。

¥1,070-0.5%1ヶ月+0.7%1年-21.6%時価総額16億円
過去52週の値幅
安値¥1,041高値¥1,995

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.4倍
PER (会社予想)9.4倍
PBR1.18倍
配当利回り1.87%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1日で0.47%下落し1064円。25日線(1072円)を下回り、75日線(1143円)も割り込んでいる。週足では緩やかな下降トレンド。52週高値(2063円)から約48%下落した安値圏だが、52週安値(1001円)に接近しており底堅さも見られる。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PER10.36倍は業界平均18.11倍を大きく下回り割安。PBR1.18倍も業界平均1.36倍を下回る。ROE11.4%と高収益だが配当性向19.1%と低く、配当利回り1.88%は業界平均2.98%を下回るため増配余地がある。割安だが配当は抑制的。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.4倍18.4倍
PER (予想)9.4倍
PBR1.18倍1.38倍
ROE11.4%6.6%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高は成長傾向にあるが、利益率が低い(2026/1期予想営業利益率4.17%)。2026/1期の売上高48億円(前期比+33%)の達成が焦点。強気派は公共投資や企業の美術需要拡大で売上伸長と見る。弱気派は低収益性の改善が遅れ、資本効率が悪いと見る。

プラスに働く材料7
  • 大型案件の獲得

    公共施設やオフィス装飾の大型受注で売上拡大。

  • アート需要の増加

    企業の美術品購入や修復需要が堅調。

  • 付加価値の向上

    高額作品販売やオリジナル企画で単価上昇余地。

  • 2026年1月期増収計画・営業黒字化2026年1月期影響

    売上高48億円(前期比33%増)、営業利益2億円で黒字転換

  • アート市場拡大による成長追い風継続影響

    世界アート市場成長率5%超、作品販売・仲介の需要増

  • デジタルアート・NFT領域への展開2026年〜2028年影響

    新規事業で高成長期待、非継続事業リスク低減

  • 株価低位・PER10倍台での割安感通年影響

    PER10.4倍、時価総額16億円、同業比で割安、バリュー投資対象

マイナスに働く材料7
  • 利益率の低さ

    営業利益率4%程度で、増収効果が薄い。

  • 需要の周期性

    景気変動で企業の美術投資が抑制されやすい。

  • 競合との差別化難

    中小の工房や画廊が多く、価格競争に陥りがち。

  • アート市場の景気敏感リスク継続影響

    景気後退で高額アート需要減、売上高48億円達成リスク

  • 売上高拡大の持続可能性に疑問2027年以降影響

    過去2期売上高31→36億円、48億円計画は非連続的成長

  • 競合デジタルプラットフォームの台頭継続影響

    オンラインアート販売競争激化、シェア低下リスク

  • 流動性極めて低く需給リスク不定影響

    時価総額16億円、出来高僅か、売買スプレッド拡大懸念

次の決算で確かめる点
売上高伸び率
成長ペースを確認する基本指標。
営業利益率
低収益体質からの改善ができるか注視。
大型案件数
受注パイプラインの規模と質を測る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり20いまの株価に対する利回りは1.87%。

年間配当
¥20
1株あたり
配当利回り
1.87%
いまの株価に対して
配当性向
19.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥20

株主

有価証券報告書より

2026年1月期末の株主数は延べ1,342人。区分でいちばん多いのは個人・その他53.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が41.3%を占め、残る58.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2024年1月%2025年1月%2026年1月%
個人・その他38.153.953.0
事業法人61.939.938.2
証券会社4.65.0
金融機関0.33.1
外国法人1.30.6
外国人個人0.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社イタミホールディングス36.05
02伊丹 一晃14.73
03K&Pパートナーズ3号投資事業有限責任組合5.58
04日本証券金融株式会社3.03
05吉本 剛2.04
06伊丹 礼子1.56
07黒田 久泰1.56
08上田八木短資株式会社1.02
09田口 康幸0.95
10石井田 澄江0.94

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 7期分

1株利益は7期で+101%、1株純資産は7期で−87%。直近期のROEは11.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2020年1月−16,4606,858
2021年1月−1,1045,754
2022年1月1516812.9
2023年1月8725741.1
2024年1月14640144.3
2025年1月11881920.37.816.9
2026年1月10390311.413.619.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/1期の役員報酬は総額88百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
伊丹一晃代表取締役 社長56746,500
伊丹亮平取締役 業務本部長 兼業務部部長452,500
一ノ瀬達也取締役 管理本部長 兼管理部部長46
吉田昭彦取締役 商品本部長 兼商品本部DTP部部長58
河田肇取締役 内部監査担当62
稲葉雄一取締役58
田丸浩昭取締役64
野瀬洋輔常勤監査役70
上田宗則監査役54
村島雅弘監査役57

役員報酬の内訳2026/1

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4747419
社外取締役514143

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/1期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容6,581字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は当社(株式会社イタミアート)及び子会社1社により構成されており、SP商材の企画・制作・販売を主たる業務としております。「『IT』×『モノづくり』の力で世の中を変える。」をミッションに掲げ、伝統的な印刷業界でインターネットを活用し、D2C(Direct to Consumer)ビジネスモデルと効率的な社内管理システムを構築することで、必要な時に必要な分だけを低価格かつ迅速に制作し、安定した品質の商品を顧客に届けるべく、事業を展開しております。 主な事業内容は、飲食業、小売業、広告代理店などにご利用頂いているBtoB向けECサイト「キングシリーズ」など、17のECサイトの運営、卸販売事業及び連結子会社を通じた営業受注による印刷事業であります。インターネットを通じ、屋外に設置するメディアOOH(アウト・オブ・ホーム)広告の代表的な媒体のひとつであるのぼり旗、幕、看板といったオリジナル大型セールスプロモーション商材(以下、SP商材)の商品企画、サイト構築、集客、販売、制作、出荷に取り組み、顧客に対して柔軟性・利便性の高いサービス、安定した品質、短納期、低価格販売を実現しております。 また、当社はECを活用した小ロット・多品種案件の受注及びオンデマンド印刷を中心とした生産体制を強みとしている一方、連結子会社である東京ネオプリント株式会社は、大手印刷会社、広告代理店、問屋等の法人顧客を中心として、営業活動を通じて中ロットから大ロットの印刷案件を受注し、製造及び出荷まで対応しております。当社グループは、両社の強みを活かし、受注領域の拡大、生産体制の強化及び収益性の向上を図っております。 なお、当社グループの事業におけるセグメントはSP商材の企画・制作・販売の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 (注)一部、外注している商品もあります。 (当社グループのビジネスモデルのイメージ図) (1)事業の概要 当社では、のぼり旗、幕、冊子、パネル、うちわ等、豊富な取り扱いSP商材ごとに「キングシリーズ」としての独立ECサイトで販売を行っております。 また、EC販売取引において、多くのご注文を頂いた顧客やその他ご紹介などによる大口の顧客には、専任の営業担当をつけて対応を行う卸販売事業も行っており、ECでは拾えないニーズへの対応も行っております。 当社は、ECサイト構築、受注管理、商品管理、顧客管理、出荷指示など受注から出荷までの管理の全てをECサイト構築システム「DREAM-PACK」、製造管理システム「i-backyard」等の自社開発システムで行っております。 集客施策については、販売の主要チャネルがECサイトであり、WEBマーケティングを行う専門部署を設置して、SEO(注)対策、WEB広告運用、サービス開発など効果的な集客施策に取り組んでおります。 ECサイトを通じた受注獲得、システム開発、製造の自動化による生産性の向上、設備導入によるキャパシティ拡大を継続的に行い、SP商材を利用する多くの顧客に短納期、低価格の販促商品提供を実現しております。 (注)SEO:WEBサイトを検索結果に上位表示させるために実施するWEBサイトの改善のこと。 (自社開発のシステム事例) ① BtoB向けECサイト 当社は計17のECサイトを運営しております。主要なECサイトは「のぼりキング」、「横断幕・懸垂幕キング」、「冊子製本キング」となっており、下記にその特徴を記載します。その他のサイトも全て同様の施策を行っており、再現性の高い集客と売上の拡大、効率化を図っております。 (当社運営の主なECサイト) a.のぼり旗のECサイト「のぼりキング」の運営 当社は、のぼり旗のECサイトである「のぼりキング」の運営を行っております。のぼり旗を中心に横断幕、タペストリー、看板、バナースタンドなど店舗のサイン&ディスプレイを幅広くラインナップしており、「のぼりキング」では約1.5万点以上の商品を取り扱っております。オリジナルのぼり旗が1枚から注文でき、最短当日出荷を行っております。ご注文方法は、顧客からの専用ソフトを利用したデータ入稿だけではなく、当社専任デザイナーへのデザイン依頼、専用ソフトを利用せずにサイト上で豊富なテンプレートの中から顧客自身がデザインを編集し注文ができる「のぼりデザイン」サービスも提供しております。 (のぼりデザインイメージ) 「のぼりキング」は、Google自然検索における表示順位において検索キーワード「のぼり」で1位、「のぼり旗」で1位を獲得(2026年2月時点)しております(注)。さらに広告投資も継続的に行っており、2026年1月実績では、年間約207万の流入数があり、10万件以上のご注文を頂いております。 (注)検索順位チェックツールを用いて日別Google自然検索における表示順位において調査月に一番多く獲得した順位を記載しております。 売上構成の約75%が過去購入実績のある既存顧客からのリピート注文となっているほか、注文の約90%は1枚~10枚までの小口注文で構成された、安定したビジネスモデルとなっております。 また、受注処理の自動化にも力を入れており、顧客から入稿されたデータは、通常は人による目視チェックを行い印刷用のデータに加工しますが、当社独自の印刷データ処理システムにより自動化を行っており、小口注文の処理効率を向上させております。 製造管理においては、受注システムのデータが製造管理システム「i-backyard」に自動連携されます。「i-backyard」を通して、製造工場に納品日ごとに制作すべき商品が表示され、その情報を基に漏れなく正確に制作・出荷を行っています。 b.横断幕のECサイト「横断幕・懸垂幕キング」の運営 当社は、大型幕のECサイトである「横断幕・懸垂幕キング」の運営を行っております。店頭幕、垂れ幕、看板幕、広告・イベント幕など店舗装飾として商品やイベントの告知にご利用いただいております。 また、建築現場に特化した足場幕も建築現場用のSP商材として販売しております。幕に関しても1枚から注文が可能で、最短3営業日で出荷を行っております。幕だけの販売ではなく、のぼり旗、バナースタンド、看板など買い合わせが期待できる商材はECサイトを跨いで販売を行っており、クロスセルも積極的に行っています。 「のぼりキング」同様、「横断幕・懸垂幕キング」でも顧客が自身で作成したデータ入稿、デザイン制作依頼、サイト上でデザインできる「幕デザイン」のサービスを提供しております。 (幕デザインイメージ) また、Google自然検索における表示順位において検索キーワード「横断幕」で1位、「横断幕 印刷」でも1位を獲得(2026年2月時点)しており、「のぼりキング」と同様に購買確度の高い自然検索からの顧客流入を多く獲得しております(注)。 (注)検索順位チェックツールを用いて日別Google自然検索における表示順位において調査月に一番多く獲得した順位を記載しております。 受注処理の自動化や製造管理システムとの連携も、「のぼりキング」と同様のシステムを利用しており、製造工程の効率化を行っております。 c.冊子のECサイト「冊子製本キング」の運営 当社は、冊子印刷のECサイトである「冊子製本キング」の運営を行っており、パンフレット、会社案内、大会冊子、教材、レポート、写真集、カタログ等、様々なジャンルの紙面印刷物を取り扱っています。中綴じ、無線綴じと本格的な製本冊子を1冊から注文でき、最短3営業日で出荷を行っております。 2018年より開始したECサイトですが、売上は順調に拡大しており、次なる中核として市場獲得を目指しております。 また、冊子はサイズや仕様の選択肢が多いことに加えてページ数も多いため、データチェックを人が行うと時間も手間も非常に掛かることから、小ロット受注は受けにくかった分野ですが、「のぼりキング」と同様に入稿データの確認、加工を自動化する冊子専用のデータ処理自動化システムを独自開発し、データ処理時間や工数の圧縮に対応しており、1冊の受注でも利益を確保できる仕組みを実現しております。 「冊子製本キング」においても、Google自然検索における表示順位において検索キーワード「冊子 製本」で1位、「冊子 印刷」で2位を獲得(2026年2月時点)しており、購買確度の高い自然検索からの顧客流入を多く獲得しております(注)。 (注)検索順位チェックツールを用いて日別Google自然検索における表示順位において調査月に一番多く獲得した順位を記載しております。 d.その他 「のぼりキング」、「横断幕・懸垂幕キング」、「冊子製本キング」以外に、「うちわキング」、「マグネットキング」をはじめとしたキングシリーズなどのBtoB向けECサイトを全17サイト運営しております。様々なマーケティング施策やシステム化された受注処理などこれまでに培った専門ECサイト運営のノウハウを他のECサイトに横展開をすることで、売上の拡大を図っております。 ② 卸販売事業 ECサイトから継続的に大口注文を頂く顧客や継続的な注文や大口案件をお持ちの企業からの受注については、専任の営業担当を配置し卸価格を設定して対応することで、ECだけでは拾いきれない受注や継続的な受注を獲得しております。数千枚単位の「のぼり旗」でも、価格や納期面においても十分な競争力を持って販売が可能であり、受注拡大に注力をしてまいります。この競争力は、日々のEC販売取引において、1日1,000件以上の受注、10,000枚以上の出荷という大量生産を続けていることで材料原価の低減交渉が可能となっていること、また、オペレーション業務のシステム化、効率化によって人件費を抑制できていることにより、実現しております。 ③ 東京ネオプリント株式会社との連携 連結子会社である東京ネオプリント株式会社は、大手印刷会社、広告代理店、問屋等の法人顧客を中心として、営業活動を通じて中ロットから大ロットの印刷案件を受注し、製造及び出荷まで対応しております。 当社がECを活用した小ロット・多品種案件の受注及びオンデマンド印刷を中心とした生産体制を強みとしている一方、東京ネオプリント株式会社は、営業対応による法人顧客基盤及びシルクスクリーン印刷設備を有しており、当社グループは両社の強みを活かすことで、SP商材における受注領域の拡大を図っております。 (2)当社グループの事業の特徴 ① 製造直販のD2Cビジネスモデル 当社は、計17のECサイトを運営し、SP商材の商品企画、サイト構築、集客、販売、制作、出荷の全工程を自社で行っております(注)。中間業者を介さずに自社インターネットサイトを通じて効率的な販売を行うことで、低価格、短納期で主に自社で制作した商品を顧客に届けております。 また、顧客からの専用ソフトを利用したデータ入稿、当社専任デザイナーへのデザイン依頼だけでなく、顧客自身でデザイン、編集を行えるサービス「のぼりデザイン」を展開するなど、インターネットの特性を活かして高いサービスレベルを維持しております。 (注)一部、外注している商品もあります。 ② 専門部署によるマーケティング施策 マーケティング課という専門部署を設置し、SEO対策、WEB広告、メールマガジン、SNS運用、ダイレクトメール送付など様々な施策を行っております。また特に、SEO対策とWEB広告には注力をしております。SEO対策では、ECサイトごとにユーザーの検索動向を分析し検索上位表示を狙う「キーワード」を設定し、サイトの内部要素、サイト内の内容を検索媒体のアルゴリズムへの最適化を重ねることで上位表示を実現し、検索ユーザーの流入増を図っております。また、WEB広告では、様々な媒体に出稿を行いながら、広告内容をターゲットとなるユーザーごとに変化させながら、広告効果の最適化を図っています。SEO対策、WEB広告を駆使し、新規顧客、既存顧客の両方を継続的かつ効率的に獲得しております。 主要ECサイト「のぼりキング」では、Google自然検索における表示順位において検索キーワード「のぼり」で1位、「のぼり旗」で1位を獲得(2026年2月時点)しております(注1)。その結果、検索ユーザーをECサイトへ流入させることが可能となり、着実に顧客数が増加しております。また、SEO対策、WEB広告に加え、自社独自のCRM(注2)を活用して、ターゲット、配信タイミング、配信内容にこだわったメールマガジンやダイレクトメールの発送を行っております。これらの施策によって、主要ECサイト「のぼりキング」の売上構成は約75%が既存顧客からのリピート注文となっております。 効率的な新規獲得とリピート顧客増加の施策を全サイトで横展開し、継続的な受注増を図っております。 (注1)検索順位チェックツールを用いて日別Google自然検索における表示順位において調査月に一番多く獲得した順位を記載しております。 (注2)CRM(Customer Relationship Management):顧客管理ツールを用いて顧客情報を管理すること。 ③ 自社開発の管理システムと最新設備の導入 ECサイト構築システム「DREAM-PACK」、製造管理システム「i-backyard」を始めとした自社開発システムを開発・運用し、業務フローを効率化しております。また、これらのシステムによって、顧客が入稿した印刷用データのチェックから制作指示書の作成、発送状況のリアルタイム連携等を行っており、人的ミスを未然に防止する体制を整えております。 製造設備については、最新のオンデマンド印刷機(注)の導入による高速印刷で製造キャパシティの拡大を図るとともに、製造工程の断裁や縫製作業といった技術が必要な作業の機械化、自動化を推進しております。これにより、安定的な製造とオペレーションコストの低減を行い、小ロット・多品種生産に対応すると同時に、顧客の多様なニーズに迅速に対応できる社内体制を築いております。 (注)オンデマンド印刷:原稿データをダイレクトに読み取って製版することなく印刷をする方式のこと。 ④ グループ経営による受注領域の拡大と生産体制の強化 当社グループは、当社の有するECを活用した小ロット・多品種案件の受注力、自社開発システムによる業務効率化及びオンデマンド印刷を中心とした生産体制に加え、東京ネオプリント株式会社の有する営業対応による法人顧客基盤、中ロットから大ロット案件への対応力及びシルクスクリーン印刷設備を組み合わせることで、事業基盤の強化を図っております。 当社は、主としてインターネットを通じた集客と受注により、小口案件を効率的に積み上げるビジネスモデルを展開しております。一方、東京ネオプリント株式会社は、大手印刷会社、広告代理店、問屋等の法人顧客を中心として、営業活動を通じて中ロットから大ロットの印刷案件を受注し、製造及び出荷まで対応しております。 また、当社グループは、共同仕入れによる材料コストの低減を進めるとともに、当社が有する受注管理及び製造管理等のシステムを東京ネオプリント株式会社向けに再開発し、同社における業務効率化及び生産性向上を進めております。加えて、東京ネオプリント株式会社を関東圏における製造及び出荷機能の一翼として活用することで、当社グループ全体の供給体制の強化を進めております。 これらの取り組みにより、当社グループは、のぼり旗及び幕等のSP商材における受注拡大、製造原価の低減及び収益性の向上を図っております。 [事業系統図] 当社グループの事業系統図は下記のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題6,002字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、「商売繁盛応援企業、日本一!」を経営ビジョンとして、当社グループからご提供するSP商材によって顧客に対し、集客の成功、売上アップ、利益率の改善をご提供し続けることで、日本全国の経済活性化に貢献してまいります。また、経営理念として「一、私たちは共に力を合わせ、お客様の繁盛づくりに貢献します。 一、私たちは新たな商品と市場の開拓に挑戦します。 一、私たちは仕事を通じて、自己研鑽を重ね、共に成長し夢を実現します。」を掲げ、顧客、共に働くスタッフ、その家族、取引業者皆様のためにSP商材を通じて繁盛を創造しビジョンの実現に惜しむことなく努力を続けてまいります。 上記経営理念のもと当社では、ネット集客の強化や販売商品のバリエーションを増やすことで新規獲得を図ることに加え、リピート・LTV(Life Time Value:顧客生涯価値)を向上させることが売上拡大に対する有効策となると考えております。全国のお客様へ商売繁盛を届けるため、販促品のEC通販事業に特化し、「商売繁盛応援企業、日本一!」のビジョン実現を目指します。 (2)経営環境 BtoB-EC市場規模全体でみると、2021年以降は拡大基調で推移しており、2021年は372兆7,073億円、2022年は420兆2,354億円、2023年は465兆2,372億円、2024年は514兆4,069億円となっております。また、EC化率についても、2021年は35.6%、2022年は37.5%、2023年は40.0%、2024年は43.1%と一貫して上昇しており、企業間取引におけるデジタル活用は引き続き進展しております(BtoB-EC市場規模の推移 参照)。 また、商業印刷市場は、2024年に1兆7,600億円(前年比98.3%)、2025年に1兆7,500億円(前年比99.4%)と見込まれております(株式会社電通「2024年 日本の広告費」「2025年 日本の広告費」参照)。足元では市場全体としては横ばい圏で推移しているものの、2025年については、短納期、小ロット、可変データといった需要の増加を背景に、デジタル印刷の導入が加速し、印刷会社各社のデジタル対応力の差が受注を左右する局面になっているとされております(株式会社電通「2025年 日本の広告費」参照)。 加えて、販促・広告関連市場においては、インバウンド需要の高まりや大型イベントの開催を背景として、リアルな顧客接点を伴う施策への需要が高まっております。2024年のプロモーションメディア広告費は1兆6,850億円(前年比101.0%)、2025年は1兆7,184億円(前年比102.0%)と、堅調に推移しております(株式会社電通「2024年 日本の広告費」「2025年 日本の広告費」参照)。特に「イベント・展示・映像ほか」は、2024年に4,269億円(前年比111.0%)、2025年に4,748億円(前年比111.2%)と高い伸びを示しており、大阪・関西万博、東京2025世界陸上等の大型イベントに加え、大型商業施設やホテルの新装・改装、都市再開発等も需要拡大の要因とされております(株式会社電通「2024年 日本の広告費」「2025年 日本の広告費」参照)。 このような事業環境のもと、当社がECサイトで販売するSP商材においては、訪日客の増加に伴う観光・商業施設向け需要、並びに展示会、販促イベント、店頭プロモーション等のオフライン需要の拡大を取り込む余地があるものと考えております。加えて、短納期対応、小ロット対応、多品種対応に対する顧客ニーズは今後も継続すると見込まれ、当社を取り巻く事業機会は中長期的な需要拡大の余地があるものと認識しております。 (BtoB-EC 市場規模の推移) 出所:令和6年度 電子商取引に関する市場調査 報告書 経済産業省 商務情報政策局 情報経済課 (3)経営戦略 当社グループのBtoB向け販売事業は、当社のD2Cビジネスモデルにより実現している「低価格、短納期」と自社開発の管理システムや最新設備により実現している「多品種、小ロット生産」、専門部署によるマーケティング施策を大きな特徴としております。 引き続き、これらの強みをより活かし、伸ばすべく、取扱商品の拡充(事業の横展開)、集客数・成約率・リピート率の維持・向上、製造ライン全体のシステム化・自動化に加え、グループとしての受注領域の拡大及び生産体制の強化を推進してまいります。 ① 取扱商品の拡充(事業の横展開) 当社では、新たな市場の開拓及び顧客層の拡大に向けて、ユーザーニーズの分析を踏まえた新商品の企画・開発を継続的に行っております。また、充実した製造設備及び製造ノウハウを活かした商品開発に加え、これまで蓄積してきたSEO対策等のマーケティングノウハウや、自社独自のシステム管理による高い生産性を活用することで、各ECサイトにおいて再現性の高い成長を実現しております。 今後も、のぼり旗、幕、パネル、看板等を中心として、顧客ニーズに対応した新商品の企画・開発及びリリースを継続的に推進するとともに、ECサイトの構築・改善並びにSEO対策等のマーケティング施策を通じて、購買意欲の高いユーザーに対して幅広く商品を提供してまいります。加えて、全17のECサイトを横断したクロスセルを積極的に推進することにより、顧客接点の拡大及び受注機会の最大化を図ってまいります。また、当社グループとしては、連結子会社との連携を通じて受注機会の拡大を図るとともに、商品提案力及び供給体制の強化を進めてまいります。 (ECサイト別(キングシリーズ)売上) (注)ECサイト別(キングシリーズ)売上高の合計には、卸販売事業等の売上高が含まれていないため、損益計算書の売上高と一致しません。 ② 集客数・成約率・リピート率の維持・向上 WEBマーケティングの専門部署による、WEB広告運用、SEO対策、SNS運用による集客施策に加え、独自のCRMを利用した顧客データベースを基にメールマガジン、ダイレクトメールの送付などを行うことで顧客とのリレーションを強化し、また、顧客ニーズの分析結果を基に、新商品や新サービスのリリースを行うことで成約率(注)、リピート率の向上を推進してまいります。流入ユーザーの増加に対し、高い成約率・リピート率を維持させることは事業の成長に直結します。 (注)成約率:Webサイトへの流入数に対して購入に至った件数の割合のこと。 (累計顧客数の推移) (新規/リピート顧客受注実績推移) (注)顧客区分の集計が可能な全運営サイト受注実績より算出。 ③ 製造ライン全体のシステム化・自動化 当社では、自社独自の製造管理システム(i-backyard)を開発し、運用しております。また、最新の製造設備を導入し、裁断や縫製といった属人的作業やたたみ、梱包といった単純な作業を自動化することで、人員の増減に関わらない安定した製造と少人数オペレーションを実現しております。また、印刷データの加工から出荷検品までの工程一連をシステム化することで、多品種・小ロットの大量件数生産に対応することを可能にし、正確な作業と短納期対応などの顧客のニーズに対応可能となっております。さらに、このシステム化・自動化による業務効率化は、増え続けるご注文への対応に要する人件費を抑え、オペレーションコストの抑制につながっております。現在も製造管理システムの改良、製造の自動化を進めておりますが、今後もシステム・設備投資を続けてまいります。 また、当社グループにおいては、当社が培ってきた製造管理システム及び製造オペレーションのノウハウを連結子会社にも展開することで、グループ全体での業務効率化及び生産性向上を進めております。加えて、関東圏における製造及び出荷体制の強化を図ることで、供給体制の最適化及び収益性の向上につなげてまいります。 (システム化・自動化のイメージ図) (4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社では主な経営指標として、トランザクション数(注文件数)と平均客単価を重要な経営指標と考えております。トランザクション数の推移は、小ロット、多品種、大量受注を特徴とする当社EC販売の成長性を示す重要な指標であると考えております。平均客単価は、事業の長期的な成長の基盤となる指標であり、提供しているサービスや商品の市場価値を示している指標であり、重要だと考えております。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 企業を取り巻く経営環境は、急速な高齢化、経済格差、人口の減少、IT活用による情報格差等、かつてない社会構造の急速な変化の中にあり、顧客による選別や評価はなお一層厳しく、競争が激化するとともに企業の存在価値を常に問われる事業環境にあります。当社グループが、このような加速度的に多様化する時代に、持続的に成長し社会貢献していくためには、強い組織の構築と事業規模の拡大で強固な経営基盤の確立を目指す必要があります。 これらを達成するために、下記の事項を対処すべき課題として取り組んでまいります。 ① 認知度の向上、ブランドの確立 当社が市場での浸透度を高めていくためには、一層の認知度の向上、信頼感の醸成が必要となってまいります。顧客に安定的にサービス提供のできる会社として信頼していただけるよう、顧客のニーズを捉える新商品の開発、低価格・短納期の実現、クレーム・トラブル等の削減など、サービス品質のたゆまぬ向上、既存顧客の満足度向上、広告宣伝を通じた広報活動の強化を通じ、当社ブランドの確立及び普及に努めてまいります。 ② 新規顧客の獲得、大企業などの顧客へのアプローチ 当社の低価格かつ短納期納品のサービスに対して、既存の顧客からは高い評価をいただいております。今後は、WEBブラウザ上でデザイン作成から発注までワンストップで注文ができるサービスの対象商品の拡充や、利便性向上を行い、デザインの専門ソフトや知識を持たないユーザーでも、オリジナル販促物を購入し易い環境をご提供し、幅広いユーザーの新規獲得拡大を行ってまいります。また、入稿データの自動チェック機能により、ご注文時にデータ不備などの心配なく納期が確定するサービスの展開やキャンペーンの実施など、期待を超えるサービスを提供し、新規顧客の獲得や既存顧客からのリピート注文の拡大を行ってまいります。 また、中堅・大企業の顧客に対しては、当社のサービスを一層ご理解いただき、安心してご利用いただくことができるよう、低価格、短納期、注文が簡単で分かりやすく、利便性の高いサービス提供を行うことで受注を獲得してまいります。小規模事業主から大企業までご満足頂けるサービスをご提供することこそが、当社が目指す「商売繁盛応援企業、日本一!」というビジョンにより近づくために不可欠な要素であるとともに、事業の安定成長の柱になっていくと考えております。 加えて、当社グループとしては、連結子会社との連携を通じて、大手印刷会社、広告代理店、問屋等の法人顧客に対する営業対応力を強化し、中ロットから大ロット案件への対応を進めてまいります。これにより、当社EC販売における小口・多品種案件への対応に加え、従来当社単体では取り込みが限定的であった顧客層及び案件規模への受注機会の拡大を図ってまいります。 ③ システム基盤の強化 当社は、収益の基盤となるSP商材の販売をECサイト上で展開しており、また商材の製造工程・出荷管理等は自社開発システムを用いて行っております。そのため、システム稼働の安定性を確保すること、より生産性の高い製造・出荷工程を実現することが経営上重要な課題であると認識しております。そのため、システムを安定的に稼働させるための人員の確保及びサーバーの拡充を継続的に強化してまいります。 加えて、当社グループとしては、当社が有する受注管理、製造管理及び出荷管理等のシステム基盤を連結子会社向けに再開発・展開し、同社における業務効率化及び生産性向上を進めてまいります。これにより、グループ全体で安定的なシステム運用と供給体制の強化を図るとともに、関東圏における製造及び出荷体制の強化につなげてまいります。 ④ 情報管理体制の強化 当社では、SP商材を販売するECサイトを複数運営しており、既存の顧客の個人情報を多く取り扱っております。「情報セキュリティー規程」に基づき、アクセス権限の設定や外部記録媒体の管理等に係る情報管理体制の整備を引き続き推進していくとともに、社内研修の実施や内部監査等を通じて、情報の取扱いに関する社内規程の適切な運用や役職員の機密情報リテラシーの向上を図るなど、情報管理体制の強化を進めてまいります。 ⑤ 内部管理体制の強化 当社グループは、今後もより一層の企業価値の向上及び成長を図ってまいります。そのため企業規模の拡大に応じた内部管理体制の構築を図るために、コーポレート・ガバナンスを重視し、リスクマネジメントの強化並びに金融商品取引法における内部統制報告制度の適用等も踏まえた内部統制の継続的な改善及び強化を推進してまいります。また、当社グループの事業に関連する法規制や社会的要請等の環境変化にも対応すべく、内部管理体制の整備及び改善に努めてまいります。 ⑥ 優秀な人材の確保と育成 当社グループは、今後持続的な成長を遂げるために、優秀な人材の確保並びに成長フェーズに沿った組織設計及び人材育成体制強化が不可欠、かつ、課題であると認識しております。優秀な人材の確保のため、新卒・中途採用を積極的に行っており、成長の資質を備え、かつ当社グループの企業風土に合致した人材の登用を進めるとともに、人材育成体制の整備を推進し、人材の定着と組織力の底上げを図ってまいります。 ⑦ 財務基盤の拡充 当社は事業拡大に応じ、人材確保と合わせて製造設備の更新・拡充を図ります。そのために強固な財務基盤を確立する必要があることから、今後、財務基盤を強化するため、機動的な資金調達が出来る体制の構築を行い、必要に応じて株式発行を含めた資本市場からの資金調達の実施を検討します。
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会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。また、必ずしも、そのようなリスク要因に該当しない事項についても、投資者の投資判断上、重要であると考えられる事項については、投資者に対する積極的な情報開示の観点から以下に開示しております。なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)事業環境に関するリスクについて ① 市場の動向について(発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大) 当社グループの主要ドメインであるPOP及び屋外広告のBtoB-EC市場におけるEC化率は今後も継続的に上昇するものと見込まれるため、POP及び屋外広告のBtoB-EC市場は拡大傾向であると認識しております。しかしながら、景気の落ち込みによる企業の広告宣伝費の抑制、インターネットの利用を制約するような法規制、電子商取引やオンライン決済への新たな規制等により同市場の成長が鈍化した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 顧客獲得の鈍化について(発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大) 当社グループの売上高は、当社のECサイトへの流入数、成約率、客単価、LTV(顧客生涯価値:顧客が生涯を通じて企業にもたらす利益)により変動します。当社はマーケティング手法別に効果測定を行いつつ、新規ユーザーの獲得、既存ユーザーへの追加販売、既存ユーザーの離脱防止を図る施策を継続的に実施しております。上記に挙げたような各種事業KPIについてはこれまで安定的に推移・改善してきておりますが、社会・経済情勢による顧客ニーズの変化、他の事業者との競合の激化、当社のマーケティング手法が効果的でない等の要因によって当社の登録ユーザー数の伸びが従来と比べて低いものとなった場合には、売上高の増加ペースが鈍ること、もしくはマーケティング費用が上昇することにより、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 検索エンジンの検索順位アルゴリズムの変更について(発生可能性:高、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大) 当社ECサイトへの流入の多くは自然検索より得ております。自然検索流入数は主要な検索キーワードにおける表示順位に影響を受けるため、当社の事業において「Google」等の主要なメディアが定期的に行う検索エンジンのアルゴリズムの判定要素の更新については、その判定要素が対外的に公開されていないため、その更新への対応を適時適切に行う必要があります。検索エンジンのアルゴリズムの判定要素の大規模な変更が行われた場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ システムトラブルについて(発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大) 当社の主要な事業であるEC販売事業は、すべてインターネットを介して行われており、そのサービス基盤はインターネットに接続するための通信ネットワークに依存をしております。安定的なサービス運営を行うために、サーバー設備等の強化や社内体制の構築を行っておりますが、アクセスの急激な増加等による負荷の拡大、地震等の自然災害や事故等により予期せぬトラブルが発生し、大規模なシステム障害が起こった場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 感染症拡大による経済的影響について(発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大) 新型コロナウイルス等その他感染症の影響が国内及び海外主要各国において拡大し、拡大が長期間にわたり続いた場合は、より深刻な経済的影響が生じ、印刷EC市場の縮小や個人消費の冷え込みにつながることが予想されます。印刷EC販売事業において、顧客の広告出稿量及び広告単価が減少する可能性があります。また、物流の停滞による原材料や商品調達の遅れや生産及び納品の遅延等が発生する可能性があります。今後、さらなる業務改善や効率化への見直しを行うほか、仕入先の分散等、積極的な対応に取組んでまいりますが、国内及び世界経済の動向によっては当社グループの事業活動並びに財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 ⑥ 減損損失について(発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大) 減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定にあたっては慎重に検討しておりますが、事業計画や市場環境の変化によりその見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じた場合、減損処理が必要となる可能性があります。当社グループの固定資産の時価が著しく下落した場合や、将来新たに開始するものも含めて、事業の収益性が悪化した場合には、減損会計の適用により資産について減損損失が発生し、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 ⑦ 原材料及び商品の価格の変動について 原材料(発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 商 品(発生可能性:高、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:小) のぼり旗や横断幕の生地等の原材料及び注水台等の商品の価格が高騰した際、それをタイムリーに販売価格に転嫁できなかった場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。また、商品の一部を海外から外貨建てによって調達していることから、為替相場の変動リスクを可能な限り回避する目的で金融機関との間でデリバティブ契約を締結しておりますが、当該リスクを完全に回避できるものではないため、為替相場が変動した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 ⑧ 配送・物流コストについて(発生可能性:高、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社グループは、製・商品販売に際し運送会社に配送業務を委託しており、ユーザーの利便性向上を目的とし、一定の金額以上をご購入いただいたユーザーに対して一部製・商品を除き無料での配送サービスを提供しております。配送コストが上がった場合には、必要に応じて価格転嫁を行うことを検討してまいりますが、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑨ 競合他社の動向について(発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 現在、のぼり旗、横断幕・懸垂幕などのSP商材に関しては、ECを通じた販売形態に加え広告代理店等への営業活動を通じた販売など複数の販売形態が存在し、それぞれにおいて競合企業が存在していることから一定の競争環境があるものと認識しております。 当社グループは、幅広い顧客ニーズに対応できる商品ラインナップの拡充を進めるとともに、積極的なマーケティング活動やカスタマーサポートの充実、提供サービスの拡大及び品質向上並びに販売チャネルの強化に取り組んでおり、市場における優位性を構築し、競争力を向上させてまいりました。 今後もユーザー目線に立ってサービスをより充実させていくと同時に、知名度向上に向けた取組みを積極的に行ってまいりますが、価格競争力、サービス力、新たな技術やビジネスモデルを有する競合事業者の参入等により、当社グループのサービス内容、価格、技術又は販売チャネルにおける優位性が低下した場合には、当社グループの事業活動並びに財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑩ 特定商品への依存度について(発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社グループの主力商品である、のぼり旗、横断幕・懸垂幕は、売上高の約75%を占めております。国内印刷通販市場は、法人企業の販促用途が大部分を占めていることからコロナ禍では一時成長が鈍化したものの、成長が続いております。また、のぼり旗、横断幕・懸垂幕などのSP商材は、今後の購買動向がECサイト経由に変化していくという観点からも今後の成長拡大が期待されており、足元の市場動向は安定しております。ただし、将来市場動向が悪化し、のぼり旗、横断幕・懸垂幕の売上高が減少する場合は、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑪ 製造設備の故障・トラブルについて(発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:小) 当社グループの主力製品は自社で製造しております。安定的な製造を続けるためにメンテナンスや調整は行っておりますが、想定以上の受注による稼働率の急激な上昇や水害・地震等の大規模災害が発生した場合、設備に故障やトラブルが発生する可能性があります。その場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (2)事業運営体制に関するリスクについて ① 人材の採用について(発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大) 当社グループは、今後の企業規模の拡大に伴い、当社の理念に共感し、かつ、高い意欲を持った優秀な人材を継続的に採用することで、強固な組織を構築していくことが重要であると考えております。今後、積極的な採用活動を行っていく予定でありますが、当社グループの求める人材が十分に確保・育成できなかった場合や人材流出が進んだ場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 内部管理体制の構築について(発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大) 当社グループの継続的な成長のためには、コーポレート・ガバナンスが適切に機能することが必要不可欠であると認識しております。業務の適正性及び財務報告の信頼性の確保、各社内規程及び法令の遵守を徹底してまいりますが、事業が急速に拡大することにより、コーポレート・ガバナンスが有効に機能しなかった場合には、適切な業務運営を行うことができず、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 連結子会社の管理及び事業統合に関するリスク(発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大) 当社グループは、当連結会計年度より東京ネオプリント株式会社を連結子会社としております。なお、同社とは経営管理面における連携体制を構築し、経営方針の共有及び意思決定の迅速化を図っております。 一方で、当社グループとしての経営管理、内部統制、決算体制、品質管理及びコンプライアンス体制の整備・運用を進めていく過程において、運用の定着に一定の時間を要する可能性があります。 また、事業運営方針や業務プロセスの統合、顧客基盤や商流の維持・拡大、主要人材の確保・定着、想定したシナジーの実現等が計画どおりに進まない場合には、同社の収益力が当初想定を下回る可能性があり、その結果、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 情報セキュリティーについて(発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大) 当社グループは、厳重な情報セキュリティー管理体制において自社内の機密情報を管理するとともに、事業の一環として得意先から預託された機密情報や個人情報の収集・保管・運用を行っております。当社はプライバシーマークを取得し、社内で運用する他、従業員研修を繰り返し実施する等、これらの情報管理には万全な方策を講じております。しかし、万一当社グループの従業員や業務の委託会社等が情報を漏洩又は誤用した場合には、当社グループが企業としての社会的信用を喪失し、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 特定の人物への依存について(発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大) 当社及び連結子会社の代表取締役社長である伊丹 一晃は、当社グループの経営方針や事業戦略の決定及びその遂行について重要な役割を果たしております。当社は、取締役会やその他会議体において役職員への情報共有や権限委譲を進めるなど組織体制の強化を図りながら、同氏に過度に依存しない経営体制の構築を目指しております。しかしながら、何らかの理由により同氏に過度に依存しない経営体制の構築が進まない場合または同氏が当社グループの経営執行を継続することが困難になった場合には、当社グループの事業活動並びに財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 著作権等知的財産権について(発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:低) 当社グループは、顧客により入稿されたデザインを加工・印刷する事業を行っております。顧客に対しては、著作権、商標権等の第三者の知的財産権を侵害しないようサービスサイト上で注意喚起するほか、利用規約により、知的財産権を侵害したデザインの入稿を禁止しております。また、入稿されたデザインを社内基準に従って審査しております。しかしながら、当社グループの認識していない知的財産権の侵害があり、信用失墜や損害賠償請求等が発生した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)法的規制に関するリスクについて ① 訴訟等について(発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大) 当社グループの事業に関連して、第三者との間で重要な訴訟やクレームといった問題が発生したという事実はありません。当社グループは、法令及び契約等の遵守のため、コンプライアンス規程を定めて社内教育やコンプライアンス体制の充実に努めております。しかしながら、当社グループが事業活動を行うなかで、顧客、取引先又はその他第三者から当社グループが提供するサービス及び品質等に関するクレームのほか、顧客等との間で予期せぬトラブルが発生し、訴訟に発展する可能性があります。かかるクレーム及び訴訟の内容及び結果によっては、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、多大な訴訟対応費用の発生や当社グループの社会的信用の毀損によって、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 個人情報の保護について(発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大) 当社は、会員登録情報をはじめとする個人情報を保有しており、「個人情報の保護に関する法律」の適用を受けております。これらの個人情報については、個人情報保護方針及び個人情報保護マニュアルを定めており、社内教育の徹底と管理体制の構築を行っております。しかしながら、何らかの理由でこれらの個人情報が外部に流出し、悪用されるといった事態が発生した場合には、当社の財政状態及び経営成績並びに企業としての社会的信用に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 関連業法の法的規制について(発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大) 当社グループが運営する事業は、「景品表示法」、「著作権法」、「不正アクセス行為の禁止等に関する法律」、「特定商取引に関する法律」、「プロバイダ責任制限法」、「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」等の法規制の対象となっております。当社グループは、これらの法規制を遵守した運営を行ってきており、今後も社内教育や体制の構築等を行っていく予定であります。しかしながら、今後新たな法令の制定や、既存法令の強化等が行われ、当社グループが運営する事業が規制の対象となる等の制約を受ける場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 知的財産権について(発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社グループでは、当社グループが運営する事業に関する知的財産権を確保するとともに、定期的に知的財産権に関する周辺調査を実施することで、第三者の知的財産権を侵害しない体制の構築に努めております。しかしながら、当社グループの認識していない知的財産権が既に成立していることにより当社グループの事業運営が制約を受ける場合や、第三者の知的財産権侵害が発覚した場合等においては、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (4)その他のリスクについて ① 自然災害について(発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大) 当社グループの生産拠点並びに物流拠点は、岡山市及び茨城県常総市に所在しています。火災・地震・台風等の大規模な自然災害の発生時には、被災した自社保有設備、建物及び原材料等の資産の損壊等の物的被害並びに従業員等の人的損害が発生する可能性があります。また、社会インフラの大規模な損壊で原材料、商品等の確保が困難になる可能性があります。これらの場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 有利子負債について(発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大) 当連結会計年度末時点における有利子負債残高(リース債務を含む)は2,941,996千円、有利子負債依存度は58.1%となっております。当社グループの資金需要の主な内容は運転資金及び設備投資資金であり、2021年1月期に竣工した七日市工場に係る借入もあり、有利子負債の比率が高い水準にあります。今後も財務体質の改善に努めてまいりますが、現行の金利水準が大幅に上昇した場合には金利負担が増加し、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 大株主について(発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大) 当社の代表取締役社長である伊丹 一晃は当社の大株主であり、同人と同人が議決権の過半数を所有している会社の所有株式の合計は、有価証券報告書提出日現在で発行済株式総数の50.8%となっております。同人は、安定株主として引き続き一定の議決権を保有し、その議決権行使にあたっては、株主共同の利益を追求すると共に、少数株主の利益にも配慮する方針を有しております。当社といたしましても、同人は安定株主であると認識しておりますが、何らかの事情により、大株主である同人及び同人が議決権の過半数を所有している会社の株式が減少した場合には、当社株式の市場価格及び議決権行使の状況等に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 新株予約権の行使による株式価値の希薄化について(発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:小) 当社は、当社の取締役及び従業員に対して、業績向上に対する意欲を高めることを目的としたストック・オプションとして新株予約権を発行しております。ストック・オプションが権利行使された場合には、当社株式が新たに発行され、既存の株主が有する株式の価値及び議決権割合が希薄化する可能性があります。なお、有価証券報告書提出日現在、新株予約権による潜在株式数は31,000株であり、発行済株式総数1,470,000株の2.1%(株式総数1,501,000株(潜在株式を含む)の2.1%)に相当しております。 ⑤ 株式の流動性について(発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:小) 株式会社東京証券取引所の定める流通株式比率は当連結会計年度末時点において45.1%です。今後は、当社グループの事業計画に沿った成長資金の公募増資による調達、ストック・オプションの行使による流通株式数の増加分を勘案し、これらの組み合わせにより、流動性の向上を図っていく方針ではありますが、何らかの事情により上場時よりも流動性が低下する場合には、当社株式の市場における売買が停滞する可能性があり、それにより当社株式の需給関係にも悪影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,179字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という)の状況の概要は次のとおりであります。なお、当連結会計年度は連結財務諸表作成初年度であるため、前連結会計年度との比較は行っておりません。 ① 経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の一層の拡大を背景に、景気は緩やかな回復基調で推移しました。その一方でウクライナ情勢の長期化や、中東地域における地政学的リスクの高まり、エネルギー・原材料価格の高止まり及び為替相場の変動等により、依然として先行き不透明な状況が続いております。 このような状況のなか、飲食店や小売店向けの販促需要に加え、各種イベント・催事の開催が定着したことにより、イベント会場装飾等を含む販促需要は堅調に推移いたしました。EC販売においては、前期に新たに開設した「ノベルティキング」を中心に、新規顧客の獲得を目的とした積極的なプロモーション活動やSEO対策の強化により主要サイトへの流入数が増加し、売上拡大に寄与いたしました。また、主要取引先との提携商品の拡大に加え、既存法人顧客への深耕営業を強化した結果、受注の拡大につなげることができました。 さらに、当連結会計年度より東京ネオプリント株式会社を連結の範囲に含めたことにより、同社の業績が寄与しました。同社は少品種・大ロット生産を得意としており、安定した供給体制及びスケールメリットを活かしたコスト競争力を有しております。これにより、当社グループが従来強みとしてきた多品種・小ロット対応型の販売体制との補完関係が強化され、商品ラインナップの拡充及び収益基盤の強化が進展いたしました。今後は、生産効率の向上や原価低減効果の発現を通じてグループ全体の競争力向上を図ってまいります。 なお、東京ネオプリント株式会社の決算日は12月31日であり、同社の株式の取得日を2025年6月30日としているため、当連結会計年度は東京ネオプリント株式会社の2025年7月1日から2025年12月31日までの6か月間を連結しております。 以上の結果、当連結会計年度の売上高は4,761,203千円、営業利益は216,602千円、経常利益は224,435千円、親会社株主に帰属する当期純利益は151,367千円となりました。 また、当社グループの事業におけるセグメントはSP商材の企画・制作・販売の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 (売上高) 当社は、トランザクション数(注文件数)と平均客単価を重要な経営指標と考えております。 トランザクション数の推移は、小ロット、多品種、大量受注を特徴とする当社EC販売の成長性を示す重要な指標です。 平均客単価は、当社が提供しているサービスや商品の市場価値を示し、事業の長期的な成長の基盤となる重要な経営指標であると捉えております。 当連結会計年度のトランザクション数は352,120件(前年同期比20.6%増)、平均客単価は11,758円(同5.0%減)となりました。これは主に、積極的なプロモーション活動やSEO対策に加え、主要取引先への提携商品の強化や法人顧客への営業強化に注力したことなどによります。 また、子会社である東京ネオプリント株式会社の当連結会計年度の売上件数は2,860件、平均単価は226,174円となりました。 この結果、当連結会計年度の売上高は4,761,203千円となりました。 (売上原価、売上総利益) 当連結会計年度の売上原価は3,047,505千円となりました。これは主に、材料及び労務費、印刷設備等の減価償却費によるものです。この結果、売上総利益は1,713,697千円となりました。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は1,497,095千円となりました。これは主に、広告宣伝費、商品の発送費用である荷造運賃、商品代金のカード決済に係る支払手数料、子会社株式の取得関連費用によるものです。 この結果、営業利益は216,602千円となりました。 (営業外収益、営業外費用、経常利益) 当連結会計年度の営業外収益は38,434千円となりました。これは主に、受取家賃、保険解約返戻金によるものです。また、当連結会計年度の営業外費用は30,600千円となりました。これは主に、支払利息によるものです。 この結果、経常利益は224,435千円となりました。 (特別利益、特別損失、法人税等合計、親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度の特別利益は46,752千円となりました。これは、主に負ののれん発生益によるものです。また、当連結会計年度の特別損失は58,632千円となりました。これは、主に生産性向上を目的とした設備更新に伴う減損損失の計上によるものです。これらの結果を受け、当連結会計年度の法人税等合計は61,188千円となり、親会社株主に帰属する当期純利益は151,367千円となりました。 ② 財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末の総資産は、5,061,454千円となりました。流動資産は、1,557,922千円となり、固定資産は、3,503,531千円となりました。 流動資産の主な内訳は、現金及び預金727,538千円、売掛金454,384千円、その他流動資産112,118千円であります。 固定資産の主な内訳は、建物及び構築物1,231,603千円、機械装置及び運搬具744,408千円、土地955,992千円であります。 (負債) 当連結会計年度末の負債は、3,734,128千円となりました。流動負債は、1,261,021千円となり、固定負債は、2,473,107千円となりました。 流動負債の主な内訳は買掛金151,068千円、1年内返済予定の長期借入金661,113千円、未払金255,629千円、その他流動負債107,212千円であります。 固定負債の主な内訳は長期借入金2,273,851千円、退職給付に係る負債86,244千円、その他固定負債45,425千円であります。 (純資産) 当連結会計年度末の純資産は、1,327,325千円となりました。 主な内訳は資本金459,620千円、資本剰余金361,620千円、利益剰余金505,097千円であります。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、502,737千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動による資金の増加は、566,510千円となりました。主な要因は、税金等調整前当期純利益により212,556千円、減価償却費により259,804千円、その他の流動負債の増加により114,621千円それぞれ増加した一方で、負ののれん発生益により44,632千円、退職給付に係る負債の減少により20,530千円それぞれ減少したことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動による資金の減少は、969,882千円となりました。主な要因は、定期預金の払戻により204,787千円増加した一方で、定期預金の預入により170,287千円、有形固定資産の取得により903,950千円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得により100,257千円それぞれ減少したことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動による資金の増加は、404,488千円となりました。主な要因は、長期借入れによる収入により966,000千円増加した一方で、長期借入金の返済により512,179千円減少したことによるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループの生産実績は、販売実績とほぼ一致しておりますので、生産実績に関しては販売実績の項をご参照ください。 b.受注実績 当社グループで行う事業は、受注から売上までの期間が短いことから受注実績の記載になじまないため、記載を省略しております。 c.販売実績 販売実績は、次のとおりであります。 商品又は製品の名称   当連結会計年度 (自 2025年2月1日 至 2026年1月31日) 販売高(千円)   前期比(%) のぼり   2,359,257   - 幕   1,191,782   - うちわ   213,351   - 冊子   183,988   - その他   812,822   - 合計   4,761,203   - (注)1.上記では、商品又は製品別の販売実績を記載しております。当社グループはSP商材の企画・制作・販売の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。 2.当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、前期比については記載しておりません。 3.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年2月1日 至 2025年1月31日)   当連結会計年度 (自 2025年2月1日 至 2026年1月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) ラクスル株式会社   -   -   774,041   16.3 ※当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、前連結会計年度については記載しておりません。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末時点において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要①経営成績の状況及び②財政状態の状況」に含めて記載しております。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況については「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要③キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としており、資金需要の主な内容は運転資金及び設備投資資金であります。 短期運転資金は自己資金及び金融機関からの当座貸越契約を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入金を基本としております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成しております。連結財務諸表の作成にあたっては、過去の実績や状況等を基に合理的と考えられる見積り及び判断を一部の箇所に用いておりますが、見積りの不確実性により実際の結果はこれらの見積りと異なる場合があります。特に以下の事項については、経営者の会計上の見積りの判断が経営成績等に重要な影響を及ぼすと考えております。 (繰延税金資産) 繰延税金資産は、将来の課税所得を合理的に見積って、回収可能性を慎重に検討し計上しております。将来の課税所得の見積額に変更が生じた場合、繰延税金資産が増額又は減額する可能性があり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (固定資産の減損) 資産を用途により事業用資産及び賃貸用資産に分類しております。事業用資産については管理会計上の区分に基づき、賃貸用資産については個別物件単位でグルーピングを行っております。収益性が著しく低下した資産グループが生じた場合、固定資産の帳簿価額を回収可能価額まで減額する可能性があり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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