概要
日本抵抗器製作所は、富山県南砺市に本社を置く電子部品メーカーである。主力製品は抵抗器、ポテンショメーター、ハイブリッドIC、電子機器の4分野で、自動車、産業機器、医療機器など幅広い用途に供給する。連結売上高は約59億円(2025年12月期)、従業員数は302名。子会社10社からなるグループで、日本、中国、タイに生産拠点を持つ。
四つの製品群で構成される事業ポートフォリオ
当社グループは、抵抗器、ポテンショメーター、ハイブリッドIC、電子機器の四つの製品群を柱とする。抵抗器は自動車や電源機器向け、ポテンショメーターは建設機械や農電機器向け、ハイブリッドICは自動車や空調向け、電子機器は省エネ機器や住設機器向けと、それぞれ得意とする市場が異なる。各製品群は子会社である日本抵抗器大分製作所やサンジェニックス、解亜園(上海)電子製造、JRM(Thailand)などで生産され、販売は日本抵抗器販売に集約される。セグメント情報は開示しておらず、単一セグメントとして管理している。
売上高の推移と収益構造の課題
売上高は2012年12月期の53億円から緩やかに増加し、2022年12月期には72億円に達した。しかし、営業利益はほとんどの期で計上されておらず、2024年12月期には営業損失1億円、2025年12月期には同1億円の赤字となった。純利益も2022年12月期以降は1億円未満または赤字に転落し、2025年12月期には親会社株主に帰属する当期純損失4億円を計上した。収益性の低さは長期にわたる課題であり、コスト競争力の強化と高付加価値製品へのシフトが急務である。
日本依存から脱却する地域別売上構成
売上高の約8割は日本市場向けであり、海外比率は低い。2025年12月期の地域別売上高は、日本が46億円(全体の79%)、欧州が3億円(5%)、アジアが8億円(14%)であった。ただし、欧州とアジアは前期比でそれぞれ22%増、12%増と成長しており、海外展開の強化が経営戦略の柱の一つである。中国とタイに生産拠点を持ち、現地での販売も行っているが、海外売上高の拡大は途上にある。
グループ会社と生産体制の概要
当社グループは当社と子会社10社からなる。主な生産子会社は、大分県の日本抵抗器大分製作所、埼玉県のサンジェニックス、中国上海市の解亜園(上海)電子製造、タイのJRM(Thailand)である。販売は日本抵抗器販売が担い、外部顧客への販売とグループ内取引の両方を行う。各生産拠点で生産管理と品質管理を実施し、グループ全体で生産トレーサビリティシステムを運用している。近年は工程の自動化・省力化を進め、コスト競争力の向上を図っている。
業界の中での役割は電子部品メーカーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
01自動車主力
当社グループは自動車向けに、抵抗器、ポテンショメーター、ハイブリッドIC、電子機器などの電子部品を製造・販売しています。これらの部品は車両の電子制御や安全装備などに使用され、高い信頼性が要求される用途で供給しています。
- 抵抗器
- 電流を制限する受動部品で、自動車の電子制御システムなどに広く使用される。
- ポテンショメーター
- 回転角度や位置を検出する可変抵抗器で、自動車のアクセル・ブレーキ操作の検出などに用いられる。
- ハイブリッドIC
- 抵抗器や半導体を混載した集積回路で、自動車のパワーウィンドウやエアコン制御などに使われる。
- 電子機器
- センサやモジュールなど自動車向けの電子機器製品。
02農電機器準主力
農業用や電動関連機器向けに、抵抗器、ポテンショメーター、電子機器などを供給しています。農機具の制御や操作パネルなどに使用され、過酷な環境でも安定動作する堅牢な部品が求められます。
- 抵抗器
- 農電機器のモーター制御や電源回路に使用される。
- ポテンショメーター
- 農業機械の操作レバーなどの位置検出に使用される。
- 電子機器
- 農電機器向けの電子ユニットなど。
03住設機器準主力
住宅設備機器向けに、抵抗器、電子機器などを製造販売しています。給湯器やエアコンなどの制御基板に組み込まれ、省エネや安全機能に貢献します。
- 抵抗器
- 住設機器の電源回路や制御回路に使用される。
- 電子機器
- 住設機器向けの制御ユニットなど。
04電源機器準主力
電源機器向けに抵抗器、ハイブリッドICなどを供給しています。産業用電源や通信機器用電源など、安定性と長寿命が求められる分野で使用されます。
- 抵抗器
- 電源回路の電流検出・分割に使用される。
- ハイブリッドIC
- 電源制御用の混載IC。
05医療機器副次
医療機器向けに抵抗器、ハイブリッドICなどを製造販売しています。診断機器や治療機器など、高い信頼性と精度が要求される分野に供給しています。
- 抵抗器
- 医療機器のセンサ回路や制御回路に使用される。
- ハイブリッドIC
- 医療機器の電子回路に使用される混載IC。
06家電副次
家庭用電気製品向けに、抵抗器、ハイブリッドICなどを提供しています。エアコン、冷蔵庫、洗濯機などの制御回路に使用され、省エネ性能向上に寄与しています。
- 抵抗器
- 家電製品の電源基板や制御基板に使用される。
- ハイブリッドIC
- 家電のモーター制御や表示回路に使用される混載IC。
07空調副次
空調機器向けにハイブリッドIC、電子機器などを供給しています。エアコンや換気システムの制御に使用され、快適性と省エネを実現します。
- ハイブリッドIC
- 空調機器の制御基板に使用される混載IC。
- 電子機器
- 空調向けの温度センサやマイコン基板などの電子機器。
製品と技術
自動車から家電まで幅広く使われる抵抗器
抵抗器は当社グループの主要製品の一つで、自動車、農電機器、住設機器、電源機器、医療機器、家電など多岐にわたる用途に供給される。生産は日本抵抗器大分製作所、サンジェニックス、解亜園(上海)電子製造、JRM(Thailand)で行われ、生産管理と品質管理は各拠点が担当する。2025年12月期の抵抗器の売上高は16億円(前期比15%減)で、全売上高の約28%を占める。産業機器向けや昇降機向けの需要が減少したことが減収の主因である。
建設機械や農機向けに強みを持つポテンショメーター
ポテンショメーターは回転角度や位置を検出する可変抵抗器で、自動車、建設機械、農電機器に搭載される。主にサンジェニックスで生産され、当社が生産管理と品質管理を行い、日本抵抗器販売を通じて販売される。2025年12月期の売上高は7億円(前期比19%増)となり、建設機器向けと農電機器向けの需要増が寄与した。全売上高に占める割合は13%と小さいが、成長分野として期待されている。
自動車電装化を支えるハイブリッドIC
ハイブリッドICは、複数の電子部品を混載した集積回路で、自動車、空調、電源機器、医療機器、家電に使用される。サンジェニックスと解亜園(上海)電子製造が主な生産拠点であり、電流センサーなどの機能を内蔵する製品も手がける。2025年12月期の売上高は18億円(前期比2%減)で、全売上高の約31%を占める最大製品群である。自動車関連向けと電流センサーの売上が減少したが、受注高は前期比23%増と堅調である。
省エネ機器向け電子機器の落ち込みが顕著
電子機器は、空調機器、住設機器、農電機器、自動車向けの組み立て製品群である。主な生産拠点は日本抵抗器大分製作所、サンジェニックス、解亜園(上海)電子製造で、生産管理と品質管理は各拠点が行う。2025年12月期の売上高は16億円(前期比17%減)で、省エネ機器用電子機器の需要減少が大きく響いた。全売上高に占める割合は28%と抵抗器と並ぶが、落ち込みが最も激しい製品群である。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
電気機器のなかでの位置
小型抵抗器で国内老舗、赤字で事業構造改革途上
当社は抵抗器などの電子部品を手掛ける老舗メーカーであるが、近年は売上減少と営業赤字が続き、構造改革の真っ只中にある。同業にはイビデンや日清紡ホールディングスといった大手があり、規模や収益性で大きく劣る。売上高は2023/12期の72億円から2025/12期は59億円へ減少見込みで、営業利益率もマイナス。競争激化と需要減退への対応が急務。
強み
- 創業以来の抵抗器製造で蓄積された技術・品質ノウハウが強み。
- 長年の取引で主要電子機器メーカーとの関係を維持している。
- 多様な抵抗器をラインアップし、顧客ごとのカスタム対応が可能。
- 赤字が続く中でも一定の自己資本を維持しており、倒産リスクは低い。
課題
- 2023年から2025年にかけて売上が減少し、改善の兆しが見えない。
- 営業利益率がマイナスで、コスト削減や事業再編が必要。
- イビデンなど大手と比べ規模・技術力で劣り、差別化が困難。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
電気機器の時価総額近傍。太字が日本抵抗器製作所
時価総額で並べると、掲載8社のなかで4番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 6634JNグループ | 27億円 | — |
| 2 | 6276シリウスビジョン | 20億円 | 7.2倍 |
| 3 | 6663太洋テクノレックス | 19億円 | 7.7倍 |
| 4 | 6977日本抵抗器製作所 | 18億円 | — |
| 5 | 6775TBグループ | 18億円 | — |
| 6 | 6867リーダー電子 | 18億円 | 20.7倍 |
| 7 | 6664オプトエレクトロニクス | 17億円 | — |
| 8 | 6696トラース・オン・プロダクト | 16億円 | — |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 0件
2010年代前半は低収益が常態化した時期
2012年12月期から2015年12月期にかけて、売上高は53億円から61億円の間で推移した。しかし、営業利益は開示されておらず、純利益は各期0~1億円と極めて低い水準にとどまった。この間、エレクトロニクス業界では価格競争が激化しており、当社グループもコスト競争力の不足に直面していた。財務体質の強化が課題として認識され、後年の海外展開や生産効率化への布石となる時期であった。
2010年代後半に売上高は拡大したが収益は改善せず
2016年12月期から2019年12月期にかけて、売上高は51億円から68億円へと増加した。特に2018年12月期には68億円を記録し、純利益も2億円と過去最高を更新した。しかし、営業利益は依然として非開示であり、収益構造は改善されなかった。この期間、自動車の電子化や産業機器向け需要の高まりを受けて受注が拡大したが、原材料費の上昇や円安による海外生産コスト増が収益を圧迫した。
2020年代前半はコロナ禍を経て売上高が伸び悩む
2020年12月期は新型コロナウイルス感染症の影響で売上高が55億円に減少したが、翌年には62億円に回復。2022年12月期には72億円まで増加したものの、純利益は1億円にとどまった。2023年12月期は売上高72億円で横ばい、純利益は1億円。海外の地政学リスクやエネルギー価格高騰が経営環境を悪化させ、売上高の伸びは限定的となった。この間、SDGs宣言を策定し、サステナビリティ経営を打ち出した。
2024年以降は赤字に転落し構造改革が急務に
2024年12月期には売上高が65億円に減少し、営業損失1億円、純損失2億円を計上。2025年12月期にはさらに売上高が59億円まで落ち込み、営業損失1億円、親会社株主に帰属する当期純損失4億円と赤字幅が拡大した。抵抗器や電子機器の売上減少が主因で、ポテンショメーターやハイブリッドICは増加したものの、全体をカバーできなかった。経営環境の不透明感が強まる中、コスト削減と高付加価値製品へのシフトが急務となっている。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/12期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
グローバル化の推進と海外売上拡大
中国・東南アジアへの取り組みを強化し、海外協力メーカーとの連携により製品ラインナップを拡充して海外売上の拡大を図る。
- 02
成長市場への新製品展開
自動車市場(xEV)や産業機器市場向けに新たな製品の展開を強化し、市場拡大と売上拡大を狙う。
- 03
コスト競争力の強化
生産工程の省人化やロボット導入拡大によりコスト競争力を高め、グループ全体でのコスト低減に取り組む。
- 04
高付加価値製品の開発と受注活動
企画段階から顧客と連携し、付加価値の高い製品を提供。社内資格・技能認定制度で品質維持と社員教育を推進。
- 05
サプライチェーンリスク管理の最適化
自社構築した生産トレーサビリティシステムによりリスク管理を最適化し、高品質なモノづくりを維持する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で302人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は446万円で、9期前と比べて−5.4%。平均年齢は43.4歳、平均勤続年数は16.3年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年12月 | — | — | — | 301 | — |
| 2017年12月 | — | — | — | 336 | — |
| 2018年12月 | — | — | — | 327 | — |
| 2019年12月 | 472 | 45.0 | 16.5 | 331 | — |
| 2020年12月 | 465 | 45.7 | 17.1 | 323 | — |
| 2021年12月 | 473 | 44.9 | 16.9 | 365 | — |
| 2022年12月 | 474 | 45.5 | 18.6 | 374 | — |
| 2023年12月 | 470 | 44.9 | 17.0 | 322 | — |
| 2024年12月 | 447 | 42.3 | 15.3 | 329 | −30 |
| 2025年12月 | 446 | 43.4 | 16.3 | 302 | −33 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社10社(国内 7 / 海外 3、うち連結子会社 10) を有報から抽出しています。
- 国内日本抵抗器販売㈱東京都 品川区 · 連結子会社議決権60.0%
- 国内㈱日本抵抗器大分製作所大分県 宇佐市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内マイクロジェニックス㈱富山県 砺波市 · 連結子会社議決権99.0%
- 海外解亜園(上海)電子製造 有限公司Shanghai CHINA · 連結子会社議決権100.0%
- 国内ジェイ・アール・エム㈱東京都 品川区 · 連結子会社議決権80.0%
- 国内ジェイアールエムグループ㈱富山県 南砺市 · 連結子会社議決権80.0%
- 海外上海JRM有限公司Shanghai CHINA · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱サンジェニックス富山県 南砺市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱ファイン電子富山県 南砺市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外JRM(Thailand)Co.,Ltd.THAILAND · 連結子会社議決権99.3%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年12月期の売上高は59億円、営業利益は-1億円。前期と比べると減収で、売上が-9.2%。
会社が出している今期の予想2026年12月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 65億円 | 59億円 |
| 営業利益 | 1億円 | -1億円 |
| 純利益 | 1億円 | -4億円 |
| 1株あたり配当 | ¥30 | ¥30 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年2Qで、売上は30億円、営業利益は0億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+11.1%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年1Q | 18 | 1 | 5.6 | 0 |
| 2023年2Q | 18 | 0 | 0.0 | 1 |
| 2023年3Q | 17 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2023年4Q | 19 | — | — | 0 |
| 2024年1Q | 16 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年2Q | 16 | −1 | −6.3 | 0 |
| 2024年4Q | 33 | 0 | 0.0 | −2 |
| 2025年2Q | 27 | −1 | −3.7 | −2 |
| 2025年4Q | 32 | 0 | 0.0 | −2 |
| 2026年2Q | 30 | 0 | 0.0 | −1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2012年12月期からの14期で、売上は53億円から59億円へ1.1倍に増えた。直近期の営業利益率は-1.7%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年12月 | 53 | — | −1 | — | 0 |
| 2013年12月 | 58 | — | 1 | — | 0 |
| 2014年12月 | 61 | — | 1 | — | 1 |
| 2015年12月 | 55 | — | 0 | — | 0 |
| 2016年12月 | 51 | — | 1 | — | 0 |
| 2017年12月 | 59 | — | 2 | — | 1 |
| 2018年12月 | 68 | — | 3 | — | 2 |
| 2019年12月 | 62 | — | 2 | — | 1 |
| 2020年12月 | 55 | — | 0 | — | 0 |
| 2021年12月 | 62 | — | 1 | — | 0 |
| 2022年12月 | 72 | — | 3 | — | 1 |
| 2023年12月 | 72 | — | 1 | — | 1 |
| 2024年12月 | 65 | −1 | −1 | −1.5 | −2 |
| 2025年12月 | 59 | −1 | −1 | −1.7 | −4 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年12月期
売上高59億円のうち、営業利益として残るのは-1億円で-1.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-4億円、売上の-6.8%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金78.0%46億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金23.7%14億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-1.7%-1億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2025年12月期は営業CFが2億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは1億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は15億円で、売上の3.1ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年12月 | 0 | −6 | 1 | −6 | 15 |
| 2013年12月 | 3 | −1 | −1 | 2 | 16 |
| 2014年12月 | 3 | 0 | 1 | 3 | 20 |
| 2015年12月 | 5 | −1 | −3 | 4 | 20 |
| 2016年12月 | 2 | 0 | −3 | 2 | 18 |
| 2017年12月 | 1 | −1 | −2 | 0 | 17 |
| 2018年12月 | 3 | −2 | 0 | 1 | 17 |
| 2019年12月 | 0 | −2 | 0 | −2 | 15 |
| 2020年12月 | 3 | −1 | −2 | 2 | 16 |
| 2021年12月 | −3 | −1 | 0 | −4 | 12 |
| 2022年12月 | −1 | −1 | 2 | −2 | 12 |
| 2023年12月 | −2 | −2 | 5 | −4 | 13 |
| 2024年12月 | 1 | −2 | 2 | −1 | 15 |
| 2025年12月 | 2 | −1 | −2 | 1 | 15 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2025年12月期の総資産は72億円。このうち返さなくてよい自己資本が17億円で、自己資本比率は16.2%(業種中央値61.0%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2012年12月 | 64 | 8 | 56 | 10.6 |
| 2013年12月 | 70 | 11 | 59 | 12.8 |
| 2014年12月 | 74 | 16 | 58 | 16.5 |
| 2015年12月 | 69 | 16 | 53 | 16.7 |
| 2016年12月 | 65 | 15 | 50 | 17.1 |
| 2017年12月 | 70 | 16 | 54 | 17.4 |
| 2018年12月 | 68 | 17 | 51 | 19.4 |
| 2019年12月 | 67 | 18 | 49 | 20.2 |
| 2020年12月 | 63 | 17 | 46 | 21.8 |
| 2021年12月 | 69 | 19 | 50 | 21.9 |
| 2022年12月 | 76 | 20 | 56 | 20.8 |
| 2023年12月 | 76 | 20 | 56 | 21.3 |
| 2024年12月 | 77 | 19 | 58 | 19.5 |
| 2025年12月 | 72 | 17 | 56 | 16.2 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
電気機器 224社との比較
同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで224社中127位あたり、逆に低いのは自己資本比率で224社中223位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,423で、1年前と比べて+70.9%。過去52週の値幅のなかでは41%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (会社予想) | 17.6倍 |
| PBR | 1.49倍 |
| 配当利回り | 2.11% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
年初来で84.7%上昇し、75日線(1334円)と200日線(1097円)を大きく上回る。8月17日に前日比5.2%高の1538円。ただし、52週高値2268円からは32%下落した水準であり、7月17日に1350円まで下落するなど変動が大きい。8月13日に1420円まで下げた後は反発しており、25日線(1525円)付近で推移しています。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)。
PERが算出不能で評価が困難。PBRは1.65倍で業界平均2.07倍を下回るが、ROEは-28.1%と大幅な赤字で収益性が極めて悪い。配当利回り1.6%は業界平均2.29%を下回り、配当性向134%は利益を超えた配当で持続性に懸念。直近の売上高は減少傾向で赤字が続いており、バリュエーションは割高と判断。資産価値に対しては低いが、収益力の改善が急務。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (予想) | 17.6倍 | — |
| PBR | 1.49倍 | 2.58倍 |
| ROE | -28.1% | 5.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
需要低迷による赤字からの回復が投資論点。強気派は、自動車や産業機器向け部品の需要回復や、新製品投入による業績改善を見込む。弱気派は、競争激化による価格低下と、売上減少傾向が続く中で赤字が拡大する懸念を指摘する。
- 需要回復への期待
主力市場の自動車・産業機器は中長期的な需要拡大が見込まれる。
- 新製品の可能性
センサーなど高付加価値品の開発が進めば収益改善につながる。
- 低評価の可能性
時価総額が小さく、業績改善時には株価の反応が大きい。
- 事業構造改革による黒字転換2026年下期影響強
営業損失1億円が継続、黒字転換で時価総額19億円の反転余地
- 売上高の下げ幅縮小決算発表後影響中
売上高72→65→59億円と減少も減速感
- 固定費削減による損益改善余地2026年下期影響中
売上高59億円に対し営業損失1億円で固定費削減が焦点
- 小型株の買い集め需要不定影響弱
時価総額19億円と浮動株が少ない
- 売上減少の継続
直近の売上は毎年減少しており、回復の兆しが見えない。
- 赤字の拡大
純損失が拡大しており、業績悪化が続く可能性がある。
- 競争激化
電子部品業界は競争が激しく、価格競争が収益を圧迫する。
- 純損失4億円への拡大決算発表後影響強
純損益1億円→▲2億円→▲4億円
- 売上高の減少継続通年影響中
売上高59億円(前期65億円、前々期72億円)
- 営業損失1億円の定着継続影響中
営業利益率▲1.69%(前期▲1.54%)
- 株価上昇87%の過熱感不定影響弱
業績悪化と逆行する株高で反動リスク
- 売上高
- 需要動向を測る基本指標。減少が続くかどうかが焦点。
- 営業損益
- 本業の収益性が改善するかを見るため。
- 受注状況
- 将来の売上を予測するための先行指標。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり30円で、前期から−16.7%。いまの株価に対する利回りは2.11%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2016年12月 | 10 | — | 41.7 |
| 2017年12月 | 20 | 100.0 | 30.3 |
| 2018年12月 | 25 | 25.0 | 16.8 |
| 2019年12月 | 25 | 0.0 | 30.4 |
| 2020年12月 | 25 | 0.0 | 38.6 |
| 2021年12月 | 30 | 20.0 | 57.4 |
| 2022年12月 | 45 | 50.0 | 65.7 |
| 2023年12月 | 30 | −33.3 | 51.8 |
| 2024年12月 | 30 | 0.0 | 134.0 |
| 2025年12月 | 25 | −16.7 | — |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥30
株主
有価証券報告書より
2025年12月期末の株主数は延べ1,253人。区分でいちばん多いのは個人・その他で82.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が11.0%を占め、残る89.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年12月% | 2021年12月% | 2022年12月% | 2023年12月% | 2024年12月% | 2025年12月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 80.6 | 82.3 | 84.4 | 83.4 | 79.4 | 82.0 |
| 証券会社 | 3.3 | 2.9 | 2.5 | 2.2 | 7.8 | 6.0 |
| 金融機関 | 12.3 | 10.8 | 8.5 | 7.0 | 6.7 | 5.8 |
| 事業法人 | 3.2 | 3.3 | 3.7 | 6.7 | 5.2 | 5.2 |
| 外国法人 | 0.5 | 0.6 | 0.6 | 0.5 | 0.4 | 0.8 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.1 | 0.2 | 0.3 | 0.5 | 0.3 |
| 自己株式 | 0.2 | 0.2 | 0.2 | 0.2 | 0.2 | 0.2 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 木村 準 | 8.55 |
| 02 | 永山 敬健 | 4.92 |
| 03 | 日本抵抗器関連会社従業員持株会 | 4.84 |
| 04 | いずも産業㈱ | 3.87 |
| 05 | 今井 芳範 | 3.23 |
| 06 | 日抵従業員持株会 | 3.15 |
| 07 | 松原 明男 | 3.15 |
| 08 | ㈱富山銀行 | 2.90 |
| 09 | ㈱富山第一銀行 | 2.50 |
| 10 | 日本抵抗器取引先持株会 | 2.50 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-07-01株式会社SpicyCompany新規の大量保有報告5.01%
- 2026-06-29松原 明男新規の大量保有報告5.39%
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で−33343%、1株純資産は14期で+1548%。直近期のROEは-28.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年12月 | −1 | 57 | −1.6 | — | — |
| 2013年12月 | 41 | 750 | 6.2 | 26.7 | 23.1 |
| 2014年12月 | 62 | 981 | 7.2 | 31.6 | 61.3 |
| 2015年12月 | −26 | 934 | −2.8 | — | 149.3 |
| 2016年12月 | 25 | 894 | 2.8 | 49.2 | 41.7 |
| 2017年12月 | 89 | 985 | 9.5 | 17.4 | 30.3 |
| 2018年12月 | 162 | 1,069 | 15.8 | 6.2 | 16.8 |
| 2019年12月 | 67 | 1,092 | 6.2 | 16.8 | 30.4 |
| 2020年12月 | 25 | 1,107 | 2.2 | 41.8 | 38.6 |
| 2021年12月 | 24 | 1,214 | 2.1 | 40.9 | 57.4 |
| 2022年12月 | 64 | 1,274 | 5.2 | 15.4 | 65.7 |
| 2023年12月 | 42 | 1,314 | 3.2 | 24.1 | 51.8 |
| 2024年12月 | −147 | 1,218 | −11.6 | — | 134.0 |
| 2025年12月 | −304 | 946 | −28.1 | — | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
11名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は11名。2025/12期の役員報酬は総額30百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 木村準 | 取締役社長(代表取締役) | — |
| 今井治 | 取締役 | — |
| 今井芳範 | 取締役 | — |
| 愛山良信 | 取締役 | — |
| 森悦夫 | 取締役 | — |
| 橋爪道也 | 取締役 | — |
| 魚孝浩 | 取締役 | — |
| 堀井進 | 常勤監査役 | — |
| 堀越直子 | 監査役 | — |
| 白田幸春 | 監査役 | — |
| 石崎武 | 監査役 | — |
役員報酬の内訳2025/12期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 25 | 25 | 8 |
| 社外取締役 | 5 | 4 | 4 | 1 |
| 監査役 | 1 | 1 | 1 | 1 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/12期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容754字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,382字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク1,463字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,416字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第79期(2026/01/01-2026/12/31)2026-08-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第78期(2025/01/01-2025/12/31)2026-03-27
- 半期報告書半期報告書-第78期(2025/01/01-2025/12/31)2025-08-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第77期(2024/01/01-2024/12/31)2025-04-30
- 半期報告書半期報告書-第77期(2024/01/01-2024/06/30)2024-08-14
- 四半期報告書四半期報告書-第77期第1四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第76期(2023/01/01-2023/12/31)2024-03-29
- 四半期報告書四半期報告書-第76期第3四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第76期第2四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 四半期報告書四半期報告書-第76期第1四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-05-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第75期(2022/01/01-2022/12/31)2023-03-31
- 四半期報告書四半期報告書-第75期第3四半期(令和4年7月11日-令和4年9月30日)2022-11-14
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