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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

日本抵抗器製作所

JAPAN RESISTOR MFG.CO.,LTD.6977 · Standard · 電気機器

自動車・農電・住設向けを中心に、抵抗器・ポテンショメーター・ハイブリッドIC・電子機器を製造販売する電子部品メーカー。

概要

日本抵抗器製作所は、富山県南砺市に本社を置く電子部品メーカーである。主力製品は抵抗器、ポテンショメーター、ハイブリッドIC、電子機器の4分野で、自動車、産業機器、医療機器など幅広い用途に供給する。連結売上高は約59億円(2025年12月期)、従業員数は302名。子会社10社からなるグループで、日本、中国、タイに生産拠点を持つ。

四つの製品群で構成される事業ポートフォリオ

当社グループは、抵抗器、ポテンショメーター、ハイブリッドIC、電子機器の四つの製品群を柱とする。抵抗器は自動車や電源機器向け、ポテンショメーターは建設機械や農電機器向け、ハイブリッドICは自動車や空調向け、電子機器は省エネ機器や住設機器向けと、それぞれ得意とする市場が異なる。各製品群は子会社である日本抵抗器大分製作所やサンジェニックス、解亜園(上海)電子製造、JRM(Thailand)などで生産され、販売は日本抵抗器販売に集約される。セグメント情報は開示しておらず、単一セグメントとして管理している。

売上高の推移と収益構造の課題

売上高は2012年12月期の53億円から緩やかに増加し、2022年12月期には72億円に達した。しかし、営業利益はほとんどの期で計上されておらず、2024年12月期には営業損失1億円、2025年12月期には同1億円の赤字となった。純利益も2022年12月期以降は1億円未満または赤字に転落し、2025年12月期には親会社株主に帰属する当期純損失4億円を計上した。収益性の低さは長期にわたる課題であり、コスト競争力の強化と高付加価値製品へのシフトが急務である。

日本依存から脱却する地域別売上構成

売上高の約8割は日本市場向けであり、海外比率は低い。2025年12月期の地域別売上高は、日本が46億円(全体の79%)、欧州が3億円(5%)、アジアが8億円(14%)であった。ただし、欧州とアジアは前期比でそれぞれ22%増、12%増と成長しており、海外展開の強化が経営戦略の柱の一つである。中国とタイに生産拠点を持ち、現地での販売も行っているが、海外売上高の拡大は途上にある。

グループ会社と生産体制の概要

当社グループは当社と子会社10社からなる。主な生産子会社は、大分県の日本抵抗器大分製作所、埼玉県のサンジェニックス、中国上海市の解亜園(上海)電子製造、タイのJRM(Thailand)である。販売は日本抵抗器販売が担い、外部顧客への販売とグループ内取引の両方を行う。各生産拠点で生産管理と品質管理を実施し、グループ全体で生産トレーサビリティシステムを運用している。近年は工程の自動化・省力化を進め、コスト競争力の向上を図っている。

業界の中での役割は電子部品メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
59億円
営業利益
-1億円
営業利益率
-1.7%
純利益
-4億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01自動車主力

当社グループは自動車向けに、抵抗器、ポテンショメーター、ハイブリッドIC、電子機器などの電子部品を製造・販売しています。これらの部品は車両の電子制御や安全装備などに使用され、高い信頼性が要求される用途で供給しています。

主な製品・サービス4
抵抗器
電流を制限する受動部品で、自動車の電子制御システムなどに広く使用される。
ポテンショメーター
回転角度や位置を検出する可変抵抗器で、自動車のアクセル・ブレーキ操作の検出などに用いられる。
ハイブリッドIC
抵抗器や半導体を混載した集積回路で、自動車のパワーウィンドウやエアコン制御などに使われる。
電子機器
センサやモジュールなど自動車向けの電子機器製品。

02農電機器準主力

農業用や電動関連機器向けに、抵抗器、ポテンショメーター、電子機器などを供給しています。農機具の制御や操作パネルなどに使用され、過酷な環境でも安定動作する堅牢な部品が求められます。

主な製品・サービス3
抵抗器
農電機器のモーター制御や電源回路に使用される。
ポテンショメーター
農業機械の操作レバーなどの位置検出に使用される。
電子機器
農電機器向けの電子ユニットなど。

03住設機器準主力

住宅設備機器向けに、抵抗器、電子機器などを製造販売しています。給湯器やエアコンなどの制御基板に組み込まれ、省エネや安全機能に貢献します。

主な製品・サービス2
抵抗器
住設機器の電源回路や制御回路に使用される。
電子機器
住設機器向けの制御ユニットなど。

04電源機器準主力

電源機器向けに抵抗器、ハイブリッドICなどを供給しています。産業用電源や通信機器用電源など、安定性と長寿命が求められる分野で使用されます。

主な製品・サービス2
抵抗器
電源回路の電流検出・分割に使用される。
ハイブリッドIC
電源制御用の混載IC。

05医療機器副次

医療機器向けに抵抗器、ハイブリッドICなどを製造販売しています。診断機器や治療機器など、高い信頼性と精度が要求される分野に供給しています。

主な製品・サービス2
抵抗器
医療機器のセンサ回路や制御回路に使用される。
ハイブリッドIC
医療機器の電子回路に使用される混載IC。

06家電副次

家庭用電気製品向けに、抵抗器、ハイブリッドICなどを提供しています。エアコン、冷蔵庫、洗濯機などの制御回路に使用され、省エネ性能向上に寄与しています。

主な製品・サービス2
抵抗器
家電製品の電源基板や制御基板に使用される。
ハイブリッドIC
家電のモーター制御や表示回路に使用される混載IC。

07空調副次

空調機器向けにハイブリッドIC、電子機器などを供給しています。エアコンや換気システムの制御に使用され、快適性と省エネを実現します。

主な製品・サービス2
ハイブリッドIC
空調機器の制御基板に使用される混載IC。
電子機器
空調向けの温度センサやマイコン基板などの電子機器。

製品と技術

自動車から家電まで幅広く使われる抵抗器

抵抗器は当社グループの主要製品の一つで、自動車、農電機器、住設機器、電源機器、医療機器、家電など多岐にわたる用途に供給される。生産は日本抵抗器大分製作所、サンジェニックス、解亜園(上海)電子製造、JRM(Thailand)で行われ、生産管理と品質管理は各拠点が担当する。2025年12月期の抵抗器の売上高は16億円(前期比15%減)で、全売上高の約28%を占める。産業機器向けや昇降機向けの需要が減少したことが減収の主因である。

建設機械や農機向けに強みを持つポテンショメーター

ポテンショメーターは回転角度や位置を検出する可変抵抗器で、自動車、建設機械、農電機器に搭載される。主にサンジェニックスで生産され、当社が生産管理と品質管理を行い、日本抵抗器販売を通じて販売される。2025年12月期の売上高は7億円(前期比19%増)となり、建設機器向けと農電機器向けの需要増が寄与した。全売上高に占める割合は13%と小さいが、成長分野として期待されている。

自動車電装化を支えるハイブリッドIC

ハイブリッドICは、複数の電子部品を混載した集積回路で、自動車、空調、電源機器、医療機器、家電に使用される。サンジェニックスと解亜園(上海)電子製造が主な生産拠点であり、電流センサーなどの機能を内蔵する製品も手がける。2025年12月期の売上高は18億円(前期比2%減)で、全売上高の約31%を占める最大製品群である。自動車関連向けと電流センサーの売上が減少したが、受注高は前期比23%増と堅調である。

省エネ機器向け電子機器の落ち込みが顕著

電子機器は、空調機器、住設機器、農電機器、自動車向けの組み立て製品群である。主な生産拠点は日本抵抗器大分製作所、サンジェニックス、解亜園(上海)電子製造で、生産管理と品質管理は各拠点が行う。2025年12月期の売上高は16億円(前期比17%減)で、省エネ機器用電子機器の需要減少が大きく響いた。全売上高に占める割合は28%と抵抗器と並ぶが、落ち込みが最も激しい製品群である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気機器のなかでの位置

小型抵抗器で国内老舗、赤字で事業構造改革途上

当社は抵抗器などの電子部品を手掛ける老舗メーカーであるが、近年は売上減少と営業赤字が続き、構造改革の真っ只中にある。同業にはイビデンや日清紡ホールディングスといった大手があり、規模や収益性で大きく劣る。売上高は2023/12期の72億円から2025/12期は59億円へ減少見込みで、営業利益率もマイナス。競争激化と需要減退への対応が急務。

強み

  • 創業以来の抵抗器製造で蓄積された技術・品質ノウハウが強み。
  • 長年の取引で主要電子機器メーカーとの関係を維持している。
  • 多様な抵抗器をラインアップし、顧客ごとのカスタム対応が可能。
  • 赤字が続く中でも一定の自己資本を維持しており、倒産リスクは低い。

課題

  • 2023年から2025年にかけて売上が減少し、改善の兆しが見えない。
  • 営業利益率がマイナスで、コスト削減や事業再編が必要。
  • イビデンなど大手と比べ規模・技術力で劣り、差別化が困難。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

電気機器の時価総額近傍。太字が日本抵抗器製作所

時価総額で並べると、掲載8社のなかで4番目にあたる。

#企業時価総額PER
16634JNグループ27億円
26276シリウスビジョン20億円7.2倍
36663太洋テクノレックス19億円7.7倍
46977日本抵抗器製作所18億円
56775TBグループ18億円
66867リーダー電子18億円20.7倍
76664オプトエレクトロニクス17億円
86696トラース・オン・プロダクト16億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 0件

2010年代前半は低収益が常態化した時期

2012年12月期から2015年12月期にかけて、売上高は53億円から61億円の間で推移した。しかし、営業利益は開示されておらず、純利益は各期0~1億円と極めて低い水準にとどまった。この間、エレクトロニクス業界では価格競争が激化しており、当社グループもコスト競争力の不足に直面していた。財務体質の強化が課題として認識され、後年の海外展開や生産効率化への布石となる時期であった。

2010年代後半に売上高は拡大したが収益は改善せず

2016年12月期から2019年12月期にかけて、売上高は51億円から68億円へと増加した。特に2018年12月期には68億円を記録し、純利益も2億円と過去最高を更新した。しかし、営業利益は依然として非開示であり、収益構造は改善されなかった。この期間、自動車の電子化や産業機器向け需要の高まりを受けて受注が拡大したが、原材料費の上昇や円安による海外生産コスト増が収益を圧迫した。

2020年代前半はコロナ禍を経て売上高が伸び悩む

2020年12月期は新型コロナウイルス感染症の影響で売上高が55億円に減少したが、翌年には62億円に回復。2022年12月期には72億円まで増加したものの、純利益は1億円にとどまった。2023年12月期は売上高72億円で横ばい、純利益は1億円。海外の地政学リスクやエネルギー価格高騰が経営環境を悪化させ、売上高の伸びは限定的となった。この間、SDGs宣言を策定し、サステナビリティ経営を打ち出した。

2024年以降は赤字に転落し構造改革が急務に

2024年12月期には売上高が65億円に減少し、営業損失1億円、純損失2億円を計上。2025年12月期にはさらに売上高が59億円まで落ち込み、営業損失1億円、親会社株主に帰属する当期純損失4億円と赤字幅が拡大した。抵抗器や電子機器の売上減少が主因で、ポテンショメーターやハイブリッドICは増加したものの、全体をカバーできなかった。経営環境の不透明感が強まる中、コスト削減と高付加価値製品へのシフトが急務となっている。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    グローバル化の推進と海外売上拡大

    中国・東南アジアへの取り組みを強化し、海外協力メーカーとの連携により製品ラインナップを拡充して海外売上の拡大を図る。

  2. 02

    成長市場への新製品展開

    自動車市場(xEV)や産業機器市場向けに新たな製品の展開を強化し、市場拡大と売上拡大を狙う。

  3. 03

    コスト競争力の強化

    生産工程の省人化やロボット導入拡大によりコスト競争力を高め、グループ全体でのコスト低減に取り組む。

  4. 04

    高付加価値製品の開発と受注活動

    企画段階から顧客と連携し、付加価値の高い製品を提供。社内資格・技能認定制度で品質維持と社員教育を推進。

  5. 05

    サプライチェーンリスク管理の最適化

    自社構築した生産トレーサビリティシステムによりリスク管理を最適化し、高品質なモノづくりを維持する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で302人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は446万円で、9期前と比べて5.4%平均年齢は43.4歳、平均勤続年数は16.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月301
2017年12月336
2018年12月327
2019年12月47245.016.5331
2020年12月46545.717.1323
2021年12月47344.916.9365
2022年12月47445.518.6374
2023年12月47044.917.0322
2024年12月44742.315.3329−30
2025年12月44643.416.3302−33

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性役員比率9.1%
縦線は目安の30%

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社10(国内 7 / 海外 3、うち連結子会社 10) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位7)
㈱サンジェニックス — 富山県南砺市267百万円
JRM(Thailand) Co.,Ltd. — Bangkok THAILAND221百万円
本社・富山工場 — 富山県南砺市210百万円
解亜園(上海)電子製造 有限公司 — Shanghai CHINA146百万円
マイクロジェニックス㈱ — 富山県砺波市134百万円
㈱日本抵抗器 大分製作所 — 大分県宇佐市133百万円
日本抵抗器販売㈱ — 東京都品川区92百万円
主な関係会社
  • 国内
    日本抵抗器販売㈱
    東京都 品川区 · 連結子会社
    議決権60.0%
  • 国内
    ㈱日本抵抗器大分製作所
    大分県 宇佐市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    マイクロジェニックス㈱
    富山県 砺波市 · 連結子会社
    議決権99.0%
  • 海外
    解亜園(上海)電子製造 有限公司
    Shanghai CHINA · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ジェイ・アール・エム㈱
    東京都 品川区 · 連結子会社
    議決権80.0%
  • 国内
    ジェイアールエムグループ㈱
    富山県 南砺市 · 連結子会社
    議決権80.0%
  • 海外
    上海JRM有限公司
    Shanghai CHINA · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱サンジェニックス
    富山県 南砺市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ファイン電子
    富山県 南砺市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    JRM(Thailand)Co.,Ltd.
    THAILAND · 連結子会社
    議決権99.3%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は59億円営業利益-1億円前期と比べると減収で、売上が-9.2%。

売上高
-9.2%
59億円
営業利益
-1億円
純利益
-4億円
営業利益率
-1.7%
前期比 -0.2%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高65億円59億円
営業利益1億円-1億円
純利益1億円-4億円
1株あたり配当¥30¥30

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は30億円、営業利益は0億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+11.1%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q1815.60
2023年2Q1800.01
2023年3Q1700.00
2023年4Q190
2024年1Q1600.00
2024年2Q16−1−6.30
2024年4Q3300.0−2
2025年2Q27−1−3.7−2
2025年4Q3200.0−2
2026年2Q3000.0−1

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は53億円から59億円へ1.1倍に増えた。直近期の営業利益率は-1.7%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年12月53−10
2013年12月5810
2014年12月6111
2015年12月5500
2016年12月5110
2017年12月5921
2018年12月6832
2019年12月6221
2020年12月5500
2021年12月6210
2022年12月7231
2023年12月7211
2024年12月65−1−1−1.5−2
2025年12月59−1−1−1.7−4

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高59億円のうち、営業利益として残るのは-1億円-1.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-4億円、売上の-6.8%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金78.0%46億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金23.7%14億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-1.7%-1億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
22.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比8.6pt
-1.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比12.7pt
-6.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比36.1pt
-28.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
-5.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-1.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが2億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは1億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は15億円で、売上の3.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年12月0−61−615
2013年12月3−1−1216
2014年12月301320
2015年12月5−1−3420
2016年12月20−3218
2017年12月1−1−2017
2018年12月3−20117
2019年12月0−20−215
2020年12月3−1−2216
2021年12月−3−10−412
2022年12月−1−12−212
2023年12月−2−25−413
2024年12月1−22−115
2025年12月2−1−2115

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は72億円。このうち返さなくてよい自己資本が17億円で、自己資本比率は16.2%(業種中央値61.0%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月6485610.6
2013年12月70115912.8
2014年12月74165816.5
2015年12月69165316.7
2016年12月65155017.1
2017年12月70165417.4
2018年12月68175119.4
2019年12月67184920.2
2020年12月63174621.8
2021年12月69195021.9
2022年12月76205620.8
2023年12月76205621.3
2024年12月77195819.5
2025年12月72175616.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
17億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
-2億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
3億円
在庫として抱えている分
負債合計
56億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
31
/ 100
安定性自己資本比率11 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気機器 224社との比較

同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り224社中127位あたり、逆に低いのは自己資本比率224社中223位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-28.1%/中央値 8.0%
P25 4.2%P75 12.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-1.7%/中央値 6.9%
P25 3.5%P75 11.6%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
16.2%/中央値 61.0%
P25 48.2%P75 76.0%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-9.2%/中央値 4.1%
P25 -0.2%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.1%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,423で、1年前と比べて+70.9%過去52週の値幅のなかでは41%の位置にある。

¥1,423+0.1%1ヶ月-10.1%1年+70.9%時価総額18億円
過去52週の値幅
安値¥834高値¥2,268

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)17.6倍
PBR1.49倍
配当利回り2.11%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

年初来で84.7%上昇し、75日線(1334円)と200日線(1097円)を大きく上回る。8月17日に前日比5.2%高の1538円。ただし、52週高値2268円からは32%下落した水準であり、7月17日に1350円まで下落するなど変動が大きい。8月13日に1420円まで下げた後は反発しており、25日線(1525円)付近で推移しています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)

PERが算出不能で評価が困難。PBRは1.65倍で業界平均2.07倍を下回るが、ROEは-28.1%と大幅な赤字で収益性が極めて悪い。配当利回り1.6%は業界平均2.29%を下回り、配当性向134%は利益を超えた配当で持続性に懸念。直近の売上高は減少傾向で赤字が続いており、バリュエーションは割高と判断。資産価値に対しては低いが、収益力の改善が急務。

指標この会社業種平均
PER (予想)17.6倍
PBR1.49倍2.58倍
ROE-28.1%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

需要低迷による赤字からの回復が投資論点。強気派は、自動車や産業機器向け部品の需要回復や、新製品投入による業績改善を見込む。弱気派は、競争激化による価格低下と、売上減少傾向が続く中で赤字が拡大する懸念を指摘する。

プラスに働く材料7
  • 需要回復への期待

    主力市場の自動車・産業機器は中長期的な需要拡大が見込まれる。

  • 新製品の可能性

    センサーなど高付加価値品の開発が進めば収益改善につながる。

  • 低評価の可能性

    時価総額が小さく、業績改善時には株価の反応が大きい。

  • 事業構造改革による黒字転換2026年下期影響

    営業損失1億円が継続、黒字転換で時価総額19億円の反転余地

  • 売上高の下げ幅縮小決算発表後影響

    売上高72→65→59億円と減少も減速感

  • 固定費削減による損益改善余地2026年下期影響

    売上高59億円に対し営業損失1億円で固定費削減が焦点

  • 小型株の買い集め需要不定影響

    時価総額19億円と浮動株が少ない

マイナスに働く材料7
  • 売上減少の継続

    直近の売上は毎年減少しており、回復の兆しが見えない。

  • 赤字の拡大

    純損失が拡大しており、業績悪化が続く可能性がある。

  • 競争激化

    電子部品業界は競争が激しく、価格競争が収益を圧迫する。

  • 純損失4億円への拡大決算発表後影響

    純損益1億円→▲2億円→▲4億円

  • 売上高の減少継続通年影響

    売上高59億円(前期65億円、前々期72億円)

  • 営業損失1億円の定着継続影響

    営業利益率▲1.69%(前期▲1.54%)

  • 株価上昇87%の過熱感不定影響

    業績悪化と逆行する株高で反動リスク

次の決算で確かめる点
売上高
需要動向を測る基本指標。減少が続くかどうかが焦点。
営業損益
本業の収益性が改善するかを見るため。
受注状況
将来の売上を予測するための先行指標。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり30で、前期から16.7%いまの株価に対する利回りは2.11%。

年間配当
¥30
1株あたり
配当利回り
2.11%
いまの株価に対して
配当性向
134.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年12月1041.7
2017年12月20100.030.3
2018年12月2525.016.8
2019年12月250.030.4
2020年12月250.038.6
2021年12月3020.057.4
2022年12月4550.065.7
2023年12月30−33.351.8
2024年12月300.0134.0
2025年12月25−16.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥30

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ1,253人。区分でいちばん多いのは個人・その他82.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が11.0%を占め、残る89.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他80.682.384.483.479.482.0
証券会社3.32.92.52.27.86.0
金融機関12.310.88.57.06.75.8
事業法人3.23.33.76.75.25.2
外国法人0.50.60.60.50.40.8
外国人個人0.10.10.20.30.50.3
自己株式0.20.20.20.20.20.2

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01木村 準8.55
02永山 敬健4.92
03日本抵抗器関連会社従業員持株会4.84
04いずも産業㈱3.87
05今井 芳範3.23
06日抵従業員持株会3.15
07松原 明男3.15
08㈱富山銀行2.90
09㈱富山第一銀行2.50
10日本抵抗器取引先持株会2.50

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-07-01
    株式会社SpicyCompany
    新規の大量保有報告
    5.01%
  • 2026-06-29
    松原 明男
    新規の大量保有報告
    5.39%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−33343%、1株純資産は14期で+1548%。直近期のROEは-28.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年12月−157−1.6
2013年12月417506.226.723.1
2014年12月629817.231.661.3
2015年12月−26934−2.8149.3
2016年12月258942.849.241.7
2017年12月899859.517.430.3
2018年12月1621,06915.86.216.8
2019年12月671,0926.216.830.4
2020年12月251,1072.241.838.6
2021年12月241,2142.140.957.4
2022年12月641,2745.215.465.7
2023年12月421,3143.224.151.8
2024年12月−1471,218−11.6134.0
2025年12月−304946−28.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2025/12期の役員報酬は総額30百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢
木村準取締役社長(代表取締役)
今井治取締役
今井芳範取締役
愛山良信取締役
森悦夫取締役
橋爪道也取締役
魚孝浩取締役
堀井進常勤監査役
堀越直子監査役
白田幸春監査役
石崎武監査役

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)325258
社外取締役5441
監査役1111

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容754字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、子会社10社により構成されており、電子部品(主な製品群としては、抵抗器、ポテンショメーター、ハイブリッドIC、電子機器)の製造販売を主たる業務としております。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 なお、セグメント情報を記載していないため、製品群別に記載しております。 (1)抵抗器 主な用途として自動車用、農電機器用、住設機器用、電源機器用、医療機器用、家電用等があり、主に㈱日本抵抗器大分製作所、㈱サンジェニックス、解亜園(上海)電子製造有限公司、JRM(Thailand)Co.,Ltd.で生産し、当社または各生産拠点において生産管理、品質管理を行い、日本抵抗器販売㈱または外部顧客に販売しております。 (2)ポテンショメーター 主な用途として自動車用、建設機械用、農電機器用等があり、主に㈱サンジェニックスで生産し、当社が生産管理、品質管理を行い、日本抵抗器販売㈱に販売しております。 (3)ハイブリッドIC 主な用途として自動車用、空調用、電源機器用、医療機器用、家電用等があり、主に㈱サンジェニックス、解亜園(上海)電子製造有限公司で生産し、当社または各生産拠点において生産管理、品質管理を行い、日本抵抗器販売㈱または外部顧客に販売しております。 (4)電子機器 主な用途として自動車用、空調機器用、住設機器用、農電機器用等があり、主に㈱日本抵抗器大分製作所、㈱サンジェニックス、解亜園(上海)電子製造有限公司で生産し、当社または各生産拠点において生産管理、品質管理を行い、日本抵抗器販売㈱または外部顧客に販売しております。 事業の系統図はおおむね次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,382字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは株主重視の考え方をグループ経営の重要施策とし、発展を続けるエレクトロニクス業界の中にあって、JRMブランドのもとグループ全体のコスト競争力を高め、財務体質を強化して、収益性を高めることが最も重要と考えております。当社グループの4つの柱である抵抗器、ポテンショメーター、ハイブリッドIC、電子機器は、それぞれに幅広くユーザーの期待に応えるべく、これまで以上に技術開発力を強化してまいります。 また、適正な利益を確保し、会社の成長発展の基盤とするとともに、株主、社員そして社会へ還元したいと考えております。 (2)経営戦略等 当社グループは技術革新が著しいエレクトロニクス業界で環境変化に対応する経営戦略として、グローバル化の推進、新規事業への取り組みを軸とし、市場拡大、売上拡大を達成するために次の戦略で取り組んでおります。 ① 中国・東南アジアへの取り組みを強化し、海外売上の拡大を行います。 ② 海外協力メーカーとの連携を図り、製品ラインナップを拡充します。 ③ 自動車市場(xEV)、産業機器市場への新たな製品の展開を強化します。 ④ 生産工程の省人化、ロボットの導入拡大を図りコスト競争力を高めます。 ⑤ 自社構築した生産トレーサビリティシステムで最適なリスク管理を提供します。 ⑥ お客様と一緒に企画段階から係わることで付加価値の高い製品を提供します。 ⑦ 高品質なモノづくりを維持するため、社内資格・技能認定制度を設け、社員教育にも力を入れております。 ⑧ グループ会社の垣根がない調和のとれた企業文化を育んでいきます。 (3)経営環境、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 国際社会は多極化し不確実性が高まっており、海外の景気の先行きは依然として不透明な状況が続くものと予想しております。また、燃料・原材料価格の高騰に加え、物流コスト上昇、円安による海外生産コスト上昇など製造業を取り巻く環境としましてはコスト上昇が避けられない状況となっております。一方でエレクトロニクス業界においては自動車の電子化、5G・AI等の普及に伴い半導体・電子部品の需要は底堅く見込まれていることから、当社グループにおきましては業績の伸長と経営基盤の確立のため、より付加価値の高い製品の開発・受注活動に積極的に取り組むことが必要と考えております。 エレクトロニクス業界は、価格競争が厳しく、コスト競争力をつけることが最重要課題であり、グループ全体でのコスト低減の取り組みはもちろん、海外展開の充実が重要な経営課題になっております。 多種多様なユーザーの要求に応えるため、情報通信を駆使したすばやいレスポンスや品質管理の充実、生産性の向上への取り組みが必要と考えております。 また、当社グループは国連が提唱する「持続可能な開発目標(SDGs)」に賛同し、令和3年12月に「日本抵抗器グループSDGs宣言」を策定いたしました。当社グループは事業活動を通じて持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
事業等のリスク1,463字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の異常な変動 ① 金利の変動 当社グループは、金利の変動リスクを回避するため、有利子負債の一部につき対策を講じておりますが、上記以外は金利の変動を直接受けるため、支払利息の増加を通して財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ② 為替相場の変動 当社グループは、為替相場の変動リスクをヘッジ又は軽減するための対策を講じておりますが、これにより変動リスクを完全に回避できる保証はなく、また、連結財務諸表作成のため海外連結子会社の資産及び負債等は円換算されるため、為替相場の変動は当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 ③ 減損会計の適用 当社グループ各社の固定資産貸借対照表計上額について、当該資産から得られる将来キャッシュ・フローにより資産の残存価額を回収することができるかどうかを検討しております。当該資産が充分なキャッシュ・フローを生み出さない場合には、減損を認識しなければならない可能性があります。 (2)特定の取引先、製品、技術等への依存 ① 競争環境 当社グループは、受注生産を主体にしております。従って、取引先の製品ラインナップの変更や製品開発の動向によっては、それに即応できない可能性があります。 ② 価格競争 当社グループは、国内外の市場において激しい競争にさらされており、特にハイブリッドIC、電子機器は当社グループにとって充分な利益を確保できる価格を設定することが困難な場合が多く、価格下落圧力は当社グループの利益確保に多大な影響を与える可能性があります。 ③ 海外進出 当社グループの中には、中国、タイを拠点とする子会社があります。海外では為替リスクに加え、政情不安、経済動向の不確実性、宗教及び文化の相違、現地の労使関係等のリスクが存在しております。 ④ 製品の品質 当社グループでは、世界的に認められた品質管理基準によって製品を製造し、品質管理を行っております。しかしながら、全ての製品に全く欠陥がないとは言い切れません。製品の欠陥が発生した場合、多額の費用が発生したり、当社グループの評価が下がることにより、経営成績に重大な悪影響を及ぼす可能性があります。 (3)特有の法的規制、取引慣行、経営方針 当社グループは、電子部品を中心として製造いたしております。それに使用している原材料について、新たな法規制などにより製造への投入が制限されあるいは使用禁止などの措置が執られた場合、直ちに代替品を準備することが出来ず生産に支障をきたす可能性があります。 当社グループは、いわゆる製販分離の体制で、各社が役割を分担しております。しかし、社会全体の経済の動向、あるいは製品サイクルの変動によっては、それらに迅速に対応できない可能性があります。 (4)役員、大株主、関係会社に関する重要事項 当社グループは連結決算を行っておりますが、出資、人事、資金、技術等の関係においてグループ内部の会社間で変化が生じた場合、当該会社との連結関係を継続できない可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,416字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善などを背景に緩やかな回復基調で推移しております。一方で物価上昇、エネルギー価格の高止まりの状況が続いているほか、海外における地政学リスクの高まり、米国の関税政策、不安定な為替相場による影響など、依然として先行きは不透明な状況が続いております。 このような状況の下、当社グループにおいては、脱炭素社会に向けた取り組みとして、欧州・東南アジア・中国市場での電気自動車関連向けの電子部品、産業機器市場向けの電子部品の受注拡大に努めるとともに、高い品質、高い信頼性を必要とされる市場への販路拡大を進めております。それと同時に、工程の自動化・省力化によるコスト削減、新製品の開発に努め、収益力の強化に取り組んでまいりました。 この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 a.財政状態 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ520百万円減少し、7,208百万円となりました。 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ277百万円減少し、5,554百万円となりました。 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末と比較して243百万円減少し、1,654百万円となりました。 b.経営成績 当連結会計年度の経営成績は、売上高5,905百万円(前期比8.5%減)、営業損失109百万円(前期は営業損失133百万円)、経常損失136百万円(前期は経常損失104百万円)、親会社株主に帰属する当期純損失376百万円(前期は親会社株主に帰属する当期純損失181百万円)となりました。 当社グループは電子部品の製造・販売及び付帯業務の単一セグメントであります。したがいまして、製品群別の経営成績を示すと、次のとおりであります。 製品群別の経営成績の概況 抵抗器は、産業機器用、昇降機用の売上が減少したことで売上高は1,626百万円(前期比15.1%減)となりました。 ポテンショメーターは、建設機器用、農電機器用の売上が増加したことで売上高は787百万円(同18.7%増)となりました。 ハイブリッドICは、自動車関連向け電子部品及び電流センサーの売上が減少したことで売上高は1,816百万円(同2.5%減)となりました。 電子機器は、省エネ機器用電子機器の売上が減少したことで売上高は1,675百万円(同16.8%減)となりました。 地域別の売上状況は次のとおりであります。 日本地域は、売上高4,692百万円(同13.1%減)となりました。 欧州地域は、売上高321百万円(同22.1%増)となりました。 アジア地域は、売上高866百万円(同11.9%増)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ11百万円減少し、当連結会計年度末には1,459百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は230百万円(前連結会計年度は76百万円の獲得)となりました。これは主に税金等調整前当期純損失が△251百万円、減価償却費が179百万円となったこと、棚卸資産の減少額177百万円、未収入金の減少額179百万円、仕入債務の減少額△164百万円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は75百万円(前連結会計年度は199百万円の使用)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出△124百万円、有価証券の売却による収入59百万円、定期預金の預入による支出△67百万円、定期預金の払戻による収入68百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は168百万円(前連結会計年度は240百万円の獲得)となりました。これは主に長期借入れによる収入729百万円、長期借入金の返済による支出△849百万円によるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループは電子部品の製造・販売及び付帯業務の単一セグメントであります。したがいまして、セグメントごとに生産規模及び受注規模を金額あるいは数量で示すことはしておりません。 このため生産、受注及び販売の実績については、製品群別に関連付けて示しております。 製品群の名称   当連結会計年度 (自 令和7年1月1日  至 令和7年12月31日)   前期比(%) 抵抗器(千円)   1,314,488   81.6 ポテンショメーター(千円)   613,382   115.6 ハイブリッドIC(千円)   1,673,705   95.1 電子機器(千円)   1,545,510   83.8 合計(千円)   5,147,085   89.6 b.受注実績 当社グループは電子部品の製造・販売及び付帯業務の単一セグメントであり、製品群別の受注実績を示すと、次のとおりであります。 製品群の名称   受注高   受注残高 金額(千円)   前期比 (%)   金額(千円)   前期比 (%) 抵抗器   1,699,958   101.9   225,471   148.5 ポテンショメーター   852,029   134.6   135,091   192.6 ハイブリッドIC   1,932,121   123.3   857,129   115.5 電子機器   1,786,696   97.5   512,597   127.6 合計   6,270,804   110.0   1,730,288   126.7 c.販売実績 当社グループは電子部品の製造・販売及び付帯業務の単一セグメントであり、製品群別の販売実績を示すと、次のとおりであります。 製品群の名称   金額(千円)   前期比(%) 抵抗器   1,626,284   84.9 ポテンショメーター   787,077   118.7 ハイブリッドIC   1,816,842   97.5 電子機器   1,675,738   83.2 合計   5,905,941   91.5 (注)1.主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自  令和6年1月1日 至  令和6年12月31日)   当連結会計年度 (自  令和7年1月1日 至  令和7年12月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) ダイヘン産業機器㈱   -   -   740,334   12.5 2.前連結会計年度のダイヘン産業機器㈱につきましては、当該割合が100分の10未満のため記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績等 1)財政状態の分析 (資産) 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ520百万円減少の7,208百万円(前連結会計年度末は7,729百万円)となりました。 流動資産は5,154百万円(前連結会計年度末5,624百万円から470百万円減少)となりました。これは主に売掛金が57百万円増加したこと、電子記録債権が143百万円減少したこと、原材料及び貯蔵品が150百万円減少したこと、未収入金が176百万円減少したことによるものであります。 固定資産は2,054百万円(前連結会計年度末2,104百万円から49百万円減少)となりました。これは主に有形固定資産が166百万円減少したこと、投資有価証券が171百万円増加したこと、繰延税金資産が59百万円減少したことによるものであります。 繰延資産は0百万円となりました。 (負債) 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ277百万円減少の5,554百万円(前連結会計年度末は5,831百万円)となりました。 流動負債は3,625百万円(前連結会計年度末3,606百万円から18百万円増加)となりました。これは主に支払手形及び買掛金が130百万円減少したこと、短期借入金が88百万円増加したこと、1年内償還予定の社債が90百万円増加したことによるものであります。 固定負債は1,929百万円(前連結会計年度末2,224百万円から295百万円減少)となりました。これは主に社債が100百万円減少したこと、長期借入金が167百万円減少したこと、退職給付に係る負債が51百万円減少したことによるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末と比較して243百万円減少の1,654百万円(前連結会計年度末は1,898百万円)となりました。 株主資本は743百万円(前連結会計年度末1,156百万円から413百万円減少)となりました。これは主に利益剰余金が413百万円減少したことによるものであります。 その他の包括利益累計額は427百万円(前連結会計年度末350百万円から76百万円増加)となりました。これは主にその他有価証券評価差額金が67百万円増加したことによるものであります。 非支配株主持分は484百万円(前連結会計年度末390百万円から93百万円増加)となりました。 2)経営成績の分析 当連結会計年度の売上高は5,905百万円(前期比8.5%減)となりました。新規量産立ち上げのほか顧客での在庫調整が改善傾向にあることなどにより売上増加している製品がある一方で産業機械向け製品において設備投資需要の伸び悩みによる受注減少の状況が継続しているなどの要因により、売上高は前年同期比減少となりました。 利益面では売上高の減少による減益影響が大きいことに加え、資源・エネルギー価格の高止まり、物価上昇などに伴うコスト増加の動きが継続していること、また、前期に操業開始したタイ国の生産拠点における生産体制構築に伴う費用が当期も引き続き発生していることなどにより、営業損失は109百万円(前期は営業損失133百万円)、経常損失は136百万円(前期は経常損失104百万円)となりました。また、特別利益として投資有価証券売却益47百万円、特別損失として固定資産除却損22百万円、減損損失119百万円、過年度決算訂正関連費用20百万円等を計上したことにより、親会社株主に帰属する当期純損失は376百万円(前期は親会社株主に帰属する当期純損失181百万円)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a.キャッシュ・フローの状況の分析 当連結会計年度末のキャッシュ・フローの状況の分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 b.資金需要 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、原材料、部品等の購入のほか、製造経費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、主に生産設備更新等の設備投資によるものであります。 c.財務政策 当社グループにおきましては、運転資金及び設備投資資金等は自己資金または金融機関からの借入により賄っております。このうち短期運転資金につきましては、自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、長期運転資金や設備投資資金につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表作成にあたって採用している重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 連結財務諸表の作成にあたり、過去の実績やその時点で入手可能な情報に基づいた合理的と考えられるさまざまな要因を考慮した見積りが含まれておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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