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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,959.24+192ドル円158.93-1NASDAQ26,195.71+96S&P 5007,663.84+32SOX 指数11,328.43+409/2終値

SMK

SMK Corporation6798 · Prime · 電気機器

電子機器用コネクタとリモコン・センサーの専門メーカー。通信・家電・車載向けに幅広い部品を供給。

概要

SMK株式会社は、東京都品川区に本社を置く電子部品メーカーである。主力製品は同軸コネクタや基板対基板コネクタといった接続部品と、家電向けリモコンやセンサー製品であり、情報通信、車載、家電、産業機器などの市場に供給する。2026年3月期の連結売上高は481億円、従業員数は3,626人。1925年に池田無線電機製作所として創業、1962年に東京証券取引所第二部に上場した。

コネクタとリモコンを二本柱とする事業体制

SMKの事業は、コネクション・システム(CS)事業部とセンシング、コミュニケーション&インターフェース(SCI)事業部、イノベーションセンター、その他(不動産賃貸・人材派遣)の4セグメントで構成される。CS事業部は同軸コネクタ、基板対基板コネクタ、FPCコネクタ、ジャック等を製造し、2026年3月期の売上高は225億2千万円と全体の約47%を占める。SCI事業部はリモコン、カメラモジュール、センサー製品、ユニットを手掛け、同期の売上高は256億2千1百万円で全体の約53%を占める。イノベーションセンターは音声分析技術と筋電センサーの開発に特化し、売上高は6千2百万円と小規模である。その他部門はグループ会社の昭和エンタプライズが不動産賃貸と労働者派遣を担う。

情報通信から車載・家電まで幅広い市場

CS事業部のコネクタ製品は、無線通信機器や基地局向けの同軸コネクタ、プリント基板同士を接続する基板対基板コネクタ、薄型機器向けFPCコネクタ、音声・映像機器用のジャックなど、電子機器内部の配線接続に不可欠な部品である。SCI事業部のリモコンはテレビやエアコン用の赤外線式で、カスタマイズが可能。カメラモジュールはスマートフォン、監視カメラ、車載に使われる。センサー製品には人感センサーや照度センサーがあり、省エネ制御や自動化に活用される。イノベーションセンターの音声分析技術は、音声データから感情や健康状態を推定するソフトウェア・サービスとして提供され、筋電センサーはヘルスケアやAR/VR用途を想定する。

アジアを中心に展開するグローバル生産販売網

SMKグループは、国内に富山事業所、ひたち事業所を置くほか、米国、メキシコ、香港、中国(東莞、深圳、上海)、シンガポール、マレーシア、フィリピンに現地法人を持つ。最初の海外拠点は1973年に米国で設立したSMK Electronics Corporation of Americaである。その後、1978年に香港、1989年にマレーシア、1990年にシンガポール、1994年に中国広東省に委託加工工場(後に子会社化)、1996年に深圳、1998年にフィリピン、さらに2005年・2006年に上海に販売・貿易会社を設立した。中国と東南アジアを主要な生産・販売拠点とし、顧客である電子機器メーカーの現地ニーズに対応している。

増減を繰り返す収益と構造改革の推進

SMKの連結売上高は2013年3月期の545億円から緩やかに増加し、2016年3月期には772億円に達したが、その後は減少傾向にある。2026年3月期の売上高は482億円で、前期比0.3%増にとどまった。営業利益は4億3千万円と前年の営業損失2億2千万円から改善したが、営業利益率は0.9%と低水準である。CS事業部は営業利益11億8千7百万円を計上した一方、SCI事業部は営業損失3億7千8百万円、イノベーションセンターも営業損失3億7千9百万円と、セグメント間で収益力に差がある。同社は2025年3月期から2027年3月期を対象とする中期経営計画「SMK Next100」を策定し、不採算事業の撤退・縮小やコスト構造改革を進めている。

業界の中での役割は電子部品メーカー(コネクタ、リモコン、センサー等のサプライヤー)。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
482億円
営業利益
4億円
営業利益率
0.8%
純利益
1億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01電気通信・電子機器(コネクタ)主力

コネクション・システム事業部として、同軸コネクタ、基板対基板コネクタ、FPCコネクタ、ジャック等を製造販売。国内外の電子機器メーカー向けに供給。

主な製品・サービス4
同軸コネクタ
高周波信号伝送に用いるコネクタ。無線通信機器、基地局等に使用。
基板対基板コネクタ
プリント基板同士を接続するコネクタ。各種電子機器内部の実装に使用。
FPCコネクタ
フレキシブルプリント基板用コネクタ。薄型機器の配線接続に使用。
ジャック
ケーブルと機器を接続するためのコネクタ。音声・映像機器等に広く使用。

02電子機器(リモコン・センサー)主力

センシング、コミュニケーション&インターフェース事業部として、リモコン、カメラモジュール、センサー/センシング製品、ユニットを製造販売。家電、AV機器、産業機器向け。

主な製品・サービス4
リモコン
テレビ、エアコン等の家電向け赤外線リモコン。各種ボタン配置やデザインをカスタマイズ可能。
カメラモジュール
小型カメラユニット。スマートフォン、監視カメラ、車載等に使用。
センサー/センシング製品
人感センサー、照度センサー等。省エネ制御や自動化に活用。
ユニット製品
リモコンとセンサーを組み合わせたモジュール製品。用途に応じた機能を統合。

03研究開発(音声・筋電)副次

イノベーションセンターにて、音声による分析技術、筋電センサーの開発・販売。新規事業の創出を目指す。

主な製品・サービス2
音声分析技術
音声データから感情や健康状態を推定する技術。ソフトウェア・サービスとして提供。
筋電センサー
筋肉の活動電位を計測するセンサー。ヘルスケア、スポーツ、AR/VR等に応用。

04その他(不動産・人材派遣)その他

不動産賃貸事業および労働者派遣事業を展開。グループ会社の昭和エンタプライズが担当。

製品と技術

高周波信号伝送を支える同軸コネクタ

CS事業部の主要製品である同軸コネクタは、高周波信号の伝送に特化した接続部品である。無線通信機器や基地局、あるいは車載のアンテナモジュールなど、信号の減衰を抑えたい用途に使用される。同社はこの分野で長年の経験を持ち、多様なサイズやインピーダンス特性の製品を揃える。2026年3月期のCS事業部売上高225億2千万円のうち、同軸コネクタは大きな割合を占める。車載市場ではカメラ関連や電装関連向けが堅調であり、産機市場では再生可能エネルギー関連の需要が追い風となった。

プリント基板接続の基板対基板コネクタとFPCコネクタ

基板対基板コネクタは、プリント基板同士を電気的に接続する部品であり、スマートフォンやノートPC、ゲーム機など内部実装の際に用いられる。FPCコネクタは、フレキシブルプリント基板用の接続部品で、薄型化が進むモバイル機器やディスプレイモジュールの配線に欠かせない。SMKはこれらのコネクタにおいて、狭ピッチ化や高さ低減など、機器の小型化要求に応じた製品を開発している。2026年3月期、CS事業部では家電市場のアミューズメント関連やデジカメ関連の拡大が寄与した。

カスタマイズ可能な家電向けリモコン

SCI事業部が手掛けるリモコンは、主に赤外線方式でテレビ、エアコン、サニタリー機器など様々な家電に供給される。同社の特徴は、ボタン配置やデザイン、機能を顧客の要求に応じてカスタマイズできる点にある。エアコン用やサニタリー用は好調である一方、住設用やスマート家電用は前年を下回った。リモコンはSCI事業部の売上の多くを占め、同事業部は2026年3月期に売上高256億2千1百万円を計上したが、営業損失は3億7千8百万円と赤字であり、収益性改善が課題となっている。

新規事業の核となる音声分析技術と筋電センサー

イノベーションセンターは、音声による分析技術と筋電センサーの二事業にリソースを集中している。音声分析技術は、音声データから話者の感情や健康状態(あたまの健康度)を推定するソフトウェア・サービスであり、介護やヘルスケア分野での応用を目指す。筋電センサーは、筋肉の活動電位を計測し、スポーツトレーニングやAR/VRの入力デバイスなど多様な用途が想定される。ただし、両事業とも事業化が遅れており、2026年3月期の売上高は6千2百万円にとどまった。なお、これまで同事業の主力だった通信モジュール事業は、2025年6月にSCI事業部へ移管され、全社的な効率化が図られた。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気機器のなかでの位置

コネクタで国内トップ級、海外展開途上

SMKはコネクタやスイッチなどの電子部品を手掛け、自動車・家電・情報通信向けに強みを持つ。同業の日清紡ホールディングスが電子部品・ブレーキ材など多角化するのに対し、SMKはコネクタに特化しており、シェアは国内で上位。キオクシアホールディングスやイビデンとは異なるメモリ・基板分野とのクロスセルは限定的。海外売上高比率が低く、内需依存度が高い。近年は業績低迷し、2025/3期は営業赤字となるなど収益力課題。

強み

  • 高信頼性コネクタで自動車・家電向けに強み、顧客との長期関係を構築。
  • 国内完成車メーカーや家電メーカーとの取引基盤が強固で、一定の需要を確保。
  • コネクタ・スイッチ・リモコン等、応用製品のバリエーションが豊富で多様なニーズに対応。
  • 産業機器向け防水コネクタなど、ニッチな高付加価値品を展開。

課題

  • 海外売上比率が低く、成長著しいASEAN・中国市場での事業拡大が急務。
  • 2025/3期は営業赤字、売上高安定も利益率が低く、コスト競争力が必要。
  • 自動車・家電の市況に業績が左右されやすく、景気後退時には打撃を受けやすい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

受動部品・センサの時価総額近傍。太字がSMK

時価総額で並べると、掲載6社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16823リオン401億円14.0倍
26817スミダコーポレーション396億円18.1倍
36986双葉電子工業324億円12.9倍
46763帝国通信工業276億円20.3倍
56962大真空250億円58.9倍
66798SMK237億円372.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(受動部品・センサ)に従っています。

会社の歴史

沿革 20件

ラジオ部品メーカーとして創業した1925年

SMKの起源は、1925年に初代社長池田平四郎が東京府荏原郡(現東京都品川区豊町)に創立した池田無線電機製作所である。当初は放送無線受信機器の製造販売を行い、1929年には法人組織に改組して昭和無線工業株式会社と改称し、漁業無線機器やラジオ受信機ならびに部品の製造販売を開始した。創業当時は無線通信が発展期にあり、同社もその波に乗って成長した。この時期に培った無線技術が、後の電子機構部品事業の基盤となる。

電子機構部品に転換し国内販路を拡大した1946〜1962年

第二次世界大戦後、同社は1946年4月に電子機器機構部品の製造販売を開始し、それまでの無線機器から電子部品メーカーへと事業の軸足を移した。1953年10月には大阪営業所(現大阪支店)を開設し、関西圏の顧客開拓を進めた。1962年9月には東京証券取引所市場第二部に上場し、資本市場から資金調達の道を開いた。この間、日本国内の家電・電子産業の成長に伴い、同社の部品需要も拡大していった。

国内生産拠点の整備と東京一部上場(1963〜1978年)

上場後、SMKは生産能力の増強に乗り出した。1963年12月に富山工場(現富山事業所)、1970年3月には茨城工場(現ひたち事業所)をそれぞれ開設し、国内に二つの主力生産拠点を確保した。1978年11月には東京証券取引所市場第一部への指定替えを果たし、株式の流動性と信用力を高めた。この時期、同社は電子機器の高機能化や多様化に対応する部品を供給し、売上を伸ばした。

海外子会社の設立と社名変更(1973〜1985年)

1973年9月、米国駐在員事務所を現地法人化し、SMK Electronics Corporation of Americaを設立した。これが同社初の海外連結子会社となる。1978年6月には香港駐在員事務所を現地法人化し、アジア拠点を設けた。1985年2月、社名を「SMK株式会社」に変更した。これは、すでに海外でも「SMK」のブランドが浸透していたことなどによる。この改名により、グローバル企業としてのアイデンティティを明確にした。

東南アジア・中国に生産ネットワークを拡大(1989〜2009年)

1989年4月にマレーシア、1990年5月にシンガポール、1994年12月には中国広東省東莞市に直接委託加工工場(後にSMK Electronics (Dongguan) Co., Ltd.へ転換)、1996年8月に中国深圳、1998年2月にフィリピンと、次々にアジアの生産拠点を設立した。さらに2005年4月と2006年3月には中国上海市に販売・貿易会社を開設。2009年12月には深圳に技術開発会社を設立し、現地での設計・開発機能を強化した。これにより、同社の海外売上高比率は高まり、グローバルな部品サプライヤーとしての地位を固めた。

創立100周年と中期経営計画「SMK Next100」

2025年4月、SMKは創立100周年を迎えた。同社はこれを機に、2035年長期ビジョン「あらゆるニーズを実現する“ものづくり力”で、次の100年に貢献する」を掲げ、最初のマイルストーンとして2025年3月期から2027年3月期を対象とする中期経営計画「SMK Next100」を策定した。この計画では、売上高600億円、営業利益率3.5%、ROE5.0%を目標としたが、市況変化により未達見込みとされる。これに代わり、不採算事業の撤退・縮小やコスト構造改革を加速する「構造改革プログラム」を公表し、2026年3月期には営業利益4億3千万円と黒字転換を果たした。

年表20件を開く

1920年代

  • 1925年4月創業初代社長池田平四郎が東京府荏原郡(現東京都品川区豊町)に池田無線電機製作所を創立し、放送無線受信機器等の製造販売を開始。
  • 1929年1月法人組織に改組、資本金を1万2千円とし、昭和無線工業株式会社に改称。漁業無線機器およびラジオ受信機ならびに部品の製造販売を開始。

1940年代

  • 1946年4月電子機器機構部品の製造販売を開始。

1950年代

  • 1953年10月大阪営業所(現大阪支店)を開設。

1960年代

  • 1962年9月上場東京証券取引所市場第二部上場。
  • 1963年12月富山工場(現富山事業所)を開設。
  • 1969年11月名古屋営業所(現名古屋支店)を開設。

1970年代

  • 1970年3月茨城工場(現ひたち事業所)を開設。
  • 1973年9月米国駐在員事務所を現地法人化、SMK Electronics Corporation of America(現 SMK Electronics Corporation, U.S.A.)<現連結子会社>を設立。
  • 1978年6月香港駐在員事務所を現地法人化、SMK Electronics (H.K.) Ltd.<現連結子会社>を設立。
  • 1978年11月上場東京証券取引所市場第一部上場(指定替)。

1980年代

  • 1985年2月商号変更SMK株式会社に社名変更。
  • 1989年4月マレーシアに現地法人SMK Electronics (Malaysia) Sdn. Bhd.<現連結子会社>を設立。

1990年代

  • 1990年5月SMK Electronics (H.K.) Ltd.のシンガポール支店を現地法人化、SMK Electronics Singapore Pte. Ltd.<現連結子会社>を設立。
  • 1994年12月中国広東省東莞市に東莞高廠昭和電子廠(SMK Dongguan Gaobu Factory)を直接委託加工方式で運営。(平成23年1月にSMK Electronics (Dongguan) Co., Ltd.<現連結子会社>へ転換。)
  • 1996年8月中国広東省シンセン市に現地法人和林電子有限公司(SMK Electronics (Shenzhen) Co., Ltd.)<現連結子会社>を設立。
  • 1998年2月フィリピンに現地法人SMK Electronics (Phils.) Corporation<現連結子会社>を設立。

2000年代

  • 2005年4月中国上海市にSMK Electronics Trading (Shanghai) Co., Ltd.<現連結子会社>を設立。
  • 2006年3月中国上海市にSMK Electronics Int'l Trading (Shanghai) Co., Ltd.<現連結子会社>を設立。
  • 2009年12月中国広東省シンセン市にSMK Electronics Technology Development(Shenzhen)Co., Ltd.<現連結子会社>を設立。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    不採算事業の撤退・再編と資源集中

    構造改革プログラムに基づき、不採算事業の撤退・縮小や成長性・採算性の高い分野へのリソース集中を進める。併せて人員や人材ポートフォリオの最適化、規模適正化などのコスト構造改革を推進し、成長軌道への回帰を図る。

  2. 02

    生産基盤の強化とスマート工場化

    固定費削減等による生産効率化、最適地生産体制の見直し、拠点間連携による自動化を推進。スカラロボットや6軸ロボット、無人搬送車、AIを活用したスマート工場の実現に取り組む。

  3. 03

    環境負荷低減とカーボンニュートラル推進

    気候変動対応を最重要課題と位置づけ、2045年までにカーボンニュートラル実現を目標とする。太陽光発電設備の導入や低炭素電力への切替、設備の省エネルギー化・高効率化、3R推進等を継続・強化する。

  4. 04

    コンプライアンス・ガバナンス体制の強化

    社員行動規範の改定や人権尊重・贈収賄防止・カルテル防止に関する方針を制定し、コンプライアンスを強化。内部統制報告制度やコーポレートガバナンスコードへの対応を充実させる。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で3,626人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は707万円で、9期前と比べて+11.1%平均年齢は45.3歳、平均勤続年数は19.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月6,188
2018年3月5,926
2019年3月63645.519.95,828
2020年3月63445.820.45,593
2021年3月62045.920.75,407
2022年3月64546.120.94,963
2023年3月68245.620.64,607
2024年3月67145.420.04,104
2025年3月67645.920.03,985−5
2026年3月70745.319.13,62611

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率6.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率83.3%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)72.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社17(国内 11 / 海外 6、うち連結子会社 16) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
本社 — 中華人民 共和国1,686百万円
CS事業部 SCI事業部
富山事業所 — 富山県富山市1,536百万円
CS事業部 SCI事業部
本社 — 東京都品川区1,487百万円
CS事業部 SCI事業部 イノベーションセンター
ひたち事業所 — 茨城県日立市1,007百万円
CS事業部 SCI事業部
本社 — マレーシア334百万円
CS事業部 SCI事業部
主な関係会社
  • 国内
    SMK Electronics Corporation, U.S.A.
    アメリカ合衆国 カリフォルニア州チュラビスタ市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    SMK Electronica S.A. de C.V.
    メキシコ合衆国 バハ・カリフォルニア州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    SMK Electronics(Europe) Ltd.
    アイルランド ダブリン市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    SMK High-Tech Taiwan Trading Co., Ltd.
    中華民国 台北市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    SMK Electronics (H.K.) Ltd.
    中華人民共和国 香港特別行政区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    SMK Trading (H.K.) Ltd.
    中華人民共和国 香港特別行政区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    SMK Electronics (Dongguan) Co., Ltd.
    中華人民共和国 広東省東莞市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    SMK Electronics (Shenzhen) Co., Ltd.
    中華人民共和国 広東省シンセン市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    SMK Electronics Trading (Shenzhen) Co.,Ltd.
    中華人民共和国 広東省シンセン市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    SMK Electronics Trading (Shanghai) Co., Ltd.
    中華人民共和国 上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    SMK Electronics Int’l Trading (Shanghai) Co., Ltd.
    中華人民共和国 上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    SMK Electronics Singapore Pte. Ltd.
    シンガポール シンガポール市 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社5社を開く
  • SMK Electronics (Malaysia) Sdn. Bhd.マレーシア セランゴール州 ベラナン100%
  • SMK Electronics (Phils.) Corporationフィリピン パンパンガ州 クラークフィールド100%
  • 昭和エンタプライズ(株)東京都 品川区100%
  • その他8社
  • 茨城プレイティング 工業(株)茨城県 北茨城市49%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は482億円営業利益4億円前期と比べると増収で、売上が+0.2%。

売上高
+0.2%
482億円
営業利益
4億円
純利益
1億円
営業利益率
0.8%
前期比 +1.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高490億円482億円
営業利益8億円4億円
純利益8億円1億円
1株あたり配当¥100¥100

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は115億円、営業利益は0億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+4.5%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q127−12
2024年1Q110−4−3.65
2024年2Q12121.75
2024年3Q111−4−3.6−13
2024年4Q123−2
2025年2Q23610.4−3
2025年4Q245−3−1.2−16
2026年2Q232−1−0.4−2
2026年4Q25052.03
2027年1Q11500.02

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は545億円から482億円へ88%に減った。直近期の営業利益率は0.8%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月54516−2
2014年3月6584325
2015年3月6624920
2016年3月7723527
2017年3月6301410
2018年3月5984−3
2019年3月574−7−8
2020年3月542−2−27
2021年3月4862619
2022年3月4823430
2023年3月5482513
2024年3月4652−5
2025年3月481−25−0.4−19
2026年3月4824120.81

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高482億円のうち、営業利益として残るのは4億円0.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1億円、売上の0.2%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金80.5%388億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金18.7%90億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.8%4億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
19.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比6.0pt
0.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比5.7pt
0.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比7.8pt
0.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
0.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが20億円、投資CFが−23億円で、差し引きのフリーCFは−3億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は96億円で、売上の2.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月53−34−141986
2014年3月76−34−1542111
2015年3月48−59−2−11100
2016年3月62−7216−10107
2017年3月46−35−1511100
2018年3月28−8−1820105
2019年3月16−2110−5108
2020年3月63−25−4238104
2021年3月47−23−392487
2022年3月24−16−10885
2023年3月36−19−91789
2024年3月37−16−521102
2025年3月24−2232104
2026年3月20−23−25−396

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は576億円。このうち返さなくてよい自己資本が312億円で、自己資本比率は54.1%(業種中央値61.0%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月52528224353.6
2014年3月56231524755.9
2015年3月65034230852.5
2016年3月67633334348.8
2017年3月62331331050.2
2018年3月61530630949.8
2019年3月58728630148.7
2020年3月50224625649.6
2021年3月50327822555.1
2022年3月54830624255.9
2023年3月56432324157.3
2024年3月58432126355.0
2025年3月57729228550.7
2026年3月57631226554.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
97億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
99億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
27億円
在庫として抱えている分
負債合計
265億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
68
/ 100
安定性自己資本比率36 / 40
収益力営業利益率2 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気機器 224社との比較

同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り224社中67位あたり、逆に低いのはROE224社中205位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
0.2%/中央値 8.0%
P25 4.2%P75 12.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
0.8%/中央値 6.9%
P25 3.5%P75 11.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
54.1%/中央値 61.0%
P25 48.2%P75 76.0%
売上成長率前期からの売上の伸び
0.2%/中央値 4.1%
P25 -0.2%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.0%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,290で、1年前と比べて+51.7%過去52週の値幅のなかでは71%の位置にある。

¥3,290-3.1%1ヶ月+6.6%1年+51.7%時価総額237億円
過去52週の値幅
安値¥2,211高値¥3,735

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)372.6倍
PER (会社予想)26.0倍
PBR0.67倍
配当利回り3.04%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は1ヶ月で13.2%下落し、特に7月6日には前日比5.7%安の2994円と急落。25日線(3270.56円)を約8.4%下回り、弱気相場が続いている。52週高値3735円からは20%超下落。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり100で、前期から28.6%いまの株価に対する利回りは3.04%。

年間配当
¥100
1株あたり
配当利回り
3.04%
いまの株価に対して
配当性向
294.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月10030.3
2018年3月80−20.0114.3
2019年3月50−37.553.3
2020年3月40−20.0
2021年3月5025.0
2022年3月7040.028.5
2023年3月10042.9255.6
2024年3月1000.0
2025年3月14040.0
2026年3月100−28.6294.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥100

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ6,240人。区分でいちばん多いのは個人・その他52.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が41.1%を占め、残る58.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他50.554.951.752.855.452.7
金融機関29.726.524.923.023.024.6
事業法人13.013.116.016.916.016.5
自己株式14.016.78.911.811.811.9
外国法人5.94.65.75.64.34.5
証券会社0.80.81.51.51.31.5
外国人個人0.10.10.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)13.19
02SMK協力業者持株会7.17
03公益財団法人昭和池田記念財団4.99
04大日本印刷株式会社4.44
05日本生命保険相互会社4.26
06SMK社員持株会3.19
07明治安田生命保険相互会社1.90
08池田 彰孝1.75
09株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.58
10株式会社みずほ銀行1.07

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近5
  • 2026-08-06
    fundnote株式会社
    新規の大量保有報告
    10.88%
    +1.08pt
  • 2026-06-22
    fundnote株式会社
    新規の大量保有報告
    9.80%
    +1.08pt
  • 2026-05-22
    fundnote株式会社
    新規の大量保有報告
    8.72%
    +1.94pt
  • 2026-04-23
    fundnote株式会社
    変更報告
    6.78%
    +1.52pt
  • 2026-04-22
    fundnote株式会社
    新規の大量保有報告
    6.78%
    +1.52pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+419%、1株純資産は14期で+1147%。直近期のROEは0.2%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月−3395−0.759.8
2014年3月364388.510.955.1
2015年3月2764,7546.018.9107.3
2016年3月3794,7108.015.266.9
2017年3月1524,7353.226.130.3
2018年3月−444,635−0.9114.3
2019年3月−1264,415−2.853.3
2020年3月−4113,871−9.9
2021年3月2984,3127.39.5
2022年3月4724,91510.24.728.5
2023年3月2094,9334.211.8255.6
2024年3月−755,070−1.5
2025年3月−2974,612−6.1
2026年3月94,9230.2327.6294.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額136百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
池田靖光代表取締役社長6358,601
池尾政信代表取締役副社長 CTO、CFO、技術本部、財務企画部、イノベーションセンター担当705,299
ポール・エヴァンス取締役 常務執行役員、欧米州圏営業担当644,939
中村利雄取締役804,538
石川薫取締役751,510
高橋琴美取締役4934
大垣幸平常勤監査役703,643
中島成監査役67200
西村文男監査役68

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円退職慰労百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)356187139532
社外取締役529296
監査役1121212

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容727字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社23社及び関連会社1社で構成されており、主な事業内容は、電気通信及び電子機器等用部品の国内及び海外における製造・販売であります。 当社グループの事業における当社及び関係会社の位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。 セグメントの名称   事業内容   主要な会社 CS(コネクション・システム)事業部   コネクタ(同軸、基板対基板、FPC)、ジャックの製造販売   当社 SMK Electronics Corporation, U.S.A. SMK Electronics Int’l Trading (Shanghai) Co., Ltd.SMK Electronics Singapore Pte. Ltd.SMK Electronics (Shenzhen) Co., Ltd. SCI(センシング、コミュニケーション&インターフェース)事業部   リモコン、カメラモジュール、センサー/センシング製品、ユニットの製造販売   当社 SMK Electronics Corporation,U.S.A.SMK Electronica S.A. de C.V. SMK Electronics (Dongguan) Co.,Ltd. SMK Electronics (Malaysia) Sdn.Bhd. イノベーションセンター   音声による分析技術、筋電センサーの開発・販売   当社 その他   不動産賃貸事業、労働者派遣事業   当社 昭和エンタプライズ(株) 以上に述べた事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,178字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは「可能性の追求を通して、総合的な高度技術により、情報社会の発展に寄与する」ことを企業理念とし、SMK's  Vision「CREATIVE CONNECTIVITY -Challenge, Creativity, Solutions」のもと、クリエイティブで柔軟な発想を持ち、失敗を恐れず果敢にチャレンジし、社会やお客様の様々な課題を解決していくソリューションを提供してまいります。同時に、持続的な企業活動の基盤となる人材の多様化と育成を推進し、より良い社会と未来の創出に貢献できる企業を目指し、中長期的な企業価値の向上に努めてまいります。 (2) 中長期的な経営戦略 当社グループは2025年4月に創立100周年を迎えました。1925年の創業以来、「良い部品は良いセットを作る」という創業の精神のもと、電機メーカーをはじめとする多くのお客様に対して、価値ある製品やサービスを提供してまいりました。2035年長期ビジョン「あらゆるニーズを実現する“ものづくり力”で、次の100年に貢献する」の実現に向けた最初のマイルストーンとして、2025年3月期から2027年3月期を対象期間とする中期経営計画「SMK Next100」を策定し、この期間を「持続的成長に向けた構造改革を加速させる期間」と位置づけ、売上・利益の成長軌道への回帰に向けた資源投下とコスト構造改革、製販一体運営等の経営基盤の強化を進めてまいりました。加えて、2025年3月25日に公表した「構造改革プログラム」に基づき、不採算事業の撤退・縮小や成長性や採算性の高い分野へのリソースの集中を行うとともに、人員数や人材ポートフォリオの最適化、規模適正化などコスト構造改革を推進し、成長軌道への回帰を図ってまいります。 企業体質強化の具体的な取り組みは、以下の通りです。 自然災害の事業活動への影響を最小限に抑えるリスク対策として、事業継続マネジメント(BCM)をグループ全体で対応しております。電力の供給停止、建屋の使用不能、社員の出社困難といったリソースの制約を前提にしつつ、地震・火災・水害・火山噴火・感染症など、事象ごとの特異性を踏まえたマルチハザード対応のBCMを目指しています。 開発・設計プロセスの改善としては、2025年に3D CADの最新版への更新、3Dプリンターの積極的な活用、フロントローディング型製品開発の推進とそのITシステム導入を進めております。 生産体制につきましては、固定費削減を含む生産の効率化を図るとともに最適地生産体制のレビューや拠点間の連携による自動化の推進などを継続してまいりました。これらの生産基盤強化に加えスカラロボット、6軸ロボット、無人搬送車、AIの活用などによるスマート工場の実現に向けた取り組みを推進しております。 環境保全活動においては、気候変動対応を最重要課題と位置付け、2045年までにカーボンニュートラルの実現を目標としております。その達成に向け、太陽光発電設備の導入や低炭素電力メニューへの切替をはじめとする温室効果ガス削減策を順次推進しております。具体的には、2023年2月にひたち事業所、同年3月に富山事業所、同年8月にフィリピン、同年11月にマレーシア、2024年2月にメキシコにおいて太陽光発電設備を導入いたしました。また、2026年1月にはフィリピンにおいて電力を地熱発電由来へ切り替えております。さらに、循環型社会およびカーボンニュートラルの実現に向け、エネルギー使用の低減や、設備の省エネルギー化および高効率化に加え、3R(Reduce/Reuse/Recycle)の推進による環境配慮設計を通じた環境負荷低減を進めております。今後もこれらの取り組みを継続・強化することで、脱炭素社会の実現と企業価値の向上に貢献してまいります。 企業の社会的責任(CSR)につきましては、従来から企業理念・企業行動憲章を制定し、社会に貢献し評価される企業づくりを目指しております。2006年4月には社員行動規範を制定し、教育活動を含めSMKグループ全構成員にCSR・コンプライアンスの徹底を図っております。企業に求められる社会的責任が時代とともに変化してきたことに対応し2024年4月に「社員行動規範」を改定いたしました。2025年4月にはSMKグループ人権尊重に関する基本方針、SMKグループ贈収賄防止方針、SMKグループカルテル防止方針を制定しコンプライアンスのさらなる強化を推進しております。 当社グループでは持続的な成長と中長期的な企業価値向上のために管理体制の充実を図っております。2008年より適用開始された金融商品取引法における内部統制報告制度につきましては、2009年6月から財務報告に係る内部統制の有効性について内部統制報告書に開示しております。 また、東京証券取引所の「コーポレート・ガバナンスに関する報告書」の中で、コーポレート・ガバナンス・コードへの対応を開示しており、コーポレート・ガバナンスを健全で効率的な経営を実現するための重要な仕組みと位置づけ、その充実・強化を図っております。 以上の取り組みを通じまして、SMKグループ一丸となって企業価値のさらなる向上に向けて総力を挙げて取り組んでまいります。 (3) 目標とする経営指標 当社グループは適正利潤を伴う売上の継続的拡大を目的に経営に取り組んでおり、中期経営計画「SMK Next 100」(2025年3月期〜2027年3月期)の最終年度である2027年3月期において、売上高600億円、営業利益率3.5%、ROE(自己資本当期純利益率)5.0%を目標として掲げておりましたが、市況の変化に伴う主要顧客動向の変化(需要減、企画スライドなど)により売上・利益ともに未達見込みです。次期中期経営計画策定の中で、資本効率性を含む新たな経営指標の目標値とその達成のための実行策の検討を進めてまいります。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 世界経済は、AI関連分野の拡大による景気押上げ効果もあり、緩やかな成長トレンドが続く見通しではあるものの、米国の自国第一主義に基づく関税政策、中国経済の低迷、ウクライナ紛争の長期化や中東情勢緊迫化にともなう地政学リスクの高まりなどから、先行きの不透明感は増大しております。 当社グループは、斯かる環境下、グローバルでの生産体制の効率化、お客様のニーズに適確に対応した新製品の投入、売価改定、固定費の削減等を強化してまいります。そして、中期経営計画「SMK Next100」および構造改革プログラムを着実に実行していくことで、当社グループ全体での収益力と成長力を向上させ、企業価値の最大化を図ってまいります。 当社は、2025年7月15日に、公正取引委員会から下請代金支払遅延等防止法(現中小受託取引適正化法)に基づく勧告を受けました。本勧告は、当社が、部品の製造を委託していた事業者に対し、当該部品の発注を長期間行わないにもかかわらず、部品の製造に使用する金型等を無償で保管させていた行為が、同法第4条第2項第3号の規定に違反すると判断されたものです。なお、当社は、対象事業者と協議のうえ、同事業者に対し、既に保管等にかかる費用に相当する金額を支払っております。 当社は、この事実を真摯に受け止め、社内教育やチェック体制の整備で再発防止を図るとともに、当社グループのコンプライアンス体制の一層の強化に努めてまいります。
事業等のリスク2,341字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 競合及び価格動向 電子部品業界は、国内外に多数の同業者が大手から中小まで様々な規模で存在する極めて競合的な業界であります。当社グループは継続的な開発投資により独自技術の蓄積と新製品・新技術の開発に努めておりますが、当社グループを超える高い独自技術によって競合他社が当社グループの市場シェアを奪う可能性があります。 また、競合的な市場であることから、当社グループもコストダウンや差異化商品の投入等により、利益確保に努めておりますが、採算性、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 海外展開 当社グループは、主にアジア・北米・欧州で事業展開しており、それぞれの地域における経済・政治・社会情勢の変化が業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、各国・地域の法令・規則等の各種規制に従って事業を行っておりますが、予期せぬ変更や新たな適用、経済安全保障上の関税・規制・制裁の強化等により影響を受ける可能性があります。 これに対して、当社グループでは、各国・地域の動向や各種規制について多方面から情報を収集し、最適地生産や代替生産を可能とするグローバル生産体制の構築や、サプライチェーンBCMの強化に努めております。 (3) 為替レートの変動 当連結会計年度の売上高に占める海外売上高の割合は約6割であり、米国ドル建てを主として取引をしております。為替予約や一部顧客との間の為替連動売価の導入などにより相場の変動リスクを低減しておりますが、為替変動による影響を完全に排除することは難しく、一般に、円高に振れた場合には利益は減少いたします。 (4) 原材料等の調達と価格変動 当社グループは、原材料や一部部材を外部業者より調達しております。これら外部業者とは安定供給のための協力関係を築いておりますが、需要の急激な変動に伴う供給元からの調達難や仕入価格上昇が発生した場合、生産遅延やコスト上昇により、業績に影響を及ぼす可能性があります。 これに対して、当社グループでは、サプライチェーンマネジメントの強化に取り組み、代替調達先の確保や長期供給契約の締結等によって部材の安定的な確保に努めております。 (5) 人材の確保 当社グループでは、人材を価値創造を担う人的資本と位置付け、持続的な企業価値向上の原動力と考えております。少子高齢化による労働力不足や人材獲得競争の激化により、十分な人材確保が困難になった場合、当社グループの事業活動に影響を及ぼす可能性があります。 これに対して、当社グループでは、多様な人材の活躍を実現するために、人事制度の拡充や人材育成、組織風土改革を推進し、優秀な人材の獲得と定着を図ってまいります。 (6) 事業提携・資本提携及び企業買収 当社グループは、戦略的な事業提携・資本提携及び企業買収を推進し、提携先・買収先との相乗効果による企業価値の最大化に取り組んでおりますが、提携先・買収先の企業や対象事業などを取り巻く事業環境が悪化し、当初想定していた成果や相乗効果を得られない場合、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 環境保全及び環境関連の規制の強化 当社グループは、「SMKグループ環境憲章」のもと、環境に配慮した製品づくりや温室効果ガス・廃棄物排出の削減に取り組み、また、環境関連の規制を遵守して事業活動を推進しております。しかしながら、不測の事態により環境汚染につながる事象が発生した場合、早急に事態を収束するための対策費用が発生する可能性があります。また、環境関連の規制の強化・変更により、新たな規制への対応費用が発生する可能性もあります。 カーボンニュートラル推進においては、2045年にカーボンニュートラル(温室効果ガス排出実質ゼロ)を実現する目標を設定しております。これに伴い、低炭素電力メニューの採用等により新たな負担が発生する可能性があります。また、電力供給会社の温室効果ガス削減推進の影響を受け、産業共通のインフラとしてのエネルギー供給が不安定になり、当社グループが最も多く使用するエネルギーである電力のコストが上昇し、新たな負担が発生する可能性があります。 (8) 情報セキュリティ 当社グループは、電子情報を保護し管理を徹底するため、「電子情報セキュリティ基本規程」を制定し、外部からの社内情報システムへの不正アクセス又は不正操作に対処する侵入防止策を講じるとともに、内部監査や情報セキュリティ教育などを通して、情報漏洩対策の強化を推進しております。また、営業秘密や個人情報、知的財産についても、規程・運用方針などを整備してその保護に努めております。しかしながら、これら情報が漏洩するなどの情報セキュリティ問題が発生した場合、事業活動に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 災害等の発生 当社グループは、地震等の自然災害や感染症の流行等による事業活動の低下を最小限にとどめるために、事業継続計画(BCP)の策定を進め、国内外の各拠点における防災対策や、災害発生時の他の拠点での代替生産や調達先の変更などへの対応に取り組んでおります。しかしながら、想定を超える大規模災害等が発生した場合、生産設備の破壊、物流機能の麻痺などにより、事業活動に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,454字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績及び財政状態の状況 当連結会計年度における世界経済は、米国経済の底堅さを背景に概ね安定した動きとなりました。一方、米国の関税政策に伴う景気下押し懸念、ウクライナ紛争の長期化や中東情勢の緊迫化等の地政学リスクの高まり、中国経済の成長鈍化など、先行きの不透明感が高まっております。また、これらの要因や日米金利差を背景にドル円為替相場も円安で推移する状況が続いております。 当電子部品業界におきましては、市況全体としては緩やかな回復基調となりました。車載市場では、世界的な自動車販売の減速やEVの失速により停滞感が見られました。情報通信市場では、スマートフォン、タブレットは緩やかな回復傾向は見られるものの全体としては低調な状況が続きました。一方、AIサーバー/データセンター関連分野は引き続き拡大しました。家電市場では、ゲーム関連は好調に推移し、エアコンなどの白物家電も堅調に推移しました。産機市場においては、半導体・AI分野向け投資の下支えにより在庫水準が徐々に適正化に向かい、回復の兆しが見え始めました。 当連結会計年度においては、CS事業の売上高は情報通信市場が前年を下回りましたが、車載、家電、産機市場が好調に推移し前年を上回る結果となりました。SCI事業の売上高は情報通信市場が前年を割り込みましたが、家電、車載、産機市場が好調で前年を上回りました。この結果、売上高は482億4百万円(前期比0.3%増)、営業利益は4億3千万円(前期は営業損失2億2千万円)となりました。経常利益は12億4千3百万円(前期比126.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は5千6百万円(前期は親会社株主に帰属する当期純損失18億8千4百万円)となりました。 セグメントの業績は、次のとおりです。 (CS事業部) 車載市場では、カメラ関連や電装関連が堅調だったのに加え、バッテリー関連や2輪車向けが拡大し、前年を上回る結果となりました。家電市場は、アミューズメント関連やデジカメ関連の拡大により前年を上回り、産機市場も再生可能エネルギー関連の好調を受けて前年を上回りました。一方、情報通信市場では、スマートフォン向けが減少し前年を下回る結果となりました。 この結果、当事業の売上高は225億2千万円(前期比1.6%増)、営業利益は11億8千7百万円(前期比22.6%減)となりました。 (SCI事業部) 家電市場では、リモコンにおいてサニタリー用・エアコン用が好調でしたが、住設用・スマート家電用が前年を割り込み、全体としては前年並みとなりました。一方、車載市場では車両用ユニットやE-Bike用ユニット、スイッチが好調に推移し前年を上回る結果となりました。 この結果、当事業の売上高は256億2千1百万円(前期比0.1%減)、営業損失3億7千8百万円(前期は営業損失13億8百万円)となりました。 (イノベーションセンター) イノベーションセンターではコスト管理強化の取り組みとして事業の選択と集中を進めており、「音声によるあたまの健康度分析技術」と「筋電センサー」の2事業にリソースを集中することとしましたが、事業化が遅れております。一方、これまでの主力ビジネスであった通信モジュール事業については、全社的な効率性を考慮し、2025年6月よりSCI事業部へ移管しました。 この結果、当事業の売上高は6千2百万円(前期比75.2%減)、営業損失は3億7千9百万円(前期は営業損失4億4千6百万円)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物は、期首残高から8億2千1百万円減少し、95億9千4百万円となりました。 当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、前期と比較して、4億1千5百万円減少し、20億2千3百万円の流入となりました。 当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、前期と比較して、4千5百万円減少し、22億6千2百万円の流出となりました。 当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、前期と比較して、27億3千8百万円減少し、24億5千2百万円の流出となりました。 ③ 生産、受注及び販売の状況 a. 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(百万円)   前年同期比(%) CS事業部   18,893   5.5 SCI事業部   22,680   5.9 イノベーションセンター   17   △91.1 合計   41,591   5.2 b. 受注実績 セグメントの名称   受注高(百万円)   前年同期比(%)   受注残高(百万円)   前年同期比(%) CS事業部   22,547   5.5   5,878   8.6 SCI事業部   25,483   △0.9   7,449   10.7 イノベーションセンター   42   △67.1   -   △100.0 合計   48,074   1.8   13,327   9.0 c. 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前年同期比(%) CS事業部   22,520   1.6 SCI事業部   25,621   △0.1 イノベーションセンター   62   △75.2 合計   48,204   0.3 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 経営成績及び財政状態の状況に関する認識及び分析・検討内容 (経営成績) 前連結会計年度   当連結会計年度   増減 金額 (百万円)   売上比 (%)   金額 (百万円)   売上比 (%)   金額 (百万円)   売上比 (%) 1.売上高   48,051   100.0   48,204   100.0   153   0.0 2.営業費用合計   48,271   100.5   47,774   99.1   △497   △1.4 ①材料費   21,798   45.4   21,723   45.1   △74   △0.3 ②外注加工費   480   1.0   410   0.85   △70   △0.2 ③労務費   17,427   36.3   17,136   35.6   △291   △0.7 ④経費    5,911   12.3   5,811   12.1   △99   △0.2 ⑤減価償却費   2,169   4.5   2,434   5.1   △264   0.5 ⑥在庫増減   482   1.0   257   0.5   △225   △0.5 3.営業利益又は 営業損失(△)   △220   △0.5   430   0.9   650   1.4 4.営業外損益 内為替差損益   76954   1.60.1   813118   1.70.2   4364   0.10.1 5.経常利益   549   1.1   1,243   2.6   694   1.4 6.特別損益   △1,512   △3.1   △376   △0.8   1,136   2.4 7.法人税等   921   1.9   810   1.7   △110   △0.2 8.親会社株主に帰属する    当期純利益又は 親会社株主に帰属する    当期純損失(△)   △1,884   △3.9   56   0.1   1,940   4.0 売上高は、CS事業は情報通信市場が前年を下回りましたが、車載、家電、産機市場が好調に推移し、SCI事業は情報通信市場が前年を割り込みましたが、車載、家電、産機市場が拡大し、482億4百万円(前期比0.3%増)となりました。営業利益は、売上高の増加に加えて構造改革プログラムによる固定費削減の効果もあり、前期の営業損失2億2千万円から、営業利益4億3千万円に黒字転換しました。 営業外損益の主なものは不動産収支であり、経常利益は12億4千3百万円となりました。 特別損益の主なものは、減損損失であります。また、法人税等として繰延税金資産の取崩等を計上しましたが、親会社株主に帰属する当期純利益は5千6百万円と黒字を確保しました。 (財政状態) (単位:百万円) 前連結会計年度   当連結会計年度   増減 流動資産   33,149   30,845   △2,304 固定資産   24,535   26,780   2,245 総資産   57,684   57,625   △59 負債   28,462   26,468   △1,994 純資産   29,221   31,156   1,934 自己資本比率   50.7%   54.1%   3.4% 流動資産は、前連結会計年度末に比べて7.0%減少し、308億4千5百万円となりました。これは、現金及び預金が8億1百万円、商品及び製品が1億9千4百万円、原材料及び貯蔵品が8億4千5百万円それぞれ減少したことなどによります。固定資産は、前連結会計年度末に比べて9.2%増加し、267億8千万円となりました。これは、退職給付に係る資産が14億9千7百万円、投資有価証券が10億6千5百万円それぞれ増加したことなどによります。 この結果、資産合計は、前連結会計年度末に比べて0.1%減少し、576億2千5百万円となりました。 流動負債は、前連結会計年度末に比べて13.4%減少し、144億1千7百万円となりました。これは、短期借入金が9億円、支払手形及び買掛金が3億1千8百万円、電子記録債務が6億8千7百万円それぞれ減少したことなどによります。固定負債は、前連結会計年度末に比べて2.0%増加し、120億5千1百万円となりました。これは、繰延税金負債が7億7千1百万円増加し、リース債務が3億7千万円、長期借入金が1億4千万円それぞれ減少したことなどによります。 この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べて7.0%減少し、264億6千8百万円となりました。 純資産合計は、前連結会計年度末に比べて6.6%増加し、311億5千6百万円となりました。これは、為替換算調整勘定が14億5千5百万円、退職給付に係る調整累計額が6億5千6百万円それぞれ増加したことなどによります。 なお、今後の見通しにつきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。 また、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 (経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等) 当社グループは中期経営計画「SMK Next100」(2025年3月期~2027年3月期)の最終年度である2027年3月期において、売上高600億円、営業利益率3.5%、ROE(自己資本当期純利益率)5.0%を掲げておりましたが、市況の変化に伴う主要顧客動向の変化(需要減、企画スライドなど)により売上・利益ともに未達見込みです。当連結会計年度においては、売上高482億円、営業利益率0.9%、ROE(自己資本当期純利益率)0.2%となりました。次期中期経営計画策定の中で、資本効率性を含む新たな経営指標の目標値とその達成のための実行策の検討を進めてまいります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 (キャッシュ・フローの状況) (単位:百万円) 前連結会計年度   当連結会計年度   増減 営業活動によるキャッシュ・フロー   2,439   2,023   △415 投資活動によるキャッシュ・フロー   △2,216   △2,262   △45 財務活動によるキャッシュ・フロー   286   △2,452   △2,738 現金及び現金同等物   10,415   9,594   △821 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、前期と比較して、4億1千5百万円減少し、20億2千3百万円の流入となりました。 主に、減価償却費26億2千6百万円による流入によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、前期と比較して、4千5百万円減少し、22億6千2百万円の流出となりました。 主に、有形固定資産の取得による支出21億8千5百万円による流出によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、前期と比較して、27億3千8百万円減少し、24億5千2百万円の流出となりました。 主に、借入金の純減少額10億4千万円、配当金の支払額8億9千万円、リース債務の返済による支出5億2千万円による流出によるものです。 (資本の財源及び資金の流動性) 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、材料の仕入のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資、投資有価証券の取得等によるものであります。当社グループは、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。 なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は142億1千3百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は95億9千4百万円となっております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項) 4.会計方針に関する事項」及び「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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