概要
スミダコーポレーションは、1956年に東京都墨田区で創業したコイル専門メーカーである。自動車の電動化・電子化に不可欠なパワーインダクタやトランス、センサなどを主力とし、車載関連が売上の約6割を占める。2025年12月期の連結売上収益は1,472億円、従業員数は約1万5千人。アジア、欧州、北米に生産・販売拠点を有し、地産地消体制を整える。純粋持株会社としてグループを統括し、ニッチトップ戦略を掲げる。
車載中心に多岐にわたる事業セグメント
スミダグループの事業は、車載関連、産業機器(インダストリー)、家電関連、医療機器、その他(磁性材料・EMS等)の5つのセグメントに分類される。最大の柱は車載関連で、売上に占める割合は約6割に達する。具体的には、パワートレイン用パワーインダクタ、ADAS用トランス、モーター回転位置検出用ローターポジションセンサー、ABS用コイル、インバーター用モジュールなどを供給する。産業機器向けにはFA機器や通信基地局用の大電流対応インダクタ、PoEトランス、EMCフィルタ、RFID用アンテナを手掛ける。家電向けにはスイッチング電源用トランスやデジタルアンプ用LPFコイルがある。医療機器分野では通信用アイソレーショントランスを提供する。さらに磁性材料やセラミック部品、電子製品製造サービス(EMS)、フレキシブルフラットケーブルもラインナップする。このように、あらゆる電子機器に搭載されるコイル部品をワンストップで供給する体制を持つ。
労働集約型から地産地消へと進化したグローバル生産体制
スミダグループは1974年に香港に初の海外生産拠点を設立して以来、労働コストの低い地域へ生産を移してきた。しかし、現地経済の成長に伴い、現在はアジア・欧州・北米の各地域で設計・製造・販売を完結する地産地消体制を採用する。主要な生産拠点として、中国(東莞、南寧、長沙、吉安、広州、宿遷)、ベトナム(ハイフォン、クアンガイ)、ルーマニア、ドイツ、米国などを擁する。特に2024年8月にはタイ・アユタヤ県に新工場を設立し、東南アジアの生産能力を拡大した。また、2000年代以降は欧米の同業買収を積極的に進め、2004年にドイツのSTELCO、2006年にVOGT electronicやPanta、2018年に米国Pontiac Coil、2025年にドイツのSchmidbauerを相次いでグループ化した。これらの買収により、大型コイルや特殊用途向け製品のラインアップを拡充している。
8つの要素技術が支えるカスタム対応力
コイルは電子回路設計の最後に仕様が決まるカスタム部品である。スミダグループは、中核の「巻線技術」をはじめ、「表面処理技術」「成型技術」「精密加工技術」「素材・材料技術」「設計技術」「評価技術」「生産技術」の8つの要素技術を「集合技術」として体系化し、顧客の要求にワンストップで応える。例えば、車載用パワーインダクタでは、高周波・大電流に対応するため、磁性材料の選定から巻線パターン、樹脂封止までの全工程を自社で最適化する。また、産業用機器向けEMCフィルタでは、ノイズ特性のシミュレーションと試作評価を繰り返し、小型化と高性能を両立する。こうした技術の蓄積により、取引実績が次の案件を呼ぶ好循環を生み出している。同社は仙台技術センター(M.Laboratory)を中核とする研究開発体制を整え、新製品・新技術の開発を進めている。
ニッチトップ戦略と中期経営計画
スミダグループは2035年にありたい姿として「Top Position in Multiple Niches」を掲げ、複数のニッチ市場で主導的地位を目指す。2024年2月に策定した中期経営計画2024-2026ではグリーンエネルギー関連を成長の柱と位置付けた。しかし、2024年初めからの欧州EV補助金停止や米国環境政策転換により市場環境が急変し、計画の見直しを余儀なくされた。これを受け、欧州と中国で人員削減による損益分岐点の改善を進めるとともに、収益源の多様化を図った。その一環として2025年10月にドイツSchmidbauerを買収し、風力発電や鉄道向け大型コイル分野に進出した。当連結会計年度(2025年12月期)の売上収益は前年比2.2%増の1,472億円、営業利益は64.8%増の74億円となった。構造改革費用の一過性減少や補償収入も寄与したが、依然としてPBRは0.6倍、ROEは6.0%と低く、収益力向上が課題である。
業界の中での役割は電子部品メーカー。車載・産業機器向けコイル部品、磁性材料などを供給。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
事業別の売上と利益
2025/12期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| アジア・パシフィック事業 | 924億円 | 62.8% | 47億円 | 5.1% |
| EU事業 | 548億円 | 37.2% | 34億円 | 6.2% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01車載関連主力
自動車のパワートレイン、ADAS、インフォテインメントなどに搭載されるコイル部品(パワーインダクタ、トランス、チョークコイル、センサ、モジュール)を供給。電動化・電子化の進展に対応。
- パワーインダクタ
- 車載電源回路向け面実装/ピンタイプインダクタ。
- パワートランスフォーマー
- 絶縁型DC-DCコンバータ用トランス、ゲート駆動トランス等。
- ローターポジションセンサー
- モーターの回転位置検出用センサー。
- ABSコイル
- アンチロックブレーキシステムの車輪速センサー用コイル。
- 車載用モジュール
- インバーター用チョークモジュール、パワーコンバージョンモジュール、フィルターモジュール。
02産業機器(インダストリー)準主力
FA機器、産業用電源、通信基地局など向けにパワーインダクタ、トランス、EMCフィルタ、RFID用アンテナコイルなどを供給。
- パワーインダクタ(産業用)
- 大電流対応の面実装/ピンタイプインダクタ。
- PoEトランス
- Power over Ethernet用絶縁トランス。
- EMCフィルタ(ノーマルモード/コモンモードコイル)
- 電磁妨害対策用のフィルタ部品。
- RFID用アンテナ/コイル
- 非接触通信システム用のアンテナコイル。
03家電関連副次
テレビ、エアコン、洗濯機など白物家電・AV機器向けにスイッチング電源用トランス、デジタルアンプ用LPFコイルなどを供給。
- スイッチング・パワーサプライ用トランス
- 家電電源回路向け小型トランス。
- デジタルアンプ用LPFローパスフィルタコイル
- D級アンプ出力フィルタ用コイル。
04医療機器副次
医療機器用コンポーネントとして、通信用アイソレーショントランスなどを供給。
- 通信用アイソレーショントランス
- 患者・機器間の絶縁を確保する信号伝達用トランス。
05その他(磁性材料・EMS等)その他
磁性材料(フェライト等)、セラミック部品、電子製品製造サービス(EMS)、フレキシブルフラットケーブル等も手掛ける。
- 磁性材料
- フェライトコアや磁性粉末などの材料。
- セラミック受動部品
- セラミックコンデンサ等。
- フレキシブルフラットケーブル
- 薄く曲げられる平型ケーブル。
製品と技術
車載電子化を支えるパワーインダクタとトランス
スミダグループの主力製品群は、自動車の電動化・電子化に不可欠なパワーインダクタである。車載電源回路用の面実装タイプやピンタイプのインダクタは、高効率な電力変換を実現する。パワートランスフォーマーは、絶縁型DC-DCコンバータやゲート駆動回路に用いられ、小型化と高耐圧を両立する。ローターポジションセンサーは、EV/HEVのモーター制御に必須の回転位置検出部品であり、高精度な磁気検出技術が求められる。ABSコイルはアンチロックブレーキシステムの車輪速センサー用で、長年にわたり採用実績を積む。さらに、インバーター用チョークモジュールやパワーコンバージョンモジュールなど、複数の機能を一体化したモジュール製品も提供している。これらの製品は、過酷な車載環境に耐える信頼性が要求され、スミダグループの8つの要素技術が結集されている。
産業・家電向けEMC対策部品と電源用トランス
産業機器分野では、FA機器や通信基地局向けに大電流対応のパワーインダクタ、PoE(Power over Ethernet)トランス、EMCフィルタ(ノーマルモード/コモンモードコイル)を供給する。EMCフィルタは、電子機器から発生する電磁妨害を抑制するための必須部品であり、各国の規制対応に貢献する。また、RFID用アンテナ/コイルは非接触通信システムに用いられ、物流・在庫管理など幅広い用途で使われる。家電向けでは、スイッチング・パワーサプライ用トランスがテレビ、エアコン、洗濯機などの電源回路に搭載される。デジタルアンプ用LPF(ローパスフィルタ)コイルは、D級アンプの出力フィルタとして高音質再生に寄与する。これらの製品は、小型化・薄型化が進む家電機器の要求に応えるべく、設計技術と生産技術を駆使して開発されている。
磁性材料からEMSまで広がる技術プラットフォーム
スミダグループはコイル部品以外にも、磁性材料(フェライトコアや磁性粉末)、セラミック受動部品、フレキシブルフラットケーブル、電子製品製造サービス(EMS)を手掛ける。磁性材料はコイルの性能を左右する基盤技術であり、自社で材料開発から行うことで他社との差別化を図る。セラミックコンデンサなど受動部品もラインアップに加え、顧客へのトータルソリューション提案を可能にしている。フレキシブルフラットケーブルは薄く曲げられる平型ケーブルで、自動車の配線や電子機器内部の接続に使用される。EMS事業では、顧客の設計に基づく電子基板の実装・組立を請け負い、グローバルな生産ネットワークを活用してコスト競争力を提供する。こうした多様な技術・サービスは、単なる部品供給を超えた付加価値創出に貢献している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
電気機器のなかでの位置
電子部品で世界展開、収益性は低位
電気機器業界に属し、コイル・インダクタ等の電子部品を手がける。売上高は約1,400億円超と規模は大きいが、営業利益率は3%〜5%と低水準。同業にはイビデンや日清紡HDなどがいるが、同社は特定領域で強みを持つ。売上高は横ばいで、成長鈍化が課題。海外生産比率が高く、グローバルに展開。低収益性の改善と事業ポートフォリオの再構築が急務とみられる。
強み
- 特定電子部品で世界トップクラスのシェア。
- 低コスト生産で国際競争力を維持。
- 長年の技術開発で高い信頼性を持つ。
- 売上高1,400億円超と財務基盤が堅牢。
課題
- 営業利益率5%未満で、利益率向上が課題。
- 売上高が横ばいで、新市場開拓が必要。
- 電子部品は価格競争が激しく、採算悪化リスク。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
受動部品・センサの時価総額近傍。太字がスミダコーポレーション
時価総額で並べると、掲載10社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 6779日本電波工業 | 616億円 | 29.7倍 |
| 2 | 7915NISSHA | 596億円 | 58.8倍 |
| 3 | 6718アイホン | 503億円 | 18.9倍 |
| 4 | 6785鈴木 | 431億円 | 11.5倍 |
| 5 | 6823リオン | 401億円 | 14.0倍 |
| 6 | 6817スミダコーポレーション | 396億円 | 18.1倍 |
| 7 | 6986双葉電子工業 | 324億円 | 12.9倍 |
| 8 | 6763帝国通信工業 | 276億円 | 20.3倍 |
| 9 | 6962大真空 | 250億円 | 58.9倍 |
| 10 | 6798SMK | 237億円 | 372.6倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(受動部品・センサ)に従っています。
会社の歴史
沿革 44件
「墨田電機工業」として創業した1956年
スミダグループの起源は1956年1月、東京都墨田区に設立された墨田電機工業株式会社である。コイルの製造・販売を目的とし、1961年に葛飾区に本社を移転。1963年6月には商号をスミダ電機株式会社に変更した。創業から間もない1966年10月には福島県相馬市に相馬工場を新設し、生産能力を高めた。この時期の日本は高度経済成長期にあり、家電製品の普及に伴いコイル需要が拡大。同社はラジオやテレビ向け部品を手掛け、その後カセットテープレコーダー、パソコンなど用途を広げていった。こうした製品開発力が後のグローバル展開の基盤となる。
香港・シンガポール進出で海外生産を開始
1970年代、日本国内の人件費上昇に対応するため、スミダ電機は海外生産を模索する。1974年7月、香港にSumida Electric(H.K.)Company Limitedを設立したのが最初である。続いて1987年5月にはシンガポール支店(後のSUMIDA TRADING PTE LTD)を開設。1992年12月には中国広東省に東莞勝美達(太平)電機有限公司を設立し、本格的な中国生産を開始した。これらの拠点は労働集約的なコイル製造のコスト競争力を大幅に向上させた。同時に、1990年1月には米国に販売子会社SUMIDA ELECTRIC(USA)COMPANY LIMITEDを設立し、北米市場への販路を拡大。1995年10月には仙台技術センター(現M.Laboratory)を開設し、研究開発機能を強化した。
株式公開と純粋持株会社への移行
1988年8月、スミダ電機は株式を日本証券業協会に店頭銘柄として登録。1998年12月には東京証券取引所市場第2部に上場し、資本市場からの資金調達を可能にした。2000年6月には商号をスミダコーポレーション株式会社に変更し、事業持株会社から純粋持株会社へ移行。同日、東証1部に指定替えとなった。この組織再編により、グループ全体の戦略立案と経営管理に集中する体制を整えた。2003年4月には委員会等設置会社に移行し、コーポレートガバナンスを強化。2004年12月にはドイツのSTELCO GmbHを買収し、欧州事業への本格参入を果たす。この時期、スミダグループは急成長を遂げ、売上高は2000年代初頭の数百億円から2010年代には1,000億円規模へ拡大する。
欧州企業の相次ぐ買収でプレゼンスを拡大
2004年のSTELCO買収に続き、スミダグループは欧州での企業買収を加速する。2006年2月にはドイツのVOGT electronic AGを買収(現SUMIDA AG)、同年9月にはPanta GmbH(現SUMIDA flexible connections GmbH)を傘下に収めた。これにより、ドイツを中心とした欧州でのコイル製造・販売基盤を確立。さらに2008年2月にはルーマニアにPANTA ROMANIA S.R.L.を設立し、東欧での生産を開始した。一方、アジアでは2005年に上海にトレーディング会社、2006年に韓国、2007年に台湾に販売拠点を設立。2008年8月には中国広西省南寧市に新工場を設立するなど、中国生産網を拡充した。2010年にはベトナム・ハイフォンに初の工場を設立し、ASEAN地域への生産シフトを進めた。
2010年代の統合と北米・インドへの進出
2010年1月、スミダ電機(現スミダコーポレーションの事業子会社)が株式会社エイワ、有限会社エイワ青森、株式会社モステックを吸収合併。同年4月には株式会社コンコルド電子工業も吸収し、国内事業の再編を図った。海外では、2010年3月に中国湖南省長沙、同年9月に江西省吉安、2011年に広州、2013年に江蘇省宿遷と続々と新工場を設立。ベトナムでは2015年4月に第2工場(クアンガイ)を稼働させた。2015年10月にはミクロネシアに保険子会社SUMIDA INSURANCE CORPORATIONを設立し、グループのリスク管理を強化。2018年6月には米国Pontiac Coil, Inc.を買収し、北米における生産能力を拡大。2019年1月にはインドに現地法人を設立し、新興市場への足がかりを築いた。
2020年代の構造改革とSchmidbauer買収
2021年1月、ドイツのSUMIDA EMS GmbHがSUMIDA Lehesten GmbHを吸収合併。同年12月には米国子会社2社(Pontiac CoilとSUMIDA AMERICA COMPONENTS)を統合し、SUMIDA AMERICA INC.とした。2022年4月、東証市場区分見直しによりプライム市場へ移行。2024年8月にはタイ・アユタヤ県に新工場を設立し、東南アジアの生産能力を強化した。しかし、2024年初頭からのEV市場の減速を受け、欧州と中国で構造改革(人員削減)を実施。損益分岐点の改善に努めた。2025年10月、ドイツのSchmidbauer Transformatoren- und Gerätebau GmbHの株式80%を取得。Schmidbauerは風力発電、太陽光、鉄道、防衛向け大型コイルに特化し、スミダグループの未開拓分野への展開を可能にする。これにより、ニッチトップ戦略の一環として高出力用途向け製品ラインアップを拡充した。
年表44件を開く
1950年代
- 1956年1月創業コイルの製造・販売を目的として、東京都墨田区に墨田電機工業株式会社を設立
1960年代
- 1961年12月東京都葛飾区に本社を移転
- 1963年6月商号変更商号をスミダ電機株式会社に変更
- 1966年10月福島・相馬工場を新設
1970年代
- 1974年7月創業香港にSumida Electric(H.K.)Company Limitedを設立
1980年代
- 1987年5月シンガポール支店を開設(現 SUMIDA TRADING PTE LTD)
- 1988年8月株式を日本証券業協会に店頭銘柄として登録
1990年代
- 1990年1月創業米国にSUMIDA ELECTRIC(USA)COMPANY LIMITED(コイルの販売)を設立(後にSUMIDA AMERICA COMPONENTS INC.に社名変更、2021年12月に現 SUMIDA AMERICA INC.に統合)
- 1992年12月創業中国の広東省に東莞勝美達(太平)電機有限公司を設立
- 1995年10月仙台技術センターを開設(現スミダ電機株式会社 M.Laboratory)
- 1998年12月上場株式を東京証券取引所市場第2部へ上場
- 1999年8月創業米国にSUMIDA AMERICA HOLDINGS INC.を設立
- 1999年8月創業C.P.Clare Corporationの電磁気事業部門を買収し、REMtech Corporation(NAFTAにおける製造・販売拠点)を設立(後にSUMIDA AMERICA COMPONENTS INC.に吸収合併、2021年12月に現 SUMIDA AMERICA INC.に統合)
2000年代
- 2000年6月商号変更商号をスミダコーポレーション株式会社に変更し、事業持株会社から純粋持株会社に移行
- 2000年6月東京証券取引所市場第1部へ指定
- 2003年4月委員会等設置会社に移行
- 2004年12月M&Aドイツ・STELCO GmbHを買収(現 SUMIDA Components GmbH)
- 2004年12月創業ドイツに事業統括会社としてSumida Holding Germany GmbHを設立(現 SUMIDA Europe GmbH)
- 2005年8月創業中国・上海にSUMIDA TRADING(SHANGHAI)COMPANY LIMITEDを設立
- 2006年2月M&Aドイツ・VOGT electronic AGを買収(現 SUMIDA AG)
- 2006年9月M&Aドイツ・Panta GmbHを買収(現 SUMIDA flexible connections GmbH)
- 2006年9月創業韓国にSUMIDA TRADING(KOREA)COMPANY LIMITEDを設立
- 2007年8月創業台湾にTAIWAN SUMIDA TRADING COMPANY LIMITEDを設立
- 2008年2月創業ルーマニアにPANTA ROMANIA S.R.L.を設立(現 SUMIDA FLEXIBLE CONNECTIONS ROMANIA S.R.L.)
- 2008年8月創業中国・南寧にSUMIDA ELECTRIC(GUANGXI)CO., LTD.を設立
- 2008年10月株式会社エイワ及び株式会社モステックの株式を取得
- 2009年1月創業オランダにSumida Finance B.V.を設立
- 2009年7月株式会社コンコルド電子工業の株式を取得
2010年代
- 2010年1月M&Aスミダ電機株式会社が株式会社エイワ、有限会社エイワ青森及び株式会社モステックを吸収合併
- 2010年1月創業ベトナム・ハイフォンにSUMIDA ELECTRONIC VIETNAM CO., LTD.を設立
- 2010年3月創業中国・湖南省にSumida Electric(Changde)Co., Ltd.を設立
- 2010年4月M&Aスミダ電機株式会社が株式会社コンコルド電子工業を吸収合併
- 2010年9月創業中国・江西省にSumida Electric(JI'AN)Co., Ltd.を設立
- 2011年11月創業中国・広東省にGuangzhou Sumida Electric Co., Ltd.を設立
- 2013年6月創業中国・江蘇省にSUMIDA Electronic SuQian Co., Ltd.を設立
- 2015年4月創業ベトナムに第2工場としてSUMIDA ELECTRONIC QUANG NGAI CO., LTD.を設立
- 2015年10月創業ミクロネシアにSUMIDA INSURANCE CORPORATIONを設立
- 2018年6月米国・Pontiac Coil, Inc.の株式を取得
- 2019年1月創業インドにSumida Electric (India) Private Limitedを設立
2020年代
- 2021年1月M&ASUMIDA EMS GmbHがSUMIDA Lehesten GmbHを吸収合併(社名をSUMIDA Lehesten GmbHに変更)
- 2021年12月M&ASUMIDA AMERICA INC.(旧社名Pontiac Coil Inc.)とSUMIDA AMERICA COMPONENTS INC.が合併。社名をSUMIDA AMERICA INC.とする
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第1部からプライム市場に移行
- 2024年8月創業タイ・アユタヤ県にSumida Electric (Thailand) Co., Ltd.の新工場を設立
- 2025年10月ドイツ・Schmidbauer Transformatoren- und Gerätebau GmbHの株式を取得
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/12期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上収益2028年度まで1,650億円
- 営業利益2028年度まで100億円
- 基本的1株当たり当期利益(EPS)2028年度まで174.0円
- 投下資本利益率(ROIC)2028年度まで6.7%
- ネットD/Eレシオ0.6倍
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
ニッチトップ戦略の推進
2035年にありたい姿「Top Position in Multiple Niches」を掲げ、カスタム性が高く差別化できる市場でシェア50%以上を目指す。高資本効率化、メガトレンド用途での案件獲得、自社技術による新事業創出の3本柱で進める。
- 02
中期経営計画2026-2028の推進
2028年までを対象とした中期計画を策定。ニッチトップ戦略の具体化として、プロセス高速化、メガトレンド領域での営業強化、Schmidbauer買収によるシナジー創出、地産地消体制の深化、成長投資と財務健全化を並行して進める。
- 03
コーポレート・ガバナンスの強化
経営と監督の分離を徹底し、社外取締役比率を高める(8名中6名)。多様性を重視し、女性・外国人取締役を登用。取締役会の実効性向上に継続的に取り組む。
- 04
ESG取り組みの推進
製品・技術による脱炭素化への貢献、資源有効活用と廃棄物削減、代替エネルギー活用を推進。2030年度までに温室効果ガス排出量(Scope1&2)を2022年度比42%削減する目標を掲げる。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で14,964人が働いている。
| 決算期 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|
| 2016年12月 | 19,821 | — |
| 2017年12月 | 20,606 | — |
| 2018年12月 | 20,693 | — |
| 2019年12月 | 18,115 | — |
| 2020年12月 | 17,768 | — |
| 2021年12月 | 18,521 | — |
| 2022年12月 | 17,985 | — |
| 2023年12月 | 15,455 | — |
| 2024年12月 | 14,662 | 31 |
| 2025年12月 | 14,964 | 49 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社35社(国内 8 / 海外 27、うち連結子会社 20) を有報から抽出しています。
- 海外Sumida Electric (H.K.) Company Limited ※1香港 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外東莞勝美達(太平)電機有限公司 ※1中国 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外SUMIDA TRADING PTE. LTD.シンガポール · 連結子会社議決権100.0%
- 海外SUMIDA Components GmbHドイツ · 連結子会社議決権98.1%
- 海外SUMIDA Europe GmbH ※1ドイツ · 連結子会社議決権100.0%
- 海外SUMIDA TRADING (SHANGHAI) COMPANY LIMITED中国 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外SUMIDA AG ※1ドイツ · 連結子会社議決権98.1%
- 海外SUMIDA Components & Modules GmbHドイツ · 連結子会社議決権98.1%
- 海外SUMIDA Lehesten GmbHドイツ · 連結子会社議決権98.1%
- 海外SUMIDA COMPONENTS DE MEXICO, S.A. DE C.V.メキシコ · 連結子会社議決権72.3%
- 国内SUMIDA ROMANIA S.R.L.ルーマニア · 連結子会社議決権98.1%
- 海外SUMIDA electronic Shanghai Co., Ltd.中国 · 連結子会社議決権98.1%
残りのグループ会社23社を開く
- SUMIDA Slovenija, d.o.o.スロベニア72%
- vogtronics GmbHドイツ72%
- ISMART GLOBAL LIMITED ※1英領ヴァージン諸島100%
- SUMIDA flexible connections GmbHドイツ98%
- SUMIDA TRADING (KOREA)COMPANY LIMITED韓国100%
- TAIWAN SUMIDA TRADING COMPANY LIMITED台湾100%
- SUMIDA ELECTRIC (GUANGXI) CO., LTD.中国100%
- SUMIDA FLEXIBLE CONNECTIONS ROMANIA S.R.L.ルーマニア98%
- Sumida Finance B.V.オランダ100%
- Sumida Electric (Thailand) Co., Ltd.タイ100%
- SUMIDA ELECTRONIC VIETNAM CO., LTD.ベトナム100%
- Sumida Electric (Changde) Co., Ltd.中国100%
- Sumida Electric (JI'AN) Co., Ltd. ※1中国100%
- Guangzhou Sumida Electric Co., Ltd. ※1中国100%
- SUMIDA Electronic SuQian Co., Ltd.中国98%
- SUMIDA ELECTRONIC QUANG NGAI CO., LTD. ※1ベトナム100%
- SUMIDA INSURANCE CORPORATIONミクロネシア100%
- SUMIDA AMERICA HOLDINGS INC.アメリカ100%
- Sumida America Inc.アメリカ100%
- Sumida Electric (India) Private Limitedインド100%
- Schmidbauer Transformatoren- und Gerätebau GmbHドイツ78%
- VOGT electronic Miesau GmbHドイツ98%
- スミダ電機株式会社宮城県(名取市)100%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年12月期の売上高は1,472億円、営業利益は74億円。前期と比べると増収増益で、売上が+2.2%、利益が+64.4%。
会社が出している今期の予想2026年12月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 1,560億円 | 1,472億円 |
| 営業利益 | 75億円 | 74億円 |
| 純利益 | 37億円 | 36億円 |
| 1株あたり配当 | ¥53 | ¥53 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年2Qで、売上は799億円、営業利益は19億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+12.2%、営業利益は−44.1%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年1Q | 356 | 23 | 6.5 | 12 |
| 2023年2Q | 376 | 29 | 7.7 | 21 |
| 2023年3Q | 377 | 22 | 5.8 | 11 |
| 2023年4Q | 368 | — | — | 7 |
| 2024年1Q | 363 | 12 | 3.3 | 3 |
| 2024年2Q | 368 | 11 | 3.0 | 2 |
| 2024年4Q | 709 | 22 | 3.1 | 1 |
| 2025年2Q | 712 | 34 | 4.8 | 17 |
| 2025年4Q | 760 | 40 | 5.3 | 19 |
| 2026年2Q | 799 | 19 | 2.4 | 2 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2012年12月期からの14期で、売上は513億円から1,472億円へ2.9倍に増えた。直近期の営業利益率は5.0%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 税引前利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年12月 | 513 | — | 11 | — | 7 |
| 中国・江蘇省にSUMIDA Electronic SuQian Co., Ltd.を設立 / この期から会計基準が日本基準からIFRSに変わりました。前後の数値は単純に比較できません | |||||
| 2013年12月 | 639 | — | 11 | — | −20 |
| 2014年12月 | 776 | — | 28 | — | 13 |
| ベトナムに第2工場としてSUMIDA ELECTRONIC QUANG NGAI CO., LTD.を設立 | |||||
| 2015年12月 | 862 | — | 33 | — | 20 |
| 2016年12月 | 811 | — | 55 | — | 37 |
| 2017年12月 | 902 | — | 57 | — | 45 |
| 2018年12月 | 975 | — | 41 | — | 24 |
| インドにSumida Electric (India) Private Limitedを設立 | |||||
| 2019年12月 | 943 | — | 22 | — | 16 |
| 2020年12月 | 844 | — | 15 | — | 8 |
| SUMIDA EMS GmbHがSUMIDA Lehesten GmbHを吸収合併(社名をSUMIDA Lehesten GmbHに変更) | |||||
| 2021年12月 | 1,049 | — | 39 | — | 26 |
| 2022年12月 | 1,386 | — | 65 | — | 51 |
| 2023年12月 | 1,477 | — | 59 | — | 51 |
| タイ・アユタヤ県にSumida Electric (Thailand) Co., Ltd.の新工場を設立 | |||||
| 2024年12月 | 1,440 | 45 | 13 | 3.1 | 6 |
| 2025年12月 | 1,472 | 74 | 48 | 5.0 | 36 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年12月期
売上高1,472億円のうち、営業利益として残るのは74億円で5.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は36億円、売上の2.4%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金85.8%1,263億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金8.7%128億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.0%74億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2025年12月期は営業CFが165億円、投資CFが−129億円で、差し引きのフリーCFは36億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は61億円で、売上の0.5ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年12月 | 30 | −28 | −49 | 2 | 26 |
| 2013年12月 | 43 | −29 | −12 | 14 | 35 |
| 2014年12月 | 15 | −63 | 47 | −48 | 37 |
| 2015年12月 | 55 | −44 | −11 | 11 | 35 |
| 2016年12月 | 83 | −50 | −30 | 33 | 35 |
| 2017年12月 | 37 | −93 | 74 | −56 | 54 |
| 2018年12月 | 47 | −152 | 95 | −105 | 41 |
| 2019年12月 | 87 | −81 | −13 | 6 | 33 |
| 2020年12月 | 91 | −67 | −4 | 24 | 52 |
| 2021年12月 | 6 | −67 | 48 | −61 | 42 |
| 2022年12月 | 106 | −82 | −41 | 24 | 29 |
| 2023年12月 | 183 | −107 | −78 | 76 | 31 |
| 2024年12月 | 149 | −88 | −53 | 61 | 43 |
| 2025年12月 | 165 | −129 | −20 | 36 | 61 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2025年12月期の総資産は1,637億円。このうち返さなくてよい自己資本が620億円で、自己資本比率は37.9%(業種中央値61.0%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2012年12月 | 468 | 99 | 369 | 19.7 |
| 2013年12月 | 567 | 145 | 422 | 23.9 |
| 2014年12月 | 701 | 177 | 524 | 23.6 |
| 2015年12月 | 691 | 190 | 501 | 27.5 |
| 2016年12月 | 690 | 206 | 484 | 29.9 |
| 2017年12月 | 844 | 286 | 558 | 33.9 |
| 2018年12月 | 943 | 338 | 605 | 35.9 |
| 2019年12月 | 966 | 330 | 636 | 34.2 |
| 2020年12月 | 981 | 330 | 651 | 33.6 |
| 2021年12月 | 1,177 | 383 | 794 | 32.6 |
| 2022年12月 | 1,348 | 468 | 880 | 34.7 |
| 2023年12月 | 1,428 | 551 | 877 | 38.6 |
| 2024年12月 | 1,478 | 586 | 869 | 39.7 |
| 2025年12月 | 1,637 | 620 | 983 | 37.9 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
電気機器 224社との比較
同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで224社中19位あたり、逆に低いのは自己資本比率で224社中201位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,196で、1年前と比べて+20.4%。過去52週の値幅のなかでは27%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 18.1倍 |
| PER (会社予想) | 10.8倍 |
| PBR | 0.62倍 |
| 配当利回り | 4.43% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は1202円で、25日線(1304.04円)を約7.8%下回り、75日線(1350.55円)からも乖離。52週高値1626円からは26%下落、安値1015円からは18%戻した水準。8月3日には出来高86万株と急増して下落し、その後も30〜40万株の高水準が続く。RSIは40とやや弱気圏で、下値不安が残るが、売られ過ぎではない。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)。
PERは18.13倍で業界平均の29.18倍を約38%下回り、予想PERも10.9倍と低い。PBRは0.63倍と1倍割れで、平均2.07倍と比べ割安感が強い。ROEは6%で平均より低いが、直近で改善傾向。配当利回りは4.41%と平均2.3%を大きく上回り、配当性向39.4%と健全。業績は横ばいだが利益は増加しており、収益性が向上。割安で配当も魅力的だが、業界平均に対しPER・PBRとも低く割安と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 18.1倍 | 30.8倍 |
| PER (予想) | 10.8倍 | — |
| PBR | 0.62倍 | 2.58倍 |
| ROE | 6.0% | 5.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
自動車の電動化・自動運転化による車載部品の需要増が追い風となる一方、足元の業績は低迷しています。強気派は、EVシフトによる電子部品搭載数の増加と、同社の車載向け依存の高さを成長として評価します。弱気派は、中国市場の競争激化や生産コストの増加で利益率が圧迫されていること、特定顧客への依存を懸念します。直近の売上高は横ばいですが、純利益は激減しており、回復が焦点です。
- 車載需要の拡大
自動車の電動化・自動運転で1台あたりの電子部品使用量が増加している。
- グローバル生産体制
世界各地の生産拠点が為替変動や地域リスクを分散する。
- 株主還元の厚み
配当利回り4.41%と高水準で、株主への還元姿勢が強い。
- 2025年12月期営業利益74億円、前期比64%増通年影響強
営業利益は前期比29億円増の74億円、売上高1472億円で増益率64%。
- 予想PER10.9倍は実績18.1倍から改善決算発表後影響中
実績PER18.1倍に対し予想PER10.9倍、利益成長で株価指標の改善余地。
- 配当利回り4.41%と高水準の株主還元通年影響弱
配当利回り4.41%、インカム需要で株価を下支えする。
- PBR0.63倍と解散価値割れの低評価継続影響中
PBR0.63倍は純資産比で株価が割安、資本政策次第で見直し余地。
- 収益性の悪化
2024/12期の純利益は6億円と前期比で大幅減益となり、営業利益率も低迷。
- 競争激化
アジアの低価格メーカーとの競争で販売価格の下落圧力が続く。
- 顧客依存
特定の自動車メーカーへの売上依存が高く、需要変動の影響を受けやすい。
- 売上高は3期連続で約1400億円台と停滞通年影響中
売上高は1477→1440→1472億円とほぼ横ばい、成長性が乏しい。
- 純利益は2024年12月期に6億円まで急減不定影響中
2024年12月期純利益6億円は前期51億円から45億円減益、業績変動が大きい。
- 営業利益率5%台と低収益構造通年影響中
売上高1472億円に対し営業利益74億円、営業利益率5.03%にとどまる。
- ROE6%と資本効率の低さ継続影響弱
ROE6%では資本コストを上回るか不明、PBR0.63倍の低評価が続く。
- 車載向け売上比率
- 電動化の進展による需要変化を把握するため。
- 営業利益率
- 価格競争やコスト上昇の影響を確認するため。
- 受注残高
- 今後の売上の先行指標となるため。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり53円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは4.43%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2016年12月 | 34 | — | 70.4 |
| 2017年12月 | 45 | 32.4 | 112.8 |
| 2018年12月 | 27 | −40.0 | 101.3 |
| 2019年12月 | 24 | −11.1 | 1739.1 |
| 2020年12月 | 27 | 12.5 | 10.9 |
| 2021年12月 | 28 | 3.7 | 487.8 |
| 2022年12月 | 47 | 67.9 | 67.8 |
| 2023年12月 | 51 | 8.5 | 85.5 |
| 2024年12月 | 53 | 3.9 | — |
| 2025年12月 | 53 | 0.0 | 39.4 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥53
株主
有価証券報告書より
2025年12月期末の株主数は延べ19,039人。区分でいちばん多いのは個人・その他で46.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が28.2%を占め、残る71.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年12月% | 2021年12月% | 2022年12月% | 2023年12月% | 2024年12月% | 2025年12月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 18.2 | 17.9 | 16.8 | 31.6 | 50.7 | 46.0 |
| 金融機関 | 45.9 | 50.5 | 48.4 | 40.3 | 24.6 | 21.8 |
| 外国法人 | 29.9 | 24.0 | 26.9 | 17.1 | 15.1 | 21.6 |
| 事業法人 | 5.0 | 5.0 | 5.1 | 4.9 | 6.0 | 6.4 |
| 証券会社 | 1.0 | 2.5 | 2.9 | 6.0 | 3.5 | 4.2 |
| 自己株式 | 1.0 | 0.9 | 0.9 | 0.8 | 0.1 | 0.1 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 14.95 |
| 02 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 5.25 |
| 03 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223 (常任代理人 株式会社みずほ銀行) | 3.96 |
| 04 | ヤワタビル株式会社(注)1. | 3.36 |
| 05 | Yawata Zaidan Limited(注)1. (常任代理人 麹丸美樹) | 2.29 |
| 06 | 佐藤哲雄 | 2.17 |
| 07 | JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行) | 1.27 |
| 08 | JPモルガン証券株式会社 | 1.12 |
| 09 | JP JPMSE LUX RE BARCLAYS CAPITAL SEC LTD EQ CO (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 1.03 |
| 10 | THE BANK OF NEW YORK MELLON 140040 (常任代理人 株式会社みずほ銀行) | 0.96 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-07-06野村證券株式会社新規の大量保有報告0.72%+0.58pt
- 2026-05-07ノムラ インターナショナル ピーエルシー(NOMURA INTERNATIONAL PLC)新規の大量保有報告0.14%-0.08pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+190%、1株純資産は14期で+291%。直近期のROEは6.0%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年12月 | 38 | 479 | 9.1 | 13.2 | — |
| 2013年12月 | −91 | 584 | −17.7 | — | 100.8 |
| 2014年12月 | 58 | 712 | 9.0 | 14.3 | 36.5 |
| 2015年12月 | 88 | 818 | 12.0 | 8.7 | 35.5 |
| 2016年12月 | 158 | 889 | 18.5 | 6.7 | 70.4 |
| 2017年12月 | 176 | 1,070 | 18.3 | 11.0 | 112.8 |
| 2018年12月 | 90 | 1,250 | 7.8 | 14.0 | 101.3 |
| 2019年12月 | 58 | 1,216 | 4.7 | 22.1 | 1739.1 |
| 2020年12月 | 31 | 1,214 | 2.5 | 35.3 | 10.9 |
| 2021年12月 | 97 | 1,410 | 7.4 | 13.1 | 487.8 |
| 2022年12月 | 188 | 1,722 | 12.0 | 7.3 | 67.8 |
| 2023年12月 | 167 | 1,687 | 9.9 | 6.9 | 85.5 |
| 2024年12月 | 18 | 1,775 | 1.0 | 49.4 | — |
| 2025年12月 | 109 | 1,876 | 6.0 | 10.5 | 39.4 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
12名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は12名。2025/12期の役員報酬は総額612百万円。
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 八幡滋行 | 取締役 取締役会議長 指名委員 報酬委員 | 74 |
| 梅本龍夫 | 取締役 取締役会副議長 指名委員会議長 報酬委員会議長 | 69 |
| 范仁鶴 | 取締役 指名委員 報酬委員 | 76 |
| 早川亮 | 取締役 監査委員会議長 | 63 |
| アルバート・キルヒマン | 取締役 指名委員 報酬委員 | 69 |
| 上野佐和子 | 取締役 監査委員 | 62 |
| 本多慶行 | 取締役 指名委員 報酬委員 監査委員 | 70 |
| 土地順子 | 取締役 監査委員 | 63 |
| 堀寬二 | 代表執行役 CEO | 61 |
| 小島勝幸 | 執行役 | 64 |
| 竹島広松 | 執行役 | 62 |
| クラウス・ノイマイヤー | 執行役 | 53 |
役員報酬の内訳2025/12期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| その他役員 | 12 | 231 | 54 | 307 | 26 |
| 執行役 | 4 | 149 | 54 | 224 | 56 |
| 社外取締役 | 6 | 45 | — | 45 | 8 |
| 取締役(社内) | 2 | 36 | 0 | 36 | 18 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/12期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容979字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題4,105字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク4,586字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)11,580字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS。
- 半期報告書半期報告書-第72期(2026/01/01-2026/12/31)2026-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第71期(2025/01/01-2025/12/31)2026-03-16
- 半期報告書半期報告書-第71期(2025/01/01-2025/12/31)2025-08-08
- 有価証券報告書有価証券報告書-第70期(2024/01/01-2024/12/31)2025-03-19
- 半期報告書半期報告書-第70期(2024/01/01-2024/12/31)2024-08-09
- 四半期報告書四半期報告書-第70期第1四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第69期(2023/01/01-2023/12/31)2024-03-21
- 四半期報告書四半期報告書-第69期第3四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-13
- 四半期報告書四半期報告書-第69期第2四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 四半期報告書四半期報告書-第69期第1四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-05-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第68期(2022/01/01-2022/12/31)2023-03-24
- 四半期報告書四半期報告書-第68期第3四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
- 決算説明資料2026年12月期第2四半期決算説明資料2026-07-31
TDnetのPDFは掲載後約1ヶ月で削除されるため、古い開示はタイトルのみの記録です。
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