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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,030.3+263ドル円158.87-1NASDAQ26,199.46+100S&P 5007,668.94+37SOX 指数11,309.66+219/2終値

ブリヂストン

BRIDGESTONE CORPORATION5108 · Prime · ゴム製品

タイヤ・ゴム製品の世界最大手の一角。乗用車から鉱山車両まで広範なタイヤを供給し、ソリューション事業も展開。

概要

ブリヂストンは世界最大級のタイヤメーカーで、乗用車用から鉱山用、航空機用まで幅広いタイヤを製造販売する。2024年12月期売上収益は4兆4,301億円、営業利益4,433億円。連結従業員数は約11万6千人。グローバルに222の連結子会社を持ち、4つの地域セグメントで事業を展開する。

四つの地域セグメントで構成されるグローバル体制

ブリヂストングループは、日本、アジア・大洋州・インド・中国、米州、欧州・中近東・アフリカの4つの報告セグメントで事業を管理する。連結子会社222社、持分法適用会社122社から成る。地域ごとに統括会社を置き、タイヤ事業とソリューション事業を中心に展開。米州セグメントが売上高の約48%を占め、最大の市場である。

収益の柱は高付加価値タイヤとソリューション事業

タイヤ事業が中核で、乗用車用、トラック・バス用、鉱山・建設車両用、航空機用などを扱う。特に18インチ以上のプレミアムタイヤや鉱山用超大型タイヤが収益を牽引。ソリューション事業では、タイヤ管理システムやデータサービスを提供。2024年度の調整後営業利益は4,937億円、利益率は約11.1%である。

スポーツ・化工品など多角化事業も展開

タイヤ以外に、化工品事業(油圧ホース、ゴムクローラ、免震ゴム)やスポーツ事業(ゴルフ用品)、サイクル事業(自転車)を持つ。1935年からゴルフボール生産、1940年代から自転車事業を開始。これら多角化事業はグループ全体の約5%の売上を占める。

サステナビリティ目標と技術開発

2050年までにサステナブルなソリューションカンパニーを目指す。CO2削減目標として、2030年にScope1,2排出量を2011年比50%削減。再生可能エネルギー比率は2025年見込み73%。天然ゴムの持続可能な調達や、タイヤのケミカルリサイクルの事業化を推進する。

業界の中での役割はタイヤ・ゴム製品の総合メーカー(タイヤ+鉱山・航空向けソリューション+化工品+スポーツ)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
4.4兆円
営業利益
3,812億円
営業利益率
8.6%
純利益
3,273億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2019/12
事業売上構成比利益利益率
タイヤ2.9兆円83.5%3,259億円11.1%
多角化5,815億円16.5%2億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01自動車(乗用車)主力

乗用車用タイヤを世界規模で製造・販売。ブリヂストン、ファイアストン、バンダグ等のブランド。新車装着(OE)および交換用(リプレイスメント)市場向け。

主な製品・サービス1
乗用車用タイヤ
乗用車向けタイヤ。幅広いサイズ・性能をラインナップし、安全性・燃費性能・乗り心地を提供。

02商用車(トラック・バス)主力

トラック・バス用タイヤを供給。耐久性・燃費性能に優れ、物流・公共交通業界向け。ソリューション事業としてタイヤ管理サービスも提供。

主な製品・サービス1
トラック・バス用タイヤ
大型トラック・バス向けタイヤ。長寿命・低燃費を実現。

03鉱山・建設・農業準主力

鉱山・建設車両用、農業車両用などのスペシャリティタイヤを供給。過酷な条件下での耐久性・耐摩耗性が求められ、同分野で高いシェア。鉱山向けソリューションとしてタイヤ監視システム等も提供。

主な製品・サービス2
鉱山・建設車両用タイヤ
超大型ダンプトラックや建設機械向けの超耐久タイヤ。耐摩耗性・耐熱性に優れる。
農業車両用タイヤ
トラクター等農業機械向けタイヤ。軟弱地での走行性能を確保。

04航空機副次

航空機用タイヤを供給。離着陸時の高速・高負荷に耐える特殊タイヤ。ブリヂストンは世界大手。

主な製品・サービス1
航空機用タイヤ
航空機の離着陸用タイヤ。高速・高負荷に耐え、安全性が最優先。

05化工品(ホース・ゴムクローラ・免震他)副次

油圧ホース、高機能ホース、ゴムクローラ、樹脂配管、免震ゴムなどの化工品を製造販売。産業機械・建設機械・建築向け。

主な製品・サービス3
油圧・高機能ホース
高圧油圧用ホース等。各種産業機械に使用。
ゴムクローラ
建設機械・農業機械向けのゴム製履帯。
免震ゴム
建物の地震対策用免震装置。

06スポーツ(ゴルフ・自転車)副次

ブリヂストンスポーツ(ゴルフ用品)およびブリヂストンサイクル(自転車)を展開。ゴルフクラブ・ボール、自転車・関連用品を製造販売。

主な製品・サービス2
ゴルフ用品(クラブ・ボール等)
ブリヂストンブランドのゴルフクラブ、ゴルフボール。アマチュアからプロまで。
自転車
ブリヂストンブランドの自転車。シティサイクルからスポーツタイプまで。

製品と技術

乗用車から鉱山まで網羅するタイヤラインナップ

ブリヂストンは乗用車用タイヤで高いブランド力を誇る。主力ブランドは「ブリヂストン」「ファイアストン」「バンダグ」。18インチ以上のプレミアムタイヤが収益を牽引。トラック・バス用タイヤは耐久性と燃費性能を追求。さらに、鉱山・建設車両用の超大型タイヤでは、耐摩耗性と耐熱性に優れ、世界で高いシェアを持つ。航空機用タイヤも世界大手。

化工品事業:ホース、クローラ、免震ゴム

化工品事業では、油圧ホースや高機能ホースを提供。建設機械や産業機械向けのゴムクローラも手掛ける。免震ゴムは建物の地震対策として需要がある。これらはいずれもゴム技術の応用で、タイヤ事業で培った材料・製造技術を活かしている。ブリヂストン化工品ジャパンが国内販売を統括。

ゴルフ用品と自転車:スポーツ・レジャー分野

ブリヂストンスポーツはゴルフクラブとゴルフボールを製造販売。アマチュアからプロまで幅広く支持される。ブリヂストンサイクルは1949年の分離以来、シティサイクルやスポーツ自転車を展開。両事業とも国内市場が中心だが、ブランド価値向上に貢献している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

ゴム製品のなかでの位置

世界タイヤ首位、海外売上中心で国内依存低い

ゴム製品業界の中でブリヂストンは世界最大手のタイヤメーカーであり、横浜ゴムや住友ゴム工業などの国内同業を大きく上回る売上規模を誇る。グローバルに生産・販売網を展開し、海外売上高比率が高く、国内市場に依存しない収益構造を持つ。直近の売上高はほぼ横ばいだが、営業利益率は10%前後で推移しており、安定した収益力を示す。一方、原材料価格や為替変動の影響を受けやすく、競争激化で価格競争力の維持が課題。プレミアムタイヤや高付加価値製品への集中投資を進め、ブランド力で差別化を図っている。しかし、電動車向けや環境規制への対応、デジタル技術を活用したサービス強化が今後の成長鍵となる。

強み

  • 売上高で世界首位のタイヤメーカーであり、生産・販売網がグローバルに展開。
  • 高い知名度と信頼性でプレミアム市場に強く、価格決定力を持つ。
  • 海外売上高比率が高く、日本市場の影響を抑えた多様な収益源を持つ。
  • 高付加価値タイヤの研究開発に注力し、燃費性能や耐久性で競争優位を確保。

課題

  • 原油由来の原材料価格や為替変動の影響でコストが変動しやすい。
  • アジア勢の低価格攻勢や電動車シフトで競争が激化し、シェア維持に課題。
  • 電動車向けタイヤの需要特性に合わせた製品開発と生産体制の刷新が必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

自動車完成車・大手部品の時価総額近傍。太字がブリヂストン

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17203トヨタ自動車49.5兆円8.9倍
27011三菱重工業12.6兆円53.4倍
37267本田技研工業7.7兆円
46902デンソー5.6兆円11.8倍
57269スズキ4.2兆円9.3倍
65108ブリヂストン2.9兆円20.8倍
77013IHI2.8兆円17.1倍
87272ヤマハ発動機1.9兆円8.5倍
97270SUBARU1.9兆円21.2倍
107259アイシン1.7兆円16.2倍
117202いすゞ自動車1.5兆円11.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(自動車完成車・大手部品)に従っています。

会社の歴史

沿革 36件

タイヤ生産から始まった1931年の創業

1931年3月、福岡県久留米市でブリッヂストンタイヤ株式会社を設立。創業者は石橋正二郎。同年に自動車タイヤの生産を開始。社名は創業者の名字「石橋」を英訳したもの。1935年にはゴルフボールの生産、1937年にはホースの生産を開始し、多角化の基礎を築いた。

戦中戦後の混乱と事業再編

1942年、社名を日本タイヤ株式会社に変更。戦後の1949年、ブリヂストン自転車株式会社(現ブリヂストンサイクル)を分離。1951年に再びブリヂストンタイヤ株式会社に戻す。1961年10月、東京・大阪両証券取引所に株式上場し、資本基盤を強化した。

海外進出の本格化と米国市場への布石

1967年、タイに合弁会社Thai Japan Tyre設立。1973年にはインドネシアに進出。1980年、オーストラリアのUniroyal Holdingsを買収し、現地生産体制を確立。1982年、米国に製造会社を設立。1988年、米タイヤ大手ファイアストン(Firestone)を買収。これにより北米市場での存在感を飛躍的に高めた。

世界同時不況を乗り越えた1990年代の再編

1993年、スポーツ事業をブリヂストンスポーツに統合。1994年、欧州統括会社を設立。1997年、南アフリカのFirestone South Africaを買収。1998年、ポーランドに製造拠点。2000年には中国天津の工場を買収し、アジアでのプレゼンスを強化した。

2000年代のM&Aとグローバル最適化

2005年、ハンガリーに工場設立。2006年、シンガポールにアジア太平洋統括会社。2007年、米バンダグ(Bandag)を買収し、タイヤリトレッド事業を拡大。2014年、米マストヘッドを買収し化工品強化。2019年、オランダのTomTom Telematicsを買収し、モビリティソリューション事業に本格参入。

事業再編とサステナビリティへのシフト

2021年、米Azuga Holdingsを買収し、フリート管理ソリューションを拡充。同年、豪Otracoを買収し、鉱山向けタイヤ管理を強化。2024年度は事業再編費用を計上しつつ、プレミアムタイヤとソリューション事業の拡大で調整後営業利益は増益。カーボンニュートラルとサーキュラーエコノミーへの投資を加速している。

年表36件を開く

1930年代

  • 1931年3月創業福岡県久留米市にブリッヂストンタイヤ株式会社を設立し、自動車タイヤの生産を開始
  • 1935年10月ゴルフボールの生産を開始
  • 1937年5月本社を東京に移転
  • 1937年9月ホースの生産を開始

1940年代

  • 1942年2月日本タイヤ株式会社に社名を変更
  • 1949年10月創業ブリヂストン自転車株式会社(現在のブリヂストンサイクル株式会社)を分離設立

1950年代

  • 1951年2月ブリヂストンタイヤ株式会社に社名を変更

1960年代

  • 1961年10月上場東京、大阪両証券取引所に株式を上場
  • 1967年6月タイに合弁会社Thai Japan Tyre Co., Ltd.(現在のThai Bridgestone Co., Ltd.)を設立

1970年代

  • 1972年9月合弁会社ブリヂストン・スポルディング株式会社(現在のブリヂストンスポーツ株式会社)を設立
  • 1973年9月インドネシアに合弁会社P.T. Bridgestone Tire Indonesia(現在のPT Bridgestone Tire Indonesia)を設立

1980年代

  • 1980年12月M&AオーストラリアのUniroyal Holdings Ltd.(現在のBridgestone Australia Ltd.)の株式を買収
  • 1982年11月創業米国にBridgestone Tire Manufacturing(U.S.A.), Inc.を設立(1990年5月、Bridgestone/Firestone, Inc.(現在のBridgestone Americas Tire Operations, LLC)と合併)
  • 1984年4月株式会社ブリヂストンに社名を変更
  • 1988年5月M&AThe Firestone Tire & Rubber Co.(現在のBridgestone Americas Tire Operations, LLC)を買収

1990年代

  • 1993年1月M&Aスポーツ事業をブリヂストンスポーツ株式会社に統合
  • 1994年12月M&ABridgestone/Firestone Europe S.A.(現在のBridgestone Europe NV/SA)を欧州事業の統括持株会 社とし、欧州における販売・物流機能を同社に統合
  • 1994年12月創業米国にBmah Corp.(現在のBridgestone Americas, Inc.)を設立
  • 1997年1月M&A南アフリカのFirestone South Africa (Pty) Ltd.(現在のBridgestone South Africa (Pty) Ltd.)を連結子会社に持つFedstone (Pty) Ltd.(現在のBridgestone South Africa Holdings (Pty) Ltd.)を買収
  • 1998年7月創業ポーランドにBridgestone/Firestone Poland Sp. z o.o.(現在のBridgestone Poznan Sp. z o.o.)を設立
  • 1999年11月創業アラブ首長国連邦にBridgestone Middle East FZE(現在のBridgestone Middle East & Africa FZE)を設立

2000年代

  • 2000年1月M&A中国の天津錦湖輪胎有限公司(現在の普利司通(天津)輪胎有限公司)を買収
  • 2000年3月創業タイにBridgestone Tire Manufacturing (Thailand) Co., Ltd.を設立
  • 2001年12月Bridgestone/Firestone, Inc.(現在のBridgestone Americas Tire Operations, LLC)は米州事業の統括持株会社であるBridgestone/Firestone Americas Holding, Inc.(現在のBridgestone Americas, Inc.)のもとで事業内容別に分社化し、組織を再編
  • 2003年2月創業中国に普利司通(無錫)輪胎有限公司を設立
  • 2004年10月創業中国に普利司通(中国)投資有限公司を設立
  • 2005年7月創業ハンガリーにBridgestone Termelo Kft.(現在のBridgestone Tatabanya Kft.)を設立
  • 2005年8月M&AインドネシアのPT. Goodyear Sumatra Plantation(現在のPT Bridgestone Sumatra Rubber Estate)を買収
  • 2006年7月創業シンガポールにBridgestone Asia Pacific Pte. Ltd.を設立
  • 2007年5月M&ABridgestone Americas Holding, Inc.(現在のBridgestone Americas, Inc.)がBandag, Incorporated(現在のBridgestone Bandag, LLC)を買収

2010年代

  • 2012年5月創業タイにBridgestone Specialty Tire Manufacturing (Thailand) Co., Ltd.を設立
  • 2014年6月M&A米国のMasthead Industries, LLC(現在のBridgestone Hose America, Inc.)を買収
  • 2017年5月M&ABridgestone Europe NV/SAがフランスのEts Paul Ayme (Holding) & Ayme Er Fils SAS(現在のFirst Stop Ayme SAS)を買収
  • 2019年4月M&ABridgestone Europe NV/SAがオランダのTom Tom Telematics B.V.(現在のBridgestone Mobility Solutions B.V.)を買収

2020年代

  • 2021年9月M&ABridgestone Americas, Inc.がAzuga Holdings, Inc.を買収
  • 2021年12月M&ABridgestone Mining Solutions Australia Pty. Ltd.がOtraco International Pty Ltdを買収

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上収益2026年まで4兆5,000億円
  • 調整後営業利益2026年まで5,150億円
  • 調整後営業利益率2026年まで11.4%
  • 親会社の所有者に帰属する当期利益2026年まで3,400億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    質を伴った成長による持続可能性向上

    使命「最高の品質で社会に貢献」のもと、質を伴った成長を実現し、企業と社会双方の持続可能性を高める。

  2. 02

    タイヤ事業の強化とソリューション・リサイクル事業の展開

    タイヤ事業で商品力強化とコスト競争力向上を両立。ソリューション事業で顧客の安全性・生産性向上とCO2削減に貢献。リサイクル事業ではケミカルリサイクルの早期社会実装を推進。

  3. 03

    サステナビリティビジネスモデルの確立

    バリューチェーン全体でのカーボンニュートラル、サーキュラーエコノミー、ネイチャーポジティブをビジネスと連動させた独自モデルを経営戦略に織り込み推進。

  4. 04

    グローバル経営リスクへの対応

    地政学リスク、サイバーリスク、6PPD・TRWP、EUDRの4重点管理アイテムを設定し、影響を見極め迅速に対策。

  5. 05

    人財戦略による価値創造の好循環

    人的創造性を経営指標とし、人財投資を強化。現場改善プログラムや次世代リーダー育成、DE&I推進により生産性・創造性向上と付加価値拡大を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で115,716人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は771万円で、9期前と比べて+5.9%平均年齢は42.1歳、平均勤続年数は15.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月143,616
2017年12月142,669
2018年12月143,509
2019年12月72840.014.0143,589
2020年12月68640.414.3138,036
2021年12月73041.014.9135,636
2022年12月74941.515.2129,262
2023年12月74841.615.2125,199
2024年12月75541.915.5121,464365
2025年12月77142.115.8115,716329

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率5.5%
縦線は目安の30%
男性育休取得率95.2%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)83.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社32(国内 7 / 海外 25、うち連結子会社 31) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
技術センター — 東京都 小平市629億円
全社
Bridgestone Poznan Sp. z o.o. (Poznan Plant) — ポーランド536億円
Bridgestone Americas Tire Operations, LLC (Wilson Plant) — 米国495億円
Bridgestone Americas Tire Operations, LLC (Aiken Off Road Plant) — 米国461億円
Bridgestone Canada Inc. (Joliette Plant) — カナダ452億円
Bridgestone Hispania Manufacturing, S.L.U. (Burgos Plant) — スペイン397億円
Bridgestone Americas Tire Operations, LLC (Aiken Plant) — 米国395億円
本社ほか — 東京都 中央区ほか379億円
全社
Bridgestone do Brasil Industria e Comercio LTDA. (Bahia Plant) — ブラジル353億円
Bridgestone de Mexico, S.A. DE C.V. (Cuernavaca Plant) — メキシコ317億円
ほか31件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ブリヂストンタイヤソリューションジャパン㈱
    東京都 小平市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ブリヂストン化工品ジャパン㈱
    横浜市 戸塚区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ブリヂストンスポーツ㈱
    東京都 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ブリヂストンサイクル㈱
    埼玉県 上尾市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Bridgestone Mining Solutions Australia Pty. Ltd.
    オーストラリア · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Bridgestone Asia Pacific Pte. Ltd.
    シンガポール · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    普利司通(中国)投資有限公司
    中国 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    普利司通(天津)輪胎有限公司
    中国 · 連結子会社
    議決権94.5%
  • 海外
    普利司通(無錫)輪胎有限公司
    中国 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Bridgestone India Private Ltd.
    インド · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Bridgestone Tire Manufacturing Vietnam LLC
    ベトナム · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Thai Bridgestone Co., Ltd.
    タイ · 連結子会社
    議決権69.2%
残りのグループ会社20社を開く
  • Bridgestone Tire Manufacturing (Thailand) Co., Ltd.タイ100%
  • PT Bridgestone Tire Indonesiaインドネシア54%
  • Bridgestone Australia Ltd.オーストラリア100%
  • Bridgestone Americas, Inc.米国100%
  • Bridgestone Americas Tire Operations, LLC米国100%
  • Bridgestone Retail Operations, LLC米国100%
  • Firestone Polymers, LLC米国100%
  • Bridgestone Canada Inc.カナダ100%
  • Bridgestone de Mexico, S.A. DE C.V.メキシコ100%
  • Bridgestone do Brasil Industria e Comercio LTDA.ブラジル100%
  • Bridgestone Argentina S.A.I.C.アルゼンチン100%
  • Bridgestone Europe NV/SAベルギー100%
  • Bridgestone Poznan Sp. z o.o.ポーランド100%
  • Bridgestone Stargard Sp. z o.o.ポーランド100%
  • Bridgestone Tatabanya Kft.ハンガリー100%
  • Bridgestone Hispania Manufacturing, S.L.U.スペイン100%
  • Bridgestone Middle East & Africa FZEアラブ首長国連邦100%
  • Bridgestone Singapore Pte. Ltd.シンガポール100%
  • Bridgestone Treasury Singapore Pte. Ltd.シンガポール100%
  • Brisa Bridgestone Sabanci Lastik Sanayi ve Ticaret A.S.トルコ44%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    グリーンイノベーション基金事業/CO2等を用いたプラスチック原料製造技術開発廃プラ・廃ゴムからの化学品製造技術の開発使用済タイヤ(廃ゴム)からの化学品製造技術の開発
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2022-03-31
    13億円
  • 調達
    ムーンショット型研究開発事業/地球環境再生に向けた持続可能な資源循環を実現/非可食性バイオマスを原料とした海洋分解可能なマルチロック型バイオポリマーの研究開発
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2020-11-11
    8,280万円
  • 調達
    植物等の生物を用いた高機能品生産技術の開発スマートセル関連技術の社会実装推進に向けて解決すべき新規課題の検討植物原料由来イソプレン及び高機能イソプレン誘導体製造技術の社会実装に向けた課題抽出
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2018-09-21
    475万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は4.4兆円営業利益3,812億円前期と比べると減収減益で、売上が-0.0%、利益が-14.0%。

売上高
-0.0%
4.4兆円
営業利益
-14.0%
3,812億円
純利益
+14.8%
3,273億円
営業利益率
8.6%
前期比 -1.4%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高4.5兆円4.4兆円
営業利益3,812億円
純利益3,400億円3,273億円
1株あたり配当¥125¥125

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は2.3兆円、営業利益は2,802億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+9.7%、営業利益は+70.3%。

対象期間売上高兆円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q1.041,27512.2905
2023年2Q1.061,23111.6921
2023年3Q1.101,25211.4841
2023年4Q1.12646
2024年1Q1.061,17811.1866
2024年2Q1.111,62614.61,125
2024年4Q2.251,6297.2859
2025年2Q2.121,6457.81,155
2025年4Q2.312,1679.42,118
2026年2Q2.322,80212.12,062

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は3.0兆円から4.4兆円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は8.6%。

決算期売上高兆円営業利益億円税引前利益億円営業利益率%純利益億円
タイにBridgestone Specialty Tire Manufacturing (Thailand) Co., Ltd.を設立
2012年12月3.042,8501,716
2013年12月3.574,3482,021
米国のMasthead Industries, LLC(現在のBridgestone Hose America, Inc.)を買収
2014年12月3.674,6323,006
2015年12月3.795,0732,843
この期から会計基準が日本基準からIFRSに変わりました。前後の数値は単純に比較できません
2016年12月3.344,3252,656
Bridgestone Europe NV/SAがフランスのEts Paul Ayme (Holding) & Ayme Er Fils SAS(現在のFirst Stop Ayme SAS)を買収
2017年12月3.644,0062,883
2018年12月3.653,8112,916
Bridgestone Europe NV/SAがオランダのTom Tom Telematics B.V.(現在のBridgestone Mobility Solutions B.V.)を買収
2019年12月3.513,3552,401
2020年12月2.70274−233
Bridgestone Americas, Inc.がAzuga Holdings, Inc.を買収
2021年12月3.253,7763,940
2022年12月4.114,2353,003
2023年12月4.314,4423,313
2024年12月4.434,4334,21410.02,850
2025年12月4.433,8123,5478.63,273

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高4.4兆円のうち、営業利益として残るのは3,812億円8.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3,273億円、売上の7.4%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金61.5%2.7兆円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金27.5%1.2兆円
  • その他の費用持分法損益などの調整2.4%1,064億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.6%3,812億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
38.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.2pt
8.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.0pt
7.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+1.4pt
8.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが6,604億円、投資CFが−2,250億円で、差し引きのフリーCFは4,354億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は7,138億円で、売上の1.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年12月4,045−2,379−5541,6662,694
2013年12月4,718−2,652−1,8372,0663,246
2014年12月4,286−3,057−6791,2293,902
2015年12月5,539−2,334−2,3883,2054,267
2016年12月4,445−1,783−2,1642,6624,717
2017年12月4,181−2,008−1,9012,1735,018
2018年12月3,610−2,431−1,5911,1794,339
2019年12月5,050−2,619−2,4052,4314,329
2020年12月5,269−1,5541813,7158,105
2021年12月2,8151,317−3,7934,1327,875
2022年12月2,685−3,380−3,641−6955,189
2023年12月6,614−2,977−1,8373,6377,246
2024年12月5,488−2,551−3,4332,9377,067
2025年12月6,604−2,250−4,2994,3547,138

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は5.7兆円。このうち返さなくてよい自己資本が3.7兆円で、自己資本比率は63.7%(業種中央値60.6%より厚い)

決算期総資産兆円自己資本兆円負債兆円自己資本比率%
2012年12月3.041.421.6245.2
2013年12月3.581.861.7150.5
2014年12月3.962.151.8152.4
2015年12月3.802.281.5158.2
2016年12月3.722.351.3761.5
2017年12月3.962.401.5659.2
2018年12月4.252.441.8157.4
2019年12月4.282.351.9354.9
2020年12月4.192.152.0451.3
2021年12月4.572.631.9557.5
2022年12月4.962.972.0059.8
2023年12月5.433.352.0761.8
2024年12月5.723.731.9465.2
2025年12月5.753.662.0363.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
7,138億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
3.1兆円
過去の利益の積み上がり
負債合計
2.0兆円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
87
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率17 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

ゴム製品 17社との比較

同じゴム製品の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE17社中7位あたり、逆に低いのは売上成長率17社中13位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.9%/中央値 7.5%
P25 3.2%P75 10.3%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.6%/中央値 7.5%
P25 5.7%P75 10.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
63.7%/中央値 60.6%
P25 51.0%P75 69.4%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-0.0%/中央値 1.7%
P25 -0.0%P75 3.5%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.0%/中央値 3.6%
P25 3.1%P75 4.2%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥4,098で、1年前と比べて+24.7%過去52週の値幅のなかでは76%の位置にある。

¥4,098-1.6%1ヶ月+5.6%1年+24.7%時価総額2.9兆円
過去52週の値幅
安値¥3,180高値¥4,393

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)20.8倍
PER (会社予想)15.1倍
PBR1.35倍
配当利回り3.05%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月中旬から上昇が続き、8月7日には4199円まで上昇しました。その後は高値圏で推移し、8月21日には4117円となりました。1か月で約9.9%上昇し、年初来では+27.1%です。25日移動平均線(3977円)を約3.5%上回り、75日線(3584円)も上回っており、上昇トレンドが継続しています。RSIは58と強気圏にあり、さらに上昇する余地があります。52週高値4393円にはあと約6%の距離にあります。7月29日の出来高が約870万株と急増した後も活発で、買い意欲の強さを示しています。ただし、高値圏でのもみ合いは続く可能性があります。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 52/100)

PER 20.85倍は業界平均16.96倍を上回るが、予想PER 15.2倍と先行きに改善余地。PBR 1.36倍は平均0.92倍を上回り割高だが、ROE 8.9%は平均より高く収益性を反映。配当利回り3.04%と平均3.52%に対しやや低いが、配当性向52.5%で安定性。グローバル需要減速で営業利益率低下が懸念されるが、バリュエーションは総合的にほぼ妥当。

指標この会社業種平均
PER (実績)20.8倍16.9倍
PER (予想)15.1倍
PBR1.35倍0.91倍
ROE8.9%4.7%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、高付加価値タイヤへのシフトとコスト削減で収益性を改善できるか、そして原材料価格や為替変動にどう対応するかである。強気派は、プレミアムタイヤの販売比率向上とグローバルでの事業最適化で安定利益を見込む。弱気派は、自動車生産の停滞や競争激化、為替の逆風を懸念する。2025年は売上高横ばいだが営業利益率8.61%に低下予想。

プラスに働く材料7
  • 高付加価値戦略

    大型・プレミアムタイヤの販売強化で収益改善。

  • コスト削減効果

    工場統廃合や調達最適化で利益率向上を図る。

  • 安定配当

    株主還元が厚く、配当利回り約3%で下支え。

  • 2025年12月期は純利益3,273億円へ増益決算発表後影響

    純利益は前期2,850億円から3,273億円と15%増。売上高4兆4,295億円で世界首位の収益基盤。

  • 予想PER15.5倍は実績PER21.28倍から改善決算発表後影響

    市場予想ベースのPERは15.5倍。実績21.28倍の高水準が解消され、投資家の懸念が和らぐ。

  • ROE8.9%は中長期的に改善余地通年影響

    営業利益率8.61%と低下したが、コスト構造改革でROE10%超えが可能と見られ、評価が高まる。

  • 配当利回り2.98%で下支え継続影響

    株主還元姿勢は安定しており、利回り2.98%が投資家の下限価格を形成。

マイナスに働く材料7
  • 自動車生産の低迷

    世界的な自動車需要減がタイヤ需要を圧迫。

  • 原材料費・物流費の高騰

    コスト増が利益を圧迫。価格転嫁が難しい面。

  • 営業利益率の低下予想

    2025年予想は8.61%と前期比低下。

  • 営業利益は4,433億円から3,812億円へ14%減決算発表後影響

    営業利益率10.01%から8.61%へ低下。コスト高と競争激化で主力事業の収益力が悪化。

  • 実績PER21.28倍と高バリュエーション継続影響

    時価総額2兆9,968億円に対してPER21.28倍と高く、業績下振れ時は株価の下落余地が大きい。

  • 円高進行で海外収益が大きく目減り不定影響

    海外売上比率が高いため、円高が進むと売上高4兆4,295億円が目減りし、純利益3,273億円を下振れ。

  • EVシフトでタイヤ需要構造が変化2027年〜2028年影響

    EV専用タイヤの需要が立ち上がるまでの間、従来型タイヤの販売が減速する可能性。

次の決算で確かめる点
高付加価値タイヤ比率
収益性向上の目指すところで、利益率に直結。
北米・欧州売上高
主要市場の需要動向と市況。
為替感応度
海外売上比率が高いため、為替が業績に影響。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり125で、前期から+9.5%いまの株価に対する利回りは3.05%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥125
1株あたり
配当利回り
3.05%
いまの株価に対して
配当性向
52.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年12月7077.9
2017年12月757.163.9
2018年12月806.768.3
2019年12月800.051.4
2020年12月55−31.393.4
2021年12月8554.571.7
2022年12月882.974.0
2023年12月10014.348.2
2024年12月1055.061.2
2025年12月1159.552.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥125

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ119,500人。区分でいちばん多いのは外国法人28.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が40.7%を占め、残る59.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
外国法人22.828.525.627.928.428.9
金融機関32.731.530.729.827.926.4
個人・その他21.318.321.320.921.625.6
事業法人15.414.614.714.814.414.3
自己株式1.31.34.14.14.010.6
証券会社7.87.07.76.67.74.8
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)13.85
02公益財団法人石橋財団10.75
03株式会社日本カストディ銀行(信託口)4.88
04株式会社永坂産業2.29
05日本生命保険相互会社1.85
06STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.75
07バークレイズ証券株式会社1.54
08JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.14
09SMBC日興証券株式会社1.08
10全国共済農業協同組合連合会1.05

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+12%、1株純資産は14期で+64%。直近期のROEは8.9%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年12月2191,75413.710.127.2
2013年12月2582,30612.715.449.5
2014年12月3842,65015.510.969.6
2015年12月3632,82013.311.559.5
2016年12月3392,91611.812.477.9
2017年12月3763,11612.513.963.9
2018年12月3883,24512.410.968.3
2019年12月3323,33710.012.251.4
2020年12月−333,053−1.093.4
2021年12月2801,86716.58.871.7
2022年12月2162,16710.710.974.0
2023年12月2422,44910.512.148.2
2024年12月2082,7248.012.861.2
2025年12月2462,8688.914.352.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

20名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は20名。2025/12期の役員報酬は総額1,404百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
石橋秀一取締役72113,000
坂野真人取締役6239,200
デイヴィス・スコット取締役(注)1652,000
増田健一取締役(注)163
山本謙三取締役(注)1727,200
鈴木洋子取締役(注)1559,600
小林柚香里取締役(注)1631,000
中嶋康博取締役(注)1641,000
森川典子取締役(注)167
板垣利明取締役(注)165800
松田明取締役637,600
吉見剛志取締役627,800
残りの役員8名を開く
氏名役職年齢保有株数
森田泰博代表執行役 Global CEO5315,000
田村亘之代表執行役 副社長 BRIDGESTONE EAST CEO6315,000
スコット・デイモン執行役 副社長 BRIDGESTONE WEST CEO 兼 Global CDXO 兼 BSAM Group President5612,400
エミリオ・ティベリオ執行役 専務 BRIDGESTONE WEST CTO559,400
草野智弘執行役 専務 Global CIO6120,400
森重樹取締役(注)168
今井弘執行役 CPO 兼 グローバルモータースポーツ管掌61
細幸彦執行役 CMO6020,220

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
執行役73192472681,067152
社外取締役1021121121
取締役(社内)512612625

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,690字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社222社(うち連結子会社222社)、及び関連会社等122社(うち持分法適用会社122社)により構成されており、「日本」「アジア・大洋州・インド・中国」「米州」「欧州・中近東・アフリカ」の報告セグメント及びその他のセグメント区分で以下の事業を行っております。 セグメントの名称   主要な事業   主要会社 日本   タイヤ事業 ソリューション事業 化工品・多角化事業[スポーツ、サイクル]   [統括・製造・販売]   当社 [タイヤ販売統括]   ブリヂストンタイヤソリューションジャパン㈱ [タイヤ製造・販売]   Bridgestone Specialty Tire Manufacturing (Thailand) Co., Ltd. [タイヤ販売]   Bridgestone Mining Solutions Australia Pty. Ltd. [化工品販売]   ブリヂストン化工品ジャパン㈱ [ゴルフ用品製造・販売]   ブリヂストンスポーツ㈱ [自転車等製造・販売]   ブリヂストンサイクル㈱ アジア・ 大洋州・ インド・ 中国   タイヤ事業 ソリューション事業   [統括・販売]   Bridgestone Asia Pacific Pte. Ltd. 普利司通(中国)投資有限公司 [タイヤ製造・販売]   普利司通(天津)輪胎有限公司 普利司通(無錫)輪胎有限公司 Bridgestone India Private Ltd. Thai Bridgestone Co., Ltd. Bridgestone Tire Manufacturing (Thailand) Co., Ltd. PT Bridgestone Tire Indonesia 米州   タイヤ事業 ソリューション事業 多角化事業[空気バネ]   [統括]   Bridgestone Americas, Inc. [タイヤ製造・販売]   Bridgestone Americas Tire Operations, LLC Bridgestone Canada Inc. Bridgestone de Mexico, S.A. DE C.V. Bridgestone do Brasil Industria e Comercio LTDA. [タイヤ販売]   Bridgestone Retail Operations, LLC [タイヤ原材料製造・販売]   Firestone Polymers, LLC [空気バネ製造・販売]   Firestone Industrial Products Company, LLC 欧州・ 中近東・ アフリカ   タイヤ事業 ソリューション事業   [統括・販売]   Bridgestone Europe NV/SA [タイヤ製造・販売]   Bridgestone Poznan Sp. z o.o. Bridgestone Stargard Sp. z o.o. Bridgestone Tatabanya Kft. Bridgestone Hispania Manufacturing, S.L.U. [タイヤ販売]   Bridgestone Middle East & Africa FZE その他   その他の事業   [その他]   Bridgestone Singapore Pte. Ltd. Bridgestone Treasury Singapore Pte. Ltd. (注)1 タイヤ事業は主に乗用車用タイヤ、トラック・バス用タイヤ、スペシャリティ系タイヤ(鉱山・建設車両用、農業車両用、モーターサイクル用)事業を行っております。 2 ソリューション事業は生産財系BtoBソリューション(鉱山、航空、トラック・バス系)事業、小売サービス事業を行っております。 3 化工品事業は主に油圧・高機能ホース、ゴムクローラ、樹脂配管、免震ゴム事業を行っております。
経営方針・対処すべき課題3,515字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループは「最高の品質で社会に貢献」という使命のもと、ビジョンに「2050年 サステナブルなソリューションカンパニーとして社会価値・顧客価値を持続的に提供している会社へ」を掲げております。この使命・ビジョンに沿って、質を伴った成長を実現することで、企業と社会の双方の持続可能性を高めていくことを目指してまいります (2026年通期連結業績予想 売上収益4兆5,000億円、調整後営業利益5,150億円、調整後営業利益率11.4%、親会社の所有者に帰属する当期利益3,400億円)。 ■経営環境認識と対応方向性 当社グループを取り巻く経営環境は、サステナビリティへの対応や地政学リスクによるサプライチェーンへの影響、デジタル化・生成AIの進展などの技術革新、さらにモビリティ・タイヤ業界における新興メーカーの台頭など、大きな変化が継続しております。このような環境下において、収益性・生産性の向上と共に、変化を先取りしながら持続的な成長を実現していくことを目指してまいります。また、いかなる経営環境においても、当社グループの経営基盤である安全・品質・環境の継続的な改善・強化に取り組んでまいります。 ■事業戦略 当社グループは、タイヤ事業を中核とし、魅力的な商品・サービス開発とコスト競争力向上の両立を成長の中心に据えております。加えて、ソリューション事業の価値創造の拡大及びタイヤを原材料に戻すリサイクル事業を推進することで価値循環の実現を目指してまいります。タイヤ事業では、商品力の強化を徹底しながら、様々な環境変化に対応するため、グローバルな生産・販売ネットワークを活用し、最適なサプライチェーンの構築を推進しております。地産地消を基本としつつ、日本をモノづくりの中核として位置づけ、鉱山車両用や航空機用など高い技術力が求められるタイヤのグローバル供給拠点として活用してまいります。ソリューション事業では、お客様のオペレーションの安全性・生産性の向上に加え、タイヤ使用本数の低減やCO2削減などを通じてサステナビリティにも貢献してまいります。リサイクル事業につきましては、タイヤのケミカルリサイクルの早期社会実装、事業化を推進してまいります。化工品・多角化事業につきましても、当社グループの強みが活きる領域において成長を図ってまいります。また、ブランド力の向上にも注力をしてまいります。 ■サステナビリティに向けた取り組み 当社グループは、商品を創って売る、使う、原材料に戻すという、バリューチェーン全体でカーボンニュートラル化、サーキュラーエコノミーの実現、ネイチャーポジティブ(自然再興)の推進とビジネスを連動させる独自のサステナビリティビジネスモデルの確立を、経営戦略及び中期事業計画に織り込んで推進しております。カーボンニュートラル化へ向けては、2030年にCO2の総量(Scope(スコープ)1、2)(注)を2011年対比50%削減という明確なターゲットを掲げており、2025年は2030年目標を上回る約62%の削減を見込んでおります。また、グローバル各地域において、太陽光発電パネルの設置や外部から購入する電力の再生可能エネルギー由来の電力への切り替えなどを推進し、2025年の再生可能エネルギー(電力)の比率は約73%を見込んでおり、2030年目標の100%へ向けた挑戦を着実に進めてまいります。バリューチェーン全体のCO2排出量(Scope3)(注)については、2030年までに商品・サービス・ソリューションのライフサイクルを通じて、Scope1、2における排出量の5倍以上のCO2削減に貢献(基準年:2020年)することを目標として活動を進めており、2025年は約3.3倍の着実な進捗を見込んでおります。サーキュラーエコノミーの実現に向けては、2030年までに再生資源・再生可能資源比率を40%に向上することを目標としており、2025年にはこの目標を前倒しで達成する見込みであります。加えて、ネイチャーポジティブ(自然再興)への貢献においては、当社グループの事業に直結している天然ゴムや水資源の持続可能な利用を推進する活動に注力してまいります。特に、天然ゴムの生産を支えている小規模農家の生産性を向上させ、森林破壊ゼロの実現に貢献するために、自社農園で培った技術や病害対策に有効なノウハウを展開するなど、小規模農家の支援に取り組んでおります。小規模農家支援軒数の目標を2026年までに累計12,000軒としておりましたが、2025年は累計約24,400軒と大幅に上回る活動を実施しております。2026年のターゲットを累計30,000軒に引き上げ、地域社会への貢献も強化してまいります。 ■グローバル経営リスクとその対応 当社グループは、グローバル経営リスクとして、現在、4つの重点管理アイテムを設定しております。1つ目は、地政学リスク対応であります。2026年現時点においては、米国関税影響や中東情勢などにおいて、その動向を注視し、当社ビジネスへの影響を見極めながら迅速に対策を進めてまいります。2つ目は、サイバーリスクへの対応であります。当社グループでは、グローバルでサイバーリスク対応チームを立ち上げ、グループ会社や工場も含めて包括的な対策を強化してまいります。3つ目は、6PPD(タイヤ産業で一般的に使用されている老化防止剤)及びTRWP(Tire and Road Wear Particles、タイヤ・路面摩耗粉じん)についての対応であります。業界全体での取り組みをリードすると共に、当社グループとしての対応も進めてまいります。4つ目は、EUDR(欧州森林破壊防止規則)への対応であります。天然ゴムパートナーとのサステナビリティを中核とした関係を強化してまいります。これら以外にも、経営環境の変化を常に注視し、新たな経営リスクの把握や迅速な対応など、グローバルで体制を整備し進めてまいります。 ■人財戦略 当社グループは、個人の成長を通じて会社が成長していくこと、会社の成長を通じて個人が成長していくことを基本的な考え方として、人財育成や人財投資の強化を進めております。人的創造性(調整後営業利益(付加価値)を人財投資(労務費、教育訓練費、福利厚生費の和)で割った値)を、2024年からグローバル経営指標として導入し、生産性・創造性の向上を基本として、人財投資を強化し付加価値を上げ、価値創造の好循環を生むことを目指しております。その取り組みの一つとして、自ら課題を見つけ、現場において改善及び解決に取り組む「現場100日チャレンジプログラム」を2023年にスタートし、2024年からはアジア・大洋州・インド・中国へと拡大し、推進しております。また、次世代経営リーダー育成プログラムとして、グローバルで毎年約100名(日本30名、米州30名、欧州20名、アジア20名)を選抜するBridgestone NEXT(ネクスト)100(ハンドレッド)を設け、各地域経営陣とのタウンホールミーティングや各経営報告会議体への参画等を通じ、多様な視点でのリーダー重点育成を推進しております。DE&Iの推進も着実に進めてまいります。日本においては、女性採用の強化や「女性基幹職登用促進プログラム」等のキャリア支援強化にも取り組んでおります。加えて、育児との両立支援、女性特有の健康課題をテクノロジーを活用し解決するフェムテックプログラム導入等、様々なライフステージに応じて従業員が自分らしく働き続けるための支援も行っております。今後も、持続的な成長に向けた人財育成を推進してまいります。 当社グループは、様々なステークホルダーとの調和を図りながら、2031年の創立100周年へ向けて成長を加速させ、タイヤ・ゴム業界における世界No.1の奪回を目指すと共に、企業コミットメント「Bridgestone E8 Commitment」を価値創造の軸として、従業員、社会、パートナー、お客様と共に、持続可能な社会を支えることにコミットしてまいります。 (注) Scope1は企業が直接排出するCO2(自社工場のボイラーなどからの排出)、Scope2はエネルギー起源間接排出(電力など他社から供給され、自社で消費したエネルギーに伴うCO2排出)、Scope3はライフサイクルにおける原材料調達、流通、顧客の使用と廃棄・リサイクル段階のCO2排出量等を指します。
事業等のリスク5,870字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のあるリスクには以下のようなものがあります。当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、当該リスク発生の回避、及び発生した場合の対応に努めております。 ただし、記載された事項以外にも予見することが困難なリスクが存在し、当社グループの事業、業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 なお、文中に含まれる将来に関する記載は、有価証券報告書提出日(2026年3月18日)現在で判断したものであります。 (リスクの管理・評価プロセス) 当社グループでは、毎年各地域及びグループ全体で直面する可能性のあるリスクを影響度と発生可能性の観点から評価及び特定し、そのリスクに対してグループ全体だけではなく、事業・SBU・部門単位での責任者を明確にし、自律的且つ継続的にリスク管理を行うと共に、経営上重大なリスクに関しては、Global CEOの直接の指揮の下で対応する体制をとっております。 (1) 事業を取り巻く経済環境、及び需要動向に関するリスク 当社グループは、開発・調達・生産・流通・販売などの事業活動をグローバルに展開しており、当社グループの業績及び財政状態は、事業活動を行っているそれぞれの国や地域における金利、為替、株式相場の変動などの経済環境や需要動向の変化により、さまざまな形で影響を受けております。当連結会計年度の当社グループの地域ごとの売上収益比率は、米州が51%、欧州・中近東・アフリカが20%、アジア・大洋州・インド・中国が15%、日本が14%の構成となっており、これらの地域の経済環境が悪化した場合には、当社グループの業績及び財政状態に特に大きな悪影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループのビジネスは自動車産業と密接に関連していることから、当社グループの業績及び財政状態は、グローバルな自動車産業の景況による影響を受けております。自動車産業の動向以外にも、タイヤ市販用市場では各国の消費動向や自動車燃料価格の変動などによる影響を受けております。また、タイヤやタイヤ原材料を対象とした関税などによる影響を受ける可能性があります。これらの要因によりタイヤ需要が減少する、あるいは予想している需要増加が減速する場合には、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループの鉱山・建設車両用大型・超大型ラジアルタイヤや油圧ホース等一部の商品につきましては、資源産業及び土木・建築産業の景況による影響を受けており、これらの要因により需要が減少する、あるいは予想している需要増加が減速する場合には、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 さらに、当社グループは、日本、欧州、北米などさまざまな地域で冬用タイヤを販売しておりますが、これらの地域における降雪が少なく需要が減少する場合には、当社グループの業績が悪影響を受ける可能性があります。 (2) 法律・規制・訴訟に関するリスク 当社グループは、事業活動を行っている各国において、投資、貿易、為替管理、移転価格を含む税制、独占禁止、環境保護、個人情報保護など、関連する法律や規制の適用を受けております。当社グループの事業活動に影響を及ぼすものとして、例えば、国内外においてタイヤ性能に関する表示制度・規制や化学物質規制などが制定・導入されております。したがって、将来においても、新たな法律や規制により、事業活動の制約やコストの上昇など当社グループの業績及び財政状態が悪影響を受ける可能性があります。 これらの他、当社グループは、国内外の事業活動に関連して、訴訟や各国当局による捜査・調査の対象となる可能性があります。重要な訴訟が提起された場合や、各国当局による捜査・調査が開始された場合には、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (3) 事業活動中断のリスク ・災害、戦争・テロ・暴動、社会的・政治的混乱など 当社グループは、開発・調達・生産・流通・販売などの事業活動をグローバルに展開しており、さまざまな国や地域における大規模な地震や風水害などの自然災害や、戦争・テロ・暴動、ボイコット、感染症、エネルギー供給障害、交通機能障害を含む社会的・政治的混乱などのリスクにさらされております。さらに、国内外における政治的・経済的条件の急激且つ大幅な変動などの要因により、当社グループの事業活動の継続に支障をきたす可能性があり、その結果、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループの事業活動の中核として重要な拠点が多数所在している日本における地震災害リスクに対しては、当社グループは耐震診断の結果に基づき優先順位をつけて耐震補強工事を計画的に進めております。さらに、地震災害が発生した場合の迅速な初期対応の推進及び業務を早期に復旧継続させることを目的としたBCPを策定し、その運用を振り返ることで内容を継続的に改善しております。また、新型インフルエンザや新型コロナウイルスなどの未知なる病原体が引き起こす感染症の拡大に対しても、従業員・家族・関係者の生命と安全の確保を最優先しながら事業損失の最小化を図るためのBCPを策定し、その運用を通じて内容を拡充しております。しかしながら、実際に発生した場合には、操業の中断・縮小、施設等の損害、多額の復旧費用などにより、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループの特定商品や特定原材料を集中的に生産している拠点で事業活動の継続に支障をきたすような事態が生じた場合は、供給義務を果たせないことによる顧客からの信頼の喪失や賠償責任の追及につながる可能性もあり、その場合には、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 ・情報システム障害 当社グループの事業活動における情報システムの重要性は非常に高まっており、セキュリティの高度化などシステムやデータの保護に努めております。それにもかかわらず、災害やサイバー攻撃など外的要因や人為的要因などにより情報システムに障害が生じた場合、重要な業務やサービスの停止、機密情報・データや個人情報の盗取や漏洩などのインシデントを引き起こし、事業活動の継続に支障をきたす可能性があります。その結果、当社グループのブランドイメージや社会的信用の低下、業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 ・ストライキ 当社グループは、円滑な労使関係の構築に努めておりますが、労使間の交渉が不調に終わり、長期間に及ぶストライキなどが発生した場合、事業活動の継続に支障をきたす可能性があり、その結果、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (4) 気候変動及び自然資本損失に関するリスク 当社グループは気候変動及び自然資本損失によるリスクと機会を統合的に認識し、事業戦略への反映を進めております。主なリスクとしては、脱炭素社会や自然と共生する社会への転換に伴う「移行リスク」並びに気候変動及び自然資本損失による「物理的リスク」を認識しております。反面、これらの社会や顧客のニーズ変化を新たな成長機会とも捉えております。リスクとその対応の詳細については、「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (2) 気候変動及び自然資本損失に関する取組」に記載しております。 (5) 企業イメージに関するリスク 当社グループは、事業活動を通じて企業イメージ・ブランドイメージの維持向上に努める一方、法令遵守や企業倫理に基づく事業活動、及び火災や労働災害などの企業災害の防止・対策活動に努めております。加えて、当社グループを取り巻く社会からの信頼をさらに高めていくことの重要性が高まっているとの認識の下、ステークホルダーの皆様への迅速且つ適切な情報発信の強化にも努めております。それにもかかわらず、社会的な信用を失墜させるような企業不祥事や企業災害が発生した場合、さらにはそれらの事象に対する迅速で適切な情報発信などの対応が実施できなかった場合には、顧客からの信頼喪失や株価の下落を招き、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (6) 為替変動に関するリスク 当社グループは、開発・調達・生産・流通・販売などの事業活動をグローバルに展開しており、原材料の調達や販売活動などにおいて、多種の通貨による取引を行っております。外貨建営業債権債務に対しては為替予約取引など、また、外貨建貸付金及び借入金に対しては通貨スワップ取引などを行うことにより、短期的な為替相場の変動影響を最小限にする努力をしておりますが、世界各地で国際間取引を行っていることから、為替相場の変動は、当社グループの業績に影響を及ぼすことになります。また、海外での売上収益、費用、資産・負債等は、連結財務諸表作成のために円換算されることから、為替相場の変動による影響を受けることになります。一般に、他国通貨に対する円高は当社グループの業績に悪影響を及ぼし、円安は当社グループの業績に好影響をもたらします。 (7) 競争激化に関するリスク 当社グループは、それぞれの市場で多数の企業と競合しており、販売価格競争を含む厳しい競争環境の中で事業を推進しております。また、原材料価格・エネルギー費・労務費の上昇等によって原価・経費面でマイナス影響を受けることがあります。このような事業環境に対し、当社グループは、顧客や市場への新しい商品価値の提案・提供などにより競争力を高める努力と共に、生産性の向上や経費マネジメントの強化などによる内部努力を継続しておりますが、それらの努力で利益低下を吸収できない場合には、当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループは、製造業者として従来から培ってきた製品開発力やモノづくり力に加え、技術イノベーションを核とした戦略を重視しており、新技術を搭載した製品の市場投入を積極的に進めております。これらの技術開発のための投資や費用は、最終的に高い商品価値を顧客や社会に認めていただくために投入しているものですが、競合他社との激しい競争において、事業として十分な成果に結びつけることができない場合は、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (8) 製品の欠陥に関するリスク 当社グループは、製造業者として販売する製品の品質に万全を期すことに努めております。特に、タイヤなど人命にかかわる商品を主に扱っているという認識に立ち、製品品質の確保、市場情報の収集や品質に関する早期警報システムの構築など、品質保証体制の充実に努めておりますが、予測できない原因により製品に欠陥が生じた場合や、顧客の安全・安心を最優先に確保するという観点から大規模なリコールなどを実施する可能性は皆無ではありません。そのような事態が発生した場合には、回収費用、社会的な信用の毀損、顧客への補償や訴訟費用・賠償費用などにより、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。特に米国の製造物責任訴訟や集団訴訟は、より重大な悪影響を及ぼす可能性があります。 (9) 原材料調達に関するリスク 当社グループは、タイヤなどゴム製品の原材料として天然ゴムを使用しておりますが、天然ゴムの主要生産地である東南アジア諸国における災害、戦争・テロ・暴動、社会的・政治的混乱、ストライキ、あるいは収穫不良などにより、天然ゴムの安定供給に支障が生じた場合、当社グループの生産に必要な量を確保することが困難になり、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、天然ゴム以外の主要原材料調達においても、原料需給の逼迫や供給能力の制約により、当社グループの生産に必要な量を確保することが困難になる場合、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 さらに、当社グループは、いくつかの主要原材料の調達について、グループ内の原材料生産拠点、又は一部のグループ外供給元に依存しております。このため、特定の原材料供給元の操業が停止するなどにより、必要な原材料の調達ができない状況が発生した場合は、当該原材料に依存している当社又はグループ会社の生産に著しい悪影響を及ぼし、その結果、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 加えて、需給の逼迫や投機目的の売買などにより、当社グループが調達している原材料の価格が高騰し、生産性向上などの内部努力や価格への転嫁などにより吸収できない場合には、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (10) 退職給付費用及び債務に関するリスク 当社グループの退職給付費用及び債務は、数理計算上の割引率などの前提条件に基づいて算出しております。しかしながら、年金資産等の制度資産の公正価値、金利の変動等により、これらの前提条件に大きな変動があった場合、あるいは前提条件の変更が必要になった場合には、退職給付費用や債務が増加し、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (11) 知的財産侵害に関するリスク 当社グループでは、知的財産を企業の競争力を高めるための重要な経営資源と位置づけ、第三者の知的財産権に対する侵害の予防、及び保有している多数の知的財産権の保護に努めております。それにもかかわらず、当社グループの認識又は見解との相違から、第三者から知的財産権を侵害したとして訴訟を受け、当社グループとして製造販売中止、あるいは損害賠償などが必要になった場合には、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。また、第三者による知的財産権侵害を当社グループが主張したにもかかわらず、侵害があったと認められない場合には、当社グループの製品差別化や競争優位性が確保されず、結果として当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,639字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当社グループは防振ゴム事業を非継続事業に分類しており、前連結会計年度及び当連結会計年度の金額から非継続事業を控除しております。 詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 連結財務諸表注記 6.事業セグメント」に記載のとおりであります。 文中の将来に関する事項は、当有価証券報告書提出日現在において、判断したものであります。 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 a.業績全般 当連結会計年度   前連結会計年度   増減 金額   比率 億円   億円   億円   % 売上収益   44,295   44,301   △6   △0 調整後営業利益   4,937   4,833   +104   +2 営業利益   3,812   4,433   △621   △14 税引前当期利益   3,547   4,214   △668   △16 親会社の所有者に帰属する当期利益   3,273   2,850   +423   +15 当連結会計年度は、変化が激しく不確実性が高まる事業環境において、事業再編・再構築やグローバルビジネスコストダウン活動を通じてビジネス体質を強化することに注力した1年でした。 事業環境については、米国の追加関税の影響が、当社グループにおける直材費や米国向け輸出タイヤに及んだほか、米国の景気減速などが業績に影響を与えました。主要市場におけるタイヤ需要は、北米では、前述の関税影響や景気減速などにより、新車用トラック・バス用タイヤ需要が大きく前連結会計年度を下回ったほか、市販用乗用車用及び小型トラック用タイヤにおいては、関税引き上げ前の廉価輸入品駆け込み需要の増加などの構造変化がありました。一方、日本及びアジア地域では、概ね堅調に推移し、欧州では、ほぼ前連結会計年度並みの需要となっております。 当社グループの売上収益については、上記の事業環境の中で、市販用プレミアムタイヤ(18インチ以上の高インチタイヤなど)、鉱山用超大型タイヤの販売が堅調に推移した一方で、新車用タイヤの販売本数減や南米事業、化工品事業の減収が影響し、売上収益はわずかに前連結会計年度を下回りました。なお、為替影響を除くと、前連結会計年度比増収となっております。 調整後営業利益については、原材料高や棚卸未実現利益が減益となるなどの減益要因を売値・MIXの改善でオフセットし、米国関税影響については様々な対策により打ち返すと共に、事業再編・再構築やグローバルビジネスコストダウン活動を通じてビジネス体質を強化した結果、為替影響の向かい風がある中でも前連結会計年度比増益となりました。 営業利益については、事業再編・再構築関連費用を計上したことに加え、前連結会計年度に固定資産売却益の計上があり、前連結会計年度比減益の着地となりました。 当期利益については、過年度に計上した不確実な税務処理(不確実な税務ポジション)の取崩による法人所得税費用の戻入れが当期に発生したことなどにより、前連結会計年度比増益での着地となりました。 以上の結果、当社グループの当連結会計年度の売上収益は4兆4,295億円(前連結会計年度比0.01%減)、調整後営業利益は4,937億円(前連結会計年度比2%増)、営業利益は3,812億円(前連結会計年度比14%減)、税引前当期利益は3,547億円(前連結会計年度比16%減)、親会社の所有者に帰属する当期利益は3,273億円(前連結会計年度比15%増)となりました。 b.セグメント別業績 当連結会計年度   前連結会計年度   増減 金額   比率 日本       億円   億円   億円   % 売上収益   12,659   12,261   +398   +3 調整後営業利益   1,981   1,873   +108   +6 アジア・大洋州・インド・中国   売上収益   5,178   5,297   △120   △2 調整後営業利益   596   585   +12   +2 米州   売上収益   21,305   21,800   △495   △2 調整後営業利益   2,015   1,801   +214   +12 欧州・中近東・ アフリカ   売上収益   8,529   8,356   +173   +2 調整後営業利益   424   298   +126   +42 その他   売上収益   802   840   △38   △5 調整後営業利益   72   75   △3   △4 連結 合計   売上収益   44,295   44,301   △6   △0 調整後営業利益   4,937   4,833   +104   +2 [日本] 売上収益は1兆2,659億円(前連結会計年度比3%増)、調整後営業利益は1,981億円(前連結会計年度比6%増)となりました。 市販用乗用車用及び小型トラック用タイヤ、並びにトラック・バス用タイヤの販売本数は順調に推移した一方で、新車用乗用車用及び小型トラック用タイヤの販売本数は前連結会計年度を下回りました。市販用タイヤの販売拡大に加え売値・販売MIXの改善が、原材料高騰及びインフレ影響、為替影響を吸収し、前連結会計年度比で増収増益となりました。 [アジア・大洋州・インド・中国] 売上収益は5,178億円(前連結会計年度比2%減)、調整後営業利益は596億円(前連結会計年度比2%増)となりました。 販売本数は、トラック・バス用タイヤでは前連結会計年度を大幅に下回った一方で、市販用乗用車用及び小型トラック用タイヤは堅調に推移しました。域内各国での売値・販売MIXの改善で原材料高騰・インフレ影響を吸収し、事業再編・再構築の効果もあり、前連結会計年度比減収ながら増益となりました。 [米州] 売上収益は2兆1,305億円(前連結会計年度比2%減)、調整後営業利益は2,015億円(前連結会計年度比12%増)となりました。 北米タイヤ事業において、販売本数は、市販用乗用車用及び小型トラック用タイヤは前連結会計年度並み、市販用トラック・バス用タイヤは堅調であった一方で、新車用タイヤは前連結会計年度を下回りました。また、南米タイヤ事業において、市販用乗用車用、小型トラック用及びトラック・バス用タイヤの販売本数が前連結会計年度を大幅に下回りました。米州事業全体では、インフレ及び米国関税、南米事業環境悪化による減益影響があったものの、売値・MIXを着実に改善し、事業再編・再構築の効果もあり前連結会計年度比減収も増益となりました。 [欧州・中近東・アフリカ] 売上収益は8,529億円(前連結会計年度比2%増)、調整後営業利益は424億円(前連結会計年度比42%増)となりました。 欧州事業において、販売本数は市販用乗用車用及び小型トラック用タイヤでは順調に推移した一方で、新車用乗用車用及び小型トラック用、トラック・バス用タイヤでは前連結会計年度を下回りました。販売本数減の影響はあるも、売値・MIXが前連結会計年度比改善したことに加え、事業再編・再構築の効果も収益性改善に貢献を開始し、前連結会計年度比増収増益となりました。 (注) セグメント別の金額はセグメント間の取引を含んでおり、連結合計の金額はそれらを消去した後の数値であります。 c.財政状態 (流動資産) 流動資産は、現金及び現金同等物が71億円、営業債権及びその他の債権が558億円増加したものの、棚卸資産が598億円減少したことなどから、前連結会計年度末並みの2兆8,632億円となりました。 (非流動資産) 非流動資産は、使用権資産が158億円減少したものの、有形固定資産が179億円、繰延税金資産が185億円増加したことなどから、前連結会計年度末比246億円増加(同1%増)し、2兆8,845億円となりました。 (流動負債) 流動負債は、リース負債が24億円、引当金が137億円増加したものの、社債及び借入金が440億円、主に過年度に計上した不確実な税務処理(不確実な税務ポジション)の取崩により未払法人所得税等が443億円減少したことなどから、前連結会計年度末比536億円減少(同5%減)し、1兆1,227億円となりました。 (非流動負債) 非流動負債は、リース負債が120億円減少したものの、社債及び借入金が1,529億円増加したことなどから、前連結会計年度末比1,444億円増加(同19%増)し、9,052億円となりました。 なお、流動負債及び非流動負債に計上された有利子負債(注)の合計は、前連結会計年度末比993億円増加(同14%増)し、8,270億円となりました。 (注) 有利子負債には社債及び借入金、リース負債を含んでおります。 (資本) 資本合計は、親会社の所有者に帰属する当期利益の計上により3,273億円、その他の資本の構成要素が437億円増加したものの、配当金(親会社の所有者)により1,486億円、自己株式の取得により3,000億円、それぞれ減少したことなどから、前連結会計年度末比666億円減少(同2%減)し、3兆7,199億円となりました。 これらの結果、当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べて242億円増加(同0.4%増)し、5兆7,477億円となりました。また、当連結会計年度の親会社所有者帰属持分比率は63.7%となり、前連結会計年度末比1.5ポイントの減少となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度   前連結会計年度   増減 金額 億円   億円   億円 営業活動によるキャッシュ・フロー   6,604   5,488   +1,116 投資活動によるキャッシュ・フロー   △2,250   △2,551   +301 財務活動によるキャッシュ・フロー   △4,299   △3,433   △866 現金及び現金同等物に係る換算差額   70   322   △252 現金及び現金同等物の増減額   126   △173   +298 現金及び現金同等物の期首残高   7,067   7,246   △179 売却目的で保有する資産に含まれる現金及び現金同等物の増減額   △55   △6   △49 現金及び現金同等物の期末残高   7,138   7,067   +71 当連結会計年度における当社グループの現金及び現金同等物(以下、「資金」)は、全体で71億円増加(前連結会計年度は179億円の減少)し、当連結会計年度末には7,138億円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動による資金収支は、6,604億円の収入(前連結会計年度比1,116億円の収入増)となりました。これは、営業債権及びその他の債権の増加額416億円(前連結会計年度は295億円)、法人所得税の支払額792億円(前連結会計年度は1,173億円)などがあったものの、税引前当期利益3,547億円(前連結会計年度は4,214億円)や、減価償却費及び償却費3,532億円(前連結会計年度は3,481億円)、棚卸資産の減少額792億円(前連結会計年度は棚卸資産の増加額163億円)などがあったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動による資金収支は、2,250億円の支出(前連結会計年度比301億円の支出減)となりました。これは、有形固定資産の売却による収入214億円(前連結会計年度は806億円)、貸付金の回収による収入122億円(前連結会計年度は110億円)などがあったものの、有形固定資産の取得による支出2,511億円(前連結会計年度は2,993億円)、無形資産の取得による支出361億円(前連結会計年度は380億円)などによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動による資金収支は、4,299億円の支出(前連結会計年度比866億円の支出増)となりました。これは、長期借入れによる収入1,000億円(前連結会計年度は収入なし)や、社債の発行による収入1,000億円(前連結会計年度は収入なし)などがあったものの、短期借入金の減少額1,021億円(前連結会計年度は短期借入金の増加額141億円)や、リース負債の返済による支出731億円(前連結会計年度は716億円)、自己株式の取得による支出3,000億円(前連結会計年度は11百万円)、配当金の支払額(親会社の所有者)1,486億円(前連結会計年度は1,403億円)などがあったことによるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前連結会計年度比(%) 日本   832,352   +3.3 アジア・大洋州・インド・中国   437,831   +1.7 米州   1,619,683   △1.2 欧州・中近東・アフリカ   661,710   △0.2 合計   3,551,577   +0.4 (注) 金額は、販売価格によっております。 b.受注実績 当社グループは、少数の特殊製品(特殊ホース等)について受注生産を行うほかは、すべて見込生産であります。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前連結会計年度比(%) 日本   993,635   +3.3 アジア・大洋州・インド・中国   478,733   +0.0 米州   2,107,190   △2.3 欧州・中近東・アフリカ   831,840   +2.3 その他   18,045   △7.3 全社又は消去   10   △2.1 合計   4,429,452   △0.0 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2026年3月18日)現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(以下、「連結財務諸表規則」という。)第312条の規定によりIFRS会計基準に準拠して作成しております。連結財務諸表を作成するにあたり重要となる会計方針、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 連結財務諸表注記 3.重要性のある会計方針」及び「4.重要な会計上の見積り及び見積りを伴う判断」に記載のとおりであります。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の経営成績等は、次のとおりであります。 なお、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因や当該事項への対応については、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。 (売上収益、調整後営業利益及び営業利益) 売上収益、調整後営業利益及び営業利益並びにセグメント別の状況については、「(1) 経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであります。 この結果、調整後営業利益率は11.1%となり、前連結会計年度比0.2ポイントの上昇となりました。 (親会社の所有者に帰属する当期利益) 親会社の所有者に帰属する当期利益は、前連結会計年度比423億円増加(同15%増)し、3,273億円となりました。これは、営業利益が621億円減益したものの、主に過年度に計上した不確実な税務処理(不確実な税務ポジション)の取崩により税金費用が987億円減少したことなどによるものです。 ③ 資本の財源及び資金の流動性 現金及び現金同等物は、前連結会計年度末比71億円増加し、7,138億円となりました。なお、活動区分ごとのキャッシュ・フローについては、「(1) 経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであります。 資金調達にあたっては、金融機関からの借入れに加え、引き続き、国内普通社債やコマーシャル・ペーパーなどの直接金融手段や、売上債権の証券化、リースの活用など、リスク分散や金利コストの抑制に向けその多様化を図ってまいります。 資金使途につきましては、主に稼ぐ力の強化、価値創造へのフォーカス、サステナブルなプレミアムブランド構築のための戦略的成長投資による持続的な成長と企業価値向上の実現を優先しつつ、適正な財務体質の維持と株主還元に活用してまいります。 ④ 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当連結会計年度においては、売上収益4兆4,295億円(前連結会計年度比6億円減少)、調整後営業利益4,937億円(前連結会計年度比104億円増加)、調整後営業利益率11.1%(前連結会計年度比0.2ポイント上昇)、ROIC8.3%(前連結会計年度比0.2ポイント上昇)、ROE8.6%(前連結会計年度比0.5ポイント上昇)となりました。 当社グループは、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおり、「最高の品質で社会に貢献」という使命のもと、ビジョンに「2050年 サステナブルなソリューションカンパニーとして社会価値・顧客価値を持続的に提供している会社へ」を掲げております。この使命・ビジョンに沿って、質を伴った成長を実現することで、企業と社会の双方の持続可能性を高めていくことを目指してまいります(2026年通期連結業績予想 売上収益4兆5,000億円、調整後営業利益5,150億円、調整後営業利益率11.4%、親会社の所有者に帰属する当期利益3,400億円)。 (注) ROEにつきましては、親会社の所有者に帰属する当期利益のうち継続事業に係る金額に基づいて算出しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS

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