概要
スズキは1909年に織機メーカーとして創業し、1950年代に二輪・四輪へ進出した日本の輸送用機器メーカーである。軽自動車と小型車に特化し、インド市場で圧倒的なシェアを持つ。2025年3月期の連結売上高は5兆8,252億円、営業利益率11.04%。従業員約7万7千人のグローバル企業で、四輪・二輪・マリン(船外機)の3事業を柱とする。
四輪事業が売上の9割超を占める収益構造
スズキの連結売上収益のうち、四輪事業が約9割を占める。2026年3月期の四輪事業売上は5兆7,064億円(前期比7.6%増)で、営業利益は5,476億円であった。同事業は軽自動車、小型車、SUV、商用車を製造・販売し、国内では子会社「スズキ自販近畿」などの販売網を通じて販売する。海外ではインドの連結子会社「Maruti Suzuki India Ltd.」、ハンガリーの「Magyar Suzuki Corporation Ltd.」などで現地生産を展開。四輪の生産台数は同年度に353万3千台に達し、前年比7.2%増と堅調に推移した。二輪事業の売上4,545億円、マリン事業の売上1,195億円と比較しても、四輪への集中度が際立つ。利益面では原材料高や人材投資の影響でわずかに減益となったが、全体の収益を支える基盤である。
インドを最重点市場とするグローバル展開
スズキにとってインドは最重要市場である。子会社「Maruti Suzuki India Ltd.」は同国の乗用車市場で過半のシェアを握り、2024年3月期時点でインド国内に複数の生産拠点を持つ。同社は2002年に株式の過半数を取得し連結子会社化、2003年にはムンバイ証券取引所に上場している。2030年度に向けた中期経営計画では、インドでシェア50%の維持とBEV生産・販売・輸出で首位を目指す方針を掲げる。欧州では「Magyar Suzuki」がハンガリーで生産し、高い環境規制に対応した小型車を供給。アジアではインドネシアの「PT Suzuki Indomobil Motor」を連結子会社とし、ASEAN向けの生産拠点とする。中東・アフリカではインド製モデルを活用した市場開拓を進める。海外生産比率が高く、円安が業績を押し上げる構造にある。
二輪事業とマリン事業の位置づけ
二輪事業は四輪に次ぐ規模で、2026年3月期の売上4,545億円(前期比14.2%増)、営業利益448億円(同9.7%増)と増収増益を達成した。インド子会社「Suzuki Motorcycle India Private Ltd.」が生産を担い、スポーツバイクからスクーター、オフロード車まで幅広く展開。コロンビアなど新興国での販売が伸びた。マリン事業は船外機(アウトボードモーター)の製造販売で、売上1,195億円(同8.9%増)だが、米国関税の影響で営業利益は266億円(同13.0%減)と減益。タイの「Thai Suzuki Motor Co.,Ltd.」が生産拠点であり、耐久性と信頼性を強みとする。その他事業として、電動車いすの販売や不動産販売を国内子会社「スズキ自販近畿」「スズキビジネス」が行うが、売上は126億円と全体の0.2%に過ぎない。
121社の子会社と37社の関連会社で構成されるグループ
スズキグループはスズキ株式会社を中心に、連結子会社121社、関連会社37社で構成される(2026年3月期)。四輪事業では、国内の部品製造子会社「スズキ部品製造」、物流サービス子会社「スズキ輸送梱包」がサプライチェーンを支える。海外ではインド、ハンガリー、インドネシア、タイ、パキスタンなどに生産子会社を有し、販売子会社はイタリア(Suzuki Italia S.p.A.)、米国(Suzuki Motor USA, LLC)、マリン事業では米国(Suzuki Marine USA, LLC)などがある。二輪事業は「スズキ二輪」が国内販売を担当。関連会社にはインドの部品メーカー「Krishna Maruti Ltd.」などが含まれる。グループ全体で国内外に広がる販売・サービス網を構築し、各地域ごとのマーケット特性に合わせた事業運営を行っている。
業界の中での役割は完成車両・船外機のグローバルメーカーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2024/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 四輪事業 | 4.9兆円 | 90.9% | 3,982億円 | 8.2% |
| 二輪事業 | 3,669億円 | 6.8% | 390億円 | 10.6% |
| マリン 事業 | 1,123億円 | 2.1% | 252億円 | 22.4% |
| その他 事業 | 112億円 | 0.2% | 31億円 | 27.7% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01四輪事業主力
軽自動車・小型車を中心に世界で製造販売。インドの子会社マルチ・スズキが同国市場で圧倒的シェア。国内・海外で販売子会社を通じて販売。
- 四輪車
- 軽自動車、小型車、SUV、商用車などを展開。
02二輪事業主力
スポーツバイク・スクーターなどを世界で製造販売。インド子会社スズキ・モーターサイクル・インディアが生産拠点。
- 二輪車
- スポーツ、スクーター、オフロードなど幅広い二輪車を展開。
03マリン事業準主力
船外機(アウトボードモーター)の製造販売。国内外で子会社を通じて販売。
- 船外機
- 小型から大型までのアウトボードモーター。
04その他事業副次
電動車いすの販売、不動産販売を国内子会社が行う。
- 電動車いす
- 高齢者向け電動車いす。
- 不動産(販売)
- 不動産の売買・仲介。
製品と技術
軽自動車と小型車を柱とする四輪ラインアップ
四輪事業では、軽自動車と小型車を中核に据える。日本市場向けには軽乗用車「アルト」「ワゴンR」「スペーシア」など、小型車「スイフト」「ソリオ」などを展開。インド市場では「Maruti Suzuki」ブランドで「スイフト」「バレーノ」「エルティガ」など多様なモデルを販売し、SUVでは「ジムニー」「フロンクス」を投入。商用車分野では軽トラック「キャリイ」「エブリイ」を日本やアジアで供給する。パワートレインはガソリンに加え、ストロングハイブリッド(HEV)やCNG(圧縮天然ガス)車、エタノール混合燃料対応車(FFV)をラインアップし、地域のエネルギー事情に合わせた選択肢を提供している。2026年3月期の四輪販売実績は5兆7,064億円に達した。
二輪車:スポーツから実用まで幅広い機種
二輪事業では、スポーツバイク、スクーター、オフロード車など多彩なモデルを展開する。インド子会社「Suzuki Motorcycle India Private Ltd.」が現地生産を担い、同国向けには実用的な125ccクラスのスクーター「アクセス」や「バーグマン」、スポーツモデル「ジクサー」シリーズを供給。欧米市場向けには大型スポーツ「GSX-R」「V-Strom」シリーズを投入している。2026年3月期の二輪車生産台数は176万5千台(前年比15.4%増)と大きく伸ばし、売上は4,545億円。インドやコロンビアでの販売増が寄与した。二輪車はスズキがグローバルに展開する最初のモビリティ製品であり、創業当初から培ってきたエンジン技術の応用が生かされている。
船外機と電動車いす:ニッチ市場での存在感
マリン事業の主力は船外機(アウトボードモーター)である。小型から大型までの機種をラインアップし、タイの「Thai Suzuki Motor Co.,Ltd.」で生産する。2026年3月期の生産台数は10万9千台(前年比0.4%減)だが、売上は1,195億円と堅調。米国市場を中心に販売し、関税の影響で利益は減ったものの、耐久性と信頼性で一定の顧客基盤を持つ。その他事業では、1974年に発売した電動車いすを子会社「スズキ自販近畿」などを通じて販売。高齢者向けのモビリティ製品として国内市場で継続的に供給している。また、不動産販売を「スズキビジネス」が行うが、これらの売上は連結全体の0.2%とごく小規模である。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
輸送用機器のなかでの位置
四輪首位級だが、二輪でも強み、内需依存低め
当社は自動車・二輪車メーカーで、軽自動車とインド市場で高い競争力を持ちます。売上高は5.3兆円から6.3兆円へ成長しており、国内自動車メーカーの中でも規模は大きいですが、トヨタやホンダに次ぐ規模です。同業他社として、トヨタ紡織は内装部品で当社と取引関係がありますが、直接の競合ではありません。また、ユニプレスはプレス部品でサプライヤーであり、競合というより協力関係です。当社は二輪車でも世界有数のシェアを持ち、インドや欧州で販売を強化しています。営業利益率は10%前後で安定しており、コスト競争力と商品力が特徴です。一方、電動化への対応や新興国市場での競争激化が課題です。
強み
- 国内軽自動車市場で高いシェアを持ち、小型車の技術とコスト競争力が優位。
- インドで四輪車の主力メーカーであり、現地生産と販売網で大きな収益源。
- 二輪車でも世界有数の販売台数を誇り、特にアジアで強いブランドを確立。
- 営業利益率は約10%で推移し、為替変動にも耐える堅固な収益基盤を持つ。
課題
- 電動車の投入が遅れており、世界的なEVシフトへの対応が急務となっている。
- インド市場に依存する一方で、規制や競争激化による業績変動の懸念がある。
- 中国やインドの新興メーカーの台頭で価格競争が激化し、市場シェア維持が困難。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
自動車完成車・大手部品の時価総額近傍。太字がスズキ
時価総額で並べると、掲載10社のなかで5番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 7203トヨタ自動車 | 49.5兆円 | 8.9倍 |
| 2 | 7011三菱重工業 | 12.6兆円 | 53.4倍 |
| 3 | 7267本田技研工業 | 7.7兆円 | — |
| 4 | 6902デンソー | 5.6兆円 | 11.8倍 |
| 5 | 7269スズキ | 4.2兆円 | 9.3倍 |
| 6 | 5108ブリヂストン | 2.9兆円 | 20.8倍 |
| 7 | 7013IHI | 2.8兆円 | 17.1倍 |
| 8 | 7272ヤマハ発動機 | 1.9兆円 | 8.5倍 |
| 9 | 7270SUBARU | 1.9兆円 | 21.2倍 |
| 10 | 7259アイシン | 1.7兆円 | 16.2倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(自動車完成車・大手部品)に従っています。
会社の歴史
沿革 40件
織機メーカーとして創業した1909年
スズキの歴史は1909年10月、鈴木道雄が静岡県浜名郡天神町村(現浜松市中央区)で「鈴木式織機製作所」を創業したことに始まる。当初は繊維機械の製造・販売を手掛け、1920年3月には資本金50万円で「鈴木式織機株式会社」として法人化、鈴木道雄が社長に就任した。1939年9月には現在の本社所在地である高塚に工場を完成。戦後、1949年5月には東京・大阪・名古屋の各証券取引所に株式を上場し、資金調達力を高めた。この時期までは織機が主力事業であり、自動車とは無縁の企業だったが、1961年4月に繊維機械部を分離して「鈴木式織機株式会社」を設立し、以降は輸送用機器へ経営資源を集中させることになる。
軽自動車の先鞭をつけた1955年
1952年6月、スズキは輸送用機器部門に進出し、自転車用補助エンジンの発売でモビリティ分野へ第一歩を踏み出した。1954年6月には社名を「鈴木自動車工業株式会社」に変更。そして1955年10月、日本初の軽四輪乗用車を発売し、軽自動車の先鞭をつけた。この小型・軽量のコンセプトは以後のスズキのDNAとなり、1970年4月には新型軽四輪駆動車を投入、1979年5月には軽四輪商用車を発売するなど、軽自動車のラインアップを拡充。軽自動車市場の成長とともにスズキの四輪事業は拡大した。1965年4月には船外機部門に進出し、1974年4月には医療機器として電動車いすを発売するなど、二輪・四輪以外の事業も開始した。
海外生産の第一歩:タイ二輪工場とパキスタン四輪組立
1967年3月、スズキはタイに「Thai Suzuki Motor Co.,Ltd.」を設立し、初の海外二輪車生産工場を稼働させた。これは同社のグローバル化の起点となった。1975年5月にはパキスタンで四輪駆動車の組立を開始し、四輪車でも海外生産に乗り出した。1970年代から1980年代にかけて、国内では磐田工場(1967年8月)、湖西工場(1970年10月)、豊川工場(1971年10月)など四輪・二輪の生産拠点を相次いで建設し、生産能力を増強。1983年8月には湖西第二工場を完成させ、小型四輪車の量産を開始した。この時期に国内生産基盤を固めると同時に、海外市場への供給体制を整えた。
インド進出とマルチ・スズキの子会社化
1982年4月、スズキはインド国営企業「Maruti Udyog Ltd.」(現Maruti Suzuki India Ltd.)と四輪車の合弁生産で基本合意した。これがのちに同社最大の収益源となる。1991年4月にはハンガリーで合弁会社「Magyar Suzuki Corporation Ltd.」を設立し、欧州生産を開始。2002年5月にはマルチ・スズキの株式を過半数取得し連結子会社化した。2003年7月には同社をムンバイ証券取引所に上場させ、現地資本を活用した成長を図った。一方、中国では1993年に長安汽車と合弁契約を結んだが、2018年11月に当該合弁会社の出資持分を譲渡し撤退。インド市場への集中と収益性の高い地域への資源配分を進める方針が鮮明となった。
GM・VWとの資本提携とその解消
1981年8月、スズキはGeneral Motors(GM)およびいすゞ自動車と業務提携を締結し、GMがスズキ株式の5.3%を取得。2000年9月にはGMの出資比率を20%に引き上げる新たな戦略的提携を発表した。しかし、2008年11月にGMとの資本提携を解消。その後2009年12月にはVolkswagen(VW)と包括的提携に基本合意するが、こちらも後に解消された。これらの提携は技術協力や販売網の共有を目的としたものだったが、いずれも長期化せず、スズキは独立路線を維持した。提携解消後も、スズキの小型車技術を活かした独自開発が続けられている。
2000年代以降の成長とインド依存の深化
2000年10月、スズキは設立80周年を迎え、「スズキ教育文化財団」を設立。2002年にはインドネシアの二・四輪車合弁会社「PT Indomobil Suzuki International」を子会社化し、ASEANでの基盤を強化。2008年7月には静岡県牧之原市に相良工場(四輪車組立)を新設した。2019年には社名変更30周年を迎え、2025年3月期の連結売上高は5兆8,252億円に達した。インドのマルチ・スズキの業績が牽引役となり、同社の現金及び現金同等物と投資信託の合計は約1兆円規模に膨らんでいる。2030年度に向けては、売上高8兆円、営業利益率10%を目標に掲げ、バッテリーEVやハイブリッド車への投資を加速している。
年表40件を開く
1900年代
- 1909年10月創業鈴木道雄、静岡県浜名郡天神町村(現 浜松市中央区)で鈴木式織機製作所を創業。
1920年代
- 1920年3月創業鈴木式織機株式会社として同地に法人設立、資本金50万円。鈴木道雄、社長に就任。
1930年代
- 1939年9月静岡県浜名郡可美村高塚(現 浜松市中央区高塚町)に高塚分工場が完成。
1940年代
- 1949年5月上場東京、大阪、名古屋各証券取引所に株式を上場。(大阪、名古屋証券取引所については、2003年3月に上場廃止)
1950年代
- 1952年6月輸送用機器部門へ進出。自転車用補助エンジン発売。
- 1954年5月上場福岡証券取引所に株式を上場。(2002年8月に上場廃止)
- 1954年6月商号変更鈴木自動車工業株式会社に社名変更。
- 1955年10月軽四輪乗用車を発売。わが国の軽自動車の先鞭をつける。
1960年代
- 1961年4月創業繊維機械部を分離、鈴木式織機株式会社を設立。
- 1961年9月愛知県豊川市に軽四輪トラック工場が完成。
- 1963年8月創業米国ロサンゼルスにU.S. Suzuki Motor Corp.(American Suzuki Motor Corp.、2013年3月に清算)を設立。
- 1965年4月船外機部門に進出。
- 1967年3月創業Thai Suzuki Motor Co.,Ltd.を設立。(スズキ初の海外二輪車生産工場)
- 1967年8月静岡県磐田市に磐田工場(四輪車)が完成。
1970年代
- 1970年1月静岡県小笠郡大須賀町(現 掛川市)に大須賀工場(鋳造)が完成。
- 1970年4月新型軽四輪駆動車を発売。
- 1970年10月静岡県浜名郡湖西町(現 湖西市)に湖西工場(四輪車)が完成。
- 1971年10月愛知県豊川市に豊川工場(二輪車)が完成。(2018年9月に浜松工場へ移転)
- 1974年4月医療機器部門に進出し、電動車いすを発売。
- 1974年8月住宅部門に進出。
- 1975年5月パキスタンで四輪駆動車の組立を開始。(四輪車初の海外生産)
- 1979年5月軽四輪商用車を発売。
1980年代
- 1980年3月創業財団法人機械工業振興助成財団(現 公益財団法人スズキ財団)を設立。
- 1980年4月発電機事業に進出。
- 1981年8月General Motors Corp.(GM)・いすゞ自動車㈱と業務提携調印。(GM出資比率5.3%、1994年3月にいすゞ自動車㈱は業務提携を解消)
- 1982年4月インド国営企業Maruti Udyog Ltd.(現 Maruti Suzuki India Ltd.)とスズキ四輪車の合弁生産について基本合意。
- 1983年8月湖西第二工場が完成し、小型四輪車の生産を開始。
- 1987年3月上場アムステルダム証券取引所に株式を上場。(1999年5月に上場廃止)
1990年代
- 1990年10月商号変更スズキ株式会社に社名変更。
- 1991年4月ハンガリーでの四輪車合弁生産に正式調印。Magyar Suzuki Corporation Ltd.設立。
- 1993年4月中国・長安汽車公司と乗用車合弁生産契約に調印。(2018年11月に合弁会社の当社出資持分を譲渡)
- 1994年11月静岡県榛原郡相良町(現 牧之原市)の相良エンジン工場が本格稼働を開始。
2000年代
- 2000年9月スズキとGMの新たな戦略的提携を発表。(GM出資比率10%から20%へ、2008年11月に資本提携を解消)
- —富士重工業株式会社(現 株式会社SUBARU)と業務提携に関する覚書を締結。
- 2000年10月創業スズキ設立80周年記念事業として、「スズキ教育文化財団(現 公益財団法人スズキ教育文化財団)」を設立。
- 2002年5月M&Aインド、Maruti Udyog Ltd.(現 Maruti Suzuki India Ltd.)の株式を過半数取得し、子会社化。
- 2002年11月M&Aインドネシアの二・四輪車合弁会社PT Indomobil Suzuki International(現 PT Suzuki Indomobil Motor)を子会社化。
- 2003年7月上場インド、Maruti Udyog Ltd.(現 Maruti Suzuki India Ltd.)が、ムンバイ証券取引所(現 ボンベイ証券取引所)及びインド・ナショナル証券取引所に上場。
- 2008年7月静岡県牧之原市の相良工場(四輪車組立工場)が完成車の生産を開始。
- 2009年12月スズキとVolkswagen Aktiengesellschaft(VW)包括的提携に基本合意。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上収益2030年度まで8兆円
- 営業利益2030年度まで8,000億円
- 営業利益率2030年度まで10%
- ROE2030年度まで13%
- ROE2030年代前半まで15%
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
四輪:地域別商品戦略の多様化
各国・地域のエネルギー事情に合わせてBEV、HEV、CNG車、エタノール混合燃料車などを投入。日本では軽自動車の価値向上と適正価格販売で成長。インドではシェア50%、BEV生産販売1位を目指しSUV・MPV強化とエントリーモデル開発に注力。欧州ではインド製モデルも活用し商品ラインアップを維持。中東・アフリカではインド製モデルで開拓。ASEANではインドネシアを中心に事業再構築。パキスタンでは軽自動車のグローバル化拠点として拡販。中南米…
- 02
二輪・マリン・新事業の強化
二輪は趣味嗜好向けと実用向けに層別し商品開発・販売強化。マリンは耐久性・信頼性に優れた製品を提供し、マイクロプラスチック回収など環境活動も推進。新事業ではサービスモビリティやエネルギー分野で協業を進め、インドのバイオガス事業で牛糞からCBGを精製しルーラルエリアの生活向上と移動手段提供を目指す。
- 03
技術戦略:エネルギー極少化
「エネルギー極少化」を技術哲学とし、軽く安全な車体、バッテリーリーンなBEV・HEV、効率的なICEとCNF技術、SDVライト、易分解設計、カーボンネガティブの6つの柱で技術開発。人に寄り添う技術でモビリティの本質価値を極大化し、社会課題解決製品を提供する。
- 04
カーボンニュートラル目標
事業活動からのCO2排出(Scope1,2)について、グローバルで2050年までのカーボンニュートラル達成を目標。中間目標として2030年度に2022年度比42%削減(総量)を目指す。パリ協定1.5℃水準に沿った目標に移行。
- 05
研究開発・設備投資計画
収益性・効率性改善で投資資金を確保し、成長投資を実行。2030年度までに設備投資2兆円、研究開発費2兆円の計4兆円を計画。うちインド関連設備投資1.2兆円、エネルギー極少化研究開発1.35兆円。企業価値最大化のため外部状況に応じ資源を柔軟配分。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で76,889人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は828万円で、9期前と比べて+21.5%。平均年齢は41.0歳、平均勤続年数は18.0年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 62,992 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 65,179 | — |
| 2019年3月 | 681 | 40.0 | 17.0 | 67,721 | — |
| 2020年3月 | 691 | 40.0 | 17.0 | 68,499 | — |
| 2021年3月 | 665 | 40.0 | 17.0 | 68,739 | — |
| 2022年3月 | 666 | 40.0 | 18.0 | 69,193 | — |
| 2023年3月 | 686 | 41.0 | 18.0 | 70,012 | — |
| 2024年3月 | 702 | 41.0 | 18.0 | 72,372 | — |
| 2025年3月 | 785 | 41.0 | 18.0 | 74,077 | 868 |
| 2026年3月 | 828 | 41.0 | 18.0 | 76,889 | 810 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社38社(国内 16 / 海外 22) を有報から抽出しています。
- 国内㈱スズキ部品製造静岡県 浜松市 浜名区議決権100.0%
- 国内㈱スニック静岡県 磐田市議決権100.0%
- 国内㈱スズキ部品富山富山県 小矢部市議決権100.0%
- 国内㈱スズキ自販東京東京都 杉並区議決権100.0%
- 国内㈱スズキ自販浜松静岡県 浜松市 中央区議決権100.0%
- 国内㈱スズキ自販近畿大阪府 大阪市 浪速区議決権100.0%
- 国内㈱スズキ二輪静岡県 浜松市 中央区議決権100.0%
- 国内㈱スズキマリン静岡県 浜松市 中央区議決権100.0%
- 国内スズキファイナンス㈱静岡県 浜松市 中央区議決権95.9%
- 国内スズキ輸送梱包㈱静岡県 浜松市 中央区議決権100.0%
- 国内㈱スズキビジネス静岡県 浜松市 中央区議決権100.0%
- 国内Magyar Suzuki Corporation Ltd. ※1ハンガリー エステルゴム市議決権97.5%
残りのグループ会社26社を開く
- Suzuki Italia S.p.A.イタリア トリノ市100%
- Suzuki GB PLC英国 ミルトンキーンズ市100%
- Suzuki Deutschland GmbHドイツ ベンスハイム市100%
- Suzuki France S.A.S.フランス トラップ市100%
- Suzuki Motor Poland Ltd.ポーランド ワルシャワ市100%
- Maruti Suzuki India Ltd. ※1、2インド ニューデリー市59%
- TDS Lithium-Ion Battery Gujarat Private Ltd. ※3インド グジャラート州 アーメダバード市50%
- Suzuki Motorcycle India Private Ltd. ※1インド グルガオン市100%
- Suzuki R&D Center India Private Ltd. ※1インド ニューデリー市100%
- Pak Suzuki Motor Co.,Ltd.パキスタン カラチ市99%
- PT Suzuki Indomobil Motorインドネシア ジャカルタ市95%
- PT Suzuki Finance Indonesia ※1インドネシア ジャカルタ市93%
- Suzuki Motor (Thailand) Co.,Ltd. ※1タイ バンコク都100%
- Thai Suzuki Motor Co.,Ltd.タイ パトゥムタニ県 タンヤブリ地区98%
- Suzuki Philippines Inc.フィリピン カランバ市100%
- Suzuki Motor USA, LLC米国 カリフォルニア州 ブレア市100%
- Suzuki Marine USA, LLC米国 フロリダ州 タンパ市100%
- Suzuki Manufacturing of America Corp.米国 ジョージア州 ローム市100%
- Suzuki Motor de Colombia S.A.コロンビア ペレイラ市100%
- Suzuki Australia Pty.Ltd.オーストラリア ビクトリア州 レイバートンノース地区100%
- Suzuki Motor de Mexico,S.A.de C.V.メキシコ クアウティトラン イスカリ市100%
- Suzuki Auto South Africa (Pty) Ltd.南アフリカ共和国 サントン市100%
- 浜名部品工業(株)静岡県 湖西市48%
- Krishna Maruti Ltd.インド グルグラム市45%
- 常州豪爵鈴木摩托車有限公司中国 江蘇省常州市40%
- 済南軽騎鈴木摩托車有限公司中国 山東省済南市50%
- INNEXT BHARAT VENTURES IFSC PRIVATE LIMITED
- ZASuzuki Auto South Africa (Pty) Ltd
- INSUZUKI MOTOR GUJARAT PRIVATE LIMITED
- INSUZUKI MOTORCYCLE INDIA PRIVATE LIMITED
- INMARUTI SUZUKI INDIA LIMITED
- GBSUZUKI GB PLC
国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。
- 調達9.7億円小型警ら車警察庁 · 2024-03-05
- 調達4.9億円小型警ら車警察庁 · 2025-04-25
- 調達3.3億円小型警ら車警察庁 · 2026-02-27
- 調達3.3億円令和8年度 乗用自動車の購入等(区分6)国税庁 · 2026-06-19
- 調達2.7億円令和8年度 乗用自動車の購入等(区分1)国税庁 · 2026-06-19
- 調達1.5億円令和7年度 乗用自動車の購入等(区分1)国税庁 · 2025-06-06
- 調達1.4億円令和5年度乗用自動車の購入等(区分4)【再度公告】国税庁 · 2023-08-24
- 調達1.4億円平成31年度乗用自動車の購入等(区分2)国税庁 · 2019-06-14
- 調達1.3億円平成29年度乗用自動車の購入等(区分4)国税庁 · 2017-06-06
- 調達1億円令和5年度乗用自動車中央調達 第1号物件:乗用自動車(661cc 以上1,500cc 以下ステーションワゴン又はSUV タイプ4 W D) 57 台林野庁 · 2023-08-21
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は6.3兆円、営業利益は6,229億円。前期と比べると増収減益で、売上が+8.0%、利益が-3.1%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 6.9兆円 | 6.3兆円 |
| 営業利益 | 5,400億円 | 6,229億円 |
| 純利益 | 4,200億円 | 4,393億円 |
| 1株あたり配当 | ¥51 | ¥51 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は1.7兆円、営業利益は1,580億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+41.1%、営業利益は+58.3%。
| 対象期間 | 売上高兆円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年2Q | 1.15 | 898 | 7.8 | 568 |
| 2023年3Q | 1.20 | 1,027 | 8.6 | 683 |
| 2024年1Q | 1.21 | 998 | 8.3 | 671 |
| 2024年2Q | 1.36 | 1,297 | 9.6 | 622 |
| 2024年3Q | 1.28 | 1,171 | 9.1 | 688 |
| 2025年2Q | 2.85 | 3,349 | 11.7 | 2,175 |
| 2025年4Q | 2.97 | 3,080 | 10.4 | 1,986 |
| 2026年2Q | 2.86 | 2,765 | 9.7 | 1,928 |
| 2026年4Q | 3.43 | 3,464 | 10.1 | 2,465 |
| 2027年1Q | 1.71 | 1,580 | 9.3 | 1,836 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は2.6兆円から6.3兆円へ2.4倍に増えた。直近期の営業利益率は9.9%。売上は5期、純利益は6期の連続増加。
| 決算期 | 売上高兆円 | 営業利益億円 | 税引前利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 2.58 | — | 1,556 | — | 804 |
| 2014年3月 | 2.94 | — | 1,978 | — | 1,075 |
| 2015年3月 | 3.02 | — | 1,943 | — | 969 |
| 2016年3月 | 3.18 | — | 2,091 | — | 1,167 |
| 2017年3月 | 3.17 | — | 2,867 | — | 1,600 |
| 2018年3月 | 3.76 | — | 3,828 | — | 2,157 |
| 2019年3月 | 3.87 | — | 3,795 | — | 1,788 |
| 2020年3月 | 3.49 | — | 2,454 | — | 1,342 |
| この期から会計基準が日本基準からIFRSに変わりました。前後の数値は単純に比較できません | |||||
| 2021年3月 | 3.18 | — | 2,483 | — | 1,464 |
| 2022年3月 | 3.57 | — | 2,629 | — | 1,603 |
| 2023年3月 | 4.64 | — | 3,828 | — | 2,211 |
| 2024年3月 | 5.36 | — | 5,917 | — | 3,170 |
| 2025年3月 | 5.83 | 6,429 | 7,302 | 11.0 | 4,161 |
| 2026年3月 | 6.29 | 6,229 | 7,307 | 9.9 | 4,393 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高6.3兆円のうち、営業利益として残るのは6,229億円で9.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4,393億円、売上の7.0%にあたる。営業利益率は業種中央値5.1%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金74.5%4.7兆円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金16.1%1.0兆円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益9.9%6,229億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが7,175億円、投資CFが−4,995億円で、差し引きのフリーCFは2,180億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は9,733億円で、売上の1.9ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 1,901 | −2,106 | −336 | −205 | 6,611 |
| 2014年3月 | 3,229 | −2,866 | 28 | 363 | 7,106 |
| 2015年3月 | 2,550 | −1,209 | 845 | 1,341 | 9,323 |
| 2016年3月 | 2,941 | −2,424 | −5,204 | 517 | 4,501 |
| 2017年3月 | 3,663 | −2,886 | 895 | 777 | 6,140 |
| 2018年3月 | 4,452 | −3,416 | −1,139 | 1,036 | 6,008 |
| 2019年3月 | 3,834 | −2,508 | −2,561 | 1,326 | 4,731 |
| 2020年3月 | 1,715 | −2,970 | 807 | −1,255 | 4,204 |
| 2021年3月 | 4,154 | −2,330 | 3,026 | 1,824 | 9,244 |
| 2022年3月 | 2,213 | −1,535 | −1,546 | 678 | 8,580 |
| 2023年3月 | 2,866 | −3,027 | 316 | −161 | 8,689 |
| 2024年3月 | 5,018 | −4,774 | −929 | 244 | 8,400 |
| 2025年3月 | 6,698 | −4,756 | −1,860 | 1,942 | 8,427 |
| 2026年3月 | 7,175 | −4,995 | −1,273 | 2,180 | 9,733 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は6.6兆円。このうち返さなくてよい自己資本が3.4兆円で、自己資本比率は51.0%(業種中央値53.0%より薄い)。
| 決算期 | 総資産兆円 | 自己資本兆円 | 負債兆円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 2.49 | 1.30 | 1.19 | 46.1 |
| 2014年3月 | 2.87 | 1.49 | 1.38 | 46.2 |
| 2015年3月 | 3.25 | 1.70 | 1.55 | 45.6 |
| 2016年3月 | 2.70 | 1.19 | 1.51 | 35.4 |
| 2017年3月 | 3.12 | 1.39 | 1.73 | 35.9 |
| 2018年3月 | 3.34 | 1.60 | 1.75 | 38.8 |
| 2019年3月 | 3.40 | 1.72 | 1.69 | 40.9 |
| 2020年3月 | 3.34 | 1.79 | 1.55 | 44.5 |
| 2021年3月 | 4.04 | 2.03 | 2.00 | 41.8 |
| 2022年3月 | 4.16 | 2.26 | 1.89 | 45.2 |
| 2023年3月 | 4.86 | 2.29 | 2.57 | 47.2 |
| 2024年3月 | 5.76 | 2.72 | 3.04 | 47.2 |
| 2025年3月 | 5.99 | 2.97 | 2.31 | 49.6 |
| 2026年3月 | 6.64 | 3.38 | 2.48 | 51.0 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
輸送用機器 82社との比較
同じ輸送用機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率で82社中10位あたり、逆に低いのは配当利回りで82社中61位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥2,122で、1年前と比べて+7.8%。過去52週の値幅のなかでは56%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 9.3倍 |
| PER (会社予想) | 9.7倍 |
| PBR | 1.16倍 |
| 配当利回り | 2.40% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月21日時点で2103.5円と、25日移動平均線(2038.26円)を約3.2%上回る。52週高値2473円からは約15%下の水準で推移。直近1ヵ月では2.91%上昇する一方、8月3日には一時1945.5円まで下落する場面もあったが、その後は持ち直し。RSIは51.41と中立圏。出来高は7月下旬に増加したものの、8月に入ってやや落ち着く。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 78/100)。
PERは9.24倍と同業界平均の16.66倍を大きく下回り、予想PERも9.7倍と低い。PBRは1.15倍で平均1.13倍とほぼ同等だが、ROE13.8%を考慮すると株価純資産倍率は割安感がある。配当利回りは2.42%と平均2.96%を下回るが、配当性向35%で余力はある。収益は増加傾向にあり、割安だが配当利回りの伸びは限定的。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 9.3倍 | 16.3倍 |
| PER (予想) | 9.7倍 | — |
| PBR | 1.16倍 | 1.12倍 |
| ROE | 13.8% | 7.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
インドなどの成長市場と、国内軽自動車市場の減速が焦点。強気派はインドでの販売拡大、円安メリット、ハイブリッド技術への期待から成長余地を評価する。弱気派はインド市場の競争激化、国内需要の縮小、生産効率への懸念を指摘。
- インド市場の成長
インドで高いシェアを持ち、人口増加に伴うモータリゼーションで販売拡大が見込める
- 円安の追い風
海外生産比率が高く、円安が収益を押し上げる
- 高収益体質
2025年3月期の営業利益率11%超と収益力が高い
- 2026/3期の純利益4,393億円と最高益更新通年影響強
純利益は4,161億円(2025/3)から4,393億円へ5.6%増。売上高も6兆2,930億円へ拡大
- 予想PER9倍、PBR1.07倍の割安修正継続影響中
予想PER9倍、ROE13.8%に対しPBR1.07倍。成長が続けば評価は切り上がる
- 営業利益率9.9%の高水準維持通年影響中
営業利益6,229億円、売上高6.3兆円で営業利益率9.9%。高収益が続く
- 外国人持ち株比率45.48%の高水準継続影響弱
外国人持ち株比率45.48%と高く、海外投資家の選好が株価を支える
- インド競争激化
現地や他社の攻勢で、シェア低下のリスクがある
- 国内需要の縮小
軽自動車市場は人口減少で縮小傾向、国内事業の苦戦
- 生産コスト上昇
原材料や物流費の上昇が利益を圧迫する可能性
- 営業利益が前期比3.1%減の6,229億円に減速通年影響中
営業利益は6,429億円から6,229億円へ200億円減。売上高成長と逆行する
- 営業利益率11.04%から9.9%への低下2026年下期影響中
営業利益率は1.14ポイント低下。売上高6.3兆円で約720億円の利益インパクト
- 高ROE13.8%の持続性が試される局面継続影響弱
ROE13.8%は高いが、営業減益が続くと資本効率の改善は頭打ち
- 売上高6.3兆円でも営業減益の非効率2027年〜2028年影響弱
売上高は8%増加したが営業利益は3%減少。増収減益の構図が続くリスク
- インド販売台数
- 主力市場の成長性とシェア動向を示す
- 為替レート
- 収益に大きな影響を与える円相場の変動
- 営業利益率
- コスト上昇に耐えられる収益力を確認
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり51円で、前期から+12.2%。いまの株価に対する利回りは2.40%。増配か配当維持が7年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 11 | — | 22.1 |
| 2018年3月 | 19 | 68.2 | 31.1 |
| 2019年3月 | 19 | 0.0 | 78.9 |
| 2020年3月 | 21 | 14.9 | 51.0 |
| 2021年3月 | 23 | 5.9 | 54.3 |
| 2022年3月 | 23 | 1.1 | 53.3 |
| 2023年3月 | 25 | 9.9 | 33.4 |
| 2024年3月 | 31 | 22.0 | 29.1 |
| 2025年3月 | 41 | 34.4 | 34.2 |
| 2026年3月 | 46 | 12.2 | 35.0 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥51
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ85,360人。区分でいちばん多いのは外国法人で45.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が44.2%を占め、残る55.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 外国法人 | 34.1 | 31.9 | 35.5 | 38.3 | 36.6 | 45.5 |
| 金融機関 | 42.8 | 44.9 | 44.1 | 41.0 | 42.5 | 34.1 |
| 事業法人 | 16.9 | 16.1 | 13.4 | 12.4 | 11.5 | 10.1 |
| 個人・その他 | 4.7 | 4.6 | 4.6 | 6.2 | 5.9 | 6.4 |
| 証券会社 | 1.5 | 2.5 | 2.4 | 2.1 | 3.5 | 4.0 |
| 自己株式 | 1.1 | 1.1 | 1.0 | 1.8 | 1.8 | 1.8 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 14.81 |
| 02 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 6.37 |
| 03 | トヨタ自動車株式会社 | 4.89 |
| 04 | 株式会社三菱UFJ銀行 | 3.26 |
| 05 | ザ チェース マンハッタンバンク エヌエイ ロンドン エス エル オムニバス アカウント(常任代理人)株式会社みずほ銀行決済営業部 | 2.96 |
| 06 | 株式会社りそな銀行 | 2.65 |
| 07 | 株式会社静岡銀行(常任代理人)日本マスタートラスト信託銀行株式会社 | 2.36 |
| 08 | ステート ストリート バンク アンド トラスト カンパニー 505001(常任代理人)株式会社みずほ銀行決済営業部 | 1.90 |
| 09 | JPモルガン証券株式会社 | 1.47 |
| 10 | ステート ストリート バンク アンド トラスト カンパニー 505223(常任代理人)株式会社みずほ銀行決済営業部 | 1.37 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+59%、1株純資産は14期で−14%。直近期のROEは13.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 143 | 2,045 | 7.5 | 14.7 | 27.7 |
| 2014年3月 | 192 | 2,365 | 8.7 | 14.1 | 20.0 |
| 2015年3月 | 173 | 2,642 | 6.9 | 20.9 | 29.6 |
| 2016年3月 | 235 | 2,171 | 9.6 | 12.8 | 20.2 |
| 2017年3月 | 363 | 2,538 | 15.4 | 12.7 | 22.1 |
| 2018年3月 | 489 | 2,937 | 17.9 | 11.7 | 31.1 |
| 2019年3月 | 395 | 3,018 | 13.3 | 12.4 | 78.9 |
| 2020年3月 | 72 | 766 | 9.3 | 9.0 | 51.0 |
| 2021年3月 | 75 | 869 | 9.2 | 16.7 | 54.3 |
| 2022年3月 | 83 | 967 | 9.0 | 12.8 | 53.3 |
| 2023年3月 | 114 | 1,180 | 11.2 | 10.6 | 33.4 |
| 2024年3月 | 164 | 1,410 | 12.6 | 10.6 | 29.1 |
| 2025年3月 | 216 | 1,540 | 14.6 | 8.4 | 34.2 |
| 2026年3月 | 228 | 1,753 | 13.8 | 8.2 | 35.0 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
17名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は17名。2026/3期の役員報酬は総額1,034百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約17倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 鈴木俊宏 | 取締役社長(代表取締役)(取締役会議長) | 67 |
| 石井直己 | 取締役副社長(代表取締役) | 61 |
| 加藤勝弘 | 取締役副社長 | 62 |
| 岡島有孝 | 取締役 専務役員 | 65 |
| 村松鋭一 | 取締役 専務役員 | 64 |
| 堂道秀明 | 取締役 | 77 |
| 江草俊 | 取締役 | 68 |
| 高橋尚子 | 取締役 | 54 |
| 青山朝子 | 取締役 | 54 |
| 豊田泰輔 | 常勤監査役 | 69 |
| 山岸重雄 | 常勤監査役 | 62 |
| 長野哲久 | 監査役 | 76 |
残りの役員5名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 福田充宏 | 監査役 | 64 |
| 鬼頭潤子 | 監査役 | 61 |
| 市野一夫 | 取締役 専務役員 | 60 |
| 河村了 | 常勤監査役 | 63 |
| 村松奈緒美 | 監査役 | 54 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 株式報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 6 | 230 | 340 | 61 | 845 | 141 |
| 監査役 | 2 | 72 | — | — | 72 | 36 |
| 社外取締役 | 4 | 65 | — | — | 65 | 16 |
| 社外監査役 | 3 | 52 | — | — | 52 | 17 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容993字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,400字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク7,344字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)3,248字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第160期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-23
- 半期報告書半期報告書-第160期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第159期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-27
- 半期報告書半期報告書-第159期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第158期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-27
- 四半期報告書四半期報告書-第158期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第158期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-13
- 四半期報告書四半期報告書-第158期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第157期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-23
- 四半期報告書四半期報告書-第157期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第157期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
- 四半期報告書四半期報告書-第157期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-12
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