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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

スズキ

suzuki motor corporation7269 · Prime · 輸送用機器

四輪・二輪・船外機を柱とする自動車・マリンメーカー。特にインド市場で四輪首位、二輪も世界展開。

概要

スズキは1909年に織機メーカーとして創業し、1950年代に二輪・四輪へ進出した日本の輸送用機器メーカーである。軽自動車と小型車に特化し、インド市場で圧倒的なシェアを持つ。2025年3月期の連結売上高は5兆8,252億円、営業利益率11.04%。従業員約7万7千人のグローバル企業で、四輪・二輪・マリン(船外機)の3事業を柱とする。

四輪事業が売上の9割超を占める収益構造

スズキの連結売上収益のうち、四輪事業が約9割を占める。2026年3月期の四輪事業売上は5兆7,064億円(前期比7.6%増)で、営業利益は5,476億円であった。同事業は軽自動車、小型車、SUV、商用車を製造・販売し、国内では子会社「スズキ自販近畿」などの販売網を通じて販売する。海外ではインドの連結子会社「Maruti Suzuki India Ltd.」、ハンガリーの「Magyar Suzuki Corporation Ltd.」などで現地生産を展開。四輪の生産台数は同年度に353万3千台に達し、前年比7.2%増と堅調に推移した。二輪事業の売上4,545億円、マリン事業の売上1,195億円と比較しても、四輪への集中度が際立つ。利益面では原材料高や人材投資の影響でわずかに減益となったが、全体の収益を支える基盤である。

インドを最重点市場とするグローバル展開

スズキにとってインドは最重要市場である。子会社「Maruti Suzuki India Ltd.」は同国の乗用車市場で過半のシェアを握り、2024年3月期時点でインド国内に複数の生産拠点を持つ。同社は2002年に株式の過半数を取得し連結子会社化、2003年にはムンバイ証券取引所に上場している。2030年度に向けた中期経営計画では、インドでシェア50%の維持とBEV生産・販売・輸出で首位を目指す方針を掲げる。欧州では「Magyar Suzuki」がハンガリーで生産し、高い環境規制に対応した小型車を供給。アジアではインドネシアの「PT Suzuki Indomobil Motor」を連結子会社とし、ASEAN向けの生産拠点とする。中東・アフリカではインド製モデルを活用した市場開拓を進める。海外生産比率が高く、円安が業績を押し上げる構造にある。

二輪事業とマリン事業の位置づけ

二輪事業は四輪に次ぐ規模で、2026年3月期の売上4,545億円(前期比14.2%増)、営業利益448億円(同9.7%増)と増収増益を達成した。インド子会社「Suzuki Motorcycle India Private Ltd.」が生産を担い、スポーツバイクからスクーター、オフロード車まで幅広く展開。コロンビアなど新興国での販売が伸びた。マリン事業は船外機(アウトボードモーター)の製造販売で、売上1,195億円(同8.9%増)だが、米国関税の影響で営業利益は266億円(同13.0%減)と減益。タイの「Thai Suzuki Motor Co.,Ltd.」が生産拠点であり、耐久性と信頼性を強みとする。その他事業として、電動車いすの販売や不動産販売を国内子会社「スズキ自販近畿」「スズキビジネス」が行うが、売上は126億円と全体の0.2%に過ぎない。

121社の子会社と37社の関連会社で構成されるグループ

スズキグループはスズキ株式会社を中心に、連結子会社121社、関連会社37社で構成される(2026年3月期)。四輪事業では、国内の部品製造子会社「スズキ部品製造」、物流サービス子会社「スズキ輸送梱包」がサプライチェーンを支える。海外ではインド、ハンガリー、インドネシア、タイ、パキスタンなどに生産子会社を有し、販売子会社はイタリア(Suzuki Italia S.p.A.)、米国(Suzuki Motor USA, LLC)、マリン事業では米国(Suzuki Marine USA, LLC)などがある。二輪事業は「スズキ二輪」が国内販売を担当。関連会社にはインドの部品メーカー「Krishna Maruti Ltd.」などが含まれる。グループ全体で国内外に広がる販売・サービス網を構築し、各地域ごとのマーケット特性に合わせた事業運営を行っている。

業界の中での役割は完成車両・船外機のグローバルメーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
6.3兆円
営業利益
6,229億円
営業利益率
9.9%
純利益
4,393億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2024/3
事業売上構成比利益利益率
四輪事業4.9兆円90.9%3,982億円8.2%
二輪事業3,669億円6.8%390億円10.6%
マリン 事業1,123億円2.1%252億円22.4%
その他 事業112億円0.2%31億円27.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01四輪事業主力

軽自動車・小型車を中心に世界で製造販売。インドの子会社マルチ・スズキが同国市場で圧倒的シェア。国内・海外で販売子会社を通じて販売。

主な製品・サービス1
四輪車
軽自動車、小型車、SUV、商用車などを展開。

02二輪事業主力

スポーツバイク・スクーターなどを世界で製造販売。インド子会社スズキ・モーターサイクル・インディアが生産拠点。

主な製品・サービス1
二輪車
スポーツ、スクーター、オフロードなど幅広い二輪車を展開。

03マリン事業準主力

船外機(アウトボードモーター)の製造販売。国内外で子会社を通じて販売。

主な製品・サービス1
船外機
小型から大型までのアウトボードモーター。

04その他事業副次

電動車いすの販売、不動産販売を国内子会社が行う。

主な製品・サービス2
電動車いす
高齢者向け電動車いす。
不動産(販売)
不動産の売買・仲介。

製品と技術

軽自動車と小型車を柱とする四輪ラインアップ

四輪事業では、軽自動車と小型車を中核に据える。日本市場向けには軽乗用車「アルト」「ワゴンR」「スペーシア」など、小型車「スイフト」「ソリオ」などを展開。インド市場では「Maruti Suzuki」ブランドで「スイフト」「バレーノ」「エルティガ」など多様なモデルを販売し、SUVでは「ジムニー」「フロンクス」を投入。商用車分野では軽トラック「キャリイ」「エブリイ」を日本やアジアで供給する。パワートレインはガソリンに加え、ストロングハイブリッド(HEV)やCNG(圧縮天然ガス)車、エタノール混合燃料対応車(FFV)をラインアップし、地域のエネルギー事情に合わせた選択肢を提供している。2026年3月期の四輪販売実績は5兆7,064億円に達した。

二輪車:スポーツから実用まで幅広い機種

二輪事業では、スポーツバイク、スクーター、オフロード車など多彩なモデルを展開する。インド子会社「Suzuki Motorcycle India Private Ltd.」が現地生産を担い、同国向けには実用的な125ccクラスのスクーター「アクセス」や「バーグマン」、スポーツモデル「ジクサー」シリーズを供給。欧米市場向けには大型スポーツ「GSX-R」「V-Strom」シリーズを投入している。2026年3月期の二輪車生産台数は176万5千台(前年比15.4%増)と大きく伸ばし、売上は4,545億円。インドやコロンビアでの販売増が寄与した。二輪車はスズキがグローバルに展開する最初のモビリティ製品であり、創業当初から培ってきたエンジン技術の応用が生かされている。

船外機と電動車いす:ニッチ市場での存在感

マリン事業の主力は船外機(アウトボードモーター)である。小型から大型までの機種をラインアップし、タイの「Thai Suzuki Motor Co.,Ltd.」で生産する。2026年3月期の生産台数は10万9千台(前年比0.4%減)だが、売上は1,195億円と堅調。米国市場を中心に販売し、関税の影響で利益は減ったものの、耐久性と信頼性で一定の顧客基盤を持つ。その他事業では、1974年に発売した電動車いすを子会社「スズキ自販近畿」などを通じて販売。高齢者向けのモビリティ製品として国内市場で継続的に供給している。また、不動産販売を「スズキビジネス」が行うが、これらの売上は連結全体の0.2%とごく小規模である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

輸送用機器のなかでの位置

四輪首位級だが、二輪でも強み、内需依存低め

当社は自動車・二輪車メーカーで、軽自動車とインド市場で高い競争力を持ちます。売上高は5.3兆円から6.3兆円へ成長しており、国内自動車メーカーの中でも規模は大きいですが、トヨタやホンダに次ぐ規模です。同業他社として、トヨタ紡織は内装部品で当社と取引関係がありますが、直接の競合ではありません。また、ユニプレスはプレス部品でサプライヤーであり、競合というより協力関係です。当社は二輪車でも世界有数のシェアを持ち、インドや欧州で販売を強化しています。営業利益率は10%前後で安定しており、コスト競争力と商品力が特徴です。一方、電動化への対応や新興国市場での競争激化が課題です。

強み

  • 国内軽自動車市場で高いシェアを持ち、小型車の技術とコスト競争力が優位。
  • インドで四輪車の主力メーカーであり、現地生産と販売網で大きな収益源。
  • 二輪車でも世界有数の販売台数を誇り、特にアジアで強いブランドを確立。
  • 営業利益率は約10%で推移し、為替変動にも耐える堅固な収益基盤を持つ。

課題

  • 電動車の投入が遅れており、世界的なEVシフトへの対応が急務となっている。
  • インド市場に依存する一方で、規制や競争激化による業績変動の懸念がある。
  • 中国やインドの新興メーカーの台頭で価格競争が激化し、市場シェア維持が困難。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

自動車完成車・大手部品の時価総額近傍。太字がスズキ

時価総額で並べると、掲載10社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
17203トヨタ自動車49.5兆円8.9倍
27011三菱重工業12.6兆円53.4倍
37267本田技研工業7.7兆円
46902デンソー5.6兆円11.8倍
57269スズキ4.2兆円9.3倍
65108ブリヂストン2.9兆円20.8倍
77013IHI2.8兆円17.1倍
87272ヤマハ発動機1.9兆円8.5倍
97270SUBARU1.9兆円21.2倍
107259アイシン1.7兆円16.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(自動車完成車・大手部品)に従っています。

会社の歴史

沿革 40件

織機メーカーとして創業した1909年

スズキの歴史は1909年10月、鈴木道雄が静岡県浜名郡天神町村(現浜松市中央区)で「鈴木式織機製作所」を創業したことに始まる。当初は繊維機械の製造・販売を手掛け、1920年3月には資本金50万円で「鈴木式織機株式会社」として法人化、鈴木道雄が社長に就任した。1939年9月には現在の本社所在地である高塚に工場を完成。戦後、1949年5月には東京・大阪・名古屋の各証券取引所に株式を上場し、資金調達力を高めた。この時期までは織機が主力事業であり、自動車とは無縁の企業だったが、1961年4月に繊維機械部を分離して「鈴木式織機株式会社」を設立し、以降は輸送用機器へ経営資源を集中させることになる。

軽自動車の先鞭をつけた1955年

1952年6月、スズキは輸送用機器部門に進出し、自転車用補助エンジンの発売でモビリティ分野へ第一歩を踏み出した。1954年6月には社名を「鈴木自動車工業株式会社」に変更。そして1955年10月、日本初の軽四輪乗用車を発売し、軽自動車の先鞭をつけた。この小型・軽量のコンセプトは以後のスズキのDNAとなり、1970年4月には新型軽四輪駆動車を投入、1979年5月には軽四輪商用車を発売するなど、軽自動車のラインアップを拡充。軽自動車市場の成長とともにスズキの四輪事業は拡大した。1965年4月には船外機部門に進出し、1974年4月には医療機器として電動車いすを発売するなど、二輪・四輪以外の事業も開始した。

海外生産の第一歩:タイ二輪工場とパキスタン四輪組立

1967年3月、スズキはタイに「Thai Suzuki Motor Co.,Ltd.」を設立し、初の海外二輪車生産工場を稼働させた。これは同社のグローバル化の起点となった。1975年5月にはパキスタンで四輪駆動車の組立を開始し、四輪車でも海外生産に乗り出した。1970年代から1980年代にかけて、国内では磐田工場(1967年8月)、湖西工場(1970年10月)、豊川工場(1971年10月)など四輪・二輪の生産拠点を相次いで建設し、生産能力を増強。1983年8月には湖西第二工場を完成させ、小型四輪車の量産を開始した。この時期に国内生産基盤を固めると同時に、海外市場への供給体制を整えた。

インド進出とマルチ・スズキの子会社化

1982年4月、スズキはインド国営企業「Maruti Udyog Ltd.」(現Maruti Suzuki India Ltd.)と四輪車の合弁生産で基本合意した。これがのちに同社最大の収益源となる。1991年4月にはハンガリーで合弁会社「Magyar Suzuki Corporation Ltd.」を設立し、欧州生産を開始。2002年5月にはマルチ・スズキの株式を過半数取得し連結子会社化した。2003年7月には同社をムンバイ証券取引所に上場させ、現地資本を活用した成長を図った。一方、中国では1993年に長安汽車と合弁契約を結んだが、2018年11月に当該合弁会社の出資持分を譲渡し撤退。インド市場への集中と収益性の高い地域への資源配分を進める方針が鮮明となった。

GM・VWとの資本提携とその解消

1981年8月、スズキはGeneral Motors(GM)およびいすゞ自動車と業務提携を締結し、GMがスズキ株式の5.3%を取得。2000年9月にはGMの出資比率を20%に引き上げる新たな戦略的提携を発表した。しかし、2008年11月にGMとの資本提携を解消。その後2009年12月にはVolkswagen(VW)と包括的提携に基本合意するが、こちらも後に解消された。これらの提携は技術協力や販売網の共有を目的としたものだったが、いずれも長期化せず、スズキは独立路線を維持した。提携解消後も、スズキの小型車技術を活かした独自開発が続けられている。

2000年代以降の成長とインド依存の深化

2000年10月、スズキは設立80周年を迎え、「スズキ教育文化財団」を設立。2002年にはインドネシアの二・四輪車合弁会社「PT Indomobil Suzuki International」を子会社化し、ASEANでの基盤を強化。2008年7月には静岡県牧之原市に相良工場(四輪車組立)を新設した。2019年には社名変更30周年を迎え、2025年3月期の連結売上高は5兆8,252億円に達した。インドのマルチ・スズキの業績が牽引役となり、同社の現金及び現金同等物と投資信託の合計は約1兆円規模に膨らんでいる。2030年度に向けては、売上高8兆円、営業利益率10%を目標に掲げ、バッテリーEVやハイブリッド車への投資を加速している。

年表40件を開く

1900年代

  • 1909年10月創業鈴木道雄、静岡県浜名郡天神町村(現 浜松市中央区)で鈴木式織機製作所を創業。

1920年代

  • 1920年3月創業鈴木式織機株式会社として同地に法人設立、資本金50万円。鈴木道雄、社長に就任。

1930年代

  • 1939年9月静岡県浜名郡可美村高塚(現 浜松市中央区高塚町)に高塚分工場が完成。

1940年代

  • 1949年5月上場東京、大阪、名古屋各証券取引所に株式を上場。(大阪、名古屋証券取引所については、2003年3月に上場廃止)

1950年代

  • 1952年6月輸送用機器部門へ進出。自転車用補助エンジン発売。
  • 1954年5月上場福岡証券取引所に株式を上場。(2002年8月に上場廃止)
  • 1954年6月商号変更鈴木自動車工業株式会社に社名変更。
  • 1955年10月軽四輪乗用車を発売。わが国の軽自動車の先鞭をつける。

1960年代

  • 1961年4月創業繊維機械部を分離、鈴木式織機株式会社を設立。
  • 1961年9月愛知県豊川市に軽四輪トラック工場が完成。
  • 1963年8月創業米国ロサンゼルスにU.S. Suzuki Motor Corp.(American Suzuki Motor Corp.、2013年3月に清算)を設立。
  • 1965年4月船外機部門に進出。
  • 1967年3月創業Thai Suzuki Motor Co.,Ltd.を設立。(スズキ初の海外二輪車生産工場)
  • 1967年8月静岡県磐田市に磐田工場(四輪車)が完成。

1970年代

  • 1970年1月静岡県小笠郡大須賀町(現 掛川市)に大須賀工場(鋳造)が完成。
  • 1970年4月新型軽四輪駆動車を発売。
  • 1970年10月静岡県浜名郡湖西町(現 湖西市)に湖西工場(四輪車)が完成。
  • 1971年10月愛知県豊川市に豊川工場(二輪車)が完成。(2018年9月に浜松工場へ移転)
  • 1974年4月医療機器部門に進出し、電動車いすを発売。
  • 1974年8月住宅部門に進出。
  • 1975年5月パキスタンで四輪駆動車の組立を開始。(四輪車初の海外生産)
  • 1979年5月軽四輪商用車を発売。

1980年代

  • 1980年3月創業財団法人機械工業振興助成財団(現 公益財団法人スズキ財団)を設立。
  • 1980年4月発電機事業に進出。
  • 1981年8月General Motors Corp.(GM)・いすゞ自動車㈱と業務提携調印。(GM出資比率5.3%、1994年3月にいすゞ自動車㈱は業務提携を解消)
  • 1982年4月インド国営企業Maruti Udyog Ltd.(現 Maruti Suzuki India Ltd.)とスズキ四輪車の合弁生産について基本合意。
  • 1983年8月湖西第二工場が完成し、小型四輪車の生産を開始。
  • 1987年3月上場アムステルダム証券取引所に株式を上場。(1999年5月に上場廃止)

1990年代

  • 1990年10月商号変更スズキ株式会社に社名変更。
  • 1991年4月ハンガリーでの四輪車合弁生産に正式調印。Magyar Suzuki Corporation Ltd.設立。
  • 1993年4月中国・長安汽車公司と乗用車合弁生産契約に調印。(2018年11月に合弁会社の当社出資持分を譲渡)
  • 1994年11月静岡県榛原郡相良町(現 牧之原市)の相良エンジン工場が本格稼働を開始。

2000年代

  • 2000年9月スズキとGMの新たな戦略的提携を発表。(GM出資比率10%から20%へ、2008年11月に資本提携を解消)
  • 富士重工業株式会社(現 株式会社SUBARU)と業務提携に関する覚書を締結。
  • 2000年10月創業スズキ設立80周年記念事業として、「スズキ教育文化財団(現 公益財団法人スズキ教育文化財団)」を設立。
  • 2002年5月M&Aインド、Maruti Udyog Ltd.(現 Maruti Suzuki India Ltd.)の株式を過半数取得し、子会社化。
  • 2002年11月M&Aインドネシアの二・四輪車合弁会社PT Indomobil Suzuki International(現 PT Suzuki Indomobil Motor)を子会社化。
  • 2003年7月上場インド、Maruti Udyog Ltd.(現 Maruti Suzuki India Ltd.)が、ムンバイ証券取引所(現 ボンベイ証券取引所)及びインド・ナショナル証券取引所に上場。
  • 2008年7月静岡県牧之原市の相良工場(四輪車組立工場)が完成車の生産を開始。
  • 2009年12月スズキとVolkswagen Aktiengesellschaft(VW)包括的提携に基本合意。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上収益2030年度まで8兆円
  • 営業利益2030年度まで8,000億円
  • 営業利益率2030年度まで10%
  • ROE2030年度まで13%
  • ROE2030年代前半まで15%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    四輪:地域別商品戦略の多様化

    各国・地域のエネルギー事情に合わせてBEV、HEV、CNG車、エタノール混合燃料車などを投入。日本では軽自動車の価値向上と適正価格販売で成長。インドではシェア50%、BEV生産販売1位を目指しSUV・MPV強化とエントリーモデル開発に注力。欧州ではインド製モデルも活用し商品ラインアップを維持。中東・アフリカではインド製モデルで開拓。ASEANではインドネシアを中心に事業再構築。パキスタンでは軽自動車のグローバル化拠点として拡販。中南米…

  2. 02

    二輪・マリン・新事業の強化

    二輪は趣味嗜好向けと実用向けに層別し商品開発・販売強化。マリンは耐久性・信頼性に優れた製品を提供し、マイクロプラスチック回収など環境活動も推進。新事業ではサービスモビリティやエネルギー分野で協業を進め、インドのバイオガス事業で牛糞からCBGを精製しルーラルエリアの生活向上と移動手段提供を目指す。

  3. 03

    技術戦略:エネルギー極少化

    「エネルギー極少化」を技術哲学とし、軽く安全な車体、バッテリーリーンなBEV・HEV、効率的なICEとCNF技術、SDVライト、易分解設計、カーボンネガティブの6つの柱で技術開発。人に寄り添う技術でモビリティの本質価値を極大化し、社会課題解決製品を提供する。

  4. 04

    カーボンニュートラル目標

    事業活動からのCO2排出(Scope1,2)について、グローバルで2050年までのカーボンニュートラル達成を目標。中間目標として2030年度に2022年度比42%削減(総量)を目指す。パリ協定1.5℃水準に沿った目標に移行。

  5. 05

    研究開発・設備投資計画

    収益性・効率性改善で投資資金を確保し、成長投資を実行。2030年度までに設備投資2兆円、研究開発費2兆円の計4兆円を計画。うちインド関連設備投資1.2兆円、エネルギー極少化研究開発1.35兆円。企業価値最大化のため外部状況に応じ資源を柔軟配分。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で76,889人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は828万円で、9期前と比べて+21.5%平均年齢は41.0歳、平均勤続年数は18.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月62,992
2018年3月65,179
2019年3月68140.017.067,721
2020年3月69140.017.068,499
2021年3月66540.017.068,739
2022年3月66640.018.069,193
2023年3月68641.018.070,012
2024年3月70241.018.072,372
2025年3月78541.018.074,077868
2026年3月82841.018.076,889810

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率2.2%
縦線は目安の30%
男性育休取得率73.2%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)66.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社38(国内 16 / 海外 22) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
四輪事業 — Maruti Suzuki India Ltd. (インド ニューデリー市)5,717億円
四輪事業 二輪事業 マリン事業 その他事業 — ㈱スズキ自販近畿 他販売会社54社(全国)1,997億円
代理店 — 全国1,193億円
四輪事業 二輪事業 マリン事業 その他事業
湖西工場及び 部品工場 — 静岡県湖西市996億円
四輪事業 二輪事業 マリン事業 その他事業
相良工場及び 相良コース — 静岡県牧之原市671億円
四輪事業
四輪事業 二輪事業 — PT Suzuki Indomobil Motor (インドネシア ジャカルタ市)556億円
四輪事業 — TDS Lithium-Ion Battery Gujarat Private Ltd. (インド グジャラート州 アーメダバード市)482億円
本社 — 静岡県浜松市 中央区453億円
四輪事業 二輪事業 マリン事業 その他事業
浜松工場[二輪技術セン ター含む] — 静岡県浜松市 浜名区291億円
二輪事業 その他事業
四輪事業 — Magyar Suzuki Corporation Ltd. (ハンガリー エステルゴム市)237億円
ほか8件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱スズキ部品製造
    静岡県 浜松市 浜名区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱スニック
    静岡県 磐田市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱スズキ部品富山
    富山県 小矢部市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱スズキ自販東京
    東京都 杉並区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱スズキ自販浜松
    静岡県 浜松市 中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱スズキ自販近畿
    大阪府 大阪市 浪速区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱スズキ二輪
    静岡県 浜松市 中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱スズキマリン
    静岡県 浜松市 中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    スズキファイナンス㈱
    静岡県 浜松市 中央区
    議決権95.9%
  • 国内
    スズキ輸送梱包㈱
    静岡県 浜松市 中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱スズキビジネス
    静岡県 浜松市 中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    Magyar Suzuki Corporation Ltd. ※1
    ハンガリー エステルゴム市
    議決権97.5%
残りのグループ会社26社を開く
  • Suzuki Italia S.p.A.イタリア トリノ市100%
  • Suzuki GB PLC英国 ミルトンキーンズ市100%
  • Suzuki Deutschland GmbHドイツ ベンスハイム市100%
  • Suzuki France S.A.S.フランス トラップ市100%
  • Suzuki Motor Poland Ltd.ポーランド ワルシャワ市100%
  • Maruti Suzuki India Ltd. ※1、2インド ニューデリー市59%
  • TDS Lithium-Ion Battery Gujarat Private Ltd. ※3インド グジャラート州 アーメダバード市50%
  • Suzuki Motorcycle India Private Ltd. ※1インド グルガオン市100%
  • Suzuki R&D Center India Private Ltd. ※1インド ニューデリー市100%
  • Pak Suzuki Motor Co.,Ltd.パキスタン カラチ市99%
  • PT Suzuki Indomobil Motorインドネシア ジャカルタ市95%
  • PT Suzuki Finance Indonesia ※1インドネシア ジャカルタ市93%
  • Suzuki Motor (Thailand) Co.,Ltd. ※1タイ バンコク都100%
  • Thai Suzuki Motor Co.,Ltd.タイ パトゥムタニ県 タンヤブリ地区98%
  • Suzuki Philippines Inc.フィリピン カランバ市100%
  • Suzuki Motor USA, LLC米国 カリフォルニア州 ブレア市100%
  • Suzuki Marine USA, LLC米国 フロリダ州 タンパ市100%
  • Suzuki Manufacturing of America Corp.米国 ジョージア州 ローム市100%
  • Suzuki Motor de Colombia S.A.コロンビア ペレイラ市100%
  • Suzuki Australia Pty.Ltd.オーストラリア ビクトリア州 レイバートンノース地区100%
  • Suzuki Motor de Mexico,S.A.de C.V.メキシコ クアウティトラン イスカリ市100%
  • Suzuki Auto South Africa (Pty) Ltd.南アフリカ共和国 サントン市100%
  • 浜名部品工業(株)静岡県 湖西市48%
  • Krishna Maruti Ltd.インド グルグラム市45%
  • 常州豪爵鈴木摩托車有限公司中国 江蘇省常州市40%
  • 済南軽騎鈴木摩托車有限公司中国 山東省済南市50%
国際子会社 (GLEIF登録 6社)
  • INNEXT BHARAT VENTURES IFSC PRIVATE LIMITED
  • ZASuzuki Auto South Africa (Pty) Ltd
  • INSUZUKI MOTOR GUJARAT PRIVATE LIMITED
  • INSUZUKI MOTORCYCLE INDIA PRIVATE LIMITED
  • INMARUTI SUZUKI INDIA LIMITED
  • GBSUZUKI GB PLC

国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。

公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    小型警ら車
    警察庁 · 2024-03-05
    9.7億円
  • 調達
    小型警ら車
    警察庁 · 2025-04-25
    4.9億円
  • 調達
    小型警ら車
    警察庁 · 2026-02-27
    3.3億円
  • 調達
    令和8年度 乗用自動車の購入等(区分6)
    国税庁 · 2026-06-19
    3.3億円
  • 調達
    令和8年度 乗用自動車の購入等(区分1)
    国税庁 · 2026-06-19
    2.7億円
  • 調達
    令和7年度 乗用自動車の購入等(区分1)
    国税庁 · 2025-06-06
    1.5億円
  • 調達
    令和5年度乗用自動車の購入等(区分4)【再度公告】
    国税庁 · 2023-08-24
    1.4億円
  • 調達
    平成31年度乗用自動車の購入等(区分2)
    国税庁 · 2019-06-14
    1.4億円
  • 調達
    平成29年度乗用自動車の購入等(区分4)
    国税庁 · 2017-06-06
    1.3億円
  • 調達
    令和5年度乗用自動車中央調達  第1号物件:乗用自動車(661cc 以上1,500cc 以下ステーションワゴン又はSUV タイプ4 W D) 57 台
    林野庁 · 2023-08-21
    1億円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は6.3兆円営業利益6,229億円前期と比べると増収減益で、売上が+8.0%、利益が-3.1%。

売上高
+8.0%
6.3兆円
営業利益
-3.1%
6,229億円
純利益
+5.6%
4,393億円
営業利益率
9.9%
前期比 -1.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高6.9兆円6.3兆円
営業利益5,400億円6,229億円
純利益4,200億円4,393億円
1株あたり配当¥51¥51

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は1.7兆円、営業利益は1,580億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+41.1%、営業利益は+58.3%。

対象期間売上高兆円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年2Q1.158987.8568
2023年3Q1.201,0278.6683
2024年1Q1.219988.3671
2024年2Q1.361,2979.6622
2024年3Q1.281,1719.1688
2025年2Q2.853,34911.72,175
2025年4Q2.973,08010.41,986
2026年2Q2.862,7659.71,928
2026年4Q3.433,46410.12,465
2027年1Q1.711,5809.31,836

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は2.6兆円から6.3兆円へ2.4倍に増えた。直近期の営業利益率は9.9%。売上は5期、純利益は6期の連続増加。

決算期売上高兆円営業利益億円税引前利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月2.581,556804
2014年3月2.941,9781,075
2015年3月3.021,943969
2016年3月3.182,0911,167
2017年3月3.172,8671,600
2018年3月3.763,8282,157
2019年3月3.873,7951,788
2020年3月3.492,4541,342
この期から会計基準が日本基準からIFRSに変わりました。前後の数値は単純に比較できません
2021年3月3.182,4831,464
2022年3月3.572,6291,603
2023年3月4.643,8282,211
2024年3月5.365,9173,170
2025年3月5.836,4297,30211.04,161
2026年3月6.296,2297,3079.94,393

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高6.3兆円のうち、営業利益として残るのは6,229億円9.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4,393億円、売上の7.0%にあたる。営業利益率は業種中央値5.1%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金74.5%4.7兆円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金16.1%1.0兆円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益9.9%6,229億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
25.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+4.8pt
9.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+3.3pt
7.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+8.1pt
13.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
7.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが7,175億円、投資CFが−4,995億円で、差し引きのフリーCFは2,180億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は9,733億円で、売上の1.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月1,901−2,106−336−2056,611
2014年3月3,229−2,866283637,106
2015年3月2,550−1,2098451,3419,323
2016年3月2,941−2,424−5,2045174,501
2017年3月3,663−2,8868957776,140
2018年3月4,452−3,416−1,1391,0366,008
2019年3月3,834−2,508−2,5611,3264,731
2020年3月1,715−2,970807−1,2554,204
2021年3月4,154−2,3303,0261,8249,244
2022年3月2,213−1,535−1,5466788,580
2023年3月2,866−3,027316−1618,689
2024年3月5,018−4,774−9292448,400
2025年3月6,698−4,756−1,8601,9428,427
2026年3月7,175−4,995−1,2732,1809,733

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は6.6兆円。このうち返さなくてよい自己資本が3.4兆円で、自己資本比率は51.0%(業種中央値53.0%より薄い)

決算期総資産兆円自己資本兆円負債兆円自己資本比率%
2013年3月2.491.301.1946.1
2014年3月2.871.491.3846.2
2015年3月3.251.701.5545.6
2016年3月2.701.191.5135.4
2017年3月3.121.391.7335.9
2018年3月3.341.601.7538.8
2019年3月3.401.721.6940.9
2020年3月3.341.791.5544.5
2021年3月4.042.032.0041.8
2022年3月4.162.261.8945.2
2023年3月4.862.292.5747.2
2024年3月5.762.723.0447.2
2025年3月5.992.972.3149.6
2026年3月6.643.382.4851.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
9,733億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
3.0兆円
過去の利益の積み上がり
負債合計
2.5兆円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
84
/ 100
安定性自己資本比率34 / 40
収益力営業利益率20 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

輸送用機器 82社との比較

同じ輸送用機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率82社中10位あたり、逆に低いのは配当利回り82社中61位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
13.8%/中央値 5.7%
P25 3.3%P75 9.7%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
9.9%/中央値 5.1%
P25 2.6%P75 7.3%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
51.0%/中央値 53.0%
P25 40.5%P75 65.9%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
8.0%/中央値 2.1%
P25 -1.4%P75 6.5%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.4%/中央値 3.2%
P25 2.4%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,122で、1年前と比べて+7.8%過去52週の値幅のなかでは56%の位置にある。

¥2,122-5.9%1ヶ月+11.4%1年+7.8%時価総額4.2兆円
過去52週の値幅
安値¥1,670高値¥2,473

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)9.3倍
PER (会社予想)9.7倍
PBR1.16倍
配当利回り2.40%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月21日時点で2103.5円と、25日移動平均線(2038.26円)を約3.2%上回る。52週高値2473円からは約15%下の水準で推移。直近1ヵ月では2.91%上昇する一方、8月3日には一時1945.5円まで下落する場面もあったが、その後は持ち直し。RSIは51.41と中立圏。出来高は7月下旬に増加したものの、8月に入ってやや落ち着く。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 78/100)

PERは9.24倍と同業界平均の16.66倍を大きく下回り、予想PERも9.7倍と低い。PBRは1.15倍で平均1.13倍とほぼ同等だが、ROE13.8%を考慮すると株価純資産倍率は割安感がある。配当利回りは2.42%と平均2.96%を下回るが、配当性向35%で余力はある。収益は増加傾向にあり、割安だが配当利回りの伸びは限定的。

指標この会社業種平均
PER (実績)9.3倍16.3倍
PER (予想)9.7倍
PBR1.16倍1.12倍
ROE13.8%7.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

インドなどの成長市場と、国内軽自動車市場の減速が焦点。強気派はインドでの販売拡大、円安メリット、ハイブリッド技術への期待から成長余地を評価する。弱気派はインド市場の競争激化、国内需要の縮小、生産効率への懸念を指摘。

プラスに働く材料7
  • インド市場の成長

    インドで高いシェアを持ち、人口増加に伴うモータリゼーションで販売拡大が見込める

  • 円安の追い風

    海外生産比率が高く、円安が収益を押し上げる

  • 高収益体質

    2025年3月期の営業利益率11%超と収益力が高い

  • 2026/3期の純利益4,393億円と最高益更新通年影響

    純利益は4,161億円(2025/3)から4,393億円へ5.6%増。売上高も6兆2,930億円へ拡大

  • 予想PER9倍、PBR1.07倍の割安修正継続影響

    予想PER9倍、ROE13.8%に対しPBR1.07倍。成長が続けば評価は切り上がる

  • 営業利益率9.9%の高水準維持通年影響

    営業利益6,229億円、売上高6.3兆円で営業利益率9.9%。高収益が続く

  • 外国人持ち株比率45.48%の高水準継続影響

    外国人持ち株比率45.48%と高く、海外投資家の選好が株価を支える

マイナスに働く材料7
  • インド競争激化

    現地や他社の攻勢で、シェア低下のリスクがある

  • 国内需要の縮小

    軽自動車市場は人口減少で縮小傾向、国内事業の苦戦

  • 生産コスト上昇

    原材料や物流費の上昇が利益を圧迫する可能性

  • 営業利益が前期比3.1%減の6,229億円に減速通年影響

    営業利益は6,429億円から6,229億円へ200億円減。売上高成長と逆行する

  • 営業利益率11.04%から9.9%への低下2026年下期影響

    営業利益率は1.14ポイント低下。売上高6.3兆円で約720億円の利益インパクト

  • 高ROE13.8%の持続性が試される局面継続影響

    ROE13.8%は高いが、営業減益が続くと資本効率の改善は頭打ち

  • 売上高6.3兆円でも営業減益の非効率2027年〜2028年影響

    売上高は8%増加したが営業利益は3%減少。増収減益の構図が続くリスク

次の決算で確かめる点
インド販売台数
主力市場の成長性とシェア動向を示す
為替レート
収益に大きな影響を与える円相場の変動
営業利益率
コスト上昇に耐えられる収益力を確認

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり51で、前期から+12.2%いまの株価に対する利回りは2.40%。増配か配当維持が7年続いている。

年間配当
¥51
1株あたり
配当利回り
2.40%
いまの株価に対して
配当性向
35.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
7年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1122.1
2018年3月1968.231.1
2019年3月190.078.9
2020年3月2114.951.0
2021年3月235.954.3
2022年3月231.153.3
2023年3月259.933.4
2024年3月3122.029.1
2025年3月4134.434.2
2026年3月4612.235.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥51

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ85,360人。区分でいちばん多いのは外国法人45.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が44.2%を占め、残る55.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
外国法人34.131.935.538.336.645.5
金融機関42.844.944.141.042.534.1
事業法人16.916.113.412.411.510.1
個人・その他4.74.64.66.25.96.4
証券会社1.52.52.42.13.54.0
自己株式1.11.11.01.81.81.8
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)14.81
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)6.37
03トヨタ自動車株式会社4.89
04株式会社三菱UFJ銀行3.26
05ザ チェース マンハッタンバンク エヌエイ ロンドン エス エル オムニバス アカウント(常任代理人)株式会社みずほ銀行決済営業部2.96
06株式会社りそな銀行2.65
07株式会社静岡銀行(常任代理人)日本マスタートラスト信託銀行株式会社2.36
08ステート ストリート バンク アンド トラスト カンパニー 505001(常任代理人)株式会社みずほ銀行決済営業部1.90
09JPモルガン証券株式会社1.47
10ステート ストリート バンク アンド トラスト カンパニー 505223(常任代理人)株式会社みずほ銀行決済営業部1.37

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+59%、1株純資産は14期で−14%。直近期のROEは13.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1432,0457.514.727.7
2014年3月1922,3658.714.120.0
2015年3月1732,6426.920.929.6
2016年3月2352,1719.612.820.2
2017年3月3632,53815.412.722.1
2018年3月4892,93717.911.731.1
2019年3月3953,01813.312.478.9
2020年3月727669.39.051.0
2021年3月758699.216.754.3
2022年3月839679.012.853.3
2023年3月1141,18011.210.633.4
2024年3月1641,41012.610.629.1
2025年3月2161,54014.68.434.2
2026年3月2281,75313.88.235.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

17名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は17名。2026/3期の役員報酬は総額1,034百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約17倍にあたる。

氏名役職年齢
鈴木俊宏取締役社長(代表取締役)(取締役会議長)67
石井直己取締役副社長(代表取締役)61
加藤勝弘取締役副社長62
岡島有孝取締役 専務役員65
村松鋭一取締役 専務役員64
堂道秀明取締役77
江草俊取締役68
高橋尚子取締役54
青山朝子取締役54
豊田泰輔常勤監査役69
山岸重雄常勤監査役62
長野哲久監査役76
残りの役員5名を開く
氏名役職年齢
福田充宏監査役64
鬼頭潤子監査役61
市野一夫取締役 専務役員60
河村了常勤監査役63
村松奈緒美監査役54

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)623034061845141
監査役2727236
社外取締役4656516
社外監査役3525217

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容993字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社121社、関連会社37社で構成され、四輪車、二輪車、船外機及び電動車いす他の製造販売を主な内容とし、さらに各事業に関連する物流及びその他のサービス等の事業を展開しています。 当社グループの事業に係わる位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりです。以下に示す区分は、「第5 経理の状況 連結財務諸表注記 6.セグメント情報」に掲げるセグメントの区分と同一です。 (四輪事業) 四輪車の製造は当社が行うほか、海外においては子会社 Magyar Suzuki Corporation Ltd.、Maruti Suzuki India Ltd.他で行っています。また、部品の一部については、国内においては子会社 ㈱スズキ部品製造 他、海外においては関連会社 Krishna Maruti Ltd. 他で製造しています。 販売は、国内においては子会社 ㈱スズキ自販近畿をはじめとする全国の販売会社を通じ、海外においては子会社 Suzuki Italia S.p.A. 他の販売会社及び製造販売会社を通じて行っています。また、物流サービスは子会社 スズキ輸送梱包㈱が行っています。 (二輪事業) 二輪車の製造は当社が行うほか、海外においては子会社 Suzuki Motorcycle India Private Ltd. 他で行っています。また、部品の一部については子会社 ㈱スズキ部品製造 他で製造しています。 販売は、国内においては子会社 ㈱スズキ二輪 他の販売会社を通じ、海外においては子会社 Suzuki Motor USA, LLC 他の販売会社及び製造販売会社を通じて行っています。 (マリン事業) 船外機の製造は当社が行うほか、海外においては子会社 Thai Suzuki Motor Co.,Ltd. で行っています。販売は、国内においては子会社 ㈱スズキマリンで、海外においては子会社 Suzuki Marine USA, LLC 他の販売会社及び製造販売会社を通じて行っています。 (その他事業) 国内において、電動車いすの販売を子会社 ㈱スズキ自販近畿 他の販売会社を通じて行っており、不動産の販売を子会社 ㈱スズキビジネスで行っています。 事業の系統図は、次のとおりです。(主な会社及び事業のみ記載しています。)
経営方針・対処すべき課題3,400字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末時点において当社グループが判断したものです。また、当該事項については、取締役会等の社内会議体で合理的な根拠に基づき適切な検討を行ったものです。これらの記載は実際の結果と異なる可能性があり、その達成を保証するものではありません。 2030年度に向けた主な取組み <連結売上収益目標> 2030年度の経営目標を売上収益8兆円、営業利益8,000億円、営業利益率10%、ROE13%としました。BEV比率の増加や労務費の上昇、原材料費が高騰する中でもしっかりと収益体質を改善させ、2030年代前半にはROE15%を達成することを見据えながら、必要な投資を進めていきます。 <各事業> ○四輪事業 それぞれの国、地域のエネルギー事情等に応じて、お客様がご自身に合った商品を選んでいただけるよう、BEV・HEV・CNG(CBG)車・エタノール混合燃料対応車(FFV、E20)などの商品を投入していきます。 ※パワートレイン比率は2030年度時点(2025年2月公表の中期経営計画から抜粋) (注)BEV:バッテリーEV HEV:マイルドハイブリッド、ストロングハイブリッド、シリーズハイブリッド、プラグインハイブリッドの組み合わせを含む合計 CNG:圧縮天然ガス、CBG:圧縮バイオメタンガス、FFV:フレックス燃料車、E20:エタノール20%混合 日本 スズキにとって成長市場と捉えています。登録車販売を伸ばし、収益を高めていきます。 お客様と社会に必要とされる会社となることを目指し、日常の足として軽自動車をお使いのお客様の生活を守っていきます。商品に込めた想い、こだわりを丁寧に発信し、お客様が感じるスズキの価値を向上させ、商品価値に見合う、適正な価格で商品を販売していきます。また、お客様に寄り添った営業活動により、新たなお客様の獲得、代替の増加、サービス売上の増加により利益を増やし、お客様とともに成長していきます。 インド 今後も成長が続くスズキにとっての最重要市場です。自動車のリーディングカンパニーとしてシェア50%、BEVの生産・販売・輸出1位を目指します。SUVやMPVセグメントでの商品力を強化しつつ、中間層のお客様が初めて購入する車として、エントリーモデルの開発にも注力します。 インド各地の事情に合わせて、BEV・HEV・CNG(CBG)車・FFVなど選択肢を示していきます。そのためにも、お客様との物理的な距離が近いマルチ・スズキの商品企画・開発能力を向上させ、インドのお客様の嗜好に合った商品をタイムリーに提供する体制にしていきます。 販売については、NEXA店を上級志向、ARENA店を幅広いお客様向けとして、役割を明確化し2つのチャネルをさらに磨きあげていきます。 欧州 要求性能が極めて高く、先進的な環境・安全規制が導入される市場です。欧州のお客様が必要とする商品を供給することで、スズキの技術・製品を磨いていきます。 インド生産のモデルも活用し、必要な商品ラインアップを揃え、販売・サービス網を維持していきます。また、デジタルを活用した営業活動強化も進めていきます。 中東・アフリカ 大きな成長可能性を秘めた市場です。インドと地理的な距離が近く、道路事情などお客様のニーズがインドと似ているため、インド製モデルを活用して開拓し、販売・利益を増やすことを目指します。スズキの得意とする小型車の需要が見込める国で、お客様満足度の向上を図りながら、販売増を目指します。 アジア(インドを除く) ASEAN市場については、インドネシアを中心に事業を再構築し販売台数を伸ばすことを目指します。インドネシアの生産・販売のボリュームを増やし、競争力の高い商品をインドネシアからASEAN各国に供給できる体制を構築していきます。 高いシェアを持つパキスタンでは、さらなる事業規模拡大を進めることに取り組みます。パキスタンでは、日本の軽自動車が受け入れられていますので、軽自動車のグローバル化の一拠点として、商品ラインアップを充実させ、スズキの強みである販売網も駆使して、拡販していきます。 中南米・大洋州 中南米では、小型SUVのさらなる拡販をしていきます。インド製商品を拡充し、より市場における競争力を高めていきます。 大洋州では、低燃費商品の拡充をしていきます。各国で進む燃費規制の動向を踏まえ、スズキらしい“小型で低燃費”の機種を売り込むことで、スズキの存在感を高めていきます。 ○二輪事業 妥協しない商品づくりを通じてお客様が求める「価値ある製品」を提供し、作り手の想いを伝え、お客様の信頼獲得を推進していきます。欧米を中心とした趣味嗜好で使用する商品とインド等の市場で生活の足、業務に使用する商品に層別し、商品づくりや販売・サービス活動を強化していきます。 ○マリン事業 世界中のお客様に耐久性と信頼性に優れた製品を提供し、お客様にとって、水上の「楽しむ」と「働く」を支える頼れるパートナーとなれるよう取り組みます。「楽しむ」お客様と、「働く」お客様とで層別し、商品づくりや販売・サービス活動を行います。 マイクロプラスチック回収装置などマリンのお客様の大切な場所である水辺の環境を整備する活動にも力を入れていきます。 技術について、カーボンニュートラルに取り組むのはもちろんのこと、船体の統合制御、操作支援の技術開発、商品化も進め、お客様が求める、より高い価値を提供していきます。 ○新事業 既存事業の強みを活かし、サービスモビリティやエネルギー分野で新規事業を立ち上げ、事業規模の拡大と収益化を目指します。スズキに足りない技術やノウハウは、他社との積極的な協業により実現していきます。 スズキの強みを生かし、インドの社会課題を解決することでともに成長する取組みであるバイオガス事業では、牛糞からバイオメタン、CBGを精製し、エネルギーが乏しいルーラルエリアの方の生活・炊事に、また、CNG(CBG)車の燃料として使っていただき、移動の自由を提供する取組みを推進していきます。 <技術戦略> 地球に寄り添う技術哲学「エネルギー極少化」で技術を磨き、人に寄り添う技術で、モビリティの本質価値を極大化し、By Your Sideで日々の移動における社会課題を解決する製品・サービスを提供していきます。 上記実現のため、全ての基本として全体を支える「軽くて安全な車体」、お客様の用途に合わせた適所適材な「バッテリーリーンなBEVとHEV」、「効率良いICEとCNF技術の組み合わせ」、アフォーダブルな仕組みでクルマの価値を創造する「SDVライト」、サーキュラーエコノミーに向けた「リサイクルしやすい易分解設計」、CO2を吸い取る技術「カーボンネガティブ」、これらを6つの柱として技術開発を進めます。 (注)ICE:ガソリン等を燃料としたエンジン(内燃機関) CNF技術:バイオエタノールやCBGなどカーボンニュートラル燃料を少量で上手く燃やす技術 SDV:ソフトウエアの追加・更新により販売後にも機能を拡張・変更できる自動車 <カーボンニュートラル> 事業活動からのCO2排出[Scope1,2]について、グローバル(インド含む)で2050年までのカーボンニュートラル達成を目標に取り組みます。パリ協定の1.5℃水準に沿った目標に移行し、中間目標として、総量で2030年度に2022年度比42%削減を目指します。 <研究開発・設備投資> 収益性・効率性を改善させ投資資金を最大限確保し、積極的に成長投資を実行していきます。企業価値を最大化できるように、外部状況に応じて柔軟に経営資源を適所適材に振り分けていきます。成長投資は主にインドの需要拡大に応える生産能力増強とエネルギー極少化に向けた技術開発に取り組みます。 具体的には、成長投資として、2030年度までに、設備投資に2兆円、研究開発費に2兆円、あわせて4兆円を計画しており、設備投資のうちインド関連で1兆2,000億円、研究開発費のうちエネルギー極少化に向けたもので1兆3,500億円を計画しています。
事業等のリスク7,344字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの経営成績及び財務状況、キャッシュ・フロー等に影響を与え、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる主な事業等のリスクは次のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 <リスク管理体制> 取締役会の下に、コーポレートガバナンス委員会を設置しています。コーポレートガバナンス委員会は、コンプライアンスの徹底やリスク管理に関する施策を展開し、また、関係部門との連携により組織横断的な課題への取組みを推進しています。 詳細につきましては、「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等」をご参照ください。 <事業等のリスク> (1) 事業に関するリスク ① 気候変動及び低炭素社会への移行 気候変動リスクは、日本及び世界各国・各地域で、社会面、規制を含む政治面での関心が高まっています。これらのリスクには、低炭素社会への移行リスク及び気候変動による物理リスクが含まれます。 低炭素社会への移行リスクのうち、当社グループが特に重要度の高いリスクと認識しているものは、自動車のCO2・燃費規制の強化に伴う罰金発生や販売機会の逸失、規制遵守のための研究開発費用の負担増加等、及び炭素税等の導入・強化に伴う操業コストの増加等です。これらは、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。さらに、お客様の嗜好や投資家行動の変化による企業価値低下等の可能性があります。 気候変動による物理リスクには、平均気温の上昇に伴うエネルギーコストの増加等、及び水資源リスクの変化に伴うサプライチェーンの停滞や生産コストの増加等の長期的な気候変動による影響と、自然災害の頻発・激甚化に伴う事業拠点の被災や事業活動の停止等の突発的な気象変化による影響の両方が含まれます。突発的な気象変化に対応すべく、水災に特化したBCPの策定に取り組んでいますが、気候変動による物理リスクは当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 詳細につきましては、「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組(2)気候変動への対応」をご参照ください。 ② 商品の開発・投入力 お客様のニーズや自動車を取り巻く環境の変化に迅速に対応し、お客様に満足していただける魅力的な新商品を市場に投入するために、継続的な技術革新と商品開発に取り組んでいます。これには、安全・環境性能の向上や先進技術の導入など、将来に向けた開発力の強化が含まれます。また、優秀な人財の確保と育成、その安定的な供給のための効率的かつ持続可能な部品調達・生産・物流体制の構築など、幅広い分野での取組みを進めています。 しかしながら、これらの環境変化を的確に捉え、新商品を適時に開発・投入し安定的に供給することができなければ、販売シェアや売上が低下する可能性があります。その結果、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼすリスクがあります。 ③ 特定の事業及び市場への集中 当社グループは、継続的・安定的な収益拡大を目指し、各事業及び各地域において収益改善の取組みを行っています。 しかしながら、当連結会計年度において、連結売上収益のうち、インドでの売上収益が四輪事業・二輪事業・その他含めたインド事業全体にて4割強を占めています。これら事業に関わる需要や市況、同業他社との競争等が予測し得る水準を超えた場合、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 ④ コンプライアンス 当社グループでは役員及び従業員が健全に職務を遂行するための「スズキグループ行動指針」を制定し、業務に関連する法令、企業倫理や社会的責任を包含したコンプライアンスの取組み全般を推進しています。具体的には、コーポレートガバナンス委員会の設置、承認・決裁手続、他部門による確認手続などを含む業務規程・マニュアル類の整備、コンプライアンス研修や個別の法令等の研修の実施、内部通報窓口(スズキグループ・リスクマネジメント・ホットライン)の設置などを通じて、違反の未然防止並びにコンプライアンス案件への速やかな対策を講じています。 しかしながら、不測の事態によりコンプライアンス違反の事実や不十分な対応があった場合、当社グループの社会的信用に重大な影響を与える場合があり、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 人財確保及び人財育成 当社グループは、社是・行動理念に共感・実践できる人財を重視し、電動化技術、先進安全技術、デジタル技術の強化等の専門領域の人財を中心として、日本国内のみならずインドを含めこれまで以上に積極的な採用を行っています。採用後は、新入社員から役職者までの階層別研修、各職場での実務を通して社是・行動理念を確実に実践できるよう育成しています。 また、社員一人ひとりの学びの機会を増やし、挑戦と行動を支え、個の職務能力を向上させることで、会社の創造価値を高めていく環境を整えるため、2024年4月より人事制度を全面的に刷新しました。特に、個の職務能力の向上については、AI技術も活用し、社員の業務効率化や生産性向上に向けた取組みを進めています。さらに、様々な個性や価値観を持つ従業員が個々の能力を十分に発揮できるよう、性別・年齢・国籍・人種・宗教・障がいの有無等の多様性を尊重するとともに、分け隔てなく公平に登用し、働きやすい職場環境の整備に努めています。 しかしながら、労働市場のひっ迫や人財獲得競争の激化等により、人財の採用ができない場合、人財の育成が不十分な場合、AI技術への過度な依存により現場離れした意思決定が生じるなど社是・行動理念が実践できない場合、また、従業員の多様性が尊重された職場環境が実現できない場合は、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 詳細につきましては、「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組(3)人的資本に関する取組」「第4 提出会社の状況 5 従業員の状況等」をご参照ください。 ⑥ 取引先からの部品調達 技術力、品質、価格競争力などの要素を総合的に踏まえ、部品調達先の分散に向けた取組みをしています。 しかしながら、部品によっては調達が特定の取引先に依存している場合や、当社グループが一次取引先を分散していたとしても、一次取引先が部品調達を二次以降の特定の取引先に依存しているものがあります。これらの部品について、火災・自然災害、設備の故障、需給バランスの急激な変化、経済安全保障の動向、人権侵害の発覚等により、継続的・安定的に確保できない場合、当社グループの生産に遅延や休止又はコストの増加を引き起こす可能性があります。その結果、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 人権の尊重 当社グループは、国際的なビジネスを展開する中で、サプライチェーンにおいて人権尊重の原則に基づいた活動を行っています。 しかしながら、当社や製造・非製造子会社、販売子会社を含むグループ会社のみならず、取引先やその二次取引先以降も含むグローバルなバリューチェーン全体の労働環境や人権状況に関する完全な管理は困難であるという課題があります。児童労働や強制労働、差別的な労働慣行、労働者の健康と安全に関する問題などの人権侵害は、法的な責任や罰金、賠償責任などの経済的な損失などに加え、ブランドイメージの毀損やお客様からの信頼喪失などの当社グループの社会的信用に重大な影響が生じることにより、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑧ 品質保証 当社グループは、優れた品質の製品をお客様に提供することを最優先事項としており、開発・製造から販売・サービスに至るまで適正な管理体制を敷き、品質向上に努めています。 しかしながら、電動化や自動運転技術などの新技術に伴う品質要求は複雑化・高度化しています。予期せぬ品質に係る問題により大規模なリコール等が起こった場合、多額のコストとして品質関連費用が発生することに加え、ブランドイメージの毀損等により、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑨ 情報セキュリティ・サイバーセキュリティ 当社グループは、事業活動全般にわたり、電子データを用いた設計開発、生産、販売、会計などの作成・処理・蓄積を行っており、これらのシステムは適宜更新・変更されています。また、製品には多様な電子制御装置が組み込まれており、これらは車両や装備の制御に不可欠です。 これらのシステムと装置には安全対策が施されていますが、それでもなお、ハッカーやウィルスによるサイバー攻撃、システム障害、インフラの停止などのリスクが存在します。特にサイバー攻撃はAI技術の高度化に伴いその脅威が増しており、過去には当社海外子会社が標的とされた事例もあり、同様の事態が発生した場合には業務の中断、データの破損や喪失、機密情報の漏洩などが起こる可能性があります。 さらに、当社グループは、個人情報や経営・業務・技術に関する機密情報の保護に努めていますが、予期せぬ事態によりこれらの情報が流出したり不正に使用されたりするリスクがあります。そのような場合、法的請求、訴訟、賠償責任、罰金の支払いなどが生じ、これもまた当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑩ 他社との提携 当社グループは、研究開発、生産、販売、金融等、国内外の自動車メーカーをはじめ、他社と様々な提携活動を行っていますが、提携先固有の事情等、当社グループの管理できない要因により、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑪ ブランドイメージ 当社グループのブランドイメージは、お客様や社会からの信頼の表れであり、当社グループの持続的成長において極めて重要な要素です。製品の品質向上、コンプライアンス、適切なリスク管理及び内部統制の強化を通じて、ブランドイメージの向上に努めています。 しかしながら、予期できない原因による製品の不具合やサービス品質の問題、コンプライアンスに違反する行為、またそれらの情報開示の遅延等によりブランドイメージが毀損された場合、お客様の信頼を失い、販売の減少や市場での競争力低下を招くおそれがあります。これにより、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (2) 市場に関するリスク ① 経済情勢の変化 経済情勢の変化による販売への影響について、長期間の景気低迷、世界経済の悪化や金融危機、地政学的な緊張の高まり等に伴う経済情勢の急変などの不測の事態は、四輪車、二輪車、船外機等の当社グループ製品の需要の大幅な低下につながり、例えば金利上昇によるお客様の購買意欲低下等により、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 経済情勢の変化による生産への影響について、当社グループは、世界各国・各地域において事業を展開しており、特に、アジア地域の新興国を中心とした海外生産工場への依存度も年々高まってきています。各国・各地域での経済情勢の急変などの不測の事態や、各国・各地域の税制や金融政策などの予期せぬ変更や新たな適用があった場合は、当社のサプライチェーンに混乱が生じ、計画通り生産ができなくなる等により、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 ② 他社との競争激化 当社グループは、競争力の維持・向上のための施策に取り組んでいますが、事業を展開する世界各国・各地域の市場において他社との競争にさらされています。世界の四輪車・二輪車・船外機産業の国際化及び異業種参入が今後ますます進展することによって、競争はより一層激化する可能性があります。製品の品質、安全性、価格、環境性能等のほか、製品の開発・生産体制の効率性や販売・サービス体制の整備、販売金融など様々な項目において優位に競争することができなくなった場合は、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (3) 金融・経済のリスク ① 為替及び金利の変動 当社グループは、日本から世界各国・各地域へ四輪車、二輪車、船外機並びにそれらの部品などを輸出するとともに、海外の生産拠点からも、それらの製品や部品を複数の国・地域へ輸出しています。現在では連結売上収益に占める海外売上収益の割合は7割以上を占めます。特に、新興国を中心とした海外生産工場への依存度が高いことから為替変動の影響を受けやすく、為替変動リスク軽減として為替予約等のヘッジや、生産拠点を分散してグローバルに最適化を図るなどの対策を行っています。また、資金の多くを日本で調達していることから、為替及び金利変動リスクの軽減を図るため為替予約等のヘッジや、生産拠点を分散してグローバルに最適化を図るなどの対策を行っています。 しかしながら、全てのリスクをヘッジすることは不可能であり、為替及び金利の変動は当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 ② 原材料・部品価格の変動 当社グループは、原価低減活動の実施や、原材料価格の変動及び取引先基盤強化の取組みによるインプットコストの変動を考慮した製品価格の適正化など、収益改善の取組みを実施しています。 しかしながら、原材料及び部品の購入価格が急激に上昇し、これらのコストを製品の販売価格に十分に転嫁できない場合、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (4) 政治・規制・法的手続・災害等に関するリスク ① 政府規制等 国際情勢の変化に対応するため、情報収集やモニタリング活動を行っています。排出ガス、燃費、騒音、安全性及び製造工場からの汚染物質排出に関する厳格な法規制に対応するため、環境技術の開発と製品の改良に積極的に取り組んでいます。また、消費者保護、労働、独占禁止など、国内外の広範な法規制に適応するためのコンプライアンス体制を強化しています。 しかしながら、国際情勢の急激な変化による環境規制や貿易政策、労働法制などの予期せぬ変更は、当社の事業環境に影響を与える可能性があります。また、規制の改正により費用負担が増加した場合は、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 ② 知的財産の保護 当社グループは、他社製品との区別化のため、技術・ノウハウ等の知的財産を蓄積しており、その保護の対策を講じるとともに、第三者の知的財産権侵害防止の対策を講じています。 しかしながら、当社グループの知的財産が不法に侵害され、あるいは第三者から知的財産侵害の指摘を受け訴訟、製造販売の中止、損害賠償等が生じた場合、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 ③ 法的手続 訴訟リスクや法的手続きに対応するため、関連法規に基づく調査にも迅速かつ適切に対応しています。 しかしながら、現在進行中の訴訟や将来発生する可能性のある法的手続において、不利な判断が下され罰金や損害賠償金が生じた場合、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 ④ 世界各国・各地域での事業展開 当社グループは、世界各国・各地域において事業を展開しており、また、いくつかの国・地域においては、その国・地域の法律又はその他の要件に従い、現地企業との間で合弁による事業を行っています。これらの事業は、各国・各地域の様々な法律上その他の規制(課税、関税、海外投資及び資金の本国送金に関するものを含みます。)を受けています。これらの規制、又は合弁相手の経営方針、経営環境などに変化があった場合は、当社グループの業績及び財政状態に対して悪影響を及ぼす可能性があります。 また、多くの政府は、関税の賦課や、価格管理規制及び為替管理規制を定めています。当社グループは、これらの規制を遵守するために費用を負担してきており、今後も負担することになると予想しています。新たな法律の制定又は既存の法律の変更によっても、当社グループが更なる費用を負担する可能性があります。さらに、各国・各地域の税制や景気対策等の予期せぬ変更や新たな適用が、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 自然災害・パンデミック・戦争・テロ・暴動・ストライキ等の影響 日本では、地震・津波、台風、洪水などの自然災害や原子力発電所の予期せぬ事故など様々なリスクにさらされています。特に、当社の本社をはじめとする主要施設や研究開発拠点、主要生産拠点は周期的な巨大地震が発生する可能性が高い静岡県に集中しています。当社グループでは、東海地震・東南海地震などの自然災害による被害の影響を最小限に抑えるべく、建物・設備等の耐震対策、防火対策、事業継続計画の策定、地震保険への加入等、様々な対策を講じていますが、災害等の規模がその想定を超える場合には当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 海外においても、当社グループは世界各国・各地域において事業を展開しており、海外での事業展開に関連する様々なリスクにさらされています。 これら国内外のリスクには自然災害、パンデミック、戦争、テロ、暴動、ストライキ、さらには政治的・社会的な不安定性や困難に起因するもの等があります。これらの予期せぬ事象が発生すると、原材料や部品の調達、生産、販売及び物流やサービスの提供などに遅延や停止が生じる可能性があります。これらの遅延や停止が起こり、長引くようであれば、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)3,248字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。これらの記載は実際の結果とは異なる可能性があり、その達成を保証するものではありません。 (1) 経営成績 当連結会計年度の業績は、売上収益は6兆2,930億円となり前期に比べ4,678億円(8.0%)増加しました。これは主に、インドにおけるGST(物品・サービス税)改定を背景に市場環境が想定以上に活発化する中、生産及び物流体制を柔軟に見直し、需要増に迅速に対応した結果、販売が堅調に推移したことによるものです。 営業利益は6,229億円となり前期に比べ199億円(3.1%)減少しました。原材料価格上昇を販売台数の増加や車種構成の改善、原価低減等の稼ぐ力の向上による増益効果が上回ったものの、持続的な成長に向けた人財や技術への投資を拡大したことから減益となりました。 税引前利益は7,307億円となり前期に比べ5億円(0.1%)増加しました。為替差益など金融収益が改善したことにより、営業利益の減少を一定程度補う結果となりました。 親会社の所有者に帰属する当期利益は、4,393億円となり前期に比べ232億円(5.6%)増加しました。 当社は中期経営計画において、2030年度に売上高8兆円、営業利益率10.0%、ROE13.0%の達成を目標としています。当連結会計年度においては、営業利益率9.9%、ROE13.8%となり、中期経営計画初年度としては、概ね計画に沿った水準を確保することができました。 引き続き、売上及び営業利益の拡大と資本効率を重視しつつ、中長期的な企業価値の向上に取り組んでいきます。 事業別セグメントの業績は、次のとおりです。 ① 四輪事業 売上収益は5兆7,064億円と前期に比べ4,012億円(7.6%)増加しました。営業利益は5,476億円と前期に比べ200億円(3.5%)減少しました。 ② 二輪事業 売上収益は4,545億円と前期に比べ564億円(14.2%)増加しました。営業利益は448億円と前期に比べ39億円(9.7%)増加しました。インド、コロンビアなどで販売が伸びたことが増収増益に寄与しました。 ③ マリン事業 売上収益は1,195億円と前期に比べ98億円(8.9%)増加しました。営業利益は266億円と前期に比べ40億円(13.0%)減少しました。主に、米国関税の影響により、減益となりました。 ④ その他事業 売上収益は126億円と前期に比べ5億円(3.9%)増加しました。営業利益は39億円と前期に比べ1億円(2.0%)増加しました。 生産、受注及び販売の状況は、次のとおりです。 ① 生産実績 セグメントの名称   当連結会計年度(千台)   前年比(%) 四輪事業   3,533   +7.2 二輪事業   1,765   +15.4 マリン事業   109   △0.4 ② 受注実績 当社グループは主に見込み生産を行っているため、受注生産について該当事項はありません。 ③ 販売実績 セグメントの名称   当連結会計年度(億円)   前年比(%) 四輪事業   57,064   +7.6 二輪事業   4,545   +14.2 マリン事業   1,195   +8.9 その他事業   126   +3.9 合計   62,930   +8.0 (注) 販売実績は外部顧客への売上高を示しています。 (2) 財政状態 当連結会計年度末の財政状態につきましては、資産は、6兆6,368億円(前期末比6,432億円)となりました。 負債は、2兆4,837億円(前期末比1,781億円増加)となりました。借入金につきましては、世界情勢の不安定さを踏まえ、現在の借入水準を当面維持していく考えです。 資本は、4兆1,531億円(前期末比4,650億円増加)となりました。これらの結果、親会社所有者帰属持分比率は51.0%(前期末:49.6%)となりました。 (3) キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 ① キャッシュフローの状況 当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は9,733億円となり、前連結会計年度末に比べ1,306億円増加しました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりです。 (ⅰ)営業活動によるキャッシュ・フロー 営業活動による資金の増加は、7,175億円(前期は6,698億円の増加)となりました。主な要因は、税引前利益7,307億円等です。 (ⅱ)投資活動によるキャッシュ・フロー 投資活動による資金の減少は、4,995億円(前期は4,756億円の減少)となりました。主な要因は、有形固定資産の取得による支出3,774億円等です。 (ⅲ)財務活動によるキャッシュ・フロー 財務活動による資金の減少は、1,273億円(前期は1,860億円の減少)となりました。主な要因は、親会社の所有者への配当金の支払額830億円、及び非支配持分への配当金の支払額306億円等です。 ② 資本の財源及び資金の流動性 当社グループは、2025年2月に発表した中期経営計画のなかで、2026年3月期から2031年3月期の6年間のキャピタル・アロケーションを示しました(下図参照)。資金使途に関しては、主に設備投資と研究開発費の成長投資に計4兆円を配分し、中期経営計画の実現を通して企業価値を向上させていく考えです。財源に関しては、主に営業活動から得る現金により調達していく考えです。外部調達に関しては、資金調達の多様化の観点から様々な手法を検討しており、そのひとつとして社債発行枠2,000億円を設定しています。 当社グループの資金の流動性管理にあたっては、急激な外部環境変化に対応できるよう、一定水準の手元流動性を確保する方針としています。また、国内及び欧州においてはキャッシュプールシステムを通してグループ内で機動的に対応できる体制を構築しています。 加えて、当社は取引銀行6行と総額3,000億円のコミットメントライン契約を締結しています。なお、当連結会計年度末においてコミットメントラインは未使用となっています。 当社グループの当連結会計年度末の現金及び現金同等物は9,733億円(連結ベース)です。更にこれとは別に、インドの子会社マルチ・スズキ・インディア社では営業活動から得た現金を主にオープンエンドの投資信託にて運用しており、その残高は約1兆円規模であり、十分な流動性を確保しています。今後の主な設備投資としてインドでの四輪車の生産能力増強投資がありますが、マルチ・スズキ・インディア社の資金にて実施していく考えです。 また、当社グループは国内格付機関である格付投資情報センターから格付を取得しており、当報告書提出日現在における格付は「シングルAプラス(安定的)」となっています。 (ご参考)中期経営計画スライド資料 37ページ「キャピタル・アロケーション」 (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、IFRSに準拠して作成しています。その作成には経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要とします。経営者は、これらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断していますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものの内容及び金額は「第5 経理の状況 連結財務諸表注記 4.重要な会計上の見積り及び見積りを伴う判断」に記載しています。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS

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