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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

アイリックコーポレーション

IRRC Corporation7325 · Growth · 保険業

来店型保険ショップ『保険クリニック』を全国展開し、独自システムとコンサルティングで保険選びの最適化を支援する。

概要

アイリックコーポレーションは、来店型保険ショップ「保険クリニック」を全国に展開する保険代理店企業である。生命保険・損害保険の販売に加え、自社開発の保険分析システムやAI-OCRを活用したソリューション事業、システム開発事業を手掛ける。2025年6月期の連結売上高は94億円、従業員数643名。直営74店舗とフランチャイズ196店舗の合計270店舗超のネットワークを持ち、保険会社16社とAPI連携する独自システムが競争力の源泉である。

保険販売・ソリューション・システムの三事業体制

アイリックグループは、保険販売事業、ソリューション事業、システム事業の三つを柱とする。保険販売事業は、直営店74店舗(2025年6月末)と子会社ライフアシスト運営の13店舗で来店型保険ショップ「保険クリニック」を運営し、個人向けコンサルティング販売を行うほか、法人営業部門が法人経営者や富裕層向けに訪問型営業を展開する。ソリューション事業は、保険代理店や金融機関向けに保険分析システム「ASシステム」や「AS-BOX」を提供するAS部門と、フランチャイズ展開を支援するFC部門で構成される。システム事業は連結子会社インフォディオが担い、AI-OCR「スマートOCR」や電子帳簿保存クラウド「DenHo」の開発・販売を行う。

直営74店とFC196店の来店型ショップ網

同社の販売網は、直営店とフランチャイズ(FC)店の二本立てで全国に広がる。2025年6月末時点で直営店74店舗、FC店196店舗、子会社ライフアシスト運営13店舗の合計283店舗を擁する。関東圏に最も多く、直営57店、FC52店が集中する。FC店は独立した運営代理店が経営し、同社からシステム提供や研修、Web広告による送客支援を受ける。直営店は2024年8月に株式会社人生設計から6店舗を譲り受けるなど拡大を続け、2025年6月期の新規来店件数は過去最高の20,065人(前年比14.5%増)を記録した。

保険手数料からサブスクリプションまで多様な収益源

収益構造は事業ごとに異なる。保険販売事業では、保険会社との代理店委託契約に基づき、保険契約成立時に保険料に応じた手数料を受け取る。ソリューション事業のAS部門はシステム利用契約による登録料・月額利用料が収益の柱で、2025年6月末のID数は代理店・金融機関向け6,784、保険会社向け4,831の合計11,615に達する。FC部門は運営代理店からの初期登録料・基本料金に加え、保険手数料の一部をロイヤリティとして得る。システム事業では、スマートOCRをサブスクリプションまたはリカーリング方式で提供し、安定的なストック収益を生む。

子会社インフォディオとライフアシストが支えるグループ

連結子会社として、システム開発の株式会社インフォディオと保険販売の株式会社ライフアシストを有する。インフォディオは2002年に設立され、保険分析・販売支援システムやスマートOCRの開発を手掛ける。同社のOCR技術は国勢調査や国税庁の確定申告サービス、法務省矯正研修所など官公庁にも採用されている。ライフアシストは2023年10月に株式取得で子会社化し、13店舗の保険クリニック運営と22支社の訪問販売チャネルを持つ。これにより同社の直営店網は首都圏以外の地域でも厚みを増し、訪問販売のチャネルも獲得した。

業界の中での役割は保険販売・保険代理店支援・保険向けシステム開発を提供する企業グループにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
110億円
営業利益
7億円
営業利益率
6.4%
純利益
4億円
2026/6 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/6
事業売上構成比利益利益率
保険販売事業58億円61.7%5億円8.6%
ソリューション事業22億円23.4%7億円31.8%
システム事業14億円14.9%2億円14.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01個人・法人(保険販売)主力

来店型保険ショップ『保険クリニック』直営店と訪問営業を通じ、生命保険・損害保険のコンサルティング販売を行う。保険分析・検索システムを活用し、顧客のニーズに合った商品を提案する。

主な製品・サービス1
保険クリニック直営店舗
来店型保険ショップ。保険IQシステムで既加入保険を分析し、複数社の商品から最適な保険を選ぶサポートをする。

02保険代理店・金融機関準主力

保険代理店や金融機関、企業代理店向けに生命保険の現状把握・検索提案システム『ASシステム』や『AS-BOX』を提供。教育・研修などの販売支援も行い、業務効率化と販売力強化を支援する。

主な製品・サービス2
ASシステム
保険IQシステムを汎用化した、保険代理店・金融機関向けの生命保険検索・提案システム。
AS-BOX
保険申込ナビゲーションシステム。証券分析機能を省いた簡易版で、申込手続きを効率化する。

03各種企業(システム開発)副次

保険分析・販売支援システムの開発に加え、AI-OCR『スマートOCR』や文書管理サービスなど、保険業界に限らないソフトウェア開発・サービス提供を行う。

主な製品・サービス2
スマートOCR
AIを搭載し、非定型帳票に対応した次世代型光学的文字認識システム。保険証券分析などに活用される。
DenHо
紙文書をスキャンしAIで文字認識・データ化、キーワード検索を可能にする電子帳簿保存法対応クラウドサービス。

製品と技術

保険分析・検索システム「保険IQシステム」

同社の中核製品である保険IQシステムは、生命保険の保障内容を図示するシートで可視化し、20社以上の保険商品を一括検索・比較できる独自システムである。既契約保険の証券分析、ライフプラン機能によるリスク分析、意向把握機能を備え、16社の保険会社とAPI連携して申込手続きまで完結可能。直営店やFC店で使われるほか、汎用版の「ASシステム」として外部の保険代理店や金融機関に提供される。2025年6月末時点で、ASシステムとAS-BOXの合計ID数は11,615に達し、法改正に対応したコンプライアンス機能も強みである。

保険申込ナビゲーションシステム「AS-BOX」

AS-BOXは保険IQシステムの簡易版で、証券分析機能を省き、商品検索・比較・申込に特化したシステムである。金融機関や保険代理店に提供され、保険募集人が顧客の意向に沿った商品を短時間で提案できる。2010年に東京海上日動あんしん生命と初のシステム連携を実現して以降、2015年には改正保険業法対応パッケージを搭載。2025年6月には生成AIを活用した「AS FINDER」をリリースし、約款や取扱規定を横断検索できる機能を追加した。AS-BOXはソリューション事業AS部門の収益の柱の一つである。

AI–OCR「スマートOCR」と文書管理クラウド

スマートOCRは、非定型帳票に対応した次世代型光学的文字認識システムで、AIとディープラーニングにより手書き文書を含む多様な書類を高精度にデータ化する。保険証券の自動分析から始まり、現在は国勢調査、確定申告、法務省のアンケートなど官公庁案件でも採用されている。派生サービスとして、電子帳簿保存法対応のクラウド「DenHo」や、Office系ドキュメントも横断検索できるエンタープライズサーチ「brox」を提供。これらはシステム事業の子会社インフォディオが開発・販売し、サブスクリプション収益を生む。

保険ロボアドバイザーとオンライン保険相談

2021年3月にリリースされた「いっきゅうファミリーの保険ロボアドバイザー」は、AIが簡単な質問に答える形で保険を提案するロボアドバイザーサービスである。また、同社は「オンライン保険相談」サービスを提供し、自宅から電話やビデオ通話で保険コンサルティングを受けられる。テキストチャットでの質問も可能で、保険IQシステムを使った保障分析を遠隔で実施できる。これらは対面販売に加えた非対面チャネルとして、新しい顧客接点を創出している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

保険業のなかでの位置

保険販売特化で独自モデル、成長続くが競争激化

保険業界ではかんぽ生命やライフネット生命などが市場を牽引する中、当社は保険販売支援に特化し、FP(ファイナンシャルプランナー)向けサービスで差別化を図る。売上高は110億円と中規模で、過去3期で79億円から94億円、110億円と増収を続け、営業利益率は6%前後を維持。SBIインシュアランスグループはオンライン販売で成長するが、当社は対面型の販売支援で競合と異なる顧客基盤を持つ。ブロードマインドやFPパートナーと同様、人材やコンサルティングに強みを持つが、市場競争は激しく、収益率の改善が課題。

強み

  • 保険代理店やFP向けに特化し、専門性で差別化。
  • 売上高が継続的に成長し、収益基盤が拡大。
  • 対面型サービスで、保険会社や代理店との強固な関係を構築。
  • 保険販売のノウハウを提供し、顧客の成果に貢献。

課題

  • 営業利益率が6%台で、競争激化により圧迫される。
  • 同業他社が増え、価格競争やサービスの差別化が困難。
  • 保険販売市場の成長が鈍化し、新規顧客開拓が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

保険業の時価総額近傍。太字がアイリックコーポレーション

時価総額で並べると、掲載7社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17157ライフネット生命保険1,146億円14.3倍
28715アニコム ホールディングス807億円36.1倍
37388FPパートナー542億円31.3倍
47326SBIインシュアランスグループ522億円18.1倍
57343ブロードマインド78億円18.9倍
67325アイリックコーポレーション61億円14.7倍
78798アドバンスクリエイト44億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 32件

保険分析システム開発と来店型ショップの創業(1995~2004年)

1995年7月、東京都新宿区に保険分析システムの開発と来店型保険ショップの設立を目的として株式会社アイリックコーポレーションが設立された。1997年の保険業法改正に合わせて乗合代理店登録を行い、複数保険会社の商品を取り扱う生命・損害保険代理業を開始。1999年9月には本社を文京区に移転し、同年12月に「生命保険情報ステーション」(後の「保険クリニック」文京本郷店)をオープン、来店型サービスを本格始動させた。2004年4月には汎用型IQシステム(後の保険IQシステム)を完成させ、同年7月には第1号FC店である千葉店を開設し、フランチャイズ事業を開始した。

FC展開とシステム事業の本格化(2004~2010年)

FC事業の開始後、保険IQシステムを核とした保険クリニックのFC店舗網が拡大し、全国展開が進んだ。2008年10月には保険申込ナビゲーションシステム「AS-BOX」を開発し、AS事業(後のソリューション事業AS部門)を開始。2010年6月には東京海上日動あんしん生命保険とAS-BOXのシステム連携を初めて実現し、保険会社とのAPI連携の基盤を築いた。同年11月には本社を本郷センタービルに移転。この時期、システム事業の子会社インフォディオ(2002年設立)も活動を本格化し、グループとして保険業界向けITソリューションの提供体制を整えた。

改正保険業法対応とマザーズ上場(2010~2018年)

2013年1月に株式会社ユニバーサルアンダーライタースを吸収合併し、販売力を強化。2014年7月に情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)認証を取得した。2015年10月にはAS-BOXに改正保険業法対応パッケージを搭載し、情報提供義務や意向把握義務に対応する機能を提供した。この法改正を追い風に、システムへの需要が高まり導入企業が増加。2018年2月には日本初のAIを活用した「生命保険証券自動分析アプリ」を開発し、同年4月に非定型帳票対応の次世代型OCR「スマートOCR」を開発。2018年9月、東京証券取引所マザーズ市場に上場した。

AI・OCR技術の進化と官公庁採用(2018~2022年)

上場後、スマートOCRの事業化が加速。2019年9月にSalesforce連携アプリ「スマートOCR for Salesforce」をリリース。2020年11月には独立行政法人統計センターの国勢調査の文字認識機能に採用された。2021年には国税庁の確定申告書等作成コーナーや法務省矯正研修所でも採用が決まり、政府系案件での実績を積み上げた。同年3月には保険ロボアドバイザー「いっきゅうファミリーの保険ロボアドバイザー」、11月にはAI電子帳簿保存クラウド「DenHo」や生命保険給付金支払いプラットフォームをリリース。2022年4月には東京証券取引所グロース市場へ移行した。

M&Aによる規模拡大と新サービスの投入(2022~2025年)

2023年2月に「生命保険乗合代理店業務品質評価運営」の認定代理店となり、品質面での信頼を獲得。同年10月、株式会社ライフアシストの株式を取得し子会社化した。2024年8月には株式会社人生設計より来店型保険ショップ6店舗を事業譲受し、直営店舗数を拡大。2025年6月には保険募集人の業務支援ツール「AS platform」と生成AIを活用した保険業界特化型情報検索機能「AS FINDER」をリリース。当期の連結売上高は94億円、営業利益7億円に達し、創業30年を前に着実な成長を遂げた。

年表32件を開く

1990年代

  • 1995年7月創業東京都新宿区に、保険分析システムの開発及び来店型保険ショップの設立を目的として、株式会社アイリックコーポレーションを設立
  • 1997年12月保険業法の改正に合わせて、生命保険、損害保険の乗合代理店登録を行い、複数の保険会社の保険商品を取り扱う生命保険媒介業並びに損害保険代理業として営業を開始
  • 1999年9月個人向けの保険分析サービスのための来店スペースを確保するため、本社を本郷BNビル(東京都文京区)に移転
  • 1999年12月「生命保険情報ステーション」(現、『保険クリニック®』文京本郷店)をオープン。来店型の『保険クリニック®』サービスを本格始動

2000年代

  • 2002年7月子会社としてシステム開発会社である株式会社インフォディオ(本社:東京都文京区)を設立
  • 2004年4月汎用型IQシステム(現、保険分析・検索システム『保険IQシステム®』)の完成
  • 2004年7月第1号FC店である『保険クリニック®』千葉店(現、千葉本町店)がオープン。FC事業(現、「ソリューション事業FC部門」)(注1)の開始
  • 2008年10月保険申込ナビゲーションシステム『AS-BOX』を開発し、AS事業(現、「ソリューション事業AS部門」)(注2)を開始

2010年代

  • 2010年6月東京海上日動あんしん生命保険株式会社と『AS-BOX』において初めてのシステム連携開始
  • 2010年11月本社を本郷BNビルより本郷センタービルへ移転
  • 2013年1月M&A株式会社ユニバーサルアンダーライタースを吸収合併
  • 2014年7月情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の認証を取得
  • 2015年10月『AS-BOX』に改正保険業法対応パッケージを装備
  • 2017年8月一般社団法人Fintech協会に加盟
  • 2018年2月日本初となるAI技術を活用した「生命保険証券自動分析アプリ」を開発
  • 2018年4月非定型帳票対応の次世代型光学的文字認識システム『スマートOCR®』を開発
  • 2018年9月上場東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場
  • 2019年9月『Salesforce』のAPI連携を行うアプリケーション「スマートOCR® for Salesforce」をリリース
  • 2019年11月株式会社新光FPサービスより来店型保険ショップ2店舗を事業譲受

2020年代

  • 2020年11月『スマートOCR®』が、独立行政法人統計センターにおける国勢調査等の文字認識機能に採用
  • 2021年3月難しい保険を簡単に教えてくれる保険ロボアドバイザー(ロボアド)、「いっきゅうファミリーの保険ロボアドバイザー」をリリース
  • 2021年4月『スマートOCR®』が国税庁の確定申告書等作成コーナーにおける源泉徴収票の文字認識サービスに採用
  • 2021年5月『スマートOCR®』が法務省矯正研修所における手書きアンケートの文字認識機能に採用
  • 2021年11月AI電子帳簿保存クラウドサービス『DenHo®』開始(株)みずほ銀行が経理業務効率化支援サービス「みずほデジタルアカウンティング」に『スマートOCR®』を搭載 生命保険エコシステム「生命保険給付金支払いプラットフォーム」をリリース
  • 2022年3月『スマートOCR®』が埼玉県警に採用
  • 2022年4月東京証券取引所グロース市場へ移行
  • 2023年2月「生命保険乗合代理店業務品質評価運営」認定代理店に
  • 2023年10月株式会社ライフアシストの株式を取得し子会社とする
  • 2024年1月AI-OCRを活用したエンタープライズサーチ「brоx」をリリース
  • 2024年8月株式会社人生設計より来店型保険ショップ6店舗を事業譲受
  • 2025年6月保険募集人の業務支援ツール「AS platform」をリリース
  • 2025年6月生成AIを活用した保険業界特化型の情報検索機能「AS FiNDER」をリリース

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/6期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2026年6月期まで11,288百万円(前期比19.8%増)
  • 営業利益2026年6月期まで844百万円(前期比13.9%増)
  • 経常利益2026年6月期まで848百万円(前期比12.7%増)
  • 親会社株主に帰属する当期純利益2026年6月期まで507百万円(前期比16.4%増)

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    保険ショップNo.1を目指す

    お客様基点を原点に、顧客満足度の高いサービスを提供し、来店型保険ショップで業界トップの地位を確立することを目指します。

  2. 02

    保険流通革命の実現に貢献

    保険業界のあらゆる角度で最大の貢献をし、業界発展や保険流通革命の実現に全力を尽くします。

  3. 03

    従業員の幸せと誇りの追求

    全従業員の物心両面の幸せを追求し、誇りを持てる会社であり続けることを経営ビジョンとします。

  4. 04

    AI活用による販売・システムの強化

    保険IQシステムやスマートOCRを進化させ、証券分析AIアシスト機能などで保険販売とソリューション事業の競争力を高めます。

  5. 05

    ASシリーズの垂直SaaS化

    保険業界に特化したバーティカルSaaSとしてASシリーズを確立するため、課題解決型プロダクトの開発を進めます。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 8期分

グループ全体で643人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は539万円で、7期前と比べて+10.9%平均年齢は41.2歳、平均勤続年数は5.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2018年6月245
2019年6月48640.65.0266
2020年6月49040.45.0296
2021年6月48340.65.1336
2022年6月48640.95.9363
2023年6月50541.05.1411
2024年6月52341.06.055490
2025年6月53941.25.7643109

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年6月期・提出会社(単体)
女性管理職比率26.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率71.4%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)70.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 2 / 海外 0、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社・文京本郷店 — 東京都文京区740百万円
保険販売事業 ソリューション事業 全社(共通)
本社ほか — 東京都文京区202百万円
システム事業
池袋店(東京都豊島区)他16店51百万円
保険販売事業
川崎アゼリア店(神奈川県川崎市川崎区)他10 店46百万円
保険販売事業
本社他 — 新潟県新潟市37百万円
保険販売事業
イオンタウンユーカリが丘店(千葉県佐倉市)他7店33百万円
保険販売事業
大宮マルイ店(埼玉県さいたま市)他5店27百万円
保険販売事業
イオンモール堺鉄砲町店(大阪府堺市)他3店16百万円
保険販売事業
イオンモールナゴヤドーム前店(愛知県名古屋市)他1店11百万円
保険販売事業
ららぽーと福岡店(福岡県福岡市)他1店11百万円
保険販売事業
ほか4件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    株式会社インフォディオ
    東京都文京区 · 連結子会社
    議決権87.9%
  • 国内
    株式会社ライフアシスト
    新潟県新潟市 · 連結子会社
    議決権80.9%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    確定申告書等作成コーナーの源泉徴収票OCR機能に係る開発及び機器等の提供等【再度公告】
    国税庁 · 2021-03-05
    1.7億円
  • 調達
    確定申告書等作成コーナーの源泉徴収票OCR機能に係る開発及び機器等の提供等
    国税庁 · 2026-03-23
    1.4億円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年6月期の売上高は110億円営業利益7億円前期と比べると増収増益で、売上が+17.0%、利益が+0.0%。

売上高
+17.0%
110億円
営業利益
+0.0%
7億円
純利益
+0.0%
4億円
営業利益率
6.4%
前期比 -1.1%pt

会社が出している今期の予想2027年6月期

項目会社予想前期実績
売上高126億円110億円
営業利益8億円7億円
純利益4億円4億円
1株あたり配当¥32¥32

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、経常収益は57億円、営業利益は4億円。前年の2025年4Qと比べると、経常収益は+16.3%、営業利益は+0.0%。

対象期間経常収益億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q1500.0−1
2023年4Q160
2024年1Q1500.00
2024年2Q2129.51
2024年3Q2129.51
2024年4Q2214.52
2025年2Q4536.72
2025年4Q4948.22
2026年2Q5335.72
2026年4Q5747.02

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 13期分

2014年6月期からの13期で、経常収益は17億円から110億円へ6.5倍に増えた。直近期の営業利益率は6.4%。経常収益は12期連続で増加。

決算期経常収益億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2014年6月17−1−2
2015年6月200−2
2016年6月2411
2017年6月2822
東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場
2018年6月3132
2019年6月3953
2020年6月4253
2021年6月4642
2022年6月5243
2023年6月6020
2024年6月79556.34
2025年6月94787.44
2026年6月110776.44

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年6月期

経常収益110億円のうち、営業利益として残るのは7億円6.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4億円、売上の3.6%にあたる。営業利益率は業種中央値7.9%を下回る水準。

経常収益を100としたときの内訳
  • 費用事業を回すためにかかったお金93.6%103億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.4%7億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比1.5pt
6.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.4pt
3.6%
税金まで払って最後に残る割合

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 10期分

2025年6月期は営業CFが11億円、投資CFが−5億円で、差し引きのフリーCFは6億円期末の手元現金は22億円

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円現金残高億円
2016年6月3−2310
2017年6月3−2−29
2018年6月2−209
2019年6月7−31327
2020年6月2−6−221
2021年6月4−4−121
2022年6月6−4−122
2023年6月2−4−416
2024年6月10−7−119
2025年6月11−5−322

金融業では預金・貸出・有価証券運用の増減が営業CFと投資CFに含まれます。一般事業会社向けのフリーCFの解釈は当てはまらないため掲載していません。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。

資産と負債

貸借対照表 12期分

2025年6月期の総資産は61億円。このうち返さなくてよい自己資本が39億円で、自己資本比率は64.2%(業種中央値21.7%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2014年6月1510562.7
2015年6月147751.1
2016年6月2091143.9
2017年6月21111051.8
2018年6月2117481.5
2019年6月4033783.0
2020年6月4035588.1
2021年6月4336784.8
2022年6月4638883.0
2023年6月4536979.7
2024年6月52371570.0
2025年6月61392164.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年6月期の内訳
現金及び預金
22億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
16億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
21億円
いつか返す必要があるお金

業界内での比較

保険業 14社との比較

同じ保険業の企業と並べると、いちばん上に来るのは経常収益成長率14社中2位あたり、逆に低いのは営業利益率14社中10位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 8.6%
P25 7.5%P75 10.2%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.4%/中央値 7.9%
P25 3.7%P75 9.8%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
/中央値 21.7%
P25 7.1%P75 37.9%
経常収益成長率上位前期からの売上の伸び
17.0%/中央値 9.0%
P25 -5.7%P75 14.6%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.6%/中央値 3.1%
P25 2.8%P75 4.2%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥700で、1年前と比べて-18.9%過去52週の値幅のなかでは14%の位置にある。

¥700+0.0%1ヶ月+1.0%1年-18.9%時価総額61億円
過去52週の値幅
安値¥651高値¥991

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)14.7倍
PER (会社予想)12.9倍
PBR1.47倍
配当利回り4.57%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月17日に696円へ急落した後、687円で推移。直近1ヶ月では横ばい圏(0.29%上昇)だが、8月10-13日の上昇を受けて急落した形。52週高値(991円)からは約30.7%下落し、戻り待ちの売り圧力が強い。25日線(697.72円)付近での揉み合い。出来高は17日に22,500株と急増し、売買が活発化。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PERは12.79倍と業界平均19.97倍を大きく下回り、予想PERも12.6倍で低水準。PBRは1.48倍で割安圏。ROEは11.6%と良好で、資本効率が高い。配当利回り4.66%は業界平均3.15%を上回り、インカムゲインの魅力も大きい。ただし売上高(経常収益)の伸びは堅調だが、営業利益率が6%台と低く、収益性には改善余地。保険業界の特性を踏まえても、総合的に割安と評価。

指標この会社業種平均
PER (実績)14.7倍20.2倍
PER (予想)12.9倍
PBR1.47倍2.35倍
ROE11.6%9.2%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

保険業界はネット生保やダイレクト販売の台頭により構造変化が起きており、代理店にも変革が求められている。強気派は、同社がITと対面営業を組み合わせたハイブリッド型モデルで、複雑なニーズを持つ顧客を開拓している点を評価し、売上高の急成長が今後も持続すると見る。また、金融庁の顧客本位の業務運営方針により、代理店の質が重視される中で、提案型営業を持つ同社は追い風と主張する。弱気派は、保険販売は競争が激化しており、手数料率の引き下げや規制強化で収益が圧迫される可能性を指摘する。また、急拡大に伴う人材確保やコスト増が利益率を悪化させる懸念もある。実際、営業利益率は7%前後と高くない。投資論点は、成長を続ける一方で収益性を維持・向上できるか、そして競争環境の変化にどう対応するかに集中している。

プラスに働く材料7
  • 売上高の急成長

    売上高が60億から110億円へと倍増近く伸び、成長軌道が続いている

  • IT活用の営業力

    対面とオンラインを組み合わせ、効率的な提案で競合と差別化している

  • 規制環境の追い風

    顧客本位方針で質の高い提案が評価され、代理店としての地位が向上

  • 売上高79億円→110億円と39%増通年影響

    売上高は2024/6期79億円→2026/6期110億円、2年で約39%の増収。

  • 営業利益が5億円から7億円へ拡大通年影響

    2024/6期営業利益5億円→2026/6期7億円、2年で2億円増加。

  • 配当利回り4.6%と高い株主還元継続影響

    配当利回り4.6%と高く、株主への現金還元が下値を支える。

  • 予想PER12.8倍と13倍割れ不定影響

    予想PER12.8倍と13倍未満で、収益成長を加味すると割安感。

マイナスに働く材料7
  • 競争激化のリスク

    ネット保険や他代理店との競争で手数料率が低下する可能性がある

  • 収益性の伸び悩み

    営業利益率は6-7%と低く、拡大投資でさらに圧迫される懸念がある

  • 事業モデルの持続性

    保険販売の構造変化に適応できるか不確実で、成長の質に疑問が残る

  • 増収も営業利益7億円で横ばい通年影響

    売上高110億円と16億円増える一方、営業利益は7億円と前期と同等。

  • 営業利益率6.36%へ1.09pt悪化通年影響

    2025/6期7.45%→2026/6期6.36%と低下、コスト増を示す。

  • 外国人保有28.51%と高止まり継続影響

    外国人持ち分は28.51%と高く、海外投資家の売りで株価変動が増幅。

  • 株価1年で14.3%下落の悪材料不定影響

    過去1年で株価は14.3%下落し、短期的な売り圧力が続く。

次の決算で確かめる点
売上高成長率
代理店収入の拡大が継続するか、新規契約と更新の動向を示す
営業利益率
成長の収益性を確認し、投資やコスト増が利益を圧縮しないか見る
インターネット経由の契約件数
IT活用の成果を測り、デジタルチャネルの成長寄与を評価

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり32で、前期から+50.0%いまの株価に対する利回りは4.57%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥32
1株あたり
配当利回り
4.57%
いまの株価に対して
配当性向
69.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2020年6月1235.1
2021年6月120.050.2
2022年6月120.042.6
2023年6月1525.0833.3
2024年6月2033.348.0
2025年6月3050.069.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥32

株主

有価証券報告書より

2025年6月期末の株主数は延べ3,556人。区分でいちばん多いのは個人・その他46.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が23.3%を占め、残る76.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年6月%2021年6月%2022年6月%2023年6月%2024年6月%2025年6月%
個人・その他36.543.848.345.845.146.6
外国法人36.231.428.828.528.728.5
事業法人1.41.31.85.75.913.1
金融機関25.320.920.018.818.710.2
自己株式0.00.00.02.85.76.1
証券会社0.62.61.11.01.61.5
外国人個人0.00.10.10.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01Nihon IFA Partners Ltd.(常任代理人 マローン・インベストメント・ホールディングス・リミテッド)27.83
02勝本 竜二13.33
03住友生命保険相互会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)6.51
04第一生命ホールディングス株式会社6.51
05式会社トラッドジャパン4.94
06清板 大亮2.60
07FWD生命保険株式会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)2.53
08勝本 伸弘2.47
09半澤 勝広2.37
10日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)1.16

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-06-16
    勝本 竜二
    新規の大量保有報告
    14.17%
    +0.01pt
  • 2026-06-16
    勝本 竜二
    新規の大量保有報告
    13.36%
    -0.86pt
  • 2026-06-15
    勝本 竜二
    変更報告
    14.22%
    +0.06pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 13期分

1株利益は13期で+101%、1株純資産は12期で−99%。直近期のROEは11.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2014年6月−6,60832,707
2015年6月−41123
2016年6月2215015.5
2017年6月3218219.2
2018年6月2925412.5
2019年6月4139212.938.851.4
2020年6月384109.426.735.1
2021年6月274256.535.950.2
2022年6月304446.927.842.6
2023年6月24240.4408.1833.3
2024年6月424439.717.348.0
2025年6月5347511.613.669.0
2026年6月48

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2025/6期の役員報酬は総額217百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
勝本竜二代表取締役社長 CEO621,161,200
建部賢二郎取締役副社長502,800
紀伊保宏取締役 COO4417,519
半澤勝広取締役 CCO62206,600
勝本伸弘取締役 CTO64214,700
相原尚昭取締役 CFO634,500
髙橋和之取締役68
丹保人重取締役66
青島一哲常勤監査役729,300
池田勉監査役547,000
神田泰行監査役48
森田静江64

役員報酬の内訳2025/6

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)61772119833
社外監査役310103
社外取締役2995

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/6期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容4,796字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社(株式会社アイリックコーポレーション)、連結子会社2社(株式会社インフォディオ、株式会社ライフアシスト)及び非連結子会社1社(株式会社アイリックパートナーズ)により構成されており、個人及び法人向けの保険販売を行っている保険販売事業、保険代理店やその他の保険販売会社に対して保険に関するソリューションを提供するソリューション事業及びシステム開発等を行っているシステム事業を、主たる業務としております。 当社グループの事業内容及び当社と連結子会社の当該事業における位置付けは次の通りであります。当社グループにて開発したシステム及びサービス等の概要は(3)システム事業の後に纏めて記載しております。 なお、次の3事業は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 (1) 保険販売事業(株式会社アイリックコーポレーション・株式会社ライフアシスト) 保険販売事業は、直営店部門と法人営業部門と株式会社ライフアシストから構成されております。 直営店部門は、来店型保険ショップ『保険クリニック®』直営店74店舗(2025年6月末)において、保険分析・検索システム『保険IQシステム®』を活用する事で、現在お客様がご加入中の保険商品を分析し、複数の保険会社の保険商品の中からお客様のご希望にあった保険商品をリストアップし、またご意向に基づいて絞り込みを行う等、お客様が視覚的に比べて選ぶことができるようなコンサルティングを通じて、お客様の最適な保険選びをサポートする保険販売を行っております。集客方法はWeb広告や当社のホームページ経由、直接来店等を経由したものなどであります。 法人営業部門は、法人、法人経営者及び富裕層をサポートすべく、保険の有効活用等に関するご提案・保険販売を行う訪問型営業を行っております。 株式会社ライフアシストは、『保険クリニック®』13店舗にて直営店部門と同様の営業を行い、また、訪問販売チャネル22支社にて個人・法人のお客様に対して訪問営業をおこなっております。 同事業の収益の流れとしては、当社と「代理店業務委託契約」を締結する保険会社の保険商品を販売することで、お客様と当該保険会社との間で保険契約が締結され、お客様より支払われる「保険料」に従って、当該保険会社から当社に対し「保険手数料」が支払われます。 (2) ソリューション事業(株式会社アイリックコーポレーション) ソリューション事業は、AS部門とFC部門から構成されております。 AS部門は、金融機関・保険代理店・企業代理店等に対して、生命保険の現状把握・検索提案システム『ASシステム』及び『AS-BOX』を提供しており、2025年6月末の『ASシステム』及び『AS-BOX』のID数は、保険代理店及び銀行向けが6,784ID、保険会社向けが4,831ID、合計11,615IDに到達しました。また既存のシステムユーザーに対するサービスとして、①教育を含む保険販売コンサルティング、②金融機関向けOCRサービス、③その他ソリューションも提供しております。 同部門の収益の流れとしては、金融機関・保険代理店・企業代理店等と「システム利用契約」を締結し、上記システムを提供することで、「登録料」及び「月額利用料」が支払われます。また、保険販売コンサルティング売上・OCR売上・その他ソリューション売上を、サービス提供に応じて計上しております。 FC部門は、全国196店舗(2025年6月末)の『保険クリニック®』FC店に対し、『保険IQシステム®』及び保険申込ナビゲーションシステム『AS-BOX』を提供し、教育・研修や情報提供、店舗運営ノウハウ、プロモーション等のサポートを行い、直営店と同等のサービスを全国で展開しております。同部門の収益源としては、FC運営代理店(以下「運営代理店」)から支払われる「初期登録料・基本料金・店舗料金」、「ロイヤリティ」及び「ノベルティ売上・教育研修売上等」があります。 同部門の収益の流れとしては、運営代理店と「保険クリニック基本契約」及び「共同募集契約」を締結し、上記のシステム及びサポートを提供し、当該運営代理店より「初期登録料」、「基本料金」及び「店舗料金」が支払われ、その他サービス提供に応じて「ノベルティ売上」または「教育研修売上」を計上しております。また、運営代理店と「ロイヤリティ契約(注)」を契約し、保険会社より運営代理店に手数料が支払われた場合、その手数料の一部に一定の率を乗じた額が「ロイヤリティ」として運営代理店から支払われます。 (3) システム事業(株式会社インフォディオ) システム事業は、保険分析・販売支援等のシステム開発及びその他ソフトウエア受託開発や『スマートOCR®』の開発及び販売を連結子会社である株式会社インフォディオにて行っております。 同事業の収益の流れとしては、当社またはその他の企業より、システム・ソフトウエアの開発を受注し、当該会社から「開発費」を受け取り、『スマートOCR®』に関しましては提供先企業からサブスクリプション方式もしくはリカーリング方式で使用料を受け取ります。 (注)ロイヤリティ契約は、保険会社より運営代理店に手数料が支払われた場合、その手数料の一部に一定の率を乗じた額をロイヤリティとしてFC本部である当社に対して支払うことを取り決めた、当社と当該運営代理店の間で締結される契約。 ・『保険IQシステム®』 保険分析・検索システム『保険IQシステム®』は当社グループが独自開発したシステムであり、生命保険の保障内容等を図示したシートにまとめて説明することができ、お客様の意向に従って保険商品をワンタッチで検索、絞り込み、比較することを可能にしたものです。 具体的には、パソコンやタブレットによる簡単な操作で、①既契約保険の証券分析、②ライフプラン機能による保障リスク分析、③20社以上の保険会社の保険商品を一括して検索、同一フォームの比較表を作成して商品提案、④一部の保険会社についてはシステム連携により、申し込み手続きまでを同システムで完結することができます。また意向把握機能や提案履歴管理機能等、改正保険業法にも対応したものとなっています。 同システムは直営店だけでなく、運営代理店に対してもインターネット経由で提供しております。 ・『ASシステム』 生命保険の現状把握・検索提案システム『ASシステム』は、上記の『保険IQシステム®』を汎用化したシステムであり、運営代理店以外の保険代理店、金融機関及び企業代理店等に提供しております。 ・『AS-BOX』 保険申込ナビゲーションシステム『AS-BOX』は、上記の『保険IQシステム®』または『ASシステム』の機能のうち、既契約保険の証券分析機能が搭載されていない、簡易版のシステムであり、運営代理店、それ以外の保険代理店、金融機関及び企業代理店等に提供しております。 ・AI(人工知能)技術を活用した「生命保険証券の自動分析サービス」 AIを搭載し、ディープラーニング技術(深層学習、人間が自然に行うタスクをコンピュータに学習させる機械学習の手法の一つ)を活用して生命保険証券を自動分析するサービスです。上記『保険IQシステム®』と連携し、『保険クリニック®』直営店やFC店でのサービス提供を順次開始しております。また、同サービスは、『ASシステム』のオプション、「証券分析AIアシスト機能」としてもリリースいたしました。 ・「保険フォルダ」 ウェブブラウザで利用できる『保険クリニック®』既契約のお客様専用マイページです。保険証券をスマホで撮影することで、簡単に保険の登録ができ、いつでもどこでも保障内容や保険料の確認ができます。 ・「オンライン保険相談」サービス 自宅などから、電話やパソコン、スマートフォンを経由して、保険相談ができるサービスです。同サービスを活用する事で、お客様が『保険IQシステム®』を活用したコンサルティングを受けたり、「テキストチャット」を使用して質問することもできます。 ・『AS FiNDER』 生成AIを活用し集約した各保険会社の約款・取扱規定等の膨大な文書から、保険募集人が必要な情報を正確かつ迅速に検索、取得できるサービスです。 ・『スマートOCR®』 AI(人工知能)を搭載し、ディープラーニング(深層学習、人間が自然に行うタスクをコンピュータに学習させる機械学習の手法の一つ)を活用した、非定型帳票対応の次世代型光学的文字認識システムです。上記『保険IQシステム®』と連携し、『保険クリニック®』直営店やFC店での保険証券自動分析サービス提供を順次開始しております。また、同サービスは、『ASシステム』のオプションである「証券分析AIアシスト機能」としてもリリースしているほか、保険業界以外にも提供しております。 ・『DenHo®』 紙文書をスキャンしたり、スマホで撮影してアップロードすると、AIが文書の文字を認識・データ化して保存、文書内のキーワードで検索・閲覧できる電子帳簿保存法に対応したクラウドサービスです。 ・『brox』 紙文書をAI-OCRでテキストデータ化し、PDFや画像データに加えExcel・Word・PowerPointなどのОffice系ドキュメントも横断的に全文検索ができるエンタープライズサーチです。 直営店、FC店、ライフアシスト運営の店舗数の推移は以下の通りです。 第25期 (2020年6月期)   第26期 (2021年6月期)   第27期 (2022年6月期)   第28期 (2023年6月期)   第29期 (2024年6月期)   第30期 (2025年6月期) FC (店)   直営 (店)   FC (店)   直営 (店)   FC (店)   直営 (店)   FC (店)   直営 (店)   FC (店)   LA※   直営 (店)   FC (店)   LA※   直営 (店) 北海道・ 東北   13   3   12   3   12   3   14   3   14   1   3   13   1   3 関東   60   36   66   43   59   45   53   49   53   6   51   52   6   57 北陸・ 甲信越   16   1   13   1   14   2   16   2   16   6   2   20   6   2 東海   28   1   31   1   33   1   38   1   34   -   2   33   -   3 関西   22   3   25   4   30   6   30   6   33   -   7   35   -   7 中国・ 四国   14   -   14   -   13   -   13   -   13   -   -   11   -   - 九州・ 沖縄   28   -   34   -   35   1   36   1   30   -   1   32   -   2 合計   181   44   195   52   196   58   200   62   193   13   66   196   13   74 ※LAとはライフアシスト運営店舗の数です。 (注)上記の数値は各期末現在の店舗数です。 [事業系統図]
経営方針・対処すべき課題3,023字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりです。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。 (1)経営環境 今後のわが国の生命保険市場におきましては、世界的に見て高水準である保険加入率や高齢化・少子化の進展を背景として、保険料収入全体が大きく増加する状況は期待しにくいものとなっております。一方、来店型保険ショップや通信販売、金融機関の窓口販売、様々なチャネルを通じて、消費者が自ら保険商品を比較・選択する傾向は一段と強まっております。また、健康寿命長期化を背景に、消費者の保険に求めるニーズが死亡保障中心の保険から医療保険・介護保険・生存保障中心の保険へと変化しております。 生命保険への加入チャネルの変化も進んでおり、公益財団法人生命保険文化センターによる「生命保険に関する全国実態調査」によると、2012年の時点で約7割を占めていた生命保険営業職員からの加入比率は徐々に減ってきており、2024年には56.7%にまで下落しました。その一方で、保険代理店からの加入比率は上昇し、2024年の調査では15.7%と2012年の調査から8.8%上昇いたしました。複数の保険会社から自分に合った保険を選びたいというニーズは高いと考えられます。 2016年5月29日に施行となった改正保険業法は、複雑化及び多様化した保険商品・販売形態に対応し、顧客保護を主眼としたものであり、保険募集人に対して情報提供義務、意向把握義務及び体制整備義務等が課されるようになりました。同法改正を契機に、情報提供義務・意向把握義務に対応できる機能を持つ当社グループのシステムへのニーズが高まり、導入企業が増加しました。また、システムの持つ証券分析機能や比較・絞り込み機能等に対するニーズも高まっており、保険会社や全国規模の金融機関、地方銀行によるシステム導入が順次進んでおります。 2025年6月6日に公布されました改正保険業法は、保険募集における不適切な行為の防止と顧客本位の業務運営の徹底と健全な競争環境の実現を目的としたものであり、特定の大規模代理店に対して体制整備義務を新たに課すほか、保険会社にも代理店管理の強化を求める内容となっております。 事業セグメント別の競合他社との競争優位性につきましては以下の通りです。各サービス・システムの内容については、「第1 企業の概況 3 事業の内容」の後半部分にまとめております。 [保険販売事業] 日本全国の来店型ショップ数は、株式会社矢野経済研究所の調査によると、2024年8月時点で3,108店となっております。当社グループは、自社開発した保険分析・検索システム『保険IQシステム®』によって、生命保険の保障内容等を図示したシートにまとめて説明することができ、お客様の意向に従って保険商品をワンタッチで検索、絞り込み、比較することができます。 また同システムは、証券分析・ライフプラン作成・商品選択・比較提案・申込手続きまで、業界唯一の保険ワンストップ型販売システムとなっており、①保険代理店として25年間蓄積してきた保険データに基づいた証券分析、②現場の保険募集人の意見をシステム開発に反映させた事による操作性・利便性の向上、③保険会社との長期にわたる信頼関係により可能となった保険会社16社のシステムとのAPI連携により、競争優位性を有していると考えております。 [ソリューション事業] AS部門については、上記『保険IQシステム®』と同じサービスを提供することが可能な『ASシステム』や、『スマートOCR®』の機能を『ASシステム』のオプションとして組み込んだ「証券分析AIアシスト機能」を、保険代理店事業を行う金融機関や事業会社に提供しております。 『スマートOCR®』につきましては、多くの競合他社が存在していると思われますが、当社グループは保険証券という非定型の書類をデータ化するというサービスからスタートしたこともあり、非定型帳票OCRとしての競争優位性を有していると考えております。 FC部門につきましては、最近増加しつつある他業種からの保険代理店事業への参入ニーズを背景に、保険初心者に対し数か月の研修で保険分析やコンサルティングを可能にするツールである『保険IQシステム®』、経験の不足している保険募集人を当社の保険募集人がオンラインでサポートするサービスである「オンライン保険相談」及び長年の店舗運営ノウハウにおいて、競争優位性を有していると考えております。 [システム事業] デジタル化の波を受けてRPA(事務業務等を自動化するツール)を導入する企業が増えており、電子帳簿保存法の影響によりなお一層導入企業が増加し、その動きに伴って非定型の書類等をデータ化するというニーズが急速に高まっております。同事業における『スマートOCR®』につきましても、上記同様、非定型帳票OCRとしての競争優位性を有していると考えております。 (2)経営方針 当社グループは、企業理念として、お客様、保険会社(メーカー)及び代理店(ディーラー)の「三者利益の共存」を掲げております。「三者利益の共存」とは、お客様を保険会社と当社が協力して支え、お客様利益を最大限確保し、それを実現するために代理店としての生産性を高め、同時にお客様本位の業務運営を維持することで保険会社の収益、ブランド価値向上及びコンプライアンスに貢献することにより、実現を目指すものです。 (3)経営戦略 当社グループは、中長期的な経営ビジョンとして、下記の通り3つの目標を設定しております。 ①「お客様基点」を原点に、お客様満足度の高いサービスを提供し、お客様から選ばれる保険ショップNO.1となることを目指します。 ②保険業界のあらゆる角度において最大の貢献をし、業界発展や保険流通革命実現に全力を尽くすことを約束します。 ③全従業員の物心両面の幸せを追求し、全従業員が誇りをもてる会社であり続けます。 (4)目標とする経営指標 当社グループは事業拡大と企業価値の向上のために、売上高及び営業利益を重要な指標としております。また、内部利益率(IRR)及び資本コストの事業戦略上の活用につきましては、取締役会及び戦略会議において引き続き慎重に議論を進めているところです。 (5)事業上及び財務上の対処すべき課題 当社グループは、2026年6月期を初年度とする「3か年計画」を策定しております。更なる成長と資本効率の両立の実現を目指し、保険クリニックブランドでの来店型保険ショップ数、成約件数、顧客満足度などの更なる向上を目指してまいります。また、ASシリーズを保険業界に特化したバーティカルSaaSとして確立するために、様々な課題解決を図るプロダクトの開発を進めてまいります。 上記の取り組みにより、次期(2026年6月期)の連結業績見通しにつきましては、売上高11,288百万円(前期比19.8%増)、営業利益844百万円(同13.9%増)、経常利益848百万円(同12.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益507百万円(同16.4%増)と増収増益を見込んでおります。
事業等のリスク7,588字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 [方針] 当社グループは、事業活動において発生する可能性がある各種リスクを的確に評価し、適切に対処するために、「リスク管理会議」を設置しております。同会議は、代表取締役を委員長とし、取締役、執行役員、監査役、内部監査室長で構成されており、様々なリスクについて情報共有を行い、対応策を検討しております。定期開催は年2回となっており、必要に応じて適時開催しております。 なお、当社グループのコーポレート・ガバナンス体制の全体における「リスク管理会議」につきましては、「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (1)コーポレート・ガバナンスの概要 ②企業統治の体制の概要」及び「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (1)コーポレート・ガバナンスの概要 ④企業統治に関するその他の事項 ロ リスク管理体制の整備の状況」に記載の通りです。 [個別のリスク] 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している特に重要なリスク及び重要なリスクは、以下の通りです。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (特に重要なリスク) (1)保険会社との関係について 当連結会計年度における保険販売事業の売上高は連結売上高全体の61.8%を占めております。今後、取引保険会社による審査基準の強化等に伴って保険契約の成約率が低下する可能性、または取引保険会社の営業政策の変更や財政状態の悪化等の理由により代理店手数料率が見直される可能性も否定できません。万一、取引保険会社の財政状態が悪化し、または破綻したとき等には、当該保険会社に係る当社グループの保有保険契約が失効・解約されること等により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 当社グループはシステムを利用した商品比較及び顧客の意向に基づいた絞り込み等によるコンサルティング営業を展開しておりますが、顧客ニーズの変化や商品力の優劣変動により、特定の保険会社への依存度が上昇し、その結果、特定の保険会社の営業政策等の影響を受ける可能性があります。 (2)保険契約継続による保険手数料収入について 保険業界における不祥事等の発生や保険契約者による行動・思考の変化、景気動向の変動等により、保険契約の失効や解約が増加し、継続率が悪化した場合、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 当社グループにおける個人契約者の保有保険契約の継続率は、概ね95%から97%で推移しており、同業他社と比べて比較的高い水準となっております。この要因としては、保険分析・検索システム『保険IQシステム®』を活用したコンサルティングを行う事によりお客様の高い満足度が実現できている事があると思われるため、今後もお客様本位の業務運営を継続して行きたいと考えております。 (3)保険会社による保険手数料率変更のリスクについて 保険販売事業の主たる収入は保険手数料収入です。当社は、保険契約の媒介及び代理行為に伴い、各保険会社との契約及び手数料規程に基づき保険手数料を受領しております。保険手数料には、保険商品の種類(生命保険・損害保険、契約期間(1年・複数年)、保険料支払方法(年払い・月払い)、その他)、保険会社毎の契約及び規程により様々な受領形態があり、一括又は分割ならびにその受領割合等が異なるものが存在しております。 当社は、保険契約成立後の初年度に受領する初年度手数料と、その後の契約継続期間中に受け取る次年度以降手数料を保険会社から受領しており、保険料に対する保険手数料の比率は初年度手数料の方が高い形態を選択しております。なお、手数料については、お客様本位の業務運営の趣旨に則り、品質を評価基準として支払われる手数料体系が導入されております。保険会社が手数料規程に関する施策を変更し、当社が受領する保険手数料率が変動した場合、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 (4)システムセキュリティについて 当社グループの運営している『保険IQシステム®』、『ASシステム』及び『AS-BOX』は、サーバーに顧客情報をはじめとする様々な情報が蓄積されるため、これらの情報の保護が極めて重要になります。そのため、当社グループではこれらの情報の消失や外部への漏洩がないよう、ファイアウォールシステムによる不正アクセスの防止を行っています。また、定期的にデータバックアップを実施しデータの喪失を防いでおります。しかし、自然災害や事故、当社グループ役員または従業員の過誤、不正アクセスやコンピュータウィルス等の要因によって、データの漏洩、データの破壊や誤作動が起こる可能性があります。このような場合には、当社グループの信頼性を失うばかりでなく、顧客等からの損害賠償請求、訴訟により責任追及され、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (5)システムダウンについて 当社グループの事業はコンピュータシステムを結ぶインターネットに依存しており、自然災害や事故等により、インターネットが切断された場合には、当社グループの運営しているシステムのサービス提供は不可能になります。また、一時的な過負荷によって当社グループの通信機器が作動不能に陥る場合や、外部からの不正な侵入犯罪や当社グループ役員または従業員の誤操作によってネットワーク障害やシステムダウンが発生する可能性があります。また、定期的にバックアップを実施しており、システム障害によるデータの喪失を極力少なくする運用が行われておりますが、これらの障害が生じた場合には当社グループに対する訴訟や損害賠償請求等により、当社グループの事業の信頼性、財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (6)個人情報保護について 個人情報保護法は、当社グループの運営する『保険クリニック®』やシステム開発・販売にも影響があると考えられ、それに対する取り組みを誤れば、企業の存続に影響する可能性があります。 当社グループでは、従来からこの問題を特に重視し、以下の通りの取り組みを行っております。 ・個人情報保護について 当社グループは、お客様に信頼いただけるよう、全てのお客様の大切な個人情報及び顧客情報の保護を、重要な社会的責務であると認識しております。 当社グループは、個人情報の保護に関する法律その他の規範を遵守するため、「個人情報保護マネジメントシステム運用規程」を始めとする様々な諸規程を作成して、役職員に遵守させております。また、FC店についても、保険募集人指導事業者として、内部監査により個人情報保護の取り組みの適正性を確認しております。 ・個人情報の収集について 当社グループは、お客様ご本人の同意なくお客様の個人情報及び顧客情報を第三者に提供することはありません。また、個人情報については保護方針を明示し、その範囲に関して事前にお客様や取引先の承諾をとっております。 ・個人情報に係るセキュリティについて 当社グループでは個人情報に対する不正なアクセスを防止するために、ファイアウォールシステムを導入するとともに、情報を伝達する際にはIPSecやSSL等の暗号化された通信経路を利用する等、セキュリティの向上に努めております。また当社グループが提供するサービスやトラブルに対しては、必要に応じて当社グループの責任者が対応する体制をとっております。なお、当社は認証資格であるプライバシーマーク(Pマーク)及び情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)を取得し、認証継続に注力しております。 当社グループは、上記の通り個人情報の取り扱いには細心の注意を払っておりますが、個人情報の漏出を完全に防止できるという保証は存在しません。今後、個人情報の一部が当社グループもしくは外部委託会社から漏洩する等、何らかの理由によって、個人情報が社外に漏出した場合には、当該取引先からの損害賠償請求もしくはブランドイメージの毀損等により、当社グループの事業及び経営成績が影響を受ける可能性があります。 ・個人情報の漏洩について 2024年8月2日、当社のお客様がご契約されている生命保険・損害保険・少額短期保険に関する情報(一部個人情報を含みます。)が、第一生命保険株式会社から当社への出向者によりネオファースト生命保険株式会社(以下、「ネオファースト生命」という。)に情報漏洩していたことが判明いたしました。ネオファースト生命より、外部への漏洩がないこと及び2次被害のおそれはないなどの報告を受けております。また、本件に関しまして、監督官庁及び保険会社へはすでに報告を終了しており、アクセス権限の厳格化や出向社員への誓約書の徴求など、再発防止策もすでに講じております。 (7)法的規制・自主規制について 当社グループは、損害保険代理店及び生命保険代理店として、「保険業法」に基づく登録を行っており、同法及びその関係法令並びにそれに基づく関係当局の監督等による規制、更には一般社団法人日本損害保険協会及び一般社団法人生命保険協会による自主規制を受けた保険会社の指導等を受けて、サービス活動及び保険募集を行っております。保険業法に基づく損害保険代理店及び生命保険代理店としての登録の有効期限は特に定められておりませんが、同法第300条に定められた虚偽説明及び不告知教唆ならびに告知妨害等の保険募集に関する禁止行為に違反した場合等、内閣総理大臣は代理店登録の取り消し、業務の全部または一部の停止、業務改善命令の発令等の行政処分を行うことができると定められています。仮に当社が上記行政処分を受けた場合には保険販売事業における営業活動が困難となり、ブランド毀損・信頼性低下によりソリューション事業における営業活動にも支障が出て来る恐れもあり、当社の事業及び経営成績等に影響を与える可能性があります。なお、当社グループでは、本書提出日現在において当該登録の取消事由に該当する事象及び行政処分の対象となる事象はないものと認識しております。 その他、保険募集に際しては、「金融サービスの提供に関する法律」(金融サービス提供法)、「消費者契約法」、「不当景品類及び不当表示防止法」(景表法)、「金融機関等による顧客等の本人確認等及び預金口座等の不正な利用の防止に関する法律」(本人確認法)、「個人情報の保護に関する法律」(個人情報保護法)等の関係法令を遵守する必要があります。しかしながら、万が一保険契約者、関係当局その他の第三者から、当社グループのサービス活動及び保険募集の方法等が、「保険業法」、「金融サービス提供法」、「消費者契約法」またはその他の関係法令等に抵触すると判断された場合には、保険申込者もしくは保険契約者による保険契約の申し込みの撤回、保険契約の取消しもしくは解約等による保険契約数の減少や保険申込者、保険契約者その他の第三者からの損害賠償請求等により、当社グループの事業及び経営成績が影響を受ける可能性があります。 また今後、保険業法等の関係法令、関係当局の解釈、自主規制等の制定、改廃等があった場合には、一方ではサービス活動及び保険募集の際に遵守すべきルール、保険申込者または保険契約者の権利等が明確化され、サービス活動及び保険募集のための環境が整備される側面がありますが、他方で当社グループのサービス活動及び保険募集の方法等が制限を受ける可能性があります。かかる場合には、当社グループはその都度それに適合する形でのサービス活動及び保険募集を行っていく所存でありますが、従来のサービス活動及び保険募集の方法等に制限が課され、または保険料率が変更されること等により、新規保険契約数の減少、利益率の減少等を招来し、当社グループの事業及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (8)税務当局による保険商品の税務取り扱いの見直しについて 2019年6月28日、国税庁より法人税基本通達が改正され、定期保険及び第三分野保険の保険料に対する税務上の取り扱いが変更となりました。同改正により、保険料の損金算入額が引き下げられることになり、それに伴って一部商品の内容が見直され、順次販売が再開しております。 今後も、今回のような税務取り扱いの見直しが発生する可能性があり、そのような事態が発生した場合には、顧客ニーズの変化や商品力の優劣変動等により、当社グループの事業及び経営成績に影響を与える可能性があります。そのため当社グループでは、法人売上の連結売上高全体に占める割合を抑えることで、収益への影響度を最小限にしております。 (9)知的財産権について 当社グループが使用する名称・発明等については、商標権や特許権を取得する事を基本方針とし、これらの使用権の確保及び第三者の利用侵害の回避に努めております。しかしながら、今後、知的財産権の侵害を理由とする訴訟やクレームが提起されないという保証はなく、そのような事態が発生した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (重要なリスク) (1)競合及び保険業界の市場規模について 当社グループは、生命保険の分析サービスを開始するために、『保険IQシステム®』の開発を行い、来店型ショップによる保険事業を行っておりますが、有力な競合会社が存在しております。 特に、来店型保険販売サービスにおいては、他業種からの新規参入が増加しており、依然として競争が激化しております。当社グループは、保険販売代理店設立当初から来店型に特化した営業を行ってきた結果、この分野における経験やノウハウを蓄積してまいりました。この強みをもって今後も来店型保険販売サービスを拡大していく方針でありますが、当社グループが魅力的なサービスを提供できずに顧客が減少した場合やFC店が減少もしくは想定通りに増加しない場合には、当社グループの事業戦略及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 また、少子高齢化や人口減少問題等の影響により、保険業界全体の市場規模が伸び悩んでおります。ただし、最近の顧客の傾向としては、死亡リスク型から生存リスク型(具体的には、医療保険や年金保険等)へと選好がシフトし、当社グループとしてはその動きを確実に捉えるべく、システムを利用した商品比較及び顧客の意向に基づいた絞り込み等によるコンサルティング営業を展開しておりますが、業界全体の伸び悩み傾向が継続する場合、当社グループの事業戦略及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (2)広告宣伝活動について 当社グループは、『保険クリニック®』事業を拡大するためや『保険クリニック®』のブランド認知を浸透させる目的で、Web広告、テレビCM、SNSの活用や、ハンディング・イベントの実施を行っており、多くの経験を蓄積しております。 しかし、今後媒体費の逓増等により費用対効果が悪化し、またテレビCM及びSNS・ハンディング・イベントの効果が期待を下回った場合、当初想定した顧客数を確保できなくなる可能性は否定できません。このような場合、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 (3)FC店及び当社システム提供先について 当連結会計年度におけるソリューション事業の売上高は、連結売上高全体の23.6%を占めております。今後、FC店もしくは当社システム提供先に発生した想定外の事態等によって『保険クリニック®』や当社システム等のブランドが毀損し、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (4)直営店及びFC店の新規出店について 直営店につきましては、現在、関東を中心に展開しておりますが、今後は関東のみならず、それ以外の地域についても更なる出店を前向きに検討していきたいと考えております。ただし、出店に相応しい候補地の確保や適切な人材の確保・育成次第では、店舗展開が想定通りに進まず、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 また、FC店につきましては、全国的な店舗網の更なる拡大を目指しておりますが、新たな登録候補代理店の減少や運営代理店の脱退等により、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 (5)経営成績の季節的な変動について 保険手数料収入については、保険契約者が法人の場合、決算月に保険を検討するケースが多いため、3月頃に集中しやすく、個人の場合は2月から3月に集中するという季節性が見られます。また、ソリューション事業FC部門におけるロイヤリティ収入についても、各FC店の売上高が当社と同じ季節性を有するため、総じて当社グループの売上高は、上期より下期の方が高くなる傾向があります。したがって、当該時期において当社グループの経営成績が不調となる場合には、当社グループの通期の経営成績に影響を与える可能性があります。 (6)事業体制について 当社グループは、従業員(臨時雇用者を除く)643名で事業展開しており、内部管理体制も規模に応じた形で運用しておりますが、今後の業容の拡大にも対応できるよう、組織改革並びに社内規則の見直しを進め、内部管理体制の充実に努めており、組織的な経営基盤の強化、従業員の育成、管理の強化等、一層の充実を図っていく必要があると認識しております。しかしながら当社グループの事業拡大に伴い適切な人材の確保が計画通りに進行しない場合には、事業規模に適した組織体制の構築に遅れが生じ、当社グループの事業の効率性及び業務運営に影響を与える可能性があります。 (7)投資会社等による出資について 本書提出日現在、当社の株主構成において、投資を事業目的とする会社であるNihon IFA Partners Ltdの持株比率は29.63%となっております。これらの株式が売却されることは、流動性の向上に繋がるものではありますが、一度に大量の株式売却が行われた場合には、当社株式の市場価格に影響を与える可能性があります。 なお、Nihon IFA Partners Ltdは当社の事業に対し非常に理解があり、当社との関係は良好となっております。
経営成績の分析 (MD&A)7,062字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度(2024年7月1日から2025年6月30日まで)におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善に伴い、景気は緩やかな回復が続くことが期待されます。その一方で、物価上昇の継続やアメリカの通商政策による影響等に対して、引き続き注視していく必要があります。 このような外部環境の下、当社グループは「人と保険の未来をつなぐ~Fintech Innovation~」という企業テーマを掲げ、保険分析・販売支援におけるプラットフォーマーとしての事業展開を推進しております。また、独自開発した「保険IQシステム®」、「ASシステム」、「AS-BOX」及び「スマートOCR®」を活用し、システムユーザーの更なる拡大を目指しております。 各セグメントの業績は、次のとおりであります。 ・保険販売事業 直営店部門は、『保険クリニック®』のイメージタレントである藤岡ファミリーを前面に出し、顧客層をターゲット化した効率的なWeb広告やSNS施策などを継続して実施いたしました。また、店頭での集客施策も強化した結果、Web及び店舗での来店予約数は増加し、新規来店件数が過去最高を更新する20,065人(前年同期比14.5%増)と好調に推移いたしました。広告宣伝費の投下先としては、Web広告をメインとしており、動画広告などの新たな施策の活用などによりWebからの新規来店件数は前年同期比21.0%増となりました。 直営店舗数は、2024年8月に株式会社人生設計より事業譲受した6店舗を含め8店舗の純増(11店舗オープン、3店舗クローズ)となり、また、一時払い終身保険や変額保険等の特定商品の販売が伸びたこともあり、成約件数は16,270件(前年同期比14.0%増)となりました。 前第2四半期連結会計期間より連結子会社化した株式会社ライフアシストについては、保険募集人の新規採用の強化など先行投資を実施した結果、増収減益となりました。 法人営業部門は、当初の計画どおりに進捗し、売上高及び営業利益は前年同期を上回る結果となりました。 この結果、同事業の当連結会計年度の売上高は5,825,871千円(前期比20.8%増)、セグメント利益は501,502千円(同16.6%減)となりました。 ・ソリューション事業 AS部門は、ASシリーズのユーザーのうち代理店・金融機関向けは6,784ID(前期比2.6%増)と増加した一方、保険会社向けのID数は、大手取引先1社との契約解除の影響等により4,831ID(前期比13.1%減)となりました。代理店・金融機関向けに2025年6月に生成AIを活用し各保険会社の約款・取扱規定等を集約した「AS FiNDER(エーエス ファインダー)」をリリースするなど、ASシリーズのストックの売上高は、堅調に推移いたしましたが、受託開発などのフローの売上高は、前期に「スマートOCR®」の大型契約を計上している影響などにより、前期を下回りました。 FC部門は、6月末のFC店舗数が前期末より3店舗増の196店舗(20店舗オープン、17店舗クローズ)となりました。Web広告によりFC店舗への送客数も増加したため、保険手数料収入が増加いたしました。今後も、Web送客の強化を継続するとともに、①新規リクルート活動の強化、②既存代理店への追加出店の提案、③店舗運営指導要員の派遣という施策を実施し、他業界からの新規参入企業への支援を行っていきます。 この結果、同事業の当連結会計年度の売上高は2,230,528千円(前期比3.4%増)、セグメント利益は743,258千円(同32.8%増)となりました。 ・システム事業 子会社である株式会社インフォディオは、前期に営業強化のために積極的に人材を確保した結果、官公庁や大手企業、ソリューション事業と連携した銀行や生命保険会社などの金融機関から「スマートOCR®」関連の新規導入が増加いたしました。また、既存のサービスの利用が増えたことで、サブスクリプション収益やリカーリング収益も好調に推移しました。 さらに、「スマートOCR®」に加え、新サービスであるエンタープライズサーチ「brox®」に関して複数の大手企業グループに新規導入があり、引き続き多くの引き合いをいただいており、今後の成長が期待されます。 この結果、同事業の当連結会計年度の売上高は1,368,258千円(前期比45.1%増)、セグメント利益は166,200千円(前期はセグメント損失13,210千円)となりました。 (注)『スマートOCR®』とは、AI(人工知能)を搭載し、ディープラーニング技術(深層学習、人間が自然に行うタスクをコンピュータに学習させる機械学習の手法の一つ)を活用した、非定型帳票対応の次世代型光学的文字認識システムです。 (注)『brox』とは、紙文書をAI-OCRでテキストデータ化し、PDFや画像データに加えExcel・Word・PowerPointなどのOffice系ドキュメントも横断的に全文検索ができるエンタープライズサーチです。 これらの結果、当連結会計年度における業績は、売上高9,424,658千円(前期比19.0%増)、営業利益741,621千円(同49.7%増)、経常利益752,723千円(同39.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益435,448千円(同23.8%増)となりました。 財政状態につきましては、以下のとおりであります。 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は3,829,792千円となり、前連結会計年度末に比べ813,014千円増加いたしました。これは主に、現金及び預金が351,931千円、売掛金及び契約資産が320,712千円増加したことによるものであります。固定資産は2,221,993千円となり、前連結会計年度末に比べ52,920千円増加いたしました。これは主に、有形固定資産が94,692千円、ソフトウエアが174,525千円増加し、投資有価証券が90,000千円、顧客関連資産が16,508千円、のれんが54,147千円減少したことによるものであります。 この結果、総資産は6,051,786千円となり、前連結会計年度末に比べ865,935千円増加いたしました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は2,059,721千円となり、前連結会計年度末に比べ622,636千円増加いたしました。これは主に、未払金が128,700千円、契約負債が514,603千円増加し、1年内返済予定の長期借入金が58,000千円減少したことによるものであります。固定負債は47,411千円となり、前連結会計年度末に比べ23,588千円減少いたしました。これは主に、繰延税金負債が30,117千円、長期借入金が16,000千円減少したことによるものであります。 この結果、負債合計は2,107,132千円となり、前連結会計年度末に比べ599,047千円増加いたしました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は3,944,653千円となり、前連結会計年度末に比べ266,887千円増加いたしました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益の計上により、利益剰余金が271,301千円増加したことによるものであります。 この結果、自己資本比率は64.2%(前連結会計年度末は70.0%)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ351,931千円増加し、2,222,780千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は1,075,471千円(前年同期は983,744千円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益688,220千円、減価償却費329,241千円、契約負債の増加額515,259千円、売上債権及び契約資産の増加額338,409千円、法人税等の支払額216,547千円等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は461,519千円(前年同期は651,672千円の使用)となりました。これは主に、投資有価証券の償還による収入100,000千円、無形固定資産の取得による支出305,826千円、事業譲受による支出147,500千円等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は262,020千円(前年同期は62,057千円の使用)となりました。これは主に、配当金の支払額164,103千円、長期借入金の返済による支出74,000千円等によるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループで行う事業は、提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 b.受注実績 当社グループで行う事業は、提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2024年7月1日 至 2025年6月30日)   前年同期比(%) 保険販売事業   5,825,871   120.8 ソリューション事業   2,230,528   103.4 システム事業   1,368,258   145.1 合計   9,424,658   119.0 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、総販売実績に対する割合が10%以上の相手先がいないため、記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次の通りであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。その作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。これらの見積りについては、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、見積りによる不確実性のため、実際の結果はこれらの見積りとは異なる場合があります。この連結財務諸表を作成するにあたり重要となる会計方針については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。なお、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.財政状態の分析 当社グループの財政状態の分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」をご参照ください。 b.経営成績の分析 (売上高) 当社グループの売上高の分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」をご参照ください。 (売上原価、販売費及び一般管理費、営業利益) 当連結会計年度の売上原価は、ライフアシストの訪問販売募集人の売上増に伴うもの、また、外注費の支払いやシステム開発に係る原価等により、2,056,527千円(前連結会計年度比21.5%増)となりました。販売費及び一般管理費につきましては、人材投資、店舗数増に伴う賃料等の増加、システム開発に伴うソフトウエア償却等から、当連結会計年度の販売費及び一般管理費は6,626,508千円(前期比15.6%増)となりました。 この結果、当連結会計年度の営業利益は741,621千円(同49.7%増)となりました。 (営業外損益、経常利益) 当連結会計年度の営業外収益は、受取補償金が30,470千円減少したこと等により、前連結会計年度に比べ27,686千円減少し35,369千円(同43.9%減)となりました。また、営業外費用については、賃貸収入原価が5,290千円増加したこと等により、4,484千円増加し24,267千円(同22.7%増)となりました。 この結果、当連結会計年度の経常利益は、752,723千円(同39.7%増)となりました。 (特別損益、親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度の特別利益は15,126千円、特別損失は、減損損失64,478千円を計上したこと等により79,629千円となりました。 この結果、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、435,448千円(同23.8%増)となりました。 c.キャッシュ・フローの分析 当社グループのキャッシュ・フローの分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 d.資本の財源及び資金の流動性 イ.財務戦略の考え方 当社グループは、財務体質の強化と資金効率の向上を両立しつつ、企業価値の向上のために資金を適切に調達・配分することを財務戦略の基本方針としております。 ロ.資金調達の基本方針 当社グループの事業活動の維持拡大に必要な資金を営業キャッシュ・フロー、投資キャッシュ・フロー及び財務キャッシュ・フローを指標としながら、安定的な自己資金確保を目指していきます。運転資金につきましては、自己資金を基本としており、必要に応じて金融機関との間の当座借越枠を活用していきます。設備投資資金につきましては、自己資金を基本としております。 ハ.資金の流動性について 当社グループは、金融機関と当座借越契約を締結し、資金の流動性を維持しております。当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は2,222,780千円となっております。 e.経営戦略の現状と見通し 当社グループが今後も持続的に成長していくためには、経営者は「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」及び「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載した課題に対応していくことが必要であると認識しております。経営者は外部環境の変化についての情報入手及び分析を継続的に行い、適切な対応策を策定し実施していく方針であります。 f.経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」をご参照ください。 g.目標とする経営指標 当社グループは売上高及び営業利益を重要な指標としております。当連結会計年度の売上高及び営業利益については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 b.経営成績の分析」をご参照ください。 h.経営者の問題意識と今後の方針について 当社グループ経営陣は、現時点での当社グループを取り巻く事業環境及び入手可能な情報等により、迅速かつ最善な経営戦略・事業戦略の立案と、戦略に基づく各施策の確実かつ効率的な実施に努めております。当社グループが今後も持続的な成長を維持するためには、新たなシステム及びサービスの開発、事業規模の拡大に合わせた人材の確保、知名度の向上並びに組織体制の継続的な強化等が重要であると認識しており、各項目の強化・改善により、更なる企業価値の向上を目指してまいります。 当社グループは、2025年8月14日付け取締役会において「3か年計画」を策定致しました。詳細につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (5)事業上及び財務上の対処すべき課題」をご参照ください。

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出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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