概要
FPパートナーは、生命保険・損害保険の代理店業務を主力とする企業である。個人・法人顧客に対し、ファイナンシャルプランニング(FP)サービスを提供し、43社の保険商品を取り扱う。2022年9月に東証グロース市場に上場、2023年9月にプライム市場へ区分変更。2025年11月期の売上高は321億円、従業員数は2,601名。全国47都道府県に営業拠点を持ち、「マネードクター」ブランドで知られる。
集客と販売を分離した事業モデル
当社の最大の特徴は、集客と販売の分業体制にある。会社が組織的に見込み顧客を開拓し、営業社員は初回面談からアフターフォローまでの顧客対応に専念する。集客方法は、提携企業からの送客が約8割を占め、自社集客(ウェブサイト・コールセンター・店舗来店)と契約譲受が残りを担う。提携企業にはマーケットホルダーなどの企業が含まれ、当社にアポイントを提供する。契約譲受は、廃業する保険代理店から顧客を引き継ぐ仕組みで、2025年11月期には合計14,620件の移管に合意した。この分業により、営業社員の個人スキルに依存せず、安定的な顧客獲得が可能となっている。
収益の三本柱:初年度・継続・業務品質支援金
当社の収益は、生命保険代理店手数料が大部分を占め、三つの種類に分かれる。初年度手数料は新規契約後1年間に支払われるフロー収益であり、2024年11月期には215億円強に達した。継続手数料は契約成立後4~9年間にわたり発生するストック収益で、同期間で約53億円。業務品質支援金は保険会社の基準に基づく報酬で、約84億円である。損害保険手数料も一部存在するが、規模は小さい。2025年11月期は行政処分の影響もあり初年度手数料が減少したが、継続手数料は安定して推移している。このストック収益が収益基盤の安定性を支えている。
全国47都道府県に展開する営業網
当社は全国47都道府県に営業拠点を設け、地域密着型のサービスを提供する。営業社員は原則として地元採用とし、転勤がないため顧客との長期的な関係構築が可能である。営業形態は訪問型が主軸で、顧客の自宅やカフェ、勤務先など指定の場所で相談を行う。加えて、オンラインFP相談や来店型の「マネードクタープレミア」店舗も展開し、2025年11月期には6店舗を新設した。主要都市の大型商業施設に出店することでブランド認知を高め、自社集客にも寄与している。これら複数のチャネルにより、顧客の希望する方法・タイミングでサービスを提供できる体制を整えている。
契約譲受ビジネスがもたらす成長機会
2021年11月期から開始した契約譲受ビジネスは、当社の成長の柱の一つである。保険業法改正を背景に代理店の廃業・統廃合が進む中、当社は後継者不在やコスト負担に悩む代理店から契約を引き継ぐ。2025年11月期は開始以来最大の成長を記録し、生命保険12,046件を含む14,620件の移管に合意した。引き継いだ顧客には当社のFPが新たな担当者としてアフターフォローを実施し、契約見直しや追加提案の機会を創出する。非連結子会社プレステージ社も128,124件の契約を保有しており、損害保険分野とのクロスセルも期待される。このインオーガニックな成長は、本業のオーガニック成長を補完する重要な要素である。
業界の中での役割は保険代理店(FPによる相談型販売)にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01保険代理業(個人・法人)主力
生命保険会社・損害保険会社計43社の商品を個人・法人顧客に販売。対面・オンラインで保険加入相談からアフターフォローまで対応。集客は提携企業・自社・契約譲受で行い、営業社員はFP資格を持つ。収益は代理店手数料(初年度・継続・業務品質支援金)。
- 生命保険代理店業務
- 生命保険商品の販売。初年度手数料、継続手数料、業務品質支援金が収益源。
- 損害保険代理店業務
- 損害保険商品の販売。更新手数料等が収益源。
- ファイナンシャルプランニングサービス
- 顧客のライフプランに基づく資金計画の提案。専用ツール「マネーカルテ」を活用。
製品と技術
「マネーカルテ」を中核としたFPサービスの標準化
当社のFPサービスの核となるのは、2022年11月に運用を開始したライフプランシミュレーションソフト「マネーカルテ」である。このツールは、顧客の生涯のキャッシュフローを可視化し、ライフイベントに応じた最適な保険・金融商品の提案を可能にする。定型化されたプロセスにより、FPの経験差による品質のばらつきを抑制し、全国均一のサービスを実現している。面談時にはこの「マネーカルテ」を用いて、老後資金や教育資金、住宅ローンなどの相談に対応する。また、2023年7月からは住宅ローン比較サービス「モゲチェック」との連携も開始し、より幅広い資金計画の選択肢を提供している。
「マネードクタープレミア」店舗による高付加価値サービス
「マネードクタープレミア」は、プライベート空間でFPにじっくり相談できるプレミアムサービスである。2021年11月にコレド日本橋店を皮切りに、全国主要都市の大型商業施設に出店。2025年11月期には6店舗を新設し、累計店舗数を拡大した。各店舗では個別ブースを設け、ライフプラン相談会を定期開催。資産形成や終活など、保険に限らない幅広い金銭相談に対応する。店舗はブランド認知の向上と自社集客の獲得に寄与しており、来店客はその後の訪問営業にもつながる。この店舗網は、オンラインと対面を組み合わせたハイブリッドな顧客接点として機能している。
金融教育プログラム「マネスク」と社会貢献活動
2023年7月に開始した金融教育事業は、企業の従業員向けプログラム「マネスク」として展開している。内容は、ライフプラン設計や資産形成、保険の基礎などで、金融リテラシー向上を目的とする。2024年1月には全国の企業へ提供範囲を拡大した。また、2023年3月には社会福祉法人檸檬会の監修による幼児向け金融教育プログラム「おみせやさんごっこ」をリリース。さらに、和歌山県と家計改善支援事業の業務委託契約を結ぶなど、公共分野への進出も行っている。これらの活動は、保険販売を超えた社会貢献と同時に、将来の顧客層に対するブランド認知の醸成にも寄与している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
保険業のなかでの位置
保険販売特化で大手に劣後、減収懸念
FPパートナーは保険業に属し、主に生命保険の販売代理店事業を展開。同業にはライフネット生命(ネット生保)やかんぽ生命(郵便局チャネル)などがある。生命保険販売では、かんぽ生命のような巨大チャネルに比べ規模で劣る。売上高356億円(2024/11)から321億円(2025/11)に減収見込みで、営業利益率も14.89%から9.35%に低下。競合のSBIインシュアランスグループなどと比べ、商品ラインナップやデジタル対応で競争力が課題。
強み
- 保険代理店専門で、幅広い商品を扱える。
- 全国に営業拠点を持ち、対面販売を強みとする。
- 既存顧客からの更新・追加契約が収益源。
- 継続的な保険契約手数料が収益を支える。
課題
- 2025/11期は減収減益予想、業績悪化。
- かんぽ生命などの大手に規模で劣る。
- ネット販売が進む中、対面中心のビジネスモデル。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
保険の時価総額近傍。太字がFPパートナー
時価総額で並べると、掲載7社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 9435光通信 | 1.7兆円 | 11.4倍 |
| 2 | 8729ソニーフィナンシャルグループ | 1.1兆円 | 20.5倍 |
| 3 | 7181かんぽ生命保険 | 6,315億円 | 11.1倍 |
| 4 | 7157ライフネット生命保険 | 1,146億円 | 14.3倍 |
| 5 | 8715アニコム ホールディングス | 807億円 | 36.1倍 |
| 6 | 7388FPパートナー | 542億円 | 31.3倍 |
| 7 | 8798アドバンスクリエイト | 44億円 | — |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(保険)に従っています。
会社の歴史
沿革 27件
生命保険代理業として設立し、合併を繰り返した創業期
当社は2009年12月、生命保険の保険代理業を目的として「あんしんFP株式会社」(資本金5,500千円)として設立された。当初からFP(ファイナンシャルプランナー)によるコンサルティング販売を志向していた。2013年4月に東京都千代田区に本社を移転し、同年12月には「あんしんFPパートナー株式会社」に商号を変更。2014年4月には別に設立されていた株式会社FPパートナー(2011年8月設立)と合併した。この合併により、現在の事業の基盤が形成され始めた。
「保険のビュッフェ」屋号で来店型店舗を開設
2017年10月、保険のビュッフェ株式会社及びインシュアランスポート株式会社の2社を吸収合併し、屋号を「保険のビュッフェ」とした。これにより、対面型の保険ショップ事業を本格化。同年12月には株式会社FPエージェントと合併し、商号を現在の「株式会社FPパートナー」に変更した。2018年4月には来店型ショップ第一号店として「保険のビュッフェ吉祥寺店」を開店。顧客が気軽に立ち寄れる店舗形態はブランド認知に貢献した。この時期、本社も新宿区を経て2019年3月に現在の文京区後楽へ移転し、事業拡大の拠点を固めた。
「マネードクター」へのブランド刷新とプレミアムサービスの開始
2019年10月、屋号を「保険のビュッフェ」から「マネードクター」に変更し、FPによる総合的な資金相談サービスへと舵を切った。2020年11月には金融商品仲介業に登録し、投資信託などの販売仲介も開始。2021年11月にはワンランク上のサービス「マネードクタープレミア」を提供開始し、コンセプトショップ「コレド日本橋店」を開店した。これにより、保険販売に加えて資産形成や老後資金準備の相談に対応する総合金融サービス企業へと進化した。同時に、独自のFPツール「マネーカルテ」の開発にも着手した。
東証グロース市場上場からプライム市場へ
2022年9月、東京証券取引所グロース市場に株式を上場した。上場後の2022年11月にはライフプランシミュレーションソフト「マネーカルテ」の運用を開始し、サービスの標準化と品質向上を図った。2023年2月には新規事業として広告業を開始、同年7月には金融教育事業を立ち上げるなど、事業領域の拡大を進めた。上場からわずか1年後の2023年9月には、市場区分をプライム市場に変更。業績拡大と社会的信用力の向上が評価された結果であり、その後もM&Aや新規事業を加速させる基盤となった。
行政処分と業務改善への対応(2025年)
2025年8月6日、関東財務局より保険募集業務等に関する業務改善命令(行政処分)を受けた。これを受け、同年10月6日に業務改善計画書を提出し、全社を挙げた改善に着手した。2025年11月期の売上高は前期比10.9%減の321億円、営業利益は30億円と落ち込んだ。新規契約の伸び悩みに加え、コンプライアンス強化のための体制整備が業績に影響した。しかし、契約譲受ビジネスや損害保険事業の拡大など、成長に向けた基盤づくりは継続。2026年5月末に施行予定の改正保険業法に対応し、信頼回復に努める方針である。
M&Aと新規事業で事業領域を拡大
2024年1月、保険代理店サプライズジャパン株式会社の全株式を譲受け、子会社化した。同年には住宅ローン比較サービス「モゲチェック」の全国展開を開始。2025年9月には保険代理店プレステージ社の全株式取得に合意し、損害保険事業の強化を図った。非連結子会社を含め、契約譲受ビジネスは過去最大の規模に成長。新規事業としては、2023年2月の広告業、同年7月の教育業(金融教育プログラム「マネスク」)に加え、幼児向け金融教育プログラムの開発も行った。これら多角的な展開は、保険代理業の枠を超えた総合金融サービス企業への変貌を示している。
年表27件を開く
2000年代
- 2009年12月創業生命保険会社の保険代理業を目的として、あんしんFP株式会社〔資本金5,500千円〕として設立
2010年代
- 2013年4月東京都千代田区神田東松下町に本社を移転
- 2013年12月商号変更あんしんFPパートナー株式会社に商号変更
- 2014年4月創業株式会社FPパートナー(2011年8月11日設立、当社とは別会社)と合併
- 2017年10月M&A保険のビュッフェ株式会社及びインシュアランスポート株式会社を合併し、「保険のビュッフェ」を屋号とする
- 2017年12月M&A株式会社FPエージェントとの合併により、株式会社FPパートナーに商号変更
- 2018年3月東京都新宿区新宿に本社移転
- 2018年4月来店型ショップ第一号店「保険のビュッフェ吉祥寺店」開店
- 2019年3月東京都文京区後楽に本社移転
- 2019年7月日本ゴールボール協会とオフィシャルパートナー契約を締結
- 2019年10月「保険のビュッフェ」から「マネードクター」に屋号変更
2020年代
- 2020年3月埼玉西武ライオンズとオフィシャルスポンサー契約を締結
- 2020年11月金融商品仲介業登録
- 2021年11月お金に関するあらゆる相談のできるワンランク上のサービス「マネードクタープレミア」提供開始 コンセプトショップとして「マネードクタープレミア コレド日本橋店」開店
- 2022年3月auじぶん銀行株式会社と銀行代理業務委託契約を締結、住宅ローン商品を取り扱い
- 2022年9月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
- 2022年11月ライフプランシミュレーションソフト「マネーカルテ」運用開始
- 2023年2月新規事業として「広告業」を開始
- 2023年3月社会福祉法人檸檬会の監修を受け、幼児向け金融教育プログラム “社会体験版「おみせやさんごっこ」” をリリース
- 2023年5月和歌山県と家計改善支援事業において業務委託契約を締結
- 2023年7月新規事業として「教育業」を開始 金融リテラシー向上を目的とした従業員向け「金融教育プログラム」のトライアルを開始 マネードクタープレミアにて、住宅ローン比較オンラインサービス「モゲチェック」の案内を開始
- 2023年8月女性活躍推進企業として「えるぼし認定」を取得
- 2023年9月上場東京証券取引所プライム市場へ上場市場区分変更
- 2023年12月住宅ローン比較オンラインサービス「モゲチェック」の全国展開を開始
- 2024年1月企業の従業員向け金融教育プログラム「マネスク」の提供範囲を全国の企業へと拡大 保険代理店サプライズジャパン株式会社の全株式を譲受
- 2024年2月「生命保険乗合代理店 業務品質評価運営」の認定を取得(~2025年9月)
- 2024年6月ESGデータブック公開
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/11期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。
- MDRT会員資格基準達成達成(具体的数値なし)
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
営業社員の増強と質の向上
リファラル採用やリクルートセミナーを通じて営業社員を増やし、MDRT達成を指標に教育研修によりスキル向上を図る。
- 02
契約譲受ビジネスの拡大
廃業代理店からの契約移管を積極的に受入れ、継続手数料収入と新規契約獲得につなげる。M&Aによる事業拡大も推進する。
- 03
損害保険ビジネスの業績拡大
非対面販売や専任営業社員の増員、架電リストの見直しにより生産性を向上。更新率向上と新規案件創出を目指す。
- 04
DX+教育を基盤とした事業成長
システム刷新、CDP導入によるデータ基盤強化と顧客アプローチ効率化。教育研修で社員スキル向上を図る。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 4期分
グループ全体で2,601人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は768万円で、3期前と比べて+7.2%。平均年齢は46.4歳、平均勤続年数は4.4年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022年11月 | 717 | 45.3 | 3.5 | 2,252 | — |
| 2023年11月 | 759 | 45.2 | 3.6 | 2,578 | — |
| 2024年11月 | 824 | 45.6 | 3.8 | 2,781 | 191 |
| 2025年11月 | 768 | 46.4 | 4.4 | 2,601 | 115 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社1社(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。
- 国内au フィナンシャル パートナー株式会社東京都千代田区議決権50.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年11月期の売上高は321億円、営業利益は30億円。前期と比べると減収減益で、売上が-9.8%、利益が-43.4%。
会社が出している今期の予想2026年11月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 318億円 | 321億円 |
| 営業利益 | 23億円 | 30億円 |
| 純利益 | 16億円 | 20億円 |
| 1株あたり配当 | ¥94 | ¥94 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年2Qで、経常収益は156億円、営業利益は11億円。前年の2025年2Qと比べると、経常収益は−4.9%、営業利益は−26.7%。
| 対象期間 | 経常収益億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年1Q | 74 | 14 | 18.9 | 9 |
| 2023年2Q | 72 | 13 | 18.1 | 8 |
| 2023年3Q | 83 | 19 | 22.9 | 15 |
| 2023年4Q | 77 | — | — | 8 |
| 2024年1Q | 83 | 14 | 16.9 | 9 |
| 2024年2Q | 88 | 13 | 14.8 | 10 |
| 2024年4Q | 185 | 26 | 14.1 | 20 |
| 2025年2Q | 164 | 15 | 9.1 | 10 |
| 2025年4Q | 157 | 15 | 9.6 | 10 |
| 2026年2Q | 156 | 11 | 7.1 | 7 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 8期分
2018年11月期からの8期で、経常収益は134億円から321億円へ2.4倍に増えた。直近期の営業利益率は9.3%。
| 決算期 | 経常収益億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2018年11月 | 134 | — | 0 | — | 2 |
| 2019年11月 | 165 | — | 12 | — | 7 |
| 2020年11月 | 173 | — | 7 | — | 4 |
| 2021年11月 | 209 | — | 18 | — | 12 |
| 東京証券取引所グロース市場に株式を上場 | |||||
| 2022年11月 | 256 | — | 38 | — | 24 |
| 東京証券取引所プライム市場へ上場市場区分変更 | |||||
| 2023年11月 | 306 | — | 56 | — | 40 |
| 2024年11月 | 356 | 53 | 55 | 14.9 | 39 |
| 2025年11月 | 321 | 30 | 32 | 9.3 | 20 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年11月期
経常収益321億円のうち、営業利益として残るのは30億円で9.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は20億円、売上の6.2%にあたる。営業利益率は業種中央値7.9%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金66.7%214億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金24.0%77億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益9.3%30億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 6期分
2025年11月期は営業CFが23億円、投資CFが−19億円で、差し引きのフリーCFは4億円。期末の手元現金は75億円。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2020年11月 | −1 | −1 | −1 | 20 |
| 2021年11月 | 19 | −3 | −6 | 31 |
| 2022年11月 | 36 | −4 | 26 | 88 |
| 2023年11月 | 39 | −8 | 0 | 120 |
| 2024年11月 | 44 | −24 | −52 | 88 |
| 2025年11月 | 23 | −19 | −16 | 75 |
金融業では預金・貸出・有価証券運用の増減が営業CFと投資CFに含まれます。一般事業会社向けのフリーCFの解釈は当てはまらないため掲載していません。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。
資産と負債
貸借対照表 8期分
2025年11月期の総資産は184億円。このうち返さなくてよい自己資本が118億円で、自己資本比率は64.2%(業種中央値21.7%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2018年11月 | 51 | −3 | 54 | — |
| 2019年11月 | 66 | 10 | 56 | 15.8 |
| 2020年11月 | 62 | 15 | 47 | 23.7 |
| 2021年11月 | 79 | 27 | 52 | 34.2 |
| 2022年11月 | 143 | 87 | 56 | 60.6 |
| 2023年11月 | 192 | 126 | 66 | 66.0 |
| 2024年11月 | 185 | 118 | 67 | 63.8 |
| 2025年11月 | 184 | 118 | 66 | 64.2 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
保険業 14社との比較
同じ保険業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROEで14社中1位あたり、逆に低いのは経常収益成長率で14社中11位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥2,329で、1年前と比べて+12.8%。過去52週の値幅のなかでは64%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 31.3倍 |
| PER (会社予想) | 33.2倍 |
| PBR | 4.86倍 |
| 配当利回り | 4.04% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価2195円。1ヶ月で約7.9%上昇し、25日線(2132円)を上回る。52週高値2514円からは約13%下落、52週安値1950円からは約13%高い。出来高は直近で増加傾向で、上昇基調が継続。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 15/100)。
PERが29.5倍と業界平均20.1倍を上回り、割高。PBRは4.57倍と平均2.17倍の2倍以上で、資産面でも割高。ROEは17.27%と高いが、配当利回りは0%と無配。配当性向が105.9%と利払い以上に配当している。業績は減益予想で、バリュエーションに見合う成長性が乏しく、割高と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 31.3倍 | 20.2倍 |
| PER (予想) | 33.2倍 | — |
| PBR | 4.86倍 | 2.35倍 |
| ROE | 17.3% | 9.2% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
成長鈍化と収益悪化懸念。2025年11月期は売上・利益とも減少予想。強気派は保険業界のDX推進で中長期成長余地あり、新サービス投入で再加速可能とみる。弱気派は競争激化で価格競争に陥り、大手代理店向け大口契約の獲得が伸び悩むと懸念。PERも30倍近く割高感。
- DX需要の根強さ
保険代理店のIT投資は継続
- 新サービス拡大
AI活用など新機能追加の可能性
- 高いROE
17%超で資本効率良好
- 保険商品の販売強化による収益回復2026年11月期影響中
営業利益30億円から反転増、新商品投入で粗利益改善
- M&Aによる事業拡大不定影響中
保険仲介業界でM&A積極化、規模拡大で収益基盤強化
- 外国人保有比率上昇の余地不定影響弱
現状0.79%と極低水準、海外投資家の買い需給期待
- 配当再開の可能性次回決算影響弱
利益水準次第で配当復活、株主還元強化
- 減収減益予想
2025年11月期売上・利益減少
- 競合激化
類似サービスが複数存在
- 成長鈍化
市場成熟で導入代理店頭打ち
- 営業利益の大幅減少2025年11月期影響強
営業利益53→30億円と43%減、業績悪化鮮明
- 売上高減少トレンド継続影響強
売上高356→321億円と10%減、市場シェア低下懸念
- 高PERのバリュエーションリスク継続影響中
PER29.5倍は業界平均比高く、収益悪化で更に割高感
- 無配継続による投資家離れ継続影響弱
配当なしで長期保有メリット薄く、株価下支え欠如
- 導入代理店数
- 顧客基盤の拡大ペース
- ARPU
- 1社あたりの売上単価動向
- 解約率
- サービス定着度の確認
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり94円で、前期から+2.2%。いまの株価に対する利回りは4.04%。増配か配当維持が2年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2023年11月 | 90 | — | 52.4 |
| 2024年11月 | 92 | 2.2 | 54.2 |
| 2025年11月 | 94 | 2.2 | 105.9 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥94
株主
有価証券報告書より
2025年11月期末の株主数は延べ40,572人。区分でいちばん多いのは個人・その他で49.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が48.9%を占め、残る51.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2022年11月% | 2023年11月% | 2024年11月% | 2025年11月% |
|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 30.7 | 30.9 | 41.6 | 49.5 |
| 事業法人 | 43.6 | 43.6 | 44.1 | 43.3 |
| 金融機関 | 11.3 | 11.1 | 9.9 | 5.6 |
| 証券会社 | 1.4 | 2.3 | 1.1 | 0.8 |
| 外国法人 | 13.0 | 12.0 | 3.0 | 0.5 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.2 | 0.3 |
| 自己株式 | — | 0.0 | 0.8 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 合同会社FPコンサルティング | 42.98 |
| 02 | 黒木 勉 | 17.52 |
| 03 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 3.78 |
| 04 | 黒木 真澄 | 2.58 |
| 05 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 1.56 |
| 06 | FPパートナー従業員持株会 | 0.94 |
| 07 | 野村證券株式会社 | 0.46 |
| 08 | 米山 信之 | 0.24 |
| 09 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口4) | 0.14 |
| 10 | 緒方 延泰 | 0.13 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-07-22黒木 勉新規の大量保有報告11.10%-6.41pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 8期分
1株利益は8期で−100%、1株純資産は7期で−100%。直近期のROEは17.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2018年11月 | 251,145 | — | — | — | — |
| 2019年11月 | 329,097 | 522,951 | 165.6 | — | — |
| 2020年11月 | 21 | 74 | 33.8 | — | — |
| 2021年11月 | 61 | 135 | 58.8 | — | — |
| 2022年11月 | 115 | 376 | 41.7 | 19.8 | — |
| 2023年11月 | 172 | 545 | 37.1 | 29.1 | 52.4 |
| 2024年11月 | 170 | 517 | 31.9 | 16.8 | 54.2 |
| 2025年11月 | 89 | 509 | 17.3 | 25.1 | 105.9 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
4名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は4名。2025/11期の役員報酬は総額159百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 黒木勉 | 代表取締役社長 | 58 | 14,087,754 |
| 田中克幸 | 専務取締役 | 59 | 952 |
| 安達健二 | 取締役 兼 経営企画部長 | 54 | 9,755 |
| 齋藤巧 | 取締役 | 53 | 8,206 |
役員報酬の内訳2025/11期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 株式報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 6 | 105 | 6 | 6 | 111 | 19 |
| 社外取締役 | 5 | 32 | — | — | 32 | 6 |
| 監査役 | 2 | 9 | — | — | 9 | 5 |
| 社外監査役 | 3 | 7 | — | — | 7 | 2 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/11期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容3,699字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題7,622字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク3,957字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)7,978字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第17期(2025/12/01-2026/11/30)2026-07-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第16期(2024/12/01-2025/11/30)2026-02-26
- 半期報告書半期報告書-第16期(2024/12/01-2025/11/30)2025-07-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第15期(2023/12/01-2024/11/30)2025-02-28
- 四半期報告書四半期報告書-第15期第2四半期(2024/03/01-2024/05/31)2024-07-16
- 四半期報告書四半期報告書-第15期第1四半期(2023/12/01-2024/02/29)2024-04-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第14期(2022/12/01-2023/11/30)2024-02-28
- 四半期報告書四半期報告書-第14期第3四半期(2023/06/01-2023/08/31)2023-10-11
- 四半期報告書四半期報告書-第14期第2四半期(2023/03/01-2023/05/31)2023-07-14
- 四半期報告書四半期報告書-第14期第1四半期(2022/12/01-2023/02/28)2023-04-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第13期(2021/12/01-2022/11/30)2023-02-28
- 四半期報告書四半期報告書-第13期第3四半期(令和4年6月1日-令和4年8月31日)2022-10-14
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
- 決算説明資料2026年11月期 第2四半期決算説明資料2026-07-15
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