本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

ブロードマインド

7343 · Growth · 保険業

20〜40代のファミリー層に特化したフィナンシャルパートナー。保険・証券・住宅ローンをワンストップで提供。

概要

ブロードマインドは2002年に生命保険・損害保険11社の乗合代理店として創業した金融サービス企業である。現在は生命保険・損害保険の代理店手数料を主軸としながら、証券仲介、住宅ローン仲介、不動産販売をワンストップで提供するフィナンシャルパートナー事業を展開する。2026年3月期の連結売上高は53億円、従業員312名。東京証券取引所グロース市場に上場している。

保険代理店を祖業とするフィナンシャルパートナー事業

当社グループの主力はフィナンシャルパートナー事業であり、連結売上高の約91%を占める。個人顧客に対しライフプランニングを土台に、生命保険・損害保険のほか、証券(投資信託等)、住宅ローン、不動産仲介を業横断的に提案する。収益の大部分は生命保険契約に伴う代理店手数料で、初年度手数料(フロー)と継続手数料(ストック)から成る。2026年3月期の同事業売上高は48億円、セグメント利益は6億円である。主要顧客は20~40代のファミリー層で、世帯年収300万円以上2000万円未満の世帯をターゲットとする。

業務提携を軸とした安定的な集客モデル

当社グループは自社コールセンターを完備し、事業会社との業務提携により見込み客を安定的に獲得する仕組みを持つ。提携先はクレジットカード会社や信販会社、フィンテック企業など30社以上にのぼる。提携形態には共同募集(テレマーケティング)やマネーセミナーによる集客が含まれ、特定の商品に偏らず「マネー相談」として広く訴求する。これにより営業社員個人の力量に依存せず、継続的な新規顧客の確保が可能となる。なお、2024年3月には株式会社セブン・フィナンシャルサービスから「セブン保険ショップ」の事業を譲り受け、首都圏12店舗を「マネプロ」ブランドで運営したが、2026年3月期には同事業を売却している。

新卒採用と独自教育プログラムによる人材育成

当社グループは主に新卒学生を採用し、営業組織の強化を図っている。2026年3月末時点で営業部門のコンサルタントの約半数、主力のオンライン・訪問営業組織では8割以上が新卒採用者である。独自に開発した教育プログラムでは、商品知識に加え、ライフプランニング、社会保険制度、税制度などを体系的に習得させる。教育コンテンツはデジタル化されており、社内での効率的な学習に加え、外部の金融機関への提供も進めている。この仕組みにより、コンプライアンス意識の高い人材を早期に育成し、業績拡大と組織拡大の両立を目指す。

不動産販売事業とグループ構成

不動産販売事業では、新築一棟RCマンションの企画・開発・販売および不動産コンサルティングを行う。2026年3月期の売上高は4億7851万円(前年同期比60.4%減)で、セグメント利益は2323万円(同46.9%減)と縮小した。建築資材価格や人件費高騰の影響を避けるため、一部案件の売却を翌期に繰り越したことが減収要因である。グループは当社のほか、連結子会社としてMIRAI株式会社、株式会社イノセント(2023年3月に株式67%取得)、Money With株式会社(2025年1月設立、金融教育スクール運営)があり、関連会社に株式会社セゾン保険サービスがある。また、その他の関係会社として株式会社クレディセゾンが存在する。

業界の中での役割は金融サービス仲介業者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
53億円
営業利益
6億円
営業利益率
11.3%
純利益
4億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
フィナンシャルパートナー事業48億円90.6%6億円12.5%
不動産販売 事業5億円9.4%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01個人顧客向け金融サービス主力

20代から40代のファミリー層を中心に、生命保険、損害保険、証券、住宅ローンの販売・仲介を提供。業務提携で獲得した顧客に、ライフステージに応じたクロスセルを展開。

主な製品・サービス4
生命保険
初年度手数料と継続手数料による収益。主力商品。
損害保険
自動車保険や火災保険など各種損害保険を仲介。
金融商品仲介
投資信託などの証券商品を取次ぎ。
住宅ローン
住宅購入や借り換えのローンを仲介。

02法人顧客向け金融サービス準主力

法人に対し、財務・事業リスク対策を中心とした企業経営上の課題解決支援を提供。

主な製品・サービス1
法人向け保険・金融商品
事業リスクに備える法人向け保険商品や金融ソリューション。

03不動産販売副次

新築一棟RCマンションの企画・開発・販売、不動産コンサルティング。

主な製品・サービス1
新築一棟RCマンション
企画から販売まで行う収益物件。

製品と技術

ライフプランニングに基づく保険コンサルティング

生命保険契約に係る代理店手数料がグループ売上高の71.6%(2026年3月期)を占める。顧客のライフプランを聴き取り、保障設計や資産形成の提案を行う。主に20~40代のファミリー層を対象とし、初めて保険加入を検討する顧客も多い。取扱商品は複数の生命保険会社・損害保険会社の商品で、特定の保険会社に偏らないのが特徴である。契約後もアフターフォローを実施し、ライフステージの変化に応じて追加提案やクロスセルを行う。

金融商品仲介と住宅ローン仲介

2009年に金融商品仲介業者登録を取得し、株式や債券、投資信託などの証券商品の取扱いを開始。2013年には貸金業者登録を行い、住宅ローン仲介に参入。2024年1月の新NISA制度開始を追い風に資産形成商品の販売が好調で、金融商品仲介領域の手数料収入が伸びている。住宅ローンはクレディセゾンとの代理店契約を軸に、新規申し込みや借り換えニーズに対応する。これらの商品は保険契約を契機としたクロスセルチャネルとして機能する。

新築RCマンションの企画開発販売

不動産販売事業では、新築一棟RC(鉄筋コンクリート造)マンションの企画・開発・販売を行う。販売用不動産を仕入れ、出口価格を最大化する戦略をとる。2026年3月期は建築資材価格や人件費高騰の影響で一部案件の売却を翌期に繰り越し、売上高が前年同期比60.4%減の4億7851万円となった。同事業のセグメント利益率は4.9%と低水準だが、市況改善を見越した開発を継続する。

AIエージェントシステムによる生産性向上

当社グループは従業員の生産性向上と業務効率化を目的に、AIエージェントシステムの開発を進めている。具体的な機能は開示されていないが、コンサルティング業務の一部を自動化することで、アポイントあたりの生産性向上を図る。また、教育コンテンツのデジタル化にも取り組み、社内研修の効率化と外部への提供を同時に進めている。これらの技術投資は、新卒採用の拡大と組織のスケーラビリティ確保に寄与する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

保険業のなかでの位置

保険相談の仲介で国内首位級、内需依存の成長型

ブロードマインドは保険販売代理店として、国内の保険市場で一定のシェアを確保している。同業他社にはライフネット生命保険やかんぽ生命保険が存在し、これらの企業は保険商品の提供や販売で競合する。ライフネット生命はオンライン中心の販売で知られ、かんぽ生命は郵便局網を活用した顧客基盤を持つ。一方、ブロードマインドは対面での相談サービスを強みとし、顧客のニーズに合わせた提案を行っている。売上は直近で2025年3月期に60億円と増加したが、2026年3月期は53億円に減少する見込みで、市場環境の変化に直面している。営業利益率は2025年3月期の8.33%から2026年3月期は11.32%へ改善が見込まれ、収益性向上に注力している。国内保険市場は成熟期にあり、競争激化の中で差別化が課題となっている。

強み

  • 対面での丁寧な相談を通じて顧客の信頼を獲得し、リピート率を高めている
  • 営業利益率が8.33%から11.32%へ上昇し、コスト管理と高付加価値提案が奏功
  • 国内保険仲介市場で知名度があり、顧客からの問い合わせが安定している
  • 国内市場に特化し、海外景気の影響を受けにくいビジネスモデルを持つ

課題

  • 2026年3月期の売上が前期比で減少見込みであり、市場縮小への対応が必要
  • ライフネット生命やかんぽ生命などとの競争が激しく、差別化戦略が不可欠
  • オンライン販売の拡大が進む中、デジタル対応が競合に比べて遅れている可能性

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

保険業の時価総額近傍。太字がブロードマインド

時価総額で並べると、掲載8社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17181かんぽ生命保険6,315億円11.1倍
27157ライフネット生命保険1,146億円14.3倍
38715アニコム ホールディングス807億円36.1倍
47388FPパートナー542億円31.3倍
57326SBIインシュアランスグループ522億円18.1倍
67343ブロードマインド78億円18.9倍
77325アイリックコーポレーション61億円14.7倍
88798アドバンスクリエイト44億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 30件

11社乗合代理店として創業した2002年

2002年1月、ブロードマインド株式会社は生命保険会社および損害保険会社11社の乗合代理店として設立された。創業当初から複数保険会社の商品を扱うことで、顧客に幅広い選択肢を提供するビジネスモデルをとった。2003年1月には共済事業のコンサルティング事業を本格開始し、事業の幅を広げ始める。

子会社設立と事業領域拡大(2006~2009年)

2006年、事業拡大のため大阪支社を開設するとともに、共済コンサルティング子会社ブロードマインド・リスクマネジメントを設立。同年11月には他企業との業務提携による共同募集を開始し、集客モデルの基礎を築いた。2007年には少額短期保険子会社を設立、2008年に関東財務局長の登録を受け、少額短期保険事業に参入。2009年には金融商品仲介業者の登録を取得し、株式・債券・投資信託の取扱いを開始。同年10月には共済子会社を吸収合併した。

住宅ローン参入と情報サイト買収(2013~2014年)

2013年4月、保険情報サイト「保険ライフ」を運営する株式会社ベイブを完全子会社化。同年8月に貸金業者登録を行い、住宅ローンの取扱いを開始。2014年1月には株式会社クレディセゾンと住宅ローン代理店契約を締結し、クレディセゾングループとの関係を強化した。同年3月には福岡支社を開設し、九州エリアへ進出した。なお、2013年12月には少額短期保険子会社を譲渡し、事業の選択と集中を進めた。

不動産事業への進出と米国展開(2015~2016年)

2015年4月、宅地建物取引業の免許を取得し、不動産の取扱いを開始。同年6月には銀行代理業の許可を取得し、さらに取り扱い商品を拡大した。2016年8月には四国支社を開設し、株式会社フジ・カードサービスとの共同募集型来店ショップ「フジ保険ショップ」を愛媛・高知・徳島に8店舗出店。同年9月には米国に子会社Broad-minded America Properties, Inc.およびBroad-minded Texas, LLCを設立し、米国不動産事業に進出した。

東証マザーズ上場とクレディセゾンとの資本提携(2021~2022年)

2021年3月、東京証券取引所マザーズに株式を上場。2022年4月の市場区分見直しに伴い、グロース市場に移行した。2022年8月には株式会社クレディセゾンと資本業務提携契約を締結し、クレディセゾンのグループ会社としての位置づけを強めた。この提携により、セゾングループの顧客基盤やブランド力を活用した事業展開が期待される。

子会社化と新規事業立ち上げ(2023~2025年)

2023年3月、株式会社イノセントの発行済株式の67%を取得し子会社化。2024年3月には株式会社セブン・フィナンシャルサービスから「セブン保険ショップ」の事業を譲り受け、首都圏12店舗を「マネプロ」ブランドで運営開始した(ただし翌期に同事業は売却)。2025年1月、株式会社We&との合弁により金融教育スクール運営会社Money With株式会社を設立し、新たな事業領域への展開を図った。

年表30件を開く

2000年代

  • 2002年1月創業ブロードマインド株式会社設立 生命保険会社及び損害保険会社11社の乗合代理店として事業を開始
  • 2003年1月共済事業のコンサルティング事業を本格開始
  • 2006年1月事業拡大のため大阪支社開設
  • 2006年3月共済事業のコンサルティング事業を行うブロードマインド・リスクマネジメント株式会社(ブロードマインド株式会社100パーセント子会社)設立
  • 2006年11月他企業との業務提携によるマーケティング活動(共同募集)を開始
  • 2007年3月ブロードマインド少額短期インシュアランス株式会社(ブロードマインド株式会社100パーセント子会社)設立
  • 2008年3月ブロードマインド少額短期インシュアランス株式会社が、関東財務局長(少額短期保険)第15号の登録を受ける
  • 2008年4月商号変更ブロードマインド少額短期インシュアランス株式会社を、ブロードマインド少額短期保険株式会社に商号変更
  • 2009年5月事業拡大のため、名古屋支社開設
  • 2009年5月関東財務局長より金融商品仲介業者の登録を取得(登録番号:関東財務局長(金仲)第424号)株式・債券・投資信託などの金融商品の取扱いを開始
  • 2009年10月M&Aブロードマインド・リスクマネジメント株式会社を吸収合併

2010年代

  • 2013年4月M&A株式会社イトクロより、保険に特化した情報サイト「保険ライフ」を運営する株式会社ベイブの全発行済普通株式を譲受け、株式会社ベイブをブロードマインド株式会社の完全子会社とする
  • 2013年8月関東財務局に対し貸金業者登録(登録番号:関東財務局長(12)第00085号)住宅ローンの取扱いを開始
  • 2013年12月ブロードマインド少額短期保険株式会社を譲渡
  • 2014年1月株式会社クレディセゾンと住宅ローンに係る代理店契約を締結
  • 2014年3月福岡支社開設
  • 2015年4月東京都知事より宅地建物取引業の免許を取得(登録番号:東京都知事(1)第97669号)不動産の取扱いを開始
  • 2015年6月関東財務局長より銀行代理業の許可を取得(登録番号:関東財務局長(銀代)第281号)
  • 2016年8月四国支社開設 株式会社フジ・カードサービスとの共同募集型来店ショップ「フジ保険ショップ」を愛媛県・高知県・徳島県に出店(計8店舗)
  • 2016年9月米国にBroad-minded America Properties, Inc.(ブロードマインド株式会社100%子会社)及びBroad-minded Texas, LLC(Broad-minded America Properties, Inc. 100%子会社)設立 米国不動産の取扱いを開始
  • 2017年4月金沢支社開設
  • 2017年6月有料職業紹介事業及び労働者派遣事業の認可を取得
  • 2018年10月M&A株式会社ベイブを吸収合併

2020年代

  • 2020年10月創業国内不動産の取扱い強化のためMIRAI株式会社設立
  • 2021年3月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所マザーズからグロース市場に移行
  • 2022年8月株式会社クレディセゾンと資本業務提携契約を締結
  • 2023年3月M&A株式会社イノセントと業務提携を行うと共に、イノセントの発行する普通株式の67%を取得し、子会社化
  • 2024年3月株式会社セブン・フィナンシャルサービス運営「セブン保険ショップ」の事業を譲り受け、店舗ブランド名「マネプロ」にて首都圏12店舗で営業開始
  • 2025年1月株式会社We&との合弁により、金融教育スクールの運営を主力事業とするMoney With株式会社を設立

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    フィナンシャルパートナー事業の基盤強化

    コンサルタントの採用・育成投資により相談受付体制を強化するとともに、BtoB新規マーケット開拓や広報活動強化により収益性の高い見込み客獲得量を増やし、アポイント収益性を向上させる。

  2. 02

    顧客LTV向上のための再販機会創出

    デジタルプロダクト「マネパス」等で常時アクセス可能な環境を整備し、顧客データを活用したアフターフォローを強化。また、年代・所得に応じた多様な金融ニーズに対応する提案力を高め、長期的な顧客価値を最大化する。

  3. 03

    新領域へのサービス開発と収益モデル確立

    ワンストップサービスで培った知見やデジタルプロダクトを活用し、「金融リテラシー向上」「金融サービス事業者向け課題解決」等のテーマでBtoC・BtoB向けサービスを開発し、長期的な成長ドライバーとする。

  4. 04

    AI導入による業務効率化と利益率向上

    営業・事務プロセスへのAI導入を推進し、生産性を最大化することで事業全体の利益率向上を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 6期分

グループ全体で312人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は624万円で、5期前と比べて+14.1%平均年齢は35.7歳、平均勤続年数は6.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2021年3月54735.65.2229
2022年3月54937.05.9238
2023年3月61636.76.4243
2024年3月57839.05.4331
2025年3月58138.05.7349143
2026年3月62435.76.9312192

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率5.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率62.5%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)54.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 2 / 海外 0、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社(東京都渋谷区)他1拠点471百万円
フィナンシャルパートナー事業
大阪支社 — 大阪府大阪市中央区35百万円
フィナンシャルパートナー事業
福岡支社 — 福岡県福岡市中央区7百万円
フィナンシャルパートナー事業
名古屋支社 — 愛知県名古屋市中区2百万円
フィナンシャルパートナー事業
フジグラン西条店(愛媛県西条市)他3店1百万円
フィナンシャルパートナー事業
金沢支社 — 石川県金沢市0百万円
フィナンシャルパートナー事業
フジグラン北島店(徳島県板野郡)他1店0百万円
フィナンシャルパートナー事業
フジグラン高知店(高知県高知市)他2店0百万円
フィナンシャルパートナー事業
フジグラン丸亀店 — 香川県丸亀市0百万円
フィナンシャルパートナー事業
ラザウォーク甲斐双葉店 — 山梨県甲斐市0百万円
フィナンシャルパートナー事業
主な関係会社
  • 国内
    MIRAI株式会社
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社イノセント
    大阪市北区 · 連結子会社
    議決権67.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は53億円営業利益6億円前期と比べると減収増益で、売上が-11.7%、利益が+20.0%。

売上高
-11.7%
53億円
営業利益
+20.0%
6億円
純利益
+100.0%
4億円
営業利益率
11.3%
前期比 +3.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高51億円53億円
営業利益5億円6億円
純利益3億円4億円
1株あたり配当¥70¥70

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、経常収益は13億円、営業利益は2億円。前年の2024年1Qと比べると、経常収益は+30.0%、営業利益は+0.0%。

対象期間経常収益億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q121
2024年1Q10220.01
2024年2Q1200.01
2024年3Q10220.01
2024年4Q201
2025年2Q2727.41
2025年4Q3339.11
2026年2Q24312.52
2026年4Q29310.32
2027年1Q13215.41

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 10期分

2017年3月期からの10期で、経常収益は24億円から53億円へ2.2倍に増えた。直近期の営業利益率は11.3%。

決算期経常収益億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
金沢支社開設
2017年3月2432
株式会社ベイブを吸収合併
2018年3月2532
2019年3月3164
国内不動産の取扱い強化のためMIRAI株式会社設立
2020年3月3232
東京証券取引所マザーズに株式を上場
2021年3月3343
2022年3月3653
株式会社イノセントと業務提携を行うと共に、イノセントの発行する普通株式の67%を取得し、子会社化
2023年3月4375
2024年3月5284
株式会社We&との合弁により、金融教育スクールの運営を主力事業とするMoney With株式会社を設立
2025年3月60558.32
2026年3月536611.34

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

経常収益53億円のうち、営業利益として残るのは6億円11.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4億円、売上の7.5%にあたる。営業利益率は業種中央値7.9%を上回る水準。

経常収益を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金7.5%4億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金81.1%43億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益11.3%6億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
92.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+3.5pt
11.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.6pt
7.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+1.3pt
9.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
7.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
10.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 8期分

2026年3月期は営業CFが−5億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは−5億円期末の手元現金は13億円

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円現金残高億円
2019年3月55−214
2020年3月2−3214
2021年3月7−1222
2022年3月06−325
2023年3月40−128
2024年3月2−9−120
2025年3月3−1−220
2026年3月−50−213

金融業では預金・貸出・有価証券運用の増減が営業CFと投資CFに含まれます。一般事業会社向けのフリーCFの解釈は当てはまらないため掲載していません。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。

資産と負債

貸借対照表 10期分

2026年3月期の総資産は54億円。このうち返さなくてよい自己資本が40億円で、自己資本比率は75.6%(業種中央値21.7%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2017年3月1912766.5
2018年3月2314960.5
2019年3月28181065.7
2020年3月30201066.8
2021年3月37271073.5
2022年3月41311076.6
2023年3月46361076.6
2024年3月50391177.6
2025年3月51391275.9
2026年3月54401375.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
13億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
30億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
13億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
83
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率23 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

保険業 14社との比較

同じ保険業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率14社中1位あたり、逆に低いのは経常収益成長率14社中13位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
9.9%/中央値 8.6%
P25 7.5%P75 10.2%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
11.3%/中央値 7.9%
P25 3.7%P75 9.8%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
75.6%/中央値 21.7%
P25 7.1%P75 37.9%
経常収益成長率下位前期からの売上の伸び
-11.7%/中央値 9.0%
P25 -5.7%P75 14.6%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
5.4%/中央値 3.1%
P25 2.8%P75 4.2%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,307で、1年前と比べて+11.7%過去52週の値幅のなかでは67%の位置にある。

¥1,307+1.3%1ヶ月+5.5%1年+11.7%時価総額78億円
過去52週の値幅
安値¥1,115高値¥1,400

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)18.9倍
PER (会社予想)23.4倍
PBR2.01倍
配当利回り5.36%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月21日時点で1,250円と、25日移動平均線(1,237.6円)を約1%上回っています。直近1カ月では3.31%上昇し、やや上昇傾向にあります。75日線(1,195.52円)や200日線(1,214.35円)も上回っており、中期・長期のトレンドは良好です。52週高値1,400円からは約10.7%下回る水準で、高値圏にあります。出来高は8月13日に9,800株と増加しましたが、全体的に低水準で、個人投資家中心です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PER18.11倍は業界平均20.28倍を下回り、PBR1.77倍も同平均2.35倍より低く、相対的な割安感がある。ROE9.9%は標準的で、配当利回り5.6%は業界平均3.12%を上回り魅力的だが、配当性向106%と超過配当の懸念がある。保険業の特性上、経常収益の変動が大きく、直近の純利益は減少傾向。予想PER22.4倍と将来成長への期待を反映しており、総じて妥当な水準と評価。

指標この会社業種平均
PER (実績)18.9倍20.2倍
PER (予想)23.4倍
PBR2.01倍2.35倍
ROE9.9%9.2%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

保険販売と資産運用の両軸で成長を目指すが、近年の利益が不安定。強気派は、IFA組織の拡大と富裕層ニーズの取り込み、運用相談サービスの伸長を評価し、長期的な資産形成需要を取り込めると見る。弱気派は、保険手数料収入が競合や規制環境に左右されやすく、利益率が低い点、また顧客数が限定的で市場規模が頭打ちになる可能性を懸念。2026年3月期の減収増益予想だが、新規契約の動向とコスト管理が焦点。

プラスに働く材料7
  • IFA組織の拡大

    独立系IFAの数が増加。同社の支援ノウハウが会員増強に寄与

  • 富裕層の資産形成需要

    高齢化で資産管理の相談ニーズが高まり、中立的アドバイスが選ばれる

  • 資産運用サービスの成長

    投資信託の残高が増加傾向。運用相談の収益が安定化する可能性

  • 純利益が2億円から4億円へ倍増決算発表後影響

    純利益は2025/3期2億円→2026/3期4億円と倍増。時価総額74億円に対し収益力が大幅に向上

  • 営業利益率が8.3%から11.3%へ改善決算発表後影響

    営業利益は5億円→6億円、営業利益率は8.33%→11.32%と改善。収益性重視の経営が功を奏す

  • ROE9.9%とPBR1.77倍、資本効率の高さが評価不定影響

    ROE9.9%、自己資本約42億円。PBR1.77倍は収益率の高さを考慮すれば妥当圏内

  • 配当利回り5.6%の高水準、インカム需要が下支え継続影響

    配当利回り5.6%と高く、株価下落時にはインカム需要が支える。時価総額74億円に対し配当総額は約4.1億円

マイナスに働く材料7
  • 手数料収入の不安定さ

    保険販売の手数料率は競争激化で低下傾向。規制変更の影響も受けやすい

  • 収益性の低さ

    営業利益率が8%程度で、IFAコストが重く利益が伸び悩む

  • 市場規模の限界

    富裕層向けサービスは対象が限定的。国内の成長余地が乏しい可能性

  • 売上高が60億円から53億円へ12%減決算発表後影響

    売上高は60億円→53億円と11.7%減。保険収入の減少が収益の下振れ要因となる

  • 実績PER18.1倍に対し予想PER22.4倍、業績悪化を織り込む不定影響

    実績PER18.11倍に対し予想PER22.4倍と上昇。来期の減益が市場予想に反映されつつある

  • 外国人保有0.6%と極端に低く、海外資金の流入期待薄継続影響

    外国人保有率0.6%は極めて低く、海外投資家からの資金流入が見込めない

  • 時価総額74億円の超小型株、流動性に課題継続影響

    時価総額74億円の超小型株で、売買代金が薄く急落リスクがある

次の決算で確かめる点
IFA登録者数
組織規模の拡大が今後の収益成長につながるため
保険手数料収入
売上の大部分を占める。手数料率や新規契約数の動向を確認
運用資産残高
資産運用部門の成長性と収益への貢献度を測る

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり70で、前期から+64.3%いまの株価に対する利回りは5.36%。増配か配当維持が4年続いている。

年間配当
¥70
1株あたり
配当利回り
5.36%
いまの株価に対して
配当性向
106.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
4年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2022年3月1633.7
2023年3月2450.020.2
2024年3月4066.771.0
2025年3月425.0130.4
2026年3月6964.3106.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥70

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ2,220人。区分でいちばん多いのは個人・その他80.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が18.9%を占め、残る81.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他82.288.877.475.878.280.2
事業法人0.81.519.318.217.918.5
自己株式2.32.32.92.83.5
外国法人0.50.40.70.70.20.6
金融機関8.37.01.54.02.40.4
証券会社8.12.31.11.41.30.3
外国人個人0.00.10.00.00.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01伊藤 清23.97
02株式会社クレディセゾン16.82
03吉橋 正9.55
04笹川 治信9.12
05大西 新吾3.70
06玉山 洋祐1.47
07ブロードマインド従業員持株会1.03
08有限会社福田商事0.84
09上村 浩0.74
10岡本 功治0.73

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 10期分

1株利益は10期で−99%、1株純資産は10期で−97%。直近期のROEは9.9%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2017年3月5,04627,07320.49.9
2018年3月3,66730,24012.813.6
2019年3月8840324.46.7
2020年3月394369.313.5
2021年3月6252312.022.68.1
2022年3月6259111.311.933.7
2023年3月10166316.110.520.2
2024年3月8369912.021.871.0
2025年3月326794.632.6130.4
2026年3月697069.917.0106.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額157百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
伊藤清代表取締役社長611,424,704
吉橋正取締役57567,804
大西新吾取締役60220,004
岡本功治取締役4843,100
福森久美取締役73
髙橋直樹取締役76
榊原光常勤監査役70
座間陽一郎監査役51
浅田登志雄監査役45

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)414314336
社外取締役514143

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,892字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、連結子会社3社(MIRAI株式会社、株式会社イノセント、Money With株式会社)及び関連会社1社(株式会社セゾン保険サービス)の計5社で構成され、その他の関係会社として株式会社クレディセゾンが存在し、各社連携を取りながらフィナンシャルパートナー事業を展開しております。 具体的には、個人のお客様に対しライフプランニングを土台とした資産形成及び資金計画策定支援を行うほか、法人のお客様に対し、財務や事業リスク対策を中心とした企業経営上の課題解決支援を行っております。また個人や法人のお客様共に、具体的なソリューションとして金融商品(生命保険・損害保険・証券・住宅ローン)及び不動産の販売及び仲介を行っております。 なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」をご参照ください。 ① 事業コンセプト 当社グループでは、2022年4月に経営理念を刷新し、パーパス(存在意義)として「金融の力を解き放つ」を、ミッションとして「金融に倫理を、人生に自由を」をそれぞれ掲げ、新たな理念のもと、顧客のライフステージに応じた最適な金融サービスの提供を目指しております。 金融商品の流通の担い手として金融機関や保険代理店等の仲介業者がおりますが、仲介業者においては、商品毎に個別に販売資格に係る登録又は認可を取得し、業態ごとの縦割り構造の中で専門性を持ちながら提供するのが一般的であります。 当社グループでは、金融サービスの本来あるべき姿として、顧客自身のライフプランを描いた上でライフステージに応じたファイナンシャルニーズに最適なソリューションを業横断的に提供することが重要であると考えており、保険代理店業を出自としながら、創業以来金融商品仲介業、貸金業、銀行代理業の各業の登録又は認可を取得してまいりました。 図1.各仲介業者数(2026年3月末時点) 注1 注1.金融庁/銀行代理業者許認可一覧、金融庁/金融商品仲介業者登録一覧、一般社団法人日本損害保険協会/2024年度代理店統計、一般社団法人生命保険協会/2025年版生命保険の動向より当社集計 図2.当社グループのソリューション構成(当社グループでは、各金融機関や仲介業者が個別に提供するサービスをワンストップで提供しております) なお、パーソナルファイナンスに関する包括的な相談に対応できるのは、一定以上の所得水準の顧客を相手とした一部の金融機関に限定されるのが現状であると考えております。例として、メガバンク(ウェルスマネジメント領域)、プライベートバンクでは、資産運用・事業承継・相続対策等のテーマに対し、銀行・信託・証券・保険の各サービスを包括的に利用することができます。 他方で当社グループは、一般の所得層の顧客をメインターゲットとしております。当該顧客層においては、保険・証券・住宅ローンの各専業仲介業者がメインプレイヤーとなっているものの、家計相談・保障・住宅購入・資産形成等の一般の方ならではの相談に対し、包括的に応えることができる専門家が不足していると考えております。 当社グループは、一般の方に寄り添う「フィナンシャルパートナー」として、ライフプランニングを土台に潜在的な顧客ニーズを掘り起こし、顧客の思い描く将来を実現するためのソリューションをワンストップで提供することを目指してまいります。 図3.当社グループのメインターゲット及び競合の整理 ② 事業モデル (1)フィナンシャルパートナー事業 当社グループでは、業務提携を軸とした集客により、20代から40代のファミリー層に需要のある生命保険契約を中心に顧客を獲得し、ライフステージに応じて他商品の販売を展開しております。事業モデルの詳細は次のとおりであります。 a.見込み客の獲得 当社グループでは、主にオンライン及び訪問(コンサルタントがお客様の指定する場所に訪問)でのサービス提供を軸に事業を展開しております。 伝統的な訪問型モデルでは、見込み客の獲得は営業社員の力量に委ねざるを得ないほか、企業の認知向上を目的とした多量の広告投資を必要とするため、金融サービス業全体に共通する課題として、見込み客獲得の安定性及び継続性が挙げられます。特に生命保険商品については、予定利率の改定や税務の取扱いの変更等、商品性に大きく影響を及ぼす事項が不定期に発生するほか、景気変動等を背景とした顧客ニーズの変化を受けやすく、獲得が安定しない一因となっております。 当社グループでは、他事業会社等との業務提携により見込み客を獲得する体制を構築しております。業務提携の形態として、テレマーケティング(保険募集代理店資格を持つ提携先との共同募集(注)、及び見込み客リストを購入し当社架電によりアポイント化する手法に大別されます)のほか、マネーセミナーによる集客も行っております。 また、当社サービスサイト及び当社運営メディアからの直接申込みによる獲得や、既存顧客からの紹介を受ける等、当社グループ単独で見込み客を獲得する場合もあります。 いずれの手法についても、特定の商品に偏らず、広く『マネー相談』として当社グループのサービスを訴求することで見込み客を獲得しております。 (注) 複数の保険募集代理店が保険募集を共同して行う形態を指します。 b.コンサルティング 当社グループでは、ライフプランニングを土台に顧客への商品提案を行っております。当社グループの主要顧客(20代から40代のファミリー層)の特性上、保険加入を初めて検討する顧客も多く(2026年3月期における生命保険契約に係る代理店手数料は、グループ売上高の71.6%を占めております)、多くは生命保険契約を契機に当社グループとの間で顧客関係が開始されます(顧客のライフステージに応じ、住宅ローンや金融商品仲介に係る商品、及び不動産仲介契約もあります)。 c.アフターフォロー 継続的な顧客関係の中で、資産形成及び運用ニーズ、住宅ローンの新規申し込み及び借り換えニーズ、不動産売買等のニーズを取り込み、顧客のライフステージに応じてクロスセル及びアップセルを実施しております。 当社グループの収益モデルとして、金融機関との間で代理店業務委託契約を締結し、商品の販売に応じて提携金融機関から手数料が支払われます(このほか、不動産仲介事業においては顧客から得る仲介手数料が収益として計上されます)。当社グループの売上構成上最も多くを占める生命保険契約に係る代理店手数料収入は、フロー収益に相当する「初年度手数料」とストック収益に相当する「継続手数料」に大別されますが、営業組織の拡大とアポイントあたりの生産性(成約率×顧客単価(1世帯あたりの初年度手数料単価))の向上による初年度手数料の増収と、コンサルティングの品質の向上によって実現する継続手数料の積み上げにより、成長投資を加速させるための収益基盤を構築することができます。 (2)不動産販売事業 新築一棟RCマンション企画・開発・販売、不動産コンサルティングを行っております。販売用不動産については顧客への売却金額が収益として計上されます。 ③ 事業の特徴 a.業務提携による継続・安定的な見込み客の獲得 当社グループでは、国内大手クレジットカード会社や国内大手信販会社、大手フィンテック企業等に代表される事業会社との業務提携を強化し、見込み客を安定的かつ継続的に確保する仕組みを作り上げてまいりました。同時に、自社コールセンターを完備することにより、提携先が求める業務提携モデルに柔軟に対応しながら提携先を拡大してまいりました。見込み客提供実績のある提携先は2026年3月期で30社以上にのぼりますが、これにより当社グループ全体の売上高及び営業利益の安定的な成長にも繋がり、事業拡大に向けた中長期的な投資活動も推進することができます。 b.ファイナンシャルプランナーとしてのプロフェッショナルを育成する教育カリキュラム 当社グループでは、ファイナンシャルプランナーとしての提供価値向上を目的に、商品知識の他にライフプランニング、社会保険制度や税制度等に至る広範な知識を体系的に習得する教育プログラムを独自に開発しております。 当社グループでは、主に新卒学生を対象に採用活動を進めており、2026年3月末現在で当社営業部門に所属するコンサルタントの約半数(主力であるオンライン・訪問営業組織においては8割以上)が新卒採用者となります。新卒学生は当社グループの事業や提供価値に共感して入社する者も多く、新卒採用は知識やスキルの習得だけでなく、理念教育の面においても高い育成効果が期待できるメリットがあります。 当該プログラムの実践及び実務経験の中で醸成するコンプライアンスマインドや顧客に寄り添う姿勢を通して、ファイナンシャルプランナーとしての成果創出の早期化を実現し、業績拡大と健全な組織拡大を両立させる体制を構築しております。 なお、教育内容についてはデジタルコンテンツ化を進めており、社内での活用を通じて教育の効率化を図るほか、金融機関や他金融サービス事業者への提供にも注力しております。 [事業系統図] 以上、述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題5,359字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループでは、パーパス(存在意義)として「金融の力を解き放つ」を、ミッション(使命)として、「金融に倫理を、人生に自由を」を掲げております。金融商品の流通を担うプレイヤーとして、お客様に最適な金融商品を提供するだけでなく、お客様の想い=ライフプランを実現するための一連のコンサルティングプロセスの品質及びお客様の金融リテラシー向上に資する様々な金融知識並びに情報提供が価値提供の源泉であると考えております。 当社グループでは、自らを「フィナンシャルパートナー」と位置づけ、一つの業態にとらわれずに金融サービスを開発し、真にお客様にとって最適なサービスを提供してまいります。 (2) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループでは、企業価値向上のため、売上高及び営業利益の継続的な成長を目指してまいります。 指標設定の理由は以下のとおりです。 a.売上高 当社グループでは、個人顧客を中心とした顧客数の拡大によって事業の成長を図ってまいります。顧客数の拡大は経営成績上では売上高に反映されるため、売上高を重要な経営指標として設定しております。 b.営業利益 当社グループでは各事業の収益性を注意深く追っていく必要があると考えております。従って、段階利益の中で営業利益を重視し、経営指標として設定しております。 c.営業利益率 売上高の成長に伴う形で営業利益の継続的かつ安定的な成長を目指しており、売上高営業利益率を重要な経営指標として設定しております。 d.自己資本利益率 当社グループでは、株主にとっての投資価値の観点から、利益の成長を通じた中長期的な企業価値の向上と資本効率向上の両立を目指しており、自己資本利益率を重要な経営指標として設定しております。 (3) 経営環境及び中長期的な経営戦略 ① 経営環境 a.金融行政の動向と当社サービスへの期待 我が国では少子高齢化の進展に伴い、「人生100年時代」と呼ばれる高齢化社会を迎えようとしており、パーソナルファイナンスの領域においては、資産形成に向けた自助の必要性が高まっております。特に2024年1月より新NISA制度が開始されたことを契機として、広く消費者の中で資産形成に対する興味関心が高まっております。 このような環境の下、金融サービス事業者が採択すべき原則として「顧客本位の業務運営に関する原則」がありますが、2020年9月に公表された改訂案では、顧客に相応しいサービスの提供(原則6)として、顧客のライフプラン等を踏まえた業横断的な商品の提案及び商品提供後のフォローアップの実施について追加されました。このように、金融サービス事業者が果たすべき役割も拡大していくことが予想される中で、当社が提供する「ライフプランニングを土台としたワンストップサービス」は今後益々求められていくものと考えております。 他方で、2021年11月の金融サービス仲介業の創設により、単一の認可で保険・証券・銀行代理業に係る商品の取扱いが可能となりました。顧客は単独の仲介業者から業横断的にワンストップサービスを受けられるようになるため、金融サービスの利用にあたり顧客の利便性は高まるものと考えております。現在、金融サービス仲介業の登録者数は24社ですが 注1、今後もIT企業やフィンテック企業等の参入が想定され、各社独自のデジタルサービス等と関連付けながらサービス提供することが考えられます。金融サービス仲介業の創設により業界全体で健全な競争が促されるものと想定されますが、顧客の中でワンストップサービスに対する理解が浸透し、当社グループの事業コンセプトの認知も高まる可能性があるものと考えております。 b.個別市場の状況と当社グループの成長可能性 当社グループで取り扱う保険・証券・住宅ローン等の個別市場を俯瞰すると、例えば保険業界においては個人保険の保有契約年換算保険料が28兆円以上と依然として巨大な市場であり注2、その中でも保険代理店からの加入率は10年前と比較し、2倍以上となっております注3。また、金融商品仲介業においては、金融機関から独立したIFA注4の登録人数は増加の一途を辿っており注5、顧客が資産形成・運用を検討する際のアドバイザーとして、IFAの存在感は高まり続けております。 このように、保険代理店やIFAといった成長チャネルの中で当社事業は展開しておりますが、これら個別市場の成長性を取り込むことができるのは、ワンストップサービスを手掛ける当社ならではの成長可能性であると考えております。 なお、当社グループのメインターゲットとなるのは世帯年収が300万円以上2,000万円未満(世帯所得では約200万円以上1,200万円未満)の世帯(一般的な勤労者世帯)であり、我が国の全世帯の中で70%以上(推定約4,200万世帯)注6にのぼると推測されます。当世帯層の顧客の多くは金融商品に対するニーズが潜在化しているものと考えられます。これにより当社グループのサービスの提供余地は多く残されており、当社グループの事業は高い成長性を有していると考えております。 注1.金融庁/金融サービス仲介業者登録一覧(2026年4月1日現在) 注2.生命保険協会/2025年度版「生命保険の動向」より 注3.生命保険文化センター/平成24年度「生命保険に関する全国調査」及び令和6年度「生命保険に関する全国実態調査」より 注4.“Independent Financial Advisor”の略称で、独立系ファイナンシャルアドバイザーと呼ばれる資産運用の専門家を指します。 注5.日本証券業協会資料/金融商品仲介業者の登録外務員数より 注6.厚生労働省/国民生活基礎調査(2023年)所得の分布状況 及び総務省/住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数(日本人住民及び複数国籍/令和6年1月1日現在)より世帯年収ベースとして当社推計 ② 中長期的な経営戦略 これらの環境を背景に、当社グループでは「ライフイベントに最適な金融ソリューションを提供する」という事業コンセプトに沿って、より付加価値の高いサービスの提供を目指してまいります。具体的には次のとおりです。 a.健全な組織拡大及びアポイント収益性の向上によるフィナンシャルパートナー事業の基盤強化 近年では円安を契機とした物価高が進む中で家計の不透明性が増す一方で、資産形成に対する関心の高まりも受けながら、新規相談受付件数は堅調に推移しております。ライフプランニングの実施のほか、家計の見直しや保障・投資といった分野での金融サービスに対するニーズは依然として高く、コンサルタントの純増により相談受付体制を強化することで、より多くのニーズに応えることができるものと考えております。当社グループでは今後もコンサルタントを中心とした人材の採用及び育成に積極的に投資し、今後も増加が予想されるご相談に対応してまいります。 同時にBtoB新規マーケット開拓によるセミナー等の開催及び広報活動の強化を通じ、より収益性の高い当社グループ単独での見込み客獲得量を増加させることにより、アポイントの収益性向上も図ってまいります。 これら双方の取組みによりフィナンシャルパートナー事業の収益基盤の強化を図ってまいります。 b.再販機会創出による顧客のライフタイム・バリュー(LTV)の向上 <サービスアクセス環境の整備> 当社グループの主要顧客層は20代から40代のファミリー層でありますが、当該世代はITに親しく、日常的な消費行動の多くがスマートフォン等の情報端末を通じて行われており、金融サービス領域においても同様の行動が今後増加すると考えられます。 当社グループでは、当社で開発したライフプランニングに関するWebサービス「マネパス」に代表されるデジタルプロダクトを活用し、顧客接点を形成することでサービスに常時アクセスできる環境を整備し、顧客の任意のタイミングで最適なソリューションを提供する体制を整えてまいります。 <顧客データの活用によるアフターフォロー体制の強化> 2026年3月期末における保有顧客数は88,069世帯となり、今後も顧客データは増加し続けることが見込まれます。当社グループでは自社でコールセンター機能を有しておりますが、保有顧客の契約データやライフプランデータを活用し、新商品情報の提供等も含めたアフターフォロー機能を強化してまいります。 <多様な金融ニーズに対応するための提案力の強化> 当社グループの主要顧客層の多くは、ライフステージの特性上、保障性商品を中心とした生命保険の契約により顧客関係が開始されます。他方、既存顧客が年齢を重ねることで今後50代以上のリタイアメント準備層及びリタイアメント層の増加が見込まれることから、全ての年代の金融ニーズに対応することが必要となると考えております。 当社グループでは、リタイアメント準備層及びリタイアメント層で高まると予想される資産運用及び資産保全ニーズ及びセカンドライフ以降で希望するライフスタイルの実現に適したソリューションや、終活関連ソリューションの提案力を高めてまいります。 他方で一定水準以上の収入や資産を保有する顧客においては、一般的なファミリー層とは異なる金融ニーズが存在します。相続や事業承継等が代表的なテーマとなりますが、当該テーマ等に付随する一連の課題に対し、当社グループのソリューションを統合することによるコンサルティングを強化するほか、当該顧客層との接点形成も同時に強化してまいります。 c.当社グループの強み・資産を活かした新領域へのチャレンジ 当社グループでは、ワンストップサービスの提供を通じて保険・証券・住宅ローン・不動産といった金融商品に関する幅広い知見を有しているほか、税や社会保障制度、金融経済知識等の付随する知識・情報を顧客に提供してまいりました。加えて顧客に対する深い洞察や、これらを統合・体系化した上で「コンサルタント教育」に応用する知見も同時に有しております。 今後、このような当社グループの強みや「マネパス」に代表されるデジタルプロダクトを統合し、「金融リテラシーの向上」、「金融サービス事業者向けの課題解決」といったテーマを中心にBtoC・BtoBtoE・BtoB向け等の各方面に対するサービス開発にも注力し、長期的な成長ドライバーとして、収益モデルの確立を図ってまいります。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ① 優秀な人材の確保及び育成 営業部門組織の質・量の拡大を目的に優秀な人材の確保及び育成が継続的な課題であると認識しており、採用市場の変化を捉えながら採用チャネル・採用手法の多様化を進めることで候補者との接点拡大を図るほか、当社グループ事業の独自性や職場についての魅力を訴求することで採用効率の向上及び定着を図ってまいります。 また、教育部門の体制を拡充し、稼働後の生産性の高位平準化を目的にコンサルタントの人材育成に取り組んでまいります。 ② サービスのデジタル化に向けての体制構築 マーケティングやコンサルティング、アフターフォローといった価値提供プロセスのデジタル化が中長期的な戦略の実行を加速させるための重要課題であり、ITやテクノロジーに対し深い知見を有する社外リソース等も柔軟に活用しながら、サービス開発体制の構築を図ってまいります。 ③ AIを活用した業務効率化と営業プロセスの変革 生成AIに代表されるテクノロジーの目覚ましい発展を背景に、多くの企業で業務効率化及び顧客サービスの向上に向けた取り組みが加速しております。業態に関わらず、企業活動におけるAIの導入は企業が成長する上で今後必須になるものと予想しており、当社グループが属する業界においても例外ではないものと認識しております。 当社グループにおいても営業及び事務プロセスの両面で生産性を最大化することを目的に、活用余地を適切に見極めながらAIの導入を推進し、事業全体の利益率向上を図ってまいります。 ④ 当社グループのサービスの認知度向上 当社グループでは1人でも多くのお客様と接点を持つことが継続的な課題であり、消費者及び提携先等からの認知度を高める必要があると考えております。当社グループの提供価値は、パーソナルファイナンスの領域において、今後もわが国ではより一層求められるものだと考えております。そこで、当社グループの提供価値を、広く適切に伝える必要があると考えております。具体的な対応策として、BtoB新規マーケット開拓によるセミナー等の開催のほか、広報活動を強化してまいります。
事業等のリスク7,769字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中にある将来に関する事項は、本書提出日時点において当社グループが判断したものであります。 (1) 生命保険会社との関係について 当社グループでは保険代理店業が業績の大部分を占めており、直近2期間(2025年3月期及び2026年3月期)について、生命保険契約に係る代理店手数料は当社グループの売上高のそれぞれ62.3%、71.6%を占めております。なお、その中でも特にメットライフ生命保険株式会社については当社グループ売上高に占める割合が2025年3月期で28.1%、2026年3月期で34.7%となっております。 今後、生命保険以外の商品の提案力強化等により多角化を図ってまいりますが、メットライフ生命保険株式会社を始めとした保険会社の営業政策の変更や財政悪化等の理由により、代理店手数料体系又は手数料率が変更された場合や万が一保険会社が破綻した場合のほか、生命保険会社が代理店手数料規程等で定める業績及び品質基準に到達せず、手数料率が変更された場合等により代理店手数料収入が低減する可能性があります。また、何らかの事由により保険会社の風評が悪化した場合等において当社グループが媒介した保険契約が解約される等の可能性があり、いずれにつきましても当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (2) 競合について 当社グループは金融機関からは独立した金融サービス企業であり、保険・証券・住宅ローン・不動産の流通の一翼を担っております。同様の金融サービス企業として、来店型ショップに代表される乗合保険代理店、IFA法人、住宅ローン販売会社等が挙げられ、これらの企業を競合として認識しておりますが、当社グループでは顧客に対するライフプランニングの実施を価値提供の源泉としており、顧客のライフプラン上の課題やライフイベントに応じて業態の垣根を越えてワンストップで提供することで他社との差別化を図っております。 しかしながら、当社グループのサービス品質の低下や、競合が当社グループのサービスの方向性に追従することで差別化が図れなくなった場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 そのほか、2021年11月に創設された金融サービス仲介業について、2026年3月末時点での登録事業者数は24社ですが、参画する企業の増加等により、消費者が金融サービスを受けるにあたり金融商品そのもの、金融商品の比較・選択の方法、金融機関とのコミュニケーションのあり方等が抜本的に変化する可能性があります。これらを背景に将来、消費者の金融意識や行動が変容し、新たにフィンテック企業等が競合となる可能性があり、当社グループを含む既存の金融サービス業者の価値が相対的に低下した場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (3) 市場について 我が国の経済情勢の見通しについては依然として不透明感が強く、特に少子高齢化の進展に伴う年金財政に対する不安が、一般消費者の間で広まっております。これらを背景に消費者の間でパーソナルファイナンスの重要性が浸透しつつあり、他方で様々な選択肢の中から自ら金融商品を比較した上で、選択するといった金融行動の変容も起こっております。 消費者の意識及び行動変容を受け、金融機関から独立した乗合保険代理店やIFA法人等の金融サービス業者の存在感が高まりつつあり(なお、当社グループは左記業態も包含した金融サービス業者であります)、今後も金融商品の流通チャネルとして、乗合保険代理店やIFA市場は安定的かつ継続的に成長するものと認識しております。 しかしながら、我が国の今後の経済情勢や消費者の金融に関する意識及び行動の変容は、新しい金融サービスの登場があった場合に、市場の成長が鈍化する可能性も否定できず、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (4) 自然災害等の予期せぬ要因が与える影響について 当社グループでは、クレジットカード会社・流通小売会社・通信会社等に代表される大手企業とのアライアンスを強化し、見込み客を安定的かつ継続的に確保する仕組みを作り上げてまいりましたが、自然災害や人為災害、テロ、戦争等の予期せぬ事態が発生した場合等、提携企業又は当社グループの判断により、コンサルティングの機会が低減する可能性があります。 不測の事態に備え提携企業を拡充することでリスクの低減を図っておりますが、事態の規模等の状況によっては当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (5) 法的規制及び業界内の自主規制について 当社グループの事業運営にあたっては、下表に示す主な事業ごとに登録又は許認可が必要となります。 許認可等の名称   有効期限   法令違反の要件及び主な許認可取消事由 生命保険の募集人資格   有効期限の定めはありません(募集人として代理店等に所属する間有効)   <法令違反の要件>・ 保険業法第三百条・ 保険業法第三百七条保険事業は個人に対する資格のため、企業に対する直接の罰則はありません。ただし法令違反の程度によっては、保険会社の判断により委託契約を解除される可能性はあります。 損害保険の募集人資格   募集人資格認定日から5年6か月後の応答日の属する末日   <法令違反の要件>・ 保険業法第三百条・ 保険業法第三百七条保険事業は個人に対する資格のため、企業に対する直接の罰則はありません。ただし法令違反の程度によっては、保険会社の判断により委託契約を解除される可能性はあります。 証券外務員資格   外務員登録後5年   <法令違反の要件>金融商品取引法第六十四条の五 宅地建物取引士   宅地建物取引士証交付後5年   <法令違反の要件>宅地建物取引業法第十七条の十四 貸金業務取扱主任者   主任者登録日から3年   <法令違反の要件>貸金業法第二十四条の二十七第一項各号(第七号を除く)のいずれか 金融商品仲介業者登録   なし   一 金融商品取引法第二十九条の四各号に該当することとなったとき。二 不正の手段により第六十六条の登録を受けたとき。三 金融商品仲介業に関し法令又は法令に基づいてする行政官庁の処分に違反したとき。 銀行代理業許可   なし   一 銀行法第五十二条の三十八第一項各号に掲げる基準に適合しなくなったとき。二 不正の手段により銀行法第五十二条の三十六第一項の許可を受けたことが判明したとき。三 銀行法第五十二条の三十六第一項の許可に付した条件に違反したとき。四 法令又は法令に基づく内閣総理大臣の処分に違反したとき。五 公益を害する行為をしたとき。 電気通信事業者登録   なし   電気通信事業法第十四条一 当該第九条の登録を受けた者がこの法律又はこの法律に基づく命令若しくは処分に違反した場合において、公共の利益を阻害すると認めるとき。二 不正の手段により第九条の登録、第十二条の二第一項の登録の更新又は前条第一項の変更登録を受けたとき。三 第十二条第一項第一号から第四号まで(第二号にあっては、この法律に相当する外国の法令の規定に係る部分に限る。)のいずれかに該当するに至ったとき。 当社グループでは、事業に関連する法律のほか、監督官庁の指針及び業界内のガイドラインを遵守すべく、コンプライアンス部門や内部監査部門が主体となって各業務をモニタリングし、PDCAサイクルを回すことによる体制づくりに努めております。これまで当社グループの事業継続に支障を来す等の事案は発生しておりませんが、今後も社内でのコンプライアンス体制強化のため、従業員一人一人のコンプライアンス意識の醸成に向けた不断の取組みを行ってまいります。 しかし、万が一これら遵守すべき法律等に抵触した場合、若しくは抵触したとの疑いが持たれた場合、顧客からの訴訟に発展する可能性があるほか、所属金融機関や当局からの指導により業務改善や業務の一部停止等の要請を受ける可能性があり、新規募集等が停滞することで当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (6) 個人情報保護について 当社グループでは、サービス提供の過程で多量の個人情報を取得、保有しております。個人情報の保護については、2022年4月1日に施行された「改正個人情報保護法」で規定される事項を遵守するだけでなく、一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)が認証する「プライバシーマーク」の認定を通して個人情報の管理・保護に係る体制強化に努めております。 個人情報の管理にあたっては、当社導入のCRMシステムの使用・閲覧権限を各従業員の業務特性を勘案しながら設定する等、不必要に個人情報を閲覧することのないようにシステムを運用しているほか、従業員に貸与している情報機器を万が一紛失してしまった場合にも、自動的にログインを規制する、端末内のデータを時限的に削除する等の措置を外部からの遠隔操作で実施できるよう対策を取っております。 しかしながら、何らかの事由により個人情報の外部漏洩や紛失、それらによる不正利用が発生した場合、顧客及び提携先の信用低下を招来する可能性があるほか、訴訟や損害賠償請求等の対応に係る多額の費用が発生することにより、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (7) 人材の確保及び育成について 当社グループの事業は、コンサルティングセールスを通して良質な金融サービスをより多くの方に届けることが本質であり、価値提供にあたっては人材が大きな役割を果たします。そのため、優秀な人材の確保及び育成が重要であると考えておりますが、採用市場の変化を捉えながら採用手法の多様化を進めることで候補者との接点拡大を図るほか、当社グループ事業の独自性や職場としての魅力を訴求することで採用効率の向上及び定着を図ってまいります。また、コンサルタントの育成については教育部門が主管となり、習得すべき知識・ノウハウを体系化しており、引き続き育成機会の多様化・均等化を図ってまいります。 しかしながら、上記取組みの実施に関わらず何らかの事由により人材の採用並びに育成が計画通り進まない、あるいは定着が図れない場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (8) システム障害について 当社グループの事業はシステム管理の下で行われておりますが、顧客情報を一元管理するCRMシステムは、金融情報システムセンター(FISC)が作成した「金融機関等コンピュータシステムの安全対策基準・解説書」で規定されている安全対策基準に対応しており、高度なセキュリティ環境下で顧客情報等を管理しています。また、当社が企画開発したライフプランニングに関するWebサービス「マネパス」に代表されるデジタルプロダクトについては、ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム/JIS Q 27001:2023(ISO/IEC 27001:2022)の基準に沿う形で、運用にあたってのセキュリティ水準を確保しております。 これらの当システムはインターネット環境に大きく依存しておりますが、自然災害や人為災害、又は外部からの不正アクセスによるネットワーク障害、その他標的型メールやマルウェアによるウイルス感染等のサイバー攻撃が発生した場合を想定し、定期的にデータのバックアップを行っており、システム障害による影響を極力減らすよう対策を取っております。また、ファイルサーバ等を含む社内システムにつきましても、BCP対策の一環としてクラウド化を推進しており、災害発生時等のシステムダウンリスクの低減を図っております。 しかしながら、システム障害が発生し、その影響が長期間に亘った場合等においては、業務の円滑性が失われるほか、デジタルプロダクトの外部提供先からの信用が損なわれる等により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (9) 税制改正が当社グループに与える影響について 保険商品について今後保険料の計上に係る税務上の取扱いが変わった場合、保険に対する顧客ニーズの変化を招き保険商品の新規募集の減少となる可能性があります。その他当社グループが提供する商品に関連する税制改正が行われた場合、顧客ニーズの変化や商品の優劣変動等が生じる可能性がありますが、税制について常に動向を確認しながら、顧客ニーズに最も適したソリューションの提供に努めてまいります。 (10) 不動産販売事業について 当社グループが提供する不動産については、不動産販売事業を専門とする子会社を通じて提供しております。子会社では資産形成・運用等に対するソリューションの一環として不動産の開発、販売を主たる業務としております。不動産開発販売においては、一定以上の資産をお持ちの当社顧客の中で、過去に生命保険や不動産等の追販を通じて長く顧客関係を維持している方を基本に提案しているほか、当社顧客以外についても提携している税理士及び不動産関連企業とのアライアンスを強化しており、販路を確保している状態にあります。そのような中で、開発済み物件、開発中物件ともに出口価格の引き下げによる早期売却を回避し当初計画した利益水準を確保するという販売方針としております。また、売却までは賃料収入を得ることで資産の収益性は維持しております。 しかしながら、市況変化や顧客ニーズの変化等により物件の仕入れや販売量の減少が生じる可能性があるほか、販売価格の下落やキャンセル等により売却収入が得られない場合、棚卸資産の評価損の発生により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (11) 固定資産の減損損失リスクについて 当社グループは有形固定資産及び無形固定資産を保有しておりますが、これらの資産については減損会計を適用しております。有形固定資産について、時価の下落等により当該資産から得られる割引前将来キャッシュ・フローが投資額を下回る場合には、当該資産の回収可能性を慎重に検証し、必要に応じて適切に減損処理を行っております。 他方で当社グループは事業上の関係構築等を目的とした出資による投資有価証券を保有しておりますが、投資有価証券の評価は発行会社の財政状態や経営成績等の個別の事情又は株式市場等の動向に依存いたします。当社グループが保有する投資有価証券について、発行体の信用力悪化、又は取得当初の事業計画の達成蓋然性が低下した等を受け、実質的価値が低下あるいは時価が低下した場合、投資有価証券評価損を計上いたします。 今後、当社グループ事業の成長を加速させるために様々な領域で投資を実行する可能性がありますが、固定資産が増加する一方で将来の環境変化等により投資の回収が見込めない場合、減損損失額が増大することにより当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 以上のリスクへの対応策として、当該会社の純資産、投資時からの事業計画の進捗、将来見込み等を継続的に精査し、リスクを軽減する施策を講じております。 (12) 企業買収や資本提携等について 当社グループでは新規事業やサービスの拡大のため、企業買収や資本提携等をその有効な手段のひとつとして位置付けており、必要に応じて実施する方針であります。今後、企業買収や資本提携等を検討する際には、候補企業の事業内容及び財務内容、法務等について、詳細なデュー・デリジェンスを行うことで各種リスクの低減を図ると同時に投資効果を慎重に判断してまいります。 しかしながら、調査の段階では想定されなかった事象の発生や環境変化等により期待された成果が得られない場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (13) 訴訟リスクについて 当社グループの事業特性上、当社グループに帰属するクレームや損害賠償等の訴訟が発生する場合、コンサルティングセールスの過程におけるものが多数でありますが、募集の実態についてはコンプライアンス室によるモニタリング及び内部監査によって把握し、その結果、特に十分な理解を要すると判断された事項についてはコンプライアンス研修等で注意喚起を促しております。また、顧客から寄せられた不満や意見要望等を「お客様の声」として収集しており、コンプライアンス部門による集約後、コンプライアンス委員会や執行責任者会議等での事例共有を経てコンプライアンス研修等で注意喚起を促しております。 個別に顧客からクレームを寄せられた、あるいは損害賠償等の訴訟を提起された場合、当社グループの財政状態及び経営成績に対する影響は軽微であると認識しておりますが、多数の顧客に対する補償が必要となり金額が多額に上った場合、また、クレーム及び訴訟等に起因して提携先又は所属金融機関等から何らかの処分が下された場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (14) 風評リスクについて 当社グループの業態は、顧客や提携先、所属金融機関等からの信用に大きく影響を受けます。そのため、必ずしも正確な情報に基づいたものでないものや事実と異なる評判等がソーシャルネットワーキングサービス(SNS)やインターネットへの書き込み、マスコミ報道等により流布された場合、社会的信用が毀損する可能性がありますが、社内ガイドラインを策定の上で社内教育を強化するほか、当社グループの評判に悪影響を及ぼす事案が発生した場合は、対象事案に迅速に対応すると同時に、必要に応じて適切な情報や企業姿勢等を公表することで、当社グループの信用維持に努めてまいります。 しかしながら、上記取組みの実施に関わらず、流布された内容や程度によっては当社グループ事業の拡大及び継続性に対し直接的あるいは間接的に損失を与え、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (15) 新株予約権について 当社グループでは、取締役及び従業員に対し、長期的な企業価値向上に向けたインセンティブとして新株予約権を付与しております。当連結会計年度末現在で本制度に係る潜在株式数は183,800株であり、発行済株式総数の3.1%となっております。今後も役職員の士気向上あるいは優秀な人材の確保のため本制度を継続することが考えられますが、これら新株予約権が権利行使された場合、既存株主の株主価値が希薄化される可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,206字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は3,923,587千円となり、前連結会計年度末に比べ332,229千円増加いたしました。これは主に販売用の不動産仕入等が進行したことにより、現金及び預金が694,804千円減少したものの、販売用不動産が501,561千円増加、仕掛販売用不動産が569,959千円増加したことによるものであります。固定資産は1,432,406千円となり、前連結会計年度末に比べ94,673千円減少いたしました。これは主に投資有価証券の取得等により投資その他の資産が252,097千円増加したものの、事業譲渡等により有形固定資産が97,561千円減少、無形固定資産が249,209千円減少したことによるものであります。 この結果、総資産は5,355,993千円となり、前連結会計年度末に比べ237,556千円増加いたしました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は1,211,279千円となり、前連結会計年度末に比べ115,393千円増加いたしました。これは主に未払金が96,786千円増加、1年内返済予定の長期借入金が18,608千円増加したこと等によるものであります。固定負債は98,666千円となり、前連結会計年度末に比べ36,220千円減少いたしました。これは主に事業譲渡等により資産除去債務が35,484千円減少したことによるものであります。 この結果、負債合計は1,309,945千円となり、前連結会計年度末に比べ79,173千円増加いたしました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は4,046,048千円となり、前連結会計年度末に比べ158,383千円増加いたしました。これは主に剰余金の配当により利益剰余金が240,305千円減少したものの、親会社株主に帰属する当期純利益の計上により利益剰余金が394,344千円増加したこと等によるものであります。 この結果、自己資本比率は75.6%(前連結会計年度末は75.9%)となりました。 (経営成績) 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善、日経平均株価が過去最高値を更新して株式市場が活況を呈したこと等を背景に、景気は緩やかな持ち直しの動きが見られる一方で、継続する物価上昇や人手不足、さらには中東情勢や米国の関税政策をはじめとする不安定な国際情勢の影響による懸念等もあり、景気の先行きは依然として不透明な状況にあり、生活者の中では足元の家計及び将来設計に対する不安感も益々醸成されつつあります。 経済環境や家計の「変化」をきっかけに多くのご相談をお寄せいただいたことに加え、資産形成に関する興味関心の高さ、及びマクロ経済環境の両面から資産形成に資する保険商品や投資商品については良好な販売環境にありました。 このような環境の下、事業の選択と集中を進め、「フィナンシャルパートナー事業」においては、引き続き新卒採用と育成に注力し、主力のオンライン営業組織の強化とともに、AIエージェントシステムの開発による生産性向上と業務効率化を進めております。「不動産販売事業」においては、建築資材価格や人件費の高騰が進む中で、当初計画した利益水準を確保するための経営資源の最適化及び資産価値の最大化を優先し、開発を進めております。 以上を踏まえ、当連結会計年度における経営成績は、売上高5,289,122千円(前年同期比11.3%減)、営業利益623,948千円(同35.3%増)、経常利益638,992千円(同28.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益394,344千円(同120.7%増)となりました。 報告セグメント別の概況につきましては、以下のとおりです。 なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しております。前期比較につきましては、前期の数値を変更後のセグメント区分に組替えた数値で比較しております。詳細は、「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等  注記事項 (セグメント情報等)」をご参照ください。 ・フィナンシャルパートナー事業 フィナンシャルパートナー事業では、コンサルティング組織の拡大を見据え、2025年4月に採用した30名以上の新卒学生もコンサルタントとして活動を開始したことで相談受付件数の強化が図られており、前年度に続き当連結会計年度における新規相談件数は過去最高となりました。そこからの資産形成商品の販売が好調だったことによる生命保険及び金融商品仲介領域を中心に主力の手数料収入が伸展しました。その一方で、事業の選択と集中にてマネプロショップ事業の売却を行いました。 さらに、従業員の生産性向上と業務効率化を目的としたAIエージェントシステムの開発等を引き続き進めております。 この結果、当連結会計年度の売上高は、4,810,610千円(前年同期比1.2%増)となり、セグメント利益は600,711千円(同37.9%増)となりました。 ・不動産販売事業 不動産販売事業では、建築資材価格や人件費の高騰が進む中で、当初計画した利益水準を確保するために、出口価格の引き下げによる早期売却を回避し、不動産開発・販売の一部案件を翌期に繰り越しいたしました。 この結果、当連結会計年度の売上高は、478,512千円(前年同期比60.4%減)となり、セグメント利益は23,236千円(同46.9%減)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ694,804千円減少し、当連結会計年度末には1,288,369千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、使用した資金は468,705千円(前年同期は311,098千円の獲得)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益609,405千円等があった一方、棚卸資産の増加額1,071,521千円、法人税等の支払額159,216千円等があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、得られた資金は22,476千円(前年同期は138,074千円の使用)となりました。これは主に投資有価証券の取得による支出200,010千円、無形固定資産の取得による支出55,190千円等があった一方、事業譲渡による収入316,244千円等があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、使用した資金は248,574千円(前年同期は175,349千円の使用)となりました。これは主に配当金の支払額240,293千円等があったことによるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループで行う事業は、提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 b.受注実績 当社グループで行う事業は、提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   前年同期比(%) フィナンシャルパートナー事業(千円)   4,810,610   101.2 不動産販売事業(千円)   478,512   39.6 合計(千円)   5,289,122   88.7 (注) 最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) メットライフ生命保険株式会社   1,673,784   28.1   1,837,314   34.7 マニュライフ生命保険株式会社   -   -   894,984   16.9 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。 ② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容については、「(1) 経営成績等の状況の概要」に含めて記載しております。 ③ 資本の財源及び資金の流動性 当社グループにおける主な資金需要としては、人件費等の営業費用、不動産販売事業における不動産仕入等であります。これらの資金需要につきましては、自己資金を基本としつつ、必要に応じて最適な方法による資金調達にて対応する方針であります。 資金の流動性については、営業活動によるキャッシュ・フローを源泉に流動性の確保を図っておりますが、より柔軟かつ安定的な流動性の確保を目的として、取引金融機関と総額500,000千円の当座貸越契約を締結しております。 ④ 経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については、「3 事業等のリスク」に記載しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

IR資料の開示履歴 (TDnet)

TDnetのPDFは掲載後約1ヶ月で削除されるため、古い開示はタイトルのみの記録です。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。