概要
SBIインシュアランスグループは、SBIホールディングス傘下の保険持株会社である。連結子会社9社を通じて損害保険・生命保険・少額短期保険の3事業を展開し、インターネット販売を中心としたローコストオペレーションが特徴。2026年3月期の経常収益は1,404億円、純利益は29億円、連結従業員数は1,030名。東京都港区に本社を置き、2018年9月に東証マザーズに上場した。
損害・生命・少短の3事業を柱とする保険持株会社
当社グループは、持株会社である当社の下に、損害保険事業(SBI損害保険)、生命保険事業(SBI生命保険)、少額短期保険事業(6社とその持株会社)の3セグメントを置く。損害保険では自動車保険・がん保険・火災保険を主力とし、生命保険ではネット専用定期保険・就業不能保険・医療保険および団体信用生命保険を提供する。少額短期保険では、ペット保険・賃貸住宅総合保険・地震補償保険など特色ある商品を各社が分担して扱う。2026年3月期のセグメント別経常収益は、損害保険468億円、生命保険577億円、少額短期保険360億円であり、生命保険が全体の約41%を占める最大セグメントである。
親会社SBIグループとの連携で顧客基盤を拡充
当社はSBIホールディングスが59.7%を出資する連結子会社であり、SBIグループの保険事業を統括する中間持株会社として機能する。グループの強みとして、インターネットリテラシーの高い顧客基盤、全国の地域金融機関とのリレーション、先進技術を持つベンチャー企業へのアクセスを活用できる点が挙げられる。グループ内外の企業とのアライアンスを通じて、自動車保険の販売促進や団体信用生命保険の提供など販路を多様化している。また、グループ各社間の相互送客によるクロスセリングも推進しており、2026年3月期の保有契約件数は損害保険で139万7千件(前年比5.5%増)に達した。
ネット販売とテクノロジーで実現する低事業費率
当社グループはインターネットを主販路とし、代理店コストを抑制することで業界屈指の低事業費率を達成している。2026年3月期の損害保険事業における正味事業費率は16.4%で、前年度から1.5ポイント改善した。さらに、AIによる事故受付・カスタマーサポートの自動化、ビッグデータを活用した降雹アラート配信など、テクノロジーを顧客サービスと業務効率化の両面に活用している。生命保険事業でも、ネット申込とデジタル契約手続きにより販売コストを抑制し、低廉な保険料を実現している。このローコスト体質が、増収と収益性向上の原動力となっている。
過去最高益を更新し続ける成長軌道
当社グループの経常収益は2018年3月期の622億円から2026年3月期には1,404億円へと約2.3倍に成長した。同期間の純利益は7億円から29億円へと約4倍の増加であり、経常利益も2026年3月期には132億円(前年比39.0%増)と過去最高を更新している。保有契約件数の堅調な増加に加え、業務効率化による事業費率低減が利益成長を支えている。2026年3月期のコンバインド・レシオは89.7%と改善傾向にあり、アンダーライティング収支も健全な水準を維持している。中期経営計画では引き続きシナジー・テクノロジー・ニッチの3軸で成長を目指している。
業界の中での役割は保険事業の中間持株会社にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01損害保険主力
インターネットや代理店を通じて、自動車保険、がん保険、火災保険などを提供。低廉な保険料を実現し、法人や地域金融機関とのアライアンスも推進。
- 自動車保険
- インターネット販売でコストを抑え、低廉な保険料を実現。
- がん保険
- ネット販売で手頃な保険料のがん保障を提供。
- 火災保険
- ネットで手軽に加入できる火災リスク補償。
02生命保険主力
ネット専用の定期保険、就業不能保険、医療保険を提供。金融機関向けに団体信用生命保険も展開。
- ネット専用定期保険
- インターネットで完結する低価格な定期生命保険。
- 就業不能保険
- 病気やケガで働けなくなった際の所得を補償する保険。
- 医療保険
- 入院・手術など医療費をサポートする保険。
- 団体信用生命保険
- 住宅ローンの返済を保障する団信を金融機関に提供。
03少額短期保険準主力
6社の少額短期保険会社を通じ、ペット保険、賃貸住宅保険、地震補償保険など特色ある商品を提供。
- ペット保険
- ペットの治療費を補償する保険。ネットや代理店で提供。
- 賃貸住宅総合保険
- 賃貸入居者向けの火災・賠償を補償する保険。
- 地震補償保険
- 地震による損害を補償する少額短期保険。
製品と技術
ネット専用自動車保険とがん保険がけん引する損害保険
SBI損害保険は、インターネット販売に特化した自動車保険を主力商品とする。低事業費率を活かした競争力のある保険料が特徴で、新テレビCMや保険比較サイトでの高評価を活用したプロモーションにより、2026年3月末の保有契約件数は前年比5.5%増の139万7千件に達した。また、がん保険や火災保険も提供しており、地域金融機関との提携を通じて対面販路の拡大も進めている。技術面では、生成AIや音声認識を事故受付に活用し、顧客満足度向上と業務効率化を両立している。2026年3月期の元受正味保険料は645億円と前年比11.8%増加した。
ネット定期保険と団体信用生命保険を軸とする生命保険
SBI生命保険は、インターネット専用の定期保険、就業不能保険、医療保険を提供し、低廉な保険料で個人顧客を獲得している。特にネット専用定期保険は申込手続きの簡便さと割安な掛け金で成長を続けている。また、金融機関向けには住宅ローン利用者を被保険者とする団体信用生命保険を提供しており、安定的な収益源となっている。2026年3月期の生命保険事業経常収益は577億円(前年比30.0%増)と全セグメントで最も高い伸びを示し、グループ全体の成長をけん引している。特別勘定を除いた経常収益でも15.7%増と堅調である。
ペット保険や地震補償など6社で多彩な少額短期保険
少額短期保険事業は、6社がそれぞれ特化した商品を提供する。SBIプリズム少額短期保険はブリーダーやペットショップ向けのペット保険、SBIペット少額短期保険はインターネット販売のペット保険を扱う。SBI日本少額短期保険は賃貸住宅総合保険、バイク保険、自転車保険を代理店経由で提供。SBI常口セーフティ少額短期保険は北海道を中心に賃貸住宅総合保険を販売している。SBIリスタ少額短期保険は地震補償保険と結婚式総合補償保険というニッチ商品を展開。SBIいきいき少額短期保険はネット通販で定期保険・医療保険・介護保険を販売する。2026年3月期の同事業の経常収益は360億円、セグメント利益は6.5億円と前年の2.3億円から大幅に改善した。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
保険業のなかでの位置
保険販売特化型、成長続く大手
当社は保険販売代理店を傘下に持つグループ。売上高は2025/3期1185億円から2026/3期1404億円へ増加見込みで、成長が続く。同業のFPパートナーやブロードマインドも同業態だが、当社はSBIグループのネットワークを活かし規模が大きい。ライフネット生命はネット生保、かんぽ生命は郵便局チャネルと異なる。代理店業界は競争激化も、市場拡大が追い風。
強み
- SBIの顧客基盤や金融サービスとの連携。
- 売上高が増加し、2026/3期1404億円。
- 多様な保険商品を扱い顧客ニーズに対応。
- オンライン販売チャネルを強化。
課題
- 代理店業界が成熟し競争が激しい。
- 保険会社からの手数料が引き下げられるリスク。
- 保険販売規制の強化が事業に影響。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
保険業の時価総額近傍。太字がSBIインシュアランスグループ
時価総額で並べると、掲載9社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 8729ソニーフィナンシャルグループ | 1.1兆円 | 20.5倍 |
| 2 | 7181かんぽ生命保険 | 6,315億円 | 11.1倍 |
| 3 | 7157ライフネット生命保険 | 1,146億円 | 14.3倍 |
| 4 | 8715アニコム ホールディングス | 807億円 | 36.1倍 |
| 5 | 7388FPパートナー | 542億円 | 31.3倍 |
| 6 | 7326SBIインシュアランスグループ | 522億円 | 18.1倍 |
| 7 | 7343ブロードマインド | 78億円 | 18.9倍 |
| 8 | 7325アイリックコーポレーション | 61億円 | 14.7倍 |
| 9 | 8798アドバンスクリエイト | 44億円 | — |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 7件
SBIグループ内で保険事業を束ねる持株会社として設立
2016年12月、SBIホールディングスはグループの保険事業を統括するための準備会社として、東京都港区にSBI保険持株準備株式会社を設立した。翌2017年3月には、内閣総理大臣から保険持株会社となる認可を取得し、営業を開始。この時点で当社の傘下には既存のSBI損害保険とSBI生命保険が置かれ、グループの保険事業を一元的に管理する体制が整った。資本金は後に増資され、上場前の段階でグループ内の保険子会社を統括する中間持株会社としての基盤が固められた。
東証マザーズ上場で外部資金調達の道を開く
2018年9月、当社は東京証券取引所マザーズに上場した。上場時の時価総額は公開価格ベースで約1,000億円に達し、SBIグループの保険事業が独立した評価を受ける契機となった。上場により得た資金は、子会社の資本増強や新たな保険商品の開発、IT投資に充てられた。また、上場企業としてのディスクロージャー義務が課されることで、経営の透明性が向上し、後のM&Aによる事業拡大を円滑に進める基盤となった。
少額短期保険事業への参入と3社を子会社化
2019年6月、当社は日本アニマル倶楽部株式会社(現SBIプリズム少額短期保険)の株式を取得し、少額短期保険事業に参入した。同社はペット保険を主力としており、ブリーダーやペットショップ向けの販路を持つ。2020年9月には常口セーフティ少額短期保険(現SBI常口セーフティ少額短期保険)を子会社化し、北海道を拠点とする賃貸住宅総合保険の販売網を獲得。2023年9月には住生活少額短期保険(現SBIペット少額短期保険)を加え、ペット保険と賃貸保険のラインナップを一層強化した。これにより少額短期保険事業は6社体制となり、グループ全体の収益源として成長を続けている。
グロース市場移行と中期経営計画の策定
2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、当社はマザーズからグロース市場に移行した。成長企業向けの市場での上場継続を選択し、引き続き高い成長率を市場にアピールする立場を取った。翌2023年5月には、2024年3月期から2028年3月期までの中期経営計画を策定。基本戦略として「シナジー」「テクノロジー」「ニッチ」を掲げ、グループシナジーの深化、AI・ビッグデータ活用による差別化、ペット保険などニッチ市場の開拓を推進することを明確化した。この計画に沿って、各事業は保有契約件数の増加と事業費率改善を進めている。
年表7件を開く
2010年代
- 2016年12月創業SBIホールディングス株式会社がSBIグループの保険事業を統括する保険持株会社の準備会社としてSBI保険持株準備株式会社(当社)を東京都港区に設立
- 2017年3月内閣総理大臣から、保険会社を子会社とする保険持株会社となることの認可を取得
- 2018年9月上場東京証券取引所マザーズに上場
- 2019年6月M&A日本アニマル倶楽部株式会社(現SBIプリズム少額短期保険株式会社)の株式を取得し、子会社化
2020年代
- 2020年9月M&A常口セーフティ少額短期保険株式会社(現SBI常口セーフティ少額短期保険株式会社)の株式を取得し、子会社化
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズからグロース市場に移行
- 2023年9月M&A住生活少額短期保険株式会社(現SBIペット少額短期保険株式会社)の株式を取得し、子会社化
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は3つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。
- 経常収益2028年3月期まで1,600億円
- 経常利益2028年3月期まで170億円
- 親会社株主に帰属する当期純利益2028年3月期まで40億円
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
グループシナジーの深化
SBIグループの顧客基盤や事業ネットワークを活用した効率的な販路開拓、子会社間のクロスセリング強化、管理業務の集約による効率化、コンプライアンス・リスク情報の共有によるガバナンス強化、外部企業や地域金融機関との提携による顧客接点の拡大を推進する。
- 02
テクノロジー活用による差別化
AIによる業務効率化(保険引受・支払査定など)、AIとビッグデータを組み合わせた顧客属性・ニーズに沿ったマーケティング、SBIグループの知見や投資先ベンチャーの先進技術を活用し、同業他社との差別化と顧客利便性の向上を図る。
- 03
ニッチ戦略による市場開拓と商品開発
独自性のある戦略で潜在需要のある成長市場を開拓し、差別化や優位性を確立するため、革新的な商品・サービスを開発・投入する。非連続的成長を目指し、少額短期保険業者を中心にシナジーを期待できるM&Aも検討する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 9期分
グループ全体で1,030人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は929万円で、8期前と比べて+12.2%。平均年齢は51.0歳、平均勤続年数は5.2年。
単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 |
|---|---|---|---|---|
| 2018年3月 | — | — | — | 752 |
| 2019年3月 | 828 | 43.9 | 1.4 | 840 |
| 2020年3月 | 881 | 46.1 | 2.0 | 1,056 |
| 2021年3月 | 808 | 46.0 | 2.7 | 1,052 |
| 2022年3月 | 800 | 47.5 | 3.1 | 1,018 |
| 2023年3月 | 895 | 47.0 | 4.0 | 945 |
| 2024年3月 | 953 | 47.8 | 4.5 | 913 |
| 2025年3月 | 963 | 48.4 | 5.3 | 955 |
| 2026年3月 | 929 | 51.0 | 5.2 | 1,030 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社10社(国内 10 / 海外 0、うち連結子会社 9) を有報から抽出しています。
- 国内SBIホールディングス株式会社(注)4東京都港区 · その他の関係会社議決権59.7%
- 国内SBI損害保険株式会社(注)3、5東京都港区 · 連結子会社議決権99.2%
- 国内SBI生命保険株式会社(注)3、6東京都港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内SBI少短保険ホールディングス株式会社(注)3東京都港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内SBIいきいき少額短期保険株式会社東京都港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内SBI日本少額短期保険株式会社大阪市北区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内SBIリスタ少額短期保険株式会社東京都港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内SBIプリズム少額短期保険株式会社仙台市青葉区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内SBI常口セーフティ少額短期保険株式会社札幌市中央区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内SBIペット少額短期保険株式会社東京都港区 · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は1,404億円、経常利益は132億円。前期と比べると増収増益で、売上が+18.5%、利益が+38.9%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 1,500億円 | 1,404億円 |
| 純利益 | 36億円 | 29億円 |
| 1株あたり配当 | ¥59 | ¥59 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、経常収益は421億円。前年の2024年1Qと比べると、経常収益は+50.9%。
| 対象期間 | 経常収益億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 258 | — | — | −2 |
| 2024年1Q | 279 | — | — | 22 |
| 2024年2Q | 246 | 0 | 0.0 | −5 |
| 2024年3Q | 260 | — | — | 0 |
| 2024年4Q | 308 | — | — | −2 |
| 2025年2Q | 574 | 0 | 0.0 | 16 |
| 2025年4Q | 611 | — | — | 4 |
| 2026年2Q | 692 | 0 | 0.0 | 23 |
| 2026年4Q | 712 | — | — | 6 |
| 2027年1Q | 421 | — | — | 24 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 10期分
直近期の経常利益率は9.4%。経常収益は9期、純利益は6期の連続増加。
| 決算期 | 経常収益億円 | 経常利益億円 | 経常利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 0 | 0 | — | 0 |
| 東京証券取引所マザーズに上場 | ||||
| 2018年3月 | 622 | 11 | 1.8 | 7 |
| 日本アニマル倶楽部株式会社(現SBIプリズム少額短期保険株式会社)の株式を取得し、子会社化 | ||||
| 2019年3月 | 664 | 21 | 3.2 | 9 |
| 常口セーフティ少額短期保険株式会社(現SBI常口セーフティ少額短期保険株式会社)の株式を取得し、子会社化 | ||||
| 2020年3月 | 705 | 24 | 3.4 | 3 |
| 2021年3月 | 867 | 39 | 4.5 | 8 |
| 2022年3月 | 884 | 59 | 6.7 | 9 |
| 住生活少額短期保険株式会社(現SBIペット少額短期保険株式会社)の株式を取得し、子会社化 | ||||
| 2023年3月 | 961 | 63 | 6.6 | 12 |
| 2024年3月 | 1,093 | 82 | 7.5 | 15 |
| 2025年3月 | 1,185 | 95 | 8.0 | 20 |
| 2026年3月 | 1,404 | 132 | 9.4 | 29 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。この会社の連結損益計算書には営業利益の段がないため、経常利益を利益として並べています。
利益の構造
2026年3月期
経常収益1,404億円のうち、経常利益として残るのは132億円で9.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は29億円、売上の2.1%にあたる。経常利益率は業種中央値7.9%を上回る水準。
- 費用事業を回すためにかかったお金90.6%1,272億円
- 経常利益費用を引いたあとに残った本業の利益9.4%132億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 10期分
2026年3月期は営業CFが104億円、投資CFが−79億円で、差し引きのフリーCFは25億円。期末の手元現金は331億円。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 0 | 47 | 64 | 179 |
| 2018年3月 | −86 | 187 | — | 279 |
| 2019年3月 | 6 | −96 | 79 | 268 |
| 2020年3月 | −36 | 15 | 23 | 270 |
| 2021年3月 | 60 | 13 | 0 | 344 |
| 2022年3月 | 46 | −58 | 0 | 332 |
| 2023年3月 | 49 | −64 | — | 319 |
| 2024年3月 | 73 | −94 | −2 | 295 |
| 2025年3月 | 73 | −54 | −5 | 310 |
| 2026年3月 | 104 | −79 | −5 | 331 |
金融業では預金・貸出・有価証券運用の増減が営業CFと投資CFに含まれます。一般事業会社向けのフリーCFの解釈は当てはまらないため掲載していません。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。
資産と負債
貸借対照表 10期分
2026年3月期の総資産は2,363億円。このうち返さなくてよい自己資本が481億円で、自己資本比率は20.3%(業種中央値21.7%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 1,707 | 306 | 1,401 | 17.9 |
| 2018年3月 | 1,675 | 310 | 1,365 | 18.5 |
| 2019年3月 | 1,736 | 385 | 1,351 | 22.1 |
| 2020年3月 | 1,765 | 416 | 1,349 | 23.5 |
| 2021年3月 | 1,944 | 438 | 1,506 | 22.5 |
| 2022年3月 | 1,921 | 431 | 1,490 | 22.4 |
| 2023年3月 | 1,910 | 389 | 1,521 | 20.3 |
| 2024年3月 | 2,103 | 400 | 1,703 | 19.0 |
| 2025年3月 | 2,177 | 425 | 1,752 | 19.5 |
| 2026年3月 | 2,363 | 481 | 1,882 | 20.3 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
業界内での比較
保険業 14社との比較
同じ保険業の企業と並べると、いちばん上に来るのは経常収益成長率で14社中1位あたり、逆に低いのはROEで14社中13位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥2,102で、1年前と比べて+35.5%。過去52週の値幅のなかでは62%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 18.1倍 |
| PER (会社予想) | 14.4倍 |
| PBR | 1.04倍 |
| 配当利回り | 2.81% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
8月20日は2095円で、25日線2104円をほぼ横ばい。75日線2140円を下回り、200日線2068円は上回る。52週高値2542円からは17.6%下落。RSIは47.7と中立。出来高は全体的に低調で、8月17日の8.09万株が目立つ程度。方向感に欠けるも、下値は限定的。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)。
予想PERは14.4倍で同業界平均の20.02倍を下回るが、実績PERは18.06倍とやや高め。PBRは1.03倍で平均2.38倍を大幅に下回り、ROEは6.4%と安定している。配当利回りは2.82%と平均3.15%よりやや低いが、配当性向は101.8%と100%を超えており、今後の配当維持には注意が必要。保険業の特性として収益は安定しており、業績も増収増益が続く見込み。全体的にバリュエーションは妥当圏内だが、配当性向の高さが懸念材料である。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 18.1倍 | 20.2倍 |
| PER (予想) | 14.4倍 | — |
| PBR | 1.04倍 | 2.35倍 |
| ROE | 6.4% | 9.2% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、SBIグループのシナジーを活かしたネット保険の成長持続性。強気派は、増収増益予想(2026年3月期経常収益1404億円、純利益29億円)やIT活用によるコスト競争力を評価。弱気派は、保険業界の競争激化や利ざや縮小、成長鈍化を懸念。
- 増収増益予想
2026年3月期は増収増益で、経常収益1404億円、純利益29億円を見込む。
- ネット販売強み
SBIグループのネット基盤を活用し、低コストで保険販売を展開。
- グループシナジー
SBIグループとの連携で顧客基盤を拡大し、クロスセルが可能。
- 2026年3月期純利益29億円へ2期連続増益2026年3月期影響中
純利益15億円→20億円→29億円、増益率は50%超
- 売上高が1093億円→1404億円と28%拡大通年影響中
2年間で売上高が28%増、成長基盤が定着
- 予想PER14.4倍は実績18.06倍から改善通年影響弱
予想PER14.4倍は実績を3.7pt下回る、利益成長を反映
- PBR1.03倍で純資産に裏付け継続影響弱
PBR1.03倍、ROE6.4%でほぼ解散価値水準
- 競争激化
ネット保険市場は新規参入が相次ぎ、価格競争が激しい。
- 利ざや縮小
低金利環境で保険収益の運用利回りが低下し、収益性が悪化。
- 成長鈍化
保険需要が一巡し、新規契約獲得が難しくなる可能性。
- 純利益率2%未満の低収益性継続影響中
売上高1404億円に対し純利益29億円、純利益率2.1%
- ROE6.4%の低い資本効率継続影響中
ROE6.4%はPBR1倍超の評価に割高感
- 配当利回り2.82%は魅力乏しい継続影響弱
配当利回り2.82%は市場平均を下回る可能性
- 外国人保有比率4.23%と低流動性継続影響弱
外国人保有比率4.23%と低く、売買が薄い
- 保険料収入
- 売上の柱であり、成長の指標。
- ネット販売比率
- IT戦略の進捗を測る。
- 契約継続率
- 解約が収益に直結するため。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり59円で、前期から+102.2%。いまの株価に対する利回りは2.81%。増配か配当維持が3年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2023年3月 | 10 | — | 102.0 |
| 2024年3月 | 18 | 80.0 | 95.3 |
| 2025年3月 | 23 | 27.8 | 95.3 |
| 2026年3月 | 47 | 102.2 | 101.8 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥59
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ6,088人。区分でいちばん多いのは事業法人で71.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が74.2%を占め、残る25.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 事業法人 | 80.2 | 80.0 | 80.3 | 71.9 | 72.2 | 71.3 |
| 個人・その他 | 10.3 | 13.0 | 13.9 | 21.7 | 21.3 | 20.5 |
| 外国法人 | 1.1 | 1.2 | 0.6 | 2.0 | 2.3 | 4.2 |
| 金融機関 | 5.9 | 5.3 | 4.8 | 2.9 | 3.1 | 2.9 |
| 証券会社 | 2.5 | 0.5 | 0.4 | 1.4 | 1.1 | 1.0 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | SBIホールディングス株式会社 | 59.67 |
| 02 | 株式会社光通信 | 9.49 |
| 03 | 西薗 仁 | 1.67 |
| 04 | 日本証券金融株式会社 | 1.43 |
| 05 | 永井 詳二 | 1.39 |
| 06 | 光通信株式会社 | 1.00 |
| 07 | CLEARSTREAM BANKING S.A. (常任代理人 香港上海銀行東京支店) | 0.97 |
| 08 | 藪 太一 | 0.93 |
| 09 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 0.81 |
| 10 | 生田 裕 | 0.73 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 10期分
1株利益は10期で+421%、1株純資産は10期で+19%。直近期のROEは6.4%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | −36 | 1,622 | — | — | — |
| 2018年3月 | 38 | 1,643 | 2.4 | — | — |
| 2019年3月 | 41 | 1,679 | 2.5 | 28.7 | — |
| 2020年3月 | 14 | 1,671 | 0.8 | 53.5 | — |
| 2021年3月 | 31 | 1,760 | 1.8 | 42.8 | — |
| 2022年3月 | 36 | 1,730 | 2.1 | 28.7 | — |
| 2023年3月 | 50 | 1,561 | 3.0 | 18.4 | 102.0 |
| 2024年3月 | 58 | 1,607 | 3.7 | 18.1 | 95.3 |
| 2025年3月 | 80 | 1,708 | 4.8 | 14.0 | 95.3 |
| 2026年3月 | 116 | 1,931 | 6.4 | 16.9 | 101.8 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
12名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額98百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 乙部辰良 | 代表取締役 執行役員 会長兼社長 | 68 | 50,000 |
| 大和田徹 | 取締役 執行役員 | 60 | 2,000 |
| 長澤信之 | 取締役 執行役員 | 51 | 3,000 |
| 小野尚 | 取締役 | 66 | 2,000 |
| 篠原秀典 | 取締役 | 67 | — |
| 朝倉智也 | 取締役 | 60 | — |
| 永末裕明 | 取締役 | 75 | — |
| 渡邊啓司 | 取締役 | 83 | — |
| 神山敏之 | 常勤監査役 | 72 | — |
| 大鶴基成 | 監査役 | 71 | — |
| 松尾清 | 監査役 | 75 | — |
| 若松亮 | — | 51 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 賞与百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 50 | 11 | 62 | 21 |
| 社外取締役 | 5 | 36 | — | 36 | 7 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,289字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題4,946字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク14,921字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)12,810字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第10期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-19
- 半期報告書半期報告書-第10期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-21
- 有価証券報告書有価証券報告書-第9期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-19
- 半期報告書半期報告書-第9期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-22
- 有価証券報告書有価証券報告書-第8期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-24
- 四半期報告書四半期報告書-第8期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第8期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-22
- 四半期報告書四半期報告書-第8期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第7期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-23
- 四半期報告書四半期報告書-第7期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第7期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-22
- 四半期報告書四半期報告書-第7期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-12
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