概要
アイコムは、アマチュア無線機、業務用無線機、海上用無線機などを手掛ける無線通信機器専業メーカーである。1964年に大阪で創業し、国内生産を堅持しながら世界展開してきた。2025年3月期の売上高は375億円、営業利益37億円(利益率9.9%)、従業員数は1,063名。防災・保安用途で強みを持ち、IP無線や衛星通信にも注力している。
陸上、アマチュア、海上の三事業が売上の柱
アイコムの売上は大きく三つの製品カテゴリーで構成される。陸上業務用無線通信機器は連結売上高165億4千2百万円(2026年3月期、構成比約45%)を占め最大の柱である。警察・消防・タクシー会社などが使う業務用無線機で、IP無線機やハイブリッド無線機の需要が国内で堅調に推移した。次いでアマチュア用無線通信機器は55億2千9百万円(同15%)で、個人愛好家向けにアナログ・デジタル両方の製品を提供する。海上用無線通信機器は39億9千3百万円(同11%)で、船舶向け無線機を主力とし、コーストガード向け案件やレギュレーション変更に伴う置き換え需要が成長を牽引した。付属品その他(ネットワーク機器、航法機器など)は108億9千3百万円(同29%)で、システム案件やオプション製品の販売が増加している。
国内3割、海外7割の地域別収益構造
アイコムの売上は国内と海外に二分される。2026年3月期の国内売上高は135億2千5百万円(構成比36.6%)で、業務用無線機の堅調な設備投資需要に支えられた。一方、海外売上高は234億3千3百万円(同63.4%)で、米州、欧州、アジア・オセアニアの三地域に分散する。米州は113億1千1百万円(同30.6%)と最大だが、電子部品調達難の解消後の在庫調整や関税政策の影響で前期比6.9%減となった。欧州は66億1千1百万円(同17.9%)で、アマチュア用新製品の投入が寄与し増収。アジア・オセアニアは55億1千万円(同14.9%)で、内需減速と米国関税政策の影響で減収となった。地域ごとに子会社を置き、現地販売・サポート体制を構築している。
国内生産と品質管理体制の強み
アイコムは創業以来、国内生産(Made in Japan)を堅持している。製造は当社と子会社の和歌山アイコム株式会社が担い、和歌山県紀の川市に紀の川事業所、有田郡に和歌山工場を擁する。開発、生産技術、製造の各機能が国内で密接に連携し、設計から出荷まで一貫した品質管理体制を構築している。1998年にISO9001、2003年にISO14001、2010年にISO27001の認証を取得し、品質・環境・情報セキュリティの国際規格に対応する。また、2023年にはソフトウェア開発会社の株式会社マクロテクノスを買収し、ソフトウェア受託開発と技術支援の内製化を進めた。2024年には関連会社の株式会社コムフォースを子会社化し、無線通信システムの構築・設置・サポート体制を強化している。
中期経営計画2030と数値目標
アイコムは2030年3月期を最終年度とする「中期経営計画2030」を策定している。計画の柱は四つある。①公共インフラへの参入、②事業提携の加速、③M&Aの推進、④防衛通信市場への参入である。数値目標として、2030年3月期に売上高430億円、営業利益43億円、営業利益率10%を掲げる。これは2025年3月期実績(売上高375億円、営業利益37億円)から約15%の増収、16%の増益を意味する。同計画ではRF(高周波)技術を中核とし、無線通信分野への経営資源集中を継続する方針を示している。衛星通信を用いたPTTソリューションやIP無線を活用したストックビジネスの拡充も成長ドライバーと位置付けている。
業界の中での役割は無線通信機器メーカー。警察・消防・タクシー・船舶等の業務用無線からアマチュア無線まで幅広い用途に製品を供給。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 日本 | 212億円 | 57.3% | 28億円 | 13.2% |
| 北米 | 113億円 | 30.5% | -4億円 | -3.5% |
| ヨーロッパ | 28億円 | 7.6% | 2億円 | 7.1% |
| アジア・オセアニア | 17億円 | 4.6% | 1億円 | 5.9% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01日本(国内市場)主力
国内向けに無線通信機器の製造・販売。子会社を通じて販売、ソフトウェア開発・システム構築も行う。
- 陸上業務用無線通信機器
- 警察・消防・タクシー会社等が使用する業務用無線機。
- アマチュア用無線通信機器
- アマチュア無線家向けの無線機。
- 海上用無線通信機器
- 船舶向け無線機。
- ネットワーク機器
- 無線LAN等のネットワーク機器。
02北米(米国・カナダ・ブラジル等)主力
北米市場向けに無線通信機器を販売。子会社Icom America等を通じて販売。
- 陸上業務用無線通信機器
- 北米の業務用無線市場向け製品。
- アマチュア用無線通信機器
- 北米のアマチュア無線市場向け製品。
- 海上用無線通信機器
- 北米の船舶向け製品。
03ヨーロッパ準主力
欧州子会社Icom(Europe)GmbH、Icom Spain等を通じて販売。
- 陸上業務用無線通信機器
- 欧州市場向け業務用無線機。
- アマチュア用無線通信機器
- 欧州市場向けアマチュア無線機。
- 海上用無線通信機器
- 欧州市場向け船舶用無線機。
04アジア・オセアニア準主力
豪州子会社Icom(Australia)等を通じて販売。タイ子会社PURECOM等で部材調達も行う。
- 陸上業務用無線通信機器
- アジア・オセアニア市場向け業務用無線機。
- アマチュア用無線通信機器
- 同地域向けアマチュア無線機。
- 海上用無線通信機器
- 同地域向け船舶用無線機。
製品と技術
陸上業務用無線機:デジタル化とIP対応
陸上業務用無線通信機器はアイコムの最大の製品分野である。警察、消防、タクシー会社、警備会社などが使用する業務用無線機で、アナログからデジタル、さらにIPネットワーク対応へと進化してきた。アイコムは他社に先駆けてデジタル通信を実用化し、その技術をIP無線機やハイブリッド無線機に展開している。ハイブリッド無線機は従来のアナログ・デジタル両方の通信方式に対応し、既存システムとの互換性を保ちながら移行を可能にする。また、IP無線機はインターネット経由での通話を実現し、遠隔地との連絡やシステム連携を容易にした。国内では2026年3月期にIP無線機とハイブリッド無線機の需要が堅調で、入札案件やシステム案件の増加が収益を押し上げた。
アマチュア用・海上用無線機:アナログ技術の継承とデジタル化
アマチュア用無線通信機器はアイコムの創業分野であり、アナログ技術のノウハウの源泉である。同分野で培った高周波技術は、海上用無線機や業務用無線機へと応用された。アマチュア用無線機は愛好家向けに、ハンディ機から据置機まで幅広いラインアップを揃え、欧州市場では新製品が需要喚起に成功した。海上用無線通信機器は船舶向けの無線機で、レジャーボートから大型商船、コーストガードまでを顧客とする。アイコムはデジタル海上無線規格に対応した製品を提供し、レギュレーション変更に伴う置き換え需要を取り込んでいる。2026年3月期にはアジアで規制変更による買い替え需要が発生し、海上用無線機の売上は前年比9.8%増の40億円弱となった。
ネットワーク機器と衛星通信ソリューション
アイコムは無線機本体だけでなく、ネットワーク機器や衛星通信を用いたソリューションも展開している。ネットワーク機器分野では無線LAN製品などを扱い、陸上業務用無線機と組み合わせたシステム販売に貢献している。特筆すべきは、同社が現在も唯一提供する衛星通信を用いたPTT(プッシュ・トゥ・トーク)ソリューションである。これは衛星回線を経由して音声通信を可能にするもので、山間部や海上など地上波が届かないエリアでの業務用通信に活用される。また、2026年3月期にはスマートフォン向け多機能AI搭載インカムアプリ「ICOM CONNECT」をリリースした。このアプリはアプリ間通話、一斉連絡、音声の文字起こし機能を持ち、無線機とスマートフォンをシームレスに連携させるストックビジネスの拡充を狙っている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
電気機器のなかでの位置
アマチュア無線機器で国内首位級、内需中心
当社はアマチュア無線機器や業務用無線機で知られる電気機器メーカー。売上高約370億円で、同業のキオクシアやイビデンと比べ規模は小さいが、ニッチ市場で強いブランドを持つ。営業利益率は2025年3月期9.9%と高いが、2026年3月期は7.8%に低下予想。内需依存度が高く、海外展開の拡大が課題。
強み
- アマチュア無線機で国内トップクラスの認知度とシェア。
- 2025年3月期営業利益率9.9%と業界平均以上の水準。
- 過去3期370億円前後で推移し、大幅な変動が少ない。
- 無線通信技術に強み、防災・業務用需要にも対応。
課題
- 2024年3月期371億円から2026年3月期370億円と横ばい。
- 営業利益率が9.9%から7.8%へ低下予想。
- 海外売上比率が低く、グローバル大手との競争に課題。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
通信・電力・ガスの時価総額近傍。太字がアイコム
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 9519レノバ | 794億円 | 23.8倍 |
| 2 | 8157都築電気 | 788億円 | 11.7倍 |
| 3 | 9517イーレックス | 660億円 | 12.4倍 |
| 4 | 3150グリムス | 573億円 | 11.4倍 |
| 5 | 1663K&Oエナジーグループ | 562億円 | 14.4倍 |
| 6 | 6820アイコム | 541億円 | 19.6倍 |
| 7 | 9416ビジョン | 534億円 | 20.0倍 |
| 8 | 4390IPS | 519億円 | 12.6倍 |
| 9 | 3843フリービット | 405億円 | 11.5倍 |
| 10 | 9535広島ガス | 292億円 | 13.9倍 |
| 11 | 3834朝日ネット | 196億円 | 12.4倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(通信・電力・ガス)に従っています。
会社の歴史
沿革 42件
井上電機製作所の創業とアマチュア無線機への参入
アイコムの起源は1954年4月、京都府相楽郡で井上徳造が個人経営の井上電機製作所を創業したことにさかのぼる。当初は電子機器組立業を営んでいた。1964年7月、大阪市東住吉区に株式会社井上電機製作所(資本金500千円)を設立し、アマチュア用無線通信機器の製造販売を開始した。これが現在のアイコム株式会社の直接の前身となる。1970年7月には本社を大阪市平野区に移転し、生産拠点を整備した。創業から一貫して無線通信機器に特化し、アマチュア無線家向けの製品で技術基盤を築いた。
海外販売子会社の設立と事業多角化の1970~80年代
1976年2月、海上用無線通信機器分野へ進出し、製品ラインを拡大した。同年12月には西ドイツにIcom(Europe)GmbHを設立し、欧州での販売網を構築。1978年6月には商号をアイコム株式会社に変更した。1979年9月には米国にIcom America, Inc.を設立し、北米市場への本格参入を果たした。1982年2月には陸上業務用無線通信機器分野へ進出し、警察・消防・タクシー向けの市場を開拓。同年10月にはオーストラリアにIcom(Australia)Pty., Ltd.を設立し、オセアニア地域の販売拠点とした。この時期、海外子会社の設立と新製品分野への参入が同時に進み、国際的な事業基盤が形成された。
国内生産拠点の拡充と株式上場
1980年代後半、アイコムは国内生産体制を強化した。1986年9月、大阪市平野区に平野工場を新設し、加美工場から生産を移管。1988年4月には和歌山県有田郡に生産子会社の和歌山アイコム株式会社を設立し、同年9月に和歌山工場を新設した。1989年2月には船舶用レーダー・魚群探知機等の無線応用機器分野へ進出し、事業領域を拡大した。1990年12月、大阪証券取引所市場第二部に上場。2001年1月には東京証券取引所市場第二部に上場し、同年3月には東京・大阪両証券取引所市場第一部に指定替えとなった。上場により資金調達力を高め、研究開発や拠点拡充を加速させた。
品質認証の取得と研究開発拠点の整備
1990年代後半から2000年代にかけて、アイコムは品質管理体制の国際標準化を進めた。1998年9月にISO9001の認証を取得し、品質マネジメントシステムを確立。2003年6月にはISO14001の環境マネジメント認証を取得した。研究開発面では、1987年4月に東京・港区にR&Dセンターを設置。1994年11月には奈良市にならやま研究所を新設し、基礎研究と製品開発の拠点を分散配置した。2000年9月には本社を大阪市平野区に新築移転し、旧本社を加美東事業所に改称。2003年7月には東京事業所を東京都中央区に移転し、営業と開発の連携を強化した。2010年9月には情報セキュリティ管理の国際規格ISO27001を取得している。
グローバル販売網の拡充と新興国進出
2010年代に入り、アイコムは新興国市場への進出を加速した。2011年9月にカナダにICOM CANADA HOLDINGS INC.を設立、2012年5月にはブラジルにICOM DO BRASIL RADIOCOMUNICACAO LTDA.を設立した。2014年7月には中国にPURECOM CO.,LTD.を設立し、部材調達と製造の現地化を進めた。2016年4月には米国東部の販売拠点としてIcom America, Inc.フィラデルフィアオフィスを新設。2020年4月にはベトナムにICOM ASIA CO.,LTD.を設立し、アジア全域の販売と調達機能を統括させた。2021年6月にはメキシコにICOM CENTRAL AMERICA,S.DE R.L.DE C.V.を設立し、中米市場をカバーした。2022年4月には東京証券取引所の市場区分見直しに伴いプライム市場に移行している。
M&Aによるソフトウェア・システム事業の強化
2020年代半ば、アイコムは無線機のハードウェア販売に加え、ソフトウェアとシステムインテグレーション分野の強化に乗り出した。2023年7月、ソフトウェア開発会社の株式会社マクロテクノス(大阪市西区)を買収し、無線機向けソフトウェアの内製開発力を獲得した。2024年5月には関連会社の株式会社コムフォース(東京都江東区)の全株式を取得し子会社化。コムフォースは無線通信システムの構築、設置、サポートを手掛けており、アイコムはこれによりエンドユーザーへのトータルソリューション提供体制を整えた。これらのM&Aは「中期経営計画2030」の柱の一つであるM&A推進に沿ったもので、ストックビジネスの拡充と顧客サービス強化を目的としている。
年表42件を開く
1950年代
- 1954年4月創業京都府相楽郡において、井上徳造が個人経営の井上電機製作所を創業し、電子機器組立業に着手。
1960年代
- 1964年7月創業大阪市東住吉区に株式会社井上電機製作所(現アイコム株式会社 資本金500千円)を設立し、アマチュア用無線通信機器の製造販売を開始。
1970年代
- 1970年7月本社を大阪市平野区に新設・移転。
- 1976年2月海上用無線通信機器分野へ進出。
- 1976年12月創業当社製品の販売を目的として西ドイツにIcom(Europe)GmbHを設立。
- 1978年4月大阪市平野区に加美工場を新設。
- 1978年6月商号変更アイコム株式会社に商号変更。
- 1979年9月創業当社製品の販売を目的としてアメリカにIcom America, Inc.を設立。
1980年代
- 1982年2月陸上業務用無線通信機器分野へ進出。
- 1982年10月創業当社製品の販売を目的としてオーストラリアにIcom(Australia)Pty., Ltd.を設立。
- 1986年9月大阪市平野区に平野工場を新設、加美工場より移転。
- 1987年4月東京都港区にR&Dセンターを設置。
- 1988年4月和歌山県有田郡に生産子会社として和歌山アイコム株式会社を設立。
- 1988年9月和歌山工場を新設。
- 1989年2月船舶用レーダー・魚群探知機等の無線応用機器分野へ進出。
1990年代
- 1990年12月上場大阪証券取引所市場第二部に上場。
- 1992年11月東京営業所とR&Dセンターを集約し、東京都墨田区に東京営業所、東京R&Dセンターを新設・移転。
- 1994年11月奈良市にならやま研究所を新設。
- 1995年9月和歌山工場内に配送センターを移転。
- 1997年4月M&Aスペインの販売会社Icom Telecomunicaciones s.l.(現Icom Spain, S.L.)を買収。
- 1998年9月ISO9001の認証を取得。
- 1999年2月大阪市平野区に販売子会社としてアイコム情報機器株式会社を設立。
2000年代
- 2000年9月本社を大阪市平野区に新設・移転し、旧本社を加美東事業所と名称変更。
- 2001年1月上場東京証券取引所市場第二部に上場。
- 2001年3月上場東京・大阪両証券取引所市場第一部に上場。
- 2002年5月配送センターを和歌山アイコム株式会社に移管。
- 2003年3月平野工場を平野事業所と名称変更。
- 2003年5月物流業務を和歌山アイコム株式会社に移管し、資材センターを閉鎖。
- 2003年6月ISO14001の認証を取得。
- 2003年7月東京事業所を東京都中央区に移転。
- 2009年4月和歌山県紀の川市に和歌山アイコム株式会社紀の川工場(紀の川事業所)を新設。
2010年代
- 2010年9月ISO27001の認証を取得。
- 2011年9月創業当社製品の販売を目的としてカナダにICOM CANADA HOLDINGS INC.を設立。
- 2012年5月創業当社製品の販売を目的としてブラジルにICOM DO BRASIL RADIOCOMUNICACAO LTDA.を設立。
- 2014年7月創業当社製品の製造及び販売を目的として中国にPURECOM CO.,LTD.を設立。
- 2016年4月米国東部の販売拠点として、米国ニュージャージー州南部に、Icom America,Inc.フィラデルフィアオフィスを新設。
- 2018年4月顧客サービス強化を目的に、紀の川事業所内に集約型リペアセンターを新設。
2020年代
- 2020年4月創業アジア全域における当社製品の販売及び周辺機器・生産用部材の調達を目的としてベトナムに ICOM ASIA CO.,LTD.を設立。
- 2021年6月創業当社製品の販売を目的としてメキシコにICOM CENTRAL AMERICA,S.DE R.L.DE C.V.を設立。
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。
- 2023年7月M&Aソフトウェア開発会社 株式会社マクロテクノス(大阪市西区)を買収。
- 2024年5月M&A関連会社の株式会社コムフォース(東京都江東区)の全株式を取得し子会社化。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上高2030年3月期まで430億円
- 営業利益2030年3月期まで43億円
- 営業利益率2030年3月期まで10%
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
無線通信分野への経営資源集中
RF技術を中核とし、アマチュア無線で培ったアナログ技術を基盤に海上・航空用無線へ拡大。デジタル通信やIPネットワーク技術を業務用無線に展開し、衛星通信PTTソリューションやIP無線ストックビジネスを推進する。
- 02
専業メーカーとしての専門性強化
無線通信機器専業に特化し、他領域は扱わない。エンドユーザーとの対話を通じて市場ニーズを把握し、迅速に製品開発へ反映することで、専門性の高い製品・サービスを提供する。
- 03
国内一貫生産による高品質維持
創業以来60年以上国内生産を堅持。開発、生産技術、製造が密接に連携し、設計から出荷までの一貫品質管理体制を構築。高品質・高信頼性の製品供給を実現する。
- 04
中期経営計画2030の4本柱推進
2030年3月期までの4ヵ年を「新しい転換期」と位置付け、①公共インフラへの参入、②事業提携の加速、③M&Aの推進、④防衛通信市場への参入を柱とする。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で1,063人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は667万円で、9期前と比べて+18.3%。平均年齢は40.0歳、平均勤続年数は15.0年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 1,086 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 1,080 | — |
| 2019年3月 | 563 | 42.0 | 17.0 | 1,060 | — |
| 2020年3月 | 631 | 43.0 | 18.0 | 1,044 | — |
| 2021年3月 | 590 | 44.0 | 18.0 | 1,014 | — |
| 2022年3月 | 573 | 43.0 | 18.0 | 1,009 | — |
| 2023年3月 | 616 | 44.0 | 18.0 | 1,006 | — |
| 2024年3月 | 643 | 43.0 | 18.0 | 1,034 | — |
| 2025年3月 | 706 | 42.0 | 17.0 | 1,057 | 350 |
| 2026年3月 | 667 | 40.0 | 15.0 | 1,063 | 273 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社15社(国内 6 / 海外 9、うち連結子会社 14) を有報から抽出しています。
- 海外Icom America,Inc.米国 ワシントン州 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外ICOM CANADA HOLDINGS INC.カナダ ブリティッシュコロンビア州 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外Icom(Europe)GmbHドイツ ホイゼンシュタム市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外Icom(Australia)Pty., Ltd.オーストラリア ヴィクトリア州 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内Icom Spain, S.L.スペイン バルセロナ市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外ICOM ASIA CO.,LTD.ベトナム ハノイ市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外PURECOM CO.,LTD.中国 広東省深圳市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内和歌山アイコム㈱和歌山県 有田郡有田川町 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内アイコム情報機器㈱大阪市浪速区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱マクロテクノス大阪市西区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱コムフォース東京都江東区 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外Icom America License Holding LLC米国 ワシントン州 · 連結子会社議決権100.0%
残りのグループ会社3社を開く
- ICOM DO BRASIL RADIOCOMUNICACAO LTDA.ブラジル ミナスジェライス州100%
- ICOM CENTRAL AMERICA,S.DE R.L.DE C.V.メキシコ メキシコ市100%
- ポジション㈱東京都千代田区33%
- 調達5.5億円デジタル無線装置の更新一式法務省 · 2024-05-02
- 調達6,710万円簡易無線機等の更改総務省 · 2021-12-06
- 調達4,800万円07-0042-0032 災害対策用移動通信機器の維持管理等の請負(令和7年度)総務省 · 2025-02-25
- 調達4,700万円06-0042-0001 災害対策用移動通信機器の維持管理の請負総務省 · 2024-03-22
- 調達4,580万円05-0042-0037災害対策用移動通信機器の維持管理等の請負(令和5年度)総務省 · 2023-03-28
- 調達4,510万円05-0042-0041災害対策用移動通信機器の維持管理等の請負(令和5年度)(再度調達)総務省 · 2023-04-13
- 調達4,300万円08-0042-0019 災害対策用移動通信機器の維持管理等の請負(令和8年度)総務省 · 2026-03-16
- 調達4,080万円04-0042-0035災害対策用移動通信機器の維持管理等の請負(令和4年度)総務省 · 2022-03-23
- 調達3,800万円0300420030災害対策用移動通信機器の維持管理等の請負(令和3年度)総務省 · 2021-03-30
- 調達3,650万円0200420026災害対策用移動通信機器の維持管理等の請負(令和2年度)総務省 · 2020-03-09
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は370億円、営業利益は29億円。前期と比べると減収減益で、売上が-1.3%、利益が-21.6%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 375億円 | 370億円 |
| 営業利益 | 38億円 | 29億円 |
| 純利益 | 31億円 | 27億円 |
| 1株あたり配当 | ¥87 | ¥87 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は96億円、営業利益は7億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+10.3%、営業利益は−22.2%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 91 | — | — | 9 |
| 2024年1Q | 87 | 9 | 10.3 | 11 |
| 2024年2Q | 94 | 7 | 7.4 | 7 |
| 2024年3Q | 95 | 13 | 13.7 | 8 |
| 2024年4Q | 95 | — | — | 9 |
| 2025年2Q | 179 | 16 | 8.9 | 11 |
| 2025年4Q | 196 | 21 | 10.7 | 19 |
| 2026年2Q | 170 | 7 | 4.1 | 4 |
| 2026年4Q | 200 | 22 | 11.0 | 23 |
| 2027年1Q | 96 | 7 | 7.3 | 7 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は259億円から370億円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は7.8%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 259 | — | 32 | — | 22 |
| 当社製品の製造及び販売を目的として中国にPURECOM CO.,LTD.を設立。 | |||||
| 2014年3月 | 263 | — | 29 | — | 22 |
| 2015年3月 | 264 | — | 30 | — | 21 |
| 2016年3月 | 269 | — | 24 | — | 17 |
| 2017年3月 | 241 | — | 7 | — | 5 |
| 2018年3月 | 249 | — | 9 | — | 6 |
| 2019年3月 | 297 | — | 27 | — | 20 |
| アジア全域における当社製品の販売及び周辺機器・生産用部材の調達を目的としてベトナムに ICOM ASIA CO.,LTD.を設立。 | |||||
| 2020年3月 | 305 | — | 25 | — | 19 |
| 当社製品の販売を目的としてメキシコにICOM CENTRAL AMERICA,S.DE R.L.DE C.V.を設立。 | |||||
| 2021年3月 | 279 | — | 23 | — | 17 |
| 2022年3月 | 283 | — | 16 | — | 11 |
| ソフトウェア開発会社 株式会社マクロテクノス(大阪市西区)を買収。 | |||||
| 2023年3月 | 342 | — | 33 | — | 26 |
| 関連会社の株式会社コムフォース(東京都江東区)の全株式を取得し子会社化。 | |||||
| 2024年3月 | 371 | — | 44 | — | 35 |
| 2025年3月 | 375 | 37 | 39 | 9.9 | 30 |
| 2026年3月 | 370 | 29 | 38 | 7.8 | 27 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高370億円のうち、営業利益として残るのは29億円で7.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は27億円、売上の7.3%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金56.2%208億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金35.9%133億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.8%29億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが27億円、投資CFが−36億円で、差し引きのフリーCFは−9億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は226億円で、売上の7.3ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | −3 | −17 | −3 | −20 | 238 |
| 2014年3月 | 51 | −12 | −5 | 39 | 274 |
| 2015年3月 | 21 | −11 | −4 | 10 | 282 |
| 2016年3月 | 18 | 30 | −6 | 48 | 322 |
| 2017年3月 | −9 | −20 | −4 | −29 | 290 |
| 2018年3月 | 11 | −14 | −3 | −3 | 283 |
| 2019年3月 | −29 | −15 | −6 | −44 | 234 |
| 2020年3月 | 44 | −46 | −9 | −2 | 222 |
| 2021年3月 | 30 | 7 | −19 | 37 | 241 |
| 2022年3月 | 21 | −34 | −7 | −13 | 225 |
| 2023年3月 | 34 | 25 | −7 | 59 | 280 |
| 2024年3月 | 22 | −37 | −11 | −15 | 260 |
| 2025年3月 | 25 | −27 | −14 | −2 | 243 |
| 2026年3月 | 27 | −36 | −12 | −9 | 226 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は820億円。このうち返さなくてよい自己資本が731億円で、自己資本比率は89.2%(業種中央値61.0%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 549 | 491 | 58 | 89.5 |
| 2014年3月 | 565 | 514 | 51 | 91.0 |
| 2015年3月 | 587 | 539 | 48 | 91.9 |
| 2016年3月 | 592 | 535 | 57 | 90.4 |
| 2017年3月 | 583 | 537 | 46 | 92.1 |
| 2018年3月 | 592 | 542 | 50 | 91.5 |
| 2019年3月 | 611 | 553 | 58 | 90.6 |
| 2020年3月 | 617 | 556 | 61 | 90.1 |
| 2021年3月 | 617 | 565 | 52 | 91.6 |
| 2022年3月 | 634 | 577 | 57 | 91.1 |
| 2023年3月 | 672 | 605 | 67 | 90.0 |
| 2024年3月 | 732 | 657 | 75 | 89.9 |
| 2025年3月 | 739 | 674 | 65 | 91.2 |
| 2026年3月 | 820 | 731 | 89 | 89.2 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
電気機器 224社との比較
同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で224社中8位あたり、逆に低いのは売上成長率で224社中177位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥3,640で、1年前と比べて+28.2%。過去52週の値幅のなかでは83%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 19.6倍 |
| PER (会社予想) | 16.9倍 |
| PBR | 0.71倍 |
| 配当利回り | 2.39% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は3340円で、25日線3282円、75日線3122円、200日線3013円を上回る。52週高値3595円からは約7%低いが、直近1ヶ月で+2.3%と上昇基調。7月10日以降、3320円前後で推移し、もみ合い状態。RSIは58.7で中立。出来高は低水準で、大きなトレンドはなし。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)。
PERが17.99倍で業界平均29.05倍を大幅に下回り、PBRは0.66倍と業界平均2.07倍を大きく下回り、資産価値に比べて株価は低い。ROEは3.8%と低く、収益性は改善余地があるが、それでも割安水準は明確。配当利回り2.25%は業界平均2.29%とほぼ同等で、配当性向41.9%は安定的な還元を示す。業績は緩やかな成長が続き、2025/3期に減益となったが、営業利益はほぼ横ばい。同業他社のPERが高い中で、相対的な割安感は強い。ただし、ROE低位により成長性は限定的で、配当の伸びは期待しにくい。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 19.6倍 | 30.8倍 |
| PER (予想) | 16.9倍 | — |
| PBR | 0.71倍 | 2.58倍 |
| ROE | 3.8% | 5.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
業務用無線機の需要は、デジタル化や公共インフラの整備により堅調。強気派は、特に海外での防災・安全需要の高まりが成長を牽引すると見る。弱気派は、スマートフォンやLTEなどの代替技術の台頭により、無線機の需要が縮小する可能性を指摘。また、直近の売上・利益は横ばいで、成長の停滞感も。
- 高い世界シェア
業務用無線機で世界トップクラスのシェア
- 防災需要の増加
自然災害対策として無線通信の重要性が再認識されている
- 更新需要
従来製品のデジタル化による買い替え需要
- PBR0.66倍の資本効率改善策次回株主総会影響中
ROE3.8%、PBR0.66倍。改善余地が大きく株価は見直し余地
- 業務用デジタル無線の更新需要2026年下期影響中
売上高370億円・営業利益29億円の計画を下支え
- 配当利回り2.25%の下支え通年影響弱
配当利回り2.25%、株価3340円
- 外国人株主比率6.1%からの新規需要継続影響弱
外国人保有は6.1%と低く、取り込み余地がある
- 代替技術の台頭
スマートフォンなどが無線機の需要を蚕食
- 業績の停滞
2025年3月期の売上高は前期比1%増と伸び悩み
- コスト増
原材料費の高騰が利益を圧迫
- FY2026/3の減益計画決算発表後影響中
営業利益29億円、営業利益率7.84%
- 売上高の前期比5億円減通年影響中
売上高370億円(前期375億円)
- ROE3.8%の低収益性継続継続影響中
ROE3.8%がPBR0.66倍の要因
- 年初来+14.9%の高値警戒不定影響弱
株価上昇後、利益確定売りが意識される
- 売上高
- 需要動向の総合指標
- 営業利益率
- 競争とコスト圧力の影響を測る
- 海外売上高比率
- 成長のカギを握る海外展開の状況
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり87円で、前期から−9.6%。いまの株価に対する利回りは2.39%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 20 | — | 94.6 |
| 2018年3月 | 30 | 50.0 | 59.1 |
| 2019年3月 | 45 | 50.0 | 34.1 |
| 2020年3月 | 53 | 17.8 | 43.7 |
| 2021年3月 | 50 | −5.7 | 46.3 |
| 2022年3月 | 50 | 0.0 | 135.7 |
| 2023年3月 | 72 | 44.0 | 51.3 |
| 2024年3月 | 97 | 34.7 | 42.8 |
| 2025年3月 | 83 | −14.4 | 50.1 |
| 2026年3月 | 75 | −9.6 | 41.9 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥87
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ14,049人。区分でいちばん多いのは個人・その他で40.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が52.4%を占め、残る47.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 34.4 | 36.1 | 35.0 | 36.3 | 37.4 | 40.4 |
| 事業法人 | 41.6 | 44.1 | 42.8 | 43.2 | 43.8 | 38.1 |
| 金融機関 | 16.0 | 12.6 | 12.2 | 14.4 | 13.2 | 14.4 |
| 外国法人 | 6.1 | 6.2 | 8.9 | 4.5 | 4.7 | 6.1 |
| 自己株式 | 3.4 | 3.4 | 3.4 | 3.4 | 3.4 | 3.4 |
| 証券会社 | 1.9 | 0.9 | 1.1 | 1.5 | 0.8 | 1.1 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 井上 徳造 | 13.80 |
| 02 | ギガパレス㈱ | 9.91 |
| 03 | 公益財団法人アイコム電子通信工学振興財団 | 6.73 |
| 04 | ㈱UH Partners 2 | 6.00 |
| 05 | 光通信㈱ | 4.61 |
| 06 | 日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口) | 4.26 |
| 07 | ㈱JVCケンウッド | 3.00 |
| 08 | アイビー投資事業有限責任組合 | 2.52 |
| 09 | 日本証券金融㈱ | 2.48 |
| 10 | 住友不動産㈱ | 2.40 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-05-22カナメ・キャピタル・エルピー(Kaname Capital,L.P.)新規の大量保有報告5.01%
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+23%、1株純資産は14期で+54%。直近期のROEは3.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 150 | 3,314 | 4.7 | 15.9 | 23.9 |
| 2014年3月 | 151 | 3,468 | 4.5 | 15.7 | 24.9 |
| 2015年3月 | 143 | 3,637 | 4.0 | 20.2 | 24.2 |
| 2016年3月 | 112 | 3,614 | 3.1 | 18.4 | 19.5 |
| 2017年3月 | 32 | 3,625 | 0.9 | 80.0 | 94.6 |
| 2018年3月 | 42 | 3,655 | 1.2 | 61.8 | 59.1 |
| 2019年3月 | 133 | 3,733 | 3.6 | 16.6 | 34.1 |
| 2020年3月 | 130 | 3,773 | 3.5 | 19.6 | 43.7 |
| 2021年3月 | 120 | 3,938 | 3.1 | 23.0 | 46.3 |
| 2022年3月 | 76 | 4,023 | 1.9 | 32.5 | 135.7 |
| 2023年3月 | 179 | 4,212 | 4.4 | 14.1 | 51.3 |
| 2024年3月 | 241 | 4,581 | 5.5 | 14.1 | 42.8 |
| 2025年3月 | 206 | 4,693 | 4.4 | 13.4 | 50.1 |
| 2026年3月 | 186 | 5,093 | 3.8 | 15.9 | 41.9 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
10名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額190百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約8倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 井上徳造 | 代表取締役 会長 | 95 | 2,049,000 |
| 中岡洋詞 | 代表取締役 社長 | 65 | 8,000 |
| 榎本芳記 | 取締役 | 65 | 2,000 |
| 吉澤晴幸 | 取締役 | 77 | — |
| 本夛昭文 | 取締役 | 78 | 6,000 |
| 村上洋子 | 取締役 | 67 | — |
| 瀬戸隆幸 | 常勤監査役 | 64 | 2,000 |
| 梅本弘 | 監査役 | 84 | 3,000 |
| 杉本勝徳 | 監査役 | 85 | 3,000 |
| 野田憲一 | 取締役 国内営業部長 | 56 | 1,000 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 162 | 162 | 54 |
| 社外取締役 | 5 | 18 | 18 | 4 |
| 監査役 | 1 | 10 | 10 | 10 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,045字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,470字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク1,138字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)8,038字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第62期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-23
- 半期報告書半期報告書-第62期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第61期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-25
- 半期報告書半期報告書-第61期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第60期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-25
- 四半期報告書四半期報告書-第60期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第60期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-13
- 四半期報告書四半期報告書-第60期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第59期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-27
- 四半期報告書四半期報告書-第59期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第59期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第59期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-10
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