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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

トーホー

TOHO Co.,Ltd.8142 · Prime · 卸売業

業務用食品卸売の大手。外食産業向けに食材を直接納入するディストリビューター事業と、中小飲食店向け現金卸売のキャッシュアンドキャリー事業が二本柱。

概要

トーホーは1947年創業の食品専門商社で、業務用食品卸売を主力とする。外食・中食産業向けに冷凍食品、調味料、水産、畜産などを全国の拠点を通じて供給し、自社物流網を活かした安定供給が強み。連結売上高約2,500億円、従業員2,540名の中堅卸として業界に確固たる地位を築いている。

ディストリビューター、キャッシュアンドキャリー、フードソリューションの三事業

トーホーグループは三つの報告セグメントで構成される。ディストリビューター事業はホテル、テーマパーク、レストラン、事業所給食などの外食産業に対し業務用食材を直接納入する。2026年1月期の同事業売上高は2,009億10百万円で、グループ全体の約77%を占める。キャッシュアンドキャリー事業は中小飲食店向けに現金販売するセルフ卸売店舗「A-プライス」を運営し、売上高456億44百万円。フードソリューション事業は業務支援システム、品質管理、不動産賃貸、総合建設請負、業務用調理機器・コーヒーマシンの輸入・製造・販売などを手掛け、売上高131億93百万円。これらの事業により、外食ビジネスをトータルにサポートする体制を構築している。

全国96店舗のキャッシュアンドキャリーと海外3カ国

キャッシュアンドキャリー事業は「A-プライス」の名称で関東以西に96店舗を展開する。会員制で低価格・大容量の業務用食材を提供し、中小飲食店の日常的な仕入れを支える。近年は「A-プライスオンラインショップ」の強化やフランチャイズ展開も開始した。海外事業ではシンガポールにTOHO Singapore Pte. Ltd.やFRESHdirect Pte. Ltd.、マレーシアにTOHO Foods Malaysia Sdn. Bhd.、香港にTOHO FOODS HK CO.,LTD.やSuitfit Company Limitedを有し、日本食食材の卸売を展開。2026年2月にはベトナムのKOME88 JOINT STOCK COMPANYの株式40.0%を取得し、東南アジアへの事業基盤を拡大している。

M&Aで拡大する関東・海外事業

トーホーは成長領域として関東地区と海外に注力し、M&Aを積極的に活用してきた。関東地区では2008年の桂食品工業(現トーホー・北関東)の取得を皮切りに、ヤジマ、昭和食品など13社をグループ化。物流効率化と営業力強化のため横浜DCや茨城西支店などの拠点再編も進めた。海外では2000年代後半からシンガポール、マレーシア、香港で現地企業を買収し、現在3カ国11社がグループに属する。2025年9月には国産鶏肉の生産・加工・販売を行う三協食鳥を連結子会社化し、商品力強化を図った。これらのM&Aにより、売上高は2013年1月期の1,971億円から2026年1月期には2,597億円へと成長している。

外食産業の課題解決に特化したソリューション

フードソリューション事業は、外食産業が抱える人手不足やコスト上昇といった課題に対し、多様なサービスを提供する。品質管理サービスはグループ会社トーホービジネスサービスが担当し、食品の安心・安全を支える。業務支援システムは子会社アスピットが開発・販売するPOS、在庫管理、勤怠管理システムで、店舗運営の効率化に寄与する。業務用調理機器・コーヒーマシンはエフ・エム・アイが輸入・製造・販売し、省力化や時短ニーズに対応。さらに、トーホー・コンストラクションが店舗内装の設計・施工を手掛ける。これらのソリューションを組み合わせることで、単なる食材供給を超えた付加価値を提供している。

業界の中での役割は業務用食品卸売の大手(外食産業向け)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
2,597億円
営業利益
79億円
営業利益率
3.0%
純利益
46億円
2026/1 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/1
事業売上構成比利益利益率
ディストリ ビューター 事業2,009億円77.4%58億円2.9%
キャッシュ アンド キャリー 事業456億円17.6%15億円3.3%
フード ソリュー ション事業132億円5.1%5億円3.8%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01ディストリビューター事業主力

ホテル、テーマパーク、レストラン、事業所給食などの外食産業に対し、業務用食材を直接納入販売する。グループ会社を通じて全国および海外(シンガポール、マレーシア、香港)で展開。

02キャッシュアンドキャリー事業準主力

中小の外食事業者に対し、業務用食材を中心に現金販売するセルフ卸売店舗を運営。会員制で低価格・大容量の食材を提供。

03フードソリューション事業副次

外食企業向け業務支援システムの販売、品質管理サービス、不動産賃貸、総合建設請負(店舗内装設計・施工)、業務用調理機器・コーヒーマシンの輸入・製造・販売など、外食産業をサポートする多様なサービスを提供。

主な製品・サービス2
業務支援システム
外食企業向けのPOS、在庫管理、勤怠管理等の業務効率化システム。
業務用調理機器・コーヒーマシン
飲食店で使用するプロ仕様の調理機器やコーヒーマシンの輸入・製造・販売。

製品と技術

業務用調理機器とコーヒーマシン「エフ・エム・アイ」

フードソリューション事業の中核子会社である株式会社エフ・エム・アイは、業務用調理機器やコーヒーマシン、製菓機器などの輸入・製造・販売を手掛ける。プロ仕様の調理機器は飲食店の省力化や時短に貢献し、人手不足に悩む外食産業から需要が高い。コーヒーマシンは各国のブランドを輸入するほか、自社開発も行う。六甲アイランドコーヒー工場と鳥栖コーヒー工場ではISO22000認証を取得した安全な環境でコーヒー豆を焙煎し、グループ全体でコーヒー関連商品を供給している。2025年12月には神戸元町に直営の「toho coffee shop」をオープンし、ブランド価値の向上を図っている。

外食向け業務支援システム「アスピット」

2001年4月に設立された株式会社アスピットは、外食企業向けの業務支援システムを開発・販売する。主力製品はPOSシステム、在庫管理システム、勤怠管理システムなどで、店舗運営の効率化を支援する。特に人手不足が深刻な外食業界では、受注や損益管理の自動化が求められており、アスピットのシステムは導入実績を積み重ねている。システムはクラウド対応も進め、複数店舗のデータを一元的に管理できる。トーホーグループのディストリビューター事業との連携により、食材発注から売上分析まで一貫したソリューションを提供している。

自社焙煎コーヒーブランド「toho coffee」

トーホーは1985年に鳥栖コーヒー工場(佐賀県鳥栖市)を開設して以来、コーヒーの焙煎事業を手掛けてきた。2000年には六甲アイランドコーヒー工場(神戸市東灘区)を増設し、両工場でISO22000の食品安全マネジメント認証を取得。自社ブランド「toho coffee」として業務用コーヒー豆を供給するほか、2025年12月に神戸元町に直営店「toho coffee shop 神戸元町」をオープンし、一般消費者向けの販売も開始した。コーヒーマシンとセットで提案することで、飲食店のドリンクメニュー充実を支援している。グループのエフ・エム・アイが輸入する高品質な生豆を厳選し、プロの味を追求している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

食品卸で中堅、地盤は近畿中心

トーホーは近畿圏を地盤とする食品卸売業者で、売上高約2,465億円(2025年1月期)と業界内では中堅規模。同業のリョーサン菱洋ホールディングスが電子部品・IT分野で高収益を上げているのに対し、トーホーは食品卸に特化し、収益性(営業利益率3.0%)は総合商社や専門商社に比べて低い。近年は外食・中食向け需要を取り込みつつ、M&Aによる規模拡大も推進しているが、依然として地域密着型の色が強く、全国展開する大手との差は大きい。

強み

  • 近畿圏を中心に長年構築した飲食店や小売店との取引関係が強み。
  • 食品卸は需要が安定しており、景気変動の影響を受けにくい。
  • 積極的なM&Aで事業領域を拡大し、売上高を増やしている。
  • コロナ禍後の外食回復や中食市場の成長を追い風に事業を展開。

課題

  • 営業利益率3%台と低く、コスト競争力や高付加価値化が課題。
  • 近畿依存度が高く、地域経済の悪化が業績に直結する。
  • 三菱食品など全国規模の大手に対抗するには規模不足。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

商社・卸売の時価総額近傍。太字がトーホー

時価総額で並べると、掲載8社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13388明治電機工業271億円9.5倍
22933紀文食品256億円23.2倍
38091ニチモウ219億円9.4倍
48093極東貿易217億円11.8倍
53154メディアスホールディングス178億円18.9倍
68142トーホー157億円10.0倍
77466SPK151億円10.8倍
82884ヨシムラ・フード・ホールディングス151億円16.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(商社・卸売)に従っています。

会社の歴史

沿革 42件

有限会社藤町商店から東蜂産業への転換(1947~1960年)

1947年10月、佐賀県佐賀市で有限会社藤町商店を創設し、食料品の卸・小売業を開始した。資本金50万円の小さな商店だった。1953年3月、有限会社藤町商店を解散し、神戸市生田区(現中央区)に東蜂産業株式会社を設立。資本金450万円で再出発した。1960年4月には食品スーパー1号店となる水前寺店を熊本市に出店し、小売事業にも乗り出した。この時期は卸と小売の両輪で事業を拡大する基盤を築いたが、後の事業構造転換の布石となった。

スーパー展開から業務用卸への本格シフト(1963~1983年)

1963年4月、兵庫県1号店となる垂水店を出店し、食品スーパーの多店舗展開を開始した。しかし1972年4月、本店所在地を神戸市東灘区深江浜町に移転し、ディストリビューター(業務用食品卸売)事業を強化する方針に転換。1983年1月には商号を株式会社トーホーに変更し、同年9月に大阪証券取引所市場第二部と福岡証券取引所に上場した。これにより、業務用卸を中核とする現在の事業構造の方向性が固まった。上場後は資金調達力を活かし、物流拠点や工場の整備を進めることになる。

キャッシュアンドキャリー事業の立ち上げと多角化(1987~2000年)

1987年7月、キャッシュアンドキャリー事業1号店となるA-プライス中津店を大分県中津市に出店。1990年5月から多店舗展開を開始し、中小飲食店向けの現金卸売という新たな販路を開拓した。1995年7月には本店所在地を現在の神戸市東灘区に移転。1996年2月に名古屋支店、1997年3月に東京支店を開設し、営業エリアを全国に広げた。1997年7月には大阪証券取引所市場第一部に指定され、2000年11月に東京証券取引所市場第一部に上場。同年10月には六甲アイランドコーヒー工場を開設し、コーヒー事業にも参入した。

持株会社移行とM&Aによるグループ拡大(2008~2014年)

2008年8月、会社分割により持株会社体制に移行。トーホーフードサービス、トーホーストア、トーホービジネスサービスを新設し、純粋持株会社としてグループ管理を強化した。同年にはフレッシュすかいらーくの株式を取得しトーホーキャッシュアンドキャリーに商号変更、桂食品工業(現トーホー・北関東)を取得するなどM&Aを本格化。2009年にはトーホー沖縄を設立し、2011年には日食商事を取得。2012年には藤代商店、鶴ヶ屋、小松屋食品などを次々とグループ化し、関東・九州・海外へ事業基盤を拡大した。2013年には障害者雇用の特例子会社トーホーウイングを設立し、社会的責任も果たした。

食品スーパー撤退と過去最高益の達成(2021~2026年)

2021年1月期は食品スーパー事業の不振やコロナ禍の影響で36億円の当期純損失を計上した。その後、事業ポートフォリオの見直しを進め、食品スーパー事業から撤退。2022年1月期には黒字に回復し、2023年1月期以降は売上高が拡大。2025年1月期には売上高2,464億円、営業利益74億円、当期純利益45億円と過去最高を更新。2026年1月期はさらに伸長し、売上高2,597億円、営業利益78億円と最高を更新した。同期にはベトナムのKOME88への資本参加や三協食鳥の連結子会社化など、新たな成長投資も実行している。

年表42件を開く

1940年代

  • 1947年10月有限会社藤町商店(佐賀県佐賀市、資本金50万円)を創設、食料品の卸・小売業を開始。

1950年代

  • 1953年3月創業有限会社藤町商店を解散、東蜂産業株式会社(神戸市生田区(現中央区)、資本金450万円)を設立。

1960年代

  • 1960年4月食品スーパー1号店となる水前寺店(熊本市北水前寺町(現熊本市中央区)、1969年11月廃止)を出店。
  • 1963年4月食品スーパーの兵庫県1号店となる垂水店(神戸市垂水区)を出店。同事業の多店舗展開を開始。

1970年代

  • 1972年4月神戸市東灘区深江浜町に本店所在地を移転。ディストリビューター(業務用食品卸売)事業を強化。

1980年代

  • 1983年1月商号変更商号を東蜂産業株式会社から株式会社トーホーに変更。
  • 1983年9月上場大阪証券取引所市場第二部、福岡証券取引所上場。
  • 1985年9月鳥栖コーヒー工場・鳥栖物流センター(佐賀県鳥栖市)を開設。
  • 1987年7月キャッシュアンドキャリー(業務用食品現金卸売)事業1号店A-プライス中津店(大分県中津市)を出店。

1990年代

  • 1990年5月キャッシュアンドキャリー事業の多店舗展開を開始。
  • 1995年7月本店所在地を現在地(神戸市東灘区)に移転。
  • 1996年2月名古屋支店(ディストリビューター事業、現名古屋市中川区)を開設。
  • 1997年3月東京支店(ディストリビューター事業、現東京都江東区)を開設。
  • 1997年7月大阪証券取引所市場第一部に指定。
  • 1999年8月本社などでISO14001(環境マネジメントシステム)認証取得。

2000年代

  • 2000年10月六甲アイランドコーヒー工場(神戸市東灘区)を開設。
  • 2000年11月上場東京証券取引所市場第一部上場。
  • 2001年4月キャッシュアンドキャリー事業関東1号店A-プライス高井戸店(東京都杉並区)を出店。株式会社アスピット(現・連結子会社)を設立。
  • 2003年3月商号変更連結子会社、東蜂物流株式会社を株式会社TSK(現株式会社トーホー・コンストラクション、現・連結子会社)に商号変更。
  • 2003年8月創業株式会社フィナンシャル・アドバイスを設立。
  • 2005年4月公益社団法人兵庫みどり公社と連携し、兵庫県の農業振興施設「兵庫楽農生活センター」において、農作業体験や栽培収穫体験事業の運営を受託。(2021年3月31日で実施事業終了)
  • 2006年11月「兵庫楽農生活センター」内のレストラン事業を受託。(2021年2月28日で実施事業終了)
  • 2007年7月鳥栖・六甲アイランドコーヒー工場でISO22000(食品安全マネジメントシステム)認証取得。
  • 2008年1月商号変更フレッシュすかいらーく株式会社の株式を取得し、株式会社トーホー・パワーラークス(現株式会社トーホーキャッシュアンドキャリー、現・連結子会社)に商号変更。
  • 2008年6月桂食品工業株式会社(現株式会社トーホー・北関東、現・連結子会社)の株式を取得。
  • 2008年8月会社分割により持株会社に移行。株式会社トーホーフードサービス(現・連結子会社)、株式会社トーホーストア、株式会社トーホービジネスサービス(現・連結子会社)を新設。
  • 2008年11月株式会社トーホー・仲間(現株式会社トーホー沖縄、現・連結子会社)を設立。
  • 2009年6月創業株式会社トーホー・カワサキ(現株式会社トーホー・北関東)を設立。株式会社昭和食品(現株式会社トーホー・北関東)の株式を取得。株式会社キューサイ分析研究所の株式を取得。
  • 2009年9月株式会社神戸営繕(現株式会社トーホー・コンストラクション)の株式を取得。
  • 2009年12月株式会社トーホーファーム(現・連結子会社)を設立。

2010年代

  • 2010年4月商号変更連結子会社、桂食品工業株式会社を株式会社トーホー・群馬(現株式会社トーホー・北関東)に商号変更。
  • 2010年10月株式会社トーホー・共栄(現株式会社トーホーフードサービス)の株式を取得。
  • 2011年2月株式会社A.I.(2021年3月31日で営業を終了し2021年12月に清算結了)の株式を取得。
  • 2011年8月日食商事株式会社(現株式会社トーホーキャッシュアンドキャリー)の株式を取得。
  • 2012年2月連結子会社、株式会社トーホーフードサービスを会社分割(新設分割)し、株式会社トーホーキャッシュアンドキャリー、株式会社トーホーマーケティングサポートを設立。河原食品株式会社(現株式会社トーホーフードサービス)の株式を取得。
  • 2012年3月株式会社藤代商店(現・連結子会社)の株式を取得。
  • 2012年10月株式会社鶴ヶ屋(現・連結子会社)の株式を取得。
  • 2012年11月株式会社小松屋食品(現株式会社トーホーキャッシュアンドキャリー)の株式を取得。
  • 2013年10月株式会社ヤジマ(現株式会社トーホー・北関東)の株式を取得。
  • 2013年11月株式会社ミクリードに資本参加。
  • 2013年12月株式会社トーホーウイング(現・連結子会社)を設立、特例子会社の認定を取得(2014年4月)。
  • 2014年6月株式会社ハマヤコーポレーション(現株式会社トーホーフードサービス)の株式を取得。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/1期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • プライベートブランド商品の売上構成比12%
  • CO2排出量削減(Scope1,2)2030年度まで2013年度比46%削減

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    エリアごとの事業展開へのシフト

    首都圏では物流効率化と営業力強化、沖縄では事業再編を進める。地域ごとに取り組み業態を明確化し、シェア拡大を図る。

  2. 02

    新たな市場の開拓と商品強化

    プライベートブランド商品の開発・提案を強化し、売上構成比12%を目指す。キャッシュアンドキャリー事業や海外事業の拡大、フランチャイズ展開にも取り組む。

  3. 03

    外食ビジネスのトータルサポート機能拡充

    外食企業向け業務支援システムの刷新、業務用調理機器の販売、品質管理、店舗設計・施工などのソリューションを強化し、人手不足などの課題解決に貢献する。

  4. 04

    IT活用による生産性向上

    グループ横断的なDXを推進する部署を新設し、IT技術を最大活用して業務効率化と生産性向上を図る。

  5. 05

    サステナビリティ経営の推進

    食品事故ゼロ、CO2排出量削減(2030年度までに2013年度比46%削減)、従業員エンゲージメント向上、ダイバーシティ推進などに取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で2,540人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は680万円で、9期前と比べて+8.4%平均年齢は44.0歳、平均勤続年数は16.4年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年1月2,211
2018年1月2,248
2019年1月2,599
2020年1月62843.416.02,752
2021年1月55543.716.52,742
2022年1月52043.817.12,579
2023年1月60544.117.32,515
2024年1月65443.916.92,511
2025年1月67843.616.42,409311
2026年1月68044.016.42,540311

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年1月期・提出会社(単体)
女性管理職比率2.8%
縦線は目安の30%
女性の賃金(男性=100)63.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社21(国内 19 / 海外 2、うち連結子会社 15) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社他 — 神戸市東灘区他118億円
フードソリューション事業
本店他6営業所 — 関東地区2,050百万円
東京支店 他8営業所 — 関東地区1,065百万円
福岡支店 他15営業所 — 九州地区688百万円
高井戸店他15店舗 — 関東・東海地区510百万円
中津店他36店舗 — 九州地区480百万円
大阪支店 他9営業所 — 近畿地区364百万円
堺店他15店舗 — 近畿地区305百万円
倉敷店他16店舗 — 中・四国地区263百万円
金沢支店 他2営業所 — 北海道・東北・北陸地区161百万円
ほか2件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱トーホーフードサービス(注)3、4
    神戸市 東灘区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱トーホーキャッシュアンドキャリー(注)3、5
    神戸市 東灘区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱トーホービジネス サービス
    神戸市 東灘区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱アスピット
    神戸市 東灘区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱トーホー沖縄
    沖縄県 浦添市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱トーホー・北関東
    栃木県 宇都宮市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱トーホー・コンストラクション
    神戸市 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱藤代商店
    横浜市 神奈川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱鶴ヶ屋
    埼玉県 戸田市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱トーホーウイング
    神戸市 東灘区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱システムズコンサルタント
    東京都 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    TOHO Singapore Pte. Ltd.
    シンガ ポール · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社9社を開く
  • TOHO Foods Malaysia Sdn. Bhd.マレーシ ア セランゴール州100%
  • ㈱エフ・エム・アイ東京都 港区100%
  • 昭和物産㈱東京都 荒川区100%
  • FRESHdirect Pte. Ltd.シンガ ポール100%
  • Bread N Better Pte Ltdシンガ ポール100%
  • TOHO FOODS HK CO.,LTD.中華人民 共和国 香港51%
  • 関東食品㈱群馬県 高崎市100%
  • Suitfit Company Limited中華人民 共和国 香港100%
  • ㈱三協食鳥神戸市 西区100%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年1月期の売上高は2,597億円営業利益79億円前期と比べると増収増益で、売上が+5.4%、利益が+5.3%。

売上高
+5.4%
2,597億円
営業利益
+5.3%
79億円
純利益
+2.2%
46億円
営業利益率
3.0%
前期比 -0.0%pt

会社が出している今期の予想2027年1月期

項目会社予想前期実績
売上高2,740億円2,597億円
営業利益82億円79億円
純利益48億円46億円
1株あたり配当¥61¥61

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は678億円、営業利益は21億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は+10.2%、営業利益は+5.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年1Q587152.68
2024年2Q603223.610
2024年3Q622223.515
2024年4Q6373
2025年1Q615203.311
2025年2Q597152.512
2025年4Q1,253403.222
2026年2Q1,231352.818
2026年4Q1,366443.228
2027年1Q678213.114

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年1月期からの14期で、売上は1,971億円から2,597億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は3.0%。売上は5期、純利益は5期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
株式会社トーホーウイング(現・連結子会社)を設立、特例子会社の認定を取得(2014年4月)。
2013年1月1,971289
2014年1月2,044225
2015年1月2,0902610
2016年1月2,1512410
2017年1月2,0982912
2018年1月2,076175
2019年1月2,177188
2020年1月2,313155
2021年1月1,862−21−36
2022年1月1,88623
2023年1月2,1563910
2024年1月2,4498036
2025年1月2,46575773.045
2026年1月2,59779793.046

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年1月期

売上高2,597億円のうち、営業利益として残るのは79億円3.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は46億円、売上の1.8%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金80.7%2,097億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金16.2%421億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.0%79億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
19.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.2pt
3.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.7pt
1.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+5.9pt
14.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年1月期は営業CFが79億円、投資CFが−5億円で、差し引きのフリーCFは74億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は112億円で、売上の0.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年1月1820−183886
2014年1月29−8−322175
2015年1月34−10−172483
2016年1月28−12−371662
2017年1月46−37−13957
2018年1月23−4141−1880
2019年1月33−6121−2872
2020年1月25−8−221768
2021年1月1−2525−2468
2022年1月3521−405686
2023年1月41−9−453275
2024年1月93−12−668192
2025年1月65−22−464391
2026年1月79−5−5574112

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年1月期の総資産は965億円。このうち返さなくてよい自己資本が345億円で、自己資本比率は35.7%(業種中央値50.6%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年1月76622154528.8
2014年1月76022353729.1
2015年1月80623756929.3
2016年1月78524554030.7
2017年1月77525052532.0
2018年1月82325057330.0
2019年1月89324564826.7
2020年1月90724666126.2
2021年1月83219463822.6
2022年1月82720262524.1
2023年1月87422864625.7
2024年1月88327660730.8
2025年1月88331157234.8
2026年1月96534561935.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年1月期の内訳
現金及び預金
112億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
193億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
146億円
在庫として抱えている分
負債合計
619億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
60
/ 100
安定性自己資本比率24 / 40
収益力営業利益率6 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り284社中45位あたり、逆に低いのは自己資本比率284社中238位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
14.0%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
3.0%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
35.7%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
5.3%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.3%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,425で、1年前と比べて+28.3%過去52週の値幅のなかでは90%の位置にある。

¥1,425-1.5%1ヶ月+8.0%1年+28.3%時価総額157億円
過去52週の値幅
安値¥1,086.667高値¥1,461

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.0倍
PER (会社予想)9.5倍
PBR1.30倍
配当利回り4.28%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は1382円で、直近1ヶ月で+5.05%と上昇しています。25日線1345.96円、75日線1320.21円、200日線1256.8円をすべて上回っており、強気のトレンドです。52週高値1438円に接近しており、RSIは63.96と中立よりやや強い水準です。出来高は7月29日に急増して以降、高水準で推移しており、買い意欲が継続しています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 78/100)

実績PER9.67倍、予想PER9.2倍と業界平均17.94倍を大きく下回り、PBR1.26倍は平均1.24倍とほぼ同等。ROE14%と高収益で、配当利回り4.41%は平均2.97%を大きく上回る。配当性向44.9%とバランスが良く、安定配当が期待できる。増収増益で業績も好調であり、強く割安と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.0倍17.9倍
PER (予想)9.5倍
PBR1.30倍1.24倍
ROE14.0%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高は堅調に伸び、営業利益率は3%台で安定。強気派は業務用食品需要がインバウンドや外食回復で底堅く、物流網を活用した高付加価値サービスが利益率向上をもたらすと期待する。弱気派は、食品卸業界では価格競争が激しく、既存市場の成熟から成長の余地が限られるとみる。また、売上高は増えても純利益が頭打ちの状態で、効率性の改善が課題。配当利回り4.5%が株価を支える。

プラスに働く材料7
  • 外食需要の回復

    インバウンドや外食市場の拡大で需要が増加

  • 物流網の強み

    全国物流網で安定供給と差別化

  • 高い配当利回り

    配当利回り4.49%と魅力的な水準

  • 売上高2,597億円と過去最高の増収通年影響

    売上高が前期比約5%増の2,597億円、営業利益も79億円に拡大し増収増益基調

  • 予想PER9倍と1ケタの割安感決算発表後影響

    実績PER9.51倍、予想PER9倍。ROE14%を踏まえても株価は割安な領域にある

  • ROE14%の高資本効率が魅力継続影響

    ROE14%に対しPBR1.24倍。資本効率の良さが株価評価の根拠

  • 配当利回り4.49%の高水準継続影響

    配当利回り4.49%と高水準で、株主還元が株価を下支えする

マイナスに働く材料7
  • 価格競争の激化

    食品卸業界は価格競争が常態化

  • 成熟市場

    国内食品市場は成長が限定的

  • 純利益の停滞

    売上増加と比べ純利益の伸びが鈍い

  • 営業利益率3.04%と低い収益構造通年影響

    売上高2,597億円に対し営業利益79億円、利益率3.04%と低く収益力の弱さが目立つ

  • 純利益46億円とほぼ横ばい通年影響

    純利益は前期45億円から46億円と1億円増に留まり、EPS拡大の勢いを欠く

  • 1年で株価22.5%上昇し反動警戒不定影響

    1年間の株価上昇率22.49%と高く、目先は利益確定売りが優勢になりやすい

  • 外国人保有比率11.33%と低水準継続影響

    外国人保有比率11.33%と低く、海外投資家による買い支えが入りにくい

次の決算で確かめる点
営業利益率
価格転嫁や付加価値販売の効果を反映
顧客単価
高付加価値サービスの推進状況を確認
食品カテゴリー別売上高
需要変動をより細かく把握

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり61で、前期から+20.0%いまの株価に対する利回りは4.28%。増配か配当維持が4年続いている。

年間配当
¥61
1株あたり
配当利回り
4.28%
いまの株価に対して
配当性向
44.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
4年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年1月17353.0
2018年1月170.0
2019年1月170.0124.5
2020年1月170.0137.8
2022年1月2−90.09.1
2023年1月12598.8
2024年1月30157.1171.1
2025年1月4238.9107.4
2026年1月5020.044.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥61

株主

有価証券報告書より

2026年1月期末の株主数は延べ12,778人。区分でいちばん多いのは個人・その他48.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が36.0%を占め、残る64.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年1月%2022年1月%2023年1月%2024年1月%2025年1月%2026年1月%
個人・その他43.245.946.042.338.848.5
事業法人30.630.530.329.929.822.5
金融機関23.120.621.321.326.813.5
外国法人2.82.31.34.33.911.3
証券会社0.30.71.02.30.84.2
自己株式2.32.32.32.32.03.2
外国人個人0.10.10.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01国分ホールディングス株式会社8.87
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)6.47
03国分グループ本社株式会社5.00
04トーホー社員持株会3.98
05第一生命保険株式会社2.80
06前田 美也子2.22
07BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC)1.89
08RE FUND 107-CLIENT AC1.74
09日本生命保険相互会社1.71
10モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社1.04

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+76%、1株純資産は14期で−47%。直近期のROEは14.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年1月812,0194.020.082.8
2014年1月472,0272.338.182.1
2015年1月922,1614.423.875.8
2016年1月932,2044.323.526.1
2017年1月1112,2674.922.6353.0
2018年1月422,2981.961.6
2019年1月792,2173.526.2124.5
2020年1月442,2132.040.8137.8
2021年1月−3341,747
2022年1月106171.734.69.1
2023年1月316944.817.2
2024年1月11284314.58.5171.1
2025年1月13995215.56.7107.4
2026年1月1431,08014.08.944.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

14名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/1期の役員報酬は総額208百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
古賀裕之代表取締役会長6923,760
奥野邦治代表取締役社長646,600
土井弘光取締役執行役員 物流戦略部長701,800
田上玲子取締役執行役員 法務・コンプライアンス部担当、コーポレート・コミュニケーション部担当、人事部長563,300
原田大介取締役執行役員 財務部担当、海外事業担当、IT戦略部担当、グループ戦略部長483,000
佐藤尚文取締役707,800
原田比呂志取締役70900
渡真利千恵取締役651,500
山村和正取締役65
藤田修一常勤監査役619,000
中島亨常勤監査役666,600
中川一之監査役696,000
残りの役員2名を開く
氏名役職年齢保有株数
種谷有希子監査役49900
森山隆志取締役執行役員 営業統括部担当、コーヒー部担当、品質統括部担当616,000

役員報酬の内訳2026/1

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)7109491815823
社外取締役838385
監査役1121212

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/1期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,032字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社および子会社21社で構成されており、主として業務用食品を外食産業へ販売する事業を営んでおります。 当社グループにおけるセグメント別の事業内容(セグメント情報の区分と同一)は次のとおりであります。 ディストリビューター事業 ホテル、テーマパーク、レストラン、事業所給食など、いわゆる外食産業に対し、業務用食材を直接納入販売しております。 キャッシュアンドキャリー事業 中小の外食事業者に対し、業務用食材を中心に現金販売しております。 フードソリューション事業 外食企業向け業務支援システムの販売業、品質管理サービス業、不動産賃貸業(グループ内賃貸含む)、総合建設請負業、飲食店等の内装設計・施工業、業務用調理機器・コーヒーマシン等の輸入・製造・販売、グループ内のシェアードサービス業などの業務を行っております。 なお、前連結会計年度におきましては、前述の報告セグメントに「食品スーパー事業」を加えた4つを報告セグメントとしておりましたが、前連結会計年度に当該事業から撤退したことに伴い、当連結会計年度より当該事業を報告セグメントから抹消しております。 当社は特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準のうち、上場会社の規模との対比で定められる数値基準については、連結ベースの計数に基づいて判断することとなります。 当社グループを構成している会社と、それぞれが営んでいる主な事業内容は次のとおりであります。 会社名   主な事業内容   摘要 ㈱トーホー   持株会社としてグループ事業子会社の経営管理、業務用食品の仕入・調達、開発、製造を営んでおります。   連結財務諸表提出会社 ㈱トーホーフードサービス   業務用食品の外食産業向けの卸売業を営んでおります。   連結子会社 ㈱トーホーキャッシュアンドキャリー   業務用食品現金卸売店舗を営んでおります。   連結子会社 ㈱トーホービジネスサービス   各種事務の受託業、品質管理サービス業を営んでおります。   連結子会社 ㈱アスピット   外食産業向けの業務支援システムの販売業を営んでおります。   連結子会社 ㈱トーホー沖縄   業務用食品の外食産業向けの卸売業と業務用食品現金卸売店舗を営んでおります。   連結子会社 ㈱トーホー・北関東   業務用食品の外食産業向けの卸売業と業務用食品現金卸売店舗を営んでおります。   連結子会社 ㈱トーホー・コンストラクション   総合建設請負業、不動産管理業、飲食店等の店舗内装設計・施工業を営んでおります。   連結子会社 ㈱藤代商店   外食産業向けの青果卸売業を営んでおります。   連結子会社 ㈱鶴ヶ屋   業務用食品の外食産業向けの卸売業を営んでおります。   連結子会社 ㈱トーホーウイング   「障がい者の雇用の促進等に関する法律」に基づく特例子会社であり、グループ内にクリーン業務、オンデマンド業務、庶務業務を提供しております。   連結子会社 会社名   主な事業内容   摘要 ㈱システムズコンサルタント   ソフトウェアの開発・保守を営んでおります。   連結子会社 TOHO Singapore Pte. Ltd.   シンガポールで日本食の食材等の外食産業向け卸売業を営んでおります。   連結子会社 TOHO Foods Malaysia Sdn. Bhd.   マレーシアで日本食の食材等の外食産業向け卸売業を営んでおります。   連結子会社 ㈱エフ・エム・アイ   業務用調理機器・コーヒーマシン・製菓機器等の輸入・製造・販売業を営んでおります。   連結子会社 FRESHdirect Pte. Ltd.   シンガポールで外食産業向けの青果卸売業を営んでおります。   連結子会社 Bread N Better Pte Ltd   シンガポールでケーキ・パン等の製造・卸売業を営んでおります。   連結子会社 昭和物産㈱   業務用食品の外食産業向けの卸売業を営んでおります。   連結子会社 TOHO FOODS HK CO.,LTD.   香港で日本食の食材等の外食産業向け卸売業を営んでおります。   連結子会社 関東食品㈱   業務用食品の外食産業向けの卸売業を営んでおります。   連結子会社 Suitfit Company Limited   香港で日本食の食材等の外食産業向け卸売業を営んでおります。   連結子会社 ㈱三協食鳥(注)   国産鶏肉を中心とした畜産品の生産、加工、販売を営んでおります。   連結子会社 (注) ㈱三協食鳥は2025年9月4日付で連結子会社となりました。 以上の企業集団について図示すると次のとおりであります。 (注) ㈱三協食鳥は2025年9月4日付で連結子会社となりました。
経営方針・対処すべき課題5,330字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 トーホーグループは1947年の創業以来、「食を通して社会に貢献する」の経営理念のもと、「美味しさ」そして「安心・安全、健康、環境」を経営のキーワードに「食」のあらゆるシーンを支え続ける企業グループとして、外食事業者の皆様のお役に立つ商品やサービスの提供に努め、「外食ビジネスをトータルにサポート」できる国内でも稀有な企業グループとして事業を拡大しております。 人と食との関わりの中で、経営理念、経営のキーワードを基本とした価値ある商品やサービスを提供し、お客様満足度を高めていくこと、更には社員・従業員、お客様、取引先様、株主様、そして地域社会といったあらゆるステークホルダーから信頼され必要とされる経営を実践することが、企業価値を高めていくものと考えております。 当社グループではこうした基本的な考え方のもと、持続的成長と収益力の向上、組織の活性化と人材の活性化、顧客・現場視点の経営、コンプライアンスと適時情報開示、スピード経営を経営方針とし、企業価値を高める経営を進めてまいる所存であります。 (2) 経営環境 雇用・所得環境の改善が続く中で、インバウンド需要は引き続き好調に推移し、当社グループの主要マーケットである外食市場は堅調に推移しております。一方で、不安定な国際情勢や金融市場の動向、人手不足や物価上昇に伴う消費者の節約志向の高まり、物流費等のコスト上昇など、予断を許さない状況は継続しております。中長期的には人口減少や高齢化の進行による経済成長性の停滞などについて、引き続き注視していく必要があります。 このような状況の中、当社グループの主要事業で外食産業向けに業務用食材を販売するディストリビューター(業務用食品卸売)事業が牽引し、当社グループの業績も堅調に推移しております。 ディストリビューター(業務用食品卸売)事業は、業務用食品専業卸の業界最大手として、外食産業のお客様に貢献しております。事業活動の歴史が長く基盤が充実している西日本に対し、関東地区と海外は新たな成長領域として事業基盤の強化を推進しております。そのための戦略として、近年はM&Aに注力し、関東地区は13社、海外は3ヵ国11社がグループ入りいたしました。また、関東地区では物流の効率化と営業力の強化を実現すべく、事業所の再編を実施しております。その他の地域についても市場環境に応じた事業活動を展開しシェア拡大を図ってまいります。 キャッシュアンドキャリー(業務用食品現金卸売)事業は、中小飲食店の毎日の仕入れにお役立ていただく、プロの食材の店「A-プライス」などの業務用食品を販売する店舗を関東以西に96店舗展開しております。顧客ニーズに対応した食材提案や店舗の出店・改装などを通し、引き続き中小飲食店の発展に貢献いたします。一方、近年は「A-プライスオンラインショップ」の強化やフランチャイズ展開の開始など、新たな収益の柱の育成を図っております。 フードソリューション事業は、品質管理、業務支援システム、業務用調理機器、店舗内装設計・施工など「外食ビジネスをトータルにサポートする」様々なソリューションの提供を引き続き強化しております。特に近年は飲食店運営の深刻な課題である人手不足解決のため、省力化や時短が図れる業務用調理機器、受注や損益管理などの店舗運営の効率化を図る業務支援システムの提案に注力しております。 (3) 経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、持続的成長と収益力の向上を通じて、企業価値を継続的に高めていくことを経営目標の一つとしております。具体的には事業の成長を示す「売上高」と収益力を示す「親会社株主に帰属する当期純利益」、また最終的に事業のリスクを負担する株主から預かっている資金に対し、そのリスクに見合う利回りを確保するという観点から「ROE」、更に企業価値に対する市場からの評価を示す指標として「PBR」を中長期的な指標としております。 <売上高> 回次   第69期   第70期   第71期   第72期   第73期 決算年月   2022年1月   2023年1月   2024年1月   2025年1月   2026年1月 売上高前期比(%)   +1.3   +14.3   +13.6   +0.6   +5.4 <親会社株主に帰属する当期純利益> 回次   第69期   第70期   第71期   第72期   第73期 決算年月   2022年1月   2023年1月   2024年1月   2025年1月   2026年1月 親会社株主に帰属する当期純利益前期比(%)   ―   +200.0   +258.1   +24.4   +2.0 売上高親会社株主に帰属する当期純利益率(%)   0.2   0.5   1.5   1.8   1.8 (注)売上高親会社株主に帰属する当期純利益率 = 親会社株主に帰属する当期純利益 ÷ 売上高 (注)第69期の親会社株主に帰属する当期純利益前期比は、第68期に親会社株主に帰属する当期純損失を計上しているため記載しておりません。 <ROE(自己資本当期純利益率)> 回次   第69期   第70期   第71期   第72期   第73期 決算年月   2022年1月   2023年1月   2024年1月   2025年1月   2026年1月 ROE(%)   1.7   4.8   14.5   15.5   14.0 (注)ROE = 親会社株主に帰属する当期純利益 ÷((期首自己資本+期末自己資本)÷ 2) 自己資本 = 純資産合計 - 新株予約権 - 非支配株主持分 <PBR(株価純資産倍率)> 回次   第69期   第70期   第71期   第72期   第73期 決算年月   2022年1月   2023年1月   2024年1月   2025年1月   2026年1月 PBR(倍)   0.6   0.8   1.1   1.0   1.2 (注)PBR = 当社株式期末終値 ÷ 1株当たり純資産 (4) 中期経営計画 雇用・所得環境の改善が続く中で、高水準のインバウンド需要も相まって、外食市場は堅調に推移することが予想されますが、一方で、人手不足、物価上昇に伴う消費者の節約志向の高まり、物流費等のコストの上昇といった課題は当面継続することが想定されます。 このような中、当社グループは中期経営計画(3カ年計画)「SHIFT-UP 2027」(2025年1月期~2027年1月期)において、持続的な成長を力強く実現するための「新たな成長ステージへの変革」を実行するとともに、持続可能な社会の実現と事業の安定的な成長を目指す「サステナビリティ経営の推進」等に取り組み、中長期的な企業価値向上を目指してまいります。 [新たな成長ステージへの変革] 1.エリア毎の市場環境に沿った事業展開へのシフト ・首都圏再編 ・沖縄再編 ほか 2.新たな市場の開拓 ・プライベートブランド商品強化 ・キャッシュアンドキャリー(C&C)事業拡大 ・海外事業拡大 3.外食ビジネスをトータルにサポートする機能の拡充 ・外食企業向け業務支援システム刷新 ・フードソリューション(FSL)事業拡充 4.情報技術の最大活用による生産性の向上 ・IT/DX戦略の推進 5.M&A、アライアンスの活用 ・M&Aの継続 [サステナビリティ経営の推進] 1.美味しくて、安心・安全な食の提供 ・グループに起因する食品事故ゼロ ・サステナブルフード開発強化 2.持続可能な経営の継続 ・ガバナンスの更なる強化 3.未来へ繋げるための環境対策の取り組み ・2030年度のCO2排出量を2013年度比で46%削減(Scope1,2) 4.個性の尊重と能力を発揮できる組織の構築 ・従業員エンゲージメント向上 ・健康経営の深化 ・ダイバーシティの推進 ・自律的なキャリア形成支援の継続・充実 5.地域社会発展への貢献 ・食を通して豊かな地域づくりに貢献する活動の継続 (5) 優先的に対処すべき事業上、財務上の課題 次期(2026年2月1日から2027年1月31日まで)の見通しにつきましては、雇用・所得環境の改善に加え、中国による渡航自粛の影響はあるものの、インバウンド需要は引き続き好調に推移し、当社グループの主要マーケットである外食市場は堅調に推移するものと見込まれますが、物価上昇に伴う消費者の節約志向の高まりや人手不足の深刻化、物流費をはじめとする諸経費の上昇などは引き続き注視が必要な状況にあります。 このような状況下において、当社グループは中期経営計画(3カ年計画)「SHIFT-UP 2027」の最終年度として、重点施策である「新たな成長ステージへの変革」「サステナビリティ経営の推進」「企業認知度の向上と株主還元の継続」に具体的に取り組み、企業価値の更なる向上を目指してまいります。 ディストリビューター事業部門では、中期経営計画に掲げる成長戦略の一つである「エリアごとの市場環境に沿った事業展開へのシフト」を実現するため、全国で事業を展開する株式会社トーホーフードサービスでは、地域ごとに取り組み業態を明確にし、営業施策を実行してまいります。巨大市場の首都圏においては、更なるシェア拡大を図るべく継続して物流の効率化と営業力の強化に取り組んでまいります。 拠点につきましては、グループ会社間の事業所再編により、学校給食などへの業務用食品卸売事業を展開する関東食品株式会社の営業エリア拡大に向けて、2026年4月に茨城営業所を開設しております。また、各エリアでのシェア拡大を目的に、秋口に株式会社トーホーフードサービス鹿児島支店、株式会社トーホー・北関東水戸支店の移転を予定しております。 商品面では、人手不足や食材コストの上昇、サステナビリティへの対応など、外食産業の課題解決につながるプライベートブランド商品の開発・提案を強化し、顧客満足度の向上を図るとともに、中期経営計画の目標の一つであるプライベートブランド商品の売上構成比12%の達成を目指してまいります。 一方、シンガポール、マレーシア、香港、ベトナム(2026年2月にKOME88 JOINT STOCK COMPANYの発行済株式40.0%を取得)に進出している海外事業につきましては、日本の外食企業の海外進出支援など、事業の強化を図りながら更なるシェア拡大に取り組んでまいります。また、シンガポールでの新たな事業として、キャッシュアンドキャリー店舗の開設も進めてまいります。 キャッシュアンドキャリー事業部門では、引き続き主要顧客である中小飲食店の毎日の仕入れへのサポート力を高めるべく、主要事業会社である株式会社トーホーキャッシュアンドキャリーでは、営業組織を3つのエリアに細分化し、エリア毎の営業施策の実行スピードを高めてまいります。 店舗では、エリア特性に合わせた品揃えの充実を図るとともに、飲食店の課題解決につながるプライベートブランド商品の試食販売を強化してまいります。また、各種展示商談会の開催などを通じて商品・メニュー提案を強化してまいります。なお、当期は新たな営業施策として新規顧客開拓担当者の配置やクイックコマース(即時配達サービス)の導入を進めてまいりましたが、次期はそれぞれの施策を更に強化してまいります。 設備投資につきましては、2026年4月に出店したA-プライス両替町店(静岡市葵区)を含む新規出店3店舗、改装4店舗を予定しております。また、現在2店舗で展開しているフランチャイズビジネスにつきましても、新規取引先の開拓を進め、事業の拡大を進めてまいります。 フードソリューション事業部門では、外食業界の人手不足が深刻化する中、外食企業向け業務支援システムの提供、業務用調理機器の販売などで課題解決に寄与していくほか、品質・衛生管理サービスや店舗内装設計・施工など、外食ビジネス向けのトータルサポート機能を更に強化してまいります。 また、2026年4月に、当社内において、グループ間の連携を強化し更なるシナジー発揮を図るとともに、グループ横断的な視点でDXを推進する部署として「営業統括部」を新設しており、IT技術の活用を更に進め、生産性の向上を図ってまいります。 以上により、次期の連結業績見通しといたしましては、売上高2,740億円(前期比5.5%増)、営業利益は82億円(前期比4.4%増)、経常利益83億円(前期比4.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益48億円(前期比4.9%増)を予想しております。
事業等のリスク3,709字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの経営成績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性のある主要なリスクは以下のようなものがあります。ただし、すべてのリスクを網羅したものではなく、当連結会計年度末現在においては予見できないリスク、または重要と見なされていないリスクの影響を受ける可能性があります。 当社グループではこれらのリスクの影響を最小にするための様々な取り組みを行ってまいります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)消費者や得意先のニーズへの対応遅れ 当社グループは外食産業向けを中心に食品と様々なサービスをお届けしておりますが、外食市場の動向などに対する情報収集とその対応が遅れることで、当社グループの品揃えやサービスが市場に受け入れられず、市場シェアを落とすリスクがあります。 こうしたリスクを避けるためグループ各社では、日々の営業活動を通じてお客様ニーズの把握に努めるとともに、メーカーや仕入先など様々な取引先とのコミュニケーションを密にし、業界・顧客動向に関する情報を入手し、得た情報を分析し、共有して様々なニーズの変化に対応しております。 (2)品質および衛生管理上の事故 当社グループの主要取扱品は食品であり、万が一、品質管理や衛生管理、表示上の不備による事故等が発生した場合、販売の大幅な減少や当社事業への信用失墜など長期的なリスクにつながる可能性があります。 当社グループは品質・衛生管理を専門に行う部署(品質保証部)を置いており、各事業所への定期的な品質・衛生検査、表示チェックを実施し、改善すべき点があれば改善指導を行っております。一方、当社グループのプライベートブランド商品につきましては、商品開発時に品質保証部が製造工場の検査を実施しております。また、あらゆる機会をとらえて品質管理や衛生管理等について従業員向けの教育を実施し、意識の向上に努めております。 (3)海外からの商品調達の停滞等 当社グループが取り扱う商品はその原料や商品自体を海外の産地や工場からの輸入に頼っているものがあります。万が一、産地などで事故や紛争などにより生産が止まった場合や輸送時の事故等により輸入が止まった場合、当社グループの販売に大きな支障を来すリスクがあります。また輸入に伴う為替変動により、原価が上昇し利益を圧迫するリスクがあります。 こうしたリスクへの対応として、海外の社会情勢や業界の変化に常に注意し、影響を及ぼすと考えられる情報に対しては国内と現地で情報共有し、対応するようにしております。また、可能な限り複数の仕入先を通じた調達原産国の複数化による持続可能な調達を行っております。また、当社グループが直接輸入する商品は可能な限り円による決済とすることで為替リスクを抑えております。 (4)海外でのカントリーリスクや紛争 当社グループはシンガポール、マレーシア、香港で子会社が事業を展開しております。現地での重大な法改正や諸制度の変更による大幅なコスト上昇や新たな制約により、また政変、テロ等の発生により、現地子会社の事業の継続に支障を来すリスクがあります。 当社グループでは、常日頃から現地との緊密な情報交換を行うとともに、現地政府機関、日本大使館、および外務省からの発信情報に常に注意し、留意すべき情報に対しては、まずは従業員の安全確保を最優先に考えたうえでの諸施策を講じることとしております。 (5)人材確保の計画未達 当社グループの事業では配送や店頭販売などに多くの従業員が従事しております。国内の少子高齢化の進展が今後も進み、人材獲得競争激化の結果、人材の確保が計画通りに進まなかった場合、従来通りの事業運営に支障が出たり、大幅にコストが上昇したりするリスクがあります。 当社グループでは「企業は人である」の考えのもと、従業員満足を高めるための諸施策の継続的実施や健康経営の実践により従業員の離職防止に努めております。また、ITを活用した生産性向上、業務効率化による働き方改革を継続しております。一方、採用面では多様な人材から選ばれる会社となるための人事・給与制度改革、教育体系の整備を継続的に行っております。また、多様な人材(女性、障がい者、高齢者、外国人等)の活躍推進にも取り組んでおります。 (6)資金調達の計画未達 当社グループが事業を展開するために必要な資金が金融市場の激変や当社の業績悪化により計画通り進まなくなり、事業運営に支障を来すリスクがあります。 こうしたリスクに対して、当社グループでは調達先および調達方法が限定的になることを避け、適度に分散させることで資金調達の多様性を保っております。調達は保守的に計画することで、金融市場の悪化に対しても一定の余裕をもって対応しております。また、不測の事態に備えて複数行とコミットメントライン契約を締結しております。 (7)急激な金利の上昇 当社グループは事業運営に必要な資金の一部に借入金を利用しております。借入金の財務リスクは適正と考える資本構成に基づき管理しておりますが、経済情勢の変化などにより、調達金利が急激に上昇した場合、当社の業績に影響を与えるリスクがあります。 当社グループでは、常日頃から金利情勢に影響を与えるであろうと思われるマクロ経済等の定期的なモニタリングを行っております。また実際の調達金利の動向を注視して資金を調達しております。金利情勢によっては金利をヘッジする手段を機動的に運用しております。 (8)コンピューター基幹システムのダウン 当社グループでは得意先からの受注、在庫管理、仕入先への発注など営業活動全般の他、経理・人事等の事務処理、そして社内の情報共有等あらゆる面でコンピューターを利用しており、これが事故や災害、ウイルス感染により使えなくなることで事業が停滞するリスクがあります。 災害や事故発生時に重要データが滅失しないように、災害対策が施された外部のデータセンターに保管するとともに、定期的にバックアップデータを遠隔地へ運搬し、保管しております。 一方、コンピューターウイルスに対しては、外部からの不正侵入を防ぐ機器(ファイアウォール)に加えて、ウイルス対策ソフトウェアを導入するとともに、EDR(不正操作監視システム)を導入し、端末の不審挙動をリアルタイムで検知・対応する体制を構築しております。また、ウイルス感染による事業活動への影響やそれを防ぐための対策、また疑わしい現象への対応について社内教育を継続的に実施しております。 (9)伝染病等の拡大 予期せぬ伝染病等の感染拡大により、従業員の健康が害されるリスク、外食需要の急減により事業に多大な影響を及ぼすリスクがあります。 当社グループでは、従来から毎月14日を「食の安心・安全の日」と定め、品質保証部を中心にウイルスや病原菌などに対する様々な情報の発信を行い全従業員の意識向上を図っております。先の新型コロナウイルス感染症拡大の事態に対しては、グループを横断した方針や対策を立案実施する委員会をいち早く立ち上げ対応してまいりました。今後もこの経験・ノウハウを活かしてまいります。また、営業面では飲食店、宿泊施設、病院・介護施設、リゾート施設など多岐にわたる取引業態への影響に常に注意を払い、リスクの小さい業態の強化など柔軟に対応しております。 (10)大規模な自然災害の発生 当社グループは国内各地および海外ではシンガポール他2か国を合わせて200を超える拠点を構え、営業を行っております。こうした拠点やその周辺で大規模な地震や風水害などが発生した場合、各拠点での事業運営に支障を来すリスクがあります。 自然災害は防ぐことはできませんが、災害発生時には安否確認システムを利用し、従業員の安全確認を行い、被災等がある場合は早期に総力をあげて対応できるよう緊急連絡網を整備しております。また、事業所ごとに緊急避難場所や災害発生時の行動指針を掲出し、日ごろから安全意識の向上を図っております。さらに、各地域の主要拠点にはマスクや水などの緊急物資を備蓄しております。こうした常日頃からの準備を怠らないことで、災害発生時の早期復旧に備えております。 (11)燃料価格・物流コストの上昇 当社グループは商品の配送において、トラック輸送を中心とした物流体制を構築しており、配送業務に係る燃料として主に軽油等を使用しております。原油価格の上昇等により燃料価格が高騰した場合、物流コストの増加要因となります。 当社グループでは配送効率の向上やあらゆるコストのコントロールに努めておりますが燃料価格の上昇分を十分に吸収できない場合に利益を圧迫するリスクがあります。 また、当社グループでは物流の一部を外部委託しておりますが、物流業界のドライバー不足や労働規制強化により配送能力が著しく低下し、販売機会の損失や物流コストの上昇が生じる可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)8,281字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 1.経営成績等の状況の概要 (1) 経営成績の状況 当連結会計年度(2025年2月1日~2026年1月31日)におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善を背景に、緩やかな回復基調が続いたものの、米国の通商政策の動向や円安の進行、物価上昇による消費者マインドの下振れ懸念など、依然として先行き不透明な状況が継続いたしました。 当社グループが属する業務用食品卸売業界におきましては、好調なインバウンド需要などを背景に、主要マーケットである外食市場は堅調に推移しましたが、物価上昇による消費者の節約志向の高まりや人手不足の深刻化、物流費をはじめとする諸経費の上昇などにより、予断を許さない状況が継続いたしました。 このような中、当社グループは中期経営計画(3カ年計画)「SHIFT-UP 2027」(期間:2025年1月期~2027年1月期)の2年目として、3つの重点施策である「新たな成長ステージへの変革」「サステナビリティ経営の推進」「企業認知度の向上と株主還元の継続」に沿った具体的な取り組みを継続して推進いたしました。 以上の結果、当連結会計年度の業績につきましては、前期に食品スーパー事業から撤退した影響がありましたが、国内を中心に外食産業向け業務用食品の販売が堅調に推移したことなどにより、売上高は2,597億47百万円(前期比5.4%増)となりました。 営業利益は、増収による売上総利益の増加や食品スーパー事業の撤退による増益が、シンガポール子会社の売上総利益率の低下や既存事業の運賃及び荷造費の増加などを吸収し、78億53百万円(同4.8%増)となりました。経常利益は79億28百万円(同3.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は45億76百万円(同2.0%増)となりました。なお、営業利益及び親会社株主に帰属する当期純利益は過去最高を更新いたしました。 セグメント別の概況につきましては、次のとおりであります。 [売上高の内訳]   (単位:百万円) 前連結会計年度(自 2024年2月1日至 2025年1月31日)   当連結会計年度(自 2025年2月1日至 2026年1月31日)   増減 ディストリビューター(業務用食品卸売)事業部門   184,037   200,910   +16,873 キャッシュアンドキャリー(業務用食品現金卸売)事業部門   44,860   45,644   +784 フードソリューション事業部門   12,917   13,193   +276 食品スーパー事業部門   4,651   -   △4,651 合計   246,465   259,747   +13,283 [営業利益又は営業損失(△)の内訳]   (単位:百万円) 前連結会計年度(自 2024年2月1日至 2025年1月31日)   当連結会計年度(自 2025年2月1日至 2026年1月31日)   増減 ディストリビューター(業務用食品卸売)事業部門   6,224   5,810   △414 キャッシュアンドキャリー(業務用食品現金卸売)事業部門   1,707   1,543   △164 フードソリューション事業部門   399   500   +101 食品スーパー事業部門   △835   -   +835 合計   7,496   7,853   +357 ※2025年5月29日付「報告セグメントの変更に関するお知らせ」において公表の通り、前期に、事業ポートフォリオの見直しをしたことに伴い、当連結会計年度より、従来の報告セグメントから「食品スーパー事業」を抹消しております。 <ディストリビューター(業務用食品卸売)事業部門> 当事業部門の主要マーケットである国内外食業界は、好調なインバウンド需要の下支えなどにより、市場環境は堅調に推移している一方で、食材コストの上昇や人手不足への対応は継続的な課題となっております。 このような中、当事業部門では、中期経営計画の取り組みテーマの一つである「エリア毎の市場環境に沿った事業展開へのシフト」を実行しつつ、既存得意先の深耕と新規得意先の開拓を進めました。 国内最大市場である首都圏でのシェア拡大を図るため、株式会社トーホーフードサービスでは2月に本格稼働した横浜支店 横浜DC(横浜市鶴見区)を活用し、営業活動を強化したほか、株式会社トーホー・北関東では周辺事業所を統合する形で3月に茨城西支店(茨城県下妻市)を開設いたしました。また、観光需要が活発なエリアへの対応として、株式会社トーホーフードサービスでは4月に京都支店(京都市東山区)を、11月に金沢支店(石川県金沢市)をそれぞれ新築移転し、株式会社トーホー沖縄では12月に宮古島営業所(沖縄県宮古島市)を開設いたしました。更に、本社所在地の神戸では自社焙煎「toho coffee」のブランド力を高めるべく、12月にtoho coffee shop 神戸元町(神戸市中央区)をオープンいたしました。 全国7会場で開催した総合展示商談会では、新商品やリニューアル商品を中心に味や品質、使い勝手にこだわったプライベートブランド商品や人手不足や食材コストの上昇といった外食業界の課題解決につながる提案を積極的に実施いたしました。 また、当期は商品力を更に強化すべく、9月に国産のチルド鶏肉を中心に生産、加工、販売を行う株式会社三協食鳥をグループ化いたしました。 以上の結果、当事業部門の売上高は国内外食産業向け販売の堅調な推移や新規グループ会社の寄与などにより2,009億10百万円(前期比9.2%増)、営業利益はシンガポール子会社の売上総利益率の低下や運賃及び荷造費の増加などにより、58億10百万円(同6.7%減)となりました。 なお、新たな海外展開として、2026年2月にベトナムで食品卸売を営む「KOME88 JOINT STOCK COMPANY」の発行済株式の40.0%を取得(持分法適用関連会社化)いたしました。 <キャッシュアンドキャリー(業務用食品現金卸売)事業部門> 当事業部門につきましては、プロの食材の店「A-プライス」を中心に、主要顧客である中小飲食店に対し、毎日の仕入れへのサポート力を高めるべく、新商品やおすすめ・こだわり商品、メニュー提案といった情報提供の強化を図りました。季節ごとの販促企画を行い、旬の食材や新メニューの提案を強化したほか、差別化商品であるプライベートブランド商品については専任担当者を全店に配置し、試食販売を強化いたしました。また、新たな取り組みとして一部エリアで市場開拓専門の担当者を配置し、新規顧客開拓を強化したほか、店舗周辺の飲食店への利便性向上を図るべく、クイックコマースサービス(即時配達サービス)を65店舗に導入いたしました。 各地で開催する展示商談会につきましては9会場で実施し、地産地消や年末年始商材などの提案を行ったほか、小規模のエリアミニ提案会も実施し、提案機会の拡大を図りました。 一方、店舗につきましては、株式会社トーホーキャッシュアンドキャリーが1月にA-プライスぴおシティ桜木町店(横浜市中区)を出店するとともに、A-プライス4店舗(3月小倉北店、5月新金岡店、6月佐賀店、8月溝の口店)を改装、1店舗(5月練馬インター店)を閉店いたしました。また、株式会社トーホー沖縄は11月にA-プライス宮古島店(沖縄県宮古島市)を出店いたしました。 以上の結果、当事業部門の売上高は456億44百万円(前期比1.7%増)、営業利益は諸経費の増加などにより15億43百万円(同9.6%減)となりました。 <フードソリューション事業部門> 当事業部門につきましては、品質・衛生管理サービス、外食企業向け業務支援システム、業務用調理機器、店舗内装設計・施工など「外食ビジネスをトータルにサポートする」機能の提案に引き続き注力いたしました。 外食産業の人手不足が深刻化する中、グループ各社の展示商談会に出展し、業務効率化や調理工程の省力化につながる提案を積極的に行うなどグループシナジーの更なる発揮に努めました。 なお、品質・衛生管理サービスを提供する株式会社トーホービジネスサービスでは、首都圏での活動を強化するため、5月に東京オフィスを開設いたしました。 以上の結果、当事業部門の売上高は131億93百万円(前期比2.1%増)、営業利益は5億円(同25.4%増)となりました。 (2) 財政状態の状況 (総資産) 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ81億33百万円増加し、964億54百万円となりました。主な要因は、現金及び預金が19億75百万円、受取手形、売掛金及び契約資産が35億84百万円、退職給付に係る資産が13億72百万円増加したことなどによるものであります。 (負債) 当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末に比べ47億10百万円増加し、619億11百万円となりました。主な要因は、支払手形及び買掛金が29億76百万円、繰延税金負債が14億11百万円増加したことなどによるものであります。 なお、当連結会計年度末の借入金の総額は185億20百万円(前連結会計年度末185億4百万円)となりました。 (純資産) 当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末に比べ34億24百万円増加し、345億42百万円となりました。主な要因は、親会社株主に帰属する当期純利益45億76百万円の計上及び配当金15億54百万円の支払いにより、利益剰余金が30億21百万円増加したことなどによるものであります。自己資本比率については純資産の増加により、35.7%と前連結会計年度末の34.8%に比べ0.9ポイント上昇いたしました。 (3) キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりです。 (金額表示:百万円) 前期   当期   増減 営業活動によるキャッシュ・フロー   6,490   7,935   1,444 投資活動によるキャッシュ・フロー   △2,160   △500   1,660 財務活動によるキャッシュ・フロー   △4,634   △5,484   △850 現金及び現金同等物期末残高   9,109   11,150   2,040 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、79億35百万円の収入(前連結会計年度は64億90百万円の収入)となりました。 主な収入は、税金等調整前当期純利益による増加73億77百万円(前連結会計年度は71億89百万円の税金等調整前当期純利益)、減価償却費24億87百万円(前連結会計年度は20億43百万円)、仕入債務の増加21億64百万円(前連結会計年度は8億63百万円)に対して、主な支出は売上債権の増加24億77百万円(前連結会計年度は2億64百万円の増加)、法人税等の支払額20億33百万円(前連結会計年度は15億78百万円の支払)などによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、5億円の支出(前連結会計年度は21億60百万円の支出)となりました。 これは主に、店舗の改装・移転に向けた固定資産の取得による支出26億9百万円(前連結会計年度は32億48百万円の支出)に対して、移転や統合に伴う土地等の固定資産の売却等による収入17億14百万円(前連結会計年度は10億81百万円の収入)などによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、54億84百万円の支出(前連結会計年度は46億34百万円の支出)となりました。 これは主に、長期借入れによる収入83億円(前連結会計年度は65億円の収入)に対し、長期借入金の返済による支出111億26百万円(前連結会計年度は94億23百万円の支出)、配当金の支払額15億51百万円(前連結会計年度は11億81百万円)などによるものであります。 以上の結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ20億40百万円増加し、111億50百万円となりました。 (4) 仕入及び販売の実績 ① 仕入の実績 仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年2月1日  至 2026年1月31日)   前期比(%) ディストリビューター事業(百万円)   186,289   110.0 キャッシュアンドキャリー事業(百万円)   11,686   87.4 フードソリューション事業(百万円)   3,114   80.3 合計(百万円)   201,089   106.0 (注) セグメント内及びセグメント間の取引については相殺消去しております。 ② 販売の実績 販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年2月1日  至 2026年1月31日)   前期比(%) ディストリビューター事業(百万円)   200,910   109.2 キャッシュアンドキャリー事業(百万円)   45,644   101.7 フードソリューション事業(百万円)   13,193   102.1 合計(百万円)   259,747   105.4 (注) セグメント内及びセグメント間の取引については相殺消去しております。 2.経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たりましては、連結決算日における資産・負債の報告数値及び報告期間における収益・費用の報告数値に影響を与える見積りは、主に投資の減損、資産除去債務、繰延税金資産の回収可能性、貸倒引当金、退職給付債務及び退職給付費用であり、継続的な評価を行っております。これらの見積り及び判断・評価については、過去の実績や状況に応じて合理的と考えられる要因等に基づき行っておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果は異なる場合があります。 なお、当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は「連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。 (2) 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 ① 財政状態の分析 当連結会計年度はインバウンド需要の活況などを背景に国内外食産業への販売が堅調に推移しました。この結果、現金及び預金や受取手形、売掛金及び契約資産、棚卸資産などが増加し、資産合計は増加しました。一方で売上高の増加に伴い支払手形及び買掛金が増加したことにより、負債合計は増加いたしました。また、親会社株主に帰属する当期純利益の計上などにより純資産は増加し、自己資本比率は35.7%に上昇するなど、財政状態の改善が進みました。 個別の財政状態の分析については、「1 経営成績等の状況の概要(2) 財政状態の状況」をご参照ください。 ② 経営成績の分析 (売上高) 当連結会計年度の売上高は2,597億47百万円(前期比5.4%増)となりました。食品スーパー事業の完全撤退を進めるなどの減収要因がありましたが、国内外食産業への販売が堅調に推移したことに加え、新規M&Aによる寄与もあり全体では増収となりました。 (売上総利益) 当連結会計年度の売上総利益は499億80百万円(前期比1.9%増)となりました。食品スーパー事業からの撤退の影響がありましたが、新規M&Aを含む既存事業の増収に伴い売上総利益額は増加となりました。 (営業利益) 当連結会計年度の営業利益は78億53百万円(前期比4.8%増)となりました。新規M&Aを含む既存事業の増収に伴う売上総利益額の増加および食品スーパー事業からの撤退による増益が、シンガポール子会社における売上総利益率の低下に伴う売上総利益額の減少や既存事業における運賃及び荷造費等の経費の増加の影響を上回り、営業利益は増益となりました。 (経常利益) 当連結会計年度の経常利益は79億28百万円(前期比3.0%増)となりました。営業利益の増加に伴い、経常利益も増益となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は45億76百万円(前期比2.0%増)となりました。固定資産除却損等の増加はあるものの、固定資産売却益等の増加があり、創業来の最高益を前期に続き更新しました。 ③ キャッシュ・フローの分析 当連結会計年度のキャッシュ・フローにつきましては、税金等調整前当期純利益の計上に加えて減価償却費などにより、営業キャッシュ・フローは79億35百万円となりました。投資キャッシュ・フローは店舗の出店・改装、横浜支店 横浜DCの稼働等に向けた設備投資の実施に伴い5億円の支出となりました。財務キャッシュ・フローは、主に長期借入金の返済により54億84百万円の支出となり、当連結会計年度末の現金及び現金同等物は111億50百万円となりました。 個別のキャッシュ・フローの分析については、「1 経営成績等の状況の概要(3) キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 ④ 資本の財源及び資金の流動性 a.資金需要 当社グループの資金需要の主なものは、成長戦略に基づく設備投資やM&A投資などの長期資金需要と商品仕入などの運転資金需要であります。当連結会計年度では拠点の新設・移転、ソフトウェア投資等27億80百万円の設備投資を実施しております。設備投資については連結会社各社が個別に策定したものについて当社がその投資判断について調整を行っております。 b.財務政策 当社グループは事業活動のための流動性の維持と、適切な財務バランスの実現を方針としております。設備投資・出資などの長期資金需要に対しては、主に内部留保や金融機関からの長期借入金、資本市場からの調達により、運転資金需要には主に短期借入金により調達しております。なお、短期流動性を補完する目的でコミットメントライン契約を締結しております。 当連結会計年度につきましては、長期借入金の圧縮が進んだ一方で、新規M&Aに伴う連結子会社の外部借入金の取り込み等により、借入金残高は185億20百万円(前期比15百万円増)となっております。 また、グループ内資金の効率化を目的に、当社と主要な子会社での資金一元管理を行っております。 ⑤ 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、持続的成長と収益力の向上を通じて、企業価値を継続的に高めていくことを経営目標の一つとしております。具体的には事業の成長を示す「売上高」と収益力を示す「親会社株主に帰属する当期純利益」、また最終的に事業のリスクを負担する株主から預かっている資金に対し、そのリスクに見合う利回りを確保するという観点から「ROE」、さらに企業価値に対する市場からの評価を示す指標として「PBR」を中長期的な指標としております。 当連結会計年度における売上高は2,597億47百万円(前期比5.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は45億76百万円(前期比2.0%増)となったためROEは14.0%となりました。PBRにつきましては、1.2倍となりました。引続きこれらの指標の継続的な改善に向け、取り組んでまいります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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