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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,959.24+192ドル円158.93-1NASDAQ26,195.71+96S&P 5007,663.84+32SOX 指数11,328.43+409/2終値

ラピーヌ

LAPINE CO.,LTD8143 · Standard · 繊維製品

婦人服・服飾雑貨の企画製造販売を手がけ、全国の専門店・百貨店に卸す老舗アパレル。直営ECと子会社小売も展開。

概要

ラピーヌは、婦人服及び服飾雑貨の企画・製造・販売を主力とする中堅アパレル企業である。1950年に大阪で創業、1967年に現在の社名に変更。東京証券取引所スタンダード市場に上場(コード8143)。2026年2月期の連結売上高は約19億円、従業員37名。直営32店舗の小売事業と全国の専門店・百貨店向け卸売事業の二軸で展開する。近年は市場縮小の中、赤字が続いている。

卸売と小売の二軸で構成される事業セグメント

当社グループは、卸売事業、小売事業、福祉事業の3セグメントで構成される。2026年2月期の売上高は卸売事業が7億63百万円(全体の約41%)、小売事業が10億99百万円(約59%)、福祉事業が11百万円(約0.6%)である。卸売事業は東京・大阪の営業拠点から全国の婦人服専門店や百貨店へ販売する。小売事業は直営店舗と自社ECサイトを通じて一般消費者に販売する。福祉事業は連結子会社ラピーヌ夢ファームが野菜栽培と障害者就労支援を手掛けるが、売上規模は小さい。

直営店32店とECで拡げる販売チャネル

販売チャネルは直営店舗、EC、卸売の三つである。直営店舗数は2026年2月末時点で32店舗(連結子会社ベルラピカ運営の28店舗を含む)。ECは自社運営サイトに加え、大手百貨店のECサイトや有力ECモールにも出品する。卸売は長年愛用している顧客層に加え、新規顧客開拓を狙う。近年は消費者の節約志向が強く、店頭販売は厳しいが、価格見直しや戦略商品のPRによる新顧客獲得に注力する。

連結子会社が担う小売と福祉の二事業

連結子会社は2社ある。株式会社ベルラピカは婦人服・服飾雑貨の小売事業を担い、2026年2月末時点で28店舗を運営する。当社製品に加え他社製品も仕入れ販売する。ラピーヌ夢ファーム株式会社は水耕栽培による野菜の生産・販売と、障害者総合支援法に基づく障害者福祉サービス事業を行う。設立は2012年で、社会福祉への取り組みの一環として障害者の安定的な職場確保を目的とする。売上は小さいが、就労支援事業運営費収入等で損失を補填している。

主力ブランド「ラピーヌ」の位置づけ

「ラピーヌ」は1967年から使用されるブランド名である。婦人既製服を中心に、服飾雑貨も手掛ける。ブランドのコンピタンスとして「PRIDE(時流をつくる)」「QUALITY(ラピーヌクオリティ)」「MIND(一着一着に思いを込めて)」を掲げる。直営の富士服飾研究所(山梨県富士吉田市)で製造するほか、国内協力工場への委託や海外からの仕入れも行う。近年は消費の多様化や顧客の高齢化に対応すべく、価格帯の見直しや若年層へのアピールを強化している。

業界の中での役割は全国の専門店・百貨店に婦人服を卸売りし、直営店舗・ECで小売も行うにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
19億円
営業利益
-3億円
営業利益率
-15.8%
純利益
-3億円
2026/2 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/2
事業売上構成比利益利益率
小売事業11億円57.9%
卸売事業8億円42.1%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01婦人服・服飾雑貨小売店(専門店・百貨店)主力

婦人服・服飾雑貨を企画し、自社の富士服飾研究所と国内協力工場で製造。東京・大阪の営業拠点から全国の専門店・百貨店に卸売販売。一部は国内外から仕入れて品揃え。

主要顧客専門店、百貨店

主な製品・サービス1
婦人服・服飾雑貨
婦人向けアパレル製品と服飾雑貨の企画・製造・販売。ブランド展開、OEM供給も行う。

02一般消費者(直営EC・小売)準主力

直営ECサイトおよび子会社ベルラピカが運営する28店舗の小売店舗で、当社製品と他社製品を販売。直接顧客にアプローチし、ブランド体験を提供。

03社会福祉(障害者支援)副次

子会社ラピーヌ夢ファームが水耕栽培による野菜の栽培・販売と障害者福祉サービス事業を展開し、障害者の安定的な職場確保に貢献。

主な製品・サービス1
水耕栽培野菜
水耕栽培で生産した野菜。障害者福祉サービス事業として、職場を提供しつつ販売を行う。

製品と技術

婦人既製服の企画から製造までの一貫体制

主力製品は婦人既製服であり、ジャケット、スカート、ワンピース、ブラウスなどを展開する。企画は自社デザイナーが行い、製造は直営の富士服飾研究所(山梨県富士吉田市)と国内協力工場で行う。また、一部製品は海外から仕入れる。同社は「ラピーヌクオリティ」として品質へのこだわりを掲げ、縫製や素材選びに注力する。近年は実需期に発注を引き寄せ、在庫リスクを低減する生産体制へと移行している。

多彩なアイテムを揃える服飾雑貨

婦人服に加えて、スカーフ、バッグ、アクセサリーなどの服飾雑貨も取り扱う。これらはコーディネート提案の一部として重要な役割を果たし、直営店や卸先で販売される。雑貨の多くは外部仕入れであるが、ブランドイメージに合うよう厳選される。服飾雑貨の売上は全体の一部だが、顧客の来店頻度を高め、ブランドへの愛着を深めるのに貢献している。

水耕栽培による野菜生産と障害者雇用の福祉事業

連結子会社ラピーヌ夢ファームは、大阪府箕面市で水耕栽培および土耕栽培による野菜(レタス類等)の生産・販売を行う。同時に、障害者総合支援法に基づく就労継続支援事業を運営し、障害者に安定的な雇用の場を提供する。売上規模は連結全体の約0.6%と小さいが、社会貢献活動の一環として位置づけられている。2026年2月期は売上高11百万円、営業損失33百万円であったが、助成金収入により当期純損失は4百万円に抑えた。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

繊維製品のなかでの位置

小型アパレル、減収赤字で苦境

ラピーヌは繊維製品セクターに属する小型アパレル企業で、売上高は20億円(2025年2月期)と同業の片倉工業やグンゼに比べ大幅に小規模。業績は悪化傾向にあり、2025年2月期は営業赤字(売上高経常利益率▲20%)に転落し、2026年2月期も赤字継続見通し(同▲15.79%)。同業他社が総合繊維メーカーとして多角化する中、ラピーヌは婦人服等の専門性に特化するが、規模の小ささと収益性の低さが課題。片倉工業やグンゼのような素材・機能性事業を持たず、競争力の源泉が限定的。内需依存度が高く、国内消費低迷の影響を直接受けやすい立ち位置にある。

強み

  • 婦人服を中心とした製品構成で、特定市場に特化したニッチな強みを持つ。
  • 組織が小規模であるため、トレンド変化への迅速な対応が可能。
  • 長年のアパレル事業で培ったブランド運営ノウハウがある。
  • 売上規模に比して固定費が低く、損益分岐点が低い可能性がある。

課題

  • 2025年2月期、2026年2月期とも営業赤字見通しで、早期の黒字化が急務。
  • 売上高は23億円→20億円→19億円と減少傾向にあり、需要喚起が必要。
  • 片倉工業やグンゼのような総合繊維大手に対し、規模・リソースで劣る。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

繊維製品の時価総額近傍。太字がラピーヌ

時価総額で並べると、掲載6社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額
13409北紡29億円
23600フジックス25億円
33598山喜25億円
4442Aクラシコ17億円
53111オーミケンシ12億円
68143ラピーヌ4億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 24件

婦人既製服ブランドとして再出発した1967年

1950年2月、大阪市阿倍野区で株式会社大東として創業し、オーダーメードの婦人服を中心とする小売業を始めた。1962年6月に婦人既製服分野へ進出し、1963年2月に商号を株式会社ダイトウに変更。1967年2月、婦人既製服の企画・製造・販売を本格化し、ブランドを「ラピーヌ」と定めた。同年4月に商号を株式会社ラピーヌに変更し、現在の事業の礎を築いた。この転換は、既製服の需要拡大を見据えた経営判断であった。

大阪・東京両市場への上場と生産体制の強化

1983年10月に大阪証券取引所市場第二部に上場。1984年3月に本社を大阪市北区に移転し、1989年8月には大阪府箕面市に商品センターを開設した。1990年2月に東京証券取引所市場第二部にも上場し、首都圏での認知度向上を図った。1992年8月には山梨県富士吉田市に富士服飾研究所を開設し、自社製造能力を強化した。上場資金と生産拠点の拡充により、ブランドの全国展開を加速させた。

子会社設立による小売と福祉事業への多角化

2005年8月、株式会社ポップインターナショナルの営業の一部を譲受け、事業基盤を拡大した。2007年6月に株式会社ベルラピカ(現連結子会社)を設立し、同年8月に株式会社ベルミランの営業の一部を譲受けて婦人服・服飾雑貨の小売事業を開始した。2012年9月にはラピーヌ夢ファーム株式会社を設立し、水耕栽培による野菜生産と障害者福祉サービス事業に参入した。これにより、卸売中心の事業構造に小売と福祉の柱を加えた。

証券市場統合と本社移転の節目

2013年2月、決算期を3月20日から2月末日に変更し、東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場統合により東京証券取引所市場第二部への単独上場となった。2016年5月、監査等委員会設置会社に移行し、本社を大阪市中央区に移転。2021年3月には本店所在地を東京都千代田区に移し、実質的な本社機能を東京へ移した。2022年4月には東京証券取引所の市場区分見直しに伴いスタンダード市場に移行した。

売上高の減少と赤字が続く近年の経営

2012年3月期の連結売上高121億円をピークに、2026年2月期は18億73百万円まで減少した。2016年2月期以降、営業損益はほぼ毎期赤字であり、2024年2月期には営業損失3億60百万円を計上した。2026年2月期も営業損失2億75百万円、親会社株主に帰属する当期純損失2億59百万円と厳しい状況が続く。経営陣は実需に即した発注、低コスト生産、固定費削減、新規顧客開拓などで収益改善を図るが、市場環境は依然として不透明である。

年表24件を開く

1950年代

  • 1950年2月創業大阪市阿倍野区において、株式会社大東を設立、オーダーメードの婦人服を中心とする総合衣料の小売業を開始。

1960年代

  • 1962年6月婦人既製服分野へ進出。
  • 1963年2月商号変更商号を株式会社ダイトウに変更。
  • 1967年2月婦人既製服の企画、製造、販売を開始、ブランドをラピーヌと定める。
  • 1967年4月商号変更商号を株式会社ラピーヌに変更。

1970年代

  • 1970年3月東京都品川区TOCビル内に東京営業所を開設。
  • 1971年2月大阪市中央区OMMビル内に大阪営業所を開設。

1980年代

  • 1983年1月東京店をTOCフロントビルに移転。
  • 1983年10月上場大阪証券取引所市場第二部に上場。
  • 1984年3月本社を大阪市北区天満一丁目5番7号に移転。
  • 1989年8月大阪府箕面市に商品センターを開設。

1990年代

  • 1990年2月上場東京証券取引所市場第二部に上場。
  • 1992年8月山梨県富士吉田市に富士服飾研究所を開設。
  • 1999年2月M&A大阪店事務所を本社に統合。

2000年代

  • 2005年8月株式会社ポップインターナショナルの営業の一部を譲受け。
  • 2007年6月株式会社ベルラピカ(現・連結子会社)を設立。
  • 2007年8月株式会社ベルラピカが株式会社ベルミランの営業の一部を譲受け、婦人服・服飾雑貨の小売事業を開始。

2010年代

  • 2012年6月執行役員制度を導入。
  • 2012年9月ラピーヌ夢ファーム株式会社(現・連結子会社)を設立。
  • 2013年2月上場決算期を3月20日から2月末日に変更。東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場の統合により、東京証券取引所市場第二部への単独上場となる。
  • 2016年5月監査等委員会設置会社に移行。本社を大阪市中央区大手前一丁目7番31号に移転。

2020年代

  • 2021年3月本店所在地を東京都千代田区神田東松下町17番地(現在地)に移転。
  • 2022年4月東京証券取引所 スタンダード市場に移行。
  • 2022年11月大阪店を大阪府箕面市船場西一丁目3番15号に移転。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/2期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2027年2月期まで18億90百万円
  • 営業損失2027年2月期まで1億53百万円
  • 経常損失2027年2月期まで1億24百万円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    中核市場での新品開発と低価格戦略

    品質を維持しつつパターンや縫製を合理化し、売れ筋トレンドを押さえた低価格商品を展開。未購買層へもアピールし新規顧客を獲得する。

  2. 02

    店頭VP刷新と接客強化による顧客接点拡大

    百貨店や直営店のビジュアルプレゼンテーションを従来顧客向けから戦略商品PR中心に変更。実店舗とECの連携を強化し、使いやすいサービスを提供する。

  3. 03

    在庫リスク低減とコスト削減による収益改善

    製造・仕入のコントロールで在庫リスクを減らし、発表型数・展開サイズを絞って低コスト生産。固定費の効率的運用と徹底削減を継続する。

  4. 04

    福祉事業の生産性向上と収益化

    連結子会社の水耕栽培・土耕栽培の生産性を高め、施設利用者の教育訓練で作業効率アップを図り、営業利益を創出する体制を整える。

  5. 05

    資金確保と財務安定化

    コスト削減の継続、取引金融機関との返済スケジュール交渉、資産売却による資金化を早期に実施し、資金繰りの懸念を解消する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で37人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は396万円で、9期前と比べて8.8%平均年齢は48.7歳、平均勤続年数は23.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年2月232
2018年2月219
2019年2月214
2020年2月43441.516.2191
2021年2月38442.616.4174
2022年2月37544.517.7117
2023年2月37046.419.783
2024年2月37748.821.366
2025年2月37149.222.049−816
2026年2月39648.723.737−811

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 2 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
大阪店・商品センター — 大阪府箕面市941百万円
全社資産 小売事業
ほか4件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ラピーヌ夢ファーム(株)
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    フリージア・マクロス(株)
    東京都千代田区 · その他の関係会社
    議決権35.6%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年2月期の売上高は19億円営業利益-3億円前期と比べると減収で、売上が-5.0%。

売上高
-5.0%
19億円
営業利益
-3億円
純利益
-3億円
営業利益率
-15.8%
前期比 +4.2%pt

会社が出している今期の予想2027年2月期

項目会社予想前期実績
売上高19億円19億円
営業利益-2億円-3億円
純利益-1億円-3億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は5億円、営業利益は−1億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年1Q700.00
2024年2Q5−2−40.0−2
2024年3Q600.00
2024年4Q5−1
2025年1Q5−1−20.01
2025年2Q5−1−20.0−1
2025年4Q10−2−20.0−1
2026年2Q9−2−22.2−2
2026年4Q10−1−10.0−1
2027年1Q5−1−20.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 15期分

2012年3月期からの15期で、売上は121億円から19億円へ16%に減った。直近期の営業利益率は-15.8%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
ラピーヌ夢ファーム株式会社(現・連結子会社)を設立。
2012年3月12122
決算期を3月20日から2月末日に変更。東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場の統合により、東京証券取引所市場第二部への単独上場となる。
2013年2月11222
2014年2月11511
2015年2月11421
2016年2月108−5−3
2017年2月99−10−17
2018年2月9911
2019年2月94−4−10
2020年2月87−13−15
2021年2月52−16−21
2022年2月4422
2023年2月3332
2024年2月23−3−3
2025年2月20−4−1−20.0−1
2026年2月19−3−2−15.8−3

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年2月期

売上高19億円のうち、営業利益として残るのは-3億円-15.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-3億円、売上の-15.8%にあたる。営業利益率は業種中央値3.9%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金36.8%7億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金73.7%14億円
  • その他の費用持分法損益などの調整5.3%1億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-15.8%-3億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
63.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比19.7pt
-15.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比20.0pt
-15.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROA
-9.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-7.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 15期分

2026年2月期は営業CFが−5億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは−5億円この組み合わせは立て直し型にあたる。本業の赤字を資産売却と資金調達で補っている。事業転換の途上期末の手元現金は5億円で、売上の3.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年3月4−2−2226
2013年2月2−2−12014
2014年2月3−1−4213
2015年2月20−1214
2016年2月−17−8612
2017年2月−804−88
2018年2月10−119
2019年2月−524−131914
2020年2月−50−1−58
2021年2月−9310−612
2022年2月400416
2023年2月402421
2024年2月−70−2−713
2025年2月−50−1−58
2026年2月−502−55

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 15期分

2026年2月期の総資産は32億円。このうち返さなくてよい自己資本が7億円で、自己資本比率は23.0%(業種中央値57.9%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年3月130735755.9
2013年2月119754462.5
2014年2月117744363.4
2015年2月119754463.0
2016年2月105703565.7
2017年2月91533858.1
2018年2月91543759.4
2019年2月67442365.7
2020年2月50282256.1
2021年2月3973218.4
2022年2月3782921.5
2023年2月40122828.6
2024年2月3492526.7
2025年2月3082227.8
2026年2月3272523.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年2月期の内訳
現金及び預金
5億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
-4億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
5億円
在庫として抱えている分
負債合計
25億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
15
/ 100
安定性自己資本比率15 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続0 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

繊維製品 48社との比較

同じ繊維製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率48社中40位あたり、逆に低いのは自己資本比率48社中47位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 5.5%
P25 2.7%P75 10.3%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-15.8%/中央値 3.9%
P25 1.4%P75 9.8%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
23.0%/中央値 57.9%
P25 39.9%P75 72.6%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-5.0%/中央値 0.5%
P25 -4.6%P75 5.6%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.0%/中央値 3.0%
P25 2.6%P75 4.2%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥141で、1年前と比べて-54.1%過去52週の値幅のなかでは3%の位置にある。

¥141+0.0%1ヶ月-1.4%1年-54.1%時価総額4億円
過去52週の値幅
安値¥135高値¥362

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PBR0.47倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は年初から下落トレンドが続き、52週高値362円からは60%下落。直近146円で、25日線145円とほぼ同水準。1ヶ月では横ばい、1年では43.9%下落。出来高は全体的に低調で、8月10日に1.3万株とやや増加。RSIは52.6と中立圏で、下げ止まりの兆しも見える。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 15/100)

PER は算出不能であるが、PBR は 0.4827 倍と業界平均の 1.02 倍を大幅に下回り、株価は純資産の約半分の水準で割安に見える。一方、ROE は 16.3% と高いが、直近の業績は減収で営業赤字が続き、配当も無配である。業界平均の PER は 24.62 倍はあるが、黒字転換の見込みが立たないため、単純比較は困難。赤字が続く中で、PBR の低さは企業価値の毀損を反映している可能性が高く、割高と判断した。ただし、資産価値から株価は下支えられている。

指標この会社業種平均
PBR0.47倍1.01倍
ROE16.3%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績不振からの回復可能性が主な論点。強気派は、ブランド再構築やコスト削減で黒字転換を目指すとみる。一方、弱気派は、売上高が減少傾向にあり、営業赤字が続く中で、事業構造の抜本的な改革がなければ回復は難しいと指摘。消費者トレンドの変化や競合の台頭により、既存事業の立て直しは容易ではない。新たな成長戦略が見えるかが焦点。

プラスに働く材料7
  • コスト削減効果

    経費削減により赤字幅が縮小傾向にあり、改善の兆しがある。

  • ブランド価値の再生

    老舗ブランドとして知名度があり、改革次第で復活の余地。

  • EC強化の可能性

    オンライン販売の拡大で、実店舗に依存しない収益化を狙う。

  • 営業赤字が4億円から3億円へ縮小決算発表後影響

    2026年2月期の営業損失4億円→3億円、時価総額4億円の1億円改善は25%相当

  • 減収幅が3億円から1億円へ縮小通年影響

    売上高23億→20億→19億円、前期比の減収額は3億円→1億円

  • PBR0.48倍で解散価値対比の割安感継続影響

    PBR0.4827倍、時価総額4億円

  • 外国人保有比率4.84%と低位で売り圧力限定的継続影響

    外国人保有比率4.84%と低位で売り圧力が限定的

マイナスに働く材料7
  • 売上高の減少

    2023年2月期から売上高が大幅に減少し、需要の低迷が続く。

  • 赤字の継続

    2024年2月期以降、営業損益が赤字で、改善の目処が立たない。

  • 競争による圧力

    アパレル市場の競争激化により、価格・販売とも厳しい。

  • 純損失が3億円と赤字拡大決算発表後影響

    2026年2月期の純損益は-3億円、前期の-1億円から赤字拡大

  • 営業損益率マイナス15.8%と収益構造の脆弱さ通年影響

    2026年2月期の営業損益率は-15.79%、売上高19億円

  • 無配当で株主還元の欠如継続影響

    配当利回り0%

  • 1年で株価43.85%下落の下げトレンド継続影響

    直近1年の株価変動率-43.85%

次の決算で確かめる点
売上高成長率
売上高の減少が続く中で、回復の兆しを確認するため。
営業損益の動向
赤字脱却に向けた進捗を測る重要な指標。
EC売上高比率
オンライン戦略の効果を評価するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり0で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは0.00%。

年間配当
¥0
1株あたり
配当利回り
0.00%
いまの株価に対して
配当性向
25.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2018年2月1525.5
2019年2月150.0
2020年2月150.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想

株主

有価証券報告書より

2026年2月期末の株主数は延べ1,642人。区分でいちばん多いのは個人・その他52.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が36.7%を占め、残る63.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年2月%2022年2月%2023年2月%2024年2月%2025年2月%2026年2月%
個人・その他46.447.145.546.548.252.1
事業法人37.138.938.539.138.836.7
自己株式8.17.97.97.97.97.9
証券会社3.52.24.45.17.16.4
外国法人1.62.62.31.11.23.7
外国人個人0.10.10.00.10.91.1
金融機関11.39.19.38.14.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01フリージア・マクロス株式会社32.57
02楽天証券株式会社3.27
03技研ホールディングス株式会社2.03
04仲川 昭夫1.95
05UBS AG LONDON ASIA EQUITIES (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)1.75
06野津 好正1.75
07吉江 克己1.75
08鬼頭 和孝1.52
09野下 将司1.40
10川上 知良1.09

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 15期分

1株利益は15期で−1668%、1株純資産は15期で+10%。直近期のROEは16.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年3月72872.514.342.4
2013年2月73002.512.229.7
2014年2月63192.016.134.5
2015年2月463,2411.423.837.6
2016年2月−1122,984
2017年2月−7182,280
2018年2月572,3212.514.825.5
2019年2月−4061,869
2020年2月−6441,199
2021年2月−908302
2022年2月6633520.64.8
2023年2月6748616.34.9
2024年2月−136389
2025年2月−55357
2026年2月−110316

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/2期の役員報酬は総額21百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約1倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
佐々木ベジ代表取締役社長70
松永敬司取締役 専務執行役員572,300
森岡正人取締役 執行役員596,900
奥山一寸法師取締役66
西信子取締役701,000
山本昌弘取締役54
大須賀和志取締役(監査等委員)59
畠山誠取締役(監査等委員)68
佐藤生空取締役(監査等委員)40

役員報酬の内訳2026/2

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)416164
社外取締役4551

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/2期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容583字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社(株式会社ラピーヌ)と連結子会社2社(株式会社ベルラピカ、ラピーヌ夢ファーム株式会社)により構成されており、婦人服及び服飾雑貨の企画、製造、販売を主たる業務としております。 当社グループの当社及び子会社の位置付けは次のとおりであります。 (1) 連結財務諸表提出会社(当社) 当社は、婦人服及び服飾雑貨を企画し、直営の富士服飾研究所での製造のほか、国内の協力工場に委託して製造を行っております。また製品の一部は国内外より仕入れております。販売活動につきましては、東京、大阪の各営業拠点から、全国の専門店、百貨店を中心に卸売販売を行い、また一部直営店舗、ECサイトを通じて小売販売を行っております。 (2) 連結子会社 子会社の株式会社ベルラピカは、婦人服及び服飾雑貨の小売事業を行っております。当社製品及び他社製品を仕入れ、販売を行っており、2026年2月末日現在で28店舗を運営しております。 また、子会社のラピーヌ夢ファーム株式会社は、水耕栽培による野菜の栽培及び販売を通じて障害者福祉サービス事業を行っております。これは、当社グループとしての社会福祉への取り組みの一環として、障害者の安定的な職場の確保を図るために行っているものであります。 <事業系統図> 以上述べた事項を事業系統図によって示すと、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,559字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、「真実と信頼」を創業以来の経営理念とし、消費者第一主義に徹した経営のもと、ファッションを通じて社会の生活文化向上に貢献することを目指しております。また、その基本方針に基づき、ご愛用いただくお客様一人ひとりの満足度向上並びにファンの増大を目標とした事業展開を推し進め、消費者、取引先、株主の皆様にご満足頂けますよう企業価値を更に高める努力を続けてまいります。 (2) 目標とする経営指標 当社グループは、事業活動の成果を示す売上高、営業利益、経常利益を重視しています。また、キャッシュ・フローについても重点管理をしております。 なお、当社グループは「ファッションとデジタルで顧客接点の拡大」をビジョンとして掲げ、世界に選ばれる一着を目指して、①PRIDE(時流に乗らず時流をつくる)②QUALITY(国境を越えていくラピーヌクオリティ)③MIND(これからも一着一着に思いを込めて)のコンピタンスのもとに事業活動を行っています。 2026年3月1日から2027年2月28日までの連結売上高は18億90百万円、営業損失は1億53百万円、経常損失は1億24百万円を数値目標として掲げております。 (3) 中長期的な経営戦略 当社グループは、新型コロナウイルス感染症の影響により売上高の低迷が長く続き、今後も、売上高がコロナ禍以前の水準に戻ることが難しいとの認識に基づき、以下の施策の実行により、安定的な収益構造の確立と永続的な成長発展の実現を目指しております。 ①中期経営ビジョン「ファッションとデジタルで顧客接点の拡大」 わたしたちがクリエイトする文化とお客様との絆を、リアル店舗、WEBなど、多様なチャネルを通じて深め、ブランド価値を高めていきます。 ②重点施策 当社グループの主力事業である、婦人服及び服飾雑貨の卸売・小売事業について、 ・供給するデザインソースの変更や販売価格の見直しによる新規顧客の開拓を進めます。 ・百貨店、直営店売場など店頭VP(ビジュアルプレゼンテーション)は、従来の顧客へ向けた新商品のPRではなく、戦略商品をPRして、従来はラピーヌを知らなかった消費者に向けてアピールを強化し、新顧客の増大を図ります。 ・製造、仕入のコントロールによる在庫リスクの低減を図ります。 ・発表型数・展開サイズの絞り込みによる低コスト生産を実現し、製造原価の低減による適正粗利の確保に努めます。 ・事業活動で使用する固定費用の効率的運用に努めるとともに、低減を図ります。 連結子会社の福祉事業については、 ・野菜の水耕栽培、土耕栽培の生産性向上に努めます。 ・作業効率アップに資する施設利用者の教育訓練に努めます。 (4) 経営環境 ①企業構造 当社グループは、婦人服及び服飾雑貨の企画、製造、販売を主たる事業とする当社及び連結子会社1社、また 野菜の生産・販売と障害者雇用を両立させる福祉事業を行う連結子会社1社により構成されており、当社グループの事業全体の売上高及び営業利益に対し、婦人服及び服飾雑貨の企画、製造、販売事業の売上高及び営業利益は、いずれも大部分を占めております。 事業規模及び内容につきましては、「第一部 企業情報 第1 企業の概況 3 事業の内容」に示しております。 ②主要製品・サービスの内容 当社グループが企画、製造、販売する主要商品は、婦人服及び服飾雑貨であります。その内容につきましては、「第一部 企業情報 第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ③仕入、受注及び販売の実績 a.仕入実績」にセグメント別の仕入実績の状況を記載しております。 ③顧客基盤 当社グループの主要事業が主に対象とする顧客は、当社グループ商品を長くご愛用いただいている顧客のほか、不特定多数の一般消費者であります。販売方法は店舗における顧客との対面によるものが大半を占めますが、近年、急速に変化している生活様式や消費行動に対応するため、ECサイトの再構築に取り組んでおります。これにより、多様な販売チャネルを通じて顧客との接点を深めるとともに、新規顧客の獲得にも注力し、当社グループのブランド価値を高めてまいります。 ④事業を行う市場の状況 当連結会計年度におけるわが国経済環境は、雇用・所得環境改善の動きが続き、緩やかな回復基調を維持している一方で、ウクライナ情勢など地政学的リスクや米国の通商政策の動向、資源・エネルギー価格の高騰から、依然として経済環境は先行き不透明な状況です。 当アパレル業界では、一部にインバウンド需要はあるものの、生活必需品を中心として物価高騰が継続する中、消費者の節約志向は根強く、慎重な消費マインドから、先行きの需要環境は厳しい状況下にあります。 このような状況のもと当社グループは、当社製品ターゲット層の購買に対する価値観とニーズに則してお買い求めやすい価格帯の商材供給に取り組み、店頭販売数量拡大と適正利益の確保に努め、厳しい消費環境に対処してまいりました。また、専門店卸販路の回復にも注力するほか、製造固定費や変動費の抑制、合理化策に継続して取り組んでまいりました。 ⑤販売網 当社グループは、東京、大阪の各営業拠点から、全国の婦人服専門店、百貨店を中心に卸売販売を行い、また直営店舗を通じた小売販売を行っており、直営店舗は当連結会計年度末時点で32店を展開しております。またEC事業については、自社運営サイトのほか、大手百貨店ECサイトや有力ECモールを通じて販売を行っております。 ⑥競合他社との競争優位性 当社グループといたしましては、独自性を発揮し、競争優位性を確保するため、以下の3点に注力しております。 ・価格、品質、機能を重視した新商品開発 ・好立地売場の確保と接客技術の向上 ・実店舗とWEBチャネルの連携強化により、お客様が使いやすく魅力あるサービスを提供 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財政上の課題等 当社グループは、第71期(2019年2月期)以降から継続して、営業損失を計上しております。当連結会計年度において営業損失2億75百万円、経常損失2億49百万円、親会社株主に帰属する当期純損失2億59百万円を計上し、営業活動によるキャッシュ・フローは4億73百万円のマイナスとなったことで、当連結会計年度末における現金及び預金は4億90百万円となりました。 これらの状況により、当社グループの資金繰りに重要な懸念が生じていることから、継続企業の前提に関する重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しております。 当社グループは、当該状況を解消すべく、以下の対応策を継続して実行に移しております。 ①卸売・小売事業については、 ・製品の品質は維持向上を図りながら、パターン・縫製仕様の合理化を進め、よりお買い求めやすい販売価格で、売れ筋のトレンドを押さえた新作デザインを展開し、幅広いお客様層へ訴求できる魅力ある新商品の提供に努めていきます。 ・百貨店、直営店売場など店頭VP(ビジュアルプレゼンテーション)は、顧客向けだけでなく、ラピーヌ商品の未購買消費者に向けてのアピールを強化し、新規顧客の獲得、増大を図っております。 ・製造、仕入額のコントロールとジャストインタイムの納期コントロールによる在庫リスクの低減に努めております。 ・製造原価の低減による適正粗利確保の取り組みを推し進めるとともに、引き続き固定経費の徹底的削減を継続して、売上高の維持拡大と安定的な営業利益を確保できる体制を整えてまいります。 ②ラピーヌ夢ファーム株式会社の福祉事業については、 葉もの野菜の水耕栽培、土耕栽培野菜の選定と生産性向上を進めるとともに、施設利用者の作業効率アップに資する教育訓練に努め、営業利益の創出を実現できる体制を整えてまいります。 ③資金の確保については、 製造原価の低減、販売費及び一般管理費削減の継続的取り組み、取引金融機関へ借入金元本の返済スケジュールに関して継続して交渉を行っております。また、自社で保有する資産の売却等による資金化の早期実施に努めてまいります。 以上の対応策の実施により、事業面及び財務面での安定化を図り、当該状況の解消、改善に努めてまいります。
事業等のリスク4,002字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があると考えられるリスクには、以下のようなものがあります。 なお、記載内容のうち将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2026年5月29日)現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 消費動向の変化に伴うリスク 当社グループが取り扱う製品は、変化しやすい流行などのトレンドや、対象顧客のニーズの多様化等の影響を受けやすい市場にあり、ファッショントレンドの急激な変化や消費者の嗜好の変化、競合する同業他社の動向に加え、景気変動の影響による個人消費の低迷等によって、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。その対応策として、当社グループは国内外の流行情報などを的確に把握し、魅力的な製品をお買い求めやすい価格にて提供することに努めております。当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期については、経済状況や消費動向の変化に伴う需要の変化により、常に起こりうるものと認識しております。 (2) 気象状況や自然災害などによるリスク 当社グループが取り扱う製品は、天候の影響を受けやすく、冷夏や暖冬、長雨などの天候不順により、消費者の大きな需要変化が生じる場合や、自然災害、感染症の拡大(パンデミック)等により、店頭の営業継続に悪影響を及ぼす場合があり、予測を超えた気象状況の変化により見込んでいた売上が伸び悩み、あるいは地震などの天災や感染症の拡大の発生によって営業の中断が生じた場合には、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。その対応策として、当社グループは、気象状況や自然災害等による売上の影響を極力受けることのないよう、生産の短サイクル化や生産コントロール、緊急時の社内体制の整備に努めております。当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期については、合理的に予見することが困難ですが常に起こりうるものと認識しております。 (3) 取引先与信に関するリスク 当社グループでは取引先の信用度把握に万全を期すため、調査機関や業界情報の活用により日常的な情報収集や与信管理を徹底し、債権の回収不能という事態を未然に防ぐ体制を取っております。しかしながら、上記の取り組みの範囲を超えた事象が突発的に発生した場合、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期については、合理的に予見することが困難ですが常に起こりうるものと認識しております。 (4) 製品の品質に関するリスク 当社グループの製品につきまして、万一、製造物責任に関わる製品事故が発生した場合、賠償費用の発生、販売の減少に加え、ブランドの信用失墜により、当社グループの経営成績に大きな影響を及ぼす可能性があります。その対応策として、当社グループは、製品の品質維持・管理にグループを挙げて取り組んでおります。当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期については、不測の事態による不具合の発生など、常に起こりうるものと認識しております。 (5) 法的規制に関するリスク 当社グループは、製品の販売、仕入れ、情報管理等において、景品表示法、下請法、独占禁止法、個人情報保護法などの法的規制の適用を受けております。当社グループでは、各業務担当部門が経営統括本部と連携しながら、すべての法的規制を遵守するように取り組んでおります。しかしながら、規制強化による遵守コスト増加の可能性や、上記の取り組みの範囲を超えた事象が発生した場合、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期については、将来の予期しない法令等の改正や新たな行政規則など、常に起こりうるものと認識しております。 (6) 個人情報に関するリスク 当社グループは、顧客管理などのため多数の個人情報を保有しており、万一、個人情報が外部に漏洩するような事態が発生した場合、社会的信用失墜による売上の減少や顧客に対する損害賠償による損失が発生し、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。その対応策として、全社的に情報管理体制の構築に取り組んでおります。当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期については、合理的に予見することが困難ですが常に起こりうるものと認識しております。 (7) 海外におけるリスク 当社グループでは、企画した製品の大部分を国内の協力工場に委託し生産しておりますが、一部の製品につきましては中国ほかの海外に生産を委託しております。それに伴い、為替レートの変動、テロ、天災、伝染病といったリスクが発生する恐れがあり、その結果、原価高や製品輸入が困難になるといったリスクが発生した場合、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また当社グループでは、海外の有力企業が所有する知的財産権の使用許諾によりブランド事業を展開しております。万一、契約期間満了に伴う契約の終了や、不測の事由による契約の解除、契約内容の変更など、ライセンス契約を継続できない事態が発生した場合、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。これらの対応策として、当社グループは、仕入先との連携強化による生産管理体制の強化や、知的財産権の管理体制の強化に取り組んでおります。当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期については、合理的に予見することが困難ですが常に起こりうるものと認識しております。 (8) システムに関するリスク 当社グループは、コンピュータシステムと通信ネットワークを利用して業務処理を行っており、自然災害や事故、コンピュータウイルスに起因するシステムの停止、ハッカーなどの外部からの不正な侵入などの犯罪により、システムダウンや重要データの消失または漏洩が生じる可能性があり、このような事態が発生した場合、事故対応のコストの増加、損害賠償や信用力の低下等のリスクが想定され、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。その対応策として、当社グループは、外部からの不正アクセスやウイルス感染の防御、内部管理体制の強化等の対策を行っております。当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期については、合理的に予見することが困難ですが常に起こりうるものと認識しております。 (9) 固定資産の減損に関するリスク 当社グループにおいて、上記(1)~(8)のリスクの顕在化等により、当社グループ事業におけるブランドや売場単位の収支悪化が発生した場合には、保有する固定資産について減損損失が発生し、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。追加的な減損のリスクを低減するため、当社グループでは毎期継続的に減損の兆候の有無を確認しております。当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期については、事業環境の変化に伴う使用価値の低下など予測が困難ですが、常に起こりうるものと認識しております。 (10) 継続企業の前提に関する重要事象等について 当社グループは、第71期(2019年2月期)以降から継続して、営業損失を計上しております。当連結会計年度において営業損失2億75百万円、経常損失2億49百万円、親会社株主に帰属する当期純損失2億59百万円を計上し、営業活動によるキャッシュ・フローは4億73百万円のマイナスとなったことで、当連結会計年度末における現金及び預金は4億90百万円となりました。 これらの状況により、当社グループの資金繰りに重要な懸念が生じていることから、継続企業の前提に関する重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しております。 当社グループは、当該状況を解消すべく、以下の対応策を継続して実行に移しております。 ①卸売・小売事業については、 ・製品の品質は維持向上を図りながら、パターン・縫製仕様の合理化を進め、よりお買い求めやすい販売価格で、売れ筋のトレンドを押さえた新作デザインを展開し、幅広いお客様層へ訴求できる魅力ある新商品の提供に努めていきます。 ・百貨店、直営店売場など店頭VP(ビジュアルプレゼンテーション)は、顧客向けだけでなく、ラピーヌ商品の未購買消費者に向けてのアピールを強化し、新規顧客の獲得、増大を図っております。 ・製造、仕入額のコントロールとジャストインタイムの納期コントロールによる在庫リスクの低減に努めております。 ・製造原価の低減による適正粗利確保の取り組みを推し進めるとともに、引き続き固定経費の徹底的削減を継続して、売上高の維持拡大と安定的な営業利益を確保できる体制を整えてまいります。 ②ラピーヌ夢ファーム株式会社の福祉事業については、 葉もの野菜の水耕栽培、土耕栽培野菜の選定と生産性向上を進めるとともに、施設利用者の作業効率アップに資する教育訓練に努め、営業利益の創出を実現できる体制を整えてまいります。 ③資金の確保については、 製造原価の低減、販売費及び一般管理費削減の継続的取り組み、取引金融機関へ借入金元本の返済スケジュールに関して継続して交渉を行っております。また、自社で保有する資産の売却等による資金化の早期実施に努めてまいります。 以上の対応策の実施により、事業面及び財務面での安定化を図り、当該状況の解消、改善に努めてまいります。 しかしながら、これらの対策は実施途上であり、今後の営業損益及び財務面に及ぼす影響の程度や期間について不確実性があることから、継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められます。 なお、当連結財務諸表は継続企業を前提として作成しており、継続企業の前提に関する重要な不確実性の影響を、連結財務諸表に反映しておりません。
経営成績の分析 (MD&A)7,320字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済環境は、雇用・所得環境改善の動きが続き、緩やかな回復基調を維持している一方で、ウクライナ情勢など地政学的リスクや米国の通商政策の動向、資源・エネルギー価格の高騰から、依然として経済環境は先行き不透明な状況です。 当アパレル業界では、一部にインバウンド需要はあるものの、生活必需品を中心として物価高騰が継続する中、消費者の節約志向は根強く、慎重な消費マインドから、先行きの需要環境は厳しい状況下にあります。 このような状況のもと当社グループは、当社製品ターゲット層の購買に対する価値観とニーズに則してお買い求めやすい価格帯の商材供給に取り組み、店頭販売数量拡大と適正利益の確保に努め、厳しい消費環境に対処してまいりました。また、専門店卸販路の回復にも注力するほか、製造固定費や変動費の抑制、合理化策に継続して取り組んでまいりました。 この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 a.財政状態 当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末に比べて2億5百万円増加し、32億47百万円となりました。 当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べて3億3百万円増加し、25億円となりました。 当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べて97百万円減少し、7億46百万円となりました。 b.経営成績 当連結会計年度の売上高は18億73百万円(前年同期比8.3%減)となり、損益面におきましては、販売費及び一般管理費の抑制に努めましたものの、営業損益は2億75百万円の損失(前年同期は3億60百万円の損失)、経常損益は各種助成金を含み2億49百万円の損失(前年同期は1億34百万円の損失)となりました。また、親会社株主に帰属する当期純損益は2億59百万円の損失(前年同期は1億29百万円の損失)となりました。 セグメント別の経営成績の概要は次のとおりであります。 <卸売事業> 百貨店販売事業においては、衣料消費の多様化が進む中、若年層の消費者離れや既存顧客層の高齢化進行により、衣料品需要の低下傾向が進む中、市場環境の変化に対応して、消費者がお買い求めやすい商品価格で提供することにより、若い世代の客層の集客アップに努めるとともに、新規顧客の獲得を積極的に実行して、売上回復と粗利益の確保に取り組んでまいりました。 また、当社の商品企画や発注時期を継続して実需期に引き付けるようにするとともに、自社の企画力や技術力およびマーケティング力を向上させるための社員教育を積極的に継続しております。 専門店販売事業においては、取引条件や不採算取引の改善に継続して取り組み、受注から実需までのリードタイムを短縮することにより店頭消化の精度向上を図り、収益面の改善に努めるとともに、アパレル卸として新規取引・新販路開拓に取り組んでまいりました。 その結果、当事業の当連結会計年度の売上高は7億63百万円(前年同期比13.8%減)となり、営業損益は1億90百万円の損失(前年同期は2億77百万円の損失)となりました。 <小売事業> 卸売事業と同様に、店頭の売上が厳しい中、立地別、既存店舗別の効率改善に取り組んでおります。お客様視点の魅力ある品ぞろえの強化、効果的な販売促進策を講じて店頭活性化を図り、新規顧客の獲得に努め、損益改善に努めてまいりました。また、本部による経費の効率的運用を継続して行っております。 その結果、当事業の当連結会計年度の売上高は10億99百万円(前年同期比3.9%減)となり、営業損益は51百万円の損失(前年同期は49百万円の損失)となりました。 直営店数につきましては、当連結会計年度中に新規出店、退店はなく、当連結会計年度末の運営店舗数は当社グループ合計で32店となりました。 <福祉事業> 当社グループの社会福祉への取組みとして、障害者総合支援法に基づく「障害者福祉サービス事業」と農地法に基づく農業委員会の認可を受けた「野菜の生産及び販売事業」を両立させる事業を行う会社として2012年にラピーヌ夢ファーム株式会社を設立し事業を行っております。事業規模としては、連結売上高に占める割合は小さいものの、水耕栽培に加えて土耕栽培にも注力し、継続して採算性改善に努めております。 当事業の当連結会計年度の売上高は11百万円(前年同期比19.0%減)となり、営業損益は33百万円の損失(前年同期は33百万円の損失)となりました。 なお、福祉事業に関しましては、就労支援事業運営費収入23百万円、特定求職者雇用開発助成金等で5百万円の営業外収益などがあり、当期純損失は4百万円となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純損失が2億50百万円となり、棚卸資産の増加1億68百万円などにより、4億73百万円の支出(前年同期は4億52百万円の支出)となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、資産除去債務の履行1百万円などがあり、1百万円の支出(前年同期は6百万円の支出)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、短期借入金の増加2億14百万円などにより、2億4百万円の収入(前年同期は60百万円の支出)となりました。 この結果、現金及び現金同等物の当連結会計年度末残高は、前連結会計年度末に比べて2億70百万円減少して、4億90百万円となりました。 ③仕入、受注及び販売の実績 a.仕入実績 当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前年比(%) 卸売事業   496,345   116.7 小売事業   594,086   93.8 福祉事業   1,317   101.3 合計   1,091,748   103.0 b.受注実績 当社グループは原則として受注生産は行っておりません。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前期比(%) 卸売事業   763,194   86.2 小売事業   1,099,330   96.1 福祉事業   11,385   81.0 合計   1,873,910   91.7 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.財政状態及び経営成績の分析 1) 財政状態 (資産合計) 当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末に比べて2億5百万円増加し、32億47百万円(前連結会計年度末は30億41百万円)となりました。 流動資産は、前連結会計年度末に比べ89百万円減少の12億36百万円(前連結会計年度末は13億25百万円)となりました。これは主に、商品及び製品の増加1億58百万円などがあったものの、現金及び預金の減少2億70百万円などがあったことによるものです。 固定資産は、前連結会計年度末に比べ2億95百万円増加の20億10百万円(前連結会計年度末は17億15百万円)となりました。これは主に、投資有価証券の増加2億83百万円などがあったことによるものです。 (負債合計) 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べて3億3百万円増加し、25億円(前連結会計年度末は21億96百万円)となりました。 流動負債は、前連結会計年度末に比べ3億35百万円増加し、16億12百万円(前連結会計年度末は12億77百万円)となりました。これは主に、短期借入金の増加2億14百万円などがあったことによるものです。 固定負債は、前連結会計年度末に比べ31百万円減少し、8億87百万円(前連結会計年度末は9億19百万円)となりました。これは主に、繰延税金負債の増加58百万円などがあったことによるものです。 (純資産合計) 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べて97百万円減少し、7億46百万円(前連結会計年度末は8億44百万円)となりました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純損失2億59百万円の計上などによるものです。 2) 経営成績 (売上高、売上総利益) 当連結会計年度におけるわが国経済環境は、雇用・所得環境改善の動きが続き、緩やかな回復基調を維持している一方で、ウクライナ情勢など地政学的リスクや米国の通商政策の動向、資源・エネルギー価格の高騰から、依然として経済環境は先行き不透明な状況です。 当アパレル業界では、一部にインバウンド需要はあるものの、生活必需品を中心として物価高騰が継続する中、消費者の節約志向は根強く、慎重な消費マインドから、先行きの需要環境は厳しい状況下にあります。 このような状況のもと当社グループは、当社製品ターゲット層の購買に対する価値観とニーズに則してお買い求めやすい価格帯の商材供給に取り組み、店頭販売数量拡大と適正利益の確保に努め、厳しい消費環境に対処してまいりました。また、専門店卸販路の回復にも注力するほか、製造固定費や変動費の抑制、合理化策に継続して取り組んでまいりました。 この結果、当連結会計年度の経営成績は以下のとおりとなりました。 卸売販路、小売販路ともに売上減少の影響が大きく、当連結会計年度の売上高は前連結会計年度に比べて1億69百万円減少して18億73百万円(前連結会計年度は20億42百万円)となりました。 売上総利益は、売上高の減少に加え、原材料価格の上昇の中、製造・仕入のコントロールに努めましたものの、売上総利益率が前連結会計年度に比べ1.9ポイント低減したことにより、1億44百万円減少して11億64百万円(前連結会計年度は13億9百万円)となりました。 (営業損益) 営業損益は、販売費及び一般管理費を前連結会計年度に比べ2億29百万円抑制に努めましたが、2億75百万円の損失(前連結会計年度は3億60百万円の損失)となりました。 (経常損益) 経常損益は、各種助成金の制度を含み営業外収益が営業外費用を上回り、2億49百万円の損失(前連結会計年度は1億34百万円の損失)となりました。 (税金等調整前当期純損益) 税金等調整前当期純損益は2億50百万円の損失(前連結会計年度は1億26百万円の損失)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純損益) 親会社株主に帰属する当期純損益は、上記の税金等調整前当期純損失に対し、法人税、住民税及び事業税8百万円等を計上したことにより、2億59百万円の損失(前連結会計年度は1億29百万円の損失)となりました。 3) キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「第一部 企業情報 第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 b.当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループは、「第一部 企業情報 第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載とおり、消費動向の変化、気象状況や災害等のリスク項目をはじめとする、様々なリスクが当社グループの経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。当社グループでは、消費動向に留意しつつ、魅力的な製品の提供に努め、外部や事業環境の変化にすばやく対応するための情報収集、人材育成や組織体制の整備、内部統制強化等により、経営成績に影響を与える可能性のあるリスクの回避及び発生を抑え、適切な対応に努めてまいります。 c.セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 セグメントごとの経営成績につきましては「第一部 企業情報 第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 b.経営成績」に記載のとおりであります。 セグメントごとの財政状態につきましては、卸売事業のセグメント資産は前連結会計年度末に比べ47百万円増加の2億97百万円(前連結会計年度末は2億49百万円)となりました。 小売事業のセグメント資産は前連結会計年度末に比べ1億32百万円増加の5億19百万円(前連結会計年度末は3億87百万円)となりました。 福祉事業のセグメント資産は前連結会計年度末に比べ16千円増加の797千円(前連結会計年度末は781千円)となりました。 d.経営成績、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、事業活動の成果を示す売上高、営業利益、経常利益を重視し、キャッシュ・フローについても重点管理をしております。これらに関しましては、「第一部 企業情報 第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ①当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容」に記載のとおりです。 2026年3月1日から2027年2月28日までの連結売上高は18億90百万円、営業損失は1億53百万円、経常損失は1億24百万円を数値目標として掲げております。更に当該数値の改善ができるよう取り組み、企業価値の向上に努めてまいります。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に関する事項 a.キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「第一部 企業情報 第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 なお、キャッシュ・フロー指標のトレンドは、以下のとおりであります。 2022年2月期   2023年2月期   2024年2月期   2025年2月期   2026年2月期 自己資本比率(%)   21.5   28.6   26.7   27.8   23.0 時価ベースの自己資本比率(%)   20.2   19.3   18.6   16.5   15.9 キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)   4.6   5.0   -   -   - インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)   24.4   21.8   -   -   - (注)1 各指標の算出方法は、以下のとおりです。 (1) 自己資本比率:自己資本/総資産 (2) 時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 (3) キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー (4) インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い 2 各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。 3 株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。 4 キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業キャッシュ・フローを利用しております。 5 有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。 6 利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。 7 2022年2月期及び2023年2月期以外のキャッシュ・フロー対有利子負債比率及びインタレスト・カバレッジ・レシオは、営業キャッシュ・フローがマイナスであるため記載しておりません。 b.資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの事業活動における必要資金は、当社グループ製品の製造に係る原材料費等の費用や販売費及び一般管理費等の運転資金、直営店舗及び百貨店売場等の開設及びリニューアルに係る投資資金が主なものであります。 運転資金及び投資資金の調達につきましては、短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。これらにより、資金の流動性は十分に確保されているものと判断しております。 また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は4億90百万円、有利子負債の残高は17億79百万円となっております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第一部 企業情報 第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

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