概要
オーミケンシは1917年に滋賀県彦根市で絹紡糸の半製品(ペニー)の生産を始めた繊維メーカーである。現在は繊維製品の加工販売のほか、不動産賃貸、食品製造、ソフトウェア開発の4セグメントを有する。2025年3月期の連結売上高は34億円、従業員数は83名。
4事業セグメントの構成と収益規模
2025年3月期のセグメント別売上高は、繊維が1,688百万円(全体の49.5%)、不動産が1,240百万円(36.4%)、その他が342百万円(10.0%)、食品が135百万円(4.0%)である。利益面では不動産が848百万円のセグメント利益を計上する一方、繊維は129百万円、食品は76百万円の損失を計上した。連結子会社は5社で、中国の近絹(上海)商貿有限公司、食品の㈱宇美フーズ、ソフトウェアのオーミケンシソリューション㈱などが含まれる。
収益構造の変遷と不動産への依存
2010年代前半は売上高140億円前後で推移したが、レーヨン事業撤退や繊維需要低迷により縮小し、2025年3月期は34億円まで減少した。営業利益は2019年3月期以降赤字が続き、2025年3月期に営業黒字(235百万円)を回復したが、これは主に不動産セグメントの利益による。固定資産売却益1,271百万円や減損損失493百万円、事業撤退損360百万円を計上し、最終純利益は300百万円となった。経営指標として自己資本比率は8.9%から12.1%に改善した。
グループ全体の地域展開と拠点
本社は大阪市中央区に置き、工場はかつて滋賀県彦根市、加古川市などにあったが、2006年の不採算部門撤退により製造拠点の多くを閉鎖した。海外では1973年にブラジルに現地法人を設立したが、2006年に清算。中国には2006年に設立した近絹(上海)商貿有限公司が連結子会社として繊維原料・製品の卸売を手掛ける。国内の不動産事業は加古川工場跡地の活用が進行中で、賃貸または売却による収益化を検討している。
業界の中での役割は繊維製品加工メーカー、および不動産・食品・ITサービスを手掛ける複合企業にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
01繊維業界主力
当社が繊維製品(レーヨン綿、紡績糸、編織物等)の加工及び販売を行う。子会社の近絹(上海)商貿有限公司は繊維原料及び繊維製品の卸売販売を担当。
- レーヨン綿
- レーヨン繊維で作られた綿状の素材。衣料等に使用。
- 紡績糸
- 繊維を紡いで作られた糸。織物等の原料。
- 編織物
- 編み物や織り物の布地。
02不動産業界準主力
当社は不動産の賃貸及び販売を行い、子会社のオーミケンシソリューション㈱も不動産の賃貸等を行っている。
03食品業界副次
子会社の㈱宇美フーズが食料品等の製造及び加工を行い、当社がそれらの販売を行う。
04電子機器・ソフトウェア(その他)その他
子会社のオーミケンシソリューション㈱が電子機器等の仕入れ及びソフトウェアの開発を行い、当社が販売を担当。
製品と技術
レーヨン綿と紡績糸:繊維事業の基盤技術
創業以来の絹紡糸技術を発展させ、レーヨン綿や紡績糸の加工・販売を行う。レーヨン事業は2006年に製造から撤退したが、原料調達や販売は継続。現在は中国の連結子会社が繊維原料・製品の卸売を担う。加えて、環境配慮型素材の開発に取り組み、サステナビリティ対応を進めている。
編織物の加工販売と用途拡大
紡績糸を素材とした編物・織物の加工販売も手掛ける。製品は衣料用途に加え、産業資材などへの展開を模索している。ただし繊維セグメント全体では赤字が続いており、収益化には至っていない。
不動産活用と食品・ソフトウェア事業
不動産部門は加古川工場跡地などの賃貸・売却を中心に収益をあげており、2025年3月期のセグメント利益率は68.4%と高い。食品部門では子会社㈱宇美フーズが食料品製造を、その他部門ではオーミケンシソリューション㈱がソフトウェア開発・電子機器販売を行う。これらの事業は繊維の赤字を補完する役割を担う。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
繊維製品のなかでの位置
繊維老舗、業績回復途上
同社は紡績・繊維製品メーカーで、売上高約34億円と小規模。かつては大手だったが現在は縮小。同業他社のグンゼやユニチカは規模が大きく、多角化が進んでいる。同社は2024/3期に営業赤字だったが、2025/3期は黒字転換し利益率5.88%と改善。コスト削減や収益構造改革が奏功した可能性。一方、売上高は不安定で、繊維市況の変動リスクが大きい。
強み
- 赤字から黒字に転換し、収益改善の兆しが見える。
- 紡績・繊維技術で長い歴史とノウハウを持つ。
- 特殊繊維や産業資材などニッチ分野で競争力を発揮。
- 構造改革によりコスト削減が進み、収益性が向上。
課題
- 売上高が年度によって変動し、安定した成長が見込めない。
- 国内繊維産業は縮小傾向にあり、市場のパイが減少。
- グンゼなど大手と比べ規模・ブランド力で劣る。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
繊維製品の時価総額近傍。太字がオーミケンシ
時価総額で並べると、掲載7社のなかで6番目にあたる。
会社の歴史
沿革 18件
絹紡糸ペニー生産で創業した1917年
1917年8月、滋賀県彦根市に近江絹綿株式会社を設立し、絹紡糸の半製品であるペニーの生産を開始した。これが現在のオーミケンシの礎となる。1919年12月には商号を近江絹絲紡績株式会社に変更し、絹紡績事業を本格化させた。
戦時下の企業買収による事業拡大
1939年から1943年にかけて、岡徳織布、中山織布株式会社、日本絹絲紡績株式会社、関東紡績株式会社の4社を相次いで買収した。これにより紡績・織布の生産能力を拡大し、戦時体制下での事業基盤を固めた。
証券取引所上場と本社の大阪移転
1949年5月、東京・大阪両証券取引所に株式を上場した。翌1950年2月には本社を創業の地・彦根から大阪市に移転し、経営の中心を商業地区へ移した。1956年11月には加古川工場を新設し、生産能力を増強した。
商号変更とブラジル進出の1968~1973年
1968年8月、商号をオーミケンシ株式会社に変更した。1969年8月にはミカレディ株式会社を設立し、関連事業を整理。1973年6月にはブラジルにオーミ・ジロー・ローレンゼッチ繊維工業株式会社(のちにオーミ・ド・ブラジルテキスタイル株式会社)を設立し、海外生産拠点を構築した。
レーヨン事業分社化と不採算部門撤退
2000年12月、レーヨン事業の製造部門をオーミケンシレーヨン株式会社に移管した。2004年4月には会社分割により不動産事業や有価証券運用をオーミ・リアルエステート株式会社に承継。2006年10月には不採算のレーヨン事業から撤退し、同時にブラジル子会社を清算した。この年、中国に近絹(上海)商貿有限公司を設立し、新たな海外拠点を設けた。
食品事業参入とソフトウェア事業への進出
2006年10月、当社を存続会社として連結子会社3社(オーミ・リアルエステート、ミカレディ、オーミケンシレーヨン)を吸収合併した。同時に、ソフトウェア開発業務をオーミケンシソリューション株式会社に移管し、株式会社宇美フーズを買収して食品事業に参入した。これにより繊維・不動産・食品・その他(ソフトウェア等)の4部門体制が成立した。
固定資産売却で赤字から黒字転換した2025年3月期
2025年3月期、売上高は前年比12.5%増の3,407百万円、営業利益235百万円(前年は67百万円の損失)と黒字転換した。ただし、この改善は不動産セグメントの増益に加え、加古川工場跡地などの固定資産売却益1,271百万円を計上したことによる。一方で減損損失493百万円、事業撤退損360百万円も発生。最終純利益は300百万円となった。
経営課題:繊維赤字からの脱却と安定収益の確立
連結売上高は2013年3月期の145億円から2025年3月期の34億円へと10年間で約4分の1に縮小した。繊維セグメントは3期連続の営業損失、食品セグメントも赤字が続いている。経営方針として、不動産収益を基盤に財務健全性を高め、早期の復配と企業価値向上を目指す。2026年3月期の目標は売上高35億円、営業利益3億円、純利益0.5億円。
年表18件を開く
1910年代
- 1917年8月創業滋賀県彦根市に近江絹綿株式会社を設立。絹紡糸の半製品(ペニー)の生産開始。
- 1919年12月商号変更商号を近江絹絲紡績株式会社に変更。
1930年代
- 1939年10月M&A岡徳織布を買収。
1940年代
- 1943年2月M&A中山織布株式会社を買収。
- 1943年5月M&A日本絹絲紡績株式会社を買収。
- 1943年9月M&A関東紡績株式会社を買収。
- 1949年5月上場東京・大阪証券取引所へ株式を上場。
1950年代
- 1950年2月本社を彦根市より大阪市に移転。
- 1956年11月加古川工場を新設。
1960年代
- 1960年6月創業公正企業株式会社を設立。
- 1968年8月商号変更商号をオーミケンシ株式会社に変更。
- 1969年8月創業ミカレディ株式会社を設立。
1970年代
- 1973年6月創業ブラジルにオーミ・ジロー・ローレンゼッチ繊維工業株式会社(のちに「オーミ・ド・ブラジルテキスタイル株式会社」に社名変更)を設立。
- 1979年2月M&Aミカレディ株式会社より飯田工場を買収。
2000年代
- 2000年12月レーヨン事業の製造部門をオーミケンシレーヨン株式会社に移管。
- 2004年4月当社を分割会社とし、オーミ・リアルエステート株式会社(旧、公正企業株式会社)を承継会社とする会社分割を実施し、不動産事業、保有有価証券等資産の運用・管理及び子会社等に対する金銭の貸付・管理に関する営業を分割。
- 2006年1月中国に近絹(上海)商貿有限公司(現、連結子会社)を設立。
- 2006年10月M&Aソフトウェア開発業務をオーミケンシソリューション株式会社(現、連結子会社)に移管。当社を存続会社とし、連結子会社であるオーミ・リアルエステート株式会社、ミカレディ株式会社、オーミケンシレーヨン株式会社を消滅会社とする吸収合併を実施。株式会社宇美フーズを買収。レーヨン事業を含む不採算部門の撤退。東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行。オーミ・ド・ブラジルテキスタイル株式会社を清算。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/3期の経営方針より
会社は3つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上高2026年3月期まで3,500百万円
- 営業利益2026年3月期まで300百万円
- 経常利益2026年3月期まで50百万円
- 親会社株主に帰属する当期純利益2026年3月期まで50百万円
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
環境配慮型事業構造の構築
持続可能な社会の実現に貢献するため、環境負荷低減を目指した素材開発や生産技術の研究開発に注力し、環境配慮型企業としての地位確立を目指す。
- 02
収益基盤の早期確立
素材メーカーとして培った技術を活かし、素材から製品まで心のゆとりと豊かさを提案することで、安定した収益基盤を確立し、早期復配を目指す。
- 03
不動産有効活用による収益安定化
加古川工場跡地の賃貸または売却による有効活用を検討し、市場動向を注視しながら収益最大化と地域社会への貢献を両立させ、安定した収益構造を維持拡大する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 9期分
グループ全体で83人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は526万円で、8期前と比べて+24.4%。平均年齢は45.8歳、平均勤続年数は18.6年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 223 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 228 | — |
| 2019年3月 | 423 | 42.5 | 18.0 | 255 | — |
| 2020年3月 | 409 | 43.2 | 18.9 | 257 | — |
| 2021年3月 | 432 | 44.6 | 19.5 | 112 | — |
| 2022年3月 | 488 | 45.3 | 19.2 | 86 | — |
| 2023年3月 | 522 | 45.9 | 18.6 | 83 | — |
| 2024年3月 | 530 | 45.2 | 18.0 | 82 | −122 |
| 2025年3月 | 526 | 45.8 | 18.6 | 83 | 241 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社3社(国内 2 / 海外 1、うち連結子会社 3) を有報から抽出しています。
- 国内オーミケンシソリューション㈱(注)2大阪市中央区 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外近絹(上海)商貿有限公司(注)2、3中国 上海市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱宇美フーズ(注)2、4福岡県糟屋郡 · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は29億円、営業利益は0億円。前期と比べると減収減益で、売上が-14.7%、利益が-100.0%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 32億円 | 29億円 |
| 営業利益 | 3億円 | 0億円 |
| 純利益 | 2億円 | -5億円 |
| 1株あたり配当 | — | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年4Qで、売上は14億円、営業利益は0億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は−17.6%、営業利益は−100.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年3Q | 7 | −1 | −14.3 | −1 |
| 2023年4Q | 8 | — | — | −4 |
| 2024年1Q | 6 | −1 | −16.7 | −3 |
| 2024年2Q | 8 | 0 | 0.0 | −7 |
| 2024年3Q | 9 | 1 | 11.1 | −3 |
| 2024年4Q | 7 | −1 | −14.3 | −11 |
| 2025年2Q | 17 | 1 | 5.9 | 5 |
| 2025年4Q | 17 | 1 | 5.9 | −2 |
| 2026年2Q | 15 | 0 | 0.0 | −3 |
| 2026年4Q | 14 | 0 | 0.0 | −2 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は145億円から29億円へ20%に減った。直近期の営業利益率は0.0%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 145 | — | 2 | — | 1 |
| 2014年3月 | 147 | — | 1 | — | 1 |
| 2015年3月 | 152 | — | 1 | — | −7 |
| 2016年3月 | 131 | — | −2 | — | −1 |
| 2017年3月 | 140 | — | 15 | — | 1 |
| 2018年3月 | 98 | — | 1 | — | 1 |
| 2019年3月 | 97 | — | −2 | — | −8 |
| 2020年3月 | 90 | — | −5 | — | −24 |
| 2021年3月 | 68 | — | −4 | — | 10 |
| 2022年3月 | 40 | — | 0 | — | −4 |
| 2023年3月 | 31 | — | 0 | — | −11 |
| 2024年3月 | 30 | −1 | 0 | −3.3 | −24 |
| 2025年3月 | 34 | 2 | 0 | 5.9 | 3 |
| 2026年3月 | 29 | 0 | −2 | 0.0 | −5 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高29億円のうち、営業利益として残るのは0億円で0.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-5億円、売上の-17.2%にあたる。営業利益率は業種中央値3.9%を下回る水準。
- 費用事業を回すためにかかったお金100.0%29億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.0%0億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 13期分
2025年3月期は営業CFが−5億円、投資CFが34億円で、差し引きのフリーCFは29億円。この組み合わせは「資産取り崩し型」にあたる。本業の赤字を資産売却で埋めながら負債も返している。守りの局面。期末の手元現金は9億円で、売上の3.2ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | −4 | 31 | −24 | 27 | 18 |
| 2014年3月 | 1 | −4 | 1 | −3 | 17 |
| 2015年3月 | 7 | −9 | 1 | −2 | 16 |
| 2016年3月 | −3 | −2 | 6 | −5 | 16 |
| 2017年3月 | 23 | −2 | −19 | 21 | 19 |
| 2018年3月 | 2 | −2 | −7 | 0 | 12 |
| 2019年3月 | 1 | −4 | 3 | −3 | 12 |
| 2020年3月 | −3 | 3 | −3 | 0 | 8 |
| 2021年3月 | −16 | 45 | −8 | 29 | 30 |
| 2022年3月 | −12 | 21 | −7 | 9 | 31 |
| 2023年3月 | −14 | 5 | −7 | −9 | 15 |
| 2024年3月 | −14 | 3 | 3 | −11 | 7 |
| 2025年3月 | −5 | 34 | −27 | 29 | 9 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 13期分
2025年3月期の総資産は158億円。このうち返さなくてよい自己資本が19億円で、自己資本比率は12.1%(業種中央値57.9%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 310 | 91 | 219 | 28.7 |
| 2014年3月 | 310 | 91 | 219 | 28.7 |
| 2015年3月 | 294 | 83 | 211 | 27.5 |
| 2016年3月 | 291 | 59 | 232 | 20.1 |
| 2017年3月 | 275 | 59 | 216 | 21.2 |
| 2018年3月 | 269 | 60 | 209 | 22.1 |
| 2019年3月 | 263 | 51 | 212 | 19.4 |
| 2020年3月 | 263 | 28 | 235 | 10.6 |
| 2021年3月 | 233 | 42 | 191 | 18.0 |
| 2022年3月 | 224 | 38 | 186 | 17.0 |
| 2023年3月 | 197 | 26 | 171 | 13.0 |
| 2024年3月 | 182 | 16 | 166 | 8.9 |
| 2025年3月 | 158 | 19 | 139 | 12.1 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
業界内での比較
繊維製品 48社との比較
同じ繊維製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率で48社中39位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥188で、1年前と比べて-36.5%。過去52週の値幅のなかでは21%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (会社予想) | 7.0倍 |
| PBR | 0.86倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は直近1ヶ月で+11.95%と上昇し、7月初めの159円から8月6日には178円まで回復しました。しかし、年初来では-38.8%と大幅安で、52週高値(313円)からは43%下落しています。25日移動平均線(167.48円)を上回っており、短期的な底打ち感がありますが、RSIは76と過熱感があります。75日線(181.72円)はまだ下回っており、中期的には上値抵抗が意識されます。出来高は6月に4万株超に増加しましたが、7月は1万株前後と低調でした。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)。
PBRは0.81倍で同業界平均の1.00倍を大きく下回り、割安です。配当利回りは11.24%と非常に高く、業界平均の2.99%を大幅に上回ります。ROEは17%と良好で、収益性も高いです。ただし、直近の業績は2024年3月期に赤字でしたが、2025年3月期は黒字転換し、売上高も増加しています。配当性向が91.7%と高いため、配当の維持は負担が大きい可能性があります。しかし、総合的に見て割安と判断しました。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (予想) | 7.0倍 | — |
| PBR | 0.86倍 | 1.01倍 |
| ROE | 17.0% | 7.4% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
2025年3月期に黒字転換したが、過去数期は赤字が続いており、業績の安定性が課題。強気派は、構造改革の効果や、新興国向けの需要回復に期待する。弱気派は、繊維業界の需要減退や、コスト競争の激化を懸念する。また、配当利回りが高いが、その維持可能性も論点。
- 黒字転換
2025年3月期に営業利益5.88%を達成。
- 構造改革の成果
不採算事業の撤退・整理が進む。
- 高配当利回り
利回り11%超と高水準。
- 営業利益が▲1億円から2億円に黒字転換通年影響強
2025年3月期営業利益2億円、前期の▲1億円から改善
- 純利益が▲24億円から3億円へ大幅改善通年影響強
2025年3月期純利益3億円、前期▲24億円から改善
- 売上高が30億円から34億円へ増収通年影響中
2025年3月期売上高34億円、前期比13.3%増
- 配当利回り11.24%の高利回り継続影響弱
配当利回り11.24%と高水準
- 業績の不安定さ
過去3期赤字が続き、黒字が定着するか不明。
- 業界の需要低迷
国内繊維市場は縮小傾向。
- 為替・原料価格の影響
原材料費や為替変動で収益が左右される。
- 時価総額12億円の超小型で機関投資家不在継続影響中
時価総額12億円、PERが算出できない規模
- 過去1年で株価が38.83%下落通年影響強
株価下落率▲38.83%と大幅安
- 外国人保有比率1.05%と低流動性継続影響弱
外国人持ち株比率1.05%
- PBR0.8076倍と1倍割れは業績不安の裏返し継続影響中
PBR0.8076倍は市場が成長を織り込まない水準
- 売上高
- 需要の回復度合いを確認。
- 営業利益率
- 構造改革の効果が持続するか。
- 海外売上比率
- 海外市場への依存度と成長性。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり0円。いまの株価に対する利回りは0.00%。
- 権利付き最終日—
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- 支払開始日—
- 今期の会社予想—
株主
有価証券報告書より
2025年3月期末の株主数は延べ4,081人。区分でいちばん多いのは個人・その他で73.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が21.5%を占め、残る78.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年3月% | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 71.4 | 70.4 | 73.1 | 69.3 | 68.9 | 73.3 |
| 事業法人 | 15.7 | 13.8 | 14.1 | 13.9 | 13.8 | 13.6 |
| 金融機関 | 9.4 | 9.4 | 8.9 | 9.3 | 9.3 | 7.9 |
| 証券会社 | 2.7 | 4.9 | 3.5 | 5.8 | 5.9 | 4.2 |
| 外国法人 | 0.8 | 1.5 | 0.4 | 1.6 | 2.1 | 1.0 |
| 自己株式 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 東洋商事株式会社 | 38.96 |
| 02 | 龍寶 裕子 | 9.91 |
| 03 | 丸山 三千夫 | 5.09 |
| 04 | 株式会社三菱UFJ銀行 | 4.45 |
| 05 | 太陽生命保険株式会社 | 3.03 |
| 06 | 竹甚板硝子株式会社 | 3.03 |
| 07 | 楽天証券株式会社 | 1.24 |
| 08 | 村澤 勝 | 1.11 |
| 09 | 丸山 光子 | 1.00 |
| 10 | 龍寶 惟男 | 0.97 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で−14979%、1株純資産は13期で+114%。直近期のROEは17.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 0 | 65 | 1.7 | 129.8 | 181.8 |
| 2014年3月 | 0 | 65 | 1.4 | 327.8 | — |
| 2015年3月 | −12 | 52 | −7.9 | — | — |
| 2016年3月 | −2 | 73 | −1.5 | — | 65.8 |
| 2017年3月 | 2 | 74 | 2.5 | 34.5 | — |
| 2018年3月 | 7 | 747 | 1.1 | 185.3 | 91.7 |
| 2019年3月 | −127 | 624 | −15.2 | — | — |
| 2020年3月 | −359 | 272 | −59.8 | — | — |
| 2021年3月 | 158 | 484 | 29.8 | 2.7 | — |
| 2022年3月 | −57 | 424 | −9.4 | — | — |
| 2023年3月 | −169 | 236 | −35.1 | — | — |
| 2024年3月 | −367 | 93 | −116.0 | — | — |
| 2025年3月 | 46 | 139 | 17.0 | 6.6 | — |
| 2026年3月 | −70 | — | — | — | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
8名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は8名。2025/3期の役員報酬は総額44百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約1倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 髙口彰 | 取締役社長(代表取締役) | 62 | — |
| 大野泰由 | 取締役 管理部長 | 59 | — |
| 廣田直人 | 取締役 | 68 | — |
| 竹前賢 | 取締役 | 58 | — |
| 近藤武彦 | 常勤監査役 | 65 | — |
| 桑野哲雄 | 監査役 | 81 | — |
| 内本幸宏 | 監査役 | 64 | — |
| 隅田篤男 | 補欠監査役 | 64 | 2,000 |
役員報酬の内訳2025/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 退職慰労百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 16 | 4 | 20 | 7 |
| 社外取締役 | 5 | 15 | 1 | 16 | 3 |
| 監査役 | 1 | 7 | 1 | 8 | 8 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容475字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,190字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク1,551字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)3,368字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第161期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-11
- 有価証券報告書有価証券報告書-第160期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-27
- 半期報告書半期報告書-第160期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第159期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-27
- 四半期報告書四半期報告書-第159期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-09
- 四半期報告書四半期報告書-第159期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-13
- 四半期報告書四半期報告書-第159期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第158期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-29
- 四半期報告書四半期報告書-第158期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第158期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
- 四半期報告書四半期報告書-第158期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第157期(令和3年4月1日-令和4年3月31日)2022-06-29
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