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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

フジックス

FUJIX Ltd.3600 · Standard · 繊維製品

縫い糸・刺しゅう糸の専業メーカー。日本・中国・ベトナムに生産拠点を持ち、アジアと欧米市場へグローバルに販売する。

概要

フジックスは1921年に京都市で創業した縫い糸専業メーカーである。工業用ミシン糸、刺しゅう糸、手芸用糸の製造販売を手掛け、日本、中国、東南アジアを中心にグローバルに事業を展開する。2026年3月期の連結売上高は約55億円、従業員数は346名。京都府京都市北区に本社を置き、東京証券取引所スタンダード市場に上場する。

縫い糸に特化した二つの事業領域

当社グループは縫い糸一本に特化して事業を構成する。工業用縫い糸では衣料・自動車内装向けなど多様な用途に対応し、家庭用では手芸・刺しゅう分野をカバーする。2026年3月期の連結売上高は55億円、内訳は日本セグメント43億円、アジアセグメント11億円。両セグメントとも営業損失を計上しており、日本は1.9億円、アジアは0.3億円の損失である。原材料高や工場操業度低下が収益を圧迫している。

日本とアジアに広がる11社のグループ体制

グループは日本4社、中国5社、香港1社、ベトナム1社、タイ1社の計11社で構成される。日本では当社が製造・販売の中心となり、株式会社FTCが工業用縫い糸を製造、株式会社シオンと株式会社ニットマテリアルが卸売を担う。中国では上海富士克制線有限公司が製造の要であり、上海新富士克制線有限公司が販売・物流を担当。常州英富紡織有限公司は撚糸加工を手掛ける。ベトナムのFUJIX VIETNAMは日系顧客向けに販売し、タイのFUJIX INTERNATIONALは製造・販売の両方を行う。グループ内で半製品を供給し合い、地域ごとの需要に応える。

厳しい経営環境と収益改善への課題

2026年3月期の連結業績は減収・赤字が続く。売上高は55億円と前期比3.0%減、営業損失は2.2億円(前期は1.9億円の損失)、経常損失1.2億円、当期純損失1.2億円。日本セグメントは衣料品需要の低迷と製造コスト上昇で1.9億円の損失。アジアセグメントは中国の衣料生産減少と為替影響で売上高11億円、0.3億円の損失。経営課題として、①アジア地域でのシェア拡大、②環境負荷軽減への対応、③国内子会社の連携強化、④手芸分野での海外販売拡大を掲げる。しかし具体的な数値目標は設定しておらず、まずは経常損失の解消を優先する。

業界の中での役割はアパレル・自動車(カーシート)等の縫製産業向け糸サプライヤーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
55億円
営業利益
-2億円
営業利益率
-3.6%
純利益
-1億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01縫製・アパレル業界主力

工業用縫い糸、刺しゅう糸を製造し、日系を含む国内外のアパレル・縫製企業に販売。日本、中国、ベトナム、タイに製造・販売拠点を持ち、グローバルな供給網を構築。

主な製品・サービス2
工業用縫い糸
衣料品の縫製に使用される高品質な縫い糸。強度、耐久性、色調に優れ、大量生産の縫製ラインに対応。
刺しゅう糸
刺しゅう加工に使用される糸。光沢、発色、耐久性に優れ、デザイン性の高い刺しゅうを実現。

02カーシート・自動車内装準主力

カーシート用ミシン糸を専門に販売。中国の日系自動車部品メーカーなどへ供給し、安全性と耐久性が求められる車両用途に対応。

主な製品・サービス1
カーシート用ミシン糸
自動車シートの縫製に使用される高強度・高耐久のミシン糸。過酷な使用環境下でも破断しにくい特性を持つ。

03手芸・ニット業界副次

手芸用各種糸やニット用糸を国内顧客向けに販売。手芸市場やニット製品メーカーへ製品を提供。

主な製品・サービス2
手芸用各種糸
編み物や刺しゅうなどの手芸用途に使用される各種糸。豊富な色と素材バリエーションを持つ。
ニット用糸
ニット製品の製造に使用される糸。柔軟性や肌触りなど用途に応じた特性を持つ。

製品と技術

工業用縫い糸:衣料から自動車内装まで多様な用途

工業用縫い糸はフジックスの売上の中核を占める。衣料用ではポリエステル・ナイロンのミシン糸が主体であり、非衣料用ではカーシート・エアバッグ向けに難燃性や高強度を備えた糸を供給する。上海富士克制線有限公司とFUJIX INTERNATIONAL Co.,Ltd.がアジアの生産拠点であり、日本では株式会社FTCが小ロット多品種対応を行う。2026年3月期の日本セグメント売上43億円の大半は工業用であり、同セグメントの損失1.9億円は原材料高と操業度低下が要因とされる。

家庭用・手芸用糸:刺しゅう糸と手作りホビー市場

家庭用・手芸用糸は刺しゅう糸を主力とし、国内では手作りホビー市場向け、海外では欧米のホビー市場向けに販売される。2026年3月期は米国向け受注が若干回復した。フジックスはエコテックス規格100の認証を2000年に取得し、環境配慮型糸をアピール。しかし国内では節約志向や物価高により手芸需要が低迷している。同社は「きっかけ作り」による需要喚起と、欧米・アジア富裕層向けの販売拡大を戦略に掲げるが、具体的な売上高は開示されていない。

技術の核:日本初の合繊ミシン糸と品質認証

フジックスの技術基盤は1951年の「キング印ナイロンミシン糸」に遡る。以来、合繊糸の撚糸・染色・加工技術を磨き、現在は工業用・家庭用合わせて数千色の糸を製造する。品質面では2000年にエコテックス規格100、2001年にISO14001を取得。中国子会社も2000年にISO9002を取得している。これらの認証は繊維製品の安全基準や環境負荷低減への対応を示し、グローバルな販売に不可欠な要件を満たしている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

繊維製品のなかでの位置

繊維製品メーカー、業績悪化傾向

フジックスは繊維製品業界に属し、売上高は58億円(2024年3月期)から55億円(2026年3月期予想)と減少傾向にあり、営業利益率は-3.57%(2025年3月期)と赤字が続いています。同業のグンゼや富士紡ホールディングスが多角化や高付加価値化を進める一方、フジックスは規模が小さく、競争力が弱まっています。業界全体が国内需要減少や海外との価格競争に直面する中、フジックスは内需依存で海外比率も低く、厳しい事業環境にあります。

強み

  • 繊維業界で一定の歴史を持ち、技術・ノウハウを蓄積している。
  • 国内市場に特化し、安定した需要を確保している(ただし減少傾向)。
  • 小規模組織ゆえに意思決定が迅速で、市場変化への対応が比較的容易。
  • 特定の繊維製品で強みを持つ可能性がある(データによる確認不可)。

課題

  • 営業赤字が続き、収益改善のメドが立っていない。売上減少も深刻。
  • グンゼなど大手に比べ規模・ブランド力で劣り、競争が厳しい。
  • 海外比率が低く、成長市場を取り込めず、国内市場縮小の影響を直撃。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

繊維製品の時価総額近傍。太字がフジックス

時価総額で並べると、掲載10社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13202ダイトウボウ39億円42.2倍
23607クラウディアホールディングス34億円5.2倍
33577東海染工34億円14.9倍
48013ナイガイ30億円56.6倍
53409北紡29億円
63600フジックス25億円
73598山喜25億円
8442Aクラシコ17億円
93111オーミケンシ12億円
108143ラピーヌ4億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 33件

生糸・撚糸販売から絹手縫い糸製造へ(1921~1937年)

1921年3月、京都市上京区で藤井太一商店を創業し、生糸・撚糸の販売を始めた。1923年3月に絹手縫い糸の製造販売に進出し、縫い糸メーカーとしての出発点となる。1927年1月に合名会社化し、1937年10月には山之内工場を開設。この工場は元々人工テグス工場であったが、買収・転用により縫い糸生産の拠点とした。創業から16年で製造・販売の両機能を備えた企業へと成長した。

戦後の統制解除と合繊ミシン糸の開発(1940~1951年)

1940年の生糸配給統制により生産と配給を分離せざるを得なかったが、1949年の統制解除後は再統合し、藤井繊維工業所となった。同年東京支店を開設。1950年に株式会社化し、1951年には東レの技術協力で日本初の合繊ミシン糸「キング印ナイロンミシン糸」を開発。ナイロン製ミシン糸はそれまでの絹や綿に代わる強度と均一性を提供し、衣料品の量産化に貢献した。この製品が後のフジックスの基盤技術となる。

生産拠点の拡充と本社移転(1967~1977年)

1967年、滋賀県に八日市工場を新設し、撚糸製造を開始。従来の山之内工場に加え、生産拠点を増やした。1970年、本社を京都市北区に移転し、1977年には東京支店も新築移転。この間、日本の高度経済成長に伴い縫い糸需要が拡大し、フジックスは生産能力増強と販売網整備を進めた。滋賀事業所は後に生産集約の中心となる。

商号変更と中国進出(1993~1994年)

1993年1月、商号を藤井繊維からフジックスに変更し、コーポレートブランドを刷新。同年4月、上海市に上海富士克制線有限公司を合弁で設立。中国での縫い糸生産を開始し、現地市場開拓に乗り出した。1994年9月に大阪証券取引所新二部と京都証券取引所に上場、1996年1月には大阪二部に指定替え。上場により資本市場からの資金調達が可能となり、その後の海外投資を加速させる原資を得た。

M&Aと組織再編で事業基盤を強化(2004年)

2004年12月、フジックスは縫い糸事業を承継する株式会社FTCを設立し、東洋紡ミシン糸株式会社から事業を譲受。同時に株式会社シオンを子会社化し、秋田県で卸売ネットワークを獲得。香港子会社の設立により中国華南やASEANへの販売経路を確保した。国内では染色工場を滋賀に移転し生産を集約。これらの施策により、グループの事業規模は拡大し、国内販売と海外調達の体制が整った。

東南アジアへの生産・販売拡大(2011~2012年)

2011年から2012年にかけ、フジックスは東南アジアでの事業を加速。タイでは現地企業との合弁で縫い糸製造会社を設立し、ベトナムでは販売子会社を設立。中国では子会社2社を新工場に移転し、生産能力を拡充した。2012年には東京証券取引所市場第二部へ移行し、資本市場での評価向上を図った。これらにより、日本から中国、東南アジアに至る生産・販売ネットワークが完成した。

100周年とスタンダード市場移行(2020~2022年)

2020年本社新社屋完成、2021年創業100周年を迎えた。2022年には東証市場区分変更に伴いスタンダード市場へ移行。しかし2021年3月期以降、売上高は60億円未満で推移し、2023年3月期から2026年3月期まで営業損失が続く。100周年を迎えたものの、収益力の低下が課題となっている。

年表33件を開く

1920年代

  • 1921年3月創業京都市上京区に生糸・撚糸の販売を目的として藤井太一商店を創業
  • 1923年3月絹手縫い糸の製造販売を開始
  • 1927年1月商号変更商号を合名会社藤井太一商店に変更

1930年代

  • 1937年10月M&A京都市右京区の日本人造テグス工業株式会社を買収し、山之内工場を開設

1940年代

  • 1940年4月生糸配給統制規則が制定され、生産部門を藤井絹糸工業所、配給部門を藤井太一商店に分離
  • 1949年1月M&A絹縫い糸の統制規則が解除され、生産部門及び配給部門を統合し、商号を藤井繊維工業所に変更
  • 1949年9月東京都中央区に東京支店を開設

1950年代

  • 1950年1月創業各種繊維による縫い糸の製造及び販売を主目的として藤井繊維株式会社(資本金500万円)を設立
  • 1951年4月東洋レーヨン株式会社(現・東レ株式会社)の技術協力を得て、日本初の合繊ミシン糸“キング印ナイロンミシン糸”を開発・発売

1960年代

  • 1967年9月滋賀県八日市市(現・東近江市)に八日市工場(現滋賀事業所)を新設し撚糸の製造を開始

1970年代

  • 1970年3月創業創業50周年を節目として、本社を京都市北区に新築移転
  • 1977年4月東京支店を東京都台東区に新築移転

1990年代

  • 1993年1月商号変更商号を株式会社フジックスに変更
  • 1993年4月中国、上海市に合弁会社上海富士克制線有限公司(現・連結子会社)を設立
  • 1994年9月上場大阪証券取引所の市場第二部特別指定銘柄(新二部)及び京都証券取引所に上場
  • 1996年1月上場大阪証券取引所市場第二部に上場
  • 1996年2月滋賀県八日市市(現・東近江市)に物流センターを新設
  • 1996年9月大阪証券取引所が当社株式を信用銘柄に選定

2000年代

  • 2000年4月国際的な繊維製品の安全規格エコテックス規格100の認証を取得
  • 2000年8月連結子会社上海富士克制線有限公司がISO9002の認証を取得
  • 2001年11月環境マネジメントシステムの国際規格ISO14001の認証を取得
  • 2002年9月M&A染色部門を除いた生産部門を八日市に集約、物流センター京都分室を八日市物流センターに統合
  • 2003年11月子会社上海新富士克制線有限公司(現・連結子会社)を設立
  • 2004年12月M&A子会社富士克國際(香港)有限公司(現・連結子会社)を設立 山之内事業所(染色工場)を滋賀事業所に移転し、生産部門を集約 縫い糸事業を営む株式会社FTC(現・連結子会社)を設立 株式会社FTCが東洋紡ミシン糸株式会社より事業の一部(縫い糸事業)を譲受 秋田県横手市の縫い糸卸売業 株式会社シオン(現・連結子会社)の全株式を取得し子会社化

2010年代

  • 2010年11月山梨県甲府市の衣料原材料及び縫い糸卸業 株式会社ニットマテリアル(現・連結子会社)を設立
  • 2011年4月株式会社FTCが中国に子会社上海福拓線貿易有限公司(現・連結子会社)を設立 タイにサハグループとの合弁会社FUJIX INTERNATIONAL Co.,Ltd.(持分法適用会社)を設立
  • 2011年7月秋田県横手市に東北物流センターを開設し、東京支店の物流機能を移設
  • 2012年5月M&Aベトナム・ホーチミン市にFUJIX VIETNAM CO.,LTD.(現・連結子会社)を設立 東京証券取引所市場第二部へ移行 FUJIX INTERNATIONAL Co.,Ltd.の増資を引き受け連結子会社化 上海富士克制線有限公司と上海新富士克制線有限公司が現在地に新築移転 滋賀事業所において太陽光発電を開始し、電力会社への売電を開始
  • 2017年6月M&A中国溧陽市の縫製糸撚糸加工会社「常州英富紡織有限公司」の持分を追加取得し、連結子会社化
  • 2019年3月東京支店を豊島区目白に新築移転

2020年代

  • 2020年6月京都市北区の本社新社屋竣工
  • 2021年3月創業創業100周年を迎える
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第二部からスタンダード市場へ移行

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    工業用縫い糸の営業戦略再構築とシェア拡大

    顧客ニーズ・購買志向を再把握し、新たな営業戦略に基づき国内外の製造・販売体制を再構築。海外子会社と連携しアジア地域でのシェア拡大を図る。

  2. 02

    環境負荷軽減への対応

    アジア各国や業界の環境負荷軽減要請に対応するため、製品仕様や原料の見直し等により環境負荷軽減に努める。

  3. 03

    国内事業の連携強化と効率化

    国内連結子会社3社を含む国内事業の連携を強化しシナジーを発揮。各社の業態・得意分野できめ細かなビジネス対応と効率化により収益力維持向上を図る。

  4. 04

    手芸・ホビー分野の需要掘り起こしと海外展開

    国内では手芸の「きっかけ」作りに注力し需要を掘り起こす。独自性の高い商品で欧米・アジアへの販売拡大を実現し、海外市場シェア拡大を図る。

  5. 05

    業務効率化と将来の賃上げ対応

    ライフスタイル変化や働き方改革を踏まえ、将来の賃上げを見据えて業務の効率化や簡素化を進める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で346人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は448万円で、9期前と比べて+3.5%平均年齢は52.0歳、平均勤続年数は23.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月418
2018年3月451
2019年3月43246.516.1441
2020年3月43046.315.5437
2021年3月43547.315.5424
2022年3月44248.620.5418
2023年3月42049.621.1402
2024年3月44150.523.0382
2025年3月43950.922.4357−56
2026年3月44852.023.0346−58

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率7.1%
縦線は目安の30%

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社10(国内 3 / 海外 7、うち連結子会社 10) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
本社 — 中国上海市780百万円
アジア
本社 — 京都市北区600百万円
日本
東京支店 — 東京都豊島区415百万円
日本
生産部 — 滋賀県東近江市295百万円
日本
物流センター — 滋賀県東近江市45百万円
日本
主な関係会社
  • 国内
    株式会社FTC
    京都市北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社シオン
    横手市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ニットマテリアル
    甲府市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    上海富士克制線有限公司
    中国上海市 · 連結子会社
    議決権70.0%
  • 海外
    上海新富士克制線有限公司
    中国上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    富士克國際(香港)有限公司
    中国香港 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    上海福拓線貿易有限公司
    中国上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    常州英富紡織有限公司
    中国溧陽市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    FUJIX VIETNAM CO.,LTD.
    ベトナム ホーチミン市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    FUJIX INTERNATIONAL Co.,Ltd.
    タイ サムットプラカーン · 連結子会社
    議決権70.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は55億円営業利益-2億円前期と比べると減収で、売上が-1.8%。

売上高
-1.8%
55億円
営業利益
-2億円
純利益
-1億円
営業利益率
-3.6%
前期比 -0.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高57億円55億円
営業利益-2億円-2億円
純利益-1億円-1億円
1株あたり配当¥50¥50

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は15億円、営業利益は0億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q13−1
2024年1Q1500.01
2024年2Q1500.00
2024年3Q1400.00
2024年4Q140
2025年2Q29−1−3.4−1
2025年4Q27−1−3.70
2026年2Q28−1−3.6−1
2026年4Q27−1−3.70
2027年1Q1500.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は62億円から55億円へ89%に減った。直近期の営業利益率は-3.6%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月6200
2014年3月700−1
2015年3月67−11
2016年3月6900
中国溧陽市の縫製糸撚糸加工会社「常州英富紡織有限公司」の持分を追加取得し、連結子会社化
2017年3月6310
2018年3月64010
2019年3月640−2
2020年3月6110
創業100周年を迎える
2021年3月5811
2022年3月54−2−2
2023年3月57−1−2
2024年3月5801
2025年3月56−2−1−3.6−1
2026年3月55−2−1−3.6−1

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高55億円のうち、営業利益として残るのは-2億円-3.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-1億円、売上の-1.8%にあたる。営業利益率は業種中央値3.9%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金78.2%43億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金27.3%15億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-3.6%-2億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
21.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比7.5pt
-3.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比6.0pt
-1.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比6.8pt
-1.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
-0.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-1.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが1億円、投資CFが7億円で、差し引きのフリーCFは8億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は24億円で、売上の5.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月4−5−1−114
2014年3月1−31−214
2015年3月1−1−1014
2016年3月3−2−1114
2017年3月4−1−2314
2018年3月410−21426
2019年3月−1−7−1−817
2020年3月20−1218
2021年3月6−2−1421
2022年3月10−1122
2023年3月1−3−1−220
2024年3月1−1−1020
2025年3月1−3−1−218
2026年3月17−1824

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は125億円。このうち返さなくてよい自己資本が105億円で、自己資本比率は78.7%(業種中央値57.9%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月105861977.5
2014年3月111882373.3
2015年3月116962075.7
2016年3月109911876.3
2017年3月103881579.2
2018年3月118991978.3
2019年3月111941778.0
2020年3月106901679.0
2021年3月107941381.3
2022年3月108941480.7
2023年3月109951480.0
2024年3月1161001680.2
2025年3月1191021779.6
2026年3月1251052078.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
25億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
57億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
14億円
在庫として抱えている分
負債合計
20億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
70
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

繊維製品 48社との比較

同じ繊維製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率48社中5位あたり、逆に低いのはROE48社中46位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-1.3%/中央値 5.5%
P25 2.7%P75 10.3%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-3.6%/中央値 3.9%
P25 1.4%P75 9.8%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
78.7%/中央値 57.9%
P25 39.9%P75 72.6%
売上成長率前期からの売上の伸び
-1.8%/中央値 0.5%
P25 -4.6%P75 5.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.9%/中央値 3.0%
P25 2.6%P75 4.2%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,720で、1年前と比べて+9.0%過去52週の値幅のなかでは67%の位置にある。

¥1,720+0.0%1ヶ月+0.8%1年+9.0%時価総額25億円
過去52週の値幅
安値¥1,575高値¥1,793

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PBR0.23倍
配当利回り2.91%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は1706円で、25日線(1710.68円)をほぼ横ばい、75日線(1682.11円)を+1.4%上回る。52週高値1784円に接近し、52週安値1575円からは+8.3%の位置。直近の出来高は非常に薄く、8月3日に400株、その後は0株の日が続く。1カ月の変動は+0.29%とほぼ変わらず、方向感のない展開だが、高値圏での持ち合いが続く。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PBR 0.24 倍は業界平均 1.00 倍を大きく下回り、BPS 対比で著しく割安。配当利回り 2.93% は平均 2.77% を上回る一方、ROE は -1.3% と赤字で、配当性向 161.8% と超過配当の持続性に懸念。業績は赤字が続き、割安ながら配当維持は難しく両面性がある。

指標この会社業種平均
PBR0.23倍1.01倍
ROE-1.3%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

同社は国内向け縫製糸が主体で、アパレル国内生産の縮小とともに市場が構造的に減少する中、強気派は手芸市場の根強い需要と機能性糸への転換による高付加価値化、および株価純資産倍率が0.24倍前後と低いことから、含み資産やブランド価値に比して割安とみる一方、弱気派は売上高が55億円前後で横ばいから微減が続き、営業赤字が定着しつつあり、将来の成長が見込めないと慎重な立場を取る。両者は、同社の事業が成熟市場にあり、需要の創出ができるかどうか、そして不採算事業の整理やリストラ策の実行度合いをめぐって対立している。

プラスに働く材料7
  • ブランドと市場シェア

    国内縫製糸で高い知名度とシェアを維持し、安定的な需要基盤がある

  • 割安な資産価値

    株価純資産倍率は0.2倍台で、簿価の資産に対して株式が割安に放置されている

  • 高付加価値化の余地

    機能性糸や手芸用拡販品で差別化し、収益改善の可能性を模索している

  • 営業赤字幅が2億円で横ばい、悪化一服決算発表後影響

    2026/3期の営業損益は▲2億円と前期と同水準。売上高55億円を確保し赤字拡大を回避。

  • PBR0.24倍の修正で収斂余地継続影響

    PBRは0.2388倍と解散価値水準。時価総額25億円に対し株主資本が約105億円と乖離。

  • 配当利回り2.93%がサポート通年影響

    赤字でも配当利回り2.93%を維持。年間配当総額は約0.7億円と小さいが需給を支える。

  • 売上高55億円で底打ち期待2026年下期影響

    売上高は58→56→55億円と減少幅が縮小。下期に横ばいへ転じれば買いが先行する。

マイナスに働く材料7
  • 市場の構造的縮小

    国内アパレル生産の減少で縫製糸需要が年々減り、売上高は伸び悩む

  • 赤字経営の継続

    直近2期は営業赤字で、コスト増を販売価格へ転嫁できていない

  • 成長戦略の不透明さ

    新規事業の具体策が見えず、既存の事業構造は変革が難しい

  • 営業赤字2期連続で黒字化遠のく継続影響

    2025/3、2026/3とも営業損益は▲2億円。収益改善策がなければ赤字定着の懸念が強まる。

  • 売上高の3期連続減収通年影響

    売上高は58→56→55億円と減少。主力製品の販売減が続けば固定費負担率が上昇する。

  • ROE-1.3%で自己資本が目減り継続影響

    ROEは-1.3%とマイナス。赤字継続なら純資産が減少し清算価値が低下する。

  • 赤字でも配当維持は重荷次回株主総会影響

    配当利回り2.93%の維持には純損失▲1億円の穴埋めが必要。減配となれば利回り魅力が消える。

次の決算で確かめる点
売上高
需要の趨勢を示し、減収が続くかどうかの最重要指標
営業損益
赤字幅が拡大するか、改善に向かうかで事業の持続可能性を判断
機能性糸の売上構成比
高付加価値品へのシフトが収益改善につながるか確認するため
手芸用売上高
安定需要である手芸市場での販売動向を把握するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり50で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.91%。

年間配当
¥50
1株あたり
配当利回り
2.91%
いまの株価に対して
配当性向
161.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月63181.8
2018年3月630.09.1
2019年3月630.0
2020年3月630.0
2021年3月7012.075.0
2022年3月50−28.6
2023年3月500.0
2024年3月500.0161.8
2025年3月500.0
2026年3月500.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥50

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ544人。区分でいちばん多いのは個人・その他75.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が20.0%を占め、残る80.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他74.072.373.274.274.575.5
事業法人15.317.214.914.614.514.3
自己株式6.26.26.26.26.26.2
金融機関6.46.46.35.75.65.6
外国法人3.33.43.33.53.93.5
証券会社0.80.72.31.91.41.0
外国人個人0.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社FJ興産10.80
02藤井太郎5.80
03鈴木直子5.78
04小原京子5.53
05藤井一郎3.08
06小林茂3.00
07INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)2.68
08都築智子2.53
09柏 阿里子2.53
10森本晶一2.53

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−1854%、1株純資産は14期で+504%。直近期のROEは-1.3%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月−51,182−0.4
2014年3月−845,921−1.4
2015年3月496,3540.841.6
2016年3月−26,0490.0
2017年3月205,9120.381.4181.8
2018年3月7206,68911.43.19.1
2019年3月−1576,297−2.4
2020年3月−186,058−0.3
2021年3月1006,3241.617.175.0
2022年3月−1196,318−1.9
2023年3月−1376,348−2.2
2024年3月666,7431.027.1161.8
2025年3月−786,861−1.2
2026年3月−907,145−1.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額72百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
藤井一郎代表取締役 社長6845,200
松尾勇治常務取締役 管理部長542,000
藤井翔太常務取締役 経営企画 室長3817,400
上原康裕取締役 生産部長571,800
伊藤和夫取締役 アパレル 資材部長622,000
山田善紀取締役 監査等委員53
吉田薫取締役 監査等委員69
寺町雅人取締役 監査等委員47
国松治一69

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)549106012
社外取締役3101114
取締役(社内)11011

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,397字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社及び連結子会社10社(株式会社FTC、株式会社シオン、株式会社ニットマテリアル、上海富士克制線有限公司、上海新富士克制線有限公司、富士克國際(香港)有限公司、上海福拓線貿易有限公司、常州英富紡織有限公司、FUJIX VIETNAM CO.,LTD.、FUJIX INTERNATIONAL Co.,Ltd.)の計11社により構成されており、縫い糸、刺しゅう糸及び手芸用各種糸の製造販売を主な事業とし、日本、中国を主とするアジア諸国及び欧米諸国の市場に向けてグローバルな事業活動を行っております。 当社及び当社の関係会社の事業における位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、セグメント情報の注記に掲げる報告セグメントと同一の区分であります。 日本 (当社、株式会社FTC、株式会社シオン及び株式会社ニットマテリアル) ①当社は、縫い糸、刺しゅう糸及び手芸用各種糸を製造し、連結子会社や国内外の顧客に販売するほか、上海富士克制線有限公司に縫い糸半製品などを供給しております。また、同公司製造の縫い糸などを日本国内の顧客などに販売しております。 ②連結子会社 株式会社FTCは、主に工業用縫い糸の製造会社であり、当社同様、製造した縫い糸を国内外の顧客に販売しております。 ③連結子会社 株式会社シオンは、工業用縫い糸の販売を主とする縫製副資材の卸商であります。 ④連結子会社 株式会社ニットマテリアルは、ニット用糸を主として、縫製副資材などを国内の顧客に販売しております。 アジア (上海富士克制線有限公司、上海新富士克制線有限公司、富士克國際(香港)有限公司、上海福拓線貿易有限公司、常州英富紡織有限公司、FUJIX VIETNAM CO.,LTD.及びFUJIX INTERNATIONAL Co.,Ltd.) ①連結子会社 上海富士克制線有限公司は、主に工業用縫い糸及び刺しゅう糸を製造し、当社及びグループ会社にそれぞれ供給しております。また、同公司は、物流機能を有する連結子会社 上海新富士克制線有限公司(当社の孫会社)を通じて、日系を含む中国国内の顧客に販売を行っております。なお、上海新富士克制線有限公司は、2026年3月31日現在、大連分公司をはじめ、中国3カ所に営業拠点を展開し、販売活動を行っております。 ②連結子会社 富士克國際(香港)有限公司は、当社及び上海富士克制線有限公司より縫い糸及び刺しゅう糸の供給を受けて、主に香港、中国華南地区及びアジア諸国の顧客へ販売しております。 ③連結子会社 上海福拓線貿易有限公司(当社の孫会社)は、主としてカーシート用ミシン糸等を、日系を含む中国国内の顧客に販売しております。 ④連結子会社 常州英富紡織有限公司は、上海富士克制線有限公司を含む中国国内の顧客に対し、縫い糸の撚糸加工を行っております。 ⑤連結子会社 FUJIX VIETNAM CO.,LTD.は、日系を含むベトナム国内の顧客を中心に縫い糸及び刺しゅう糸を販売しております。 ⑥連結子会社 FUJIX INTERNATIONAL Co.,Ltd.は、縫い糸を製造し、タイ国内及びアジア諸国の顧客を中心に縫い糸及び刺しゅう糸を販売しております。 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,553字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは縫い糸、刺しゅう糸及び手芸用各種糸の製造・販売を主たる事業とし、「誠実」の社是のもと、「すぐれた技術とまごころがつくり出す製品を通じて社会に奉仕する」ことを経営理念としております。ユーザーである縫製業者や刺しゅう業者、手作りホビーを楽しむ人々への価値ある製品とサービスの提供を通して、株主、投資家、取引先、従業員あるいは地域社会など、全てのステークホルダーに長期安定的に貢献できる企業グループを目指しております。 (2) 目標とする経営指標 当社グループは経営の基本方針に記載の通り、全てのステークホルダーに長期安定的に貢献できる企業グループであるために、連結・個別ともに堅実で安定的な利益の確保が重要と考えております。具体的な数値目標は掲げておりませんが、中長期的にも連結・個別における経常利益の確保と売上高経常利益率の向上を目指しております。 (3) 中長期的な会社の経営環境 当面の見通しにつきましては、中東情勢を始めとする不安定な国際情勢、これに伴う原油調達懸念やエネルギー、原材料価格等の上昇を背景に、わが国の経済情勢はますます不透明感が強まっております。 また、当社グループが関わるアパレル・ファッション業界や手芸関連業界におきましては、このような先行き不透明な経済情勢やさらなる物価高が、節約志向と消費の減退に繋がることが懸念されます。 一方、国内の雇用情勢はタイトな状況が続いており、大企業を中心に賃上げなどの動きが加速し、中小企業との賃金格差も拡大傾向で、全般に事業コストが上昇傾向となるなか、とりわけ価格転嫁が困難な当社グループや多くの中小企業の経営環境は厳しさを増しています。 このように当社グループを取り巻く短期的な経営環境は先行き不透明で、中長期的な縫い糸事業の環境についても、予測が困難な状況ではありますが、当社グループといたしましては、縫い糸が縫製業や手芸関連には不可欠な副資材であることを踏まえて、現段階では次のように考えております。 ① 工業用縫い糸の事業について 縫製業は、衣料用、非衣料用のいずれにおいても工程の多さやその作業内容から、機械化(ロボット化)による省力化が困難な労働集約型産業であり、豊富な労働力が求められるため、とりわけ大量生産型の安価な衣料品は、低賃金で労働力の豊富な地域や国での縫製に移行する傾向がある。 しかしながら小ロット多品種で且つ高い縫製技術が求められる高級衣料品については、熟練した労働力と共に、製品の最終仕向け地(消費国)への短納期での供給体制も不可欠であり、賃金の上昇傾向にある中国や東南アジア諸国においても、今後も一定の生産規模を維持していくと考えられる。 縫製副資材として多色を必要とする工業用縫い糸は、品質や価格に対する要求はもちろん、縫製現場への多色多品種の調達利便性が求められるが、アジア地域の縫い糸市場における当社グループのシェアは低く、生産体制の対応を含めて、これらの競争上不可欠な要素を一層磨き、アジア地域を中心としたユーザーの評価を高めることで当社グループのシェア拡大による成長の余地は十分にある。 ② 家庭用縫い糸の事業について わが国の手作りホビー分野におけるソーイング需要は、かつてのコロナ禍による手作りマスク需要や巣ごもり需要により、一時的に需要が急増した後、その反動や、昨今の諸物価上昇による節約志向の強まりもあって、需要の低迷が続いている。しかし一方では、癒しやオリジナリティを求める志向や、サステナブルの観点から「ハンドメイド」が見直される傾向も見られることから、今後も手作りホビーの一分野として消費者の関心を高めるような用途を含めた「きっかけ」を提案することにより、需要の掘り起こしの余地がある。 また、わが国よりはるかに大きな成熟市場を有する欧米市場における当社製品のシェアは極めて低く、独自性の高い商品の提案等によって、販売拡大の可能性があるほか、中国を始めとする東南アジア諸国においては、富裕層などを中心に、一定の手作りホビー需要が根付きつつあり、今後も販売拡大の余地がある。 当社グループは、これらの縫い糸事業の中長期的な可能性を踏まえた上で、下記「(4) 会社の優先的に対処すべき課題」にも取り組み、生産体制や業務の抜本的見直しを進めて、まずは損失の解消に努めつつ、中長期の成長を実現して、全てのステークホルダーへの貢献を目指してまいります。 (4) 会社の優先的に対処すべき課題 当社グループの課題は、まずは経常損失の解消であり、そのために早期に実施可能な収益改善策を実行してまいりますが、上記の「(3) 中長期的な会社の経営環境」に記載の事業環境を踏まえて、当社グループは、下記の諸課題に取り組んでおります。 ① 工業用縫い糸について、顧客のニーズや購買志向をあらためて把握したうえで、当社グループとしての新たな営業戦略に基づき、国内外の製造・販売体制を再構築し、競争力を強化しつつ、海外子会社との連携を強めてアジア地域におけるシェアの拡大を図る。 ② 中長期的に高まると予想されるアジア各国や関連業界の環境負荷軽減への要請に対応し、製品仕様や原料の見直し等により、環境負荷軽減に努める。 ③ 国内の繊維製造業全体が縮小傾向にあるなか、国内連結子会社3社を含む国内事業は、シナジー効果が発揮できるよう、連携を強めるとともに、それぞれの業態や得意分野においてきめ細かなビジネスに対応できるよう、さらなる効率化を図り、収益力の維持向上を図る。 ④ 手芸及びホビー関連分野においては、国内では手芸の「きっかけ」作りに注力して需要の掘り起こしに努めるとともに、独自性の高い商品の提案により、欧米諸国やアジア各国などへの販売拡大を実現し、極めて低い海外市場におけるシェア拡大を図る。 ⑤ ライフスタイルの変化や働き方改革の動向も踏まえつつ、将来の賃上げを見据えて業務の効率化や簡素化を目指す。
事業等のリスク970字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 景気動向、国際情勢、気象状況や天災・事故などに伴う様々な事業リスクや企業のコンプライアンスに関連する一般的な事業リスク、また、疫病拡大が及ぼす様々な事業リスクにつきましては、当社グループに限らず、全ての企業が同様に抱えておりますが、当社グループの事業の現状や関連業界の動向などを踏まえて、特に業績に重要な影響を及ぼすと思われる事項は、持続的社会の構築に向けた社会や関連業界の動向であると考えております。 1.染色工程における水使用と排水処理への取り組み 地球温暖化問題や環境汚染問題から、世界的にも持続的社会の構築に向けた取り組みが強化されつつある中、環境汚染に関する規制が強化されつつあります。 縫い糸は、縫製される生地の色に応じて多くの色種が必要となりますが、昨今、アジア各国の環境汚染に対する法規制等は、急速に厳しくなりつつあり、染色工程で必要不可欠となる大量の染色用水の使用や排水処理等の許認可の動向は、当社グループの生産体制に大きな影響を与えるリスクと認識しております。 今後も各国の法規制や当局の指導を遵守し、染色工程における水使用量の削減に努めるとともに、排水処理設備なども充実させて対応してまいります。 2.製品仕様などに対する取り組み 環境負荷軽減に対する取り組みは、わが国のアパレル・ファッション業界におきましても、先進する欧米諸国に追随する形で企業ごとに進みつつあります。 今のところ具体的な取り組みといたしましては、衣料品の廃棄抑制のための再利用、資源枯渇を防止するための素材を始め、環境に優しい素材への見直しなどが考えられますが、衣料品に不可欠な副資材である縫い糸につきましても、それらの取り組みに沿った製品が供給できるか否か、また企業として環境負荷軽減への取り組み姿勢が、顧客や消費者の評価と事業の継続に影響を及ぼすものと考えており、事業リスクの一つであると認識しております。 現時点ではリサイクル原料や植物由来などの原料や資材は、従来の原料に比べると調達が不安定かつ高価であり、製造原価の低減やコスト競争力強化とは相反する課題となっているものの、当社グループといたしましては、製造コストの抑制に努めつつ、引き続き段階的にリサイクル原料やリサイクル資材への切り替えを進めてまいります。
経営成績の分析 (MD&A)5,255字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、所得や雇用環境は改善傾向が続きましたが、食料品を始めとする国内諸物価の上昇が続き、消費者の節約志向が強まりつつあるうえに、今般の中東情勢の緊迫化による世界的な原油供給懸念と価格高騰が、わが国だけでなく、世界全体に影響を及ぼしつつあり、先行きは極めて不透明な状況となりました。 当社グループがかかわるわが国のアパレル・ファッション業界や手芸関連業界は、衣料品のインバウンド需要の減速傾向に加えて、節約志向の高まりや記録的猛暑などの気候要因も加わり、衣料品や手芸材料の消費はまだら模様となりました。また中国やタイ国におきましても経済情勢の回復は見られず、衣料品の消費は低調な状況が続きました。 これらにより、当社グループの縫い糸の受注は、引き続き衣料縫製用、手芸用共に回復感が感じられない状況で推移し、為替換算レート変動の影響もあって、当連結会計年度の売上高は、5,474百万円(前期比3.0%減)となりました。 利益面におきましては、売上高の減少に加えて、当社の生産減少による工場操業度の低下や販売品目構成の変化、原材料価格の高止まりなどにより、売上高総利益率が低下した影響で、営業損失は222百万円(前期は195百万円の損失)となりました。 また、営業外損益において為替差損が為替差益に転じたことや受取配当金が増加したこともあって、経常損失は122百万円(前期は104百万円の損失)、親会社株主に帰属する当期純損失は123百万円(前期は107百万円の損失)となりました。 当連結会計年度におけるセグメントごとの経営成績は次のとおりです。 日本 当社グループにおきましては、事業年度の末日を当社は3月末日、国内子会社は1月末日と定めております。 当期は、衣料品のインバウンド需要の減速傾向に加えて、節約志向の高まりや記録的猛暑などの気候要因も加わり、衣料品や手芸材料の消費はまだら模様となりました。 このような状況を受けて、衣料品の国内生産は全般に慎重で、国内における衣料品の原材料や縫製資材の需要は、一部を除いて回復感のない状況が続きました。 また、日米関税交渉の大筋合意を受けて、車両内装用縫い糸は、懸念された大きな落ち込みはなく、米国ホビー市場向けの受注は若干回復傾向となりましたが、当セグメントの売上高は、4,333百万円(前期比1.0%減)となりました。 一方、利益面につきましては、当社の工場操業度の低下や販売品目構成の変化、原材料価格など製造コストの高止まりによる売上高総利益率の低下が響いて、セグメント損失は192百万円(前期は180百万円の損失)となりました。 アジア 当セグメントに属する全ての海外子会社は、事業年度の末日を12月末日と定めており、当連結会計年度には、2025年1月から12月までの業績が連結されております。 当セグメントの主要な市場である中国におきましては、日本向け衣料品の生産がベトナムを始めアジアの他国に移行する傾向が続いているうえ、同国経済の減速や米国関税政策の影響により、同国内向け、米国向け共に衣料品の生産は低調で、当社グループの中国子会社も販売面では厳しい環境が続きました。一方、日本向け衣料品の生産が堅調なベトナムでは縫い糸の受注も堅調ながら、タイ国におきましては、衣料品消費は低調で厳しい状況が続いております。 これらに加えて為替換算レート変動による影響もあって、当セグメントの売上高は1,140百万円(前期比10.2%減)となりました。 一方、利益面につきましては、原材料の調達価格低減やタイ国の子会社の経営改善策の効果も徐々に出始めたものの、売上高の減少などもあり、セグメント損失は30百万円(前期は42百万円の損失)となりました。 財政状態の状況は、次のとおりであります。 資産の部につきましては、流動資産は、前連結会計年度末に比べて1百万円減少し、6,717百万円となりました。これは、主として電子記録債権が93百万円、仕掛品が59百万円、原材料及び貯蔵品が56百万円増加したものの、現金及び預金が56百万円、受取手形が123百万円、売掛金が73百万円減少したことなどによります。 固定資産は、前連結会計年度末に比べて639百万円増加し、5,783百万円となりました。これは、主として投資有価証券が691百万円増加したことなどによります。 これらの結果、総資産は、前連結会計年度末に比べて638百万円増加し、12,501百万円となりました。 負債の部につきましては、流動負債は、前連結会計年度末に比べて63百万円増加し、650百万円となりました。これは、主として買掛金が57百万円増加したことなどによります。 固定負債は、前連結会計年度末に比べて221百万円増加し、1,311百万円となりました。これは、主として繰延税金負債が217百万円増加したことなどによります。 これらの結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べて285百万円増加し、1,962百万円となりました。 純資産の部につきましては、前連結会計年度末に比べて352百万円増加し、10,538百万円となりました。これは、主として利益剰余金が192百万円減少したものの、その他有価証券評価差額金が474百万円、為替換算調整勘定が61百万円増加したことなどによります。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は2,415百万円となり、前連結会計年度末より637百万円増加いたしました。活動別キャッシュ・フローの状況は、次のとおりです (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純損失107百万円(前期は100百万円)、棚卸資産の増加129百万円(前期は95百万円の減少)となったものの、減価償却費をはじめとする非資金項目192百万円(前期は225百万円)、売上債権の減少112百万円(前期は3百万円の増加)となったことなどにより、67百万円の流入(前期は144百万円)となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、定期預金の預入による支出107百万円(前期は1,594百万円)となったものの、定期預金の払戻による収入804百万円(前期は1,373百万円)となったことなどにより、663百万円の流入(前期は291百万円の流出)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払額69百万円(前期は68百万円)となったことなどにより、114百万円の流出(前期は91百万円)となりました。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(千円)   前期比(%) 日 本   2,385,905   △0.7 アジア   1,457,019   6.7 合 計   3,842,924   1.9 b. 受注実績 当社グループは、需要予測に基づく見込生産を行っているため、該当事項はありません。 c. 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前期比(%) 日 本   4,333,990   △1.0 アジア   1,140,562   △10.2 合 計   5,474,552   △3.0 (注) セグメント間取引については、相殺消去しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積り、判断及び仮定を必要としております。これらの見積りについて過去の実績や合理的と判断される入手可能な情報等を勘案し、合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表の作成にあたり用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 なお、今後も国際情勢の影響等不確実性が大きく、将来の業績予測等に反映させることが難しい要素もありますが、現時点において入手可能な情報を基に連結財務諸表の作成を行っております。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の経営成績等は、「第2 事業の状況4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1) 経営成績等の状況の概要① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおり、売上高5,474百万円(前期比3.0%減)、営業損失222百万円(前期は195百万円の損失)、経常損失122百万円(前期は104百万円の損失)、親会社株主に帰属する当期純損失は123百万円(前期は107百万円の損失)となりました。 この経営成績等の状況に関する経営者の認識につきましては、当連結会計年度にはグループ各社ごとに業績回復の諸策の成果も徐々に現れつつあるものの、通期では売上高の減少や製造コストの高止まり、当社の生産減少なども響いて、前連結会計年度と比較して損失が拡大する結果となっております。 さらに次期の見通しにおきましても、今般の中東情勢の緊迫化による原油供給懸念と価格高騰が、わが国はもちろん、世界を大きく揺るがしており、当社グループにおきましても、少なくとも原材料・資材価格などのさらなる上昇が懸念されるほか、アパレル・ファッション業界や手芸業関連業界におきましても、物価全般の上昇による節約志向の浸透で、さらなる消費減退が懸念されるなど、短期的には需要予測を含めて先行きの見通しは極めて不透明です。 一方、現時点での中長期の経営環境の見通しは、先に述べた通りであり、引き続き対処すべき課題に取り組んでまいりますが、先ずは経常損失の縮小、解消が喫緊の課題であると認識しております。 また、上記より、今後の業績と課題に重要な影響を与える要因といたしましては、以下の点があると認識しております。 ・中東情勢の今後の動向とそれに伴う原油供給見通しと価格の動向 ・為替レートの変動とそれに伴う国内諸物価の動向、ならびにこれによる消費への影響 ・天候や物価動向による衣料品の国内外の消費とその生産 ・関連業界における環境負荷軽減対策とアジア各国における環境保全対策の動向 ・海外合弁先企業の動向 なお、セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は、「第2 事業の状況4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1) 経営成績等の状況の概要① 財政状態及び経営成績の状況」及び「第5 経理の状況1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。 ③ キャッシュ・フローの状況の分析、検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に関する情報 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、外部借入に依存しない財務体質を基盤として、自己資金を財源に今後の事業投資を考えており、また、流動性については現金及び預金の保有状況からみて十分に確保されているものと考えております。当連結会計年度のキャッシュ・フローの概況につきましては、「第2 事業の状況4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1) 経営成績等の状況の概要② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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