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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ビーマップ

BeMap,Inc.4316 · Growth · 情報・通信業

モバイル端末向けソフト・サービスを提供。鉄道などの社会インフラと情報端末を結びつけ、利便性を向上させる仕組みを企画・開発。

概要

1998年に東京都北区で創業したビーマップは、携帯電話やモバイル端末向けのソフトウエアとサービスの企画・開発・運営を手がける情報通信企業である。鉄道や通信などの社会インフラとIT技術を橋渡しし、交通系ICカード連携サービス、無線LANシステム、テレビメタデータ配信、コンテンツプリントなど多様な事業を展開する。2026年3月期の連結売上高は17億円、従業員数は67名。2026年10月1日付で上場廃止となる。

自宅と外出先を結ぶモバイルインフラの提供

ビーマップは「時間と空間を有効に活用するためのコンテンツインフラ及びコンテンツ」を開発し、モバイル端末利用者に生活密着型の情報を提供することを事業の基本方針とする。鉄道駅や商業施設での無線LANスポット構築、交通系ICカードを活用したサービス、テレビ番組表データのASP事業など、利用者の移動動線に沿った仕組みを企画・開発している。収益は受託開発の対価だけでなく、企画収入、開発収入、運用収入、ライセンス収入など複数の形態で得ている。

単一セグメントに再編したシステム・ソリューション事業

2026年3月期より報告セグメントは「システム・ソリューション事業」の単一セグメントに変更された。従来はモビリティ・イノベーション事業(鉄道関連・移動体向けインフラ)、ワイヤレス・イノベーション事業(通信事業者向け無線LAN)、ソリューション事業(画像配信、TVメタデータ、O2O2O/MMS、コンテンツプリントなど)の3区分だった。直近ではMMSマーケティングを連結子会社化し、O2O2O事業を強化している。売上高は2024年3月期の16億円から2026年3月期には17億円へ増加したが、営業損失が続いている。

赤字基調からの脱却を目指す中期経営計画

2022年3月期から2026年3月期まで5期連続で営業赤字を計上しており、黒字回復が最優先課題である。2025年5月に策定した中期経営計画では、2026年3月期に売上高19億円・営業利益5000万円、2027年3月期に売上高20億円・営業利益1億円、2028年3月期に連結で売上高24億円・営業利益2億5000万円を目標とする。具体的な施策として、ワイヤレス分野でのローカル5GやIoTソリューションの開拓、モビリティ分野でのMaaS対応、ソリューション分野でのO2O2O事業の拡大を掲げている。

連結子会社と協業によるグループ展開

ビーマップは複数の子会社や持分法適用会社を通じて事業を展開している。2006年にアイ・オー・データ機器などと共同出資でエム・データを設立し、テレビ情報検索システム「MetaTV」の基盤を構築した。2015年にはコンテンツプリントサービス「こんぷりん」を提供する連結子会社こんぷりんを設立。2017年にはジェイアール東日本企画などと共同でMMSマーケティングを設立し、後に連結子会社化した。これらの子会社はビーマップのソリューション事業の一部として、それぞれの専門領域で収益を上げている。

業界の中での役割はモバイルインフラ・システムインテグレーターにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
17億円
営業利益
-1億円
営業利益率
-5.9%
純利益
-2億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2025/3
事業売上構成比利益利益率
ソリューション事業10億円66.7%0億円0.0%
ワイヤレス・イノベーション 事業4億円26.7%0億円0.0%
モビリティ・イノベーション 事業1億円6.7%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01交通・移動体主力

鉄道などの交通関連・移動体向けに、モバイル端末と社会インフラを連携させるインフラシステムを提供。通勤・通学経路における利便性向上を支援。

主な製品・サービス1
モビリティ・イノベーション事業
交通関連・移動体向けのインフラ提供事業。ICカード連携や位置情報サービスなどを含む。

02通信事業者準主力

通信事業者向けに、駅や商業施設等での無線LANスポット構築・運用、コンテンツ配信の仕組みを提供。

主な製品・サービス1
ワイヤレス・イノベーション事業
通信事業者向け無線LAN事業。駅やコンビニ等へのアクセスポイント設置とコンテンツ配信を行う。

03自治体・一般事業者副次

自治体や一般企業向けに、画像配信システム、TVメタデータ、O2O・MMS、コンテンツプリント、無線システム販売など多様なソリューションを提供。

主な製品・サービス1
ソリューション事業
画像配信システム、TVメタデータ関連、O2O・MMS、コンテンツプリント、自治体向け無線システム販売など。

製品と技術

鉄道向け位置情報・ICカード連携サービス

創業当初から提供する「JRトラベルナビゲータ」は、鉄道利用者向けの経路検索・運行情報提供パッケージソフト。その後、位置情報インフラ「いまどこサービス」や「PHS位置情報DLL」へ発展し、移動体向けの基盤技術を確立した。現在では交通系ICカードを活用した「transit manager」や交通費インポータ「Artha」、私鉄向けWEBアプリの開発・運用、さらにQR改札システムと連携した「とくチケ」の事業化を進めている。これらはモビリティ・イノベーション分野の中核製品群である。

無線LANシステムとクラウド管理基盤の提供

ワイヤレス・イノベーション分野では、NTTBPや自治体と連携し、通信事業者向け無線LANの認証・クラウド管理システムを開発・提供している。自社製品として「AirCompass」シリーズ(車載サーバ)、「Edgecore」製品(旧IgniteNet)やクラウド管理システム、ミリ波を活用したTerragraph、Wi-Fi Halowなど無線システムの販売も行う。賃貸住宅向け「アパらくWi-Fi」や病院Wi-Fiといった用途別ソリューションも展開するが、売上貢献は限定的である。

コンテンツプリントとテレビメタデータの付加価値サービス

2015年に開始した「こんぷりん」は、コンビニエンスストアのプリンタ・複合機向けにコンテンツを配信するサービス。ユーザーがスマートフォンからプリント指示を行い、店舗で出力できる仕組みを提供する。テレビ情報検索システム「MetaTV」は、子会社エム・データが運営するテレビ番組表データのASPサービスで、番組検索・録画予約などの機能をネットワーク経由で提供する。これらのサービスはソリューション事業の一角を構成している。

O2O2O・MMS事業と地域見守りサービスの展開

連結子会社のMMSマーケティングは、オンラインからオフラインへ誘導し再びオンラインへ帰すO2O2Oモデルと、モバイルマーケティングサービス(MMS)を展開する。主に広告関連取引先やソーシャルサービスとの連携を進めている。また新たな取り組みとして、電力データなどを活用した見守りサービス「おうちモニタ」の商用化を準備中であり、協力会社との連携により自治体向けソリューションの拡大を目指している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

地図情報で国内シェア拡大、海外は未開拓

同社は地図情報関連のソフトウェア開発を手掛け、国内の地図データ市場で一定の地位を築いている。同業他社のVRAIN SolutionやCocoliveと比較すると、売上規模は小さいものの、地図情報に特化した専門性が強みである。しかし、直近の売上高は減少傾向にあり、2025年3月期には売上高16億円、営業損失率13.3%と赤字に転落している。2026年3月期も赤字継続の見通しで、業績回復は不透明だ。国内市場では競争が激化しており、差別化が課題となっている。海外展開は進んでおらず、成長機会を逃している可能性がある。

強み

  • 地図データに特化した技術力で、専門性の高い分野で差別化。
  • 国内の地図情報需要を背景に一定の売上を確保。
  • 地図情報に精通した技術者を有し、品質を維持。
  • 既存顧客との長期取引により、安定的な収益源を確保。

課題

  • 営業損失が続き、財務体質が悪化している。
  • 売上高が減少傾向にあり、成長が見込めない。
  • 海外市場への進出が遅れており、成長機会を逃している。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がビーマップ

時価総額で並べると、掲載8社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13667enish11億円
23787テクノマセマティカル10億円11.3倍
3175AWill Smart9億円
44381ビープラッツ8億円
53986ビーブレイクシステムズ7億円21.1倍
64316ビーマップ4億円
73681ブイキューブ2億円
8593Aティアフォー

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 25件

JRトラベルナビゲータでスタートした創業期(1998年〜2000年)

1998年9月、コンピューターソフトウエアの企画・設計・制作・販売を目的として東京都北区王子に株式会社ビーマップを設立。同年中に交通関連サービス「JRトラベルナビゲータ」と位置情報インフラ「いまどこサービス」を開始し、12月にはパッケージソフトとして販売した。1999年にはPHS位置情報DLLの販売も開始し、モバイル端末向けの位置情報基盤を早期に確立した。本社は設立当初から都内を転々とし、2000年6月には再び王子に戻っている。

ナスダック・ジャパン上場とメガチップスとの提携(2001年〜2005年)

2001年3月、次世代インフラ分野のプロジェクト遂行のために株式会社メガチップスと資本提携。2002年1月には大阪証券取引所ナスダック・ジャパン市場(後のJASDAQ)に株式を上場した。2004年4月にはインターネットを活用した位置情報連携地図サービス「b-walker」を発売。2005年7月に本社を文京区白山に移転した。この時期は位置情報技術を核に、鉄道・通信インフラとITを結ぶサービスを拡充した。

エム・データ設立とテレビメタデータ事業への参入(2006年〜2010年)

2006年1月、アイ・オー・データ機器、プロジェクトとの共同出資により株式会社エム・データを設立。同年5月にはテレビ情報検索システム「MetaTV」のサービスを開始し、テレビ番組のメタデータ配信事業に参入した。2010年10月、大阪証券取引所の市場統合に伴いJASDAQ(グロース)へ市場変更。この間、位置情報・通信インフラに加え、放送データを活用した新しい収益源を開拓した。

古地図復元サービスと株式分割、事業多角化の試み(2011年〜2015年)

2011年5月、古地図復元サービス事業「今昔散歩」を開始。2013年7月には東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い東証JASDAQ(グロース)へ市場変更。同年10月には株式分割(1株→100株)と単元株制度を導入した。2014年9月には資本金・資本準備金の減少と資本剰余金の処分を実施。2015年4月にコンテンツプリントサービス「こんぷりん」、同年10月に通訳サービス「J-TALK」を開始し、事業領域を広げた。

MMSマーケティング設立と連結子会社化(2017年〜2023年)

2017年7月、ジェイアール東日本企画、Y&N Brothersとの共同出資により株式会社MMSマーケティングを設立。O2O2O(オンラインtoオフラインtoオンライン)事業とMMS(モバイルマーケティングサービス)事業を展開した。2022年4月の東京証券取引所の市場再編に伴いグロース市場へ移行。2023年1月にはMMSマーケティングを連結子会社化し、グループとしての事業基盤を強化した。

上場廃止決定と赤字からの再建への道(2024年〜2026年)

2022年3月期以降、連続して営業赤字を計上。2024年3月期には売上高16億円で当期純利益2億円を計上したが、2025年3月期は営業損失1億8280万円、2026年3月期も営業損失9778万円と改善が進まなかった。2026年3月期には投資有価証券売却益や減損損失を計上し、親会社株主に帰属する当期純損失1億5155万円となった。東京証券取引所は上場廃止を決定し、2026年10月1日付で上場廃止となる。

年表25件を開く

1990年代

  • 1998年9月創業コンピューターソフトウエアの企画、設計、制作、販売を目的に、東京都北区王子に株式会社ビーマップを設立。
  • 1998年9月交通関連(「JRトラベルナビゲータ」)・位置情報インフラ提供(「いまどこサービス」)を開始。
  • 1998年12月「JRトラベルナビゲータ」パッケージソフトを販売。
  • 1999年7月本社を東京都北区豊島に移転。
  • 1999年11月位置情報インフラ提供(「PHS位置情報DLL」)の販売開始。

2000年代

  • 2000年6月本社を東京都北区王子に移転。
  • 2001年3月次世代インフラ分野に係るプロジェクト遂行のため、株式会社メガチップスと資本提携。
  • 2002年1月上場株式会社大阪証券取引所 ナスダック・ジャパン市場(現JASDAQ)に株式を上場。
  • 2004年4月インターネットを活用した位置情報連携地図活用サービス「b-walker」発売開始。
  • 2005年7月本社を東京都文京区白山に移転。
  • 2006年1月創業株式会社アイ・オー・データ機器、株式会社プロジェクトとの共同出資により株式会社エム・データ設立。
  • 2006年5月テレビ情報検索システム「MetaTV」サービス開始。

2010年代

  • 2010年10月M&A大阪証券取引所ヘラクレス市場、同取引所JASDAQ市場及び同取引所NEO市場の各市場統合に伴い大阪証券取引所JASDAQ(グロース)へ市場変更。
  • 2011年5月古地図復元サービス事業「今昔散歩」の開始。
  • 2013年3月事業所を東京都千代田区内神田に移転。(2013年6月本店を東京都千代田区内神田に移転)
  • 2013年7月M&A東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い東京証券取引所JASDAQ(グロース)へ市場変更。
  • 2013年10月株式分割(普通株式1株につき100株)及び単元株制導入。
  • 2014年9月資本金・資本準備金の減少及び資本剰余金の処分を実施。
  • 2015年4月コンテンツプリントサービス「こんぷりん」を提供開始。
  • 2015年5月連結子会社、株式会社こんぷりんを設立。
  • 2015年10月通訳サービス「J-TALK」を提供開始。
  • 2017年7月創業株式会社ジェイアール東日本企画、株式会社Y&N Brothersとの共同出資により株式会社MMSマーケティングを設立。

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場再編に伴い、東京証券取引所グロースへ市場変更。
  • 2023年1月M&A株式会社MMSマーケティングを連結子会社化。
  • 2026年3月上場東京証券取引所より上場廃止の決定。(2026年10月1日)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2026年3月期まで1,900百万円
  • 営業利益2026年3月期まで50百万円
  • 売上高2027年3月期まで2,000百万円
  • 営業利益2027年3月期まで100百万円
  • 売上高(連結)2028年3月期まで2,400百万円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    収益改善と黒字回復の達成

    原価率管理を徹底し、損益分岐点を見極めた上で経費統制を含む案件管理・進捗管理を実施。稼働効率を向上させ、原価率低減と販売費の有効活用により、まずは黒字回復を目指す。

  2. 02

    3事業分野での成長戦略

    ワイヤレス・イノベーション事業ではローカル5G等のソリューション実績を積み上げ、モビリティ・イノベーション事業ではMaaS等に沿った展開、ソリューション事業ではO2O2O/MMSを柱に収益拡大を図る。

  3. 03

    顧客提案営業力の強化

    既存顧客に対し技術革新や新たなニーズを踏まえた提案を重ね深耕。さらにパートナー企業と連携した共同事業の企画展開により、他社が真似できない付加価値の高いサービスを実現する。

  4. 04

    新規顧客開拓と独自商品・サービス展開

    既存顧客の提案・開発で得た資産とノウハウを新規顧客に展開。当社独自の商品・サービスを展開し、高収益を確保することで安定した受注・売上と高い利益率を目指す。

  5. 05

    品質・納期管理の徹底による収益性向上

    工数管理・工程管理を徹底し、技術力と品質管理スキルを向上。システムの安定性向上と計画外コスト発生防止により、全社損益の改善と人材強化を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で67人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は624万円で、9期前と比べて+6.1%平均年齢は42.0歳、平均勤続年数は11.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月69
2018年3月71
2019年3月58841.38.874
2020年3月59341.69.174
2021年3月58242.39.873
2022年3月58742.010.075
2023年3月55641.610.274
2024年3月58341.710.772
2025年3月62542.811.565−308
2026年3月62442.011.167−149

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 3 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 東京都 千代田区9百万円
主な関係会社
  • 国内
    株式会社MMSマーケティング
    東京都千代田区
    議決権60.9%
  • 国内
    株式会社アローテック
    東京都中央区
    議決権24.0%
  • 国内
    株式会社アクティ
    福岡県福岡市
    議決権50.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は17億円営業利益-1億円前期と比べると増収で、売上が+13.3%。

売上高
+13.3%
17億円
営業利益
-1億円
純利益
-2億円
営業利益率
-5.9%
前期比 +7.5%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高13億円17億円
営業利益-2億円-1億円
純利益-1億円-2億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は3億円、営業利益は−1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q40
2024年1Q3−1−33.30
2024年2Q400.0−1
2024年3Q3−1−33.32
2024年4Q61
2025年2Q5−2−40.0−2
2025年4Q1000.00
2026年2Q7−2−28.6−2
2026年4Q10110.00
2027年1Q3−1−33.3−1

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は13億円から17億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は-5.9%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い東京証券取引所JASDAQ(グロース)へ市場変更。
2013年3月1311
2014年3月1311
連結子会社、株式会社こんぷりんを設立。
2015年3月1300
2016年3月9−2−2
株式会社ジェイアール東日本企画、株式会社Y&N Brothersとの共同出資により株式会社MMSマーケティングを設立。
2017年3月10−1−1
2018年3月1300
2019年3月1511
2020年3月1511
2021年3月1310
2022年3月10−1−2
株式会社MMSマーケティングを連結子会社化。
2023年3月10−2−2
2024年3月16−12
2025年3月15−2−2−13.3−2
東京証券取引所より上場廃止の決定。(2026年10月1日)
2026年3月17−1−1−5.9−2

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高17億円のうち、営業利益として残るのは-1億円-5.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-2億円、売上の-11.8%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金58.8%10億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金47.1%8億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-5.9%-1億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
41.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比14.3pt
-5.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比18.4pt
-11.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROA
-22.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-11.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが−1億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは−1億円この組み合わせは立て直し型にあたる。本業の赤字を資産売却と資金調達で補っている。事業転換の途上期末の手元現金は3億円で、売上の2.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月0002
2014年3月10115
2015年3月10−114
2016年3月−200−22
2017年3月−21−11
2018年3月10012
2019年3月00002
2020年3月10013
2021年3月00204
2022年3月10−213
2023年3月−23014
2024年3月−22004
2025年3月−300−32
2026年3月−103−13

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は9億円。このうち返さなくてよい自己資本が5億円で、自己資本比率は39.9%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月128467.0
2014年3月129374.5
2015年3月119281.4
2016年3月87183.0
2017年3月76180.3
2018年3月86274.7
2019年3月107365.0
2020年3月129363.4
2021年3月139461.0
2022年3月98165.0
2023年3月106438.7
2024年3月127549.0
2025年3月95440.7
2026年3月95439.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
3億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
-7億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
4億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
27
/ 100
安定性自己資本比率27 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続0 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率605社中234位あたり、逆に低いのは営業利益率605社中553位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-5.9%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
39.9%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
13.3%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥122で、1年前と比べて-92.0%過去52週の値幅のなかでは3%の位置にある。

¥122-9.6%1ヶ月+45.2%1年-92.0%時価総額4億円
過去52週の値幅
安値¥76高値¥1,728

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PBR1.13倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は6月24日の128円から下落トレンドが続き、8月5日には84円まで下落。直近1ヶ月で34.37%下落し、52週安値82円に接近。25日移動平均線(109.52円)を約23%下回り、75日線(146.49円)からも大きく乖離。8月3日には出来高が653,100株と急増したが、株価は下げ止まらず。週足では急角度の下降トレンドが継続しており、RSI14は8.89と売られ過ぎの水準。52週高値2282円からはほぼ暴落状態。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 60/100)

PERは赤字のため算出不能。PBRは0.62倍と業界平均の3.51倍を大きく下回り、株価は解散価値に比べて割安。ROEは32.3%と高いが、直近の業績は赤字であり、ROEの水準は過去のもの。配当は無配で、業界平均の3.42%と比較して株主還元が弱い。売上高は小規模で、赤字が続いているが、PBRの低さから割安感はある。ただし、収益性の悪化が続けば、さらなる下値リスクもあるため、割安と判断するが、慎重な見方が必要。

指標この会社業種平均
PBR1.13倍2.96倍
ROE32.3%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

地図情報は需要が根強い一方、大手地図ベンダーとの競争が激しく、同社は苦戦している。強気派は、車載ナビや物流効率化など周辺分野での採用実績を評価し、新規の大口契約次第で業績反転の余地があるとみる。弱気派は、売上高が15億円前後で推移する中、営業赤字が続き事業の継続性に懸念があると指摘する。また、時価総額が3億円と低く、株価は1年間で90%超下落しており、既存株主の大幅な価値毀損を考慮すると投機的とみる向きもある。投資論点は、赤字からの脱却と成長軌道への回帰が可能か。

プラスに働く材料7
  • 小型で機動的

    大手にない柔軟なカスタマイズで特定ニッチ顧客の取り込みが可能。

  • 地図需要の拡大

    自動運転や物流など位置情報の利用が広がり、需要は成長領域。

  • 採用実績の蓄積

    過去に大手顧客からの受注があり、新規案件獲得の実績になり得る。

  • 2026年3月期売上高が17億円に増収転換2026年3月期影響

    売上高は15億円から17億円へ13%増。減収からの回復で営業損失も縮小

  • 営業損失が-2億円から-1億円へ半減2026年3月期影響

    営業利益は-2億円→-1億円。売上高17億円で赤字幅が縮小、黒字化の布石

  • PBR0.62倍と純資産約5億円を下回る継続影響

    時価総額3億円、PBR0.62倍。純資産は約5億円と株価を上回り割安

  • 時価総額3億円と小型で材料次第の値動き不定影響

    時価総額3億円、株価84円。売買代金が薄く、材料次第で株価が動きやすい

マイナスに働く材料7
  • 継続赤字

    直近3期のうち2期で営業赤字。事業モデルの収益化が進まない。

  • 競争劣位

    地図市場はグーグルなどが席巻し、技術・資本で圧倒的差をつけられている。

  • 流動性リスク

    時価総額3億円と超小型で、資金調達が難しく事業継続に不安。

  • 2026年3月期も営業損失1億円で赤字継続2026年3月期影響

    売上高17億円でも営業損失1億円、純損失2億円。固定費を吸収できず

  • 営業利益率-5.88%とマイナス収益通年影響

    営業利益率は-5.88%。17億円の売上高ではコスト構造が重く、抜本改革が必要

  • 株価が1年で91%下落し投資家離れ継続影響

    株価は1年で-91.25%と暴落。時価総額3億円で売買が細るリスク

  • 無配で株主還元が受けられない継続影響

    配当利回りはデータなし(無配)。赤字により株主への利益還元の原資がない

次の決算で確かめる点
営業損益
赤字継続か反転かで企業価値が大きく変わる。最重要指標。
売上高成長率
既存分野での需要取り込みが進んでいるかを示す。
大口契約件数
新規の大型案件が業績を一変させる可能性があるため。

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ5,356人。区分でいちばん多いのは個人・その他86.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が5.1%を占め、残る94.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他90.287.087.986.686.186.3
証券会社6.49.88.911.48.55.1
事業法人0.80.70.30.10.24.3
外国法人1.91.82.31.24.42.9
金融機関0.30.20.10.20.40.8
外国人個人0.40.40.50.40.30.6
自己株式0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01杉野 文則5.69
02財部 美瑛4.21
03株式会社Spicy Company2.58
04清水 和美1.69
05本屋敷 伸三1.68
06鍵谷 文勇1.54
07野村證券株式会社1.36
08ユメノソラホールディングス株式会社1.32
09和久田 三千代1.15
10NOMURA INTERNATIONAL PLC A/C JAPAN FLOW (常任代理人 野村證券株式会社)0.91

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-08-06
    ノムラ インターナショナル ピーエルシー(NOMURA INTERNATIONAL PLC)
    新規の大量保有報告
    5.20%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−345%、1株純資産は14期で−59%。直近期のROEは32.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2013年3月182547.260.1
2014年3月3328612.125.3
2015年3月12870.4619.7
2016年3月−75212
2017年3月−35177
2018年3月51882.6284.8
2019年3月202089.942.1
2020年3月2823612.418.6
2021年3月132495.349.7
2022年3月−48190
2023年3月−70121
2024年3月4817732.38.4
2025年3月−55117
2026年3月−43105

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額74百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
杉野文則代表取締役社長63202,600
大谷英也取締役 経営管理 部長597,200
小林忠男取締役77
岩渕弘之取締役82
小山信行監査役 常勤65
小林義典監査役61
小林弘樹監査役56
梅澤和浩57

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4464612
監査役311114
社外監査役311114
社外取締役2663

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容935字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 (1) 当社事業の位置付け 当社は、多種多様なモバイル端末へソフトとサービスの提供をすることを事業ドメインとしております。 当社は、利用者が自宅から駅などを経由して勤務先などの外出先に移動する動線に着目し、その際に利用する鉄道などの社会インフラと携帯電話等の情報端末とを結びつけ、利便性を向上させる仕組み・サービスを企画し開発・提供しております。また、通勤・通学手段としての鉄道会社、コンビニ・レストラン等を通して無線LANスポットの構築やコンテンツ配信を行うなどの仕組み・サービスも企画し開発・提供しております。 (2) セグメント別事業内容 当社は、コンテンツインフラ及びそれを活用したコンテンツの企画・開発・運営・販売から構成されるモバイルシステムインテグレーション事業を行っております。 当社の各部門における事業内容は次のとおりであります。従来「モビリティ・イノベーション事業」「ワイヤレス・イノベーション事業」「ソリューション事業」の3事業を報告セグメントとしておりましたが、第1四半期連結会計期間より「システム・ソリューション事業」の単一セグメントに変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。 事 業 分 野   内 容 システム・ソリューション事業   <モビリティ・イノベーション> 交通関連、移動体向けのインフラ提供事業<ワイヤレス・イノベーション> 通信事業者向け無線LAN事業<ソリューション> 画像配信システム事業 TVメタデータ関連事業 O2O2O・MMS事業 コンテンツプリント事業 自治体・一般事業者向け無線システム販売事業 等 また当社は、上記システムインテグレーションによるクライアントからの収益を、受託開発の対価のみでなく、コンテンツの内容及び仕様決定による「企画収入」、プログラム開発による「開発収入」、データ更新及びサーバー・ネットワークの保守・管理による「運用収入」、当社ソフトウエアの使用による「ライセンス収入」等の、様々な付加価値提供により獲得しています。 (3) 事業系統図 当社の事業系統図は次の通りであります。
経営方針・対処すべき課題3,413字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)会社経営の基本方針 当社は、設立当初から「時間と空間を有効に活用するためのコンテンツインフラ及びコンテンツ」を開発することで、携帯電話や携帯情報端末等のモバイル端末保有者に対し「生活に密着した情報」を提供し、更に、その情報を基に「ユーザーが行動できるようなサービス」を提供することを基本方針としております。 加えて、「鉄道・通信・放送のような既存インフラと革新を続けるIT技術との間の橋渡し」を当社の存在意義と位置付け、事業の安定的な成長を目指すこととしております。 これら基本方針に基づき、「IT技術を用いた創造的サービスを創出し、幸せな社会の発展に貢献すること」で、増収増益の実現を目指しております。 (2)目標とする経営指標及び中期経営計画の概要 当社は、2022年3月期から2026年3月期まで連続して営業赤字を計上しており、まずは黒字回復とその後継続して黒字計上するための収益改善が最優先課題であると認識しております。そのために、まずは各事業別の営業利益管理による収益性の向上に取り組んでいます。その具体的指標として、原価率管理に注力しております。 安定した収益管理の出来る体制を確保するため、現状の事業規模においても一定の利益を確保できるよう、損益分岐点を見極め、それに見合った経費統制を含む案件管理・進捗管理を実施してまいります。これにより稼動効率を向上させ、原価率低減と販売費の有効活用を行います。 なお、当社は2025年5月22日に取締役会にて中期経営計画を決定し、「事業計画及び成長可能性に関する事項」を同6月4日に株式会社東京証券取引所に提出いたしました。その数値目標の概要は、2026年3月期において売上高1,900百万円・営業利益50百万円、2027年3月期において売上高2,000百万円・営業利益100百万円、2028年3月期において連結にて売上高2,400百万円・営業利益250百万円、としております。 中期経営計画における各事業分野の取り組み予定は以下のとおりです。 ① ワイヤレス・イノベーション事業 新たな分野として、通信事業者によるICT、IoT、ローカル5Gなどのソリューションに関する実績を積み上げる。従来の無線LAN関連については、システム構築・拡張、運用に関わる案件、EdgeCoreT、AirCompassシリーズの売上増を目指す。 ② モビリティ・イノベーション事業 鉄道事業者のMaaSなど最新の技術・サービス動向に沿った事業展開に取り組む。引き続き、交通系ICカードを活用したtransit managerの販売強化、関連システム開発受注、各鉄道事業向けのアプリ開発の受注強化に努める。 ③ ソリューション事業 O2O2O/MMSを事業の柱とすべく、従来の広告関連取引先だけではなくソーシャルサービスとの連携強化も進める。こんぷりんについては、コンビニをはじめとするプリンタ・複合機向けのコンテンツ配信インフラとして収益拡大を目指す。外食・流通向けソリューション(オーダーシステムなど)の販売強化を図る。引き続き、新規事業の開拓と事業の取捨選択を進める。 (3)会社の対処すべき課題 当社グループの属するモバイル業界においては、ビジネス環境は常に進化し続けています。とりわけ5G、MaaS等の技術革新、新サービスの登場は、既存技術・サービス、顧客を基本にした事業環境を激変させる可能性がある一方、他社に先駆けて斬新なサービスを創出するチャンスでもあります。このような環境において、当社は収益力の維持・向上を図るため、魅力的なサービスの企画提案とその提供、新たな成長機会の追求、そして事業全体の効率化の更なる推進を図るとともに、当社の最も重要なリソースである人材の採用・育成・強化に努めます。その具体的取り組みとして、以下の四点を課題に掲げております。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。 ①顧客への提案営業力の強化 当社グループは、社会的に重要なインフラを提供する顧客を抱えており、非常にユニークな立ち位置にあることを認識しております。これら既存顧客に対し、市場環境や、技術革新、新たなユーザーニーズを踏まえた提案を重ね、より深耕し受注を受けること、又はパートナー企業と連携した共同事業の企画展開を図ることで、他社が容易に真似できない付加価値の高いサービスの実現を目指します。特に技術革新、新サービス登場により事業環境の変化に対応できる高度な人材の採用・育成により、顧客に対し魅力的な提案を行っていくことが今後の当社の成長のカギであると考えております。 ②新規顧客からの案件獲得、当社独自商品・サービスの展開 社会インフラを中心とする主要顧客については、3月に受注・売上が集中する傾向があるため、月次ベース・四半期ベースでの収益の凹凸が顕在化しております。また、提案を行いつつシステムの完成を図る案件プロセス上の特性により、利益率が低くなるケースがあります。 当社は安定した受注・売上と高い利益率を獲得する観点から、既存顧客への提案と開発を通じて得た資産とノウハウを新規顧客に展開していくこと、当社独自の商品・サービスを展開し高収益を確保することを、最重要の課題として取り組んでまいります。 ③案件ベースでの損益分岐点把握と原価管理の徹底 当社グループの経営成績は、2018年3月期から4期連続して当期純利益を計上いたしましたが、過去の損失により利益剰余金はマイナスであり配当等の株主還元を実現できずにおります。この状況を解消するため、収益力を向上させることが必要であります。当社としては、一定の利益を確保できるよう、事業ごとの損益分岐点を見極め、それに見 合った経費統制を含む案件管理・進捗管理を実施してまいります。 ④工程管理・工数管理の徹底を通した品質・納期管理による収益性向上 獲得した各案件において、安定した利益を生み出すためには、技術力・品質管理スキルの向上が必須となります。過去、受託開発案件などで計画外の追加開発費や補修費が発生し、全社損益を悪化させたことがあること、また、ワイヤレス・イノベーション事業を中心に運用案件が増加していることから、システムの安定性を向上させることが非常に重要になっております。そこで、営業、生産、運用及び品質管理に関して各担当者が身に付けるべき技術力、及びそのプロセスを標準化するとともに、工数管理・工程(進捗)管理の徹底、効率的なテスト・出荷前検査・運用マニュアルの整備などの実施を通して収益性を向上させ、人材の強化に努めてまいります。 (4)その他、会社の経営上重要な事項 役員との間で取引を行う場合は、一般取引又は従業員との類似取引を参考にした上でこれらと同等の内容にて取引条件を交渉した上で、会社法の定める手続きに従い、取締役会において当該役員を除く全会一致の決議を経た上でその可否を決定することとしております。 「上場廃止の決定及び整理銘柄の指定」 当社は、2026年3月31日付で、株式会社東京証券取引所より、当社株式を整理銘柄に指定し2026年10月1日付けで上場廃止とする旨の通知を受けました。その概要は以下の通りです。 (1)   銘 柄   株式会社ビーマップ 株式 (コード:4316、市場区分:グロース市場) (2)   整理銘柄指定期間   2026年3月31日(火)から2026年9月30日(水) (3)   上場廃止日   2026年10月1日(木) (4)   理由(関連条項)   上場維持基準に適合しないため(有価証券上場規程第601条第1項第1号) (5)   理由の詳細   株式会社東京証券取引所の上場廃止の決定及び整理銘柄の指定理由は次の通りとなります。  株式会社ビーマップは、基準日における上場維持基準(時価総額基準)に係る審査の結果、上場維持基準への不適合が確認されたため、当取引所は、当該会社の株式について上場廃止を決定し、整理銘柄に指定します。
事業等のリスク3,107字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本有価証券報告書に記載した経営成績及び財政状態に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。なお、当社は、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避、低減及び発生した場合の対応に努める方針であります。 また、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。 ①分配可能額が十分ではないこと 当社グループの経営成績は、2022年3月期から2026年3月期において5期連続して営業損失・経常損失を計上し、その期間中は2024年3月期を除き親会社株主に帰属する当期純損失を計上いたしました。過去の損失額を含めた利益剰余金のマイナスは8億円弱であり、依然として会社法第461条第2項の計算による分配可能額はありません。これを解消するために、収益力を向上させることが必要であります。 当社としては、一定の利益を確保できるよう、事業ごとの損益分岐点を見極め、それに見合った経費統制を含む案件管理・進捗管理を実施してまいります。過去に大規模な不採算案件を発生させたことを踏まえ、進捗管理を強化するために工程管理システムの運用徹底により、案件別に早期の課題発見と対策の実施を行う体制を整えます。 ②特定の取引先への依存の解消 当連結会計年度において、売上高の大きい有力顧客上位1社が占める割合は17.4%(2025年3月期は20.8%)と、依存度が非常に高い状況であります。有力顧客とは、複数年にわたり安定的な取引をいただいておりますが、ビジネスの継続性が確保されているわけではありません。また、有力顧客において、そのニーズ飽和や景気変動などの原因で、当社への発注が急減する可能性があります。このため、顧客ニーズの深耕を通して、より強固な関係を構築するため、多様なサービスの提案営業や人的交流に取り組んでいます。さらに、同様のサービスの横展開を通して、他業種における大口顧客の開拓を行ってまいります。 またこれらの顧客においては、期末に大型案件の納期が集中するケースが多く、その受注動向によっては業績見通しの実現に大きな影響を与えます。年間を通して安定した収益を確保するため、季節要因の少ないO2O2O、MMSなどの事業を強化することで対応しようとしておりますが、まだ十分な成果を上げておりません。 ③特定の製品・技術等への依存 ⅰ 中心となる技術の変化 当社グループの属する業界の技術分野は、凄まじいスピードで進歩し続けております。このような変化の中、当社グループは常に市場を先取りする形で技術への対応を図ってまいりました。今後とも、次代を担う技術を見据えたサービスの開発に常に取り組んでまいります。現在急速な普及が進んでいるiPhoneOSやAndroidOSベースのスマートフォン・タブレットへの対応などにより、当社にとっても新たなビジネス機会が生まれています。しかし、それと同時にこの変化の波に乗り遅れると将来的に案件を受託することが困難になることが予想されます。 ⅱ 競合 当社グループの位置している業界、すなわち、モバイル端末機器に技術や情報を提供する事業者は極めて多く、競争が激しい状況となっております。加えて、新規参入も相次いでおり、その実数を把握するのも困難な状況であります。 当社グループは、この競争の激しい業界の中で、無線LAN、経路探索、画像・映像配信、TVメタデータ配信、コンテンツプリント、O2O2Oサービス・MMSサービスなどのコンテンツインフラの提供、生活に密着したコンテンツの提供、大手企業とのアライアンスによる事業展開などの戦略により、他社に対する高い参入障壁を築き上げていると認識しておりますが、今後、複数の企業が直接当社と競合する事業に参入してくる可能性は否定出来ません。その場合、競争の激化を招き、当社グループの業績に大きな影響を与える可能性があります。 ⅲ 知的財産 当社グループの製品やサービスは、当社グループが自ら開発したものの他、他社の許諾を受けて使用している特許や技術、ソフトウエア、商標等を前提としております。当社はこれらの技術等の知的財産について、他の第三者の権利を侵害することなく製品やサービスの提供を行うことができるよう留意しております。しかしながら、これらの知的財産が他の第三者の権利を侵害した場合、もしくは他社からの技術供与・使用許諾を受けられなくなった場合、高額な権利使用料や損害賠償の請求を招きかねず、当社グループの事業に重大な悪影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループは、他社の製品やサービスと差別化できる技術とノウハウを蓄積してまいりましたが、営業上の理由等により知的財産としての十分な保護を受けられない場合があります。そのため、第三者が類似製品・サービス等を製造、販売するのを効果的に防止できない可能性があります。また、他社が、類似もしくはより優れた技術を開発した場合、当社の知的財産の価値が低下する可能性があります。 上記の他、ウクライナ情勢や世界的な半導体の供給不足に伴い、情報通信機器を始めとする原材料の製造・流通・輸送過程にも不安が生じており、当社グループによるハードウェア販売を伴う顧客への納品に遅延等が生じる可能性があります。またこれら原材料の争奪戦に対応するため、先行手配による棚卸資産の増加・長期化の傾向が出ており、計画通りの販売が出来ない場合は不良在庫となる可能性があります。 ④優秀な人材の継続的な確保と育成 当社の経営基盤を安定化させるためには、提案営業力を強化し、獲得した案件において安定した利益を生み出すために、提案、技術、プロジェクト管理、品質管理などの優秀なスキルを持つ人材の確保が必須となります。当社では、これら人材の強化のため、優秀な人材の採用と社員の能力向上に努めておりますが、これらの施策に失敗し、もしくは優秀な人材が退職した場合、事業の継続に影響が生じる可能性があります。 ⑤災害発生時の事業継続計画 大規模な自然災害や事故等が発生し、当社の設備・従業者に重大な損害が発生し、事業の継続が困難になる可能性があります。また、当社グループの事業ドメインであるモバイル端末を結ぶ情報ネットワークやデータセンターの情報・通信機器に重大な損害が生じる可能性があるほか、主要顧客が損害を被り事業計画の変更により当社グループへの発注額を大幅に削減する可能性があります。また、新型コロナウイルス等の感染症により、お客様のIT投資への見送りによる当社グループの機会損失や、当社の事業推進体制を維持するうえで重要な人員、設備が毀損する可能性があります。 当社では、様々な事態を想定した事業継続計画により対応を行う予定ですが、想定外の事象の発生等により、対応が困難になる可能性があります。 ⑥継続企業の前提に関する重要事象等 当社グループは、過去より継続して、営業損失、経常損失を計上しており、当連結会計年度におきましても、営業損失、経常損失、親会社株主に帰属する当期純損失を計上いたしました。こうした状況により、継続企業の前提に関する重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しております。 詳細につきましては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 注記事項 継続企業の前提に関する注記」、「第5 経理の状況 2財務諸表等 注記事項 継続企業の前提に関する注記」を参照ください。
経営成績の分析 (MD&A)6,619字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度(2025年4月1日から2026年3月31日まで)におけるわが国経済は、人流ならびに経済活動の正常化が一段と進み、雇用・所得環境が改善するとともに個人消費やインバウンド需要が回復するなど、緩やかな回復基調が続きました。一方で、地政学リスクの継続に伴うエネルギー・食糧価格の上昇、円安の進行など、景気の不透明感も強まっております。 当社グループの主な事業領域でありますIT関連業界におきましては、企業向けのIT投資環境は良好となっておりますが、人手不足の深刻化や受注獲得競争の激化が生じるとともに、先行きの不透明感による投資の先延ばし等も生じております。インバウンド需要につきましては、中国など一部を除き全般的な人流が回復し更なる拡大が見込まれます。 当連結会計年度におきましては、売上高は対前期を上回りましたが、売上総利益の伸びが弱く、当社・子会社とも販売費及び一般管理費の削減により営業損失額を減少させたものの、営業利益の確保には至らず、営業損失・経常損失を計上いたしました。また、投資有価証券売却益9,587千円、減損損失16,204千円を計上したことにより、親会社株主に帰属する当期純損失を計上いたしました。 当社グループの当連結会計年度の業績は、売上高1,721,303千円(前年同期比15.19%増)、営業損失97,784千円(前年同期は営業損失182,808千円)、経常損失100,596千円(前年同期は経常損失190,333千円)、親会社株主に帰属する当期純損失151,553千円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失179,556千円)となりました。 a.財政状態 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ9,201千円増加し、938,232千円となりました。 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ11,293千円増加し、435,423千円となりました。 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ2,092千円減少し、502,808千円となりました。 b.経営成績 当連結会計年度の経営成績は、売上高1,721,303千円(前年同期比15.19%増)、営業損失97,784千円(前年同期は営業損失182,808千円)、経常損失100,596千円(前年同期は経常損失190,333千円)、親会社株主に帰属する当期純損失151,553千円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失179,556千円)となりました。 システム・ソリューション事業の概況は以下のとおりであります。 なお、当社は、従来「モビリティ・イノベーション事業」「ワイヤレス・イノベーション事業」「ソリューション事業」の3事業を報告セグメントとしておりましたが、第1四半期連結会計期間より「システム・ソリューション事業」の単一セグメントに変更しております。 (モビリティ・イノベーション) 鉄道など社会インフラ提供事業者向けのシステム開発・サービス提供として、鉄道会社数社との間で新しい創客モデルを構築すべく準備に取り組んでおり徐々に成果を出しつつあります。当中間連結会計期間においては、「とくチケ」を商業施設や地方公共団体に利用いただくためのQR改札システムとの連携強化や鉄道、流通などの事業者や監督官庁等との事業モデルの企画・調整に取り組みました。またこれまでと同様、交通系ICカードに関わるサービス(transit manager、交通費インポータArtha)の販売や私鉄向けWEBアプリの受託開発を行いました。残念ながら、受注・売上の実績につきましては、transit manager、交通費インポータArthaや私鉄系のアプリ運用などの小規模案件に留まりました。 (ワイヤレス・イノベーション) エヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォーム株式会社(NTTBP)を始めとする通信事業者、自治体との協力により、通信・鉄道・流通や自治体をはじめとする無線LANスポット提供事業者に対して、無線LANの認証・クラウド管理基盤などのシステム開発・サービス提供を進めております。通信事業者向けの保守運用案件については予定通り進捗しましたが、新規構築の大型案件の獲得には至らず、売上を伸ばすには至りませんでした。当社独自の新商品・サービスであるAir Compass Media(車載サーバ) やEdgecore(旧IgniteNet)製品及びクラウド管理システム、ミリ波を活用したTerragraph、Wi-Fi Halow等の無線システムの販売は、引き合いは活発なものの規模が小さく、売上高への貢献は限定的でした。 (ソリューション) 上記以外の映像配信システム事業、TVメタデータのASP事業、コンテンツプリント事業、O2O2O事業・MMS事業等のうち、連結子会社である株式会社MMSマーケティングを含めたO2O2O事業・MMS事業については商談の延期等により実績を伸ばすことができませんでした。自治体・事業会社向けのEdgecoreなどハードウェア販売は好調でしたが、利益率が低い案件が含まれ、売上高は増加したものの利益は低迷いたしました。アパらくWi-Fi(賃貸住宅向けWi-Fi)、病院Wi-Fiについては、本格的な展開には至らず微少に留まりました。その他の取組として、電力データ等を活用した見守りサービス(おうちモニタ)について協力会社とともに企画及び商用化の準備を行っております。 ② キャッシュ・フローの状況 連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、282,108千円となり、前連結会計年度末と比べ、126,996千円増加いたしました。なお、当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果減少した資金は、122,303千円となりました。これは主に、前渡金の減少56,502千円、その他58,067千円による資金の増加と税金等調整前当期純損失143,450千円、仕入債務の減少54,961千円、契約負債の減少60,619千円などによる資金の減少によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果減少した資金は、8,964千円となりました。これは主に投資有価証券の売却による収入10,703千円の増加と有形固定資産の取得による支出16,893千円の減少によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によって増加した資金は、258,264千円となりました。これは主に短期借入れによる収入120,000千円、株式の発行による収入142,373千円の増加と長期借入金の返済による支出14,292千円の減少によるものであります。 (参考) キャッシュ・フロー関連指標の推移 2025年3月期   2026年3月期 自己資本比率(%)   40.7   39.9 時価ベースの自己資本比率(%)   123.5   215.2 キャッシュ・フロー対有利子 負債比率(年)   ―   ― インタレスト・カバレッジ・ レシオ(倍)   ―   ― (注)1 各指標の計算方法は、次のとおりであります。 ・自己資本比率   自己資本/総資産 ・時価ベースの自己資本比率   株式時価総額/総資産 ・キャッシュ・フロー対有利子負債比率   有利子負債/キャッシュ・フロー ・インタレスト・カバレッジ・レシオ   キャッシュ・フロー/利払い 2 株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。 3 キャッシュ・フローは、キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを利用しております。 4 有利子負債は、貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としています。また、利払いについては、キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。 5 2025年3月期及び2026年3月期のキャッシュ・フロー対有利子負債比率及びインタレスト・カバレッジ・レシオについては、営業キャッシュ・フローがマイナスのため記載しておりません。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a 生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 金額(千円)   前年同期比(%) システム・ソリューション事業   1,051,228   126.7 合計   1,051,228   126.7 (注) 1 金額は製造原価によっております。 b 受注状況 ・受注状況 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 金額(千円)   前年同期比(%) システム・ソリューション事業   1,656,170   95.8 合計   1,656,170   95.8 ・受注残高 当連結会計年度の受注残高をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 金額(千円)   前年同期比(%) システム・ソリューション事業   797,016   92.4 合計   797,016   92.4 c 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 金額(千円)   前年同期比(%) システム・ソリューション事業   1,721,303   115.2 合計   1,721,303   115.2 (注)1主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先名   前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 金額(千円)   構成比 (%)   金額(千円)   構成比 (%) エヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォーム株式会社   311,082   20.8   222,727   17.4 茨城県   216,360   14.5   212,895   16.3 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成にあたり、当社が採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1  連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりであります。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a 経営成績等 財政状況 (資産) 当連結会計年度末の資産総額は938,232千円となり、前連結会計年度末に比べて9,201千円増加いたしました。流動資産は856,083千円となり、20,505千円増加いたしました。主な原因は、現金及び預金126,996千円、売掛金9,842千円の増加と前渡金56,503千円とその他34,109千円の減少などです。固定資産は82,149千円となり、11,303千円減少いたしました。主な原因は投資有価証券11,396千円の減少などです。 (負債) 当連結会計年度末の負債合計は435,423千円となり、前連結会計年度末に比べて11,293千円増加いたしました。流動負債は355,111千円となり、25,425千円増加いたしました。主な原因は、短期借入金120,000千円とその他15,130千円の増加と買掛金54,962千円、契約負債60,620千円の減少などです。固定負債は80,312千円となり14,131千円減少いたしました。主な原因は、長期借入金14,292千円の減少などです。 (純資産) 当連結会計年度末の純資産は502,808千円となり、前連結会計年度末に比べて2,092千円減少いたしました。主な原因は、資本金79,145千円、資本剰余金79,145千円の増加と利益剰余金151,553千円、その他有価証券評価差額金10,643千円の減少などです。この結果、自己資本比率は、前連結会計年度末40.7%から39.9%となりました。 経営成績 (売上高) 売上高は、1,721,303千円(前年比15.19%増)となりました。 (営業利益) 売上原価は前連結会計年度に比べ222,399千円増加の1,051,178千円となりました。販売費及び一般管理費は前連結会計年度に比べ80,434千円減少の767,909千円となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純損失151,553千円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失179,556千円)となりました。 キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況については、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 b 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの主な事業領域でありますIT関連業界におきましては、IT需要は堅調に推移しましたが、人手不足の深刻化や受注獲得競争の激化の懸念が生じております。また、売上高の大きい有力顧客上位1社に占める割合は17.4%と、依存度が非常に高い状況となっております。 有力顧客とは、すでに複数年にわたる安定的な取引をいただいておりますが、ビジネスの継続性が確保されているわけではありません。また、有力顧客において、そのニーズ飽和や景気変動などの原因で、当社への発注が急減する可能性があります。このため、顧客ニーズの深耕を通して、より強固な関係を構築するため、多様なサービスの提案営業や人的交流に取り組んでいます。更に、当社は、独自事業の開発・提供に注力し、インバウンド需要等の取り込みやテレビ放送から実店舗への送客を図るO2O2Oサービス、鉄道広告をはじめとするメディアから実店舗への送客を図るMMSサービスなど、これまでに築き上げた経験・技術・人脈を最大限に活用し、事業転換に取り組むこととしております。 また、人材不足に対しては、新卒採用と育成に重点を置いて確保に努めるとともに、協力会社との緊密な関係を構築することで、機会損失の無いように取り組んでまいります。 c 資本の財源及び資金の流動性 当社グループの資金状況は、営業活動によるキャッシュ・フローが前年同期に比べ128,073千円の支出減少、投資活動によるキャッシュ・フローは前年同期に比べ3,970千円の支出減少、財務活動によるキャッシュ・フローは前年同期に比べ272,549千円の収入増加となりました。その結果、当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末より126,996千円増加し、282,108千円となりました。

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開示資料

出典

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