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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

北紡

KITABO CO.,Ltd3409 · Standard · 繊維製品

紡績を祖業としながら、テキスタイル、ヘルスケア、リサイクル、暗号資産管理、モビリティと多角化する複合企業。

概要

北紡(旧・北日本紡績)は、1948年に北陸の有志によって設立された合繊紡績糸メーカーを源流とする企業である。現在は紡績、テキスタイル、ヘルスケア、リサイクル、クリプトマネジメント、モビリティの6つの事業を展開する。石川県白山市に本社を置き、東京証券取引所スタンダード市場に上場している。2026年3月期の連結売上高は約15億円、営業損失は1億円超と赤字が続く。

6つのセグメントで構成される事業ポートフォリオ

当社グループは、紡績事業、テキスタイル事業、ヘルスケア事業、リサイクル事業、クリプトマネジメント事業、モビリティ事業の6区分で構成される。紡績事業は合繊紡績糸の製造販売、テキスタイル事業は中東向け民族衣装用生地の販売が主体である。ヘルスケア事業は子会社の中部薬品工業が手がけるのど飴や防犯カメラシステムを含む。リサイクル事業はプラスチック廃材の再資源化、クリプトマネジメント事業は暗号資産の管理運用、そして2026年に子会社化したモビリティ事業はハイヤー・タクシー運送を手掛ける。

石川県に集約された生産・本社機能

本社は石川県白山市に所在し、金沢工場(設立時からの拠点)や松任工場が同県内に立地する。かつては能登工場(2009年閉鎖)や仮撚工場(2010年廃止)も有したが、現在は石川県内に生産拠点を集中させている。2021年には静岡県掛川市の生産拠点を事業譲受し、リサイクル事業の工場として活用している。また、大阪営業所と東京本社を設置し、販売拠点を東西に配置している。

売上高は拡大傾向も営業赤字が続く収益構造

売上高は2012年3月期の4億円から2026年3月期には15億円まで拡大した。しかし、営業損益は2025年3月期が▲0.5億円、2026年3月期が▲1.4億円と赤字が続いている。セグメント別ではテキスタイル事業が約6.9億円で最大の売上を稼ぐが、紡績事業は減収傾向にある。ヘルスケア事業やリサイクル事業は黒字だが、全社費用や新規事業の立ち上げコストが重く、連結では営業損失が常態化している。

1948年創業から続く機構改革と新規参入

当社は1948年に「北日本紡績」として発足し、戦後のスフ紡績復元計画に呼応して設立された。1950年代には相次ぐ増資と証券取引所上場を経て資本基盤を強化した。1964年には仮撚工場を新設し長繊維加工糸に進出するなど、繊維一筋で成長してきた。しかし2000年代以降は事業の縮小・再編が進み、2010年には仮撚事業を廃止。2021年からはM&Aによる多角化を加速し、社名も「北紡」に変更した。

業界の中での役割は繊維業界を起点に、多岐にわたる業界へ製品・サービスを供給する複合事業体。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
15億円
営業利益
-1億円
営業利益率
-6.7%
純利益
-1億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2019/3
事業売上構成比利益利益率
繊維事業5億円100.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01繊維主力

合繊紡績糸の製造・販売を手掛ける。中東向け民族衣装用生地の販売も行う。

主な製品・サービス2
合繊紡績糸
ポリエステル等の合成繊維を紡績した糸。衣料用途を中心に供給。
中東向け民族衣装用生地
中東の伝統衣装に用いられる織物。

02ヘルスケア準主力

セキュリティーシステムの販売、衛生用品の製造、栄養機能食品の企画販売を行う。

主な製品・サービス3
セキュリティーシステム
防犯・監視用途のセキュリティ機器・システム。
衛生用品
マスク等の衛生関連製品。
栄養機能食品
栄養補助を目的とした機能性食品。

03リサイクル副次

プラスチック廃材を加工し、プラスチック資材として販売する。

主な製品・サービス1
再生プラスチック資材
廃プラスチックを再利用した成形材料・製品。

04クリプトマネジメント副次

暗号資産の管理・運用に関する事業を行う。

05モビリティ副次

ハイヤー・タクシーによる一般乗用旅客自動車運送事業を行う。

製品と技術

アラミド繊維を柱とする紡績事業

紡績事業の主力はアラミド繊維製品である。産業資材用途向けの在庫調整が一巡した時期には増産があったが、防護衣料用途の大口品番終了により生産量は前年比20.2%減となった。高級インナー向け紡績糸は堅調に推移した一方、ポリエステル等の汎用品は競合との価格競争や在庫調整の影響で減少した。2026年3月期の同事業売上高は3.2億円、営業損失は約400万円である。

中東民族衣装用生地を扱うテキスタイル事業

テキスタイル事業は中東向け民族衣装用生地の販売を専門とする。コスト上昇を背景に販売価格を引き上げたが、三国品との価格差拡大により需要が鈍化し、2026年3月期の売上高は前年比12.7%減の6.9億円となった。円安が利益率を支えたが、営業利益は同17.8%減の8,300万円にとどまった。東南アジア向けもマレーシアやインドネシアの経済停滞で低調である。

のど飴と防犯カメラで構成されるヘルスケア事業

ヘルスケア事業は子会社の中部薬品工業が担う。主力製品は「中薬たんきりのど飴」で、2025年3月期には売上計画を下回ったが、新製品「中薬しょうがのど飴」の販路拡大が進んだ。また防犯・防災セキュリティー管理システムの販売は北陸・新潟地区で順調で、南九州エリアへの営業展開も開始した。同事業の売上高は前年比47.9%増の3.2億円、営業利益は約3,400万円である。

プラスチック廃材の再資源化と暗号資産管理

リサイクル事業は掛川工場でプラスチック廃材を加工し、プラスチック資材として販売する。生産量の安定によるコストダウンと需要回復で出荷が順調に推移し、2026年3月期の売上高は前年比7.2%増の2.5億円、営業利益は約2,600万円と黒字転換した。クリプトマネジメント事業は暗号資産(ビットコイン)の管理・運用が中心で、市場環境を踏まえた追加取得と中長期保有を基本方針としている。同事業は2026年3月期から報告セグメントとして追加された。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

繊維製品のなかでの位置

繊維専業、収益低迷で構造改革待たれる

北紡は紡績・繊維加工を手掛ける老舗。売上高は15億円前後と小規模で、営業利益率はゼロ近辺。同業のグンゼや富士紡と比べ、規模・収益力で劣る。国内繊維市場縮小の中、差別化困難な状況。収益改善策が急務。

強み

  • 長年の取引関係で安定した受注基盤を維持。
  • 紡績技術に強み、高品質な製品を提供。
  • 負債が少なく、自己資本比率が高い。
  • 小ロット・特殊素材など大手が手掛けない領域。

課題

  • 営業利益率が0%前後、原価高騰でさらに悪化。
  • 国内繊維市場の縮小で、需要が減少。
  • 大手との価格競争で採算が悪化しやすい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

繊維製品の時価総額近傍。太字が北紡

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13524日東製網39億円5.7倍
23202ダイトウボウ39億円42.2倍
33607クラウディアホールディングス34億円5.2倍
43577東海染工34億円14.9倍
58013ナイガイ30億円56.6倍
63409北紡29億円
73600フジックス25億円
83598山喜25億円
9442Aクラシコ17億円
103111オーミケンシ12億円
118143ラピーヌ4億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 43件

スフ紡績復元計画に応えた1948年の創業

1948年10月、政府の第一次スフ紡績50万錘復元計画に呼応し、北陸地方の有志が地元産業発展を目的に北日本紡績株式会社を設立した。本社と金沢工場を石川県金沢市に設置し、資本金は2,500万円、事業内容は各種繊維の紡績及び加工であった。翌1949年には大阪出張所と東京事務所を開設し、販路を広げた。

上場と増資で拡大した1950年代

1950年10月に2,500万円の増資を行い資本金5,000万円に、1951年6月には1億円に増資した。1952年1月に大阪証券取引所市場第2部へ上場、1954年3月には東京証券取引所市場第2部へ上場した。同年4月には2億円に増資し、1957年7月に3億円、1963年9月に5.1億円、1964年10月に7.14億円へと資本を拡大した。この間、大阪出張所を営業所に改称するなど営業体制を強化した。

長繊維ウーリー加工糸に進出した1964年

1964年5月、金沢工場敷地内に仮撚工場を新設し、長繊維ウーリー加工糸の生産・販売を開始した。これは合繊フィラメントに仮撚加工を施してボリューム感を出す技術で、衣料用素材として需要を開拓した。しかし2010年3月に仮撚事業を廃止しており、同事業は約46年で幕を閉じた。

子会社設立と能登進出の1970〜1990年代

1971年8月に株式会社リック・コーポレーション(旧鳥越産業)を連結子会社として設立。1984年6月にはキタボー興産株式会社を設立した。1988年11月に能都産業株式会社を設立し、1990年3月には石川県能都町に能登工場を新設して委託加工先へ賃貸した。1996年4月には松任工場を新設し、生産拠点を拡充した。しかし2005年3月に能都産業を清算、2009年1月に能登工場を閉鎖している。

上場廃止と再上場、事業整理の2000年代

2005年6月に本社を現在の白山市福留町に移転した。2008年9月には東京証券取引所から上場廃止となったが、2013年7月の現物市場統合に伴い再び東京証券取引所市場第2部に上場した。2016年12月にはリック・コーポレーションとキタボー興産を清算し、子会社を整理した。2017年4月に大阪営業所を再設置、2020年7月には東京本社を設置した。

M&Aによる多角化と商号変更(2021年以降)

2021年1月に株式交換で中部薬品工業を完全子会社化し、ヘルスケア事業に参入。同年9月に静岡県掛川市の生産拠点を取得しリサイクル事業を開始、11月には金井産業株式会社を子会社化した。2022年4月に東京証券取引所スタンダード市場へ移行。2025年7月に商号を株式会社北紡に変更。2026年3月には株式交付で株式会社Vリムジンと株式会社NEO TOKYOを子会社化し、モビリティ事業を追加した。

年表43件を開く

1940年代

  • 1948年10月創業政府の第一次スフ紡績50万錘復元計画に呼応して、北陸地方の有志によって地元産業の発展の為、資本金2,500万円、各種繊維の紡績及び加工を主たる目的とし、北日本紡績株式会社の商号をもって本社及び金沢工場を石川県金沢市に設置し設立。
  • 1949年1月大阪市東区に大阪出張所を設置。東京都中央区に東京事務所を設置。

1950年代

  • 1950年10月2,500万円増資して資本金5,000万円。
  • 1951年6月5,000万円増資して資本金10,000万円。
  • 1952年1月上場当社株式を大阪証券取引所市場第2部に上場。
  • 1954年3月上場当社株式を東京証券取引所市場第2部に上場。
  • 1954年4月10,000万円増資して資本金20,000万円。
  • 1957年7月10,000万円増資して資本金30,000万円。
  • 1958年4月大阪出張所を営業所に改称。

1960年代

  • 1963年9月21,000万円増資して資本金51,000万円。
  • 1964年5月金沢工場敷地内に仮撚工場を新設、長繊維ウーリー加工糸の生産・販売を開始。
  • 1964年10月20,400万円増資して資本金71,400万円。

1970年代

  • 1971年8月株式会社リック・コーポレーション(旧・鳥越産業株式会社、連結子会社)を設立。
  • 1976年4月大阪営業所を支社に改称。

1980年代

  • 1984年6月キタボー興産株式会社(連結子会社)を設立。
  • 1986年9月東京事務所を廃止。
  • 1988年11月創業能都産業株式会社を設立。

1990年代

  • 1990年3月能登工場を石川県鳳至郡能都町(現・鳳珠郡能登町)に新設、委託加工先へ賃貸。
  • 1994年9月大阪支社を廃止。
  • 1996年4月松任工場を石川県松任市(現・白山市)福留町に新設。

2000年代

  • 2002年11月創業承徳帝賢北日本紡績有限公司(持分法適用関連会社)を設立。
  • 2005年3月能都産業株式会社を清算。
  • 2005年6月現在地に本社を移転。
  • 2008年9月上場東京証券取引所から上場廃止。
  • 2009年1月能登工場を閉鎖。

2010年代

  • 2010年3月仮撚事業を廃止。
  • 2011年5月承徳帝賢北日本紡績有限公司を清算。
  • 2013年7月上場当社株式は大阪証券取引所及び東京証券取引所の現物市場の統合に伴い、東京証券取引所市場第2部に上場。
  • 2016年12月株式会社リック・コーポレーション、キタボー興産株式会社を清算。
  • 2017年4月大阪市中央区に大阪営業所を設置。

2020年代

  • 2020年7月東京都中央区に東京本社を設置。
  • 2020年11月21,544万円増資して資本金92,944万円。
  • 2021年1月M&A株式交換により株式会社中部薬品工業を完全子会社化。(現連結子会社)
  • 2021年8月新株の発行及び新株予約権の行使18,825万円により資本金111,770万円。
  • 2021年9月事業譲受により静岡県掛川市に生産拠点を取得。(掛川工場)
  • 2021年11月M&A株式取得により金井産業株式会社を完全子会社化。(現連結子会社)
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第二部からスタンダード市場へ移行。
  • 2023年2月新株の発行8,061万円により資本金119,831万円
  • 2023年8月新株の発行5,026万円により資本金122,344万円
  • 2024年7月新株の発行11,129万円により資本金127,946万円
  • 2025年1月新株の発行20,000万円により資本金137,946万円
  • 2025年7月商号を株式会社北紡へ変更
  • 2026年3月M&A株式交付及び株式取得により株式会社Vリムジン及び株式会社NEO TOKYOを子会社化。(現連結子会社)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    紡績事業の生産性向上

    紡績事業において生産性を向上させ、コスト競争力を高める。

  2. 02

    テキスタイル・ヘルス事業の販売強化

    テキスタイル事業の販売強化、ヘルスケア事業では防犯カメラを中心に拡販し、収益拡大を図る。

  3. 03

    リサイクル事業の収益基盤維持・拡大

    リサイクル事業の収益基盤を維持し、更なる拡大を目指す。

  4. 04

    ビットコインの中長期保有と追加取得

    市場環境を踏まえてビットコインの追加取得を検討し、中長期的な保有を基本方針として資産価値の向上と収益機会の創出に努める。

  5. 05

    モビリティ事業とのシナジー創出

    連結子会社化した株式会社Vリムジンを通じ、モビリティ事業を新たに加え、既存事業とのシナジー創出と収益基盤の拡大を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で148人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は356万円で、9期前と比べて+7.2%平均年齢は45.2歳、平均勤続年数は12.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月62
2018年3月67
2019年3月33244.014.266
2020年3月33843.213.869
2021年3月32044.415.866
2022年3月32244.314.574
2023年3月33144.813.582
2024年3月35345.813.881
2025年3月32146.713.4830
2026年3月35645.212.6148−68

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率25.0%
縦線は目安の30%

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
松任工場 — 白山市福留町817百万円
紡績事業 ヘルスケア事業 その他
本社工場 — 山口県 周南市87百万円
リサイクル事業
掛川工場 — 静岡県掛川市68百万円
リサイクル事業
本社工場 — 愛知県 北名古屋市24百万円
ヘルスケア事業
大阪事務所0百万円
テキスタイル 事業

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は15億円営業利益-1億円前期と比べると減収で、売上が-6.3%。

売上高
-6.3%
15億円
営業利益
-1億円
純利益
-1億円
営業利益率
-6.7%
前期比 -6.7%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高29億円15億円
営業利益0億円-1億円
純利益0億円-1億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は8億円、営業利益は0億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+166.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q3−2
2024年1Q300.00
2024年2Q300.00
2024年3Q300.02
2024年4Q4−3
2025年2Q800.00
2025年4Q800.0−1
2026年2Q800.00
2026年4Q7−1−14.3−1
2027年1Q800.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 15期分

2012年3月期からの15期で、売上は4億円から15億円へ3.8倍に増えた。直近期の営業利益率は-6.7%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年3月4−10
当社株式は大阪証券取引所及び東京証券取引所の現物市場の統合に伴い、東京証券取引所市場第2部に上場。
2013年3月400
2014年3月400
2015年3月40−7
2016年3月400
2017年3月400
2018年3月400
2019年3月500
2020年3月600
株式交換により株式会社中部薬品工業を完全子会社化。(現連結子会社)
2021年3月6−1−1
2022年3月8−1−1
2023年3月12−1−3
2024年3月130−1
2025年3月160−10.0−1
株式交付及び株式取得により株式会社Vリムジン及び株式会社NEO TOKYOを子会社化。(現連結子会社)
2026年3月15−1−1−6.7−1

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高15億円のうち、営業利益として残るのは-1億円-6.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-1億円、売上の-6.7%にあたる。営業利益率は業種中央値3.9%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金86.7%13億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金26.7%4億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-6.7%-1億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
13.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比10.5pt
-6.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比10.9pt
-6.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROA
-3.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-3.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 15期分

2026年3月期は営業CFが−3億円、投資CFが1億円で、差し引きのフリーCFは−2億円この組み合わせは立て直し型にあたる。本業の赤字を資産売却と資金調達で補っている。事業転換の途上期末の手元現金は5億円で、売上の4.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年3月00001
2013年3月00001
2014年3月00001
2015年3月00001
2016年3月00000
2017年3月00000
2018年3月01011
2019年3月00001
2020年3月−101−11
2021年3月−11405
2022年3月−2−43−63
2023年3月−1−23−33
2024年3月−12−212
2025年3月00305
2026年3月−312−25

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 15期分

2026年3月期の総資産は28億円。このうち返さなくてよい自己資本が16億円で、自己資本比率は54.7%(業種中央値57.9%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年3月2011954.5
2013年3月2011955.1
2014年3月2011955.1
2015年3月135834.7
2016年3月135835.7
2017年3月135837.5
2018年3月146842.2
2019年3月146841.3
2020年3月135835.1
2021年3月189947.6
2022年3月21111052.1
2023年3月21101146.2
2024年3月1991048.3
2025年3月22121053.4
2026年3月28161254.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
5億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
-15億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
1億円
在庫として抱えている分
負債合計
12億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
36
/ 100
安定性自己資本比率36 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続0 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

繊維製品 48社との比較

同じ繊維製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率48社中27位あたり、逆に低いのは営業利益率48社中46位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 5.5%
P25 2.7%P75 10.3%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-6.7%/中央値 3.9%
P25 1.4%P75 9.8%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
54.7%/中央値 57.9%
P25 39.9%P75 72.6%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-6.3%/中央値 0.5%
P25 -4.6%P75 5.6%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.0%/中央値 3.0%
P25 2.6%P75 4.2%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥90で、1年前と比べて-57.9%過去52週の値幅のなかでは8%の位置にある。

¥90-2.2%1ヶ月-2.2%1年-57.9%時価総額29億円
過去52週の値幅
安値¥78高値¥230

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)123.3倍
PBR1.84倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月に84円から99円まで上昇後、8月に入り90円前後で推移。8月13日に96円へ反発した。25日線(92.68円)を上回り、75日線(99円)に接近。52週高値230円からは大幅に下落しており、低水準での値動きが続く。8月13日の出来高75800株は前日比で増加。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)

PER、PSRが算出不能のためPBRとROEで評価する。PBR1.82倍は同業平均1.01倍を大幅に上回る。ROE7.5%に対してPBRが1.82倍と割高感が強く、市場が成長を過度に織り込んでいる可能性がある。また配当利回りは0%で株主還元が薄く、直近の純損益も赤字が続く。業績悪化と割高なバリュエーションが両立しており、投資妙味は乏しい。

指標この会社業種平均
PER (予想)123.3倍
PBR1.84倍1.01倍
ROE7.5%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、国内繊維市場の縮小と海外競争の中で、収益改善の兆しが見えないことです。強気派は、自動車向けや機能性素材などニッチ分野での需要取り込みを挙げ、将来の成長可能性を指摘します。しかし、弱気派は、財務状態の悪化と事業改革の遅れを指摘し、赤字からの脱却が容易でないと見ます。

プラスに働く材料7
  • ニッチ市場への注力

    自動車内装材など特定用途向け製品で需要開拓の可能性

  • コスト削減効果

    事業構造改革で赤字幅が縮小しつつある

  • 技術力の蓄積

    紡績技術の歴史とノウハウがある

  • 売上高16億円と前期比23%増通年影響

    2025/3期売上高は16億円、前期から3億円増。増収基調が高く評価される。

  • 外国人持株比率26.41%の高さ継続影響

    外国人持ち分は26.41%と高く、継続的な買い需要が株価を下支えする。

  • 株価90円と1年で55.9%下落不定影響

    前年比55.9%下落でPBR1.82倍まで調整。業績改善時には反発の余地が大きい。

  • 営業損失1億円と赤字幅は小さい通年影響

    2026/3期の営業損失は1億円。売上高15億円に対し僅かで、黒字転換が容易。

マイナスに働く材料7
  • 市場の縮小

    国内繊維市場は長期的に縮小しており、販売増が見込みにくい

  • 赤字の継続

    2026年には営業赤字と予想され、収益悪化が続く

  • 資金繰り懸念

    純資産が少なく、財務不安がある

  • 2026/3期営業損失1億円の赤字通年影響

    前期は営業黒字0円、今期は1億円の損失。収益悪化で更なる下ぶれ懸念。

  • 3期連続で最終赤字継続影響

    2024/3期から2026/3期まで純利益は毎年▲1億円。財務基盤の脆弱さが顕在化。

  • 無配当で株主への還元なし継続影響

    配当利回り0%。黒字化しても還元が見込めず、株式の魅力が低い。

  • 売上高15億円と前期比減少通年影響

    2026/3期売上高は15億円、前期から1億円減。減収で赤字が続く可能性。

次の決算で確かめる点
売上高
減少傾向が続くか、反転するかの要確認
営業損益
黒字化達成の可否が焦点
自己資本比率
財務の安全性をチェック

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり0いまの株価に対する利回りは0.00%。

年間配当
¥0
1株あたり
配当利回り
0.00%
いまの株価に対して
配当性向
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2012年3月0
2013年3月0
2014年3月0
2015年3月0
2016年3月0
2017年3月0
2018年3月0
2019年3月0
2020年3月0
2021年3月0
2022年3月0
2023年3月0
2024年3月0
2025年3月0
2026年3月0

配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ4,310人。区分でいちばん多いのは個人・その他36.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が30.8%を占め、残る69.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他67.973.057.747.735.536.7
事業法人26.816.212.818.624.927.8
外国法人1.35.616.013.723.823.6
証券会社2.43.411.09.09.86.0
金融機関0.00.12.310.75.83.0
外国人個人1.51.60.20.30.32.9
自己株式1.61.41.31.20.90.8

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01PT ASIA PLASTIK VICTORI (常任代理人横山雅明)20.63
02ミツワ樹脂工業株式会社15.30
03株式会社スカイサルーントラベル6.11
04証券金融株式会社3.01
05本多 敏行2.81
06中原証券株式会社2.30
07松井証券株式会社2.14
08直山 秀人2.05
09INTERACTIVE BROKERS LLC1.66
10株式会社LULインターナショナル1.51

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 15期分

1株利益は15期で−24%、1株純資産は15期で−45%。直近期のROEは7.5%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2012年3月−488
2013年3月−189
2014年3月−189
2015年3月−5537
2016年3月0361.1185.0
2017年3月53851.2228.3
2018年3月324787.536.0
2019年3月−165
2020年3月−654
2021年3月−658
2022年3月−863
2023年3月−1650
2024年3月−645
2025年3月−346
2026年3月−548

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2026/3期の役員報酬は総額24百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢
粕谷俊昭取締役社長 代表取締役67
内田俊夫取締役75
篠原顕二郎専務取締役41
GU MINCHEN取締役63
藤原学取締役(監査等委員)61
望月徹取締役(監査等委員)70
川崎豊取締役(監査等委員)52

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)319196
取締役(社内)1333
社外取締役3221

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容528字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社及び連結子会社4社で構成されその概況は次のとおりであります。なお、以下に示す区分はセグメントと同一の区分であります。なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」をご参照ください 当社の事業は、紡績事業、テキスタイル事業、ヘルスケア事業、リサイクル事業、クリプトマネジメント事業及びモビリティ事業に区分されております。 紡績事業は、主に合繊紡績糸の製造及び販売を行っております。 テキスタイル事業は、主に中東向け民族衣装用生地の販売を行っております。 ヘルスケア事業は、セキュリティーシステムの販売、その他衛生用品の製造及び栄養機能食品等の企画販売を行っております。 リサイクル事業は、主にプラスチック廃材を加工製造し、プラスチック資材として販売しております。 クリプトマネジメント事業は、主に暗号資産の管理・運用に関する事業を行っております。 モビリティ事業は、主にハイヤー・タクシー等による、一般乗用旅客自動車運送事業を行っております。 事業の系統図は、次のとおりであります。 〔事業系統図〕
経営方針・対処すべき課題508字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 当社グループは、継続的かつ安定的な収益基盤を確立して企業価値を高めることを目標としております。今後も経営環境は、エネルギーコストや原材料価格の上昇、為替相場の急変動、全国的な人手不足問題と人件費上昇等により、先行きは不透明な状況で推移する見通しとなっております。当社グループといたしましては、紡績事業の生産性向上、テキスタイル事業の更なる販売強化、ヘルスケア事業の防犯カメラを中心とした製品の拡販、リサイクル事業の収益基盤の維持および更なる拡大に取り組み、黒字化に向けた体制を構築してまいります。 また、クリプトマネジメント事業につきましては、市場環境を踏まえたビットコインの追加取得を検討するとともに、中長期的な保有を基本方針として、資産価値の向上および収益機会の創出に努めてまいります。 さらに、2026年3月3日に株式交付により株式会社Vリムジンを連結子会社化したことに伴い、新たにモビリティ事業を加え、既存事業とのシナジー創出および収益基盤の拡大を図ってまいります
事業等のリスク2,033字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社グループが判断したものであります。 (1) 経済状況・消費動向について 当社グループは、紡績事業は日本国内向け、テキスタイル事業は主に中東向けに製品を供給しております。これらの地域の景気や個人消費の動向などの経済状態が当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクに対応すべく、取引先や現地マーケットとの情報交換を密に行い、常に最新の動向を製品に反映させられるよう努めております。 (2) 為替変動等について 当社グループは、外貨建ての商品販売・原料仕入取引を行っていることから、為替相場の変動によるリスクへの対応として、定期的に外貨預金の為替予約を行っております。ただし、影響をすべて排除することは不可能であり、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 災害や事故による影響について 想定外の自然災害、事故等の発生により当社の事業所及び従業員の多くが被害を被った場合、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクに対応すべく、災害発生時の緊急連絡網を整備するとともに、従業員の安否確認に係る情報システムを導入しております。 (4) 市場競争力について 商品開発は、安定した収益を確保するための重要課題と認識しております。しかしながら、人的要因、資金的要因等から商品開発が進展しない可能性もあり、また、目標とした商品を開発できたとしても、市場の評価を仰ぐものであるため、当社が市場の変化を十分に予測できず、他社との競争力が後退した場合、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクに対応すべく、複数の事業へ多角化を展開するとともに、常に新規領域への事業展開の機会に関する情報収集に努めております。 (5) 法的規制について 当社グループは、会社法、金融商品取引法、法人税法、労働基準法、証券取引所が定めた上場規則等の各種法規制や制度の制限を受けております。当社は、法令順守を徹底しておりますが、今後、法令等の改正や法的規制が強化された場合、それに対応するための費用が増大し当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 減損会計の影響について 当社グループは有形固定資産や無形固定資産の固定資産を保有しております。当社が保有している資産の市場価格が著しく下落した場合や事業の収益性が悪化した場合には減損会計の適用により固定資産について減損損失が発生し、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 当社グループは、第96期から連続して営業損失を計上しており、当連結会計年度においても137,437千円の営 業損失を計上し、営業キャッシュ・フローも294,524千円のマイナスとなっております。こうした状況から当社グ ループには継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しております。 当社グループは、当該事象に対応すべく、以下の対応策を実施しております。 ① 紡績事業及びテキスタイル事業の強化 紡績事業は、今後予想される需要減に対応するため、徹底した人員再配置を含む合理化および加工費の価格転嫁を行い事業継続を目指します。 テキスタイル事業は、グレード及び加工場の多様化による販売強化に取り組み、利益の最大化を図ります。 ② ヘルスケア事業のポートフォリオ変更 ヘルスケア事業は、新規商材である防犯防災セキュリティー管理システムの販売強化、連結子会社である中部薬品工業を中核としたオーラルケア用品や健康補助食品の開発強化に取り組みます。 ③リサイクル事業の強化 リサイクル事業は、既存の品目における安定的な稼働を重視し、収益の確保と営業利益の黒字化の継続に取り組んでまいります。 ④ キャッシュ・フローの改善 運転資金面では、金融機関からの当座貸越および長期借入契約により調達した資金を活用しているものの、新規設備や商品仕入の先行投資のため、営業活動及び投資活動によるキャッシュ・フローは継続してマイナスの状態にあります。引き続き、投資の早期収益化に努めてまいります。なお、2024年11月19日に発行を決議した新株式については、前連結会計年度において2025年1月15日に払込を受け、当連結会計年度においても新株予約権の行使により2025年5月から2026年3月にかけて261百万円の払込を受けていることから、今後の資金的余裕は担保しております。 これらの対応策を進めていくことにより、当連結会計年度末において継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないものと判断しております。
経営成績の分析 (MD&A)7,514字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度末における当社グループの財政状態、経営成績及びキャシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の状況 当連結会計年度(2025年4月1日から2026年3月31日)における世界経済は、北米における通商政策および関税政策の動向をはじめ、ウクライナ情勢の長期化や中国経済の低迷に加え、日中関係の悪化による政治・外交面での緊張の高まりなど、地政学的リスクが継続する状況となりました。さらに、中東情勢の緊迫化に伴う原油価格の高騰等もあり、資源・エネルギー価格の上昇圧力が強まるなど、国際的な経済環境は不安定な状況が続きました。これらの影響により、国際的な貿易・投資環境に対する先行き不透明感は依然として高い水準で推移しました。加えて、主要国の金融政策の方向性を巡る不確実性や為替相場の変動も継続し、原材料価格や輸入コストの上昇圧力など、不安定要因が引き続き顕在化しております。 我が国経済においては、企業の設備投資については大手企業を中心に持ち直しの動きが見られたものの、物価上昇を十分に上回る賃金上昇には至っておらず、個人消費についても力強さを欠く状況が続きました。また、海外経済の減速懸念に加え、米国の通商政策の影響や日中関係の動向、中東情勢を背景とした資源価格の高止まり、さらには継続的な物価・金利の上昇等が企業収益や個人消費に及ぼす影響については引き続き注視が必要であり、先行きについては依然として予断を許さない状況が継続しております。 このような環境下、当社グループでは、前連結会計年度に公表した2025年3月期から2027年3月期に係る新中期経営計画の2年目として、既存事業の黒字化に重点を置きながら、更なる新規事業への参画を進めてまいりました。2025年6月30日開催の第102回定時株主総会においては、商号変更および事業目的の追加を決議し、新社名を「株式会社北紡」といたしました。また、2026年3月3日付で株式交付により株式会社Vリムジンの株式51%を取得し、同社を連結子会社といたしました。これに伴い、新たに「モビリティ事業」をセグメントとして追加し、既存事業とのシナジー創出および収益基盤の拡大に取り組んでおります。 以上の結果、当連結会計年度の業績は、売上高1,506,005千円(前年同期比7.6%減)、営業損失137,437千円(前年同期は営業損失49,121千円)、経常損失131,585千円(前年同期は経常損失50,077千円)、親会社株主に帰属する当期純損失135,493千円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失55,751千円)となりました。 (報告セグメントの変更等に関する事項) 当連結会計年度において、新たに株式会社Vリムジン及び、株式会社NEO TOKYOを連結範囲に含めておりますが、期末日をみなし取得日としているため、当連結会計年度の損益に与える影響はありません。また、当連結会計年度より、クリプトマネジメント事業及びモビリティ事業を、新たな報告セグメントとして追加しております。 セグメント別の業績は以下の通りであります。なお、各セグメントの営業損益は、各事業に配分していない全社費用188,159千円を配分する前の金額であります (紡績事業) 当連結会計年度における当該事業の状況につきましては、主力のアラミド繊維製品において、産業資材用途向けは在庫調整の一巡に伴う一時的な増産があったものの、防護衣料用途における大口品番の終了により減産となりました。全体の生産量は前年同期比20.2%減少となりました。 また、それ以外の紡績糸につきましては、高級インナー向けは需要が堅調に推移し前年同期比15.1%増加となりました。一方で、ポリエステル等の他素材は他社製品との競合による在庫調整の進展および定番糸の生産終了の影響により、前年同累計期間比で減少しました。 この結果、紡績事業の当連結会計年度の業績は、売上高323,859千円(前年同期比17.1%減)、営業損失3,953千円(前年同期は2,195千円の営業利益)となりました。 (テキスタイル事業) 当連結会計年度における販売状況につきましては、前期と比較して全体的にやや弱含みで推移いたしました。中東市場においては、近年のコスト上昇を背景に販売価格の引き上げを実施したものの、三国品との価格差が拡大したことにより需要が鈍化し、販売量の減少となりました。加えて、2月末以降の中東情勢の影響により物流面にも制約が生じ、国内在庫が増加するなど、売上高は前期を下回る結果となりました。東南アジア向け商品につきましては、マレーシアおよびインドネシアにおける国内経済の停滞に加え、雨季等の天候要因も影響し、販売は前期比で低調に推移しております。 利益状況につきましては、国内仕入と海外販売に対する円安が寄与し、前年同期との比較で減益ではありますが、利益率は予想を大きく上回る結果となりました。 今後は、市場における需要動向の見極めつつ販売価格への転嫁を進めながら、先の商談について慎重に進めてまいります。 この結果、テキスタイル事業の当連結会計年度の業績は、売上高687,406千円(前年同期比12.7%減)、営業利益83,350千円(前年同期比17.8%減)となりました。 (ヘルスケア事業) 当連結会計年度における当該事業の状況につきましては、子会社である中部薬品工業の販売は、主力商品である「中薬たんきりのど飴」が計画及び前年同期を下回る結果となりました。一方で、新製品である「中薬しょうがのど飴」等につきましては、継続的な販路拡大により出荷は順調に推移いたしましたが、全体としては主力商品の減少を補いきれず、売上高は計画比及び前年同期比ともに未達となり、予算を若干下回る結果となりました。 また、防犯・防災セキュリティー管理システムの販売につきましては、北陸および新潟地区を中心に順調に推移いたしました。加えて、南九州エリアにおける営業開始に向けた準備を進めたことにより、一時的に予算外の販売費及び一般管理費が発生いたしましたが、全体としては概ね予算を達成しております。 この結果、ヘルスケア事業の当連結会計年度の業績は、売上高321,361千円(前年同期比47.9%増)、営業利益 34,278千円(前年同期比441.7%増)となりました。 (リサイクル事業) 当連結会計年度における当該事業の状況につきましては、掛川工場において生産量が安定したことによるコストダウンに加え、リサイクル市場の需要動向は回復傾向にあり、出荷数量は順調に推移しております。 この結果、リサイクル事業の当連結会計年度の業績は、売上高252,353千円(前年同期比7.2%増)、営業利益 25,855千円(前年同期は20,396千円の営業損失)となりました。 (クリプトマネジメント事業) 当連結会計年度における当該事業の状況につきましては、暗号資産市場は依然として変動の大きい環境下にあるものの、ビットコイン価格は第3四半期以降、下落傾向で推移いたしました。当社におきましては、長期的な資産形成およびトレジャリー運用の一環として、第2四半期よりビットコインの取得を開始いたしました。当初は毎営業日一定額を継続的に購入しておりましたが、その後は市場環境や価格動向等を勘案し、機動的に取得する方針へ変更しております。 この結果、クリプトマネジメント事業の当連結会計年度の業績は、売上高(暗号資産の評価損を含む)△78,976千円、営業損失88,175千円となりました。 ② 財政状態の状況 (資産) 総資産は前連結会計年度末より635,767千円増加し2,789,847千円となりました。これは主に、円貨および外貨ともに売掛金が107,731千円増加し334,839千円に、機械装置等の新規取得により有形固定資産が115,361千円増加し1,197,388千円に、新規子会社取得により、のれんが208,416千円発生した影響であります。 (負債) 負債は前連結会計年度末より194,625千円増加し1,159,036千円となりました。これは主に、その他流動負債が75,461千円増加し134,004千円に、1年内返済を含むリース債務が63,680千円増加し69,134千円に、1年内返済を含む長期借入金が3,668千円減少し218,982千円になった影響であります。 (純資産) 純資産は前連結会計年度末より441,141千円増加し1,630,810千円となりました。これは主に、新株および新株予約権の発行や新株予約権の行使により資本金が132,660千円増加し1,512,129千円に、資本準備金が361,923千円増加し1,039,986千円になった一方で、親会社株主に帰属する当期純損失を計上したことにより、利益剰余金が135,493千円減少し△1,464,593千円に、投資有価証券の時価上昇により、その他有価証券評価差額金が17,826千円増加し29,848千円になった影響であります。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(「以下「資金」という)は、474,850千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動による資金は294,524千円の減少(前連結会計年度は7,681千円の減少)となりました。これは主に、税金等調整前当期純損失△131,185千円を計上したことに加え、暗号資産の増加△158,708千円、未払消費税等の納付による減少△36,179千円、および減価償却費の計上21,458千円等があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動による資金は56,666千円の増加(前連結会計年度は35,432千円の減少)となりました。これは、主に有形固定資産の取得による支出△14,270千円、投資有価証券の取得による支出△10,000千円があった一方で、関係会社株式の取得による収入80,553千円があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動による資金は197,756千円の増加(前連結会計年度は340,819千円の増加)となりました。これは主に、新株予約権の行使による収入259,350千円があった一方で、長期借入金の返済による支出△64,940千円があったことによるものであります。 (参考)キャッシュ・フロー関連指標の推移 2026年3月期 自己資本比率   54.7 時価ベースの自己資本比率   132.3 キャッシュ・フロー対有利子負債比率   ― インタレスト・カバレッジ・レシオ   ― 自己資本比率:自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い (注)1.株式時価総額は、自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。 2.キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを利用しております。 3.有利子負債は、貸借対照表に計上されている負債のうち利子を払っているすべての負債を対象としております。 4.キャッシュ・フロー対有利子負債比率及びインタレスト・カバレッジ・レシオは営業キャッシュ・フローがマイナスのため記載しておりません。 ④ 生産、受注及び販売の状況 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前期比(%) 紡績事業   309,634       △16.99 テキスタイル事業   ―       ― ヘルスケア事業   14,001       2.67 リサイクル事業   180,697       5.96 合計   504,333       △9.48 (注)  1.金額は、製造原価によっております。 2. 当連結会計年度において、生産実績に著しい変動がありました。これは主に、紡績事業において、 市場における製品の需要低下により生産高が減少したことによるものであります。 b.受注状況 当連結会計年度における受注状況をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前期比(%)   受注残高(千円)   前期比(%) 紡績事業   322,828       △12.42       76,966       △1.32 テキスタイル事業   687,406       △12.73       ―       ― ヘルスケア事業   321,094       35.06       20,291       △1.30 リサイクル事業   252,353       7.22       ―       ― 合計   1,583,683       △2.80       97,257       △1.31 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前期比(%) 紡績事業   323,859       △17.19 テキスタイル事業   687,406       △12.73 ヘルスケア事業   321,361       47.97 リサイクル事業   252,353       7.22 合計   1,584,981       △2.84 (注)  1.クリプトマネジメント事業については、売上高の詳細が暗号資産運用の評価損益であるため、 生産・受注・販売実績の記載は省略しております 2. 当連結会計年度において、販売実績に著しい変動がありました。これは主に、ヘルスケア事業 において、販売数量が増加したことによるものであります。 主要な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 帝人㈱   301,559   18.48   222,436   14.03 GEEDEEKAY INTERNATIONAL   260,807   15.98   280,349   17.68 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。 ① 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の経営成績等につきましては、世界的な金融引き締め政策、中国経済のスローダウン、ロシア、ウクライナ紛争による原油高及びエネルギーコストの大幅上昇、並びに新規人員確保の問題など、極めて厳しい状況で推移いたしました。 紡績事業においては、前期から進めた価格改定およびアラミド繊維の主力である防護服衣料の順調な受注により売上高は同水準を維持しておりますが、一部生産銘柄の入れ替えがあったことで前年同期と比較して生産数量は減少しております。また、人件費や電気代の高騰等の影響もあり、計画していた程の利益獲得には至りませんでした。一方、テキスタイル事業は、成約が順調に推移したことと円安が寄与したことで、計画を上回る利益を獲得することができました。リサイクル事業においては、生産設備の不具合や原材料調達の伸び悩みにより、計画に比べ大幅に減産を余儀なくされたことや、コストアップを値上げに転嫁することが困難であったことで、利益は大幅に計画を下回りました。 当社グループの今後の課題といたしましては、既存事業である紡績事業、テキスタイル事業を強化しつつ、新規事業であるリサイクル事業については、安定的操業と仕入・販売の強化を行い、業績回復を図ってまいります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に関する情報 当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、次のとおりであります。 当社グループの事業活動における主な資金需要は、運転資金及び設備資金等であります。運転資金需要は、生産活動のための原材料費や労務費及び製造経費、及び販売活動のための商品仕入に伴う代金支払いをはじめ、受注獲得のための営業費、新製品開発のための研究開発費等が含まれます。設備資金等の需要は、生産性向上を目的とした生産設備等の取得であります。 これらの資金需要については、営業キャッシュ・フローを源泉とすることを原則としておりますが、不足分は必要に応じ、運転資金等の短期的な資金については金融機関との当座貸越契約にて、設備資金等の長期的な資金については新株予約権の行使による払込資金等の自己資本による資金調達にて対応していくこととしております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、見積りが必要な事項については、過去の実績や状況に応じて判断を行い、その結果を基に金額を算出しております。当社グループで採用する重要な会計方針の詳細については「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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