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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

アルファCo

ALPHA Corporation3434 · Standard · 金属製品

車載用キーセットと住宅用ロックを手掛ける総合ロックメーカー。自動車向けとセキュリティ機器の二本柱。

概要

アルファCo(株式会社アルファ)は、横浜に本社を置く総合ロックメーカーグループである。1938年に自動車用キーセットの鋳造メーカーとして創業し、現在は自動車部品(キーセット、ドアハンドルなど)とセキュリティ機器(住宅用ロック、コインロッカー、宅配ボックスなど)の二事業を全球で展開する。2026年3月期の連結売上高は727億円、営業利益8億円、従業員約4,069人を擁する。

二つの事業が支える収益構造

アルファグループの事業は「自動車部品事業」と「セキュリティ機器事業」の二本柱で構成される。自動車部品事業では、ステアリングロックやキーシリンダーなどのメカ部品、キーレスエントリーやインテリジェントキーシステムなどの電子部品を含むキーセット、さらにアウトサイド/インサイドドアハンドルを手がける。一方、セキュリティ機器事業は住宅用ロック(玄関錠や室内ドア錠)、産業用ロック、コインロッカー、貴重品ロッカー、宅配ボックスなどを扱う。2026年3月期のセグメント別売上高は、自動車部品事業が日本102.7億円、北米156.2億円、アジア164.8億円、欧州186.5億円、セキュリティ機器事業が日本123.6億円(海外は非開示)となっており、海外売上比率が高い。営業利益では、自動車部品事業の日本と欧州が黒字(それぞれ7.5億円、4.2億円)である一方、北米とアジアは赤字(それぞれ△4.7億円、△9.2億円)であり、セキュリティ機器事業は日本が13.4億円の利益を稼ぐ。

38カ国・地域に広がるグローバル生産・販売網

アルファグループは、日本国内に横浜本社、群馬工場、山梨工場などを構えるほか、北米では米国(ミシガン州)、メキシコ(ケレタロ州、ハリスコ州、プエブラ州)に製造子会社を持つ。アジアではタイ、中国(広州、襄陽)、インド、インドネシア(2023年12月解散・清算手続き中)に拠点を置き、欧州ではチェコ、フランス、スロバキアに子会社を有する。さらに韓国には販売子会社、中国上海にはロッカー販売子会社を設立している。これらの拠点は、主要顧客である日系自動車メーカーの海外生産に合わせて展開されてきた。セキュリティ機器事業では、タイの子会社ALPHA HOUSING HARDWARE (THAILAND) CO., LTD.が住宅用ロックを製造・販売する。2026年3月期の資産合計は768億円、負債合計373億円、純資産合計395億円であり、自己資本比率は約51.4%と財務基盤は安定している。

グループ構成と連結子会社16社の体制

当連結会計年度末(2026年3月31日)において、アルファグループは当社(株式会社アルファ)と連結子会社16社、非連結子会社2社で構成される。主要な連結子会社として、国内では九州アルファ株式会社、株式会社アルファロッカーシステム(旧・アルファサービス)、群馬アルファ株式会社(1990年に群馬金属工業と合併)がある。海外では、米国のALPHA TECHNOLOGY CORPORATION、メキシコのALPHA INDUSTRY QUERETARO(旧ALPHA HI-LEX)およびAlpha Industry Jalisco、タイのALPHA INDUSTRY (Thailand) CO., LTD.、中国のALPHA (GUANGZHOU) AUTOMOTIVE PARTS CO., LTD.、インドのAlpha Security Instruments (India) Private Limited、インドネシアのPT. ALPHA AUTOMOTIVE INDONESIA(清算中)、欧州ではAlpha Europe Holdings S.A.S.(フランス)やAlpha Vehicle Security Solutions Czech s. r. o.などがある。また、連結子会社であったALPHA (XIANGYANG) AUTOMOTIVE PARTS CO., LTD.は清算結了により除外された。このように、グループは生産・販売・研究開発を分担しながら、キーとロックに関する製品・サービスをグローバルに提供している。

業界の中での役割は自動車サプライヤーとしてOEMにキーセットやドアハンドルを供給する一方、住宅・施設向けにロック製品を提供。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
727億円
営業利益
8億円
営業利益率
1.1%
純利益
14億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
自動車 部品事業(欧州)184億円25.3%
自動車 部品事業(北米)156億円21.5%
自動車 部品事業(アジア)153億円21.0%
セキュリテ ィ機器事業(日本)123億円16.9%
自動車 部品事業(日本)82億円11.3%
セキュリテ ィ機器事業(海外)29億円4.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01自動車部品主力

自動車メーカーに対して、ステアリングロックやキーシリンダーなどのメカ部品、キーレスエントリーやインテリジェントキーシステムなどの電子部品で構成されるキーセットを供給している。また、アウトサイドドアハンドル、インサイドドアハンドルも手掛ける。日本、北米、アジア、欧州に生産拠点を展開し、グローバルに販売する。

主な製品・サービス3
キーセット
ステアリングロック、キーシリンダー等のメカ部品とキーレスエントリー、インテリジェントキーシステム等の電子部品を組み合わせたセット。車両の盗難防止と施開錠機能を提供する。
アウトサイドドアハンドル
車外からドアを開けるためのハンドル。デザイン性と機能性を両立。
インサイドドアハンドル
車内からドアを開けるためのハンドル。安全な操作をサポート。

02セキュリティ機器準主力

住宅向けには玄関錠や室内ドア錠などの住宅用ロックを、産業機器向けには自動販売機等の産業用ロックを、公共施設向けにはコインロッカーや貴重品ロッカーを、マンション等向けには宅配ボックスを提供する。非接触認証技術を使った電気錠も手掛ける。日本を中心に、タイでも生産・販売を行う。

主な製品・サービス5
住宅用ロック
玄関錠、室内ドア錠など。非接触認証技術を活用した電気錠も含む。
産業用ロック
自動販売機や各種産業機器向けのロック。耐久性とセキュリティを重視。
コインロッカー
駅、プール、スキー場、体育館に設置。利用者に一時的な荷物保管を提供。
貴重品ロッカー
ゴルフ場等向け。貴重品の安全な保管を実現。
宅配ボックス
マンション・アパート・戸建住宅向け。不在時の宅配物受け取りを可能にする。

製品と技術

キーセット:メカから電子まで自動車アクセスの中核

自動車部品事業の最大製品群がキーセットである。メカ部品としてはステアリングロック、キーシリンダーを、電子部品としてはキーレスエントリー、インテリジェントキーシステムを提供する。これらは車両のドア開錠・施錠やエンジン始動の認証に使われる。近年は電動ラッチに対応した電動フラッシュハンドルも量産開始し、中国ローカルOEM向けにローカル材を活用した低コスト・高品質の製品を供給している。キーセットは日本、北米、アジア、欧州の各拠点で製造され、主要顧客は日系完成車メーカーである。2026年3月期の自動車部品事業全体の売上は約612億円に上る。

ドアハンドル:内外装の機能とデザインを両立

自動車部品事業のもう一つの主要製品がアウトサイドドアハンドルとインサイドドアハンドルである。これらの製品は、車両の外装・内装に組み込まれ、開閉操作の人間工学とデザイン性が求められる。アルファは、従来の機械式ハンドルに加え、電動ラッチと連動する電動フラッシュハンドルを開発し、空力性能やスマートキーとの親和性を高めている。中国襄陽の子会社(清算済み)や広州拠点で生産してきたが、現在は中国ローカルOEM向けの電動フラッシュハンドルが量産段階にある。

スマートロックと住宅用ロック:セキュリティ機器の要

セキュリティ機器事業の住設機器部門は、非接触認証技術を使った電気錠を中心に、玄関錠、室内ドア錠、スマートロックを展開する。主力製品「edロックConnect-1」は、スマートフォン連携や遠隔操作が可能なプレミアムスマートロックで、新築・既築双方の市場を狙う。2026年3月期には大手賃貸住宅向けプロジェクトの終了で住宅関連売上は減収したが、スマートロック需要は拡大傾向にある。タイの子会社ALPHA HOUSING HARDWARE (THAILAND)でも住宅用ロックの製造・販売を行い、東南アジア市場をカバーする。

コインロッカーと貴重品ロッカー:公共施設向け保管ソリューション

ロッカーシステム部門は、1964年にコインロッカーの製造販売を開始した歴史を持つ。現在は、駅、プール、スキー場、体育館などに設置されるコインロッカー、ゴルフ場向け貴重品ロッカー、マンション・アパート向け宅配ボックスを提供する。近年はキャッシュレス対応や予約システムとの連携を進め、鉄道事業者向けにウェブ予約連動型ターミナルロッカーを開発。さらに、レベニューシェア型ビジネスやロッカー型自販機の展開により、安定収益の確保を目指す。訪日外国人の回復により荷物預かり需要が堅調で、同事業の成長を支えている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

金属製品のなかでの位置

金属製品で安定収益、低収益体質が課題

アルファCoは金属製品メーカーで、2025年3月期売上高735億円、営業利益率1.22%と低収益。同業の日本調理機やテクニスコと比較し、売上規模は大きいが収益性で劣る。業界内では中堅のポジションだが、営業利益率が1%台と極めて低く、収益改善が急務。

強み

  • 700億円超の売上を維持し、安定的な事業基盤を確保。
  • 金属製品全般をカバーし、顧客基盤が広い。
  • 長い歴史を持ち、技術力と顧客との信頼関係を構築。
  • 国内の金属加工需要に支えられ、内需依存型のビジネス。

課題

  • 営業利益率1%台と極めて低く、コスト競争力や収益管理に課題。
  • 売上高が745億→735億→727億円と減少傾向で、成長性に疑問。
  • 同業他社との価格競争が激しく、収益を圧迫。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

金属製品の時価総額近傍。太字がアルファCo

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
12962テクニスコ135億円2408.2倍
25958三洋工業135億円9.5倍
33441山王135億円9.8倍
45921川岸工業131億円10.6倍
53435サンコーテクノ131億円7.4倍
63434アルファCo127億円8.6倍
73444菊池製作所123億円116.5倍
85915駒井ハルテック123億円34.3倍
95906エムケー精工119億円4.6倍
105955ワイズホールディングス117億円29.6倍
113420ケー・エフ・シー117億円11.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 35件

自動車用キーセットの鋳造から始まった創業期(1938~1943年)

アルファの起源は、1938年4月に東京都大田区大森で設立された国産金属工業株式会社である。資本金8万円で自動車用キーセット及び建築金物の鋳造を目的としてスタートした。1943年8月には蒲田に新工場を建設し、アルミダイカスト部品の製造・販売を開始。1944年4月には山梨県甲府市に山梨工場を建設した。第二次世界大戦下での事業拡大であり、金属加工技術の基盤を固める時期であった。

コインロッカー事業への進出と工場拡充(1963~1976年)

戦後の復興期を経て、1963年11月に群馬県館林市に群馬工場を建設。1964年1月には新たにコインロッカーの製造・販売を開始し、セキュリティ機器事業の原点となる。1974年2月には群馬金属工業株式会社を子会社化(出資比率59%、1989年100%)し、鋳造・金型部門を強化。1976年10月には株式会社アルファサービス(後のアルファロッカーシステム)を設立し、ロッカーシステムの製造・販売・賃貸・保守管理を分離した。この時期、製品ラインアップがキーセットからロッカーへと拡大し、事業の多角化が進んだ。

本格的なグローバル展開と商号変更(1987~1997年)

1987年10月、米国ミシガン州にALPHA TECHNOLOGY CORPORATIONを設立し、北米での現地生産を開始。1990年4月には群馬アルファ株式会社と群馬金属工業株式会社が合併し、存続会社を群馬アルファとした。同年12月、商号を国産金属工業株式会社から株式会社アルファに変更し、本店を東京都大田区から神奈川県川崎市に移転(1993年に横浜市へ再移転)。1995年4月には九州工場を分社化し九州アルファ株式会社を設立。1997年2月にはタイにALPHA INDUSTRY (Thailand) CO., LTD.を日産トレーディング等との合弁で設立し、アジア拠点を拡大した。この10年間で、企業名の統一と海外生産基盤の整備が進み、グローバルロックメーカーとしての礎が築かれた。

上場、中国・メキシコ進出、セグメント再編(2002~2007年)

2002年4月、メキシコにALPHA HI-LEX S.A.DE C.V.(後のALPHA INDUSTRY QUERETARO)を設立し、北米向け生産を強化。2004年4月、東京証券取引所市場第二部に上場し、同年10月には中国広州にALPHA (GUANGZHOU) AUTOMOTIVE PARTS CO., LTD.を丸紅輸送機との共同出資で設立。2005年3月には東証第一部に指定。同年7月、ロッカーシステム部門を子会社アルファサービスに営業譲渡し、商号を株式会社アルファロッカーシステムに変更。2007年4月にはメキシコ・ケレタロ州に新工場を建設し、北米事業を拡大した。上場による資金調達と海外拠点の増設が同期間の特徴であり、自動車部品事業のグローバル供給体制が整った。

アジア・欧州への展開拡大と事業構造の変化(2010~2013年)

2010年代に入ると、タイに第二工場を建設(2010年10月)、メキシコにキーセット工場を建設(2010年11月)する一方、インド(2011年3月)、インドネシア(2012年7月)、中国襄陽(2012年11月、後に清算)など新興国への進出を加速。2013年6月には韓国販売子会社、中国上海にロッカー販売子会社を設立し、同年8月にはフランスにパリ事務所を開設。さらに2013年12月、タイのC.I.TECHNOLOGY CO., LTD.の株式を取得し、ALPHA HOUSING HARDWARE (THAILAND) CO., LTD.に商号変更、住宅用ロックの製造を開始した。この時期、アジアと欧州でのプレゼンスが高まり、自動車部品とセキュリティ機器の両事業で海外売上比率が上昇した。

中期経営計画と収益基盤の強化(2023~2026年)

2023年度から2026年度を対象とする中期経営計画MP2026を策定し、「新事業・新商品開発」「収益基盤の強化」「サステナビリティ経営の実践」を三本柱に掲げた。自動車部品事業では、中国ローカルOEM向け電動フラッシュハンドルの量産開始、セキュリティ機器事業ではスマートロック「edロックConnect-1」の拡販とプレミアムブランド浸透を推進。ロッカーシステムでは予約連動型ターミナルロッカーを開発した。2026年3月期の売上高は727億円(前期比1.1%減)と微減だが、営業利益8億円、親会社株主に帰属する純利益14億円と黒字を確保。自己資本比率は50%超を維持し、ROIC目標5.0%以上に向けた構造改革が続く。

年表35件を開く

1930年代

  • 1938年4月創業東京都大田区大森において、自動車用キーセット及び建築金物の鋳造を目的として、資本金8万円で国産金属工業株式会社(現・株式会社アルファ)を設立

1940年代

  • 1943年8月東京都大田区蒲田に新工場を建設(アルミダイカスト部品の製造・販売を開始)
  • 1944年4月山梨県甲府市千塚町に、山梨工場を建設

1960年代

  • 1963年11月群馬県館林市に、群馬工場を建設
  • 1964年1月コインロッカーの製造・販売を開始

1970年代

  • 1974年2月M&A群馬金属工業株式会社を子会社化。(出資比率59%、1989年100%)
  • 1976年10月創業株式会社アルファサービス(出資比率100%)(現・株式会社アルファロッカーシステム)を設立

1980年代

  • 1982年5月横浜市金沢区に東京工場を移転し、自動車用キーセット専門工場として横浜工場を新設
  • 1986年12月創業群馬アルファ株式会社(出資比率100%)を設立
  • 1987年10月米国ミシガン州にALPHA TECHNOLOGY CORPORATION(出資比率100%)を設立(現・連結子会社)

1990年代

  • 1990年4月M&A群馬アルファ株式会社と群馬金属工業株式会社が合併 存続会社:群馬アルファ株式会社
  • 1990年12月商号変更商号を国産金属工業株式会社から株式会社アルファに変更。本店を東京都大田区から神奈川県川崎市に移転
  • 1992年2月創業株式会社アルファエンタープライズ(出資比率100%)を設立
  • 1993年8月本店を神奈川県川崎市から神奈川県横浜市に移転
  • 1995年4月九州工場(旧九州出張所)を分社化し、九州アルファ株式会社(出資比率100%)を設立(現・連結子会社)
  • 1997年2月タイにALPHA INDUSTRY (Thailand) CO.,LTD.(出資比率97.7%)を日産トレーディング株式会社等との合弁にて設立(現・連結子会社)
  • 1998年1月M&A横浜工場を群馬工場に統合

2000年代

  • 2002年4月メキシコに製造子会社ALPHA HI-LEX S.A.DE C.V.(出資比率51%、2013年61.9%)(現・ALPHA INDUSTRY QUERETARO, S.A. DE C.V.)を設立(現・連結子会社)
  • 2004年4月上場東京証券取引所市場第二部に上場
  • 2004年10月中国に製造子会社ALPHA (GUANGZHOU) AUTOMOTIVE PARTS CO.,LTD.(出資比率90%)を丸紅輸送機株式会社(現・丸紅オートモーティブ株式会社)と共同出資にて設立(現・連結子会社)
  • 2005年3月東京証券取引所の市場第一部銘柄に指定
  • 2005年7月商号変更当社のロッカーシステム部門を子会社株式会社アルファサービスに営業譲渡し、同日付で同社の商号を株式会社アルファロッカーシステムに変更(現・連結子会社)
  • 2007年4月メキシコ・ケレタロ州のエルマルケス市にALPHA HI-LEX S.A.DE C.V.(現・ALPHA INDUSTRY QUERETARO, S.A. DE C.V.)の新工場を建設
  • 2009年12月栃木県宇都宮市に宇都宮営業所を開設

2010年代

  • 2010年4月創業中国上海にALPHA(GUANGZHOU)AUTOMOTIVE PARTS CO.,LTD.の分公司を設立
  • 2010年10月タイにALPHA INDUSTRY (Thailand) CO.,LTD.の第二工場を建設
  • 2010年11月メキシコにALPHA HI-LEX S.A. DE C.V.(現・ALPHA INDUSTRY QUERETARO, S.A. DE C.V.)のキーセット工場を建設
  • 2011年3月インドに製造子会社Alpha Securitry Instruments (India) Private Limited(出資比率90%、2015年95.7%)を設立(現・連結子会社)
  • 2011年11月メキシコに製造子会社Alpha Industry Jalisco, S.A. DE C.V.(出資比率99.9%)を設立(現・連結子会社)
  • 2012年7月インドネシアに製造子会社PT.ALPHA AUTOMOTIVE INDONESIA(出資比率97%、2015年98.2%)を設立
  • 2012年11月中国襄陽にALPHA (GUANGZHOU) AUTOMOTIVE PARTS CO.,LTD.の製造子会社、ALPHA (XIANGYANG) AUTOMOTIVE PARTS CO.,LTD.(出資比率25%)を設立(現・連結子会社)
  • 2013年6月韓国に販売子会社ALPHA KOREA CO., Ltd.(出資比率100%)を設立 中国上海にアルファロッカーシステムの販売子会社ALPHA(SHANGHAI)LOCKER EQUIPMENT CO., LTD.を設立
  • 2013年8月フランスにパリ事務所を開設
  • 2013年11月商号変更ALPHA HI-LEX S.A. DE C.V.の商号をALPHA INDUSTRY QUERETARO, S.A. DE C.V.に変更
  • 2013年12月商号変更タイのC.I.TECHNOLOGY CO., LTD.の株式を取得(出資比率90%)し、同日付で商号をALPHA HOUSING HARDWARE (THAILAND) CO., LTD.に変更(現・連結子会社)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2026年度まで730億円
  • 営業利益額(率)2026年度まで15億円(2.1%)
  • 新商品売上高比率2026年度まで30.0%以上
  • 自己資本比率2026年度まで50.0%
  • ROIC2026年度まで5.0%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    新事業・新商品開発

    スマートロックなど新商品の開発を継続し、市場拡大とトップシェア維持を図る。リフォーム市場やスマートハウス化に対応した付加価値の高い商品を投入する。

  2. 02

    収益基盤の強化

    自動車部品事業では価格転嫁や合理化推進、セキュリティ機器事業ではタイ工場の自動化による生産能力増強やロッカー事業のキャッシュレス対応・レベニューシェア型ビジネス展開により安定収益を構築する。

  3. 03

    サステナビリティ経営の推進

    ロッカー型自販機の普及などを通じ持続可能な社会への取り組みを進める。グループ全体でコンプライアンス意識を向上させ、社会的責任を果たす。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で4,069人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は622万円で、9期前と比べて+1.6%平均年齢は42.4歳、平均勤続年数は16.0年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月4,527
2018年3月4,406
2019年3月61241.518.14,852
2020年3月60541.718.14,516
2021年3月54642.318.54,446
2022年3月59442.619.64,379
2023年3月58242.718.24,236
2024年3月62242.817.14,304
2025年3月62842.416.24,15822
2026年3月62242.416.04,06920

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率1.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率80.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)73.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社16(国内 4 / 海外 12) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社工場 — Queretaro Mexico4,244百万円
自動車部品 事業(北米)
本社工場 — Bánovce nad Bebravou Slovakia Republic3,724百万円
自動車部品 事業(欧州)
本社工場 — Ayutthaya Thailand2,574百万円
セキュリティ 機器事業(海外)
本社工場 — 中華人民共和国広東省広州市2,278百万円
自動車部品 事業(アジア)
本社工場 — Jalisco Mexico2,171百万円
自動車部品 事業(北米)
群馬工場 — 群馬県館林市1,566百万円
自動車部品事業(日本)
本社工場 — 中華人民共和国広東省清遠市1,564百万円
自動車部品 事業(アジア)
本社工場 — Prachinburi Thailand1,517百万円
自動車部品 事業(アジア)
本社工場 — Hradec Kralove Czech Republic1,423百万円
自動車部品 事業(欧州)
本社 — 神奈川県横浜市 金沢区1,305百万円
自動車部品事業(日本)セキュリティ機器事業(日本)
ほか7件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    九州アルファ 株式会社
    福岡県行橋市
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社 アルファロッカー システム
    神奈川県横浜市 金沢区
    議決権100.0%
  • 海外
    ALPHA TECHNOLOGY CORPORATION (注)2
    Michigan U.S.A
    議決権100.0%
  • 海外
    ALPHA INDUSTRY QUERETARO, S.A. DE C.V. (注)2、3、5
    Queretaro Mexico
    議決権100.0%
  • 海外
    Alpha Industry Jalisco, S.A. DE C.V. (注)2、3
    Jalisco Mexico
    議決権100.0%
  • 海外
    ALPHA INDUSTRY PUEBLA, S.A. DE C.V. (注)3
    Puebla Mexico
    議決権100.0%
  • 海外
    ALPHA INDUSTRY (Thailand) CO.,LTD. (注)2、3
    Prachinburi Thailand
    議決権100.0%
  • 海外
    ALPHA HOUSING HARDWARE (THAILAND) CO.,LTD. (注)2、3
    Ayutthaya Thailand
    議決権100.0%
  • 国内
    ALPHA (GUANGZHOU) AUTOMOTIVE PARTS CO.,LTD. (注)2
    中華人民共和国 広東省広州市
    議決権90.0%
  • 国内
    ALPHA ADVANCED AUTOMOTIVE PARTS CO.,LTD. (注)2、3
    中華人民共和国 広東省清遠市
    議決権52.9%
  • 海外
    Alpha Security Instruments (India) Private Limited (注)2、3
    Tamil Nadu INDIA
    議決権100.0%
  • 海外
    PT. ALPHA AUTOMOTIVE INDONESIA (注)2、3、7
    PURWAKARTA INDONESIA
    議決権100.0%
残りのグループ会社4社を開く
  • Alpha Europe Holdings S.A.S. (注)9Paris France100%
  • Alpha France S.A.S. (注)3Saint-Berthevin France100%
  • Alpha Vehicle Security Solutions Czech s. r. o. (注)2、3、6Hradec Kralove Czech Republic100%
  • Alpha Slovakia s.r.o. (注)2、3Bánovce nad Bebravou Slovakia Republic100%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は727億円営業利益8億円前期と比べると減収減益で、売上が-1.1%、利益が-11.1%。

売上高
-1.1%
727億円
営業利益
-11.1%
8億円
純利益
14億円
営業利益率
1.1%
前期比 -0.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高730億円727億円
営業利益15億円8億円
純利益10億円14億円
1株あたり配当¥51¥51

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は198億円、営業利益は3億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+9.4%、営業利益は−25.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q169−2
2024年1Q18142.25
2024年2Q18342.27
2024年3Q18195.04
2024年4Q2002
2025年2Q36620.53
2025年4Q36971.9−6
2026年2Q34100.04
2026年4Q38682.110
2027年1Q19831.51

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は467億円から727億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は1.1%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
ALPHA HI-LEX S.A. DE C.V.の商号をALPHA INDUSTRY QUERETARO, S.A. DE C.V.に変更
2013年3月4672817
2014年3月523289
2015年3月4862520
2016年3月5001−4
2017年3月511213
2018年3月5913120
2019年3月6033322
2020年3月60217−12
2021年3月476112
2022年3月538106
2023年3月629135
2024年3月7453118
2025年3月735961.2−3
2026年3月7278161.114

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高727億円のうち、営業利益として残るのは8億円1.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は14億円、売上の1.9%にあたる。営業利益率は業種中央値5.3%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金85.3%620億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金13.6%99億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益1.1%8億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
14.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比4.2pt
1.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.3pt
1.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.2pt
3.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
0.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが37億円、投資CFが−49億円で、差し引きのフリーCFは−12億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は99億円で、売上の1.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月10−349−2460
2014年3月10−3913−2947
2015年3月36−12−142463
2016年3月36−14−122272
2017年3月49−40−2977
2018年3月33−14−301967
2019年3月45−4913−476
2020年3月35−344181
2021年3月31−20−131178
2022年3月19−16−17363
2023年3月29−281167
2024年3月71−33−113897
2025年3月59−39−1920101
2026年3月37−498−1299

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は768億円。このうち返さなくてよい自己資本が395億円で、自己資本比率は50.3%(業種中央値59.8%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月43321721648.6
2014年3月50925625348.7
2015年3月55529825752.1
2016年3月51527324251.3
2017年3月54525928646.0
2018年3月53628525151.7
2019年3月55728327449.5
2020年3月56426430044.8
2021年3月55726629145.7
2022年3月56227928347.6
2023年3月61630730948.0
2024年3月67935232750.4
2025年3月67836431452.3
2026年3月76839537350.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
101億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
202億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
31億円
在庫として抱えている分
負債合計
373億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
66
/ 100
安定性自己資本比率34 / 40
収益力営業利益率2 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

金属製品 87社との比較

同じ金属製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り87社中7位あたり、逆に低いのは営業利益率87社中76位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
3.7%/中央値 5.9%
P25 2.5%P75 8.9%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
1.1%/中央値 5.3%
P25 2.5%P75 8.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
50.3%/中央値 59.8%
P25 47.8%P75 70.0%
売上成長率前期からの売上の伸び
-1.1%/中央値 1.9%
P25 -1.7%P75 3.9%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.1%/中央値 3.0%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,242で、1年前と比べて+6.7%過去52週の値幅のなかでは38%の位置にある。

¥1,242-0.3%1ヶ月+1.6%1年+6.7%時価総額127億円
過去52週の値幅
安値¥1,142高値¥1,405

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)8.6倍
PER (会社予想)11.9倍
PBR0.31倍
配当利回り4.11%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価1224円は25日線1225円とほぼ同水準で揉み合い。75日線1223円、200日線1211円と接近し、方向感に欠ける。52週高値1405円から約13%低い位置。1ヶ月変化率+1.7%とほぼ横這い。出来高は直近1万株前後と低く、厚みのない値動き。RSI30と売られ過ぎ域に接近。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PER8.5倍は同業平均18.5倍を大きく下回り、PBR0.30倍も平均1.12倍に対して著しい割安。配当利回り4.08%は平均3.69%を上回る。ただしROEは3.7%と低く、直近減益・減収傾向で成長性に課題があり、割安の背景には業績低迷がある。

指標この会社業種平均
PER (実績)8.6倍49.7倍
PER (予想)11.9倍
PBR0.31倍1.13倍
ROE3.7%6.3%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

金属加工の技術力で安定的な受注基盤を持つが、収益率が低く、2025/3期は小さいものの営業黒字。強気派は半導体需要回復による受注増加と収益改善、PBR0.3倍の割安感を評価。弱気派は低収益体質からの脱却困難、競争激化による値下げ圧力、2025/3期の純損失(前期は赤字)を懸念。

プラスに働く材料7
  • 半導体需要回復の恩恵

    半導体製造装置関連で受注増加の期待

  • PBR0.3倍の割安感

    解散価値に対し株価が低く、下値不安少ない

  • 安定した顧客基盤

    大手メーカーとの長期取引で一定の受注確保

  • PBR0.30倍、解散価値の3分の1で評価継続影響

    PBR0.30倍、純資産410億円に対し時価総額125億円、株主還元期待

  • 2026/3期純利益14億円と黒字回復通年影響

    前期-3億→14億円に回復、営業利益8億円も安定

  • 高配当利回り4.08%、インカムゲイン狙い継続影響

    配当利回り4.08%と高く、下支え要因

  • 金属製品需要底堅く、売上高横ばい維持通年影響

    売上高735億→727億と微減だが、自動車向け需要安定

マイナスに働く材料7
  • 低収益体質

    営業利益率1%台、コスト競争力弱い

  • 赤字転落リスク

    2025/3期は純損失、収益改善のメド薄い

  • 競合ひしめく業界

    金属加工は競争激しく、価格決定権乏しい

  • 営業利益率1.1%と低収益構造、コスト上昇で悪化リスク通年影響

    営業利益率1.1%、原材料高やエネルギー費で利益圧迫

  • 売上高減少傾向、競争激化で受注減少継続影響

    売上高745億→735億→727億と減少、需要減退懸念

  • ROE3.7%と低く、資本効率改善見込めず継続影響

    ROE3.7%、PBR0.30倍は改善遅れを示唆

  • 外国人の持ち株比率5.52%と低く需給改善期待薄継続影響

    外国人比率5.5%と低位、買い材料乏しい

次の決算で確かめる点
受注高・受注残
今後の売上高を占う先行指標
営業利益率
低収益からの脱却度合いを確認
半導体関連売上比率
需要変動の影響を受けやすい分野の依存度

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり51で、前期から+4.2%いまの株価に対する利回りは4.11%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥51
1株あたり
配当利回り
4.11%
いまの株価に対して
配当性向
35.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月30104.4
2018年3月4033.339.6
2019年3月400.017.7
2020年3月400.0
2021年3月25−37.548.5
2022年3月3020.025.9
2023年3月300.0
2024年3月4550.031.2
2025年3月486.734.9
2026年3月504.235.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥51

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ10,403人。区分でいちばん多いのは個人・その他59.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が34.5%を占め、残る65.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他46.348.049.148.055.559.3
事業法人25.524.624.424.324.424.4
金融機関20.620.619.515.811.310.2
自己株式6.36.26.06.05.95.8
外国法人7.06.15.59.47.65.5
証券会社0.60.71.62.51.20.6
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社ハイレックスコーポレーション16.76
02日産東京販売ホールディングス株式会社3.72
03株式会社三井住友銀行2.72
04アルファ従業員持株会1.90
05遠藤 宏1.81
06FP成長支援A号投資事業有限責任組合1.76
07BNYM RE BNYMLB RE GPP CLIENT MONEY AND ASSETS AC(常任代理人:株式会社三菱UFJ銀行)1.56
08株式会社みずほ銀行1.47
09株式会社横浜銀行1.47
10和田 陽介1.32

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−20%、1株純資産は14期で+83%。直近期のROEは3.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1792,2028.85.818.5
2014年3月902,5943.711.1
2015年3月2093,0257.56.528.6
2016年3月−422,768149.5
2017年3月332,6251.260.9104.4
2018年3月2122,9037.78.239.6
2019年3月2262,8847.85.817.7
2020年3月−1272,644
2021年3月242,6690.952.248.5
2022年3月632,7982.316.225.9
2023年3月553,0861.918.1
2024年3月1883,5725.78.931.2
2025年3月−313,69634.9
2026年3月1444,0223.78.635.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額161百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
塚野哲幸代表取締役 社長執行役員 環境最高責任者6220,196
入澤昭取締役 副社長執行役員 経営企画本部 本部長6318,938
山本昌明取締役 専務執行役員 自動車部品事業部 事業部長6420,456
坂本嘉章取締役 常務執行役員 自動車部品事業部 モノづくりセンター長639,886
内山真取締役 常務執行役員 住設機器事業部 事業部長656,991
上坂こずえ取締役43100
磯貝和敏取締役705,862
都築邦康常勤監査役683,149
瀧川廣明監査役71
滝川陽三監査役65
中島一也661,300
大和田貴之58

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)61151613222
社外取締役517173
監査役1121212

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,685字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当連結会計年度末において、当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(株式会社アルファ)、連結子会社16社及び非連結子会社2社により構成されている総合ロックメーカーグループであります。事業内容は、キーとロックを自動車、住宅、産業機器、省力機器等様々な分野に提供するものであり、キーとロックに関連する製品やシステム商品、サービス分野にその業容を拡大してまいりました。 各事業の種類別セグメントの事業の内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 なお、次の2事業は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 自動車部品事業(日本・北米・アジア・欧州) 当事業における主要製品は、ステアリングロック、キーシリンダー等のメカ部品とキーレスエントリー、インテリジェントキーシステム等の電子部品とで構成されるキーセットをはじめ、アウトサイドドアハンドル、インサイドドアハンドル等であります。 自動車部品事業(日本)は、当社の他、九州アルファ株式会社(連結子会社。以下同じ。)、自動車部品事業(北米)は米国のALPHA TECHNOLOGY CORPORATION、メキシコのALPHA INDUSTRY QUERETARO, S.A. DE C.V.、Alpha Industry Jalisco,S.A.DE C.V.及びALPHA INDUSTRY PUEBLA, S.A. DE C.V.、自動車部品事業(アジア)はタイのALPHA INDUSTRY  (Thailand) CO.,LTD.、中国のALPHA (GUANGZHOU) AUTOMOTIVE PARTS CO.,LTD.、ALPHA ADVANCED AUTOMOTIVE PARTS CO.,LTD.、インドのAlpha Security Instruments (India) Private Limited及びインドネシアのPT.ALPHA AUTOMOTIVE INDONESIA、自動車部品事業(欧州)はチェコのAlpha Vehicle Security Solutions Czech s. r. o.、フランスのAlpha Europe Holdings S.A.S.、Alpha France S.A.S.及びスロバキアのAlpha Slovakia s.r.o.です。各セグメントでキーセット、ドアハンドル等の製造、販売を行っております。 (注)1.PT. ALPHA AUTOMOTIVE INDONESIAは、2023年12月に解散し、清算手続き中です。 2.前連結会計年度末において連結子会社であったALPHA(XIANGYANG)AUTOMOTIVE PARTS CO., LTD.は、当連 結会計年度に清算結了したことにより、連結子会社から除外しております。 3.Alpha Europe Holdings S.A.S.は重要性が増したため連結の範囲に含めております。 セキュリティ機器事業(日本・海外) 当事業における主要製品は、非接触認証技術を使った電気錠等の玄関錠や室内ドア錠等の住宅用ロック、自動販売機を含む産業機器向けの産業用ロック、駅、プール、スキー場、体育館に設置されるコインロッカー、ゴルフ場等向けの貴重品ロッカー、マンション・アパート・戸建住宅向け宅配ボックス等であります。 セキュリティ機器事業(日本)は当社が住宅用ロック等の販売を行っている他、株式会社アルファロッカーシステム(連結子会社。以下同じ。)がコインロッカー等の製造・販売・賃貸・保守管理業務を行い、セキュリティ機器事業(海外)はタイのALPHA HOUSING HARDWARE (THAILAND) CO.,LTD.が住宅用ロックの製造・販売を行っております。 [事業系統図] 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,635字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の記載内容のうち、歴史的事実でないものは、本報告書提出日現在における当社グループの将来に関する見通し及び計画に基づいた将来予測であります。これらの将来予測には、リスクや不確定な要素などの要因が含まれており、実際の成果や業績などは、記載の見通しとは異なる可能性があります。 (1) 当社グループの現状認識 市場競争の激化や市場構造の変化、原材料市況や為替の変動等、かつてないスピードで起こる変革の時代において、社会や顧客の要望はますます複雑化・多様化しており、その変化への対応が強く要求されております。さらに、事業がグローバルに拡大し、さまざまな分野で変革が進む中、事業環境を取り巻くリスクにも対応していく必要があります。このような中、当社グループは、以下のような課題に対し適切に対処してまいります。 ① 自動車部品事業 当社グループの主要関連産業である自動車業界においては、中国のローカルEVメーカーが価格競争力及び商品力を急速に高め、短期間で車両を市場投入することでグローバル市場での存在感を一層強めています。一方で、日系完成車メーカーは競争力の維持に苦戦しており、当社の受注構造や成長見通しにも影響が及びつつあります。さらに、北米における関税措置や地政学リスクの高まりなど、外部環境の不確実性が当社の事業及び業績に与える影響も増大しています。 ② セキュリティ機器事業 セキュリティ機器事業の主力市場である住宅市場においては、従来からの人口減少や住宅資材高騰により長期的な住宅着工戸数のダウントレンドは変わらないものの、リフォーム市場では住宅ストックの流通活性化や省エネ・子育て支援などを背景に国や地方自治体による制度支援が進んでいます。また、新たな住宅のニーズとしてスマートハウス化が顕在化し、居住者へのサービス向上と新たな価値提供が求められてきております。一方サプライチェーンにおいては、労働人口不足や原材料・エネルギー・輸送価格の上昇が、調達及びコストに影響を及ぼしております。 (2) 会社の経営の基本方針 当社グループは、「個々の質を高め、お客様に喜ばれる価値を創造・提供します」の経営理念のもと、「Innovation for Access」を企業メッセージとして掲げております。 (3) 目標とする経営指標 当社グループは、さらなる企業価値の向上を測る尺度として、2023年度~2026年度の中期経営計画において、成長・安定・持続をキーワードに「新事業・新商品開発」、「収益基盤の強化」、そして「サステナビリティ経営の推進」を3つの基本方針に掲げ、計画目標を達成させるべく推進してまいります。 以下の目標、経営指標を採用した理由は、投資家が当社グループの経営方針・経営戦略等を理解するうえで重要な指標であり、経営方針・経営戦略等の進捗状況や、実現可能性の評価等を行うことが可能となるためであります。 ・2026年度中期経営計画 目標値(2026年5月14日修正値を公表済) (業績目標) ・売上高 730億円 ・営業利益額(率) 15億円(2.1%) (目標とする経営指標) ・新商品売上高比率 30.0%以上 ・自己資本比率 50.0% ・ROIC 5.0%以上(※) ※資本政策上の目標水準の検証結果を踏まえ、適切に見直しを行う方針とします。 (4) 中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、2023年度~2026年度の中期経営計画を遂行中です。ALPHA WAYに掲げる経営理念「個々の質を高め、お客様に喜ばれる価値を創造・提供します」をグループ全員で共有し実践してまいります。また、当社グループに携わるすべての関係者のコンプライアンス意識を向上させることに努め、企業としての社会的責任を果たしてまいります。さらに、人の暮らしに関わるアクセスをもっと安心で便利にという意味を込めた企業メッセージ「Innovation for Access」を実現すべく、また、中長期経営構想『アルファビジョン2030』に向けグループ一丸となってさらなる努力と精進を重ね、お客様から信頼される『アルファブランド』の確立を目指します。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ① 自動車部品事業 当社グループは状況の変化を注視しつつ、価格転嫁の促進、あらゆるロスの削減及び徹底した合理化活動を通じて事業への影響を最小限に抑えるとともに、中長期経営構想「アルファビジョン2030」の実現に向けて、戦略的投資の実行と成長戦略の具体化に全力で取り組んでまいります。 ② セキュリティ機器事業 当社の住設機器部門では、上記の状況・サプライチェーンの問題による影響を極小化していくとともに、居住者へのサービス、付加価値を向上させたスマートロックの新商品開発を継続し、スマートロック市場全体の拡大を図り、トップシェアを維持してまいります。また、タイの製造拠点においては、引き続き自動化を推進し、生産能力の増強に取り組んでまいります。 ロッカーシステム部門では、訪日外国人の回復を背景に荷物預かり需要は引き続き堅調に推移しております。一方で、市場環境の変化や事業領域の拡大に伴い、事業運営の高度化が求められております。当社では、キャッシュレス対応や利用時間に応じた課金運用の拡充を通じて利便性の向上を図るとともに、レベニューシェア型ビジネスの展開により安定的な収益基盤の構築を進めてまいります。また、業務プロセスの効率化及び運用体制の高度化に継続的に取り組んでまいります。加えて、持続可能な社会に向けた取り組みとして推進しているロッカー型自販機については、普及拡大とともに事業としての持続的な発展を目指してまいります。 ③ 財務上の課題 当社グループの主な資金需要には、営業活動上の運転資金に加え、投資及び有形固定資産の取得等があります。当社グループの資金に対する基本的な考え方は、新規投資の資金を、営業取引収入、資産の売却・回収、及び財務健全性を維持しながら借入金や社債等により調達することで賄うというものであります。 当連結会計年度は、財務健全性を担保しつつ、必要な投資案件には機動的に対応できる「攻めの財務」への転換を推進いたしました。翌連結会計年度以降も、同様の施策を進めてまいります。
事業等のリスク3,549字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの事業及び財政状態等に影響を及ぼす可能性のある事項は以下のとおりです。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項についても、投資家の投資判断上重要であると考えられる事項につきましては、投資家に対する積極的な情報開示の観点から以下に開示しております。なお、当社グループは、これらのリスクを十分に認識したうえで、発生の回避及び発生した場合の対応に最大限の努力をしてまいります。下記事項のうち将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社グループが判断したものです。 (1) 当社グループの各事業のリスク 当社グループは、総合ロックメーカーとして、グローバルな事業展開を行っております。各事業セグメントにおけるリスクは以下のとおりです。 ① 自動車部品事業(日本・北米・アジア・欧州)について a.主要な販売先について 当社グループ連結売上高に占める自動車部品事業の比率は、前連結会計年度で78.0%、当連結会計年度で79.0%となっております。また、連結売上高に占める日産自動車株式会社グループに対する販売比率は、前連結会計年度で34.3%、当連結会計年度で30.8%となっております。 今後は、同社グループ以外の自動車メーカーとの取引や自動車部品事業以外の売上高も拡大していく方針ですが、主要販売先をはじめとした自動車メーカーの生産動向、当社グループ製品の装着率及び製品納入価格等によっては、当社グループの経営成績が影響を受ける可能性があります。 b.自動車部品の品質について 当社グループは、製品の不具合の発生防止には万全を期しておりますが、リコールやサービスキャンペーン等の重大不具合が発生した場合には、当社グループの経営成績が悪影響を受ける可能性があります。 c.海外事業展開 当社グループは、世界の主要自動車メーカーの近くで多様なニーズに対応し、高い付加価値を有する製品を提供できるようにグローバルな供給体制を構築しております。しかし、当社グループが事業を展開している国や地域の経済状況の影響を受ける可能性があります。特に、政策金利の引き上げによる企業の資金調達コストの上昇や原材料等の高止まりに加え、米国の通商政策による事業リスクが存在します。また、長期化する地政学リスクの継続等により、依然として景気の先行きは不透明な状況が続いております。 ② セキュリティ機器事業(日本・海外)について a.住宅関連事業における住宅新築着工件数の影響について 住宅用ロックについては、住宅の新築着工の動向により、当社グループの経営成績が影響を受ける可能性があります。当社グループは、住宅の新築着工の動向をモニタリングし、取締役会を含む各種会議体において、生産・販売計画の修正等の検討を適時に行っております。 b.ロッカーシステム分野における市場動向について ロッカーシステムは、国内外の旅行者の増減による駅・空港関連施設の利用状況、レジャー関連施設の新設数やレジャー・観光市場の動向などにより、当社グループの経営成績が影響を受ける可能性があります。 当社グループは、市場動向をモニタリングし、取締役会を含む各種会議体において、生産・販売計画の修正等の検討を適時に行っております。 (2) 全社的リスク ① 世界経済の急激な変動 当社グループでは、主要な事業分野であります自動車部品関連の製品をグローバルに供給していることから、世界的な景気の変動に強く影響されます。日本、アジア、北米及び欧州等世界の主要市場での予測を超える急激な景気後退と需要の縮小は、当社グループの経営成績及び財政状態に多大な悪影響を与える可能性があります。 当社グループは、世界経済全般のみならず、海外の特定地域に固有の経済動向に加え、近年の急速な技術革新等による産業構造等の変化が当社グループにおける既存のビジネスモデルや将来の財政状態、業績にどのように影響するかをモニタリングし、取締役会を含む各種会議体において検討を行っております。 ② 為替及び金利変動の影響 当社グループの連結売上高に占める海外拠点売上高は、前連結会計年度で70.4%、当連結会計年度で71.8%となっております。 従いまして、当社グループの収益は、外国為替相場変動の影響を受けます。当社の連結財務諸表は、日本円で表示されているため、換算リスクと取引リスクという形で為替変動の影響を受けます。当社グループは、為替相場及び金利の変動リスクを軽減するために、現地調達や現地生産を拡大し為替リスクの低減を図るとともに、円建契約の推進やタイムリーな為替予約の実施等によるリスクヘッジに取り組んでおります。 ③ 原材料価格の上昇 当社グループは、製品製造に使用する原材料、部品等を外部より調達しております。市況の変化による原材料価格の大幅な変動については、購入部品代や製造コストの上昇につながり、これらのコストを製品の販売価格に転嫁できない、あるいは仕入先がこれらのコストを十分に吸収できない結果、将来の収益性に悪影響を与える可能性があります。当社グループは、市況動向をモニタリングし、取締役会を含む各種会議体において、その影響度の確認を適時に行っております。 ④ 海外事業展開のリスクについて 当社グループは、グローバルに事業を展開しているため、様々なカントリーリスクにさらされています。これらのリスクとは、自然災害、事故などによるインフラの障害や、戦争、テロ、ストライキ、操業の中断等があげられます。当社グループが製品を製造するための材料・部品・資材等を調達し、又は当社グループの製品が製造・流通・販売される主な市場において、これらの事態が生じた場合は、事業運営に障害又は遅延をきたす可能性があり、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、世界各国の動向について各拠点から情報を入手しモニタリングしたうえで、適時に必要な措置を取れる体制を整えております。 ⑤ 法的規制・訴訟 当社グループは国内外において、各種法令・規制に則り事業活動を行っております。グループ全体として法令遵守の徹底を図っておりますが、新たな法規制の導入や法規制の想定外の変更により、事業活動に対する制約、コストの増加等を通じ、当社グループ業績に悪影響を与える可能性があります。また、当社グループがこれらの法規制に抵触したと当局が判断した場合には、当社グループが課徴金等の行政処分、刑事処分、訴訟等の対象となり、当社グループの社会的評価が低下し、当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 知的財産権 当社グループは、知的財産を重要な経営資源と位置づけ、第三者の知的財産権に対する侵害の予防と当社グループが保有する知的財産権の保護に努めております。しかし、見解の相違等の理由により、第三者からの特許等への抵触を理由として差止訴訟、損害賠償等を提起された場合、第三者による知的財産権侵害により当社グループの競争優位性が侵害を受けた場合等には、当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 環境規制 当社グループは、国内外において、大気汚染、水質汚濁、土壌・地下水汚染、廃棄物処理、省エネルギー・地球温暖化対策等に関し、様々な環境関連法規制の適用を受け、これに対応しております。将来、新たな環境に関する規制が導入された場合や既存の規制が厳格化された場合、当社グループがこれらの法規制に抵触したと当局が判断した場合等には、当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑧ 海外情勢の変化 ウクライナ・ロシア情勢や中東情勢などのグローバルな地政学リスク及び経済安全保障をめぐる国際情勢の変化は、原油価格の高騰によるエネルギー価格や仕入れ価格の高騰、サプライチェーンの混乱による調達難及び為替相場の変動など、当社グループの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑨ 固定資産に関する減損リスク 当社グループが保有する有形固定資産、のれん及び無形資産等の固定資産は、減損リスクにさらされております。現時点において必要な減損等の処理を実施し、適時適切な各拠点の業績管理及び経営指導・助言を行っておりますが、今後、各種市況の悪化、需要の減退及び開発計画の変更等に伴い保有固定資産の経済価値が低下した場合には、さらに必要な減損処理を実施することになります。このような場合には、将来の当社グループの財政状態や業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)10,158字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度(2025年4月1日から2026年3月31日まで)における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の概況 当連結会計年度における世界経済は、各国の金融・通商政策の動向や地政学リスクの高まり、米国による追加関税等の影響、それに伴う世界経済への影響、為替変動などにより、不確実性の高い状況で推移しました。日本では、企業収益や雇用・所得環境は堅調を維持する中、設備投資や個人消費に持ち直しの動きがみられるなど、緩やかな回復傾向となりました。一方、中東情勢を中心とした地政学リスクの増大や米国の政策動向など、先行きは不透明な状況となっています。 このような状況の中、当社グループの主要関連産業であります自動車産業におきましては、欧米は堅調であったものの、日本では米国との自動車関税の引き上げ影響による輸出台数の減少等により低調に推移しました。アジア地域におきましては市場構造の変化が加速しており、中国市場での日系車の一層の販売不振、タイでも金利上昇の影響を受けて販売不振となる等、厳しい状況が続いております。セキュリティ機器事業の関連産業であります住宅産業におきましては、新築住宅着工戸数は、2025年4月からの新築住宅への省エネ基準適合義務化による駆け込み着工の反動減は解消されつつあるものの、人件費上昇と資材高騰の影響等により低調に推移しております。 ② 定性的成果 このような経営環境の中、2023年度からの4年間を対象とする中期経営計画MP2026を策定し、基本方針である「新事業・新商品開発」「収益基盤の強化」「サステナビリティ経営の実践」を、当社グループ一丸となって着実に取り組みました。 「新事業・新商品開発」については、自動車部品事業では、中国ローカルOEM様向けに電動ラッチに対応した、電動フラッシュハンドルの量産を開始いたしました。ローカル材や部品を積極採用し、廉価かつ高品質なドアハンドルとなっております。セキュリティ機器事業の住設機器部門では、「PREMIUM SMART LOCK」ブランドの浸透を図り、「edロックConnect-1」を中心とした製品ラインアップの拡充と販売強化に取り組みました。また、新築市場に加え、既築市場向け製品の開発を進めることで、多様化するニーズへの対応と事業領域の拡大を図っております。ロッカーシステム部門では、鉄道事業者が提供するロッカーの予約に対応したwebサイトと連携したターミナルロッカーを開発しました。 事業環境の不透明な見通しやグローバル競争が激化する中、外部環境に影響されにくい体質強化を優先課題として、中期経営計画MP2026の基本方針を国内拠点及び拡充した海外拠点の生産、間接業務の効率化を通じて、引き続き強力に推進してまいります。 ③ 財政状態及び経営成績の状況 a.財政状態 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ9,022百万円増加し、76,803百万円となりました。当連結会計年度末の負債合計は、短期借入金が3,404百万円増加したこと等により、前連結会計年度末に比べ5,896百万円増加し、37,306百万円となりました。当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ3,125百万円増加し、39,496百万円となりました。 b.経営成績 当連結会計年度の業績につきましては、売上高は72,699百万円と前年同期に比べ812百万円(△1.1%)の減収となりました。利益につきましては、営業利益は843百万円と前年同期に比べ70百万円(△7.7%)の減益となりました。経常利益は1,618百万円と前年同期に比べ1,008百万円(165.5%)の増益となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は1,383百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失301百万円)となりました。 セグメントの業績は以下のとおりであります。 自動車部品事業(日本) 自動車部品事業(日本)におきましては、得意先での生産台数が国内・輸出ともに減少したものの付加価値製品の増加等から、売上高は10,273百万円と前年同期に比べ、61百万円(0.6%)の増収となりました。一部費用回収の遅れがあったものの、徹底した合理化改善と固定費抑制効果により、セグメント利益は752百万円と前年同期に比べ、441百万円(142.3%)の増益となりました。 自動車部品事業(北米) 自動車部品事業(北米)におきましては、得意先での生産台数は引き続き減少し、売上高は15,626百万円と前年同期に比べ、2,152百万円(△12.1%)の減収となりました。合理化活動と新分野の新製品ロス改善の効果は見られたものの、減収影響などにより、セグメント損失は472百万円(前年同期はセグメント損失97百万円)となりました。 自動車部品事業(アジア) 自動車部品事業(アジア)におきましては、タイでの販売減速等はあったものの、中国でのローカル系の受注車両の販売が好調だったことにより、売上高は16,480百万円と前年同期に比べ、979百万円(6.3%)の増収となりました。徹底した改善活動に加え、中国では拠点集約や組織構造の再編等、事業構造改革による固定費削減を推進いたしましたが、新製品の採算性改善遅れ等により、セグメント損失は922百万円(前年同期はセグメント損失923百万円)となりました。 自動車部品事業(欧州) 自動車部品事業(欧州)におきましては、受注量の増加により、売上高は18,653百万円と前年同期に比べ、1,368百万円(7.9%)の増収となりました。増収効果ならびに合理化活動の進展が図れたこと等により、セグメント利益は421百万円と前年同期に比べ、248百万円(143.2%)の増益となりました。 セキュリティ機器事業(日本) セキュリティ機器事業(日本)におきましては、利便性向上やDX推進を背景にスマートロックの需要が拡大しつつあります。一方で22年度から続いた大手賃貸住宅事業会社向けプロジェクトの昨年度末での完遂により、住宅関連製品の売上は前年同期を下回りました。 ロッカーシステム事業については、ゴルフ場の更衣室リニューアルをはじめロッカー入替え需要の高まりから大型案件を受注、オペレーション事業も訪日外国人増加に伴い順調に推移しました。一方で、前年同期は複数の特需があった反動もあり売上としては前年同期を下回りました。 なお、売上高は12,368百万円と前年同期に比べ、1,319百万円(△9.6%)の減収、セグメント利益は1,340百万円と前年同期に比べ、276百万円(△17.1%)の減益となりました。 セキュリティ機器事業(海外) セキュリティ機器事業(海外)におきましては、日本向け製品(電気錠)の生産の減少により、売上高は8,733百万円と前年同期に比べ、987百万円(△10.2%)の減収、セグメント利益は705百万円と前年同期に比べ、197百万円(△21.9%)の減益となりました。 ④ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、9,852百万円(前期比2.8%減)となり、前連結会計年度末に比べ286百万円減少しました。また、当連結会計年度における「営業活動によるキャッシュ・フロー」と「投資活動によるキャッシュ・フロー」との差額であるフリー・キャッシュ・フローは1,245百万円の支出となり、前年同期の1,976百万円の収入に対して3,222百万円の減少となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは3,666百万円の収入(前期と比べて2,226百万円収入が減少)となりました。主な収入要因は、税金等調整前当期純利益です。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは4,911百万円の支出(前期と比べて995百万円支出が増加)となりました。主な支出要因は、有形固定資産の取得による支出です。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは835百万円の収入(前期は1,903百万円の支出)となりました。主な収入要因は、短期借入金による収入です。 ⑤ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 自動車部品事業(日本)(百万円)   8,122   99.3 自動車部品事業(北米)(百万円)   15,680   88.9 自動車部品事業(アジア)(百万円)   15,454   107.0 自動車部品事業(欧州)(百万円)   20,171   125.1 セキュリティ機器事業(日本)(百万円)   12,365   48.8 セキュリティ機器事業(海外)(百万円)   2,952   116.1 合計(百万円)   74,746   88.7 (注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.金額は、販売価格によっております。 b.受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前年同期比(%)   受注残高(百万円)   前年同期比(%) 自動車部品事業(日本)   8,604   108.2   2,183   126.1 自動車部品事業(北米)   15,486   85.5   4,145   96.8 自動車部品事業(アジア)   16,687   117.6   4,622   144.0 自動車部品事業(欧州)   18,571   106.2   4,653   102.8 セキュリティ機器事業(日本)   12,485   93.5   2,641   105.5 セキュリティ機器事業(海外)   3,231   126.1   902   152.2 合計   75,065   101.9   19,148   113.7 (注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 自動車部品事業(日本)(百万円)   8,152   100.1 自動車部品事業(北米)(百万円)   15,623   87.9 自動車部品事業(アジア)(百万円)   15,274   105.4 自動車部品事業(欧州)(百万円)   18,379   108.7 セキュリティ機器事業(日本)(百万円)   12,347   90.5 セキュリティ機器事業(海外)(百万円)   2,921   114.1 合計(百万円)   72,699   98.9 (注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) 日産自動車株式会社 グループ   25,244   34.3   22,409   30.8 The Volkswagen Group   8,869   12.1   6,872   9.5 ※ 最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績のうち、当該販売実績の総販売実績に対する割合が10%未満の相手先につきましては記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 Ⅰ.財政状態及び経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループは、現在の事業環境及び入手可能な情報に基づき最善の経営方針を立案するように努めておりますが、近年のビジネス環境の変化に鑑みるに、国内外の企業とのグローバル競争が今後も予想されることから、当社グループを取り巻く環境は厳しい状況で推移するものと認識しております。こうした中、当社グループは、グローバル市場の急激な変化に的確に対応するため、安定した収益基盤の確立とお客さまの価値観とニーズに対応した新事業・新商品開発により、競争力の維持強化に向けた様々な取り組みを進めてまいります。今後、当社グループの想定を超えてグローバル市場が悪化した場合や、お客さまのニーズに対応する製品を開発・提供できない場合は、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 a.財政状態及び経営成績等 1) 財政状態 当連結会計年度末における総資産は、76,803百万円となり、前連結会計年度末に比べ9,022百万円増加しました。また、有利子負債は前連結会計年度末に比べ3,001百万円増加し、20,753百万円となりました。 各項目別の主な要因は次のとおりであります。 (資産の部) 流動資産は、売掛金が2,258百万円増加、原材料及び貯蔵品が664百万円増加したこと等により、前連結会計年度末に比べ4,160百万円増加し、42,990百万円となりました。 固定資産は、投資有価証券が1,692百万円増加、建設仮勘定が1,439百万円増加、リース資産が964百万円増加したこと等により、前連結会計年度末に比べ4,865百万円増加し、33,808百万円となりました。 (負債の部) 流動負債は、短期借入金が3,404百万円増加、未払金が1,194百万円増加、一年内償還予定の社債が1,000百万円増加したこと等により、前連結会計年度末に比べ6,143百万円増加し、30,989百万円となりました。 固定負債は、リース債務が603百万円増加しましたが、社債が1,010百万円減少、長期借入金が357百万円減少したこと等により、前連結会計年度末に比べ246百万円減少し、6,317百万円となりました。 (純資産の部) 純資産は、為替換算調整勘定が1,097百万円増加、その他有価証券評価差額金が1,053百万円増加、利益剰余金が1,026百万円増加したこと等により、前連結会計年度末に比べ3,125百万円増加し、39,496百万円となりました。この結果、自己資本比率は前連結会計年度末の52.3%から2.0ポイント低下し50.3%となりました。 2) 経営成績 (売上高) 当連結会計年度の売上高は、中国での日系車の販売不振・減産影響を大きく受け続けており、前連結会計年度に比べ812百万円減少し、72,699百万円となりました。 (売上原価) 当連結会計年度の売上原価は、前連結会計年度に比べ1,246百万円減少し、61,995百万円となりました。 (販売費及び一般管理費) 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ505百万円増加し、9,861百万円となりました。 以上の結果、当連結会計年度の営業利益は、前連結会計年度に比べ70百万円減少し、843百万円となりました。 (営業外損益) 当連結会計年度の営業外収益は、為替差益837百万円を計上したこと等により、前連結会計年度に比べ767百万円増加し、1,255百万円となりました。 当連結会計年度の営業外費用は、前連結会計年度に比べ311百万円減少し、480百万円となりました。 以上の結果、当連結会計年度の経常利益は、前連結会計年度に比べ1,008百万円増加し、1,618百万円となりました。 (特別損益) 当連結会計年度の特別利益は、子会社清算益387百万円を計上したこと等により、前連結会計年度に比べ418百万円増加し、440百万円となりました。 当連結会計年度の特別損失は、前連結会計年度に減損損失808百万円を計上していたこと等により、前連結会計年度に比べ930百万円減少し、162百万円となりました。 以上の結果、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は1,383百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失301百万円)となりました。 b.セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 セグメントの業績については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ③ 財政状態及び経営成績の状況」の項目をご参照ください。 Ⅱ.キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a.キャッシュ・フローの状況 キャッシュ・フローの分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ④ キャッシュ・フローの状況」の項目をご参照ください。 キャッシュ・フロー指標のトレンドは以下のとおりであります。 2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 自己資本比率   50.4   %   52.3   %   50.3   % 時価ベースの自己資本比率   23.6   %   15.7   %   15.6   % キャッシュ・フロー対有利子負債比率   2.47   年   3.01   年   5.66   年 インタレスト・カバレッジ・レシオ   24.0   倍   16.24   倍   9.36   倍 自己資本比率:自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い ※ いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。 b.資本の財源及び資金の流動性 ・資金需要 当社グループの事業活動における運転資金需要の主なものは当社グループの自動車部品事業とセキュリティ機器事業に係わる製造原価、販売費及び一般管理費になります。また、設備資金需要としては、生産能力増強の為の新規設備購入、既存設備の償却に伴う更新に加え、情報処理に使用されるソフトウェアを始めとする無形固定資産投資等があります。 ・財政政策 当社グループの事業活動の維持拡大に必要な資金を安定的に確保する為、内部資金の活用及び金融機関からの借入と社債の発行により資金調達を行っており、運転資金及び設備資金につきましては、国内、海外子会社のものを含め当社において一元管理しております。 当社グループでは、当社グループ全体での有利子負債の削減を図り財務安定性を高め、また、資金調達コストの低減に努める一方、資金効率化の見地からコミットメントラインの弾力的な利用による機動的な資金調達での流動性確保も行っております。当期末の有利子負債残高は20,753百万円となりました。また、グローバルな事業展開による為替変動リスクの影響を極小化すべく、地産地消型ビジネスの推進や外貨建資産・負債に対し、必要に応じて為替予約の活用も行っております。 ・Cash(手元流動性)の確保 当社グループでは、連結ベースにおける年間売上高の概ね1.5ヶ月分に相当する金額を手元資金として保有する方針の下で、2026年3月期末時点において約100億円(1.7ヶ月分)の現預金を保有しております。また、単体では複数の金融機関との間で締結しているコミットメントライン契約15億円を未使用額としている他、短期借入枠として190億円、合計で205億円を備え、手元流動性を確保しております。 c.経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 2023年度~2026年度の中期経営計画においては、連結売上高、同営業利益率、新商品売上高比率、自己資本比率、ROICを重要な指標と位置付け、基本方針である「新事業・新商品開発」 「収益基盤の強化」 「サステナビリティ経営の推進」を強力に推進してまいります。 当連結会計年度における各指標はそれぞれ「連結売上高」は72,699百万円、「同営業利益率」は1.2%、「新商品売上高比率」は32.3%、「自己資本比率」は50.3%、「ROIC」は1.2%となりました。 当社グループは、事業環境の不透明な見通しやグローバル競争が激化する中、外部環境に影響されにくい体質強化を優先課題として、基本方針を、国内拠点及び拡充した海外拠点の生産、間接業務の効率化等の諸施策を通じて、引き続き強力に推進してまいります。 Ⅲ.重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、決算日における資産及び負債の報告数値及び報告期間の収益・費用の報告数値に影響を与える見積り、仮定及び判断を使用することが必要となります。当社の経営陣は、連結財務諸表作成の基礎となる見積り、仮定及び判断を、過去の経験や状況に応じ合理的と判断される入手可能な情報により継続的に検証し、意思決定を行っております。ただし、これらの見積り、仮定及び判断は不確実性を伴うため、実際の結果と異なる場合があります。この差異は、当社グループの連結財務諸表に影響を及ぼす可能性があります。 ・有形固定資産、のれん、無形資産に係る減損判定において測定される回収可能価額 有形固定資産、のれん、無形資産に係る減損判定において、資金生成単位を判別したうえで、当該資金生成単位における売却費用控除後の正味売却価額と使用価値のいずれか高いほうを回収可能価額として測定しております。当該売却費用控除後の正味売却価額算定上の仮定、あるいは使用価値算定の基礎となる資金生成単位の使用期間中及び使用後の処分により見込まれる将来キャッシュ・フロー、割引率等の仮定は、将来の不確実な経済条件の変動によって影響を受ける可能性があり、将来にわたり、有形固定資産、のれん、無形資産に係る減損損失額に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ・引当金の測定 各引当金は、将来において債務の決済に要すると見込まれる支出の期末日における最善の見積りに基づいて測定しております。将来において債務の決済に要すると見込まれる支出額は、将来の起こりうる結果を総合的に勘案して算定しております。これら引当金の測定において使用される仮定は、将来の不確実な経済条件の変動によって影響を受ける可能性があり、将来にわたり、引当金の測定額に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ・法人税等の見積り 法人税等の算定に際しては、税法規定の解釈や過去の税務調査の経緯等、様々な要因について見積り及び判断が必要となります。そのため、各期末において見積った法人税等と、実際に納付する法人税等の金額とが異なる可能性があり、その場合、翌年度以降の法人税等の計上額に重要な影響を与える可能性があります。また、繰延税金資産については、将来減算一時差異等を利用できる課税所得が生じる可能性が高い範囲内で認識しておりますが、当該回収可能性の判断は、当社及び子会社の事業計画に基づいて決定した各将来事業年度の課税所得の見積りを前提としております。当該将来事業年度の課税所得の見積りは、将来の不確実な経済条件の変動によって影響を受ける可能性があり、将来にわたり、繰延税金資産の計上額に重要な影響を及ぼす可能性があります。

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出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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