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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

カネコ種苗

KANEKO SEEDS CO., LTD.1376 · Standard · 水産・農林業

種苗業界の老舗。野菜種子や花き品種など自社開発品種を強みに、国内外へ販売。造園工事や農業資材、施設材事業も展開。

概要

カネコ種苗は群馬県前橋市に本社を置く種苗・園芸用品の総合メーカーである。野菜・花・芝生の種子や苗、農業資材、園芸用品を手がけ、「カネコ」ブランドで知られる。家庭園芸からプロ農業まで幅広くカバーし、2025年5月期の売上高は645億円、従業員695人。東京証券取引所スタンダード市場に上場する。

4つの事業セグメントで構成される農業総合企業

カネコ種苗の事業は、種苗事業、花き事業、農材事業、施設材事業の4セグメントで構成される。種苗事業は野菜種子・牧草種子・ウイルスフリー苗・種イモの生産販売と造園工事、花き事業は家庭園芸向け花苗・野菜種苗や営利栽培農家向け花卉品種、農材事業は農薬・被覆肥料、施設材事業は農業資材販売と養液栽培プラント・温室の設計施工を担当する。2025年5月期のセグメント売上は、農材事業が319億円(全体の49.5%)、施設材事業が146億円(22.7%)、種苗事業が94億円(14.7%)、花き事業が84億円(13.0%)と、農材事業が売上の約半分を占める。

農材事業と施設材事業が成長を牽引、花き事業は低迷

2025年5月期の連結業績は売上高645億円(前期比4.7%増)、営業利益15億円(同2.2%増)と増収増益だった。農材事業は茎葉処理除草剤や殺虫剤の需要増、価格改定により5.8%増収。施設材事業は農業用フィルム更新需要や遮光資材販売増、温室完工増で9.9%増収し、セグメント利益は81.6%増の3.7億円となった。一方、花き事業は家庭園芸用品の需要低迷と高価格帯商品の買い控えで6.0%減収、セグメント損失2百万円(前期は84百万円の利益)に転落した。種苗事業はタマネギ・カボチャ・キャベツ種子の輸出が伸び4.0%増収だが、飼料作物種子のコストアップでセグメント利益は20.9%減の5.4億円だった。

国内販売が主体だがフィリピン・タイに生産拠点を保有

カネコ種苗の販売は国内が主体だが、野菜種子・牧草種子の委託生産や海外販売のため、フィリピンに連結子会社フィリピーナス・カネコ・シーズ・コーポレーション、タイに非連結子会社カネコ・シーズ・タイランド・カンパニー・リミテッドを持つ。また、飼料作物種子では東南アジアや東アジア、花き種苗ではヨーロッパ・南米などにも販路を広げる。野菜種子はタマネギ・キャベツ・カボチャ・トマトを中心に東南アジア・南アジア向けの品種開発を進め、自然災害リスク分散のため複数の地域で採種を行う。

業界の中での役割は種苗メーカーおよび農業関連商社。種苗から資材、施設まで農業の上流を包括的に供給。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
677億円
営業利益
17億円
営業利益率
2.5%
純利益
13億円
2026/5 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2026/5
事業売上構成比利益利益率
農材事業346億円51.0%16億円4.6%
施設材事業153億円22.6%5億円3.3%
種苗事業96億円14.2%5億円5.2%
花き事業83億円12.2%1億円1.2%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01農業(種苗)主力

野菜種子、牧草種子、ウイルスフリー苗・種イモを自社開発・委託生産し、国内および海外へ販売。造園・法面工事の請負施工も行う。

主な製品・サービス5
野菜種子
耐病虫性・収量性・良食味など高品質な特性を持つ自社開発品種を中心に、国内外へ販売。
牧草種子
飼料作物・緑肥作物・緑化工事用・芝草などの種子を自社開発または仕入れて販売。
ウイルスフリー苗
サツマイモなど、ウイルスフリー化した高品質な苗を販売。
種イモ
ヤマノイモ類などのウイルスフリー種イモを販売。
造園・法面工事(請負施工)
主に群馬県内で造園工事や法面工事の請負施工を行う。

02花き園芸準主力

家庭園芸愛好家向けに花き園芸用品や家庭菜園向け野菜種苗を、営利栽培農家向けに自社開発品種を販売。

主な製品・サービス2
家庭園芸向け種苗・資材
花苗、野菜種苗、球根、タネ、園芸資材をホームセンターや園芸専門店向けに販売。
営利栽培向け花き品種
ユーストマ、カーネーションなどの自社開発品種を花き生産者に販売。

03農業資材(農薬・肥料)準主力

農薬を中心に被覆肥料などを全国ネットで販売。住友化学と共同開発した被覆肥料「ベストマッチ」を主力とする。

主な製品・サービス2
農薬
農産物の安定生産に欠かせない農薬を全国に販売。
被覆肥料「ベストマッチ」
住友化学と共同開発した、肥料成分を樹脂でコーティングし効果が長期持続する肥料。

04農業施設・資材副次

農業資材の販売に加え、独自技術を活かした養液栽培プラントや温室の設計・施工、栽培技術指導、関連消耗資材の販売を行う。

主な製品・サービス3
養液栽培プラント
作物に合わせた養液栽培システムの設計・施工。植物工場にも対応。
温室
温度・湿度管理が可能な温室の設計・施工。
関連消耗資材
肥料、培地など、栽培に必要な消耗品を販売。

製品と技術

自社開発野菜種子:タマネギ・カボチャ・キャベツ等を東南アジアへ輸出

種苗事業の中核は野菜種子で、耐病虫性・収量性・良食味を備えた自社開発品種を中心とする。主力はタマネギ、キャベツ、トマト、カボチャで、国内販売に加えて東南アジアや南アジア向けの輸出が伸びている。2025年5月期はタマネギ種子の輸出と国内販売、カボチャ・キャベツ種子の輸出が好調で、種苗事業全体の売上は94億円(前期比4.0%増)となった。委託生産の一部はフィリピンの連結子会社が担当し、自然災害リスク分散のため複数地域で採種を行う。

ウイルスフリー苗・種イモ:バイオ技術で作出した高品質な種苗

1987年に波志江研究所のバイオテクノロジー技術により、ナガイモ、ヤマトイモ、サトイモ等のミニチューバー(ウイルスフリーの小さい種イモ)の作出に成功した。現在もサツマイモのウイルスフリー苗やヤマノイモ類のウイルスフリー種イモを自社開発し、全国ネットで販売する。収量性・良食味の高品質な形質を備えた品種が特徴で、農業生産者の安定生産に貢献している。

花き事業:家庭園芸向けと営利栽培向け、ユーストマ等で受賞歴

花き事業は家庭園芸愛好家向けに花苗、球根、野菜種苗などをホームセンター・園芸専門店経由で販売する。営利栽培農家向けにはユーストマやカーネーション等の自社開発品種を供給し、ジャパンフラワーセレクション切り花部門で最高賞を2年連続獲得した実績を持つ。2025年5月期は家庭園芸用品の需要低迷で減収・セグメント損失となったが、付加価値の高い品種開発を継続している。

農材事業:農薬・被覆肥料「ベストマッチ」を全国販売

農材事業は農薬の販売を中心とし、被覆肥料等も扱う。住友化学株式会社と共同開発した被覆肥料「ベストマッチ」は、樹脂コーティングにより肥料効果が長期持続する製品で、全国の農業生産者に販売される。2025年5月期は茎葉処理除草剤や殺虫剤の需要増、価格改定により売上高319億円(前年比5.8%増)と全セグメント中最大の売上を計上した。

施設材事業:養液栽培プラントと温室の設計施工

施設材事業では農業資材の販売に加え、自社開発の養液栽培プラントや温室の設計・施工を行う。種苗会社として培った栽培技術を生かし、各作物に適したプラントを提案する。栽培技術指導や関連消耗資材の販売も実施。2025年5月期は農業用フィルムや温室部材の更新需要、遮光資材の需要増、温室完工増により売上高146億円(同9.9%増)、セグメント利益は81.6%増と大幅に改善した。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

水産・農林業のなかでの位置

種苗で国内大手、農産物需要に依存

種苗業界ではサカタのタネが圧倒的な規模を誇り、同社はその次点に位置する中堅企業である。極洋やニッスイは水産加工が主体であり、直接の競合ではないが、農業関連の周辺事業で一部交差する。売上高は677億円まで成長し、国内の農業需要に支えられている。営業利益率は2%台と低い水準に留まり、コスト構造の改善が課題である。農産物価格の変動や気候リスクの影響を受けやすいビジネスモデルといえる。

強み

  • 売上高が616億円から677億円へ増加し、安定した需要を享受している。
  • サカタのタネに次ぐ大手として、国内市場で確かなプレゼンスを有する。
  • 野菜や花卉など幅広い種苗を提供し、農業生産者のニーズに対応。
  • 全国的な販売網と生産体制を構築し、安定供給を実現している。

課題

  • 営業利益率が2%台前半と低く、収益性向上が大きな課題である。
  • 異常気象による作柄変動が種苗需要に与える影響を軽減する必要がある。
  • サカタのタネとの規模差が大きく、研究開発投資で劣後する可能性。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

水産・農林業の時価総額近傍。太字がカネコ種苗

時価総額で並べると、掲載10社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
11333Umios1,976億円8.9倍
21379ホクト726億円11.4倍
31301極洋568億円8.2倍
41375ユキグニファクトリー466億円15.7倍
51381アクシーズ200億円6.8倍
61376カネコ種苗191億円13.5倍
71384ホクリヨウ187億円4.8倍
81383ベルグアース48億円45.4倍
91380秋川牧園42億円189.4倍
101382ホーブ7億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 31件

金子才十郎商店を母体に1947年独立、種苗卸部門が出発点

カネコ種苗の起源は、前身である群馬県種苗統制株式会社(後に群馬県農産種苗株式会社)の卸販売部門が1947年6月に独立したことに始まる。資本金18万円で前橋市栄町(現千代田町)に発足した。その後、1948年6月に群馬種苗株式会社と商号変更した群馬県農産種苗株式会社と1963年6月に合併し、資本金1000万円となる。1967年11月には本社を現在の前橋市古市町に新築移転した。

1970〜80年代の事業拡大:東京緑肥種子合併とフィリピン進出

1973年8月、東京緑肥種子株式会社を合併し東京支店を新設、種苗営業部門に緑飼部を発足させた。1977年4月には前橋市千代田町に株式会社カネコガーデンショップを設立。1981年11月には日本証券業協会に店頭登録。1982年10月、フィリピンに現地法人フィリピーナス・カネコ・シーズ・コーポレーション(現連結子会社)を設立し、海外生産拠点を初めて持った。1985年8月にはバイオテクノロジー研究専門の波志江研究所を伊勢崎市に建設し、技術開発に乗り出した。

バイオ技術でウイルスフリー種イモ成功、1990年代に複数合併

1987年12月、波志江研究所のバイオテクノロジー技術によりナガイモ、ヤマトイモ、サトイモ等のミニチューバー(ウイルスフリーの小さい種イモ)の作出に成功。1990年9月にはタイに現地法人カネコ・シーズ・タイランド・カンパニー・リミテッドを設立。1991年から1997年にかけて、株式会社三福、株式会社宇塚至誠堂、協和産業株式会社、株式会社コバヤシ、株式会社ナカジマ園芸を相次いで合併し、事業規模を拡大した。

事業譲受で品揃え強化、2004年ジャスダック上場

2000年代に入ると、他社からの事業譲受で品揃えを拡大した。2002年4月に日本たばこ産業株式会社から花卉品種の知的財産権等を譲受、同年10月に株式会社アスカムの農薬販売営業、12月に木徳神糧株式会社の園芸用品販売営業、2003年1月に安藤株式会社の農薬販売営業をそれぞれ譲受。2004年12月には日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場した。

2010年代:ベルデ九州買収と前田農薬合併で東証一部へ

2010年3月に株式会社ベルデ九州の株式51%を取得し、2012年3月に残り49%を追加取得して完全子会社化、同年6月に合併。2014年6月には前田農薬株式会社の株式100%を取得し完全子会社化、2017年12月に合併した。この間、2015年8月に東京証券取引所市場第二部に市場変更、2016年5月に市場第一部に指定された。2018年4月には日東農産種苗株式会社から野菜品種の遺伝資源等を譲受した。

スタンダード市場移行と子会社清算、現状

2021年2月、子会社の株式会社カネコガーデンショップを清算。同年、東京証券取引所の市場区分見直しにより市場第一部からスタンダード市場に移行した。2025年5月期の売上高は645億円、営業利益15億円と安定的な水準を維持している。中期経営計画では「ハイテクと国際化」を基本方針に、研究開発推進とグローバル展開を掲げる。

年表31件を開く

1940年代

  • 1947年6月創業当社は金子才十郎商店を母体とした群馬県種苗統制株式会社(後に商号変更し群馬県農産種苗株式会社となる)の卸販売部門が独立し、資本金18万円にて前橋市栄町(現千代田町)に発足。

1960年代

  • 1963年6月M&A当社が群馬種苗株式会社(群馬県農産種苗株式会社より1948年6月に商号変更)と合併。(資本金1,000万円)
  • 1967年11月前橋市古市町(現所在地)に本社を移転。

1970年代

  • 1973年8月創業東京緑肥種子株式会社を合併し東京支店を新設、種苗営業部門に緑飼部を発足。
  • 1977年4月創業前橋市千代田町に株式会社カネコガーデンショップを設立。

1980年代

  • 1981年11月日本証券業協会に店頭登録。
  • 1982年10月フィリピンに現地法人フィリピーナス・カネコ・シーズ・コーポレーション(現・連結子会社)を設立。
  • 1985年8月バイオテクノロジー研究専門の波志江研究所を伊勢崎市に建設。
  • 1987年12月バイオテクノロジー技術によりナガイモ、ヤマトイモ、サトイモ等のミニチューバー(ウイルスフリーの小さい種イモ)の作出に成功。

1990年代

  • 1990年9月タイに現地法人カネコ・シーズ・タイランド・カンパニー・リミテッド(現・非連結子会社)を設立。
  • 1991年12月M&A株式会社三福並びに株式会社宇塚至誠堂を合併。
  • 1992年12月M&A協和産業株式会社を合併。
  • 1996年12月M&A株式会社コバヤシを合併。
  • 1997年12月M&A株式会社ナカジマ園芸を合併。

2000年代

  • 2002年4月日本たばこ産業株式会社より、花卉品種に係る知的財産権等の一部を譲受。
  • 2002年10月株式会社アスカムの農薬の販売に係る営業を譲受。
  • 2002年12月木徳神糧株式会社の園芸用品の販売に係る営業を譲受。
  • 2003年1月安藤株式会社の農薬の販売に係る営業を譲受。
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。
  • 2007年1月株式会社ゲン・コーポレーションの飼料作物種子の育種・生産・販売に係る事業を譲受。

2010年代

  • 2010年3月株式会社ベルデ九州の株式51%を取得。
  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場。
  • 2012年3月M&A株式会社ベルデ九州の株式49%を追加取得し、完全子会社化。
  • 2012年6月M&A株式会社ベルデ九州を合併。
  • 2013年7月上場大阪証券取引所と東京証券取引所の現物市場統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。
  • 2014年6月M&A前田農薬株式会社の株式100%を取得し、完全子会社化。
  • 2015年8月東京証券取引所市場第二部に市場変更。
  • 2016年5月東京証券取引所市場第一部に指定。
  • 2017年12月M&A前田農薬株式会社を合併。
  • 2018年4月日東農産種苗株式会社が自社開発した野菜品種(主にパセリ・レタス・エダマメ)の遺伝資源及び生産・販売に関する事業や、花き種苗の遺伝資源などを譲受。

2020年代

  • 2021年2月株式会社カネコガーデンショップを清算。東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場に移行。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/5期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    ハイテクと国際化による研究開発とグローバル展開

    基本方針「ハイテクと国際化」のもと、新商品・新技術の研究開発を推進するとともに、種子の生産・販売両面での全国展開・海外展開を進める。

  2. 02

    国内農業課題の解決とスマート農業の推進

    食料安全保障や生産性向上・省力化のため、収量性・耐病虫性に優れた野菜・飼料品種を開発し、ドローン散布や生分解性資材などスマート農業を実装化する。

  3. 03

    海外市場向け品種開発と安定生産体制の構築

    東南アジア・南アジアなど熱帯圏向けの野菜品種や、各地域のニーズに合った飼料・花き品種を開発。異なる気候での採種によりリスク分散し安定供給を確立する。

  4. 04

    サステナビリティへの取り組みとサーキュラーエコノミー

    廃食油や廃プラスチックを農業用燃料に転換する技術開発を進め、他業種と連携してCO₂排出削減と循環型農業を実現する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 11期分

グループ全体で677人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は642万円で、10期前と比べて+15.5%平均年齢は42.1歳、平均勤続年数は13.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年5月599
2017年5月653
2018年5月653
2019年5月55542.213.0671
2020年5月56042.013.4667
2021年5月57442.013.2671
2022年5月59341.913.2666
2023年5月59041.612.9685
2024年5月60941.312.7701214
2025年5月59641.713.2695216
2026年5月64242.113.6677251

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年5月期・提出会社(単体)
女性管理職比率6.0%
縦線は目安の30%
女性役員比率15.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率76.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)59.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 0 / 海外 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社 — 群馬県前橋市2,218百万円
全社、種苗 花き、農材 施設材
くにさだ育種農場 — 群馬県伊勢崎市1,396百万円
種苗
波志江研究所 — 群馬県伊勢崎市911百万円
種苗、花き 施設材
土浦支店 — 茨城県土浦市462百万円
種苗、花き 農材、施設材
仙台支店 — 仙台市若林区404百万円
種苗、花き 農材、施設材
宇都宮支店 — 栃木県宇都宮市386百万円
種苗、花き 農材、施設材
千葉支店 — 千葉県八街市347百万円
種苗、花き 農材、施設材
甲府支店 — 山梨県中央市275百万円
種苗、花き 農材、施設材
盛岡支店 — 岩手県盛岡市272百万円
種苗、花き 農材、施設材
熊谷支店 — 埼玉県熊谷市268百万円
種苗、花き 農材、施設材
ほか15件の開示あり
主な関係会社
  • 海外
    フィリピーナス・カネコ・シーズ・コーポレーション
    フィリピン
    議決権99.9%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 補助金
    野菜種子安定供給緊急対策事業補助金
    農林水産省 · 2024-02-26
    1,732万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年5月期の売上高は677億円営業利益17億円前期と比べると増収増益で、売上が+5.0%、利益が+13.3%。

売上高
+5.0%
677億円
営業利益
+13.3%
17億円
純利益
+8.3%
13億円
営業利益率
2.5%
前期比 +0.2%pt

会社が出している今期の予想2027年5月期

項目会社予想前期実績
売上高700億円677億円
営業利益20億円17億円
純利益17億円13億円
1株あたり配当¥48¥48

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は389億円、営業利益は12億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+6.9%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q11110.91
2023年4Q2289
2024年1Q13732.22
2024年2Q12810.81
2024年3Q119−1−0.80
2024年4Q232125.29
2025年2Q28131.13
2025年4Q364123.39
2026年2Q28851.74
2026年4Q389123.19

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 15期分

2012年5月期からの15期で、売上は514億円から677億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は2.5%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
株式会社ベルデ九州の株式49%を追加取得し、完全子会社化。
2012年5月514169
大阪証券取引所と東京証券取引所の現物市場統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。
2013年5月540159
前田農薬株式会社の株式100%を取得し、完全子会社化。
2014年5月5651911
2015年5月5882314
2016年5月5812315
前田農薬株式会社を合併。
2017年5月5782115
2018年5月5911910
2019年5月5861913
2020年5月5821611
2021年5月6081814
2022年5月6071913
2023年5月6221914
2024年5月61615162.412
2025年5月64515172.312
2026年5月67717182.513

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年5月期

売上高677億円のうち、営業利益として残るのは17億円2.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は13億円、売上の1.9%にあたる。営業利益率は業種中央値3.8%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金85.4%578億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金12.0%81億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.5%17億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
14.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.3pt
2.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.6pt
1.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比4.3pt
5.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 15期分

2026年5月期は営業CFが19億円、投資CFが−20億円で、差し引きのフリーCFは−1億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は16億円で、売上の0.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年5月7−1−4619
2013年5月5−2−4318
2014年5月13−3−81020
2015年5月13−2−71124
2016年5月23−2−62139
2017年5月170−131744
2018年5月15−7−3849
2019年5月9−9−4046
2020年5月6−3−5344
2021年5月23−8−41555
2022年5月6−8−5−248
2023年5月−16−5−6−2121
2024年5月22−5−61733
2025年5月2−12−6−1016
2026年5月19−200−116

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 15期分

2026年5月期の総資産は542億円。このうち返さなくてよい自己資本が267億円で、自己資本比率は49.4%(業種中央値39.6%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年5月37212324933.1
2013年5月38513125434.2
2014年5月40814026834.3
2015年5月44115428735.0
2016年5月43216227037.5
2017年5月43417725740.8
2018年5月45018726341.6
2019年5月45519625943.1
2020年5月46820426443.6
2021年5月47521725845.7
2022年5月48922626346.3
2023年5月46723523250.3
2024年5月48724424250.2
2025年5月49325024350.7
2026年5月54226727449.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年5月期の内訳
現金及び預金
19億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
223億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
274億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
68
/ 100
安定性自己資本比率33 / 40
収益力営業利益率5 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

水産・農林業 12社との比較

同じ水産・農林業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率12社中5位あたり、逆に低いのはROE12社中10位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
5.1%/中央値 9.4%
P25 5.6%P75 11.0%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
2.5%/中央値 3.8%
P25 2.2%P75 11.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
49.4%/中央値 39.6%
P25 35.2%P75 55.2%
売上成長率前期からの売上の伸び
5.0%/中央値 4.4%
P25 2.8%P75 10.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.0%/中央値 2.9%
P25 2.1%P75 3.4%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,626で、1年前と比べて+18.9%過去52週の値幅のなかでは53%の位置にある。

¥1,626-0.6%1ヶ月+7.2%1年+18.9%時価総額191億円
過去52週の値幅
安値¥1,364高値¥1,859

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)13.5倍
PER (会社予想)10.8倍
PBR0.67倍
配当利回り2.95%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は1498円(7/10)、25日線1449円を+3.4%上回り上昇トレンド。週足も右肩上がりで、52週高値1859円からは-19.4%の水準。出来高は直近で平均をやや上回り、買い優勢の地合いが続いている。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERは12.87倍と業界平均30.46倍を大幅に下回り、PBRも0.6339倍と低水準。ROEは4.9%と低いが、配当利回り3.1%は業界平均2.98%を上回る。売上高は緩やかに増加しており、2026/5期の純利益も13億円と安定。割安だがROEの低さは収益性の懸念材料。総合的に割安と評価する。

指標この会社業種平均
PER (実績)13.5倍30.4倍
PER (予想)10.8倍
PBR0.67倍1.40倍
ROE5.1%9.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

国内農業の縮小や担い手不足が続く中で、種苗需要がどう変化するかが焦点。強気派は、高付加価値品種の開発や海外展開の可能性、農業の効率化ニーズを追い風と見る。一方、弱気派は、市場の成長鈍化や競争激化による価格競争を懸念する。また、天候不順や疾病による需要変動リスクも論点となる。

プラスに働く材料7
  • 高付加価値品種の開発力

    研究開発に注力し、病気耐性や収量性に優れた品種を市場に投入している。

  • 海外市場の成長余地

    アジアを中心に食文化の変化で種苗需要が拡大する可能性がある。

  • 安定した収益基盤

    売上高は堅調に推移し、営業利益率も2%台を維持している。

  • 2026年5月期は営業利益17億円と増益計画決算発表後影響

    売上高677億円、営業利益17億円。前期比で売上高5%増、営業利益13%増を見込む

  • 予想PER10.3倍と割安修正余地継続影響

    現在PER12.9倍に対し会社予想ベースPER10.3倍と約20%割安

  • 3期連続増収で売上高最高更新通年影響

    売上高は616億→645億→677億円と伸びが継続

  • 配当利回り3.1%と相対的に高い継続影響

    配当利回り3.1%は低位株の下支え要因

マイナスに働く材料7
  • 国内農業の縮小

    農家数の減少や耕作放棄地の増加で、国内種子需要は長期的に減少傾向。

  • 競争の激化

    国内外の種苗会社が参入し、価格競争やシェア争いが激しくなっている。

  • 天候リスク

    不作や気象変動が種子販売に影響し、業績が不安定になる恐れ。

  • 営業利益率2.5%と低収益が続く2026年Q2影響

    2026年5月期の営業利益率2.51%と、売上高の伸びが利益率改善に結びつかない

  • 純利益は13億円とほぼ横ばい決算発表後影響

    純利益は12億→12億→13億円と2期でわずか1億円増にとどまる

  • 外国人持ち分3.5%と需給が細い継続影響

    外国人持ち分比率は3.5%と低く、外部からの買いが入りにくい

  • ROE4.9%の低資本効率が重し継続影響

    ROE4.9%ではPBR0.63倍は割安に見えるが、資本効率改善には時間がかかる

次の決算で確かめる点
海外売上高比率
海外展開の進捗を測り、成長市場での競争力を確認するため。
新品種の販売数量
研究開発の成果が売上に寄与しているかを判断するため。
農家一戸当たりの売上額
顧客の購買力やシェアの変動を把握するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり48で、前期から+26.3%いまの株価に対する利回りは2.95%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥48
1株あたり
配当利回り
2.95%
いまの株価に対して
配当性向
40.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年5月2620.9
2018年5月260.030.5
2019年5月287.725.7
2020年5月280.029.6
2021年5月280.023.0
2022年5月293.627.0
2023年5月316.925.7
2024年5月336.532.4
2025年5月3815.235.7
2026年5月4826.340.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥48

株主

有価証券報告書より

2026年5月期末の株主数は延べ4,373人。区分でいちばん多いのは個人・その他55.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が39.9%を占め、残る60.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年5月%2022年5月%2023年5月%2024年5月%2025年5月%2026年5月%
個人・その他47.447.549.052.452.755.7
事業法人19.719.920.020.020.120.0
金融機関24.424.524.122.222.419.9
自己株式0.31.12.23.54.45.9
外国法人7.06.95.53.93.53.1
証券会社1.51.11.41.51.31.3

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株 式会社(信託口)6.15
02株式会社あかぎ興業5.04
03株式会社群馬銀行4.16
04カネコ種苗従業員持株会4.03
05株式会社東和銀行2.63
06INTERACTIVE BROKERS LLC (常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)2.17
07カネコ種苗みどり会2.13
08金子 和代1.87
09金子 教子1.79
10金子 美哉子1.58

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 15期分

1株利益は15期で+62%、1株純資産は15期で+133%。直近期のROEは5.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年5月741,0487.28.929.6
2013年5月751,1197.012.326.2
2014年5月971,1928.49.123.7
2015年5月1161,3159.310.521.5
2016年5月1251,3809.310.521.8
2017年5月1271,5068.811.420.9
2018年5月831,5955.419.330.5
2019年5月1091,6716.712.325.7
2020年5月961,7495.614.929.6
2021年5月1231,8606.812.023.0
2022年5月1121,9575.916.127.0
2023年5月1242,0546.211.525.7
2024年5月1032,1634.913.732.4
2025年5月1072,2454.912.935.7
2026年5月1202,4395.111.640.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

23名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は23名。2026/5期の役員報酬は総額195百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢
金子昌彦代表取締役社長 企画推進室担当70
長谷浩克専務取締役 管理部門・リスク管理担当64
伊藤一貴専務取締役 農材事業・施設材事業担当66
宮下毅常務取締役 種苗事業・花き事業担当62
榛澤英昭取締役 くにさだ育種農場長、波志江研究所担当63
島川智之取締役 外国部長57
丸山和貴取締役75
山口恵美子取締役59
竹下裕理取締役49
山口勇常勤監査役68
加藤真一監査役52
細野初男監査役74
残りの役員11名を開く
氏名役職年齢
小板橋信也監査役65
玉井隆行上席執行役員
倉品壮一郎上席執行役員
皆川康雄執行役員
徳弘晃二執行役員
竹裕之執行役員
前田直己執行役員
野口総一郎執行役員
堀越英夫執行役員
村田求之執行役員
上島武執行役員

役員報酬の内訳2026/5

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)61372216027
社外取締役624244
監査役1111111

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/5期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,414字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社及び子会社2社で構成され、種苗の生産・販売及び造園・法面工事の請負施工、花き園芸用品、農薬・被覆肥料等の販売、農業資材の販売及び養液栽培プラント・温室の設計・施工を行っております。 当社グループの各事業の内容と、当社及び関係会社の当該事業に係る位置付けは、次のとおりであります。 なお、次の4部門は「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 (1)種苗事業 野菜種子や牧草種子、ウイルスフリー苗及び種イモの委託生産・仕入・販売及び造園・法面工事の請負施工を行っております。 ・野菜種子 耐病虫性・収量性・良食味等の高品質な特性を備えた自社開発品種を中心に、日本国内はもとより海外へも販売しております。また、その委託生産の一部と海外販売の一部を連結子会社であるフィリピーナス・カネコ・シーズ・コーポレーション及び非連結子会社であるカネコ・シーズ・タイランド・カンパニー・リミテッドが行っております。 ・牧草種子 飼料作物種子・緑肥作物種子・緑化工事用種子・芝草種子を自社開発又は仕入れて、全国ネットや一部海外で販売しております。また、その委託生産の一部を連結子会社であるフィリピーナス・カネコ・シーズ・コーポレーション及び非連結子会社であるカネコ・シーズ・タイランド・カンパニー・リミテッドが行っております。 ・ウイルスフリー苗及び種イモ 収量性・良食味等の高品質な形質を備えた品種を自社開発し、サツマイモのウイルスフリー苗やヤマノイモ類のウイルスフリー種イモを全国ネットで販売しております。 ・造園・法面工事の請負施工 主に群馬県内において、造園工事や法面工事の請負施工を行っております。 (2)花き事業 家庭園芸愛好家向けに花き園芸用品や家庭菜園向けの野菜種苗等の販売を行っているほか、営利栽培農家向けに自社開発品種の販売を行っております。 ・家庭園芸向け販売 ホームセンター・園芸専門店・園芸卸会社等を通じて、花苗、家庭菜園向け野菜種苗、球根、花・野菜のタネ、関連の家庭園芸資材を全国ネットで販売しております。 ・営利栽培農家向け販売 ユーストマ・カーネーション・デルフィニウム等の自社開発品種を全国の花き生産者向けや一部海外に販売しております。 (3)農材事業 農薬の販売を中心に被覆肥料等の販売も行っております。 ・農薬の販売 農産物の安定生産に欠かせない農薬を全国ネットで販売しております。 ・被覆肥料等の販売 住友化学株式会社と当社が共同開発した各種肥料成分を樹脂でコーティングした、効果が長期に持続する被覆肥料「ベストマッチ」を販売しております。 (4)施設材事業 農業資材を仕入れ販売しているほか、当社独自の養液栽培プラント及び温室を設計・施工し、販売しております。 ・農業資材の販売 農業の効率化や農産物の安定生産に欠かせない農業資材を全国ネットで販売しております。 ・養液栽培プラント・温室の設計・施工 種苗会社の中で長年培われた独自の栽培技術を生かし、各作物に合った養液栽培プラント、植物工場及び温室の設計・施工をしております。それに加え、栽培技術指導を行い、肥料、培地などの関連消耗資材も販売しております。 当社及び当社グループの当該事業における位置付けを図示すると以下のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,519字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、農業関連の総合企業として、また、グリーン事業のトータルプランナーとして農業及び園芸の発展に努めてまいりました。 当社グループは次のものを「信条」に掲げ、社業を推進しております。 「大同に生きる経営」 1.社会に必要とされ、社会に貢献する価値ある会社に育てよう。 2.働くものにとって、その人生を託するに値する生きがいのある職場をつくろう。 3.われわれのあげた成果によって会社の存在意義と価値を高めよう。 厚い蓄積によって安定した会社 適正な配分によって信頼される会社 合理的投資によって成長する会社 その意義は、企業の社会的責任を全うし、社会に必要とされ、貢献できる会社のみが、安定した企業として成長できるという堅い信念を表わしています。 これを実現するため、「ハイテクと国際化」を経営の基本方針として、新商品・新技術の研究開発と、種子の生産・販売両面での積極的な全国展開、海外展開に取り組んでおります。 (2) 経営環境、経営戦略、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社を取り巻く環境 当社は、農業分野を中心に、家庭園芸の分野などでも事業を展開しております。日本国内においては、労働人口の減少や高齢化により市場は縮小傾向にあり、食料自給率は依然として低位で推移していることから、生産性向上及び国内生産基盤強化の重要性は一層高まっております。また、農業資材価格や物流費、人件費の上昇により生産現場におけるコスト負担が増加しており、省力化や収益性向上への対応も重要な課題となっております。 一方、海外においては、人口増加や生活水準の向上による食の多様化、地政学的リスクの高まりや世界的な気候変動により、安定的な食料生産への関心が高まっております。このような環境のもと、各地域のニーズに対応した良質な種苗の需要は拡大しており、当社の事業機会も一層広がっております。 当社は中期経営計画の2年目を迎え、「ハイテクと国際化」の経営方針のもと、さらに研究開発を推進し、グローバル展開の強化に向けて新たな販売体制の構築を進めております。国内外においてイノベーションにより新しい価値を創造することで、農業におけるこうした課題の解決に積極的に取組んでまいります。また、当社の社会的責任を果たすべく、温室効果ガス排出抑制や資源循環の推進といった社会的課題にも積極的に取組み、持続可能な社会・持続可能な農業の実現に努めてまいります。 国内農業への対応 食料安全保障の観点から過度な輸入依存からの脱却が求められていることや、国民一人一人が確実に食料を入手できるシステムの構築が必要であることから、国内生産の重要性は非常に高まっております。当社では野菜種子において、収量性や耐病虫性・高発芽性を備えた品種を開発し、食料の安定生産へ貢献してまいります。また、生産コストの上昇や労働力不足への対応として省力化に資する品種開発を進めるとともに、付加価値を高めた品種開発も進めることで、生産者の収益性向上に努めてまいります。 多くを輸入に頼る飼料についても、良質な飼料作物種子を国内で開発し、市場より高い評価を得ております。国内の環境・ニーズに合致した品種を継続して開発し、自給率向上と畜産経営の安定化に貢献してまいります。また、当社の主力作物である緑肥作物やカバークロップにおいては、土壌改良や肥料代替効果に加えて環境負荷軽減への貢献も期待されることから、「みどりの食料システム戦略」が目指す持続可能な生産体制構築に向けて普及に努めてまいります。 近年は温暖化による新たな病害虫の発生や栽培環境の変化が、農業経営に大きな影響を及ぼしており、その対応は重要な課題となっております。当社はスマート農業技術の活用や新たな農業資材の提案を通して、生産性向上と環境負荷軽減の両立を図るとともに、高いコスト競争力と「農業関連の総合企業」としての強みを活かし今後も国内農業に貢献してまいります。 また、園芸の分野では、「グリーン事業のトータルプランナー」として、多様化するニーズに対応した苗や園芸資材を、幅広い販売チャネルを通して供給しております。営利栽培農家向けでは、花色や生産性に優れた品種開発を行い、国内のみならず海外のコンクールにおいても最高賞を受賞するなど継続して高い評価を得ており、引き続き付加価値の高い品種を市場に供給してまいります。 海外農業への対応 世界的には人口増加による食料需要の増大に加え、温暖化などの気候変動により栽培環境が著しく変化し、食料不足を助長する要因となっております。こうした状況の中、野菜種子関係においてはタマネギやキャベツ、トマト、カボチャを中心として海外市場ニーズを満たす品種の普及を進めることで、安定的な食料生産に貢献してまいります。また、当社は海外展開を成長戦略の重要な柱として位置づけており、新たな海外販売拠点の整備を進め、各地域における顧客基盤の強化と市場開拓を進め、海外売り上げの拡大に取組んでまいります。飼料作物や花き種苗においても各地域のニーズを把握し、当地の栽培環境に適した品種の開発・普及に努めてまいります。 温暖化などの気候変動は、食料生産の面に加え、種子生産の面でもネガティブな影響を及ぼしております。当社は世界各地に採種拠点を設けることで自然災害リスクを分散しており、より安定した種子生産体制を確立していくことも当社の重要な課題となります。積極的な設備投資を行い、採種技術や品質管理体制の高度化を進め、生産性の高い高品質種子の供給構造をより一層盤石なものとしてまいります。 また、当社は環境やサステナビリティに関する社会的課題についても、農業を通して解決に取組んでまいります。資源循環や再生可能エネルギーの活用を推進するとともに、関係企業との連携を通して環境負荷軽減に取組み、農業と地域社会の持続的な発展に貢献してまいります。
事業等のリスク3,516字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 種子等の品質について 種子等の品質管理には万全を期しておりますが、種子等は本質的に生物であり、万全の注意を払って採種や管理を行ったとしても、天候その他予期せざる要因により品質劣化や病害発生のリスクがあります。採種技術の指導体制や種子検査体制の充実を図り、種子の品質確保や品質レベルが低いあるいは病害リスクのある種子の選別廃棄を随時行っております。それでも、ユーザーの求める純度・発芽率・健全性等の条件を満たす種子のみを供給できるものではなく、種子の十分な品質レベルが確保できないことにより販売に支障をきたすなどして、当社グループの業績が悪影響を受ける可能性があります。 (2) 種子の作柄について 当社グループは、野菜・牧草・花の種子等の販売を事業の主力として営んでおります。これらの生産の多くは、主に国内及び海外の業者に委託しておりますが、その生産の形態は、野外の農地に植えつけることにより採種する場合が大部分であります。こうした形態から、生産量や品質が天候等の自然条件に、おのずと大きく左右されることとなります。作柄が不良となることに備え、比較的長期間の販売に耐えうる在庫量を確保しておくことや、安定的な種子供給のため、地球上の異なる地域・気候を利用して採種することなどの対応を行っております。しかしながら、天候不順等による不作により、種子等が品不足となって販売に支障をきたし、当社グループの業績が悪影響を受ける可能性があります。 (3) 育種開発リスク 当社グループの種子等の開発期間は10年超を要すものもあり、その期間を大幅に短縮することは容易ではありません。また、長期間開発に努力しても、期待する成果が必ずしも得られるものではありません。より良い開発成果を得るためには、優秀な人材と有用な遺伝資源及び新技術に関する情報収集が重要であり、常にそれらに注意を払いリスク回避に努めております。それでも開発成果が得られず、当社グループの業績が悪影響を受ける可能性があります。 (4) 人材の確保・育成に関するリスク 当社グループは「ハイテクと国際化」を経営の基本とし、新商品・新技術の研究開発と種子の生産・販売両面でのグローバル展開を志向しております。これらを実現するためには、研究開発に高度な能力を発揮し、また、困難な環境や多様な文化のなかでも業務を遂行できる有用な人材が必要となり、そのような人材を確保するため、採用活動の充実や入社後の人材育成の強化を図っております。しかしながら、これらの適切な人材が十分に確保・育成ができない場合、長期的な視点から当社グループの事業展開や業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 国内農業に関する影響 日本国内の農業の状況は、人口減少と少子高齢化による食料消費の低迷や農業従事者の高齢化といった構造的問題が発生しており、非常に厳しい状況にあります。当社グループは、新商品・新技術の研究開発や、得意先のニーズを的確に捉えた営業活動に意を払うことで、業容拡大や業績向上に努めておりますが、当社グループの事業の多くが国内農業関連であることから、当該国内農業の状況に少なからず影響を受けております。 (6) 法的規制や制度改革等によるリスク 当社グループの事業は、種苗法・植物防疫法・農薬取締法・毒物及び劇物取締法・建設業法など、さまざまな法的規制を受けております。コンプライアンス強化に努めておりますが、法令等を遵守できなかった場合や法的規制の変更の場合等で、事業活動が制限されるなどにより、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 海外取引に関するリスク 各種種子等の生産は、その委託先に多くの海外業者が含まれております。また、販売についても野菜種子を中心に輸出を行っております。これら海外取引の一部には以下のようなリスクが内在しており、それらが顕在化した場合、当社グループの業績が悪影響を受ける可能性があります。 ・ 円安に伴う仕入コストの上昇や、円高に伴う販売金額の目減り等の為替相場変動のマイナス影響 ・ 政治・経済等の不安定 ・ 紛争や政変・クーデター ・ 海運等の物流コストアップ ・ 法律や制度における想定外の制定や改廃 (8) 自然災害、事故、新型コロナウイルス感染症等によるリスク 大規模な自然災害や事故が発生し、その影響で広範囲にわたり農業生産が不能あるいは困難となった場合や一般家庭が甚大な被害を受けた場合、農業生産者向けの種苗・農薬・農業資材や一般家庭向けの園芸用品などの販売が減少するケースなどが考えられます。また、新型コロナウイルス感染症が、当社グループの従業員に蔓延するなどして、業務が大幅に停滞する事態に陥ることも考えられます。このような場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 債権管理リスク 当社グループは、受取手形及び売掛金や電子記録債権などの債権を有しております。農業の業界では、農業生産者が農作物の出荷代金を受領後、農薬等を購入した代金を支払う盆暮勘定(8月と12月支払)の商習慣が一部に残っております。農業生産者から、前記のような形態で代金回収した小売店等が、比較的長いサイトでの支払いを当社に対しても行うことがあるため、債権金額が取引金額と比し多額となるケースも発生します。与信管理については、取引管理規程に従い取引先ごとの期日管理及び残高管理を行うとともに、財政状態を随時把握するなど常に充分注意を払っておりますが、場合によっては回収リスクが顕在化する可能性があります。 (10) 保有資産の価額変動リスク 当社グループは、土地等の有形固定資産や有価証券などを有しております。これらの資産価格の下落により当社グループの業績が悪影響を受ける可能性があります。 (11)業績の変動について 当社グループの業績は、第4四半期において、他の四半期と比較して売上高・利益ともに増加する傾向にあります。これは、春の種まきなどの時期に、それに使用する種苗・農薬・農業資材・家庭園芸用品の需要が増加することや、農薬においては、春に当該シーズンに使用する薬剤の多くを購入する商習慣があることなどによります。したがって、第3四半期までの業績は、年度予算に対する進捗率が低くなる状況にあります。 なお、2026年5月期における四半期ごとの業績の概要は以下のとおりとなっております。 (単位:千円) 第1四半期   第2四半期   第3四半期   第4四半期   年度合計 売上高 (構成比 %)   15,538,000   13,300,895   13,258,453   25,636,256   67,733,605 (22.9)   (19.6)   (19.6)   (37.9)   (100.0) 売上総利益 (構成比 %)   2,434,110   2,022,245   1,918,138   3,505,303   9,879,797 (24.6)   (20.5)   (19.4)   (35.5)   (100.0) 営業利益 (構成比 %)   387,631   98,241   △9,975   1,273,591   1,749,488 (22.2)   (5.6)   (△0.6)   (72.8)   (100.0) (12)直送取引に関するリスク 当社グループの売上高のうち、主に施設材事業・農材事業を中心として売上高全体の40%超が仕入先から得意先に商品が直送される取引形態をとっております。直送取引の場合、仕入先からの連絡(出荷情報)に基づき売上高を計上するため、商品の出荷日付を適時に把握できず売上高の計上が遅れる可能性があるなど、結果として売上高の期間帰属を誤るリスクがあります。 その対策といたしまして、当社グループでは仕入先に対し出荷納品に関する証憑を速やかに送付するように要請しているほか、期末日近くの取引に関しては、仕入先への出荷状況の問合せを行い、当該リスクの軽減に努めております。
経営成績の分析 (MD&A)5,459字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 (経営成績の状況) 当連結会計年度(2025年6月1日~2026年5月31日)におけるわが国経済は、企業収益や雇用環境の改善を背景に緩やかな回復基調を維持したものの、物価上昇や海外経済の不透明感により、力強さを欠く状況が続きました。企業部門では、半導体やDX関連を中心とした設備投資が堅調に推移し、人手不足への対応として省力化投資も進んだ一方、原材料価格や人件費の上昇は企業収益を圧迫し、中小企業では価格転嫁が課題となりました。 個人消費につきましては、賃上げによる所得環境の改善がみられたものの、食料品などの物価高により節約志向が続くなど消費マインドは足元では弱い動きとなっております。 国内農業の状況は、食料安全保障への関心の高まりやスマート農業の普及が進む一方、農業従事者の高齢化や担い手不足、資材・肥料価格の高騰など厳しい経営環境が続き、また、気候変動による高温や豪雨などの異常気象が農作物の生育や収量に影響を及ぼすなど、不安定な状況が続いております。 このような状況のなか当社グループの業績は、農材事業を中心に堅調な推移となり、売上高677億33百万円で前年同期比32億24百万円(5.0%)の増収となりました。利益面でも、営業利益17億49百万円で前年同期比2億37百万円(15.7%)増、経常利益18億46百万円で前年同期比1億80百万円(10.8%)増、親会社株主に帰属する当期純利益13億25百万円で前年同期比1億24百万円(10.4%)増となりました。 セグメントの業績は、次のとおりであります。 種苗事業 種苗事業においては、タマネギ種子の輸出・国内販売が順調に推移したことやホウレンソウやズッキーニの産地導入が進んだこと、国産飼料の需要の高まりから飼料作物種子の販売が伸長したことから、売上高95億73百万円で前年同期比1.0%の増収となりました。利益面におきましては、円安の影響により海外における種子の生産価格が上昇したことや、品質が低下した種子の廃棄をより一層進めたことから、セグメント利益5億30百万円で前年同期比3.0%減益となりました。 花き事業 花き事業においては、ホームユース向け花苗の出荷量が減少したことや、家庭園芸資材や園芸農薬の需要が減少したことから、売上高83億45百万円で前年同期比0.9%減収となりました。利益面におきましては、海外向けに付加価値の高い営利栽培用花き種子の販売が増加したことや、商品構成を見直し業務効率化を進めたことで採算性が向上し、セグメント利益68百万円(前年同期はセグメント損失2百万円)で前年同期比増益となりました。 農材事業 農材事業においては、温暖化により茎葉除草剤の散布機会が増えたことやコメの作付けが増えたことにより水稲剤の需要が拡大したことに加え、中東情勢による先行きの不透明感から限定的ながら前倒し需要が発生したことから、売上高345億50百万円で前年同期比8.1%の増収となりました。利益面におきましても、セグメント利益16億32百万円で前年同期比11.7%増益となりました。 施設材事業 施設材事業においては、温室完工高が減少したものの、ナフサ原料の需給逼迫感より農業資材の納品が順調に推移したことから、売上高152億64百万円で前年同期比4.1%の増収となりました。利益面におきましても、業務効率化を進めて採算性が改善されたことから、セグメント利益4億88百万円で前年同期比30.5%増益となりました。 (財政状態の状況) 当連結会計年度末における「資産の部」の残高は、541億86百万円となり、前連結会計年度末と比較して48億66百万円増加いたしました。これは主に、販売増加に伴い受取手形及び売掛金や電子記録債権が増加したことや、本社屋建替えに伴い建設仮勘定が増加したことに加え、株価上昇に伴い投資有価証券が増加したことによるものであります。 また、「負債の部」の残高は、274億41百万円となり、前連結会計年度末と比較して31億34百万円増加となりました。これは主に、販売増加に対応した仕入の増加から買掛金が増加したことや、本社屋建替え等の要因から発生した資金需要を短期借入金で賄ったことによるものであります。 「純資産の部」の残高は、267億45百万円となり、前連結会計年度末と比較して17億31百万円増加いたしました。これは主に、利益計上や株価上昇に伴うその他有価証券評価差額金の増加によるものであります。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度と比較して24百万円減少し、15億83百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は、19億24百万円(前年同期比803.8%増)となりました。 これは主に、売上債権が18億50百万円増加したことや、法人税等を3億91百万円支払うなどで資金を使用したものの、税金等調整前当期純利益18億7百万円、減価償却費5億13百万円、仕入債務が16億38百万円増加したことなどにより資金を獲得したことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、19億94百万円(前年同期比61.5%増)となりました。 これは主に、有形固定資産の取得に19億98百万円支出したことなどによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果獲得した資金は、43百万円(前連結会計年度は6億29百万円の使用)となりました。 これは主に、配当金の支払や自己株式の取得により資金を使用したものの、短期借入れにより資金を獲得したことによるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 該当事項はありません。 b.受注実績 該当事項はありません。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前年同期比(%) 種苗事業   9,573,091   1.0 花き事業   8,345,015   △0.9 農材事業   34,550,502   8.1 施設材事業   15,264,995   4.1 合計   67,733,605   5.0 (注)セグメント間の取引については相殺消去しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 イ.経営成績の分析 (a) 売上高 売上高につきましては、種苗事業・農材事業・施設材事業の販売が増加し、売上高677億33百万円で前年同期比32億24百万円(5.0%)の増収となりました。 増収の要因となった種苗事業・農材事業・施設材事業の状況や花き事業の状況は、「第2 事業の状況 4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況(経営成績の状況)」に記載のとおりであります。 (b) 営業利益 売上総利益は98億79百万円で前年同期比3億43百万円(3.6%)増となりました。農材事業・施設材事業・種苗事業の増収や、花き事業において商品構成を見直したことによる採算性の改善等のプラス要因が、円安の影響による海外生産種子のコスト上昇や品質が低下した種子の廃棄を一層進めたこと等のマイナス要因を上回り、売上総利益は増加いたしました。 販売費及び一般管理費は81億30百万円で前年同期比1億5百万円(1.3%)増となりました。賃上げ等に伴う人件費の増加が主要因であります。 売上総利益から販売費及び一般管理費を差引いた営業利益は17億49百万円で前年同期比2億37百万円(15.7%)増となりました。 (c) 経常利益 営業外収益は1億89百万円で前年同期比13百万円(7.8%)増となりました。受取配当金の増加などによります。 営業外費用は91百万円で前年同期比70百万円(341.1%)増となりました。為替変動の影響から為替差損が発生いたしました。 この結果、経常利益は18億46百万円で前年同期比1億80百万円(10.8%)増となりました。 (d) 親会社株主に帰属する当期純利益 特別利益5百万円で前年同期比85百万円(94.0%)減となりました。前年同期は投資有価証券売却益の計上があったものの、今期は目立った計上はありません。 特別損失は44百万円で前年同期比1億34百万円(75.1%)減となりました。前年同期に本社屋建替えのため、既存建物の解体撤去費用や減損損失を計上したことによります。 この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、13億25百万円で前年同期比1億24百万円(10.4%)増となりました。 ロ.経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ハ.財政状態の分析 財政状態の分析につきましては、「第2 事業の状況 4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 (財政状態の状況)」に記載のとおりであります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 (キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容) 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フロー分析につきましては、「第2 事業の状況 4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 キャッシュ・フロー関連指標の推移は、次のとおりであります。 2022年5月期   2023年5月期   2024年5月期   2025年5月期   2026年5月期 自己資本比率(%)   46.3   50.3   50.2   50.7   49.4 時価ベースの自己資本比率(%)   43.0   34.8   32.8   31.3   28.2 キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)   0.2   △0.1   0.1   0.7   0.5 インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)   48.2   △127.2   155.9   12.0   57.2 (注)1.各指標は、下記の基準で算出しております。 (1)自己資本比率=自己資本÷総資産 (2)時価ベースの自己資本比率=株式時価総額÷総資産 (3)キャッシュ・フロー対有利子負債比率=有利子負債÷キャッシュ・フロー (4)インタレスト・カバレッジ・レシオ=キャッシュ・フロー÷利払い 2.いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。 3.株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。 4.キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを利用しております。 5.有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち、利子を支払っている全ての負債を対象としております。 6.利払いは、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。 (資本の財源及び資金の流動性) 当社グループの事業活動における運転資金需要の主なものは、営業債権及び在庫のための費用及び販売費及び一般管理費であります。 また、設備資金需要といたしましては、圃場の取得や本社及び支店の事務所及び倉庫の改修や建替え等があります。 これらの資金需要に対するための資金調達は、営業活動によるキャッシュ・フローによる資金獲得及び金融機関からの短期借入金によっております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。この連結財務諸表の作成に関する重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況」に記載しております。また、この連結財務諸表における見積りにつきましては、経営者により一定の会計基準の範囲内で行われている部分があります。これらの見積りにつきましては、継続して検証し必要に応じて見直しを行っておりますが、見積りは不確実性が伴うため、実際の結果はこれらとは異なることがあります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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