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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

ホクト

HOKUTO CORPORATION1379 · Prime · 水産・農林業

日本最大級のきのこ生産・販売会社。全国に33の生産センターを持ち、ブナシメジ・エリンギ等を量販店や生協に供給する。

概要

ホクトは、ブナシメジ「ホクト」ブランドで知られる国内最大手の総合きのこメーカーである。長野県長野市に本社を置き、全国20ヵ所33の生産センターで生鮮きのこを菌床栽培により安定生産する。2026年3月期の連結売上高は859億円、営業利益70億円。米国・台湾・マレーシアにも子会社を持ち、加工品や農業資材・包装資材事業を手がけるグループ企業でもある。

国内きのこ事業:33センターで鮮度重視の供給網

国内きのこ事業は、ホクトの根幹をなす部門である。ブナシメジ・エリンギ・マイタケなどを、空調設備による施設栽培で生産し、収穫後即日出荷、翌日にはスーパー店頭に並ぶ鮮度管理体制を強みとする。生産拠点は北海道から九州まで全国20ヵ所に33センターを配置し、量販店(スーパー)、市場、生活協同組合などへ安定供給している。2026年3月期の同事業売上高は560億77百万円、セグメント利益は72億42百万円。原料であるコーンコブミールの価格上昇に対応するため、インドネシアに子会社を設立し、一部原料の現地生産を始めている。

海外きのこ事業:米国・台湾・マレーシアに生産拠点

海外きのこ事業は、米国子会社HOKTO KINOKO COMPANY(1センター)、台湾子会社台灣北斗生技股份有限公司(2センター)、マレーシア子会社HOKTO MALAYSIA SDN.BHD.(1センター)の3か国4センターで構成される。各地域の需要に応じた生鮮きのこを生産・販売し、アジアや欧州への販路拡大も進めている。2026年3月期の海外きのこ事業売上高は82億36百万円、セグメント利益は11億47百万円。米国では新工場建設による生産能力増強、台湾では高付加価値商品の拡販、マレーシアでは早期黒字化を目指している。

加工品・化成品事業:きのこ周辺領域への多角化

加工品事業では、自社製きのこを使用したカレーや健康食品、乾燥きのこなどを販売する。子会社の株式会社アーデンは、カレー・スープ・和食材などのレトルトパウチ食品を製造し、大手食品メーカーや食品スーパーにOEM供給する。2026年3月期の同事業売上高は80億3百万円、セグメント利益は5億11百万円。化成品事業は、ホクト産業株式会社が担い、きのこ栽培用ポリプロピレンビンなどの農業資材、食品包装用フィルムやブローボトルなどの包装資材を製造・販売する。2026年3月期売上高135億98百万円、セグメント利益4億70百万円。

グループ全体:8社体制で経営基盤を強化

ホクトグループは、ホクト株式会社と子会社8社で構成される。中核の国内きのこ事業に加え、海外子会社3社、加工品子会社アーデン、化成品子会社ホクト産業、さらに原料調達子会社PT HOKTO INDONESIA MATERIALSを持つ。2026年3月期の連結営業利益率は8.2%、親会社株主帰属当期純利益は70億6百万円。中長期的には、PBR(株価純資産倍率)とROIC(投下資本利益率)の改善を重視し、DXや省人化による効率化、エネルギーマネジメントの推進、循環型社会への取り組みを進めている。

業界の中での役割はきのこ生産・販売会社(一次産業・食品)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
859億円
営業利益
70億円
営業利益率
8.1%
純利益
70億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
国内きのこ事業561億円65.3%72億円12.8%
化成品事業136億円15.8%5億円3.7%
海外きのこ事業82億円9.5%11億円13.4%
加工品事業80億円9.3%5億円6.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01国内きのこ事業主力

国内でブナシメジ・エリンギなどのきのこを生産し、量販店(スーパー)、市場、生活協同組合等に販売。全国20ヵ所33センターで生産し、鮮度重視の供給体制を強みとする。

主要顧客量販店(スーパー)、市場、生活協同組合

主な製品・サービス1
ブナシメジ・エリンギ等の生鮮きのこ国内シェア上位
空調設備による施設栽培で安定的に生産される生鮮きのこ。収穫後即日出荷し、翌日には店頭に並ぶ鮮度管理が特徴。

02海外きのこ事業準主力

米国、台湾、マレーシアの子会社できのこを生産・販売。海外市場開拓のためアジアや欧州への販売拡大を進めている。

主な製品・サービス1
生鮮きのこ
海外子会社で生産される生鮮きのこ。各地域の需要に合わせて供給。

03加工品事業準主力

きのこを使用したカレー、健康食品などの加工品を開発・販売。子会社のアーデンではレトルトパウチ食品の製造・販売も行い、大手食品メーカーやスーパーと取引。

主要顧客大手食品メーカー、食品スーパー

主な製品・サービス2
きのこ加工品(カレー、健康食品等)
自社製のきのこを原料とした付加価値商品。カレーや健康食品などラインアップ。
レトルトパウチ食品
子会社アーデンが製造するカレー、スープ、和食材等のレトルト食品。OEM供給も行う。

04化成品事業副次

子会社ホクト産業が農業資材(ポリプロピレン製栽培ビンなど)や包装資材(食品用フィルム、容器、ブローボトル)を製造・販売。きのこ栽培ノウハウを活かした指導も行う。

主な製品・サービス2
PPビン等栽培用資材
きのこ生産に必要なポリプロピレン製ビン、機械類。きのこ農家向けに販売・指導。
包装資材・ブローボトル
食品包装用フィルムや容器、ブローボトル。飲料・工業用など非食品分野にも展開。

製品と技術

主力きのこ:ブナシメジ・エリンギ・マイタケ

ホクトの国内生産の中心はブナシメジ(ブナピー含む)で、2026年3月期の生産量は46,876トン。次いでエリンギ15,925トン、マイタケ15,655トン。これらの生鮮きのこは、空調管理された施設で菌床栽培により安定的に生産される。独自品種として、ブナシメジの一種「ブナピー」(ホクト白1号菌)や、食感と見た目を改良した「新エリンギ」、高付加価値品種「霜降りひらたけ」をラインアップ。霜降りひらたけはSNSや店頭プロモーションで認知向上を図り、プレミアムきのことして位置づけられている。

新品種開発:きのこ総合研究所の役割

1983年に設置されたきのこ総合研究所は、品種開発と栽培技術の研究を担う中核施設。これまでにえのきたけ「ホクトM-50」(1986年)、ぶなしめじ「ホクト5号菌」(1990年)、ひらたけ「ホクトY-5」(1992年)、まいたけ「ホクトMY-75号・MY-95号」(1995年)、エリンギ「ホクトPLE-2号」(1999年)、ブナピー「ホクト白1号菌」(2002年)などを開発。2025年には26年ぶりにエリンギの品種改良を実施し、食感と外観を刷新した。研究では品質向上、生産性の高い栽培技術、薬理効果や機能性の追求にも注力している。

加工品と健康食品:きのこの付加価値化

加工品事業では、自社製きのこを原料としたカレーや健康食品、乾燥きのこなどを展開。通信販売では乾燥きのこが好調で、健康食品の定期顧客数も伸びている。子会社アーデンは、カレー・スープ・和食材などのレトルトパウチ食品を製造し、OEM供給も行う。2026年3月期の加工品事業売上高は80億3百万円。ホクトは、きのこに含まれるビタミンD、オルニチン、エルゴチオネイン、葉酸などの栄養素を強調し、健康志向の消費者への訴求を強化している。

栽培技術と品質管理:4S運動と鮮度重視

ホクトの生産現場では、「整理・整頓・清潔・清掃」の4S運動を徹底。空調設備による施設栽培で、温度・湿度・光を制御し、年間を通じて安定した収穫を実現する。収穫後は即日で出荷し、翌日には店頭に並ぶ物流体制を構築。この鮮度重視の姿勢が「ホクト」ブランドの信頼を支えている。また、培地原料の安定調達のため、インドネシアでコーンコブミールの生産を自社で開始するなど、サプライチェーン全体の管理にも取り組んでいる。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

水産・農林業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 国内シェア上位ブナシメジ・エリンギ等の生鮮きのこ国内きのこ生産量で上位国内きのこ事業

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

菌床シイタケで国内首位、内需型

ホクトは菌床シイタケ生産で国内トップシェアを誇る老舗。水産・農林業セクターに属し、競合は極洋(水産加工)やニッスイ(総合水産)などだが、いずれも主力は水産物であり、きのこ専業としての差別化が明確。売上高は2025年3月期831億円と拡大傾向にあり、営業利益率7.94%と安定的。内需中心のビジネスモデルで、海外比率は低い。同業のユキグニファクトリーはきのこ生産を行うが規模は小さく、カネコ種苗は種苗販売で業態が異なる。ホクトは効率的な生産技術とブランド力で国内市場での優位性を維持している。

強み

  • 国内菌床シイタケ生産でシェア約40%と業界トップ。
  • 営業利益率7.9%と食品業界で堅実な水準を維持。
  • 独自の菌床技術で安定的な品質と収量を確保。
  • 「ホクト」ブランドで全国的な知名度を有する。

課題

  • 輸出比率が低く、国内人口減で市場縮小リスク。
  • おが粉など原材料価格の高騰が利益を圧迫。
  • ユキグニファクトリーなど新規参入が競争激化。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

食品・飲料の時価総額近傍。太字がホクト

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17130ヤマエグループホールディングス805億円7.3倍
27421カッパ・クリエイト795億円
32585ライフドリンク カンパニー786億円22.6倍
42613J-オイルミルズ774億円16.1倍
58079正栄食品工業768億円19.3倍
61379ホクト726億円11.4倍
72695くら寿司716億円39.4倍
88160木曽路706億円40.4倍
92602日清オイリオグループ704億円8.2倍
102108日本甜菜製糖698億円13.3倍
118179ロイヤルホールディングス678億円22.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(食品・飲料)に従っています。

会社の歴史

沿革 52件

包装資材販売から始まった1964年の創業

1964年7月、長野県長野市において「デラップス商事株式会社」として設立され、一般包装資材の販売から事業を開始した。1968年4月には、きのこ栽培に不可欠なポリプロピレン(PP)ビンの製造に着手し、同年6月には本社を現在地の南堀に移転。1972年2月には社名を「ホクト産業株式会社」に変更し、以降、きのこ生産に関連する事業を拡大していく基盤を築いた。

きのこ栽培への本格参入と研究所設立

1970年代から1980年代にかけて、ホクトはきのこ生産者向けの資材販売から自ら生産へと軸足を移す。1983年12月には長野県長野市に「きのこ総合研究所」を設置し、栽培技術の研究と品種開発を本格化。1986年4月にはえのきたけ新品種「ホクトM-50」、1990年10月にはぶなしめじ新品種「ホクト5号菌」を開発するなど、独自品種の開発に注力した。1989年から1990年にかけて柳原・広川・更埴の各きのこセンターを設置し、全国展開の第一歩を踏み出した。

生産拠点の全国展開と東証一部上場

1990年代は生産拠点の拡充が加速した。新潟・富山・福岡・北海道・香川・宮城など全国各地にきのこセンターを次々と開設。1994年11月には日本証券業協会に株式を店頭登録し、1999年11月には東京証券取引所市場第一部に上場を果たした。同時期、1999年2月にはエリンギ新品種「ホクトPLE-2号」、2002年7月にはブナピー新品種「ホクト白1号菌」を開発し、品種ラインナップを拡充した。2003年10月には商号を「ホクト株式会社」に変更した。

海外子会社設立とグループ再編(2000年代後半~2010年代)

2004年4月、化成品部門を分社化しホクト産業株式会社を設立。同年広島きのこセンターを開設し、国内生産網を一段と強化した。2006年7月には米国カリフォルニア州にHOKTO KINOKO COMPANYを設立し、海外生産に本格参入。2008年10月に台湾屏東縣に支店、2011年3月に現地法人台灣北斗生技股份有限公司を設立。2012年11月にはマレーシアにHOKTO MALAYSIA SDN.BHD.を設立した。2013年4月にはホクトメディカル株式会社を吸収合併し、同年8月にはレトルト食品メーカーの株式会社アーデンを完全子会社化。加工品事業の強化を図った。

原料調達の現地化と持続的成長への取り組み

2020年代に入り、円安や原料価格高騰への対応が課題となった。培地原料であるコーンコブミールの安定調達のため、インドネシアにPT HOKTO INDONESIA MATERIALSを設立し、一部原料の現地生産を開始。国内では2025年11月に26年ぶりの品種改良による新エリンギを発売するなど、品種開発も継続している。2026年3月期には連結売上高859億円、営業利益70億円と過去最高を更新。PBR・ROICの改善を経営指標に掲げ、DXや省人化、エネルギーマネジメントなど基盤強化を進めている。

年表52件を開く

1960年代

  • 1964年7月創業長野県長野市大字箱清水においてデラップス商事株式会社を設立し一般包装資材の販売を開始
  • 1968年4月きのこ栽培用のP.P(ポリプロピレン)ビンの製造を開始
  • 1968年6月長野県長野市大字南堀に本社を移転
  • 1968年10月長野県松本市に松本営業所(現:ホクト産業株式会社松本支店)を設置

1970年代

  • 1970年6月新潟県新潟市に新潟営業所(現:ホクト産業株式会社新潟支店)を設置
  • 1972年2月商号変更ホクト産業株式会社(現:ホクト株式会社)に商号変更
  • 1975年5月長野県上田市に上田営業所(現:ホクト産業株式会社上田支店)を設置

1980年代

  • 1983年12月長野県長野市にきのこ総合研究所を設置
  • 1986年4月えのきたけ新品種ホクトM-50を開発
  • 1989年4月長野県長野市に柳原きのこセンターを設置
  • 福岡県八女郡広川町に九州営業所を新築移転
  • 1989年5月福岡県八女郡広川町に広川きのこセンターを設置

1990年代

  • 1990年4月有限会社更埴キノコセンターよりきのこ栽培部門譲受け、更埴きのこセンターを設置
  • 1990年10月ぶなしめじ新品種ホクト5号菌を開発
  • 1991年4月新潟県北蒲原郡紫雲寺町(現:新潟県新発田市)に新潟きのこセンターを設置
  • 1991年6月富山県婦負郡八尾町(現:富山県富山市)に富山きのこセンターを設置
  • 1992年8月ひらたけ新品種ホクトY-5を開発
  • 1993年4月福岡県八女市に八女きのこセンター(現:八女東きのこセンター)を設置
  • 1994年11月日本証券業協会に株式を店頭登録
  • 1995年4月北海道苫小牧市に苫小牧きのこ研究開発センターを設置
  • 1995年8月まいたけ新品種ホクトMY-75号、MY-95号を開発
  • 1996年5月福岡県八女郡黒木町(現:福岡県八女市)に黒木きのこセンターを設置
  • 1997年5月香川県大川郡大内町(現:香川県東かがわ市)に香川きのこセンターを設置
  • 1997年12月長野県上田市に上田営業所(現:ホクト産業株式会社上田支店)を新築移転
  • 1999年2月エリンギ新品種ホクトPLE-2号を開発
  • 1999年4月宮城県古川市(現:宮城県大崎市)に宮城きのこセンターを設置
  • 1999年11月上場東京証券取引所市場第一部に上場

2000年代

  • 2001年1月静岡県小笠郡小笠町(現:静岡県菊川市)に静岡きのこセンターを設置
  • 2002年3月長野県大町市に大町きのこセンターを設置
  • 2002年4月東京支店、大阪支店を設置
  • 2002年6月福岡県三潴郡城島町(現:福岡県久留米市)に城島きのこセンターを設置
  • 2002年7月ブナピー新品種ホクト白1号菌を開発
  • 2003年10月商号変更ホクト株式会社に商号変更
  • 名古屋営業所を設置
  • 2004年4月創業化成品部門を分社化しホクト産業株式会社を設立
  • 広島県賀茂郡大和町(現:広島県三原市)に広島きのこセンターを設置
  • 2005年4月創業長野県長野市にホクトメディカル株式会社を設立
  • 2006年7月創業米国カリフォルニア州にHOKTO KINOKO COMPANYを設立
  • 2006年8月長野県長野市に赤沼きのこセンターを設置
  • 2007年5月長野県上田市に上田きのこセンターを設置
  • 2008年10月台湾屏東縣に台湾支店を設置
  • 2009年9月長野県佐久市に佐久きのこセンターを設置

2010年代

  • 2010年9月福岡県八女市に福岡八女きのこセンター(現:八女きのこセンター)を設置
  • 2011年3月創業台湾屏東縣に台灣北斗生技股份有限公司を設立
  • 2011年9月長野県佐久市に佐久第二きのこセンターを設置
  • 2012年9月台灣北斗生技股份有限公司に第二きのこセンターを設置
  • 2012年11月創業マレーシアのネグリセンビラン州にHOKTO MALAYSIA SDN.BHD.を設立
  • 2013年4月M&Aホクトメディカル株式会社を吸収合併
  • 2013年8月M&A株式会社アーデンの株式を取得し、完全子会社化
  • 2013年9月長野県上田市に上田第二きのこセンターを設置
  • 2014年9月福岡県八女市に福岡八女第二きのこセンター(現:八女第二きのこセンター)を設置
  • 2015年2月マレーシアのネグリセンビラン州にきのこセンター設置

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高営業利益率2027年3月期まで8.2%
  • 親会社株主に帰属する当期純利益2027年3月期まで5,250百万円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    きのこの品質向上と安定栽培

    生産部門で品質向上と安定栽培に努め、安全・安心で利便性の高いきのこを生産。エネルギーマネジメント推進、DX・省人化による効率改善、生産資材最適化で原価低減を図る。

  2. 02

    エリア別戦略とマーケティング強化

    営業部門で鮮度重視の営業と全国10エリアごとの戦略を推進。アイテム別マーケティングで売上と収益性向上を両立。健康成分訴求、SNS活用、店舗プロモーションで高付加価値商品を拡大。

  3. 03

    研究開発と新規事業創出

    開発研究部門で商品品質向上、生産性の高い栽培技術、新品種、機能性研究に注力。他部署連携で新規事業開発にも取り組む。

  4. 04

    海外事業の強化と拡大

    米国で新工場建設を加速しマーケティング強化、台湾で高付加価値販売とOEM推進、マレーシアで原価削減と稼働率向上による早期黒字化を目指す。

  5. 05

    全社基盤強化と脱炭素推進

    組織再編、人材採用、DXによる経営基盤強化。エネルギーマネジメントや循環型社会活動で脱炭素を進め、PBR・ROIC目標達成に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で4,097人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は603万円で、9期前と比べて+11.6%平均年齢は40.6歳、平均勤続年数は14.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月3,928
2018年3月4,006
2019年3月54036.811.04,166
2020年3月52237.411.64,181
2021年3月55837.912.24,148
2022年3月52038.112.34,187
2023年3月51238.913.04,203
2024年3月53239.613.64,117
2025年3月61240.214.14,048163
2026年3月60340.614.54,097171

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率0.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率106.9%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)49.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社7(国内 4 / 海外 3) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
三重きのこセンター — 三重県多気郡多気町6,549百万円
国内 きのこ事業
上田きのこセンター — 長野県上田市5,199百万円
国内 きのこ事業
本社 — 米国 カリフォルニア州4,655百万円
海外 きのこ事業
静岡きのこセンター — 静岡県菊川市2,803百万円
国内 きのこ事業
小諸きのこセンター — 長野県小諸市2,674百万円
国内 きのこ事業
八女きのこセンター — 福岡県八女市2,602百万円
国内 きのこ事業
苫小牧きのこ研究開発センター — 北海道苫小牧市2,312百万円
国内 きのこ事業
本社 — 台湾屏東縣2,095百万円
海外 きのこ事業
富山きのこセンター — 富山県富山市2,043百万円
国内 きのこ事業
豊野工場 — 長野県長野市2,007百万円
化成品事業
ほか17件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱アーデン(注)2
    長野県小諸市
    議決権100.0%
  • 国内
    HOKTO KINOKO COMPANY (注)2、4
    アメリカ合衆国 カリフォルニア州
    議決権100.0%
  • 海外
    台灣北斗生技股份有限公司(注)2
    台湾屏東縣
    議決権100.0%
  • 海外
    HOKTO MALAYSIA SDN.BHD.(注)2
    マレーシア ネグリセンビラン州
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱サン・メディカ
    東京都港区
    議決権100.0%
  • 国内
    Mushroom Wisdom,Inc.
    アメリカ合衆国 ニュージャージー州
    議決権100.0%
  • 海外
    PT HOKTO INDONESIA MATERIALS (注)2、5
    インドネシア共和国 北スマトラ州
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は859億円営業利益70億円前期と比べると増収増益で、売上が+3.4%、利益が+6.1%。

売上高
+3.4%
859億円
営業利益
+6.1%
70億円
純利益
+59.1%
70億円
営業利益率
8.1%
前期比 +0.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高881億円859億円
営業利益73億円70億円
純利益53億円70億円
1株あたり配当¥62¥62

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は193億円、営業利益は4億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+14.9%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q191−3
2024年1Q168−12−7.1−3
2024年2Q181−8−4.4−3
2024年3Q2373414.321
2024年4Q20820
2025年2Q360−3−0.8−5
2025年4Q4716914.649
2026年2Q38110.314
2026年4Q4786914.456
2027年1Q19342.15

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は484億円から859億円へ1.8倍に増えた。直近期の営業利益率は8.1%。売上は4期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
ホクトメディカル株式会社を吸収合併
2013年3月4843716
2014年3月5705527
2015年3月6095837
2016年3月6104126
2017年3月6314428
2018年3月6694024
2019年3月7024632
2020年3月7124215
2021年3月7396540
2022年3月7093725
2023年3月730−19−20
2024年3月7944735
2025年3月83166707.944
2026年3月85970828.170

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高859億円のうち、営業利益として残るのは70億円8.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は70億円、売上の8.1%にあたる。営業利益率は業種中央値3.8%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金71.0%610億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金20.8%179億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.1%70億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
29.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+4.4pt
8.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+5.7pt
8.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+2.1pt
11.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが108億円、投資CFが−29億円で、差し引きのフリーCFは79億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は189億円で、売上の2.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月29−51−15−2232
2014年3月84−9413−1035
2015年3月70−728−241
2016年3月87−9412−747
2017年3月80−14978−6955
2018年3月99−9014978
2019年3月96−10312−783
2020年3月108−29−4879114
2021年3月105−43−4862128
2022年3月59−11630−57104
2023年3月47−4196120
2024年3月8410−8894136
2025年3月122−90−1732151
2026年3月108−29−4479189

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,137億円。このうち返さなくてよい自己資本が649億円で、自己資本比率は57.1%(業種中央値39.6%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月66545321268.0
2014年3月74446028461.7
2015年3月81850131761.2
2016年3月83549933659.7
2017年3月94751743054.6
2018年3月1,00152547652.4
2019年3月1,03652051650.2
2020年3月1,00650550150.2
2021年3月1,00254146154.0
2022年3月1,04954550451.9
2023年3月1,04951053948.6
2024年3月1,03554848753.0
2025年3月1,07656850852.8
2026年3月1,13764948857.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
187億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
525億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
22億円
在庫として抱えている分
負債合計
488億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
84
/ 100
安定性自己資本比率38 / 40
収益力営業利益率16 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

水産・農林業 12社との比較

同じ水産・農林業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE12社中3位あたり、逆に低いのは売上成長率12社中8位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
11.5%/中央値 9.4%
P25 5.6%P75 11.0%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.2%/中央値 3.8%
P25 2.2%P75 11.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
57.1%/中央値 39.6%
P25 35.2%P75 55.2%
売上成長率前期からの売上の伸び
3.4%/中央値 4.4%
P25 2.8%P75 10.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.9%/中央値 2.9%
P25 2.1%P75 3.4%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,177で、1年前と比べて+19.8%過去52週の値幅のなかでは99%の位置にある。

¥2,177+0.0%1ヶ月+16.1%1年+19.8%時価総額726億円
過去52週の値幅
安値¥1,779高値¥2,182

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)11.4倍
PER (会社予想)13.0倍
PBR1.06倍
配当利回り2.85%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月末に2008円まで上昇後、8月初旬にかけて1860円まで下落したが、直近は1918円と持ち直している。25日移動平均線は1926円で株価はほぼ同水準、75日線は1879円で株価はその上に位置する。52週高値2123円に対しては9.7%下にあり、52週安値1779円からは7.8%上に留まる。出来高は7月30日の163,700株をピークに減少傾向で、8月10日は60,800株と低調。RSIは48と中立圏にあり、方向感の定まらないもみ合いが続く。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PERは10.0倍と業界平均30.26倍を大幅に下回り、PBRは0.93倍と同1.36倍を割り込む。ROEは11.5%と高く、配当利回りは2.87%で同業界平均3.02%に近い水準。予想PERは提供されていないが、業績は増収増益で利益率も改善。配当性向は30.15%と安定しており、株主還元は堅実。総合的に見て株価は割安であり、成長持続ならさらなる上昇余地がある。

指標この会社業種平均
PER (実績)11.4倍30.4倍
PER (予想)13.0倍
PBR1.06倍1.40倍
ROE11.5%9.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

国内きのこ市場は成熟しており、需要は安定しているが成長は限定的。強気派は、生産技術の向上による歩留まり改善や、業務用需要の拡大、健康食ブームを追い風に収益性が向上するとみる。一方、弱気派は、原材料費や光熱費の高騰が利益を圧迫する可能性や、キノコ価格の競争激化による販売単価の低下を懸念する。今後の焦点は、生産コストの削減と高付加価値商品の開拓による収益性の改善が続くかどうか。

プラスに働く材料7
  • 生産技術によるコスト競争力

    菌床栽培の効率化で歩留まりが向上し、収益性が改善傾向。

  • 健康食ブームの追い風

    きのこの健康効果への関心が高まり、需要が底堅い。

  • 安定した財務基盤

    自己資本比率が高く、PBR1倍未満で割安感がある。

  • 2年で純利益倍増、EPS成長によるバリュエーション修正決算発表後影響

    純利益が35億円から70億円へ2倍増、PER10倍と割安感が強まる。

  • 営業利益66→70億円と増益基調通年影響

    営業利益66億円→70億円、増益基調が続く。

  • PBR1倍割れで資本政策の見直し期待次回株主総会影響

    PBR0.93倍、ROE11.5%。株主還元強化の余地がある。

  • 高い配当利回りが下値を支える継続影響

    配当利回り2.87%と高く、資金流入が下支えする。

マイナスに働く材料7
  • 原材料高の影響

    おが屑や光熱費の高騰が生産コストを押し上げる可能性。

  • 価格競争の激化

    スーパーのPB商品などとの競争で販売単価が低下する懸念。

  • 市場の成熟

    国内需要が横ばいで、成長余地が限定的。

  • 増収率が4.7%から3.4%へ鈍化通年影響

    売上高831億円→859億円、伸び率が前期比4.7%から3.4%に低下。

  • 営業利益率は7.9%→8.2%と改善が小幅決算発表後影響

    営業利益率は7.94%→8.15%と+0.21ptどまり、コスト圧力を示す。

  • 純利益の変動で増益率が読みにくい不定影響

    純利益は44億円→70億円と増加したが、前期は35億円と低水準だった。

  • 水産・農林業セクターの低流動性継続影響

    時価総額640億円と小型で売買代金が細りやすい。

次の決算で確かめる点
営業利益率
生産効率とコスト管理の成果を測る指標。
販売単価
価格競争の影響を直接反映するため。
歩留まり率
生産技術の向上を確認するための指標。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり62で、前期から+10.0%いまの株価に対する利回りは2.85%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥62
1株あたり
配当利回り
2.85%
いまの株価に対して
配当性向
30.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月6061.9
2018年3月600.077.9
2019年3月600.063.7
2020年3月600.0106.0
2021年3月600.056.3
2022年3月600.0118.5
2023年3月40−33.3
2024年3月5025.039.6
2025年3月500.044.1
2026年3月5510.030.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥62

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ57,513人。区分でいちばん多いのは個人・その他38.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が50.3%を占め、残る49.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他33.136.037.638.038.038.0
事業法人29.929.929.930.029.429.4
金融機関23.421.722.620.322.320.9
外国法人10.89.58.39.88.710.7
自己株式4.74.74.74.74.64.6
証券会社2.83.01.61.91.60.9
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社北斗17.87
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)8.47
03株式会社八十二長野銀行(常任代理人:日本マスタートラスト信託銀行株式会社)4.72
04公益財団法人水野美術館4.50
05株式会社日本カストディ銀行(信託口)3.01
06ホクト従業員持株会2.04
07水野 雅義1.80
08キッセイ薬品工業株式会社1.50
09三木産業株式会社1.33
10日本生命保険相互会社(常任代理人:日本マスタートラスト信託銀行株式会社)1.25

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+361%、1株純資産は14期で+45%。直近期のROEは11.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月491,4243.436.0174.0
2014年3月861,4426.025.158.9
2015年3月1161,5667.719.380.9
2016年3月811,5565.227.469.4
2017年3月881,6115.622.861.9
2018年3月751,6314.626.977.9
2019年3月1001,6426.119.263.7
2020年3月491,6173.038.8106.0
2021年3月1291,7207.716.256.3
2022年3月801,7264.723.8118.5
2023年3月−641,609
2024年3月1111,7286.716.839.6
2025年3月1411,8178.013.344.1
2026年3月2242,07111.58.530.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額200百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
水野雅義代表取締役 社長60599,000
稲冨聡取締役 生産本部長635,000
中田康平取締役 財務本部長611,000
佐藤由幸取締役 営業本部長594,000
北村晴男取締役70
小竹貴子取締役53
池田潤取締役51
神田芳夫常勤監査役72
池澤実監査役781,000
竹鼻賢一監査役71
土屋孝二監査役68
杉村智代監査役55

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)6123162614023
社外取締役6412417
監査役1191919

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,685字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(ホクト株式会社)及び子会社8社により構成しており、今後の幅広い事業展開と経営の効率化を目的として、「国内きのこ事業」、「海外きのこ事業」、「加工品事業」及び「化成品事業」の4事業部門に関係する事業を営んでおります。 なお、次の4事業部門は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメント情報の区分と同一であります。 1.国内きのこ事業 昭和30年代より今迄の原木によるきのこ栽培から、空調施設の導入、機械化による施設型きのこ生産が飛躍的に伸び、当社でも昭和47年より従来からの栽培用ビン、種菌等の製造販売と共に、きのこ生産、販売に着手いたしました。 爾来、一貫して「鮮度の高いきのこ」、「今日収穫したきのこを、翌日にはスーパーの店頭に…。」を念頭に、そのための生産センターを日本全国に設置し、当期末までに全国20ヵ所に33生産センターを稼働させるに至りました。「良質」、「安定収穫」をかかげ、「整理、整頓、清潔、清掃」の「4S運動」を実行しております。 国内でのきのこ事業は、全国各地の市場、量販店(スーパー)、生活協同組合等との取引を行っており、常に安定した供給を心掛けております。現在、国内には北海道、宮城、長野、東京、名古屋、大阪、広島、香川、九州の9地域に営業拠点を配しております。 また、昨今の円安などの影響によりきのこの培地原料であるコーンコブミールの価格が上昇していることから、原料の安定調達を図るため、インドネシアにPT HOKTO INDONESIA MATERIALSを設立し、一部コーンコブミールの生産を始めました。 2.海外きのこ事業 海外の子会社によるきのこの生産及び販売を行っており、拠点は、米国の「HOKTO KINOKO COMPANY」が1センター、台湾の「台灣北斗生技股份有限公司」が2センター、またマレーシアの「HOKTO MALAYSIA SDN.BHD.」が1センターを有し、出荷を行っております。加えて、海外での販売拡大のために、アジアを中心とし広くはヨーロッパまで市場調査や営業活動を行っております。 3.加工品事業 当社加工食品事業部におきまして、主にきのこを使用した加工品の販売を行い、カレー、健康食品を中心とした新商品の開発や市場開拓及びその通販事業等に注力しております。 また、子会社の株式会社アーデンは、昭和52年よりカレー、各種スープ、和食材などの多彩なレトルトパウチ食品製造を手掛けており、大手食品メーカーをはじめ食品スーパーなどと取引を行っております。このレトルトパウチ食品製造のノウハウは、当社が今後きのこを主体とした付加価値商品の展開を図っていく上で有益であり、両社の営業力や物流販売能力を組み合わせることでシナジーが期待できるものと考えております。 4.化成品事業 ホクト産業株式会社におきまして、下記のとおり事業を展開しております。 (1)農業資材の製造、販売 きのこ生産に不可欠なP・P(ポリプロピレン)ビン等の栽培用資材の製造と、栽培用機械、包装用機械及び資材等の販売を担当しており、きのこの生産から包装までの総合相談、指導を行う部門であります。 近年きのこ生産農家の高齢化、後継者不足が顕著でありますが、当社創立後、間もなく組織された事業であり、長年の経験をもとに質の高い指導をもって固定客の確保に努めております。 (2)包装資材 食品を中心とした包装用の資材、容器、機械の販売を担当している部門であります。近年は非食品業界への販売も増加しており、既存の分野にとらわれない幅広い販売を展開しております。また、自社製造部門におきましてブローボトルを製造しており、飲料用、工業用等メーカーとして全国に販売を展開してきております。これら新規分野への販売や新規事業等の柱を大きく成長させるべく活動しております。 [事業系統図] 以上の事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,440字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、健康食材である“きのこ”の研究、生産、販売を通じ、消費者の皆様、お取引先、地域社会、株主の皆様の信頼と期待に応え、社員を含めたホクトに関わるすべての人に満足していただける企業を目指すことを経営の基本方針としております。この基本方針に基づき、健康で豊かな食文化の創造を目指し、全てのステークホルダーのニーズにお応えできるような良質なきのこの研究開発、生産、販売を展開してまいりました。また、当社は株主の皆様にとっての企業価値向上を最重要課題のひとつと位置づけており、当社の株式が投資家の皆様にとって魅力のあるものにする必要があると考えております。今後もより安全で安心して食べていただける健康食材としてのきのこの研究、生産、販売に積極的に取り組み、持続的な成長と安定的な企業価値向上に繋がる事業展開を推進してまいります。また、ビタミンD、オルニチン、エルゴチオネイン、葉酸など、きのこに含まれる栄養素の強調表示も含め、開発研究部門と連携して健康志向への取組みをさらに強化してまいります。 (2)中長期的な会社の経営戦略、経営環境及び会社の対処すべき課題 当社グループを取り巻く経営環境は、雇用・所得環境の改善を背景に、景気は緩やかな回復基調にあるものの、継続する物価上昇や人手不足、米国の通商政策をめぐる動向に加え、中東情勢の緊迫化など地政学的リスクの高まりに伴うエネルギー問題の顕現化による影響の懸念等もあり、景気の先行きは不透明な状況にあります。このような環境下において、当社グループは、「きのこで健康を届けることを使命に市場と消費を拡大する」「利益の創出と企業の社会的責任を両立する」という経営ビジョンのもと、お客様に安全・安心なより良いきのこを提供し、収益の向上に努めてまいります。 各部門の今後の取り組みは以下の通りです。 国内きのこ事業の生産部門におきましては、引き続ききのこの品質向上と安定栽培に努め、安全・安心かつ利便性の高い、より良いきのこを生産してまいります。また、エネルギーマネジメントの推進、DX/省人化による効率改善、生産資材の最適化等に取り組むことで、原価低減を図ってまいります。 営業部門におきましては、鮮度重視の営業に注力するとともに、全国10のエリア毎に地域の特性に応じたエリア戦略を推進し、またアイテム別のマーケティング戦略を立案・遂行することで、売上成長と収益性向上を同時に実現してまいります。また、きのこの健康成分の訴求を通じた拡販、SNSを活用した認知向上、量販店舗でのプロモーションなどにより、高付加価値商品の成長を加速させてまいります。加えて、先ごろ買収した有限会社舟形マッシュルームが生産するマッシュルームを新たに商品ラインナップに加え、より一層きのこの魅力を発信してまいります。 開発研究部門におきましては、商品品質の向上、生産性の高い品質重視の栽培技術の開発、新品種開発、きのこの薬理効果や機能性の研究などに引き続き注力するとともに、他部署と連携して新規事業の開発にも取り組んでまいります。 海外きのこ事業におきましては、それぞれの進出エリアにおいて、個別の戦略を強化してまいります。米国の現地法人「HOKTO KINOKO COMPANY」では、生産能力の増強を企図した新工場の建設を加速し、マーケティング活動の強化とハイエンド/アッパーミドル小売店を中心とした新規取引先の開拓に注力して、販売量の拡大と収益性の向上を両立させてまいります。台湾の現地法人「台灣北斗生技股份有限公司」は、市場リーダーとして高い収益性を維持しておりますが、高付加価値商品の拡販や、OEMによる販売量の底上げを推進してまいります。マレーシアの現地法人「HOKTO MALAYSIA SDN. BHD.」では、原価削減の取り組みを継続するとともに、営業体制強化による工場稼働率の向上に注力し、早期の黒字化を目指してまいります。 加工品事業におきましては、業務用・市販用・通販用の加工品の販売を促進するとともに、魅力ある新商品の開発・拡販を通じて事業を拡大してまいります。加えて、レトルト食品製造子会社アーデンの収益性強化や、きのこ隣接領域での新規事業開発にも取り組んでまいります。 化成品事業におきましては、取引先の課題解決を通じて新たな需要を取り込み売上の拡大に努めてまいります。また、適正な価格設定や仕入管理の強化、自社工場稼働率の向上等により、利益率の改善を目指してまいります。 当社グループ全体としましては、各事業での目標実現を下支えするため、組織再編・人材採用・DXを伴う全社的な経営基盤の強化に取り組むとともに、エネルギーマネジメントや循環型社会実現に向けた活動の推進により、脱炭素を着実に進めてまいります。また、PBR及びROICの目標達成に向け、グループを挙げて収益向上に取り組んでまいります。 当社グループは、コーポレートメッセージ「しあわせ栽培」の旗のもと、だれもがより健やかに笑顔で毎日を送れるように、健康という「しあわせ」の胞子を飛ばし、「しあわせ」を栽培しつづけることをお約束いたします。 (3)目標とする経営指標 当社グループは、安定的な増収・増益を実現し高い収益性を確保する観点から、「連結売上高営業利益率」と「親会社株主に帰属する当期純利益」を最も重要な指標と位置づけ、目標の達成に努めてまいります。 なお、翌連結会計年度(2026年度)における目標値は、連結売上高営業利益率8.2%、親会社株主に帰属する当期純利益5,250百万円であります。
事業等のリスク2,582字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 自然災害、事故等に関するリスク 当社グループのきのこは全て栽培管理設備の整った工場内で生産しており、衛生管理を徹底し、安定栽培と品質の向上に努めておりますが、地震等の自然災害、その他突発的な事故や異変が発生した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 社会・経済情勢の変動に関するリスク 当社グループは日本国内を主たる事業基盤としていることから、国内の景気等の経済状態による消費動向や人口動態の変化等に起因する需要減退等により市場が縮小した場合には、販売量あるいは単価の下落を招き、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 気候変動に関するリスク 国内で販売されている野菜の多くは露地栽培されており、その作柄は天候等の影響を受け、きのこ価格は少なからずその野菜相場の影響を受ける状況にあるため、気候の変動が当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 特に、最需要期である秋から冬にかけて、暖冬等の気候要因により当社グループのきのこの需要が伸び悩んだ場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 業績の季節変動に関するリスク 当社グループの商品は、きのこという商材としての特性から、例年春から夏にかけては需要が低調に推移し単価は安く、秋から冬にかけては需要が拡大することから単価も上昇するという傾向が顕著です。したがって、当社グループの売上高及び営業利益は、需要拡大期にあたる第3四半期及び第4四半期に増加する傾向があります。そのため、特定の四半期業績のみによって通期の業績見通しを判断することは困難であります。 なお、2026年3月期の当社グループの業績は以下のとおりです。 (単位:百万円) 2026年3月期 第1四半期   2026年3月期 第2四半期   2026年3月期 第3四半期   2026年3月期 第4四半期 売上高   18,524   19,555   25,628   22,206 営業利益又は 営業損失(△)   176   △118   4,322   2,650 (5) 競合に関するリスク 生きのこについては、国内においては、数社の有力な競合先があります。当社グループの独自の新商品の投入・広告宣伝活動の強化により、当社グループが生産・販売するきのこの付加価値を高めることで、さらなるブランド力の強化と他社との差別化に取り組んでおります。しかしながら、競合他社による供給量増加、値引戦略、広告宣伝活動等によっては当社グループの優位性を確保できず、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 また、海外事業においては、アジア系企業の競合先が存在します。当社グループは、ブランド力を活かした付加価値営業へのシフト・拡大にも取り組んでおりますが、供給量の増加に伴う単価の下落等により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 安全性に関するリスク 食の安全・安心や健康面への効果効能に関する消費者の意識はもとより、生産及び製造工程における衛生面や使用原材料等についても消費者の関心は高まっております。当社グループは、これら生産、製造、販売において万全の管理体制で臨んでおりますが、衛生面や使用原材料等に予期せぬ問題が発生した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 海外事業に関するリスク 当社グループは現在、米国、台湾及びマレーシアに現地法人を設置し、それぞれの工場において生産・出荷を行い、一部、輸出も行っていますが、現地の政治・経済情勢、法律・税制の問題、あるいはテロ等紛争や公衆衛生上の問題など予期せぬ事態が発生した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 原材料価格の変動に関するリスク きのこの主要生産材であるコーンコブミール等輸入調達している原材料、及びきのこの生産過程において使用する重油等については、様々な対策は行っているものの、為替等の影響で原材料価格の値上がりや、原油価格の高騰による燃料費の上昇や電力費・荷造包装費の上昇に繋がり、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 人材の確保に関するリスク 今後の当社グループの成長を実現していくためには、優秀な人材の確保と育成が重要課題であると認識しております。しかしながら、人材の確保と育成が計画通り進捗しない場合や、採用の競争激化に伴う給与・福利厚生費等の上昇により経費が増加した場合は、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (10) パンデミック型感染症に関するリスク パンデミック型感染症の感染が拡大し、政府や自治体により外出自粛や営業制限、休養要請が実施される場合には、通常の業務遂行に支障をきたし、当社グループが供給する製品の供給に支障が出る可能性があります。そのため、拡散防止と感染予防への対策として、従業員の体調管理・確認の実施、マスクの着用やうがい、手洗い、アルコール消毒など、日常的な対策は引き続き実施しております。また、海外子会社(アメリカ、台湾、マレーシア)におきましても、パンデミック型感染症の影響が大きくなった場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (11)エネルギー価格高騰に関するリスク 当社グループにおいて、きのこの生産工程における空調、照明などの設備は電気・A重油・ガスに依存しており、エネルギー価格の高騰で電力費・燃料費(主に電気、A重油及びガス費用)の増加費用が転嫁できない場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)8,558字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善を背景に、景気は緩やかな回復基調にあるものの、継続する物価上昇や人手不足、さらには米国の通商政策をめぐる動向に加え、中東情勢の緊迫化など地政学的リスクの高まりによるエネルギー問題などによる影響の懸念等もあり、景気の先行きは依然として不透明な状況にあります。 このような経済環境の中、当社グループは、「きのこで健康を届けることを使命に市場と消費を拡大する」「利益の創出と企業の社会的責任を両立する」という経営ビジョンの下、健康食材である「きのこ」を事業の中心に据え、その研究開発、生産、販売を通してより多くの皆様へおいしさと健康をお届けできるよう事業活動を行ってまいりました。 以上の結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 a.財政状態 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ61億5百万円増加し、1,137億26百万円となりました。当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ20億9百万円減少し、488億2百万円となりました。当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ81億15百万円増加し、649億24百万円となりました。 b.経営成績 当連結会計年度の経営成績は、売上高859億15百万円(前期比3.4%増)、営業利益70億31百万円(同6.1%増)、経常利益81億86百万円(同17.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は70億6百万円(同57.8%増)となりました。 なお、当連結会計年度の主要きのこの生産量(連結ベース)は、ブナピーを含むブナシメジ46,876t(同0.3% 増)、エリンギ15,925t(同4.5%減)、マイタケ15,655t(同0.4%増)となりました。 当連結会計年度の各セグメントの概況は次のとおりであります。 「国内きのこ事業」 生産部門におきましては、引き続きコスト削減に取り組むとともに、衛生管理をより徹底し、品質の向上と安定栽培に努め、安全・安心なきのこを生産してまいりました。 開発研究部門におきましては、商品品質の向上、付加価値の高い新商品や新品種の開発及びきのこの薬理効果や機能性の追求に取り組んでまいりました。なお、2025年11月に、26年振りの品種改良により食感と見た目をリニューアルした新しいエリンギを発売しております。 営業部門におきましては、きのこ需要を喚起すべく、健康・美容・スポーツを3本柱とした「きのこで菌活」を提唱し、鮮度に拘った営業活動を行ってまいりました。引き続き、新中期経営計画に掲げた、新規開拓、エリア戦略などを推し進めるとともに、「プレミアムきのこ」と位置付ける当社の独自品種である霜降りひらたけについて、SNSを活用した認知向上や量販店舗でのプロモーションなどの施策を実施したこと等により、きのこの価格は堅調な動きとなりました。 以上の結果、国内きのこ事業全体の売上高は560億77百万円(前期比1.8%増)、セグメント利益は72億42百万円(同3.5%増)となりました。 「海外きのこ事業」 米国の現地法人「HOKTO KINOKO COMPANY」におきましては、主要取引先での入札不調や需要減退により、売上高は前年同期水準を確保したものの、営業利益を含めて期初計画を下回りました。台湾の現地法人「台灣北斗生技股份有限公司」におきましては、安定した気候のもとでの野菜の供給過多により野菜相場が低迷し、きのこの価格も軟調な動きとなったことから、売上高、営業利益ともに期初計画を達成するには至りませんでした。マレーシアの現地法人「HOKTO MALAYSIA SDN. BHD.」におきましては、全般的な販売不振により、売上高、営業利益ともに期初計画未達となりました。 一方で、円安が進行したことにより海外子会社各社の円換算ベースの売上高、営業利益が嵩上げされたことから、海外きのこ事業全体の売上高は82億36百万円(同6.8%増)、セグメント利益は11億47百万円(同0.8%減)となりました。 「加工品事業」 加工品事業におきましては、きのこ加工品(水煮・冷凍)、調理加工品、業務用生鮮きのこの拡販に加え、新商品の開発と市場開拓に取り組んでまいりました結果、コンビニエンスストア向け販売では苦戦を強いられましたが、期初計画を大幅に上回る推移を見せた市販品のほか、外食部門とデリカ・中食向けの商材が好調に推移し、事業全体を牽引いたしました。通信販売では、乾燥きのこの販売が引き続き好調に推移し、レトルト食品もこれまでの状況から反転し成長軌道に乗りつつあります。健康食品の一部の商品では定期顧客数が大幅に伸び、業績に好影響を与え始めております。また、子会社の株式会社アーデンにおきましては、OEM事業で各得意先からの受注量が大きく伸び、期初計画を大幅に超える結果となりました。 以上の結果、加工品事業の売上高は80億3百万円(同1.9%減)、セグメント利益は5億11百万円(同36.5%増)となりました。 「化成品事業」 化成品事業におきましては、包装資材分野では、リサイクル製品・バイオマス製品などの環境包材や冷凍食品向け包材・機器販売に取り組みました。工業資材分野では、半導体や精密機器など輸出関連メーカー向け販売が引き続き回復傾向を示しました。農業資材分野では、大口設備案件を取り込んだほか、きのこ原料販売も堅調に推移しました。また、不安定な海外情勢を背景に、輸入原料資材を前倒し調達する動きも売上を押し上げました。自社製品の製造・販売は一部大口取引先からの受注減少の影響を受けましたが、新規受注製品の生産開始により堅調でした。 以上の結果、化成品事業の売上高は135億98百万円(同12.1%増)、セグメント利益は4億70百万円(同39.2%増)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は前連結会計年度末に比べ37億92百万円増加し、当連結会計年度末には188億61百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により増加した資金は108億24百万円となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益100億54百万円、減価償却費51億57百万円及び為替差益6億65百万円の計上ならびに法人税等の支払い19億46百万円、仕入債務の減少7億91百万円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により減少した資金は29億17百万円となりました。これは主に、有価証券の純減21億13百万円及び有形固定資産の取得による支出49億23百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により減少した資金は44億20百万円となりました。これは主に、短期借入金の純減15億円、長期借入金の純減13億92百万円及び配当金の支払15億91百万円によるものであります。 ③ 生産・受注及び販売の実績 (1)生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 国内きのこ事業 ブナシメジ    (t)   42,397   100.8 エリンギ      (t)   15,355   95.7 マイタケ      (t)   15,070   100.3 その他        (t)   5,505   100.3 計   78,329   99.6 海外きのこ事業 ブナシメジ    (t)   4,479   95.7 エリンギ      (t)   570   90.0 マイタケ      (t)   585   102.3 計   5,634   95.7 化成品事業 P.Pビン         (千本)   206   19.4 コンテナ           (千個)   604   225.4 キャップ           (千個)   29   182.1 飲料用ボトル       (千本)   43,599   96.9 衛生消耗品用ボトル (千本)   9,878   189.3 フィルム           (千枚)   22,349   105.7 加工品事業 レトルト食品  (t)   12,968   106.5 (注)1.上記につきましては、金額換算が煩雑であるため数量で表示しております。 2.セグメント間取引については、生産実績に含めておりません。 (2)商品仕入実績 当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 化成品事業  (百万円)   11,218   111.3 加工品事業  (百万円)   140   69.1 計(百万円)   11,358   110.5 (3)受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高   受注残高 加工品事業  (百万円)   4,469   326 化成品事業  (百万円)   1,215   93 国内きのこ事業及び海外きのこ事業は主として見込生産を行っているため、受注実績を記載しておりません。 (4)販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 国内きのこ事業         (百万円)   56,077   101.8 海外きのこ事業         (百万円)   8,236   106.8 加工品事業             (百万円)   8,003   98.1 化成品事業             (百万円)   13,598   112.1 計(百万円)   85,915   103.4 (注)セグメント間取引については相殺消去しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表及び財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。また、会計上の見積りについては、過去の実績、現在の状況、将来の見込み等を総合的に勘案して算出された合理的な金額によっております。 当社グループの連結財務諸表及び財務諸表で採用する重要な会計方針は、第5「経理の状況」の1.連結財務諸表等「注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」及び2.財務諸表等「注記事項(重要な会計方針)」にそれぞれ記載し、会計上の見積りのうち重要なものは、第5「経理の状況」の1.連結財務諸表等「注記事項(重要な会計上の見積り)」及び2.財務諸表等「注記事項(重要な会計上の見積り)」にそれぞれ記載しております。 このような会計方針に基づいて作成された連結財務諸表及び財務諸表は、当社グループの経営実態を正しく反映したものであると考えております。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 1)財政状態 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は405億29百万円となり、前連結会計年度末より19億7百万円増加いたしました。これは主に、現金及び預金24億16百万円の増加及び有価証券10億12百万円の減少によるものであります。固定資産は731億96百万円となり、前連結会計年度末より41億97百万円増加いたしました。これは主に、投資その他の資産36億9百万円の増加によるものであります。 この結果、総資産は1,137億26百万円となり、前連結会計年度末より61億5百万円増加いたしました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は234億83百万円となり、前連結会計年度末より13億40百万円減少いたしました。これは主に、短期借入金14億61百万円の減少によるものであります。固定負債は253億18百万円となり、前連結会計年度末より6億69百万円減少いたしました。 この結果、負債合計は488億2百万円となり、前連結会計年度末より20億9百万円減少いたしました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は649億24百万円となり、前連結会計年度末より81億15百万円増加いたしました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益70億6百万円を計上し配当金15億90百万円を支払ったことによる利益剰余金54億15百万円及びその他有価証券評価差額金16億71百万円の増加によるものであります。 この結果、自己資本比率は57.1%(前連結会計年度末は52.8%)となりました。 2)経営成績 (売上高) 主力の国内きのこ事業は、きのこ需要を喚起すべく、健康・美容・スポーツを3本柱とした「きのこで菌活」を提唱し、鮮度に拘った営業活動を行ってまいりました。引き続き、新中期経営計画に掲げた、新規開拓、エリア戦略などを推し進めるとともに、「プレミアムきのこ」と位置付ける当社の独自品種である霜降りひらたけについて、SNSを活用した認知向上や量販店舗でのプロモーションなどの施策を実施したこと等により、きのこの価格は堅調な動きとなりました。 以上の結果、国内きのこ事業全体の売上高は560億77百万円(前期比1.8%増)となりました。 アメリカの現地法人におきましては、主要取引先での入札不調や需要減退により、売上高は前年同期水準を確保したものの、期初計画を下回りました。台湾の現地法人におきましては、安定した気候のもとでの野菜の供給過多により野菜相場が低迷し、きのこの価格も軟調な動きとなったことから、売上高は期初計画を達成するには至りませんでした。マレーシアの現地法人におきましては、全般的な販売不振により、売上高は期初計画未達となりました。一方で、円安が進行したことにより海外子会社各社の円換算ベースの売上高が嵩上げされたことから、海外きのこ事業全体の売上高は82億36百万円(同6.8%増)となりました。 加工品事業におきましては、きのこ加工品(水煮・冷凍)、調理加工品、業務用生鮮きのこの拡販に加え、新商品の開発と市場開拓に取り組んでまいりました結果、コンビニエンスストア向け販売では苦戦を強いられましたが、期初計画を大幅に上回る推移を見せた市販品のほか、外食部門とデリカ・中食向けの商材が好調に推移し、事業全体を牽引いたしました。通信販売では、乾燥きのこの販売が引き続き好調に推移し、レトルト食品もこれまでの状況から反転し成長軌道に乗りつつあります。健康食品の一部の商品では定期顧客数が大幅に伸び、業績に好影響を与え始めております。また、子会社の株式会社アーデンにおきましては、OEM事業で各得意先からの受注量が大きく伸び、期初計画を大幅に超える結果となりました。 以上の結果、加工品事業の売上高は80億3百万円(同1.9%減)となりました。 化成品事業におきましては、包装資材分野では、リサイクル製品・バイオマス製品などの環境包材や冷凍食品向け包材・機器販売に取り組みました。工業資材分野では、半導体や精密機器など輸出関連メーカー向け販売が引き続き回復傾向を示しました。農業資材分野では、大口設備案件を取り込んだほか、きのこ原料販売も堅調に推移しました。また、不安定な海外情勢を背景に、輸入原料資材を前倒し調達する動きも売上を押し上げました。自社製品の製造・販売は一部大口取引先からの受注減少の影響を受けましたが、新規受注製品の生産開始により堅調でした。 以上の結果、化成品事業の売上高は135億98百万円(同12.1%増)となりました。 上記の結果、当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度に比べ28億10百万円増加し、859億15百万円(同3.4 %増)となりました。 (売上総利益) 売上高の増加に加え、製造原価のうち労務費や電力費などは伸びましたが、生産原料費、減価償却費などが前期に比べ減少した結果、売上総利益は、前連結会計年度に比べ11億59百万円増加し、249億19百万円(同4.9%増)となりました。 (販売費及び一般管理費) 売上が増加した分販売手数料が増加し、また値上げにより運送費が増加した結果、販売費及び一般管理費は前連結会計年度に比べ7億56百万円増加し、178億88百万円(同4.4%増)となりました。 (営業利益) 上記の結果、営業利益は前連結会計年度に比べ4億2百万円増加し、70億31百万円(同6.1%増)となりました。 (経常利益) 経常利益は、円安により為替差益が発生しましたことなどにより、前連結会計年度に比べ12億33百万円増加し、81億86百万円(同17.7%増)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 親会社株主に帰属する当期純利益は、経常利益が増加したことに加え、特別利益に2024年10月29日に発生した上田第一きのこセンターの火災の被害に係る受取保険金19億15百万円が発生したことなどにより、前連結会計年度に比べ25億65百万円増加し、親会社株主に帰属する当期純利益は70億6百万円(同57.8%増)となりました。 この結果、1株当たり当期純利益は223円84銭となりました。また、自己資本比率は57.1%となり、前連結会計年度に比べ4.3ポイント上昇いたしました。 3)キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 (参考)キャッシュ・フロー関連指標の推移 2022年3月   2023年3月   2024年3月   2025年3月   2026年3月 自己資本比率(%)   51.9   48.6   53.0   52.8   57.1 時価ベースの自己資本比率 (%)   57.4   56.0   57.2   54.2   52.5 キャッシュ・フロー対 有利子負債比率(年)   4.6   6.5   3.9   1.9   1.9 インタレスト・カバレッジ・ レシオ(倍)   77.9   50.6   66.9   105.7   71.6 自己資本比率:自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い (注1)いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。 (注2)株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。 (注3)キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを利用しております。 (注4)有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。 4)資本の財源及び資金の流動性 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針とし、運転資金や設備投資に必要な資金は、自己資金のほか主として銀行借入や社債発行により調達しております。なお、成長に向けた投資は引き続き行ってまいります。 5)経営成績に重要な影響を与える要因 当社グループの経営成績に重要な影響を及ぼすと思われる事項については、第2「事業の状況」の3.事業等のリスクに記載のとおりであります。 6)経営者の問題認識と今後の方針 経営者の問題認識と今後の方針につきましては、「1経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載の通りであります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

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出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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