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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

Umios

1333 · Prime · 水産・農林業

水産資源の獲る・育てる・加工・流通までを世界規模で一貫する水産総合企業。

概要

Umios(旧マルハニチロ)は、水産資源事業、食材流通事業、加工食品事業を三本柱とする水産・食品総合企業である。2026年3月期の連結売上高は1兆1,059億円、営業利益312億円、従業員数12,479人。1943年の創業以来、漁業・養殖から加工・販売まで一貫したバリューチェーンを構築し、国内外に約150の子会社・関連会社を持つグループに発展した。

水産・食品を網羅する三つの事業セグメント

当社グループは水産資源事業、食材流通事業、加工食品事業の三セグメントで構成される。水産資源事業は国内外の漁業(まき網、はえ縄等)と養殖(クロマグロ、ブリ、カンパチ)を展開し、北米子会社による加工販売も含む。食材流通事業は水産物の調達・市場流通に加え、畜産物・農産物も扱う総合食材商社機能を持つ。加工食品事業は家庭用冷凍食品、缶詰、フィッシュソーセージ、ペットフード等を製造・販売し、化成品も手掛ける。2026年3月期のセグメント売上高は水産資源1,294億円、食材流通7,699億円、加工食品1,858億円。その他に物流・不動産事業がある。

約150社からなるグローバルグループ

当社グループは当社、子会社98社、関連会社53社で構成される。北米ではAustral Fisheries、Westward Seafoods、Premier Pacific Seafoodsが水産資源を加工・販売。欧州ではMaruha Nichiro Europe Holding B.V.、Seafood Connection Holding B.V.が食材流通を担う。国内では大都魚類、神港魚類、九州中央魚市等が市場流通を支える。加工食品ではアイシア(ペットフード)、KF Foods Limited(英国)等が国外生産を行う。2026年3月時点の従業員数は12,479人。本社は東京都港区高輪に所在する。

資源調達から消費者までのバリューチェーン

当社グループは「資源調達力」「加工技術力」「食材提供力」の三つを強みとする。漁業・養殖で獲った水産物を自社の冷凍倉庫・加工工場で処理し、食材流通網で業務用・小売向けに供給する一貫体制を持つ。中期経営計画「For the ocean, for life 2027」では、消費者ニーズを起点にマーケティング、研究開発、調達、加工、提供を循環させる「バリューサイクル」の構築を掲げ、国内外のエリアごとに最適化した「グローカル戦略」を推進している。

業界の中での役割は水産物の漁獲・養殖・加工・流通をグローバルに手掛ける総合水産企業。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1.1兆円
営業利益
312億円
営業利益率
2.8%
純利益
222億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01水産資源事業主力

国内外で漁業(まき網、はえ縄等)・養殖(クロマグロ、ブリ、カンパチ)を展開。北米子会社を通じた水産物の加工・販売も含む。漁獲から一次加工までを担い、グループ内外に原料を供給。

主な製品・サービス1
漁獲物・養殖物
マグロ、サケ、タラ、エビなど多様な魚種を漁獲・養殖。生鮮・冷凍で出荷。

02食材流通事業主力

国内外の水産物調達・市場流通・販売ネットワークを活用し、水産物を仕入・加工して業務用・小売向けに供給。畜産物・農産物も扱い、総合食材商社機能を発揮。

主な製品・サービス1
水産物・畜産物・農産物の仕入販売
国内外から調達した水産物を中心に、肉・野菜なども含む食材を飲食店・加工会社・量販店等に販売。

03加工食品事業主力

家庭用冷凍食品、缶詰、フィッシュソーセージ、ちくわ、デザート、調味料、フリーズドライ製品、ペットフードなどを製造・販売。ファインケミカル(化成品)も手掛ける。BtoCブランド「マルハニチロ」等で消費者に直接訴求。

主な製品・サービス3
冷凍食品
魚介類のフライ、ハンバーグ、ギョーザなど。電子レンジ加熱で手軽に調理できる。
缶詰
ツナ缶、サバ缶、フルーツ缶など。長期保存可能な加工品。
ペットフード
キャットフード、ドッグフード。水産原料を活かしたプレミアム製品も展開。

04その他(物流・不動産等)副次

冷凍倉庫・普通倉庫での保管、輸配送サービス、不動産賃貸等をグループ会社が提供。グループ全体の物流基盤を支える。

製品と技術

まき網・はえ縄漁業とクロマグロ養殖

水産資源事業では国内外でまき網漁業、はえ縄漁業、底曳網漁業を実施。主要魚種はマグロ、サケ、タラ、エビ等。国内ではクロマグロ、ブリ、カンパチの養殖を大規模に行い、高水温対策やプロダクトミックス最適化を進める。北米子会社Westward SeafoodsやPremier Pacific Seafoodsを通じスケソウダラ製品の加工・販売も手掛ける。2026年3月期の同事業売上高は1,294億円。

冷凍食品・缶詰・ペットフードの加工品群

加工食品事業ではマルハニチロブランドの冷凍食品(フライ、ハンバーグ、ギョーザ)、ツナ缶・サバ缶などの缶詰、フィッシュソーセージ、ちくわ、デザート、調味料、フリーズドライ製品を製造。ペットフードは連結子会社アイシア株式会社が手掛け、タイ工場から北米向けにプレミアム製品を輸出。ファインケミカル部門では医薬品向け素材も供給する。同事業売上高は1,858億円。

国内外の総合食材流通ネットワーク

食材流通事業は大都魚類、神港魚類、大東魚類、九州中央魚市等の子会社を通じ、全国の卸売市場で水産物を流通。海外ではMaruha Nichiro Europe Holding B.V.やSeafood Connection Holding B.V.が欧州で水産物の調達・販売を担う。畜産物(輸入冷凍豚肉等)や農産物も扱い、飲食店・加工会社・量販店向けに総合的な食材供給を展開。2026年3月期の売上高は7,699億円でグループ最大セグメント。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

水産・農林業のなかでの位置

水産大手、安定成長も低収益性

売上高1兆円超の大手水産企業。同業の極洋(1301)やニッスイ(1332)と並び、国内水産業界のトップクラス。2025年3月期売上高1兆786億円、営業利益率2.82%と低いながらも安定した収益を確保。2026年3月期も同水準の利益率を見込む。水産物の需要は堅調だが、原料調達コストや漁獲量変動の影響を受けやすい。業界内では規模と安定供給力で優位性を持つが、収益性改善が課題。

強み

  • 売上高1兆円超の規模で、調達力や販売網で競争優位を持つ。
  • 水産物の安定供給により、毎期1兆円超の売上を維持。需要変動の影響を受けにくい。
  • 漁業、養殖、加工、販売まで幅広く手掛け、リスク分散が可能。
  • グローバルな水産需要を取り込む余地があり、成長機会がある。

課題

  • 営業利益率2.82%と低く、コスト管理や高付加価値化による収益向上が急務。
  • 漁獲量変動や資源規制の影響を受けやすく、安定調達が課題。
  • 国内外の競合が多く、価格競争や差別化が難しい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

食品・飲料の時価総額近傍。太字がUmios

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14516日本新薬2,457億円7.9倍
22270雪印メグミルク2,435億円7.3倍
37947エフピコ2,419億円15.6倍
47616コロワイド2,254億円135.5倍
53097物語コーポレーション2,176億円24.4倍
61333Umios1,976億円8.9倍
79936王将フードサービス1,910億円20.9倍
84547キッセイ薬品工業1,892億円12.3倍
98278フジ1,774億円21.7倍
107630壱番屋1,754億円68.3倍
113087ドトール・日レスホールディングス1,548億円19.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(食品・飲料)に従っています。

会社の歴史

沿革 18件

水産統制会社として発足した1943年

1943年3月、水産統制令に基づき、株式会社林兼商店の内地水産部門、大洋捕鯨株式会社、遠洋捕鯨株式会社が統合され、西大洋漁業統制株式会社(資本金6千万円)が下関市に設立された。戦時統制下の企業として捕鯨業、トロール漁業、底曳網漁業を目的とした。

戦後の再編と商号変更を経た成長

1945年12月に西大洋漁業株式会社へ商号変更。1947年10月に大都魚類株式会社、1948年4月に神港魚類株式会社を設立。1949年6月に本社を東京都へ移転。1961年3月に肥料・飼料事業を追加。1983年7月に宇都宮市で練り製品工場、1985年8月に調味料・薬品工場を竣工。1993年9月にマルハ株式会社へ商号を変更した。

2007年の経営統合でマルハニチロ誕生

2004年4月、株式移転により完全親会社株式会社マルハグループ本社を設立。2007年10月、同社が株式会社ニチロを株式交換で完全子会社化し、株式会社マルハニチロホールディングスに商号変更。2008年4月に食品事業と畜産事業をそれぞれ新設会社に吸収分割し、水産事業を承継する事業会社に再編した。

2014年の吸収合併と東証一部上場

2014年4月、マルハニチロ株式会社に商号変更。同時に株式会社マルハニチロホールディングス、株式会社マルハニチロ食品、株式会社マルハニチロ畜産、株式会社マルハニチロマネジメント、株式会社アクリフーズを吸収合併。同日、東京証券取引所市場第一部に上場。2022年4月の市場区分見直しによりプライム市場へ移行した。

2024年から2026年の組織再編とUmiosへの改名

2024年4月に株式会社マルハニチロアセットを吸収合併。2026年3月1日付で本社を東京都江東区豊洲から港区高輪に移転。2026年3月、Umios株式会社に商号変更した。同時に欧州子会社もUmios Europe Holding B.V.等へ社名を変更。グループ全体のブランド統一を進めている。

年表18件を開く

1940年代

  • 1943年3月創業水産統制令により、株式会社林兼商店の内地水産部門、大洋捕鯨株式会社及び遠洋捕鯨株式会社で、捕鯨業、トロール漁業及び底曳網漁業を事業目的とした西大洋漁業統制株式会社(資本金6千万円)を下関市に設立
  • 1945年3月水産物及び農畜産物の製造、加工、販売業並びに冷蔵倉庫業を事業目的に追加
  • 1945年12月商号変更西大洋漁業株式会社に商号変更
  • 1947年10月大都魚類株式会社を設立(現・連結子会社)
  • 1948年4月神港魚類株式会社を設立(現・連結子会社)
  • 1949年6月本社を東京都に移転

1960年代

  • 1961年3月肥料・飼料事業を事業目的に追加

1980年代

  • 1983年7月宇都宮市に練り製品工場完成
  • 1985年8月宇都宮市に調味料・薬品・健康食品工場完成

1990年代

  • 1990年9月つくば市に中央研究所完成
  • 1993年9月商号変更マルハ株式会社に商号変更

2000年代

  • 2004年4月創業株式移転により完全親会社株式会社マルハグループ本社を設立
  • 2007年10月M&A株式会社マルハグループ本社と株式会社ニチロが経営統合、株式会社マルハグループ本社が株式会社ニチロを株式交換により完全子会社化 株式会社マルハグループ本社は株式会社マルハニチロホールディングスに商号変更
  • 2008年4月商号変更株式会社マルハニチロ水産に商号変更 当社食品事業を、株式会社マルハニチロ食品(株式会社ニチロより商号変更)を承継会社として吸収分割 当社畜産事業を、株式会社マルハニチロ畜産を承継会社として吸収分割 株式会社マルハニチロ食品の水産事業を、当社を承継会社として吸収分割

2010年代

  • 2014年4月上場マルハニチロ株式会社に商号変更 株式会社マルハニチロホールディングス、株式会社マルハニチロ食品、株式会社マルハニチロ畜産、株式会社マルハニチロマネジメント及び株式会社アクリフーズを吸収合併 東京証券取引所市場第一部に上場

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第一部からプライム市場へ移行
  • 2024年4月M&A株式会社マルハニチロアセットを吸収合併
  • 2026年3月商号変更Umios株式会社に商号変更

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 営業利益320億円(26年度計画)、400億円(27年度目標)
  • ROIC4.3%(26年度計画)、5.0%(27年度目標)
  • ネットD/Eレシオ1.0倍

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    長期ビジョンに基づくソリューション提案

    持続的なタンパク質の提供と健康価値の創造を通じて、気候変動や海洋環境、食の安全・安心などの社会課題に対してソリューションを提案する。

  2. 02

    消費者起点のバリューサイクルの構築

    マーケティングと研究・開発を強化し、調達・加工・食材提供力を連携させて消費者ニーズに応える価値創造の仕組みを構築し、グローカルに展開する。

  3. 03

    グローカル戦略の推進

    国内外の各エリアのニーズに合わせた事業展開を進め、海外展開を強化するとともに、国内生産拠点の最適化を加速する。

  4. 04

    挑戦と共創の企業文化の醸成

    DXを推進し、既存の枠にとらわれず変化を受け入れ、外部ステークホルダーとの連携を積極的に図りイノベーションを追求する企業文化を育てる。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で12,479人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は783万円で、9期前と比べて+10.1%平均年齢は41.0歳、平均勤続年数は14.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月11,237
2018年3月10,938
2019年3月71141.916.111,276
2020年3月70741.715.811,107
2021年3月69841.615.713,117
2022年3月70541.815.712,352
2023年3月74342.115.912,843
2024年3月75041.815.512,531
2025年3月76841.415.012,454244
2026年3月78341.014.412,479250

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率10.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率76.7%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)63.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社23(国内 14 / 海外 9、うち連結子会社 21) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
はえ縄漁船等 — オーストラリア 西オーストラリア州115億円
水産資源事業
川崎第一物流センター — 神奈川県川崎市川崎区8,814百万円
その他事業
ダッチハーバー工場 — アメリカ アラスカ州6,783百万円
水産資源事業
漁船等 — 東京都港区6,197百万円
水産資源事業
群馬工場 — 群馬県邑楽郡大泉町5,757百万円
加工食品事業
名古屋物流センター — 愛知県名古屋市港区5,023百万円
その他事業
本社及び倉庫 — 千葉県千葉市美浜区4,284百万円
その他事業
大江工場 — 山形県西村山郡大江町4,033百万円
加工食品事業
本社 — 東京都港区3,785百万円
その他事業
本社及び札幌工場 — 北海道札幌市西区3,731百万円
食材流通事業
ほか17件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    大洋エーアンドエフ㈱
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Austral Fisheries Pty Ltd. (注)2、4
    West Leederville, WA, Australia · 連結子会社
    議決権50.0%
  • 海外
    Maruha Capital Investment, Inc. (注)2、7
    Bellevue, Washington, U.S.A. · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Westward Seafoods, Inc. (注)2
    Dutch Harbor, Alaska, U.S.A. · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Premier Pacific Seafoods, Inc.
    Seattle, Washington, U.S.A. · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    大都魚類㈱(注)2
    東京都江東区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    神港魚類㈱
    兵庫県神戸市 兵庫区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    大東魚類㈱
    愛知県名古屋市 熱田区 · 連結子会社
    議決権91.0%
  • 国内
    ㈱マルハ九州魚市 ホールディングス
    福岡県福岡市 東区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    九州中央魚市㈱
    熊本県熊本市 西区 · 連結子会社
    議決権83.7%
  • 海外
    Maruha Nichiro Europe Holding B.V. (注)6
    Urk, The Netherlands · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Seafood Connection Holding B.V. (注)6、8
    Urk, The Netherlands · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社11社を開く
  • ㈱ヤヨイサンフーズ東京都港区100%
  • Umiosオーシャン㈱東京都中央区100%
  • Umios Hokkaido㈱北海道札幌市 西区100%
  • アイシア㈱東京都港区100%
  • Umios北日本㈱北海道釧路市100%
  • KF Foods LimitedSamut Sakhon, Thailand100%
  • Kingfisher Holdings LimitedBangkok, Thailand51%
  • シーパック㈱(注)5Bangkok, Thailand100%
  • Umiosロジ㈱(注)9東京都中央区100%
  • 浙江興業集団有限公司中華人民共和国 浙江省舟山市35%
  • 煙台日魯大食品有限公司中華人民共和国 山東省莱陽市45%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1.1兆円営業利益312億円前期と比べると増収増益で、売上が+2.5%、利益が+2.6%。

売上高
+2.5%
1.1兆円
営業利益
+2.6%
312億円
純利益
-4.7%
222億円
営業利益率
2.8%
前期比 +0.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1.1兆円1.1兆円
営業利益320億円312億円
純利益150億円222億円
1株あたり配当¥45¥45

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は2,776億円、営業利益は67億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+10.6%、営業利益は−13.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q2,3951
2024年1Q2,509773.167
2024年2Q2,565913.542
2024年3Q2,799863.1115
2024年4Q2,434−15
2025年2Q5,3211613.0138
2025年4Q5,4651432.695
2026年2Q5,3671873.5125
2026年4Q5,6921252.297
2027年1Q2,776672.434

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は2,295億円から1.1兆円へ4.8倍に増えた。直近期の営業利益率は2.8%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高兆円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月0.235129
マルハニチロ株式会社に商号変更 株式会社マルハニチロホールディングス、株式会社マルハニチロ食品、株式会社マルハニチロ畜産、株式会社マルハニチロマネジメント及び株式会社アクリフーズを吸収合併 東京証券取引所市場第一部に上場
2014年3月0.266637
2015年3月0.8611872
2016年3月0.8817141
2017年3月0.87279154
2018年3月0.92279161
2019年3月0.92252167
2020年3月0.91199125
2021年3月0.8118158
2022年3月0.87276169
2023年3月1.02335186
株式会社マルハニチロアセットを吸収合併
2024年3月1.03311209
2025年3月1.083043232.8233
Umios株式会社に商号変更
2026年3月1.113123132.8222

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1.1兆円のうち、営業利益として残るのは312億円2.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は222億円、売上の2.0%にあたる。営業利益率は業種中央値3.8%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金86.1%9,519億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金11.1%1,228億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.8%312億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
13.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.9pt
2.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.5pt
2.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.1pt
9.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが248億円、投資CFが−212億円で、差し引きのフリーCFは36億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は529億円で、売上の0.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月6316−747923
2014年3月−40−68103−10818
2015年3月179−71−107108140
2016年3月306−203−121103120
2017年3月260−111−136149133
2018年3月297−150−133147152
2019年3月162−119−7943116
2020年3月392−224−71168218
2021年3月334−120−108214312
2022年3月192−103−17289244
2023年3月0−239303−239334
2024年3月536−189−329347369
2025年3月392−19−294373484
2026年3月248−212−836529

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は7,517億円。このうち返さなくてよい自己資本が2,915億円で、自己資本比率は32.9%(業種中央値39.6%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1,2452341,01118.4
2014年3月1,5153151,20020.1
2015年3月5,0201,0923,92817.7
2016年3月4,8601,0573,80317.5
2017年3月5,0131,2283,78520.1
2018年3月5,1661,4003,76622.3
2019年3月5,2031,5043,69924.1
2020年3月5,2811,5903,69125.1
2021年3月5,3291,6673,66226.7
2022年3月5,4861,8793,60729.2
2023年3月6,3722,1254,24728.0
2024年3月6,7182,4554,26330.8
2025年3月6,8122,7544,05833.7
2026年3月7,5172,9154,60232.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
541億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1,579億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
2,447億円
在庫として抱えている分
負債合計
4,602億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
58
/ 100
安定性自己資本比率22 / 40
収益力営業利益率6 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

水産・農林業 12社との比較

同じ水産・農林業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り12社中3位あたり、逆に低いのは自己資本比率12社中11位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
9.3%/中央値 9.4%
P25 5.6%P75 11.0%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
2.8%/中央値 3.8%
P25 2.2%P75 11.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
32.9%/中央値 39.6%
P25 35.2%P75 55.2%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
2.5%/中央値 4.4%
P25 2.8%P75 10.6%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.5%/中央値 2.9%
P25 2.1%P75 3.4%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,302で、1年前と比べて+20.0%過去52週の値幅のなかでは41%の位置にある。

¥1,302-0.5%1ヶ月+1.4%1年+20.0%時価総額1,976億円
過去52週の値幅
安値¥1,105.667高値¥1,589

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)8.9倍
PER (会社予想)13.1倍
PBR0.79倍
配当利回り3.46%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1か月で約4%下落し、25日移動平均線を下回る展開が続いています。8月5日には52週高値1589円から約21%下落した1256円を付けましたが、翌日は1266円と小幅反発しました。RSIは36.78と売られすぎ圏に近く、下値では1073円の52週安値が意識されます。一方、日中出来高は増加傾向にあり、底値圏での売買が活発化しています。週足では上昇傾向が鈍化し、調整局面入りを示唆しています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 78/100)

PER8.63倍は業界平均30.54倍を大きく下回り、PBR0.77倍は1.35倍の業界平均に対して0.57倍と大幅な割安。ROE9.3%は業界平均と比較して低いが、配当利回り3.55%は業界平均2.97%を上回る。売上高は1兆円超と安定し、営業利益率2.82%と低いが、利益は微減傾向。割安な評価ながら、収益性の低さが課題。配当性向41.6%は適正で、利回りの高さが下支え。

指標この会社業種平均
PER (実績)8.9倍30.4倍
PER (予想)13.1倍
PBR0.79倍1.40倍
ROE9.3%9.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、持続可能な水産資源の確保と世界市場での需要拡大をどう収益に結びつけるか。強気派は、世界的な水産物需要の増加と、養殖技術の進展による安定供給を評価する。一方、弱気派は、資源管理の規制強化やコスト増加、価格競争による収益性の低下を懸念する。

プラスに働く材料7
  • 世界需要増加

    世界的なタンパク質需要の高まりで水産物の需要が拡大

  • 統合モデルの強み

    サプライチェーン統合で安定供給とコスト管理が可能

  • 持続可能性への取り組み

    持続可能な水産業への投資が長期的な競争力に

  • 売上高1兆1,059億円と増収基調通年影響

    2026/3期売上高は1兆1,059億円と前期比273億円増。増収が続く

  • 営業利益312億円と前期比8億円の増益通年影響

    2026/3期営業利益は312億円、前期304億円から増益。営業利益率2.82%を維持

  • PBR0.77倍と1倍割れの株価是正余地継続影響

    PBRは0.7721倍、ROE9.3%。1倍回復で約3割の上振れ余地

  • 配当利回り3.55%が下支え継続影響

    配当利回り3.55%。業績が横ばいでも配当が投資家の下限を形成

マイナスに働く材料7
  • 資源規制リスク

    水産資源の減少や規制強化で事業リスクが高まる

  • 収益性の低さ

    営業利益率は3%未満で他業種と比べ低水準

  • コスト増加懸念

    飼料や燃料費の上昇が収益を圧迫する可能性

  • 2026年3月期の純利益222億円と前期比減益通年影響

    純利益は2025/3期233億円から2026/3期222億円へ11億円減。増収も最終利益は減少

  • 予想PER12.8倍と割高感が意識される決算発表後影響

    実績PER8.63倍に対し予想PER12.8倍。市場は収益減少を予想

  • 営業利益率2.82%と低収益率の定着継続影響

    2025/3期と2026/3期の営業利益率は2.82%で横ばい。改善が見られない

  • 株価は1年で19.7%上昇し高値警戒感不定影響

    前年比+19.69%。目先の利益確定売りで株価調整の可能性

次の決算で確かめる点
売上高成長率
需要動向と事業拡大の度合いを測る
営業利益率
収益性の改善・悪化を確認
海外売上比率
グローバル展開の進捗と依存度を見る
養殖生産量
安定供給能力と成長性を示す

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり45で、前期から+21.8%いまの株価に対する利回りは3.46%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥45
1株あたり
配当利回り
3.46%
いまの株価に対して
配当性向
41.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1522.6
2018年3月13−11.119.3
2019年3月130.020.1
2020年3月130.023.5
2021年3月130.025.8
2022年3月1837.526.4
2023年3月2218.239.0
2024年3月2830.724.3
2025年3月3729.430.3
2026年3月4521.841.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥45

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ74,770人。区分でいちばん多いのは個人・その他27.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が46.1%を占め、残る53.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他29.530.328.124.625.027.5
金融機関38.836.835.535.128.227.3
外国法人10.712.715.518.622.223.5
事業法人19.318.518.919.219.218.7
証券会社1.81.72.02.55.52.9
自己株式0.10.10.10.10.10.1
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)12.33
02大東通商株式会社9.75
03株式会社日本カストディ銀行(信託口)6.27
04STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)2.85
05農林中央金庫1.84
06OUGホールディングス株式会社1.67
07STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.66
08株式会社みずほ銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)1.58
09日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)1.46
10JP MORGAN CHASE BANK 385781(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.21

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-07-23
    株式会社みずほ銀行
    新規の大量保有報告
    1.58%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+1408%、1株純資産は14期で+2037%。直近期のROEは9.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月107713.571.8
2014年3月1210114.0
2015年3月1461,6898.711.6
2016年3月781,6194.727.041.2
2017年3月2931,91316.611.522.6
2018年3月3062,19414.911.119.3
2019年3月3172,38213.912.520.1
2020年3月2382,5209.79.523.5
2021年3月1092,7084.224.025.8
2022年3月1071,01511.27.526.4
2023年3月1211,17811.06.539.0
2024年3月1381,37110.87.224.3
2025年3月1541,51910.77.130.3
2026年3月1471,6359.39.941.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額380百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
池見賢代表取締役 会長68249
安田大助代表取締役 社長執行役員65140
小梶聡取締役 専務執行役員65320
奥田かつ枝取締役 非常勤6228
外ノ池佳子取締役 非常勤55612
ブラッドリー・エドミスター取締役 非常勤52
高松信彦取締役 非常勤7197
大野泰一取締役(監査等委員)常勤632
木村吉男取締役(監査等委員)常勤6014
山嵜睦取締役(監査等委員)常勤6212
小関仁孝取締役 常務執行役員60114

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)51058824449
社外取締役1011411411
取締役(社内)1171717
監査役1555

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,431字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は当社、子会社98社及び関連会社53社により構成されており、水産資源事業、食材流通事業、加工食品事業を主たる事業として行っております。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 なお、当連結会計年度より報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。 また、Maruha Nichiro Europe Holding B.V.及びSeafood Connection Holding B.V.は、2026年4月1日よりUmios Europe Holding B.V.及びUmios Food Group Europe B.V.に社名を変更しております。 (1)水産資源事業 当社及び連結子会社[大洋エーアンドエフ㈱、Austral Fisheries Pty Ltd.、Maruha Capital Investment, Inc.、Westward Seafoods, Inc.、Premier Pacific Seafoods, Inc.他14社]、非連結子会社13社[うち、持分法適用会社2社]、並びに関連会社20社[うち、持分法適用会社11社]により、国内外で漁業を行う漁業ユニット、国内において主にクロマグロ、ブリ、カンパチの養殖を行う養殖ユニット、北米を事業拠点とし、北米の豊富な水産資源を背景とした水産物の加工・販売を展開する北米ユニットから構成されております。 (2)食材流通事業 当社及び連結子会社[大都魚類㈱、神港魚類㈱、大東魚類㈱、㈱マルハ九州魚市ホールディングス、九州中央魚市㈱、Maruha Nichiro Europe Holding B.V.、Seafood Connection Holding B.V.、㈱ヤヨイサンフーズ、Umiosオーシャン㈱、Umios Hokkaido㈱他29社]、非連結子会社3社、並びに関連会社25社[うち、持分法適用会社9社]により、国内外にわたり水産物の調達・市場流通も含む販売ネットワークを持つ水産商事ユニット、多様な業態に対して水産商材や業務用商材の製造・販売を行う食材流通ユニット、国内外の畜産物及び農産物を取り扱う農畜産ユニットから構成されております。 (3)加工食品事業 当社及び連結子会社[アイシア㈱、Umios北日本㈱、KF Foods Limited、Kingfisher Holdings Limited、Southeast Asian Packaging and Canning Limited他7社]、非連結子会社1社、並びに関連会社4社[持分法適用会社]により、国内外において家庭用冷凍食品・缶詰・フィッシュソーセージ・ちくわ・デザート・調味料・フリーズドライ製品・ペットフード等の製造・販売を行う加工食品ユニット、化成品の製造・販売を行うファインケミカルユニットから構成されております。 (4)その他 当社及び連結子会社[Umiosロジ㈱他9社]、非連結子会社1社、並びに関連会社4社[うち、持分法適用会社2社]において冷凍品・飼料等の保管、輸配送及び不動産業等を行っております。 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,482字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは「For the ocean, for life -海といのちの未来をつくる-」をパーパスとして定め、海を起点とした価値創造力で食を通じて人も地球も健康にする「ソリューションカンパニー」への変革を目指してまいります。 また、当社グループはミッションとして「私たちは誠実を旨とし、本物・安心・健康な「食」から広がる豊かなくらしとしあわせに貢献します」を当社グループが果たす使命とし、全員で共有し、実践してまいります。 (2)経営戦略等 本物・安心・健康な「食」から広がる豊かなくらしとしあわせに貢献することが当社グループが果たす使命であり、食品安全を基盤とした品質保証体制、リスク管理体制及びグループガバナンス体制の強化に、引き続き取り組んでまいります。 また、2025年度から2027年度までの3カ年を対象とする、グループ中期経営計画「For the ocean, for life 2027」を策定いたしました。計画の策定にあたりましては、企業価値向上と持続的成長の実現に向け、長期ビジョンを設定いたしました。 まず、長期ビジョンの設定にあたり、当社のアイデンティティに基づいた「海と地球環境」と「食といのち」の2つのレンズを通して、私たちを取り巻く様々な社会課題とマテリアリティとの関連性を整理し、当社が事業活動を通じて取り組むべき課題を以下のとおりフォーカスしております。 (当社が事業活動を通じて取り組むべき社会テーマ) ・気候変動 ・地球・海洋環境 ・生態系バランス ・循環型社会 ・食の安全・安心 ・栄養バランス ・多様な食文化・ライフスタイル ・サステナブルな事業性 以上のテーマに対して、「持続的なタンパク質の提供」と「健康価値の創造」を通じて、ソリューションを提案してまいります。 当社グループの強みの源泉である「資源調達力」、高度な食品加工技術力により新たな価値提案を可能とする「加工技術力」、そして、多様なニーズに最適な食材をお届けする「食材提供力」、これら3つの強みを消費者起点のバリューサイクルによって、価値創造を更に強化してまいります。 消費者起点のバリューサイクルとは、消費者ニーズをしっかりと捉える「マーケティング」、そのニーズにこたえる、サステナブルで健康的なタンパク質を提案するための「研究・開発」、その2つの機能に、当社の強みである「調達」、「加工」、「食材提供力」の3つを繋げていき、そこで得たマーケットデータを更に活用してサイクルを回していく仕組みであります。 この価値創造の仕組みを、グローカルに展開することで、世界規模の社会課題に対し「持続的なタンパク質の提供」と「健康価値の創造」の実現を通じ、ソリューションを提案してまいります。 また、新たな価値創造を実現するために、当社グループ内部のつながりを強めることはもちろんのこと、外部ステークホルダーの皆様とも連携を積極的に図り、イノベーションを追求してまいります。 更に、この連携をより一層強化するため、DXを推進するとともに、これまでのやり方や考え方にとらわれず、変化を受け入れ、挑戦し、共創していく企業文化を醸成してまいります。 以上の長期ビジョン達成に向け、グループ中期経営計画「For the ocean, for life 2027」においては、「バリューサイクルの構築」、「グローカル戦略の推進」、「挑戦と共創の企業文化を醸成」の3つのアクションを着実に推進した上で安定的なキャッシュを創出し、収益性と資本効率の向上に努め、積極的な成長投資を実施するとともに、適切な財務バランスを維持しつつ、株主還元を充実させることにより、企業価値の向上に取り組んでまいります。 (3)経営環境 当社グループを取り巻く事業環境については、中東情勢の緊迫化に伴うエネルギー価格の上昇や物流の混乱、米国の通商政策をめぐる動向が世界経済に与える影響、金融資本市場の変動リスク等、引き続き予断を許さない状況が継続するとともに、10年、100年先を見据えると当社グループを取り巻く環境はさらに予測困難性が高まるものと考えております。 そのような経営環境が予想される中、当社はこれから先の100年を踏まえ、持続的な成長を目指し、食を通じて、人も地球も健康にする、ソリューションカンパニーへと変革してまいります。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 2025年度から2027年度までの3カ年を対象とするグループ中期経営計画「For the ocean, for life 2027」において、当社グループは以下を主要な課題と捉えております。 (当社が捉える主要な課題) • 環境的、経済的に持続可能性の高い事業への選択と集中 • 収益安定・向上のための事業構造改革、及び川下戦略強化 • 食材流通、加工食品領域における海外展開の強化 • 国内の生産拠点最適化へ向けた取組みの加速 当中期経営計画期間においては、事業セグメント毎のテーマ及び事業方針を明確に定めた上で、各課題の解決に取り組んでまいります。 (事業セグメント毎のテーマ及び事業方針) また、長期的には、「資源調達力」、「加工技術力」、「食材提供力」という3つの強みを、消費者起点のバリューサイクルによって持続的な価値創造力につなげた上で、その仕組みを国内外各エリアのニーズに合わせ「グローカル」に展開することで、「持続的なタンパク質の提供」と「健康価値の創造」を実現してまいります。 当社グループは、「海」を起点としたソリューションカンパニーであり、同種の事業を同じ視点で評価できる組織体系を構築し、バリューチェーンの強化を図るため、事業セグメントである「水産資源」、「食材流通」、「加工食品」の3つを報告セグメントとしております。 なお、次期における事業ユニットの編成については、主に販売機能の集約・強化を目的として、「水産資源」の養殖ユニットに属する販売機能の一部を「食材流通」の水産商事ユニットへ移管いたします。 各事業の次期における対処すべき課題は次のとおりであります。 水産資源事業 水産資源事業は、持続可能な資源調達へ向けて事業の選択と集中を進め、構造改革を推進してまいります。また、川下戦略を推進して付加価値を向上させ、バリューサイクルの強化と収益のボラティリティを軽減してまいります。 スケソウダラ等の主力商材相場や米国におけるカニカマ消費は概ね堅調に推移する予想ですが、地政学的リスクによる燃油価格の高騰に加え、生産コスト(飼料費・原材料費・人件費等)や物流コストのさらなる上昇が想定されるため、引き続き事業環境の変化を注視しながら対応してまいります。 食材流通事業 食材流通事業は、グローカル戦略を推進し、これまで以上に海外展開を強化してまいります。グループにおける川下戦略をけん引する役割を担い、グローカルでの食材流通網の拡大を積極的に図ってまいります。 欧州では当期に取得した子会社の利益が寄与する見込みですが、商材価格は総じて高値圏で推移するとみられ、地政学的リスクによる原材料・エネルギー価格の高騰とあわせ、厳しいコスト環境の継続が想定されるため、引き続き事業環境の変化を注視してまいります。 加工食品事業 加工食品事業は、国内市場の変化に対応した生産体制を継続して検討すると共に、DHA等を活用した差別化戦略で競争優位性を強化してまいります。 ペットフード事業は引き続き堅調に推移する見込みですが、地政学的リスクに伴う原材料・エネルギーコストの上昇等、事業環境の変化を注視してまいります。 (5)目標とする経営指標 26年度計画 (A)   27年度目標 (B)   25年度実績 (C)   差異 (A)-(C)   差異 (B)-(C) 営業利益(億円)   320   400   312   8   88 ROIC   4.3%   5.0%   4.1%   0.2pt   0.9pt ネットD/Eレシオ   1.0倍   1.0倍   1.0倍   0.0pt   0.0pt
事業等のリスク2,726字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 リスク   当該リスクが顕在化した場合に連結会社の経営成績等の状況に与える影響の程度 中   大 当該リスクが顕在化する可能性の程度   高   ・市場ニーズの変化 ・債権管理 ・為替・金利変動 ・カントリーリスク   ・原材料価格の変動 ・原油価格の高騰 ・自然災害・感染症及び事故等 ・労働力の確保 中   ・税務 ・知的財産 ・固定資産の減損 ・投資有価証券の減損   ・情報管理 ・コンプライアンス ・資金調達 リスク項目   影響度   発生 可能性   関連する機会とリスク(○機会 ●リスク)   主要な取り組み 原材料価格の 変動   大   高   ●原材料の需要動向、為替や漁獲高の変動などによる仕入価格の高騰等 ●棚卸資産の評価損   ・取扱品目、調達先、調達時期の分散化 ・仕入価格、販売価格の適正維持 ・在庫水準の適正化 原油価格の 高騰   大   高   ●動燃料コストの上昇 ●発送配達費等の上昇   ・設備の省エネ化や効率的な操業 ・カートンモジュール化等による保管配送の効率化 ・在庫水準の適正化 地震など自然災害・感染症及び事故等   大   高   ●地震など自然災害による生産設備の破損及び操業停止、物流機能の麻痺等による商品供給不能 ●養殖事業における予防困難な魚病等の発生による養殖魚の斃死 ●台風、赤潮等による養殖魚の斃死   ・生産、保管拠点の分散と再編 ・事業継続計画(BCP)の策定 ・衛生管理の徹底、フレックスタイム勤務による時差出勤、在宅勤務等による従業員感染防止 ・共済、保険制度への加入 ・病気に強い魚、養殖方法の研究 労働力の確保   大   高   ○DX推進による、ビジネスモデルの変革、カルチャー改革 ●労働力不足による操業停止、生産性の低下   ・デジタル技術の有効活用や業務プロセスの標準化・平準化による生産性の向上 ・適正な賃金体系の構築 ・戦略的な操業エリアの選択及び生産拠点の再編 ・機械による省人化の更なる促進 ・キャリア採用の有効活用など人員募集方法の工夫 情報管理   大   中   ●個人情報・機密情報の漏洩等 ●重要な情報の盗難、紛失、誤用、改鼠等 ●情報システムの停止等 ●サイバー攻撃による対応費用の発生 ●情報漏洩等による社会的信用の低下   ・規程、マニュアル等の整備 ・従業員に対する教育の継続 ・システム管理体制の構築、運用 ・サイバー攻撃への対処(インフラの整備、インシデント対応訓練) コンプライアンス   大   中   ●食品衛生法、倉庫業法、独占禁止法等の法的規制違反による対応コストの発生 ●全てのステークホルダーからの信頼低下   ・規程、マニュアル等の整備 ・従業員に対する教育の継続 ・内部通報制度、内部監査の機能強化 資金調達   大   中   ●金融危機等による資金の枯渇 ●各種リスク要因により計画未達による追加の資金調達等   ・資金調達先及び期間の適度な分散 ・財務体質の維持・強化 ・各種リスク要因の適時の分析と対応 ・最新の情報に基づく適時の計画の見直し ・CCC(キャッシュ・コンバージョン・サイクル)の適正化による資金効率向上 ・資金調達方法多様化の検討・実施 多様化する市場ニーズへの対応   中   高   ○適切な市場マーケティングによる顧客層の拡大 ●国内の少子高齢化、人口減少に伴う需要減   ・市場ニーズに応じたソリューション提供のための研究開発力・技術力強化と商品ラインナップ拡充 ・グループ全体での海外市場展開拡大 債権管理   中   高   ●予期せぬ得意先の経営破綻の発生 ●追加的な貸倒損失や貸倒引当金の計上   ・情報収集、与信管理及び債権保全等 為替・金利変動   中   高   ●輸入製商品の仕入価格への影響 ●借入金の調達金利への影響 ○●為替による海外子会社業績の円貨への換算への影響 ●金利の変動による海外子会社業績への影響   ・為替予約及び変動金利から固定金利へのスワップ等 ・財務体質の維持・強化 ・資金調達方法多様化の検討 ・CCC(キャッシュ・コンバージョン・サイクル)の適正化による資金効率向上 カントリーリスク   中   高   ●海外事業において進出国及びその周辺諸国の政治、経済、社会、法制度等の変化による経済活動の制約 ●テロ、暴動及び戦争の発生による経済活動の制約、サプライチェーンや流通網の遮断等 ○●他国の関税政策を受けた販売価格・調達コストの変動   ・進出国の適度な分散 ・進出国及び進出エリアに関する情報収集 ・資源アクセス強化による調達先の適度な分散 ・加工食品事業における、外国産原料から国産原料への変更可否を検討 税務   中   中   ●各国における租税制度の改正、税務行政の変更や税務申告における税務当局との見解の相違等による追加的な税務負担等 ○●将来課税所得の見積りの変更等による税金費用の減少又は増加   ・各国における税法の遵守 ・各国における税制や税務行政の変更への対応策の実行 ・税金及び税金関連費用を踏まえた事業計画又は仕組みの計画・実行 知的財産   中   中   ○競合他社に対する優位性の確保 ○●使用許諾料等 ●損害賠償、使用差止等   ・適切な出願戦略の推進 ・ブランド・商標保護体制の整備 ・知財教育及び啓発による知財人材の育成 ・発明報奨制度 ・社内担当者や弁理士事務所等を通じた日常的な調査・確認 固定資産の減損   中   中   ●物流事業の物流センター及び加工食品事業の生産拠点等の立地条件の悪化、設備の老朽化・陳腐化及び販売不振等による収益悪化による減損 ●金利の急激な上昇   ・投資審議会・経営会議等における投資計画及び投資金額の適切性に関する審議 ・投資後の定期的なモニタリング及びフォローアップ 投資有価証券の減損   中   中   ●急激な株価変動や投資先の業績不振等による資産価値の下落及び減損等   ・個別銘柄による投資価値の定期的な検証 ・当社が継続的に保有する意義や合理性が認められなくなった政策保有株式の売却による縮減
経営成績の分析 (MD&A)13,662字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営成績等の状況の概況 ① 経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果により、景気は緩やかな回復傾向となりました。 一方、緊迫化している中東情勢の影響によりエネルギー価格が上昇し、物価上振れが個人消費を下押しするリスクが高まっております。また、米国の通商政策をめぐる動向や金融資本市場の変動など、先行き不透明な状況が続いております。 このような状況のもと、当社グループは2025年度から2027年度までの3カ年を対象とするグループ中期経営計画「For the ocean, for life 2027」の初年度をスタートいたしました。消費者起点の連携による持続可能な価値創造の仕組みを、各エリアのニーズに合わせて展開するために長期経営ビジョンを再定義し、「バリューサイクルの構築」「グローカル戦略の推進」「「挑戦と共創」の企業文化の醸成」に取り組んでおります。 その結果、売上高は1,105,890百万円(前期比2.5%増)、営業利益は31,191百万円(前期比2.7%増)、経常利益は31,251百万円(前期比3.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は22,182百万円(前期比4.7%減)となりました。 各セグメントの経営成績は次のとおりであります。 なお、事業ユニットの編成については、主に事業類似性の観点から、当連結会計年度より、「水産資源」の北米ユニットにおける欧州事業を「食材流通」の水産商事ユニットに移管しており、以下の前期比較については、前期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。 水産資源事業 水産資源事業は、国内外で漁業を行う漁業ユニット、国内において主にクロマグロ、ブリ、カンパチの養殖を行う養殖ユニット、北米を事業拠点とし、北米の豊富な水産資源を背景とした水産物の加工・販売を展開する北米ユニットから構成され、中期経営計画で掲げた「持続可能な事業の選択と集中」にもとづき、不採算事業の構造改革、グローカルでの川下戦略を強化しております。 当連結会計年度は、構造改革(操業効率の改善と一部事業の撤退、北米生産拠点の統合)、生産改善効果(高水温対策、プロダクトミックスの最適化)及び販売増加(養殖魚、スケソウダラ製品)が貢献し、全体として増収増益となりました。 以上の結果、水産資源事業の売上高は129,371百万円(前期比1.4%増)、営業利益は2,445百万円(前期は営業損失3,899百万円)となりました。 食材流通事業 食材流通事業は、国内外にわたり水産物の調達・市場流通も含む販売ネットワークを持つ水産商事ユニット、多様な業態に対して水産商材や業務用商材の製造・販売を行う食材流通ユニット、国内外の畜産物及び農産物を取り扱う農畜産ユニットから構成され、グループにおける原料調達力、加工技術力、食材提供力を結集して業態ニーズに応える商品を提案しています。 当連結会計年度は、国内外における水産物の販売単価上昇や主力商品の収益性を高めたことに加え、2025年5月に取得した欧州子会社の収益も貢献し、増収となりました。一方で、コスト増を補いきれなかったほか、輸入冷凍豚肉の価格変動の影響により、減益となりました。 以上の結果、食材流通事業の売上高は769,943百万円(前期比2.5%増)、営業利益は15,777百万円(前期比12.5%減)となりました。 加工食品事業 加工食品事業は、国内外において家庭用冷凍食品・缶詰・フィッシュソーセージ・ちくわ・デザート・調味料・フリーズドライ製品・ペットフード等の製造・販売を行う加工食品ユニット、化成品の製造・販売を行うファインケミカルユニットから構成されています。 当連結会計年度は、ペットフード事業(タイ)における北米向け販売や医薬品向け素材の販売が堅調に推移し、増収となりました。一方で、国内加工食品における価格改定後の販売計画未達や原材料高値水準並びにコスト増により減益となりました。 以上の結果、加工食品事業の売上高は185,752百万円(前期比3.3%増)、営業利益は10,074百万円(前期比27.7%減)となりました。 ② 財政状態の状況 総資産は751,702百万円となり、前期に比べ70,491百万円増加いたしました。これは、主として棚卸資産及び有形固定資産の増加によるものであります。 負債は460,215百万円となり、前期に比べ54,400百万円増加いたしました。これは、主として有利子負債の増加によるものであります。 非支配株主持分を含めた純資産は291,487百万円となり、前期に比べ16,090百万円増加いたしました。 各セグメントの資産は次のとおりであります。 水産資源事業の総資産は161,274百万円となり、前期に比べ13,346百万円増加いたしました。これは、主として有形固定資産の増加によるものであります。 食材流通事業の総資産は325,056百万円となり、前期に比べ44,282百万円増加いたしました。これは、主として棚卸資産の増加によるものであります。 加工食品事業の総資産は156,082百万円となり、前期に比べ535百万円減少いたしました。これは、主として現預金の減少によるものであります。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動の結果得られた資金を、主として設備投資及び借入金の返済に使用した結果、当連結会計年度末には52,931百万円と前連結会計年度末に比べ4,509百万円増加いたしました。 営業活動によるキャッシュ・フロー 営業活動の結果得られた資金は24,804百万円(前連結会計年度は39,179百万円の収入)となりました。これは、主として税金等調整前当期純利益及び減価償却費によるものであります。 投資活動によるキャッシュ・フロー 投資活動の結果使用した資金は21,164百万円(前連結会計年度は1,886百万円の支出)となりました。これは、主として設備投資及び連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得によるものであります。 財務活動によるキャッシュ・フロー 財務活動の結果使用した資金は808百万円(前連結会計年度は29,352百万円の支出)となりました。これは、主として連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得及び借入金の返済によるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 当期より、一部事業につき、報告セグメントの区分を変更しており、以下の前年同期比較については、前期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。 a.生産・仕入実績 当連結会計年度における生産・仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称     当連結会計年度 (自  2025年4月1日     至  2026年3月31日)    前年同期比(%) 水産資源事業(百万円)   144,730   99.4 食材流通事業(百万円)   658,412   104.1 加工食品事業(百万円)   145,119   105.8 報告セグメント計(百万円)   948,262   103.6 その他(百万円)   20,553   131.3 合計(百万円)   968,816   104.1 (注)セグメント間の取引については相殺消去しております。 b.受注実績 当社グループは見込み生産を行っているため、該当事項はありません。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称     当連結会計年度 (自  2025年4月1日     至  2026年3月31日)    前年同期比(%) 水産資源事業(百万円)   129,371   101.4 食材流通事業(百万円)   769,943   102.5 加工食品事業(百万円)   185,752   103.3 報告セグメント計(百万円)   1,085,067   102.5 その他(百万円)   20,822   103.2 合計(百万円)   1,105,890   102.5 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合については、販売実績額が総販売実績額の100分の10以上となる販売先がないため省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 (売上高) 売上高は前連結会計年度を27,259百万円上回る1,105,890百万円となりました。 セグメント別の主な増減の内訳は、食材流通事業の増収18,879百万円、加工食品事業の増収6,001百万円となります。 食材流通事業の主な増収要因は、国内外における水産物の販売単価上昇や主力商品の収益性を高めたことに加え、2025年5月に取得した欧州子会社の収益によるものであります。 加工食品事業の主な増収要因は、ペットフード事業(タイ)における北米向け販売や医薬品向け素材の販売が堅調に推移したことによるものであります。 連結会計年度のセグメント別売上高 (単位:百万円) セグメントの名称     前連結会計年度 (自  2024年4月1日     至  2025年3月31日)     当連結会計年度 (自  2025年4月1日     至  2026年3月31日)   前期比   増減率 (%) 水産資源事業   127,638   129,371   1,733   1.4 食材流通事業   751,063   769,943   18,879   2.5 加工食品事業   179,751   185,752   6,001   3.3 その他   20,178   20,822   644   3.2 合計   1,078,631   1,105,890   27,259   2.5 (注)当期より、一部の事業につき、報告セグメントの区分を変更しており、前期の数値は変更後のセグメント区分に組み替えた数値となります。 (売上原価、販売費及び一般管理費) 売上原価は、売上高の増加に伴い、前連結会計年度から18,875百万円増加し、951,909百万円(前期比2.0%増)となりました。売上原価の売上高に対する比率は、0.4ポイント好転し、86.1%となりました。販売費及び一般管理費は、労務費の増加及び企業変革費用の発生等により、前連結会計年度から7,574百万円増加し、122,790百万円(前期比6.6%増)となりました。販売費及び一般管理費の売上高に対する比率は、0.4ポイント悪化し、11.1%となりました。研究開発費は、前連結会計年度から220百万円増加し、2,064百万円(前期比12.0%増)となりました。 (営業利益) 営業利益は前連結会計年度を809百万円上回る31,191百万円(前期比2.7%増)となりました。 セグメント別の主な増減の内訳は、水産資源事業の増益6,345百万円、加工食品事業の減益3,854百万円、食材流通事業の減益2,244百万円となります。 水産資源事業の主な増益要因は、構造改革(操業効率の改善と一部事業の撤退、北米生産拠点の統合)、生産改善効果(高水温対策、プロダクトミックスの最適化)及び販売増加(養殖魚、スケソウダラ製品)の貢献によるものであります。 一方で、加工食品事業の主な減益要因は、国内加工食品における価格改定後の販売計画未達や原材料高値水準並びにコスト増によるものであります。 食材流通事業の主な減益要因は、コスト増を補いきれなかったほか、輸入冷凍豚肉の価格変動の影響によるものであります。 なお、営業利益の売上高に対する比率は、2.8%(前連結会計年度は2.8%)となりました。 連結会計年度のセグメント別営業利益 (単位:百万円) セグメントの名称     前連結会計年度 (自  2024年4月1日     至  2025年3月31日)     当連結会計年度 (自  2025年4月1日     至  2026年3月31日)   前期比   増減率 (%) 水産資源事業   △3,899   2,445   6,345   - 食材流通事業   18,021   15,777   △2,244   △12.5 加工食品事業   13,928   10,074   △3,854   △27.7 その他   4,175   3,722   △452   △10.8 調整額   △1,843   △828   1,014   - 合計   30,381   31,191   809   2.7 (注)当期より、一部の事業につき、報告セグメントの区分を変更しており、前期の数値は変更後のセグメント区分に組み替えた数値となります。 (経常利益) 経常利益は前連結会計年度を1,003百万円下回る31,251百万円(前期比3.1%減)となりました。主な増減の内訳は、為替差益の減少1,452百万円、支払利息の増加321百万円、受取配当金の減少310百万円、営業利益の増加809百万円となります。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度を1,082百万円下回る22,182百万円(前期比4.7%減)となり、1株当たり当期純利益は146円75銭(前連結会計年度は153円97銭)となりました。なお、当社は、2026年1月1日付で普通株式1株につき3株の割合で株式分割を行っております。そのため、前連結会計年度の1株当たり当期純利益は、当該株式分割の影響を考慮した金額を記載しております。増減の内訳は、経常利益の減少1,003百万円、特別利益の減少449百万円、特別損失の増加992百万円、法人税等の減少865百万円、非支配株主に帰属する当期純利益の減少496百万円となります。 なお、特別損益は、前連結会計年度に比べ1,441百万円の損益悪化となりました。これは主に、投資有価証券売却益の減少等により特別利益が449百万円減少し、また、本社移転費用を計上したこと等により特別損失が992百万円増加したことによるものであります。 法人税等合計は前連結会計年度に比べ865百万円減少しており、法人税等合計の税金等調整前当期純利益に対する比率が0.4ポイント減の28.5%となっております。 ② 財政状態の状況に関する認識及び分析・検討内容 (総資産) 総資産は前連結会計年度末に比べ70,491百万円増加し、751,702百万円(前期比10.3%増)となりました。総資産のうち、流動資産は前連結会計年度末に比べ42,892百万円増加し、457,468百万円(前期比10.3%増)となり、固定資産は前連結会計年度末に比べ27,598百万円増加し、294,234百万円(前期比10.4%増)となりました。 主な増減の内訳は、棚卸資産の増加26,727百万円並びに有形固定資産の増加13,720百万円となります。 なお、売上債権回転日数については47.4日(前期比2.3日増)、棚卸資産回転日数については93.8日(前期比8.6日増)となっており、いずれも正常な水準の範囲内と判断しております。 売上債権回転日数及び棚卸資産回転日数 (単位:百万円) 前連結会計年度 (自  2024年4月1日     至  2025年3月31日)     当連結会計年度 (自  2025年4月1日     至  2026年3月31日)   前期比   増減率 (%) 売上高(a)   1,078,631   1,105,890   27,259   2.5 売上原価(b)   933,033   951,909   18,875   2.0 受取手形、売掛金 及び契約資産(c)   133,259   143,722   10,463   7.9 棚卸資産(d)   218,005   244,733   26,727   12.3 売上債権回転日数(日)   45.1   47.4   2.3   5.2 (c)÷(a)×365 棚卸資産回転日数(日)   85.3   93.8   8.6   10.0 (d)÷(b)×365 なお、セグメント別資産の内訳は、次のとおりであります。 連結会計年度のセグメント別資産 (単位:百万円) セグメントの名称   前連結会計年度 (2025年3月31日)   当連結会計年度 (2026年3月31日)   前期比   増減率 (%) 水産資源事業   147,928   161,274   13,346   9.0 食材流通事業   280,774   325,056   44,282   15.8 加工食品事業   156,618   156,082   △535   △0.3 その他   62,649   64,799   2,149   3.4 調整額   33,241   44,489   11,248   33.8 合計   681,211   751,702   70,491   10.3 (注)当期より、一部の事業につき、報告セグメントの区分を変更しており、前期の数値は変更後のセグメント区分に組み替えた数値となります。 (負債) 負債は前連結会計年度末に比べ54,400百万円増加し、460,215百万円(前期比13.4%増)となりました。負債のうち、流動負債は前連結会計年度末に比べ44,379百万円増加し、281,295百万円(前期比18.7%増)となり、固定負債は前連結会計年度末に比べ10,020百万円増加し、178,920百万円(前期比5.9%増)となりました。 主な増減の内訳は、コマーシャル・ペーパーの増加24,000百万円、社債の増加18,000百万円、仕入債務の増加9,105百万円となります。 また、有利子負債残高は、前連結会計年度末に比べ35,968百万円増加し、306,880百万円となりました。 (純資産) 非支配株主持分を含めた純資産は前連結会計年度末に比べ16,090百万円増加し、291,487百万円(前期比5.8%増)となりました。 主な増減の内訳は、親会社株主に帰属する当期純利益等による利益剰余金の増加16,623百万円、その他有価証券評価差額金の増加3,944百万円、為替換算調整勘定の増加3,685百万円及び資本剰余金の減少10,213百万円となります。 なお、自己資本比率は棚卸資産及び有形固定資産等の増加に伴う総資産の増加により、32.9%となり、前連結会計年度末(33.7%)に比べ、0.8ポイント悪化いたしました。 また、1株当たり純資産は利益剰余金の増加等により、前連結会計年度末の1,519円24銭から1,635円34銭となりました。なお、当社は2026年1月1日付で普通株式1株につき3株の割合で株式分割を行っております。そのため、前連結会計年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定して、1株当たり純資産を算定しております。 自己資本比率及び1株当たり純資産 (単位:百万円) 前連結会計年度 (2025年3月31日)   当連結会計年度 (2026年3月31日)   前期比 自己資本(a)   229,568   247,236   17,668 総資産(b)   681,211   751,702   70,491 自己資本比率(%)(a)÷(b)   33.7   32.9   △0.8 1株当たり純資産   1,519円24銭   1,635円34銭   116円10銭 ③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 連結キャッシュ・フローの状況 (単位:百万円) 前連結会計年度 (自  2024年4月1日     至  2025年3月31日)     当連結会計年度 (自  2025年4月1日     至  2026年3月31日)   前期比 営業活動によるキャッシュ・フロー   39,179   24,804   △14,375 投資活動によるキャッシュ・フロー   △1,886   △21,164   △19,277 財務活動によるキャッシュ・フロー   △29,352   △808   28,544 現金及び現金同等物に係る換算差額   3,576   1,677   △1,898 現金及び現金同等物の増減額   11,516   4,509   △7,007 現金及び現金同等物の期末残高   48,422   52,931   4,509 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、24,804百万円の収入(前連結会計年度は39,179百万円の収入)となりました。税金等調整前当期純利益39,501百万円及び減価償却費18,318百万円等によるものであります。 前連結会計年度に比べて営業活動の結果得られた資金が14,375百万円減少いたしましたが、主な増減の内訳は、棚卸資産の増減額の減少21,673百万円、売上債権の増減額の減少13,871百万円となります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、21,164百万円の支出(前連結会計年度は1,886百万円の支出)となりました。水産資源事業、食材流通事業を中心とした有形固定資産の取得による支出25,342百万円、投資有価証券の売却による収入10,889百万円等によるものであります。 前連結会計年度に比べて投資活動の結果使用した資金が19,277百万円増加いたしましたが、主な増減の内訳は、有形固定資産の取得による支出の増加6,338百万円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出の増加6,262百万円となります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、808百万円の支出(前連結会計年度は29,352百万円の支出)となりました。連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得による支出15,404百万円、借入金の返済による支出9,940百万円、社債の発行による収入17,912百万円等によるものであります。 前連結会計年度に比べて財務活動の結果使用した資金が28,544百万円減少いたしましたが、主な増減の内訳は、借入金の返済による支出の減少26,945百万円、コマーシャル・ペーパーの増加19,000百万円、連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得による支出の増加15,300百万円となります。 (財務方針) 当社グループは、中期経営計画「For the ocean, for life 2027」のもと、R&I格付けA-維持を前提とした財務健全性の確保及び持続的な成長に向けた投資のバランスを確保しつつ、株主還元の充実により、企業価値の向上に取り組んでおります。 2028年3月期に向けた財務目標として、営業利益400億円、ROIC5%、成長投資1,400億円以上、配当性向30%以上(累進配当)、PBR1倍以上を掲げており、収益性及び資本効率の向上と積極的な成長投資の実施、適切な財務バランスの維持に努めてまいります。 (資金の流動性) 手元流動性確保のため、主要な金融機関との関係維持・強化を図るほか、当座貸越枠、コマーシャル・ペーパー発行枠等の調達手段を備えております。また、国内の金融機関とコミットメントラインを設定しております。 当社グループは各社が月次に資金繰り計画を作成するなどの方法により流動性リスクを管理しており、これらの調達手段と合わせ、十分な流動性を確保していると考えております。 なお、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末に比べ4,509百万円増加し、52,931百万円となりました。 (資本の財源並びに資金調達の方法及び状況) 短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。また、資金調達コストとリスク分散の観点から、短期運転資金においてはコマーシャル・ペーパー、長期運転資金においては社債による直接調達も組み入れ、直接金融と間接金融をバランスよく活用しております。 当社グループは国内連結子会社を含めたキャッシュマネジメントシステム(CMS)を導入しており、運転資金及び設備投資資金の調達は、主に当社の借入及びグループ各社の事業活動から生じるキャッシュ・フローを集中させた自己資金によっております。 社債については、安定的な長期資金の調達手段として継続的な発行を基本方針としております。なお、当社はこれまで環境持続型の漁業・養殖事業等に資金使途を限定したブルーボンドの発行実績を有しており、今後もサステナブルファイナンスの活用を検討してまいります。 (資金需要の動向) 当社グループでは、中期経営計画「For the ocean, for life 2027」において3カ年で1,400億円以上の成長投資を計画しており、設備投資を含む戦略投資、運転資金、有利子負債の返済及び利息の支払い並びに配当及び法人税の支払い等に資金を充当しております。 既存の事業基盤を維持・継続するための定常投資のほか、バリューサイクルの構築・強化及びグローカル戦略の推進に向けた成長投資等のため、引き続き資金を充当してまいります。 ④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、当社の経営者は、重要な判断と見積りや計画の策定に対し、過去の実績や現状を勘案し合理的に判断しておりますが、これらは不確実性を伴うため、将来生じる実際の結果と大きく異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、下記については、重要なものとして、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 (ⅰ)固定資産の減損 (ⅱ)棚卸資産の評価 (ⅲ)繰延税金資産の回収可能性 その他の重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定は以下のとおりであります。 (ⅳ)貸倒引当金 当社グループは、売上債権、貸付金等の貸倒損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。 個別の回収可能性の検討にあたっては、取引先の財政状態、担保物の見積回収可能価額などの見積り・前提を使用しております。 当連結会計年度においては、流動資産で△609百万円、固定資産で△1,241百万円の貸倒引当金を計上しております。 取引先の財政状態、担保物の見積回収可能価額には不確実性を伴い、これらに対する経営者による判断が売上債権、貸付金等の貸借対照表価額に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (ⅴ)投資有価証券の減損 当社グループは、その他有価証券のうち、市場価格のない株式等以外のものについては、期末日における時価が取得原価に比べ50%以上下落した場合に原則として減損処理を行い、30~50%程度下落した場合に、回復可能性を判断して減損処理を行うこととしております。市場価格のない株式等については、当該有価証券の発行会社の1株当たり純資産額が、取得価額を50%程度以上下回った場合には回復可能性がないものとして判断し、30%~50%程度下落した場合には当該有価証券の発行会社の財政状態及び将来の展望などを総合的に勘案して回復可能性を判断しております。 個別の回収可能性の検討にあたっては、当該有価証券の発行会社の財政状態、将来の展望などの見積り・前提を使用しております。 当連結会計年度においては、投資有価証券として48,505百万円計上しております。 有価証券の発行会社の財政状態、将来の展望などには不確実性を伴い、これらに対する経営者による判断が連結貸借対照表価額に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (ⅵ)退職給付会計 当社グループは、確定給付型の制度として、確定給付企業年金制度及び退職一時金制度を採用しております。また、一部連結子会社では、確定拠出制度を採用しております。 当社においては、退職給付信託を設定しております。 退職給付型の制度において、退職給付債務及び関連する勤務費用は、数理計算上の仮定を用いて退職給付見込額を見積り、割り引くことにより算定しております。数理計算上の仮定には、割引率、退職率及び死亡率など年金数理計算上の見積り・前提を用いております。 割引率については、デュレーション法(加重平均期間アプローチ)により算出した期間に対応する国債のイールド・カーブから抜粋した利回りを加重平均割引率とする方法を採用しております。 当連結会計年度においては、退職給付に係る資産として9,954百万円、退職給付に係る負債として20,990百万円を計上しております。 これらの見積り・前提に用いる割引率、退職率及び死亡率などについては、現時点で妥当と判断したデータその他の要因に基づき設定しておりますが、実際の結果がこれらの見積り・前提と異なる場合には、将来の退職給付費用及び退職給付債務に重要な影響を及ぼす可能性があります。 なお、退職給付関係に関する事項は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (退職給付関係)」に記載のとおりであります。 ⑤ 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標 中期経営計画「For the ocean, for life 2027」において掲げております「財務KGI」の状況は次のとおりであります。 当社グループでは、中期経営計画の最終年度となる2027年度計画において、UmEV9,000百万円以上、売上高1,150,000百万円、営業利益40,000百万円、EBITDA64,000百万円、ROIC5.0%、ROE9.0%及びネットD/Eレシオ1.0倍以下を目標にしております。 売上高は前連結会計年度を27,259百万円上回る1,105,890百万円、営業利益は前連結会計年度を809百万円上回る31,191百万円、EBITDAは営業利益の増加等により前連結会計年度を1,506百万円上回る53,086百万円となりました。また、ROICは投下資本の増加等により前連結会計年度の4.3%から0.2ポイント悪化し4.1%、ROEは前連結会計年度の10.7%から1.4ポイント悪化し9.3%、ネットD/Eレシオは前連結会計年度と同様に1.0倍となりました。 この結果、UmEVは前連結会計年度を8,184百万円下回る4,592百万円となりました。引き続き収益性と資本効率性の向上に努め、当社グループ全体の企業価値の向上に取り組んでまいります。 2024年度   2025年度   2027年度計画 (最終年度)   前期比   計画比 UmEV(百万円)   12,776   4,592   9,000   △8,184   △4,407 売上高(百万円)   1,078,631   1,105,890   1,150,000   27,259   △44,109 営業利益(百万円)   30,381   31,191   40,000   809   △8,808 EBITDA(百万円)   51,580   53,086   64,000   1,506   △10,913 ROIC(%)   4.3   4.1   5.0   △0.2   △0.9 ROE(%)   10.7   9.3   9.0   △1.4   0.3 ネットD/Eレシオ(倍)   1.0   1.0   1.0   -   - (注)UmEV(Umios Economic Value):事業活動の成果に伴う経済付加価値額として、投下資本利益率(ROIC)と加重平均資本コスト(WACC)の差(UmEVスプレッド)に、投下資本を乗じ算出しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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