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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

関電工

KANDENKO CO.,LTD.1942 · Prime · 建設業

東京電力グループ向け電気工事を主軸に、電力インフラから一般建築設備工事まで手がける大手設備工事会社。

概要

関電工は、1944年設立の大手総合電気工事会社である。東京電力グループからの安定受注を軸に、発変電所・送配電線の電力設備工事、ビル・工場の電気設備・空調衛生工事、情報通信工事まで幅広く手掛ける。連結子会社30社から成るグループで、2026年3月期の連結売上高は7,420億円、営業利益831億円。従業員数は10,850人で、東京証券取引所プライム市場に上場する。

設備工事業が売上の98%を占めるグループ構成

関電工の事業は設備工事業が中核であり、連結売上高の98%以上を占める。内訳は電気工事(発変電所、送配電線、需要設備)、管工事(空調・給排水・衛生設備)、その他設備工事(通信・情報ネットワーク、消防設備)に細分化される。2025年度の設備工事業完成工事高は7,316億円、営業利益は806億円に達した。グループは関電工本体を含む30社の連結子会社で構成。施工を担う子会社として、川崎設備工業、各地のケイテクノ(神奈川・千葉・埼玉・茨城・栃木・群馬・多摩・静岡)、パワーテクノ各社、関工パワーテクノ、阪電工、タワーライン・ソリューションが存在する。設計・積算はベイテクノ、工事警備は東京工事警備が専門に行う。

東京電力グループとの取引が売上の24%を占める

関電工は設立以来、東京電力グループと密接な関係を持つ。1944年の創立時に関東配電(現東京電力)が参加し、現在も東京電力グループからの受注が連結売上高の24.4%(1,810億円)を占める。主な工事は送配電設備の高経年化対策、レジリエンス強化、再生可能エネルギー関連。関電工本体と子会社のタワーライン・ソリューションが直接受注する。また、一般需要家向け工事も増加しており、AI・半導体工場やデータセンター、都市部再開発など民間投資を取り込む。2025年度の新規受注高は8,277億円と過去最高を記録した。

売上高は13年で1.7倍に拡大、2026年は最高益

関電工の連結売上高は2013年3月期の4,477億円から2026年3月期には7,420億円へと66%増加した。営業利益は2025年度に583億円、2026年度に831億円と急伸。親会社株主帰属純利益は2026年度に635億円と過去最高を更新し、過去最高業績を達成した。同社は中期経営計画で2026年度に売上高7,800億円、営業利益900億円、ROE16%を目標としていたが、前倒しで達成した。成長の原動力は半導体・データセンター需要、再生可能エネルギー関連投資、生産性向上施策など。

全国に30の連結子会社と地域支店網

関電工は北海道から九州まで全国に支店網を展開する。主要支店として北海道、東北、関東各地(東京、多摩、神奈川、千葉、埼玉、茨城、栃木、群馬)、信越(長野)、静岡、中部(名古屋)、関西、九州、福島がある。2014年には地域本部制を導入し、地域ごとの営業・施工管理を強化。連結子会社30社の多くは県単位で設立された施工専門会社(ケイテクノ、パワーテクノ)であり、地元密着型の体制を構築している。2026年4月には地域本部・支店の再編を実施し、静岡支店を新設した。

業界の中での役割は電力会社向け電気工事を中心とした設備工事請負会社。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
7,420億円
営業利益
831億円
営業利益率
11.2%
純利益
635億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
設備工事業7,316億円98.6%807億円11.0%
その他(注1)104億円1.4%24億円23.1%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01設備工事業主力

電気工事、管工事、その他設備工事の施工。東京電力グループからの受注を基盤に、一般需要家向けの電気設備・空調・衛生工事等も手掛ける。グループ会社に設計・積算、工事警備等を委託。

主要顧客東京電力グループ、一般需要家

主な製品・サービス3
電気工事
発変電所、送配電線、需要設備等の電気設備工事。
管工事
空調・給排水・衛生設備等の配管工事。
その他設備工事
通信・情報ネットワーク工事、消防設備工事等。

02その他事業準主力

電気機器販売(工事材料等の販売)、不動産事業(賃貸・管理)、リース業(車両等)、発電事業(風力・太陽光・バイオマス)。発電電力は東京電力グループに販売。

主要顧客東京電力グループ

主な製品・サービス4
電気機器販売
工事に伴う材料・器具の販売。
不動産賃貸
土地・建物の賃貸。
リース業
車両等のリース。
発電事業
風力・太陽光・バイオマスによる発電。

製品と技術

発変電・送配電から需要設備までの電気工事一式

関電工の電気工事は、発変電所の建設・改修、高圧送電線・地中配電線の敷設、ビルや工場の受変電設備・照明・動力設備の設置までをカバーする。特に東京電力グループからの送配電設備の高経年化対策工事が安定収益の基盤。近年はAI・半導体工場やデータセンター向けの大容量電力設備工事が成長分野。2025年度の設備工事業全体の完成工事高7,316億円の大半を電気工事が占める。高度な電気安全技術と品質管理が求められる。

空調衛生や情報通信を網羅する管工事・設備工事

管工事では空調・給排水・衛生設備の設計施工、その他設備工事では通信・情報ネットワークおよび消防設備工事を手掛ける。これらの工事はビルや工場の新築・リニューアルで需要が高い。関電工グループではタワーライン・ソリューションが通信鉄塔関連、ネットセーブが情報ネットワーク工事を専門に担当。また、リニューアル提案としてエネルギー管理システム(EMS)や省エネ改修も提供。2025年度の設備工事業営業利益は806億円で、管工事・設備工事も収益に貢献する。

風力・太陽光・バイオマスによる発電事業

関電工は2012年から発電事業に参入。銚子風力開発(千葉県銚子市)で風力発電、嘉麻太陽光発電(福岡県嘉麻市)で太陽光発電、前橋バイオマス発電(群馬県前橋市)でバイオマス発電を運営する。発電した電力はすべて東京電力グループに販売。これらの事業は再生可能エネルギー普及とカーボンニュートラルへの貢献を目的とし、同時に安定した売電収入をもたらす。2025年度のその他事業売上高は103億円、営業利益24億円で、発電事業がその一部を構成する。

つくば技術研究所と設計子会社が支える技術力

関電工の技術開発の中核は1993年につくば市に設置された技術研究所である。ここでは施工技術の向上、省エネルギー、再生可能エネルギー関連の研究開発が行われる。また、設計・積算専門の子会社ベイテクノ(1994年設立)が、大型案件の設計業務を請け負う。さらに、グループ全体でDXを活用した業務・生産プロセス改革を推進し、現場情報の一元化や収支・工程管理の徹底を図っている。これらの技術基盤が受注拡大と利益率向上を支える。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

建設業のなかでの位置

電力設備工事で国内大手、安定した基盤を確立

関電工は、電力会社向けの送電・変電設備工事を中心に、ビル電気工事や情報通信設備工事まで幅広く手掛ける総合設備企業である。国内の電力設備工事市場では、ミライト・ワンなどと並ぶ有力企業の一角を占め、安定した収益基盤を持つ。売上高は約7千億円規模で、直近の営業利益率は8%から11%と改善傾向にある。電力会社の発注に依存する部分が大きいが、首都圏を中心とした再開発やデータセンター需要の拡大により、非電力分野も伸長している。一方で、公共工事の減少や競争激化が課題であり、特にショーボンドホールディングスなどの専門企業との競合が激しくなっている。

強み

  • 電力会社向け設備工事で国内有数のシェアを持ち、安定した受注基盤を保有。
  • 電気工事に加え、通信設備やビル管理など幅広い分野で事業を展開し、収益源を分散。
  • 高圧送電線や変電所など高度な技術を要する工事で実績とノウハウを蓄積。
  • 直近の営業利益率が10%超と改善し、収益力が向上している。

課題

  • 電力会社の発注に大きく依存しており、設備投資の変動で業績が左右されやすい。
  • 建設業界全体で競争が激化しており、価格競争による採算悪化が懸念される。
  • 熟練技術者の高齢化と若手不足が進行し、工事の品質維持や拡大に支障。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

土木・海洋・専門工事の時価総額近傍。太字が関電工

時価総額で並べると、掲載8社のなかで3番目にあたる。

#企業時価総額PER
15401日本製鉄3.7兆円210.2倍
21944きんでん1.4兆円20.0倍
31942関電工1.1兆円17.9倍
45076インフロニア・ホールディングス7,832億円11.0倍
51721コムシスホールディングス6,391億円17.5倍
61969高砂熱学工業6,011億円15.0倍
71959クラフティア5,737億円14.3倍
81951エクシオグループ5,398億円17.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(土木・海洋・専門工事)に従っています。

会社の歴史

沿革 45件

8社統合と関東配電参加で設立された1944年

1944年9月、電気工事業整備要綱に基づき、協立興業社など7社が統合され、関東配電(現東京電力)が参加して関東電気工事株式会社が設立された。資本金300万円、東京都赤坂区に本社を置き、神奈川・埼玉・千葉・群馬・栃木・茨城・山梨・沼津の8支店で営業を開始。戦時統合による業界再編の中で、電力会社直系の電気工事会社として誕生したことが、その後の東京電力グループとの強固な関係の基盤となった。

支店拡大と東証一部指定を達成した1960~70年代

戦後復興と高度経済成長に伴い、関東電気工事は全国へ支店網を拡大した。1959年に大阪支社(現関西支店)、1970年に仙台支社(現東北支店)と信越支社(現長野支店)を開設。さらに1970年8月には札幌支社(現北海道支店)を設置。1961年10月には東京証券取引所市場第二部に上場し、資本金3億5千万円。1970年2月には市場第一部に指定され、資本金17億円に増資。建設業法に基づく大臣許可も取得し、体制を整えた。

原子力工事参入と現社名への変更(1979~1984年)

1979年7月、原子力関連工事の営業を開始。それまで火力・水力中心だった電力工事に新たな領域を加えた。1984年9月、社名を株式会社関電工に変更。同時に商号変更に先立ち、1984年11月には関工不動産管理(現ケイアセットマネジメント)を設立し、不動産事業に進出。1985年には第1回無担保転換社債100億円を発行し、資金調達力を強化。1988年12月には本社を現在の東京都港区芝浦に移転した。

子会社群を設立し施工体制を分社化した1990年代

1990年代になると、関電工は施工機能を分社化する戦略を本格化させた。1997年10月、茨城・栃木・群馬・山梨・静岡の5県にケイテクノを設立。1998年7月には神奈川・千葉・埼玉の3県でも設立。さらに1994年には設計・積算専門のベイテクノを設立。1993年7月にはつくば技術研究所を設置し、技術開発を強化。これにより、本社は営業と管理に集中し、子会社が地域密着で施工・設計を担う体制が確立された。

発電事業とM&Aで事業領域を拡大した2000~2010年代

2000年以降、関電工はM&Aと発電事業への進出を積極化した。2000年11月にネットセーブ、2003年5月に阪急電気工事(現阪電工)、2004年6月にタワーライン・ソリューションに資本参加。2008年4月には川崎設備工業に資本参加。2012年10月には銚子風力開発に資本参加し、風力発電事業を開始。2013年3月に嘉麻太陽光発電、2015年6月に前橋バイオマス発電を設立し、再生可能エネルギー事業を拡大。発電した電力は東京電力グループに販売する。

パワーテクノ子会社と地域本部制で再編進む2020年代

2016年から2017年にかけて、関電工は神奈川・埼玉・千葉・茨城・栃木・群馬・西関東・静岡の8県にパワーテクノ子会社を設立し、送配電工事専門の施工体制を強化。2014年には地域本部制を導入し、支店を統括。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、市場第一部からプライム市場へ移行。2026年4月には地域本部・支店の再編を実施し、静岡支店を新設。2026年3月期には過去最高業績を達成し、中期経営計画の目標を前倒しで達成した。

年表45件を開く

1940年代

  • 1944年9月M&A電気工事業整備要綱により、㈱協立興業社他7社が統合、これに関東配電㈱が参加し、資本金300万円の電気工事会社として東京都赤坂区溜池2番地に関東電気工事株式会社を設立、また、神奈川・埼玉・千葉・群馬・栃木・茨城・山梨・沼津の8支店を設置、営業開始
  • 1948年3月多摩支店設置
  • 1949年10月建設業法により、建設大臣登録(イ)第250号を受けた(以後2年ごとに更新)

1950年代

  • 1959年1月大阪支社(現、関西支店)設置

1960年代

  • 1960年9月本社を東京都文京区湯島4丁目1番18号に移転
  • 1961年7月應用電気㈱(現、関工商事㈱)に資本参加
  • 1961年10月上場東京証券取引所市場第二部に上場(資本金3億5千万円)

1970年代

  • 1970年1月仙台支社(現、東北支店)設置
  • 1970年2月信越支社(現、長野支店)設置、東京証券取引所市場第一部に指定(資本金17億円)
  • 1970年8月札幌支社(現、北海道支店)設置
  • 1971年4月第一企業㈱(現、㈱関工パワーテクノ)に資本参加
  • 1973年6月総合教育センター(現、人材育成センター)設置
  • 1974年4月建設業法改正により、建設大臣許可(特-49)第3885号を受けた(現、5年ごとに更新)
  • 1976年6月建設大臣許可(般-51)第3885号を受けた(現、5年ごとに更新)
  • 1979年7月原子力関連工事の営業開始

1980年代

  • 1981年10月シンガポール事務所(現支社)設置
  • 1984年9月商号変更株式会社関電工に商号変更
  • 1984年11月関工不動産管理㈱(現、㈱ケイアセットマネジメント)を設立
  • 1985年1月東京工事警備㈱に資本参加
  • 1985年5月第1回無担保転換社債100億円の発行
  • 1987年7月関工メンテナンスサービス㈱(現、㈱関工ファシリティーズ)を設立
  • 1988年12月本社を東京都港区芝浦4丁目8番33号(現在地)に移転

1990年代

  • 1990年4月名古屋支店(現、中部支店)設置
  • 1991年7月九州支店設置
  • 1993年7月つくば技術研究所(現、技術研究所)設置
  • 1994年7月㈱ベイテクノを設立
  • 1997年7月中央支店(現、東京支店・東京リニューアル支店)設置
  • 1997年10月㈱茨城ケイテクノ、㈱栃木ケイテクノ、㈱群馬ケイテクノ、㈱山梨ケイテクノ(現、㈱多摩ケイテクノ)、㈱静岡ケイテクノを設立
  • 1998年7月㈱神奈川ケイテクノ、㈱千葉ケイテクノ、㈱埼玉ケイテクノを設立

2000年代

  • 2000年11月㈱ネットセーブを設立
  • 2001年12月宅地建物取引業法により、宅地建物取引業者免許 東京都知事(1)第80352号を受けた(以後5年ごとに更新)
  • 2003年5月阪急電気工事㈱(現、㈱阪電工)に資本参加
  • 2004年6月㈱TLC(現、㈱タワーライン・ソリューション)に資本参加
  • 2008年4月上場川崎設備工業㈱に資本参加(名古屋証券取引所市場第二部上場)

2010年代

  • 2012年10月銚子風力開発㈱に資本参加(発電事業の開始)
  • 2013年3月嘉麻太陽光発電㈱を設立
  • 2014年10月地域本部制導入
  • 2015年6月前橋バイオマス発電㈱を設立
  • 2015年7月福島本部設置
  • 2016年3月2021年満期ユーロ円建取得条項付転換社債型新株予約権付社債200億円の発行
  • 2016年4月㈱神奈川パワーテクノ、㈱埼玉パワーテクノを設立
  • 2016年10月佐藤建設工業㈱に資本参加
  • 2017年7月㈱千葉パワーテクノ、㈱茨城パワーテクノ、㈱栃木パワーテクノ、㈱群馬パワーテクノ、㈱西関東パワーテクノ、㈱静岡パワーテクノを設立

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
  • 2026年4月地域本部・支店の再編、静岡支店設置

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2026年度まで7,800億円
  • 連結営業利益2026年度まで900億円
  • 配当性向2026年度まで40%程度
  • ROE2026年度まで16%程度
  • ROIC2026年度まで14%程度

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    DXによる業務・生産プロセス改革

    AIを活用した設計・積算業務の自動化や定型業務のシェアード化、現場情報の一元管理など、DX推進により生産性向上を図る。

  2. 02

    施工力強化と営業展開

    地域本部・支店再編によりエリア特性に応じた営業活動を展開。グループ会社との協業や協力会社とのパートナーシップ強化で施工力を充実し、受注拡大を目指す。

  3. 03

    グリーンイノベーションの推進

    自社開発システム「WATTMILL®」を活用した脱炭素ソリューション提供、自己託送の実施、事業所省エネ・車両電動化など、事業活動の環境負荷低減を推進。

  4. 04

    人材戦略とダイバーシティ推進

    処遇・福利厚生の充実、多様な採用・キャリア研修の実践、海外人材・女性社員の活躍促進により、魅力的な職場と人づくりを進める。

  5. 05

    安全・品質・コンプライアンスの徹底

    安全・品質管理体制の再構築、現場までのコンプライアンス浸透により、社会・顧客からの信頼維持に努める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で10,850人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,012万円で、9期前と比べて+36.6%平均年齢は42.4歳、平均勤続年数は19.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月9,244
2018年3月9,571
2019年3月74141.519.19,818
2020年3月76441.619.110,003
2021年3月75241.719.010,154
2022年3月74541.919.110,264
2023年3月74842.119.410,320
2024年3月81942.319.610,442
2025年3月90642.419.510,558552
2026年3月1,01242.419.310,850766

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率2.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率50.3%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)81.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社30(国内 30 / 海外 0、うち連結子会社 13) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
グリーンイノベーション本部 — 東京都港区335億円
社会インフラ統轄本部 — 同上162億円
本社 — 東京都港区146億円
北関東・北信越営業本部 — さいたま市大宮区137億円
南関東・東海営業本部 — 横浜市西区125億円
東関東営業本部 — 千葉市中央区122億円
不動産事業 リース業 — ㈱ケイアセット マネジメント(東京都文京区)6,616百万円
西関東営業本部 — 東京都八王子市5,856百万円
電気機器 販売業 — 関工商事㈱(東京都台東区)5,636百万円
人材育成センター — 茨城県牛久市4,745百万円
ほか8件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    川崎設備工業㈱(注4)
    名古屋市中区 · 連結子会社
    議決権50.1%
  • 国内
    ㈱関工ファシリティーズ
    東京都品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱神奈川ケイテクノ
    横浜市西区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱千葉ケイテクノ
    千葉市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱埼玉ケイテクノ
    さいたま市緑区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱茨城ケイテクノ
    茨城県水戸市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱栃木ケイテクノ
    栃木県宇都宮市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱群馬ケイテクノ
    群馬県高崎市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱多摩ケイテクノ
    東京都八王子市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱静岡ケイテクノ
    静岡県沼津市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱阪電工
    大阪市北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱関工パワーテクノ
    東京都大田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社18社を開く
  • ㈱神奈川パワーテクノ横浜市西区100%
  • ㈱千葉パワーテクノ千葉市中央区100%
  • ㈱埼玉パワーテクノさいたま市緑区100%
  • ㈱茨城パワーテクノ茨城県水戸市100%
  • ㈱栃木パワーテクノ栃木県宇都宮市100%
  • ㈱群馬パワーテクノ群馬県高崎市100%
  • ㈱西関東パワーテクノ東京都府中市100%
  • ㈱静岡パワーテクノ静岡県沼津市100%
  • ㈱タワーライン・ソリューション東京都豊島区85%
  • 佐藤建設工業㈱東京都品川区100%
  • ㈱ネットセーブ東京都港区100%
  • 東京工事警備㈱東京都文京区100%
  • ㈱ベイテクノ東京都港区100%
  • 関工商事㈱東京都台東区58%
  • ㈱ケイアセットマネジメント東京都文京区100%
  • 銚子風力開発㈱千葉県銚子市100%
  • 嘉麻太陽光発電㈱福岡県嘉麻市100%
  • 前橋バイオマス発電㈱群馬県前橋市100%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    最高裁庁舎電気設備改修工事
    最高裁判所 · 2023-07-20
    12.9億円
  • 調達
    最高裁庁舎電灯設備等改修工事(再度)
    最高裁判所 · 2026-03-03
    2.6億円
  • 調達
    最高裁庁舎構内情報通信網設備改修工事
    最高裁判所 · 2024-08-01
    7,300万円
  • 調達
    【関東地方整備局、本局】H31超短波無線電話装置1式製造【5月17日付け訂正公告】
    国土交通省 · 2019-05-27
    6,850万円
  • 調達
    東京高等・地方・簡易裁判所合同庁舎受変電等設備整備業務
    最高裁判所 · 2026-07-17
    6,400万円
  • 調達
    東京高等・地方・簡易裁判所合同庁舎受変電等設備整備業務
    最高裁判所 · 2025-09-16
    5,800万円
  • 調達
    平成30年度北海少年院・紫明女子学院保安システム等整備 一式
    法務省 · 2019-07-25
    5,690万円
  • 調達
    前橋地家簡裁庁舎電気設備改修工事
    最高裁判所 · 2020-10-02
    4,400万円
  • 調達
    東京高等・地方・簡易裁判所合同庁舎受変電等設備整備業務
    最高裁判所 · 2024-09-05
    3,750万円
  • 調達
    東京高等・地方・簡易裁判所合同庁舎受変電等設備整備
    最高裁判所 · 2022-09-01
    2,470万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は7,420億円営業利益831億円前期と比べると増収増益で、売上が+10.4%、利益が+42.5%。

売上高
+10.4%
7,420億円
営業利益
+42.5%
831億円
純利益
+49.8%
635億円
営業利益率
11.2%
前期比 +2.5%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高7,800億円7,420億円
営業利益900億円831億円
純利益650億円635億円
1株あたり配当¥130¥130

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は1,580億円、営業利益は197億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+33.0%、営業利益は+189.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1,74165
2024年1Q1,188685.751
2024年2Q1,430896.260
2024年3Q1,416926.589
2024年4Q1,95073
2025年2Q2,8672548.9173
2025年4Q3,8523298.5251
2026年2Q3,40637911.1264
2026年4Q4,01445211.3371
2027年1Q1,58019712.5132

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は4,477億円から7,420億円へ1.7倍に増えた。直近期の営業利益率は11.2%。売上は4期、純利益は5期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
嘉麻太陽光発電㈱を設立
2013年3月4,4778340
2014年3月4,3799142
前橋バイオマス発電㈱を設立
2015年3月4,36710346
㈱神奈川パワーテクノ、㈱埼玉パワーテクノを設立
2016年3月4,47717194
㈱千葉パワーテクノ、㈱茨城パワーテクノ、㈱栃木パワーテクノ、㈱群馬パワーテクノ、㈱西関東パワーテクノ、㈱静岡パワーテクノを設立
2017年3月4,709273176
2018年3月5,072300191
2019年3月5,636308197
2020年3月6,161356225
2021年3月5,560310201
2022年3月4,956318203
2023年3月5,416341212
2024年3月5,984426273
2025年3月6,7195835958.7424
2026年3月7,42083185011.2635

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高7,420億円のうち、営業利益として残るのは831億円11.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は635億円、売上の8.6%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金83.7%6,213億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金5.1%376億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益11.2%831億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比+3.9pt
11.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+3.1pt
8.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+5.9pt
16.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
10.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
10.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが895億円、投資CFが−48億円で、差し引きのフリーCFは847億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は772億円で、売上の1.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月154−127−2927506
2014年3月−22−58−45−80387
2015年3月2923−3752402
2016年3月180−71198109709
2017年3月68−179−2−111596
2018年3月115−100−7915541
2019年3月283−101−92182631
2020年3月292−135−72157716
2021年3月129−10−263119572
2022年3月272−92−78180674
2023年3月75−66−739610
2024年3月198−19167624
2025年3月183−102−12681578
2026年3月895−48−656847772

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は6,356億円。このうち返さなくてよい自己資本が4,057億円で、自己資本比率は61.4%(業種中央値55.5%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月3,6401,8431,79749.5
2014年3月3,5991,8971,70251.5
2015年3月3,6621,9331,72951.4
2016年3月4,0771,9802,09747.2
2017年3月4,2492,1342,11548.7
2018年3月4,4382,3082,13050.5
2019年3月4,5992,4602,13951.9
2020年3月4,8872,5582,32950.6
2021年3月4,5702,7951,77559.2
2022年3月4,7102,9351,77560.3
2023年3月4,8783,0851,79361.2
2024年3月5,6733,4582,21558.9
2025年3月6,0323,8092,22361.0
2026年3月6,3564,0572,29961.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
779億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
3,693億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
2,299億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
92
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率22 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

建設業 140社との比較

同じ建設業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE140社中21位あたり、逆に低いのは配当利回り140社中116位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
16.8%/中央値 10.9%
P25 7.9%P75 14.3%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
11.2%/中央値 7.3%
P25 5.1%P75 9.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
61.4%/中央値 55.5%
P25 43.8%P75 66.2%
売上成長率前期からの売上の伸び
10.4%/中央値 4.8%
P25 -1.9%P75 12.7%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.3%/中央値 3.5%
P25 2.7%P75 4.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥5,570で、1年前と比べて+40.2%過去52週の値幅のなかでは47%の位置にある。

¥5,570-3.9%1ヶ月+1.0%1年+40.2%時価総額1.1兆円
過去52週の値幅
安値¥3,883高値¥7,460

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)17.9倍
PER (会社予想)17.1倍
PBR2.88倍
配当利回り2.33%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1カ月で-10.87%と下落。7月29日の5596円から急落が続き、8月3日には5323円。25日線(5642円)を下回り、75日線(6190.63円)も大きく割り込み、中期トレンドは弱含む。52週高値7460円からは-28%の調整。出来高は7月31日に679万股と急増し、売りが集中した。RSIは49.17と中立圏まで戻ったが、戻りは鈍い。200日線(5822.25円)も下回っており、下値模索が続く可能性。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 40/100)

PERは17.11倍で業界平均の13.75倍を上回り、PBRは2.76倍で業界平均の1.53倍を大幅に超える。ROEは16.76%と高く、収益性は良好だが、株価はその好業績を織り込み済み。配当利回りは2.44%で業界平均の3.39%を下回り、利回り面では割高感。総じて、収益力の高さは評価できるが、バリュエーションはやや高め。

指標この会社業種平均
PER (実績)17.9倍14.4倍
PER (予想)17.1倍
PBR2.88倍1.55倍
ROE16.8%11.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

電力・情報インフラ投資の拡大が追い風。強気派は、脱炭素関連の送電網増強・再生可能エネルギー接続工事やデータセンター需要で、2026年3月期は売上高7420億円(前期比10%増)と営業利益率11%超の増益を予想。安定受注と高ROEで株主還元も期待。弱気派は、公共投資の見直しや工期遅延・資材高騰によるコスト増、競争激化での採算悪化を懸念。また、電力自由化で顧客関係が変化する可能性も。

プラスに働く材料7
  • インフラ需要の拡大

    脱炭素送電網やデータセンター工事の増加見込み

  • 強固な受注基盤

    東京電力系の需要で安定した受注を確保

  • 収益性の改善

    営業利益率が2025年8.7%から11.2%へ上昇予想

  • 2026/3期は純利益635億円、営業利益831億円通年影響

    純利益は424億円→635億円と49.8%増、営業利益も831億円(+42.5%)と急拡大

  • 営業利益率11.2%へ2年連続改善通年影響

    営業利益率は8.68%→11.2%に改善、高収益体質が定着。粗利率向上が寄与

  • ROE16.76%と高い資本効率継続影響

    ROE16.76%は高く、PBR2.84倍の正当化材料。資本効率が続く限り評価は維持されやすい

  • 株価1年で+44.1%、上昇モメンタム継続影響

    1年リターンは+44.07%。電気設備投資ブームが需給を引き締めている

マイナスに働く材料7
  • 資材価格の高騰

    銅等の高騰で工事コスト増、利益率圧迫

  • 競争の激化

    電機工事市場で中小企業や異業種との競合が増加

  • 政策依存

    電力政策の変化で投資ペースが変動しやすい

  • 予想PER16.8倍と高水準、修正リスク決算発表後影響

    実績PER17.64倍からやや低下するが、16.8倍は業界平均より高い。業績下振れで割高感が強まる

  • PBR2.84倍、バリュエーション割高継続影響

    PBR2.84倍は同業種平均を大きく上回る。ROEが低下すれば株価の調整圧力

  • 配当利回り2.36%と低く、利回り需要乏しい通年影響

    配当利回りは2.36%と低水準。増配がなければ配当目的の買いは限定的

  • 売上高伸び率が10.4%に減速2027年〜2028年影響

    売上高伸び率は前期12.3%から10.4%へ鈍化。増益率もピークアウトの公算

次の決算で確かめる点
受注残高
将来売上の先行指標、安定性を確認
営業利益率
工事採算の改善度合い
売上高成長率
事業拡大の度合いを測る
配当性向
株主還元策の持続性を評価

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり130で、前期から+51.2%いまの株価に対する利回りは2.33%。増配か配当維持が4年続いている。

年間配当
¥130
1株あたり
配当利回り
2.33%
いまの株価に対して
配当性向
44.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
4年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2026.4
2018年3月2420.029.0
2019年3月268.331.1
2020年3月287.729.5
2021年3月280.032.6
2022年3月280.031.9
2023年3月3214.335.9
2024年3月4128.140.7
2025年3月82100.044.9
2026年3月12451.244.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥130

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ27,788人。区分でいちばん多いのは事業法人37.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が53.7%を占め、残る46.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人50.350.350.450.349.837.5
外国法人16.916.217.317.618.325.6
個人・その他14.414.815.113.313.117.7
金融機関17.617.416.117.516.716.2
自己株式0.50.50.50.40.43.0
証券会社0.81.41.21.32.12.9
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01東京電力パワーグリッド株式会社33.41
02日本マスタートラスト 信託銀行株式会社(信託口)7.84
03株式会社日本カストディ銀行(信託口)5.24
04STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ 銀行決済営業部)2.56
05関電工グループ従業員持株会2.46
06THE CHASE MANHATTAN BANK,N.A. LONDONSECS LENDING OMNIBUS ACCOUNT (常任代理人 株式会社みずほ 銀行決済営業部)1.03
07モルガン・スタンレーMUFG証券 株式会社0.99
08JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほ 銀行決済営業部)0.87
09CACEIS BANK,LUXEMBOURG BRANCH / UCITS - FULL TAX (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)0.86
10JPモルガン証券株式会社0.85

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+1512%、1株純資産は14期で+122%。直近期のROEは16.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月198812.222.584.6
2014年3月219062.325.384.2
2015年3月239222.530.975.2
2016年3月469424.917.438.2
2017年3月861,0138.811.626.4
2018年3月931,0978.813.029.0
2019年3月961,1678.59.831.1
2020年3月1101,2119.37.829.5
2021年3月991,3247.89.832.6
2022年3月991,3907.38.431.9
2023年3月1041,4607.39.035.9
2024年3月1341,6348.713.140.7
2025年3月2071,80012.112.944.9
2026年3月3121,96116.818.844.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

19名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は19名。2026/3期の役員報酬は総額628百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢
文挾誠一代表取締役会長66
田母神博文代表取締役社長 社長執行役員62
飯田暢浩代表取締役副社長 副社長執行役員 営業統轄本部長64
榎木博幸取締役 専務執行役員 社会インフラ統轄本部長63
中人浩一取締役 専務執行役員 グリーンイノベーション本部長 兼 社会インフラ統轄本部 本部長代理62
竹内賢取締役 常務執行役員 北関東営業本部長 兼 埼玉支店長59
上田裕司取締役66
藤井満取締役63
田中幸二取締役74
須藤実和取締役63
加藤孝明取締役69
奈良橋美香取締役54
残りの役員7名を開く
氏名役職年齢
柏原彰一郎常勤監査役 監査役会会長67
大庭栄一常勤監査役65
末綱隆監査役77
加納望監査役71
塩川和幸監査役67
今野貴之取締役64
中村直樹常勤監査役62

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)92502143349855
社外取締役976768
監査役2545427

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容765字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社及び連結子会社30社で構成され、設備工事業、電気機器販売業、不動産事業、リース業及び発電事業を事業内容としている。当社グループの事業に係る位置付け及びセグメント情報との関連は、次のとおりである。 (設備工事業) 当社、川崎設備工業㈱、㈱関工ファシリティーズ、㈱神奈川ケイテクノ、㈱千葉ケイテクノ、㈱埼玉ケイテクノ、㈱茨城ケイテクノ、㈱栃木ケイテクノ、㈱群馬ケイテクノ、㈱多摩ケイテクノ、㈱静岡ケイテクノ、㈱阪電工、㈱関工パワーテクノ、㈱神奈川パワーテクノ、㈱千葉パワーテクノ、㈱埼玉パワーテクノ、㈱茨城パワーテクノ、㈱栃木パワーテクノ、㈱群馬パワーテクノ、㈱西関東パワーテクノ、㈱静岡パワーテクノ、㈱タワーライン・ソリューション、佐藤建設工業㈱及び㈱ネットセーブは電気・管工事その他設備工事の施工を、東京工事警備㈱は工事警備業務を、㈱ベイテクノは設計・積算業務を、それぞれ行っている。当社は、工事の一部、工事警備業務及び設計・積算業務をこれらの関係会社に発注している。 また、当社及び㈱タワーライン・ソリューションは、東京電力グループより電気工事を受注している。 (その他の事業) 当社は不動産事業及び発電事業を、関工商事㈱は電気機器販売業を、㈱ケイアセットマネジメントは不動産事業及びリース業を、銚子風力開発㈱、嘉麻太陽光発電㈱及び前橋バイオマス発電㈱は発電事業を、それぞれ営んでいる。当社は、関工商事㈱より工事施工に伴う材料等の一部を購入し、㈱ケイアセットマネジメントより土地・建物を賃借するとともに車両等のリースを受けている。 また、当社、銚子風力開発㈱及び前橋バイオマス発電㈱は、東京電力グループに電力を販売している。 以上述べた事項を事業系統図によって示すと、次のとおりである。
経営方針・対処すべき課題3,579字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりである。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、経営会議等で合理的な検討を行っている。 (1)経営の基本方針 株主の皆様、お客様及び地域社会との共存を目指すことが当社存立の意義であるとの考えから、「人間第一」を社是とし、 ① 人間尊重のもと、企業の社会的責任を遂行し、豊かな人間環境づくりに貢献します。 ② お客様のニーズを先取りし、技術革新を図り、最高のサービスと設備を提供します。 ③ 絶えざる自己革新によって、株主の皆様のご期待に応える未来指向型の企業を目指します。 を経営理念として掲げております。 (2)経営戦略等 2025年度の業績は、民間建設投資が堅調に推移する中、これまで推し進めてきた生産性向上や施工体制の最適化などが収益構造の改善に寄与した結果、中期経営計画の最終年度である2026年度の業績目標を前倒しで達成し、過去最高業績を更新いたしました。 今後の事業環境につきましては、中東情勢をはじめとする国際情勢の変化やエネルギー・資材価格の動向など、引き続き留意すべき点が残るものの、国内建設投資は底堅く推移するものと見込んでおります。 このような状況を踏まえ当社は、中期経営計画のスローガン「さらにかわる。より豊かな未来をつくる」のもと5つの方向性に則り、事業戦略及び経営基盤強化戦略に掲げる施策の一部見直しと併せて数値目標を上方修正することといたしました。DXを活用した業務・生産プロセス改革、施工要員の拡充及び人材定着とエンゲージメント向上に向けた取り組みを一層強化することで、新たな目標の達成に努めてまいります。 ① 方向性 1. 従業員とともに幸せな成長を実現 2. 社会インフラ及びお客様設備の維持・構築に貢献 3. グリーンイノベーションを推進 4. あらゆる手段で生産性・効率性を向上 5. ステークホルダーと確固たる信頼関係を構築 ② 数値目標(2026年度) 連結売上高   7,800億円       ROE   16%程度 連結営業利益   900億円       ROIC   14%程度 配当性向   40%程度       温室効果ガス排出量※   2020年度比 △32% ※対象:Scope1,2 (3)経営成績 ① 当期の経営成績 当期のわが国経済は、米国の通商政策による影響が一部見られたものの、好調な企業業績や底堅い個人消費などに支えられ引き続き緩やかな景気回復軌道を歩みました。 このような情勢下にあって、民間建設投資はサプライチェーンの安定化に向けた工場建設や都心部におけるオフィスビルの新築・更新需要などを背景に高水準で推移いたしました。また、電力設備投資につきましては、送配電設備のレジリエンス維持・向上に資する高経年化対策工事を中心として計画的に実施されました。 このため当社グループは、AI・半導体、再生可能エネルギーなど成長ポテンシャルの高い分野への営業活動を積極的に展開するとともに、お客様のエネルギー課題解決に貢献するリニューアル提案に注力いたしました。併せて、バックオフィス機能拡充による業務の分業化や現場情報の一元化による収支・工程管理の徹底を図るなど、受注の獲得と利益の創出に努めました。 (連結業績) 完成工事高   742,022百万円   (前期比 110.4%) 営業利益   83,140百万円   (前期比 142.5%) 経常利益   84,981百万円   (前期比 142.8%) 親会社株主に帰属する 当期純利益   63,516百万円   (前期比 149.9%) (個別業績) 新規受注高   731,514百万円   (前期比 113.0%) 完成工事高   637,768百万円   (前期比 109.4%) 営業利益   69,692百万円   (前期比 142.8%) 経常利益   71,856百万円   (前期比 143.1%) 当期純利益   56,520百万円   (前期比 151.4%) ② 今後の見通し 今後の見通しについて申し上げますと、中東情勢の緊迫化による世界経済への影響が懸念されるものの、国内建設投資につきましては、旺盛な半導体・データセンター関連投資が見込まれるとともに、引き続き首都圏を中心に大型再開発も数多く計画されています。また、電力設備投資につきましては、電力需要の増大に対応する送配電網の増強やカーボンニュートラルに資する再生可能エネルギーの導入促進など堅調に推移するものと予想されます。 このような情勢を踏まえ、次期の業績予想につきましては、 (連結業績) 完成工事高   780,000百万円   (当期比 105.1%) 営業利益   90,000百万円   (当期比 108.3%) 経常利益   90,500百万円   (当期比 106.5%) 親会社株主に帰属する 当期純利益   65,000百万円   (当期比 102.3%) (個別業績) 新規受注高   809,000百万円   (当期比 110.6%) 完成工事高   674,000百万円   (当期比 105.7%) 営業利益   76,700百万円   (当期比 110.1%) 経常利益   77,800百万円   (当期比 108.3%) 当期純利益   58,700百万円   (当期比 103.9%) を見込んでおります。 (4)対処すべき課題 今後の見通しについて申し上げますと、中東情勢の緊迫化による世界経済への影響が懸念されるものの、国内建設投資につきましては、旺盛な半導体・データセンター関連投資が見込まれるとともに、引き続き首都圏を中心に大型再開発も数多く計画されています。また、電力設備投資につきましては、電力需要の増大に対応する送配電網の増強やカーボンニュートラルに資する再生可能エネルギーの導入促進など堅調に推移するものと予想されます。 このような状況の中で当社グループは、2026年度を最終年度とする中期経営計画の確実な達成と次のステージに向けた盤石な経営基盤を構築するため、以下の重点経営施策を実践してまいります。 まず始めに、本年4月に実施した地域本部・支店の再編を通じてエリア特性や市場動向に応じた柔軟かつ戦略的な営業活動を展開するとともに、グループ会社との協業による空調衛生工事分野の強化や協力会社との強固なパートナーシップ構築による施工力の充実を図り、受注の拡大を目指してまいります。 次に、現場作業の省力化に寄与するプレハブ化・ユニット化の拠点・機能の拡充や定型業務のシェアード化に取り組んでまいります。併せて、施工要員の最適な運用を可能にするプラットフォームの整備やAIを活用した設計・積算業務の自動化を図るなどDX推進による業務プロセス改革に注力し、生産性の向上に努めてまいります。 更には、建物設備のエネルギー利用状況を見える化する当社開発のシステム「WATTMILL®」を活用し、お客様の脱炭素需要に応えるソリューション事業を展開してまいります。また、当社所有の太陽光発電設備を利用した自己託送の実施、事業所の省エネルギー化や車両の電動化比率向上など、事業活動における環境負荷低減を推し進め、グリーンイノベーション企業の実現を目指してまいります。 加えて、従業員エンゲージメントをより一層高める処遇や福利厚生制度の充実、多様な採用方式やキャリア形成に合わせた研修プログラムの実践を図るほか、海外人材の活躍促進や女性社員の積極登用などダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンを推進し、魅力的な職場づくりと社会を支える人づくりにまい進してまいります。 また、安全・品質の確保とコンプライアンスの徹底は経営の根幹であり、社会やお客様からの信頼維持に必要不可欠であるとの認識の下、安全・品質管理体制の再構築に取り組むとともに、現場第一線までコンプライアンス意識の浸透を図り、健全な事業活動の実践に努めてまいります。 本年2月、東京電力パワーグリッド株式会社が保有する当社株式の売出しを実施いたしました。これにより、同社が保有する当社株式は68,596千株(持株比率34.4%)となり、資本関係に変化が生じることとなりましたが、引き続き当社グループは、電力の安定供給を守るという社会的使命を果たすとともに、更なる成長を実現する積極果敢な経営にまい進し、株主の皆様のご期待に応えてまいる所存であります。
事業等のリスク1,946字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりである。 当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める所存である。 また、これらのリスクに対する管理体制を「第4  提出会社の状況  4  コーポレート・ガバナンスの状況等  (1) コーポレート・ガバナンスの概要」に記載している。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、経営会議等で合理的な検討を行っている。 (1)事業環境の変化 想定を上回る建設関連投資及び電力設備投資の減少等、事業環境に著しい変化が生じた場合には、業績等に影響を及ぼす可能性がある。なお、当社グループの売上高のうち、東京電力グループの割合は約2割である。 このリスクの対応については、「1  経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載している。 (2)資材費・労務費の価格変動 資材費・労務費の価格が著しく上昇し、これを請負代金に反映できない場合には、業績等に影響を及ぼす可能性がある。 このリスクに対応するため、工事請負契約への反映を協議するとともに、サプライチェーンの多様化等による原価低減に取り組んでいる。 (3)工事施工等のリスク 工事施工に関し、重大な人身災害、品質上重大な不具合や事故が発生した場合には、業績等に影響を及ぼす可能性がある。 このリスクに対応するため、安全・品質部において重大な人身災害・設備事故の撲滅に向けたリスクマネジメントを強化している。また、人身災害では中央安全委員会、設備事故・品質不良等では中央品質委員会において分析と対策の立案を実施し、安全品質研修や危険予知活動により対策の浸透・定着を進めることで、安全及び施工品質の確保を図っている。 (4)取引先の信用リスク 建設業においては、一取引における請負代金が大きく、また多くの場合には、工事目的物の引渡時に多額の工事代金が支払われる条件で契約が締結される。工事代金を受領する前に取引先が信用不安に陥った場合には、業績等に影響を及ぼす可能性がある。 このリスクに対応するため、取引先に対する信用状況確認の徹底により、不良債権の発生防止に努めている。 (5)資産保有リスク 営業活動上の必要性から、不動産・有価証券等の資産を保有しているため、保有資産の時価が著しく下落した場合等、または事業用不動産の収益性が著しく低下した場合には、業績等に影響を及ぼす可能性がある。 このリスクに対応するため、事業用不動産は、減損リスク等の把握により管理している。投資有価証券のうち政策保有株式は、保有意義や資産効率等を取締役会等で毎年検証し、保有意義が低下した株式は原則として売却している。 (6)退職給付債務 年金資産の時価の下落、運用利回り及び割引率等の退職給付債務算定に用いる前提に変更があった場合には、業績等に影響を及ぼす可能性がある。 このリスクに対応するため、年金資産運用の基本方針を定め、定期的に運用資産の評価を行っている。 (7)法的規制 建設業法、独占禁止法、労働安全衛生法等による法的規制を受けており、法的規制の改廃や新設、適用基準等の変更があった場合、または法的規制による行政処分等を受けた場合には、業績等に影響を及ぼす可能性がある。 このリスクに対応するため、各業務執行部門及び法務部門において法的規制の改廃や新設等の動向を常に把握し、対応及び遵守状況を確認することにより、法的規制の遵守に努めている。 (8)情報流出のリスク サイバー攻撃による情報の窃取や、システムデータの改ざん・喪失等の発生により、多額の損害賠償が発生した場合には、業績等に影響を及ぼす可能性がある。 このリスクに対応するため、社内規程を整備し、情報システムのセキュリティ強化や従業員への教育を行っている。また、サイバー攻撃による被害の最小化に向け、インシデント対応体制として組織内CSIRT(Computer Security Incident Response Team)を設置し、役割や報告体制の明確化を図っている。 (9)非常災害のリスク 大規模地震や台風等の自然災害の発生に伴い、事業活動の中断や遅滞が発生した場合には、業績等に影響を及ぼす可能性がある。 このリスクに対応するため、社内規程を整備し、従業員への周知や事業所停電対策の実施、非常用備蓄品の備蓄推進等の対策を講じている。
経営成績の分析 (MD&A)8,704字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は、次のとおりである。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度のわが国経済は、米国の通商政策による影響が一部見られたものの、好調な企業業績や底堅い個人消費などに支えられ引き続き緩やかな景気回復軌道を歩んだ。 このような情勢下にあって、民間建設投資はサプライチェーンの安定化に向けた工場建設や都心部におけるオフィスビルの新築・更新需要などを背景に高水準で推移した。また、電力設備投資については、送配電設備のレジリエンス維持・向上に資する高経年化対策工事を中心として計画的に実施された。 このため当社グループは、AI・半導体、再生可能エネルギーなど成長ポテンシャルの高い分野への営業活動を積極的に展開するとともに、お客様のエネルギー課題解決に貢献するリニューアル提案に注力した。併せて、バックオフィス機能拡充による業務の分業化や現場情報の一元化による収支・工程管理の徹底を図るなど、受注の獲得と利益の創出に努めた。 この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は、以下のとおりとなった。 a.財政状態 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ323億9千7百万円増加し、6,356億1千8百万円となった。 (資産の部) 流動資産は、主に現金預金が169億4千6百万円増加したことから、流動資産合計で前連結会計年度末に比べ126億1千万円増加した。 固定資産は、投資有価証券が99億6千8百万円、有形固定資産が78億8千9百万円増加したことなどから、固定資産合計で前連結会計年度末に比べ197億8千7百万円増加した。 (負債の部) 負債の部は、主に未成工事受入金が170億4千9百万円増加したことから、負債合計で前連結会計年度末に比べ76億5千9百万円増加し、2,299億3千1百万円となった。 (純資産の部) 純資産の部は、利益剰余金が430億1千3百万円、自己株式が299億9千6百万円増加(純資産の減少)したことなどから、純資産合計で前連結会計年度末に比べ247億3千7百万円増加し、4,056億8千7百万円となった。 b.経営成績 当連結会計年度の業績は、売上高7,420億2千2百万円(前連結会計年度比701億3千4百万円増)、経常利益849億8千1百万円(前連結会計年度比254億8千3百万円増)、親会社株主に帰属する当期純利益635億1千6百万円(前連結会計年度比211億3千6百万円増)となった。 セグメントごとの業績は、次のとおりである。 (設備工事業) 当社グループの主たる事業である設備工事業の業績は、新規受注高8,277億6百万円(前連結会計年度比941億1千8百万円増)、完成工事高7,316億4千7百万円(前連結会計年度比708億4千5百万円増)、営業利益806億8千7百万円(前連結会計年度比243億1千6百万円増)となった。 (その他の事業) その他の事業の業績は、売上高103億7千4百万円(前連結会計年度比7億1千万円減)、営業利益24億4千6百万円(前連結会計年度比4億9千万円増)となった。 当社グループの売上高総額に対する割合が100分の10以上の相手先別の売上高及びその割合は、次のとおりである。 前連結会計年度 東京電力グループ   167,477百万円   24.9% 当連結会計年度 東京電力グループ   181,094百万円   24.4% ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動による資金が増加したことから、投資活動及び財務活動による資金の減少があったものの、前連結会計年度末から193億1千5百万円増加し、771億5千1百万円となった。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度では、営業活動によって894億5千1百万円の資金が増加した(前連結会計年度比711億8千8百万円増)。これは、税金等調整前当期純利益917億3千1百万円、未成工事受入金の増加額170億4千9百万円などの資金増加要因が、法人税等の支払額247億3千4百万円、仕入債務の減少額189億4千5百万円などの資金減少要因を上回ったことによるものである。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度では、投資活動によって48億3千5百万円の資金が減少した(前連結会計年度比53億3千2百万円増)。これは、投資有価証券の売却112億3千5百万円の収入があったものの、有形固定資産の取得に157億8千1百万円を支出したことなどによるものである。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度では、財務活動によって656億3千6百万円の資金が減少した(前連結会計年度比530億1千万円減)。これは、自己株式の取得に300億1百万円、配当金の支払に206億4千4百万円を支出したことなどによるものである。 ③ 生産、受注及び販売の実績 当社グループが営んでいる事業においては、生産実績について定義することが困難であるため、「生産の実績」は記載していない。 事業の大部分を占めている設備工事業においては、請負形態をとっているため、販売実績という定義が実態にそぐわないことや、設備工事業以外の事業では受注生産形態をとっていないことから、「受注及び販売の実績」については「① 財政状態及び経営成績の状況」におけるセグメントごとの業績に関連付けて記載している。 なお、当社グループにおける受注及び販売の実績の大部分を提出会社が占めているため、提出会社個別の実績を参考のため記載すると、次のとおりである。 (提出会社の受注工事高及び完成工事高の実績) a.受注工事高、完成工事高及び次期繰越工事高 期別   区分   前期繰越 工事高   (百万円)   当期受注 工事高   (百万円)   計   (百万円)   当期完成 工事高   (百万円)   次期繰越 工事高   (百万円) 前事業年度   (自  2024年 4月1日 至  2025年 3月31日)   屋内線・ 環境設備工事   356,473   381,742   738,216   350,618   387,597 情報通信工事   16,136   45,304   61,440   44,112   17,328 配電線工事   35,561   128,226   163,787   126,751   37,036 工務関係工事   107,585   92,033   199,619   61,646   137,972 計   515,756   647,307   1,163,063   583,128   579,935 当事業年度   (自  2025年 4月1日 至  2026年 3月31日)   屋内線・ 環境設備工事   387,597   455,584   843,182   371,446   471,735 情報通信工事   17,328   46,259   63,588   43,157   20,430 配電線工事   37,036   134,576   171,613   131,178   40,435 工務関係工事   137,972   95,093   233,066   91,985   141,080 計   579,935   731,514   1,311,450   637,768   673,681 (注)1 前事業年度以前に受注した工事で、契約の変更により請負金額の増減がある場合は、当期受注工事高にその増減額を含む。したがって、当期完成工事高にもかかる増減額が含まれる。 2 次期繰越工事高は(前期繰越工事高+当期受注工事高-当期完成工事高)である。 3 提出会社は設備工事業、不動産事業及び発電事業を営んでいるが、不動産事業及び発電事業については僅少であることから含めて記載している。 b.受注工事高 期別   区分     官公庁   (百万円)   民間     計   (百万円) 東京電力 グループ (百万円)   その他 (百万円) 前事業年度   (自  2024年4月1日 至  2025年3月31日)   屋内線・環境設備工事   35,116   3,796   342,829   381,742 情報通信工事   14,015   5,542   25,745   45,304 配電線工事   655   111,906   15,664   128,226 工務関係工事   231   38,227   53,574   92,033 計   50,019   159,473   437,814   647,307 当事業年度   (自  2025年4月1日 至  2026年3月31日)   屋内線・環境設備工事   43,298   4,502   407,783   455,584 情報通信工事   6,522   6,735   33,002   46,259 配電線工事   985   115,681   17,910   134,576 工務関係工事   881   23,855   70,356   95,093 計   51,687   150,774   529,052   731,514 c.完成工事高 期別   区分     官公庁   (百万円)   民間     計   (百万円) 東京電力 グループ (百万円)   その他 (百万円) 前事業年度   (自  2024年4月1日 至  2025年3月31日)   屋内線・環境設備工事   15,536   3,485   331,596   350,618 情報通信工事   10,281   5,480   28,350   44,112 配電線工事   309   111,447   14,994   126,751 工務関係工事   1,922   21,376   38,347   61,646 計   28,049   141,789   413,288   583,128 当事業年度   (自  2025年4月1日 至  2026年3月31日)   屋内線・環境設備工事   13,879   3,960   353,606   371,446 情報通信工事   8,199   6,453   28,504   43,157 配電線工事   864   115,068   15,245   131,178 工務関係工事   1,403   27,626   62,955   91,985 計   24,346   153,110   460,312   637,768 (注)1 完成工事のうち主なものは、次のとおりである。 前事業年度 国立大学法人大阪大学   ・大阪大学(吹田)医学部附属病院統合診療棟等新営その他電気設備工事 千葉県香取市   ・香取市280MHz帯デジタル防災無線システム整備工事 清水建設㈱   ・BLUE FRONT SHIBAURA TOWER S(電気設備工事) キオクシア㈱   ・キオクシア岩手第2製造棟工事(電気設備工事) 福島送電㈱   ・66kV都路葛尾線ほか新設工事 当事業年度 東日本高速道路㈱   ・NEXCO東日本 東北支社管内 路側無線設備工事 清水建設㈱   ・東京ドリームパーク新築工事(電気設備工事) 五洋建設㈱   ・公立東濃中部医療センター新築工事(電気設備工事) PaxOcean   ・PaxOcean Jalan Samulun Shipyard新築工事(電気設備工事) ヴィーナ・エナジー・ エンジニアリング㈱   ・アマテラス白石ソーラーファーム特高受変電設備工事 2 完成工事高総額に対する割合が100分の10以上の相手先別の完成工事高及びその割合は、次のとおりである。 前事業年度 東京電力グループ   141,789百万円   24.3% 当事業年度 東京電力グループ   153,110百万円   24.0% d.次期繰越工事高 2026年3月31日現在 区分   官公庁   (百万円)   民間   計   (百万円) 東京電力 グループ (百万円)   その他 (百万円) 屋内線・環境設備工事   85,570   2,373   383,791   471,735 情報通信工事   10,180   514   9,736   20,430 配電線工事   634   23,802   15,998   40,435 工務関係工事   284   36,184   104,611   141,080 計   96,669   62,875   514,137   673,681 (注)次期繰越工事のうち主なものは、次のとおりである。 東京都財務局   ・都庁第一本庁舎(7)特別高圧・高圧電気設備その他改修工事 兵庫県神戸市   ・神戸市道路公社CCTV設備改良工事 大成建設㈱   ・(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画(電気設備工事) 東京海上日動火災保険㈱   ・(仮称)東京海上ビルディング計画 電気設備工事 ㈱ユーラスエナジー ホールディングス   ・ユーラス野辺地ウインドファーム建設工事 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりである。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、経営会議等で合理的な検討を行っている。 ① 当連結会計年度の財政状態の分析 当連結会計年度の財政状態の概要については、「(1)経営成績等の状況の概要  ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載している。 連結決算と個別決算の差額は、資産合計が790億9千6百万円であり、連単倍率は1.14倍である。セグメントでは、設備工事業の資産合計が前連結会計年度末に比べ335億4千4百万円増加し5,825億3千6百万円、その他の事業が50億7千8百万円減少し874億6千3百万円となり、設備工事業が86.9%を占めている。 なお、1株当たり純資産額は、前連結会計年度末の1,799.74円から1,961.02円となり、自己資本比率は、前連結会計年度末の60.98%から61.40%となった。 ② 当連結会計年度の経営成績の分析 当連結会計年度は、AI・半導体、再生可能エネルギーなど成長ポテンシャルの高い分野への営業活動を積極的に展開するとともに、お客様のエネルギー課題解決に貢献するリニューアル提案に注力した。併せて、バックオフィス機能拡充による業務の分業化や現場情報の一元化による収支・工程管理の徹底を図るなど、受注の獲得と利益の創出に努めた。この結果、当連結会計年度の業績は、売上高及び利益いずれも前連結会計年度を大幅に上回った。 売上高は、当社及び連結子会社で増加したことにより、前連結会計年度に比べ701億3千4百万円増加し、7,420億2千2百万円となった。連結決算と個別決算の差額は1,042億5千4百万円であり、連単倍率は1.16倍である。セグメントでは、設備工事業が7,316億4千7百万円、その他の事業が103億7千4百万円となり、設備工事業が売上高の98.6%を占め、また東京電力グループからの売上高は1,810億9千4百万円となった。 利益は、主に当社で増加したことにより、営業利益が248億1千4百万円増加し、831億4千万円となった。セグメントでは、設備工事業が806億8千7百万円、その他の事業が24億4千6百万円となった。また、経常利益が254億8千3百万円増加し849億8千1百万円となり、親会社株主に帰属する当期純利益は211億3千6百万円増加し635億1千6百万円となった。連単倍率は、営業利益1.19倍、経常利益1.18倍、親会社株主に帰属する当期純利益1.12倍である。 なお、1株当たり当期純利益は、前連結会計年度の207.35円から311.77円となり、自己資本利益率(ROE)は、前連結会計年度の12.08%から16.76%となった。 また、当連結会計年度の連結業績見通しに対する達成状況は、以下のとおりである。 業績見通し         実績         達成率 完成工事高                          735,000百万円    742,022百万円    101.0% 営業利益                             80,000百万円     83,140百万円    103.9% 経常利益                             82,000百万円     84,981百万円    103.6% 親会社株主に帰属する当期純利益       61,000百万円     63,516百万円    104.1% ③ 経営成績等に重要な影響を与える要因 当社グループを取り巻く経営環境は、「1  経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであり、また、「3  事業等のリスク」及び「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等  (1)連結財務諸表  注記事項  (重要な会計上の見積り)」に記載している各要因が、当社グループの経営成績等に重要な影響を及ぼす可能性があると認識している。 ④ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況の分析・検討内容については、「(1)経営成績等の状況の概要  ② キャッシュ・フローの状況」に記載している。 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、設備工事業における材料費・外注費等の工事費のほか、販売費及び一般管理費等の営業費用である。投資を目的とした資金需要は、施工力強化、生産性・安全性向上並びに脱炭素社会実現等に資する設備投資である。 当社グループは、事業運営上必要な資金を安定的に確保することを基本方針としている。 運転資金及び設備投資資金については、自己資金及び金融機関からの借入により資金調達を行っている。短期借入金は主に運転資金に係る資金調達であり、長期借入金は主に設備投資に係る資金調達である。 当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は771億5千1百万円であり、複数の金融機関に十分な未使用の借入枠を有している。 ⑤ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されている。当社グループの連結財務諸表における重要な会計上の見積りは、詳細を「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等  (1)連結財務諸表  注記事項  (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載している。当該見積りは、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づく合理的な仮定を用いて、継続して評価し、必要に応じて見直しを行っているが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果と異なる場合がある。なお、会計上の見積りの判断が財政状態及び経営成績に重要な影響を及ぼすと考えられる項目は以下のとおりであり、当該見積りの詳細を「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等  (1)連結財務諸表  注記事項  (重要な会計上の見積り)」に記載している。 ・一定の期間にわたり履行義務を充足するにつれて収益を認識する方法による完成工事高の計上 工事契約については、履行義務の充足に向けての進捗度を見積り、当該進捗度に基づき一定の期間にわたり完成工事高を計上している。進捗度の見積りは発生したコストに基づいたインプット法によっており、当該見積りに用いた仮定は、工事収益総額と工事原価総額を合理的に見積もった実行予算である。 ・工事損失引当金 受注工事に係る将来の損失に備えるため、当連結会計年度末手持工事のうち損失の発生が見込まれ、かつ、そ の金額を合理的に見積もることができる工事について、損失見込額を工事損失引当金として計上している。当該見積りに用いた仮定は、工事契約ごとに合理的に見積もった実行予算である。 ・減損損失 減損の兆候がある資産又は資産グループについて、回収可能価額が減損損失判定時点の帳簿価額の合計を下回る場合、減損損失判定時点の帳簿価額の合計と回収可能価額との差額を減損損失として計上している。当該計上に用いた仮定は、正味売却価額及び使用価値である。

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出典

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