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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

大東建託

DAITO TRUST CONSTRUCTION CO.,LTD.1878 · Prime · 不動産業

賃貸住宅の企画・建築・仲介・管理を一貫提供する日本最大級の建設・不動産サービス企業。

概要

大東建託は賃貸住宅の建設と管理を一手に担う国内最大手である。木造アパート「大東建託」ブランドで知られ、土地所有者への企画提案から設計・施工、入居者募集、管理までをワンストップで提供する。2025年度の連結売上高は約1兆9,847億円、従業員数は19,326人。名古屋証券取引所第一部を経て1992年に東京証券取引所第一部に上場した。

建設から管理までを自社で完結するビジネスモデル

大東建託グループは、賃貸住宅の企画・設計・施工から入居者募集、建物管理までをグループ内で一貫して提供する。建設事業では大東建設や大東スチールが工事や資材供給を担い、コスト競争力を高める。完成した物件は大東建託パートナーズが一括借上方式で転貸し、空室リスクを負うことで家主に安定収入を保証する。この仕組みにより、建設で一時収入を得た後も管理で長期収益を得ることができる。2025年度の完成工事高は5,442億円に達した。

収益の約6割を占める不動産賃貸事業

不動産賃貸事業はグループ収益の中心であり、一括借上による賃貸経営受託システムが中核をなす。大東建託パートナーズが家主と一括借上契約を結び、入居者に転貸する。さらに、ハウスコムグループや大東建託リーシングが入居者の仲介斡旋を行い、ハウスリーブが保証人代行サービスを提供する。2025年度の不動産賃貸事業売上高は1兆2,040億円であり、グループ全体の約61%を占める。ストック収益の安定性が事業基盤を支えている。

成長を牽引する不動産開発事業

不動産開発事業は近年急速に拡大している。子会社のインヴァランスが東京23区を中心に資産運用型マンションを開発・販売し、大東建託アセットソリューションが収益不動産の買取リノベ再販を手がける。また、グループに加わったアスコットが都心エリアでマンションや商業施設の開発を行う。物流施設やホテルの開発も手がけ、2025年度の同事業売上高は1,470億円と前年比186.5%増加した。海外では米国やドバイでも不動産投資を展開する。

金融・エネルギー・介護などの多角化事業

グループは金融事業として大東ファイナンスによる建築資金融資、ハウスガードによる火災保険販売、D.T.C. REINSURANCEによる再保険などを展開する。その他事業では、ガスパルがLPガスを供給し、ケアパートナーがデイサービスや有料老人ホームを運営する。自然エネルギー発電にも取り組み、バイオマス発電を行う子会社を有する。これらの多角化事業は、コア事業との連携により新たな収益源を創出する役割を担う。

71社の連結子会社からなるグループ体制

大東建託グループは当社と連結子会社71社、関連会社5社で構成される。建設事業では大東建設、大東スチール、DAITO CANADA TRADINGなどがバリューチェーンを形成。不動産賃貸事業では大東建託パートナーズ、ハウスコム、ハウスリーブなどが稼ぐ。不動産開発事業ではインヴァランス、アスコット、大東建託アセットソリューションが中核。金融事業には大東ファイナンス、大東みらい信託などが連なる。グループ全体の従業員数は19,326人で、全国各地に販売網を持つ。

業界の中での役割は建設・不動産総合サービス事業者。土地所有者向けに賃貸経営の包括ソリューションを提供し、入居者向けに仲介・保証・保険を提供。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
2.0兆円
営業利益
1,353億円
営業利益率
6.8%
純利益
990億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01建設事業主力

土地の有効活用に関する企画提案から建築請負契約、設計・施工までを一貫提供。子会社が一部工事や資材供給、木調達を担い、グループ内でバリューチェーンを構築。

主な製品・サービス2
賃貸住宅の企画・設計・施工
土地所有者に対して賃貸住宅(アパート・マンション)の企画提案、請負契約、設計、施工をワンストップで提供。
建築資材の供給
子会社(大東スチール、DAITO CANADA TRADING等)が鉄骨や木材などの建築資材をグループ内に供給。

02不動産賃貸事業主力

一括借上(転貸)事業、賃貸仲介、自社保有不動産の賃貸、保証人代行、不動産業務プラットフォーム運営などを展開。グループ会社が賃貸経営受託、入居者仲介、保証サービス等を提供。

主な製品・サービス4
賃貸経営受託システム(一括借上)
家主と一括借上契約を結び、入居者に転貸。空室リスクを負担し、安定収入を家主に保証。
賃貸仲介斡旋
グループの仲介会社(大東建託リーシング、ハウスコム等)が賃貸物件の入居者を斡旋。
保証人代行サービス
子会社(ハウスリーブ)が賃貸入居者の保証人を受託。
不動産業務デジタルプラットフォーム
子会社(キマルーム)が不動産業務向けの総合デジタルプラットフォームの企画・開発・販売・運営。

03不動産開発事業準主力

物流施設・ホテルの開発販売、資産運用型マンションの開発販売、収益不動産の買取リノベ再販、米国・ドバイの不動産投資など、幅広い不動産開発・販売事業を展開。子会社が各分野を担当。

主な製品・サービス3
物流施設・ホテルの開発販売
自社で物流施設やホテルを開発し、販売または保有運用。
資産運用型マンションの開発販売
子会社(インヴァランス)が東京23区を中心に投資用マンションを開発・販売。
収益不動産の買取リノベ再販
子会社(大東建託アセットソリューション等)が既存収益不動産を買い取り、リノベーションして再販。

04金融事業副次

建築資金融資(つなぎ融資、二次融資)、不動産管理信託、保険販売(火災保険)、クレジットカード決済代行、再保険など、不動産関連の金融・保険サービスを提供。グループ各社が専門業務を担う。

主な製品・サービス3
建築資金融資
子会社(大東ファイナンス)が長期融資までのつなぎ融資や二次融資を提供。
不動産管理信託
子会社(大東みらい信託)が不動産管理信託及び資産承継・管理のコンサルティングを提供。
保険販売
子会社(少額短期保険ハウスガード)が家主・入居者向け火災保険を販売。

05その他事業その他

LPガス等の販売、介護・保育事業、特例子会社による事務受託、海外ホテル事業、自然エネルギー発電事業等多角化事業を展開。グループ会社が各事業を担当。

主な製品・サービス3
LPガス販売
子会社(ガスパル等)が賃貸住宅向けにLPガス等燃料を販売。
介護・保育サービス
子会社(ケアパートナー)がデイサービス、有料老人ホーム、保育施設、訪問介護などを運営。
自然エネルギー発電
子会社(大東バイオエナジー等)がバイオマス等で発電し、電力を販売。

製品と技術

賃貸住宅の企画・設計・施工と資材供給

建設事業の核は賃貸住宅の企画から施工までの一貫請負である。木造アパート「大東建託」ブランドを主力に、土地所有者への提案型営業を行う。設計は自社で行い、施工は大東建設が一部を請け負う。資材面では大東スチールが鉄骨を、DAITO CANADA TRADINGがカナダの製材所と連携して安定的に木材を調達する。これにより大量受注によるコスト競争力を実現している。2025年度の完成工事高は5,442億円で、うち92.4%が賃貸住宅である。

一括借上による賃貸経営受託システム

大東建託パートナーズが提供する「賃貸経営受託システム」は、グループの収益基盤である。家主から物件を一括で借り上げ、入居者に転貸する方式をとる。空室リスクはグループが負担するため、家主は安定した家賃収入を得られる。入居者の仲介はハウスコムグループや大東建託リーシングが担い、高い入居率を維持する。また、ハウスリーブが保証人代行サービスを提供し、入居者の確保を支援する。2025年度の不動産賃貸事業売上高は1兆2,040億円にのぼる。

資産運用型マンションと物流施設の開発販売

不動産開発事業では、投資用マンション、物流施設、ホテルなどを開発・販売する。子会社のインヴァランスは東京23区を中心に資産運用型マンションを供給。大東建託アセットソリューションは既存の収益不動産を買い取り、リノベーションして再販する。2022年にグループ入りしたアスコットは都心エリアで大型マンションや商業施設の開発を手がける。2025年度の不動産開発事業売上高は1,470億円で、前年から約2.9倍に急成長した。

建築融資・保険・LPガスなど周辺サービス

グループは建設・賃貸に付随する金融・エネルギー・保険サービスを提供する。大東ファイナンスは長期融資までのつなぎ融資や二次融資を行う。ハウスガードは家主・入居者向け火災保険を販売し、D.T.C. REINSURANCEが再保険を引き受ける。ガスパルは賃貸住宅向けにLPガスを供給する。介護事業ではケアパートナーがデイサービスや有料老人ホームを運営する。これらのサービスは、コア事業とのクロスセルにより収益を補完している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

不動産業のなかでの位置

賃貸住宅大手、入居率確保が重要課題

賃貸住宅の建築・管理で国内有数の規模を誇り、シェアはトップクラス。同業のタスキホールディングスはいちご等は投資特化型だが、大東建託は設計から施工、管理まで一貫体制が強み。売上高は増加傾向だが、営業利益率は6%台。賃貸需要の地域偏在や空室率の上昇がリスクで、入居者サービスの向上が課題。

強み

  • 集合住宅の設計・施工・管理を一貫し、国内で最大級の実績を持つ。
  • 自社で企画からアフターサービスまで手掛け、品質と顧客満足度を確保。
  • 売上高は毎年増加し、堅調な事業基盤を維持している。
  • 「大東建託」の知名度が高く、入居者募集にも有利に働く。

課題

  • 人口減や郊外需要の低下で、入居率維持が難しくなっている。
  • 都市部集中で地方の事業拡大が難しく、地域バランスが課題。
  • 他社の参入やリノベーション市場の成長で競争が激しくなっている。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

総合建設 (ゼネコン)の時価総額近傍。太字が大東建託

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
11925大和ハウス工業3.1兆円8.4倍
21928積水ハウス2.3兆円8.6倍
31802大林組2.1兆円12.0倍
41801大成建設2.1兆円12.3倍
51803清水建設1.7兆円12.8倍
61878大東建託1.1兆円11.1倍
75406神戸製鋼所8,052億円8.5倍
85076インフロニア・ホールディングス7,832億円11.0倍
99009京成電鉄6,918億円13.4倍
109142九州旅客鉄道5,583億円12.2倍
111860戸田建設4,880億円12.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(総合建設 (ゼネコン))に従っています。

会社の歴史

沿革 40件

名古屋で創業し建設会社として出発した1974年

1974年6月、名古屋市千種区に大東産業株式会社として資本金100万円で設立された。当初は建設業を営み、1978年9月に商号を大東建設株式会社に変更。1980年3月には大東共済会株式会社を設立し、業務を開始した。この時期は主に建築請負を中心に事業を拡大し、基礎を固めた。1988年4月、商号を大東建設から大東建託株式会社に改め、現在の企業名となった。

上場を機に首都圏へ本社移転した1989年

1989年1月に大東共済会を全額出資子会社とし、同年3月に名古屋証券取引所市場第二部に上場。上場後、事業基盤を全国に広げるため、1990年4月に本社機構を東京都品川区に移転した。1991年9月には名古屋証券取引所第一部に指定替え、1992年2月には東京証券取引所市場第一部に上場し、全国規模の企業へと成長する足がかりを得た。

子会社を相次ぎ設立し事業領域を拡大した1990年代

1993年10月に大東ファイナンスを設立し金融事業に参入。1994年7月にはハウスコムを設立し賃貸仲介事業を開始。1995年10月には販売子会社10社を設立し、全国に販売網を敷いた。1996年9月にはシンガポールに現地法人を設立しマレーシアでホテル開発に着手。1997年4月には小林建設を買収し大東スチールとし、資材供給力を強化した。1999年2月にはケアパートナーを設立し介護事業に進出した。

品川イーストワンタワー竣工と本社移転の2003年

2003年3月、品川駅東口に賃貸複合ビル「品川イーストワンタワー」が竣工。同年4月、本社機構を東京都港区港南二丁目16番1号(同ビル)に移転し、現在に至る。この移転により東京のビジネス中心地でのプレゼンスを高めた。2004年にはマレーシアでル・メリディアン・クアラルンプールを開業し、海外ホテル事業を本格化。2006年7月には賃貸経営受託システムを導入し、現在のストック型ビジネスの基礎を築いた。

グループ再編と新たなサービス展開の2000年代後半

2007年9月にハウスリーブを設立し、連帯保証人不要の賃貸保証サービスを開始。2008年4月には大東共済会を大東建物管理に合併し、管理業務を集約。2011年6月にはハウスコムが大阪証券取引所JASDAQに上場し、グループ内での独立性を高めた。2012年8月には大東ビジネスセンターを設立し、グループのバックオフィス業務を集約することで効率化を図った。これらの再編により、事業の専門性と運営効率が向上した。

中期経営計画で新たな成長を目指す近年

2024年度から2026年度を対象とする中期経営計画では、「グループ一丸 新たな挑戦」を基本方針に掲げる。人的資本経営の推進、建設事業の収益性向上、不動産開発事業の強化を重点テーマとする。2026年度の目標として売上高2兆500億円、営業利益1,420億円、ROE20%以上を掲げる。2025年度にはROE20.5%を達成し、計画は順調に推移している。グループは2030年のありたい姿「DAITO Group VISION 2030」の実現を目指している。

年表40件を開く

1970年代

  • 1974年6月創業名古屋市千種区猪高町大字猪子石字八幡6番地の3に、大東産業株式会社を資本金100万円で設立。
  • 1978年9月商号変更商号を大東産業株式会社から大東建設株式会社に変更。

1980年代

  • 1980年3月創業大東共済会株式会社を設立、業務を開始。
  • 1988年4月商号変更商号を大東建設株式会社から大東建託株式会社に変更。
  • 1989年1月大東共済会株式会社を全額出資子会社とする。
  • 1989年3月上場名古屋証券取引所市場第二部に上場。

1990年代

  • 1990年4月本社機構を東京都品川区北品川四丁目7番35号に移転。
  • 1991年9月名古屋証券取引所市場第一部銘柄に指定替え。
  • 1992年2月上場東京証券取引所市場第一部に上場。
  • 1993年10月全額出資の大東ファイナンス株式会社を設立(1993年6月)、業務を開始。(現・連結子会社)
  • 1994年7月全額出資のハウスコム株式会社を設立(1994年1月)、業務を開始。(現・連結子会社)全額出資のハウスコム出版株式会社を設立。
  • 1995年10月全額出資の販売子会社10社を設立(1995年4月)、業務を開始。
  • 1996年9月全額出資のDAITO ASIA INVESTMENT PTE.LTD.及びDAITO ASIA DEVELOPMENT PTE.LTD.(現・連結子会社)を設立し、マレーシアでホテル開発事業に着手。本社機構を東京都港区芝公園二丁目4番1号に移転。
  • 1997年2月本社用地を品川駅東口再開発地区に取得。
  • 1997年4月商号変更小林建設株式会社の全株式を取得し、大東スチール株式会社とする。(現・連結子会社)ハウスコム出版株式会社をジューシィ出版株式会社へ社名変更。
  • 1997年5月全額出資の大東建設株式会社を設立。(現・連結子会社)
  • 1998年9月創業全額出資の関西ハウスコム株式会社を設立(1998年7月)、業務を開始。
  • 1998年10月M&A販売子会社10社を吸収合併。
  • 1999年2月商号変更大東ロジテム株式会社をケアパートナー株式会社へ社名変更し、在宅介護事業へ進出。(現・連結子会社)
  • 1999年9月商号変更品川ビルサービス株式会社を大東建物管理株式会社へ社名変更し、賃貸建物管理業務を開始。

2000年代

  • 2000年10月「タクセルホーム」のブランドで戸建て住宅事業へ参入。
  • 2001年6月創業全額出資の株式会社ガスパル関東及び株式会社ガスパル中部を設立(現・株式会社ガスパル)、プロパンガス供給事業へ進出。
  • 2002年6月全額出資の株式会社ガスパル近畿、株式会社ガスパル中国及び株式会社ガスパル九州を設立。(現・連結子会社)
  • 2002年8月創業日本電建株式会社から営業の一部を譲り受けるとともに、タクセルホーム事業部を統合し、全額出資で設立した新日本電建株式会社により戸建住宅事業を推進。
  • 2003年3月品川駅東口に、賃貸複合ビル「品川イーストワンタワー」竣工。
  • 2003年4月本社機構を東京都港区港南二丁目16番1号(品川イーストワンタワー)に移転。
  • 2003年7月商号変更新日本電建株式会社を大東住託株式会社へ社名変更。
  • 2004年1月M&Aハウスコム株式会社と関西ハウスコム株式会社を統合・再編し、ハウスコム株式会社(現・連結子会社)と株式会社ハウスコム不動産情報センターとして営業を開始。
  • 2004年4月M&A大東住託株式会社と大東建設株式会社を合併し、大東住託株式会社として営業開始。
  • 2004年10月DAITO ASIA DEVELOPMENT (MALAYSIA) SDN.BHD.がマレーシアでホテル(ル・メリディアン・クアラルンプール)を開業。(現・連結子会社)
  • 2004年12月D.T.C. REINSURANCE LIMITEDを設立。(現・連結子会社)
  • 2005年2月商号変更株式会社ガスパル九州を株式会社ガスパルへ社名変更。
  • 2005年5月障がい者雇用促進を目的として大東コーポレートサービス株式会社を設立。(現・連結子会社)
  • 2005年7月M&A株式会社ガスパル東北、株式会社ガスパル関東、株式会社ガスパル中部、株式会社ガスパル近畿、株式会社ガスパル中国を株式会社ガスパルに合併。(現・連結子会社)
  • 2006年4月商号変更大東住託株式会社を大東建設株式会社(現・連結子会社)へ社名変更。
  • 2006年7月賃貸経営受託システムを導入。
  • 2007年9月連帯保証人不要サービスを行う、ハウスリーブ株式会社を設立。(現・連結子会社)
  • 2008年4月M&A大東共済会株式会社を大東建物管理株式会社に合併。(現・大東建託パートナーズ)

2010年代

  • 2011年6月上場ハウスコム株式会社が大阪証券取引所JASDAQ市場(スタンダード)に上場。
  • 2012年8月創業グループ会社の本社定型業務、支店間の共通業務の集約を目的として大東ビジネスセンター株式会社を設立。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • ROE2027年3月期(2026年度)まで20%以上
  • 売上高2027年3月期(2026年度)まで2兆500億円
  • 営業利益2027年3月期(2026年度)まで1,420億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    人的資本経営の推進

    働きやすさと働きがいの両立を目指す人的資本経営を中期経営計画の基盤に据え、従業員の能力最大化を図る。

  2. 02

    強固なコア事業の確立

    建設事業では都市部シフトと富裕層営業強化、不動産賃貸事業では高入居率維持と売買仲介強化により収益力を高める。

  3. 03

    新たな注力分野への対応

    不動産開発事業でマンション・商業・物流等の多様な物件タイプを展開し収益スキーム拡大。海外では北米を起点に管理戸数世界一を目指す。

  4. 04

    環境配慮型住宅の供給推進

    木造CLT造やZEHなど環境配慮型賃貸住宅の供給に積極的に取り組み、社会課題解決へ貢献。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で19,326人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は966万円で、9期前と比べて+10.9%平均年齢は44.0歳、平均勤続年数は11.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月16,054
2018年3月17,161
2019年3月87142.18.517,646
2020年3月85142.99.017,757
2021年3月78343.59.917,422
2022年3月82843.710.417,650
2023年3月84943.910.717,851
2024年3月83844.111.018,239
2025年3月91843.311.118,814632
2026年3月96644.011.619,326700

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率7.5%
縦線は目安の30%
男性育休取得率120.9%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)66.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社57(国内 51 / 海外 6、うち連結子会社 16) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
本社 — 東京都港区500億円
全社共通
本店 — マレーシア クアラルンプール市232億円
その他
賃貸住宅未来展示場 — 東京都江東区7,558百万円
その他
主な関係会社
  • 国内
    大東建託パートナーズ㈱(注)3,5
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    大東建託リーシング㈱
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    良部屋商務咨詢(上海)有限公司(注)2
    中国 上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    大東ファイナンス㈱
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ハウスコム㈱
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ハウスコム関東㈱(注)2
    栃木県宇都宮市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ハウスコム東海㈱(注)2
    愛知県名古屋市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ハウスコム東東京㈱(注)2
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ハウスコム西東京㈱(注)2
    東京都立川市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ハウスコム東神奈川㈱(注)2
    神奈川県横浜市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ハウスコム西神奈川㈱(注)2
    神奈川県藤沢市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ハウスコム埼玉㈱(注)2
    埼玉県さいたま市 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社45社を開く
  • ハウスコム千葉㈱(注)2千葉県千葉市100%
  • ハウスコム静岡㈱(注)2静岡県静岡市100%
  • 琉球ハウスコム㈱(注)2沖縄県那覇市100%
  • ハウスコムコミュニケーションズ㈱(注)2東京都港区100%
  • ハウスコムテクノロジーズ㈱(注)2東京都港区100%
  • エスケイビル建材㈱(注)2埼玉県富士見市100%
  • 大阪ハウスコム㈱(注)2大阪府大阪市100%
  • 大東スチール㈱静岡県焼津市100%
  • 大東建設㈱東京都北区100%
  • ケアパートナー㈱東京都品川区100%
  • ㈱ガスパル東京都品川区100%
  • ㈱ガスパル九州(注)2福岡県福岡市100%
  • 大東ガスパートナー㈱(注)2沖縄県浦添市100%
  • ㈱ガスパル中国(注)2岡山県岡山市100%
  • ㈱ガスパル四国(注)2岡山県岡山市100%
  • ㈱ガスパル東北(注)2宮城県仙台市100%
  • ㈱ガスパル近畿(注)2大阪府大阪市100%
  • 大東コーポレート サービス㈱東京都品川区100%
  • ハウスリーブ㈱東京都港区100%
  • 大東みらい信託㈱東京都港区100%
  • 少額短期保険ハウスガード㈱東京都港区100%
  • ㈱インヴァランス東京都渋谷区100%
  • DAITO ASIA DEVELOPMENT PTE.LTD. (注)3シンガポール ロビンソンロード100%
  • DAITO ASIA DEVELOPMENT (MALAYSIA) SDN.BHD. (注)2,3マレーシア クアラルン プール市100%
  • DAITO ASIA DEVELOPMENT (MALAYSIA)Ⅱ SDN.BHD. (注)2マレーシア クアラルン プール市100%
  • D.T.C. REINSURANCE LIMITED (注)2英領バミューダ諸島100%
  • DAITO KENTAKU USA,LLC. (注)3アメリカ デラウェア州100%
  • DK Realty Management America, Inc. (注)2アメリカ デラウェア州100%
  • Amethyst Investment, LLC. (注)2,3アメリカ デラウェア州100%
  • 大東建託アセットソリューション㈱東京都港区100%
  • ㈱キマルーム(注)2東京都千代田区100%
  • 大東バイオエナジー㈱東京都港区100%
  • DAITO CANADA TRADING INC.カナダ ブリティッシュ コロンビア州100%
  • ㈱シマ大阪府大阪市100%
  • ㈱アスコット(注)3東京都渋谷区100%
  • ㈱アスコット・アセット・コンサルティング(注)2東京都渋谷区100%
  • ㈱シフトライフ(注)2福岡県福岡市100%
  • ㈱アスコット・キャピタル(注)2東京都渋谷区100%
  • 大東建託インベストメント・マネジメント㈱東京都港区100%
  • SPR2号投資事業有限責任組合東京都新宿区100%
  • 小郡開発特定目的会社(注)2東京都千代田区100%
  • ㈱一戸フォレストパワー東京都港区100%
  • ㈱一戸森林資源(注)2東京都港区100%
  • KME PROP REAL ESTATE, LLC. (注)3アラブ首長国連邦 ドバイ95%
  • その他15社
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    千葉刑務所職員宿舎(1)新営(建築)工事
    法務省 · 2021-10-07
    3.9億円
  • 調達
    千葉刑務所職員宿舎(1)新営(建築)工事(第3回変更)
    法務省 · 2022-12-23
    3,727万円
  • 調達
    福岡高地家簡裁合同庁舎改修工事
    最高裁判所 · 2021-11-18
    675万円
  • 調達
    公務員宿舎借上(敦賀地区12)
    海上保安庁 · 2020-10-23
    222万円
  • 調達
    公務員宿舎借上(敦賀地区13)
    海上保安庁 · 2020-10-23
    92万円
  • 調達
    公務員宿舎借上(敦賀地区14)
    海上保安庁 · 2020-12-10
    64万円
  • 調達
    公務員宿舎借上(敦賀地区15)
    海上保安庁 · 2021-02-25
    29万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は2.0兆円営業利益1,353億円前期と比べると増収増益で、売上が+7.7%、利益が+13.8%。

売上高
+7.7%
2.0兆円
営業利益
+13.8%
1,353億円
純利益
+5.4%
990億円
営業利益率
6.8%
前期比 +0.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高2.0兆円2.0兆円
営業利益1,420億円1,353億円
純利益1,080億円990億円
1株あたり配当¥163¥163

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は4,801億円、営業利益は394億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+17.7%、営業利益は+63.5%。

対象期間売上高兆円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q0.45173
2024年1Q0.412415.9185
2024年2Q0.432796.5205
2024年3Q0.432936.8211
2024年4Q0.46146
2025年2Q0.917117.8511
2025年4Q0.944785.1428
2026年2Q0.966947.2499
2026年4Q1.036596.4491
2027年1Q0.483948.2237

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1.2兆円から2.0兆円へ1.7倍に増えた。直近期の営業利益率は6.8%。売上は5期、純利益は5期の連続増加。

決算期売上高兆円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1.15855517
2014年3月1.26933553
2015年3月1.35959561
2016年3月1.411,056673
2017年3月1.501,245822
2018年3月1.561,315878
2019年3月1.591,322899
2020年3月1.591,330904
2021年3月1.49906623
2022年3月1.581,037696
2023年3月1.661,039704
2024年3月1.731,087747
2025年3月1.841,1891,2956.5939
2026年3月1.981,3531,3926.8990

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高2.0兆円のうち、営業利益として残るのは1,353億円6.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は990億円、売上の5.0%にあたる。営業利益率は業種中央値9.6%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金82.5%1.6兆円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金10.7%2,118億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.8%1,353億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
17.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.8pt
6.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.2pt
5.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+7.5pt
20.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
7.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
8.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが405億円、投資CFが−417億円で、差し引きのフリーCFは−12億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は2,581億円で、売上の1.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月878−104−3627742,642
2014年3月838−594−3912442,532
2015年3月5949−6086032,556
2016年3月788−936−579−1481,826
2017年3月1,241−334−7239072,002
2018年3月626−229−2533972,137
2019年3月7201−9777211,876
2020年3月1,021−183−1,1148381,599
2021年3月985−247−3437381,988
2022年3月1,125−195−3419302,588
2023年3月821−571−4012502,463
2024年3月909−131−9687782,290
2025年3月856−465−4583912,236
2026年3月405−417372−122,581

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1.4兆円。このうち返さなくてよい自己資本が4,966億円で、自己資本比率は36.5%(業種中央値32.8%より厚い)

決算期総資産兆円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月0.621,8664,31131.0
2014年3月0.682,2204,62432.9
2015年3月0.702,3684,64334.3
2016年3月0.732,4854,80034.3
2017年3月0.782,7555,05935.3
2018年3月0.842,9705,46035.6
2019年3月0.863,0235,57535.3
2020年3月0.882,8625,94132.5
2021年3月0.923,0826,11333.7
2022年3月1.013,6586,40136.5
2023年3月1.064,0496,57038.2
2024年3月1.084,0586,74337.6
2025年3月1.224,6747,54638.4
2026年3月1.374,9668,70936.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
2,750億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
4,936億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
7億円
在庫として抱えている分
負債合計
8,709億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
68
/ 100
安定性自己資本比率24 / 40
収益力営業利益率14 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

不動産業 131社との比較

同じ不動産業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り131社中20位あたり、逆に低いのは営業利益率131社中92位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
20.4%/中央値 12.9%
P25 7.7%P75 19.5%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.8%/中央値 9.6%
P25 5.6%P75 15.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
36.5%/中央値 32.8%
P25 26.6%P75 48.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
7.7%/中央値 11.4%
P25 3.3%P75 23.1%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.9%/中央値 3.5%
P25 2.5%P75 4.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,319で、1年前と比べて+9.1%過去52週の値幅のなかでは47%の位置にある。

¥3,319-1.4%1ヶ月+3.1%1年+9.1%時価総額1.1兆円
過去52週の値幅
安値¥2,844.5高値¥3,848

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)11.1倍
PER (会社予想)10.2倍
PBR2.19倍
配当利回り4.91%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1カ月で+3.04%と底堅く推移し、25日線(3278.36円)をわずかに上回る。52週高値3848円からは-13.8%と高値圏にはあるが、200日線(3209.26円)も上回り、中期上昇トレンドは維持。ただし、8月3日には3156円まで下落するなどボラティリティは高い。出来高は7月29日の350万股をピークに減少傾向で、上値を追うほどの勢いはないが、需給は安定。RSIは44.92とやや弱含み。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PERは11.1倍で業界平均の14.72倍を下回り、予想PERも10.2倍と低い。PBRは2.19倍で平均1.84倍を上回るが、ROEが20.45%と非常に高いため、PBRの高さを正当化する。配当利回りは4.91%と平均3.01%を大幅に上回り、配当性向も57.48%と高い。高収益かつ高配当の銘柄として、バリュエーションは割安と判断する。ただし、不動産業界の特性上、金利変動や景気の影響を受けやすい点には留意が必要。

指標この会社業種平均
PER (実績)11.1倍14.9倍
PER (予想)10.2倍
PBR2.19倍1.84倍
ROE20.4%11.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

賃貸住宅市場は人口減少や空室率上昇の懸念がある一方、都市部の賃貸需要は底堅い。強気派は、業界最大手としての受注力と管理戸数の拡大によるストック収入の積み上げを評価する。弱気派は、建設請負の受注環境悪化や、賃貸市場の長期的縮小による成長鈍化を懸念する。決算では、受注高と管理戸数の推移が焦点となる。

プラスに働く材料7
  • 業界最大手の受注力

    国内最大手の賃貸住宅建設会社として、安定した受注基盤を持つ。

  • ストック収入の拡大

    管理戸数の増加により、入居者募集や管理業務の収入が積み上がる。

  • 規模の優位性

    全国展開で資材調達や施工の効率化が進み、コスト競争力を持つ。

  • 26/3期営業利益1353億円、前期比164億円増2026年3月期影響

    売上高1兆9847億円、営業利益率6.82%

  • 純利益990億円、ROE20.45%の高収益2026年3月期影響

    純利益990億円、PBR2.12倍

  • 予想PER9.9倍と10倍割れ決算発表後影響

    実績PER10.75倍、予想PER9.9倍

  • 配当利回り5.07%の高水準通年影響

    配当利回り5.07%、株価3214円

マイナスに働く材料7
  • 人口減少の逆風

    長期的な人口減で賃貸住宅需要が縮小する可能性がある。

  • 空室率の上昇

    地方を中心に空室率が上昇し、新規建設需要が減退する恐れ。

  • 受注環境の悪化

    建設コスト高や金利上昇で投資用物件の着工が鈍る可能性。

  • 純利益の増益率は前期比5.4%と小幅2026年3月期影響

    25/3期939億円→26/3期990億円、増益幅51億円

  • 外国人保有率45.2%の売り圧力不定影響

    外国人保有率45.2%と高水準

  • 営業利益率6.82%は2桁に届かず通年影響

    売上高1兆9847億円、営業利益1353億円

  • 株価上昇率4.18%と勢いを欠く継続影響

    過去1年の株価上昇率は+4.18%

次の決算で確かめる点
受注高
将来の売上高を占う重要な先行指標。
管理戸数
ストック収入の規模と成長性を示す。
空室率
賃貸市場の需給動向を反映する。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり163で、前期から+5.3%いまの株価に対する利回りは4.91%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥163
1株あたり
配当利回り
4.91%
いまの株価に対して
配当性向
57.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月10768.5
2018年3月1178.863.7
2019年3月1213.950.5
2020年3月1317.857.6
2021年3月82−37.566.6
2022年3月10225.280.9
2023年3月1031.059.5
2024年3月1117.663.7
2025年3月14328.647.0
2026年3月1505.357.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥163

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ24,947人。区分でいちばん多いのは外国法人45.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が32.6%を占め、残る67.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
外国法人47.850.547.146.143.145.2
金融機関27.925.825.624.225.524.6
個人・その他9.89.89.913.913.816.8
事業法人8.38.810.910.69.58.0
自己株式0.10.10.14.63.45.4
証券会社6.15.06.55.28.25.4
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)13.65
02STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)5.79
03光通信株式会社5.39
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)5.35
05NORTHERN TRUST CO. (AVFC) RE SILCHESTER INTERNATIONAL INVESTORS INTERNATIONAL VALUE EQUITY TRUST(常任代理人 香港上海銀行東京支店)3.83
06大東建託協力会持株会2.37
07大東建託従業員持株会2.33
08NORTHERN TRUST CO.(AVFC) RE U.S. TAX EXEMPTED PENSION FUNDS(常任代理人 香港上海銀行東京支店)2.25
09JPモルガン証券株式会社2.00
10NORTHERN TRUST CO.(AVFC) RE NON TREATY CLIENTS ACCOUNT(常任代理人 香港上海銀行東京支店)1.85

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−54%、1株純資産は14期で−36%。直近期のROEは20.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月6492,40129.612.474.7
2014年3月6942,82326.613.882.4
2015年3月7103,06124.118.986.0
2016年3月8633,24427.418.556.3
2017年3月1,0733,63131.214.368.5
2018年3月1,1654,00330.515.863.7
2019年3月1,2124,19229.812.750.5
2020年3月1,3074,18730.67.757.6
2021年3月9094,55920.914.166.6
2022年3月2041,07620.112.780.9
2023年3月2061,18818.212.859.5
2024年3月2221,24218.415.763.7
2025年3月2861,41521.510.747.0
2026年3月2991,53420.412.357.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

14名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額1,002百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約12倍にあたる。

氏名役職年齢
竹内啓代表取締役 社長執行役員 CEO 兼建築事業本部長 兼東京建築開発事業本部長60
守義浩取締役 常務執行役員 不動産事業本部長60
岡本司取締役 常務執行役員 管理本部長CFO58
天野豊取締役 常務執行役員 事業開発本部長58
田中良昌取締役 常務執行役員 東日本建築事業本部長58
高橋由崇取締役 上席執行役員 建築事業本部長技術担当54
入谷淳取締役60
大和田順子取締役61
阿部晃一取締役73
浅川京子取締役63
松下正取締役(監査等委員)66
川合秀司取締役(監査等委員)59
残りの役員2名を開く
氏名役職年齢
小林憲司取締役(監査等委員)63
大内智重子取締役(監査等委員)63

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)7310215305305831119
社外取締役81344413917
取締役(社内)1323232

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,166字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、連結子会社71社、関連会社5社で構成され、建物賃貸事業によって土地活用を考える土地所有者に対し、建物賃貸事業の企画・建築・不動産の仲介・不動産管理までを総合的に提供するとともに、関連事業にも積極的に取り組んでいます。 なお、当社グループの各事業における当社及び関係会社の位置づけは次のとおりであり、セグメントと同一の区分です。 建設事業   …………………   当社は、土地の有効活用に関する企画を提案するとともに建築請負契約を締結し、設計及び施工を行っています。大東建設株式会社は、当社が施工する建築工事の一部の請負を行っています。大東スチール株式会社は、当社の建築工事に要する資材の一部を供給しています。DAITO CANADA TRADING INC.は、カナダの現地製材所と連携し、安定的に適正価格で木材調達を行い、当社に供給しています。株式会社シマは、関西圏・首都圏を中心に公営住宅や民間物流施設等の施工を行っています。 不動産賃貸事業 一括借上   …………   大東建託パートナーズ株式会社は、「賃貸経営受託システム」において、家主と一括借上契約を締結し、また、入居者と転貸借契約を締結し、一括借上事業を行っています。 不動産の仲介   …………   大東建託リーシング株式会社、ハウスコムグループ及び良部屋商務咨詢(上海)有限公司は、賃貸建物に対し入居者の仲介斡旋を行っています。 不動産の賃貸   …………   大東建託株式会社が保有しているオフィスビル等の一部を、テナントに対し賃貸しています。 保証人の受託   …………   ハウスリーブ株式会社は、賃貸建物入居者の保証人受託等の事業を行っています。 不動産プラットフォーム   ………   株式会社キマルームは、不動産業務の総合デジタルプラットフォームの企画・開発・販売・運営を行っています。 不動産開発事業   …………   当社は、物流施設、ホテルの開発・販売を行っています。株式会社インヴァランスは、東京23区を中心に資産運用型マンションの開発・販売をしています。大東建託アセットソリューション株式会社は、収益不動産の買取リノベ再販・開発販売を行っています。DK Realty Management America,Inc.は、アメリカにおける不動産管理・仲介事業を行っています。Amethyst Investment,LLC.は、アメリカにおける収益不動産の買取リノベ再販を行っています。株式会社アスコット及び同社の子会社は、都心エリアを中心にマンション、オフィス、商業施設、物流施設等の開発・販売をしています。大東建託インベストメント・マネジメント株式会社は、不動産ファンドの管理・運営を行っています。KME PROP REAL ESTATE,LLC.は、ドバイにおける収益不動産の開発販売を行う予定です。 金融事業   …………………   大東ファイナンス株式会社は、建築資金融資(金融機関から長期融資が実行されるまでのつなぎ融資及び長期融資の2次融資)等を行っています。 大東みらい信託株式会社は、不動産管理信託を中心とする信託業務及び資産承継・資産管理に関するコンサルティング業務を行っています。 少額短期保険ハウスガード株式会社は、家主及び賃貸入居者向けの火災保険を販売しています。 ハウスリーブ株式会社(ハウスペイメント㈱はハウスリーブ㈱に吸収合併されました)は、賃貸不動産専用のクレジットカード決済代行業務を行っています。 D.T.C. REINSURANCE LIMITEDは、大東建託リーシング株式会社及びハウスコムグループを代理店とする賃貸アパート・賃貸マンションの入居者に対する火災保険等の再保険会社です。 その他事業   ………………   1)   株式会社ガスパル及び地域子会社は、燃料(LPガス等)の販売等を行っています。 2)   ケアパートナー株式会社は、デイサービスセンター及び住宅型有料老人ホーム、保育施設の運営、訪問介護・看護サービス等を行っています。 3)   大東コーポレートサービス株式会社は、障害者雇用促進法に基づき設立された特例子会社であり、当社グループからの事務作業の受託及びシェアードサービス等を行っています。 4)   DAITO ASIA DEVELOPMENT PTE.LTD.は、海外ホテル事業の運営を行っている会社に対し出資及び資金融資を行っています。 5)   DAITO ASIA DEVELOPMENT (MALAYSIA) SDN.BHD.及びDAITO ASIA DEVELOPMENT (MALAYSIA) Ⅱ SDN.BHD.は、マレーシアのクアラルンプールにおけるホテル事業を行っています。 6)   DAITO KENTAKU USA,LLC.は、米国における不動産投資事業を行っています。 7)   大東バイオエナジー株式会社、株式会社一戸フォレストパワー及び株式会社一戸森林資源は、自然エネルギー等による発電事業及びその管理・運営並びに電気の販売等に関する事業を行っています。 事業の系統図は、次のとおりです。
経営方針・対処すべき課題2,382字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1) 経営基本方針 私たち大東建託グループは、これまでオーナー様や入居者様の人生に寄り添い、想いを託され、従業員が一丸となってその実現に取り組んでまいりました。そして、これからも、託された想いを次の世代、未来へとつないでいくことが、当社グループの存在価値であると考え、グループパーパス「託すをつなぎ、未来をひらく。」を策定しました。 このパーパスのもと、100年企業へと歩みを進めるため、2030年のありたい姿である「DAITO Group VISION 2030」を掲げています。「DAITO Group VISION 2030」では、コア事業の領域拡大に加え、コア周辺事業との有機的な連携を通じて、高齢化や過疎化、災害不安等の社会課題の解決に取り組むことを目指しています。ステークホルダーの皆さまからの信頼と期待に応えながら、次の50年、100年も社会に必要とされる企業であり続けるため、変革と挑戦を重ね、持続的な成長を実現してまいります。 (2) 目標とする経営指標 当社グループは、「ROE(自己資本当期純利益率)20%」の達成を重要な経営指標として定めています。当期においては、ROE20.5%となり目標とする経営指標を達成しました。 (3) 経営環境と対処すべき課題 当連結会計年度における国内経済は、賃上げの進展等による個人消費の下支えに加え、設備投資や雇用環境の持ち直しがみられるなど、全体として底堅く推移しました。一方で、金利上昇や円安の進行に加え、中東情勢の緊迫化に伴うエネルギー供給や資材価格動向への懸念など、国内外の事業環境には不確実性が残りました。 新設住宅着工戸数は、2025年4月から2026年3月までの累計で711,171戸(前年同期比12.9%減)、当社グループの主要市場である賃貸住宅着工戸数も308,906戸(前年同期比13.5%減)と低調に推移しました。 このような事業環境のもと、当社は、2030年に向けた前半期間にあたる中期経営計画(2024年度から2026年度)において、「グループ一丸 新たな挑戦」を基本方針として掲げ、計画の一丁目一番地と位置付ける人的資本経営(働きやすさと働きがいの両立)の推進を起点として、建設事業における受注確保と収益性の向上、不動産賃貸事業におけるストック収益の拡大と入居率の維持向上、さらに注力分野である不動産開発事業の強化・拡大に取り組みました。 (4) 中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、「DAITO Group VISION 2030」実現に向けたロードマップの第一フェーズとして、2024年度から2026年度を対象期間とする中期経営計画を推進しています。2030年に向け、「グループ一丸 新たな挑戦」をスローガンに掲げ、企業価値の最大化に取り組んでいます。 本中期経営計画では、「人的資本経営の推進」「強固なコア事業の確立」「新たな注力分野への対応」の3つを重要テーマとしています。人的資本経営を基盤に、建設事業及び不動産賃貸事業における収益力の強化を図るとともに、不動産開発事業をはじめとする成長領域の拡大に取り組んでいます。 また、最終年度である2026年度の計画については、売上高2兆500億円、営業利益1,420億円、ROE20%以上を目標としています。引き続きパーパスに基づく考動を実践し、グループ全社員の力を最大化することで、「DAITO Group VISION 2030」の実現に向けて取り組んでまいります。 セグメント別の中長期的な経営戦略は以下のとおりです。 ① 建設事業 建設事業では、建築費や金利の上昇に対応するため、高い家賃設定が可能な都市部への販売エリアのシフトや、金融機関・税理士等からの紹介による富裕層向け営業の強化を継続してまいります。 また、木造CLT造やZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)などの環境配慮型賃貸住宅の供給にも引き続き積極的に取り組んでまいります。 ② 不動産賃貸事業 不動産賃貸事業では、高いマーケティング力と入居斡旋力を背景に、高水準の入居率を維持しつつ、入居者様のライフスタイルに合わせた良質な住空間と暮らしのサービスを引き続き提供いたします。 また、仲介事業では、これまでの主力である賃貸仲介事業に加えて売買仲介事業の強化にも取り組み、売上の拡大を図ってまいります。 ③ 不動産開発事業 不動産開発事業では、株式会社インヴァランスや大東建託アセットソリューション株式会社、株式会社アスコット及び同社の子会社など、首都圏を中心にマンション開発や土地仕入れに強みを持つデベロッパーをグループに迎え入れ、商業施設やアパートメントホテル、物流施設など、取り扱う物件タイプの多様化を進めてまいりました。今後は各社の開発力を活かしながら、資産効率の高いアセットタイプへの注力を進めるとともに、さらなる収益スキームの拡大に取り組んでまいります。 また、北米を起点に海外での不動産管理・販売を展開し、「管理戸数世界一」を目指してグローバル展開を推進してまいります。 ④ その他の事業(金融事業+その他事業) その他の事業では、既存のエネルギー事業や介護・保育事業の安定成長に加え、新たにグループ会社のケアパートナー株式会社が運営を行う住宅型有料老人ホーム事業へ参入し、事業所の新規開設を進めています。短期的には、新規開設に伴う費用が先行して発生するものの、中長期的には、高齢化といった社会課題の解決に貢献するとともに、安定的な収益基盤の拡大につながるものと考えています。
事業等のリスク6,432字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 (1)リスク管理の体制について 当社は「当社グループの事業を取り巻く様々なリスクに対する管理意識の浸透と、リスクの顕在化、早期発見・対処等の的確な管理・実践」を目的に「リスク管理規程」を制定し、リスク管理の最高責任者を代表取締役社長執行役員CEOとした管理体制を構築しています。 各リスクのうち、「戦略リスク」については取締役会等の会議体で議論し、「オペレーショナルリスク」については取締役会の諮問機関であるリスクマネジメント委員会(委員長:代表取締役社長執行役員CEO)でモニタリングし、定期的に取締役会に報告の上、助言・指導・監督を受けています。 リスクマネジメント委員会では、「発生頻度×影響度」から重点管理リスクを選定し、各リスクの責任者(統括部長等)を明確にして対策を講じ、毎月重要リスク指標(KRI)をモニタリングしています。これらの結果については、四半期に1回開催されるリスクマネジメント委員会で議論し、各リスクへの対策強化や予兆レベルでの対処等を指示・監督しています。グループ各社のリスクについては、リスクカタログから識別したリスクと固有のリスクをモニタリングし、定期的にリスクマネジメント委員会へ報告するグループ横断的な体制を構築しています。これらの活動は取締役会に報告するとともに、内部監査部門、監査等委員会による監査を受ける体制としています。 当社グループの経営または事業活動に大きな影響を与える可能性があるリスクが顕在化した場合は、「危機管理基本マニュアル」に則り、社内イントラネットにより関係者へ第一報を周知し、事象の影響度によって、対応チームを組織して適切に対処する体制を構築しています。 また、当社グループの事業を取り巻く様々なリスクを早期に発見・是正する仕組みとして、グループ共通で利用できる内部通報窓口を設置して、経営トップから積極的な利用を直接従業員に発信しています。 (2)主要なリスクについて 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項の内、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりです。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度現在において当社グループが判断したものです。 ≪戦略リスク≫ ①原材料・資材の調達に関するリスク <リスクシナリオ> 当社は建設事業において、原材料・資材を国内外から調達しています。そのため、世界情勢の不安定化、為替の大幅な変動、国内外のインフレ、建設・物流分野における人材不足等により、原材料・資材の高騰や調達の遅れが発生し業績に影響を及ぼす可能性があります。 <リスク対策> 当社では、建設資材の調達に関し、以下の項目に取り組み、原価抑制に努めています。 a.カナダに木材調達会社を設立し、現地情報を活用して調達先の拡大を進めるとともに、資材費や輸送費の抑制に取り組んでいます。 b.サプライヤーと連携し、施工費や物流費の抑制につながる資材の共同開発を行うほか、情報共有や集約発注による計画生産を推進し、資材生産効率化による価格抑制に努めています。 c.複数の調達ルートを確保することでサプライヤーに負担の少ない購買体制を構築し、物流費の抑制を図っています。 d.主要資材については、需要変動や突発的な供給制約を踏まえた適正在庫の確保や安全在庫の設定を行い、調達遅延が発生した場合においても、工事進捗への影響を最小限に抑える体制を整えています。 e.調達リードタイムや物流状況を継続的にモニタリングし、遅延の兆候を早期に把握することで、代替資材の検討や調達計画の見直し等の是正対応を迅速に実施できる体制を構築しています。 ②税制改正に関するリスク <リスクシナリオ> 現行税制において、不動産賃貸事業は土地活用の有効な手段と認識されていますが、固定資産税・相続税・所得税などの関連する税制が改正され税負担が増加した場合、受注高が変動し業績に影響を及ぼす可能性があります。 <リスク対策> 当社では、税制改正に関する最新情報を継続的に収集・分析し、改正内容に応じた施策を講じる体制を構築しています。また、税制改正によるお客様への影響を軽減するため、建物の商品価値及び付加価値の向上に努め、高い入居率と収益性を確保することで、オーナー様及び入居者様双方の需要を喚起し、不動産賃貸事業の魅力が損なわれないようリスク低減に取り組んでいます。 ③金利急上昇に関するリスク <リスクシナリオ> 当社の建設事業において、多くのお客様は建設資金を金融機関からの借入金により調達しています。金利水準はお客様の投資判断における重要な要素であり、経済情勢や金融政策の変更等により金利が急激に上昇した場合、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 <リスク対策> 当社では、金利変動による影響を最小化するため、金融機関との連携を強化しています。融資申し込みから実行までの支援を行うことで、発注から事業資金確保(金利確定)までの期間短縮を図っています。また、商談段階において、将来的な金利上昇リスクを考慮した厳格な事業収支シミュレーションを提示し、お客様にリスクを十分に認識いただくことで、発注後のキャンセル防止に努めています。 ④法施行・法改正に関するリスク <リスクシナリオ> 当社グループの事業に関係する各種法令(建設業法、建築基準法、宅地建物取引業法、その他労働関係法令や環境関連法令等)に関し、改正や新たな規制が設けられた場合、当該法令等に対応するための経費が追加的に発生し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 <リスク対策> 当社グループにおいては、事業に関係する法令の改正や新設に関する情報について、各専門部門において主務官庁や業界団体等から発信される情報を常にモニタリングして収集し、当社グループの関連部門と情報を共有して対応しています。また、改正・新設された法令が施行されるまでの間に、全社的な影響を分析して予算化し、関連部門が連携して、事業への影響の評価と対応に必要な概算費用の算出を行い、次年度以降の予算計画に組み込むよう努めています。 ⑤気候変動に関するリスク <リスクシナリオ> 当社グループは、気候変動が事業活動に与えるリスクを重要な課題・機会と認識し対応を進めていますが、想定レベルを超える気候危機や、法改正・新たな法令の施行により業績に影響を及ぼす可能性があります。 <リスク対策> 当社グループでは、TCFD提言に基づくシナリオ分析の継続や法令・規制動向のモニタリング強化を通じて、気候変動リスクへの適切な対応ならびに気候変動に伴う事業機会の積極的な活用に取り組んでいます。詳細は、「2 サステナビリティに関する考え方と取組 (2) 気候変動・自然資本に関する取り組み」に記載しています。 ⑥不動産開発事業の拡大に伴うリスク <リスクシナリオ> 当社グループでは、中長期的な事業拡大の戦略として不動産開発事業に重点を置き、国内外で事業を展開しています。不動産開発事業の拡大にあたっては、開発期間の長期化や市況変動により、想定を超える開発コストの発生、プロジェクトの遅延等が生じる可能性があります。 また、投資規模の拡大や資金回収までの期間が長期化することにより、財務バランスの変動や資金負担の増加や、信用リスクの管理が重要となる場合があり、これらが当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 <リスク対策> 当社グループでは、不動産開発関連投資の実行にあたり、エリア、投資額、採算性等を検証する投資基準を設け、これに基づき会議体において事業性や想定されるリスクを審議しています。また、案件の規模に応じた投資枠の設定や出口戦略の策定を通じて、適切な事業資金管理とリスクマネジメントを行っています。加えて、事業進捗や資金状況を継続的に把握し、市況や事業環境の変化に応じて投資計画や資金配分の見直しを行うことで、財務バランスの維持及び信用リスクの低減に努めています。 海外事業においては、現地専門家との連携やローカルパートナーの知見を活用し、法令遵守とリスク管理を強化しています。 ⑦空室増加に関するリスク <リスクシナリオ> 当社グループが管理する賃貸建物において、今後の人口動態や経済状況、賃貸市場環境の変化により、特定エリアで需要が著しく減少した場合、空室の増加に伴い賃料が下落する可能性があります。 また、当社グループが管理する賃貸建物の大半はサブリース契約を締結しているため、賃料下落により当社グループの収入は減少し、業績に影響を及ぼす可能性があります。 <リスク対策> 当社グループでは、空室リスクを低減するため、市場動向や周辺賃料相場の分析を継続的に行い、募集賃料の適正化や仲介会社との連携強化に努めるとともに、競争力維持の観点から、定期的な設備更新やリフォームに取り組んでいます。さらには長期的な人口動態や社会ニーズの変化といった外部環境の動向を踏まえ、将来の需要を想定した供給計画を策定することで、中長期的な空室リスクへの対応を行っています。 ≪オペレーショナルリスク≫ ⑧情報セキュリティに関するリスク <リスクシナリオ> 近年、標的型攻撃やランサムウェアをはじめとするサイバー攻撃は高度化・巧妙化しており、企業や自治体を狙った情報窃取や身代金要求、業務システムの停止などの被害が増加しています。 当社グループにおいても、外部からのサイバー攻撃による情報漏洩リスクに加え、誤操作や不正行為などによる内部からの情報流出リスクが存在しています。 これらのリスクが顕在化した場合、機密情報や個人情報の漏洩を招き、事業継続への支障や社会的信用の失墜といった重大な影響を及ぼす可能性があります。 <リスク対策> 当社グループでは、様々な情報セキュリティ対策を複層的に講じるとともに、侵害発生時の速やかな復旧及び事業継続を目指した対策を行っています。 a.不正サイト・外部メール・マルウェアの監視・遮断などのネットワーク対策 b.端末暗号化、USB制限、多要素認証などによる端末管理と認証強化 c.ISO27001の維持や外部診断、バックアップ体制などのセキュリティ・BCP整備 d.従業員教育やフィッシングメール訓練、責任者設置、サプライチェーンへの教育徹底などの人的・組織的管理 ⑨自然災害に関するリスク <リスクシナリオ> 地震、火山噴火、台風、水害などの大規模自然災害が発生した場合、従業員や建築現場、事業所、情報設備への直接的な被害に加え、通信ネットワークや物流の遮断による間接的な被害を受ける可能性があります。また、被害を受けたお客様の建物の点検・修繕や、被災地域への支援活動により、多額の費用が発生する可能性があります。 さらに、被災地域で社会インフラが大規模に損壊し、生産・流通活動が長期間停止した場合、建築資材や部材の供給が途絶えることがあります。加えて、多数の社員が被災し勤務できなくなることで、契約締結、工事着工・進捗、入居者斡旋活動等が滞り、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 <リスク対策> 当社グループでは、「グループ防災ビジョン2030」を策定し、事業継続のための自助と、被災地域への支援を行う共助の行動方針を定めています。大規模自然災害等により事業継続に影響を及ぼす緊急事態が発生した場合に備え、BCP(事業継続計画)に関する規程・マニュアルを策定し、手順と体制を整備しています。 さらに、BCPを確実に実行するため、経営層・事業部・全従業員を対象とした訓練を毎年実施し、緊急時の対応力を強化しています。また、従業員が事業所で避難する場合に備え、全事業所に災害備蓄食、衛生用品、モバイルバッテリーなどの備蓄品を保管しています。加えて、本社・事業所での業務継続が困難な場合に備え、テレワーク環境を活用した業務継続をBCPに定め、出社とテレワークを併用したハイブリッドな働き方を継続しています。 ⑩品質管理等に関するリスク <リスクシナリオ> 当社グループでは、設計・工事・工事監理と連携し、品質管理には万全を期すとともに、建物完成後もメンテナンスの専門部門によるアフターサービス点検等を実施し、長期保証を提供しています。しかしながら、予期せぬ要因により重大な品質問題が発生した場合、レピュテーションの著しい低下により、業績に影響を及ぼす可能性があります。 <リスク対策> 当社の賃貸建物は、全国で統一された品質が得られるよう、決定された仕様、設計基準等により商品開発され、これをもとに各支店の設計課が地域特性に応じた設計を行っています。また、敷地条件、施主要望などで個別対応が必要な計画についても、同様の基準を満たした設計を行っています。加えて、本社設計部門では、意匠、構造、設備それぞれの専門技術者が、必要に応じた技術支援を実施します。施工段階では、施工業者と工事監督の確認後に、施工部門とは異なる専門部署が品質検査を行うトリプルチェック体制にて、次工程への進捗を図っています。また、完成後は、メンテナンス部門がアフターサービス点検を行い、必要に応じて品質維持のための対応・メンテナンスを随時実施しています。 ⑪建設技能労働者減少に関するリスク <リスクシナリオ> 建設技能労働者の減少と高齢化は、今後さらに深刻化すると見込まれています。 この状況により、現場監督や熟練技能者の確保が難しくなり、工期遅延や引き渡しの遅れが発生する可能性があります。さらに、経験の浅い労働者の増加によって施工品質の低下や瑕疵の発生が懸念され、追加補修費用や顧客対応コストが増加する恐れがあります。加えて、人件費や外注費の上昇による収益性の悪化、監督体制の弱体化による法令違反等のリスクが高まる可能性が懸念されます。 <リスク対策> 当社では建設技能者減少に関するリスクに対し、複合的な対策を講じています。若年層や未経験者の採用・育成を強化し、研修制度や資格取得支援を通じて技能者を育成するとともに、働き方改革や待遇改善により既存労働者の定着率向上を図っています。また、省力化工法やデジタル技術(BIM等)の導入により生産性を高め、少人数でも品質を確保できる体制整備に注力しています。さらに、海外技能労働者の受け入れ促進や定年退職者の再雇用など、多様な人材確保策を実施しています。品質管理や監督体制の強化にも注力し、未経験者が増えても施工品質を維持できる仕組みを構築しています。これらの取り組みにより、技能労働者減少による影響を最小化し、安定した事業運営を目指します。 ⑫不正・コンプライアンスに関するリスク <リスクシナリオ> 当社グループにおいて、法令または社内規程に違反する不正行為やコンプライアンス違反が発生した場合、当社のレピュテーションが毀損し、取引関係の悪化、株価の下落、訴訟費用の発生等を含む経済的損失が生じ、業績に影響を及ぼす可能性があります。 <リスク対策> 当社グループでは、未来への志(パーパス)に基づき行動指針を策定し、全従業員がその指針を実践できるよう取り組んでいます。また、企業リスクコントロールならびにコンプライアンス遵守を目的とした専門部門を中心に、規程の整備、牽制の仕組みづくり、運用状況の確認や定期的な研修を実施し、従業員のコンプライアンス意識の向上と不正防止に取り組んでいます。
経営成績の分析 (MD&A)7,444字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものです。 (1) 経営成績 当連結会計年度における国内経済は、賃上げの進展等による個人消費の下支えに加え、設備投資や雇用環境の持ち直しがみられるなど、全体として底堅く推移しました。一方で、金利上昇や円安の進行に加え、中東情勢の緊迫化に伴うエネルギー供給や資材価格動向への懸念など、内外の事業環境には不確実性が残りました。 新設住宅着工戸数は、2025年4月~2026年3月累計(直近公表ベース)で711,171戸(前年同期比12.9%減)、当社グループの主要市場である賃貸住宅着工戸数も308,906戸(前年同期比13.5%減)と低調に推移しました。 このような事業環境のもと、当社グループは、2030年を見据えた長期ビジョン“DAITO Group VISION 2030”「まちの活性化・地方創生」の実現に向けて、中期経営計画(2024年度~2026年度)の基本方針である「グループ一丸 新たな挑戦」のもと、計画の一丁目一番地と位置付ける人的資本経営(働きやすさと働きがいの両立)の推進を起点として、建設事業における受注確保と収益性の向上、不動産賃貸事業におけるストック収益の拡大と入居率の維持向上、さらに注力分野である不動産開発事業の強化・拡大に取り組みました。 (当期の概況) 当連結会計年度における当社グループの連結業績は、売上高1兆9,847億43百万円(前年同期比7.7%増)、営業利益1,352億56百万円(前年同期比13.8%増)、経常利益1,391億69百万円(前年同期比7.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益990億30百万円(前年同期比5.5%増)となりました。 売上高は、前連結会計年度に比べ1,423億85百万円(7.7%)増加し、1兆9,847億43百万円となりました。これは主に、工事が順調に進捗したこと等により完成工事高が33億8百万円(0.6%)増加し、一括借上物件の増加等に伴い不動産賃貸事業売上高が384億19百万円(3.3%)増加し、投資用マンションや買取再販事業が好調に推移したことなどにより不動産開発事業売上高が957億54百万円(186.5%)増加したことによるものです。売上総利益は、前連結会計年度に比べ311億95百万円(9.9%)増加し、3,470億51百万円となりました。これは主に、完成工事高の増加等により、完成工事総利益が13億46百万円(1.0%)増加し、一括借上物件の増加等により不動産賃貸事業総利益が78億28百万円(5.9%)増加し、不動産開発事業売上高の増加等により不動産開発事業総利益が205億60百万円(174.7%)増加したことによるものです。 販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ148億13百万円(7.5%)増加し、2,117億95百万円となりました。これは主に人件費が81億64百万円、支払手数料が12億49百万円、控除対象外消費税額等が12億38百万円、減価償却費が11億73百万円、それぞれ増加したこと等によるものです。 この結果、営業利益は、前連結会計年度に比べ163億81百万円(13.8%)増加し、1,352億56百万円となり、経常利益は、前連結会計年度に比べ97億13百万円(7.5%)増加し、1,391億69百万円となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりです。 ① 建設事業 建設事業につきましては、工事が順調に進捗したこと等により、完成工事高は5,442億83百万円(前年同期比0.6%増)、完成工事総利益は1,381億87百万円(前年同期比1.0%増)、また、完成工事総利益率は前年同期比0.1ポイント上昇の25.4%となる一方で、人件費等の高騰により営業利益は451億48百万円(前年同期比4.2%減)となりました。 建物種別の完成工事高及び次期繰越工事高は、次のとおりです。 建物種別   完成工事高   次期繰越工事高 前連結会計年度(自  2024年4月1日 至  2025年3月31日)   当連結会計年度(自  2025年4月1日 至  2026年3月31日)   当連結会計年度末(2026年3月31日) 金額(百万円)   構成比 (%)   金額(百万円)   構成比 (%)   金額(百万円)   構成比 (%) 建設事業 居住用   510,373   94.3   503,289   92.4   716,633   92.4 賃貸住宅   508,276   94.0   501,088   92.0   713,096   91.9 戸建住宅   2,096   0.4   2,200   0.4   3,536   0.5 事業用   20,707   3.8   20,552   3.8   13,236   1.7 その他   9,894   1.8   20,441   3.8   45,886   5.9 小計   540,975   100.0   544,283   100.0   775,755   100.0 不動産賃貸事業 営繕工事   35,328   -   35,378   -   7,879   - 合計   576,303   -   579,662   -   783,634   - (注)前事業年度及び当事業年度において完成工事高総額に対する割合が100分の10以上の相手先はありません。 受注工事高は、建築費高騰及び入居斡旋状況を踏まえた販売エリアの適正化により、前年同期比4.4%減の5,705億14百万円となり、2026年3月末の受注工事残高は、前年同期比2.3%減の7,836億34百万円となりました。 受注実績は、次のとおりです。 建物種別   前連結会計年度(自  2024年4月1日 至  2025年3月31日)(百万円)   当連結会計年度(自  2025年4月1日 至  2026年3月31日)(百万円)   前期比 (%) 建設事業 居住用   514,069   481,328   △6.4 賃貸住宅   511,926   478,662   △6.5 戸建住宅   2,142   2,666   24.4 事業用   20,529   18,282   △10.9 その他   26,279   36,966   40.7 小計   560,877   536,578   △4.3 不動産賃貸事業 営繕工事   36,032   33,936   △5.8 合計   596,910   570,514   △4.4 (注)当社グループでは、建設事業及び不動産賃貸事業の一部以外は受注生産を行っていません。 生産実績を定義することが困難であるため、「生産の状況」は記載していません。 ② 不動産賃貸事業 不動産賃貸事業につきましては、「賃貸経営受託システム」による一括借上物件の増加や高水準の入居率を背景に、一括借上を行う大東建託パートナーズ株式会社の家賃収入が増加したこと等により、不動産賃貸事業売上高は1兆2,030億91百万円(前年同期比3.3%増)、営業利益は855億54百万円(前年同期比6.5%増)となりました。 不動産賃貸事業の売上実績の内訳は、次のとおりです。 区分   前連結会計年度(自  2024年4月1日 至  2025年3月31日)   当連結会計年度(自  2025年4月1日 至  2026年3月31日)   前期比 金額(百万円)   構成比 (%)   金額(百万円)   構成比 (%)   金額(百万円)   増減率 (%) 一括借上   1,036,985   89.0   1,065,410   88.6   28,424   2.7 営繕工事   35,328   3.0   35,378   2.9   50   0.1 不動産仲介   21,230   1.8   21,402   1.8   172   0.8 家賃保証事業   21,017   1.8   21,768   1.8   751   3.6 電力事業   10,676   0.9   12,184   1.0   1,507   14.1 賃貸事業   5,537   0.5   6,234   0.5   697   12.6 その他   33,896   2.9   40,711   3.4   6,818   20.1 計   1,164,672   100.0   1,203,091   100.0   38,419   3.3 管理戸数は、前期比2.2%増の1,351,329戸となりました。 入居者斡旋件数(注1)は、前年同期比0.1%増の345,229件、2026年3月の家賃ベース入居率(注2)は、居住用で前年同月比0.2ポイント上昇の98.0%、事業用で前年同月比同水準の99.4%となりました。 (注)1.大東建託リーシング㈱、大東建託パートナーズ㈱の合計件数(他社管理物件含む) 2.家賃ベース入居率=1-(空室物件の借上家賃支払額/家賃総額) ③ 不動産開発事業 不動産開発事業につきましては、株式会社アスコットの連結子会社化による影響に加え、収益不動産(開発販売)の販売棟数増加などにより、不動産開発事業売上高は1,470億83百万円(前年同期比186.5%増)、営業利益は185億35百万円(前年同期比259.8%増)となりました。 不動産開発事業の売上実績の内訳は、次のとおりです。 (単位:百万円) 区分   前連結会計年度(自  2024年4月1日 至  2025年3月31日)   当連結会計年度(自  2025年4月1日 至  2026年3月31日)   前期比 金額(百万円)   構成比(%)   金額(百万円)   構成比(%)   金額(百万円)   増減率(%) 投資マンション(注1)   27,670   54.0   48,682   33.1   21,012   75.9 収益不動産(買取再販)(注1)   10,479   20.4   33,699   22.9   23,220   221.6 収益不動産(開発販売)(注1)   13,164   25.6   50,830   34.6   37,666   286.1 その他 (注1)   15   0   13,871   9.4   13,856   88,838.0 計   51,329   100.0   147,083   100.0   95,754   186.5 (注)1.不動産開発事業の売上高明細の集計区分の見直しにより、当連結会計年度から集計方法を変更しています。この変更に伴い、2025年3月期の数値にも見直しを反映しています。 ④ 金融事業 金融事業につきましては、少額短期保険ハウスガード株式会社の保険料収入の増加により、金融事業売上高は128億8百万円(前年同期比5.1%増)となりました。一方、調達金利の上昇が利益を圧迫したことから、営業利益は63億86百万円(前年同期比4.5%減)となりました。 ⑤ その他 その他の事業につきましては、ガス供給事業における延べ稼働メーター数の増加や介護事業におけるデイサービス利用者数の増加により、その他の事業売上高は774億75百万円(前年同期比5.8%増)となりました。一方、ガス供給事業及び介護事業における人員増加に伴いコストが増加したことから、営業利益は131億33百万円(前年同期比0.5%減)となりました。 (2) 財政状態 ① 総資産 当連結会計年度末の総資産は、前期末比1,455億10百万円増加して1兆3,675億2百万円となりました。これは主に、現金預金391億55百万円、販売用不動産485億46百万円、仕掛販売用不動産327億65百万円及び完成工事未収入金等126億8百万円が増加したことによるものです。 セグメントごとの資産は、次のとおりです。 1)建設事業 建設事業の総資産は、前連結会計年度末に比べ102億32百万円増加し、1,232億23百万円となりました。これは主に、完成工事未収入金等の増加によるものです。 2)不動産賃貸事業 不動産賃貸事業の総資産は、前連結会計年度末に比べ19億31百万円増加し、3,860億84百万円となりました。これは主に、太陽光発電設備の新規設置による機械及び装置の増加によるものです。 3)不動産開発事業 不動産開発事業の総資産は、前連結会計年度末に比べ998億65百万円増加し、3,257億25百万円となりました。これは主に、販売用不動産及び仕掛販売用不動産の増加によるものです。 4)金融事業 金融事業の総資産は、前連結会計年度末に比べ492億62百万円増加し、2,258億30百万円となりました。これは主に、大東ファイナンス株式会社による貸付金の増加によるものです。 5)その他 その他事業の総資産は、前連結会計年度末に比べ59億52百万円増加し、1,462億30百万円となりました。これは主に、建物・構築物(純額)の増加によるものです。 ② 負債 当連結会計年度末の負債は、前期末比1,162億76百万円増加の8,709億3百万円となりました。これは主に、長期借入金1,259億28百万円が増加した一方、1年内返済予定の長期借入金202億52百万円が減少したことによるものです。 ③ 純資産 当連結会計年度末の純資産は、前期末比292億33百万円増加して4,965億98百万円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益の計上により990億30百万円増加した一方、剰余金の配当により512億30百万円減少したことによるものと、自己株式の取得等により221億41百万円が減少したことによるものです。 この結果、自己資本比率は前期末比1.9ポイント減少して36.5%となりました。 (3) キャッシュ・フロー 当連結会計年度において現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動による資金の増加404億90百万円、投資活動による資金の減少417億2百万円、財務活動による資金の増加372億19百万円等により、前連結会計年度末比345億46百万円増加しました。この結果、当連結会計年度末の残高は2,581億20百万円となりました。 ① 営業活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度において営業活動による資金の増加は404億90百万円(前連結会計年度は856億12百万円の増加)となりました。これは、主に販売用不動産及び仕掛販売用不動産を取得した一方、税金等調整前当期純利益を計上したことによるものです。 ② 投資活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度において投資活動による資金の減少は417億2百万円(前連結会計年度は465億5百万円の減少)となりました。これは、主に有形固定資産や無形固定資産の取得によるものです。 ③ 財務活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度において財務活動による資金の増加は372億19百万円(前連結会計年度は458億39百万円の減少)となりました。これは、主に株主配当金の支払いを行った一方、販売用不動産や仕掛販売用不動産の取得等のために、借入金による資金調達を行ったことによるものです。 (キャッシュ・フロー関連指標の推移) 2022年3月期   2023年3月期   2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 自己資本比率(%)   36.5   38.2   37.6   38.4   36.5 時価ベースの自己資本比率(%)   88.1   84.8   105.5   83.0   87.6 キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)   0.8   1.1   0.9   1.5   5.8 インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)   277.8   194.4   218.4   142.3   12.2 (注)1.自己資本比率:自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い 2.いずれも連結ベースの財務数値により算出しています。 3.株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しています。 4.キャッシュ・フローは連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しています。 5.有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っているすべての負債を対象としています。また利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しています。 (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しています。この連結財務諸表の作成にあたり、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いていますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況  1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しています。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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