概要
高砂熱学工業は、空調設備工事で国内大手の一角を占める建設会社である。1923年に旧高砂工業の暖房工事部を継承して創業、現在はオフィスビルや工場、半導体工場向けの空調・衛生設備の設計施工と保守メンテナンスを主力とする。2026年3月期の売上高は4239億円、営業利益477億円。東京証券取引所プライム市場に上場し、従業員数は7287人。近年はデータセンター向け空調やZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)関連の成長分野にも注力している。
設備工事と機器製造の二本柱で構成される事業
高砂熱学工業の事業は、設備工事事業と設備機器の製造・販売事業の二つのセグメントから成る。設備工事事業は売上高4154億円(2026年3月期、全社の98%)を占め、空調設備を核に給排水・衛生・電気・クリーンルームなどの設計施工と保守を行う。国内では本社・各支店が、海外では中国・東南アジア・メキシコなどに展開する子会社が施工を担う。設備機器の製造・販売事業は連結子会社の日本ピーマックが手掛け、エアハンドリングユニットやチラーユニットなどの空調機器を設計・製造・販売する。同事業の売上高は93億円。さらに、その他セグメントとして保険代理業を営むヒューコスがある。
安定した収益基盤と成長投資を両立する経営構造
2026年3月期の連結売上高は4239億円で前期比11.1%増、営業利益は477億円で同47.3%増と大幅な増益を達成した。受注高は4600億円に達し、うち海外受注が742億円(全体の16%)、保守メンテナンス受注が340億円を占める。収益性の向上は効率的な施工体制と採算管理の徹底による。経常利益は506億円、親会社株主帰属当期純利益は375億円。自己資本比率は約40%と財務基盤は堅調で、長期ビジョン2040の第1フェーズ(2023-2026年)では建設事業からのキャッシュを成長投資に振り向ける方針を掲げている。
国内全土をカバーする支店網と15の海外拠点
国内では札幌、東北、関信越、横浜、関東(2011年廃止)、名古屋、大阪、広島、九州の各支店に加え、本社直轄のエリアを合わせて全国をカバーする。海外は1980年以降に本格展開し、現在は中国(高砂建築工程(中国)有限公司、高砂熱学工業(香港)有限公司)、シンガポール、ベトナム、タイ(タイタカサゴ、THSイノベーションズ)、マレーシア(T.T.E.エンジニアリング)、メキシコ、インド(インテグレーテッド・クリーンルーム・テクノロジーズ)の7カ国・地域に連結子会社を持つ。2026年3月期の海外売上高は908億円(全体の26.8%)、特にアジア地域のデータセンター需要を取り込んでいる。
15の連結子会社と持分法適用会社で構成されるグループ
グループは当社(高砂熱学工業)と15の連結子会社、2の持分法適用関連会社、および非連結子会社8社などで構成される。主要な連結子会社として、空調機器製造の日本ピーマック、保守メンテナンスのTMES(旧高砂丸誠エンジニアリングサービス)、海外施工各社(中国・シンガポール・ベトナム・タイ・マレーシア・メキシコ・インド)がある。持分法適用関連会社には日本設備工業(空調設計施工)とTHSデベロップメント(タイ)が含まれる。また、完全子会社化した丸誠や、過去に設立した子会社(日本フレクト、タカサゴフィリピン、アブダビ支店など)は清算・統合されている。
長期ビジョン2040で4つの事業ドメインを定義
同社は2023年に長期ビジョン2040を策定し、「環境革新で、地球の未来をきりひらく」をパーパスに掲げた。空調設備事業を核とし、①建設事業、②設備保守・管理事業、③カーボンニュートラル事業、④環境機器製造・販売事業の4つを将来の事業ドメインと定めた。3つのフェーズで進め、第1フェーズ(2023-2026年)はコア事業の収益基盤強化と成長投資、第2フェーズ(2027-2030年)は海外伸長とDX・カーボンニュートラル事業の収益化、第3フェーズ(2031-2040年)で新事業セグメント確立を目指す。中期経営計画2026では数値目標が設定されている。
業界の中での役割は空調設備工事のエンジニアリング・コントラクターにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01設備工事事業主力
空調設備を中心に、給排水・衛生・電気・クリーンルームなど建築設備の設計・施工・保守を国内および海外(中国、東南アジア、メキシコ等)で提供。工場・ビル・半導体工場など多様な顧客を持つ。
- 空調設備工事
- ビル・工場向け空調システムの設計施工。高効率・省エネ対応。
- クリーンルーム関連工事
- 半導体・医薬品工場向けのクリーンルーム設計施工。高度な空気清浄度制御。
02設備機器の製造・販売事業準主力
子会社日本ピーマックにて空調機器(エアハンドリングユニット、チラーユニット等)の設計・製造・販売。自社工事とシナジーを発揮。
- 空調機器
- エアハンドリングユニット、チラーユニット等。産業・業務用。
03その他その他
保険代理業等。連結子会社のヒューコスが保険代理店事業を営む。
製品と技術
ビル・工場向け空調設備の設計施工
同社の根幹は空調設備工事であり、オフィスビル、商業施設、工場、病院など多様な建築物向けに空調システムの設計と施工を提供する。高効率・省エネ対応のシステムが特徴で、熱源機器(チラー、ボイラー)、空調機、ダクトシステムなどを組み合わせる。2026年3月期の設備工事事業売上高4154億円のうち、一般設備(オフィス等)と産業設備(工場等)がそれぞれ約半分を占める。主要顧客は鹿島建設や大林組などのゼネコンや、愛知県警察本部などの官公庁。受注高は4508億円に達し、国内建設市場の堅調さを背景に高い稼働率を維持する。
半導体・医薬品工場向けクリーンルーム工事
クリーンルーム関連工事は同社の得意分野の一つである。半導体工場や医薬品製造工場では、微粒子や温度・湿度を厳密に制御する空調システムが不可欠であり、同社は高度な空気清浄度制御技術を持つ。連結子会社のインテグレーテッド・クリーンルーム・テクノロジーズ(インド)はクリーンルーム向け機器・内装材の製造販売も行う。近年はデータセンター需要の急増に伴い、サーバー室の精密空調工事も増加。2026年3月期の産業設備受注高は1308億円、うちクリーンルーム関連が相当部分を占めると見られる。
エアハンドリングユニットとチラーの自社製造
設備機器の製造・販売事業は連結子会社日本ピーマックが担う。主力製品はエアハンドリングユニット(AHU)とチラーユニットで、いずれも産業・業務用の大型空調機器である。AHUは外気を取り入れ濾過・調温・調湿した後、建物内へ供給する中枢機器。チラーは冷水を生成して空調システムに供給する。これらの機器は同社の工事事業とシナジーを発揮し、設計から機器選定・施工まで一貫提供を可能にする。2026年3月期の同事業売上高は93億円、営業利益9億円と堅調に推移している。
保守メンテナンスと設備総合管理の子会社TMES
設備の保守・管理事業は連結子会社TMES株式会社が担当する。同社は2014年に高砂エンジニアリングサービスと丸誠が合併して発足し、空調設備の定期点検、修理、リニューアル工事、さらには設備総合管理(ファシリティマネジメント)を手掛ける。2026年3月期の保守メンテナンス受注高は340億円(前年比10.5%増)、売上高は333億円。オフィスビルや工場の長期運用を見据えたサービスとして、顧客との継続的な関係構築に寄与している。
ZEB・カーボンニュートラル関連技術の開発
長期ビジョン2040の柱の一つがカーボンニュートラル事業である。同社はZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の実現に向け、高効率空調システムや再生可能エネルギーとの連携技術を開発している。2022年3月には石狩厚田グリーンエネルギー株式会社を設立し、地域の再エネ活用を模索。また、高砂熱学イノベーションセンター(2020年開設)では空調の省エネ化や空気質制御の研究を進める。受注段階からLCC(ライフサイクルコスト)を考慮した提案が評価され、環境配慮型建築の増加が追い風となっている。
デジタル技術を活用した設計・施工の高度化
同社は2022年2月にAutodeskと業務連携を発表し、BIM(Building Information Modeling)を活用した設計・施工の効率化を推進している。2022年5月にはT-Baseという技術情報プラットフォームを開設し、社内外のナレッジを共有。これにより、設計段階での干渉チェックや施工計画の最適化が可能となった。また、データセンター向け空調ではAI制御による省エネ運用も手掛け、DX(デジタルトランスフォーメーション)を競争力の源泉と位置づけている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
建設業のなかでの位置
空調設備工事で国内首位、内需依存強く海外展開途上
高砂熱学工業は空調設備工事を中核とする建設会社で、国内市場で確固たる地位を築いている。同業他社のエムビーエスやウエストホールディングスと比べ、売上高は4,000億円規模と大きい。設備投資需要やメンテナンス需要を背景に、国内の建築市場に強く依存しており、海外売上比率は低い。直近の業績は売上高が拡大し、営業利益率も改善傾向にある。業界内ではショーボンドホールディングスやミライト・ワンなどと競合するが、空調専門の技術力で差別化している。今後の成長には海外展開や新分野への進出が課題となる。
強み
- 国内の空調設備工事でトップクラスのシェアを持ち、高い技術力と実績を誇る。
- 売上高は3,600億円から4,200億円へ増加し、堅調な事業基盤を築いている。
- 営業利益率は8.5%から11.25%へ上昇し、収益構造が強化されている。
- 国内の設備投資やインフラ更新需要に支えられ、安定した受注を見込める。
課題
- 海外売上比率が低く、国内市場の縮小リスクに直面している。
- 建設業界全体で技能労働者が不足しており、確保が急務となっている。
- 同業他社との価格競争が激しく、差別化戦略が求められる。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
土木・海洋・専門工事の時価総額近傍。太字が高砂熱学工業
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 5401日本製鉄 | 3.7兆円 | 210.2倍 |
| 2 | 1944きんでん | 1.4兆円 | 20.0倍 |
| 3 | 1942関電工 | 1.1兆円 | 17.9倍 |
| 4 | 5076インフロニア・ホールディングス | 7,832億円 | 11.0倍 |
| 5 | 1721コムシスホールディングス | 6,391億円 | 17.5倍 |
| 6 | 1969高砂熱学工業 | 6,011億円 | 15.0倍 |
| 7 | 1959クラフティア | 5,737億円 | 14.3倍 |
| 8 | 1951エクシオグループ | 5,398億円 | 17.4倍 |
| 9 | 1417ミライト・ワン | 3,286億円 | 13.7倍 |
| 10 | 1941中電工 | 3,000億円 | 15.1倍 |
| 11 | 1979大氣社 | 2,459億円 | 15.8倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(土木・海洋・専門工事)に従っています。
会社の歴史
沿革 58件
旧高砂工業の暖房工事部から独立した1923年
高砂熱学工業の起源は、1923年11月に旧高砂工業株式会社煖房工事部の権利義務を継承して設立された高砂煖房工事株式会社にある。当時は暖房工事が主力だったが、1943年7月に高砂熱学工業株式会社へ改称し、空調設備工事へ事業を広げた。戦後直後の1949年3月には大阪支店(現関西支店)を開設し、同年10月には建設業法に基づく建設大臣登録を完了。戦後復興期の建築需要を取り込む体制を整えた。
支店網を全国に拡大した高度成長期
1950年代から1960年代にかけて、同社は国内の主要都市に次々と出張所・支店を設置した。1952年3月に札幌出張所(1968年支店昇格)、同年8月に名古屋出張所(1959年支店)、1959年2月に九州出張所(1972年支店)、1967年4月に東北出張所(1973年支店)を開設。これにより北海道から九州までの全国的な営業網が完成した。同時期の1969年11月には東京証券取引所市場第二部に上場、1971年11月に大阪証券取引所第二部に上場し、資本市場からの資金調達力も高めた。
子会社設立と第一部指定替えを果たした1970年代
1970年代に入ると同社はグループ経営へ舵を切る。1972年3月に日本開発興産(現ヒューコス)を設立、同年4月に日本ピーマックを設立し空調機器の製造販売事業を開始した。同年9月には日本エスエフ(後の日本フレクト)を設立。1973年8月には東京・大阪両証券取引所の市場第一部に指定替えされた。また1974年12月の建設業法改正に伴い大臣許可を取得するなど、規制対応も進めた。この時期に、設備工事と機器製造の二軸体制の基礎が固まった。
海外事業本部を開設し国際展開を開始した1980年代
1980年4月、海外事業本部(現国際グループ事業部)を設置し、本格的な海外進出に乗り出した。同年11月にマレーシアでT.T.E.エンジニアリングを設立、1984年7月にタイタカサゴ、1994年3月に香港法人を設立した。1984年12月には総合研究所(現高砂熱学イノベーションセンター)を新設し、技術開発体制を強化。国内でも1987年1月に横浜支店、1989年4月に広島支店(現中四国支店)を開設し、サービスエリアを拡充した。
アジアを中心に子会社網を拡充した2000年代
2000年代に入り、同社は中国と東南アジアでのプレゼンスを高めた。2003年7月に高砂建築工程(北京)有限公司(現高砂建築工程(中国)有限公司)を設立、2005年4月にシンガポール法人、2007年4月にベトナム法人を設立。2008年10月には日本フレクトを子会社化したが、後に清算している。国内では2006年4月に関信越支店を開設。2010年3月に大阪証券取引所上場を廃止し、東京証券取引所一本化を進めた。
M&Aと新興国進出で事業領域を拡大した2010年代
2010年代は買収と新規拠点設立が活発化した。2012年2月に日本設備工業を持分法適用関連会社化、同年3月に株式会社丸誠を連結子会社化(2014年完全子会社化)。2012年11月にインド法人を設立(後に清算)するも、2015年12月にインテグレーテッド・クリーンルーム・テクノロジーズを持分法適用化しインド再参入。2015年2月にはメキシコ法人を設立。同年4月には関信越支店を埼玉県に移転し、ミャンマー支店も開設(2014年)。2018年11月には株式会社清田工業を連結子会社化。本社も2014年7月に千代田区から新宿区へ移転した。
長期ビジョン策定と脱炭素事業へのシフト(2020年代)
2020年4月、高砂熱学イノベーションセンターを開設し、研究開発機能を集約。2022年2月にはAutodeskと業務連携しデジタル技術の活用を推進。2022年3月には石狩厚田グリーンエネルギー株式会社を設立し、カーボンニュートラル分野に進出。2022年4月の市場区分見直しに伴いプライム市場へ移行。2023年6月に監査等委員会設置会社へ移行した。2025年6月にはタイのTHSイノベーションズなど3社を買収し、東南アジアでの保守・管理事業を強化している。
年表58件を開く
1920年代
- 1923年11月創業旧高砂工業株式会社煖房工事部の権利義務の一切を継承して高砂煖房工事株式会社として設立。
1940年代
- 1943年7月高砂熱学工業株式会社に改称。
- 1949年3月大阪支店開設。(現・関西支店)
- 1949年10月建設業法による建設大臣登録(イ)第558号の登録を完了。(以後2年ごとに登録更新)
1950年代
- 1952年3月札幌出張所開設。(1968年4月支店に昇格)
- 1952年8月名古屋出張所開設。(1959年3月支店に昇格)
- 1959年2月九州出張所開設。(1972年4月支店に昇格)
1960年代
- 1967年4月東北出張所開設。(1973年4月支店に昇格)
- 1969年11月上場東京証券取引所の市場第二部に上場。
1970年代
- 1971年11月上場大阪証券取引所の市場第二部に上場。
- 1972年3月商号変更日本開発興産株式会社を設立。(2021年4月ヒューコス株式会社に社名変更)(現・連結子会社)
- 1972年4月日本ピーマック株式会社を設立。(現・連結子会社)
- 1972年9月創業日本エスエフ株式会社を設立。(1978年4月日本フレクト株式会社に社名変更)
- 1973年8月東京証券取引所、大阪証券取引所の市場第一部に指定替。
- 1974年12月建設業法改正により、建設大臣許可(特、般-49)第5708号の許可を受ける。(以後3年ごとに許可更新)
1980年代
- 1980年4月海外事業本部開設。(現・国際グループ事業部)
- 1980年11月T.T.E.エンジニアリング(マレーシア)Sdn.Bhd.を設立。(現・連結子会社)
- 1984年7月タイタカサゴCo.,Ltd.を設立。(現・連結子会社)
- 1984年12月総合研究所新設。(現・高砂熱学イノベーションセンター)
- 1987年1月横浜支店開設。
- 1989年4月広島支店開設。(現・中四国支店)
1990年代
- 1991年4月関東支店開設。(2011年3月廃止)
- 1994年3月高砂熱学工業(香港)有限公司を設立。(現・連結子会社)
- 1995年6月創業タカサゴフィリピンInc.を設立。(清算結了)
2000年代
- 2000年3月創業高砂メンテナンス株式会社を設立。(2008年6月高砂エンジニアリングサービス株式会社に社名変更)(2014年10月吸収合併により消滅)
- 2003年7月商号変更高砂建築工程(北京)有限公司を設立。(2019年3月高砂建築工程(中国)有限公司に社名変更)(現・連結子会社)
- 2005年4月タカサゴシンガポールPte.Ltd.を設立。(現・連結子会社)
- 2005年12月国土交通大臣許可(特、般-17)第5708号の許可(更新)を受ける。(以後5年ごとに許可更新)
- 2006年4月関信越支店開設。
- 2007年4月タカサゴベトナムCo.,Ltd.を設立。(現・連結子会社)
- 2008年10月M&A日本フレクト株式会社を株式の追加取得により子会社化。(2009年1月日本フローダ株式会社に社名変更)(2019年2月清算結了)
- 2009年1月アブダビ支店開設。(2011年3月閉鎖)
2010年代
- 2010年3月上場大阪証券取引所における株式上場を廃止。
- 2012年2月日本設備工業株式会社を株式の取得により持分法適用関連会社化。(現・持分法適用関連会社)
- 2012年3月M&A株式会社丸誠を株式の追加取得により連結子会社化。(現・連結子会社)
- 2012年11月創業タカサゴエンジニアリングインディアPvt.Ltd.を設立。(清算結了)
- 2013年7月グリーン・エアプラザを開設。(2020年9月閉鎖)
- 2013年11月PT.タカサゴインドネシアを設立。(現・非連結子会社)
- 2014年4月ミャンマー支店開設。
- 2014年6月(大)長岡技術科学大学と包括的連携に関する協定を締結。
- 2014年7月本社を東京都千代田区から新宿区に移転。
- 2014年8月マレーシア日本国際工科院(MJIIT)と包括的連携に関する協定を締結。
- 2014年10月M&A株式交換により、株式会社丸誠を完全子会社化。また同社を存続会社、高砂エンジニアリングサービス株式会社を消滅会社とする吸収合併により、高砂丸誠エンジニアリングサービス株式会社が発足。(2020年4月TMES株式会社に社名変更)
- 2015年1月関信越支店を東京都から埼玉県に移転。
- 2015年2月タカサゴエンジニアリングメキシコ,S.A.de C.V.を設立。(現・連結子会社)
- 2015年12月在インドのインテグレーテッド・クリーンルーム・テクノロジーズPvt.Ltd.を株式の取得により持分法適用関連会社化。(現・連結子会社)
- 2017年5月株式会社ヤマトと業務・資本提携契約を締結。(2024年5月契約期間満了に伴い解消)
- 2017年11月M&A在インドのインテグレーテッド・クリーンルーム・テクノロジーズPvt.Ltd.を株式の追加取得により連結子会社化。(現・連結子会社)
- 2018年10月ヤマト科学株式会社と業務提携契約を締結。(2023年8月契約期間満了に伴い解消)
- 2018年11月M&A株式会社清田工業を株式の取得により連結子会社化。(2024年3月一部売却に伴い持分法非適用関連会社化)
- 2019年3月M&A株式会社上総環境調査センターを株式の取得により子会社化。(現・非連結子会社)
2020年代
- 2020年4月高砂熱学イノベーションセンター開設。
- 2022年2月Autodesk, Inc.と業務連携契約を締結発表。
- 2022年3月石狩厚田グリーンエネルギー株式会社を設立。(現・非連結子会社)
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分見直しにより市場第一部からプライム市場に移行。
- 2022年5月T-Base®を開設。
- 2023年6月監査等委員会設置会社へ移行。
- 2025年6月M&A在タイのTHSイノベーションズ Co., Ltd.およびプロンプト・テクノ・サービス Co., Ltd.を株式の取得により連結子会社化。THSデベロップメント Co., Ltd.を株式の取得により持分法適用関連会社化。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
パーパスと長期ビジョン2040の策定
社是「人の和と創意で社会に貢献」を原点に、パーパスを「環境革新で、地球の未来をきりひらく。」と定め、2040年に向けた長期ビジョンを策定。空気調和技術を核に環境創造の事業領域を拡大し、環境クリエイター人財が社内外の多様な人財と高め合いながらビジネスパートナーと環境価値を共創する企業像を目指す。
- 02
4つの事業ドメインをDXで連携
空調設備事業を核として、①建設事業、②設備保守・管理事業、③カーボンニュートラル事業、④環境機器製造・販売事業の4事業をDXで連携し、目指す姿の実現を図る。市場環境の成長や投資回収時期に応じ、3フェーズで段階的に推進する。
- 03
3フェーズで長期ビジョンを推進
第1フェーズ(2023-2026)はコア事業の収益基盤を盤石にし、成長投資へ資金を振り向ける。第2フェーズ(2027-2030)は海外事業の伸長、DXによる新たな付加価値創造、カーボンニュートラル事業の収益化を目指す。第3フェーズ(2031-2040)はカーボンニュートラルに資する新事業セグメントの確立を目指す。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で7,287人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,246万円で、9期前と比べて+46.9%。平均年齢は41.5歳、平均勤続年数は14.7年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 4,831 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 5,714 | — |
| 2019年3月 | 848 | 42.1 | 16.6 | 5,912 | — |
| 2020年3月 | 879 | 42.0 | 16.1 | 5,899 | — |
| 2021年3月 | 819 | 42.0 | 16.1 | 5,890 | — |
| 2022年3月 | 890 | 42.3 | 15.6 | 6,018 | — |
| 2023年3月 | 945 | 42.2 | 15.5 | 5,885 | — |
| 2024年3月 | 1,029 | 42.2 | 15.5 | 5,606 | — |
| 2025年3月 | 1,129 | 41.6 | 15.0 | 5,858 | 553 |
| 2026年3月 | 1,246 | 41.5 | 14.7 | 7,287 | 655 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社17社(国内 5 / 海外 12、うち連結子会社 15) を有報から抽出しています。
- 国内TMES㈱東京都港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内高砂建築工程(中国)有限公司中華人民共和国 北京市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外タカサゴシンガポール Pte.Ltd.シンガポール · 連結子会社議決権100.0%
- 海外高砂熱学工業(香港)有限公司中華人民共和国 香港特別行政区 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外タカサゴベトナムCo.,Ltd.ベトナム・ハノイ · 連結子会社議決権100.0%
- 海外タイタカサゴCo.,Ltd.タイ・サムットプラーカーン · 連結子会社議決権57.2%
- 海外T.T.E.エンジニアリング(マレーシア)Sdn.Bhd.(注)2マレーシア・ペタリンジャヤ · 連結子会社議決権30.0%
- 海外タカサゴエンジニアリングメキシコ,S.A.de C.V.メキシコ・ケレタロ · 連結子会社議決権100.0%
- 海外インテグレーテッド・クリーンルーム・テクノロジーズ Pvt.Ltd.インド・ハイデラバード · 連結子会社議決権96.5%
- 国内日本ピーマック㈱神奈川県厚木市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内ヒューコス㈱東京都千代田区 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外TTEマレーシアホールデ ィングスSdn.Bhd. (注)3マレーシア・クアラルンプール · 連結子会社
残りのグループ会社5社を開く
- タイタカサゴホールディングスCo.,Ltd.(注)2タイ・サムットプラーカーン49%
- THSイノベーションズ Co.,Ltd(注)2タイ・サムットプラーカーン60%
- プロンプト・テクノ・サービス Co.,Ltd(注)2タイ・サムットプラーカーン60%
- 日本設備工業㈱東京都中央区34%
- THSデベロップメント Co.,Ltdタイ・サムットプラーカーン40%
- 調達3.1億円分館ほか中央監視制御設備改修工事(24)参議院 · 2025-01-10
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出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は4,239億円、営業利益は477億円。前期と比べると増収増益で、売上が+11.1%、利益が+47.2%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 4,400億円 | 4,239億円 |
| 営業利益 | 500億円 | 477億円 |
| 純利益 | 400億円 | 375億円 |
| 1株あたり配当 | ¥123 | ¥123 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は849億円、営業利益は85億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+8.6%、営業利益は+269.6%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 1,001 | — | — | 53 |
| 2024年1Q | 782 | 23 | 2.9 | 20 |
| 2024年2Q | 862 | 59 | 6.8 | 40 |
| 2024年3Q | 993 | 103 | 10.4 | 81 |
| 2024年4Q | 997 | — | — | 55 |
| 2025年2Q | 1,599 | 98 | 6.1 | 82 |
| 2025年4Q | 2,218 | 226 | 10.2 | 194 |
| 2026年2Q | 1,945 | 247 | 12.7 | 202 |
| 2026年4Q | 2,294 | 230 | 10.0 | 173 |
| 2027年1Q | 849 | 85 | 10.0 | 64 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は2,484億円から4,239億円へ1.7倍に増えた。直近期の営業利益率は11.3%。売上は5期、純利益は5期の連続増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| グリーン・エアプラザを開設。(2020年9月閉鎖) | |||||
| 2013年3月 | 2,484 | — | 48 | — | 22 |
| 株式交換により、株式会社丸誠を完全子会社化。また同社を存続会社、高砂エンジニアリングサービス株式会社を消滅会社とする吸収合併により、高砂丸誠エンジニアリングサービス株式会社が発足。(2020年4月TMES株式会社に社名変更) | |||||
| 2014年3月 | 2,374 | — | 91 | — | 40 |
| タカサゴエンジニアリングメキシコ,S.A.de C.V.を設立。(現・連結子会社) | |||||
| 2015年3月 | 2,436 | — | 86 | — | 52 |
| 2016年3月 | 2,513 | — | 106 | — | 67 |
| 在インドのインテグレーテッド・クリーンルーム・テクノロジーズPvt.Ltd.を株式の追加取得により連結子会社化。(現・連結子会社) | |||||
| 2017年3月 | 2,602 | — | 134 | — | 87 |
| 株式会社清田工業を株式の取得により連結子会社化。(2024年3月一部売却に伴い持分法非適用関連会社化) | |||||
| 2018年3月 | 2,899 | — | 175 | — | 118 |
| 株式会社上総環境調査センターを株式の取得により子会社化。(現・非連結子会社) | |||||
| 2019年3月 | 3,198 | — | 184 | — | 126 |
| 高砂熱学イノベーションセンター開設。 | |||||
| 2020年3月 | 3,209 | — | 193 | — | 132 |
| 2021年3月 | 2,752 | — | 139 | — | 101 |
| 石狩厚田グリーンエネルギー株式会社を設立。(現・非連結子会社) | |||||
| 2022年3月 | 3,027 | — | 156 | — | 115 |
| 2023年3月 | 3,388 | — | 167 | — | 122 |
| 2024年3月 | 3,634 | — | 262 | — | 196 |
| 在タイのTHSイノベーションズ Co., Ltd.およびプロンプト・テクノ・サービス Co., Ltd.を株式の取得により連結子会社化。THSデベロップメント Co., Ltd.を株式の取得により持分法適用関連会社化。 | |||||
| 2025年3月 | 3,817 | 324 | 350 | 8.5 | 276 |
| 2026年3月 | 4,239 | 477 | 506 | 11.3 | 375 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高4,239億円のうち、営業利益として残るのは477億円で11.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は375億円、売上の8.8%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金77.9%3,302億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金10.9%460億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益11.3%477億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが297億円、投資CFが−118億円で、差し引きのフリーCFは179億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は425億円で、売上の1.2ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 131 | −9 | −28 | 122 | 311 |
| 2014年3月 | 136 | 15 | −33 | 151 | 443 |
| 2015年3月 | −34 | −49 | −8 | −83 | 358 |
| 2016年3月 | −13 | −54 | −22 | −67 | 263 |
| 2017年3月 | 235 | 23 | −61 | 258 | 466 |
| 2018年3月 | 62 | −57 | 71 | 5 | 546 |
| 2019年3月 | 149 | −61 | −79 | 88 | 552 |
| 2020年3月 | −64 | −82 | −42 | −146 | 365 |
| 2021年3月 | 226 | −3 | 36 | 223 | 623 |
| 2022年3月 | 12 | 10 | −80 | 22 | 569 |
| 2023年3月 | 258 | −54 | −83 | 204 | 700 |
| 2024年3月 | −131 | −81 | −5 | −212 | 491 |
| 2025年3月 | 59 | −14 | −127 | 45 | 414 |
| 2026年3月 | 297 | −118 | −170 | 179 | 425 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は3,818億円。このうち返さなくてよい自己資本が2,151億円で、自己資本比率は55.0%(業種中央値55.5%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 2,075 | 939 | 1,136 | 43.6 |
| 2014年3月 | 2,171 | 974 | 1,197 | 43.0 |
| 2015年3月 | 2,258 | 1,084 | 1,174 | 46.8 |
| 2016年3月 | 2,233 | 1,046 | 1,187 | 45.8 |
| 2017年3月 | 2,334 | 1,116 | 1,218 | 46.9 |
| 2018年3月 | 2,641 | 1,245 | 1,396 | 45.7 |
| 2019年3月 | 2,797 | 1,262 | 1,535 | 43.6 |
| 2020年3月 | 2,656 | 1,259 | 1,397 | 46.0 |
| 2021年3月 | 2,711 | 1,358 | 1,353 | 48.7 |
| 2022年3月 | 3,007 | 1,369 | 1,638 | 44.2 |
| 2023年3月 | 3,134 | 1,472 | 1,662 | 45.5 |
| 2024年3月 | 3,401 | 1,672 | 1,729 | 48.3 |
| 2025年3月 | 3,349 | 1,843 | 1,507 | 53.9 |
| 2026年3月 | 3,818 | 2,151 | 1,668 | 55.0 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
建設業 140社との比較
同じ建設業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROEで140社中10位あたり、逆に低いのは配当利回りで140社中100位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥4,279で、1年前と比べて-1.5%。過去52週の値幅のなかでは18%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 15.0倍 |
| PER (会社予想) | 14.0倍 |
| PBR | 2.71倍 |
| 配当利回り | 2.87% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月21日に4220円、前日比0.96%安。8月5日に4440円と急騰したが、その後の戻りは鈍く、8月10日には3996円まで下落した。25日線4312円や75日線4578円を下回り、弱含み。52週安値3955円に接近しており、下値リスクが意識される。出来高は8月5日に196万株と急増した後も高水準で、8月21日は33万株に減少。需給はやや売り優勢で、週足の傾きは下向き。反発には25日線回復が条件となる。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)。
PERは14.91倍と業界平均の13.74倍を約9%上回るが、予想PER13.9倍はほぼ平均に近い。PBR2.69倍は平均1.53倍を大きく上回り、高水準。ROE19.2%は非常に高く、収益性は優れる。配当利回り2.89%は平均3.4%を下回る。配当性向44.4%で、増配余地はある。成長が見込まれるが、PBRの高さが割高感を生む。利益は増加傾向で、総合的に妥当圏内。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 15.0倍 | 14.4倍 |
| PER (予想) | 14.0倍 | — |
| PBR | 2.71倍 | 1.55倍 |
| ROE | 19.2% | 11.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
強気派は、データセンター需要の急増とZEB/省エネ規制強化が空調設備投資をけん引し、高収益な工事案件が増えると見る。受注単価の上昇と利益率改善が続く中、2026年3月期は増収増益が予想され、ROE 19.2%と高い資本効率も評価する。一方、弱気派は、建設業界全体の人件費高騰や資材価格上昇が工事採算を圧迫するリスクを指摘する。また、景気減速による企業の設備投資延期や、競争激化で受注単価が下落する懸念もある。さらに、株価が1年で4%下落しており、市場の期待が織り込み済みとの見方も。
- データセンター需要の追い風
AI普及でデータセンター建設が急増し、高度な空調技術が必須。大型受注が続く。
- 利益率の改善
営業利益率が8.49%から11.25%へ上昇。工事単価の適正化や施工効率化が寄与。
- 高いROEと株主還元
ROE 19.2%、配当利回り2.99%と資本効率が高く、株主価値向上を実現。
- 2026/3期の営業利益477億円、前期比47%増益計画通年影響中
営業利益324億円→477億円、増益153億円。営業利益率8.49%→11.25%へ改善。
- 売上高4,239億円、前期比11.1%増と増収基調通年影響中
売上高3,817億円→4,239億円、増加422億円。増収と増益が同時に進み、株価評価が高まりやすい。
- ROE19.2%と高水準、PBR2.58倍に見合う継続影響弱
ROE19.2%はPBR2.58倍の評価を下支え。資本効率の高さが中長期的な株主価値向上につながる。
- 予想PER13.5倍、現在14.39倍から低下余地通年影響弱
2026/3期の純利益375億円に基づく予想PER13.5倍。現在の14.39倍から低下余地がある。
- コスト上昇リスク
建設資材や人件費の高騰が続き、工事原価が増加。価格転嫁が遅れれば採算悪化。
- 景気減速の影響
企業の設備投資が減速すれば、空調工事の受注が減少する可能性。1年で株価は4%下落。
- 競争激化
新規参入や同業他社との価格競争で、受注単価が低下するリスクがある。
- 株価1年で4.03%下落、モメンタム欠如不定影響弱
過去1年の株価は-4.03%。成長が見込まれる割に株価が冴えず、投資家関心が集まりにくい。
- PBR2.58倍は高水準、上値を抑える不定影響中
PBR2.58倍はROE19.2%で妥当だが、既に2.5倍超。さらなる上昇には業績上振れが必要。
- 外国人保有比率21.93%と低め継続影響弱
外国人保有比率21.93%と低め。海外勢の資金流入の恩恵を受けにくい。
- 純利益375億円は営業利益477億円を下回る通年影響中
営業利益477億円に対し純利益375億円、差額102億円。税負担等で最終利益が目減りしやすい。
- 受注高と受注残
- 今後の売上高の先行指標。受注の増減が将来の業績を左右する。
- データセンター関連売上高
- 成長セグメントの売上が計画通り伸びているか、戦略の進捗を確認。
- 営業利益率
- 価格転嫁やコスト管理の成果を示し、収益性の改善が持続するか確認。
- 完工工事高
- 工事の進捗と売上計上の状況を把握し、売上の質を検証する。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり123円で、前期から+37.7%。いまの株価に対する利回りは2.87%。増配か配当維持が5年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 18 | — | 30.9 |
| 2018年3月 | 25 | 38.9 | 35.8 |
| 2019年3月 | 26 | 4.0 | 33.4 |
| 2020年3月 | 28 | 7.7 | 32.5 |
| 2021年3月 | 28 | 0.0 | 39.2 |
| 2022年3月 | 30 | 7.1 | 35.0 |
| 2023年3月 | 32 | 5.0 | 38.6 |
| 2024年3月 | 65 | 104.8 | 47.9 |
| 2025年3月 | 84 | 29.5 | 42.4 |
| 2026年3月 | 115 | 37.7 | 44.4 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥123
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ17,617人。区分でいちばん多いのは個人・その他で29.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が46.6%を占め、残る53.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 26.2 | 30.0 | 30.5 | 30.4 | 28.1 | 29.6 |
| 金融機関 | 40.6 | 37.7 | 35.8 | 36.5 | 31.6 | 29.0 |
| 外国法人 | 12.4 | 11.8 | 13.3 | 13.1 | 20.4 | 21.9 |
| 事業法人 | 20.0 | 19.5 | 19.6 | 18.8 | 18.0 | 17.6 |
| 自己株式 | 0.0 | 4.2 | 4.3 | 4.3 | 3.7 | 5.1 |
| 証券会社 | 0.8 | 0.9 | 0.8 | 1.2 | 1.9 | 1.8 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 10.10 |
| 02 | 日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社) | 6.49 |
| 03 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 5.20 |
| 04 | 高砂熱学従業員持株会 | 4.47 |
| 05 | 高砂共栄会 | 3.83 |
| 06 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 3.77 |
| 07 | 第一生命保険株式会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行) | 3.01 |
| 08 | 株式会社京王閣 | 1.45 |
| 09 | 株式会社みずほ銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行) | 1.29 |
| 10 | 三和工業株式会社 | 1.18 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-05-22キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー(Capital Research and Management Company)新規の大量保有報告3.74%-1.30pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+894%、1株純資産は14期で+35%。直近期のROEは19.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 29 | 1,186 | 2.5 | 26.1 | 115.2 |
| 2014年3月 | 53 | 1,248 | 4.4 | 19.9 | 59.3 |
| 2015年3月 | 69 | 1,414 | 5.2 | 21.7 | 38.5 |
| 2016年3月 | 89 | 1,392 | 6.4 | 15.8 | 36.0 |
| 2017年3月 | 118 | 1,487 | 8.2 | 13.3 | 30.9 |
| 2018年3月 | 160 | 1,638 | 10.3 | 12.2 | 35.8 |
| 2019年3月 | 173 | 1,704 | 10.4 | 10.3 | 33.4 |
| 2020年3月 | 186 | 1,758 | 10.8 | 8.9 | 32.5 |
| 2021年3月 | 146 | 1,908 | 8.0 | 11.8 | 39.2 |
| 2022年3月 | 85 | 1,005 | 8.7 | 10.2 | 35.0 |
| 2023年3月 | 92 | 1,076 | 8.9 | 11.4 | 38.6 |
| 2024年3月 | 148 | 1,238 | 12.8 | 16.5 | 47.9 |
| 2025年3月 | 208 | 1,360 | 16.0 | 13.3 | 42.4 |
| 2026年3月 | 286 | 1,604 | 19.2 | 15.0 | 44.4 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
39名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は39名。2026/3期の役員報酬は総額562百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約8倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 小島和人 | 代表取締役社長 社長執行役員 | 64 | 193,000 |
| 久保田浩司 | 代表取締役 副社長執行役員 営業本部長 兼 研究開発本部管掌 兼 カーボンニュートラル事業本部管掌 兼 コーポレート統括部 管掌 | 65 | 67,000 |
| 神谷忠史 | 取締役 専務執行役員 技術本部長 兼 関係会社担当 | 62 | 79,000 |
| 森野正敏 | 取締役 | 60 | 28,000 |
| 内野州馬 | 取締役 | 72 | 1,000 |
| 髙木敦 | 取締役 | 58 | — |
| 関葉子 | 取締役 | 56 | — |
| 森本英香 | 取締役 | 69 | 1,000 |
| 山田博隆 | 取締役 監査等委員 | 63 | 40,000 |
| 榊原一夫 | 取締役 監査等委員 | 68 | — |
| 日岡裕之 | 取締役 監査等委員 | 68 | — |
| 若松弘之 | 取締役 監査等委員 | 54 | — |
残りの役員27名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 赤松孝宏 | 常務執行役員 | — |
| 渡辺孝志 | 常務執行役員 | — |
| 田村文明 | 常務執行役員 | — |
| 鮫島武士 | 常務執行役員 | — |
| 田中淳 | 執行役員 | — |
| 橋本晋 | 執行役員 | — |
| 古川裕高 | 執行役員 | — |
| 山田昌平 | 執行役員 | — |
| 御手洗淳 | 執行役員 | — |
| 阿部哲也 | 執行役員 | — |
| 池田仁人 | 執行役員 | — |
| 吉本浩明 | 執行役員 | — |
| 山本一郎 | 執行役員 | — |
| 村岡博之 | 執行役員 | — |
| 青木正寿 | 執行役員 | — |
| 平原美博 | 執行役員 | — |
| 谷口雅之 | 執行役員 | — |
| 佐部利俊和 | 執行役員 | — |
| 中川昇二 | 執行役員 | — |
| 山崎真 | 執行役員 | — |
| 村木剛尚 | 執行役員 | — |
| 上田真祐 | 執行役員 | — |
| 古本剛夫 | 執行役員 | — |
| 天野智司 | 執行役員 | — |
| 田山直輝 | 執行役員 | — |
| 牧本浩明 | 執行役員 | — |
| 藤江信之 | 執行役員 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 株式報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 153 | 155 | 80 | 389 | 97 |
| 取締役(社内) | 4 | 80 | — | — | 80 | 20 |
| 社外取締役 | 3 | 63 | — | — | 63 | 21 |
| 取締役(社内) | 2 | 30 | — | — | 30 | 15 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容933字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,763字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク9,385字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)6,327字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第146期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-18
- 半期報告書半期報告書-第146期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第145期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-17
- 半期報告書半期報告書-第145期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第144期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-19
- 四半期報告書四半期報告書-第144期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第144期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第144期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第143期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-23
- 四半期報告書四半期報告書-第143期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-10
- 四半期報告書四半期報告書-第143期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
- 四半期報告書四半期報告書-第143期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-10
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- 決算説明資料2026年度第1四半期 決算説明資料2026-08-05
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