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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

エクシオグループ

EXEO Group, Inc.1951 · Prime · 建設業

通信キャリアと都市インフラ向けエンジニアリング大手。NTTグループの通信設備構築を基盤に、官公庁・民間向け電気・土木工事を展開。

概要

エクシオグループは、通信インフラ工事を中核とする総合設備エンジニアリング企業である。NTTグループ向け光ファイバー網の構築・保守に強みを持ち、情報通信関連の建設工事を主力とする。2026年3月期の連結売上高は7877億円、営業利益520億円。従業員17751人、東京都渋谷区に本社を置く。グループは子会社151社、関連会社15社で構成され、エンジニアリングソリューションとシステムソリューションの2事業を柱とする。

3つの報告セグメントと収益構造

エクシオグループは「通信キャリア」「都市インフラ」「システムソリューション」の3報告セグメントで構成される。2026年3月期のセグメント別売上高は、通信キャリアが2556億円(前期比1.3%増)、都市インフラが2484億円(同14.1%増)、システムソリューションが2835億円(同41.3%増)である。セグメント利益はそれぞれ233億円、164億円、122億円。最大の顧客はNTTグループで、NTT西日本・NTT東日本・NTTドコモ向け売上高が連結売上高の28.5%(約2239億円)を占める。収益の約3分の2が通信関連工事から生まれている。

グループ経営と子会社ネットワーク

親会社エクシオグループ株式会社の傘下にシーキューブ、西部電気工業、日本電通など主要子会社を含む151社の連結子会社と15社の関連会社を擁する。2001年に昭和テクノスと合併し資本金68.88億円に拡大した後、2004年に大和電設工業、和興エンジニアリングを、2010年に池野通建を子会社化。2018年にはシーキューブ、西部電気工業、日本電通を同時に子会社化しグループ規模が大きく拡大した。2022年にはアイコムシステックとアクレスコを統合しエクシオ・デジタルソリューションズを設立。子会社同士の再編により事業効率を高めている。

国内中心からグローバルへ展開する地域戦略

売上高の大部分は日本国内から生まれているが、2019年にシンガポールのDeClout Pte. Ltd.(現EXEO Global Asset Holdings Pte. Ltd.)を子会社化し海外事業を本格化した。ニュートラルホスティングなどの成長事業へ投資を継続するとともに、海外で培ったノウハウを日本国内へ還元する取り組みを進めている。中期経営計画ではグローバル分野を新たな成長ステージと位置付け、国内各セグメントの知見を活用したシームレスな経営を目指している。ただし中東地域での事業は行っておらず、地政学リスクの直接影響は限定的としている。

成長を続ける収益と財務基盤

連結売上高は2019年3月期の4237億円から2026年3月期の7877億円へと85.9%増加した。営業利益は同期間で402億円から520億円へ拡大、営業利益率は6.6%。親会社株主帰属純利益は310億円、EPSは151.13円、自己資本利益率(ROE)は9.4%である。自己資本は3467億円、自己資本比率は約50.2%と健全。キャッシュ・フロー面では営業活動で332億円を獲得し、投資活動(149億円の支出)と財務活動(165億円の支出)を賄い、現金同等物残高は413億円。2030年度に売上高9000億円以上、営業利益770億円、ROE12.0%を目標とする中期経営計画を公表している。

業界の中での役割は通信設備・都市インフラのエンジニアリングサービスプロバイダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
7,877億円
営業利益
520億円
営業利益率
6.6%
純利益
310億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
システム ソリューション2,836億円36.0%122億円4.3%
通信キャリア2,557億円32.5%233億円9.1%
都市インフラ2,485億円31.5%165億円6.6%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01通信キャリア主力

NTTグループ及びNCC向けに、通信インフラ設備の構築・保守を提供。光ファイバー網や基地局など、通信ネットワークの基盤構築を担う。

主要顧客NTTグループ

主な製品・サービス1
通信インフラ設備の構築・保守
NTTグループ向け及びNCC向けに、通信ケーブル敷設、基地局設置、伝送路構築等の工事とその後の保守サービスを提供。

02都市インフラ主力

自治体、官公庁、CATV会社、鉄道会社、民間企業向けに、通信インフラ設備の構築・保守に加え、オフィスビルやデータセンター等の電気・空調工事、無電柱化・上下水道整備等の都市土木工事、水処理・廃棄物処理プラントの建設・維持管理を提供。

主要顧客自治体、官公庁、CATV会社、鉄道会社、民間企業

主な製品・サービス4
都市インフラ向け通信設備構築・保守
自治体や鉄道会社等向けに、光ファイバー網や防災無線等の通信基盤を構築・保守。
電気・空調工事
オフィスビル、マンション、データセンター、メガソーラー等の電気設備、空調設備、スマートエネルギー関連工事。
都市土木工事
無電柱化、上下水道整備等の都市基盤整備工事。
環境プラント建設・維持管理
水処理、廃棄物処理プラント、バイオマスボイラ等の建設と運転維持管理。

03システムソリューション準主力

通信キャリアや金融業、製造業等の企業向けに、システム構築・保守(システムインテグレーション)及びサーバ・LANの設計・構築・運用(ネットワークインテグレーション)を提供。

主な製品・サービス2
システムインテグレーション
通信キャリアや金融、製造業等の企業向けに、情報システムの設計、構築、保守サービスを提供。
ネットワークインテグレーション
企業向けにサーバ、LAN、インターネット環境の設計・構築・運用を提供。

製品と技術

NTT向け光ファイバー網と5G基地局の構築

通信キャリアセグメントの中核は、NTTグループ向けの通信インフラ設備工事である。光ファイバーケーブルの敷設、伝送路の構築、基地局の設置工事を手掛け、完工後の保守サービスも提供する。2026年3月期には移動通信の容量対策工事が好調に推移し、売上高2556億円(前期比1.3%増)、セグメント利益233億円(同10.5%増)を計上した。主要顧客はNTT西日本(売上高968億円)、NTT東日本(831億円)、NTTドコモ(439億円)で、3社で連結売上高の28.5%を占める。5Gサービス拡大に伴う設備投資に対応し、高度な通信品質を支える工事を提供している。

データセンター・メガソーラー向け電気空調工事

都市インフラセグメントでは、オフィスビル、マンション、データセンター、メガソーラー等の電気設備工事・空調工事・スマートエネルギー工事を手掛ける。無電柱化や上下水道整備などの都市土木工事、水処理・廃棄物処理プラント、バイオマスボイラの建設・運転維持管理も行う。2026年3月期売上高は2484億円(前期比14.1%増)、セグメント利益164億円(同27.7%増)。データセンター建設需要や再生可能エネルギー投資の加速を背景に、大型手持工事の進捗が順調に推移した。自治体、官公庁、CATV会社、鉄道会社、民間企業など多様な顧客基盤を持つ。

システムインテグレーションとネットワークインテグレーション

システムソリューションセグメントは、通信キャリアや金融業、製造業などの企業向けにシステム構築・保守(システムインテグレーション)と、サーバ・LANの設計・構築・運用(ネットワークインテグレーション)を提供する。2026年3月期はNext GIGA案件が好調で、売上高2835億円(前期比41.3%増)、セグメント利益122億円(同44.7%増)と大幅に伸びた。受注高も2889億円(同38.6%増)と高水準。高度化する情報システムやクラウド環境の整備需要に対応し、生成AI等の先端技術への対応力強化を進めている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

建設業のなかでの位置

通信インフラ建設で国内有数、成長基盤は堅調

エクシオグループは通信インフラの建設・保守で国内有数の地位を占め、通信キャリアの設備投資に支えられている。同業他社のミライト・ワンやショーボンドホールディングスも同分野で競合するが、エクシオは5G基盤や光ファイバー網で実績を積む。2025年3月期は売上高6708億円で営業利益率6.34%と安定し、2026年3月期は売上高7877億円と大幅増収を見込む。これは通信設備投資の拡大に加え、データセンターや自治体向けの需要増が寄与する。ただし建設業界では人手不足が深刻で、労務費の上昇が利益を圧迫する可能性がある。また、通信インフラ需要はキャリアの投資計画に依存するため、設備投資の減速リスクも抱える。

強み

  • 通信インフラの建設と保守を両輪とし、5Gや光ファイバー需要で売上を伸ばす。
  • 設計から施工、保守まで一貫提供でき、データセンターや社会インフラにも展開する。
  • 2026年3月期は売上高7877億円、営業利益率6.6%と増収増益で収益力が高い。
  • NTTやKDDIなど主要通信事業者との強固な関係を持ち、安定した受注が見込める。

課題

  • 建設工事の担い手不足で労務費が上昇し、利益率を圧迫する要因となる。
  • 売上は通信キャリアの投資計画に左右され、景気減速時には受注が縮小する。
  • ミライト・ワンやショーボンドとの受注競争が激しく、価格条件が厳しくなる。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

土木・海洋・専門工事の時価総額近傍。太字がエクシオグループ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
11942関電工1.1兆円17.9倍
25076インフロニア・ホールディングス7,832億円11.0倍
31721コムシスホールディングス6,391億円17.5倍
41969高砂熱学工業6,011億円15.0倍
51959クラフティア5,737億円14.3倍
61951エクシオグループ5,398億円17.4倍
71417ミライト・ワン3,286億円13.7倍
81941中電工3,000億円15.1倍
91979大氣社2,459億円15.8倍
101950日本電設工業2,446億円12.8倍
116703沖電気工業2,400億円11.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(土木・海洋・専門工事)に従っています。

会社の歴史

沿革 31件

日本電信電話公社の拡張計画に対応した1954年の創業

1954年5月、日本電信電話公社の電気通信設備拡張計画に対応する目的で、資本金3100万円にて協和電設株式会社が設立された。同年7月には建設大臣登録(ハ)第3825号を取得し、NTT公社から通信線路工事・通信機械工事・伝送無線工事の各1級資格認定を受ける。同年9月には共同工業株式会社(資本金1300万円)と日本電話工業株式会社(資本金600万円)を吸収合併し、資本金5000万円となった。登記上の設立年月は、1973年に合併した協和通信工業の設立日である1946年12月となっているが、事業の実質的な開始は1954年である。

東証上場から第一部指定、多角化への布石1963〜1990年

1963年2月に東京証券取引所市場第二部に上場、1972年2月には第一部に指定された。1973年1月に協和通信工業と合併し、登記上の設立年月が1946年12月に変更。1975年11月に「設計、測量」業務を事業目的に追加したのを皮切りに、1982年12月には情報処理関連業務、1987年12月には空調・衛生給排水・上下水道・環境保全設備等の建設保守、1988年12月には調査・製造業務を追加し、徐々に事業領域を広げた。この時期、通信工事を中核としながらも建築設備や環境分野への多角化の基盤が固められた。

社名変更と新分野への本格参入1991〜2000年

1991年5月、社名を株式会社協和エクシオに変更。1996年6月に不動産の売買・賃貸借・仲介・管理業務を追加し、1999年3月には本店を港区から渋谷区へ移転。2000年6月には警備業を事業目的に加え、事業領域がさらに拡大した。この間、通信インフラ工事に加えて情報処理や不動産、警備といった周辺分野へ進出。2000年代に入る直前には、後の大型合併・買収に向けた準備が整えられ、グループとしての総合力を高める段階に入った。

昭和テクノス合併と子会社化によるグループ規模拡大2001〜2010年

2001年4月、資本金14.81億円の株式会社昭和テクノスと合併し、資本金68.88億円となった。合併に伴い工事監理・コンサルティング、情報処理機器販売、損害保険代理業など多数の事業を追加。同年6月には電気通信事業法に基づく電気通信事業を追加し、通信事業者の代理店業にも進出。2004年4月に大和電設工業を、同年5月に和興エンジニアリングを子会社化。2010年5月には池野通建を子会社化し、グループ傘下に複数の通信設備工事会社を持つ体制が整った。

大型買収とグループ再編で現在の体制へ2018年〜

2018年10月、シーキューブ、西部電気工業、日本電通の3社を同時に子会社化し、グループの受注能力と事業規模が飛躍的に拡大。2019年3月にはシンガポールのDeClout Pte. Ltd.を子会社化し海外展開を本格化。2021年10月に現社名「エクシオグループ株式会社」へ変更。2022年4月には東京証券取引所の市場区分見直しに伴いプライム市場に移行。同年、アイコムシステックとアクレスコを統合しエクシオ・デジタルソリューションズを設立。2024年10月には同社とエクシオ・コアイノベーション、メディックスが合併するなど、グループ内再編を継続している。

年表31件を開く

1950年代

  • 1954年5月創業日本電信電話公社の電気通信設備拡張計画に対応することを目的として資本金3,100万円にて協和電設株式会社を設立
  • 1954年7月建設大臣登録(ハ)第3825号をもって建設業者の認定を受ける
  • 1954年7月日本電信電話公社から電気通信設備請負参加資格として、通信線路工事・通信機械工事・伝送無線工事の各1級資格認定を受ける
  • 1954年9月M&A共同工業株式会社(資本金1,300万円)、日本電話工業株式会社(資本金600万円)を吸収合併し、資本金5,000万円となる

1960年代

  • 1963年2月上場東京証券取引所市場第二部に上場

1970年代

  • 1972年2月東京証券取引所市場第一部に指定
  • 1973年1月創業協和通信工業株式会社と合併、このため登記上の設立年月は、上記合併会社の1946年12月となる
  • 1975年11月事業目的に「設計、測量」業務を追加

1980年代

  • 1982年12月事業目的に「情報処理に関する業務及びこれに関連する機材、機器類の販売、賃貸、修理加工」を追加
  • 1987年12月事業目的に次の業務を追加・空調、衛生給排水、消防等、建築設備の建設及び保守・上下水道、産業廃水、産業廃棄物、脱臭施設等、環境保全設備の建設及び保守・各種散水設備の建設及び保守
  • 1988年12月事業目的に「調査、製造」業務を追加

1990年代

  • 1991年5月商号変更株式会社協和エクシオに社名変更
  • 1996年6月事業目的に「不動産の売買、賃貸借、仲介及び管理」業務を追加
  • 1999年3月本店を港区から渋谷区に移転

2000年代

  • 2000年6月事業目的に「警備業」業務を追加
  • 2001年4月M&A株式会社昭和テクノス(資本金1,481百万円)と合併し、資本金6,888百万円となる 合併にともない事業目的に次の業務を追加・工事監理及びコンサルティング・情報処理機器、電気通信機器、産業用・家庭用電気機器、建築資材、建設機械及び自動車の販売、賃貸及び修理・損害保険代理業及び生命保険募集業・駐車場の運営及び管理
  • 2001年6月事業目的に次の業務を追加・電気通信事業法に基づく電気通信事業・電気通信事業者の代理店業
  • 2004年4月M&A大和電設工業株式会社を子会社化
  • 2004年5月M&A和興エンジニアリング株式会社を子会社化
  • 2004年6月事業目的に「労働者派遣事業及び有料職業紹介事業」業務を追加
  • 2006年6月事業目的に「放置車両確認事務」業務を追加

2010年代

  • 2010年5月M&A池野通建株式会社を子会社化
  • 2011年11月M&Aアイコムシステック株式会社を子会社化
  • 2013年6月事業目的に次の業務を追加・発電事業及び売電事業・貨物利用運送事業
  • 2015年7月M&A和興エンジニアリング株式会社と池野通建株式会社が合併し、株式会社エクシオテックとなる
  • 2018年10月M&Aシーキューブ株式会社、西部電気工業株式会社、日本電通株式会社を子会社化
  • 2019年3月M&A当社子会社のEXEO GLOBAL Pte.Ltd.によるDeClout Pte. Ltd.(現 EXEO Global Asset Holdings Pte. Ltd.)の子会社化

2020年代

  • 2020年6月事業目的に次の業務を追加・輸出入業務・古物売買業
  • 2021年10月商号変更エクシオグループ株式会社に社名変更
  • 2022年4月M&A東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行 アイコムシステック株式会社とアクレスコ株式会社を統合し、エクシオ・デジタルソリューションズ株式会社となる
  • 2024年10月M&Aエクシオ・デジタルソリューションズ株式会社とエクシオ・コアイノベーション株式会社及び株式会社メディックスが合併する

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2030年度まで9,000億円以上
  • 営業利益2030年度まで770億円
  • 営業利益率2030年度まで8.5%
  • ROE2030年度まで12.0%
  • EPS2030年度まで260円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    通信インフラ事業の筋肉質化

    高度なデジタル社会基盤の普及に向け、技術研鑽と業務プロセス改革による費用対効果の高い事業体制を構築し、グループ横断でのコスト効率化により利益最大化を目指す。

  2. 02

    社会インフラ事業の需要取込み

    旺盛な需要が見込まれる電気設備分野へリソースをシフトし、グループのエンジニアリング力を結集したトータルサポートにより社会・顧客の課題解決に貢献する。

  3. 03

    システムソリューション事業の高付加価値化

    生成AI等への対応力を高め、高付加価値領域へリソースシフトし、顧客志向に基づくソリューション提供により持続的な成長を目指す。

  4. 04

    グローバル分野での成長投資と知見活用

    ニュートラルホスティングなどの成長事業へ継続投資し、国内外のノウハウ・ナレッジを相互展開することでシームレスな経営を実現し、利益貢献を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で17,751人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は843万円で、9期前と比べて+11.5%平均年齢は45.1歳、平均勤続年数は19.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月8,074
2018年3月8,331
2019年3月75642.317.113,151
2020年3月76042.717.313,882
2021年3月73942.817.314,374
2022年3月77243.217.615,847
2023年3月77243.717.916,772
2024年3月74644.218.317,056
2025年3月77644.718.717,260246
2026年3月84345.119.117,751293

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率3.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率85.3%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)67.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社89(国内 72 / 海外 17、うち連結子会社 89) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
本社 — 東京都渋谷区349億円
通信キャリア 都市インフラ システム ソリューション
PT dhost Telekomunikasi Nusantara — インドネシア共和国194億円
システム ソリューション
西部電気工業㈱ — 福岡市博多区178億円
通信キャリア 都市インフラ システム ソリューション
関西支店 — 大阪市中央区137億円
通信キャリア 都市インフラ システム ソリューション
シーキューブ㈱ — 名古屋市中区109億円
通信キャリア 都市インフラ
主な関係会社
  • 国内
    エクシオ・デジタルソリューションズ㈱(注)1
    東京都 港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱WHERE
    東京都 港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱エクシオテック
    東京都 大田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    大和電設工業㈱
    仙台市 青葉区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    NDIソリューションズ㈱
    東京都 港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱シーピーユー
    石川県 金沢市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱サン・プラニング・システムズ
    東京都 港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱アドヴァンスト・インフォーメイション・デザイン
    長野県 松本市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱カナック
    香川県 高松市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    エクシオ・エンジニアリング東北㈱
    仙台市 青葉区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    エクシオ・システムマネジメント㈱
    東京都 港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱リョウセイ
    兵庫県 尼崎市 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社77社を開く
  • dhost Global㈱東京都 港区97%
  • エクシオインフラ㈱東京都 大田区100%
  • 機動建設工業㈱大阪市 福島区100%
  • 共栄電業㈱堺市 堺区100%
  • ㈱イセキ開発工機東京都 品川区100%
  • エクシオ・エンジニアリング㈱東京都 大田区100%
  • ㈱インタラクティブ・コミュニケーション・デザイン東京都 港区100%
  • ㈱DENKEN長崎県 長崎市100%
  • エクシオ物流サービス㈱東京都 板橋区100%
  • ㈱あしかがエコパワー栃木県 足利市100%
  • ㈱ Olivier札幌市 中央区100%
  • ㈱サンエツ東京都 新宿区97%
  • ㈱電盛社熊本市 中央区100%
  • ㈱キステム東京都 台東区100%
  • ㈱新和製作所埼玉県 川口市100%
  • 光プログレス㈱沖縄県 中頭郡西原町51%
  • 光陽エンジニアリング㈱静岡市 駿河区100%
  • ジャストエンジニアリング㈱大阪市 都島区100%
  • ㈱ふるどの論田エコパワー福島県 石川郡100%
  • 北日本通信㈱岩手県 盛岡市100%
  • ㈱永和ビルテック福岡県 田川市100%
  • ㈱コーケン横浜市 金沢区100%
  • エクシオ・エンジニアリング北海道㈱札幌市 豊平区100%
  • 大国屋電機工業㈱東京都 大田区100%
  • ㈱コアテクノ堺市 堺区100%
  • ㈱エスエーティ東京都 府中市100%
  • ㈱エクシオビジネス東京都 大田区100%
  • 機動グローバルホールディングス㈱大阪市 福島区100%
  • シーキューブ㈱(注)1名古屋市 中区100%
  • ㈱フューチャーイン名古屋市 中村区100%
  • ㈱シーキューブトータルサービス愛知県 北名古屋市100%
  • 東海通建㈱名古屋市 昭和区100%
  • ㈱CTS愛知県 愛西市100%
  • ㈱嶋田建設岐阜県 高山市54%
  • 三通建設工事㈱三重県 松阪市51%
  • ㈱シーキューブフィールド愛知県 春日井市100%
  • クローバーエース㈱岐阜県 本巣市100%
  • SANKOU㈱埼玉県 所沢市95%
  • ㈱ プライム・アイ東京都 港区100%
  • ㈱アイギ岐阜県 可児市100%
  • ㈱トーカイ静岡県 藤枝市100%
  • 日本協同建設㈱三重県 亀山市51%
  • ㈱テレコムリンク名古屋市 守山区55%
  • ㈱シー・エス・ケエ名古屋市 中区100%
  • 西部電気工業㈱(注)1福岡市 博多区100%
  • 西部電設㈱熊本市 北区100%
  • 昇建設㈱熊本市 北区100%
  • 公栄設備工業㈱熊本市 北区100%
  • 九州ネクスト㈱福岡県 糟屋郡宇美町56%
  • ㈱小出通信工業長崎県 平戸市100%
  • 日本電通㈱(注)1大阪市 港区100%
  • ㈱毎日映像音響システム大阪市 中央区100%
  • 日電フィールドエンジニアリング・サービス㈱大阪府 東大阪市100%
  • エクシオ・エンジニアリング西日本㈱大阪市 中央区100%
  • ㈱ビジョンシステム京都府 八幡市100%
  • ㈱大一電業社大阪市 東淀川区100%
  • ニックコンピュータサービス㈱東京都 中央区100%
  • ㈱エクシード関西香川県 高松市67%
  • 共栄テレコム㈱大阪府 東大阪市100%
  • EXEO GLOBAL Pte.Ltd. (注)1シンガポール共和国100%
  • EXEO Global Asset Holdings Pte. Ltd. (注)1シンガポール共和国100%
  • Procurri Corporation Limited (注)1シンガポール共和国100%
  • PT dhost Telekomunikasi Nusantara (注)1インドネシア共和国100%
  • Procurri Europe Lifecycle Services Limited (注)1英国100%
  • vCargo Cloud Pte.Ltd. (注)1シンガポール共和国100%
  • EXEO Global Ventures Pte. Ltd. (注)1シンガポール共和国100%
  • Ascent Solutions Pte.Ltd. (注)1シンガポール共和国100%
  • EXEO INNOVATION FUND LP (注)1シンガポール共和国60%
  • 68 Systems & Project Engineering Pte. Ltd.シンガポール共和国80%
  • Aeqon TJ Pte. Ltd.シンガポール共和国100%
  • MG EXEO NETWORK, INC.フィリピン 共和国40%
  • Leng Aik Engineering Pte.Ltd.シンガポール共和国100%
  • Winner Engineering Pte.Ltd.シンガポール共和国100%
  • EXEO VIETNAM COMPANY LIMITEDベトナム社会主義共和国100%
  • ICD VIETNAM LIMITED LIABILITY COMPANYベトナム社会主義共和国80%
  • EXEO GLOBAL TREASURY CENTRE PTE. LTD.シンガポール共和国100%
  • その他 48社
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    那覇空港ILS装置(増設滑走路)設置その他工事
    国土交通省 · 2019-05-16
    1.7億円
  • 調達
    電話交換機ほか一式
    財務省 · 2022-06-30
    1.6億円
  • 調達
    松山空港VOR/DME装置設置その他工事外1件工事
    国土交通省 · 2016-09-16
    1.2億円
  • 調達
    中部国際空港TAPS整備その他工事
    国土交通省 · 2017-08-08
    1.1億円
  • 調達
    久米島仮設VOR/DME装置設置工事
    国土交通省 · 2022-06-27
    8,800万円
  • 調達
    関西国際空港06R-GS/T-DME装置設置その他工事
    国土交通省 · 2021-09-03
    8,500万円
  • 調達
    対馬VOR/DME装置更新その他工事外1件工事
    国土交通省 · 2024-04-05
    8,030万円
  • 調達
    中部国際空港A/G装置更新その他工事
    国土交通省 · 2020-09-16
    7,050万円
  • 調達
    関西国際空港06R-LOC装置更新その他工事
    国土交通省 · 2022-05-17
    6,960万円
  • 調達
    加世田ARSR施設更新その他工事
    国土交通省 · 2020-12-16
    6,600万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は7,877億円営業利益520億円前期と比べると増収増益で、売上が+17.4%、利益が+22.4%。

売上高
+17.4%
7,877億円
営業利益
+22.4%
520億円
純利益
+15.2%
310億円
営業利益率
6.6%
前期比 +0.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高7,500億円7,877億円
営業利益560億円520億円
純利益355億円310億円
1株あたり配当¥80¥80

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は1,557億円、営業利益は107億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+25.2%、営業利益は+328.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q2,103116
2024年1Q1,244252.026
2024年2Q1,408674.847
2024年3Q1,382594.337
2024年4Q2,10791
2025年2Q2,7351033.863
2025年4Q3,9733228.1206
2026年2Q3,2131645.1102
2026年4Q4,6643567.6208
2027年1Q1,5571076.969

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は3,013億円から7,877億円へ2.6倍に増えた。直近期の営業利益率は6.6%。売上は2期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月3,013181113
2014年3月3,185206149
和興エンジニアリング株式会社と池野通建株式会社が合併し、株式会社エクシオテックとなる
2015年3月3,009186123
2016年3月2,874185122
2017年3月2,988214138
シーキューブ株式会社、西部電気工業株式会社、日本電通株式会社を子会社化
2018年3月3,127264180
当社子会社のEXEO GLOBAL Pte.Ltd.によるDeClout Pte. Ltd.(現 EXEO Global Asset Holdings Pte. Ltd.)の子会社化
2019年3月4,237334402
2020年3月5,246307156
エクシオグループ株式会社に社名変更
2021年3月5,733382242
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行 アイコムシステック株式会社とアクレスコ株式会社を統合し、エクシオ・デジタルソリューションズ株式会社となる
2022年3月5,948452278
2023年3月6,276338224
エクシオ・デジタルソリューションズ株式会社とエクシオ・コアイノベーション株式会社及び株式会社メディックスが合併する
2024年3月6,141369201
2025年3月6,7084254356.3269
2026年3月7,8775205276.6310

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高7,877億円のうち、営業利益として残るのは520億円6.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は310億円、売上の3.9%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金85.4%6,730億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金8.0%627億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.6%520億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
14.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.7pt
6.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.5pt
3.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.5pt
9.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが332億円、投資CFが−150億円で、差し引きのフリーCFは182億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は414億円で、売上の0.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月72−22−3050146
2014年3月99−75−924162
2015年3月232−28−123204243
2016年3月54−1393−85160
2017年3月155−60−10295152
2018年3月248−45−51203303
2019年3月128−176−49−48415
2020年3月173−171422460
2021年3月63−92−17−29412
2022年3月264−2045060537
2023年3月55−13333−78502
2024年3月419−136−306283474
2025年3月68−18429−116394
2026年3月332−150−165182414

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は6,912億円。このうち返さなくてよい自己資本が3,467億円で、自己資本比率は49.5%(業種中央値55.5%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2,0041,22478060.9
2014年3月2,1711,35781462.3
2015年3月2,2841,46881664.0
2016年3月2,3831,51287163.3
2017年3月2,4341,58385164.8
2018年3月2,6131,76185267.2
2019年3月4,1652,6781,48763.4
2020年3月4,4492,7011,74859.9
2021年3月4,9162,8892,02758.1
2022年3月5,3563,0712,28556.6
2023年3月5,7793,0812,69852.5
2024年3月5,9163,1922,72452.9
2025年3月6,4253,2683,15750.0
2026年3月6,9123,4673,44449.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
417億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
2,964億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
580億円
在庫として抱えている分
負債合計
3,444億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
76
/ 100
安定性自己資本比率33 / 40
収益力営業利益率13 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

建設業 140社との比較

同じ建設業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率140社中24位あたり、逆に低いのは配当利回り140社中90位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
9.4%/中央値 10.9%
P25 7.9%P75 14.3%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.6%/中央値 7.3%
P25 5.1%P75 9.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
49.5%/中央値 55.5%
P25 43.8%P75 66.2%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
17.4%/中央値 4.8%
P25 -1.9%P75 12.7%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.0%/中央値 3.5%
P25 2.7%P75 4.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,625で、1年前と比べて+22.4%過去52週の値幅のなかでは55%の位置にある。

¥2,625-2.3%1ヶ月+2.4%1年+22.4%時価総額5,398億円
過去52週の値幅
安値¥2,092高値¥3,058

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)17.4倍
PER (会社予想)15.0倍
PBR1.56倍
配当利回り3.05%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

7月上旬は2675円で推移していたが、7月17日に2574円まで下落。その後は2600円前後で揉み合い、8月3日に2555円まで下げたが、8月7日には2676円まで反発した。しかし、8月10日には2581円と再度下落し、以降は上値の重い展開。8月21日には2540.5円と25日移動平均線(2612.02円)を下回って引けた。75日線(2733.27円)も下回っており、短期的な調整局面とみられる。200日線(2651.93円)も下回り、52週高値3058円からは約17%下方、52週安値2092円からは約21%上方。RSIは42.42と弱含み。出来高は8月10日に139万株と増加した後は40万〜60万株に落ち着いており、売り圧力が続いている。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 52/100)

実績PERは16.81倍で業界平均13.75倍を上回るが、予想PER14.5倍と低下が見込まれ、妥当水準に近い。PBRは1.51倍と平均1.53倍とほぼ同水準。配当利回り3.15%は平均3.39%を下回るが、配当性向55.7%と安定。ROE9.4%と業界平均並み。売上高は増収傾向で、利益も堅調。やや高めではあるが、成長期待を織り込んで妥当と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)17.4倍14.4倍
PER (予想)15.0倍
PBR1.56倍1.55倍
ROE9.4%11.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

通信インフラの更新需要と、再生可能エネルギー・防災関連の新規事業の成長が争点。強気派は、5Gや光ファイバー網の整備が続く中で安定した需要が見込めること、また電力設備や防災工事の拡大で収益基盤が多様化すると評価する。弱気派は、NTTへの依存度が高く、通信事業者の設備投資の減速が業績に直結するリスクや、新規事業の競争激化で利益率が低下する可能性を懸念する。

プラスに働く材料7
  • 通信インフラの需要

    5G・光回線の整備で通信工事の受注が安定し続ける

  • 新規事業の拡大

    再生可能エネルギーや防災工事で収益源が増える

  • NTTとの強固な関係

    長年の取引実績で安定的な受注が見込める

  • 2026/3期は売上高7,877億円、前期比17.4%増の計画通年影響

    売上高は6,708億円から7,877億円へ1,169億円増加。増収で営業利益425億円→520億円に拡大する。

  • 営業利益520億円計画、予想PER15.3倍へ低下通年影響

    現在PER17.73倍から予想PER15.3倍まで低下。営業利益は前年比約22%増、利益成長がバリュエーションを下支え。

  • 配当利回り2.99%、株主還元を継続継続影響

    時価総額5,502億円に対し配当利回り2.99%。安定配当姿勢が下値支え要因。

  • 外国人保有比率26.47%と高水準継続影響

    外国人保有比率26.47%と高く、中長期資金の流入が続けば需給がタイトになる。

マイナスに働く材料7
  • NTT依存のリスク

    NTTの設備投資が減ると売上に直結する影響がある

  • 新規事業の競争

    再生エネルギー工事は競争が激しく、利益率が低い可能性

  • 人手不足の影響

    建設業の人手不足で工事の遅延やコスト増が発生しやすい

  • 営業利益率6.6%と低収益構造が重荷通年影響

    2026/3期計画の営業利益率は6.6%と1桁前半。売上高が増えても利益率改善が鈍く、株価評価が伸び悩む。

  • 株価1年で27.8%上昇、短期的な過熱感不定影響

    過去1年の上昇率27.8%。高値圏では利食い売りが優勢となり、調整リスクがある。

  • PBR1.6倍に対しROE9.4%と資本効率が低い不定影響

    PBR1.6倍はROE9.4%と整合する水準。ROE1桁台のままではバリュエーション再評価は見込みにくい。

  • 純利益の増加幅が68億円→41億円に縮小通年影響

    純利益269億円→310億円、増益幅は41億円。前期の68億円から縮小し、成長鈍化が意識される。

次の決算で確かめる点
通信工事受注高
主力事業の需要動向を確認し、NTTの投資計画の影響を見る
再生エネルギー工事売上
新規事業の成長度合いを測る指標
受注残高
将来の売上を占い、業績の先行指標として重要

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり80で、前期から+7.9%いまの株価に対する利回りは3.05%。増配か配当維持が9年続いている。

年間配当
¥80
1株あたり
配当利回り
3.05%
いまの株価に対して
配当性向
55.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
9年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2325.5
2018年3月258.732.5
2019年3月3540.036.3
2020年3月4014.3110.3
2021年3月412.537.1
2022年3月4817.151.8
2023年3月516.339.6
2024年3月6017.652.8
2025年3月635.070.8
2026年3月687.955.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥80

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ29,581人。区分でいちばん多いのは金融機関38.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が44.8%を占め、残る55.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
金融機関43.941.039.536.637.438.2
外国法人20.320.923.627.727.226.4
個人・その他24.727.026.826.425.525.3
事業法人9.38.88.07.57.56.5
証券会社1.82.32.11.72.43.5
自己株式5.55.52.51.60.80.8
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)16.77
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)9.43
03エクシオグループ 従業員持株会5.61
04BBH(LUX) FOR FIDELITY FUNDS - JAPAN ADVANTAGE POOL (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)3.21
05住友生命保険相互会社2.35
06STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.83
07株式会社日本カストディ銀行・三井住友信託退給口1.78
08株式会社日本カストディ銀行(三井住友信託銀行再信託分・住友電気工業株式会社退職給付信託口)1.46
09JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.40
10GOVERNMENT OF NORWAY (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)1.35

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-04-07
    株式会社みずほ銀行
    新規の大量保有報告
    0.88%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+38%、1株純資産は14期で+40%。直近期のROEは9.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1091,2009.69.231.3
2014年3月1481,35011.69.023.4
2015年3月1241,4838.710.423.9
2016年3月1261,5698.29.939.1
2017年3月1451,6688.911.125.5
2018年3月1891,84310.815.032.5
2019年3月3902,34318.37.836.3
2020年3月701,1985.917.2110.3
2021年3月1091,2888.813.437.1
2022年3月1251,3749.49.051.8
2023年3月1031,4177.411.639.6
2024年3月951,4906.517.152.8
2025年3月1291,5528.513.070.8
2026年3月1511,6769.417.755.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

18名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は18名。2026/3期の役員報酬は総額484百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢
舩橋哲也代表取締役 会長69
梶村啓吾代表取締役 社長61
渡部則由紀取締役 専務執行役員 都市インフラ セグメント長 電気・環境・スマートエネルギー 事業本部長68
今泉文利取締役 常務執行役員 グローバルビジネス 本部長 EXEO GLOBAL Pte.Ltd. 代表取締役社長62
林茂樹取締役 常務執行役員 財務部長 兼 経営企画部長 CFO(Chief Financial Officer)59
田中幸治取締役 常務執行役員 西日本本社代表 兼 関西支店長58
前田幸一取締役 常務執行役員 システムソリューション セグメント長 ソリューション 事業本部長 エクシオ・デジタル ソリューションズ 株式会社 代表取締役社長60
小林正樹取締役 常務執行役員 土木事業本部長60
小原靖史取締役73
岩﨑尚子取締役51
望月達史取締役70
吉田佳司取締役72
残りの役員6名を開く
氏名役職年齢
荒牧知子取締役57
山田成彦常勤監査役62
光山由一常勤監査役66
大澤栄子監査役63
原島朗監査役65
押味由佳子監査役50

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)101551157034134
社外取締役5636313
監査役3505017
社外監査役430308

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容625字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、エクシオグループ㈱を親会社とし、シーキューブ㈱、西部電気工業㈱、日本電通㈱を含む子会社151社及び関連会社15社で構成され、エンジニアリングソリューション事業(注1)及びシステムソリューション事業(注2)を主な事業としております。 当社グループの構成図は概ね次のとおりであります。 当社グループの各事業の内容は以下のとおりであります。なお、関係会社のセグメントとの関連は「4 関係会社の状況」に記載しております。 区分   事業内容 エンジニアリング ソリューション (注)1   通信キャリア    - NTTグループ向け各種通信インフラ設備の構築・保守  - NCC向け各種通信インフラ設備の構築・保守 都市インフラ    - 自治体、官公庁、CATV会社、鉄道会社、民間企業向けの各種通信インフラの設備の構築・保守  - オフィスビル、マンション、データセンター、メガソーラー等の電気・空調工事・スマートエネルギー工事  - 無電柱化・上下水道整備等の都市土木工事  - 水処理・廃棄物処理プラント、バイオマスボイラ等の建設・運転維持管理 システムソリューション (注)2    - 通信キャリアや金融業、製造業をはじめとする各種企業向けのシステム構築・保守等、システムインテグレーションの提供  - 企業向けサーバ・LAN等の設計・構築・運用やインターネット環境整備等、ネットワークインテグレーションの提供
経営方針・対処すべき課題2,506字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、「技術力を培う 豊かさを求める 社会に貢献する」という企業理念のもと、株主をはじめとするすべてのステークホルダーから信頼される誠実で透明性の高い経営の実現を目指しております。 このような基本方針のもと企業行動規範を制定し、コンプライアンス・プログラムを実施するとともに、内部監査制度の充実、IR活動の強化や適切な社内組織の見直し等により業務の有効性・効率性を確保してまいります。 また、情報通信ネットワークの構築をはじめとした多彩なエンジニアリング及びソリューションを提供することにより、豊かな生活環境を創り出す企業集団として社会に貢献してまいりたいと考えております。 (2)経営環境及び優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 今後の当社を取り巻く経営環境につきましては、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果により、景気の緩やかな回復が引き続き期待される一方で、物価上昇の継続による個人消費に及ぼす影響や各国の通商政策の動向、中東情勢の影響など、景気を下押しする要因に注意が必要な状況が続いています。情報通信分野においては、5Gのサービス拡大、デジタルツイン等の技術が急速に進展するとともに、さまざまなデータの分析・活用が進み、利便性や効率性の向上がAIの普及・高度化によってさらに加速していくものと考えられ、トラヒックの増加に対応するための各通信キャリアによる通信品質向上に向けた投資は今後も継続すると想定されます。また、建設分野におきましても、情報社会の基盤であるデータセンターの建設や社会インフラ整備等の公共投資は堅調に推移するものと想定され、再生可能エネルギーに関する投資も加速していくとみられます。 このような経営環境のなか、当社グループは中長期的な企業価値向上を目指し、新たな中期経営計画(2026~2030)を発表いたしました。 通信インフラ事業におきましては、高度なデジタル社会基盤の普及に向けて、技術の研鑽や業務プロセス改革を通じた筋肉質な事業体制を構築し、グループ横断でのコスト効率化による利益最大化を目指していきます。社会インフラ事業におきましては、今後も旺盛な需要が見込まれる電気設備分野へリソースシフトするとともに、グループのエンジニアリング力を結集したトータルサポートを通じて、社会及び顧客の課題解決に貢献してまいります。システムソリューション事業におきましては、生成AI等への対応力を高め、高付加価値領域へのリソースシフトと顧客志向に基づくソリューション提供により持続的な成長を目指していきます。また、グローバル分野におきましては、ニュートラルホスティングなどの成長事業への継続的な投資をするとともに、日本国内における各セグメントが有するノウハウの活用、海外で培ったナレッジの日本展開など、国内外でのシームレスな経営を実現し、利益貢献という新たな成長のステージへ挑戦します。 このような取り組みを通じ、「2030ビジョン」及び「中期経営計画(2026~2030)」の達成のため、経営基盤の強化に努めるとともに、資本効率の向上を意識しながら持続的成長と企業価値向上に挑戦してまいります。 なお、中東情勢が事業及び業績に及ぼす影響について、中東地域で事業活動は行っていないため、現時点において業績への直接的な影響はないと想定しております。しかし、状況が日々変化し先行きが不透明であることから、景気の悪化やサプライチェーンの混乱、お客様の設備投資抑制など、間接的な影響が発生する可能性も含めて注視しながら事業運営を行ってまいります。 (3)目標とする経営指標 ①2030ビジョン “Engineering for Fusion”~社会を繋ぐエンジニアリングをすべての未来へ~ これからの社会では、人、モノ、情報、インフラすべてがセンサーやネットワークを介して繋がり、それを実現するためのエンジニアリングは多様な技術の融合が求められています。 当社グループでは新技術への対応やオープンイノベーションにより深化させたエンジニアリング力の融合を通じて、情報通信基盤に留まらず、あらゆる社会インフラにソリューションを展開し、日本はもとよりグローバルレベルで未来の社会課題の解決に貢献することを目指します。 ②中期経営計画(2026~2030) 当社グループは、パーパス及び2030ビジョンの実現に向けた中期経営計画(2026~2030)を策定し、2026年5月13日に発表いたしました。 当該計画においては、「変化を力に、確かな技術と人財の成長でグループ一丸となって飛躍する新たなステージ」をテーマとして掲げ、顧客起点の発想で付加価値を高めるとともに生産性を向上させ、三つの事業セグメント(通信インフラ、社会インフラ、システムソリューション)の利益バランスを均等化し、グループ全体としての持続的成長と企業価値向上を目指してまいります。 本計画の達成に向け、「顧客志向の強化と徹底」、「先進技術への挑戦」、及び「人財中心の経営の実践」を成長ドライバーとして掲げ、これらを促進するために人的資本経営の拡充、パートナー企業との連携強化、AI・データドリブン経営の実践、グループ一体経営の深化、環境・循環型社会への貢献、並びに安全・品質の向上等、経営基盤強化に取り組んでまいります。 なお、2030年度における業績目標は下記の通りです。 売上高   営業利益(率)   ROE   EPS 9,000億円以上   770億円(8.5%)   12.0%   260円 ※中期経営計画(2026~2030)の詳細はこちらをご覧ください。 https://www.exeo.co.jp/ir/keiei.html#vision
事業等のリスク11,536字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 これら主要なリスクは、2023年5月に発表した「マテリアリティ」(企業グループとして優先的に取り組むべき重要課題)とも紐づけ、当社グループにおいて定期的に洗い出し・評価を行う中で、影響度及び発生頻度を踏まえて優先的に対応すべき事項として記載しております。ただし、以下は当社グループに関する全てのリスクを網羅したものではなく、記載以外のリスクも存在します。かかるリスク要因のいずれによっても、影響を与える可能性があります。 文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)評価のプロセス 当社グループのリスク評価は、事業活動や経営計画等の自社固有のリスクのみならず、社会情勢や近年関心が高まっている社会課題を認識した評価や見直しを行います。 あらゆる可能性からリスク項目を定期的に洗い出し・評価を行い「影響度」と「発生可能性」の2軸で優先的に対応すべき事項を整理し、リスクヒートマップで図示します。 それぞれのリスク管理及びモニタリングは、リスク項目毎に各々対応したスタッフ部門により実施し、重大なリスクとして評価された事象については事業リスク管理委員会へ報告され、当社グループのリスク管理体制のもと、リスク低減や改善に向けた具体的な取組を行います。 (2)リスク管理体制 当社グループのリスク管理体制については、リスク管理に関わる基本事項を定めた「リスク管理規程」を制定し、3線モデルの考え方に基づく管理体制を整えています。リスクカテゴリーとそれに対応するスタッフ部門とリスク管理部門を設定するとともに、全社的リスクマネージャーとして事業リスク管理委員会を設置し、当社グループ全体レベルでのリスクの識別及び評価を行う体制を構築・事業の継続を可能とするためのBCPの策定などを行い運用しております。 また、事業に重大な影響を及ぼす恐れのある「危機」が発生した場合は危機管理委員会を設置するなど、想定以上のリスクが顕在化した際の損失を最小とするクライシスマネジメント体制を整えております。 用語の説明 内部統制委員会   「内部統制システム基本方針」に基づき、法令の遵守、業務の有効性・効率性、財務報告の信頼性の確保を図るための実施体制等を整備するとともに、当該内部統制システム運用状況の全体把握と評価等を行う内部統制委員会(委員長:代表取締役社長)を設置しております。 事業リスク管理委員会   第1線リスクマネージャーである本社組織の長、支店長及び子会社社長(以下、事業リスクマネージャーという)による戦略・事業目標の策定及びその実践とパフォーマンスが、当社グループのミッション・ビジョン及びコアバリューと整合していることを確認するとともに、その戦略・事業目標が選択されたことによるリスクが当社グループに与える全社的影響を管理する全社的リスクマネージャーです。 事業リスクマネージャー (第1線リスクマネージャー)   第1線リスクマネージャーとして、当社グループのミッション・ビジョン・コアバリューと整合した戦略を策定するとともに、各スタッフ部門から示されたリスク対応方針等に沿って各組織環境に応じた具体的対応策としての実施計画を策定し対策実行の進捗管理を行っております。 スタッフ部門 (第2線リスクマネージャー)   第2線リスクマネージャーとして、当該リスクカテゴリーについて、当社グループにおけるリスク対応指針を提供するとともに、リスク対応の適切性と有効性及び是正状況のモニタリングを行っております。 内部監査部門 (第3線リスクマネージャー)   第3線リスクマネージャーとして、独立した立場で第1線・第2線リスクマネージャーのパフォーマンスや実施プロセス、整備したリスク管理・コンプライアンス体制等の適切性・有効性を評価し、必要に応じた情報を提供するとともに改善勧告を行っております。 危機管理部門   事業運営継続のため全社の危機管理業務を統括する部門を配置するとともに、 大規模自然災害等の緊急かつ重大な事態が発生した場合には、危機対策本部を設置することとしております。 (3)重要な事業リスク 当社グループで洗い出したリスク項目を、「影響度」と「発生可能性」で分類し、以下のリスクヒートマップに記載しております。重要なリスクについては、事業リスク管理委員会にて重大リスクとして選定し経営会議と取締役会を経て毎年見直しを行っています。 当面のグループ全体の影響、国際情勢による経済変化・AI等のテクノロジーの進化など念頭において、「地政学的リスク」「AIの利活用に関するリスク」を新規追加し経営戦略にかかるリスクを適切に対処していきます。 次項に、特に影響を与えるリスクを重要リスクと判別し重要な事業リスクの内容と対応策について記載しております。 ①自然災害の発生(感染症のまん延を含む) リスク評価 影響度「大」 発生可能性「高」 前期比較 → <リスクの内容> 大規模災害等の発生や感染症のパンデミック発生、及びそれらに伴うライフラインの停止や燃料・資材・人員の不足による工事の中断・遅延、事業所の建物・資機材への損害等の不測の事態が発生した場合、当社グループの業績や事業継続計画(BCP)に影響を及ぼす可能性があります。 <リスクの対応策> 当社グループは、自然災害や感染症のパンデミック等の発生に備え、人的被害の回避を最優先としつつ事業継続を図るため、訓練の実施及び規程・マニュアルの整備、時差出勤やテレワーク制度の導入、インフルエンザワクチンの職域接種の実施等により、リスク回避と被害最小化に努めております。   また、近年の台風の大型化、集中豪雨、地震の多発などによる自然災害、新型ウイルスなどの新たな脅威の高まりに伴い、当社グループにとっても事業運営への危機管理対応力の強化が不可欠と捉え、2020年4月に危機管理室を設置し、お客様視点に立った安定的で円滑な事業運営に向け、当社グループ提供サービスへの対応をはじめとした各種設備の保守やパンデミックなどによるレピュテーションリスク及び災害等発生時に予め定めた役割のもと必要最低限のビジネスオペレーションを実施する対応をグループトータルで強化しております。 ②情報セキュリティに関するリスク(巧妙なサイバー攻撃) リスク評価影 影響度「大」 発生可能性「高」 前期比較 → <リスクの内容> 当社グループは事業運営上、顧客等が保有する技術データ・顧客データ等の重要な情報を取り扱っておりますが、パソコンやスマートフォン等の紛失・盗難や誤操作、不正アクセスによる情報流出、さらにはマルウェア感染や社外からの巧妙なサイバー攻撃等、不測の事態をきっかけに重要な情報が流出したり、システム運用が継続できなくなった場合は、顧客からの信頼を低下させるほか、損害賠償義務の発生等により当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 <リスクの対応策> 情報セキュリティマネジメントシステムを構築・運用しており、情報セキュリティ最高責任者の配置や情報セキュリティ委員会の設置に加え、2025年1月にサイバーセキュリティ統括部を新設し、情報セキュリティに関するガバナンス強化のための更なる仕組み作りに取り組んでおります。また、従来からの情報セキュリティマネジメントシステムの認証及びプライバシーマークの取得活動を通じ、情報管理に対する重要性を十分認識した継続的な改善を図っております。   一方、セキュリティ技術面では、EXEO-SIRT(EXEO Security Incident Response Team、CSIRT/SOC)が一元的な監視・運用の役割の下、情報や端末等の守るべき資産におけるサイバー攻撃の検知・防御、ウイルス感染や情報漏洩時の対応支援を通じ、インシデント発生時の被害極小化を図り、安心・安全の確保に努めております。    引き続き、グループトータルでのリスクマネジメント強化が重要との再認識の下、社内システム・お客様提供システムのセキュリティ維持・向上を図ります。    さらに、全従業員を対象にeラーニングによる啓発や、標的型攻撃メール訓練、セキュリティ意識向上勉強会などを実施し、巧妙なサイバー攻撃の動向や当社グループ並びに他企業において観測された実事例を展開し、平生から随時注意喚起を行い被害発生の防止や情報リテラシーの向上にも努めております。 ③資材・原材料等の調達価格の高騰 リスク評価 影響度「大」 発生可能性「高」 前期比較 → <リスクの内容>  当社グループの事業に必要な資材や原材料等については、調達先における自然災害の発生、戦争・テロ・感染症の拡大、国際情勢の不安定化や地政学的リスクの高まり、各国における経済安全保障を背景とした輸出規制・貿易制限の強化、並びに調達先企業の業績悪化等により、安定的な調達が困難となる可能性があります。   また、原材料価格の著しい上昇に加え、エネルギー価格や燃料費の高騰、物流コストの増加、労働市場の逼迫による労務費や外注費の上昇、さらには為替変動の影響等が重なった場合、調達コスト全体が増加し、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。   さらに、半導体を含む一部資材については、需給環境が一時期に比べ改善傾向にあるものの、特定品目における供給制約や調達リードタイムの長期化が依然として継続する可能性があります。   これらの状況により、工期の延伸や施工計画の見直し等が必要となった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 <リスクの対応策> 資材や原材料等の調達価格の上昇に対しては、資材等の早期発注、多様な調達先の確保、工事価格への転嫁、並びに資材価格が著しく変動した場合の条件を契約に盛り込む等の対策を講じることにより、調達コスト上昇に伴う影響の低減に努めております。   また、半導体を含む一部資材の供給制約につきましては、需給状況を継続的に注視するとともに、お客様への納期を遵守する観点から、使用資材が確保できている範囲の工事を先行して実施し、必要な物品が揃い次第完結させる等、工事工程の調整を行うことで、事業への影響の極小化に努めております。 ④気候変動に関するリスク リスク評価 影響度「中」 発生可能性「高」 前期比較 → <リスクの内容> 気候変動は、社会の持続可能性に多大な影響を及ぼす喫緊の社会課題の一つです。 当社グループは、社会課題の解決を普遍的使命と位置付けており、経営課題として「温室効果ガス排出低減に寄与する環境関連ビジネスの展開及び自社の事業活動における環境負荷低減」をマテリアリティの一つに特定しております。   (1)移行リスク 当社グループが脱炭素社会への移行やお客様からの気候変動への対応ニーズに対応できないことにより、お客様や投資家等からのネガティブな評価に伴う企業価値の低下及び受注機会の喪失、カーボンプライシング制度等の導入に伴うコストの増加。   (2)物理的リスク 気象の激甚化に伴って発生が想定される水害による建物・施工現場・施設等への被災リスク及び気温上昇による屋外施工現場の健康リスク(熱中症等)の増大、作業効率低下、受注分の引渡し遅延、対策コストの増加。 <リスクの対応策> 移行リスクについては、事業活動における使用電力の実質再エネ化を積極的に推進して温室効果ガス排出量を削減していくとともに、再生可能エネルギー関連分野における事業機会を捉え、当該事業の拡大に積極的に取り組んでまいります。   物理的リスクについては、災害時のBCP対応力の強化やICTを活用した施工現場の安全管理及び作業効率の向上にも取り組んでまいります。   今後も、気候変動の影響や温室効果ガス排出削減に向けた国の政策や社会の動向を注視しながら、温室効果ガス排出量の削減及び再生可能エネルギー関連事業の推進を通じて社会課題の解決に貢献できるよう積極的に取り組んでまいります。   なお、2024年7月には2030年の温室効果ガス排出量削減目標が、パリ協定が定める目標の水準に沿った科学的根拠に基づいた目標(Science Based Targets(SBT))であるとして、国際機関「SBT イニシアティブ(SBTi)」より認定を取得しております。   詳細につきましては、2「サステナビリティに関する考え方及び取組」(4)気候変動にも記載しておりますのでご確認ください。 ⑤コンプライアンスに関するリスク(法令違反・人権侵害を含む) リスク評価 影響度「大」 発生可能性「中」 前期比較 → <リスクの内容> 当社グループの事業は、建設業法・中小受託取引適正化法・独占禁止法・労働安全衛生法・環境関連の法令等、さまざまな法的規制を受けており、法的規制の改廃や新設適用基準の変更等があった場合、当社グループの業績や信用に影響を及ぼす可能性があります。   また、従業員による不正行為やハラスメントをはじめ、サプライチェーン全体での人権を侵害する行為、さらに個人情報や営業秘密情報の漏洩等のコンプライアンス違反があった場合には、社会的な信用の失墜等により、業績や企業評価に影響を及ぼす可能性があります。 <リスクの対応策> 近年では、サプライチェーン全体での資金の適正化を目的により下請法から中小受託取引適正化法に改正されたほか、持続的な賃上げ、労働環境の向上を目的とした労働関連法規の改正の動きが予定されており、社内関係部署による法改正等の動向を注視するとともに、事前に法改正に向けた適切な対応方法等を当社グループへ展開することにより、統一的かつ速やかに法令を遵守する体制を構築しております。   また、自主点検活動である「法令等遵守状況点検」を毎年実施するとともに、内部監査において遵守状況の確認や是正措置を実施しております。   さらに、グループ全社でのコンプライアンス強化のため、全ての従業員を対象としたeラーニング研修や、役員やリーダー層、若年層を対象とした階層別研修を実施するとともに、有効な内部通報制度の浸透促進、ポスター等の啓発活動等を実施しております。   ハラスメントを含む人権の尊重も企業にとって重要な社会的責任であると認識しており、「エクシオグループ人権方針」を制定しグループ内で理解促進を図っております。ダイバーシティ&インクルージョンの推進では「PRIDE 指標 2025」にてゴールド認定を取得するなど、多様な価値観を認め合う風土醸成に努めております。   加えて、2024年に「調達基本方針」並びに「調達ガイドライン」を制定し、サプライチェーンを構成する取引先の皆様に法令遵守やコンプライアンス遵守、人権の尊重などの展開を図っております。   人権の尊重に関する取組みについて、2「サステナビリティに関する考え方及び取組」(3)人権の尊重にも記載しておりますのでご確認ください。 ⑥海外事業に関するリスク リスク評価 影響度「大」 発生可能性「中」 前期比較 → <リスクの内容> 当社グループは、現在19拠点、150か国以上でマネージドサービス、ICTインフラストラクチャ、M&Eエンジニアリングの3分野でサービスを提供しております。各事業においては、進出先各国の事業環境の変化に伴う様々なリスクが存在します。 具体的には、現地の市場動向や景気変動、顧客ニーズの変化、競争環境の激化、法令・規制や許認可等の制度変更、税務・会計を含む制度運用の変更、人材の確保・育成や労務管理の難易度、取引慣行や商習慣の相違、並びに自然災害や感染症の発生・拡大等により、事業運営に影響を受ける可能性があり、十分注意を要する状況が続いております。 事前に想定できなかった問題の発生や、これらのリスクに適切に対処できなかった場合には、事業展開が困難となり、中期的なグローバル分野での事業領域の拡大に支障が生じるなど、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 <リスクの対応策> 現在、アジア地域ではフィリピン、タイ王国、シンガポール、インドネシア等に拠点を有しており、これら海外子会社のオペレーションマネジメント並びに戦略的マネジメントを円滑に遂行する目的で、2018年11月、アジア地域における事業運営統括会社「EXEO GLOBAL」をシンガポールに設立しております。また、2023年7月には新グローバル本社ビル「The Pulse」を建設し、EXEO GLOBAL及びその子会社を集約することで、ICTインフラ及びテクノロジー分野におけるビジネスシナジーの創出と、グループ一体での迅速な意思決定を可能とする体制を構築しております。   海外子会社においては、現地法人に日本人役職員を配置し、現地の事業環境や情報をタイムリーに把握し、グループ全体で共有することで、ガバナンス及びリスクマネジメントの強化を図るとともに、当社と海外子会社との緊密な連携を促進しております。合わせて、重要事項については、所定の決裁・報告手続及び内部監査等を通じて、ガバナンス及びリスクマネジメントの実効性確保に努めております。   また、海外事業の成長に対応した内部通報制度の充実を図り、海外で従事する当社グループ従業員を対象としたグローバル通報窓口を設置しております。これにより、問題の早期発見及び是正に努めております。   なお、個々の海外事業投資等にあたっては、想定されるリスクの洗い出し及び対応策の検討を行うとともに、当社グループ内において知見・経験が十分でない事項については、必要に応じて外部専門家の助言やレビューを活用することで、リスクの低減に努めております。 ⑦重大な人身事故・設備事故 リスク評価 影響度「大」 発生可能性「中」 前期比較 → <リスクの内容> 当社グループにおいて不測の事態により重大な人身・設備事故を発生させた場合、顧客からの信頼を低下させるほか、損害賠償義務の発生や受注機会の減少等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 <リスクの対応策> 当社グループでは「安全・品質の確保」を最重要課題の一つと位置付け、管理体制の強化を継続的に取り組んでおります。2021年度から5カ年計画として継続してきた「安全・品質文化の進化(深化・進展)」をスローガンとして掲げ、事故撲滅に加え、品質向上及び付加価値創出の取り組みを推進しております。 具体的なリスク低減措置として、危険作業を計画段階から除去・低減する本質的対策を第一とし、安全装置(モーメントリミッタ)付の重機車両や専用工具の導入などの設備的対策を講じています。加えて、ネットワークカメラ等による見守り確認やAI・DXを活用した安全装備チェック機能の導入、現場での危険予知訓練の実施など、管理的対策にも取り組んでおります。   また安全パトロールでは対話型を重視し、優良・賞賛事例を社内展開するなどの施策を継続展開するとともに、「安全“考”動」と称し、一人ひとりが自ら安全を最優先する意識をもって行動することを安全行動目標として設定し、習慣化を目指しています。   さらに、グループの安全行動憲章を策定し、作業開始前や重要工程時に一旦作業を止めて周囲の状況やリスクを再確認する「STOP & LOOK+Report」の取り組みを強化いたしました。一人ひとりが自ら考え行動する安全意識の定着を図るとともに、労働安全衛生マネジメントシステム及び品質マネジメントシステムの認証取得・運用を通じた継続的な改善を行い、事業の持続可能性向上に努めております。 ⑧人財の確保・育成に関するリスク(技術者の不足) リスク評価 影響度「大」 発生可能性「中」 前期比較 → <リスクの内容> 少子化進行や技術者の高齢化及び多様な働き方の選択に加え、採用市場の競争激化などにより人財の確保に課題があるとともに、業界を取り巻く事業環境をふまえた最新技術動向への対応や次世代の経営幹部育成にも課題があると認識しています。 十分な人財を確保・育成できない場合には、当社グループの競争力や社員の士気の低下、さらに業務運営や業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 <リスクの対応策> 当社グループは、持続的な成長及び企業価値の向上を実現するため、事業戦略と連動した人財戦略のもと、「人財の確保・育成」を重要な経営課題と位置付けております。また、人財不足が構造的な課題となる中、採用及び育成をグループ会社と一体となって推進することにより、グループ全体及び事業領域全体における持続的な成長基盤の強化を図っております。特に、将来の事業拡大や技術の高度化を見据え、量及び質の両面から計画的に人財の確保・育成に取り組んでおります。   (1)多様な採用手法による人財確保の強化 当社グループでは、新卒採用及びキャリア採用を両輪とし、将来を担う若手人財の継続的な確保と、即戦力となる専門人財の獲得に取り組んでおります。加えて、国内外における高スキル人財の採用や、海外拠点(オフショア)との連携による外国籍人財の活用にも取り組んでおり、人財獲得チャネルの多様化を図っております。   (2)働きやすい環境整備による人財の定着・確保 人財確保においては、「採用」に加えて、従業員の定着が重要であるとの認識のもと、柔軟なワークスタイルの導入、処遇・報酬制度の見直し、健康経営の推進など、働きやすい職場環境の整備に取り組んでおります。これらの施策を通じて、従業員の働きがいやエンゲージメントの向上を図り、従業員一人ひとりが能力を発揮しやすい環境を整えることで、人財の定着及び継続的な確保につなげております。   また、協力会社とのパートナーシップ強化や協働育成の推進、パートナーシップ制度の活用を通じて、グループ外も含めた担い手の確保を図ってまいります。 ⑨M&A・事業提携に関するリスク リスク評価 影響度「大」 発生可能性「中」 前期比較 → <リスクの内容> 当社グループは、今後の業容拡大等においてM&A及び事業提携戦略は重要かつ有効であると認識しております。しかしながら、有効な投資機会を見出せない場合や、当初期待した投資効果を得られない場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。   また、M&A等により新規事業領域・新規市場へ参入する場合には、その事業・市場固有のリスクが新たに加わる可能性があります。   なお、のれんが発生する場合はその償却額を超過する収益力が安定的に確保できることを前提としておりますが、買収後の事業環境や競合状況の変化等により買収当初の事業計画遂行に支障が生じ、計画どおりに進まない場合は当該のれんに係る減損損失等が発生し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 <リスクの対応策> 当社グループは、2030ビジョン及び中期経営計画(2021~2025)において、M&Aなどの戦略投資にも積極的に取り組む方針としていることから、当該リスクが顕在化する可能性を常に認識しておく必要があります。   M&A及び事業提携を行う場合においては、今後の市場動向や当社グループとのシナジー、対象企業が有する潜在的リスクの洗い出し等を、外部の弁護士や財務アドバイザー等による調査結果も活用しながら、戦略投資後の企業価値向上に資する案件かどうか、当社WACCをハードルレートとして用いつつ慎重に検討を行っております。 また、これまでの知見・経験を活かしながら、投資判断基準及び投資判断プロセスについて適宜見直しを行っております。   さらに、M&A等実施後においては、M&A等の検討段階での事業計画の進捗状況やシナジー効果の獲得度合い等、モニタリングを行っております。これにより、デューディリジェンスからPMI、モニタリングという一連の流れを構築し、のれんの減損損失発生リスクを低減させる取り組みを実施しております。 ⑩内部統制に関するリスク(子会社・関連会社を含む) リスク評価 影響度「大」 発生可能性「中」 前期比較 → <リスクの内容> 内部統制体制が有効に機能しない場合、業務の適正性が確保されず、不正や誤謬の発生、法令違反等につながるおそれがあります。その結果、当社グループの業績や企業評価に悪影響を及ぼす可能性があります。 <リスクの対応策> 当社グループは、「内部統制システム基本方針」に基づき、法令等の遵守、業務の有効性・効率性、財務報告の信頼性の確保を図るための実施体制等を整備するとともに、当該内部統制システムの運用状況の全体把握と評価等を行う内部統制委員会(委員長:代表取締役社長)を設置しています。   さらに、リスクの性質に応じた管理・監督を行うため、「コンプライアンス委員会」「事業リスク管理委員会」「情報セキュリティ委員会」「サステナビリティ委員会」をそれぞれ設置しリスク管理体制の強化を図っています。   加えて、内部監査部門が独立した立場から、当社及び子会社の業務の適正性を監査するとともに、財務報告に係る内部統制を含めた内部統制システムの整備、運用状況の監査を実施し、その結果を経営層へ報告することで、内部統制の継続的な改善に努めています。   なお、当社取締役会で決議された内部統制システムの整備・運用に関する基本方針は4「コーポレート・ガバナンスの状況等」に記載しておりますのでご確認ください。 ⑪特定事業分野への依存 リスク評価 影響度「大」 発生可能性「低」 前期比較 → <リスクの内容> 当社グループは情報通信ネットワークの構築・施工を主な事業としてきたことから、通信キャリア各社との取引比率が高く、この傾向は今後も継続することが見込まれます。したがって、情報通信業界の市況動向や技術革新等により通信キャリア各社の設備投資行動及び設備投資構造が変化した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 <リスクの対応策> 「中期経営計画(2021~2025)」において、3つの事業セグメントそれぞれでの成長戦略を進め、成長機会の拡大とリスクの分散、競争力の向上を図っており、2025年度末時点で、各セグメントの売上比率は下記の通り概ね3分の一ずつとなりましたが、利益面では依然として通信キャリア事業への依存度が高いため、今回公表した「中期経営計画(2026~2030)」においては、利益面においても、2030年度に各セグメントが同程度になるよう成長を図ることとしております。   (1)通信キャリア事業 当社グループの売上比率32%を占める主格事業グループです。 創業以来培ってきた実績と技術力で、通信設備に関する設計、施工から保守運用までワンストップでサービス提供できる強みを持ちます。通信5Gエリア拡大をはじめ、今後も益々通信インフラの高度化・技術革新が進展していくものと想定されます。   (2)都市インフラ事業 当社グループの売上比率32%を占めるのが都市インフラ事業です。 通信・電気・都市土木など様々な工事をワンストップで構築することができ、カーボンニュートラルやGX(グリーントランスフォーメーション)に貢献する脱炭素社会実現に向けた再生可能エネルギー市場の拡大に今後期待される事業分野です。   (3)システムソリューション事業 当社グループの売上比率36%を占めるのがシステムソリューション事業です。 企業や官公庁等におけるDX戦略意欲の高まりと、教育系商材やIoT機器の導入市場の拡大が期待される事業セグメントです。
経営成績の分析 (MD&A)5,678字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」といいます。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績の状況 ア. 売上高 システムソリューションにおけるNext GIGA案件が好調であったことに加え、都市インフラにおける大型手持工事の進捗が順調に推移したこと、通信キャリアにおける移動通信の容量対策工事が好調に推移したことにより、売上高は前連結会計年度と比べ 1,168億9千3百万円増加し、7,877億1千5百万円(前期比 17.4%増)となりました。 イ. 営業利益 売上高の増加に加え、間接コスト抑制の各種取り組みが奏功したこと、海外子会社においても構造改革が進展し着実に改善が進んでいることを背景に、全セグメントで大幅増益となったことにより、営業利益は前連結会計年度と比べ 95億5千1百万円増加し、520億1千6百万円(前期比 22.5%増)となりました。 ウ. 経常利益 為替差益の縮小により営業外収支は悪化したものの、営業利益の増加に伴い、経常利益は前連結会計年度と比べ 92億1千5百万円増加し、527億2千3百万円(前期比 21.2%増)となりました。 エ. 親会社株主に帰属する当期純利益 固定資産の減損損失等を特別損失に計上したものの、経常利益の増加と政策保有株式も継続的に売却してきたことにより、親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度と比べ 41億7千5百万円増加し、310億3千1百万円(前期比 15.5%増)となりました。また、自己資本利益率(ROE)は 0.9ポイント増加し、9.4%となり、1株当たり当期純利益(EPS)は 22.16円増加し、151.13円となりました。 また、当連結会計年度におけるセグメント別の概況は、次のとおりであります。 (単位:百万円) 報告セグメント   通信キャリア   都市インフラ   システム ソリューション 金額   増減率   金額   増減率   金額   増減率 受注高 (注)2   269,663   7.1%   253,233   0.5%   288,942   38.6% 売上高 (注)2   255,693   1.3%   248,455   14.1%   283,566   41.3% セグメント利益   23,334   10.5%   16,479   27.7%   12,201   44.7% (注)1.記載金額は、百万円未満の端数を切り捨てて表示しております。 2.「受注高」「売上高」については外部顧客への取引高を記載しております。 ② 財政状態の状況 資産は、前連結会計年度末と比較して486億4千9百万円増加し、6,911億5千4百万円(前期比 7.6%増)となりました。これは主に受取手形・完成工事未収入金等の増加によるものであります。 負債は、前連結会計年度末と比較して286億9千5百万円増加し、3,444億1千7百万円(前期比 9.1%増)となりました。これは主に長期借入金の増加によるものであります。 純資産は、前連結会計年度末と比較して199億5千3百万円増加し、3,467億3千6百万円(前期比 6.1%増)となりました。これは主に利益剰余金の増加によるものであります。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ19億6千2百万円増加し、413億7千6百万円となりました。 各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。 ア. 営業活動によるキャッシュ・フロー 営業活動の結果獲得した資金は332億3千万円(前期は68億4千2百万円の獲得)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益及び売上債権の減少によるものであります。 イ. 投資活動によるキャッシュ・フロー 投資活動の結果使用した資金は149億8千9百万円(前期は184億3千2百万円の使用)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出によるものであります。 ウ. 財務活動によるキャッシュ・フロー 財務活動の結果使用した資金は165億5百万円(前期は28億8千7百万円の獲得)となりました。これは主に短期借入金の減少及び自己株式の取得による支出、配当金の支払いによるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 ア. 受注実績 当連結会計年度のセグメントごとの受注実績については、「(1)経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の状況」に記載のとおりであります。 イ. 売上実績 当連結会計年度のセグメントごとの売上実績については、「(1)経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の状況」に記載のとおりであります。 なお、当社グループでは生産実績を定義することが困難であるため「生産実績」は記載しておりません。 また、主な相手先別の売上高及びその割合は、次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 売上高 (百万円)   割合(%)   売上高 (百万円)   割合(%) NTT西日本株式会社   82,054   12.2   96,824   12.3 NTT東日本株式会社   76,780   11.4   83,165   10.6 株式会社NTTドコモ   36,875   5.5   43,925   5.6 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 当連結会計年度の財政状況及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度(2025年4月1日~2026年3月31日)におけるわが国経済は、米国の通商政策による影響が残るものの、個人消費は持ち直しの動きがみられ、緩やかな回復が継続しています。雇用・所得環境の改善や各種政策の効果もあり、引き続き景気拡大が期待される一方、不安定な海外情勢によるエネルギー価格の高騰、消費者物価の上昇、各国の通商政策の動向、中東情勢の影響など、依然として景気を下押しするリスクに対し注視が必要な状況が続いています。 当社の事業領域である情報通信分野については、社会全体のデジタル化進展に伴い、あらゆる社会経済活動を支える最も基幹的なインフラとして、大規模自然災害やサイバーセキュリティの脅威・データ通信量の増大に対応可能な高度かつ強靭な通信ネットワークの構築が求められるとともに、AI分野の加速度的な技術変革と進展に伴い、大量のデータを蓄積・処理するデータセンター・クラウドサービスの重要性も更に増している状況です。 建設分野については、エネルギー価格や人件費等の高騰によるコスト上昇の影響が続いているものの、民間設備投資は半導体関連産業や更なる生産性向上に向けたソフトウェアへの投資拡大などに持ち直しの傾向が見られ、防災・減災、社会資本の充実に資する道路等の設備の更新・維持に向けた公共投資も底堅く推移する見通しです。さらに、エネルギー関連事業においては、脱炭素社会の実現に向けた再生可能エネルギーの主力電源化に向けて、蓄電池や送配電インフラ等の関連投資が今後さらに加速すると想定されます。 このような事業環境のなか、当社グループは、中期経営計画(2021~2025)の最終年度である2025年度において、事業の効率化を進める一方、成長分野における積極投資を継続し、メリハリのある事業運営を行ってまいりました。通信キャリア事業におきましては、従前より業務プロセスの見直しやオフショアの活用などによる生産性向上に取り組んでおりますが、引き続き子会社の再編を含めたアクセス・モバイル一体での事業運営の最適化を進めております。都市インフラ事業におきましては、大規模データセンター構築や新築ビル・工場等の電気工事の受注などが引き続き好調に推移しており、旺盛な建設需要に対して積極的に対応するとともに、選別受注を強化するなど収益性の向上にも引き続き取り組んでおります。システムソリューション事業におきましては、当社グループが強みを持つお客様に対して引き続き積極的な営業活動を展開するとともに、プロジェクトの初期段階から参加し、お客様のご要望をワンストップで解決する「DX支援ビジネス」の拡大に取り組んでまいりました。また、生成AIへの取り組みの強化の一環として生成AIセンタを設置、加えてAI関連の各種イベントや展覧会へ積極的に出展しており、生成AIを活用したビジネス拡大や生産性向上の加速に努めております。グローバル分野については、IT機器を利活用するリファービッシュビジネスやインフラシェアリング設備構築のほか、EV充電設備構築を手掛けるなどの事業の展開を行う一方、持続的成長に向けた構造改革を進め、安定した事業成長ができるよう収支改善に取り組んでおります。 なお、当連結会計年度におけるセグメント別の概況は、次のとおりであります。 (通信キャリア事業の概況) 通信キャリア事業におきましては、アクセス分野では、高速光アクセスサービスのエリア拡大と販売促進に伴い光回線工事が好調に推移しました。モバイル分野では、都市部を中心としたつながりにくさ解消のための工事など、一部キャリア事業者における設備投資が引き続き積極的に行われており、機動的に体制を構築し対応しております。また、子会社再編や拠点集約、アクセス・モバイル一体での事業運営など効率的な業務運営を行い、更なる収益性の向上に努めております。 (都市インフラ事業の概況) 都市インフラ事業におきましては、大規模データセンターに関する引き合いが引き続き強く、その他の大型開発ビル案件も含め電気関連工事が好調に推移しました。公共関連では収益性の向上を目的に選別受注を強化してまいりました。エネルギー関連では、EV充電設備や蓄電池設備工事の需要が拡大しているほか、今後の事業拡大に向け、電力自営線構築を担う人財育成を引き続き進めております。また、データセンター事業においては、AI分野の加速度的な技術変革と進展に伴い、お客様のニーズが多様化してきており、それらのニーズに迅速かつ柔軟に応えるため、対応領域の拡大や最新技術の導入に注力して取り組んでおります。 (システムソリューション事業の概況) システムソリューション事業におきましては、文教系や地方自治体向けに当社グループの強みを生かしたソリューションを展開し、新たな収益基盤の構築に向けてアプローチを継続しており、Next GIGA関連の受注が好調に推移しました。併せて、お客様の課題を起点とした上位コンサルから保守運用までの一貫したソリューション提供に向けたサポート力・提案力の強化と、システム導入の迅速化及び品質の安定を図り、更なる事業拡大を目指しております。 また、グローバル分野におきましては、事業の取捨選択を含めた構造改革を精力的に進めながら、各社の強みを活かした事業運営を行い、収支改善に取り組んでおります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 ア.キャッシュ・フローの状況の分析 当社グループのキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 イ.資金需要の動向 当社グループの資金需要は、経常的な運転資金のほか、人財育成やR&D、DX等の成長基盤構築のための投資資金、並びに事業拡大を目的としたM&A等の資金であります。 また、株主還元については、積極的かつ安定的な配当を継続していくことを基本方針としており、連結自己資本配当率(DOE)4.5%を目途に配当を実施するとともに、自己株式の取得についても総還元性向60%を目途に継続的に実施してまいります。 ウ.資金調達の方法 当社グループの資金調達は、主に営業活動によって獲得したキャッシュを源泉としておりますが、不足が生じた場合には、健全な財務体質の維持を考慮しつつ、負債を中心とした資金調達を実施しております。短期的な資金不足に対しては、金融機関からの短期借入により対応し、投資等の長期的な資金需要が生じた場合は、長期借入や社債発行による調達を主に検討しております。 また、グループ会社の資金は当社において一元管理しており、当社グループ内の資金効率の向上及び流動性の確保を図っております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 注記事項」の(重要な会計上の見積り)に記載しております。 (3)経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える可能性がある事象につきましては、「3 事業等のリスク」に記載しております。 (4)経営方針・経営戦略等又は経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 経営方針・経営戦略等又は経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等につきましては、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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