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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

バリューコマース

ValueCommerce Co., Ltd.2491 · Prime · サービス業

成果報酬型アフィリエイトASPでコマース事業者の集客を支援。トラベルテック事業で宿泊施設向けDXも展開。

概要

バリューコマースは、成果報酬型広告「アフィリエイト」を主力とするインターネットサービス企業である。1999年に自社開発したアフィリエイトプラットフォームを核に、コマース事業者の集客から顧客維持までを支援する。2025年12月期の連結売上高は242億円、営業利益20億円。従業員381名。東京証券取引所プライム市場に上場し、宿泊施設向けDXソリューション「DYNATECH」も展開する。

アフィリエイトと宿泊DXの二本柱

バリューコマースの事業は、マーケティングソリューションズ事業とトラベルテック事業の二つで構成される。マーケティングソリューションズ事業は成果報酬型広告「アフィリエイト」を中核とし、2025年12月期のセグメント売上高は130億円(前期比2.6%増)。トラベルテック事業は宿泊予約システム「DYNA IBE」とホテル管理システム「DYNA PMS」を提供し、売上高は13億円程度と推定される。かつて存在したECソリューションズ事業(StoreMatch、STORE's R∞)は2025年7月に提供を終了し、同事業の売上高は98億円(前期比40.2%減)となった。グループは持分法適用関連会社1社で構成される。

高い収益性と変動する収益構造

2025年12月期の連結営業利益は20億円(営業利益率8.3%)、前期は44億円(同14.8%)だった。減益の主因はECソリューションズ事業の契約終了による減収と、減損損失12.7億円の計上である。一方、アフィリエイト事業はショッピングカテゴリの伸長で増収を維持した。売上高は2012年の95億円から2024年の304億円まで成長したが、2025年は242億円に減少した。新たな収益源として、2025年3月に買収したインフルエンサーマーケティングプラットフォーム「BUZMA」や、12月に提供開始した「リワードDSP」を育成中である。

LINEヤフーとの関係変遷と資本構成

2005年4月、ヤフー(現LINEヤフー)の公開買付けにより持分法適用関連会社となる。2012年10月には自己株式取得により連結子会社化され、同年11月に東京証券取引所マザーズから第一部へ市場変更した。しかし2024年5月、自己株式の公開買付けにより再び持分法適用関連会社となり、2025年8月にはLINEヤフーが全株式を売却したことで完全に独立した。この間、ヤフーとの取引関係も変わり、2025年7月にはYahoo!ショッピング向けサービスを終了した。資本関係の変化は経営の自由度に影響を与えた。

業界の中での役割は広告主とメディア運営者を仲介するアフィリエイトサービスプロバイダ(ASP)、および宿泊施設向けソリューション提供者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
242億円
営業利益
20億円
営業利益率
8.3%
純利益
5億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/12
事業売上構成比利益利益率
マーケティングソリューションズ事業130億円53.9%12億円9.2%
ECソリューションズ 事業98億円40.7%27億円27.6%
トラベルテック事業13億円5.4%-2億円-15.4%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01コマース事業者(EC・通販)主力

成果報酬型広告「アフィリエイト」により、コマース事業者の集客と販売促進を支援。独自のトラッキングシステムを通じて広告主とメディア運営者を結び、成果に応じた課金モデルを提供。あわせてコンサルティングやオプションサービスも提供。

主な製品・サービス3
バリューコマースアフィリエイトプログラム
成果報酬型広告の基幹システム。広告主とメディア運営者の提携ネットワークを構築し、成果管理と報酬支払いを自動化するASPプラットフォーム。
コンサルティング
広告主向けにアフィリエイト効果を最大化する広告立案・運営・管理の一括受託サービス。定額手数料と成果報酬で提供。
オプション
メディア運営者への広告出稿など、アフィリエイトとの相乗効果が見込まれる付加サービス。

02宿泊施設準主力

宿泊予約システムとホテル管理システムにより、宿泊施設の集客とDXを支援。公式サイト経由の直接予約を促進し、業務効率化を実現するトータルソリューションを提供。ブランド名「DYNATECH」で展開。

主な製品・サービス2
DYNA IBE(ダイナ アイビーイー)
宿泊施設向け宿泊予約システム。Googleホテル広告やYahoo!検索へのプラン掲載が可能で、公式サイトへの集客を向上。ポイント・クーポン機能、事前決済、SNSログインなどに対応。
DYNA PMS(ダイナ ピーエムエス)
ホテル管理システム(PMS)。予約管理、フロント会計、顧客管理に加え、事前チェックインや客室精算など業務DXを支援するオプションを提供。24時間365日のサポート体制。

製品と技術

成果報酬型広告の基幹プラットフォーム

バリューコマースアフィリエイトプログラムは、広告主とメディア運営者を結ぶASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)である。独自のトラッキングシステムでオンライン取引の商品、価格、販売時期、成果報酬を管理する。広告主は実際の成果に対してのみ広告費を支払う仕組みで、費用対効果の測定が可能。2025年12月期の同事業のセグメント売上高は130億円を計上した。

宿泊施設の集客とDXを統合するDYNATECH

トラベルテック事業は、ダイナテックを起源とする宿泊施設向けソリューションである。宿泊予約システム「DYNA IBE」はGoogleホテル広告やYahoo!検索へのプラン掲載が可能で、公式サイトへの直接予約を促進する。ホテル管理システム「DYNA PMS」は予約管理、フロント会計、顧客管理に加え、事前チェックインや客室精算などDX機能を備える。2025年9月にブランドを「DYNATECH」に統一した。

インフルエンサーマーケティングとリワードDSP

2025年3月に買収したBUZMAは、インフルエンサーと企業をマッチングするプラットフォームである。SNS上の情報発信で集客やフォロワー増加を支援する。同年12月にはリワードDSPを提供開始した。これは複数の会員組織やリテールサイトからユーザーを集約し、ポイント還元と組み合わせて配信する広告プラットフォームで、高意欲ユーザーへのアプローチを可能にする。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

アフィリエイト大手、利益率低下で試練

バリューコマースは、アフィリエイト広告サービスを主力とする企業。売上高は前期304億円から今期242億円へ減少、営業利益率も13.82%から8.26%へ低下。同業のジンジブ(非開示)やイシン(非開示)と比較して規模は大きいが、市場の成熟化と競争激化で収益力が弱まっている。

強み

  • 長年の運営実績で広告主・媒体社のネットワークを構築。
  • アフィリエイトに加え、成果報酬型広告やデータ活用で差別化。
  • 過去の高い利益により自己資本が充実し、投資余力がある。
  • 独自のプラットフォームを保有し、効率的な配信が可能。

課題

  • 市場縮小や競合増加で売上・利益ともに悪化傾向。
  • 景品表示法や個人情報保護法の厳格化が事業に影響。
  • 既存事業に依存し、新たな成長分野への展開が急務。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

メディア・エンタメの時価総額近傍。太字がバリューコマース

時価総額で並べると、掲載7社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
12461ファンコミュニケーションズ259億円31.9倍
22148アイティメディア251億円19.5倍
36184鎌倉新書236億円27.9倍
46050イー・ガーディアン216億円29.6倍
53662エイチームホールディングス183億円30.3倍
62491バリューコマース170億円
76533Orchestra Holdings116億円160.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(メディア・エンタメ)に従っています。

会社の歴史

沿革 26件

レンタルサーバー業からアフィリエイトへ転換した1996年

1996年3月、トランズパシフィック有限会社として設立。当初はレンタルサーバー・ホスティングサービス、ドメイン取得代行を手掛けた。1999年11月にバリューコマース株式会社へ商号変更し、自社開発した「バリューコマース アフィリエイト」で成果報酬型広告業に参入した。この転換が現在の事業基盤となる。

Yahoo!ショッピングへの提供拡大と上場

2005年4月、ヤフーの公開買付けにより持分法適用関連会社となる。同年7月、バリューコマースアフィリエイトをYahoo!ショッピングに提供開始。2006年7月に東京証券取引所マザーズに上場。同年11月にはクリック課金型広告「StoreMatch」をYahoo!ショッピングのストア向けに開始し、Yahoo!との連携を強めた。

連結子会社化と市場第一部昇格

2012年10月、自己株式取得によりヤフーの議決権保有割合が過半数となり、連結子会社化。同年11月、東京証券取引所マザーズから第一部へ市場変更した。これにより資本関係が強化され、Yahoo!ショッピング向けサービスが拡大した。2014年には香川仁が社長に就任し、新体制で広告配信技術に精通した経営を開始した。

M&Aによる事業多角化の試行

2015年12月、CRM事業のデジミホを子会社化(2021年清算)。2019年9月、宿泊施設向け情報システムのダイナテックを子会社化。2020年1月、EC運営支援のB-SLASHを子会社化(同年7月吸収合併)。2025年3月、インフルエンサーマーケティングのBUZMAを子会社化(同年7月吸収合併)。これらの買収はアフィリエイト以外の収益源を模索する動きである。

ECソリューションズ事業終了と2025年の構造改革

2025年7月、Yahoo!ショッピング向けのStoreMatchとSTORE's R∞の提供を終了した。これによりECソリューションズ事業の売上は大幅に減少した。同年4月にはダイナテックを吸収合併し、トラベルテック事業を強化。7月にはBUZMAを吸収合併。12月には新たにリワードDSPを提供開始した。減損損失12.7億円を計上し、構造改革を進めた。

LINEヤフーグループから独立した2024年

2024年5月、自己株式の公開買付けによりLINEヤフー、ソフトバンク、ソフトバンクグループの持分法適用関連会社となった。2025年8月、LINEヤフーが間接保有株式を全て売却したことで、持分法適用関連会社から除外された。2012年以来の連結・持分法関係に終止符が打たれ、完全に独立した企業として新たなスタートを切った。

年表26件を開く

1990年代

  • 1996年3月創業トランズパシフィック有限会社を設立 レンタルサーバ・ホスティングサービス、ドメイン取得代行サービスを開始
  • 1999年11月商号変更バリューコマース株式会社に商号変更 eコマースに対応したマーケティングプログラムである「バリューコマース アフィリエイト」を自社開発し、インターネットを利用した成果報酬型の広告配信業を開始

2000年代

  • 2005年4月ヤフー株式会社(現LINEヤフー株式会社)の当社株式の公開買付けにより、同社の持分法適用関連会社化
  • 2005年7月「バリューコマース アフィリエイト」を「Yahoo!ショッピング」へ提供開始
  • 2006年7月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
  • 2006年11月クリック課金型広告「StoreMatch(ストアマッチ)」を「Yahoo!ショッピング」のストア向けに提供開始(2025年7月、提供終了)
  • 2007年11月メディア事業を提供する株式会社ジェーピーツーワンの株式を20.3%取得し、持分法適用関連会社化(2018年9月、当社保有の全株式を株式会社ジェーピーツーワンに売却)

2010年代

  • 2012年3月執行役員制度を導入
  • 2012年10月M&A自己株式取得により、ヤフー株式会社(現LINEヤフー株式会社)の議決権保有割合が当社の総議決権の過半数となり、同社、ソフトバンク株式会社及びソフトバンクグループ株式会社の連結子会社化
  • 2012年11月東京証券取引所マザーズから同市場第一部へ市場変更
  • 2014年1月香川仁が代表取締役社長に就任 広告配信技術に精通している新世代の経営体制でスタート
  • 2014年9月企業ロゴ(CI)をリニューアル
  • 2015年12月M&ACRM事業を展開する株式会社デジミホの全株式を取得し、連結子会社化(2021年6月、同社を清算結了)
  • 2016年3月監査役会設置会社から監査等委員会設置会社へ移行
  • 2016年8月東京都港区南青山へ本社を移転
  • 2016年9月CRMツール「STORE's R∞(ストアーズ・アールエイト)」を「Yahoo!ショッピング」のストア向けに提供開始(2025年7月、提供終了)
  • 2018年1月企業理念を「ともに拓く」へ変更
  • 2019年9月M&A宿泊施設向け情報システムを開発・提供するダイナテック株式会社の全株式を取得し、連結子会社化(2025年4月、同社を吸収合併)

2020年代

  • 2020年1月M&Aコマース事業者向けにEC運営に必要なソリューションを提供する株式会社B-SLASHの全株式を取得し、連結子会社化(2020年7月、同社を吸収合併)
  • 2021年5月東京都千代田区紀尾井町へ本社を移転
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
  • 2024年4月企業理念を「Your Success is Our Value」へ変更
  • 2024年5月自己株式の公開買付けにより、LINEヤフー株式会社、ソフトバンク株式会社及びソフトバンクグループ株式会社の持分法適用関連会社化
  • 2025年3月M&Aインフルエンサーマーケティングサービスを提供する株式会社BUZMAの全株式を取得し、連結子会社化(2025年7月、同社を吸収合併)
  • 2025年7月クリック課金型広告「StoreMatch(ストアマッチ)」及びCRMツール「STORE's R∞(ストアーズ・アールエイト)」に係るLINEヤフー株式会社との取引契約の終了
  • 2025年8月LINEヤフー株式会社が間接保有していた当社全株式を売却したことにより、当社は、LINEヤフー株式会社、ソフトバンク株式会社及びソフトバンクグループ株式会社の持分法適用関連会社から除外

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    アフィリエイトの質的転換とソーシャルコマース強化

    成果報酬型広告において、集客の量から質へ転換し、購買意欲の高いユーザーを保有する良質なメディア・パートナーを拡充・活性化する。SNSやUGCを起点としたソーシャルコマース領域への取り組みを強化し、新たな成果創出機会を開拓する。

  2. 02

    安全な広告取引環境の維持・向上

    虚偽情報サイトや不適切コンテンツへの広告掲出リスクに対応するため、広告掲載サイトの審査・モニタリング体制を高度化し、広告主と媒体の双方にとって安心・安全な取引環境を維持・向上する。

  3. 03

    宿泊業向けAI-DXソリューションの高度化

    宿泊施設向けにAIを活用したDXソリューションを整備・高度化し、省力化・自動化による生産性向上と顧客体験向上を同時に実現する。労働人口不足に対応した現場負荷軽減と運営安定化に貢献する。

  4. 04

    マーケティングとのシナジーによる集客多様化支援

    マーケティングソリューションズ事業とのシナジーを活かし、ソーシャルコマースなどを含む集客手法の多様化を支援する。特定チャネルに依存しない集客構造の構築により、宿泊施設の顧客接点拡張と収益性向上を目指す。

  5. 05

    自律的人材の育成と確保

    変化の激しい環境で本質的課題を捉え、自律的に行動し結果にコミットする人材を育成・確保するため、挑戦を奨励する企業文化の醸成、成功体験の機会創出、教育制度充実、多様なキャリアパス提供、適正評価・処遇に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で381人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は589万円で、9期前と比べて1.8%平均年齢は38.0歳、平均勤続年数は8.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月239
2017年12月222
2018年12月233
2019年12月60035.05.3374
2020年12月57635.35.3395
2021年12月59736.06.1380
2022年12月58136.56.5369
2023年12月59037.37.0371
2024年12月61436.97.04041,040
2025年12月58938.08.1381525

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率30.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率90.9%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)78.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社7(国内 7 / 海外 0、うち連結子会社 6) を有報から抽出しています。

主な関係会社
  • 国内
    ダイナテック株式会社
    東京都 千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ソフトバンクグループ株式会社(注)1、2、3
    東京都 港区 · 連結子会社
    議決権28.2%
  • 国内
    ソフトバンクグループジャパン 株式会社(注)2、3
    東京都 港区 · 連結子会社
    議決権28.2%
  • 国内
    ソフトバンク株式会社(注)1、2、3
    東京都 港区 · 連結子会社
    議決権28.2%
  • 国内
    Aホールディングス株式会社(注)2、3
    東京都 港区 · 連結子会社
    議決権28.2%
  • 国内
    LINEヤフー株式会社(注)1、2、3
    東京都 千代田区 · 連結子会社
    議決権28.2%
  • 国内
    Zホールディングス中間株式会社(注)3
    東京都 千代田区 · その他の関係会社
    議決権28.2%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は242億円営業利益20億円前期と比べると減収減益で、売上が-20.4%、利益が-52.4%。

売上高
-20.4%
242億円
営業利益
-52.4%
20億円
純利益
-82.8%
5億円
営業利益率
8.3%
前期比 -5.6%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高144億円242億円
営業利益-7億円20億円
純利益-8億円5億円
1株あたり配当¥16¥16

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は58億円、営業利益は−6億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は−63.7%、営業利益は−130.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q771519.510
2023年2Q711216.99
2023年3Q701217.18
2023年4Q767
2024年1Q771316.99
2024年2Q73912.36
2024年4Q1542013.014
2025年2Q1602012.519
2025年4Q8200.0−14
2026年2Q58−6−10.3−5

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は95億円から242億円へ2.5倍に増えた。直近期の営業利益率は8.3%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
自己株式取得により、ヤフー株式会社(現LINEヤフー株式会社)の議決権保有割合が当社の総議決権の過半数となり、同社、ソフトバンク株式会社及びソフトバンクグループ株式会社の連結子会社化
2012年12月95116
2013年12月1201510
2014年12月1341610
CRM事業を展開する株式会社デジミホの全株式を取得し、連結子会社化(2021年6月、同社を清算結了)
2015年12月1671710
2016年12月175103
2017年12月1692310
2018年12月2083826
宿泊施設向け情報システムを開発・提供するダイナテック株式会社の全株式を取得し、連結子会社化(2025年4月、同社を吸収合併)
2019年12月2575033
コマース事業者向けにEC運営に必要なソリューションを提供する株式会社B-SLASHの全株式を取得し、連結子会社化(2020年7月、同社を吸収合併)
2020年12月2926343
2021年12月3367933
2022年12月3578358
2023年12月2945234
2024年12月304424113.829
インフルエンサーマーケティングサービスを提供する株式会社BUZMAの全株式を取得し、連結子会社化(2025年7月、同社を吸収合併)
2025年12月24220158.35

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高242億円のうち、営業利益として残るのは20億円8.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は5億円、売上の2.1%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金69.8%169億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金22.3%54億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.3%20億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
30.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.7pt
8.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比3.0pt
2.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比7.9pt
3.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
27.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが19億円、投資CFが−14億円で、差し引きのフリーCFは5億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は110億円で、売上の5.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年12月9−2−11741
2013年12月10−3−2745
2014年12月10−5−4547
2015年12月10−12−3−242
2016年12月10−11−5−136
2017年12月22−5−31750
2018年12月286−43480
2019年12月40−31−10979
2020年12月59−12−1147114
2021年12月540−1454155
2022年12月68−4−1764202
2023年12月35−4−1731215
2024年12月35−7−12528118
2025年12月19−14−125110

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は161億円。このうち返さなくてよい自己資本が122億円で、自己資本比率は75.5%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月72413157.3
2013年12月86493757.0
2014年12月91563560.4
2015年12月101623961.2
2016年12月100623861.3
2017年12月117704759.5
2018年12月147915662.1
2019年12月1831156862.9
2020年12月2251477865.3
2021年12月2391667369.2
2022年12月2822087473.8
2023年12月2842255979.2
2024年12月1961296765.6
2025年12月1611224075.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
110億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
204億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
40億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
87
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率17 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率534社中85位あたり、逆に低いのは売上成長率534社中520位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
3.9%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.3%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
75.5%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-20.4%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.2%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥494で、1年前と比べて-35.1%過去52週の値幅のなかでは20%の位置にある。

¥494-1.6%1ヶ月+8.8%1年-35.1%時価総額170億円
過去52週の値幅
安値¥408高値¥828

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PBR0.88倍
配当利回り3.24%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で-0.44%とほぼ横這い。週足では25日線(458)を下回り、52週高値(858)から47%下落。出来高は直近20万株前後で推移し、売買は低調。200日線(539)を大きく下回っており、中長期的な弱気トレンドが継続している。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 45/100)

PER20.2倍は業界平均22.3倍とほぼ同水準。PBR0.81倍は平均3.09倍を大きく下回るが、ROE3.9%と低収益性を反映。配当利回り10.79%は平均2.77%の約4倍と高いが、配当性向404.7%は持続不可能で減配リスク。直近の売上高減少や利益急減を考慮すると、現状のバリュエーションは割安感が薄く、ほぼ妥当と判断。

指標この会社業種平均
PBR0.88倍3.51倍
ROE3.9%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高が減少傾向にあり、2025年12月期は前期比20%減の242億円を見込む。強気派は高配当利回り(10.79%)や既存顧客との関係を評価。弱気派はアフィリエイト市場の成熟化と競合増、さらに業績悪化で減配リスクを指摘。ROE3.9%と低く、PBR0.81倍と割安だが、収益力の低下が懸念材料。

プラスに働く材料7
  • 高利回り

    配当利回り10.79%と高く、インカム狙い

  • コスト削減余地

    売上減少に対し固定費削減で利益改善可能

  • PBR割安

    PBR0.81倍と解散価値割れで下値限定的

  • AI運用効率化で営業利益改善2026年下期影響

    広告運用コスト削減で営業利益約5億円改善

  • 高配当維持による株主還元継続影響

    配当利回り10%超維持で株主離れ抑制、需給安定

  • 新規広告フォーマットの採用拡大2026年Q2影響

    売上10%増加で営業利益約2億円押上

  • 自己株式取得によるEPS向上次回決算発表後影響

    10億円自社株買いでEPS約7%増

マイナスに働く材料7
  • 市場縮小

    アフィリエイト広告市場の成熟化

  • 業績悪化トレンド

    2025年12月期売上242億円、営業利益8.26%

  • 減配リスク

    利益減少で配当維持困難な可能性

  • 主要顧客広告予算削減2026年Q1影響

    上位3社で売上20%減、営業利益約10億円減少

  • 配当金の減額リスク決算発表後影響

    配当性向300%超、減配で株価20%下落可能性

  • 業績下方修正の連鎖通期影響

    2025年12月期営業利益42→20億円、更なる下方余地

  • 競合との手数料競争継続影響

    手数料率5%低下で売上総利益約3億円減

次の決算で確かめる点
売上高
事業縮小トレンド継続か確認
営業利益率
収益性維持の鍵
配当性向
配当の持続可能性を判断

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり16で、前期から14.0%いまの株価に対する利回りは3.24%。

年間配当
¥16
1株あたり
配当利回り
3.24%
いまの株価に対して
配当性向
404.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年12月419.9
2017年12月10150.092.0
2018年12月25150.025.3
2019年12月3332.030.0
2020年12月343.029.1
2021年12月4326.543.8
2022年12月5630.231.7
2023年12月53−5.448.7
2024年12月577.549.1
2025年12月49−14.0404.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥16

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ18,583人。区分でいちばん多いのは個人・その他74.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が9.3%を占め、残る90.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他12.010.714.516.651.174.7
自己株式6.36.36.26.237.237.1
外国法人19.324.918.517.115.212.7
金融機関17.713.713.313.411.78.2
証券会社1.81.63.93.33.22.8
事業法人48.948.849.549.218.21.1
外国人個人0.30.30.30.40.70.5

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)5.12
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.54
03STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.29
04JPLLC CLIENT ASSETS-SK J (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)1.26
05BNP PARIBAS NEW YORK BRANCH FOR TREATY (常任代理人 香港上海銀行東京支店)1.07
06JP JPMSE LUX RE BARCLAYS CAPITAL SEC LTD EQ CO (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.97
07モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社0.95
08野村信託銀行株式会社(投信口)0.83
09BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.70
10THE BANK OF NEW YORK MELLON 140044 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.61

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近5
  • 2026-08-18
    カナメ・キャピタル・エルピー(Kaname Capital,L.P.)
    変更報告
    10.84%
    +1.13pt
  • 2026-08-17
    カナメ・キャピタル・エルピー(Kaname Capital,L.P.)
    新規の大量保有報告
    9.71%
    -1.13pt
  • 2026-06-23
    カナメ・キャピタル・エルピー(Kaname Capital,L.P.)
    新規の大量保有報告
    9.71%
    +1.00pt
  • 2026-06-09
    カナメ・キャピタル・エルピー(Kaname Capital,L.P.)
    新規の大量保有報告
    8.71%
    +1.85pt
  • 2026-05-12
    カナメ・キャピタル・エルピー(Kaname Capital,L.P.)
    新規の大量保有報告
    6.86%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+32%、1株純資産は14期で+349%。直近期のROEは3.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年12月1712514.214.439.5
2013年12月2914821.244.538.8
2014年12月2916618.421.441.7
2015年12月3118617.616.334.2
2016年12月101885.631.619.9
2017年12月3121615.523.792.0
2018年12月8128332.415.225.3
2019年12月10435632.422.630.0
2020年12月13245432.624.129.1
2021年12月10151320.944.343.8
2022年12月18064431.110.131.7
2023年12月10569515.714.048.7
2024年12月11359416.210.449.1
2025年12月235623.929.5404.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2025/12期の役員報酬は総額244百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
香川仁代表取締役 社長 最高経営責任者5734,610
遠藤雅知取締役 最高財務責任者 コーポレート本部長5617,700
長谷川拓取締役 マーケティング ソリューションズ 事業管掌573,960
田邉浩一郎取締役 グローバルマーケティングソリューションズ管掌523,060
粕谷吉正取締役 事業開発管掌 事業開発室長543,060
安房正浩取締役 トラベルテック 事業管掌593,060
髙橋敏夫取締役(監査等委員)68
池田明霞取締役(監査等委員)67
渡辺絢取締役(監査等委員)39
塩川直子取締役(監査等委員)48

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)612666121220534
社外取締役4393910

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,650字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は当連結会計年度末現在、当社(バリューコマース株式会社)、持分法適用関連会社1社により構成されており、顧客であるコマース事業者のパフォーマンス(流通総額及び投資効率)を最大化するため集客から顧客維持までの効果的なマーケティングソリューションを提供する事業を展開しております。 次の3事業は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)セグメント情報」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 なお、当連結会計年度より報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)セグメント情報」に記載のとおりであります。 (1) マーケティングソリューションズ事業 マーケティングソリューションズ事業は、コマース事業者の集客と販売促進を支えるソリューションを提供する事業であります。主要なサービスは、成果報酬型広告「アフィリエイト」であります。 成果報酬型広告「アフィリエイト」 「アフィリエイト」は、ウェブサイト上で商品やサービスを販売しているコマース事業者の広告を、メディア運営者のブログ・比較サイト・ポイントサイト等の広告掲載メディアに掲載し、消費者を広告主のサイトへ誘導することで、広告掲載の成果(商品購入等の実績)に応じて報酬を得る成果報酬型広告であります。 「アフィリエイト」により、広告主は、実際の広告掲載の成果に対してのみ広告費が発生し、同時に、広告掲載の成果を実数で把握し分析できることから、費用対効果に優れたマーケティング活動を行うことが可能であります。 当社は、「アフィリエイト」の基幹となる独自のトラッキングシステムであるバリューコマースアフィリエイトプログラムを通して、広告主とメディア運営者が提携ネットワークを構築し、メディア運営者が成果報酬を得るまでの場を提供しております。また、バリューコマースアフィリエイトプログラムは、オンライン取引において何が、いつ、いくらで販売されたか、メディア運営者に対していくら報酬を支払うか等の「アフィリエイト」における一連の情報を管理しております。 広告主に対しては、以下のような形態でサービスを提供しております。 ①ASP(Affiliate Service Provider) 広告主に、当社のバリューコマースアフィリエイトプログラムを提供するサービスであります。広告主は、同プログラムの管理画面を通じてアフィリエイトを運営し、広告成果が発生するよう活動を行います。サービス料金に関しては、システム利用に係る基本管理費等のほか、メディア運営者への成果報酬と当該成果報酬額に応じた当社へのコミッションを支払う仕組みになっております。また、当社はメディア運営者へ成果報酬を支払います。 ②コンサルティング 広告主に対しアフィリエイトにおける最適な広告効果を得られる広告方法の立案、運営及び管理等を、当社が一括して受託するサービスであります。広告主は、毎月定額の手数料や広告成果に応じた成果報酬を支払います。また、当社はメディア運営者へ成果報酬を支払います。 ③オプション 広告主に対し、メディア運営者への広告出稿等、アフィリエイトとの相乗効果が見込まれるオプションサービスを提供しております。 (2) ECソリューションズ事業 ECソリューションズ事業は、オンラインモールのストア向けにクリック課金型広告及びCRMツールを提供する事業であります。主要なサービスは、オンラインモールのストア向けクリック課金型広告「StoreMatch(ストアマッチ)」及びCRMツール「STORE's R∞(ストアーズ・アールエイト)」でありますが、両サービスの提供は2025年7月31日付で終了しております。 (3) トラベルテック事業 トラベルテック事業は、宿泊施設への集客とDXを支えるソリューションを提供する事業であります。主要なサービスは、宿泊予約システム「DYNA IBE(ダイナ アイビーイー)」及びホテル管理システム「DYNA PMS(ダイナ ピーエムエス)」であります。なお、2025年9月にダイナテック株式会社(2025年4月に吸収合併)が有していた企業ブランドを承継し、トラベルテックの事業ブランドを「DYNATECH(ダイナテック)」へリブランドしました。これにより、宿泊業界に向けたトータルソリューションとしての提供価値を明確化し、統一感のあるブランド基盤を構築しております。また、当該リブランドの一環として、宿泊予約システム「Direct In(ダイレクトイン)」及び宿泊管理システム「Dynalution(ダイナリューション)」は、それぞれ宿泊予約システム「DYNA IBE(ダイナ アイビーイー)」及びホテル管理システム「DYNA PMS(ダイナ ピーエムエス)」にサービス名を変更しております。 ①宿泊予約システム「DYNA IBE(ダイナ アイビーイー)」 「DYNA IBE(ダイナ アイビーイー)」は、ホテル・旅館等の宿泊施設向けに提供している宿泊予約システムであります。「Googleホテル広告」や「Yahoo!検索」への自社予約用のプラン掲載が可能となっており、宿泊施設の公式サイトへの集客向上を実現します。また、ポイントやクーポン機能により、新規顧客の獲得とリピーターの育成の双方に貢献するほか、事前決済機能やSNSアカウントでのソーシャルログイン等、宿泊施設利用者の利便性を高めることができます。 ②ホテル管理システム「DYNA PMS(ダイナ ピーエムエス)」 「DYNA PMS(ダイナ ピーエムエス)」は、ホテル・旅館等の宿泊施設向けに提供しているホテル管理システム(Property Management System)であります。予約管理、フロント会計、顧客管理といった基本機能に加え、事前チェックインや客室精算等、業務のDX化を支援する多彩なオプションをそろえております。また、高度なセキュリティ対策を施すとともに、24時間365日のフルサポート体制でサービスを提供しております。 以上述べた事項を事業系統図によって示すと、次のとおりとなります。 成果報酬型広告「アフィリエイト」 トラベルテック
経営方針・対処すべき課題2,275字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 経営方針 eコマース市場の拡大を背景に、効果的なマーケティングソリューションの需要が高まる中、当社は、情報技術を用いて正しい情報を効率的につなぐことで、コマース事業者のパフォーマンス(流通総額及び投資効率)の向上に貢献するとともに、正しい情報を必要とする方々の意思決定をサポートすることを目指しております。今後も、将来にわたり成長し続けるため、未知の領域に果敢に挑みながら、集客から顧客維持までの効果的なマーケティングソリューションの提供に注力してまいります。 スローガン:Your Success is Our Value ミッション:正しい情報を効率的につなぐ ビジョン :最先端の技術で多様な選択ができる社会を創る (2) 経営戦略等 当社は、限られた経営資源を選択と集中によって成長領域に重点投入し、事業基盤の強化を図りながら、中長期的な成長を目指してまいります。 今後の中長期的な経営戦略では、「情報技術で新たな価値を創造する」というミッションの下、消費者が求める価値ある情報を、消費者の情報探索の文脈に沿って提供することで、(ⅰ)消費者の意思決定を支援するとともに、(ⅱ)コマース事業者が求めるマーケティング効果を最大化し、(ⅲ)価値ある情報を生産するメディア運営者に適切な報酬を提供するビジネスモデルを基盤に、よりいっそう事業を発展させてまいります。 (3) 経営環境 インターネット広告市場は2020年に一時的に新型コロナウイルス感染症の拡大による市況悪化の影響を受けつつも、ここ数年、年平均成長率9.6%(株式会社電通「2024年日本の広告費」)で伸長しております。また、リテールメディア(購買データ起点)やソーシャルコマース(インフルエンサー/UGC起点)の伸長により、「認知→獲得」だけでなく購買・LTVまでを一気通貫で最適化する広告が増えております。 一方で、外資系大手プラットフォーマーによる市場支配力は依然として大きく、広告主・媒体ともに特定プラットフォームへの依存構造が続いております。 加えて今後は、生成AIの普及による検索体験の変化が広告市場全体に大きな影響を与えると見込まれます。AIによる要約型検索や「ゼロクリック化」が進むことで、検索外での接点創出、購買意欲の高いユーザーへの直接的なリーチがより重要になります。プライバシー規制の強化やCookieを巡る不確実性が続く中でも、最終的な競争優位の源泉は、自社で保有・活用可能な購買データや会員基盤を活かし、AIを用いて最適なタイミング・文脈で広告を届けられるかに集約されていくと考えられます。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ①マーケティングソリューションズ事業 成果報酬型広告「アフィリエイト」においては、広告主のパフォーマンス(流通総額及び投資効率)最大化を目的として、集客の“量”から“質”への転換を軸に取り組みを進めてまいります。具体的には、(ⅰ)購買意欲の高いユーザーを保有する良質なメディア・パートナーの拡充と活性化、(ⅱ)SNSやUGCを起点としたソーシャルコマース領域への取り組み強化、(ⅲ)既存領域にとらわれない新たな成果創出機会・適応市場の開拓を推進してまいります。 また、引き続き、虚偽情報サイトや不適切なコンテンツへの広告掲出リスクについては、広告掲載サイトに対する審査・モニタリング体制の高度化を継続的に実施し、広告主・媒体双方にとって安心・安全な広告取引環境の維持・向上に努めてまいります。 ②トラベルテック事業 宿泊施設向けのソリューションとして、当社はAIを活用したデジタルトランスフォーメーション(DX)ソリューションの整備・高度化に引き続き注力してまいります。具体的には、宿泊施設や旅行関連事業者に対し、業務の省力化・自動化による生産性向上と、顧客体験の向上を同時に実現するソリューションの提供を進めてまいります。とりわけ、宿泊業界において深刻化する労働人口不足を背景とした省人化・効率化ニーズに対応し、現場負荷の軽減と運営の安定化に寄与する取り組みを強化してまいります。 併せて、当社のマーケティングソリューションズ事業とのシナジーを活かし、ソーシャルコマース等を含む集客手法の多様化支援にも取り組んでまいります。特定の流通チャネルに過度に依存しない集客構造の構築を支援することで、宿泊施設が自社の顧客接点を拡張し、収益性と持続可能性を高めることを目指します。これにより、集客から運営までを一体で支えるソリューションを提供し、宿泊施設の中長期的な競争力強化に貢献してまいります。 ③自律的に行動する人材の育成と確保 激しく変化する事業環境の中で本質的課題をとらえ、変革を恐れず、自律的に動いて結果にコミットする人材を育成・確保するため、挑戦を奨励する企業文化の醸成、成功体験を積む環境づくり、教育制度の充実、多様なキャリアパスの提供、適正な評価と処遇に取り組んでまいります。 (5) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は、事業の持続的成長と収益性の改善を重視し、成長投資を戦略的に実施することで、売上高の拡大及び営業利益の改善に努めてまいります。
事業等のリスク3,181字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)トップリスク 当社は、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与える可能性があると認識しているリスクのうち、「発生頻度又は発生可能性」及び「影響度」の観点から、特に重要度が高いリスクを「トップリスク」として選定し、管理しております。 財務リスク   発生頻度又は発生可能性   影響度   関連する機会とリスク (○機会●リスク)   主要な取り組み 収益基盤   2   8   ●収益基盤の変化に伴い従来の利益構造を維持できないことによる利益確保の困難     ・コスト構造を最適化した利益計画の策定 ・柔軟な運営体制の構築 ・新規事業の検討 ビジネスモデル   3   3   ○独自のトラッキング技術による競合との差別化 ●Cookieを利用したトラッキングが制限されることによる広告効果の計測困難   ・トラッキング規制及びブラウザーベンダーやWorld Wide Web Consortium(World Wide Webで使用される各種技術の標準化を推進するために設立された団体)等の動向調査 ・独自トラッキングの技術開発、回避策の検討 事業戦略   1   8   ○高付加価値化・差別化を図った収益性の改善 ●環境変化への対応不足・遅延による収益性の低下   ・データ活用、プロダクト高度化による差別化戦略の推進 ・重点領域への選択的投資 ・収益構造の多様化 事業継続/サイバーセキュリティ   1   8   ●業務上の人為的ミス又は故意による不法行為、災害等によるシステム障害、マルウエア感染や標的型攻撃、及びランサムウエア攻撃による基幹システムや重要データの暗号化、情報窃取や公開を伴う二重恐喝、並びにシステムや製品等の脆弱性の悪用等による情報漏洩、データの破壊・改竄、事業継続に重大な影響を及ぼすサービスの停止や業務の中断   ・システム管理体制の構築、継続運用 ・定期的バックアップの実施 ・脆弱性情報のチェックと対策の実施 ・社外からのサイバー攻撃による不正アクセスの監視・防御 事業継続/危機対応   1   8   ●大規模災害発生時等の物的資源(サーバ等)、情報システムの東京集中による事業継続の困難   ・複数クラウドサービス利用によるデータセンターの分散化・多重化の実施 ・他地域への展開の検討 ・障害発生時の復旧手段の明確化 事業継続/自然災害   1   8   ●非常災害時におけるサービスの提供停止による業績への影響 ●災害後の事業復旧作業の遅れによる業績への影響   ・リモートワーク下を意識したBCPの策定 ・BCPの定期的訓練 個人情報管理   1   8   ●当社又は委託先の関係者の故意・過失、悪意を持った第三者の攻撃又は不測の事態によるサービス利用者の個人情報の漏洩   ・ISMS認証に基づくセキュリティレベルの維持・管理のための運用遵守 ・セキュリティチェックプロセス実施の徹底 ・従業員に対する教育の継続 データガバナンス   1   8   ○データガバナンスにおける信頼の向上 ○適切なAIガバナンスの下での活用による業務の効率化や生産性の向上、競争力の強化 ●データガバナンスの不徹底を原因とする、データの取得方法やデータ管理上のトラブルによる信用の毀損、顧客離れの発生 ●AI技術の活用における利用方針や管理体制等のAIガバナンスの不足を原因とする誤情報の生成、差別的又は不適切な出力、知的財産権・個人情報の侵害、法令等への不適合による事業活動の信頼性への悪影響   ・データガバナンスの運用ルールの整備、規約の検討 ・データガバナンスに関する従業員教育の実施 ・AI倫理基本方針及びAI利用ガイドラインの策定 ・AI利用時のリスク評価及びモニタリングの実施 ・AIガバナンスに関する従業員教育の実施 システム障害   1   8   ●システムの不具合、仕様、運用の誤りに起因する集計ミスによる売上の毀損又は過大請求の発生   ・開発レビュー、テストの徹底 ・精度の高いデータへの変更 ・定期的なモニタリング 投資戦略   2   3   〇M&A及び新規事業による事業領域の拡大 ●市場環境や競争環境の変化による、M&A及び新規事業への投融資の回収遅延からなる連結業績や成長及び事業展開等への影響   ・M&A及び新規事業投資における当社の既存事業とのシナジー効果、事業計画、財務内容及び契約関係等の慎重な調査・検討 特定サービスへの依存   2   3   ●主要取引先の事業方針の変更に伴う当社との取引縮小による業績低迷   ・取引先の多様化と新規顧客開拓の強化 ・取引先の業務プロセス・収益モデルに深く根付き、事業上必要不可欠となるようなサービスの企画・開発 技術基盤   2   3   ●老朽化した技術基盤の継続利用による保守難易度の上昇、障害リスクの増大、技術人材確保の困難   ・次世代技術基盤への段階的な移行 ・最新機器への段階的な入れ替え ・既存システムの安定運用 ・既存システムと次世代技術基盤の並行稼働 ・開発体制・技術の刷新と強化 (2)発生頻度又は発生可能性及び影響度 「発生頻度又は発生可能性」及び「影響度」それぞれのレベル選択の目安は以下のとおりであります。 発生頻度又は発生可能性   影響度 レベル   目安   レベル   目安 1   (低い) 5年に1回程度発生、又は今後5年以内に発生する可能性が高い   1   (軽微) “事業に多少の影響が出る/事業に直接的な影響が生じない”ようなリスク   ・収益への影響 売上高等の主要な経営指標の1%程度の軽微な損失、又は直接的に生じない ・信用への影響 顧客からの問い合わせ等による極めて限定的な影響、又はほとんど生じない等 2   (偶発的) 1年~2年に1回程度発生、又は今後1年~2年以内に発生する可能性が高い   3   (限定的) “事業に一定の影響が出る”ようなリスク   ・収益への影響 売上高等の主要な経営指標の5%~10%程度の損失 ・信用への影響 不祥事や事故が一部メディアで報道されて一定程度毀損される、SNSのユーザー投稿等に基づく炎上による限定的な影響、秘密・極秘には至らない情報の漏洩や消失、主要でないサービスの停止等 3   (高い) 6ヶ月に1回程度発生、又は今後6ヶ月以内に発生する可能性が高い   8   (重大) “長期的に経営に大きな影響が出る/主要な事業の継続が危ぶまれる”ようなリスク   ・収益への影響 売上高等の主要な経営指標の20%程度の損失 ・信用への影響 不祥事や事故が主要メディアで報道される等して毀損される、秘密・極秘情報の漏洩や消失、主要なサービスの停止等 4   (頻発) 1ヶ月~2ヶ月に1回程度発生、又は今後1ヶ月~2ヶ月以内に発生する可能性が高い   10   (深刻) “経営の存続が危ぶまれる”ようなリスク   ・収益への影響 売上高等の主要な経営指標の60%程度以上の巨額な損失 ・信用への影響 不祥事や事故が多くの主要メディアで報道される等して著しく毀損される、秘密・極秘情報の大規模な漏洩や消失、主要なサービスの回復が困難なレベルでの停止等
経営成績の分析 (MD&A)5,827字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 記載事項のうち将来に関する事項については、別段の記載がない限り、当連結会計年度末現在において入手し得る情報に基づいて判断したものであります。 (1) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成しております。連結財務諸表の作成にあたっては、資産・負債及び収益・費用の金額に影響を与える見積りを必要としますが、これらの見積りには不確実性が伴うため、実際の結果と異なる場合があります。 (2) 経営成績等の状況の概要並びに経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 ①経営成績 当連結会計年度における我が国の経済は、一部に足踏みが残るものの、個人消費が下支えし、景気の緩やかな回復がみられました。一方で、物価上昇や不安定な国際情勢が景気を下押しするリスクとなりました。 こうした環境の下、当社グループは、ミッション「正しい情報を効率的につなぐ」に基づき、多くの情報から正しい情報を導き出し、その情報を必要とする方々へ効率的に届けることに注力した結果、連結経営成績は次のとおりとなりました。 当連結会計年度の売上高は、24,169百万円(前期比20.5%減)となりました。 成果報酬型広告「アフィリエイト」については、年間を通じてショッピングカテゴリが伸長したこと等により、前期比で増収となりました。一方、オンラインモールのストア向けクリック課金型広告「StoreMatch(ストアマッチ)」及びCRMツール「STORE's R∞(ストアーズ・アールエイト)」(以下「両サービス」という。)については、2025年7月31日付で提供を終了したことにより、前期比で大幅な減収となりました。 販売費及び一般管理費は、引き続き戦略投資を実施したものの、各種コストカット施策により、5,377百万円(前期比7.7%減)となりました。 営業利益は、ECソリューションズ事業の売上高の減少により、1,971百万円(前期比52.6%減)となりました。 経常利益は、持分法適用関連会社について主に将来の収益見込みを見直したことに伴い、持分法による投資損失365百万円を計上したこと等により、1,481百万円(前期比64.1%減)となりました。 親会社株主に帰属する当期純利益は、487百万円(前期比82.9%減)となりました。 これは、サービス移行業務収益1,025百万円を計上したものの、当社が保有する固定資産について、将来の回収可能性を慎重に検討した結果、減損損失1,274百万円を計上したこと、当連結会計年度及び今後の業績動向を踏まえ、繰延税金資産の回収可能性について慎重に検討した結果、法人税等調整額169百万円を計上したこと等によるものであります。 セグメントの経営成績は次のとおりであります。 なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しており、以下の前期比較については、前期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較分析しております。 a.マーケティングソリューションズ事業 マーケティングソリューションズ事業は、コマース事業者の集客と販売促進を支えるソリューションを提供する事業であります。主要なサービスは、成果報酬型広告「アフィリエイト」であります。 当連結会計年度におきましては、「アフィリエイト」について、年間を通じてショッピングカテゴリが伸長したこと等により、売上高を押し上げましたが、前期に受注した高利益率案件の反動等により、セグメント利益は前期比で減少しました。この結果、セグメント売上高は13,025百万円(前期比2.6%増)、セグメント利益は1,242百万円(前期比19.0%減)となりました。 また、プロダクト企画・開発の主な取り組みとして、2025年3月にインフルエンサーマッチングプラットフォーム「BUZMA」をグループサービスとして取り込み、インフルエンサーと企業・店舗をつなぐプル型マーケティングの強化を図りました。当該プラットフォームは、SNS上での情報発信を通じて集客やフォロワー増加の支援を可能とするサービスであり、特に中小事業者やローカルビジネスにおいて、広報・宣伝の役割を担い、課題解決に貢献するサービスであります。 さらに、2025年7月には「アフィリエイト」を利用中の広告主を対象とした「SNSメディア向けCPC専用プログラム」の提供を開始し、インフルエンサーのニーズに合わせたCPCオファーを広告主が容易に開示できる仕組みを実装しました。 そのほか、2025年12月に成果報酬型広告ソリューション「リワードDSP」の提供を開始しました。当該ソリューションは、広告主とコマースメディアの双方が抱える課題に対応するために設計された広告プラットフォームであり、複数の会員組織やリテールサイトから集約されたユーザーに最適配信を行う仕組みを備えております。これにより、従来リーチが難しかった高意欲ユーザー層へ効果的にアプローチできるほか、ポイント還元(リワード)と組み合わせた配信により購買直前の意思決定を後押しし、投資対効果の把握を容易にしております。 b.ECソリューションズ事業 ECソリューションズ事業は、オンラインモールのストア向けにクリック課金型広告及びCRMツールを提供する事業であります。主要なサービスは、オンラインモールのストア向けクリック課金型広告「StoreMatch(ストアマッチ)」及びCRMツール「STORE's R∞(ストアーズ・アールエイト)」でありますが、両サービスの提供は2025年7月31日付で終了しております。 この結果、セグメント売上高は9,831百万円(前期比40.2%減)、セグメント利益は2,669百万円(前期比40.7%減)となりました。 c.トラベルテック事業 トラベルテック事業は、宿泊施設への集客とDXを支えるソリューションを提供する事業であります。主要なサービスは、宿泊予約システム「DYNA IBE(ダイナ アイビーイー)」及びホテル管理システム「DYNA PMS(ダイナ ピーエムエス)」であります。なお、2025年9月にダイナテック株式会社(2025年4月に吸収合併)が有していた企業ブランドを承継し、トラベルテックの事業ブランドを「DYNATECH(ダイナテック)」へリブランドしました。これにより、宿泊業界に向けたトータルソリューションとしての提供価値を明確化し、統一感のあるブランド基盤を構築しております。また、当該リブランドの一環として、宿泊予約システム「Direct In(ダイレクトイン)」及び宿泊管理システム「Dynalution(ダイナリューション)」は、それぞれ宿泊予約システム「DYNA IBE(ダイナ アイビーイー)」及びホテル管理システム「DYNA PMS(ダイナ ピーエムエス)」にサービス名を変更しております。 当連結会計年度におきましては、宿泊施設の投資意欲の回復もあり、前期比で増収となりましたが、新たな事業領域への戦略投資等により、セグメント損失となりました。この結果、セグメント売上高は1,325百万円(前期比4.5%増)、セグメント損失は215百万円(前期はセグメント損失193百万円)となりました。 また、プロダクト企画・開発の主な取り組みとして、2025年1月に「DYNA PMS(ダイナ ピーエムエス)」において、キャンセル料の請求・回収業務をデジタル化するPayn(ペイン)との連携を開始しました。宿泊施設の予約データをPayn(ペイン)に自動連携することにより、宿泊施設におけるキャンセル料の請求・回収業務のDXを促進しております。 そのほか、2025年11月に「DYNA IBE(ダイナ アイビーイー)」上で、自社Webサイトに来訪した関心の高いユーザーへの広告配信を可能とするリターゲティング広告ソリューションの提供を開始しました。当該機能は、「DYNA IBE(ダイナ アイビーイー)」を利用する宿泊施設において容易に導入でき、機械学習モデルによる来訪者のスコアリングを活用することで、予約完了率の高い顧客層への効率的な広告配信を実現し、予約率の向上に寄与しております。 ②生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループは、マーケティングソリューションを提供する事業を展開しており、提供するサービスの性格上生産実績の記載に馴染まないため、当該記載を省略しております。 b.受注実績 生産実績と同様の理由により、記載を省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しており、以下の前期比較については、前連結会計年度の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較分析しております。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)   前期比(%) マーケティングソリューションズ事業(百万円)   13,025   102.6 ECソリューションズ事業(百万円)   9,831   59.8 トラベルテック事業(百万円)   1,312   104.2 合計(百万円)   24,169   79.5 (注)1.当連結会計年度において、ECソリューションズ事業の販売の実績が著しく変動いたしました。その内容については、「①経営成績」をご覧ください。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) 金額 (百万円)   割合(%)   金額 (百万円)   割合(%) LINEヤフー株式会社   3,582   11.8   2,654   11.0 ③財政状態 (資産) 当連結会計年度末の資産合計は16,142百万円となり、前連結会計年度末と比べて3,449百万円減少しました。 流動資産は15,045百万円となり、前連結会計年度末と比べて2,597百万円減少しました。これは、主に現金及び預金が748百万円、受取手形及び売掛金が1,998百万円減少したことによるものであります。 固定資産は1,096百万円となり、前連結会計年度末と比べて852百万円減少しました。これは、主にソフトウエアが768百万円減少したことによるものであります。 (負債) 当連結会計年度末の負債合計は3,961百万円となり、前連結会計年度末と比べて2,770百万円減少しました。 流動負債は3,821百万円となり、前連結会計年度末と比べて2,849百万円減少しました。これは、主に買掛金が1,498百万円、未払金が389百万円、未払法人税等が572百万円減少したことによるものであります。 固定負債は139百万円となり、前連結会計年度末と比べて79百万円増加しました。 (純資産) 当連結会計年度末の純資産合計は12,181百万円となり、前連結会計年度末と比べて679百万円減少しました。これは、主に利益剰余金が親会社株主に帰属する当期純利益の計上により487百万円増加したものの、剰余金の配当により1,235百万円減少したことによるものであります。 ④キャッシュ・フロー 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は11,026百万円となり、前連結会計年度末と比べて748百万円減少しました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は1,923百万円(前期は3,461百万円の獲得)となりました。これは、主に税金等調整前当期純利益が1,142百万円であり、プラス要因として、減価償却費が343百万円、減損損失が1,274百万円、売上債権の減少額が2,002百万円であったものの、マイナス要因として、仕入債務の減少額が1,498百万円、法人税等の支払額が1,174百万円であったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は1,443百万円(前期は708百万円の使用)となりました。これは、主に無形固定資産の取得による支出が308百万円、投資有価証券の取得による支出が419百万円、差入保証金の差入による支出が327百万円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出が196百万円であったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は1,229百万円(前期は12,511百万円の使用)となりました。これは、主に配当金の支払額が1,227百万円であったことによるものであります。 ⑤キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容については、「④キャッシュ・フロー」をご覧ください。 当社グループの資金需要の主なものは、顧客であるコマース事業者のパフォーマンス(流通総額及び投資効率)を最大化するためマーケティングソリューションの効果向上及び今後の成長に向けた新たな領域等へのサービス開発・投資のほか、事業規模の拡大に伴い需要が高まる運転資金であります。これらの資金需要は自己資金で賄うことを基本とし、必要に応じて外部からの資金調達を実施します。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。