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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

アイティメディア

ITmedia Inc.2148 · Prime · サービス業

IT専門のインターネットメディア企業。企業向けリードジェネレーションと消費者向けサイト運営を両軸とする。

概要

アイティメディア株式会社は、1999年にソフトバンクグループの子会社として設立されたインターネット専業のメディア企業である。IT関連の専門メディア群(ITmedia、TechTargetジャパン、@ITなど)を運営し、法人向けのリードジェネレーションや広告販売を主な収益源とする。2026年3月期の売上収益は83億円、従業員数382人。運営サイトの月間ユニークブラウザ数は約6,000万、ページビュー数は約3億5,000万に上る。

BtoBメディアとBtoCメディアの二軸構成

アイティメディアの事業は、報告セグメントとして「BtoBメディア事業」と「BtoCメディア事業」に区分される。BtoBメディア事業はIT・ビジネス分野と産業テクノロジー分野をカバーし、TechTargetジャパン、@IT、ITmedia NEWS、MONOist、EE Times Japanなど約20の専門メディアを運営する。これらのメディアはシステム導入の意思決定者や技術者を対象とし、リードジェネレーションやデジタルイベント、リサーチ・コンサルティングを提供する。BtoCメディア事業は一般消費者向けで、ITmedia Mobile、ねとらぼ、Fav-Logなどを運営し、広告収入を得る。2026年3月期のセグメント売上は、BtoBが66億円、BtoCが16億円であり、BtoBが全体の約8割を占める。

リードジェネレーションが収益の過半を占める

創業当初は広告モデルが中心だったが、現在はリードジェネレーション(見込み客獲得支援)が収益の過半を占める。リードジェンは、会員制の専門コンテンツを通じてユーザーから企業情報を取得し、顧客企業に提供する仕組みである。2026年3月期時点でリードジェン会員数は139万人に達し、前年比2.3%増加した。また、オンライン展示会・セミナーを提供するデジタルイベントや、データ管理基盤「Campaign Central」の開発など、リードジェンを軸に収益モデルを多角化している。このモデルの強みが、他社との差別化要因となっている。

382人の従業員で約6,000万UB/月を達成

アイティメディアの従業員数は382人(2026年3月期)と、メディア企業としては比較的小規模である。しかし、運営するウェブサイト群の月間ユニークブラウザ数は約6,000万UB、ページビュー数は約3億5,000万PVと、多くの利用者を獲得している。この背景には、専門編集記者による質の高いコンテンツと、IT分野に特化したメディアブランドの信頼性がある。また、CMS(コンテンツマネジメントシステム)の刷新やAI検索との連携など、技術投資を継続し、コンテンツの最適化を進めている。

グループ5社で構成される事業体

アイティメディアグループは、当社と4つの子会社・関連会社で構成される。連結子会社には、システム開発案件マッチングサービス「発注ナビ」を運営する発注ナビ株式会社、テクノロジー領域のリサーチ・コンサルティングを手がける株式会社ピイ.ピイ.コミュニケーションズ、ドメイン管理を行う有限会社ネットビジョンがある。また、持分法適用関連会社としてアイティクラウド株式会社があり、IT製品レビューメディア事業を展開する。2026年4月には、ウェビナー支援企業のマジセミ株式会社を完全子会社化し、グループの体制を強化している。

業界の中での役割はBtoB/BtoC向けインターネットメディア運営、リードジェネレーション事業にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
83億円
営業利益
18億円
営業利益率
21.7%
純利益
12億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
BtoBメディア66億円79.5%12億円18.2%
BtoCメディア17億円20.5%6億円35.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01IT・ビジネス分野(法人向け)主力

IT関連の専門メディア(TechTargetジャパン、@IT、ITmedia NEWS等)を運営し、システム導入・購買に関わるキーパーソン向けに情報提供。広告販売に加え、リードジェネレーション(見込み客獲得支援)やデジタルイベント、リサーチ・コンサルティングを提供する。

主な製品・サービス4
TechTargetジャパン
IT製品・サービスの導入・購買を支援する専門メディア。会員制で詳細なコンテンツを提供し、企業のキーパーソンをリードとして生成。
キーマンズネット
IT導入の意思決定者向けコミュニティサイト。情報提供とリードジェネレーション機能を持つ。
ITmedia マーケティング
デジタルマーケティング担当者向けの情報サイト。マーケティングノウハウや製品情報を提供。
発注ナビ
情報システム開発会社の検索・比較サービス。発注担当者に適切なベンダーを紹介するプラットフォーム。

02産業テクノロジー分野(法人向け)準主力

製造業・エレクトロニクス・建築など産業テクノロジー分野の専門メディア(MONOist、EE Times Japan、スマートジャパン等)を運営。技術者・導入担当者向けに最新技術情報を提供し、リードジェネレーションや広告販売を行う。

主な製品・サービス4
MONOist
製造業(ものづくり)向け技術解説サイト。設計・生産技術者を主な読者とし、製品導入に関する情報を提供。
EE Times Japan
エレクトロニクス技術者向け専門ニュースサイト。半導体・電子部品等の技術動向を速報。
スマートジャパン
節電・蓄電・発電に関する情報サイト。企業・自治体のエネルギー関連導入担当者を対象。
BUILT
建築・建設分野の技術情報サイト。実務者向けの専門コンテンツを提供。

03コンシューマー分野(個人向け)副次

一般消費者向けメディア(ITmedia Mobile、ねとらぼ、Fav-Log等)を運営。デジタル家電・ガジェット情報やネットの話題を提供し、広告収入を得る。

主な製品・サービス3
ITmedia Mobile
スマートフォン・モバイル機器の最新情報や活用術を提供する消費者向けサイト。
ねとらぼ
ネット上の話題・トレンドを幅広くカバーするエンタメ情報サイト。
Fav-Log
日用品の購買情報を提供する比較・レビューサイト。

製品と技術

TechTargetジャパンとキーマンズネット

TechTargetジャパンは、米国TechTarget Inc.との提携に基づき2005年に開設された、IT製品・サービスの導入・購買を支援する専門メディアである。会員制で詳細なホワイトペーパーや事例を提供し、企業のキーパーソンから見込み客情報を生成する。キーマンズネットは2015年に譲受した、IT導入の意思決定者向けコミュニティサイトで、同様のリードジェネレーション機能を持つ。両メディアはアイティメディアのリードジェン事業の中心であり、2026年3月期のリードジェン会員数は139万人に達する。また、データ管理基盤「Campaign Central」を開発し、顧客への営業提案の精度向上に活用している。

ITmedia NEWSとねとらぼ

ITmedia NEWSは、IT関連ニュースを速報するBtoB向けメディアであり、IT業界関係者や企業の情報システム責任者を主な読者とする。2017年にはAI・ロボット専門チャンネル「ITmedia AI+」を開設し、2025年7月には月間300万PVを突破した。一方、ねとらぼは2011年に開設された消費者向けエンタメ情報サイトで、ネット上の話題を幅広くカバーする。ねとらぼシリーズは6つのサイトに拡大し、BtoCメディア事業の主力となっている。ITmedia NEWSとねとらぼは、それぞれ法人・個人向けの広告収入を生み出しており、CMS刷新やAI検索対策など、プラットフォーム変化への対応を進めている。

MONOistとEE Times Japan

MONOistは製造業(ものづくり)向け技術解説サイトで、設計・生産技術者を対象とする。EE Times Japanはエレクトロニクス分野の専門ニュースサイトで、半導体・電子部品の技術動向を速報する。両メディアは、アイティメディアの産業テクノロジー分野を代表する存在であり、会員制コンテンツを通じてリードジェネレーションを提供する。2010年にEE Times Japanを運営するE2パブリッシングを子会社化し、その後合併。2011年には同じくエレクトロニクス情報メディア「EDN Japan」を譲受した。これらのメディアは、製造業やエレクトロニクス業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)需要を捉え、技術者向けの専門情報を提供している。

発注ナビとデジタルイベント

発注ナビは、情報システム開発会社の検索・比較サービスで、2015年に子会社化した。発注担当者が適切なベンダーを探すためのプラットフォームであり、2026年3月期の加盟社数は8,408社に成長した。広告宣伝費を積極投入し、成長を加速している。デジタルイベントは、オンライン展示会やセミナーを開催するサービスで、リードジェンモデルの一環として展開する。2025年10月には動画プラットフォーム「TechLIVE by ITmedia」を開設し、動画によるテクノロジー情報発信を強化。2026年4月に子会社化したマジセミ株式会社は、年間1,000回超のウェビナー実績を持ち、デジタルイベント事業の大幅な拡充に貢献する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

サービス業で高収益、ニッチな情報提供

アイティメディアは売上高80億円規模のサービス企業で、特にIT関連の情報提供サービスに強みを持つ。同業他社のジンジブやダイブグループと比較すると、規模は小さめだが、営業利益率は20%超と非常に高く、収益性で大きく上回る。これは、広告モデルや会員サービスなど収益性の高いビジネスモデルを確立しているため。ライバルとなるJSHやマテリアルグループは人材や素材分野に特化するが、アイティメディアはIT情報という専門領域で独自の地位を築いている。今後もIT市場の成長に伴い、情報ニーズの拡大が期待される。

強み

  • 営業利益率が20%超と業界でもトップクラスの収益力を誇る。
  • IT分野に特化し、質の高い情報提供で顧客の信頼を獲得している。
  • 売上高が80億円前後で安定推移し、堅実な経営基盤を維持。
  • 広告と会員サービスを組み合わせた収益モデルが確立されている。

課題

  • 売上高80億円規模で、成長のためには新規事業の展開が必要である。
  • 広告需要の変動により、収益が影響を受けやすい構造である。
  • 情報提供サービスは参入障壁が低く、競合が増加している。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

メディア・エンタメの時価総額近傍。太字がアイティメディア

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16535アイモバイル302億円12.0倍
24839WOWOW290億円22.0倍
33922PR TIMES286億円12.1倍
43696セレス262億円12.1倍
52461ファンコミュニケーションズ259億円31.9倍
62148アイティメディア251億円19.5倍
76184鎌倉新書236億円27.9倍
86050イー・ガーディアン216億円29.6倍
93662エイチームホールディングス183億円30.3倍
102491バリューコマース170億円
116533Orchestra Holdings116億円160.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(メディア・エンタメ)に従っています。

会社の歴史

沿革 33件

ソフトバンクの子会社として設立された1999年

1999年12月、ソフトバンク パブリッシング株式会社(現SBクリエイティブ)の100%子会社として、ソフトバンク・ジーディーネット株式会社が東京都中央区日本橋箱崎町に設立された。ソフトバンクグループ初のオンライン・メディア企業であり、米国ZDNet Inc.との合弁により「ZDNet JAPAN」の運営を開始した。2000年8月には、ソフトバンク・メディア・アンド・マーケティング、米国ZDNet、ヤフーの3社合弁に変更され、株主構成が多様化した。

ITmediaへのブランド変更と株式会社アットマーク・アイティの合併

2004年1月、米国ZDNetとの合弁解消に伴い、商号をソフトバンク・アイティメディア株式会社に変更し、サービス名を「ITmedia」へ一新した。翌2005年3月には、技術者向けオンラインメディア「@IT」を運営する株式会社アットマーク・アイティを合併し、アイティメディア株式会社に商号変更。本店を丸の内に移転した。この合併により、IT技術者向けの専門コンテンツを自社メディアに取り込み、法人向け情報提供の幅を広げた。

TechTargetジャパンの開設とリードジェン事業の確立

2005年7月、米国TechTarget Inc.と業務提携契約を締結し、同年11月に「TechTargetジャパン」を開設した。TechTargetジャパンは、IT製品導入のキーパーソン向けに会員制の詳細コンテンツを提供し、見込み客情報を生成するリードジェネレーションモデルの基盤となった。この提携により、アイティメディアは広告収入に依存しない新たな収益モデルを獲得し、後の収益多角化の起点となった。現在ではリードジェンが収益の過半を占めるに至っている。

東京証券取引所マザーズへの上場

2007年4月、アイティメディアは東京証券取引所マザーズに上場した。上場時点で、既にITmedia、@IT、TechTargetジャパンなどの主要メディアを運営しており、上場資金を活用してさらなる事業拡大を図った。上場後の2008年には音楽情報サイト「BARKS」の譲受やzoome株式会社の子会社化など、M&Aを積極化する一方、不採算事業の整理も進め、2011年にはzoomeを解散、2012年にはBARKSを譲渡した。

M&Aによる事業拡大(発注ナビ、ピイ.ピイ.コミュニケーションズ、マジセミ)

2015年10月、システム開発案件マッチングサービス「発注ナビ」を運営する株式会社ユーザラス(現発注ナビ株式会社)を子会社化。発注ナビはその後、加盟社数を拡大し、2026年3月期には8,408社に達する成長を見せた。2025年10月にはテクノロジー領域のリサーチ会社である株式会社ピイ.ピイ.コミュニケーションズを完全子会社化し、リサーチ・アドバイザリー分野に進出。さらに2026年4月、年間1,000回超のウェビナーを開催するマジセミ株式会社を完全子会社化し、デジタルイベント事業を大幅に強化した。これらのM&Aは、BtoBメディア事業の隣接領域への拡張と収益源の多様化を目的としている。

「ねとらぼ」シリーズの展開とコンシューマー分野の強化

2011年4月、ネット上の旬な話題を提供する「ねとらぼ」を開設。以降、2015年に「ねとらぼエンタ」、2016年に「ねとらぼ生物部」、2017年に「ねとらぼアンサー」、2018年に「ねとらぼ交通課」「ねとらぼGirlSide」と、同シリーズを拡大した。これらは一般消費者向けBtoCメディアの中核を成し、広告収入を牽引している。2026年3月期のBtoCメディア事業売上は16億円で、前年比15.1%増となった。CMS刷新やデジタル広告品質認証の更新など、品質管理にも注力している。

年表33件を開く

1990年代

  • 1999年12月商号変更ソフトバンク パブリッシング株式会社(*)(現SBクリエイティブ株式会社)の100%子会社として、ソフトバンクグループ初のオンライン・メディア企業ソフトバンク・ジーディーネット株式会社(東京都中央区日本橋箱崎町)設立(*) 1999年3月 ソフトバンク株式会社から分社する形で設立 2000年3月 ソフトバンク・メディア・アンド・マーケティング株式会社へ商号変更 2013年10月 SBクリエイティブ株式会社へ商号変更

2000年代

  • 2000年5月本店を東京都港区赤坂四丁目13番13号に移転
  • 2000年8月ソフトバンク・メディア・アンド・マーケティング株式会社、米国ZDNet Inc.(ジーディーネット)及びヤフー株式会社(現LINEヤフー株式会社)の3社の合弁契約に基づき、ソフトバンク・メディア・アンド・マーケティング株式会社保有の当社株式のうち一部を、米国ZDNet Inc. 及びヤフー株式会社(現LINEヤフー株式会社)へ譲渡
  • 2004年1月商号変更米国ZDNet Inc.との合弁契約を解消し「ソフトバンク・アイティメディア株式会社」に商号変更 サービス名称も「ZDNet JAPAN」から「ITmedia」へ変更
  • 2005年3月M&A技術者のためのオンライン・メディア(ウェブサイト)「@IT(アットマーク・アイティ)」を提供する株式会社アットマーク・アイティを合併し、「アイティメディア株式会社」に商号変更 本店を東京都千代田区丸の内三丁目1番1号に移転
  • 2005年7月米国TechTarget Inc.(テックターゲット)と業務提携契約を締結
  • 2005年10月M&A次世代ITリーダーに焦点を当てたオンライン・メディア「ITmedia エンタープライズ」を開設 IT並びに経営のための雑誌・書籍などを発行する株式会社メディアセレクトの全株式を取得、子会社化
  • 2005年11月米国TechTarget Inc.との業務提携に基づき、「TechTargetジャパン」を開設
  • 2006年1月M&A有限会社ネットビジョンを子会社化(現 連結子会社)
  • 2006年2月M&A株式会社メディアセレクトを合併
  • 2007年4月上場東京証券取引所マザーズに上場
  • 2008年4月音楽情報専門サイト「BARKS(バークス)」のウェブ事業をソフトバンク クリエイティブ株式会社(現SBクリエイティブ株式会社)より譲受
  • 2008年10月M&A動画投稿コミュニティサイトを運営するzoome(ズーミー)株式会社の全株式を取得し子会社化
  • 2009年7月本店を東京都千代田区大手町一丁目3番1号に移転

2010年代

  • 2010年1月M&Aエレクトロニクス情報メディア「EE Times Japan」を運営するE2パブリッシング株式会社の全株式を取得し子会社化
  • 2010年3月M&AE2パブリッシング株式会社を合併
  • 2011年4月ネット上の旬な情報を幅広く紹介するWebメディア「ねとらぼ」を開設
  • 2011年6月エレクトロニクス情報メディア「EDN Japan」を譲受
  • 2011年9月連結子会社zoome株式会社が解散
  • 2012年3月音楽情報専門サイト「BARKS(バークス)」を事業譲渡
  • 2012年7月本店を東京都港区赤坂八丁目1番22号に移転
  • 2015年4月法人向けIT製品選定サービス「キーマンズネット」を譲受
  • 2015年10月M&Aシステム開発案件のマッチングサービスサイト「発注ナビ」を運営する株式会社ユーザラス(現発注ナビ株式会社)の全株式を取得し子会社化(現 連結子会社)
  • 2015年10月マニュアル制作業界向けソフトウェアを開発・販売するナレッジオンデマンド株式会社の株式を取得し持分法適用関連会社化
  • 2015年10月ネット上の気になる、人に話したいエンタメ情報を紹介するサイト「ねとらぼエンタ」を開設
  • 2016年4月ネット上のかわいく、癒される動物のニュースを幅広く紹介する新サイト「ねとらぼ生物部」を開設
  • 2016年7月M&A本店を東京都千代田区紀尾井町3番12号に移転 ナレッジオンデマンド株式会社の株式を追加取得し、子会社化
  • 2017年1月AI(人工知能)・ロボット専門のチャンネル「AI+(エーアイプラス)by ITmedia NEWS」を開設
  • 2017年4月気になる疑問に答える新サイト「ねとらぼアンサー」を開設
  • 2017年6月アドテクノロジー商品「ITmedia DMP」の提供開始
  • 2018年1月誰かに話したくなる「乗りもの」のあれこれをお届けする新サイト「ねとらぼ交通課」を開設
  • 2018年4月ソフトバンク コマース&サービス株式会社(現SB C&S株式会社)とIT製品の選定・導入に役立つ製品レビューメディア事業を展開する合弁会社「アイティクラウド株式会社」を設立
  • 2018年9月ネット女子の毎日を愉快にする新サイト「ねとらぼGirlSide」を開設

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    差別化につながるデジタルデータの生成

    継続的にコンテンツを強化し、メディアの規模と展開領域を拡張することで、サービスの幅を広げ、より価値の高いデジタルデータを生成・獲得する。

  2. 02

    収益モデルの多元化

    強みであるデジタルデータを差別化ポイントとし、インターネットならではの新たな収益モデルを開発するとともに、M&Aを通じてメディア事業に留まらない新事業に進出する。

  3. 03

    BtoBメディア事業の成長

    DX・AIを基軸とするテクノロジー市場の成長を捉え、M&Aを中心とした投資を積極化し、既存事業の成長と新領域での成長を加速する。

  4. 04

    BtoCメディア事業の強化

    運用型広告収益拡大のため、スマートデバイスやソーシャルメディアに最適化したメディアを拡充し、コンテンツ配信システム刷新やデータ・AI活用により効率改善とコンテンツ強化を図る。

  5. 05

    経営基盤の強化

    システム基盤への投資により業務の高度化・効率化を進め、人事制度の改善を通じて従業員の成長意欲を引き出し、能力向上に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で382人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は699万円で、9期前と比べて+2.6%平均年齢は39.9歳、平均勤続年数は8.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月209
2018年3月217
2019年3月68138.78.0237
2020年3月69838.87.8239
2021年3月71138.87.8260
2022年3月71638.87.9281
2023年3月69638.87.8322
2024年3月66238.97.7339
2025年3月67739.68.4346578
2026年3月69939.98.6382471

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率24.6%
縦線は目安の30%
男性育休取得率66.7%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)72.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社9(国内 9 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
本社 — 東京都 千代田区742百万円
全セグメント
本社 — 東京都 渋谷区25百万円
BtoBメディア事業
主な関係会社
  • 国内
    ソフトバンクグループ株式会社(注)1
    東京都港区
    議決権53.3%
  • 国内
    ソフトバンクグループジャパン株式会社
    東京都港区
    議決権53.3%
  • 国内
    ソフトバンク株式会社(注)1
    東京都港区
    議決権53.3%
  • 国内
    RBJ株式会社
    東京都港区
    議決権53.3%
  • 国内
    SBメディアホールディングス株式会社
    東京都港区
    議決権53.3%
  • 国内
    発注ナビ株式会社
    東京都千代田区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ピイ.ピイ.コミュニケーションズ(注)1
    東京都渋谷区
    議決権100.0%
  • 国内
    有限会社ネットビジョン(注)2
    東京都千代田区
    議決権100.0%
  • 国内
    アイティクラウド株式会社
    東京都港区
    議決権25.3%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は83億円営業利益18億円前期と比べると増収減益で、売上が+2.5%、利益が-10.0%。

売上高
+2.5%
83億円
営業利益
-10.0%
18億円
純利益
-20.0%
12億円
営業利益率
21.7%
前期比 -3.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高92億円83億円
営業利益20億円18億円
純利益14億円12億円
1株あたり配当¥50¥50

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は22億円、営業利益は5億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+22.2%、営業利益は+25.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q245
2024年1Q18422.23
2024年2Q20735.04
2024年3Q20525.04
2024年4Q224
2025年2Q38923.76
2025年4Q431125.69
2026年2Q39820.55
2026年4Q441022.77
2027年1Q22522.73

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は29億円から83億円へ2.9倍に増えた。直近期の営業利益率は21.7%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円税引前利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月2921
2014年3月2932
システム開発案件のマッチングサービスサイト「発注ナビ」を運営する株式会社ユーザラス(現発注ナビ株式会社)の全株式を取得し子会社化(現 連結子会社)
2015年3月3253
本店を東京都千代田区紀尾井町3番12号に移転 ナレッジオンデマンド株式会社の株式を追加取得し、子会社化
2016年3月4485
AI(人工知能)・ロボット専門のチャンネル「AI+(エーアイプラス)by ITmedia NEWS」を開設
2017年3月4565
誰かに話したくなる「乗りもの」のあれこれをお届けする新サイト「ねとらぼ交通課」を開設
2018年3月465
2019年3月474
2020年3月538
2021年3月6913
2022年3月8118
2023年3月8820
2024年3月8015
2025年3月812024.715
2026年3月831821.712

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高83億円のうち、営業利益として残るのは18億円21.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は12億円、売上の14.5%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金38.6%32億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金39.8%33億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益21.7%18億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
61.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+14.1pt
21.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+9.4pt
14.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+1.4pt
13.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
11.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
27.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが14億円、投資CFが1億円で、差し引きのフリーCFは15億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は59億円で、売上の8.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月3−10218
2014年3月3−10220
2015年3月630929
2016年3月7−7−1028
2017年3月5−3−4226
2018年3月70−2731
2019年3月6−1−2534
2020年3月130−41343
2021年3月22−2−52059
2022年3月202−122268
2023年3月19−1−71880
2024年3月14−2−121279
2025年3月18−12−20666
2026年3月141−201559

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は105億円。このうち返さなくてよい自己資本が87億円で、自己資本比率は82.2%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月4137490.4
2014年3月4339491.2
2015年3月4943687.6
2016年3月57471083.1
2017年3月5748984.3
2018年3月62511182.4
2019年3月64541085.1
2020年3月72591381.4
2021年3月91712078.4
2022年3月100792178.9
2023年3月112941884.5
2024年3月114981686.2
2025年3月110941685.3
2026年3月105871982.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
59億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
63億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
19億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率534社中37位あたり、逆に低いのは売上成長率534社中384位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
13.2%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
21.7%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
82.2%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
2.5%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.2%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,187で、1年前と比べて-25.7%過去52週の値幅のなかでは9%の位置にある。

¥1,187-3.1%1ヶ月-3.4%1年-25.7%時価総額251億円
過去52週の値幅
安値¥1,117高値¥1,920

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)19.5倍
PER (会社予想)16.8倍
PBR3.27倍
配当利回り4.21%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月28日の1181円から上昇に転じ、8月10日には1217円と25日移動平均線(1185.44円)を上回って推移しています。75日線(1226.11円)にはわずかに届かないものの、下値では買いが入っています。RSIは60.53とやや強気圏で、8月4日には出来高が152,600株と急増しており、機関投資家の売買が活発化しました。年初来では-19.71%と下落基調ですが、52週高値1920円からは-36.6%の水準で、戻りを試す展開です。200日線(1449.19円)は依然高い位置にあり、上値抵抗として意識されます。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 52/100)

PERは19.94倍で業界平均22.67倍を下回り、予想PERも17.2倍と割安感がある。PBRは3.35倍で平均3.23倍とほぼ同水準だが、ROE13.21%と高水準で収益性は良好。配当利回りは4.11%と平均2.64%を大きく上回り魅力的だが、配当性向が157.9%と高く持続性に懸念がある。総じて割安感はあるが、PBRの割高感と配当の過剰性を考慮し、ほぼ妥当と判断した。

指標この会社業種平均
PER (実績)19.5倍23.4倍
PER (予想)16.8倍
PBR3.27倍3.51倍
ROE13.2%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

ネットメディア市場の成熟と広告収入の依存度が論点。強気派は、高い営業利益率やROE13%超の収益性、増益傾向を評価する。弱気派は、売上高の伸び悩み、広告市況の悪化、競合の台頭によるシェア低下を懸念する。

プラスに働く材料7
  • 高収益体質

    営業利益率24.69%と業界最高水準の収益性

  • 安定配当

    配当利回り4.11%で株主還元に積極的

  • ROEの高さ

    ROE13.21%で資本効率が良い

  • 予想PER17.2倍への改善決算発表後影響

    現在PER19.94倍に対し予想PER17.2倍と低いPERでの再評価余地

  • 営業利益率21.7%の高収益継続影響

    2026/3期は売上高83億円、営業利益18億円、営業利益率21.69%

  • 配当利回り4.11%の安定通年影響

    配当利回り4.11%を確保し、下値支援材料となる

  • 1年19.7%下落の反動不定影響

    株価は1年で-19.71%、PBR3.35倍と調整が進んだ

マイナスに働く材料7
  • 成長鈍化

    売上高は2023年88億円から2025年81億円と横ばい圏

  • 広告依存

    収益の多くを広告に依存し、市況悪化の影響を受けやすい

  • 競争激化

    無料の情報サイトが増え、差別化が難しくなっている

  • 純利益12億円へ20%減益通年影響

    純利益は15→15→12億円と減少、2026/3期は前期比20%減

  • 営業利益18億円へ低下通年影響

    営業利益は20→18億円、営業利益率も24.69%→21.69%に低下

  • 売上高83億円で頭打ち継続影響

    売上高は80→81→83億円とほぼ横ばい、成長が見込めない

  • 外国人保有0.57%の低さ継続影響

    外国人持ち株比率0.57%と低く、海外資金の流入不足

次の決算で確かめる点
広告売上高
主要収益源の動向を確認するため
会員数・登録者数
収益基盤の拡大を示すため
営業利益率
収益性の維持・改善を確認するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり50で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは4.21%。

年間配当
¥50
1株あたり
配当利回り
4.21%
いまの株価に対して
配当性向
157.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1048.1
2018年3月100.040.7
2019年3月1110.070.7
2020年3月129.127.3
2021年3月1525.029.6
2022年3月2353.323.9
2023年3月2821.728.4
2024年3月115310.7150.4
2025年3月100−13.0135.8
2026年3月1000.0157.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥50

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ17,441人。区分でいちばん多いのは事業法人50.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が55.8%を占め、残る44.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人51.150.650.850.650.350.1
個人・その他20.123.023.440.340.043.0
自己株式2.94.64.66.96.96.9
金融機関14.417.915.35.46.35.7
証券会社3.61.92.30.70.70.6
外国法人10.86.68.22.72.40.5
外国人個人0.00.00.10.30.30.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01SBメディアホールディングス株式会社49.51
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)4.03
03新野 淳一1.74
04株式会社日本カストディ銀行(信託E口)0.89
05小林 教至0.70
06アイティメディア従業員持株会0.62
07株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.60
08大槻 利樹0.49
09後藤 周子0.44
10加賀谷 昭大0.40

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+200%、1株純資産は14期で−24%。直近期のROEは13.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月205853.520.5
2014年3月326145.319.224.9
2015年3月152197.230.030.6
2016年3月2824412.235.524.0
2017年3月2424810.028.648.1
2018年3月2526110.026.940.7
2019年3月192777.223.070.7
2020年3月4029713.818.927.3
2021年3月6335919.329.429.6
2022年3月9140123.919.923.9
2023年3月10047622.814.028.4
2024年3月7750615.623.8150.4
2025年3月7748315.619.3135.8
2026年3月6144513.226.1157.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額116百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢
大槻利樹代表取締役会長65
小林教至代表取締役社長 兼 CEO57
加賀谷昭大取締役CFO 兼 管理本部長51
木崎秀夫取締役53
渡邉桂子社外取締役46
浜田敬子社外取締役59
髙橋利忠社外取締役(常勤監査等委員)69
佐藤広一社外取締役(監査等委員)57
佐藤未央社外取締役(監査等委員)51

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3838328
社外取締役633336

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,850字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 (1)当社グループの事業について 当社グループは、当社及び連結子会社である発注ナビ株式会社、株式会社ピイ.ピイ.コミュニケーションズ、有限会社ネットビジョン(ドメイン※1保有)、持分法適用関連会社であるアイティクラウド株式会社の計5社で構成されております。 人類の生活や産業を豊かにしてきたテクノロジーは、加速度的な進化を続けており、これまで以上にさまざまな企業の事業活動や社会基盤の発展に影響を及ぼす中、その活用のための情報ニーズはますます高まっております。 またインターネット技術は、その誕生以来、通信機器の進化や通信費用の低下が進むにつれて、人類に欠かせないインフラのひとつとして普及を続けてまいりました。近年では、スマートデバイスの爆発的な普及を背景に、一般消費者がインターネットに接触する時間が一段と増加し、情報の発信、収集手段としてテレビ等のマスメディアよりもインターネットの影響力が高まっております。 これらの事業環境の下、当社グループは、インターネット専業メディアとして、IT(情報技術)を中心に専門性の高い情報(ニュースや技術解説記事等)をユーザーに提供する事業を主として展開しております。当社グループが提供するメディアの特徴は、IT&ビジネス分野、産業テクノロジー分野、コンシューマー分野等、特定分野に精通した専門編集記者によって提供される情報の質の高さと量の豊富さ、速報性にあります。その結果、メディアとしての信頼感とブランドが、当社グループの大きな強みとなり、運営するウェブサイトを訪れるユニークブラウザ数は約6,000万UB/月、閲覧されるページビュー数は約3億5,000万PV/月と、多くの利用者を得ております。 当社事業の主な収益は、情報を求めてサイトにアクセスする読者に課金するものではなく、企業のマーケティング活動の需要とその特性を把握し、当社グループの運営する各メディアを通して最適なマーケティングソリューションを提供することによるものです。その収益モデルとしては、創業以来、運営メディア上で展開する広告商品の販売を行う広告モデルが中心でしたが、インターネット専業メディアならではの革新による収益モデルの多元化を志向するなかで、米国を中心に急速に発展してきた、インターネットを活用した新たなマーケティング手法であるリードジェネレーション※2(以下「リードジェン」)モデルを確立することに成功いたしました。その後もリードジェンモデルの強化を続け、オンライン上でセミナーや展示会等のイベントを開催するデジタルイベントにも拡張するなど、今では収益の過半がリードジェンモデルからもたらされています。 当社グループは、事業部門を基礎とした対象顧客・サービス別のセグメントから構成されており 、「BtoBメディア事業」と「BtoCメディア事業」の2つを報告セグメントとしております。 ※1 ドメイン:インターネットに接続するネットワークの組織名を示す言葉で、インターネット上の住所にあたります。組織の固有名と組織の種類、国名で構成されています(例 itmedia.co.jp)。一般に企業名を表すco.jpドメインは、1組織1ドメインのみ登録・取得が可能です。 2 リードジェネレーション:Webサイトでのコンテンツ掲載や展示会への出展、セミナー開催などを通じて見込み客の情報を獲得するマーケティングの手法 (2)セグメント別のメディア・サービス概要は以下のとおりであります。 以下の事業区分はセグメント情報における事業区分と同一であります。 報告 セグメント   顧客分野   主要メディア・サービス   情報の内容   対象とするユーザー BtoBメディア事業   IT&ビジネス分野   TechTargetジャパン   IT関連製品やサービスの導入・購買を支援する情報並びに会員サービス   企業の情報システムの導入に意思決定権を持つキーパーソン キーマンズネット 発注ナビ   情報システム開発会社検索・比較サービス   企業情報システム開発の発注担当者 ITmedia マーケティング   デジタルマーケティングの最新動向や製品・サービスの情報   企業のマーケティング活動に携わる担当者 @IT   専門性の高いIT関連情報・技術解説   システム構築や運用等に携わるIT関連技術者 ITmedia NEWS ITmedia エンタープライズ ITmedia エグゼクティブ ITmedia AI+   IT関連ニュース及び企業情報システムの導入や運用等の意思決定に資する情報   IT業界関係者、企業の情報システム責任者及び管理者 ITmedia ビジネスオンライン   時事ニュースの解説、仕事効率向上に役立つ情報   20~30代ビジネスパーソン 産業テクノロジー分野   MONOist EE Times Japan EDN Japan   エレクトロニクス分野の最新技術解説並びに会員サービス   エレクトロニクス関連の技術者 TechFactory   製造業のための製品/サービスの導入・購買を支援する会員制サービス   製造業に従事するエンジニアや製品・サービス導入担当者 スマートジャパン   節電・蓄電・発電のための製品検討や導入に役立つ情報   企業や自治体の総務部、システム部、店舗運営者、小規模工場経営者 BUILT   建築・建設分野の最新技術解説並びに会員サービス   建築・建設業界の実務者 デジタルイベント   展示会やセミナーなどのイベントをオンラインで開催するサービス リサーチ・コンサルティング   海外展示会レポート販売・マーケティングを中心としたコンサルティングサービス BtoCメディア事業   コンシューマー分野   ITmedia Mobile ITmedia PC USER   パソコン、スマートフォン、AV機器等デジタル関連機器の製品情報、活用情報   デジタル関連機器等の活用に積極的な消費者 Fav-Log   日用品全般の購買支援情報   インターネットユーザー ねとらぼ   ネット上の旬な話題の提供   インターネットユーザー (注)2026年4月1日付で、マジセミ株式会社の全株式を取得し、完全子会社化しております。 当社グループの事業の系統図は、次のとおりであります。 (注)連結子会社有限会社ネットビジョンは、当社サイトのドメインを保有する会社であります。 メディアレップ:インターネット広告を専門に扱う一次代理店のこと。人気の高いウェブサイトやメールマガジンを広告媒体として発掘し、広告掲載希望者と広告媒体のマッチングを行います。広告主や、広告代理店から見るとインターネット広告を買い付ける先となり広告媒体の運営者から見ると自社広告枠の販売窓口となります。
経営方針・対処すべき課題4,630字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1) 経営理念・経営方針 当社グループは、『メディアの革新を通じて情報革命を実現し、社会に貢献する』を企業理念とし、IT(情報技術)を中心としたニュースや解説など専門性・信頼性の高い情報をインターネット経由で提供するとともに、社会的知識基盤としての情報コミュニティを提供し、人々の知恵と知識の向上に貢献することを経営の基本方針としております。また、テクノロジーの進化とともにメディアのあり方を革新し続けることを標榜し、メディア業界全体の発展に貢献してまいります。これらの活動を通じ、ユーザーからの信頼をもとにしたコミュニケーション機会を顧客企業に提供し、企業価値の継続的な向上に努めております。 なお、本項の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (2) 経営環境に関する認識 ① インターネット基盤の成熟とAIの浸透 スマートデバイスの普及によるインターネットの常時接続化は広く定着し、情報の発信・収集手段としてのインターネットは社会インフラとして不可欠なものとなりました。現在はそこからさらに一歩進み、生成AIをはじめとするAI(人工知能)技術が実用レベルで普及し始めています。AIの台頭はインターネットの誕生にも比肩するメガトレンドであり、ユーザーの情報収集体験や企業のビジネスプロセスを根底から変革しうる新たな市場を形成しています。 ② 情報流通の多様化と双方向性の進化 ソーシャルメディアの定着に伴い、情報の流通形態は引き続き進化しています。近年では動画メディアを通じた直感的な情報収集が一般化しているほか、口コミなどの「ユーザー参加型コンテンツ」の重要性が増しています。誰もが手軽に情報を発信・共有できる環境のもと、ユーザーとメディア、またはユーザー同士の双方向なコミュニケーションが、情報の価値や信頼性を大きく左右する時代へと変容しております。 ③ データドリブン・マーケティングの高度化 インターネット広告の仕組みが発展し運用型広告が主流となる中で、デジタルマーケティング市場は単なるアナログ手法の代替から、膨大なデジタルデータを活用するフェーズへと移行しました。現在では、さまざまなデータを一元的に管理し、AIと掛け合わせてリアルタイムに分析・演算を行う「データドリブン・マーケティング」が強く求められています。企業が精度の高い見込み顧客(リードジェン)を獲得するためのデジタルマーケティング市場は、テクノロジーとデータの高度化によって今後も拡大を続ける見通しであります。 ④ 産業のデジタルトランスフォーメーション(DX)の加速 人類の生活や産業を豊かにしてきたテクノロジーは加速度的な進化を続けており、これまで以上にさまざまな企業の事業活動や社会基盤の発展に影響を及ぼす中、その活用のための情報ニーズはますます高まっております。特に、企業が前述のAIや各種デジタルテクノロジーを活用し、これまでの事業を革新するような新たな価値を創出する「デジタルトランスフォーメーション(DX)」の動きが、幅広い産業において加速しております。例えば、人手不足の解消や生産性の向上などの課題に直面している製造や物流の現場では、IoT、自動運転、ロボティクス等のテクノロジーが革新をもたらすものとして注目を集めております。こうした動きは、テクノロジーが活用される産業・領域の拡大につながっており、産業ごとのトレンドに応じた新たなテクノロジーの提供者が増加しております。 (3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループでは、旧来のメディアビジネスのオンライン化を推進してきており、広告が中心であった収益モデルについても、その多様化とインターネットならではの革新を志向してきました。近年ではその成果としてリードジェンモデルを確立し、強力なリードジェンモデルを備えていることが、当社グループを他社と差別化し、競争優位をもたらしております。 中期においてはその成長を確実なものとし、さらにその先に向けた長期での成長を図るべく、以下を重要成長戦略と位置づけ、引き続きインターネットならではの革新を志向してまいります。 ① 差別化につながるデジタルデータの生成 ・継続的なコンテンツの強化。メディアの規模と展開領域の拡張 ・サービスの幅を広げ、より価値の高いデジタルデータを生成、獲得する ② 収益モデルの多元化 ・当社の強みであるデジタルデータを差別化ポイントとし、インターネットならではの新たな収益モデルを開発 ・M&Aを通じ、メディア事業に留まらない新事業に進出 上記に関連し、優先的に対処する課題は以下の通りです。 ① BtoBメディア事業 DX、AIを基軸としてテクノロジー市場は引き続き成長を継続しており、当社もそれによってもたらされる事業環境の変化に対応しながら中期での成長を目指してまいります。これまでのメディア事業の市場は、より大きな市場であるデジタルマーケティングの市場の一部として取り込まれつつあり、これまでとは異なる競争環境、成長機会が生まれております。こうした状況に対し当社は、既存事業の成長に加え、新たな領域での成長を加速させるため、M&Aを中心とした投資を積極化しております。 2025年10月にはテクノロジー領域における海外展示会を起点とした高度なリサーチ、コンサルティングサービスを提供する株式会社ピイ.ピイ.コミュニケーションズ、2026年4月には年間1,000回超開催するウェビナーを介して顧客にリードを提供するBtoBマーケティング支援企業であるマジセミ株式会社がグループに加わりました。今後もこうした隣接領域への事業拡張と既存事業との間のシナジー創出に断続的に取り組むことで、変化の激しい市場環境に常に適合し、持続的な成長を目指してまいります。 ② BtoCメディア事業 インターネット広告の仕組みの発展を背景に、企業が選択する広告手法も変化をしてきており、近年は特に運用型広告市場が拡大しております。このような環境のもと、当社グループはスマートデバイスやソーシャルメディアに最適化したメディアの拡充等を通じ、運用型広告からの収益拡大を図ってまいります。 当社グループでは、これらの戦略を具現化するメディアとして「ねとらぼ」を開発し、月間3億ページビュー規模となる一大メディアへと成長させてまいりました。また、「ねとらぼ」で培った運用型広告収益モデルの横展開として、2019年12月に、おすすめ製品情報を分かりやすく発信することでネットユーザーの製品選びを支援する新メディア「Fav-Log(ファブログ)」を開設しました。「Fav-Log」は、ネットユーザーの購買行動に紐づく記事の展開を通じて、広告単価を高めて売上成長を図るメディアです。 2025年度にはコンテンツ配信システムの刷新により事業効率の改善が実現しておりますが、今後も引き続き、広告単価とページビューを高めるための取り組みを推進いたします。具体的には、優秀な編集人材の獲得だけでなく、口コミなどユーザー参加型コンテンツの導入、データやAIを活用したより効率的なコンテンツ生産手法の開発等によって多面的にコンテンツを強化いたします。女性を含めより幅広い読者を取り込み、将来的にはスマートデバイスに最適化された総合ニュースメディアへの発展を目指してまいります。 ③ 経営基盤の強化 当社グループは、テクノロジーの進化やメディア形態の多様化、インターネット広告商品のライフサイクルの短期化といった外部環境の変化に即応し、ビジネスモデルの多様化に取り組んでまいりました。今後も、当社グループが持続的な成長を続けるため、土台となる経営基盤の強化を図るべく、システム基盤及び人材育成の強化に注力いたします。 システム基盤においては、AIやデータの活用を促進し、引き続き効率的な業務運営に取り組みます。具体的には、コンテンツ配信システムなどの事業システムの刷新や、業務プロセスの全体最適化など、抜本的な業務の高度化・効率化を進めるための基盤システムへの投資を今後も進めてまいります。 また、人材育成については、会社の成長ステージに応じた採用方針、育成、評価、報酬制度が重要と考えており、2018年度より新たな人事制度を導入しましたが、今後も継続的に従業員の成長意欲を引き出し、能力向上を積極的に進めてまいります。 ④ 社会・マーケティングのデジタルシフトへの対応 社会・マーケティングのデジタルシフトが急速に進んでおり、AIをはじめとしてそれらを実現するためのテクノロジーへの注目が高まっております。当社グループでは、リードジェンやデジタルイベント等、オンラインによるマーケティング活動を支援する商品・サービスを展開しており、既存のみならず、新規顧客からの問い合わせの増加に対応しております。今後も、社内リソースの適切な配分を行いながら、これら商品・サービスの提供を強化し、顧客のデジタルシフトに対応してまいります。 (4) 目標とする経営指標 当社グループは、各事業の成長性と収益性を評価する指標として、売上収益、調整後EBITDA、営業利益、当期利益及びEPS(基本的1株当たり当期利益)を重視しています。また、サービスの利用動向を注視するために、BtoBメディア事業では会員数、BtoCメディア事業ではページビュー数(PV)及びユニークブラウザ数(UB)を重要な業績評価指標としています。 ・財務指標 (単位:百万円、%) 2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期   前連結会計年度比 売上収益   8,001   8,100   8,311   +2.6% 調整後EBITDA   2,317   2,115   1,931   △8.7% 営業利益   2,228   2,028   1,765   △13.0% 当期利益   1,501   1,496   1,191   △20.4% EPS(円)   76.98   77.18   61.34   △20.5% ※ 調整後EBITDAは、国際会計基準により規定された指標ではなく、当社グループが投資家にとって当社グループの業績を評価するために有用であると考える財務指標であります。当該財務指標は、営業利益から非現金支出項目(減価償却費及び償却費)及び非経常的費用項目の影響を除外しております。調整後EBITDAの計算式は以下の通りです。 調整後EBITDA:営業利益+減価償却費(使用権資産に関わる減価償却費を除く)+無形資産の償却費+M&A関連費用+株式報酬費用+減損損失-その他の一時収益+その他の一時費用 ・非財務指標 2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期   前連結会計年度比 会員数(万人)   129   136   139   +3 PV(百万PV)   397   394   319   △75 UB(百万UB)   59   60   62   +2 ※ PV及びUB:各年度における平均値
事業等のリスク3,319字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 本有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針であります。 なお、本項における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 〔情報セキュリティに関わるリスク〕 ① システムトラブル、不正アクセス等による影響について 地震・台風・洪水・津波・竜巻・豪雨・大雪・火山活動などの自然災害、火災や停電・電力不足、テロ行為、想定外のシステム障害や不正アクセスなどの要因によって、社内システムに問題が発生した場合、ユーザーへの安定的な情報提供と顧客企業への安定的な役務提供ができなくなる可能性があり、当社グループの事業及び業績、社会的な信用に重大な影響を与える可能性があります。 当該リスクの対応策として、当社グループが構築しているコンテンツ管理・配信、広告配信、会員管理のための独自システムに対しては、クラウドサービスを活用したシステムの冗長化、データ消失リスク対策、外部からの不正アクセス対策など適切なセキュリティ手段を講じております。 また、当社グループの事業リソースは首都圏に集中しており、当地にて大規模な災害等が発生した場合にはその影響を受けます。災害への対応といたしましては、従業員の安全確保を斟酌した事業継続計画(BCP)を策定し、発生時に迅速かつ適切な対応が行えるよう備えております。 ② 個人情報等の取扱いについて 当社は、ユーザーの会員情報、プレゼントキャンペーンの応募情報、デジタルイベントの参加申し込み情報などの個人情報を取得しております。個人情報取得の際には、利用目的を明示し、その範囲内でのみ利用しております。同様に行動履歴情報の収集や分析においては、プライバシーポリシーにその利用目的を記載しており、ユーザーのプライバシー保護を重視しておりますが、外部からの不正アクセス、その他想定外の事態の発生により個人情報が社外に流出した場合、当社グループの事業及び業績、社会的な信用に影響を与える可能性があります。また、これらの情報の取扱を規制する法律等の変更が行われ、その規制が強まった場合、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 当該リスクの対応策として、当社は、プライバシーマークを取得すると共に、「個人情報の保護に関する法律」その他関連法令の規定に則って作成した「個人情報保護規程」を制定し、これらの情報を管理しております。具体的には、データベース内での情報暗号化、アクセス権限の設定、アクセスログの保存、外部データセンターでの情報管理、個人情報保護に関する従業員教育の実施など細心の注意を払った管理体制を構築しております。 〔競争力の低下に関わるリスク〕 ③ 運営メディアへの集客について 当社グループが運営するメディアへの集客においては、会員化等の自社施策に加え、大手IT企業が運営する検索エンジン、ポータルサイト、SNS等のプラットフォームを活用しております。当社が有用な情報を発信することで、プラットフォーム上でも評価が行われ、必要とする読者からアクセスをいただけるものですが、新たなプラットフォームの勃興、仕様や運営方針の変更等が頻発する、変動の激しい環境と言えます。当社グループが運営するメディアへの集客効果が低下した場合、当社グループの提供するデジタルマーケティング商品の価値が低下することで、当社グループの事業及び業績に大きな影響を与える可能性があります。 当該リスクへの対応策として、プラットフォームの動向をモニタリングし、集客の最適化を図る体制を構築し、必要な対策を継続してまいります。 ④ 情報価値の低下について 当社グループでは、編集記者によって執筆・編集された専門性の高い記事を、主にウェブサイトに掲載することで情報を提供するメディア事業を展開しております。ソーシャルメディアによる企業や個人の情報受発信力の高まりやAIの発展などを背景にインターネット上の情報量は拡大を続けており、当社グループの運営するメディアの情報価値が相対的に低下し、当社グループの提供するインターネット広告商品の価値が比例して低下した場合、当社グループの事業及び業績に大きな影響を与える可能性があります。 当該リスクの対応策として、専門性の高い記事を生産できる人材の確保と育成、仕組み・ノウハウの共有化、AIを含むテクノロジーによる生産性の向上等を通して、コンテンツ品質の維持・向上を図っております。 ⑤ 競合について 当社が展開するオンラインメディアについては、既に複数の競合が存在しており、今後も新たな競合メディアが増加することが予想されます。競合事業者によるサービス改善、新しいビジネスモデルの登場、競合事業者の一層の増加、強い影響力を持つ大手企業の参入等により、当社のサービスが競争力を失った場合等には、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。 当該リスクの対応策として、当社は、編集記者によって執筆・編集された専門性の高い記事の質の高さと量の豊富さ、速報性を維持しつつ、顧客ニーズに対応したサービスの開発等を進め、他社との差別化を図り、引き続きメディアとしての影響力を高めてまいります。 〔市場動向・事業環境に係わるリスク〕 ⑥ 収益構造について 当社グループでは、企業のマーケティング活動の需要とその特性を把握し、運営する各メディアを通して最適なマーケティングソリューションを提供することによる収益を中心としております。顧客企業は今後もデジタルマーケティング投資を拡大していくものと推察され、当社グループの売上拡大余地は大きいと考えております。 しかしながら、経済情勢により顧客企業のマーケティング活動が縮小した場合や現在提供しているマーケティング手法の付加価値が相対的に下落した場合、当社グループの事業及び業績に大きな影響を与える可能性があります。 当該リスクの対応策として、当社ではインターネットならではの収益モデルの多元化を進めており、経済情勢の影響を比較的に受けやすい広告モデルに対し、リードジェンモデルを強化することで耐性を高めております。今後もさらに多元化を継続することで、当該リスクを低減してまいります。 ⑦ 人材の確保・育成について 当社グループの事業の成否は、編集記者、営業、技術、デザイン、管理等の職種においてインターネットビジネスに精通した人材とインターネットビジネスに最適化された組織体制、社内制度に大きく依存しています。事業の拡大に応じた人材の確保・育成ができない場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 当該リスクの対応策として、会社の成長ステージに応じた採用方針、育成、評価、報酬制度が重要と考えており、2018年度より新たな人事制度を導入し、継続的に従業員の成長意欲を引き出し、能力向上を積極的に進めてまいります。 〔その他のリスク〕 ⑧ 新規事業、業務提携や買収等について 当社グループは、新規事業への挑戦、他社との業務提携や企業買収等が、将来の成長性、収益性等を確保するために必要不可欠な要素であると認識しております。しかしながら、当初想定した成果を得ることができず、のれんの減損や、事業再編等に伴う事業売却損、事業清算損その他これに伴う費用等が発生した場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。なお、当連結会計年度末ののれんの帳簿価額は443百万円であります。 当該リスクの対応策として、当社グループは、新規事業を含む全ての部門業績を週次でモニタリングしており、必要に応じて、戦略の見直しや対応策の検討を速やかに実施する体制を構築しております。
経営成績の分析 (MD&A)5,281字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況(以下、「経営成績等」という。)及び経営者による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 ① 経営成績の状況及び経営者による認識及び分析・検討内容 当連結会計年度の売上収益は、83億11百万円(前連結会計年度比210百万円増、2.6%増)となりました。BtoBメディア事業の減収に対し、BtoCメディア事業の増収が上回っております。 一方、メディア事業の基盤となるCMS(コンテンツマネジメントシステム)やデータ基盤の強化のための投資、成長を継続する子会社発注ナビ株式会社における広告宣伝費の投入、M&A実行に伴うアドバイザリー費用の計上などにより総コストが増加し、営業利益については、17億65百万円(同2億63百万円減、13.0%減)となりました。当期利益については、11億91百万円(同20.4%減)となりました。前期には持分法による投資利益や税制活用による法人税の軽減等の効果が大きかったことから、営業利益に対し当期利益の減少率が上回っております。 以上の結果、当連結会計年度の経営成績につきましては、売上収益は83億11百万円(同2.6%増)、営業利益は17億65百万円(同13.0%減)、当期利益は11億91百万円(同20.4%減)及び親会社の所有者に帰属する当期利益は11億91百万円(同20.4%減)となりました。 報告セグメント別の当連結会計年度の業績概要は以下のとおりであります。 (BtoBメディア事業) BtoBメディア事業の売上収益は、66億19百万円(前連結会計年度比0.2%減)となりました。 新たに株式会社ピイ.ピイ.コミュニケーションズが当社グループに加わり、予約型広告&ブランドソリューション収益が増収しましたが、国内SaaS領域の顧客のマーケティング活動の鈍化を背景にデジタルイベント収益及びリードジェン収益が減収しました。子会社である発注ナビ株式会社は、大きな成長を継続しております。 ・AI領域の専門メディア「ITmedia AI+」が、2025年7月に過去最高となる300万PVを突破しました。 ・AI検索の普及等を背景に、BtoBメディアの一部コンテンツに対する検索エンジンからの流入数が減少しております。対策として、コンテンツの最適化を進めると共に、会員基盤を生かしたサービスを強化しております。加えて、AI検索サービス「Perplexity」との提携など、新たな取り組みの開拓にも注力しております。 ・リードジェン会員数は139万人となり、前年同期比2.3%増加しました。 ・顧客向けのデータ管理基盤「Campaign Central」の開発が進捗し、顧客向けのサービス提供を開始しました。データ を生かしたより成果につながりやすい営業提案が可能となり、AIが解析したインテントデータを顧客に無償提供する など、取引の継続性の向上にも貢献します。 ・企業の「テクノロジー活用力」をアップデートする動画プラットフォーム 「TechLIVE by ITmedia」を開設しました。専門メディアとしての編集力・取材力とデジタルイベント事業を通じて培った動画制作のノウハウを活用し、動画によるテクノロジー情報の発信を強化します。 https://techlive.itmedia.co.jp/ ・子会社である発注ナビ株式会社につきましては、広告宣伝費を投入し、成長加速を図っています。当連結会計年度末時点の加盟社数は8,408社となり、その影響力が拡大しております。 ・テクノロジー領域のリサーチ会社である株式会社ピイ.ピイ.コミュニケーションズを完全子会社化しました。テクノロジーに関する高度な知見やデータを生かした収益モデルの拡大として、リサーチ・アドバイザリー領域に進出します。 https://contents.xjstorage.jp/xcontents/AS92787/98eac640/b1c5/45d2/bbd4/f0dfcc45bea0/140120250925562288.pdf ・年間1,000回超開催するウェビナーを介して顧客にリードを提供するBtoBマーケティング支援企業であるマジセミ株式会社の全株式を2026年4月1日付で取得し、完全子会社化しました。デジタルイベント事業を大幅に強化し、中期における当社グループの成長を実現します。 (BtoCメディア事業) BtoCメディア事業の売上収益は、16億91百万円(前連結会計年度比15.1%増)となりました。 読者の嗜好や検索エンジン等プラットフォームの動向に即したコンテンツの高品質化が奏功し、広告単価が大きく改善したことで増収しております。 ・2025年5月、CMS(コンテンツマネジメントシステム)を刷新したことで、編集業務効率が向上しております。 ・一般社団法人デジタル広告品質認証機構(JICDAQ)による品質認証事業者の認証を更新しました。サステナビリティ基本方針に基づく取り組みの一環として、メディアのデジタル広告の品質管理を進めております。 ② キャッシュ・フローの状況及び分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末より6億25百万円減少し、59億36百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動の結果、増加した資金は13億66百万円(前期比4億73百万円減)となりました。主な内訳は、税引前利益18億1百万円、営業債権及びその他の債権の増加1億38百万円及び法人所得税の支払額5億58百万円であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動の結果、増加した資金は54百万円(前期比12億30百万円増加)となりました。主な内訳は、有形固定資産及び無形資産の取得による支出2億39百万円、有価証券の償還による収入4億円であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動の結果、減少した資金は20億46百万円(前期比1百万円減少)となりました。主な内訳は、配当金の支払額19億37百万円及びリース負債の支払額1億44百万円であります。 当連結会計年度末において現金及び現金同等物を59億36百万円保有していることから、将来の予測可能な資金需要に対して不足が生じる事態に直面する懸念は少ないと認識しております。また、投資有価証券の取得や恒常的な支出である人材、コンテンツ等への投資、基幹システム等の設備投資用途の資金につきましては、営業活動によるキャッシュ・フローを源泉としています。 流動性リスクとその管理方法については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 連結財務諸表注記 24.金融商品」に記載しています。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当社グループは生産活動を行なっておりませんので、該当事項はありません。 b. 受注実績 当社グループは受注から納品までの期間が短期間のため記載を省略しております。 c. 販売実績 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)   前年同期比(%) BtoBメディア事業   6,619,949   △0.2 BtoCメディア事業   1,691,885   15.1 報告セグメント計   8,311,834   2.6 合計(千円)   8,311,834   2.6 (注) セグメント間の取引については相殺消去しております。 ④ 財政状態の状況及び経営者による認識及び分析・検討内容 当連結会計年度末における資産合計は105億46百万円(前連結会計年度比4億52百万円減)、負債合計は18億81百万円(同2億62百万円増)、資本合計は86億64百万円(同7億15百万円減)となりました。 (流動資産) 当連結会計年度末における流動資産の残高は81億40百万円(前連結会計年度比9億71百万円減)となりました。主な内訳は、現金及び現金同等物の減少6億25百万円、営業債権及びその他の債権の増加1億45百万円及びその他の金融資産の減少4億98百万円であります。 なお、当連結会計年度末における流動比率(流動資産の流動負債に対する割合)は469.9%、当座比率(当座資産の流動負債に対する割合)は461.3%であり、当社グループの短期債務に対する支払能力は十分であると判断しております。 (非流動資産) 当連結会計年度末における非流動資産の残高は24億5百万円(前連結会計年度比5億19百万円増)となりました。主な内訳は、その他の金融資産の増加2億24百万円、使用権資産の増加1億45百万円及び無形資産の増加1億23百万円であります。 なお、当連結会計年度末における固定比率(非流動資産の親会社所有者帰属持分に対する割合)は27.8%であり、当社グループの非流動資産の残高につきましては、問題のない水準であると判断しております。 (流動負債) 当連結会計年度末における流動負債の残高は17億32百万円(前連結会計年度比2億8百万円増)となりました。主な内訳は、リース負債の増加1億32百万円、未払法人所得税の増加71百万円であります。 (非流動負債) 当連結会計年度末における非流動負債の残高は1億49百万円(前連結会計年度比54百万円増)となりました。主な内訳は、リース負債の増加10百万円及び引当金の増加39百万円であります。 (資本) 当連結会計年度末における資本合計の残高は86億64百万円(前連結会計年度比7億15百万円減)となりました。主な内訳は、親会社の所有者に帰属する当期利益の計上11億91百万円及び剰余金の配当による減少19億41百万円に伴う利益剰余金の減少であります。なお、当連結会計年度末の親会社所有者帰属持分比率は82.2%であります。 ⑤ 重要な会計上の見積り及び見積りに用いた仮定 IFRSに基づく連結財務諸表の作成にあたって、経営者は、グループにとって最適な会計方針を採用し、一定の前提条件に基づく見積りを行う必要があります。連結財政状態計算書上の資産及び負債、連結損益計算書上の収益及び費用などに重要な影響を与える可能性がある項目に関して、経営者は、過去の経験やその時点の状況として妥当と考えられる様々な要素に基づき見積りを行っております。 当社グループの財政状態又は経営成績に対して重大な影響を与え得る会計上の見積り及び判断が必要となる項目は以下のとおりであります。 ・のれんの減損にかかる見積り のれんの減損テストにおける回収可能価額は使用価値に基づき算定しております。 使用価値は、経営者が承認した翌連結会計年度の予算及び中期経営計画を基礎として、将来の不確実性を考慮して成長率を見積り、キャッシュ・フローの見積額を現在価値に割り引いて算定しております。中期経営計画は原則として5年を限度としており、業界の趨勢に関する経営者の評価と過去のデータを反映したものであり、外部情報及び内部情報に基づき作成しております。使用価値の見積りにおける重要な仮定は中期経営計画を踏まえた事業計画に基づく将来キャッシュ・フローの見積り及び割引率であり、また中期経営計画は、主として契約社数の拡大及び企業のIT投資の動向等の影響を受けます。特に将来キャッシュ・フローの見積りについては、市場の成長性等を考慮した契約社数及びサービス単価に基づく売上収益の仮定を伴う事業計画の達成可能性を見積もる必要があります。 割引率については、類似企業の選択には判断を含み経済環境及び金利変動の影響を受けます。 なお、発注ナビについては、事業計画を策定している期間を超える期間の将来キャッシュ・フローの成長率は、6年目以降の継続期間についてはゼロと仮定しております。 また、使用価値の測定で使用した税引前割引率は、前連結会計年度においては24.1%、当連結会計年度においては25.6%であります。上記以外ののれんが配分された各資金生成単位又は資金生成単位グループにおいて、減損テストに用いた主要な仮定が合理的に予測可能な範囲で変化したとしても、回収可能価額が帳簿価額を下回る可能性は低いと判断しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS

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IR資料の開示履歴 (TDnet)
  • 決算説明資料2027年3月期 第1四半期 決算補足説明資料2026-08-03

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