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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

エイチームホールディングス

Ateam Holdings Co., Ltd.3662 · Prime · 情報・通信業

比較サイト・情報メディア・D2C・ゲームアプリ等のインターネットサービスを展開する持株会社。

概要

株式会社エイチームホールディングスは、愛知県名古屋市に本社を置く情報・通信業の企業である。比較サイトや情報メディア、法人向けデジタル集客支援を手がけるメディア・ソリューション、自社ECブランドを運営するD2C、ゲームアプリなどを提供するエンターテインメントの3セグメントで事業を構成する。2025年7月期の連結売上高は239億円、従業員数は783名。2012年に東証マザーズに上場し、現在はプライム市場に所属する純粋持株会社である。

3つのセグメントで構成する事業ポートフォリオ

当社グループは、メディア・ソリューション、D2C、エンターテインメントの3つを報告セグメントとしている。2025年7月期の連結売上高239億円のうち、メディア・ソリューションが174億円(構成比73%)、D2Cが22億円(9%)、エンターテインメントが約43億円(18%※推計値)を占める。持株会社である当社の下に12の連結子会社を擁し、各社が専門性の高いサービスを提供する。収益の中心はメディア・ソリューションであり、比較サイトの成約報酬や法人向けコンサルティングが主な収入源である。D2Cは定期販売モデルで継続収益を得る。エンターテインメントはゲーム内課金が主要な収益源である。

メディア・ソリューション:比較サイトと法人支援が柱

メディア・ソリューションは、個人向け比較サイト・情報メディアと法人向けデジタル集客支援で構成される。個人向けでは、引越し侍(2006年開始)、ナビクル(2007年開始)、ハナユメ(2008年開始)、ナビナビキャッシング(2013年開始)など、生活密着型の無料サービスを提供し、パートナー企業からの紹介手数料・成約報酬を得る。法人向けには、WEBマーケティングコンサルティングや業務支援ツールを提供する。また、子会社Qiita株式会社が運営するエンジニアコミュニティ「Qiita」、株式会社microCMSが提供するヘッドレスCMS「microCMS」、経済ニュースメディア「Strainer」や財務データベース「Finboard」もこのセグメントに含まれる。2025年7月期のセグメント売上高は174億円、セグメント利益は13億円であった。

D2C:自社ECブランドの企画・開発・販売

D2Cセグメントでは、自社で企画・開発した商品を自社ECサイトを通じて消費者に直接販売する。主なブランドは、化粧品・スキンケアの「lujo(ルジョー)」、ヘアケアの「レチスパ」、ドッグフードの「OBREMO」である。製造は外部のOEMに委託し、定期販売モデルを採用することで継続的な収益を確保する。2025年7月期の売上高は22億円と前期比4.4%減となったが、広告投資を抑制し運営効率化を図った結果、セグメント利益は700万円と前年度の赤字から黒字転換した。同事業は利益確保を優先し、新規顧客獲得よりも既存顧客の継続率向上に注力している。

エンターテインメント:ゲームアプリの開発と運営

エンターテインメント事業は、スマートフォン向けゲームアプリの企画・開発・運営を中核とする。基本無料で提供し、ゲーム内アイテム販売が主な収益源である。2006年にKDDI向けMMORPG「エターナルゾーン」をリリースして以来、任天堂Wiiウェアやmixi、モバゲー、GREE向けソーシャルアプリなど、プラットフォームの変遷に合わせてタイトルを展開してきた。近年はグローバル市場を視野に、デジタル配信ゲーム市場全体をターゲットとする方針に転換し、IP連携や他社協業にも取り組む。ただし、ゲームアプリ全体で減収傾向が続いており、同事業の立て直しが課題となっている。

業界の中での役割はデジタルマーケティング・エンターテインメント事業会社にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
239億円
営業利益
8億円
営業利益率
3.3%
純利益
10億円
2025/7 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/7
事業売上構成比利益利益率
メディア・ソリューション172億円71.7%14億円8.1%
エンターテインメント44億円18.3%0億円0.0%
D2C24億円10.0%-2億円-8.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01メディア・ソリューション主力

日常生活に密着した比較サイト・情報メディア・ツール等のウェブサービスの企画・開発・運営、法人向けデジタル集客支援、保険代理店、エンジニアコミュニティ「Qiita」、ヘッドレスCMS「microCMS」、WEBマーケティングコンサル、経済ニュースメディア等を展開。

主な製品・サービス7
比較サイト
生命保険・自動車保険等の比較サイト。
Qiita
プログラマ向け技術情報共有コミュニティ。
microCMS
ヘッドレスCMS(コンテンツ管理システム)。
保険代理店事業
保険商品の代理店販売。
WEBマーケティングコンサル
WEB集客支援のコンサルティング・運用代行。
Strainer
経済ニュースメディア。
Finboard
財務データベースサービス。

02エンターテインメント主力

ゲームやツールアプリケーションの企画・開発・運営。世界中の人々に娯楽を提供する。

主な製品・サービス2
ゲームアプリ
スマートフォン向けゲームアプリ。
ツールアプリケーション
便利機能を提供するアプリ。

03D2C準主力

化粧品・スキンケアブランド「lujo」、ヘアケアブランド「レチスパ」、ドッグフードブランド「OBREMO」等のD2Cサイトの企画・開発・運営。自社ECで消費者に直接販売。

主な製品・サービス3
lujo
化粧品・スキンケアブランド。
レチスパ
ヘアケアブランド。
OBREMO
ドッグフードブランド。

製品と技術

比較サイト・情報メディア:生活者の意思決定を支援

メディア・ソリューションの中核をなす比較サイト群は、引越し侍、ナビクル(中古車買取)、ハナユメ(結婚式場)、ナビナビキャッシングなど、人生の大きなイベントや消費行動に伴う意思決定を支援する。これらのサイトはユーザーに無料で利用され、パートナー企業から紹介手数料を得るビジネスモデルである。同社は広告運用・コンテンツ運用・メディア運用を内製化し、データを活用した効率的な集客を強みとする。また、経済ニュースメディア「Strainer」や財務データベース「Finboard」は、法人・個人投資家向けの情報プラットフォームとして機能する。保険代理店事業(株式会社エイチームフィナジー)もこのセグメントに含まれ、保険商品の代理店販売を行う。

QiitaとmicroCMS:開発者向けプラットフォーム

Qiita株式会社が運営する「Qiita」は、プログラマ向け技術情報共有コミュニティとして国内最大級の規模を誇る。登録ユーザーが記事を投稿・共有し、エンジニアの知識基盤として活用される。また、株式会社microCMSが提供する「microCMS」は、ヘッドレスCMS(コンテンツ管理システム)であり、APIベースでフロントエンドと分離した柔軟なコンテンツ管理を実現する。これらのプロダクトは、エンジニアコミュニティと法人向けツールという二つの側面から、デジタルマーケティング事業の技術基盤を支えている。

D2Cブランド:自社ECで直接販売する化粧品・ヘアケア・ドッグフード

D2Cセグメントでは、化粧品ブランド「lujo(ルジョー)」、ヘアケアブランド「レチスパ」、ドッグフードブランド「OBREMO」を展開する。いずれも自社ECサイトを通じた定期販売が主体で、商品企画・マーケティングは自社で行い、製造はOEMに委託する。2025年7月期の売上高は22億円で、セグメント全体の約9%を占める。同事業は広告投資を抑制し収益性を重視する戦略に転換しており、2025年7月期には黒字化を達成した。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

ゲーム・暮らし領域で存在感、収益安定化へ

エイチームホールディングスは、ゲーム、暮らし関連、セキュリティを主力とする独立系IT企業。業界内では、ゲーム事業の変動が大きく、近年は減収傾向にある。同業のVRaiN SolutionやCocoliveと比較して規模は大きいが、営業利益率は低水準。ゲーム依存からの脱却と、高収益な事業へのシフトが課題。

強み

  • ゲーム、暮らし、セキュリティと複数事業を持ち、特定分野への依存リスクを低減。
  • 暮らし関連事業は景気変動の影響を受けにくく、安定収益源。
  • ゲーム事業で「Ateam」ブランドを確立、ユーザー基盤を持つ。
  • セキュリティ事業など成長市場に参入、将来の収益源育成。

課題

  • ゲーム事業の変動大きく、収益の安定化には依存度低減が必要。
  • 営業利益率が低く、コスト構造見直しや高付加価値化が課題。
  • ゲーム・暮らし領域とも競合多数、差別化戦略が不可欠。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

メディア・エンタメの時価総額近傍。太字がエイチームホールディングス

時価総額で並べると、掲載8社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13696セレス262億円12.1倍
22461ファンコミュニケーションズ259億円31.9倍
32148アイティメディア251億円19.5倍
46184鎌倉新書236億円27.9倍
56050イー・ガーディアン216億円29.6倍
63662エイチームホールディングス183億円30.3倍
72491バリューコマース170億円
86533Orchestra Holdings116億円160.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(メディア・エンタメ)に従っています。

会社の歴史

沿革 35件

個人事業から法人化へ:1997年~2000年

1997年6月、創業者の林高生が岐阜県土岐市でソフトウェア受託開発の個人事業を始めた。2000年2月に有限会社エイチーム(現ホールディングス)を岐阜県多治見市に設立。同年8月には携帯電話向けコンテンツの受託開発を開始し、インターネットとモバイルの成長期に事業の軸を据えた。

携帯コンテンツと比較サイトで事業拡大:2003年~2010年

2003年12月、携帯電話向け公式サイトの運営を開始。2004年に株式会社へ組織変更。2005年4月に本社を名古屋市東区へ移転。2006年6月、初の自社サービスとなる引越し価格ガイド(現引越し侍)をリリースし、比較サイト事業に参入。同年9月にはKDDI向けMMORPG「エターナルゾーン」を発売し、エンターテインメント事業の基盤を築いた。2007年には中古車買取比較サイト「ナビクル」、2008年には結婚式場検索サイト「ハナユメ」を開始。2009年以降、mixi、モバゲー、GREE向けソーシャルアプリにも進出した。

上場とグループ体制の構築:2011年~2016年

2011年8月、グリー株式会社と業務提携。2012年4月に東京証券取引所マザーズに上場、同年11月には市場第一部に上場した。2013年、複数の子会社を設立し、事業ごとに分社化を進めた。2015年12月、本社を現在の名古屋市中村区に移転。2016年12月にはベトナムに子会社Ateam Vietnam Co., Ltd.を設立し、海外拠点を確保した。

M&Aと持株会社移行:2017年~2021年

2017年12月、Increments株式会社(現Qiita株式会社)の全株式を取得し、エンジニアコミュニティ「Qiita」をグループに加えた。2020年12月には株式会社リンクスを子会社化。2021年4月、持株会社体制に移行し、エンターテインメント事業を株式会社エイチームエンターテインメント、EC事業を株式会社エイチームコマーステックに分割。同年12月、IncrementsをQiita株式会社に商号変更した。

事業整理とプライム市場移行:2022年~2024年

2022年2月、ライフスタイルサポート事業の子会社を再編し、株式会社エイチームライフデザインに集約。同年4月、東証市場区分見直しによりプライム市場に移行した。2023年3月、自転車通販サイト「cyma」の事業をワイ・インターナショナルへ譲渡。2024年2月には女性向け健康管理アプリ「Lalune」の事業を株式会社メドレーに承継し、不採算事業の整理を進めた。

M&Aによる新規ソリューション拡充:2024年~2025年

2024年11月、暗号資産ポイントアプリを手がける株式会社Paddleの株式66.7%を取得。同年12月、WEBマーケティングコンサルの株式会社WCAを完全子会社化。2025年3月には経済ニュースメディア「Strainer」と財務データベース「Finboard」を運営する株式会社ストレイナーを子会社化した。これらのM&Aにより、法人向けデジタル集客支援のソリューションを拡充し、「売上向上支援カンパニー」への変革を加速している。

年表35件を開く

1990年代

  • 1997年6月岐阜県土岐市にて、林高生の個人事業として、ソフトウエアの受託開発を開始

2000年代

  • 2000年2月創業有限会社エイチーム(現 株式会社エイチームホールディングス)を岐阜県多治見市に設立
  • 2000年8月携帯電話向けコンテンツの受託開発を開始
  • 2003年12月携帯電話向け公式サイト(注1)の運営を開始
  • 2004年11月株式会社に組織変更
  • 2005年4月本社を名古屋市東区に移転
  • 2006年6月ライフスタイルサポート事業の初サービスとなる「引越し価格ガイド」(現 引越し侍)サービスを開始
  • 2006年9月KDDI株式会社 EZアプリ(BREW)初のMMORPG「エターナルゾーン」をリリース
  • 2007年2月本社を名古屋市西区に移転
  • 2007年9月中古車買取価格の一括査定サイト「かんたん車査定ガイド」(現 ナビクル)サービスを開始
  • 2008年10月結婚式場の検索・予約・情報サイト「すぐ婚navi」(現 ハナユメ)サービスを開始
  • 2008年12月当社初の任天堂株式会社 Wiiウェア向けゲームを配信開始
  • 2009年8月当社初の株式会社MIXI mixi向けソーシャルアプリをリリース

2010年代

  • 2010年1月当社初の株式会社ディー・エヌ・エー モバゲータウン(注2)向けソーシャルアプリをリリース
  • 2010年6月当社初のグリー株式会社 GREE向けソーシャルアプリをリリース
  • 2010年7月女性向け体調管理・悩み相談サイト「ラルーン」サービスを開始
  • 2011年8月グリー株式会社と業務提携
  • 2012年4月上場東京証券取引所マザーズに上場
  • 2012年9月大阪に「大阪オフィス」をオープン
  • 2012年11月上場東京証券取引所市場第一部に上場
  • 2013年2月子会社として株式会社A.T.brides(現 株式会社エイチームライフデザイン)を設立
  • 2013年8月子会社として株式会社引越し侍(現 株式会社エイチームライフデザイン)、株式会社A.T.サポート(現 株式会社エイチームライフデザイン)、株式会社エイチームライフスタイル(現 株式会社エイチームウェルネス)を設立
  • 2013年12月自転車専門通販サイト「cyma-サイマ-」サービスを開始 キャッシング・カードローン検索サイト「ナビナビキャッシング」サービスを開始
  • 2015年12月本社を名古屋市中村区へ移転
  • 2016年12月子会社としてAteam Vietnam Co., Ltd.を設立
  • 2017年12月M&AIncrements株式会社(現 Qiita株式会社)の全株式を取得し、子会社化
  • 2019年2月子会社として株式会社エイチームフィナジーを設立

2020年代

  • 2020年12月M&A株式会社リンクス(現 株式会社エイチームライフデザイン)の全株式を取得し、子会社化
  • 2021年4月子会社として株式会社エイチームエンターテインメント、株式会社エイチームコマーステックを設立 株式会社エイチーム(現 株式会社エイチームホールディングス)におけるエンターテインメント事業を株式会社エイチームエンターテインメントに、EC事業を株式会社エイチームコマーステックに分割し、株式会社エイチーム(現 株式会社エイチームホールディングス)は純粋持株会社に移行
  • 2021年12月商号変更Increments株式会社をQiita株式会社へ商号変更
  • 2022年2月M&Aライフスタイルサポート事業デジタルマーケティング支援ビジネスにあたる各子会社の事業を株式会社エイチーム引越し侍に集約し、株式会社エイチームライフデザインに商号変更(会社分割及び吸収合併)(注3)株式会社エイチームライフスタイルを株式会社エイチームウェルネスに商号変更
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
  • 2022年12月株式会社エイチームコマーステックの子会社として、株式会社cymaを設立
  • 2023年3月株式会社エイチームコマーステックの自転車専門通販サイト「cyma-サイマ-」を運営する自転車小売事業を吸収分割の方法により株式会社cymaに承継させたうえで、同日に株式会社cymaの全株式を株式会社ワイ・インターナショナルへ譲渡
  • 2024年2月株式会社エイチームウェルネスのアプリ「Lalune」を開発・運営するラルーン事業を吸収分割の方法により株式会社メドレーに承継

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/7期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    事業ポートフォリオの強化

    デジタルマーケティングのノウハウ・技術を活かし、法人向け集客支援コンサルティングや業務支援ツールを提供する「売上向上支援カンパニー」へ変革する。新事業創出や協業・M&Aにより投資を進め、ポートフォリオを強化する。

  2. 02

    デジタルマーケティング事業の強化

    比較サイト・情報サイト、ECサイト運営、法人向けデジタル集客支援サービスを展開。広告・コンテンツ・メディア運用を自社統合し、ユーザーデータ活用で独自価値を向上。M&Aで新ソリューションを拡充する。

  3. 03

    エンターテインメント事業のグローバル展開

    モバイルゲームに加え、PC・家庭用ゲームを含むデジタル配信市場をターゲットに、グローバルで人気のIPと連携した展開を中長期方針とする。他社協業で安定的な収益基盤も確立する。

  4. 04

    優秀な人材の確保と育成

    多様な働き方の推進、福利厚生充実、人事考課制度整備、採用活動多様化により人材を確保。社内外研修やジョブポスティング制度などで人材育成と機動的な活用を進める。

  5. 05

    サステナビリティ経営の推進

    環境問題への対応、人的資本(働く環境、安全衛生、ダイバーシティ等)への取組を推進。人権方針に基づき人権尊重を重要課題と位置づけ、国際規範を支持する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で783人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は716万円で、9期前と比べて+40.1%平均年齢は38.9歳、平均勤続年数は8.3年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年7月535
2017年7月678
2018年7月890
2019年7月51131.74.41,046
2020年7月50532.04.81,106
2021年7月51533.25.81,100
2022年7月62836.26.81,005
2023年7月51336.37.2872
2024年7月64237.88.481374
2025年7月71638.98.3783102

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年7月期・提出会社(単体)
女性管理職比率46.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率50.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)74.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社11(国内 11 / 海外 0、うち連結子会社 10) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 名古屋市中村区249百万円
全社(共通)
主な関係会社
  • 国内
    株式会社エイチーム エンターテインメント(注)1、6
    愛知県名古屋市中村区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社エイチーム ライフデザイン(注)1、6
    愛知県名古屋市中村区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社 エイチームウェルネス
    愛知県名古屋市中村区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社 エイチームフィナジー
    大阪府大阪市北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    Qiita株式会社
    愛知県名古屋市中村区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社エイチーム コマーステック
    愛知県名古屋市中村区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社microCMS
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社Paddle(注)3
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権66.7%
  • 国内
    株式会社WCA(注)4
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ストレイナー(注)5
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社林家族
    愛知県名古屋市西区 · その他の関係会社
    議決権29.7%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年7月期の売上高は239億円営業利益8億円前期と比べると増収増益で、売上が+0.0%、利益が+33.3%。

売上高
+0.0%
239億円
営業利益
+33.3%
8億円
純利益
+0.0%
10億円
営業利益率
3.3%
前期比 +0.8%pt

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は113億円、営業利益は6億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は−1.7%、営業利益は+500.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年2Q7400.0−3
2023年3Q6723.02
2023年4Q641
2024年1Q60−2−3.3−1
2024年2Q5900.0−1
2024年3Q6334.88
2024年4Q5758.84
2025年2Q11510.96
2025年4Q12475.64
2026年2Q11365.32

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年7月期からの14期で、売上は64億円から239億円へ3.7倍に増えた。直近期の営業利益率は3.3%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所マザーズに上場
2012年7月64106
子会社として株式会社A.T.brides(現 株式会社エイチームライフデザイン)を設立
2013年7月1101710
2014年7月120158
2015年7月1582214
子会社としてAteam Vietnam Co., Ltd.を設立
2016年7月2302113
Increments株式会社(現 Qiita株式会社)の全株式を取得し、子会社化
2017年7月3464126
2018年7月3774733
子会社として株式会社エイチームフィナジーを設立
2019年7月3722815
株式会社リンクス(現 株式会社エイチームライフデザイン)の全株式を取得し、子会社化
2020年7月31712−5
Increments株式会社をQiita株式会社へ商号変更
2021年7月31399
ライフスタイルサポート事業デジタルマーケティング支援ビジネスにあたる各子会社の事業を株式会社エイチーム引越し侍に集約し、株式会社エイチームライフデザインに商号変更(会社分割及び吸収合併)(注3)株式会社エイチームライフスタイルを株式会社エイチームウェルネスに商号変更
2022年7月318−2−13
2023年7月27671
2024年7月239662.510
2025年7月2398163.310

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年7月期

売上高239億円のうち、営業利益として残るのは8億円3.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は10億円、売上の4.2%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金14.2%34億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金82.4%197億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.3%8億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
85.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比5.0pt
3.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.5pt
4.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.3pt
10.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 13期分

2025年7月期は営業CFが16億円、投資CFが4億円で、差し引きのフリーCFは20億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は63億円で、売上の3.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年7月11−64522
2014年7月12−9−2324
2015年7月17−111631
2016年7月17−5−81235
2017年7月35−12−82350
2018年7月28−234560
2019年7月33−18−81567
2020年7月11−10−3165
2021年7月54−13960
2022年7月−33−9052
2023年7月74−31160
2024年7月8−1022−281
2025年7月164−372063

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年7月期の総資産は152億円。このうち返さなくてよい自己資本が92億円で、自己資本比率は59.3%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年7月32201263.4
2013年7月46351175.4
2014年7月55421375.1
2015年7月77403750.9
2016年7月96514551.9
2017年7月131755656.0
2018年7月1671175069.3
2019年7月1731254871.9
2020年7月1611174472.5
2021年7月1581164273.0
2022年7月148994966.9
2023年7月139974270.0
2024年7月1641036162.5
2025年7月152926059.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年7月期の内訳
現金及び預金
63億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
58億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
60億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
77
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率7 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り605社中259位あたり、逆に低いのは売上成長率605社中493位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
10.8%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
3.4%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
59.3%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
0.0%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.3%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥975で、1年前と比べて-20.5%過去52週の値幅のなかでは22%の位置にある。

¥975-1.4%1ヶ月+7.4%1年-20.5%時価総額183億円
過去52週の値幅
安値¥885高値¥1,291

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)30.3倍
PBR2.06倍
配当利回り2.26%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は887円で、52週安値885円に接近。25日線(979.3円)を-9.4%下回り、75日線(960.26円)も-7.6%下回る。1カ月で-13.41%と下落が続き、7月30日には548,300株と出来高が急増し売りが優勢。RSIは7.14と極端な売られ過ぎ圏だが、下げトレンドは継続しており、安値更新のリスクがある。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PER27.59倍は同業界平均30.34倍を下回っており割安感がある。PBR1.87倍は平均3.5倍を大きく下回る。配当利回り2.48%は平均3.38%を下回り、ROE10.8%は平均と比較してやや低い。売上高は前年から減少し、純利益は10億円で横ばい。割安指標は良好だが、業績の停滞と配当の伸び悩みが懸念。総合的にほぼ妥当と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)30.3倍47.9倍
PBR2.06倍2.96倍
ROE10.8%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高は減少しているが、利益率改善で収益性が向上。強気派は、構造改革の成果が利益に現れ始めており、高収益事業へのシフトでさらなる改善が可能とみる。また、PER32倍と割高感はあるが、成長性を考慮すれば妥当との見方。弱気派は、売上高が縮小局面にあり、事業ポートフォリオの変革が難航するリスクを指摘。また、競争の激しい業界で差別化が難しく、利益率の改善は一時的と警戒。

プラスに働く材料7
  • 利益率改善の実行

    営業利益率が2.5%→3.4%予想と改善傾向。改革が奏功。

  • キャッシュフロー改善

    利益率向上に伴い営業CFも改善。財務基盤強化に寄与。

  • 成長領域へのシフト

    不採算事業から撤退し、ライフイベント等の成長分野に集中。

  • 営業利益が6億→8億円に増益決算発表後影響

    2025/7期の営業利益は8億円(前期比+33%)。売上高239億円で横ばいも利益率3.35%へ改善。

  • 売上高239億円で下げ止まり2026年下期影響

    売上高は2024/7期、2025/7期とも239億円。276億円からの減少が止まり回復局面に入る。

  • ROE10.8%の高資本効率継続影響

    ROE10.8%でPBR1.87倍。純利益10億円を維持できれば株主資本が積み上がる。

  • 配当利回り2.48%の下支え通年影響

    配当利回り2.48%は相応の水準。純利益10億円確保で配当継続が可能。

マイナスに働く材料7
  • 売上高減少継続

    売上高は3期連続減少。主力事業の競争激化で回復見通せず。

  • 業界競争の激しさ

    比較サイト等は競合が多く、ユーザー獲得コスト増で利益圧迫。

  • 割高なバリュエーション

    PER32倍は成長鈍化を考慮すると割高。下落リスクあり。

  • 売上高が276億→239億円の大減収通年影響

    2023/7期276億円から2024/7期239億円へ約13%減収。主力事業の構造調整が続く。

  • 営業利益率3.35%と低採算継続影響

    営業利益率は2.51%→3.35%と改善も低水準。増収なしでは固定費増で再び減益の恐れ。

  • 純利益10億円で頭打ち2026年下期影響

    純利益は10億円で2期停滞。営業利益8億円に対し営業外損益で上乗せされる脆い構造。

  • 株価下落トレンド継続継続影響

    1年間で株価は25.46%下落。戻り売り圧力が強く需給改善には時間がかかる。

次の決算で確かめる点
営業利益率
利益改善の持続性を確認する最重要KPI。
売上高成長率
減少が止まるかどうかが事業の転機を示す。
事業セグメント別利益
構造改革の進捗とどの事業が稼ぐかを見る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり22で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.26%。

年間配当
¥22
1株あたり
配当利回り
2.26%
いまの株価に対して
配当性向
67.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年7月1326.3
2017年7月27116.022.3
2018年7月3838.927.0
2019年7月16−57.327.6
2020年7月160.0
2021年7月160.029.0
2022年7月160.0
2023年7月160.0179.8
2024年7月2237.560.8
2025年7月220.067.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥22

株主

有価証券報告書より

2025年7月期末の株主数は延べ11,667人。区分でいちばん多いのは個人・その他55.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が37.4%を占め、残る62.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年7月%2021年7月%2022年7月%2023年7月%2024年7月%2025年7月%
個人・その他43.645.652.453.554.255.2
事業法人29.230.330.130.229.529.9
金融機関11.310.711.18.510.87.5
外国法人12.79.74.75.74.76.4
自己株式0.23.45.75.75.70.8
証券会社3.13.61.62.00.70.7
外国人個人0.10.10.10.20.20.2

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社林家族29.49
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)6.19
03エイチームホールディングス従業員持株会4.50
04林 高生3.75
05牧野 隆広1.89
06中内 之公1.33
07NORTHERN TRUST CO.(AVFC) RE U.S. TAX EXEMPTED PENSION FUNDS (常任代理人 香港上海銀行東京支店)1.19
08THE NOMURA TRUST AND BANKING CO., LTD. AS THE TRUSTEE OF REPURCHASE AGREEMENT MOTHER FUND (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)0.92
09UBS AG LONDON A/C IPB SEGREGATED CLIENT ACCOUNT (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)0.81
10CGMI PB CUSTOMER ACCOUNT (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)0.66

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-06-09
    林 高生
    新規の大量保有報告
    3.75%
    +0.18pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+59%、1株純資産は14期で+347%。直近期のROEは10.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年7月3510938.918.3
2013年7月5518237.932.120.2
2014年7月4221421.287.649.6
2015年7月7120733.934.425.3
2016年7月6926329.128.026.3
2017年7月13638941.820.722.3
2018年7月17059434.913.827.0
2019年7月7663612.314.827.6
2020年7月−27595
2021年7月456067.632.529.0
2022年7月−72533
2023年7月85231.589.0179.8
2024年7月515529.613.060.8
2025年7月5648610.821.867.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

6名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は6名。2025/7期の役員報酬は総額68百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
林高生代表取締役社長54706,000
中内之公取締役51250,400
火浦俊彦取締役66
加藤淳也取締役(監査等委員)50
北川ひろみ取締役(監査等委員)63
土井竜二取締役(監査等委員)55

役員報酬の内訳2025/7

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3535318
社外取締役515153

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/7期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,522字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(株式会社エイチームホールディングス)及び連結子会社12社によって構成されております。当社グループは、日常生活に密着した比較サイト・情報メディア・ツール等の様々なウェブサービスの企画・開発・運営、法人向けにデジタル集客支援に関する事業支援の提供、様々な商材を取り扱う複数のD2Cサイトの企画・開発・運営を行う「デジタルマーケティング事業」、「人と人とのつながりの実現」をテーマに、世界中の人々に娯楽を提供するゲームやツールアプリケーションの企画・開発及び運営を行う「エンターテインメント事業」を展開しており、報告セグメントにつきましては、「デジタルマーケティング事業」のサブセグメントである「メディア・ソリューション」、「D2C」、及び「エンターテインメント」の3つとしております。 また、当連結会計年度より報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。 なお、当社は純粋持株会社であるため、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準につきましては連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 会社名   セグメント   主な事業内容   当社との関係 株式会社エイチームホールディングス   -   グループ会社の経営管理   - 株式会社エイチームエンターテインメント   エンターテインメント   ゲーム・ツールアプリの企画・開発及び運営   連結子会社 株式会社エイチームライフデザイン   メディア・ソリューション   比較サイトの運営、デジタル集客支援事業の運営   連結子会社 株式会社エイチームウェルネス   D2C   化粧品・スキンケアブランド「lujo」、ヘアケアブランド「レチスパ」の企画・開発及び運営   連結子会社 株式会社エイチームフィナジー   メディア・ソリューション   保険代理店事業の運営   連結子会社 Qiita株式会社   メディア・ソリューション   エンジニアコミュニティ「Qiita」の運営   連結子会社 株式会社エイチームコマーステック   D2C   ドッグフードブランド「OBREMO」の企画・開発及び運営   連結子会社 株式会社microCMS   メディア・ソリューション   ヘッドレスCMS「microCMS」の開発及び販売   連結子会社 株式会社Paddle(注1)   メディア・ソリューション   暗号資産に交換可能なポイントアプリの企画・開発及び運営   連結子会社 株式会社WCA(注2)   メディア・ソリューション   WEBマーケティングコンサル・WEBマーケティング運用代行   連結子会社 株式会社ストレイナー(注3)   メディア・ソリューション   経済ニュースメディア「Strainer」の運営 財務データベース「Finboard」の運営   連結子会社 他、連結子会社2社 当社グループ事業のビジネスイメージ (注1)2024年11月1日付で、株式会社Paddleの発行済株式の66.7%を取得し、連結子会社化いたしました。 (注2)2024年12月26日付で、株式会社WCAの発行済株式の100%を取得し、連結子会社化いたしました。 (注3)2025年3月3日付で、株式会社ストレイナーの発行済株式の100%を取得し、連結子会社化いたしました。
経営方針・対処すべき課題3,633字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 当社グループは「みんなで幸せになれる会社にすること」「今から100年続く会社にすること」という経営理念のもと、“Ateam Purpose”である「Creativity × Techで、世の中をもっと便利に、もっと楽しくすること」の実現に向け、中長期的な成長戦略を掲げております。以下11点を主な経営課題として認識し、迅速に対処してまいります。 (1)中長期的な成長に向けた事業ポートフォリオの強化 当社グループは、自社サービス開始以降、経営の安定性と高い成長性のバランスを実現するために、事業の転換・拡大を継続して行ってまいりました。現在はデジタルマーケティング事業、エンターテインメント事業を展開しております。今後は、これまで培ってきたデジタルマーケティングノウハウ、ビジネス展開戦略及び技術力を活かし、法人向けに集客支援コンサルティングや業務支援ツールを提供し、クライアント企業の売上向上を支援する「売上向上支援カンパニー」として変革していくことを基本方針とし、新たな事業ポートフォリオの構築を行ってまいります。 今後も持続的な成長並びに中長期的な企業価値の向上を目指し、新たな事業の創出や他の企業との協業、M&A等多様な戦略を用いて、先行投資を進めながら事業ポートフォリオの強化を図ってまいります。 (2)デジタルマーケティング事業における既存サービスの強化及びM&Aによる新規ソリューションの拡充 「メディア・ソリューション」「D2C」の2つのサブセグメントから構成される「デジタルマーケティング事業」では、日常生活に密着した比較サイト・情報サイトの企画・開発・運営や法人向けにデジタル集客など売上向上に繋がる各種支援サービスの提供、複数の商材を取り扱うECサイトの運営を行っております。広告運用・コンテンツ運用・メディア運用を自社で統合して実施することで、他社にはないデジタルマーケティング力を実現するとともに、ユーザーデータを蓄積し、活用しながら独自価値を向上させることで市場での優位性の構築に取り組んでおります。 今後は、集客やサービス運営に関するコンサルティング、業務支援ツール等の売上向上に必要なソリューションをM&Aにより取り込むことで、拡充を図ってまいります。 (3)エンターテインメント事業におけるグローバル市場での成長 グローバル全体のモバイルゲーム市場(App Store及びGoogle Playにおける収益)規模は12兆円を超え、市場成長率は前年から2桁成長を遂げています(『ファミ通モバイルゲーム白書2025』)。今後も市場規模は伸びると予測されているものの、国内外多くのゲームメーカーの本格参入により競争が激化しています。このような事業環境の中、持続的な成長を遂げるために、モバイルゲームのみならず、グローバルのデジタル配信ゲーム市場(モバイルゲーム、PCゲームデジタル配信、家庭用ゲームデジタル配信)全体をターゲットに、グローバルで人気のIPと連携し、展開することを中長期方針とし、さらなる成長を狙います。 また、今後はこれまでのゲームアプリ開発で培ったスキルやノウハウを活かし、他社協業案件による安定的な収益基盤の確立も進めてまいります。 (4)優秀な人材の確保と育成 優秀な人材を確保することは当社グループの持続的な成長に必要不可欠であります。そのため、多様な働き方を実現する職場環境の改善、福利厚生の充実、人事考課制度の整備・運用及び採用活動の多様化に努め、人材の確保に力を入れております。 採用においては優れた専門性のみならず、人間性・協調性を重視した人材の選考を心がけており、企業文化と経営理念の共有により、みんなで協力し合いながら長く楽しく働ける組織作りを大切にしております。 また、社内外での研修・教育の強化等を含む人材育成制度の整備を進めるとともに、ジョブポスティング制度・フリーエージェント制度等といった機動的な人材活用を制度的にも実施しながら、事業間で経験とノウハウを共有することで企業とともに成長していく人材の育成に努めております。 (5)コーポレートブランドの向上 当社グループが持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を実現していくためには、提供するサービス自体のユーザビリティ、品質等に加え、各サービスの認知度・知名度を向上し、利用者数を拡大していくことが不可欠であります。 また、グループ全体の事業を支える優秀な人材の獲得や他社との提携等をより有利に進めるためにも、当社グループでは、今後も費用対効果を見極めながら、サービスの広告宣伝活動のみならず、企業認知度の向上や企業イメージの確立に取り組んでまいります。なお、ステークホルダーに対する適切かつ積極的な情報開示及び広報活動を実施することにより、コーポレートブランドの向上を目指してまいります。 (6)サステナビリティ経営の推進 当社グループの経営理念である「みんなで幸せになれる会社にすること」「今から100年続く会社にすること」のもと、“Ateam Purpose”である「Creativity × Techで、世の中をもっと便利に、もっと楽しくすること」の実現を目指すためには、当社グループにおける持続的な事業成長と併せて、持続可能な社会の実現に貢献することが重要だと認識しております。気候変動問題をはじめとした環境問題への対応は、今後に向けて取り組むべき課題であると認識しており、経営基盤の強化が進んだ段階で、機関形成及び体制整備を検討してまいります。また、従業員の働く環境や安全衛生、ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン等の人的資本に関しても積極的に取り組んでまいります。 さらに、当社グループは「エイチームグループ人権方針」に則り、人権尊重をサステナビリティ経営における重要課題の一つと位置づけるとともに、当社グループが直面するビジネス上の人権リスクへの対応を企業の社会的責任と捉え、「国際人権章典」をはじめとする人権に関わる国際規範や国際基準を支持し、人権遵守に向けた取組を推進してまいります。 今後、特定した重要課題への取組を推進し、顧客・取引先・株主・従業員、社会・環境を含むすべてのステークホルダーから必要とされ続ける存在を目指してまいります。 (7)グループ経営体制及びコーポレートガバナンスの強化 当社グループは、国内連結子会社11社及び海外連結子会社1社により構成されたグループ企業体制であります。 持続的な成長と中長期的な企業価値向上のため、経営の公正性・透明性を確保するとともに、取締役会及び監査等委員会による内部統制の強化並びにコーポレートガバナンス・コードの基本原則に沿った各種施策の実施、取締役会の実効性評価・分析・改善に継続的に取り組んでまいります。 (8)コンプライアンス及びリスク管理体制の強化 当社グループは、グループ企業としての持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に向けて経営基盤を強化し、コンプライアンス及びリスク管理体制を強化し、企業倫理の一層の向上を図ってまいります。 (9)情報セキュリティ・サイバーセキュリティ 当社グループは、お客様の個人情報や新規事業に関わる情報等、機密情報を多数保有しており、情報セキュリティリスクは経営上の最重要課題の一つと認識しております。 サイバー攻撃の高度化・巧妙化・商業化に対応するため、最新の脅威情報やセキュリティ技術のトレンドを常に把握し、ゼロトラストモデルのコンセプトに基づいた多層的なセキュリティ対策を継続的に強化してまいります。 (10)新技術の活用 当社グループが属するスマートデバイス向けゲーム業界を含むインターネット業界は、技術革新が絶え間なく行われております。このような環境のもと、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を実現していくためには、AI及びブロックチェーンをはじめとする様々な新技術に適切に対応していくことが必要不可欠であると考えております。また、グループ横断プロジェクトとして技術研究活動を行い、新技術を活用できる人材育成に取り組んでまいります。 (11)商品・サービスの品質と安全性の確保 当社グループは、スマートデバイス向けゲームや比較サイトや情報メディア等のオンラインサービスの提供に加え、D2C事業においては化粧品やドッグフード等を取り扱っております。すべての商品・サービスにおいて利用者が安全かつ安心して利用でき、高い品質が担保されるよう努めてまいります。
事業等のリスク7,821字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。また、リスク要因に該当しない事項についても、投資者の投資判断上重要であると考えられる事項については、投資者に対する積極的な情報開示の観点から開示してまいります。当社グループは、これらのリスク発生の可能性を十分に認識したうえで、発生の回避及び発生した場合の迅速な対応に努める方針であります。 なお、以下の記載のうち将来に関する事項は、別段の記載がない限り、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、不確実性を内在しているため、実際の結果と異なる可能性があります。また、将来において発生の可能性があるすべてのリスクを網羅するものではありません。 (1)事業環境に関するリスク ① IT市場の外部環境 当社グループの事業領域であるモバイルゲーム市場、インターネット市場及びEC市場はスマートフォンの普 及、インターネット利用者の増加により高度な成長を続けてまいりました。しかしながら、今後、市場規模の縮小や景況感の悪化、実際の景気変動の影響等を受けた場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループのD2C事業においては、急激な原油高や原材料の供給不足等が起因となり原材料価格が高 騰した場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 競合について 当社グループは、インターネットを使った様々なコンテンツやサービスを提供しております。競争力向上のため、特色あるコンテンツの提供や最適なユーザビリティを追求したインターネットサイトの構築に努め、サービスの多様化、カスタマーサポートの充実等に取り組んでおります。 しかしながら、類似サービスを提供する企業や新規参入者との競合が激化することにより、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 災害・感染症の拡大・事故等に関するリスク 地震、台風、津波等の自然災害、火災、停電、国際紛争、又は新型コロナウイルス感染症を含む伝染病の拡大等が発生した場合、当社グループの事業運営に深刻な影響を及ぼす可能性があります。当社グループのサービス展開地域において大規模な自然災害等が発生した場合には、止むを得ずサービスの提供を一時的に停止する可能性があります。また設備の損壊や電力供給の制限等、事業継続に支障をきたす事象が発生した場合、各種災害や国際紛争等による物的・人的損害が甚大である場合には事業の継続自体が困難又は不可能となる可能性があります。このような事態が発生した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2)事業に関するリスク ① 売掛金の回収について 当社グループは事業・サービスの展開において様々な事業者と取引を行っております。それらの事業者はそれぞれがおかれる市場環境・競合の状況等により、事業戦略の見直し、撤退や他社との事業統合等の経営判断を行う可能性があります。そのため、当社グループは安定的且つ健全な事業運営を継続できる事業者とパートナーシップを組むよう努めておりますが、今後、上記の理由等により事業者の事業継続に支障が生じた場合等には当該事業者にかかわる売上代金の回収遅延、回収不能が生じる恐れがあります。このような場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 暗号資産保有に関するリスク 当社グループでは、主に株式会社Paddleにおける暗号資産に交換可能なポイントアプリの運営のために暗号資産を保有しております。保有する暗号資産については適切なセキュリティ対策を実施したうえで監視体制を強化しておりますが、悪意のある第三者による不正アクセスが行われた場合には、当社グループが保有している暗号資産の流出や消失等の可能性を否定できず、当社グループの事業及び業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 また、暗号資産は短期的に取引価格が大きく変動する可能性があり、これにより当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 ③ 為替による影響について 当社グループのエンターテインメント事業では、一部において海外向けのアプリケーションを配信専用のプラットフォームや海外現地のパブリッシャーを介して海外の利用者にコンテンツを提供しており、コンテンツ内で販売したアイテム等の売上は海外のプラットフォーム運営事業者を通じて現地の通貨にて回収されます。このため、為替レートの変動が、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 ④ 商品の品質管理について 当社グループでは、デジタルマーケティング事業のD2Cを中心に複数の商品をオンラインで販売しております。当社グループで取り扱う商品の生産に関しましては、高品質な商品の製造、原材料の調達が可能であるなど、信頼性のある取引先の選定を行っております。また、取引先との連携を深め、必要に応じて自ら製造工場に立会検査を行う等、品質管理の徹底を図り、社員教育、法令遵守に向けた啓発等を行っております。 しかしながら、販売している商品の使用に起因して、お客様の健康等に悪影響が発生する可能性があります。また、将来的に、当社グループのD2C事業等に関連する法令の新設、社会情勢の変化があった場合にも、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 ⑤ 投資育成及びM&A(企業買収等)について 当社グループは、高い成長力を持つ企業を早期から育成・支援することを目的にベンチャー投資及び投資事業有限責任組合(ファンド)への出資を行っております。当該出資等が対象とする未公開企業は、市場環境の変化並びに開発能力、経営管理能力の不足等、将来性に対する不確定要素を抱えており、これら不確定要素の現出により期待した成果を上げることができず業績が低迷、悪化した場合には、これらの投資が回収できず、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 また、投資育成に加え、事業の成長及び拡大を目指すため、M&Aを行っております。M&Aにあたっては、対象企業について財務内容等の審査に努め、リスクを検討したうえで進めてまいりますが、買収後に偶発債務の発生や未認識債務の判明等事前の調査で把握できなかった問題が生じる場合には、当社グループの業績及び財政状態等に影響を与える可能性があります。 (3)組織体制に関するリスク ① 特定経営者への依存について 当社代表取締役社長 林高生氏は当社グループの創業者であり、また、技術者としての豊富な経験を有していることから、当社グループの設立以来成長を支え、経営戦略等多岐にわたり極めて重要な役割を果たしております。当社グループは、同氏に過度に依存しない経営体制の構築に努めておりますが、何らかの理由により、同氏が経営に参画できなくなった場合、当社グループの業績及び今後の事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 ② 内部管理体制について 当社グループは、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を図るにはコーポレートガバナンスが有効に機能することが不可欠であると認識しております。そのため、事業規模の拡大に合わせて経営基盤の強化を継続的に進めていくとともに、より効率的且つ適正な経営を行うため、内部管理体制の整備・充実を推進していく方針であります。 しかしながら、事業の急速な拡大に対して、十分な内部管理体制の構築が追い付かない場合、当社グループの業績及び事業展開に影響を与える可能性があります。 ③ 人材の確保、育成について 当社グループにおいて、今後事業拡大や企業運営を円滑に遂行していく上で、優秀な人材を確保することが極めて重要であります。しかしながら、必要な人材を適時適切に確保できない場合、又は社内の有能な人材が流出した場合には、経常的な業務運営や事業展開に支障が生じ、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4)コンプライアンスに関するリスク ① 法的規制について 当社グループの運営事業領域に適用される主な法規則として、「不当景品類及び不当表示防止法」、「個人情報の保護に関する法律」、「特定商取引に関する法律」、「資金決済に関する法律」、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」、「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」等があります。 このような法令の制定や改正、監督官庁による行政処分、新たな規制の策定又は改定等により、当社グループが提供するコンテンツやサービスが制約を受ける可能性があります。その場合、当社グループの事業、業績及び企業イメージに影響を及ぼす可能性があります。 ② 知的財産権について 当社グループは、運営する事業に関する知的財産権の保護に努めるとともに、第三者の知的財産権を侵害しないよう十分な注意を払っております。また、当社グループが提供するサービスにおいて、当社グループが所有する知的財産権を第三者に使用許諾する場合や、第三者の所有する知的財産権の使用許諾を受ける場合があり、その場合は使用許諾契約の締結等により適切な管理を行っております。 しかしながら、知的財産権の範囲や契約条件の解釈の齟齬等により、認識外で第三者の知的財産権を侵害した場合、当社グループは第三者から知的財産権侵害の訴訟、使用差止請求等を受ける可能性があります。その結果、解決に多額の費用と時間がかかり、当社グループの業績及び今後の事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 個人情報の管理について 当社グループは、提供するサービスやコンテンツの利用者の個人情報を取得する場合があります。個人情報の外部漏洩・改ざん等の防止のため、個人情報の取扱いに際し業務フローや権限体制を徹底し、「個人情報の保護に関する法律」に従い厳正な管理を行っております。 しかしながら、コンピューターウィルス、不正侵入や故意又は過失の事態により、個人情報の漏洩や不正使用等のトラブルが発生した場合、当社グループへの損害賠償請求や当社グループに対する信頼損失及び企業イメージの悪化等により、当社グループの業績や事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 ④ サービスの安全性及び健全性について 当社グループが提供するサービスやコンテンツは、不特定多数の個人利用者が、利用者間において独自にコミュニケーションを取ることができます。青少年保護、健全性維持・向上のため、利用規約において不適切な利用の禁止を明示し、モニタリングを常時行い、規約違反者に対しては、改善の要請や退会の措置を講じる等の対応を行うことで、サービスの安全性及び健全性の確保に努めております。しかしながら、コンテンツ利用者が急速に拡大し、利用者のコンテンツ内における行為を完全に把握することが困難となり、利用者の不適切な行為に起因するトラブルが生じた場合には、利用規約の内容にかかわらず、当社グループが法的責任を問われる可能性があります。また、法的責任を問われない場合においても、コンテンツのブランドイメージの悪化等により当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 訴訟等について 当社グループは、法令遵守を基本としたコンプライアンスの推進により、法令違反等の防止に努めております。しかしながら、当社グループの役員、従業員の法令違反等の有無にかかわらず、利用者、取引先、その他第三者との不測のトラブル、訴訟等の発生及び上記知的財産権、個人情報、サービスの安全性及び健全性についても訴訟のリスクがあるものと考えております。 かかる訴訟の内容及び結果によっては、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。また、多大な訴訟対応費用の発生や企業イメージの悪化により、当社グループの業績及び事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 (5)情報セキュリティに関するリスク ① コンピューターシステムや通信ネットワークについて 当社グループの事業は、モバイル端末やPC等のコンピューターシステムを結ぶ通信ネットワークにより、利用者にサービスを提供しております。システムの安定的な稼働を図るためにサーバーの分散化・定期的バックアップ・稼働状況の監視等により、システムトラブルの未然防止又は回避に努めております。しかしながら、不測の事故(社内外の人的要因によるものを含む)等により通信ネットワークの切断や支障が発生した場合には、当社グループの事業及び業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループの運営する各サイト等へのアクセスの急激な増加によるサーバーの過負荷や電力供給の停止等不測の様々な要因によって、システムが作動不能に陥った場合、サービスが停止する可能性があります。この結果、当社グループの業績及びサービスのブランドイメージに影響を及ぼす可能性があります。 ② サイバーセキュリティ サイバー攻撃は、当社グループの事業継続に重大なリスクをもたらす可能性があります。システムの不具合や外部からの不正アクセスは、業務停止や顧客データの漏洩、金銭的な損失に繋がりかねません。特に、近年ではサイバー攻撃の手法が高度化・巧妙化・商業化しており、標的型攻撃やランサムウェアなど、企業にとって深刻な脅威となっています。 当社グループは、IDaaS(Identity as a Service)を導入しており、多要素認証によるなりすましの抑制や、セキュリティポリシーに沿ったアイデンティティ管理の運用を徹底しております。また、ゼロトラストモデルのコンセプトに基づいてEDR(Endpoint Detection and Response)やSSE(Security Service Edge)などのセキュリティ製品を導入し多岐にわたる対策を講じております。しかしながら、これらの対策を講じても、サイバー攻撃のリスクを完全に排除することはできません。 万が一、重大なサイバー攻撃が発生した場合、復旧までに時間を要し、事業活動が停止する可能性があります。また、顧客情報や企業秘密の漏洩は、社会的信用を失墜させ、当社グループの業績に深刻な影響を及ぼす可能性があります。 ③ 情報セキュリティ体制 セキュリティインシデント発生時の対応が不十分な場合、当社の事業活動に重大な影響を及ぼす可能性があることから、当社は情報セキュリティ体制の強化に継続的に取り組んでおります。具体的には、Ateam-CSIRT(Computer Security Incident Response Team)を設置して、グループ全体への情報セキュリティに関するガバナンス強化やサイバー攻撃に対応する包括的・多面的なシステム運用体制の構築を行っております。また、全社員へのセキュリティ教育に加えて、セキュリティ担当者にはセキュリティインシデント演習など、より実践的な教育も実施しています。 しかしながら、情報セキュリティリスクは完全に排除できるものではなく、システムの脆弱性や人的ミスによる情報漏洩、不正アクセスなどのリスクは依然として存在します。 当社は、これらのリスクを認識し、セキュリティ対策の更なる強化に取り組んでまいります。万が一、情報セキュリティ上の重大な事故が発生した場合には、当社グループの事業及び業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 ④ IT投資 IT投資は、企業の競争力強化や業務効率化に不可欠な要素ですが、同時に様々なリスクを伴います。多額の投資が必要となるため、投資に見合った効果が得られない、あるいは期待した効果が得られるまでに時間を要する可能性があります。また、IT技術は急速に進歩するため、継続的なシステム更新や追加投資が必要となることも考えられます。 当社グループは、IT投資のリスクを十分に認識し、投資効果を最大化するための取組を行っております。具体的には、情報セキュリティリスク評価に基づくIT投資計画の精査、システム導入前の綿密な検証など、様々な対策を講じております。しかしながら、導入時のトラブル、システム障害が発生した場合には、当社グループの事業及び業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 (6)その他のリスク ① M&Aにおけるのれん等の減損に関するリスク 当社グループは当連結会計年度末時点で、M&Aにより生じたのれんを1,300百万円、顧客関連資産を248百万円、マーケティング関連資産を21百万円計上しており、主に「microCMS」を運営する株式会社microCMSののれん1,140百万円であります。これらの資産については、被買収企業及び当社グループが持つデジタルマーケティングの強みを掛け合わせたことにより、買収時と比較して事業成長している状況であり、減損に関する評価等は適正に行っております。しかしながら、今後の市場環境の急激な変化等により買収時の収益計画と著しい乖離が生じた場合には、のれんの減損処理を行う可能性があり、当該のれんの減損処理が生じた場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 ② 新株予約権行使による株式価値希薄化に関するリスク 当社とAASC II P, L.P.との引受契約に基づく新株予約権及び無担保転換社債型新株予約権付社債については、2029年6月26日までの期間に複数回に渡る段階的な行使が予想されるため、希薄化が即時に生じる新株式の発行とは異なり、当社株式の株式市場への供給が一時的に過剰となる事態が回避されやすいと考えられ、既存株主の利益への影響を一定程度抑えることができると考えております。なお、2025年6月13日に無担保転換社債型新株予約権社債の一部(2,721,617株)が行使されたため、本新株予約権及び本新株予約権付社債の目的である当社普通株式数は、調整がなされる場合を除いて、5,054,383株で固定されており、株価動向にかかわらず、最大交付株式数が限定されているため、希薄化率が当初予定より増加することはありません。 また、当社は、中長期的な当社の業績拡大及び企業価値の増大を目指すにあたり、より一層意欲及び士気を向上させ、当社及び当社子会社の結束力をさらに高めることを目的として、当社の従業員並びに当社子会社の取締役及び従業員に対して、新株予約権(有償ストック・オプション)を発行しております。これらの新株予約権の行使がなされた場合は、当社の1株当たりの株式価値が希薄化する可能性があります。しかしながら、本新株予約権は、あらかじめ定める業績及び株価目標の達成が行使条件とされており、その目標が達成されることは株式価値の向上に資するものと認識しております。
経営成績の分析 (MD&A)6,793字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 2024年6月3日に行われた株式会社microCMSとの企業結合について、前連結会計年度において暫定的な会計処理を行っておりましたが、当連結会計年度に確定したため、前連結会計年度との比較分析にあたっては、暫定的な会計処理の確定による見直し後の金額を用いております。 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 経営成績 当社グループは「Creativity × Techで、世の中をもっと便利に、もっと楽しくすること」という“Ateam Purpose”を掲げております。この“Ateam Purpose”のもとすべての役員及び従業員が一丸となり、様々な技術領域・ビジネス領域においてサービスを提供しております。具体的には、日常生活に密着した比較サイト・情報メディア・ツールなどの様々なウェブサービスの企画・開発・運営、法人向けにデジタル集客支援に関する事業支援の提供を行う「メディア・ソリューション」と様々な商材を取り扱う複数のD2Cサイトの企画・開発・運営を行う「D2C」の2つのサブセグメントから構成される「デジタルマーケティング事業」、及び「人と人とのつながりの実現」をテーマに、世界中の人々に娯楽を提供するゲームやツールアプリケーションの企画・開発及び運営を行う「エンターテインメント事業」を展開しております。 当連結会計年度の連結売上高につきましては、デジタルマーケティング事業においてM&Aにより取得した企業が新たに連結の対象となったことに加え、デジタルマーケティング事業の自動車関連事業が増収となり好調に推移したものの、エンターテインメント事業においてゲームアプリ全体で引き続き減収傾向であるため、全体としては横ばいとなりました。営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、暗号資産に関わる販売促進引当金繰入額、株主優待に関する費用、M&Aに伴うのれん償却額など、各種費用が前連結会計年度と比較して増加したものの、デジタルマーケティング事業及びエンターテインメント事業の利益確保を優先した事業運営により、ともに増益となったことに加え営業外収益として暗号資産評価益及び特別利益として投資有価証券売却益並びに2025年6月に「ライフドット(Life.)」事業を譲渡したことによる事業譲渡益を計上したことにより、増益となりました。 具体的には、当連結会計年度の売上高は23,917百万円(前連結会計年度比0.0%減)、営業利益は845百万円(前連結会計年度比50.3%増)、経常利益は1,585百万円(前連結会計年度比160.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,036百万円(前連結会計年度比8.7%増)となりました。 当連結会計年度におけるセグメント別の経営成績は以下のとおりであります。 なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しており、以下の前連結会計年度比較については、前連結会計年度の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。 <メディア・ソリューション> デジタルマーケティング事業のメディア・ソリューションでは、日常生活に密着した比較サイト・情報サイトの運営や法人向けデジタル集客支援に関する事業支援サービスを提供しております。 メディア・ソリューションの比較サイト・情報サイト等は、ユーザーの課題・悩みを元に適切な情報や選択肢を提示することで、パートナー企業の選択・意思決定を支援し報酬をいただくビジネスモデルです。広告運用・コンテンツ運用・メディア運用を自社で統合して実施することで、他社にはないデジタルマーケティング力を実現するとともに、ユーザーデータを蓄積し、活用しながら独自価値を向上させることで市場での優位性の構築に取り組んでおります。個人のユーザーへは基本無料でサービスを提供し、主な売上はパートナー企業に当該ユーザーを見込顧客として紹介することに対する紹介手数料及び成約報酬であります。 法人向けには、メディア運営で培ってきた「デジタルマーケティング力」を最大限に活用し、集客やサービス運営に関するコンサルティング、業務支援ツール等の売上向上に必要なソリューションの提供を行います。 当連結会計年度の売上高につきましては、M&Aにより取得した企業の売上高が計上されたことに加え、主に自動車関連事業及び引越し関連事業が前連結会計年度比で増収となり好調に推移したため増収となりました。セグメント利益につきましては、利益確保に向けた各事業の取組が奏功し自動車関連事業、引越し関連事業及びブライダル事業において増益となったものの、金融メディア事業における減収による減益に加え、暗号資産に関わる販売促進引当金繰入額を計上したことにより費用が増加したため、前連結会計年度比で微減益となりました。 以上の結果、当連結会計年度におけるメディア・ソリューションの売上高は17,469百万円(前連結会計年度比1.8%増)、セグメント利益は1,327百万円(前連結会計年度比5.2%減)となりました。 <D2C> デジタルマーケティング事業のD2Cでは、化粧品ブランド「lujo(ルジョー)」をはじめ、複数の商材を取り扱うECサイトを運営しております。当社グループ内で商品の企画・開発・販促を行い、製造のみ外部に委託するOEM(Original Equipment Manufacturer)生産を行っており、主に、継続的にご購入いただく定期販売モデルです。 今後も品揃えや販売方法、配送品質を日々改善し、ユーザーの期待を大きく超える購買体験ができるサービスを提供してまいります。 当連結会計年度の売上高につきましては、利益確保を優先した事業運営方針に則り、広告投資を抑制したことにより新規顧客数が減少したため、前連結会計年度比で微減収となりました。セグメント利益につきましては、前述のとおり利益確保を優先した事業運営方針に則り運営効率化を図ったため、前連結会計年度の赤字から黒字に転じました。 以上の結果、当連結会計年度におけるD2Cの売上高は2,248百万円(前連結会計年度比4.4%減)、セグメント利益は7百万円(前連結会計年度は152百万円の損失)となりました。 <エンターテインメント> エンターテインメント事業では、主に自社で開発したスマートデバイス向けゲームアプリケーション(以下「ゲームアプリ」という。)をApple Inc.が運営するApp Store及びGoogle LLCが運営するGoogle Play等の専用配信プラットフォームを通じて、世界中の人々に提供しております。ゲームアプリ自体は基本無料で提供しており、主な売上はユーザーがゲームをより効率よく優位に進めるためのゲーム内アイテム購入代金であります。 近年のグローバルにおけるゲーム市場環境及びユーザーニーズの変化、そして技術の進化等を踏まえ、エンターテインメント事業はスマートフォンゲームのみならず、グローバルのデジタル配信ゲーム市場(モバイルゲーム、PCゲームデジタル配信、家庭用ゲームデジタル配信)全体をターゲットに、グローバルで人気のIPと連携し、展開することを中長期方針とし、さらなる成長を狙います。また、今後はこれまでのゲームアプリ開発で培ったスキルやノウハウを活かし、他社協業案件による安定的な収益基盤の確立も進めてまいります。 当連結会計年度の売上高につきましては、ゲームアプリ全体で引き続き減収傾向であるため、前連結会計年度比で減収となりました。セグメント利益につきましては、既存タイトルの効率的な運用やコスト抑制の実施に加え協業案件の比率が増加したため増益となり、前連結会計年度の赤字から黒字に転じました。 以上の結果、当連結会計年度におけるエンターテインメント事業の売上高は4,199百万円(前連結会計年度比4.6%減)、セグメント利益は518百万円(前連結会計年度は38百万円の損失)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ1,749百万円減少し、当連結会計年度末には6,301百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は、1,624百万円(前連結会計年度は808百万円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益1,875百万円等の影響によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において投資活動の結果得られた資金は、382百万円(前連結会計年度は992百万円の支出)となりました。これは主に連結の範囲の変更を伴う関係会社株式の取得による支出361百万円があったものの、投資有価証券の売却による収入430百万円等の影響によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は、3,710百万円(前連結会計年度は2,220百万円の収入)となりました。これは主に、自己株式の取得による支出3,222百万円等の影響によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 該当事項はありません。 b.受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前年同期比(%)   受注残高 (百万円)   前年同期比(%) メディア・ソリューション   31   -   1   - D2C   -   -   -   - エンターテインメント   692   275.5   -   0.0 合計   723   288.0   1   1.1 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前年同期比(%) メディア・ソリューション   17,469   1.8 D2C   2,248   △4.4 エンターテインメント   4,199   △4.6 合計   23,917   △0.0 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態の分析 a.資産 当連結会計年度末における総資産は15,209百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,180百万円減少いたしました。これは主に、暗号資産の増加1,209百万円があった一方で、現金及び預金の減少1,749百万円及び投資有価証券の減少630百万円によるものであります。 b.負債 当連結会計年度末における負債は6,039百万円となり、前連結会計年度末に比べ76百万円減少いたしました。これは主に、販売促進引当金の増加932百万円、未払法人税等の増加312百万円及び買掛金の増加214百万円があった一方で、転換社債型新株予約権付社債の減少1,750百万円によるものであります。 c.純資産 当連結会計年度末における純資産は9,169百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,104百万円減少いたしました。これは主に、自己株式の減少1,477百万円、資本金の増加875百万円及び資本剰余金の増加855百万円があった一方で利益剰余金の減少4,043百万円によるものであります。 ② 経営成績の分析 a.売上高 当連結会計年度における売上高は23,917百万円(前連結会計年度比0.0%減)となりました。 デジタルマーケティング事業のメディア・ソリューションでは、M&Aにより取得した企業の売上高が計上されたことに加え、主に自動車関連事業及び引越し関連事業が前連結会計年度比で増収となり好調に推移し、売上高は17,469百万円(前連結会計年度比1.8%増)となりました。 デジタルマーケティング事業のD2Cでは、利益確保を優先した事業運営方針に則り、広告投資を抑制したことにより新規顧客数が減少したため、売上高は2,248百万円(前連結会計年度比4.4%減)となりました。 エンターテインメントでは、ゲームアプリ全体で引き続き減収傾向であり、売上高は4,199百万円(前連結会計年度比4.6%減)となりました。 b.売上原価 当連結会計年度における売上原価は、エンターテインメント事業における外注加工費の減少等により、3,395百万円(前連結会計年度比4.3%減)となりました。 c.販売費及び一般管理費 当連結会計年度における販売費及び一般管理費は、暗号資産関連事業に関する販売促進引当金繰入額が増加したものの、利益確保を優先とした事業運営方針にもとづく各事業の広告宣伝費の減少やエンターテインメント事業における売上高の減少に伴うキャリア手数料の減少等により、19,676百万円(前連結会計年度比0.7%減)となりました。 d.営業利益 当連結会計年度における営業利益は、デジタルマーケティング事業のメディア・ソリューションにおいては前連結会計年度比で微減益となったものの、D2Cにおいては前連結会計年度の赤字から黒字に転じ、エンターテインメントにおいても前連結会計年度の赤字から黒字に転じたため、845百万円(前連結会計年度比50.3%増)となりました。 e.経常利益 当連結会計年度における経常利益は、営業利益が増益となったことに加え、暗号資産評価益を計上したため、1,585百万円(前連結会計年度比160.3%増)となりました。 f.親会社株主に帰属する当期純利益 当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は、投資有価証券売却益並びに2025年6月に「ライフドット(Life.)」事業を譲渡したことによる事業譲渡益を計上したことにより、1,036百万円(前連結会計年度比8.7%増)となりました。 ③ 資本の財源及び資金の流動性についての分析 a.キャッシュ・フロー 当連結会計年度のキャッシュ・フローの概況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 b.資金需要 当社グループの資金需要のうち主なものは、通常の運転資金のほか、オフィス及びIT関連の設備に関する投資並びにM&Aにおける投資資金であります。 c.財務政策 当社グループは、運転資金につきましては、自己資金で対応することを原則としておりますが、金利動向や負債と資本のバランスに配慮しつつ、必要に応じて金融機関からの借入を実施しております。 資金の流動性については、グループ間の資金管理契約によりグループ各社における余剰資金の有効活用に努めるとともに、さらに金融機関との間でコミットメントライン契約や当座貸越契約を締結する等により、急な資金需要の不測の事態にも備えております。 なお、当連結会計年度末における借入金の残高は34百万円であります。また、現金及び預金6,301百万円を保有しており、必要な資金は確保されていると認識しております。 ④ 経営者の問題認識と今後の方針について 経営者の問題認識と今後の方針につきましては、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。 ⑤ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成には、資産・負債及び収益・費用に影響を与える見積りを必要とする箇所があります。 なお、当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針、重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項) 4.会計方針に関する事項」及び「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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