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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

イー・ガーディアン

E-Guardian Inc.6050 · Prime · サービス業

ソーシャルプラットフォームやゲーム企業向けに、投稿監視・カスタマーサポート・セキュリティ診断を一気通貫で提供するインターネットセキュリティ企業。

概要

イー・ガーディアンは、インターネット上の投稿監視やカスタマーサポートを主力とするセキュリティサービス企業である。ソーシャルメディアやゲーム、ECサイトの運営企業に対し、不適切投稿の監視・削除、風評調査、本人確認(eKYC)などを提供する。2025年9月期の売上高は113億円、営業利益15億円。東京都港区に本社を置き、2010年12月に東証マザーズへ上場した。従業員数は427名(連結)。

5つの業務区分で構成される収益の柱

当社の事業はソーシャルサポート、ゲームサポート、アド・プロセス、サイバーセキュリティ、その他の5つに区分される。ソーシャルサポートは投稿監視やカスタマーサポート、eKYCなどを含み、2025年9月期の売上高は71.4億円と全体の63%を占める最大セグメントである。ゲームサポートは13.9億円、アド・プロセスは13.0億円、サイバーセキュリティは9.4億円、その他(ハードウェアデバッグ)は5.6億円。各業務はクライアントのニーズに応じて監視・対応件数に応じた収入モデルを採用している。

国内外5社の連結子会社が支えるグループ体制

当社は株式会社チェンジホールディングスの連結子会社であり、5社の連結子会社を有する。国内ではイー・ガーディアン東北株式会社、EGテスティングサービス株式会社、EGセキュアソリューションズ株式会社の3社、海外ではフィリピンとベトナムに現地法人を置く。海外拠点は主に投稿監視やカスタマーサポートのオペレーションを担い、コスト競争力と24時間対応体制を実現している。グループ全体で約427名の従業員が働く。

ソーシャルサポートが売上の63%を占める構造

ソーシャルサポートは当社の核となる事業である。EC・フリマサイト向けカスタマーサポートやFintech関連の本人確認業務が伸長しており、2025年9月期には前期比5.7%増の71.4億円となった。新規顧客の開拓や親会社チェンジHDとの協業による外注業務の移管などが成長を支える。一方、大型案件の減収や人材コストの先行により営業利益は減少したが、安定した収益基盤を形成している。

成長分野として位置づけるサイバーセキュリティ

サイバーセキュリティ事業は脆弱性診断やWAF(Web Application Firewall)の開発・販売、コンサルティングサービスを提供する。2025年9月期の売上高は9.4億円と前期比4.0%増。クラウド型WAFやコンサルティングが伸長し、新規顧客の獲得も進んだ。事業責任者の採用など体制強化を進め、チェンジHDグループとの共同提案にも注力する。中小・中堅企業向けにクラウド型、ホスト型、ゲートウェイ型と3種類のWAFを用意する。

減収傾向にあるゲームサポートとアド・プロセス

ゲームサポートは家庭用ゲームやPCゲーム向けカスタマーサポート、デバッグ、ローカライズを提供するが、2025年9月期は大型案件の売上が想定を下回り、前期比12.2%減の13.9億円となった。アド・プロセスは広告審査と運用代行が中心で、前期比7.7%減の13.0億円。広告審査は新規顧客の伸び悩みが響いた。いずれも既存顧客の減少を新規で補えず、収益の改善が課題となっている。

業界の中での役割はインターネットセキュリティおよびカスタマーサポートのBPOサービスプロバイダー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
113億円
営業利益
15億円
営業利益率
13.3%
純利益
9億円
2025/9 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01ソーシャルWEBサービス主力

ソーシャルWEBサービス運営企業向けに、投稿監視、風評調査、カスタマーサポート、eKYCサービスを提供。クライアントに代わって不適切な投稿を監視し、ブランド保護を支援。

主な製品・サービス3
投稿監視サービス
ソーシャルWEBサービス上のコメント、画像、動画等が違法・誹謗中傷・ブランド毀損に当たらないかを監視するサービス。目視件数に応じた収入モデル。
風評調査
ブログや掲示板などの情報からクライアント企業や製品・サービスに関する風評を調査するサービス。
eKYCサービス
キャッシュレス決済分野において、個人や加盟店審査時のオンライン本人認証サービスを提供。

02ゲーム会社主力

ゲーム会社向けにカスタマーサポート、デバッグ、ローカライズサービスを提供。ゲーム利用者からの問い合わせ対応や、海外ゲームの日本市場向けローカライズなどを支援。

主な製品・サービス2
ゲームカスタマーサポート
ゲーム利用者からのメールや電話によるテクニカルサポート、入退会などの問い合わせ対応を行うヘルプデスク業務。対応件数に応じた収入モデル。
ローカライズサービス
日本市場に参入する海外ゲーム、または海外市場に参入する日本ゲーム向けに、テキストや音声をその国の宗教や文化に配慮して翻訳するサービス。

03広告代理店・広告媒体準主力

広告代理店向けに広告枠管理、入稿管理、広告ライティング等のBPOサービスを提供。また、インターネット広告やモール掲載広告の審査業務も行う。

主な製品・サービス2
広告関連業務(BPO)
広告枠管理から入稿管理、広告ライティングまでの広告代理店向け業務代行サービス。
広告審査業務
インターネット広告やモール掲載情報に対し、景品表示法、特定商取引法、薬機法等の法令や顧客基準に基づいて審査するサービス。

04全業種(サイバーセキュリティ)準主力

主に中小・中堅企業向けに、脆弱性診断やWAF(Web Application Firewall)の開発・販売を提供。Webアプリケーションのセキュリティ対策を支援。

主な製品・サービス2
脆弱性診断サービス
Webアプリケーション等に潜む脆弱性を洗い出し、修正提案も含めて対応するサービス。開発経験のある技術者が検証を実施。
WAF(Web Application Firewall)
外部からの不正アクセスによる改ざんや情報流出からWebサイトを保護するセキュリティ製品。クラウド型、ホスト型、ゲートウェイ型を提供。

05家電・IoT機器メーカー(その他)副次

ハードウェアに対するデバッグ業務を提供。家電等の組込機器やIoT関連製品の基本動作から複合動作までのチェックを行う。

主な製品・サービス1
ハードウェアデバッグサービス
家電等の組込機器やIoT関連製品の基本動作チェックから複合動作チェックまでを行うデバッグ業務。

製品と技術

人の目とAIのハイブリッドが支える投稿監視サービス

投稿監視サービスは、ソーシャルWEBサービス上のコメント、画像、動画を監視し、違法・誹謗中傷・ブランド毀損の有無をチェックする。目視件数に応じた収入モデルで、クライアントごとに監視基準を設定可能。自社開発システム「E-Trident」と画像フィルタリング「ROKA SOLUTION」を併用し、人間のオペレーターとAIのハイブリッドで高精度な監視を実現する。2025年9月期にはソーシャルサポート全体で71.4億円の売上を計上した。

キャッシュレス決済を支えるeKYCサービス

eKYCサービスは、キャッシュレス決済分野において個人や加盟店の審査時にオンラインで本人確認を行う。運転免許証やマイナンバーカードの読み取り、顔照合などを通じて、なりすまし防止や法令遵守を支援する。Fintechサービスの拡大に伴い需要が増加しており、ソーシャルサポートの中でも成長分野の一つである。

ゲーム会社向けカスタマーサポートとローカライズ

ゲーム会社向けに、メールや電話によるテクニカルサポート、入退会対応などのヘルプデスク業務を提供。対応件数に応じて収入を得る。また、海外ゲームの日本市場向けローカライズ(翻訳・文化配慮)や、日本ゲームの海外展開支援も行う。2025年9月期のゲームサポート売上は13.9億円。家庭用ゲームやPCゲームの大型案件獲得に注力するが、既存顧客の減少が課題。

3タイプのWAF製品群でWebサイトを保護

WAF(Web Application Firewall)は、外部からの不正アクセスによる改ざんや情報流出を防ぐ。クラウド型、ホスト型、ゲートウェイ型の3種類を用意し、中小・中堅企業のニーズに合わせて選択可能。クラウド型は導入が容易で、コンサルティングサービスと組み合わせて提供する。2025年9月期のサイバーセキュリティ売上9.4億円のうち、WAFとコンサルティングが成長を牽引した。

開発経験者が検証する脆弱性診断サービス

Webアプリケーション等の脆弱性を洗い出し、修正提案まで行うサービス。開発経験のある技術者が主導で検証を実施するため、実践的なアドバイスが可能。市場変化による一時的な減収があったが、新規顧客獲得と体制強化により回復傾向にある。サイバーセキュリティ事業の中核サービスの一つである。

法令遵守を支援する広告審査とBPO

広告代理店やモール運営企業向けに、広告枠管理、入稿管理、広告ライティングなどのBPOサービスを提供。また、インターネット広告やモール掲載情報に対し、景品表示法や特定商取引法、薬機法等の法令に基づく審査を行う。新規顧客の伸び悩みにより2025年9月期の売上は13.0億円と減少したが、引き続き重要なサービスである。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

セキュリティ監視で国内首位級、横ばい基調

インターネット上の誹謗中傷監視やコンテンツ審査で国内トップクラスのシェアを持つ。同業のジンジブやイシンが人材派遣・採用支援を主業とする中、イー・ガーディアンはソーシャルメディア監視という独自領域でニッチ市場を開拓。売上高は2023年9月期の119億円から2025年9月期に113億円と微減傾向で、営業利益率は14.91%から13.27%へ低下。市場の成熟や顧客単価の低下が影響しており、新規サービスやグローバル展開が成長の鍵となる。

強み

  • SNS監視・審査分野で国内最大級の実績とノウハウを有する。
  • 誹謗中傷対策やコンテンツ審査で高度な専門人材を保有。
  • 大手企業や官公庁との長期的な取引関係を構築。

課題

  • 売上高が減少傾向で、市場の成熟や価格競争が影響。
  • 営業利益率が低下しており、コスト管理と収益改善が課題。
  • 海外展開やAI活用など新たな収益源の開拓が必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

IT・SaaSの時価総額近傍。太字がイー・ガーディアン

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13788GMOグローバルサイン・ホールディングス232億円21.0倍
29332NISSOホールディングス232億円12.1倍
33921ネオジャパン230億円12.6倍
42471エスプール221億円16.6倍
53649ファインデックス219億円17.8倍
66050イー・ガーディアン216億円29.6倍
73835eBASE207億円19.1倍
83968セグエグループ205億円10.0倍
93901マークラインズ200億円12.4倍
103853アステリア198億円23.6倍
113834朝日ネット196億円12.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(IT・SaaS)に従っています。

会社の歴史

沿革 31件

携帯コンテンツ配信事業で創業した1998年

1998年5月、大阪市西区に株式会社ホットポットとして資本金1000万円で設立。同年7月にはDDIポケット(現Y!mobile)のPHS端末向けに公式コンテンツ配信を開始。1999年にはEZ-webやJ-sky、2000年にはi-mode対応と、携帯電話キャリアの公式コンテンツ事業を拡大した。2000年4月に本社を大阪市港区に移転し、モバイルコンテンツ配信会社として成長を始める。

コールセンターと人材派遣に進出した2001年

2001年6月にコールセンター事業、同年12月に人材派遣事業を開始。2003年3月には携帯電話販売事業の営業権を取得し、石油卸業のカムテックや情報システム開発の三太(後のインターネットマネジメントシステム)を子会社化。ただし、これらの事業は後に整理される。2003年4月にはインターネット掲示板の投稿監視事業をグループ内で開始し、後の主力事業の芽が生まれる。

投稿監視事業に集中するため事業整理を行った2005年

2005年9月、子会社カムテックとBQの全株式を譲渡。同年10月に商号をイー・ガーディアン株式会社に変更し、携帯コンテンツ配信事業を会社分割でエディアに承継。2006年には携帯電話販売事業と人材派遣事業を売却し、投稿監視一本に集中する体制を整えた。同年10月には本社を東京都港区麻布十番に移転し、東京センターを開設。首都圏での事業拡大を図る。

オンラインゲームサポートに進出した2009年

2009年3月、立川センターを開設。同年4月には投稿監視事業の一環としてオンラインゲームサポート業務を開始。これは後にゲームサポート事業の基盤となる。2010年10月には六本木センターを開設し、同年12月に東京証券取引所マザーズへ上場。上場資金を元に事業拡大を加速する。

上場後に監視システムE-Tridentをリリースした2011年

2011年6月、宮崎センターを開設し、同時に投稿監視システム「E-Trident」をリリース。これは目視による監視を効率化する自社開発システムである。2012年6月にはイーオペ株式会社(現イー・ガーディアン東北)を完全子会社化し、東北地方に拠点を確保。同年11月にはソーシャルメディア運用支援ツール「ソーシャルダッシュボード+」をリリースし、サービスラインを拡充した。

自動画像フィルタリングと人材派遣子会社を獲得した2014年

2014年7月、自動識別型画像フィルタリングシステム「ROKA SOLUTION」をリリース。同年8月に池袋センターを開設し、9月にはクリエイティブ人材派遣のパワーブレイン(現イー・ガーディアン)を完全子会社化。10月にはデバッグ業務に特化したトラネル(現EGテスティングサービス)を新設分割により設立。これにより、グループ内の役割分担が明確化された。

子会社再編と海外拠点設立でグループ体制を強化

2010年代後半から2020年代にかけて子会社の再編と海外展開を進めた。名称変更や清算を経て、現在は国内3子会社(イー・ガーディアン東北、EGテスティングサービス、EGセキュアソリューションズ)と海外2子会社(フィリピン、ベトナム)の計5社で構成される。親会社は2020年代に株式会社チェンジホールディングスとなり、グループ間の協業が加速した。

チェンジHD傘下での協業と収益構造の変化

親会社チェンジHDとの協業により、既存外注業務の移管や共同提案が進んだ。ソーシャルサポートではエンタープライズ系デジタルBPO領域の拡大を目指す。一方、2025年9月期は大型案件の減収や人材コスト先行により減益となった。売上高113億円、営業利益15億円と前期比で減少したが、サイバーセキュリティやソーシャルサポートの新規顧客は増加しており、収益構造の転換点にある。

年表31件を開く

1990年代

  • 1998年5月創業大阪府大阪市西区西本町に株式会社ホットポット(資本金10,000千円)を設立
  • 1998年7月DDIポケット(現Y!mobile)(PHS)端末上で携帯コンテンツ配信事業として公式コンテンツサービス開始
  • 1999年4月EZ-web公式コンテンツ及びJ-sky(現Yahoo!ケータイ)公式コンテンツにて、携帯コンテンツ配信事業として公式コンテンツサービス開始

2000年代

  • 2000年1月i-mode公式コンテンツにて携帯コンテンツ配信事業として公式コンテンツサービス開始
  • 2000年4月本社を大阪府大阪市港区弁天に移転
  • 2001年6月コールセンター事業開始
  • 2001年12月人材派遣事業開始
  • 2003年3月M&A携帯電話販売事業の営業権を株式会社カムテックから取得 石油卸業を営む株式会社カムテックの発行済株式の全部を取得し子会社化 情報システム開発を営む株式会社三太(その後社名をインターネットマネジメントシステム株式会社に変更)の発行済株式の全部を取得し子会社化
  • 2003年4月当社グループ内でインターネット掲示板における掲示板投稿監視事業(現インターネットセキュリティ事業)を開始
  • 2003年6月人材派遣業の営業権を横河キューアンドエー株式会社(現キューアンドエー株式会社)から取得
  • 2004年4月当社グループ内でソフトウエア開発を行うため当社100%子会社として株式会社BQを設立
  • 2004年8月本社を大阪府大阪市北区堂島に移転
  • 2005年9月当社と事業の相乗効果が望めないため、子会社である株式会社カムテックの発行済株式数の全部を譲渡 当社と事業の相乗効果が望めないため、子会社である株式会社BQの発行済株式数の全部を譲渡
  • 2005年10月商号変更イー・ガーディアン株式会社に商号変更 携帯コンテンツ配信事業を会社分割により株式会社エディアへ承継
  • 2006年6月携帯電話販売事業を事業整理の一環として株式会社菱和テレコムに売却
  • 2006年7月人材派遣事業を事業整理の一環として株式会社フジスタッフ(現ランスタッド株式会社)に一部売却
  • 2006年10月本社を東京都港区麻布十番に移転(旧本社を大阪センターへ)本社に東京センター開設
  • 2007年2月大阪センターを大阪市北区梅田に移転
  • 2007年9月子会社であるインターネットマネジメントシステム株式会社を清算
  • 2009年3月東京都立川市曙町に立川センターを開設
  • 2009年4月掲示板投稿監視事業(現インターネットセキュリティ事業)の一環としてオンラインゲームサポート業務開始

2010年代

  • 2010年10月東京都港区六本木に六本木センターを開設
  • 2010年12月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
  • 2011年6月宮崎県宮崎市に宮崎センターを開設 投稿監視システム「E-Trident」をリリース
  • 2012年6月M&Aイーオペ株式会社(現イー・ガーディアン東北株式会社)の株式を取得し、完全子会社化
  • 2012年9月拠点再編のため六本木センターを閉鎖
  • 2012年11月ソーシャルメディア運用支援ツール「ソーシャルダッシュボード+」をリリース
  • 2014年7月自動識別型画像フィルタリングシステム「ROKA SOLUTION」をリリース
  • 2014年8月東京都豊島区西池袋に池袋センターを開設
  • 2014年9月M&Aクリエイティブ人材派遣に特化した人材コンサルティングを展開する株式会社パワーブレイン(現イー・ガーディアン株式会社)の株式を取得し、完全子会社化
  • 2014年10月創業デバッグ業務に特化したトラネル株式会社(現EGテスティングサービス株式会社)を新設分割により設立

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/9期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    人材の確保と育成

    優秀な人材の確保・育成を通じて高品質なサービスを提供し、顧客満足を高める。労働人口減少やスキル人材不足に対応し、積極的な採用活動と階層別研修・資格支援・正社員登用制度等で定着を促進する。

  2. 02

    システムとセキュリティの強化

    増加する投稿件数や管理レポートを安定的・効率的に処理する技術開発と運用体制を確立する。社内システムの安定稼働とセキュリティ強化を図るため、必要なシステム投資を進める。

  3. 03

    事業領域の拡大

    既存のソーシャルサポート・ゲームサポート・アド・プロセスに加え、サイバーセキュリティ事業の基盤強化・規模拡大、M&Aや新サービス提供を通じて事業領域を広げ、総合ネットセキュリティ企業を目指す。

  4. 04

    コーポレート・ガバナンスの向上

    企業価値の安定的増大と透明性向上のため、子会社管理監督の強化、内部統制システム・管理部門の充実、コンプライアンス重視とガバナンス浸透を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で427人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は472万円で、9期前と比べて1.8%平均年齢は32.4歳、平均勤続年数は3.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年9月164
2017年9月230
2018年9月325
2019年9月48133.73.5353
2020年9月49433.03.4379
2021年9月51532.53.6546
2022年9月51632.43.5388
2023年9月51832.33.8406
2024年9月48831.93.8402423
2025年9月47232.43.9427351

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年9月期・提出会社(単体)
女性管理職比率28.6%
縦線は目安の30%
男性育休取得率75.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)84.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 2 / 海外 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
羽村事業所 — 東京都羽村市258百万円
インターネットセキュリティ事業
本社 — 東京都港区63百万円
インターネットセキュリティ事業
熊本センター — 熊本県熊本市46百万円
インターネットセキュリティ事業
大阪センター — 大阪府大阪市40百万円
インターネットセキュリティ事業
新宿サテライト — 東京都新宿区37百万円
インターネットセキュリティ事業
東京センター — 東京都新宿区28百万円
インターネットセキュリティ事業
博多センター — 福岡県福岡市26百万円
インターネットセキュリティ事業
大阪GAMELABO — 大阪府大阪市21百万円
インターネットセキュリティ事業
広島センター — 広島県広島市18百万円
インターネットセキュリティ事業
立川センター — 東京都立川市6百万円
インターネットセキュリティ事業
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    EGテスティングサービス㈱(注)2、3
    東京都豊島区西池袋
    議決権100.0%
  • 国内
    EGセキュアソリューションズ㈱(注)2、3
    東京都港区虎ノ門
    議決権100.0%
  • 海外
    E-Guardian Philippines Inc.(注)2
    フィリピン共和国 マニラ首都圏
    議決権100.0%
  • 海外
    E-Guardian Vietnam Co.,Ltd.(注)2
    ベトナム社会主義共和国ホーチミン市
    議決権100.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    インターネット通信販売等適正化事業
    消費者庁 · 2025-01-29
    1.5億円
  • 調達
    インターネット通信販売等適正化事業
    消費者庁 · 2022-03-14
    1.4億円
  • 調達
    令和8年度インターネットにおけるデジタル広告の監視業務
    消費者庁 · 2026-03-23
    950万円
  • 調達
    インターネット等における健康食品等の虚偽・誇大広告等の監視業務
    消費者庁 · 2021-03-25
    412万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年9月期の売上高は113億円営業利益15億円前期と比べると減収減益で、売上が-0.9%、利益が-11.8%。

売上高
-0.9%
113億円
営業利益
-11.8%
15億円
純利益
-18.2%
9億円
営業利益率
13.3%
前期比 -1.6%pt

会社が出している今期の予想2026年9月期

項目会社予想前期実績
売上高120億円113億円
営業利益16億円15億円
純利益10億円9億円
1株あたり配当¥38¥38

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は28億円、営業利益は2億円。前年の2023年3Qと比べると、売上は−6.7%、営業利益は−60.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年2Q31412.94
2023年3Q30516.72
2023年4Q283
2024年1Q28414.32
2024年2Q29517.23
2024年4Q57814.06
2025年2Q59915.36
2025年4Q54611.13
2026年2Q55610.94
2026年3Q2827.12

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年9月期からの14期で、売上は22億円から113億円へ5.1倍に増えた。直近期の営業利益率は13.3%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
イーオペ株式会社(現イー・ガーディアン東北株式会社)の株式を取得し、完全子会社化
2012年9月2211
2013年9月2521
デバッグ業務に特化したトラネル株式会社(現EGテスティングサービス株式会社)を新設分割により設立
2014年9月2521
2015年9月3042
2016年9月3864
2017年9月5186
2018年9月59107
2019年9月65128
2020年9月78139
2021年9月992011
2022年9月1182317
2023年9月1191812
2024年9月114171714.911
2025年9月113151513.39

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年9月期

売上高113億円のうち、営業利益として残るのは15億円13.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は9億円、売上の8.0%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金70.8%80億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金15.9%18億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益13.3%15億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
29.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+5.7pt
13.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.9pt
8.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比3.8pt
8.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
38.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年9月期は営業CFが10億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは9億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は110億円で、売上の11.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年9月1−1−106
2013年9月30039
2014年9月1−1−108
2015年9月4−10312
2016年9月5−10416
2017年9月7−2−2519
2018年9月8−2−1623
2019年9月9−2−3727
2020年9月10−2−2834
2021年9月16−8−5837
2022年9月17−3−11450
2023年9月13−1−31257
2024年9月1703017104
2025年9月10−1−39110

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年9月期の総資産は137億円。このうち返さなくてよい自己資本が121億円で、自己資本比率は87.8%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年9月129377.0
2013年9月1411373.9
2014年9月1411377.1
2015年9月1813571.6
2016年9月2417771.7
2017年9月32221070.4
2018年9月38281075.3
2019年9月46351174.6
2020年9月55421376.2
2021年9月68491971.9
2022年9月84651977.0
2023年9月91741781.1
2024年9月1341142085.4
2025年9月1371211787.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年9月期の内訳
現金及び預金
110億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
87億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
17億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
97
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率27 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率534社中8位あたり、逆に低いのは売上成長率534社中449位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.0%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
13.3%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
87.8%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-0.9%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.1%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,814で、1年前と比べて-8.1%過去52週の値幅のなかでは41%の位置にある。

¥1,814-0.4%1ヶ月+6.7%1年-8.1%時価総額216億円
過去52週の値幅
安値¥1,594高値¥2,133

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)29.6倍
PER (会社予想)20.3倍
PBR1.72倍
配当利回り2.09%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月14日に1759円と、前日比1.09%上昇しました。直近1カ月では0.40%上昇とほぼ横ばいですが、25日移動平均線(1736円)を上回っており、短期トレンドはやや強気です。RSIは58.88と中立圏にあり、過熱感はありません。52週高値2133円からは17.5%下落、52週安値1594円からは10.3%上昇と、レンジの中間に位置します。出来高は7月23日に70600株と増加しましたが、その後は落ち着いています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PERは28.82倍で業界平均22.98倍を上回り割高感がありますが、予想PER19.7倍と成長を見込めば妥当な水準です。PBR1.67倍は業界平均3.31倍を大きく下回り、資産面では割安です。ROE8%は業界平均が不明ですが、収益性は中程度です。配当利回り2.16%は業界平均2.31%とほぼ同水準で、配当性向42.9%は安定しています。売上高は減少傾向で、営業利益率も低下しており、今後の業績改善が課題です。総合的にほぼ妥当と判断しました。

指標この会社業種平均
PER (実績)29.6倍23.4倍
PER (予想)20.3倍
PBR1.72倍3.51倍
ROE8.0%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

増収ながら利益が減少しており、収益性の改善が焦点。強気派は、ネット上の規制強化やSNS利用者の増加で中期的な需要拡大が見込めること、AIによる自動化で原価改善の余地があることを評価する。弱気派は、競争激化による単価低下や、人件費高騰、さらに大手プラットフォーマーの内製化リスクを指摘し、利益成長の鈍化が続く可能性を懸念する。

プラスに働く材料7
  • 需要の拡大

    ネット上の誹謗中傷対策が社会的課題となり、監視サービスの需要は拡大基調。

  • AIによる効率化

    AIを活用した一次監視で人的コストを削減し、利益率改善の余地がある。

  • 高収益体質

    営業利益率は13%超と高く、安定した収益力を持つ。

  • 予想PER19.7倍と来期回復期待決算発表後影響

    実績PER28.82倍、予想PER19.7倍。市場は増益を織り込み始めた

  • 営業利益率13.27%と高水準通年影響

    営業利益率13.27%。減収局面でも利益率は10%超を維持

  • 配当利回り2.16%継続影響

    配当利回り2.16%。業績低迷期でも配当を維持

  • 株価1年で10%下落し割安感不定影響

    株価は1年間で10.17%下落。悪材料を織り込み済みとの見方

マイナスに働く材料7
  • 競争激化

    参入障壁が低く、人材派遣会社やIT企業が類似サービスを拡充している。

  • 人件費の高騰

    24時間有人監視が基本で、人件費の上昇が収益を圧迫する。

  • 内製化のリスク

    大手顧客が自社で対応する動きがあり、需要が縮小する可能性。

  • 売上高3期連続減収通年影響

    売上高119億円→114億円→113億円。既存事業の縮小が続く

  • 純利益3期連続減益通年影響

    純利益12億円→11億円→9億円。収益力が年々低下

  • 営業利益も前年比12%減通年影響

    営業利益17億円→15億円、営業利益率14.91%→13.27%

  • 実績PER28.8倍と割高継続影響

    時価総額210億円に対し純利益9億円。実績PER28.82倍は割高

次の決算で確かめる点
顧客単価
競争状況とサービス価値の維持力を示す。
AIによる自動化率
コスト削減の進捗と利益率改善への寄与を測る重要な指標。
大手顧客の継続率
内製化やチャーンによる売上減少リスクを早期に把握する。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり38で、前期から+12.9%いまの株価に対する利回りは2.09%。増配か配当維持が9年続いている。

年間配当
¥38
1株あたり
配当利回り
2.09%
いまの株価に対して
配当性向
42.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
9年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年9月413.5
2017年9月650.011.9
2018年9月833.313.8
2019年9月912.512.1
2020年9月1011.19.8
2021年9月1440.014.8
2022年9月2471.417.3
2023年9月268.324.0
2024年9月3119.237.1
2025年9月3512.942.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥38

株主

有価証券報告書より

2025年9月期末の株主数は延べ26,499人。区分でいちばん多いのは事業法人49.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が57.7%を占め、残る42.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年9月%2021年9月%2022年9月%2023年9月%2024年9月%2025年9月%
事業法人1.61.72.92.749.249.4
個人・その他40.237.634.747.738.540.2
金融機関30.435.534.112.910.98.3
自己株式1.12.11.72.11.91.5
外国法人21.321.525.722.60.81.3
証券会社6.53.82.613.90.40.7
外国人個人0.00.00.00.20.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社チェンジホールディングス48.98
02高谷 康久5.55
03日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)5.29
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.58
05溝辺 裕1.00
06MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)0.76
07宮坂 誠0.61
08イー・ガーディアン従業員持株会0.25
09佐々木 靖太0.25
10株式会社日本カストディ銀行(信託口4)0.23

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+1489%、1株純資産は14期で+1021%。直近期のROEは8.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年9月5935.728.2
2013年9月1310713.332.016.3
2014年9月1411312.323.714.8
2015年9月2013315.920.532.8
2016年9月3516723.334.813.5
2017年9月5722029.238.111.9
2018年9月7227928.939.313.8
2019年9月8133726.420.312.1
2020年9月8841623.337.69.8
2021年9月10748923.828.314.8
2022年9月16864629.717.017.3
2023年9月12373917.721.724.0
2024年9月9298911.319.137.1
2025年9月821,0408.024.342.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/9期の役員報酬は総額124百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
高谷康久代表取締役社長 最高経営責任者58331,955
佐藤伸常務取締役 最高執行責任者 最高財務責任者 営業部管掌 アカウントリレーション部管掌 総務部・経理部・人事部 管掌 情報システム部管掌54300
堤雄太郎取締役 EGテスティングサービス株式会社代表取締役331,200
福留大士取締役50
楠美雅堂取締役(常勤監査等委員)58
峯尾商衡取締役(監査等委員)49
河村尚取締役(監査等委員)39
川口里香57
野田知寛取締役 経営企画部管掌41

役員報酬の内訳2025/9

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)541462110822
社外取締役316165

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/9期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,785字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社は、株式会社チェンジホールディングスの連結子会社となっており、同社は当社の「親会社」にあたります。 当社グループは、当社及び連結子会社5社(イー・ガーディアン東北株式会社、EGテスティングサービス株式会社、EGセキュアソリューションズ株式会社、E-Guardian Philippines Inc.、E-Guardian Vietnam Co.,Ltd.)により構成されております。当社グループは、経営理念に「We Guard All」を掲げており、安心・安全なインターネット環境の実現に向け、インターネットセキュリティにかかわる事業を一気通貫で提供しております。 インターネットセキュリティ事業は、以下の5つの業務で区分しております。 1:ソーシャルサポート 主に、ソーシャルWEBサービスにおける投稿監視、風評調査、カスタマーサポート(以下「CS」という)やeKYCサービスを提供しております。 投稿監視とは、ソーシャルWEBサービスを運営する当社グループのクライアントに対して、当該企業の要望に応じて一般利用者から投稿されたコメント、画像、動画等が違法の可能性のある内容、個人情報、誹謗中傷を含む内容でないか、ソーシャルWEBサービスの評判、イメージ、ブランド等を損なう可能性がある内容ではないか、犯罪を誘引する内容ではないかをクライアントに代わって監視するサービスの提供を行っており、目視件数に応じて収入を得ております。また、クライアントの多様な要望に応じる観点から、監視基準を持っていないクライアントに対して、顧客属性に対応した監視業務コンサルティングも行っております。 風評調査では、インターネット上で公開されているブログや掲示板などの情報から、クライアントの企業や製品・サービスに対する風評等を調査する業務を行っております。 eKYCサービスとは、キャッシュレス決済分野において個人や加盟店審査時におけるオンライン上の本人認証サービスの提供を行っております。 2:ゲームサポート ゲーム会社に対するCS、デバッグ、ローカライズサービス等を提供しております。 CSでは、ゲーム利用者からのメールや電話によるテクニカルサポート業務及び入退会などの問い合わせ対応等のヘルプデスク業務を行っており、対応件数に応じて収入を得ております。 ローカライズでは、日本市場に参入する海外のゲーム会社もしくは海外市場に参入する日本のゲーム会社において、テキストや音声等をその国の宗教や文化に配慮した翻訳サービスを行っております。 3:アド・プロセス 主に広告関連業務と広告審査業務を提供しております。 広告関連業務は、広告枠管理から入稿管理、広告ライティング等の広告代理店向けのBPOサービスを行っております。 広告審査業務は、インターネットの広告媒体や複数店舗が出店するサイト・モールなどに掲載される広告・サイト上のテキスト・画像情報などに対して、景品表示法、特定商取引法、薬機法等の各種関連法規及び顧客の掲載基準に基づいて、その基準に違反していないかを審査する業務を行っております。 4:サイバーセキュリティ 主に脆弱性診断、WAF(※1)の開発・販売を行っております。 脆弱性診断は、WEBアプリケーション等に潜む脆弱性を洗い出すサービスを行っており、開発経験のある技術者が主導で検証し、結果だけでなく修正提案も含めた対応を行っております。 WAFは、外部からの不正アクセスによるコンテンツ改ざんや情報流出等の脅威からウェブサイトを保護するセキュリティ対策です。主に中小・中堅企業向けにクラウド型、ホスト型、ゲートウェイ型とクライアント側のニーズに合ったラインナップを用意しております。 用語説明 (※1)Web Application Firewallの略称。ウェブアプリケーションの脆弱性を悪用する攻撃を検出・防御し、ウェブサイトを保護するためのセキュリティ製品。 5:その他 主にハードウェアに対するデバッグ業務を提供しております。 デバッグ業務では、家電等の組込機器やIoT関連製品に係る基本的な動作チェックだけでなく、複合動作チェックまでを行っております。 [事業系統図] 当社グループの事業の系統図は以下の通りであります。
経営方針・対処すべき課題1,249字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 <経営方針> 当社グループは「We Guard All」を経営理念として掲げております。主力のインターネット投稿監視、カスタマーサポートのみならず、広告審査やサイバーセキュリティ等様々なサービス展開を通してすべての利用者に安心、安全を提供してまいります。 当社グループでは更なる企業価値向上のために下記の事項を対処すべき課題として取り組みを進めております。 1.人材の確保と育成について 当社グループは、持続的な成長のために優秀な人材を確保し育成することで、高品質のサービス提供及びサービス品質の維持を通じて、顧客満足を高めることが重要であると考えております。 現状、労働人口の減少やインターネット業界における高スキル人材の不足により人材獲得が激化しております。当社ではこれまで長年に亘り人材獲得に向けて積極的に採用活動を継続しており、その中で培ったノウハウを活かし創意工夫をしながら人材を獲得しております。 また、人材の入社後は階層別研修や資格支援制度等でスキルの向上を図るとともに、正社員登用制度等の整備や職場環境の改善を通じて優秀な社員の定着を促進しております。引き続き人材の採用及び育成の強化に取り組んでまいります。 2.システム及びセキュリティの更なる強化 当社グループの業容拡大を支えていくためには、増加している投稿件数や管理レポートを安定的かつ効率的に処理するための技術開発及び運用体制を確立するとともに、社内システムの安定稼動や、セキュリティ強化を実施することが、従来以上に重要であると考えております。こうした観点から、然るべき時機を判断しながら、必要なシステム投資を着実に進めてまいります。 3.事業領域の拡大 当社グループが、ソーシャルサポート、ゲームサポート及びアド・プロセスを収益の軸としつつ、多様な収益源による安定的な成長を遂げていくためには、既存の事業領域を拡大するとともに新規事業を推進することが重要であると考えております。 今後はサイバーセキュリティ事業の更なる基盤強化や規模拡大、並びにM&A等を活用した事業規模の拡大や新サービスの提供に積極的に取り組むことで事業領域を広げ、総合ネットセキュリティ企業として更なる飛躍を目指してまいります。 4.コーポレート・ガバナンスの意識向上 当社グループは、企業価値の安定的な増大と株主重視の立場に立って経営の健全性の確保と透明性を高めることが重要であると考えております。その実現のため、子会社に対する管理監督強化並びに内部統制システム及び管理部門の充実を図り、徹底したコンプライアンス重視の意識向上とコーポレート・ガバナンスの浸透を図ることで、内部管理体制をより一層整備してまいります。
事業等のリスク3,347字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、本項において将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)事業に関するリスク ① 特定の取引先への依存について 当社のインターネットセキュリティ事業においては、TikTok Pte Ltd.及び株式会社メルカリに対するインターネットセキュリティ事業の販売実績が、第28期は10.7%、13.9%を占め、他のクライアントよりも高くなっております。従いまして、TikTok Pte Ltd.及び株式会社メルカリの事業方針の変更または事業動向によっては、当社の事業戦略及び経営成績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 ② 競合について インターネットセキュリティ市場には当社グループと競合にある会社が数社ありますが、今後の成長が期待される市場であるため、国内外の多数の事業者がこの分野に参入してくる可能性があります。当社グループに比べ、資本力、マーケティング力、幅広い顧客基盤、より高い知名度を有する会社が新規参入する等他社との競合状況が激化した場合には、価格の下落、又は、競争価格以外の要因でも受注を失う恐れがあり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 新技術の出現について IT関連技術は技術革新の進歩が速く、それに応じて業界標準及び利用者ニーズが変化し、新技術が相次いで登場しております。これらの新技術等への対応が遅れた場合、当社グループの提供するサービスが陳腐化・不適応化し、業界内での競争力低下を招く恐れがあります。その場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 設備及びネットワークの安全性について インターネットは重要な社会基盤として社会全般に浸透しており、そのネットワークは継続的に拡大を続けております。そのため、当社グループの設備及びネットワークは24時間稼動、年中無休での運用が求められております。インターネットセキュリティ事業はインターネットを通じて提供しているため、システムに支障が生じることは、サービス全般の停止を意味しており、設備面で電源の二重化やファイアーウォールの設置、ネットワークの監視など、障害の発生を未然に防止するべく最大限の取り組みを行っております。 しかしながら、地震、火災などの災害のほか、コンピュータウイルスやハッカーなどの行為、その他予期せぬ重大な事象の発生により、万一、当社グループの設備又はネットワークが利用できなくなった場合には、サービス停止に伴う信用の低下を引き起こし、顧客の解約はもちろん今後の新規顧客の獲得に支障が生じることが考えられ、当社グループの業績に重要な影響が生じる可能性があります。 ⑤ インターネット利用者及びソーシャルメディアの衰退について 当社グループの主力事業であるインターネットセキュリティ事業の多くは、ブログやSNSなどソーシャルメディアと呼ばれるインターネットメディアに対するサービスであります。現在は消費者の多くがインターネットを通じてソーシャルメディアの積極的利用を行っており、それに比例して当社グループのインターネットセキュリティ事業に対するニーズも高まっております。 しかしながら、将来においてインターネットに代わる新たなサービスが提供され消費者がインターネットを利用する機会が減少した場合や、ソーシャルメディアそのものの利用者数が減少した場合には、ソーシャルメディアに対するコメント等の投稿数が減少することが予想されるため、当社グループの業績に重要な影響が生じる可能性があります。 ⑥ 個人情報の流出について 当社グループが顧客向けに提供するサービスにおいて、個人情報や画像データ、コメント等をサーバ上へ保管する場合があり、採用している様々なネットワークセキュリティにも拘らず、不正アクセスによる個人情報の流出等の可能性が存在しております。 このような個人情報の流出等が発生した場合、当社グループに対する損害賠償の請求、訴訟、行政官庁等による制裁、刑事罰その他の責任追及がなされる可能性があります。また、これらの責任追及が社会的な問題に発展し、当社グループが社会的信用を失う可能性があります。 ⑦ M&Aによる事業拡大について 当社グループは、既存事業の強化、事業規模の拡大及び多様な収益源の確保を目的として、M&Aを有効活用していく方針であります。M&Aにおいては、対象となる企業の財務内容、契約関係及び事業の状況等について事前にデューデリジェンスを実施し、可能な限りリスクの低減に努めております。 しかしながら、M&A後に、事業環境に急激な変化が生じた場合やその他予期し得ない理由により当初の計画通りに事業が進展しない場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧ 子会社管理体制について 当社は子会社の事業運営に関して管理責任を有しており、当社グループ全体のリスク管理体制やコンプライアンス体制の継続的な強化を図る必要があります。今後、何らかの理由によりこれらの管理体制が十分に機能しなくなった場合には、当社グループの業績、風評に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (2)法的規制について ① 労働者派遣法について 当社グループの売上の一部に人材派遣による売上があります。当社グループは「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備に関する法律」(以下、「労働者派遣法」という。)に基づく厚生労働大臣の「一般労働者派遣事業」の許可を取得しており、労働者派遣法に基づく規制を受けております。 当社グループは法令を遵守し、事業を運営しておりますが、万一法令違反に該当するような事態が生じた場合、又は関連法令や解釈が変更になった場合は、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ② その他 インターネット関連法令については、当社グループ自体が遵守しなければならない法令はごく限られておりますが、当社グループが受注するクライアントが遵守しなければならない法令は多数存在しております。当社グループが監視するサイトにおいて重大な掲載可否判断誤り等のミスを犯した場合、クライアントに対する信用が下がり、クライアントから契約解消や取引停止を言い渡され、間接的に財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)経営体制に関するリスク ① 有能な人材の確保や育成について 当社グループは、急激な事業拡大に伴って優秀な人材の確保とその育成が重要な課題となっており、内部での人材育成と抜擢及び外部からの人材登用に努めております。しかしながら、当社グループの属する市場が今後拡大し、競争が激化すれば、競合他社との人材獲得競争も激化し、当社グループの人材が外部に流出することや、人材確保に支障をきたす可能性があります。かかる事態が生じた場合、当社グループの競争力に影響を与える可能性があります。 ② オペレーター確保について 当社グループの業務は実務部分を大量に雇用した臨時従業員であるオペレーターに拠っております。オペレーターの確保及び育成には万全を期しておりますが、何らかの理由でオペレーターの雇用に支障をきたした場合には、当社グループの円滑な業務の遂行及び積極的な受注活動が阻害される恐れがあります。 ③ 内部管理体制について 当社グループは、内部関係者の不正行為等が発生しないよう、国内外の法令・ルールの遵守を当社グループの行動基準として定めるとともに、内部監査等で遵守状況の確認を行っております。しかしながら、法令等に抵触する事態や内部関係者による不正行為が発生する可能性は皆無でないため、これらの事態が生じた場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,828字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 業績等の概要 (1)財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度における我が国経済は、雇用・所得環境の改善がみられ、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、米国の通商政策の影響や物価上昇の継続による景気の下振れリスク等もあり、先行きは依然として不透明な状況が続いております。 当社グループを取り巻く国内のインターネット関連市場では、動画視聴やEC(インターネット通販)サービス、Fintech関連サービスの拡大・成長傾向が継続しております。また、今後もインターネットにおける技術革新はますます進み、様々なサービスが展開されていくものと予想されますが、国家機関や特定の企業または組織等を狙った標的型攻撃をはじめとした機密情報の漏洩被害等のサイバー攻撃に加え、生成AIの普及に伴う新たなセキュリティリスクも著しく増加するなど、企業や個人のセキュリティ意識が一層問われる状況となっております。全てのインターネットユーザーが安心して利用できるよう、安全性を求める声は引き続き高まりを見せております。 このような市場環境のもと、当社グループは経営理念「We Guard All」を掲げる総合ネットセキュリティ企業として、「AIと人のハイブリッド」を強みに、高品質かつ高効率のセキュリティワンストップサービスを提供してまいりました。また、当社親会社である株式会社チェンジホールディングス(以下「チェンジHD」といいます。)と日本国内におけるサイバーセキュリティのトップベンダーとなるための取り組みを進めてまいりました。 当社グループの主力サービスであるソーシャルサポートサービス、及び成長分野として位置付けているサイバーセキュリティは、インターネットの安心・安全を実現するために必要不可欠なものであり、今後もサービス品質の強化、プロダクトの改善、充実に努めてまいります。 当連結会計年度においては、EC・フリマサイト向けのカスタマーサポート、Fintech関連サービスにて本人確認業務が伸長いたしました。また、営業体制を強化し新規顧客の開拓に取り組んだ結果、ソーシャルサポート全体の新規顧客の売上高が増加いたしました。サイバーセキュリティ事業では、クラウド型WAF(※)、及びコンサルティングサービスが伸長いたしました。また、当上期にて市場変化の影響により脆弱性診断が減収となった一方で、事業責任者及び営業責任者の採用を行い、サイバーセキュリティ事業の体制強化を進めた結果、新規顧客の売上高が増加し、通期では増収となりました。 さらに、チェンジHDグループとの協業に関する取り組みにおいても、同グループの既存外注業務の当社への移管、相互の顧客基盤を活用した共同提案を進め、当連結会計年度において受注に至っております。 一方、ソーシャルサポートの大型案件の減収幅が当社の想定を上回ったことに加え、ゲームサポートにおいて、当上期に受注した家庭用ゲーム向けカスタマーサポートの大型案件の売上高が当社の想定を下回ったことにより前年同期比で減収となりました。また、大型案件の開始に向けた人材獲得・育成コストが先行し、処理能力を向上させるためのセンター移転のコストが生じたことから、前年同期比で減益となりました。 用語説明 (※)Web Application Firewallの略称。ウェブアプリケーションの脆弱性を悪用する攻撃を検出・防御し、ウェブサイトを保護するためのセキュリティ製品。 この結果、当連結会計年度における売上高は11,321,381千円(前年同期比0.6%減)、営業利益は1,504,176千円(前年同期比11.8%減)、経常利益は1,530,585千円(前年同期比10.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は943,188千円(前年同期比10.8%減)となりました。 当社グループは単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はありません。業務の種類別の業績は以下の通りであります。 ① ソーシャルサポート ソーシャルサポートは、ソーシャルWebサービス等の様々なインターネットサービスを対象に、投稿監視、カスタマーサポート及び風評調査等を提供しております。 当連結会計年度においては、EC・フリマサイト向けのカスタマーサポート、Fintech関連サービスにおいては本人確認業務が伸長いたしました。また、営業体制を強化し新規顧客の開拓に取り組んだ結果、ソーシャルサポート全体の新規顧客の売上高が増加いたしました。チェンジHDグループとの協業の取り組みに関しては、同グループの既存外注業務の当社への移管が拡大するとともに、エンタープライズ系デジタルBPO領域の拡大に向けた共同提案を進め、当事業年度にて受注に至りました。 その結果、売上高は7,141,986千円(前年同期比5.7%増)となりました。 ② ゲームサポート ゲームサポートは、ソーシャルゲームを対象に、主にカスタマーサポート及びデバッグ業務等を提供しております。 当連結会計年度においては、家庭用ゲームやPCゲームの案件獲得に注力しカスタマーサポートの大型案件を受注したものの、当該案件の売上高が想定を下回りました。既存顧客への深耕及び新規案件の獲得にも取り組みましたが、既存顧客の売上高の減少を吸収できず、減収となりました。 その結果、売上高は1,386,324千円(前年同期比12.2%減)となりました。 ③ アド・プロセス アド・プロセスは、インターネット広告審査業務及び運用代行業務を提供しております。 当連結会計年度においては、広告関連業務にて新規顧客の売上高が伸長いたしました。一方で、広告審査業務にて新規顧客の売上高が伸び悩み、減収となりました。 その結果、売上高は1,298,485千円(前年同期比7.7%減)となりました。 ④ サイバーセキュリティ サイバーセキュリティは、主に脆弱性診断、WAF、セキュリティの経営課題を解決するコンサルティングサービスを提供しております。 当連結会計年度においては、クラウド型WAF及びコンサルティングサービスが伸長いたしました。また、当上期に事業責任者及び営業責任者の採用を行い、引き続きサイバーセキュリティ事業の体制強化を進めた結果、新規顧客の売上高が増加いたしました。さらに、セキュリティエンジニアの採用、教育の強化やマーケティング施策を実施するとともに、チェンジHDグループとの共同提案などの取り組みに注力いたしました。 その結果、売上高は939,259千円(前年同期比4.0%増)となりました。 ⑤ その他 その他は、主にハードウェアに対するデバッグ業務を提供しております。 完全子会社であるEGテスティングサービス株式会社が、長年のノウハウと信頼・実績を強みとして新規開拓に努めましたが、減収となりました。 その結果、売上高は555,325千円(前年同期比25.4%減)となりました。 (2)キャッシュ・フローの状況の分析 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は10,986,379千円となり、前連結会計年度末における資金10,402,138千円に対し、584,241千円の増加となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、以下の通りであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により得られた資金は1,045,098千円(前連結会計年度は1,741,391千円の収入)となりました。 これは主に、税金等調整前当期純利益の計上1,501,784千円があったものの、法人税等の支払額722,556千円があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により支出された資金は122,262千円(前連結会計年度は48,171千円の支出)となりました。 これは主に、有形固定資産の取得による支出42,916千円、無形固定資産の取得による支出37,939千円、差入保証金の差入による支出31,409千円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により支出された資金は339,931千円(前連結会計年度は2,957,486千円の収入)となりました。 これは主に、配当金の支払いによる支出363,041千円があったことによるものであります。 生産、受注及び販売の実績 (1)生産実績 当社グループは、生産に該当する事項はありませんので生産実績は記載しておりません。 (2)受注実績 当社グループのインターネットセキュリティ事業は、主に一般利用者から投稿されたコメント、画像等により業務が実施され、その処理件数に対して課金するシステムを採用しているとともに、受注から販売までの所要日数が短く常に受注残高は僅少であり、期中の受注高と販売実績とがほぼ対応するため、記載を省略しております。 (3)販売実績 当連結会計年度における販売実績を業務の種類別に示すと、以下の通りであります。 区分   当連結会計年度 (自 2024年10月1日  至 2025年9月30日)   前年同期比(%) ソーシャルサポート(千円)   7,141,986   5.7 ゲームサポート(千円)   1,386,324   △12.2 アド・プロセス(千円)   1,298,485   △7.7 サイバーセキュリティ(千円)   939,259   4.0 その他(千円)   555,325   △25.4 合計(千円)   11,321,381   △0.6 (注)1.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、以下の通りであります。 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 売上高(千円)   割合(%)   売上高(千円)   割合(%) TikTok Pte. Ltd.   1,606,788   14.1   1,206,731   10.7 株式会社メルカリ   1,224,216   10.7   1,570,477   13.9 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1)重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている企業会計の基準に基づき作成しております。 この連結財務諸表の作成にあたりましては、部分的に資産・負債、収益・費用の数値に影響を与えるような見積り等の介在が不可避となりますが、当社経営陣は過去の実績や提出日現在の状況等を勘案し、会計基準の許容する範囲内かつ合理的にそれらの判断を行っております。 なお、重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。 (2)財政状態の分析 (資産) 当連結会計年度末における流動資産の残高は12,378,065千円となり、前連結会計年度末における流動資産11,870,273千円に対し、507,791千円の増加(前年同期比4.3%増)となりました。 これは主に、現金及び預金が584,241千円増加した一方、売掛金が84,073千円減少したことによるものであります。 当連結会計年度末における固定資産の残高は1,350,268千円となり、前連結会計年度末における固定資産1,490,092千円に対し、139,823千円の減少(前年同期比9.4%減)となりました。 これは主に、建物が10,086千円、工具、器具及び備品が24,374千円、のれんが96,253千円減少したことによるものであります。 この結果、当連結会計年度末における総資産は、13,728,333千円(前連結会計年度末比2.8%増)となりました。 (負債) 当連結会計年度末における負債の残高は1,675,178千円となり、前連結会計年度末における負債1,956,206千円に対し、281,028千円の減少(前年同期比14.4%減)となりました。 これは主に、未払法人税等が205,486千円減少したことによるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産の残高は12,053,155千円となり、前連結会計年度末における純資産11,404,159千円に対し、648,996千円の増加(前年同期比5.7%増)となりました。 これは主に、剰余金の配当363,070千円を実施した一方、親会社株主に帰属する当期純利益943,188千円を計上したことによるものであります。 (3)経営成績の分析 (売上高) 当連結会計年度における売上高は11,321,381千円(前連結会計年度比0.6%減)となりました。 (売上原価) 当連結会計年度における売上原価は8,033,852千円(前連結会計年度比0.1%増)となりました。 (売上総利益) 当連結会計年度における売上総利益は3,287,529千円(前連結会計年度比2.4%減)となりました。 (販売費及び一般管理費) 当連結会計年度における販売費及び一般管理費は1,783,353千円(前連結会計年度比7.3%増)となりました。 (営業利益) 当連結会計年度における営業利益は1,504,176千円(前連結会計年度比11.8%減)となりました。 (経常利益) 当連結会計年度における経常利益は1,530,585千円(前連結会計年度比10.4%減)となりました。 (税金等調整前当期純利益) 当連結会計年度における税金等調整前当期純利益は1,501,784千円(前連結会計年度比8.4%減)となりました。 (法人税等) 当連結会計年度における法人税等は558,596千円(前連結会計年度比4.0%減)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は943,188千円(前連結会計年度比10.8%減)となりました。 (4)経営成績に重要な影響を与える要因について 「第2 事業の状況 3事業等のリスク」に記載の通りであります。 (5)キャッシュ・フローの分析 キャッシュ・フローの状況 「第2 事業の状況 4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 業績等の概要 (2)キャッシュ・フロー」に記載の通りであります。 (参考)キャッシュ・フロー関連指標の推移 2022年9月期   2023年9月期   2024年9月期   2025年9月期 自己資本比率(%)   77.0   81.0   85.4   87.8 時価ベースの自己資本比率(%)   341.5   292.9   151.6   167.2 キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)   0.0   0.0   0.0   0.0 インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)   352,082.6   0.0   0.0   0.0 1.各指標の算出方法は以下の通りであります。 自己資本比率:自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い (注1)いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。 (注2)株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。 (注3)キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを使用しております。 (注4)有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち、利子を支払っている全ての負債を対象としております。 (注5)利払いは、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。 (6)経営戦略の現状と見通し 当社グループの事業領域であるインターネット関連市場は、スマートフォンを中心としたソーシャルメディアやソーシャルゲームといったソーシャルWebサービスに加え、FintechやIoTなど、引き続きこれまで以上の成長が予想されます。 BPO事業におきましては、これまでもAIを活用したシステムを自社開発し、サービス品質の向上と、社内業務の効率化に取り組んでまいりました。今後はその知見を応用し、AIを駆使したより迅速かつ正確な業務処理や分析サービスへと昇華させることで、BPO市場における優位性を確立してまいります。AI開発にあたっては、これまで行ってきた自社開発だけでなく、チェンジHDグループとの連携による開発強化も進め、より付加価値の高いサービスを提供してまいります。また営業組織を各分野専任に再編成し、市場環境や顧客ニーズをきめ細かく把握できる体制を整えることで、新たな案件創出や案件単価の向上にも注力いたします。さらに、株式会社チェンジの代表取締役兼執行役員社長である野田知寛氏を執行役員として招聘することで、チェンジHDグループとの連携強化を加速させ、エンタープライズや官公庁案件を獲得してまいります。 サイバーセキュリティ事業におきましては、国家機関や特定の企業または組織等を狙った標的型攻撃をはじめとした機密情報の漏洩被害等のサイバー攻撃に加え、生成AIの普及に伴う新たなセキュリティリスクも著しく増加しております。そのような環境の中で、既存サービスである脆弱性診断、WAF、コンサルティングサービスを軸に、市場の需要に応じてワンストップでサイバーセキュリティサービスを提供できるよう、サービスラインナップの拡充を続けてまいります。能動的サイバー防御法案の施行による今後のサイバーセキュリティ需要の裾野の拡大に対しては、セキュリティ研修やE-learningコンテンツを拡充させることで新規顧客を獲得し、アップセル・クロスセル展開を進めることで成長を加速してまいります。さらにサイバーセキュリティ事業においても、AI活用を推進してまいります。AIによる既知リスクの自動対応を徹底し、未知のリスク・より専門的な脅威分析には人間で対応するハイブリッド戦略を推進することで、セキュリティレベルの抜本的な向上と業務の高度化を実現し、従来のセキュリティサービスにはない、高い付加価値を提供します。各種施策を推進し、日本のサイバーセキュリティ分野におけるトップクラスのセキュリティベンダーとなることを目指すとともに、さらなる企業価値向上に向けて取り組んでまいります。 今後の成長に向けて、上記施策の実行によるオーガニックな成長に加えて、BPO企業やサイバーセキュリティ企業、AI開発関連企業といった当社事業にシナジーのある企業のM&Aを積極的に行ってまいります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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  • 決算説明資料2026年9月期 第3四半期 決算説明資料2026-08-03

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