概要
テラテクノロジーは、1991年に独立系ソフトウエアハウスとして創業し、公共・通信分野の社会基盤システム開発に特化するIT企業である。2026年3月期の売上高は4,749百万円、営業利益555百万円、従業員数は363名。2025年12月に東京証券取引所スタンダード市場に上場した。
公共・通信を中核とするシステム開発の単一事業
当社グループは、システム開発事業の単一セグメントで構成される。事業分野は公共、通信、情報サービス、金融、製造その他の5つに分類され、2026年3月期の分野別売上高は情報サービスが1,720百万円(構成比36.2%)で最大、次いで製造その他が1,060百万円(22.3%)、公共が713百万円(15.0%)、通信が706百万円(14.9%)、金融が547百万円(11.5%)である。公共・通信の両分野で社会性の高いシステムを手掛け、24時間365日の安定稼働や高度なセキュリティが求められる案件を多数受注している。
大手ITベンダーとの連携と直接取引の拡大
売上の約7割は富士通やTISなどの大手ITベンダー・SIer経由である。富士通からは2007年よりコアパートナーに、TISからは2023年より組織戦略パートナーに認定され、大規模プロジェクトへの参画と技術吸収を両立している。一方、最終顧客との直接契約比率は上昇傾向にあり、2026年3月期には32.0%に達した。直接契約は売上総利益率が高く、収益力向上に寄与する。
94%の継続受注率を支える人材戦略
当社は新卒採用を中心に人材を確保し、入社後の教育とエンゲージメント向上に注力する。新卒社員の3年後継続就業率は91.3%(情報通信業平均72.8%)と高く、外注比率を20%程度に抑えている。この結果、システムの継続受注率は94.0%に達し、開発→運用・保守→次期開発という3〜4年周期の循環が安定収益を生む。
堅調な財務体質と成長投資
2026年3月期の総資産は3,604百万円、自己資本比率は76.4%と財務基盤は強固である。売上高は前期比8.2%増の4,749百万円、営業利益は同9.6%増の555百万円と順調に拡大しており、開発部門の正社員数を毎期8%増やすことを成長の原動力と位置付けている。
業界の中での役割はITシステム開発・保守の受託開発会社にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01公共主力
官公庁向け電子申請システムや自治体向けシステムなど、社会性の高いシステムの開発を大手ITベンダーから受託。24時間365日稼働する高い信頼性と厳格なセキュリティが求められる。
- 官公庁向け電子申請システム
- 国民・企業が24時間365日利用できる電子申請システム。
- 給付費等電子請求受付システム
- 介護事業所からの給付費請求を受け付けるシステム。
02通信主力
大手通信キャリア向けに、ショートメッセージサービスや認証システム、基地局管理などの基幹システムを開発。3Gから5Gへの進化に対応。
- ショートメッセージシステム
- キャリア各社間連携や緊急地震速報機能を持つSMSシステム。
- 認証システム
- 移動通信網における加入者認証を行うシステム。
03情報サービス準主力
クラウドサービスのインフラ構築や既存システムのクラウド移行、ECサイトやポイントシステムなど、DX投資案件を中心に受託範囲を拡大。大手企業の顧客管理システムなども手掛ける。
- クラウド基盤構築
- パブリッククラウド上でのシステム構築・移行。
- ECサイト開発
- 個人向け・法人向けECサイトのシステム開発。
04金融副次
銀行・証券会社向けに、クラウド活用システムの運用・保守やバックオフィスシステムの開発を提供。勘定系よりも情報系システムを得意とする。
- 金融システム運用保守
- 銀行や証券のクラウドシステムの運用・保守。
05製造その他副次
産業機器や車載装備に組み込むソフトウェア開発、IoT技術を用いた制御アプリケーションの開発などを行う。連結子会社の知識工学は化学分析装置向けアプリを開発。自社サービスとしてビジネスチャット「ChatCo!」も展開。
- 組込みソフトウェア開発
- 車載メーターパネルや産業計装置向けのファームウェア開発。
- ChatCo!
- 中小企業向けビジネスチャットサービス。定額制で低コスト導入。
製品と技術
官公庁向け電子申請・給付費請求システム
公共分野では、2003年から大手ITベンダー経由で官公庁向け電子申請システムの開発を手掛けている。24時間365日の安定稼働が求められるシステムで、国民の個人情報を扱う厳密なセキュリティ対策を実装。また、介護事業所からの給付費請求受付システムでは、請求から支払までの一連の業務を電子化し、暗号化技術と専用認証によるなりすまし防止を実現している。
通信キャリア向け認証・位置情報・5Gシステム
通信分野では、携帯電話の認証システム(RADIUS認証)や位置情報通知・検索システムの開発を長年受託。3Gから4G、5Gへの進化に合わせたシステム刷新を担当し、緊急地震速報の即時告知機能なども開発。また、IoTを活用した貨物自動車の車載システムや、法人向けネットワーク構築サービスのカスタマコントロールシステムなど、幅広い領域の開発実績を持つ。
クラウド基盤構築とDX推進支援
情報サービス分野では、クラウドサービス事業者向けのインフラ基盤構築や既存システムのクラウド移行(マイグレーション)を手掛ける。パブリッククラウド技術を駆使し、サーバコストの最適化や動的リソース割り当てを実現。大手ECサイトのシステム刷新や、ローコード開発によるデジタルワークフロー構築など、顧客のデジタルトランスフォーメーションを支援している。
ビジネスチャットサービス「ChatCo!」
2022年1月に自社開発のビジネスチャットサービス「ChatCo!」をリリースした。同サービスは、企業内のコミュニケーションを効率化するツールとして提供されている。ただし、売上高に占める割合は現時点では大きくなっておらず、今後の成長が期待される分野である。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
クラウド運用自動化で国内首位級、内需中心に成長
当社はクラウド運用の自動化領域に特化し、国内市場で確固たる地位を築いている。業界構造では、クラウド需要の拡大に伴い運用の効率化ニーズが高まる中、主要プレイヤーとして存在感を示す。ライバルであるソラコムやハッチ・ワークはIoTやBPOに強みを持つが、当社は自動化ツールの専門性で差別化している。売上高は2024年3月期の39億円から2026年3月期には47億円へ増加見込みで、営業利益率も11.4%から12.8%へ改善傾向にある。内需依存度が高く、国内クラウド市場の成長を追い風に安定した成長を遂げている。
強み
- クラウド運用自動化に特化し、他社と差別化された高度な技術力を有する
- 営業利益率は11.4%から12.8%へ改善し、収益力が高まっている
- 売上高は3期連続で増加し、安定的な成長軌道を維持している
- 国内市場に焦点を当て、景気変動の影響を受けにくい事業構造を持つ
課題
- 海外でのプレゼンスが乏しく、グローバルな成長機会を取り込めていない
- クラウド運用市場は新規参入が増え、競争が激化している
- 売上高47億円と小規模で、大手ベンダーとの競合で不利になる可能性がある
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がテラテクノロジー
時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 3744サイオス | 41億円 | 11.6倍 |
| 2 | 3807フィスコ | 40億円 | 8700.0倍 |
| 3 | 244Aグロースエクスパートナーズ | 40億円 | 8.5倍 |
| 4 | 5257ノバシステム | 40億円 | 11.7倍 |
| 5 | 483Aテラテクノロジー | 39億円 | 9.2倍 |
| 6 | 228Aオプロ | 39億円 | 14.2倍 |
| 7 | 4056ニューラルグループ | 39億円 | — |
| 8 | 4811ドリーム・アーツ | 38億円 | 40.4倍 |
| 9 | 335Aミライロ | 38億円 | 54.2倍 |
| 10 | 4391ロジザード | 38億円 | 12.7倍 |
| 11 | 2330フォーサイド | 38億円 | 11.2倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 36件
資本金1,000千円で創業した1991年
1991年2月、東京都板橋区にテラインターナショナル株式会社を資本金1,000千円で設立し、独立系ソフトウエアハウスとしてシステム開発事業を開始した。1992年2月に本社を豊島区上池袋へ移転し、同年12月に資本金4,000千円、1993年8月に10,000千円へ増資。1996年6月には本社を現在地の東池袋に移した。
公共・通信分野への進出と認証取得(1995〜2001年)
1995年4月に公共分野、1996年4月に通信分野のシステム開発を開始。1999年4月には情報サービス分野にも進出した。2000年8月に一般労働者派遣事業許可を取得し、2001年5月にISO9001、2004年4月にプライバシーマーク認証を取得するなど、品質管理体制を整えた。
グループ体制の構築と社名変更(2009〜2016年)
2009年8月にe-net株式会社(後の知識工学株式会社)を設立し連結子会社化。2012年11月には株式会社ウイッツインテグレーションの株式49%を取得し、2014年6月に完全子会社化した。2014年8月にe-netは知識工学に商号変更。2016年2月、商号をテラテクノロジー株式会社に変更し、同年4月にウイッツインテグレーションを吸収合併した。
5G・DX案件の拡大とChatCo!リリース(2020〜2024年)
2020年7月にモバイルネットワーク5G対応プロジェクトを開始。2022年1月にはビジネスチャットサービス「ChatCo!」をリリースした。2023年5月、公共分野で社会保障給付費請求受付システムのDX案件を受注。2024年6月には情報サービス分野でローコード開発によるデジタルワークフロー案件が拡大し、同年8月には通信分野で大手通信事業者から広域仮想ネットワークシステムを直接受注した。
東京証券取引所スタンダード市場へ上場(2025年)
2025年12月、東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場した。上場に先立ち、2025年8月には島根県浜田市とDXに関する連携協定を締結。創業から34年で上場を果たし、引き続き技術力と人材力を軸に成長を目指している。
年表36件を開く
1990年代
- 1991年2月創業東京都板橋区にテラインターナショナル株式会社を資本金1,000千円で設立、独立系ソフトウエアハウスとしてシステム開発事業を開始
- 1992年2月本社を東京都豊島区上池袋に移転
- 1992年12月資本金を4,000千円に増資
- 1993年8月資本金を10,000千円に増資
- 1995年4月公共分野のシステム開発業務を開始
- 1996年4月通信分野のシステム開発業務を開始
- 1996年6月本社を東京都豊島区東池袋に移転
- 1997年4月資本金を12,000千円に増資
- 1997年7月資本金を20,000千円に増資
- 1999年4月情報サービス分野のシステム開発業務を開始
2000年代
- 2000年8月一般労働者派遣事業許可を取得
- 2001年5月国際規格ISO9001認証取得
- 2004年4月プライバシーマーク認証取得
- 2007年4月車両運行システム(IoT)プロジェクト開始(注1)
- 2009年8月e-net株式会社設立(連結子会社)
2010年代
- 2010年10月クラウド基盤構築プロジェクト開始
- 2011年3月国際規格ISO14001認証取得
- 2012年11月株式会社ウイッツインテグレーションの発行済株式の49%を取得
- 2012年11月日本クラウド株式会社に出資
- 2012年12月国際規格ISO/IEC27001認証取得
- 2013年2月東京都から東京ライフ・ワーク・バランス認定企業に認定
- 2014年4月島根県松江市に松江R&Dセンターを開設
- 2014年6月M&A株式会社ウイッツインテグレーションの発行済株式の51%を追加取得し完全子会社化
- 2014年8月商号変更e-net株式会社が商号を知識工学株式会社に変更、本社を長野県長野市に移転
- 2014年9月知識工学株式会社(元e-net株式会社)が日本クラウド株式会社及び知識工学株式会社より事業譲渡を受ける(注2)
- 2016年2月商号変更商号をテラテクノロジー株式会社に変更
- 2016年4月M&A完全子会社である株式会社ウイッツインテグレーションを吸収合併
2020年代
- 2020年7月モバイルネットワーク5G対応プロジェクト開始(注3)
- 2022年1月ビジネスチャットサービス「ChatCo!(チャトコ)」をリリース
- 2022年4月社員数増加に伴い現在の4事業部6部門に組織変更
- 2022年6月健康保険組合連合会東京連合会から健康優良企業認定制度で銀の認定
- 2023年5月公共分野で、社会保障給付費請求受付システムのDX案件を受注
- 2024年6月情報サービス分野で、ローコード開発によるデジタルワークフロー開発プロジェクトが拡大
- 2024年8月通信分野で、広域仮想ネットワークシステム開発プロジェクトを大手通信事業者から直接受注
- 2025年8月島根県浜田市とDXに関する連携協定を締結
- 2025年12月上場東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社1社(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。
- 国内知識工学株式会社(注)2長野県長野市 · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は47億円、営業利益は6億円。前期と比べると増収増益で、売上が+6.8%、利益が+20.0%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 50億円 | 47億円 |
| 営業利益 | 6億円 | 6億円 |
| 純利益 | 4億円 | 4億円 |
| 1株あたり配当 | ¥90 | ¥90 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
業績の推移
有価証券報告書 5期分
2022年3月期からの5期で、売上は33億円から47億円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は12.8%。売上は4期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022年3月 | 33 | — | 4 | — | 3 |
| 2023年3月 | 35 | — | 4 | — | 3 |
| 2024年3月 | 39 | — | 5 | — | 3 |
| 東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場 | |||||
| 2025年3月 | 44 | 5 | 5 | 11.4 | 4 |
| 2026年3月 | 47 | 6 | 6 | 12.8 | 4 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高47億円のうち、営業利益として残るのは6億円で12.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4億円、売上の8.5%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金74.5%35億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金12.8%6億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益12.8%6億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 3期分
2026年3月期は営業CFが4億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは3億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は19億円で、売上の4.9ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024年3月 | 4 | −1 | 0 | 3 | 14 |
| 2025年3月 | 4 | −1 | −1 | 3 | 17 |
| 2026年3月 | 4 | −1 | −1 | 3 | 19 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 5期分
2026年3月期の総資産は36億円。このうち返さなくてよい自己資本が28億円で、自己資本比率は76.4%(業種中央値63.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2022年3月 | 22 | 14 | 8 | 63.2 |
| 2023年3月 | 23 | 17 | 6 | 72.9 |
| 2024年3月 | 29 | 21 | 8 | 72.8 |
| 2025年3月 | 34 | 25 | 9 | 73.1 |
| 2026年3月 | 36 | 28 | 9 | 76.4 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで605社中86位あたり、逆に低いのは売上成長率で605社中360位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥2,166で、1年前と比べて-6.8%。過去52週の値幅のなかでは15%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 9.2倍 |
| PER (会社予想) | 8.5倍 |
| PBR | 1.33倍 |
| 配当利回り | 4.16% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は2202円で、1カ月で1.01%上昇。25日移動平均線(2200.64円)をわずかに上回り、75日線(2148.6円)も上回って推移。ただし52週高値3075円からは約28%下落しており、戻りは鈍い。出来高は直近600~800株と低調で、上値追いには力強さを欠く。RSIは50.7で中立圏にあり、方向感は定まらない。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 72/100)。
PERは9.38倍と業界平均30.34倍を大幅に下回り、割安。PBRは1.3倍で業界平均3.5倍の半分以下。ROEは15.9%と高く、収益性は優れている。配当利回りは4.04%で業界平均3.38%を上回り、配当も魅力的。配当性向は37.3%で適正水準。業績は売上・利益ともに増加傾向で、成長性も期待できる。同業界平均と比較して、PER・PBRともに低く、ROEが高いため、割安と判断。ただし、小型株のため流動性には注意が必要。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 9.2倍 | 47.9倍 |
| PER (予想) | 8.5倍 | — |
| PBR | 1.33倍 | 2.96倍 |
| ROE | 15.9% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
AIソリューション市場は成長が期待される一方、競争が激化している。強気派は、自然言語処理などコア技術の応用範囲の広さと、業務効率化の需要の高まりを評価し、今後の受注拡大を見込む。弱気派は、大企業のAI内製化や大手ベンダーとの競合で差別化が難しく、開発コストの増加が利益を圧迫すると懸念する。また、特定技術への依存と技術進歩の速さに追随できないリスクを指摘する。論点は、技術力を持続的な収益成長に結び付けられるかである。
- AI需要が急拡大
業務自動化への需要は全業種で高まっている。
- 技術力で優位
自然言語処理と画像認識の組み合わせは競争力がある。
- 利益率が高い
直近期の営業利益率は二桁を維持し成長中。
- 売上高47億円で3期連続増収決算発表後影響中
売上高47億円、前期比6.8%増
- 営業利益6億円、利益率12.77%へ改善決算発表後影響中
営業利益6億円(前期5億円)、営業利益率12.77%
- 配当利回り4.04%の高い株主還元通年影響弱
配当利回り4.04%、時価総額40億円
- 大手との競合
IT大手がAIソリューションを強化し競争が激化。
- 内製化の流れ
顧客企業がAIを内製化する動きが進む可能性。
- 技術進歩の速さ
新しい技術トレンドに遅れると競争力を失う。
- 純利益4億円と横ばい、営業増益が最終利益に波及せず決算発表後影響中
純利益4億円(前期4億円)、営業利益6億円
- 株価1年で5.28%下落しモメンタム悪化継続影響弱
1年株価変化率-5.28%
- 時価総額40億円の超小型株で流動性が低い継続影響弱
時価総額40億円
- 売上高47億円と小規模、大口取引の変動リスク不定影響中
売上高47億円、営業利益6億円
- 受注残高
- 将来の売上を占う指針となる。
- リカーリング売上比率
- サブスク型収益の拡大が安定性に繋がる。
- 研究開発費比率
- 技術競争力を維持するための投資状況を確認。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり90円で、前期から+29.0%。いまの株価に対する利回りは4.16%。増配か配当維持が2年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2024年3月 | 27 | — | 14.4 |
| 2025年3月 | 69 | 155.6 | 32.5 |
| 2026年3月 | 89 | 29.0 | 37.3 |
配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥90
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ1,416人。区分でいちばん多いのは事業法人で50.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が53.1%を占め、残る46.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。比較できる過去の期がまだ揃っていないため、直近期の構成のみを載せています。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2026年3月% |
|---|---|
| 事業法人 | 50.9 |
| 個人・その他 | 38.0 |
| 自己株式 | 9.5 |
| 外国法人 | 5.6 |
| 証券会社 | 3.3 |
| 金融機関 | 2.2 |
| 外国人個人 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社ネッツ | 47.75 |
| 02 | 宮本一成 | 6.36 |
| 03 | 上田八木短資株式会社 | 2.44 |
| 04 | BBH LUX/BROWN BROTHERS HARRIMAN (LUXEMBOURG) SCA CUSTODIAN FOR SMD-AM FUNDS - DSBI JAPAN EQUITY SMALL CAP ABSOLUTE VALUE (常任代理人 株式会社三井住友銀行) | 2.33 |
| 05 | NOMURA PB NOMINEES LIMITED OMNIBUS-MARGIN(CASHPB)(常任代理人 野村證券株式会社) | 2.14 |
| 06 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 2.12 |
| 07 | テラテクノロジー従業員持株会 | 1.15 |
| 08 | 楽天証券株式会社共有口 | 0.94 |
| 09 | 株式会社SBI証券 | 0.86 |
| 10 | 岩崎 泰次 | 0.65 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 5期分
1株利益は5期で+56%、1株純資産は5期で+102%。直近期のROEは15.9%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|
| 2022年3月 | 162 | 837 | 21.4 | — |
| 2023年3月 | 184 | 1,021 | 19.8 | — |
| 2024年3月 | 202 | 1,302 | 16.8 | 14.4 |
| 2025年3月 | 230 | 1,505 | 16.4 | 32.5 |
| 2026年3月 | 253 | 1,689 | 15.9 | 37.3 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
12名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額120百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 宮本一成 | 代表取締役 | 67 | 974,500 |
| 佐々木光宏 | 取締役(第1、第2、第3システム開発事業部担当) | 58 | — |
| 関吉昭 | 取締役 兼 第4システム開発事業部長(第4システム開発事業部担当) | 54 | — |
| 平沼雄介 | 取締役 兼 管理本部長(管理本部担当) | 52 | — |
| 増田徹 | 取締役(知識工学株式会社担当) | 66 | — |
| 伊藤恵美 | 取締役 | 64 | — |
| 東道佳代 | 取締役 | 56 | — |
| 井戸本さと子 | 常勤監査役 | 44 | — |
| 小山康弘 | 常勤監査役 | 81 | — |
| 佐藤裕一 | 監査役 | 76 | — |
| 樋口明巳 | 監査役 | 56 | — |
| 藤本毅 | 取締役(知識工学株式会社担当) | 59 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 5 | 63 | 21 | 84 | 17 |
| 社外取締役 | 5 | 26 | — | 26 | 5 |
| 監査役 | 1 | 10 | — | 10 | 10 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容8,425字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題4,547字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク7,791字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,806字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
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