概要
レゾナック・ホールディングスは、半導体材料や電子部品、自動車部品、化学品などを手掛ける化学大手である。2023年に旧昭和電工と旧日立化成が統合して発足し、持株会社体制に移行。2024年12月期の連結売上高は1兆3,915億円、従業員数は2万1,525人。半導体向け先端材料を成長の軸としながら、石油化学や黒鉛電極などの伝統事業も抱える複合化学メーカーである。
5つの報告セグメントで構成する事業ポートフォリオ
当社グループは、半導体・電子材料、モビリティ、イノベーション材料、ケミカル、クラサスケミカルの5セグメントで構成される。2025年12月期のセグメント売上収益は、半導体・電子材料が5,063億円(全体の37.6%)、クラサスケミカルが3,003億円(22.3%)、ケミカルが1,743億円(12.9%)、モビリティが1,784億円(13.2%)、イノベーション材料が922億円(6.8%)である。半導体・電子材料が最大セグメントであり、AI等の先端半導体向け需要を背景に増収増益となった。一方、黒鉛電極や石油化学は市況低迷の影響を受けて減収となり、セグメント間で業績にばらつきがある。
半導体・電子材料に依存する収益構造
2025年12月期の連結売上収益は1兆3,471億円、コア営業利益は1,091億円である。このうち半導体・電子材料セグメントのコア営業利益は1,083億円と、全体の99%超を占める。同セグメントの売上高は前期比13.7%増の5,063億円で、HDメディアやSiCエピタキシャルウェハー、半導体後工程材料が伸びた。一方、モビリティ、イノベーション材料、ケミカル、クラサスケミカルの4セグメントはいずれも減収減益であり、特にケミカルセグメントは黒鉛電極の赤字拡大によりコア営業損失54億円となった。全社の営業利益は減損損失の計上等で前期比47.6%減の467億円となり、半導体事業への依存度が高い収益構造が浮き彫りとなっている。
グローバルな生産・販売網と134社のグループ体制
当社グループは、当社(持株会社)および関係会社134社から構成される。国内には川崎事業所(旧千鳥工場)や大分コンビナートなどの主要拠点を持つ。海外では、米国(Resonac Graphite America Inc.)、シンガポール(Resonac HD Singapore Pte. Ltd.)、欧州(Resonac Europe GmbH)など、買収により獲得した子会社が重要な役割を果たす。2003年に三菱化学グループからハードディスク事業を、2009年に富士通から同事業を買収し、HDメディアで世界有数のシェアを有する。また、2017年にはドイツSGL社の黒鉛電極事業を買収し、欧州での基盤を強化した。2025年には石油化学事業を子会社のクラサスケミカルに承継させ、事業の切り離しを進めている。
伝統の総合化学から機能性化学への転換途上
当社は経営方針で「世界トップクラスの機能性化学メーカー」を掲げ、石油化学中心の伝統的な総合化学から、顧客ニーズに応じた機能性材料へのシフトを進めている。その象徴が、2020年の日立化成買収と2023年のレゾナックへのブランド統一である。長期数値目標として、EBITDAマージン20%、ROIC10%、ネットD/Eレシオ1.0倍以下を掲げるが、2025年実績はEBITDAマージン15.1%、ROIC6.2%、ネットD/Eレシオ0.83倍と、目標には未達である。コア成長事業と位置づける半導体・電子材料への積極投資を継続する一方、黒鉛電極や石油化学など低迷事業の構造改革も課題となっている。
業界の中での役割は化学素材業界における総合化学メーカーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
事業別の売上と利益
2021/12期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 昭和電工 マテリア ルズ | 6,348億円 | 44.7% | 203億円 | 3.2% |
| 石油化学 | 2,777億円 | 19.6% | 207億円 | 7.5% |
| 化学品 | 1,756億円 | 12.4% | 216億円 | 12.3% |
| エレクト ロニクス | 1,195億円 | 8.4% | 162億円 | 13.6% |
| 無機 | 990億円 | 7.0% | 144億円 | 14.5% |
| アルミニ ウム | 724億円 | 5.1% | 69億円 | 9.5% |
| その他 | 407億円 | 2.9% | 0億円 | 0.0% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01半導体材料主力
半導体の製造工程で使用される高純度薬品やCMPスラリー、ガスなどを供給し、半導体産業の基盤を支える。
- 半導体用高純度薬品
- 半導体ウェハの洗浄やエッチングに使用される超高純度の化学薬品。
- CMPスラリー
- 半導体ウェハの平坦化研磨に使用される研磨剤。
02モビリティ(自動車・航空)主力
自動車・航空機向けにアルミニウム部材やCFRP、ゴム・樹脂製品などを供給し、軽量化や電動化を支える。
- 自動車用アルミニウム
- 自動車のボディや部品に使用される軽量で高強度なアルミ素材。
- CFRP
- 炭素繊維強化プラスチック。軽量で高強度な特性から航空機や高級車に使用される。
03エレクトロニクス主力
ディスプレイ材料や電子部品材料、放熱材料などを供給し、電子機器の高性能化・小型化に貢献。
- ディスプレイ材料
- 液晶や有機ELディスプレイに使用される材料。
- 電子部品材料
- コンデンサや基板などの電子部品に使用される材料。
04情報・社会インフラ準主力
通信機器材料や環境浄化材、水処理薬品などを供給し、インターネットや社会インフラの維持・発展に寄与。
- 通信材料
- 5G・光通信などに使用される高機能材料。
- 水処理薬品
- 上下水道や工場排水の浄化に使用される薬品。
製品と技術
半導体前工程材料:CMPスラリーとプロセスガス
半導体前工程では、ウェハー研磨用のCMPスラリーや、成膜・エッチング用のプロセスガスを提供する。CMPスラリーは、シリコンウェハーの平坦化工程で使用され、微粒子分散技術が求められる。当社はこの分野で長年の実績を持ち、先端ロジックやメモリ向けに製品を供給している。また、排ガス処理装置も手掛けていたが、2025年に同事業の譲渡を決定した。NANDフラッシュ需要の回復ペースが緩やかなことから前工程材料の売上は伸び悩んだが、AI向けロジック半導体の需要増により、後工程材料と合わせて半導体・電子材料セグメント全体では増収を達成した。
半導体後工程材料:封止材と接着剤で世界トップクラス
半導体後工程では、パッケージング用の封止材(エポキシ樹脂など)やダイアタッチフィルム、アンダーフィル材料を提供する。旧日立化成が強みを持ち、統合後も高い市場シェアを維持する。特に、先端半導体向けの高放熱・高信頼性封止材は、AIチップやサーバー向けに需要が拡大している。2025年には、AI向け先端半導体の販売数量増加により後工程材料が増収し、セグメント全体の収益を牽引した。また、SiC(炭化ケイ素)エピタキシャルウェハーも手掛け、パワー半導体向けに成長が期待されるが、EV市場の成長鈍化により2025年は横ばいとなった。
HDメディア:データセンター向け需要で堅調
当社はハードディスクドライブ(HDD)用の磁気ディスク(HDメディア)を製造・販売する。2003年と2009年の買収により事業を拡大し、世界有数のシェアを有する。HDメディアはデータセンター向け大容量HDDに採用され、クラウドストレージ需要の増加を背景に堅調に推移する。2025年にはデータセンター向け需要が引き続き好調で、増収に貢献した。一方、コンシューマ向けは縮小傾向にある。当社はHDメディアのさらなる高容量化技術の開発を進めており、継続的な投資を行っている。
黒鉛電極と炭酸ガス:市況に敏感な化学品事業
ケミカルセグメントでは、黒鉛電極(電気炉製鋼用)、炭酸ガス(ドライアイス、炭酸飲料向け)、各種工業薬品を扱う。黒鉛電極は2017年に買収した欧州拠点を含めグローバルに展開するが、2025年は鉄鋼不況と市況低迷により販売数量・価格ともに下落し、赤字が拡大した。炭酸ガスは数量増加と値上げにより増収増益となった。黒鉛電極の赤字がセグメント全体の収益を圧迫し、コア営業損失54億円を計上した。同事業は市況変動の影響を強く受け、経営課題の一つである。
モビリティ向け材料:二次電池外装材と自動車部品
モビリティセグメントでは、リチウムイオン二次電池用の外装材(アルミラミネートフィルム)、自動車用機能部品(樹脂部品など)、食品包装材などを提供する。二次電池外装材は電気自動車(EV)向け需要が期待されたが、2025年第1四半期に同事業を譲渡したため、セグメント売上は減少した。自動車部品は国内顧客の需要減の影響を受け、モビリティセグメント全体で減収減益となった。EV市場の成長鈍化や事業ポートフォリオ見直しの影響を受けており、今後の再編が注目される。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
化学のなかでの位置
化学大手だが収益力低下、再建への道半ば
同社は化学業界の大手で、売上高は約1.3兆円と規模は大きいが、営業利益率は2024年の6.4%から2025年には3.47%へと大幅に低下した。同業のクラレや東洋紡が高付加価値分野で収益を確保する一方、同社は基礎化学や素材事業の低採算性が課題となっている。コージンバイオなどバイオ分野へのシフトも進むが、変革のスピードは遅く、収益構造の改善が急務。規模はあるが、持続的な成長にはポートフォリオの見直しが必要。
強み
- 売上高1.3兆円超で、化学業界で圧倒的な存在感と安定した供給力を持つ。
- 基礎化学から電子材料まで幅広く展開し、リスク分散の面で強みがある。
- 長年蓄積した技術力で、高機能材料の研究開発に強みを発揮する。
- 海外生産・販売網が充実し、ワールドワイドな顧客基盤を有する。
課題
- 営業利益率が大幅低下し、同業他社と比較して収益力に劣る。
- 不採算事業の撤退が遅く、ポートフォリオの見直しが急務となっている。
- クラレなどが高付加価値で先行し、価格競争に巻き込まれやすい。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
化学の時価総額近傍。太字がレゾナック・ホールディングス
時価総額で並べると、掲載8社のなかで3番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 4063信越化学工業 | 11.7兆円 | 23.3倍 |
| 2 | 4901富士フイルムホールディングス | 4.2兆円 | 14.6倍 |
| 3 | 4004レゾナック・ホールディングス | 2.9兆円 | 52.9倍 |
| 4 | 4612日本ペイントホールディングス | 2.7兆円 | 18.1倍 |
| 5 | 4091日本酸素ホールディングス | 2.4兆円 | 19.3倍 |
| 6 | 6988日東電工 | 2.4兆円 | 17.6倍 |
| 7 | 3407旭化成 | 2.3兆円 | 14.1倍 |
| 8 | 8113ユニ・チャーム | 1.8兆円 | 26.4倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 23件
沃度製造と電気工業から始まった創業期(1908〜1939年)
当社の淵源は、1908年12月に創業者森矗昶が設立した総房水産にさかのぼる。同社は沃度(ヨウ素)の製造販売を目的とし、後の日本沃度の母体となった。1921年には高田アルミニューム器具製作所(後の昭和アルミニウム)が設立され、アルミ事業に進出。1926年に日本沃度が設立され、1928年には昭和肥料が設立される。1934年、日本沃度は日本電気工業と改称し、1939年6月に日本電気工業と昭和肥料が合併して昭和電工が誕生した。この間、1937年には理研琥珀工業(後の昭和高分子)も設立されており、戦前期の化学工業の多様な流れが後の昭和電工グループに結集した。
上場と石油化学コンビナート建設(1949〜1969年)
昭和電工は1949年5月に東京証券取引所等に上場した。同年には日立化成工業(後の日立化成)も設立され、別々の道を歩み始める。1966年2月、川崎事業所の前身である千鳥工場を開設し、生産基盤を強化。1969年4月には大分石油化学コンビナートが営業運転を開始し、エチレンやプロピレンなどの基礎化学品の大量生産体制を確立した。このコンビナートは、後のクラサスケミカルセグメントの中核となる。同時期、日本の高度経済成長を背景に化学事業の拡大を進めた。
海外買収による事業多角化(1988〜2003年)
1988年7月、昭和電工は米国のBOCグループからエアコ・カーボン事業部の黒鉛電極事業を買収し、Resonac Graphite America Inc.(当時は別商号)として現地生産を開始した。2001年3月には昭和アルミニウムを合併し、アルミ事業を統合。2003年1月、三菱化学グループのハードディスク事業を買収し、HDメディア事業に参入した。この買収により、後のResonac HD Singapore Pte. Ltd.が設立され、データストレージ分野でのプレゼンスを高めた。同年7月には東京証券取引所への上場を一本化し、経営の効率化を図った。
ハードディスクと炭酸ガス事業の拡充(2009〜2017年)
2009年7月、昭和電工は富士通のハードディスク事業を買収し、株式会社レゾナック・ハードディスク(現社名)を子会社化。これによりHDメディアの生産能力と技術を強化した。同年12月には昭和炭酸を完全子会社化し、炭酸ガス事業をグループ化(現・レゾナック・ガスプロダクツ)。2010年7月には昭和高分子を合併し、樹脂事業を統合した。2016年9月には合成樹脂ポリプロピレン事業を営むサンアロマーを連結子会社化。2017年10月にはドイツSGL社の黒鉛電極事業を買収し、欧州の黒鉛電極生産拠点を獲得した。これらの買収により、事業領域は半導体材料、電子部品、化学品、樹脂へと広がった。
日立化成買収と統合への道(2020〜2023年)
2020年4月、昭和電工は日立化成を買収し、同日立化成は昭和電工マテリアルズに商号変更した。この買収により、半導体封止材や電子材料などで強みを持つ日立化成の事業が加わり、半導体・電子材料分野での総合力が大きく向上した。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、プライム市場に移行。2023年1月、持株会社体制に移行し、商号を株式会社レゾナック・ホールディングスに変更。同時に昭和電工マテリアルズの商号を株式会社レゾナックに変更し、全事業を同社に承継させた。これにより、旧昭和電工と旧日立化成の実質的な統合が完了した。
石油化学事業の分社化と構造改革(2025年)
2025年1月、当社は石油化学事業を子会社のクラサスケミカル(2024年8月設立)に承継させた。同事業はナフサを原料とするエチレンやプロピレンなどの基礎化学品を扱い、大分コンビナートを中核とする。分社化の背景には、石油化学事業の収益変動が大きいことや、半導体・電子材料への経営資源集中がある。2025年12月期のクラサスケミカルセグメントの売上高は3,003億円、コア営業利益は47億円と、前年比で減収減益となった。今後は独立した経営により、市況変動への対応力向上とグループ全体の資本効率改善が期待されている。
年表23件を開く
1900年代
- 1908年12月当社の創業者森矗昶氏、沃度の製造販売を目的として総房水産㈱(日本沃度㈱の母体)を設立
1920年代
- 1921年4月創業高田アルミニューム器具製作所設立(後の昭和アルミニウム㈱)
- 1926年10月日本沃度㈱設立
- 1928年10月昭和肥料㈱設立
1930年代
- 1934年3月日本沃度㈱を日本電気工業㈱と改称
- 1937年11月理研琥珀工業㈱設立(後の昭和高分子㈱)
- 1939年6月M&A日本電気工業㈱、昭和肥料㈱の両社合併、昭和電工㈱設立
1940年代
- 1949年5月上場東京証券取引所等に上場 日立化成工業㈱設立(後の日立化成㈱)
1960年代
- 1966年2月千鳥工場(現川崎事業所)開設
- 1969年4月大分石油化学コンビナート営業運転開始
1980年代
- 1988年7月M&Aザ・ビー・オー・シー グループ社 エアコ・カーボン事業部黒鉛電極事業を買収(現社名:Resonac Graphite America Inc.)
2000年代
- 2001年3月M&A昭和アルミニウム㈱を合併
- 2003年1月M&A三菱化学㈱グループのハードディスク事業を買収(現社名:Resonac HD Singapore Pte. Ltd.)
- 2003年7月上場東京証券取引所に上場を一本化
- 2009年7月M&A富士通㈱のハードディスク事業を買収(現社名:㈱レゾナック・ハードディスク)
- 2009年12月M&A昭和炭酸㈱を完全子会社化(現社名:㈱レゾナック・ガスプロダクツ)
2010年代
- 2010年7月M&A昭和高分子㈱を合併
- 2016年9月M&A合成樹脂ポリプロピレン事業会社サンアロマー㈱を連結子会社化
- 2017年10月M&A黒鉛電極事業を営むSGL GE Holding GmbHを買収(現社名:Resonac Europe GmbH)
2020年代
- 2020年4月M&A日立化成㈱を買収(後の昭和電工マテリアルズ㈱)
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
- 2023年1月商号変更持株会社体制に移行し、商号を㈱レゾナック・ホールディングスに変更 連結子会社である昭和電工マテリアルズ㈱の商号を㈱レゾナックに変更し、当社の全事業を承継
- 2025年1月石油化学事業を子会社クラサスケミカル㈱(2024年8月設立)が承継
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/12期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上収益1兆円超
- EBITDAマージン20%
- ROIC10%
- ネットD/Eレシオ1.0倍以下
- TSR(株主総利回り)化学業界で上位25%
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
機能性化学メーカーへの変革
石油化学中心の伝統的な総合化学から、顧客ニーズに応じた機能を提供する機能性化学メーカーへと事業ポートフォリオを改革する。
- 02
半導体・電子材料への積極投資
半導体需要の成長を背景に、コア成長事業である半導体・電子材料への設備投資を積極的に継続する。
- 03
共創型人材の育成
社内外のステークホルダーとの共創を推進する自律的な人材を育成し、イノベーションを生み出す組織を構築する。
- 04
サステナビリティ経営の推進
パーパス「化学の力で社会を変える」のもと、先端材料の提供を通じ省エネルギー・環境負荷低減・循環型社会実現に貢献する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で21,525人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,132万円で、9期前と比べて+38.9%。平均年齢は46.3歳、平均勤続年数は16.2年。
単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年12月 | — | — | — | 10,146 | — |
| 2017年12月 | — | — | — | 10,864 | — |
| 2018年12月 | — | — | — | 10,476 | — |
| 2019年12月 | 815 | 40.1 | 16.3 | 10,813 | — |
| 2020年12月 | 795 | 40.2 | 16.3 | 33,684 | — |
| 2021年12月 | 721 | 41.1 | 17.1 | 26,054 | — |
| 2022年12月 | 789 | 41.2 | 17.1 | 25,803 | — |
| 2023年12月 | 1,026 | 46.1 | 16.5 | 23,840 | — |
| 2024年12月 | 1,026 | 46.1 | 16.4 | 23,936 | 372 |
| 2025年12月 | 1,132 | 46.3 | 16.2 | 21,525 | 217 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社38社(国内 18 / 海外 20) を有報から抽出しています。
- 国内㈱レゾナック東京都 港区議決権100.0%
- 国内㈱レゾナック・ハードディスク千葉県 市原市議決権100.0%
- 海外Resonac HD Singapore Pte. Ltd.シンガポール議決権100.0%
- 海外力森諾科材料(東莞)有限公司中国 広東省議決権100.0%
- 海外力森諾科材料(蘇州)有限公司中国 江蘇省議決権100.0%
- 海外力森諾科電子材料(香港)有限公司中国 香港議決権100.0%
- 海外台湾力森諾科半導体材料股份有限公司台湾 台南市議決権100.0%
- 国内Resonac Korea Corporation大韓民国 京畿道議決権100.0%
- 海外Resonac Materials Johor Sdn. Bhd.マレーシア ジョホール州議決権100.0%
- 海外力森諾科材料(上海)有限公司中国 上海議決権100.0%
- 海外台湾力森諾科国際股份有限公司台湾 台北市議決権100.0%
- 国内㈱レゾナック・オートモーティブプロダクツ福岡県 田川市議決権100.0%
残りのグループ会社26社を開く
- ㈱レゾナック・ブレーキ茨城県 筑西市100%
- Resonac Materials (Thailand) Co., Ltd.タイ チャチューンサオ100%
- Resonac Automotive Products (Thailand) Co., Ltd.タイ ラヨーン51%
- Resonac Powdered Metals America, Inc.米国 インディアナ州100%
- 力森諾科高分子材料(上海)有限公司中国 上海市100%
- Resonac Shotic Malaysia Sdn. Bhd.マレーシア ジョホール州100%
- サンアロマー㈱東京都 品川区65%
- 鶴崎共同動力㈱大分県 大分市51%
- ㈱レゾナック・ガスプロダクツ川崎市 幸区100%
- ㈱レゾナック・グラファイト・ジャパン長野県 大町市100%
- Resonac Graphite America Inc.米国 サウス カロライナ州100%
- Resonac Graphite Spain S.A.U.スペイン ガリシア州100%
- Resonac Graphite Germany GmbHドイツ バイエルン州100%
- 力森諾科(中国)投資有限公司中国 上海100%
- Resonac Asia Pacific Pte. Ltd.シンガポール100%
- Resonac America, Inc.米国 カリフォルニア州100%
- Resonac Europe GmbHドイツ ヘッセン州100%
- ㈱レゾナック・ビジネスサービス東京都 大田区100%
- ㈱レゾナック・テクノサービス茨城県 日立市100%
- ㈱レゾナック建材横浜市 神奈川区100%
- クラサスケミカル㈱大分県 大分市100%
- その他68社-
- HD MicroSystems L.L.C.米国 ニュージャージー州50%
- 日本ポリエチレン㈱東京都 千代田区42%
- ㈱レゾナックユニバーサル東京都 港区50%
- その他30社-
- USRESONAC AMERICA, INC.
- DESHOWA DENKO CARBON Products Germany GmbH & Co. KG
- DEResonac Europe GmbH
- DEResonac Graphite Germany GmbH
- JP株式会社レゾナック
- ESRESONAC GRAPHITE SPAIN, S.A.
国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。
- 調達53.8億円グリーンイノベーション基金事業/次世代デジタルインフラの構築次世代パワー半導体に用いるウェハ技術開発次世代グリーンパワー半導体に用いるSiCウェハ技術開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2022-05-31
- 調達7億円グリーンイノベーション基金事業/CO2の分離回収等技術開発低圧・低濃度CO2分離回収の低コスト化技術開発・実証工場排ガス等からの中小規模CO2分離回収技術開発・実証/革新的分離剤による低濃度 CO2分離システムの開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2022-07-07
- 調達3,000万円IoT推進のための横断技術開発プロジェクトField Intelligence搭載型大面積分散IoTプラットフォームの研究開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2017-08-04
- 調達781万円NEDO先導研究プログラムエネルギー・環境新技術先導研究プログラムアルミニウム素材の高度資源循環システム構築国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2019-09-20
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年12月期の売上高は1.3兆円、営業利益は467億円。前期と比べると減収減益で、売上が-3.2%、利益が-47.5%。
会社が出している今期の予想2026年12月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 1.2兆円 | 1.3兆円 |
| 営業利益 | 1,600億円 | 467億円 |
| 純利益 | 1,125億円 | 290億円 |
| 1株あたり配当 | ¥65 | ¥65 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年2Qで、売上は6,769億円、営業利益は733億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+5.4%、営業利益は+124.8%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2022年2Q | 3,480 | 217 | 6.2 | 233 |
| 2022年3Q | 3,782 | 164 | 4.3 | 38 |
| 2023年1Q | 2,989 | −92 | −3.1 | −123 |
| 2023年2Q | 3,172 | −40 | −1.3 | −75 |
| 2023年3Q | 3,262 | 89 | 2.7 | 134 |
| 2024年1Q | 3,214 | 89 | 2.8 | 271 |
| 2024年2Q | 3,471 | 191 | 5.5 | 113 |
| 2025年2Q | 6,421 | 326 | 5.1 | 197 |
| 2025年4Q | 7,050 | 141 | 2.0 | 93 |
| 2026年2Q | 6,769 | 733 | 10.8 | 485 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2012年12月期からの14期で、売上は7,397億円から1.3兆円へ1.8倍に増えた。直近期の営業利益率は3.5%。
| 決算期 | 売上高兆円 | 営業利益億円 | 税引前利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年12月 | 0.74 | — | 234 | — | 94 |
| 2013年12月 | 0.85 | — | 235 | — | 91 |
| 2014年12月 | 0.87 | — | 217 | — | 29 |
| 2015年12月 | 0.78 | — | 321 | — | 9 |
| 合成樹脂ポリプロピレン事業会社サンアロマー㈱を連結子会社化 | |||||
| 2016年12月 | 0.67 | — | 387 | — | 123 |
| 黒鉛電極事業を営むSGL GE Holding GmbHを買収(現社名:Resonac Europe GmbH) | |||||
| 2017年12月 | 0.78 | — | 639 | — | 374 |
| 2018年12月 | 0.99 | — | 1,788 | — | 1,115 |
| 2019年12月 | 0.91 | — | 1,193 | — | 731 |
| 日立化成㈱を買収(後の昭和電工マテリアルズ㈱) / この期から会計基準が日本基準からIFRSに変わりました。前後の数値は単純に比較できません | |||||
| 2020年12月 | 0.97 | — | −440 | — | −763 |
| 2021年12月 | 1.42 | — | 869 | — | −121 |
| 2022年12月 | 1.39 | — | 617 | — | 324 |
| 持株会社体制に移行し、商号を㈱レゾナック・ホールディングスに変更 連結子会社である昭和電工マテリアルズ㈱の商号を㈱レゾナックに変更し、当社の全事業を承継 | |||||
| 2023年12月 | 1.30 | — | −142 | — | −65 |
| 2024年12月 | 1.39 | 890 | 846 | 6.4 | 735 |
| 石油化学事業を子会社クラサスケミカル㈱(2024年8月設立)が承継 | |||||
| 2025年12月 | 1.35 | 467 | 450 | 3.5 | 290 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年12月期
売上高1.3兆円のうち、営業利益として残るのは467億円で3.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は290億円、売上の2.2%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金76.0%1.0兆円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金19.7%2,657億円
- その他の費用持分法損益などの調整0.8%114億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.5%467億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2025年12月期は営業CFが1,303億円、投資CFが−871億円で、差し引きのフリーCFは432億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は2,620億円で、売上の2.3ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年12月 | 533 | −417 | −201 | 116 | 487 |
| 2013年12月 | 636 | −552 | −68 | 84 | 561 |
| 2014年12月 | 670 | −469 | −249 | 201 | 552 |
| 2015年12月 | 612 | −425 | −213 | 187 | 546 |
| 2016年12月 | 689 | −538 | −132 | 151 | 562 |
| 2017年12月 | 672 | −299 | −184 | 373 | 768 |
| 2018年12月 | 1,498 | −493 | −611 | 1,005 | 1,128 |
| 2019年12月 | 786 | −482 | −185 | 304 | 1,217 |
| 2020年12月 | 1,093 | −9,300 | 8,965 | −8,207 | 1,979 |
| 2021年12月 | 1,153 | 286 | −1,217 | 1,439 | 2,349 |
| 2022年12月 | 994 | −547 | −1,033 | 447 | 1,887 |
| 2023年12月 | 1,187 | −552 | −731 | 635 | 1,906 |
| 2024年12月 | 1,637 | −523 | −205 | 1,114 | 2,947 |
| 2025年12月 | 1,303 | −871 | −699 | 432 | 2,620 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2025年12月期の総資産は2.1兆円。このうち返さなくてよい自己資本が6,989億円で、自己資本比率は33.2%(業種中央値63.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産兆円 | 自己資本億円 | 負債兆円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2012年12月 | 0.93 | 3,150 | 0.62 | 29.2 |
| 2013年12月 | 0.99 | 3,458 | 0.64 | 30.6 |
| 2014年12月 | 1.01 | 3,191 | 0.69 | 29.7 |
| 2015年12月 | 0.94 | 3,081 | 0.63 | 31.5 |
| 2016年12月 | 0.93 | 3,112 | 0.62 | 31.8 |
| 2017年12月 | 1.03 | 3,690 | 0.66 | 34.3 |
| 2018年12月 | 1.07 | 4,653 | 0.61 | 41.5 |
| 2019年12月 | 1.08 | 5,194 | 0.56 | 46.4 |
| 2020年12月 | 2.20 | 7,181 | 1.49 | 18.4 |
| 2021年12月 | 2.14 | 8,185 | 1.32 | 24.0 |
| 2022年12月 | 2.11 | 5,398 | 1.57 | 25.6 |
| 2023年12月 | 2.05 | 5,601 | 1.49 | 27.3 |
| 2024年12月 | 2.17 | 6,646 | 1.48 | 30.6 |
| 2025年12月 | 2.11 | 6,989 | 1.38 | 33.2 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
化学 203社との比較
同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのはROEで203社中160位あたり、逆に低いのは自己資本比率で203社中194位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥15,430で、1年前と比べて+306.4%。過去52週の値幅のなかでは70%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 52.9倍 |
| PER (会社予想) | 25.4倍 |
| PBR | 3.71倍 |
| 配当利回り | 0.42% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月21日に16060円となり、25日移動平均線(15149円)を約6%上回って推移しています。52週高値20495円からは約22%下落したものの、52週安値3731円からは約330%上昇するなど、長期トレンドは強気です。8月7日には出来高731万株と急増し、株価も16395円まで上昇する場面がありました。ボラティリティが高く、材料次第で大きく動く展開が続いています。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 10/100)。
PER 55.04倍と業界平均17.74倍を3倍以上上回り、予想PER 26.5倍でも割高感。PBR 3.7倍は平均1.41倍の約2.6倍。配当利回り0.4%は平均2.66%に大きく劣り、ROE 4.3%も低水準。直近業績は減益だが、PER高と低利回りで割高と判断。ただし予想PERは改善方向で、化学業界の成長期待が一部反映されている可能性を踏まえる。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 52.9倍 | 17.8倍 |
| PER (予想) | 25.4倍 | — |
| PBR | 3.71倍 | 1.41倍 |
| ROE | 4.3% | 7.4% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、半導体市場の変動に左右される収益構造の中、先端材料へのシフトによる成長持続性にある。強気派は、生成AI向け半導体需要拡大による材料需要増加に期待し、製品ミックスの改善による収益力向上を評価する。一方、弱気派は、2024年12月期の営業利益率6.4%に対し2025年12月期に3.47%へ急減する見通しから、半導体市況悪化の影響を懸念し、既存事業の安定性や買収効果に対する懐疑的な見方を示す。市場の期待と業績見通しの乖離が焦点。
- 半導体材料需要の拡大
生成AI投資拡大で先端半導体向け材料の需要増が期待され、成長の追い風に。
- 統合効果によるシナジー
昭和電工と日立化成の統合で、材料と部品のクロスセルが進む可能性。
- 財務体質の改善
2024年に純利益735億円と黒字を回復し、収益改善の兆しが見える。
- 次期予想純利益は前期比4倍の1,123億円決算発表後影響強
予想PER27倍と株価16,395円から逆算。2025/12期純利益290億円に対し約1,123億円
- 営業利益が前期890億円水準へ回復余地通年影響中
2025/12期営業利益467億円、前期890億円に戻れば約423億円の増益
- 半導体材料需要回復で減収に歯止め2026年下期影響中
2025/12期売上高1兆3,471億円は前期比444億円減、需要回復で増収転換
- 配当利回り0.4%からの増配余地次回株主総会影響弱
配当利回り0.4%は低位、還元方針の打ち出しで株主魅力度向上
- 半導体市況の悪化
2025年12月期予想営業利益率は3.47%と大幅低下で、市況悪化が直撃する懸念。
- 競争激化による価格圧力
材料分野では海外競合が参入し、価格競争が激化する可能性。
- ROEの低さ
ROE4.3%は資本効率が低く、株主還元の余地に疑問。
- 実績PER56.18倍は予想27倍の2倍超決算発表後影響強
予想PER27倍を達成できないとPER56.18倍は割高と判断され急落
- 2025/12期は営業利益が前年比半減通年影響中
営業利益890億円→467億円、423億円減益で回復が遅れる
- ROE4.3%と低くPBR4.18倍が重荷継続影響中
PBR4.18倍に対しROE4.3%は資本効率が悪く評価修正圧力
- 外国人保有38.49%の売りシフト継続影響弱
外国人保有比率38.49%と高く、リスクオフで売られやすい
- 営業利益率
- 収益力のトレンドを示し、市況変動の影響度を測るため。
- 半導体材料の売上高比率
- 成長セグメントへのシフト度合いを確認するため。
- セグメント別の営業利益
- 事業ごとの増益貢献を把握し、構造改革の進捗を見るため。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり65円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは0.42%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年12月 | 80 | — | 31.3 |
| 2018年12月 | 120 | 50.0 | 67.7 |
| 2019年12月 | 130 | 8.3 | 40.5 |
| 2020年12月 | 65 | −50.0 | 34.8 |
| 2021年12月 | 65 | 0.0 | 33.1 |
| 2022年12月 | 65 | 0.0 | 35.5 |
| 2023年12月 | 65 | 0.0 | 284.2 |
| 2024年12月 | 65 | 0.0 | 45.4 |
| 2025年12月 | 65 | 0.0 | 664.4 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥65
株主
有価証券報告書より
2025年12月期末の株主数は延べ59,475人。区分でいちばん多いのは外国法人で38.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が38.3%を占め、残る61.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年12月% | 2021年12月% | 2022年12月% | 2023年12月% | 2024年12月% | 2025年12月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 外国法人 | 20.2 | 31.1 | 33.2 | 34.3 | 36.8 | 38.4 |
| 金融機関 | 38.5 | 35.2 | 31.7 | 34.0 | 34.9 | 36.9 |
| 個人・その他 | 28.1 | 22.7 | 24.5 | 21.1 | 19.9 | 16.3 |
| 証券会社 | 8.7 | 7.5 | 7.7 | 8.3 | 6.3 | 7.0 |
| 自己株式 | 2.4 | 1.9 | 1.9 | 1.9 | 1.9 | 1.9 |
| 事業法人 | 4.4 | 3.4 | 2.8 | 2.3 | 2.1 | 1.4 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 17.00 |
| 02 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 8.63 |
| 03 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行) | 4.70 |
| 04 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223(常任代理人 株式会社みずほ銀行) | 3.12 |
| 05 | JPモルガン証券株式会社 | 3.09 |
| 06 | 富国生命保険相互会社 | 2.44 |
| 07 | BNYM SA/NV FOR BNYM FOR BNYM GCM CLIENT ACCTS M ILM FE(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 2.14 |
| 08 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103(常任代理人 株式会社みずほ銀行) | 1.94 |
| 09 | ゴールドマン・サックス証券株式会社 BNYM | 1.66 |
| 10 | JP MORGAN CHASE BANK 385781(常任代理人 株式会社みずほ銀行) | 1.43 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-08-27キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー(Capital Research and Management Company)新規の大量保有報告11.62%+1.12pt
- 2026-08-20ブラックロック・ジャパン株式会社新規の大量保有報告8.24%+0.24pt
- 2026-07-24キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー(Capital Research and Management Company)新規の大量保有報告9.82%+0.95pt
- 2026-07-22野村證券株式会社新規の大量保有報告1.81%+0.33pt
- 2026-07-07キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー(Capital Research and Management Company)新規の大量保有報告8.87%+1.84pt
- 2026-06-19野村證券株式会社新規の大量保有報告1.48%-1.09pt
- 2026-06-05ブラックロック・ジャパン株式会社新規の大量保有報告1.84%+0.01pt
- 2026-06-05みずほ証券 株式会社新規の大量保有報告0.40%-1.07pt
- 2026-06-05野村證券株式会社新規の大量保有報告2.57%-0.47pt
- 2026-05-22みずほ証券 株式会社新規の大量保有報告1.47%+0.02pt
- 2026-05-22キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー(Capital Research and Management Company)新規の大量保有報告7.03%+2.12pt
- 2026-05-21マサチューセッツ・ファイナンシャル・サービセズ・カンパニー(Massachusetts Financial Services Company)新規の大量保有報告9.39%+1.91pt
- 2026-05-21野村證券株式会社新規の大量保有報告3.04%-0.03pt
- 2026-05-12キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー(Capital Research and Management Company)新規の大量保有報告4.91%
- 2026-05-11野村證券株式会社新規の大量保有報告3.07%
- 2026-04-24野村證券株式会社新規の大量保有報告3.07%-0.16pt
- 2026-04-22みずほ証券 株式会社新規の大量保有報告1.45%-0.62pt
- 2026-04-17ブラックロック・ジャパン株式会社新規の大量保有報告1.83%
- 2026-04-09野村證券株式会社新規の大量保有報告3.23%-0.88pt
- 2026-04-08野村證券株式会社新規の大量保有報告4.11%+0.37pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+2464%、1株純資産は14期で+2019%。直近期のROEは4.3%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年12月 | 6 | 182 | 3.6 | 20.9 | 78.7 |
| 2013年12月 | 6 | 201 | 3.2 | 24.6 | 52.2 |
| 2014年12月 | 2 | 210 | 1.0 | 74.9 | 120.9 |
| 2015年12月 | 6 | 2,076 | 0.3 | 221.9 | — |
| 2016年12月 | 86 | 2,081 | 4.1 | 19.4 | — |
| 2017年12月 | 262 | 2,473 | 11.5 | 20.5 | 31.3 |
| 2018年12月 | 758 | 3,057 | 27.9 | 4.3 | 67.7 |
| 2019年12月 | 501 | 3,423 | 15.5 | 5.8 | 40.5 |
| 2020年12月 | −523 | 2,783 | −16.9 | — | 34.8 |
| 2021年12月 | −77 | 2,839 | −2.6 | — | 33.1 |
| 2022年12月 | 179 | 2,980 | 6.1 | 11.3 | 35.5 |
| 2023年12月 | −36 | 3,092 | −1.2 | — | 284.2 |
| 2024年12月 | 407 | 3,678 | 12.0 | 9.9 | 45.4 |
| 2025年12月 | 160 | 3,861 | 4.3 | 40.7 | 664.4 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
14名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は14名。2025/12期の役員報酬は総額1,481百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約10倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 髙橋秀仁 | 取締役社長(代表取締役) | 64 | 46,000 |
| 森川宏平 | 取締役会議長 | 69 | 71,000 |
| 染宮秀樹 | 取締役 | 58 | 44,000 |
| 眞岡朋光 | 取締役 | 52 | 33,000 |
| 今井のり | 取締役 | 53 | 13,000 |
| 常石哲男 | 取締役 | 73 | — |
| 安川健司 | 取締役 | 66 | — |
| 大西賢 | 取締役 | 71 | — |
| 榊原泉 | 取締役 | 67 | — |
| 加藤俊晴 | 常勤監査役 | 69 | 9,000 |
| 片寄光雄 | 常勤監査役 | 63 | — |
| 矢嶋雅子 | 監査役 | 57 | — |
残りの役員2名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 宮坂泰行 | 監査役 | 74 |
| 遠田聖子 | 監査役 | 53 |
役員報酬の内訳2025/12期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 11 | 381 | 164 | 512 | 1,222 | 111 |
| 監査役 | 5 | 127 | — | — | 127 | 25 |
| 社外取締役 | 6 | 77 | 5 | — | 82 | 14 |
| 社外監査役 | 3 | 50 | — | — | 50 | 17 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
ニュース
AI解説今日の重要ニュースより
「今日の重要ニュース」でレゾナック・ホールディングスを取り上げた解説を、新しい順に並べている。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/12期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容495字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,579字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク10,668字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,529字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS。
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- 半期報告書半期報告書-第117期(2025/01/01-2025/12/31)2025-08-08
- 有価証券報告書有価証券報告書-第116期(2024/01/01-2024/12/31)2025-03-26
- 半期報告書半期報告書-第116期(2024/01/01-2024/12/31)2024-08-09
- 四半期報告書四半期報告書-第116期第1四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第115期(2023/01/01-2023/12/31)2024-03-26
- 四半期報告書四半期報告書-第115期第3四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第115期第2四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 四半期報告書四半期報告書-第115期第1四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-05-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第114期(2022/01/01-2022/12/31)2023-03-30
- 四半期報告書四半期報告書-第114期第3四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
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