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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

Will Smart

175A · Growth · 情報・通信業

モビリティ業界に特化したシステム開発会社。交通・物流の課題をIoTとWeb技術で解決し、コンサルから保守まで一貫提供。

概要

Will Smartは、モビリティ業界に特化したIoTシステム開発・DX支援企業である。2012年に株式会社ゼンリンデータコムの社内ベンチャーとして設立され、2024年4月に東京証券取引所グロース市場に上場した。東京都江東区に本社を置き、従業員数は50名。カーシェア、バスターミナル、公共交通などの分野で、受託開発と自社プラットフォームの両方を提供し、開発売上に加えて保守売上や利用料売上を収益源とする。直近の2025年12月期の売上高は8億円、営業損失3億円と赤字が続いている。

モビリティ業界に特化した4つのソリューション

当社はモビリティ業界の課題解決を目的に、4つのサービスを展開する。①総合情報配信サービスは、デジタルサイネージを用いて交通機関の運行情報などを統合・配信する「Will-Signコンテンツパッケージ」が主力。②クラウド化支援サービスは、販売・予約システムなどのオンプレミスシステムをクラウドに移行する。③モビリティシステムサービスは、車載デバイスと車両管理機能を備えたIoTゲートウェイパッケージを提供し、カーシェアやレンタカーの予約システムも含む。④AI・データサイエンスサービスは、地方自治体や交通事業者向けに交通利用データの分析・可視化システムを提供する。これらのソリューションは、受託開発とパッケージ販売の両方で提供され、顧客のニーズに応じてカスタマイズが可能である。

顧客との直接取引で築く業界知見と技術力

当社は創業時からモビリティ業界の顧客と直接対話し、共創型の課題解決手法を採る。下請けでは得られない業務フローや法律・業界ルールへの深い理解を強みとする。技術面では、車両などの移動体や屋外環境での安定した通信を実現するIoT技術と、変動する需要に応じた価格設定や予約管理に対応するWeb技術を持つ。また、韓国Altimobility Corporationから車載器関連のライセンス提供を受け、日本向けに追加開発した部分は共同ライセンスとする。この業界特化型のアプローチにより、他社との差別化を図っている。

38の国と地域には及ばないが、国内3拠点で事業展開

当社の事業拠点は国内に限定される。本社は東京都江東区、九州営業所を福岡市博多区、関西営業所を大阪市、開発拠点として和歌山営業所を和歌山市に置く。2017年に九州営業所、2019年に関西営業所、2023年に和歌山営業所を開設し、地域ごとの顧客対応と開発体制を強化した。販売面では、全国に販売網を持つパートナー企業と連携し、Will-Signコンテンツパッケージなどの汎用製品を展開する。海外拠点はなく、事業の国際展開は行っていない。

収益の柱はストック売上だが、ショット売上の変動が大きい

当社の収益は、受託開発やハードウエア納品による一時的なショット売上と、保守サービスやパッケージ利用料によるストック売上から成る。2025年12月期の売上高8億円のうち、既存システムの保守運用やライセンス利用料は堅調に積み上がっている。しかし、EV関連市場の投資慎重化や大口顧客によるカーシェア事業終了により、受託開発とハードウエア納品が減少した。2020年3月期の売上高7億円から2021年3月期は13億円に倍増したが、2022年3月期11億円、2023年3月期8億円、2024年3月期11億円、2025年12月期8億円と変動が激しい。営業損失は2025年12月期に3億円と拡大し、純資産は319万円、自己資本比率0.7%と財務基盤は脆弱である。

業界の中での役割はモビリティ業界向けのシステムインテグレーター。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
8億円
営業利益
-3億円
営業利益率
-37.5%
純利益
-4億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2024/3
事業売上構成比利益利益率
モビリティ10億円90.9%3億円30.0%
インポート1億円9.1%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01モビリティ業界(交通・物流)主力

交通・物流など人や物の移動に関わる事業者向けに、課題発見のコンサルティングからシステム開発、ハードウェア提供、保守までを一貫提供。バス会社やタクシー会社、自治体などが主な顧客で、運行管理や予約システムなどのDX化を支援している。

モビリティ業界に特化した独自のポジション

主な製品・サービス4
総合情報配信サービス(Will-Sign)
デジタルサイネージを通じて交通機関の運行情報や施設案内などの情報を統合配信するシステム。複数フォーマットのデータを統合し、音声案内や制御システムとも連携可能。
クラウド化支援サービス
販売・予約システムなどのフロントエンドシステムをクラウド化するリニューアルや新規開発を支援するサービス。オンプレミスの既存システムをクラウドへ移行し、コスト削減や柔軟な運用を実現する。
モビリティシステムサービス
車載デバイスとIoTゲートウェイパッケージで構成。カーシェア、レンタカー、EV充電器の予約・決済・会員管理システムを提供する。API連携で既存システムとの同期も可能。
AI・データサイエンスサービス
地方自治体や交通事業者向けに、交通利用データの分析・可視化システムを提供。EBPMに基づく政策立案や公共交通の再編を支援する。

製品と技術

総合情報配信サービス「Will-Sign」とその応用

創業時からのサービスで、複数のシステムから異なるフォーマットのデータを統合し、デジタルサイネージで配信する。羽田空港リムジンバスのダイヤ情報表示では、2社のバス会社のデータを統合し、単一画面で行先・発車時刻・空席情報を表示した実績がある。このシステムは音声案内や制御システムとも連携可能で、屋内外の様々な環境に対応する。パッケージ版「Will-Signコンテンツパッケージ」は多言語配信、緊急情報配信、スマートフォン連携を標準搭載し、販売パートナーを通じて地方自治体や交通機関に展開している。

IoTゲートウェイパッケージとモビリティシステム

モビリティシステムサービスの中核は、ガソリン車・EV両方に対応する車載デバイスと、取得した位置情報、燃料残、車両情報を基に鍵の制御や車両管理を行うIoTゲートウェイパッケージである。カーシェアやレンタカーの予約・決済・会員管理システム、EV充電器の予約システムも含む。各機能はAPIで連携可能で、フルパッケージでも一部機能のみでも提供できる。車載器の技術基盤は韓国Altimobility Corporationからのライセンス供与を受け、当社が日本向けに追加開発した部分は共同ライセンスとして保有する。

AI・データサイエンスサービスと公共ライドシェア支援

AI・データサイエンスサービスは、地方自治体や交通事業者向けに交通利用データを分析・可視化するシステムを提供する。これによりEBPM(証拠に基づく政策立案)を支援する。2025年12月期には複数の自治体と公共ライドシェアサービスの導入支援を実施した。また、物流分野では中小トラック運送事業者向けのデジタル式運行記録計を開発し、2025年12月に国土交通省の型式指定を取得。2024年問題(ドライバーの時間外労働上限規制)に対応する業務効率化ニーズに応える製品である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • モビリティ業界(交通・物流)モビリティ業界に特化した独自のポジション

有価証券報告書(2025/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

赤字継続、事業モデル課題

Will Smartは情報・通信業に属し、売上高2024年12月期5億円、2025年12月期8億円と小規模。営業利益率はマイナス37.5%と赤字が続く。同業他社と比較すると、L is BやCocoliveが黒字化しているのに対し、収益性で劣後。業界内での競争力は低く、事業モデルの見直しが必要。VRain Solutionなども赤字だが、Will Smartは特に赤字率が高い。資金調達やコスト削減が急務。

強み

  • 売上高が前期比60%増加し、一定の需要はある。
  • 特定領域に特化することで差別化の可能性。
  • 小規模組織ゆえの迅速な意思決定が可能。
  • 先端技術への投資意欲がある。

課題

  • 営業赤字が続き、資金繰りリスクが高い。
  • 10億円未満で、固定費負担が重い。
  • 同業他社と差別化できず、収益改善の目途が立たない。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がWill Smart

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
1303Avisumo12億円14.4倍
2184A学びエイド11億円
34059まぐまぐ11億円54.6倍
43667enish11億円
53787テクノマセマティカル10億円11.3倍
6175AWill Smart9億円
74381ビープラッツ8億円
83986ビーブレイクシステムズ7億円21.1倍
94316ビーマップ4億円
103681ブイキューブ2億円
11593Aティアフォー

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 12件

ゼンリンデータコムの社内ベンチャーとして2012年に設立

当社は2012年12月、東京都港区に株式会社ゼンリンデータコムの社内ベンチャーとして設立された。創業当初からモビリティ業界の社会課題に注目し、デジタルサイネージによる情報配信サービスを皮切りに事業を開始した。社内ベンチャーという出自から、ゼンリングループの地図情報や位置情報技術を活用した事業展開が可能であった。設立時の資本金は記述がないが、少額のスタートであったと推測される。

事業拡大に伴い本社移転と第三者割当増資を実施(2018年)

2018年6月、事業規模拡大に伴い本社を東京都中央区に移転。同年12月には、九州旅客鉄道株式会社、四国電力株式会社、都築電気株式会社、YKK AP株式会社、岡谷鋼機株式会社、飛島建設株式会社の6社を引受先とする第三者割当増資を実施した。これにより資本業務提携を強化し、モビリティ業界だけでなくエネルギー、建設など異業種との連携を模索した。また、2017年4月には九州営業所を開設しており、地域展開も進めていた。

ENEOSとの提携とゼンリンの子会社化(2021年)

2021年3月、ENEOS株式会社を引受先とする第三者割当増資を実施し、資本業務提携を結んだ。ENEOSは全国にガソリンスタンド網を持ち、EV充電インフラなどモビリティ関連事業を展開しており、両社のシナジーが期待された。しかし同年3月、株式会社ゼンリンデータコムからの株式異動により、株式会社ゼンリンの子会社となる。これにより、当社はゼンリングループの一員となり、ゼンリンの持つ地図データや販売チャネルを活用できる立場になった。

ファニテックを子会社化し吸収合併(2022年)

2022年7月、ソフトウエア開発事業を営むファニテック株式会社を完全子会社化。同社は和歌山県に拠点を持ち、組み込み系ソフトウエアの開発実績があった。わずか1か月後の8月には吸収合併し、技術基盤と人材を一気に取り込んだ。この合併により、当社の開発体制が強化され、和歌山営業所の開設(2023年4月)につながった。ただし、のれんの減損が後年に発生しており、統合効果が想定通りに発揮されなかった可能性がある。

グロース市場に上場した2024年、累積赤字が拡大

2024年4月、東京証券取引所グロース市場に株式を上場。上場時点の時価総額は不明だが、グロース市場は成長企業向けの市場である。しかし、経営成績は振るわず、2024年12月期(決算期変更により15か月決算)の売上高は5億円と減少し、営業損失2億円、当期純損失2億円を計上。2025年12月期も営業損失3億円、当期純損失4億円と赤字幅が拡大した。純資産は319万円と資本のほとんどを消失し、自己資本比率は0.7%に低下。上場後も業績改善の兆しは見えていない。

年表12件を開く

2010年代

  • 2012年12月創業株式会社ゼンリンデータコムの社内ベンチャーとして東京都港区に設立
  • 2017年4月九州地区での業務・規模拡大に伴い福岡市博多区に九州営業所を開設
  • 2018年6月事業規模拡大に伴い東京都中央区に本社移転
  • 2018年12月資本業務提携を目的として九州旅客鉄道株式会社、四国電力株式会社、都築電気株式会社、YKK AP株式会社、岡谷鋼機株式会社及び飛島建設株式会社に対して第三者割当増資及び株式異動を実施
  • 2019年12月関西地区での業務・規模拡大に伴い大阪府大阪市に関西営業所を開設

2020年代

  • 2020年5月事業規模拡大に伴い東京都江東区に本社移転
  • 2021年3月資本業務提携を目的としてENEOS株式会社と第三者割当増資を実施
  • 2021年3月株式会社ゼンリンデータコムからの株式異動により株式会社ゼンリンの子会社となる
  • 2022年7月M&Aソフトウエア開発事業を営むファニテック株式会社を完全子会社化
  • 2022年8月M&Aファニテック株式会社を吸収合併
  • 2023年4月開発拠点として和歌山県和歌山市に和歌山営業所を開設
  • 2024年4月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    事業基盤の強化

    顧客との直接取引の拡大、マーケティングによる潜在顧客発掘、従業員の能力向上とマネジメント人材の採用強化、販売パートナーを通じたパッケージ商材の販売拡大に取り組む。

  2. 02

    事業領域の拡大

    従来のモビリティ業界に加え、国や地方自治体との連携を強化し、MaaSなど地域交通の新たなビジネス形態へ事業を拡大する。

  3. 03

    プラットフォームの機能拡大

    既存ソリューションの知見を活用し、機能パッケージの一般化・改良を進め、独自プラットフォームの機能拡大を継続的に行う。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 3期分

グループ全体で50人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は742万円で、2期前と比べて+5.3%平均年齢は41.8歳、平均勤続年数は3.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2024年12月70437.73.650−400
2024年3月66636.93.850
2025年12月74241.83.150−600

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 東京都江東区4百万円

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は8億円営業利益-3億円前期と比べると増収で、売上が+60.0%。

売上高
+60.0%
8億円
営業利益
-3億円
純利益
-4億円
営業利益率
-37.5%
前期比 +2.5%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高12億円8億円
営業利益1億円-3億円
純利益0億円-4億円

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

半期ごとの推移

5期分

直近は2026年上期で、売上は3億円、営業利益は−2億円。前年の2025年上期と比べると、売上は−25.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年上期2−2−100.0−2
2024年下期92
2025年上期4−2−50.0−2
2025年下期4−1−25.0−2
2026年上期3−2−66.7−2

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。四半期報告書の廃止(2024年)以降は半期の粒度になります。

業績の推移

有価証券報告書 7期分

2020年3月期からの7期で、売上は7億円から8億円へ1.1倍に増えた。直近期の営業利益率は-37.5%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2020年3月7−2−2
2021年3月1300
ソフトウエア開発事業を営むファニテック株式会社を完全子会社化
2022年3月1100
開発拠点として和歌山県和歌山市に和歌山営業所を開設
2023年3月8−2−3
東京証券取引所グロース市場に株式を上場
2024年3月1100
2024年12月5−2−2−40.0−2
2025年12月8−3−3−37.5−4

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高8億円のうち、営業利益として残るのは-3億円-37.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-4億円、売上の-50.0%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金75.0%6億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金62.5%5億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-37.5%-3億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
25.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比45.9pt
-37.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比56.6pt
-50.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROA
-100.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-70.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 5期分

2025年12月期は営業CFが−1億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは−2億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は1億円で、売上の1.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2022年3月−2−11−31
2023年3月1−1−101
2024年3月0−12−11
2024年12月−202−21
2025年12月−1−12−21

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 7期分

2025年12月期の総資産は4億円。このうち返さなくてよい自己資本が0億円で、自己資本比率は0.7%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2020年3月86276.0
2021年3月107367.7
2022年3月117463.1
2023年3月63346.9
2024年3月83540.2
2024年12月74262.3
2025年12月4040.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳単体ベース
現金及び預金
1億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
-9億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
0億円
在庫として抱えている分
負債合計
4億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
0
/ 100
安定性自己資本比率0 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続0 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率605社中13位あたり、逆に低いのは営業利益率605社中590位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-37.5%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
0.7%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
60.0%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥628で、1年前と比べて-48.4%過去52週の値幅のなかでは4%の位置にある。

¥628-2.9%1ヶ月+6.1%1年-48.4%時価総額9億円
過去52週の値幅
安値¥586高値¥1,612

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)23.1倍
PBR3.69倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月16日に690円まで急騰しましたが、その後は調整し、8月10日には605円と25日移動平均線(604.76円)近辺で推移しています。RSIは38.46と弱含みで、75日線(625.53円)を下回る軟調な展開です。52週高値1612円からは-62.5%と大幅な下落圏にあり、年初来では-49.58%と厳しい状況です。ただし、7月16日の急騰で出来高が222,100株と急増しており、投機的な売買が入ったようです。直近では出来高が減少し、様子見姿勢が強まっています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 15/100)

PERは開示されていないが、PBRが-17.45倍と債務超過で、財務状態は極めて悪い。業界平均PBRが3.56倍であるのに対し、自社はマイナスで、通常のバリュエーションが適用できない状況。ROEは9.1%だが、直近の純利益は赤字に転落し、収益性は悪化している。配当利回りは無配で、株主への還元は一切ない。業績は売上高が減少・赤字が継続しており、割高どころか実質価値はマイナスとみなされ、投資対象として不適切。

指標この会社業種平均
PER (予想)23.1倍
PBR3.69倍2.96倍
ROE9.1%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

AI関連の新興企業として注目されるが、業績は赤字で株価も低迷。強気派は、技術力や成長市場での潜在性を評価し、将来の収益転換に期待する。一方、弱気派は、売上高が減少し、赤字幅が拡大していることを指摘。2024年12月期は売上高5億円、営業利益率-40%と悪化。ビジネスモデルの確立や資金調達のリスクも懸念される。投資判断は不透明な要素が多く、両論が対立。

プラスに働く材料7
  • AI市場の成長性

    AI需要の拡大で、データ解析などのサービスに追い風が吹く可能性。

  • 技術開発の潜在力

    赤字ながら研究開発に注力し、今後の製品化・収益化が期待される。

  • 再生への転換期待

    2024年3月期は売上11億円と一定の規模感があり、黒字化の土台はある。

  • 2025年12月期売上高8億円、前期比60%増通年影響

    売上高は5億円から8億円へ増加、営業赤字縮小の基礎が整う

  • 営業損失率-40%から-37.5%へ改善通年影響

    売上高増にもかかわらず損失率が2.5ポイント改善、固定費比率の低下を示す

  • 2024年3月期に黒字実績、再建への裏付け決算発表後影響

    2024年3月期は売上高11億円・純利益0億円、現状売上高8億円からの増収で黒字転換余地

  • 株価49.6%下落で売られ過ぎ感継続影響

    1年間で49.58%下落、時価総額9億円と小さく反発時の値動きが大きい

マイナスに働く材料7
  • 売上高の減少

    2023年8億円→2024年5億円→2025年8億円と不安定で、成長が鈍い。

  • 赤字の拡大

    営業利益率が-37.5%と悪化、資金繰りリスクが顕在化する恐れ。

  • 株価の低迷

    前年比-49.6%と半減、市場の信頼を失い上場継続も危ぶまれる。

  • 営業損失3億円と赤字拡大通年影響

    営業損益は-2億円→-3億円、売上高が増えても赤字が膨らむ

  • 最終損失4億円、自己資本の毀損続く通年影響

    純損益は-2→-4億円、PBR-17.45倍と債務超過が深刻化

  • PER・予想PERが非開示で評価不能継続影響

    実績PERと予想PERがともに空値で、投資判断の材料が欠落

  • 時価総額9億円と超小型で流動性リスク継続影響

    時価総額9億円は売買代金が薄く、わずかな売買で株価が乱高下

次の決算で確かめる点
売上高推移
事業の拡大・縮小の傾向を確認し、成長性を評価するため。
営業損益
赤字幅の縮小・黒字化の兆しを見極め、事業の持続可能性を判断。
現金の残高
赤字が続く中、資金枯渇リスクを監視する重要指標。

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ1,455人。区分でいちばん多いのは事業法人54.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が58.9%を占め、残る41.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2024年3月%2024年12月%2025年12月%
事業法人92.655.054.0
個人・その他7.432.533.2
証券会社8.65.2
金融機関3.25.0
外国法人0.72.6
外国人個人0.10.0
自己株式7.4

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社ゼンリン43.84
02ENEOS株式会社5.64
03日本証券金融株式会社4.87
04株式会社SBI証券2.14
05岡谷鋼機株式会社1.50
06飛島建設株式会社1.50
07石井康弘1.27
08NOMURA INTERNATIONAL PLC A/C JAPAN FLOW (常任代理人 野村證券株式会社)1.12
09J.P.Morgan Securiti es plc(常任代理人 JPモルガン証券株式会社)0.88
10WillSmart社員持株会0.60

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近8
  • 2026-07-24
    泉陽興業株式会社
    変更報告
    6.90%
  • 2026-07-24
    泉陽興業株式会社
    変更報告
    6.90%
  • 2026-07-14
    泉陽興業株式会社
    新規の大量保有報告
    6.90%
  • 2026-06-24
    泉陽興業株式会社
    新規の大量保有報告
    6.90%
  • 2026-06-04
    株式会社ゼンリン
    新規の大量保有報告
    54.06%
    +9.39pt
  • 2026-04-15
    ENEOS株式会社
    変更報告
    4.72%
    -1.03pt
  • 2026-04-10
    ENEOS株式会社
    新規の大量保有報告
    4.72%
    -1.03pt
  • 2026-04-10
    ENEOS株式会社
    変更報告
    5.75%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 7期分

1株利益は7期で+98%、1株純資産は6期で−99%。直近期のROEは9.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%
2020年3月−14,06345,355
2021年3月1,93851,7893.9
2022年3月−25493
2023年3月−225229
2024年3月222519.1
2024年12月−155280
2025年12月−283

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2025/12期の役員報酬は総額52百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
石井康弘代表取締役社長 CEO4818,700
布目章次取締役副社長 COO554,000
青木正太取締役62
安達俊彦取締役71
奥田浩三常勤監査役62
田中裕幸監査役55
水澤良監査役50
菊池和博取締役65

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)33543913
社外取締役413133

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,223字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社は、「アイデア」と「テクノロジー」を活用し社会の課題解決を行うことを目的として、モビリティ業界(※1)や国・自治体の課題発見のコンサルティングから解決のためのソフトウエアの開発、ハードウエアの提供及び納品後のサポートまで行うトータルサービスを提供しております。なお、ソフトウエアの開発は顧客の要求に応じて行う受託開発の他、プラットフォーム化したパッケージサービスを提供することにより顧客ニーズを満たしたIoTシステムを短い期間で提供することが可能となっております。 そのため、当社の収益はシステム開発を行った際の開発売上のみならず、その後の保守売上やパッケージサービスの利用料売上も主要な収益となっております。 当社では、人口減少に起因した人的作業の削減、従来事業の収益縮小などの顧客課題や、インバウンド対応や地域交通の再編などの社会課題に対し、当社が持つIoT技術及びWebシステム開発技術と業界知見を掛け合わせることで、無人化・省人化を支援するシステム開発や新サービスやビジネスモデルの変化に適したDXの企画提案を行い、その仕組みを自ら開発することで業界の課題に対応しております。 当社の事業、ソリューションごとの特長は以下のとおりであります。 なお、報告セグメントはモビリティ事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 ※1 モビリティ業界:交通や物流など人や物の移動によって経済活動を行う事業群の総称。 (1)事業の特長 ①業界特化の顧客理解力 当社は、創業当時から世の中の動静や社会課題などに注目し、それらの背景から発生する企業の課題を解決するためのソリューション提供に取り組んでまいりました。また、他のITベンダーの下請けでは顧客企業の声を拾いきれないことから、モビリティ業界の顧客企業と直に対話を行うことにこだわり、顧客との共創型の課題解決手法により、その実現に必要なシステムの開発を行いつつ、モビリティ業界特有の業務フローに内包される課題や特徴に対する理解も深めてまいりました。 モビリティ業界に特化し、顧客との直接的な関係構築によって、「開発実績」と「案件を通じて得られる業界知見」を増やすことで当社独自のポジションを築きながら、他社との差別化を図ってまいりました。 今後もモビリティ業界は、地方自治体などで公共交通系のドライバー不足からくるライドシェア問題を始め、様々な課題が発生することが予測されますが、当社は顧客との関係性を通じて構築してきた実績と業界知見を背景に、業界課題へ柔軟に対応してまいります。 ②技術力 当社は、ハードウエアを中心としたIoT技術とWebオープン系のソフトウエア技術を有しており、それらの技術に業界の知見を組み合わせることで、単なるシステム提供ではなく、モビリティ業界の課題解決を提案・実行するために欠かすことのできない業務オペレーションも考慮した総合的な企画開発を行えることが特長となります。 具体的には、IoT技術として、車などの移動体、屋外環境、公共施設などの通信の安定が必要な場所への設置技術やIoT機器にとって不利な気象条件下でも稼働を可能とする技術を有しております。また、Web技術としては、モビリティ業界には特有のシーズナリティによって変動する需要に応じた価格設定や、在庫と連動した予約管理フロー、業界特有の法律や業界ルールなどに対応が可能な開発技術を有しております。 ③モビリティ業界特化のプラットフォーム 当社は受託開発技術を基礎としつつ、開発したサービスを機能毎に提供できる様、プラットフォーム化したパッケージサービスの展開も行っております。そのため、パッケージサービスを利用しつつ、顧客企業のニーズに応じたカスタマイズが可能です。これにより、フルパッケージでの一括導入はもとより、必要な機能のみを既存システムと組み合わせた一部導入など、各々のニーズに沿ったカスタマイズにより、顧客企業のDX化を迅速かつ低コストで実現することが可能となっております。 (2)ソリューションごとの特長 当社の事業特性は、以下のサービスにおいて強みを持ち、事業展開しております。 ①総合情報配信サービス 総合情報配信サービスは創業時からのサービスであり、屋外・店頭・公共空間・交通機関などの場所において、ディスプレイなどの電子的な表示機器(デジタルサイネージ)を使って施設の館内情報や交通機関の運行情報などの情報を発信するサービスを行っております。本サービスの特長は、複数のシステムから抽出されるフォーマットの異なる情報を統合し、統一した情報として配信することが可能な点や、音声案内・制御システム等の他の機能と連携し、画像以外の情報の配信が可能となる点です。本システムの事例としては、羽田空港リムジンバスの行先・発車時刻・空席情報などのダイヤ情報の表示において、バス会社2社が持つ仕様の異なるデータを統合し、単一の画面で表示しユーザーへ情報を提供しているものがあります。また、本サービスは屋内外の様々な環境下で設置・情報配信が可能となっており、近年ではサービスの特長を活用し、複数情報を統合して配信する必要があるバスターミナルなどにおいて、本システムが採用されております。 その他、本システムを活用したデジタルサイネージ導入支援サービス「Will-Signコンテンツパッケージ」は、多言語配信や緊急情報配信、スマートフォンとの連携をパッケージ化し、全国に販売網を持つ販売パートナーと連携することで、地方自治体や公共施設、交通機関、駅などといった各種事業者に向けた展開に取り組んでおります。 ②クラウド化支援サービス クラウド化支援サービスでは、顧客企業が利用するフロントエンドシステム(販売や予約システムなど)を中心にオンプレミス(サーバーやネットワーク機器、ソフトウエアなどを自社で保有し運用する利用形態)のシステムをクラウド化することによるリニューアルや、新規事業の販売系基幹システムの開発を行っております。 ③モビリティシステムサービス モビリティシステムサービスは、ガソリン車・EV車両の双方に対応する車載デバイスと、車載デバイスから取得した車両データ(位置情報、燃料残情報、車両情報など)に基づく鍵の制御や車両管理を行うための機能等を有するIoTゲートウェイパッケージの提供と、カーシェアやレンタカー、EV充電器の予約システム(予約決済、会員管理、管理画面)等から構成されております。これらは各機能別に独立したシステムとなっており、API連携により既存システムとの同期も可能なことから、フルパッケージでの提供はもちろん、顧客が必要とする一部機能の提供も可能となっております。 なお、自動車等のデータ取得等にかかるシステム基盤及び車載器については、韓国最大のモビリティプラットフォーム事業者であるAltimobility Corporation(本社:韓国ソウル市、代表者:JEONG KYU SEO)から技術協力を仰ぎ、機能の一部についてライセンス提供を受けつつ、当社が日本向けに追加開発した箇所については、当社と共同ライセンスの形で保持しております。 ④AI・データサイエンスサービス AI・データサイエンスサービスは、地方行政や自治体、地方公共交通などの顧客を中心に、事業領域に特化した実証実験や、地方公共交通再編のために複数の交通事業者や自治体などの交通利用データを分析、可視化することができるシステムの提供を行っております。可視化することで課題となる論点を整理し、顧客によるEBPM(エビデンス・ベースト・ポリシー・メイキング/エビデンスに基づく政策立案)による政策推進が可能となっております。 [事業系統図]
経営方針・対処すべき課題4,185字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。 (1)経営方針 当社は、「Will=未来形・意思」×「Smart=高性能・賢明な・最新流行の」を経営理念に掲げ、成長を実現する強い意志をもち、テクノロジーの可能性を追求して社会の発展に貢献する未来志向のチームでありつづけることをビジョンとしております。 (2)経営環境 生産年齢人口が減少する中、当社の顧客であるモビリティ業界及び地方自治体の事業環境も変化し、働き手の減少が進んでおります。また、このような人口減少を背景として、人的作業の削減、地方部における公共交通機関の減少や従来事業の収益縮小など、多くの課題が生まれております。 そういった中、既存業務の無人化・自動化、労働参加障壁の緩和や人手のかからないビジネスへの転換が求められており、DX化による課題解決ニーズは高まっております。なお、DX市場の国内における規模は、2023年度の4兆197億円から2030年には8兆350億円まで拡大するとの予測もあり、国内におけるDX化は加速化すると考えられております。(出典元:富士キメラ総研、2024 デジタルトランスフォーメーション市場の将来展望) 当社の主な顧客であるモビリティ業界のDX化では、危険運転や交通事故の防止、安全な輸送サービスの実現に向けた投資や、データを活用し、数値に基づいた計画策定や業務改善を行う最適化を目的とした投資が増えていくと共に、国・地方自治体は地方交通の再編及び地域課題を解決するための新たな施策に取り組むと考えております。 その他、モビリティ業界では、脱炭素社会などESGの取組みの中で、ガソリン車から電気自動車(EV)への転換、クリーンな再生可能エネルギーの利用やシェアリングサービスなどが注目されております。ESGとDXは異なるトピックとして捉えられることが多いですが、ESGの取組みを行いながら持続的な成長を行うには、システムの導入だけでなく、業務フローの改善が必要になってきます。そこで有効なのがITによる業務のDX化であり、特に気候変動の目標を達成するためにはDXやITの活用がかかせないものと当社は認識しております。 当社は、これまでモビリティ業界の顧客と直接関係を構築し取引することで最新の業界知見を得るとともに、顧客事業の高い理解と課題解決提案の精度向上を実現してまいりました。これにより他のベンチャー企業には無い、独自のポジショニングを築きつつ、競争優位性を高めております。 このような環境のもと、当社は社会の課題解決することを通じて、事業規模の拡大及び企業価値の向上を目指し、以下を経営戦略としております。 (3)経営戦略等 当社は、モビリティ業界を中心として以下の方針及び3つの経営戦略を考えております。 ・方針 当社は新技術を活用し、都市や地域の抱える労働力人口の減少や地方公共交通の再編などの地域課題とそれらから派生するDXニーズの高まりなど、深刻化する社会課題の解決のためのソリューション提供を推進してまいります。これらの課題解決のためには、顧客企業のみならず、国や地方自治体などの行政においても、データに基づいた施策立案や公共交通の再編と運営維持、安全対策等における省人化や環境に優しい交通手段の構築が必要と考えており、各顧客のDX支援を中心に事業活動を行ってまいります。DX支援のほか、これまで行ってきた地方創生事業も第2の事業分野として確立させるべく本格進出し、EV関連サービスを中心としたNextモビリティ事業と合わせ、3つの事業分野で事業の安定化と成長を実現してまいります。 また、引き続き業容拡大実現のために、これまでの知見を活かし、交通モビリティ、観光地域活性化、都市計画整備、防災、環境エネルギー、セキュリティ等の幅広いフィールドにおいて新たなソリューションの構築と顧客基盤の拡充に取り組んでいく方針であります。 ・経営戦略 ①事業基盤の強化 当社は、顧客企業との直接取引を通じ、実績を増やすとともに、業界理解の深化と業界特有の技術やノウハウの蓄積を行ってまいりました。業界理解が進むことで、新たな種類の課題解決施策や事業展開の提案が可能となり、その後の継続的な受注にも繋がってまいります。 今後も、マーケティング施策による潜在的な顧客層の発掘を行うとともに、取引先を拡大し顧客との直接的な関係構築を行う機会を増やすことで、案件の受注を目指してまいります。また、開発体制においても、従業員の能力及び技術の向上やマネジメント人材の採用強化を実施することで、営業・開発の双方において、事業基盤の強化を図ってまいります。 そのほか、当社ではサービスの一部をパッケージ化することにより、販売パートナーによる汎用的な販売展開も可能としております。今後は、当社従業員の営業のみならず、販売パートナーを通じたサービス提供の体制を強化することで、販売パートナーの営業力と販売ネットワークにより、パッケージ商材の販売拡大を図ってまいります。 さらに販売パートナーは新たな業界に進出する際にも、パートナーが有する販売ネットワークが重要になってくると考えているため、販売パートナーとの協力体制の強化を継続的に図ってまいります。 ②事業領域の拡大 当社はこれまで、カーシェアリング、鉄道、バスターミナルなど、モビリティ業界の各企業との取引や業務提携を通じ、独自のノウハウを培ってまいりました。昨今、地域交通の再編に伴い、ライドシェアのような新しい政策的な取組の必要性が高まる中、従来の顧客企業のみならず、国や地方自治体との直接的な取組や連携を積極的に図っていくことで、地域交通におけるMaaSを実現するための新たなビジネス形態へ事業領域を拡大してまいります。 ③プラットフォームの機能拡大 当社のプラットフォームは、これまで開発したソリューションの知見を活用し、各々の機能パッケージを一般化して強化を図り、汎用展開を可能としてまいりました。プラットフォームの強化は、販売パートナーによる販売機会の増加とともに受託開発においても効率的に開発できるツールの1つにもなります。プラットフォームの機能拡大を継続的に行うことは収益基盤の1つとして、重要なものとなるため新パッケージの開発、既存機能パッケージの改良を重ね、独自プラットフォームの機能拡大を図ってまいります。 (4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な経営指標 当社は、社会の課題解決のため、ソフトウェアの開発やハードウェアの提供などを継続的に行うには、経営の安定性と成長性のバランスが重要になってくると認識しております。このため、ハードウェアの提供及びソフトウェア開発案件の受注により計上されるショット売上と毎月の保守・運用・システム利用料から得られるストック売上が重要指標であると認識しております。しかしながら、当社は成長途中であることから、現時点ではショット売上の増加を目標とすることでアカウントが増加し、ストック売上も増加すると考えております。 また、収益性を測るための経営指標として売上高営業利益率も重要と考えております。 当社では、ショット売上、ストック売上及び売上高営業利益率に着目することで、高い成長と安定した経営を目指してまいります。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社は、持続的成長と企業価値向上のため、下記の項目を主な対処すべき課題として認識し、事業に取り組んでまいります。 ① 人材の獲得と育成 当社は、事業の安定的・継続的成長のためには、当社の企業文化及び企業理念に合致した志向性を持ち、当社事業を今まで以上に拡大できる高い専門性を有する優秀な人材の確保が不可欠であると認識しております。そのため、優秀な人材の採用及び従業員の能力開発及び技術の向上が重要な課題と考えております。 優秀な人材の確保と能力の底上げのため、今後もインセンティブプランの拡充や長期的なキャリアパスを見据えた研修制度の充実、教育体制の整備を進めていく方針であります。 ② システムの強化 当社の展開する事業は、提供サービスの基盤をインターネット通信網に依存しているため、システムの安定稼働及びセキュリティ管理体制の構築が重要であると認識しております。当社事業の成長スピードや市場環境の変化に対応し安定した事業運営を行うためには、既存システムのバージョンアップやセキュアな環境での開発体制等による外部環境対応が必要となります。今後も、中長期的視野に立った設備投資を行い、システムの安定稼働及びセキュリティ管理体制の維持構築に取り組んでいく方針であります。 ③ 組織体制の整備 当社が今後さらなる業容を拡大するためには、業務運営の効率化やリスク管理のための内部管理体制の強化が重要な課題であると認識しております。このため、今後も社内データを活用した業務運営の効率化や業務運営上のリスクを把握してリスク管理を適切に行える体制整備に努め、財務報告に係る内部統制システムの整備をはじめとして、定期的な内部監査及び監査役監査の実施等により、コンプライアンス体制の維持強化やコーポレート・ガバナンス機能の充実等を図っていく方針であります。 ④財務基盤の強化 当社は、継続的にサービスを提供していくとともに、既存サービスの機能改善や新規サービスの開発に取り組むために、手許資金の流動性の確保が重要であると認識しております。当事業年度は、固定資産の減損損失の計上ならびに事業環境の変化に伴う損失が生じた結果、当期純損失を計上し、純資産および自己資本比率が大きく低下するなど、財務の健全性の確保が課題となっております。このため、金融機関との良好な取引関係の構築や一定の内部留保の確保に加え、自己資本の充実に向けた資本政策を含む多角的な施策を検討し、適切な時期に必要な措置を講じることにより、財務基盤の強化を図ってまいります。
事業等のリスク7,481字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社の事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、下記のとおりであります。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項につきましても、投資者の投資判断上重要であると考えられる事項につきましては、投資者に対する積極的な情報開示の観点から以下のとおり記載しております。 当社はこれらのリスクの発生可能性を十分に認識した上で、発生の回避及び発生した場合の迅速な対応に努める方針であります。なお、当社は適切なリスク管理を実施することで、以下のリスクの発生可能性を一定程度の低水準まで抑制できると考えており、これらのリスクが顕在化する可能性や時期、顕在化した場合に当社の経営成績等に与える定量的な影響につきましては、合理的に予見することが困難であるため具体的には記載しておりません。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであり、将来において発生の可能性のあるすべてのリスクを網羅するものではありません。 (1)事業上のリスク ①経済動向について(顕在化可能性:低/影響度:大) 当社の提供するサービスは、BtoBサービスであるため顧客の投資予算に左右されます。このため景気低迷期においては、顧客業績の悪化に伴う投資予算削減の結果、受注案件数が減少する可能性があります。このような状況においては、当社の財政状態及び経営成績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 特に、当社ショット売上高はハードウエア提供及びソフトウエア開発案件の受注ビジネスであり、当初想定した受注案件数よりも実際の受注案件数が下回る場合(想定以上の失注が生じる等)には、当社経営成績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 当社では、当社を取り巻く事業環境等の動向に注視すること、ストック売上高の増加による安定的な収益の確保及び顧客層の拡大施策を実施することで、景気低迷期における財政状態及び経営成績に与える影響の抑制に努めております。 ②個人情報の管理体制について(顕在化可能性:低/影響度:大) 当社が提供するサービスの中には顧客がサービスを通じて個人情報を取得するものがあり、そのシステムを管理する当社社員も個人情報を扱う場面があると認識しております。万が一、システムで保有する個人情報の漏洩が生じた場合には、当社ビジネスの根幹への信頼性が揺らぐため、当社の財政状態及び経営成績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 当社では、収集したデータの社内での機密性確保並びに、漏洩防止施策として、情報に対する暗号化やアクセス制限等を行うとともに、個人情報保護規程等の整備、従業員に対する研修等を通じて情報漏洩リスクの回避に努めております。 ③システムトラブルの発生リスクについて(顕在化可能性:低/影響度:大) 当社の事業は、提供サービスの基盤をインターネット通信網に依存しております。何らかの障害により大規模なシステムトラブルが顕在化し、復旧遅延が生じた場合は、当社の財政状態及び経営成績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 当社では、コンピュータウィルスへの感染、ネットワークへの不正侵入、サイバー攻撃等の妨害行為によるシステムダウン、大地震や火災等の自然災害発生によるシステム障害等、顧客へのサービス提供が妨げられるようなシステムトラブルを回避すべく、外部業者によるシステムサーバーの管理・監視体制の構築や、バックアップ等により未然防止策を実施しております。 ④外注先の確保について(顕在化可能性:中/影響度:中) 当社は、システム開発の内製化を促進することで、外注の割合は年々減少しているものの、案件の集中状況に応じて、システムの設計、構築等について国内外のパートナーに外注を行うケースが存在しております。 現状では、有力なパートナーと長期的かつ安定的な取引関係を保っておりますが、パートナーにおいて必要な技術力及び、技術者数が確保できない場合や外注コストが高騰した場合には、サービスの円滑な提供や積極的な受注活動が阻害される可能性があります。また、一部外注先については外注人員の先行確保を実施していますが、当社の受注が減少する局面においては外注人員の削減調整に一定期間を要することが想定され、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社では、安定的な事業運営のため特定の外注先に依存せず、様々な外注先と取引関係にあることに加え、内製化の促進により、外注比率を下げることでリスク回避に努めております。 ⑤特定業界への特化について(顕在化可能性:中/影響度:大) 当社は、主にモビリティ業界に所属する顧客向けに事業を行っており、当該業界へ特化することを強みとしておりますが、コロナ禍の様な人流抑制の風潮が蔓延すると公共交通系などにおいては、業績悪化に伴う投資抑制圧力がかかることが想定され、当社の財政状態及び経営成績に対して影響を及ぼす可能性があります。 当社では、ストック売上高の増加による安定的な収益の確保及び顧客層の拡大施策を実施することで財政状態及び経営成績に与える影響の抑制に努めております。 ⑥競合他社の進出について(顕在化可能性:中/影響度:中) 当社では、デジタル技術やデータを活用することで、安定的な運用に加え、顧客の業務効率化や新規事業開発など新たな価値創出を支援しております。創業当時よりモビリティ業界に対してサービス提供を行ってきた経験を基に、顧客の課題解決・構想の実行を行うことでサービス価値の拡大に努めるとともに、業界での地位確立に努めております。当社が提供するソリューションは、IoT技術とWEBシステム構築技術を有していることに加え、業界特有の課題や特徴に対する業務知見を反映したソリューションを構築することで他社との差別化を図っておりますが、資金力、ブランド力を有する大手競合企業の参入等により、価格競争が一層激化し、当社の財政状態及び経営成績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (2)法的規制等のリスク ①訴訟について(顕在化可能性:低/影響度:大) 当社は、本書提出日現在において業績に影響を及ぼす訴訟や係争は生じておりません。また、コンプライアンスの徹底と社会的信用の向上を図ることを目的に、リスク管理・コンプライアンス規程を整備し従業員へ周知することで、法令違反などの発生リスクの低減に努めております。 しかしながら、当社の提供するサービスの不備、当社が保有する個人情報及び顧客企業の内部情報などの機密情報の漏洩、第三者の不正アクセスによる情報流出等に関する訴訟を顧客から提起される可能性があります。これらの訴訟により、ブランドイメージを毀損し、事業活動や経営成績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 ②知的財産権管理について(顕在化可能性:低/影響度:中) 当社は第三者の特許権、商標権、意匠権等(以下、「知的財産権」という。)に抵触することを回避するため、事前の調査、検討及び評価等を随時実施しております。また、関係部署に所属する役員及び従業員に対して定期的な研修を実施する等、内部管理体制の強化に努めております。 これまで、著作権を含めた知的財産権に関しては、他社の知的財産権を侵害したとして損害賠償や使用差止めの請求を受けたことはなく、知的財産権の侵害を行っていないものと認識しております。しかしながら、当社の事業領域において第三者が保有する知的財産権を完全に把握することは困難であり、当社が認識せずに他社の特許を侵害してしまう可能性は否定できません。この場合には当社に対する損害賠償や使用差止め等が行われることにより、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)組織体制等に関するリスク ①事業規模の拡大について(顕在化可能性:中/影響度:大) 当社の従業員は50名(2025年12月末現在)に留まっており、小規模会社であると認識しております。現状は本規模に合わせた社内管理体制を敷いておりますが、今後の成長に伴う事業規模の拡大によっては、以下のようなリスクがあるものと認識しております。 (a) 人材確保・維持について 当社事業の拡大に伴い、エンジニアの追加採用、サービスの販売を行う営業員の増強、管理部機能強化のための経営管理に特化した人材採用等が必要となる可能性があります。一方で、インターネット関連ビジネスにおいては人材の流動性が高いため、このような人材が機動的に確保できない場合や既存人員が退職してしまう可能性があると認識しております。計画どおりの人員が確保・維持できない場合は当社事業拡大の制約要件となり、当社の成長戦略ひいては財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。当社では、人材育成プログラムの確立や、十分なインセンティブプランの設定等により、人材の確保・維持に努めてまいります。 (b) 情報システムの拡充について 今後顧客の増加や提供サービスの拡充に伴って、サーバーへの追加投資等により当社のシステムインフラを増強する可能性があります。一般的に追加システム投資を行う場合や、新たなシステムへの切り替えを行う場合、バグや不具合の発生等により一時的に十分なサービス提供ができなくなることがあります。万が一当該システム拡充に際して提供サービスに不具合が生じた場合は、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社では、十分な要件設計やテストの実施並びに必要に応じた並行稼働による対応等によって、そのような事象が生じないよう努めてまいります。 (c) 内部管理体制の充実について 当社は、当社の企業価値を最大化するためには、コーポレート・ガバナンスの充実を経営上の重要課題の一つであると位置づけております。今後、事業の急速な拡大等により、十分な内部管理体制の構築が追いつかない状況が生じた場合には、適切な業務運営が困難となり当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。当社では、業務の適正性及び財務報告の信頼性を確保するため、コンプライアンス研修の継続的な実施及び管理部門の人員補強を行うことによって、これらに係る内部統制が有効に機能する体制の拡充に努めてまいります。 ②特定人物への依存について(顕在化可能性:低/影響度:大) 当社代表取締役社長である石井康弘は、当社の経営方針や事業戦略の立案及び決定における中核として重要な役割を果たし、新たな事業モデルの創出においても中心的な役割を担っております。当社は権限委譲等を行うことで同氏に依存しない経営体制の整備に努めておりますが、現状、何らかの理由により同氏が当社の業務を継続することが困難になった場合、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4)大株主との関係について ①大株主が株主総会の決議事項に関する支配権または重大な影響力を有することについて (顕在化可能性:中/影響度:中) 本書提出日現在において、当社議決権のうち43.86%は株式会社ゼンリンが保有しており、当社のその他の関係会社に該当しております。当社は、大株主からの役員の受け入れは行っておらず、当社が株式会社ゼンリンに対し事前承認を必要とする事項はなく、当社は独自に経営の意思決定を行っております。 ②取引関係について(顕在化可能性:低/影響度:小) 当社は、株式会社ゼンリングループと一部サービスの提供等の取引がありますが、一般取引先と同様の条件となっております。当社の独立性の観点を踏まえ、関連当事者との取引については、当該取引の事業上の必要性と取引条件の妥当性等取引内容について審議し、社内規程に定められた承認を得ることとし、取引の健全性及び適正性を確保する体制を築いております。 なお、当事業年度の関連当事者取引のうち、株式会社ゼンリングループとの取引については、総合情報配信サービスの提供により27,953千円が発生しております。 ③競合について(顕在化可能性:低/影響度:小) 当社は、顧客の課題解決を行うためのシステム開発を提供しておりますが、株式会社ゼンリングループは住宅地図帳などの各種地図、地図データベース、コンテンツを提供しており、サービスが異なっております。また、主な顧客業界が異なっており、株式会社ゼンリングループが行っている事業と現時点において競合していることはありません。 しかしながら、将来において株式会社ゼンリングループの事業戦略に変更が生じた場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5)継続企業の前提に関する重要事象等 当社は、営業損失および営業キャッシュ・フローのマイナスが継続しており、また、当事業年度において重要な当期純損失を計上し、当事業年度末における純資産合計は3,183千円となりました。 このような状況は、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しているものと認識しております。このような状況を早期に解消すべく、当社は以下の施策により、財務基盤の安定及び収益性の改善に努めてまいります。 1.財務基盤の安定 2026年度上期の早い時期に資本の増強を実行すべく、既存株主等と継続的に協議しております。また、運転資金についても、今後も引き続き必要となる資金について取引金融機関からご支援いただけるよう、緊密に連携・情報交換を行い、良好な関係を継続できるよう対応しております。 2.収益性の改善 ①売上高の拡大 2025年12月度において単月営業黒字を達成し、今後も経常的な黒字化に向けて営業活動に注力しております。また、2025年12月に、日本初のOBDⅡ型デジタコの型式指定を国土交通省より取得し、2026年4月より本格販売を開始いたします。今後、当社の収益の柱の1つとして事業を展開させ物流市場に本格進出すべく、拡販活動を進めてまいります。 当事業年度も、毎月の保守・運用・システム利用料から得られるストック売上は堅調に増加しておりますが、加えて、国・自治体向けの営業活動においては、地域交通課題の解決に向けたソリューション提供に関し、関連省庁との関係構築が進展しており、中長期的な収益基盤の確立に向けた準備を着実に進めております。 ②構造改革・経費節減 販売費・一般管理費を中心に徹底した効率化と生産性の向上を目指し、売上高に応じたコスト削減施策を進め、確実な黒字化を目指してまいります。 しかしながら、現時点において上記の施策は実施途上であります。今後の事業進捗や、現時点では未確定である資本の増強等の資金調達の今後の状況によっては、当社の資金繰りに重要な影響を及ぼす可能性があることから、継続企業の前提に関する重要な不確実性が存在するものと認識しております。 なお、財務諸表は継続企業を前提として作成しており、継続企業の前提に関する重要な不確実性の影響を財務諸表に反映しておりません。 (6)その他のリスク ①自然災害等について(顕在化可能性:低/影響度:中) 地震、台風、洪水、津波等の自然災害等により、当社の事業活動に必要な設備等の損壊が生じた場合、当社が提供するサービスの継続に支障をきたす場合があります。事業環境の変化に応じてバックアップサーバーの整備等により柔軟な対応を図っていく方針ですが、これらの事象が発生した場合、当社の財政状態及び経営成績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 ②配当政策について(顕在化可能性:低/影響度:小) 当社は、設立以来配当を実施した実績はありませんが、株主に対する利益還元を重要な経営課題として認識しており、剰余金の配当は、事業基盤の整備状況や事業展開の状況、業績や財政状態等を総合的に勘案し、適切な配当を実施していくことを基本方針としております。しかしながら、当社は成長過程にあることから、内部留保の充実を図り、さらなる成長に向けた事業の拡充や組織体制、システム環境の整備に対する投資等の財源として有効活用することが利益還元に繋がると考えているため、今後の配当実施の可能性及びその時期等については未定であります。 ③ストック・オプション行使による株式価値の希薄化について(顕在化可能性:高/影響度:小) 当社では、役員及び従業員に対するインセンティブを目的としたストック・オプション制度を採用しております。また、今後においてもストック・オプション制度を活用していくことを検討しており、現在付与している新株予約権に加え、今後付与される新株予約権について行使が行われた場合には、既存の株主が有する保有株式の価値及び議決権割合が希薄化する可能性があります。なお、本書提出日現在における新株予約権による潜在株式数は182,300株であり、発行済株式総数の12.4%に相当しております。 ④税務上の繰越欠損金について(顕在化可能性:中/影響度:中) 当社は、当事業年度末時点において、税務上の繰越欠損金を有しております。今後、当社の業績が事業計画に比して順調に推移し、繰越欠損金が解消した場合には、通常の税率に基づく法人税、住民税及び事業税が計上されることとなり、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤収益認識に関するリスク(顕在化可能性:中/影響度:中) 当社の受託開発案件は、財務諸表「注記事項(重要な会計方針)5.収益及び費用の計上基準(2)役務提供(受託契約等)」に記載のとおり、見積総原価を用いたインプット法を適用しています。当社は、見積総原価の見積精度及び開発進捗管理の精度を高めるよう取り組んでおります。しかしながら、契約ごとに個別性が高く、顧客と合意した要求仕様に対応する工数・外注費等に基づき算定しているため、仕様の追加または変更等により、見積総原価の見直しが必要となった場合、あるいは開発遅延等が発生した場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,044字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態の状況 (資産) 当事業年度末における流動資産は405,663千円となり、前事業年度末に比べ76,247千円減少いたしました。こ れは主に売掛金及び契約資産が84,687千円減少したことによるものであります。固定資産は31,308千円とな り、前事業年度末に比べ143,661千円減少いたしました。これは主にのれん及びソフトウエアの減損等により無 形固定資産が118,288千円減少したことによるものであります。 この結果、総資産は、436,972千円となり、前事業年度末に比べ219,909千円減少いたしました。 (負債) 当事業年度末における流動負債は426,724千円となり、前事業年度末に比べ190,044千円増加いたしました。 これは主に短期借入金が181,038千円増加したことによるものであります。固定負債は7,064千円となり、前事 業年度末に比べ2,959千円減少いたしました。これは主に長期借入金が2,040千円減少したことによるものであ ります。 この結果、負債合計は、433,789千円となり、前事業年度末に比べ187,084千円増加いたしました。 (純資産) 当事業年度末における純資産合計は3,183千円となり、前事業年度末に比べ406,993千円減少いたしました。 これは主に当期純損失415,606千円の計上により利益剰余金が減少したことによるものであります。 この結果、自己資本比率は0.7%(前事業年度末は62.3%)となりました。 ② 経営成績の状況 当事業年度におけるわが国経済は、円安を背景としたインバウンド需要の拡大や賃上げの動きによる雇用・所得環境の改善等により、緩やかな回復基調となりました。一方で、中国経済の減速懸念や地政学リスクの高まり、物価上昇の長期化、日銀の金融政策の正常化に向けた動きなど、先行き不透明感を高める要因も継続しております。 当社が属するDX業界においては、人手不足を背景とした業務の効率化・省力化ニーズや、クラウド、データ基盤を活用した業務改革への投資が継続しており、企業によるデジタル投資需要は堅調に推移しました。こうした環境のもと、交通分野では運行管理や需要動態などのデータを活用したサービス設計・運営の高度化に向けた取組みが進展し、当社が提供するモビリティ関連のDX支援に対するニーズも拡大いたしました。モビリティ業界(※1)では、電気自動車(EV)市場の成長鈍化に伴い、EV充電インフラ整備計画の進展が想定を下回り、関連インフラ投資を検討していた顧客において投資案件の延期や規模縮小が判断されるなど、新規事業関連の投資が慎重化する傾向が見られております。また、既存の大口顧客によるカーシェアサービス事業の終了に伴い、関連するシステム開発案件が消滅いたしました。地域公共交通分野においては、国土交通省が2025年度から2027年度までの3か年を「交通空白解消・集中対策期間」と位置付け、地域公共交通の再構築に向けた支援を強化する方針を示しており、投資環境は改善傾向を示しております。また、物流分野においても、2024年4月に施行されたドライバーの 時間外労働上限規制(年960時間)に対応するための業務効率化、及び2025年4月に施行された物流関連2法改正に対応するための経営効率化ニーズが高まっており、運行管理データの可視化やデジタル化ソリューションへの投資が加速しております。 このような事業環境において、当社は「自らのアイデアとテクノロジーを活用し、社会課題を解決する」のミッションの下、モビリティ関連のDX支援事業を推進してまいりました。2025年9月16日に公表した「中期ビジョン2030」では、2030年に向けた社会ビジョンとして「地方部におけるモビリティ社会(※2)の実現」を掲げ、その実現に向けて「コンパクト・プラス・ネットワーク(※3)」型のまちづくりを推進する方針を明確にいたしました。当社はその中核を担うプレーヤーとして、地域のモビリティ課題を解決するソリューションを全国に展開するとともに、大企業をはじめ多様なパートナーとの共創を通じて新たなモビリティサービスを社会に実装し、移動を起点とした新たな価値の創出を目指してまいります。 この方針に基づき、当事業年度においては、大阪・関西万博会場における「夢洲第1交通ターミナル」向け統合管理システムの提供、株式会社NTTドコモとのカーシェア領域における業務提携の開始、複数の自治体との公共ライドシェア(※4)サービス導入支援などを実施いたしました。さらに、地域交通課題の解決を全国的に展開していくため、株式会社ゼンリンとの協業を開始するとともに、地域金融機関とのネットワークを拡充いたしました。また、物流分野における社会課題の解決に向けて、中小トラック運送事業者向けのデジタル式運行記録計の開発を推進し、2025年12月1日に国土交通省の型式指定取得に至り、次期以降の本格的な事業展開に向けた準備を進めてまいりました。当該商品については当初計画よりリリース時期が後ずれしましたが、品質強化のための追加対応を実施し、より高い機能を備えた製品の市場投入を実現いたしました。これらの施策を通じて、パートナーシップの構築、自治体との連携強化、新事業分野への進出準備など、中長期的な成長に向けた事業基盤の整備に注力いたしました。 この結果、当事業年度の経営成績は、売上高805,211千円、営業損失283,087千円、経常損失259,697千円、当期純損失415,606千円となりました。既存システムの保守運用やライセンス利用料に係るストック売上は堅調に積み上がっております。一方、EV関連市場における顧客の投資判断の慎重化やカーシェアサービス事業の終了等に伴い受託開発およびハードウエア納品に係るショット売上が減少したほか、中期ビジョン2030の実現に向けた中長期的な成長基盤の構築に係る人材配置および開発費等の増加により、営業損失、経常損失が拡大いたしました。 ※1 モビリティ業界:交通や物流など人や物の移動によって経済活動を行う事業群の総称。 ※2 モビリティ社会:技術革新によって、人やモノがより自由に移動し、多様な移動手段を享受できる社会。 ※3 コンパクト・プラス・ネットワーク:地方都市の複数拠点に生活機能を集約し、公共交通ネットワークで結ぶまちづくり施策。 ※4 公共ライドシェア:移動手段提供が困難な地域で、NPO法人や市町村などの公的関与のもと地元の輸送資源を活用する“自家用有償旅客運送制度”。タクシー事業者が行う“日本版ライドシェア”とは異なる。 ③ キャッシュ・フローの状況 当事業年度末における現金及び現金同等物の残高(以下、「資金」という。)は、前事業年度末に比べ3,431千円減少し、104,621千円となりました。当事業年度における各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。なお、前事業年度においては、決算期の変更に伴い9か月間のキャッシュ・フローを集計しております。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度における営業活動による資金の減少は122,204千円(前期は182,322千円の使用)となりました。これは、主な増加要因として、減損損失155,250千円及び売上債権の減少額84,687千円があった一方で、主な減 少要因として、税引前当期純損失の計上414,244千円等があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度における投資活動による資金の減少は61,390千円(前期は14,821千円の使用)となりました。これは主に、自社利用ソフトウエアにおける無形固定資産の取得による支出55,434千円等があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度における財務活動による資金の増加は180,162千円(前期は157,841千円の獲得)となりました。これは、主な増加要因として、短期借入金の純増加額181,038千円等があったことによるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社が行う事業では、提供サービスの性質上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 b.受注実績 当社が行う事業では、提供サービスの性質上、受注実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 c.販売実績 当事業年度における販売実績は、次のとおりであります。 なお、当社は単一セグメントであるため、セグメント別の販売実績の記載はしておりません。 相手先   前事業年度 (自 2024年4月1日 至 2024年12月31日)   当事業年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 東京センチュリー株式会社   80,111   15.6   -   - ENEOS株式会社   52,456   10.2   -   - 京王電鉄バス株式会社   -   -   80,635   10.0 (注)総販売実績に対する割合が10%未満の場合、該当する最近2事業年度の実績値の記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている企業会計の基準に基づいて作成されております。この財務諸表の作成にあたっては、当事業年度末における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような見積り、予測を必要とされております。当社は、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積り、予測を行っております。しかしながら実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社の財務諸表の作成にあたって採用する重要な会計方針等につきましては、「第5 経理の状況 1財務諸表等(1)財務諸表注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 前事業年度は、決算期変更に伴い、9か月の変則決算となっておりますので、前年同期比については記載しておりません。 (売上高・売上原価・売上総利益) 当事業年度の売上高は805,211千円となりました。主な要因については、本書「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであります。 当事業年度の売上原価は574,053千円となりました。これは主に、システム開発にかかる人件費、業務委託費及びAWS使用料等であります。 この結果、売上総利益は231,157千円となりました。 (販売費及び一般管理費・営業利益) 当事業年度の販売費及び一般管理費は514,244千円となりました。これは主に、役職員の人件費、監査報酬など支払手数料及び新サービス開発のための研究開発費等であります。 この結果、営業損失は283,087千円となりました。 (営業外損益・経常利益) 当事業年度の営業外収益は25,736千円となりました。これは主に、補助金の受取によるものであります。営業外費用は2,347千円となりました。これは主に借入金にかかる支払利息によるものであります。 この結果、経常損失は259,697千円となりました。 (特別損益・法人税等・当期純利益) 当事業年度において、特別利益は704千円となりました。これは主に新株予約戻入によるものであります。特別損失は155,250千円となりました。これは主に固定資産の減損損失を計上したものであります。 税引前当期純損失は414,244千円、法人税等は1,362千円となりました。 この結果、当期純損失は415,606千円となりました。 ③ 資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社は、事業運営上必要な流動性と資本の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。当社の資金需要のうち主なものは、事業拡大に伴う人件費であります。事業拡大のための資金についてはこれまで自己資金及び金融機関からの短期借入金により対応してまいりましたが、今後はエクイティファイナンス等による資金調達も検討してまいります。なお、これらの資金調達方法の優先順位は、資金需要の額や用途に合わせて柔軟に検討を行う予定です。 ④ 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は、ストック売上高、ショット売上高及び売上高営業利益率を重要な経営指標として位置付けております。最近2事業年度の推移は以下のとおりであります。 経営指標   前事業年度 (自 2024年4月1日 至 2024年12月31日)   当事業年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) ストック売上高(千円)   190,361   321,771 ショット売上高(千円)   322,424   483,440 売上高営業利益率(%)   -   - (注)前事業年度及び当事業年度の売上高営業利益率は営業損失であるため、記載しておりません。 ⑤ 経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。また、今後の経営成績に影響を与える課題につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。当社は経営成績に重要な影響を与えるリスク要因を分散・低減するため、常に市場動向に留意しつつ、内部管理体制の強化、人材の確保及び育成等に努めてまいります。 ⑥ 経営者の問題意識と今後の方針について 経営者の問題意識と今後の方針については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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