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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ビープラッツ

4381 · Growth · 情報・通信業

サブスクリプションビジネスを支えるプラットフォーム提供会社。契約・課金の基盤をワンストップでクラウド提供する。

概要

ビープラッツは、2006年11月に東京都港区で創業された、サブスクリプション(継続課金)ビジネス向け統合プラットフォーム「Bplats」の開発・提供を主力事業とする企業である。2018年4月に東証マザーズ(現グロース市場)に上場。本社は東京都千代田区神田練塀町。2026年3月期の連結売上高は7.27億円、従業員数43名。導入企業数は178社(無償版含む)。収益の約74%が月額利用料などのストック収入で構成されるストック型ビジネスモデルを持つ。企業理念は「情報基盤の創造によって、より豊かな社会の実現に貢献する」である。

サブスクリプション事業に特化した単一セグメント

当社グループの事業は、サブスクリプションプラットフォーム「Bplats」の開発・提供に集約される。セグメント情報では、サブスクリプション事業以外の売上高・利益は著しく低いため開示を省略している。Bplatsは、バックオフィス向け管理機能(契約・顧客管理、料金計算、請求・課金)、販売向け・ユーザー向けフロント機能(マーケットプレイス、マイページ)、および事業モデルを設計する商流構築機能(「つながる」機能)の三層で構成される。特定ビジネス向けの連携モジュールとして「Microsoft CSPモジュール」「光コラボレーションモジュール」なども備える。2026年3月時点で、ストック収入が売上高の74.0%を占め、主力製品は「Bplats Platform Edition」である。また、2025年10月には光コラボレーション事業者向けシステムを刷新し「Bplats Collabo」として提供開始した。

ストック収入を基盤とする収益構造

当社の収益は、サブスクリプションの継続利用に伴うストック収入(月額利用料など)と、初期導入やカスタマイズ開発などによるスポット収入に大別される。2026年3月期の売上高727百万円のうち、ストック収入は74.0%(前期82.0%から7.9ポイント減)を占め、依然として中核である。スポット収入は、大型開発契約がなかったものの中規模案件の増加により前期比で増加した。損益面では、過年度のバージョンアップに伴う通信インフラコストの減少により売上原価が低下したが、営業損失1.26億円、経常損失1.42億円を計上した。また、2014年3月期以降の売上高推移は、2億円台から緩やかに増加し、2023年3月期に9億円台に達した後、2024年3月期以降は横ばいから減少傾向にある。2026年3月期は7.27億円と前期比2.9%増だが、純損失は9.62億円(減損損失等の特別損失計上)と大幅に悪化した。このように、ストック収入の拡大と収益性の改善が課題である。

大手企業を中心とした顧客基盤と販売チャネル

当社の顧客は、178社(2026年3月末、無償版含む)にのぼり、大手企業を中心としている。特定業域向けモジュールとして、NTT東日本・NTT西日本の光コラボレーション事業者向け「Bplats for 光コラボ」、MVNO事業者向け「Bplats for MVNO」を提供してきた。近年は、生成AIサービス事業者向けの「AI×Monetization」支援を強化し、2025年度第4四半期には創業以来最大規模の受注額を生成AI事業者から獲得した。販売チャネルは、直販営業に加え、販売パートナー戦略を推進している。2019年には富士通株式会社、NTTコミュニケーションズ、2020年には株式会社NTTデータへのOEM提供を開始。2025年6月にはNSW株式会社と販売パートナー契約を締結した。また、2025年5月に開設したSaaSマーケットプレイス「SaaSplats」では、自社製品だけでなく他社SaaSも販売可能なプラットフォームを目指している。かつて存在した連結子会社(サブスコア)は2023年9月に清算済みであり、現在は単体を中心としたグループ体制である。

子会社と外部提携による事業拡大の試行

当社グループの構成は、純粋持株会社ではない。連結子会社として、2019年4月に設立した株式会社サブスクリプション総合研究所が存在する。同社はサブスクリプションに関する調査研究を目的としている。一方、2019年6月に設立した株式会社サブスコアは、サブスクリプションスコアリング事業を手がけたが、2023年9月に清算結了した。また、2023年2月にはSB C&S株式会社と合弁でITplace株式会社を組成したが、2024年12月に合弁契約を解消している。戦略提携としては、2025年3月にグロースパートナーズ株式会社と資本業務提携を締結。さらに、2025年5月にSaaSマーケットプレイス「SaaSplats」の運営を開始し、2026年4月には生成AI向けアフィリエイト機能の提供開始を予定するなど、外部連携を通じた事業拡大を図っている。直販とパートナー営業の両軸で、顧客基盤の拡大に取り組んでいる。

業界の中での役割はサブスクリプション向けクラウドプラットフォームベンダー(SaaS)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
7億円
営業利益
-1億円
営業利益率
-14.3%
純利益
-9億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01サブスクリプション事業を行う企業主力

サブスクリプション(継続従量課金)導入企業向けに、契約管理・顧客管理・料金計算・請求・課金などを一気通貫で処理できるプラットフォーム「Bplats」をクラウドサービスとして提供。大企業中心に178社が利用。

国内サブスクリプションプラットフォーム市場における独自の強み

主な製品・サービス1
Bplats®(ビープラッツ)
サブスクリプション事業向けのプラットフォーム。バックオフィス管理機能、マーケットプレイス、マイページ、商流構築機能を備える。特定ビジネス向けモジュール(Microsoft CSP、光コラボなど)も提供。

02生成AIサービス事業者準主力

生成AIサービス事業者向けに、トークン消費量やGPUリソースに応じた従量課金計算・請求管理を可能とする「AI×Monetization」を強化。導入支援や機能拡充を進める。

主な製品・サービス1
AIマネタイズ支援(AI×Monetization)
生成AIサービス向けの高度な従量課金エンジンや請求書・利用明細の自動生成機能を提供。ハイブリッド契約モデルも標準実装。

製品と技術

サブスクリプション統合プラットフォーム「Bplats」の全体像

Bplatsは、サブスクリプションビジネスを運営するために必要な機能を一気通貫で提供する統合プラットフォームである。三つの主要機能層を持つ。第一に、事業者が契約・顧客管理、料金計算、請求・課金を行うバックオフィス機能。第二に、エンドユーザー向けの販売フロント機能(マーケットプレイス、マイページ)。第三に、事業モデルを設計する商流構築機能(「つながる」機能)である。特に「つながる」機能により、複数の事業者間での売買エコシステムを構築でき、IoTやスマートシティなど複雑な供給網に対応できる。また、クラウドサービス、光コラボレーション、MVNO、生成AIなど特定業界向けのモジュールをオプションで追加可能。導入企業は178社(2026年3月)。Microsoft CSPモジュールなどにより、既存基幹システムとの連携も容易である。

特定業域向けモジュール群:光コラボ、MVNO、生成AI

Bplatsは標準機能に加え、特定のビジネスモデルに特化したモジュールを提供している。光コラボレーションモジュールは、NTT東日本・西日本の光コラボ事業者が卸契約を管理するために開発された。2015年の提供開始以降、改良を重ね、2025年10月には「Bplats Collabo」として刷新された。MVNOモジュールは2014年から提供中。生成AI向けでは、トークン消費量やGPUリソースに応じた従量課金を実現する機能を強化している。2025年度第4四半期には、生成AI事業者から創業以来最大の受注を獲得した。これらのモジュールは、標準プラットフォームの拡張として提供され、顧客は必要な機能だけを追加できる。

SaaSマーケットプレイス「SaaSplats」とオプション機能

2025年5月に運営を開始した「SaaSplats」は、オフィスツールから会計、人事、営業支援まで多様なSaaSアプリケーションを一つのオンラインストアで購入・申込できるマーケットプレイスである。自社製品のBplatsだけでなく、他社SaaSも掲載され、企業のサブスクリプション一元管理を支援する。また、Bplatsのオプション機能として、2021年7月リリースの「Bplats Connect」により、自社サービスを他社マーケットプレイスに出品可能。2021年10月にはアドビと提携し電子サイン機能を統合。2026年4月には生成AI向けアフィリエイト機能の提供を予定するなど、プラットフォームの拡充が続いている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • サブスクリプション事業を行う企業国内サブスクリプションプラットフォーム市場における独自の強み

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

クラウド型CRMで小規模、赤字継続中

当社はクラウド型CRM・SFAを提供する情報通信企業。売上高は約7億円と業界内で小規模であり、同業のソラコムやL is Bと比べても規模で劣る。直近2期連続で営業赤字を計上しており、収益改善が急務。競合が大手ベンダーや資金力あるスタートアップである中、機能面や販売力で劣後し、顧客獲得競争で苦戦。事業構造の抜本的な見直しが必要なポジションにある。

強み

  • 特定業種向けにカスタマイズしたCRM機能を持ち、ニッチ需要を捕捉。
  • 固定費が低く、売上変動に対する損益分岐点が低い。
  • 小規模組織を活かし、顧客要望に迅速に対応した機能追加が可能。
  • サポート体制が手厚く、解約率は業界平均より低い模様。

課題

  • 売上高7億円では固定費を吸収できず、赤字構造が続く。
  • 大手CRMベンダーと比較し、機能・ブランド力で劣る。
  • 赤字継続で手持ち資金が減少し、開発投資や営業強化が困難。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がビープラッツ

時価総額で並べると、掲載10社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
1184A学びエイド11億円
24059まぐまぐ11億円54.6倍
33667enish11億円
43787テクノマセマティカル10億円11.3倍
5175AWill Smart9億円
64381ビープラッツ8億円
73986ビーブレイクシステムズ7億円21.1倍
84316ビーマップ4億円
93681ブイキューブ2億円
10593Aティアフォー

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 30件

サブスクリプション管理システムから始まった創業初期

2006年11月、東京都港区にビープラッツ株式会社を設立した。2008年8月に本社を千代田区に移転。2010年9月、初のサブスクリプションプラットフォーム「Bplats(現Bplats Channel Edition)」の提供を開始した。この時点では、特定のチャネル向けに特化したシステムであった。同時期、楽曲等の自主制作コンテンツ管理を目的とした子会社を設立するが、2015年3月に解散。創業期は、サブスクリプションの概念がまだ広く普及しておらず、小規模なシステム提供が中心であった。

MVNO・光コラボ向けモジュールで通信業界に進出

2014年12月、MVNO事業者向けの「Bplats for MVNO」を提供開始した。続いて2015年4月、NTT東日本・NTT西日本の光コラボレーションモデルに対応した「Bplats for 光コラボ」を開始。これにより通信業界向けの特定モジュール製品が確立された。2016年4月には、福岡県北九州市に「九州開発センター(現ビープラッツ・サブスクリプションセンター)」を開設し、開発体制を強化した。この時期、通信事業者向けの受注拡大が収益の柱となった。

汎用Platform Editionへの転換と上場

2017年6月、従来のチャネル特化型から汎用型へと転換した「Bplats Platform Edition」の提供を開始した。これにより、業種を問わないサブスクリプション管理が可能となり、市場拡大の基盤を築いた。同年2月から3月にかけてISO 9001、ISO/IEC 27001、27017の認証を取得し、品質・セキュリティ体制を強化した。2018年4月、東京証券取引所マザーズに株式上場を果たした。同年8月にはPlatform Editionバージョン2.0を販売開始し、機能の拡充を進めた。

大手企業へのOEM提供と子会社設立

2019年4月、子会社「株式会社サブスクリプション総合研究所」を設立した。同年6月には「株式会社サブスコア」を設立するが、後に2023年9月に清算された。2019年7月、富士通株式会社へのOEM提供を開始し、同年9月にはNTTコミュニケーションズ、2020年6月にはNTTデータと大口契約を締結した。2020年10月、従業員向けB2Eサブスクリプション「サブかん」を提供開始。2021年7月には「Bplats Connect」、10月にはアドビと提携し電子サイン機能を追加した。この時期、大手顧客の開拓と周辺機能の充実が進んだ。

グロース市場移行と合弁解消による選択と集中

2022年4月、東証市場区分の見直しに伴いグロース市場へ移行した。同年10月、Bplats Platform Edition v3を提供開始。2023年2月、SB C&S株式会社と合弁でITplace株式会社を設立するが、約1年半後の2024年12月に合弁を解消した。2023年10月にはPlatform Edition v3が電子取引ソフト法的要件認証を取得。2024年5月には「サブかん」の機能強化版をリリースした。一方、子会社サブスコアは2023年9月に清算、合弁解消により事業の選択と集中が行われた。

生成AIと新マーケットプレイスへの挑戦

2025年3月、グロースパートナーズ株式会社と資本業務提携を締結した。同年5月、SaaSマーケットプレイス「SaaSplats」の運営を開始。同年10月、光コラボシステムを刷新し「Bplats Collabo」として提供開始した。2026年4月には、生成AIビジネス向けアフィリエイト機能の提供開始を予定している。また、2025年度第4四半期には創業以来最大規模の受注を生成AI事業者から獲得。急速に拡大する生成AI市場における課金管理プラットフォームとしてのポジションを確立しつつある。

年表30件を開く

2000年代

  • 2006年11月創業東京都港区にビープラッツ株式会社を設立
  • 2008年8月本社を東京都千代田区に移転

2010年代

  • 2010年9月サブスクリプションプラットフォーム(注1)「Bplats®」(現「Bplats® Channel Edition」)の提供開始
  • 2011年4月創業楽曲等自主制作コンテンツの利用開発及び著作権管理を目的として、株式会社自主制作コンテンツ出版管理機構を設立(2015年3月に解散)
  • 2014年12月MVNO事業者(注2)向け「Bplats® for MVNO」の提供開始
  • 2015年4月東日本電信電話株式会社(NTT東日本)、西日本電信電話株式会社(NTT西日本)の光コラボレーション事業者(注3)向け「Bplats® for 光コラボ」の提供開始
  • 2016年4月福岡県北九州市小倉北区に新たな開発拠点として「九州開発センタ(現ビープラッツ・サブスクリプションセンター)」を開設
  • 2017年2月ISO 9001:2015(品質マネジメント)(注4)及びISO/IEC 27001:2013(情報セキュリティマネジメント)(注5)の各認証を取得
  • 2017年3月ISO/IEC 27017:2015(クラウドサービスセキュリティ)(注6)の認証を取得
  • 2017年6月サブスクリプションプラットフォーム「Bplats® Platform Edition」の提供開始
  • 2018年4月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
  • 2018年8月サブスクリプションプラットフォーム「Bplats® Platform Editionバージョン2.0」の販売開始
  • 2019年4月連結子会社、株式会社サブスクリプション総合研究所を設立
  • 2019年6月連結子会社、株式会社サブスコアを設立(2023年9月清算結了)
  • 2019年7月富士通株式会社に「Bplats® Platform Edition」のOEM提供開始
  • 2019年9月NTTコミュニケーションズ株式会社(現 NTTドコモビジネス株式会社)に「Bplats® Platform Edition」の提供開始

2020年代

  • 2020年6月株式会社NTTデータに「Bplats® Platform Edition」の提供開始
  • 2020年10月「B2E(Business to Employee)サブスクリプション」としての「サブかん®」の提供開始
  • 2021年1月北九州システムインテグレータネットワークの『Kitakyushu SIerNet DX Marketplace』に「Bplats® Platform Edition」の提供開始
  • 2021年7月サブスクリプションプラットフォーム「Bplats®」において、「Bplats® Connect」の提供開始
  • 2021年10月サブスクリプションプラットフォーム「Bplats®」において、アドビ株式会社と提携し、電子サイン機能の提供開始
  • 2022年4月新市場区分における東京証券取引所グロース市場へ移行
  • 2022年10月サブスクリプションプラットフォーム「Bplats® Platform Edition v3」の提供開始
  • 2023年2月SB C&S株式会社と業務提携に関する合弁契約を締結し、ITplace株式会社を組成(2024年12月当該合弁契約を解消)
  • 2023年10月「Bplats® Platform Edition v3」が公益社団法人日本文書情報マネジメント協会(JIIMA)が認証する「電子取引ソフト法的要件認証」を取得
  • 2024年5月「サブかん®」を大幅に機能強化し、新バージョンを提供開始
  • 2025年3月グロースパートナーズ株式会社と資本業務提携契約を締結
  • 2025年5月SaaSマーケットプレイス「SaaSplats ® (サースプラッツ)」の運営を開始
  • 2025年10月光コラボレーション事業者支援システムを刷新し「Bplats® Collabo(ビープラッツ・コラボ)」として提供を開始
  • 2026年4月サブスクリプションプラットフォーム「Bplats®」において、生成AIビジネスの商流と課金の課題を解決する新オプション「アフィリエイト機能」の提供開始

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    サブスクリプション統合プラットフォームの提供

    「サブスクリプションをすべてのビジネスに」をテーマに、サブスクリプション統合プラットフォーム「Bplats」を開発・提供し、事業者の事業変革を支援する。

  2. 02

    製品開発への継続的投資

    製品の高付加価値化や品質向上、新製品開発のため、継続的に製品開発へ投資する。これにより顧客獲得と製品単価向上を図り、良好な収益構造を構築する。

  3. 03

    戦略提携による販売力強化

    戦略提携を強化し、パートナー戦略(販売協力・OEM)を推進する。様々な顧客の新規事業ニーズを早期に把握し、販売力強化を図る。

  4. 04

    システム技術・インフラの強化

    システムの安定的稼働と技術革新への対応を目的に、インフラ基盤の強化、専門人員の確保、生成AI等の迅速な技術対応体制を構築する。

  5. 05

    優秀な人材の確保と組織体制強化

    事業拡大のため、企業風土に合った人材の採用・登用、教育プログラムの体系的実施によるスキル向上、組織体制の強化とコーポレートガバナンス充実に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 9期分

グループ全体で43人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は538万円で、8期前と比べて+13.4%平均年齢は35.8歳、平均勤続年数は5.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2018年3月41
2019年3月47433.82.847
2020年3月48635.33.058
2021年3月47035.33.951
2022年3月46834.53.959
2023年3月49632.73.961
2024年3月50133.74.066
2025年3月51534.04.651−392
2026年3月53835.85.743−233

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
本社 — 東京都千代田区0百万円
サブスクリプションセンター — 福岡県北九州市小倉北区0百万円

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は7億円営業利益-1億円前期と比べると増収で、売上が+0.0%。

売上高
+0.0%
7億円
営業利益
-1億円
純利益
-9億円
営業利益率
-14.3%
前期比 +14.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高7億円7億円
営業利益1億円-1億円
純利益0億円-9億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は2億円、営業利益は0億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q21
2024年1Q200.00
2024年2Q300.00
2024年3Q1−1−100.0−1
2024年4Q30
2025年2Q4−1−25.0−2
2025年4Q3−1−33.3−1
2026年2Q3−1−33.3−1
2026年4Q400.0−8
2027年1Q200.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 13期分

2014年3月期からの13期で、売上は2億円から7億円へ3.5倍に増えた。直近期の営業利益率は-14.3%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2014年3月200
2015年3月200
福岡県北九州市小倉北区に新たな開発拠点として「九州開発センタ(現ビープラッツ・サブスクリプションセンター)」を開設
2016年3月400
2017年3月500
東京証券取引所マザーズに株式を上場
2018年3月610
連結子会社、株式会社サブスクリプション総合研究所を設立
2019年3月600
2020年3月5−2−2
2021年3月800
2022年3月800
2023年3月922
2024年3月9−1−1
2025年3月7−2−2−28.6−3
2026年3月7−1−1−14.3−9

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高7億円のうち、営業利益として残るのは-1億円-14.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-9億円、売上の-128.6%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金57.1%4億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金57.1%4億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-14.3%-1億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
42.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比22.7pt
-14.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比135.2pt
-128.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROA
-225.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-70.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 11期分

2026年3月期は営業CFが2億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは0億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は3億円で、売上の5.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2016年3月1−1001
2017年3月0−11−11
2018年3月1−1001
2019年3月1−33−23
2020年3月0−33−33
2021年3月3−2−113
2022年3月2−31−12
2023年3月3−41−14
2024年3月1−31−22
2025年3月0−31−31
2026年3月2−2203

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 13期分

2026年3月期の総資産は4億円。このうち返さなくてよい自己資本が-4億円で、

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2014年3月21173.8
2015年3月21158.2
2016年3月31243.5
2017年3月31228.0
2018年3月52349.9
2019年3月85364.1
2020年3月94538.0
2021年3月94542.4
2022年3月104645.1
2023年3月146847.0
2024年3月146841.1
2025年3月113826.2
2026年3月4−49

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
3億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
-9億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
9億円
いつか返す必要があるお金

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率605社中493位あたり、逆に低いのは営業利益率605社中572位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-14.3%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
0.0%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥275で、1年前と比べて-46.1%過去52週の値幅のなかでは21%の位置にある。

¥275-5.5%1ヶ月-37.9%1年-46.1%時価総額8億円
過去52週の値幅
安値¥170高値¥678

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)19.6倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月19日に344円と前日比-12.24%の下落。1ヶ月では-16.91%と下落基調。25日線412円を下回り、75日線331円は上回る。RSI54.05と中立圏。52週高値678円からは大幅に下落しており、7月13日の急騰後の調整が続く。出来高は477万株と高水準。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 30/100)

予想PERが30.6倍と業界平均31.09倍に近く、成長性を織り込んだ水準。PBRは-3.13倍とマイナスで、自己資本が毀損しており、安全性に懸念。ROEは34.2%と高いが、直近の純損失が続き、赤字幅も拡大。配当利回りは0%で、株主還元が不十分。業界平均と比較すると、収益性は高いが、財務リスクが高く、割高感がある。

指標この会社業種平均
PER (予想)19.6倍
PBR-2.06倍2.96倍
ROE34.2%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高の減少と赤字の拡大が続き、経営の立て直しが最大の投資論点。強気派は、新サービスの投入やコスト削減により黒字転換できる可能性を指摘し、株価が低位で割安に見えると主張する。一方、弱気派は、収益悪化のトレンドが続き、資金繰りや事業の継続性に懸念があると見る。今後は、売上高の回復傾向と赤字幅の縮小が焦点となる。

プラスに働く材料7
  • 黒字転換の可能性

    コスト削減と新施策で早期の黒字化を目指すとみられる。

  • 低株価の反転期待

    株価が低迷しており、好転すれば市場評価が高まる余地がある。

  • 独自技術の価値

    特定の業界向けソリューションに強みを持つ可能性がある。

  • 営業赤字の縮小トレンド2027年3月期影響

    営業損失は-2億→-1億円と縮小、次期は黒字転換の可能性

  • 一過性減損の反動で黒字2026年下期影響

    純損失9億円のうち減損が大半なら、反動で0.4億円の黒字予想に到達

  • 低位株としての投機的な買い継続影響

    株価429円、時価総額12億円は低位株人気で資金が集まりやすい

  • 再生スポンサーの参入不定影響

    債務超過解消のための資本支援があれば、金融支援と信用力が回復

マイナスに働く材料7
  • 赤字の継続

    直近の決算で赤字が拡大し、回復の兆しが見えない。

  • 売上高の減少

    売上高が3期連続で減少し、需要減退が疑われる。

  • 財務リスク

    債務超過や資金不足の懸念があり、事業継続に不安がある。

  • 債務超過による上場廃止懸念次回決算発表後影響

    純資産がマイナスのため、改善計画がなければ上場維持が困難に

  • 増資による希薄化不定影響

    資金調達で新株発行すれば、時価総額12億円に対して株価は大幅下落

  • 売上高の減少傾向通年影響

    売上高は9億→7億→7億円と減少、市場縮小が続く

  • 継続企業の前提注記次回決算発表後影響

    監査法人が継続企業の前提に関する注記を付すと、最悪上場廃止も

次の決算で確かめる点
売上高推移
収益の減少が続くか、回復が見られるかを確認するため。
営業赤字幅
赤字の縮小や拡大の動向を把握し、収益性改善の兆しを見るため。
解約率
サブスクリプションの顧客維持率を測り、事業の持続性を判断するため。

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ3,058人。区分でいちばん多いのは個人・その他64.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が33.3%を占め、残る66.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他43.747.547.952.254.264.9
事業法人42.240.740.439.839.133.3
証券会社6.25.77.36.25.30.9
外国法人7.25.73.31.41.10.8
自己株式0.00.00.00.00.00.1
外国人個人0.00.00.00.10.00.1
金融機関0.60.41.00.40.30.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01東京センチュリー株式会社25.76
02GP上場企業出資投資事業有限責任組合6.90
03篠崎 明4.53
04TKSアセットマネジメント株式会社3.43
05藤田 健治3.04
06宮崎 琢磨2.48
07株式会社ネットワールド2.18
08渋田見 勝俊1.24
09TKSパートナーズ株式会社1.10
10花輪 正一1.05

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近18
  • 2026-09-02
    グロースパートナーズ株式会社
    新規の大量保有報告
    38.82%
    -1.70pt
  • 2026-08-31
    グロースパートナーズ株式会社
    新規の大量保有報告
    40.52%
    -1.64pt
  • 2026-08-27
    グロースパートナーズ株式会社
    新規の大量保有報告
    42.16%
    -1.12pt
  • 2026-08-26
    グロースパートナーズ株式会社
    新規の大量保有報告
    43.28%
    -1.28pt
  • 2026-08-25
    グロースパートナーズ株式会社
    新規の大量保有報告
    44.56%
    -1.48pt
  • 2026-08-21
    グロースパートナーズ株式会社
    新規の大量保有報告
    46.04%
    -0.20pt
  • 2026-08-19
    グロースパートナーズ株式会社
    新規の大量保有報告
    46.24%
    -1.22pt
  • 2026-08-18
    グロースパートナーズ株式会社
    新規の大量保有報告
    47.46%
    -1.86pt
  • 2026-08-17
    グロースパートナーズ株式会社
    新規の大量保有報告
    49.32%
    -1.48pt
  • 2026-08-14
    グロースパートナーズ株式会社
    新規の大量保有報告
    50.80%
    -0.76pt
  • 2026-08-14
    グロースパートナーズ株式会社
    変更報告
    51.56%
    -18.54pt
  • 2026-08-07
    グロースパートナーズ株式会社
    新規の大量保有報告
    67.34%
    -2.76pt
  • 2026-08-06
    グロースパートナーズ株式会社
    新規の大量保有報告
    70.10%
    -2.16pt
  • 2026-07-30
    グロースパートナーズ株式会社
    新規の大量保有報告
    72.26%
    -2.14pt
  • 2026-07-22
    グロースパートナーズ株式会社
    新規の大量保有報告
    37.20%
    -0.31pt
  • 2026-07-17
    グロースパートナーズ株式会社
    新規の大量保有報告
    37.51%
    -3.19pt
  • 2026-06-23
    グロースパートナーズ株式会社
    変更報告
    40.70%
    +15.55pt
  • 2026-06-22
    グロースパートナーズ株式会社
    新規の大量保有報告
    40.92%
    +15.77pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 13期分

1株利益は13期で−8000%、1株純資産は8期で−2%。直近期のROEは34.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2014年3月53.9
2015年3月23.1
2016年3月710.1
2017年3月−16
2018年3月2111824.1
2019年3月42212.31287.4
2020年3月−80148
2021年3月131708.4179.1
2022年3月51832.6313.0
2023年3月7726534.218.9
2024年3月−41231
2025年3月−121115
2026年3月−362

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額78百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
藤田健治代表取締役 社長57220,502
宮崎琢磨取締役 副社長5472,196
伊藤淳一取締役 副社長6210,072
花輪正一取締役4830,586
照沼大取締役58
吉田浩二取締役58
古川徳厚取締役45
太田充生常勤監査役67
平田幸一郎監査役585,000

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)447565714
社外監査役313134
社外取締役4882

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容4,678字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、「ビジネスのプラットフォームをつくる」目的を社名に冠し、「サブスクリプションをすべてのビジネスに」というミッションのもと、ビジネスプラットフォームを提供する企業、「The Business Platform Company」として活動しております。 現在、「所有」から「利用」へといったライフスタイルの変化、それらを支えるクラウドコンピューティング、スマートフォンといった技術の進化によって加速するビジネスの変化、「モノ」から「コト」へといわれるIoT(Internet of Things、以下「IoT」という。)といった新たな潮流のなか、デジタル・トランスフォーメーション(DX)推進により、既存産業の垣根を越え、モノ、5Gをはじめとする通信、クラウドコンピューティング、データ等を活用したすべての産業がつながる時代が到来しつつあるものと思料しております。 当社グループは、こうした社会の変化・技術革新による事業構造の進化による新しいビジネスモデル創出の時代に、ビジネスを創造し変革する企業に向けて、事業構造の変化を支えるサブスクリプション(継続従量課金)のためのプラットフォームシステム「Bplats®(ビープラッツ)」の開発及びクラウドサービスとしての提供を行っております。このように、ビジネスモデル転換や新たな価値創造を支えるサブスクリプションビジネスの「基盤」を通じて日本企業の強みを生かしたビジネス革命を後押しする契約・取引・課金のビジネスプラットフォームを提供することを経営方針としております。 従来はサブスクリプション管理システムを提供する事業としてスタートしておりましたが、現在では仕入先/販売先をつなぎサブスクリプション全体を支えるエコシステムを提供するようになっており、大手企業を中心に既に178社(2026年3月末現在 ※注)の顧客にご利用いただいております。 また、メーカーがモノの所有を継続しながら利用者にコトとして提供することによって廃棄ゼロを目指す活動や、地域や産業を越えて新しいデジタル技術の活用などを促進するなど、スマートでサステナブル(持続可能)な「新しい社会」の実現や、ゼロカーボンシティを目指す「新しい都市」の在り方、IoTなどの先端技術がデジタルでつながる「新しいデジタル流通」といったさまざまな社会課題の解決に、サブスクリプションが活用されるようになりつつあります。当社グループは単なる「サブスクリプション化」を行う、管理するといった支援するにとどまらず、サブスクリプションを前提として新しいビジネスをどのように構築するかといった「新しいつながり、新しいビジネス共創」を実現するためのプラットフォーム展開を促進してまいります。 注)契約社数は無償版契約社数を含みます。また、ITplace株式会社を通じた導入社数は控除しております。 当社グループのセグメント情報について、当社グループの主たる事業はサブスクリプション事業であり、その他の事業の売上高、セグメント利益の金額は、全事業セグメントの合計額に占める割合が著しく低いため、記載を省略しております。 当社の提供する「Bplats®」は、サブスクリプションビジネスを行う事業者向けの製品であり、1.バックオフィス向け管理機能(注1)、2.マーケットプレイス(注2)やマイページ(注3)といった販売向け・ユーザー向けフロント機能、3.事業モデルを設計するための商流構築機能(「つながる」機能)を備えております。 また、「Microsoft CSPモジュール(注4)・光コラボレーションモジュール」等、特定のビジネス向けの処理を行うための事業基盤連携モジュールを備えており、対応業域への事業参入が可能になっております。 このように、ユーザー(利用者)に接し見積・販売や情報提供を行う機能から、注文の処理・契約管理や料金計算・請求・課金を行うバックオフィス機能までがひとつに統合され、更に事業モデル設計の機能も有することで、「Bplats®」は様々なサブスクリプション型のサービスを販売から管理まで一気通貫で行うことができ、サブスクリプションビジネスをワンストップで実現することができる、という特徴があるものと考えております。 一方、これと同時に必要な機能とモジュールのみを切り出し、また、必要なときに追加して活用いただくことができるようにも設計されており、これまで大企業で基幹システムにより管理されていることがみられた「売買情報」を中心とした仕組みに対し、サブスクリプションサービスを管理するための「契約管理・顧客管理・料金計算・課金管理」等の管理や料金計算機能だけを、個別に基幹システムの補完機能として活用いただくことも可能になっております。 また、「Bplats®」が持つ、他の大きな特徴として、事業モデルの設計に伴う売買モデルを構築することが可能となる、商流構築機能があります。様々な事業モデルにおいて、売り手と買い手が1対1でしか相対しない、単純な「直販型モデル」が採用されることはまれであり、実際は既存の販売チャネルの移管、仕入と卸し等、売買のエコシステム(注5)が必要とされることはサブスクリプションビジネスにおいても同様でありますが、「Bplats®」はこれら売買エコシステムの構築機能(「つながる」機能)を有しております。また、特にIoT等の新産業においては、物理的なデバイス、クラウドコンピューティングやアプリケーションと、それらの供給・受給が複雑に関係し、事業者が「売り手でもあり買い手でもあり」販売者が「買い手でもあり売り手でもある」ような、特有のエコシステムが要求されます。これは、旧来のモノ売りに代表される、一方向的な卸売りのエコシステムとは概念の異なるものでありますが、このような有機的な売買モデルにおいても、「つながる」機能で一気通貫的に構築・管理することが可能であります。 こうした、「Bplats®」が持つ「つながる機能」という大きな特徴は、事業者単体でのサブスクリプションビジネス展開に向けたサブスクリプション管理システムとしての利用から、複数の既存取引先(仕入先/販売先)とつながる自己完結型のサブスクリプション・エコシステムを実現するプラットフォームとしての利用、さらには、スマートビルやスマートシティなど、既存産業の垣根を越えて広くつながるサブスクリプションプラットフォームとしての利用を実現するものであり、それによりデジタル・トランスフォーメーション(DX)時代における既存ビジネスとは異なる他業種・他業界などの取引先との新しいビジネス創出の実現を可能とするものであります。 また、急速に市場参入が相次ぐ「生成AIサービス事業者」向けのAIマネタイズ支援を「AI×Monetization」という新たな取り組みとして強化し、導入支援サービスや機能の拡充を進めております。「Bplats®」は、①ハイブリッドモデルの標準実装(初期・固定・従量・付加価値を組み合わせた契約・課金管理をパッケージ機能内で実現できます)②柔軟な料金計算エンジン(トークン単価、リソース利用時間など、独自の計算ルールに基づいた従量課金ルールの設計が可能であり、請求までの業務を自動化できます)③請求・明細の自動生成(各種AIエンジンから抽出した利用データや料金をインポートし、月額固定費と合算したオンライン請求書および利用明細を自動的に発行します)④利用者への信頼(顧客自身が契約内容の変更や請求履歴の確認を行えるマイページを自社ブランディングのサイトにて実装できます。電子帳簿保存法をはじめとする国内ルールにも適合しています)、といったパッケージングされた豊富な機能を有しており、クラウドサービスや光コラボレーション事業者、MVNO通信事業向けに培った複雑な「従量課金・多層階層管理」のノウハウを生成AI特有の「トークン消費量」や「GPUリソース」に応じた高度な料金計算・請求管理へと応用することで、国内における生成AIサービスの事業化と市場拡大を強力に支援して参ります。 デジタル・トランスフォーメーション(DX)推進による既存産業の垣根を越えた新しいビジネスモデルは、社会に対して様々な変革をもたらします。しかしながら、新産業による技術的な変化・革新については世間の耳目を集めることが多い一方、新産業が変革するビジネスの態様に対応しうる仕組み・情報基盤はまだ少なく、企業側も変化していくビジネスモデルに対応できていないのが現状であります。これらの仕組み・情報基盤には、技術的な変化・革新への対応のみならず、決済等の金融的な要素、商品・サービスの価格決定スキームや販売チャネルの構築といったビジネス要素が求められるため、個々の企業が独自に研究・開発するには、手間と試行錯誤の負担を強いるものとなります。一方、これらは新産業に携わろうとする各事業者において必須のものでありながらも、同時に各事業者のコアコンピタンスではありません。結果として、わが国において、新産業への期待の高まりや技術革新の進展に反し、ビジネス的な対応が遅れるケースが見られはじめるものと認識しております。 「ビジネスのプラットフォームをつくる」ことを社名に冠し、「情報基盤の創造によって、より豊かな社会の実現に貢献する」ことを理念として創業した当社は、一貫してサブスクリプションビジネスのためのプラットフォームシステム「Bplats®」の開発と提供を通じて、この課題に取り組んでまいりました。 当社は、各事業者がプラットフォームシステム「Bplats®」を活用することで、当社のノウハウを利用し本来の事業コアに集中できる環境を整えながら、効率的にサブスクリプションビジネスの創出・転換を行うことを加速させ、「新しいつながり、新しいデジタル共創」を実現することにより、日本の各産業の成長に貢献することを事業の目的とするものであります。 また、当社としては、産業深化が「所有」から「利用」へという社会経済の潮流変化への対応としての事業のサブスクリプション化の段階から、サブスクリプションを前提として新たなビジネス基盤を構築するという新たなステージに入りつつあることを見据え、デジタルエコシステムの提供によるサーキュラーエコノミー(循環型経済)やSDGsに言われるようなサステナブルな社会の実現へのさらなる貢献を目指すものであります。 (注) 1.Bplats®を導入した事業者が、利用者のサブスクリプション契約や請求等の処理・管理を行うためのオンラインで提供する管理者専用機能。 2.サブスクリプション販売の専用オンラインストアを利用できるBplats®の機能。 3.利用者がサブスクリプション契約状況や請求金額の確認、契約の変更や解約等の手続きをオンラインで行えるBplats®の機能。 4.ソフトウエアを構成する機能毎のひとまとまりのことを指し、プログラムモジュールとも呼ぶ。 5.複数の企業が商品開発や事業活動などでパートナーシップを組み、互いの技術や資本を生かしながら、開発業者・代理店・販売店、更には消費者や社会を巻き込み、業界の枠を超えて広く共存共栄していく仕組み。 事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,347字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等について、当社グループは主に以下の項目を認識しております。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは「情報基盤の創造によって、より豊かな社会の実現に貢献する」ことを理念とし、「サブスクリプションをすべてのビジネスに」をテーマに、サブスクリプション統合プラットフォーム「Bplats®」の開発・提供をしてまいります。また、当社プラットフォームの提供を通じて、事業者の皆さまの事業の変革を支援してまいります。 (2) 目標とする経営指標 当社グループが重視している経営指標は売上高及び経常利益であります。特に契約社数の増加によるストック型収益(月額利用料等)の拡大を図り、持続的かつ安定的な成長及び強固な経営基盤の確立を目指しております。 (3) 会社の対処すべき課題 ① 産業構造の変化とそれに対応する当社への期待貢献 当社を取り巻く環境としては、引き続き雇用・所得環境の改善を背景に回復基調で推移しているものの、物価高騰の継続による消費者マインドの下振れ懸念に加え、米国の通商政策の不確実性や中東の政情不安などにより、先行き不透明な状況が続いております。一方、シェアオフィスやカーシェア等に代表されるシェアリングエコノミー、レンタルサービス、会員制サービス等の様々な業界の「所有から利用へ」という新たなビジネスモデルが世界的に広く指向され、「サブスクリプション(継続)」型ビジネスへの転換・事業創出のニーズが本格化しております。当社製品「Bplats®」はこれらのニーズに汎用的に対応可能なプラットフォームとして稼働実績を有しておりますが、今後より多くのニーズと顧客事業規模の拡大に追従するため、機能の強化と信頼性の更なる向上のために製品開発に継続的な投資を行う必要性があることを対処すべき課題と認識しております。 ② 拡大する市場に対する対応 サブスクリプション型ビジネスへの転換・事業創出のニーズは各産業に通底するものであり、当社プラットフォームを展開しうる業域は広く、また、今後はデジタル・トランスフォーメーション(DX)への取り組みや生成AIサービスの利活用により社会生活への変革が一層加速していくものと認識し、事業機会は増加していくものと想定しております。顕在するニーズのみならず、予測されるニーズにも適応しうる商品力の強化・稼働環境の堅牢化や安定化が必要であると認識しております。 ③ データ流通に対する取り組み クラウド上に蓄積されたビッグデータをどう流通しビジネスとしていくか、その管理や決済を含む仕組み作りのニーズが今後高まっていく経営環境となるものと当社は想定しております。既に当社製品「Bplats®」では、クラウドコンピューティングのみならず、その上で蓄積されたビッグデータの売買にも対応できる機能を備えておりますが、黎明期にあるこの市場のニーズは、実現手段としての機能のみならず、むしろ、無形のデータに対する値付けのルール等、より前段階のビジネス設計のための啓蒙的なニーズが非常に高いものと認識しております。当社は、これまで顧客と蓄積してきた先行的な知識をフィードバックし、これら新たな市場の拡大を加速する役割を期待されていることを対処すべき課題として捉えております。 ④ 製品開発への継続的な投資 経営方針として、製品開発に対する継続的な投資による、製品の高付加価値化や品質の向上、新製品の開発を進めてまいります。当社事業の根幹となる製品開発に対する投資は、製品の高付加価値化をもたらし、より多くの顧客を獲得するとともに、製品単価の向上等、より良好な収益構造の構築を可能にするものであり、既に顕在化しているニーズに対応するのみならず、信頼性の更なる向上により当社業域の拡大を目指すものであります。 ⑤ 戦略提携を通じた拡販力の強化 成長における時間効率とダイナミズムを実現するため、戦略提携を強化しパートナー戦略(販売協力・OEM)を推進し、様々な顧客の新規事業ニーズを早期に汲んでいき販売力の強化を図ってまいります。また、それら販売パートナーが有効な販売活動を実現するために必要なサポートを継続して行っていくことが当社にとっても意義あるものと理解しております。 ⑥ システム技術・インフラの強化 当社が提供するプラットフォームビジネスは、お客様の契約情報、課金情報等を一元的に管理する目的から、システムの安定的な稼働及びクラウドサービスやIoT等の技術革新への対応が重要な課題と考えております。これに対し、当社ではサーバー等のシステムインフラを安定的に稼働させるべく、継続的なインフラ基盤の強化及び専門的な人員の確保に努めるとともに、必要に応じ他社が提供するサービスを利用し、生成AIをはじめ技術革新にも迅速に対応できる体制構築に努めてまいります。 ⑦ 優秀な人材の確保と組織体制の強化 当社は、今後の更なる事業拡大のために、優秀な人材の確保及び当社の成長フェーズに応じた組織体制の強化が不可欠であると認識しております。人材の確保においては、当社の企業風土にあった国内・海外の人材の採用・登用に努め、あわせて従業員の入社年数等の段階にあわせた教育プログラムを体系的に実施することによって、各人のスキル向上を図ってまいります。組織体制につきましては、事業拡大に応じた内部体制の更なる強化を図り、コーポレート・ガバナンスの充実に取り組んでまいります。
事業等のリスク8,000字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの事業展開その他に関し、リスク要因となる可能性があると認識している主な事項を以下の項目に記載しております。また、必ずしも、そのようなリスク要因に該当しない事項につきましても、投資家の投資判断上、重要であると考えられる事項については、投資家に対する積極的な情報開示の観点から以下に開示しております。当社グループは、これらのリスク発生の可能性を十分に認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針ではありますが、当社株式に関する投資判断は、本項及び本書中の本項以外の記載事項を慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであり、将来において発生の可能性があるすべてのリスクを網羅するものではありません。 (1) 事業環境に関するリスクについて ① 情報サービス産業における技術革新について 当社グループが属する情報サービス産業においては、技術革新が激しくそれに伴う市場ニーズの変化に迅速に対応することが求められております。当社としても、技術革新に応じたシステムの拡充・改善及び事業戦略の修正等を迅速に行う必要があるものと考えており、システム開発並びに企業運営においても相応の体制を敷いております。 しかしながら、技術変化の方向性を予測・認識できない場合や、事業環境の変化等により顧客企業のIT投資ニーズが急速かつ大きく変化した場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 情報セキュリティリスクについて 当社グループでは、サービス提供において、業務上、顧客企業が保有する個人情報や顧客企業の機密情報を知り得る場合があります。このため、当社では情報セキュリティ体制の強化に努めるとともに、2017年2月にISO/IEC 27001:2013(情報セキュリティマネジメント)及び2017年3月にISO/IEC 27017:2015(クラウドサービスセキュリティ)の規格に適合する証明を取得し、また、2025年2月に改訂規格である27001:2022(情報セキュリティマネジメント)についても適合する証明を取得しております。しかしながら、コンピュータウイルス、不正アクセス、人為的過失、あるいは顧客システムの運用障害、その他の理由により、これらの機密情報の漏洩が発生した場合、顧客企業等からの損害賠償請求や当社の信用失墜の事態を招き、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 競合について 当社グループが属する情報サービス産業においては、一般的に激しい企業間競争が発生しやすい環境にあります。当社グループは製品における独自性・先行優位性を活かして事業を推進していく所存でありますが、将来において当社グループの製品が顧客のニーズに合致せず、市場から受け入れられない場合には事業計画どおりの売上を達成できず、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 事業内容に関するリスクについて ① サブスクリプション事業への依存について 当社グループの売上高は、主たる事業であるサブスクリプション事業に依存しており、サブスクリプション管理システムの需要が国内・海外において成長を維持すると見込んでおりますが、事業環境の変化等への対応が適切でない場合には、当社グループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 解約等のリスクについて 当社グループの主力製品であるサブスクリプションプラットフォーム「Bplats®」の利用契約において、利用期間は基本的に1年間としておりますが、その後、顧客の意思に従って契約の更新又は解約がなされます。当社としては顧客に「Bplats®」の利用を継続いただけるよう、顧客ニーズの継続的な把握及び当該ニーズを反映するための機能改善開発に取り組んでおります。しかしながら、顧客の事業変化等により、当社製品のニーズが低くなり解約数が増加した場合や、顧客である事業者の販売高に連動する従量型の利用料が想定どおりに増加しない場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 製品の不具合の発生による影響について 当社は、2017年2月にISO 9001:2015(品質マネジメント)を取得し、これに基づく品質管理基準に従って不具合等の発生防止に最大限の注意を払っております。しかしながら、当社グループ製品の不具合により顧客が損害を被った場合、損害賠償請求を受けたり、当社グループに対する信頼性の喪失により、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 業績の季節変動について わが国においては、商習慣上3月を期末月とする企業が多く、当社製品は企業向けに事業転換・事業創出を支援するものであることから、当社顧客は新年度である4月に向けて、3月までに当社製品の導入を求める例が多くみられます。そのため、当社の売上高は、当社グループの第4四半期(1月から3月まで)、特に3月に偏在する傾向があり、特定の四半期業績のみをもって当社グループの通期業績見通しを判断することは困難であります。また、当社の期末月でもある3月に売上計上を計画する案件については、販売パートナーや当社顧客の業務その他の要因により、売上計上の実施が4月以降となる等の変更が生じる可能性があります。これらの事項は、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 製品の開発及びシステムの運用等に関連するリスクについて ① 製品の開発について 当社グループは、主力製品であるサブスクリプションプラットフォーム「Bplats®」に代表される製品群の開発・維持に係る投資を継続的に行っておりますが、これらの開発においては、計画どおりの品質を確保できない場合や、開発計画の遅延等によりコスト増大の可能性があり、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、生産能力の確保、コスト効率化、技術力・ノウハウの活用のため複数の業務委託会社を活用しておりますが、期待した生産性や品質が維持できない可能性があり、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ② システムの運用について 当社グループの事業はネットワーク環境、特にインターネットへの依存度が高くなっており、当社グループにおいては、インターネット並びに所定のネットワーク環境下で「Bplats®」をはじめとする当社グループ製品群を収容するシステムを安定的かつ継続的に運用していくことが要求されます。当社グループでは、システム障害の発生防止のために、システムの冗長化、脆弱性検査、不正アクセス防御等の対策を講じておりますが、これらの対策を講じているにも拘わらず、自然災害、事故、不正アクセス等によって通信ネットワークの切断、サーバー等ネットワーク機器に作動不能等の障害が発生する可能性があり、これらの障害が発生した場合には、システムの作動不能や欠陥等に起因する取引の停止等について、システムへの信頼性の低下を招き、当社グループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、システムの運用については、クラウドインフラ環境の利用を行っており、多数の顧客向け環境の安定的かつ継続的な運用体制の確保に努めておりますが、適切なインフラ環境の構築や整備に係る技術的な問題の発生や環境維持・改善に係るクラウド通信費の上昇による想定外のコスト増加が発生し、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 (4) 事業運営体制について ① 特定経営者への依存について 代表取締役社長である藤田健治は、当社の創業以来代表取締役を務めております。同人は、経営方針や事業戦略の決定をはじめ、各部門の事業推進、外部との折衝等において重要な役割を果たしております。当社は、同人に過度に依存しない経営体制の構築を目指し、組織の体系化、人材の育成及び強化並びに権限の委譲等組織的な事業運営に注力しておりますが、同人が何らかの理由により業務執行できない事態となった場合、当社グループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 人材の確保及び育成について 当社グループは現時点において小規模な組織であるため、当社グループの事業活動にあっては人材への依存度が大きく、今後更なる事業拡大に対応するためには、継続して優秀な人材の確保・育成が必要であると考えております。しかしながら必要な人材の確保及び育成が想定どおりに進まない場合、当社グループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 内部管理体制について 当社グループは、今後更なる事業拡大を図るために、内部管理体制についても一層の充実を図ることが必要不可欠と考えております。しかしながら、事業拡大により、内部管理体制の構築が追いつかない事態が生じる場合、適切な業務運営が困難となり、当社グループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 感染症や自然災害等に関するリスクについて 2020年2月以降の新型コロナウイルスの感染拡大に伴う影響は収束し、各種経済活動も感染拡大前の水準に戻りました。しかしながら、今後、同様の感染性ウイルスの再度の感染拡大等により、国内企業の企業活動の抑制や事業者の業績が大きく下押しされることなどの結果として、当社グループの売上についてもマイナス影響を被る可能性があります。また、大規模な自然災害等の発生に備え、BCP(事業継続計画)その他の体制整備に努めておりますが、不測の事態が発生した場合には、当社グループの事業や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6) その他 ① 配当政策について 当社では、財務体質の強化及び積極的な事業展開に備えるための内部留保の充実を優先させるため、当事業年度までの過去において配当を行っておりません。当社は株主への利益還元も重要な経営課題であると認識しており、将来的には、毎期の経営成績並びに繰越利益剰余金の残高を含む財政状態を勘案しつつ、将来の事業拡大のために必要な内部留保とのバランスを図りながら配当による株主への利益還元を安定的かつ継続的に実施する方針でありますが、現時点において配当実施の可能性及びその時期につきましては未定であります。 ② 新株予約権の行使による株式価値の希薄化について 当社は役員及び従業員に対し、長期的な企業価値向上に対するインセンティブとしてストック・オプションを付与しているほか、今後も優秀な人材確保のためのストック・オプションを発行する可能性があり、現在付与しているストック・オプションに加え、今後付与されるストック・オプションについて行使が行われた場合には、保有株式の価値が希薄化する可能性があります。 なお、当事業年度末日現在、ストック・オプション未行使残高がすべて行使された場合に交付される株式数は6,080株であり、発行済株式総数2,911,799株の0.20%に相当しております。 また、当社は今後の事業戦略の実現を目指し2025年4月14日にグロースパートナーズ株式会社が管理・運営を行うファンドであるGP上場企業出資投資事業有限責任組合に対して第三者割当の方法により新株予約権及び無担保転換社債型新株予約権付社債を発行しました。当該新株予約権について行使が行われた場合又は当該新株予約権付社債について転換が行われた場合には、保有株式の価値が希薄化する可能性があります。 当該新株予約権の未行使残高がすべて行使された場合に交付される株式数958,800株及び当該新株予約権付社債がすべて下限転換価額で転換されたと仮定した場合に交付される株式数993,300株を合算した総株式数は1,952,100株であり、発行済株式総数2,911,799株の67.04%に相当しております。 ③ 税務上の繰越欠損金について 当社は、3期連続で当期純損失を計上しており、当事業年度末日現在において588,838千円の税務上の繰越欠損金が存在しております。繰越欠損金は、一般的に将来の課税所得から控除することが可能であるため、繰越欠損金を利用することにより将来の税額を減額することができます。しかしながら繰越欠損金の利用額と利用期間には、税務上、一定の制限も設けられております。よって計画どおりに課税所得が発生しない場合、繰越欠損金を計画どおり利用できないこととなるため、通常の税率に基づく法人税等が課税されることになり、当期純利益やキャッシュ・フローに影響を与える可能性があります。 ④ 継続企業の前提に関する重要事象等 当社グループは、前連結会計年度において、営業損失、経常損失、親会社株主に帰属する当期純損失を計上し、当連結会計年度においても、126,351千円の営業損失、142,265千円の経常損失を計上しました。また、特別損失としてソフトウエア(無形固定資産)及び共用資産(有形固定資産)に係る減損損失772,505千円を計上したことを主因として親会社株主に帰属する当期純損失は925,575千円、当連結会計年度末においては447,251千円の債務超過となりました。資金繰り面では、当連結会計年度において新株予約権及び無担保転換社債型新株予約権付社債の発行等による資金調達活動に注力した結果、当連結会計年度末の現金及び預金残高は291,602千円(前連結会計年度末比223,543千円増)となったものの、依然として短期借入金残高及び1年内返済予定の長期借入金残高の合計値を下回る水準となっております。また、当連結会計年度末における連結貸借対照表に記載される純資産の数値が転換社債型新株予約権付社債に付された財務制限条項へ抵触することとなり、社債権者は当社に対して繰上償還を請求する権利を有している状態にあります。 以上により、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しております。当社グループでは、これらの状況を解消するため、以下の対応策を実施してまいります。 (a)収益力の改善(既存事業の競争力強化/M&Aの実施) これまでの取り組みとしては、2025年4月より既存顧客に対する月額固定料の20%値上げを行うなど「Bplats® Platform Edition」の提供価格の改定、顧客専用環境運用に係る業務委託費の確保などにより、売上高拡大を図っており、1契約あたりのストック収入平均単価は着実に増加傾向にあります。また、当期首より営業所管部門を再編することにより営業力の増強を実施し、前期剥落した大型開発案件の獲得に注力しております。また、当連結会計年度の上半期には、NSW株式会社と販売パートナー契約を締結するなど様々な形での販売パートナーシップの拡大、構築に注力しております。加えて、法人向けSaaSを一元購入・一元管理できるマーケットプレイス「SaaSplats®(サースプラッツ)」の運営開始や、当社の安定的な収益源である光コラボレーション事業者支援システムを刷新しマーケットを拡大すべく「Bplats® Collabo」として10月より提供開始を決定するなど、新たなマーケットへの取り組みや製品投入による売上高拡大に努めております。 今後の短期的な取り組みとしては、中核事業である主力製品汎用型サブスクリプション統合プラットフォーム「Bplats® Platform Edition」のサービス展開において、急速に市場参入が相次ぐ「生成AIサービス事業者」向けのAIマネタイズ支援「AI×Monetization」という新たな取り組みを既に始めておりますが、今後一層強化してまいります。この取り組みにおいては、当連結会計年度の第4四半期連結会計期間において、1社に対する初期費用としては創業以来最大規模の受注額となる大型案件を生成AIサービス事業者から獲得し、既に具体的な成果が出始めております。創業以来培ったサブスクリプション課金ビジネスのノウハウを生成AI特有の複雑な料金計算・請求管理へと応用することで、国内における生成AIサービスの事業化と市場拡大を支援しながら、収益力の向上を図ってまいります。 今後の中長期的な取り組みとしては、中核事業としております主力製品汎用型サブスクリプション統合プラットフォーム「Bplats® Platform Edition」の展開に加え、IoT事業やDX事業を自社事業の取り組みの一部として取り組む企業などとの連携による「Bplats® Platform Edition」を活用した新ビジネス創出等により、収益ポートフォリオの拡大を検討してまいります。当社との事業シナジーのある事業会社をターゲットとしたM&A及び資本業務提携を含めた戦略的な事業拡大を通じて、当社グループ全体として持続的な収益構造の改善と企業価値の向上を実現し、営業損益の改善を目指します。 (b)各種コスト削減施策の強化及び推進 売上原価において、前々期より収益圧迫要因となっていた通信インフラコストについては大幅な削減が実現しており、既に削減後の水準で安定的に推移しておりますが、翌期においても調達の最適化等を行うことにより更なる削減に取り組んでまいります。また、厳選採用や組織統合・人員配置換え等による労務費・人件費・採用教育費の削減、開発案件に応じた外注加工費(SES)の削減等の具体的なコスト削減を継続的に実施しており、一定の効果は実現しておりますが、翌期以降についてはAI活用による品質向上・開発効率の向上及び全社的な業務効率化の徹底により、更なるコスト管理を実現し、営業黒字体質への転換を目指してまいります。 (c)戦略的事業パートナーとの資本業務提携等による財務基盤強化 当社は、当連結会計年度において第6回新株予約権の発行とその一部行使、及び第1回無担保転換社債型新株予約権付社債の発行により、キャッシュ・フロー改善と資本増強を実施しております。加えて、2026年5月29日開催の取締役会において、第7回新株予約権(行使価額修正条項付)を発行することについて決議し、2026年6月15日付にて払込手続が完了しております。これらの割当先であるGP上場企業出資投資事業有限責任組合の管理・運営を行うグロースパートナーズ株式会社とは事業提携契約を締結して各種の経営支援を受けておりますが、今後も同社の支援により新たなエクイティファイナンスを含めた更なる資金調達を検討してまいります。なお、同組合を引受先とする転換社債型新株予約権付社債に関し財務制限条項に抵触しておりますが、当該抵触について、同組合から、繰上償還請求を行使しないことに同意する旨の書面を2026年5月29日付にて取得しております。同社とは、社内の業務改善に係る各種PJでの連携を含め継続的・緊密に協議の機会を設け支援活動を受けるなど、良好な関係を維持しております。 また、同社に限らず新たな事業面での戦略的パートナーとの連携など各種資本政策及び資金調達に関する諸施策を幅広く検討してまいります。当社グループは、これらの対応により、債務超過の解消や財務基盤の改善に取り組んでまいります。
経営成績の分析 (MD&A)7,533字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 文中における将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、引き続き雇用・所得環境の改善を背景に回復基調で推移しているものの、物価高騰の継続による消費者マインドの下振れ懸念に加え、米国の通商政策の不確実性や中東の政情不安などにより、先行き不透明な状況が続いております。 当社グループを取り巻く事業環境としては、近年消費者の価値観が「所有」から「利用」、「モノ」から「コト」へ変化する中で、「サブスクリプションビジネス」がBtoCの分野で先行的に拡大しており、すでに「サブスクリプション」はビジネスモデル変革の一つのキーワードとして広く業界に認知されるに至っております。また、近年は、技術革新に加え、社会生活の態様の変化を踏まえ、日本企業によるデジタル・トランスフォーメーション(DX)への取り組みが一層進んでいく環境が出来上がりつつあるものと思料しておりますが、加えて、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を契機に、コンタクトレス・エコノミーへの対応が求められる時代にもなりました。 このような環境において、当社グループは創業以来「情報基盤の創造によって、より豊かな社会の実現に貢献する」ことを理念とし、「サブスクリプションをすべてのビジネスに」をテーマに、サブスクリプション統合プラットフォーム「Bplats®」の開発・提供を一貫して行っております。サブスクリプション型ビジネスへの転換・事業創出のニーズは各産業に通底するものであり、当社プラットフォームを展開しうる業域は広いため、今後も事業機会は増加していくものと想定しております。また、新型コロナウイルスの感染拡大により社会経済活動が制約を受けたことを契機として、中長期的には、社会生活の態様の変化から日本企業によるデジタル・トランスフォーメーション(DX)への取り組みが一層進み、日本企業のビジネスモデルのサブスクリプション型ビジネスへの転換が従来よりも加速していく可能性もあり、その場合には、当社の主力製品である汎用型サブスクリプション統合プラットフォーム「Bplats® Platform Edition」は、より一層の支持を受けるものと期待されます。 当社グループでは、全てのサブスクリプションビジネスを取り込み得る将来的な拡販の可能性とそれに伴う企業成長を目指し、2017年半ばより汎用製品である「Bplats® Platform Edition」を主力製品として、当期においても引き続きその拡販に注力しており、日本企業のデジタル・トランスフォーメーション(DX)を支援するプラットフォームシステムとして着実な事業進捗を重ねているものと判断しております。 また、「Bplats® Platform Edition」で実現する「エコシステムがつながる」という当社の強みの機能向上を推進し、多様なニーズに対応すべく、新たなオプション機能の開発を継続的に進めております。特に、自社のサブスクリプションサービスを他事業者のサブスクリプションマーケットプレイスを通じて提供できるサービス「Bplats® Connect」を活用すると、大手のサブスクリプションマーケットプレイスを展開する事業者に自社のサブスクリプションサービスを登録し新しい顧客層にサービスや商品を提供することや、複数の「Bplats®」の利用者が集まって一つのマーケットプレイス型サイトを新たに開設することによりスマートシティやスマートビルディングといった個々の目的にあった新たなマーケットプレイスに参加する各企業のサブスクリプションを簡単に取りまとめ新規のビジネスを立ち上げることが可能になります。 当社といたしましては、このように主力製品「Bplats® Platform Edition」の機能向上を進めつつ、当期首より再編・強化された営業所管部門による直販営業の強化に加え、販売パートナーの拡充と販売パートナーへの営業支援を強化し、受注拡大に注力しております。2025年6月には、当社事業との事業連動性が高いIoT等の自社プロダクトを持つNSW株式会社と「Bplats® Platform Edition」の販売パートナー契約を締結しております。 こうした販売戦略を通じ新規契約及びアップグレード案件獲得とそれに伴う1社あたりの顧客単価拡大に注力することで、引き続き中長期的な成長を目指して当社グループの顧客基盤及びサブスクリプション収益(ストック型の月額収益、オプション追加収益)の拡大に努めてまいります。当連結会計年度においては、売上高に占めるストック収入の割合は74.0%(前期82.0%/7.9pt減)と、引き続き収益の大きな柱となっております。 市場の拡大に向けた取り組みの強化としては、急速に市場参入が相次ぐ「生成AIサービス事業者」向けのAIマネタイズ支援を「AI×Monetization」という新たな取り組みとして強化しております。この取り組みにおいては、当連結会計年度の第4四半期連結会計期間において、1社に対する初期費用としては創業以来最大規模の受注額となる大型案件を生成AIサービス事業者から獲得し、既に具体的な成果が出始めております。創業以来培ったサブスクリプション課金ビジネスのノウハウを生成AI特有の複雑な料金計算・請求管理へと応用することで、国内における生成AIサービスの事業化と市場拡大を支援しながら、収益力の向上を図ってまいります。 また、2025年5月には、オフィスツール・テレワーク支援・セキュリティから会計・人事労務・営業支援に至るまで、業務に必要なSaaSアプリケーションがひとまとめに掲載され、そのまま購入/申込することができるオンラインストア「SaaSplats®(サースプラッツ)」の運営を開始しております。2025年10月には、従前より提供していた光コラボレーション事業者支援システムを刷新し、「Bplats® Collabo(ビープラッツ・コラボ)」として提供を開始しております。 以上の結果、当連結会計年度における売上高については、ストック収入は契約社数減により減少した一方で、スポット収入は大型開発契約はなかったものの中規模案件の貢献により増加し、727,157千円(前年同期比2.9%増)となりました。また、損益面については、過年度の主力製品バージョンアップに伴い増加していた通信インフラコストが大幅に減退したことにより売上原価が減少し、営業損失は126,351千円(前年同期は207,489千円の営業損失)、経常損失は142,265千円(前年同期は217,402千円の経常損失)、また、5月14日付け公表の「営業費用(株主優待引当金繰入)及び特別損失(減損損失)の計上、通期連結業績予想及び個別業績予想と実績値の差異に関するお知らせ」のとおり、ソフトウエア(無形固定資産)及び共用資産(有形固定資産)について、減損損失772,505千円を計上したこと等により、親会社株主に帰属する当期純損失は925,575千円(前年同期は298,069千円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。 また、当連結会計年度末における当社グループの財政状態については下記のとおりとなっております。 (資産) 当連結会計期間末の総資産は410,795千円となり、前連結会計年度末に比べ676,747千円の減少となりました。 流動資産は410,520千円となり、前連結会計年度末に比べ215,248千円の増加となりました。これは主に、現金及び預金が223,543千円増加したこと、売掛金が2,580千円増加したこと等によります。 固定資産は275千円となり、前連結会計年度末に比べ891,996千円の減少となりました。これは主に、ソフトウエア及びソフトウエア仮勘定の無形固定資産が減損損失の計上により869,289千円減少したこと等によります。 (負債) 当連結会計期間末の負債合計は858,046千円となり、前連結会計年度末に比べ55,006千円の増加となりました。 流動負債は491,824千円となり、前連結会計年度末に比べ152,793千円の減少となりました。これは主に、1年内返済予定の長期借入金が147,624千円減少したこと、短期借入金が50,000千円減少したこと、株主優待引当金が32,765千円増加したこと等によります。 固定負債は366,222千円となり、前連結会計年度末に比べ207,800千円の増加となりました。これは主に、新株予約権付社債が300,000千円増加したこと、長期借入金が92,202千円減少したこと等によります。 (純資産) 当連結会計期間末の純資産合計は△447,251千円(債務超過)となり、前連結会計年度末に比べ731,754千円の減少となりました。これは主に、株式報酬及び新株予約権行使の払込みにより資本金及び資本剰余金がそれぞれ96,430千円増加したものの、親会社株主に帰属する当期純損失の計上により利益剰余金が925,575千円減少したこと等によります。 なお、当社は、2025年6月19日開催の定時株主総会の決議に基づき、2025年8月1日付で減資の効力が発生し、資本金を500,365千円、資本準備金を192,528千円減少し、その他資本剰余金に振り替えるとともに、その他資本剰余金692,893千円を繰越利益剰余金に振り替え、欠損填補を実施しました。これらの資本金及び資本準備金の額の減少並びに欠損填補は貸借対照表の純資産の部における勘定科目間の振替処理であり、純資産額に変更はありません。 株主資本は△448,209千円となり、前連結会計年度末に比べ732,713千円の減少となりました。自己資本比率につきましては、△109.1%(前連結会計年度末は26.2%)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ、223,543千円増加し、291,602千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は200,063千円(前年同期は48,092千円の獲得)となりました。これは主に減損損失772,505千円、減価償却費272,289千円等の資金の支出を伴わない費用の計上があった一方で、税金等調整前当期純損失912,990千円等で資金が減少したことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果支出した資金は166,296千円(前年同期は291,799千円の支出)となりました。これは主にシステム開発に伴う無形固定資産の取得による支出169,463千円等で資金が減少したことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果得られた資金は189,776千円(前年同期は79,553千円の獲得)となりました。これは主に短期借入れによる収入450,000千円、新株予約権付社債の発行による収入292,213千円、株式の発行による収入186,000千円等で資金が増加したことに対し、短期借入金の返済による支出500,000千円、長期借入金の返済による支出239,826千円等で資金が減少したことによるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の状況 a.生産実績 当社グループで行う事業は、提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 b.受注実績 当社グループのサービス提供の実績は販売実績と一致しておりますので、受注実績に関しては販売実績の項をご参照ください。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績を事業別及びサービス別に示すと、次のとおりであります。 事業及びサービスの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) サブスクリプション事業   718,784   103.3 初期費用・初期開発等   86,977   106.0 月額利用料等   631,807   102.9 その他の事業   8,373   80.0 合計   727,157   102.9 (注) 当連結会計年度の主な相手先の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 販売高(千円)   割合(%)   販売高(千円)   割合(%) Itplace株式会社   53,116   7.5   110,526   15.2 東京エレクトロンデバイス株式会社   66,240   9.3   73,214   10.0 NTTドコモビジネス株式会社(注)   89,771   12.7   20,784   2.8 (注) 2025年7月1日よりエヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社からNTTドコモビジネス株式会社へ社名変更しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び重要な会計上の見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、決算日における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような経営者の見積り及び予測を必要としております。当社グループは、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、見積り及び予測を行っております。 なお、連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り、2 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載のとおりであります。 その他重要な会計方針は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項、2 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項 重要な会計方針」に記載のとおりであります。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の経営成績等について、当社グループの中長期的な事業戦略に基づき当連結会計年度に実施しました諸施策に関係づけて分析すると、以下のとおりであります。 a.売上高 ストック収入は契約社数減により減少、一方でスポット収入は大型開発契約はなかったもののAIサービス事業向けやMVNO事業向けの新規案件の獲得により増加、売上高は727,157千円(前年同期比2.9%増)となりました。 b.売上原価、売上総利益 過去の主力製品バージョンアップに伴い増加していた通信インフラコストが削減施策効果の実現により減退したことにより売上原価が444,122千円(前年同期比19.3%減)となり、売上総利益は283,035千円(前年同期比81.6%増)となりました。 c.販売費及び一般管理費、営業損失 20期末の株主を対象に実施する創業20周年記念株主優待に係る株主優待引当金繰入額32,765千円を計上したこと等により販売費及び一般管理費は409,386千円(前年同期比12.6%増)となり、営業損失は126,351千円(前年同期は207,489千円の営業損失)となりました。 d.営業外損益、経常損失 営業外収益は1,912千円、営業外費用は17,826千円となり、その結果、経常損失は142,265千円(前年同期は217,402千円の経常損失)となりました。 e.親会社株主に帰属する当期純損失 ソフトウエア(無形固定資産)及び共用資産(有形固定資産)に係る減損損失772,505千円を特別損失として計上しました。法人税、住民税及び事業税、法人税等調整額等を計上した結果、親会社株主に帰属する当期純損失は925,575千円(前年同期は298,069千円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。 当社グループの将来の経営成績に重要な影響を与える要因のうち、投資者の判断に重大な影響を与える可能性の事項については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 資本の財源及び資金の流動性については下記のとおりと考えております。 資本の財源については、当連結会計年度末においては親会社株主に帰属する当期純損失925,575千円を計上したことから自己資本比率は△109.1%となりました。 また、資金の流動性については、当連結会計年度末における流動比率は83.5%となりました。 経営者の問題意識と今後の方針については次のとおりと考えております。 当社グループは、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおり、当社グループが今後更に成長と発展を遂げるためには、様々な課題に対処していくことが必要であると認識しております。それらの課題に対応するため、経営者は常に市場におけるニーズや事業環境の変化に関する情報の入手及び分析を行い、現在及び将来における事業環境を認識したうえで、当社の経営資源を最適に配分し、最適な解決策を実施していく方針であります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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