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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ビーブレイクシステムズ

bBreak Systems Company, Limited3986 · Standard · 情報・通信業

クラウドERPでサービス業に特化する独立系ベンダー。SAP出身の創業者が立ち上げ、労働集約型・プロジェクト型業種に強みを持つ。

概要

ビーブレイクシステムズは、2002年に東京都品川区で設立された情報・通信業の企業である。SAPジャパンのシステムコンサルタントだった2名が創業し、クラウドERP「MA-EYES」の開発・販売を中核とするパッケージ事業と、Java特化の受託開発・人材派遣を行うシステムインテグレーション事業を展開する。2017年に東京証券取引所マザーズに上場し、2022年からグロース市場に所属。従業員150名、2025年6月期の売上高は約14億円である。

二つの事業セグメントが支える収益構造

当社はパッケージ事業とシステムインテグレーション事業の2セグメントで構成される。パッケージ事業は自社開発のクラウドERP「MA-EYES」の販売・導入が中心で、導入時のフロー収入と継続利用によるストック収入がある。システムインテグレーション事業は顧客先常駐によるJava開発案件が主体で、安定的な収益基盤となっている。2025年6月期のセグメント別売上高はパッケージ事業7億27百万円、SI事業6億51百万円で、全体の売上高13億78百万円に対しほぼ均等である。両事業の技術者は相互に配置可能で、繁忙に応じてシフトする体制をとる。企業集団は形成しておらず単体で事業を運営する。

サービス業に特化したクラウドERP「MA-EYES」

主力製品「MA-EYES」はサービス業、特に労働集約型・プロジェクト型の業種に特化したクラウドERPである。管理会計モジュールを中核に、グループウェア、販売管理、購買管理、経費管理、勤怠管理、財務会計、在庫管理、入金管理、支払管理などの機能を統合する。対象業種に応じてVシリーズ(システム開発・派遣・インターネット・コンサル業向け)とAシリーズ(広告業向け)の2系統を提供する。2010年5月からクラウド提供を開始し、クライアント・サーバー型からクラウドへシフトした。提供形態はSaaS版と一括導入版があり、SaaS版は受注から3営業日~3ヶ月、一括導入版は3~18ヶ月で稼働する。セミオーダー方式により、顧客の業務プロセス変更を強いることなくカスタマイズを実現する点を強みとする。

安定収益の源泉となるストック型ビジネス

パッケージ事業の収益は、導入時に発生する一時的なフロー型売上と、導入後継続的に得られるストック型売上から構成される。ストック型売上はSaaS版の月額利用料や保守サポート料が主体で、顧客の長期利用により積み上がる。これにより、新規受注が変動しても一定の収益基盤を確保できる。また、システムインテグレーション事業は、主要顧客である株式会社インターネットイニシアティブとの継続取引(2025年6月期の売上割合10.8%)に代表されるように、常駐型の安定受注が特徴である。同社は技術者をJava案件に特化させることで差別化を図り、技術者の需要が高水準な市場環境下で堅調な売上を維持している。

フリーランス活用と人材派遣の拡充戦略

システムインテグレーション事業の拡大に向け、自社運営のフリーランス向け案件紹介サイト「Humalance」と、有料職業紹介サービス「Humalanceコネクト」を展開する。Humalanceは2018年8月に開始され、開発リソースの確保手段として機能する。2021年2月には有料職業紹介事業許可を取得し、人材紹介事業を本格化した。また、特定労働者派遣事業(2005年届出)から労働者派遣事業許可(2016年取得)へ移行し、派遣事業の法的基盤を整備している。これらの取り組みにより、社員技術者のみならず外部フリーランス人材も活用した柔軟な開発体制を構築し、需要変動への対応力を高めている。

業界の中での役割はクラウドERPベンダーおよびシステムインテグレーターにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
14億円
営業利益
1億円
営業利益率
7.1%
純利益
1億円
2026/6 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01サービス業(労働集約型・プロジェクト型)主力

サービス業、特に労働集約型・プロジェクト型の業種(システム開発・派遣・インターネット・コンサル業や広告業)に特化したクラウドERPを提供。管理会計を中核に、グループウェア、販売管理、購買管理、経費管理、勤怠管理、財務会計、在庫管理、入金管理、支払管理などの機能を備える。セミオーダー方式で顧客固有の要望に柔軟に対応し、従業員100人以上1000人未満の企業や業務プロセス変更が難しいサービス業でのERP導入ハードルを下げる。

主な製品・サービス2
MA-EYES Vシリーズ
システム開発・派遣・インターネット・コンサル業向けのERPパッケージ。管理会計を中核に、販売管理、購買管理、経費管理、勤怠管理などの機能を備える。SaaS版または一括導入版で提供。
MA-EYES Aシリーズ
広告業向けのERPパッケージ。Vシリーズと同様の機能を備え、広告業界の業務プロセスに特化。SaaS版または一括導入版で提供。

02EC決済サービス提供企業準主力

基幹業務システムの受託開発を行う「J-Fusionソリューション」を提供。自社開発の基幹業務システム開発・稼動環境ソフトウェア「J-Fusion」を用いて、ECサイトの決済サービス提供企業向けに、カード会社や加盟店との取引管理システムなどを構築。業種・機能範囲を問わずスクラッチ開発で対応し、EC決済分野に複数の導入実績がある。

EC決済サービス提供企業に複数の導入実績

主な製品・サービス1
J-Fusionソリューション
自社開発の基幹業務システム開発・稼動環境ソフトウェア「J-Fusion」を用いた受託開発サービス。ECサイトの決済サービス提供企業向けに、カード会社や加盟店との取引管理システムなどを構築する。

03IT業界(システムインテグレーター経由)準主力

顧客企業先に常駐してシステム開発を行うシステムインテグレーション事業。Java開発案件に特化して技術的差別化を図っており、最終ユーザーとは直接契約せず、システムインテグレーター経由で受託開発や人材派遣を行う。受注の波が小さく安定した事業で、会社の安定運営の基盤となっている。また、請け負った開発をフリーランス向け案件紹介サイト「Humalance」に登録したフリーランスを含むビジネスパートナーに委託することもある。

製品と技術

サービス業向けクラウドERP「MA-EYES」の機能と構造

「MA-EYES」は、サービス業の業務プロセスに特化したクラウドERPである。管理会計モジュールを中核とし、グループウェア、販売管理、購買管理、経費管理、勤怠管理、財務会計、在庫管理、入金管理、支払管理など、基幹業務に必要な機能を統合する。Vシリーズはシステム開発・派遣・インターネット・コンサル業向け、Aシリーズは広告業向けに最適化されている。提供形態はSaaS版と一括導入版の2種類。SaaS版は標準機能をネット経由で利用し、一括導入版は顧客環境にプライベートクラウド(ホスティングまたはオンプレミス)で構築する。いずれの場合も、標準パッケージをベースにセミオーダー方式でカスタマイズ可能であり、顧客の業務フローを変えずにシステムを導入できる。

セミオーダー開発と「J-Fusion」による受託開発

「J-Fusion」は、自社開発した基幹業務システムの開発・稼動環境ソフトウェアである。セミオーダー型のシステム開発フレームワークを提供し、ECサイト決済サービス提供企業など向けに受託開発を行う。この仕組みでは、システムの基盤部分をあらかじめ用意し、顧客固有の機能だけをスクラッチ開発で実装する。これにより、開発期間とコストを抑制しながら、顧客の要求をほぼすべて反映できる。J-Fusionを用いた案件は、開発言語としてJavaを中心としており、技術の一貫性を保っている。また、パッケージ事業のMA-EYES導入時のカスタマイズにも同じセミオーダー手法が適用される。

人材サービス「Humalance」と「Humalanceコネクト」

「Humalance」はフリーランス向け案件紹介サイトで、2018年8月にサービスを開始した。システムインテグレーション事業の一環として、社外の開発者をプロジェクトにアサインするためのプラットフォームである。2021年5月には有料職業紹介サービス「Humalanceコネクト」を追加し、フリーランスの直接紹介も行うようになった。両サービスにより、社内人材の不足時や専門スキルが必要な案件に対して柔軟にリソースを調達できる。また、Humalanceに登録するフリーランスをビジネスパートナーと位置づけ、受託開発案件の一部を委託することもある。これにより、固定費を増やさずに開発キャパシティを拡大する戦略をとっている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • EC決済サービス提供企業EC決済サービス提供企業に複数の導入実績

有価証券報告書(2025/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

営業利益率高いが、成長鈍化

当社は情報・通信業に属し、ソフトウェア開発・システムインテグレーションを手掛ける。売上高は14億円で横ばい、同業のソラコムやハッチ・ワークと比較して小規模。営業利益率は2024年6月期14.29%と高水準だが、2025年6月期は7.14%へ半減予想。収益性は高いが、新規案件の伸び悩みや競争激化が影響。ニッチ分野での専門性が強みだが、市場規模は限定的か。

強み

  • 営業利益率14%超と高く、効率的な経営が強み。
  • 特定分野(例:制御系、組込み系)で差別化された技術を保有。
  • 長期取引先からのリピート受注により、売上基盤が安定。
  • 少人数組織で意思決定が速く、顧客ニーズに迅速対応可能。

課題

  • 売上高が3期連続14億円と横ばい、新規顧客開拓が急務。
  • 営業利益率が半減、競争激化や人件費上昇が収益を圧迫。
  • 売上14億円と小規模、大口案件獲得や投資余力に制約。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がビーブレイクシステムズ

時価総額で並べると、掲載9社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14059まぐまぐ11億円54.6倍
23667enish11億円
33787テクノマセマティカル10億円11.3倍
4175AWill Smart9億円
54381ビープラッツ8億円
63986ビーブレイクシステムズ7億円21.1倍
74316ビーマップ4億円
83681ブイキューブ2億円
9593Aティアフォー

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 23件

SAP出身者が起こした2002年の創業

2002年7月、東京都品川区に資本金10百万円で株式会社ビーブレイクシステムズが設立された。創業者はドイツのERPベンダーSAPの日本法人でシステムコンサルタントを務めていた2名である。同年9月には、セミオーダー型システム開発稼働環境「J-Fusion」をリリース。このソフトウェアは、基幹システムの開発・稼動環境を提供し、後の受託開発事業の基盤となった。創業当初からシステム構築の仕組み化を志向し、独自の開発手法を確立していく。資本金は2004年に30百万円、2005年に50百万円へ増資され、事業拡大の資金を調達した。

統合ERP「MA-EYES」のリリースと事業の二極化

2005年10月、統合型基幹業務パッケージ(ERP)「MA-EYES」をリリース。サービス業向けに特化した機能を持ち、管理会計を核とする統合システムである。これにより、自社パッケージ製品の販売と、J-Fusionを用いた受託開発の二つのビジネスラインが確立された。2007年1月には社員数増加に伴い本社を五反田第一生命ビルディングに移転。同年6月資本金60百万円に増資。2007年8月にはプライバシーマークを取得し、情報管理体制を強化した。2009年5月にはオープンソースソフトウェア「ExCella」を公開し、技術コミュニティへの貢献も開始した。

2010年のクラウド提供開始による収益モデル転換

2010年5月、「MA-EYES」の一括導入版に加え、SaaS版をリリース。これにより、従来のクライアント・サーバー型からクラウドコンピューティングによる提供へと大きくシフトした。クラウド版の登場は、導入期間の短縮(SaaS版は3営業日~3ヶ月)と低価格化を実現し、従業員100人以上1000人未満の中堅企業や、予算制約のあったサービス業への販路を広げた。また、継続的な利用料収入(ストック型売上)が発生するビジネスモデルへ転換し、収益の安定化に寄与した。この時期、大阪支社(2014年)や名古屋営業所(2015年)の開設により全国展開も進めた。

海外拠点管理システムの投入と上場への道

2013年3月、海外拠点統合管理システム「GLOBAL EYES」をリリース。多国籍企業の海外子会社管理を目的とした製品で、MA-EYESの海外展開版とも位置づけられる。同年からの財務データによると、売上高は2013年6月期の8億円から緩やかに増加し、2016年6月期には10億円を突破。安定した利益を計上するようになり、2017年6月には東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場した。上場時の資本金は210百万円に増資され、資金調達力と社会的信用を高めた。

上場後の新事業:フリーランス紹介「Humalance」

2018年8月、フリーランス向け案件紹介サイト「Humalance」を開始。システムインテグレーション事業の拡大策として、社外の開発リソースを確保するプラットフォームである。2021年2月には有料職業紹介事業許可を取得し、同年5月には職業紹介サービス「Humalanceコネクト」を提供開始。これにより、単なる人材派遣に加え、人材紹介事業にも進出した。2022年4月には東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、マザーズからグロース市場へ移行。2023年9月には監査等委員会設置会社へ移行し、ガバナンス体制を強化した。

直近の動き:ISMS認証取得と本社移転

2023年11月、本社を東京都品川区東五反田の現住所に移転。2025年3月にはISMS認証(情報セキュリティマネジメントシステム)およびISMSクラウドセキュリティ認証を取得した。これにより、クラウドサービス提供におけるセキュリティ管理体制の国際標準への準拠を証明した。売上高は2021年6月期以降13~14億円で推移し、大きな変動はない。2025年6月期の売上高は13億78百万円、営業利益1億10百万円、経常利益1億12百万円、当期純利益92百万円であり、安定した収益基盤を維持している。

年表23件を開く

2000年代

  • 2002年7月創業東京都品川区に資本金10百万円にて株式会社ビーブレイクシステムズを設立
  • 2002年9月セミオーダー型システム開発稼動環境「J-Fusion」をリリース
  • 2004年2月資本金30百万円に増資
  • 2005年6月資本金50百万円に増資
  • 2005年10月M&A統合型基幹業務パッケージ(ERP)「MA-EYES(エムエーアイズ)」をリリース
  • 2005年11月特定労働者派遣事業届出
  • 2007年1月社員数増加を受け、五反田第一生命ビルディングに本社を移転
  • 2007年6月資本金60百万円に増資
  • 2007年8月プライバシーマークを取得
  • 2009年5月オープンソース「ExCella(エクセラ)」を公開

2010年代

  • 2010年5月「MA-EYES」の一括導入版およびSaaS版をリリース
  • 2013年3月M&A海外拠点統合管理システム「GLOBAL EYES」をリリース
  • 2014年2月大阪市中央区に関西支社を開設
  • 2015年3月名古屋市西区に名古屋営業所を開設
  • 2016年2月労働者派遣事業許可を取得
  • 2017年6月上場東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場、資本金210百万円に増資
  • 2018年8月フリーランス向け案件紹介サイト「Humalance(ヒューマランス)」を開始

2020年代

  • 2021年2月有料職業紹介事業許可を取得
  • 2021年5月職業紹介サービス「Humalanceコネクト」を提供開始
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、マザーズ市場からグロース市場に移行
  • 2023年9月監査等委員会設置会社に移行
  • 2023年11月現住所に本社を移転
  • 2025年3月ISMS認証、及び、ISMSクラウドセキュリティ認証を取得

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/6期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    パッケージ機能の拡充とサービス拡充

    需要動向を捉えた新機能の開発、重要基盤機能の強化、SaaS版のサービスラインナップの拡充に注力する。

  2. 02

    パッケージ営業力の強化

    営業担当者の育成による組織体制の強化、全国拡販や受注率向上のためのリサーチ・企画活動に注力する。

  3. 03

    システムインテグレーション事業の拡大

    自社運営のフリーランス案件紹介サイト「Humalance」で上質な開発リソースを確保し、社員技術者のアサイン増や既存取引先との取引深耕により売上利益拡大を目指す。

  4. 04

    人材の獲得・育成

    当社のビジョンと理念を共有できる社員の獲得と育成に注力する。

  5. 05

    内部管理体制の強化

    事業規模の拡大に伴い内部統制システムを適切に整備・運用し、財務報告の信頼性を確保してコーポレート・ガバナンス機能を強化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 9期分

グループ全体で150人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は508万円で、8期前と比べて+7.9%平均年齢は32.8歳、平均勤続年数は8.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年6月129
2018年6月122
2019年6月47131.35.5118
2020年6月47931.35.8124
2021年6月48832.16.6124
2022年6月50232.26.9131
2023年6月52332.17.0141
2024年6月50632.27.4148135
2025年6月50832.88.015067

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 東京都品川区35百万円
全社(共通)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年6月期の売上高は14億円営業利益1億円前期と比べると増収増益で、売上が+0.0%、利益が+0.0%。

売上高
+0.0%
14億円
営業利益
+0.0%
1億円
純利益
+0.0%
1億円
営業利益率
7.1%
前期比 +0.0%pt

会社が出している今期の予想2027年6月期

項目会社予想前期実績
売上高14億円14億円
営業利益1億円1億円
純利益1億円1億円
1株あたり配当¥16¥16

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は7億円、営業利益は1億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q3133.30
2023年4Q40
2024年1Q4125.00
2024年2Q300.01
2024年3Q400.00
2024年4Q3133.30
2025年2Q7114.30
2025年4Q700.01
2026年2Q700.00
2026年4Q7114.31

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年6月期からの14期で、売上は8億円から14億円へ1.8倍に増えた。直近期の営業利益率は7.1%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
海外拠点統合管理システム「GLOBAL EYES」をリリース
2013年6月800
大阪市中央区に関西支社を開設
2014年6月900
名古屋市西区に名古屋営業所を開設
2015年6月900
2016年6月1011
東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場、資本金210百万円に増資
2017年6月1121
2018年6月1121
2019年6月1121
2020年6月1211
2021年6月1211
2022年6月1321
2023年6月1421
2024年6月142214.31
2025年6月14117.11
2026年6月14117.11

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年6月期

売上高14億円のうち、営業利益として残るのは1億円7.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1億円、売上の7.1%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 費用事業を回すためにかかったお金92.9%13億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.1%1億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比1.2pt
7.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.5pt
7.1%
税金まで払って最後に残る割合

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 11期分

2025年6月期は営業CFが1億円、投資CFが−15億円で、差し引きのフリーCFは−14億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は5億円で、売上の4.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2015年6月00003
2016年6月10013
2017年6月10419
2018年6月100110
2019年6月200212
2020年6月100113
2021年6月100114
2022年6月200216
2023年6月200217
2024年6月200219
2025年6月1−150−145

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 13期分

2025年6月期の総資産は23億円。このうち返さなくてよい自己資本が17億円で、自己資本比率は74.8%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年6月53263.8
2014年6月53266.1
2015年6月53263.0
2016年6月64264.4
2017年6月129378.5
2018年6月1311280.4
2019年6月1512379.7
2020年6月1613379.3
2021年6月1713477.6
2022年6月1914576.2
2023年6月2015575.5
2024年6月2216673.8
2025年6月2317674.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年6月期の内訳単体ベース
現金及び預金
17億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
12億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
6億円
いつか返す必要があるお金

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り605社中171位あたり、逆に低いのは売上成長率605社中493位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
7.1%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
0.0%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.4%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥474で、1年前と比べて+5.9%過去52週の値幅のなかでは32%の位置にある。

¥474-0.2%1ヶ月-2.7%1年+5.9%時価総額7億円
過去52週の値幅
安値¥425.333高値¥578

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)21.1倍
PER (会社予想)20.6倍
PBR2.87倍
配当利回り3.38%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

1ヶ月で+5.2%と上昇。25日線(477円)を上回り、75日線(499円)に接近。52週高値578円からは-16%と戻り途上。6/29に91,900株の大量売りがあったが、その後は回復。RSI59.0でやや強気。出来高は減少傾向。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 50/100)

PER 24.76倍は業界平均の30.01倍を下回るが、PBR 2.94倍は平均3.45倍に近く、ROE 5.47%と低い。配当利回り1.23%は平均3.51%を大きく下回り、配当性向29.83%と低い。売上高は横ばいで、営業利益率が14.29%から7.14%へ低下しており、収益性の悪化が懸念される。同業他社と比べてPERは割安感があるが、PBRや配当利回り、ROEの低さから、株価は概ね妥当水準と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)21.1倍47.9倍
PER (予想)20.6倍
PBR2.87倍2.96倍
ROE5.5%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

電子帳票ソリューションは、企業の業務効率化やペーパーレス化の流れで需要があります。強気派は、市場のデジタル化ニーズを背景に、安定した需要が見込まれると考えます。一方、弱気派は、市場規模が小さく、競争が激化している中で、売上高が横ばい(14億円程度)で伸び悩んでおり、営業利益率も低下傾向にあることから、収益成長の鈍化を懸念します。また、時価総額が7億円と小さいことから、流動性が低く、投資リスクが高いことも指摘できます。今後は、売上高の成長と利益率の向上が焦点です。

プラスに働く材料7
  • デジタル化需要

    企業のペーパーレス化に伴い、電子帳票の需要は堅調で、市場は拡大傾向にある

  • 安定した収益基盤

    ライセンス収入に加えて保守サポート収入があり、リカーリング収益が得られる

  • ニッチ市場での実績

    電子帳票の分野で長年の実績があり、特定の顧客層からの信頼がある

  • 売上高14億円を3期連続キープ通年影響

    FY2023/6からFY2025/6まで売上高14億円で安定、収益基盤堅牢

  • 純利益1億円で3期連続黒字通年影響

    純利益は毎期1億円を確保、赤字リスクは限定的

  • 株価1年で8.3%上昇継続影響

    株価上昇率8.3%は中小型株として健闘、需給良好

  • 営業利益2億円回復の可能性2026年6月期影響

    FY2024/6の営業利益2億円を基準に、FY2025/6の1億円から回復余地

マイナスに働く材料7
  • 売上高の伸び悩み

    売上高は足元で14億円前後と横ばいであり、成長が見られない

  • 利益率の低下

    営業利益率が2024/6期の14.29%から2025/6期には7.14%へと半減した

  • 市場規模の限界

    電子帳票市場はニッチであり、市場規模が小さく、成長余地が限定的である

  • 営業利益半減の収益悪化2026年6月期影響

    FY2025/6は2億円→1億円に半減、回復兆候なければ一段の減益も

  • 営業利益率7.14%と半減通年影響

    営業利益率は14.29%から7.14%へ大幅低下、収益力の悪化

  • PER24.8倍と割高継続影響

    PER24.8倍、PBR2.94倍でバリュエーション割高

  • ROE5.47%と低水準継続影響

    ROE5.47%はPBR2.94倍に対して資本効率が低い

次の決算で確かめる点
売上高成長率
成長が停滞しており、売上高の増加が今後最重要の課題
営業利益率
利益率の低下が続いているため、改善が見られるか注目
新規顧客獲得数
顧客基盤の拡大が成長の鍵を握るため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり16で、前期から+20.0%いまの株価に対する利回りは3.38%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥16
1株あたり
配当利回り
3.38%
いまの株価に対して
配当性向
29.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2018年6月415.1
2019年6月40.016.6
2020年6月40.017.7
2021年6月40.020.1
2022年6月40.015.8
2023年6月40.013.5
2024年6月525.016.7
2025年6月620.029.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥16

株主

有価証券報告書より

2025年6月期末の株主数は延べ661人。区分でいちばん多いのは個人・その他92.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が6.6%を占め、残る93.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年6月%2021年6月%2022年6月%2023年6月%2024年6月%2025年6月%
個人・その他92.394.096.295.895.492.4
事業法人2.32.41.41.93.16.6
自己株式0.00.01.01.01.0
証券会社2.62.42.02.01.10.8
外国法人2.60.60.30.20.20.2
金融機関0.10.40.10.10.20.0
外国人個人0.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01白岩 次郎39.56
02各務 正人9.64
03上川 伸彦8.22
04高橋 明6.53
05光通信㈱4.66
06加藤 忠男2.20
07熊田 圭一郎1.95
08上田八木短資㈱1.78
09吉田 周作1.30
10塩川 靖幸1.20

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-08-21
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    12.41%
    +1.02pt
  • 2026-08-21
    高橋 明
    新規の大量保有報告
    5.50%
    -1.03pt
  • 2026-07-02
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    7.46%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−95%、1株純資産は13期で−79%。直近期のROEは5.5%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年6月4365,2548.610.3
2014年6月4815,7229.011.4
2015年6月162995.515.6
2016年6月7337021.815.1
2017年6月9867716.259.711.2
2018年6月7970511.637.315.1
2019年6月737659.926.216.6
2020年6月688218.523.817.7
2021年6月608697.022.720.1
2022年6月769338.416.015.8
2023年6月891,0049.217.513.5
2024年6月901,0818.619.616.7
2025年6月601,1275.523.129.8
2026年6月22

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2025/6期の役員報酬は総額70百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
白岩次郎代表取締役 社長53548,000
上川伸彦取締役 開発部長53126,000
高橋明取締役 営業部長5185,000
熊田圭一郎取締役 管理部長5430,000
諏訪由枝取締役(監査等委員)57
伊藤修久取締役(監査等委員)5410,000
本田宗哉取締役(監査等委員)53
成願隆史取締役(監査等委員)53

役員報酬の内訳2025/6

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4575714
社外取締役413133

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/6期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,306字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社は、「世界が認めるシステム構築の仕組を世に広め、社会の発展に貢献する」という理念のもと、ドイツのERPベンダーであるSAP社の日本法人のシステムコンサルタントであった2名を中心に起業し、現在は、主にクラウドERP(注1)の開発および販売を行うパッケージ事業と、主に顧客が構築するシステムの受託開発やIT人材の派遣を行うシステムインテグレーション事業を行っております。当社の技術者は、どちらの事業のプロジェクトにも対応可能であり、両事業の繁忙に応じて適宜配置を変更する体制を取っております。 なお、当社は単体で事業を行っており、企業集団は形成しておりません。また、当社の報告セグメントは、パッケージ事業とシステムインテグレーション事業です。 (注1)クラウドERP ERP(Enterprise Resource Planning)は、経営資源の有効活用の観点から企業全体を統合的に管理し、経営の効率化をはかるための手法・概念のことです。また、これを実現するための統合型基幹業務パッケージを指します。 クラウドERPは、クラウド技術を用いて提供されるERP、またはその提供サービスのことです。 (1)パッケージ事業 パッケージ事業は、企業の基幹業務システムを当社で開発し、エンドユーザーに直接(一部システムインテグレーター(注2)を介して)販売する事業であり、これを主にクラウドコンピューティング技術を用いて事業展開しております。また、当事業の売上高は、基幹業務システムの導入時に受領する対価(フロー型売上)と、導入企業が当社サービスを継続利用することで生じる対価(ストック型売上)で構成されております。現在、企業の情報システムの戦略策定や方針検討を行う現場で「クラウドファースト」という言葉が使われていますが、これは、ITを活用する際にはクラウドの使用を第一候補とする考え方が定着したと考えており、このことは、ITを活用するにあたり、“所有”から“使用”にシフトすることを意味する大きなパラダイム・シフトになったと考えております。当社はこのITを取り巻く環境の変化に対応し、2010年5月より自社ERPのクラウド提供を開始し、それまでのクライアント・サーバー型の提供からクラウド提供にシフトしてまいりました。 パッケージ事業の主要サービス・製品およびその概要 サービス・製品の名称   サービス・製品の内容・用途   契約形態 MA-EYES(Vシリーズ)   システム開発・派遣・インターネット・ コンサル業向けERP   SaaS版or一括導入版 MA-EYES(Aシリーズ)   広告業向けERP   SaaS版or一括導入版 J-Fusionソリューション   基幹システムの開発・提供(業種問わず)   スクラッチ開発 各契約形態における特徴は以下のとおりであります。 SaaS(サース、Software as a Service)版: ・顧客が必要とするグループウェア(注3)や在庫管理などの機能のみを提供する形態 ・提供方法:ネット経由 ・稼働時期:受注から稼働までは3営業日から3ヶ月程度 一括導入版: ・顧客要望に基づき、標準パッケージをベースに機能拡張・カスタマイズを行った上で提供する形態 ・提供方法:プライベートクラウド(注4)(ホスティング型)、プライベートクラウド(オンプレミス型) ・稼働時期:受注から稼働までは3ヶ月から18ヶ月程度 スクラッチ開発: ・顧客要望に基づき、一からシステムを開発・構築する形態 ・提供方法:プライベートクラウド(ホスティング型)、プライベートクラウド(オンプレミス型) ・稼働時期:受注から稼働までは6ヶ月から18ヶ月程度 (注2)システムインテグレーター システムインテグレーション(System Integration)を行う事業者のことです。 システムインテグレーションとは、企業の情報システムの企画、設計、開発、構築、導入、保守、運用などを一貫して請け負うサービスのことです。これらの工程のうちのいくつかを請負う場合もあります。 (注3)グループウェア 複数の人が効率よく作業するためのネットワーク環境を利用したソフトウエアのことです。 電子メール、電子掲示板、スケジュール管理、文書を共有するファイル管理、プロジェクト管理などの機能を持つものが一般的です。 (注4)プライベートクラウド クラウドの技術を用いて一つの企業や企業グループのためだけにコンピューティング環境を提供するサービスのことです。IT資産をクラウドベンダーが所有し、それを特定のユーザー企業が利用する「ホスティング型」や、ユーザー企業がIT資産を所有する「オンプレミス型」等に分類されます。 当事業における個別の製品およびサービスの詳細は以下のとおりです。 ① MA-EYES(エムエーアイズ)Vシリーズ/Aシリーズ MA-EYESはパッケージ事業の主力製品・サービスであり、サービス業、特に労働集約型・プロジェクト型の業種に特化したクラウドERPで、管理会計モジュールを中核として、グループウェア、販売管理、購買管理、経費管理、勤怠管理、財務会計、在庫管理、入金管理、支払管理等の機能を有した基幹業務システムとして、対象業種に応じてVシリーズ、Aシリーズの2系統を提供しております。 顧客毎に行う機能拡張・カスタマイズにつきましても、「セミオーダー」の手法で行っております。セミオーダーは、システムの基盤部分や骨組みを用意しておき、顧客毎に機能の異なる部分について、スクラッチ開発同様に顧客要望に沿った形で開発するといったやり方です。顧客固有の機能については要望どおりに開発するため、画面上の項目追加や帳票形式の変更など顧客要望を基本的に全て実現することが可能となります。さらに、開発工数を短くでき、開発費用を抑えられることもメリットとなっていると考えております。 このセミオーダーの手法を用いることで、これまでのERP導入における課題の一つであった「ERPに合わせて業務プロセスの変更を余儀なくされること」を解決できるようになったと考えております。また、ERPの需要はあるものの、予算の制約によって導入が難しかった従業員数100人以上、1,000人未満の規模の企業や、業務プロセスがビジネスモデルの根幹であるために業務プロセスの変更が難しいサービス業において、ERPの導入のハードルが下がりました。 ② J-Fusionソリューション 自社開発した基幹業務システムの開発・稼動環境ソフトウエアである「J-Fusion」を用いて、企業向けにシステムの受託開発を行うソリューションです。具体的には、ECサイトの決済サービス提供企業向けに、カード会社や加盟店等との間の取引の管理を行うシステムの構築等を行っております。 業種や機能範囲は問わず、各企業のニーズにあった形で要件を定義し、システム開発を行っております。特にECサイトの決済サービス提供企業に複数の導入実績があります。 (2)システムインテグレーション事業 システムインテグレーション事業は、基本的に顧客企業先に常駐して顧客システムの開発を行う事業です。参画する案件については、開発言語がJavaの開発案件に特化することで、技術的な差別化を図っております。 これまでの顧客との継続的な取引関係により、受注の波は小さく安定した事業であり、会社の安定運営の基盤となっております。 他のシステム開発会社との関係におきましては、最終ユーザーとは直接契約せず、システムインテグレーター経由で受託開発を請け負うことや、システムインテグレーターに社員の人材派遣を行うことがございます。また、請け負った開発を、当社が運営するフリーランス向け案件紹介サイト「Humalance(ヒューマランス)」に登録したフリーランスを含むビジネスパートナーに委託することがあります。 [事業系統図]
経営方針・対処すべき課題1,497字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)経営方針 当社は、経営理念として「世界が認めるシステム及びサービスを世に広める活動を通じて、社会の発展に貢献する」を掲げ、その実現のために自社パッケージ「MA-EYES」の開発・導入を行うパッケージ事業と、主に顧客企業先に常駐して顧客システムの開発を行うシステムインテグレーション事業を行ってまいりました。 今後も、クラウド提供や顧客要望実現度等の優位性による「MA-EYES」の拡販を通じてパッケージ事業を拡大し、また、開発言語の特化や蓄積した技術力を武器にシステムインテグレーション事業を推進し、社会の発展に貢献したいと考えております。 (2)経営戦略及び経営環境 「働き方改革」や「DX」などの社会的要請・日本政府の方針、コロナ禍の影響により広く定着したリモートワーク、及び今後深刻化が予想される人手不足などから、今後ますます生産性向上の取り組みが活発となり、ERP導入市場の更なる拡大が予想される中、需要動向を捉えた既存パッケージへの機能拡張・改善、現在主要ターゲットとなっていない新業種向け機能の開発、および、基盤技術の大幅更新を行った次世代MA-EYESの開発および販売を行ってまいります。また、マーケティング活動及び販売体制の強化、全国での拡販、および、パッケージ関連商材の拡販等により売上高および利益の拡大を目指してまいります。さらに、優秀なエンジニア・プロジェクトリーダー・プロジェクトマネージャーの確保および育成も重要課題のひとつであるとの認識のもと、今後も採用および教育に関する投資を行ってまいります。 (3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ① パッケージ機能の拡充及びサービスの拡充 パッケージ事業の推進において、受注機会を増やすには、パッケージそのものをより良いものにしていくことが必要と認識しております。需要動向を捉えた新機能の開発や、重要基盤機能の強化、及びSaaS版のサービスラインナップの拡充などに注力してまいります。 ② パッケージ営業力の強化 パッケージ事業を強力に推進していくためには、パッケージ営業力の強化も必要であり、営業担当者の育成による営業組織体制の強化、及びパッケージの全国拡販や受注率の向上を実現するためのリサーチ・企画活動に注力してまいります。 ③ システムインテグレーション事業の拡大 自社運営のフリーランス専用の案件紹介サイト「Humalance」による上質な開発リソースの確保、社員技術者のアサイン増、及び、既存取引先との取引深耕により、本事業の売上利益の拡大を目指してまいります。 ④ 人材の獲得、育成 当社はさしたる資産も持っておらず、また、人件費が計上する費用の多くを占めることからも、人材が最大の資産であります。これからも、当社のビジョンと理念を共有できる社員の獲得と育成に注力してまいります。 ⑤ 内部管理体制の強化 当社事業の継続的な発展を実現させるためには、コーポレート・ガバナンス機能の強化は必須であり、そのために財務報告の信頼性を確保するための内部統制システムの適切な整備および運用が重要であると認識しております。現在は企業規模が比較的小さく、内部管理体制も企業規模に相応の体制となっておりますが、事業規模の拡大に伴って人的補充を行い、内部管理体制をより一層強化してまいります。
事業等のリスク4,827字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 以下において、当社の事業展開上のリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項を記載しております。また、投資家の判断に重要な影響をおよぼす可能性のある事項については、投資家に対する積極的な情報開示の観点から開示しております。なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであり、潜在的リスクや不確定要素はこれらに限られるものではありません。 (1)経済、市場の動向について 当社のパッケージ事業およびシステムインテグレーション事業は、企業を主要顧客としております。したがって、国内の景気および顧客企業の基幹業務システム関連の設備投資動向が悪化した場合には、当社の事業展開、財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 本リスクへの対応策として、弊社パッケージの対応業種や機能を増やす等、より魅力ある製品になるよう研究開発活動を継続するとともに、1件あたりの単価が低いSaaS版の拡販等により、業種や導入企業数の分散を図ってまいります。また、パッケージの需要が一時的に減退したときの社内リソースの活用先として、システムインテグレーション事業の販路の確保・開拓にも努めてまいります。 (2)競合について 当社と主要顧客ターゲットが重複するERP製品を販売している会社は20社程度存在しております。そのため、競合他社の営業力および技術力等の向上により、競争が激化する場合は、当社の財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 本リスクへの対応策として、引き続き顧客のニーズを汲んだパッケージの開発に努めてまいります。 (3)特定のERP製品への高い依存度について 当社の製品はERPに特化しております。また、当社は現状成長過程であり事業規模が小さく、当製品の新規販売1件当たりの売上高およびその積み上げであるフロー型売上が当社全体の売上高の一定割合を占めている状況にあります。したがって、対象とする業界における当製品の市場競争力の低下等によって計画通りの受注が出来なかった場合、当社の財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 本リスクへの対応策として、1件あたりの単価が低いSaaS版の拡販等によって弊社パッケージ導入企業数を増やすことにより、保守料等のストック型売上を増やしていくよう努めてまいります。また、パッケージの需要が一時的に減退したときの社内リソースの活用先として、システムインテグレーション事業の販路の確保・開拓にも努めてまいります。 (4)解約について 当社のERP製品を導入した企業が、当社製品を継続利用することで生じるストック型売上につきましては、新規受注案件の稼働に伴い増加傾向にありますが、当製品の市場競争力の低下等によって解約が増加し、ストック型売上が減少した場合は、当社の財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 本リスクへの対応策として、定期的な訪問やヒアリング等により顧客のニーズや不満を的確に捉え、提供できるサービス等を提案することによって、顧客満足度の向上や継続的なサービスの提供に努めてまいります。 (5)技術革新による影響について 当社は、Javaおよびオープンソースソフトウエアの技術に特化しておりますが、技術革新等によりこれらの技術への需要が減少した場合は、当社の財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 本リスクへの対応策として、社内で技術レポートの提出を推奨するなど最新の技術動向や環境の変化を捉える体制を推進するとともに、優秀な人材の確保及び教育等によって迅速に把握・対応できるよう努めてまいります。 (6)開発工数の増加について 当社がERP製品のカスタマイズを請け負う場合、仕様の大幅な変更や予期しえない不具合の発生等によりその開発工数が増加し、当初の納入予定日が変更となって、売上および利益の計上が翌四半期あるいは翌事業年度に期ずれする可能性があります。そのような期ずれが発生した場合、当社の財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、最終的に納品できなかった場合には受注金額を回収できないことや損害賠償責任が発生する可能性があることに加え、当社の信用が損なわれ、その後の事業展開、当社の財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 本リスクへの対応策として、入口である見積りの段階で金額及び工数が適切であるかを経験豊富な上位者が確認しております。また、開発の進捗についてはプロジェクトマネジメントオフィス(PMO)において随時監視しており、工数の大幅な超過が発生しないよう努めてまいります。 (7)製品の不具合の可能性について 一般にソフトウエア製品の高度化および複雑化により、完全に不具合を解消することは不可能といわれており、想定以上の規模の不具合や当社の過失によるシステムの不具合が顧客に損害を与えた場合には、当社の信用力の低下により、当社の財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 本リスクへの対応策として、システム運用段階で発生する不具合への対応を一定程度見込んだ体制を構築しております。 (8)契約不適合責任について 当社がERP製品のカスタマイズを請け負う場合、通常、顧客に対して契約不適合責任を負います。当社は定期的に顧客企業のプロジェクト責任者や関係者と会議を行い、プロジェクトの進捗状況の確認や各フェーズの開始および終了判定を行う等プロジェクト管理を徹底し品質管理を行っておりますが、重大な不適合が発生した場合は、人員を投入して無償補修を行う必要があり、当社の財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 本リスクへの対応策として、契約書に一定の免責条項を規定することによりリスクの低減を図るほか、PMOにおける品質管理を徹底することにより納品物の品質向上に努めてまいります。 (9)人材の確保と育成について 当社の基幹事業であるソフトウエア開発は、知識集約型の業務であり、一定水準以上の専門技術や知識を有する技術者やそれを販売する営業部員の確保と育成ならびに当社への定着が重要であると認識しております。また、管理部門の人員についても、会社の重要な業務を担う部門であるため、人材の確保と定着が重要であると認識しております。当社が必要とする人材を十分に確保できない場合には、当社の財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 本リスクへの対応策として、従業員が働きやすい環境の整備や人事制度の構築、及び教育研修体制の充実を進めることによって人材の確保に努めてまいります。 (10)特定人物への依存について 当社創業者である白岩次郎は、当社の大株主かつ代表取締役であり、当社の経営方針や事業戦略の立案・決定における中核として重要な役割を果たし、新たな事業モデルの創出においても中心的な役割を担っております。何らかの理由により同氏が当社の業務を継続することが困難になった場合、当社の財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 本リスクへの対応策として、同氏への依存が過度にならないよう、マネージャー層の拡充・育成や、権限移譲を進めることにより経営組織の強化に努めてまいります。 (11)小規模組織について 当社は、2025年6月30日現在において、取締役(監査等委員である取締役を除く。)4名、取締役(監査等委員)4名、従業員150名と小規模な組織となっており、内部管理体制もこれに応じたものとなっております。当社は、今後の事業規模の拡大に応じて、人員の増強と内部管理体制の一層の充実を図っていく方針でありますが、これらの施策が適時適切に進行しなかった場合には、当社の財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 本リスクへの対応策として、今後、事業規模の拡大に応じて人員を増強し、内部管理体制の拡充を図る方針であります。 (12)法的規制等について 当社は、事業者との間で業務委託契約を締結し、業務を委任しておりますが、「下請代金支払遅延等防止法」(下請法)が適用される場合があります。また、「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律」(労働者派遣法)および「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律等の一部を改正する法律」(同改正法)に基づき、派遣契約を締結し、労働者派遣を一部行っております。 当社は、法令を遵守し事業運営を行っておりますが、運用の不備等により法令義務違反が発生した場合には、当社の社会的信用の失墜等により、当社の財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 本リスクへの対応策として、顧問契約をする弁護士や社労士等の専門家と適宜連携し、新法制定や法改正を確認し、適宜社内にて情報を共有することで法令違反が発生しないように努めてまいります。 (13)知的財産権について 当社では、第三者の知的財産権を侵害しないよう努めておりますが、当社が認識していない第三者の知的財産権がすでに成立している可能性や、使用しているフリーソフトウエアが第三者の知的財産権を侵害している可能性などから、当社による第三者の知的財産権の侵害が生じる可能性があり、その第三者より、損害賠償請求、使用差止請求およびロイヤリティの支払い請求等が発生した場合には、当社の財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 本リスクへの対応策として、使用する外部ソフトウエアの定期的なライセンス契約チェックを実施し、権利の侵害が発生しないように努めてまいります。 (14)情報管理体制について 当社は、顧客の秘密情報および顧客が保有する個人情報を知り得る場合があることから、当該情報を漏えいするリスクがあります。また、人為的ミス等により知り得た情報が漏えいした場合には、当社の社会的信用の失墜等により、当社の財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 本リスクへの対応策として、プライバシーマークを取得するとともに、情報管理体制を構築し、定期的にセキュリティ研修を実施するなど情報管理の徹底をはかっております。また、全ての協力会社との間で機密保持に関する契約を締結し、全ての従業員および協力技術者から機密保持に関する誓約書を取得するなどの対策を講じております。 (15)訴訟等について 当社は、その事業活動の遂行過程において、取引先および従業員等により提起される訴訟その他の法的手続の当事者となるリスクを有しています。これらの手続は結果の予測が困難であり、多額の費用が必要となったり、事業活動に影響を及ぼしたりする可能性があります。さらに、これらの手続きにおいて当社に不利な判断がなされた場合には、当社の業績および財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 本リスクへの対応策として、法令違反となるような行為を防止するための内部管理体制を構築するとともに、取引先、従業員その他第三者との関係において、訴訟リスクを低減するよう努めてまいります。また、現時点において、当社が当事者として関与している訴訟はありません。 (16)情報システムのトラブルについて 当社は、社内システムに関して、地震や火災等の災害、コンピュータ・ウイルス、電力共有の停止、通信障害等によるシステムトラブルが生じた場合、当社の事業活動および経営成績に影響を与える可能性があります。 本リスクへの対応策として、事業継続に影響のある主要サーバーのバックアップ体制を確立しており、今後も必要に応じて事業継続性の強化に努めてまいります。
経営成績の分析 (MD&A)3,725字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 業績等の概要 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりです。 ①財政状態及び経営成績の状況 当事業年度におけるわが国経済は、好調な企業業績を背景に賃上げや設備投資の拡大が進むなど、緩やかな回復 基調が続きましたが、海外ではロシアによるウクライナ侵攻が長期化し、国内でも激しい為替変動と物価上昇が続 く中、米トランプ大統領の政策により株価が乱高下するなど、先行きが極めて不透明な状況で推移しました。 当社が属する市場及び顧客においては、企業のシステム投資ニーズは安定しており、エンジニアの需要も高水準 を維持しているものの、今後の状況は予断を許さないものと認識しております。 このような環境のもとで、当社は、主力製品であるクラウドERP「MA-EYES」について、需要動向を捉えた新機能 の開発や、新規顧客獲得に向けた営業努力を重ねてまいりました。 この結果、当事業年度の業績は、売上高13億78百万円(前事業年度比1.0%減)、営業利益1億10百万円(同 27.8%減)、経常利益1億12百万円(同26.2%減)、当期純利益92百万円(同32.7%減)となりました。 セグメント毎の経営成績は、次のとおりであります。 (パッケージ事業) 主力製品であるクラウドERP「MA-EYES」について、既存ユーザーからの追加開発に関する受注が、前期に法改正対応による一時的な受注により大きく増加した反動から大幅な減少となり、また、SaaS版の新規受注についても計画を下回りました。一方で、一括版の新規受注は計画を上回り、4月には過去最大規模案件の工程の一部の受注があったものの、当期中に工事進行基準で計上できる売上高はごく一部に留まるため、追加開発及びSaaS版のマイナス分を回復するには至らず、売上高は7億27百万円(前事業年度比9.1%減)、セグメント利益は3億23百万円(同17.1%減)となりました。 (システムインテグレーション事業) 堅調なIT需要を背景に安定的に推移しました。また、一部エンジニアをパッケージ事業から本事業にシフトさせたこともあり、売上高は6億51百万円(前事業年度比10.0%増)、セグメント利益は1億54百万円(同13.5%増)となりました。 財政状態は、次のとおりであります。 当事業年度末の総資産は22億92百万円となり、前事業年度末に比べ64百万円増加いたしました。これは主に、当 期純利益の計上及び有価証券の取得によるものであります。 当事業年度末の負債合計は5億78百万円となり、前事業年度末に比べ5百万円減少いたしました。これは主に、 法人税等の減少に伴う未払法人税等の減少によるものであります。 当事業年度末の純資産合計は17億14百万円となり、前事業年度末に比べ69百万円増加いたしました。これは主 に、当期純利益の計上に伴う繰越利益剰余金の増加によるものであります。 ②キャッシュ・フローの状況 当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、定期預金の預入及び有価証券の取得等によ り、前事業年度末に比べ14億1百万円減少し、当事業年度末には4億54百万円となりました。 当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は1億15百万円(前事業年度比52.1%減)となりました。これは主に、税引前当期純利益の計上によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は14億93百万円(同3,735.3%増)となりました。これは主に、定期預金の預入及び有価証券の取得等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は23百万円(同25.0%増)となりました。これは主に、配当金の支払額によるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社のサービス提供の実績は、販売実績とほぼ一致しておりますので、生産実績に関しては販売実績の項をご参照ください。 b.受注実績 当事業年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当事業年度 (自 2024年7月1日 至 2025年6月30日) 受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) パッケージ事業   716,379   94.2   301,398   96.7 システムインテグレーション事業   654,783   107.8   136,028   103.0 合計   1,371,162   100.2   437,426   98.6 c.販売実績 当事業年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当事業年度 (自 2024年7月1日 至 2025年6月30日) 金額(千円)   前年同期比(%) パッケージ事業   726,689   90.9 システムインテグレーション事業   650,869   110.0 合計   1,377,558   99.0 (注)最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりでありま す。 相手先   前事業年度 (自 2023年7月1日 至 2024年6月30日)   当事業年度 (自 2024年7月1日 至 2025年6月30日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 株式会社インターネットイニシアティブ   146,062   10.5   148,310   10.8 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 ①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。重要な会計方針については、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計方針)」に記載のとおりであります。この財務諸表の作成にあたっては、会計上の見積りを行う必要があり、経営者の会計上の見積りの判断が財政状態及び経営成績に重要な影響を及ぼす可能性があると考えております。 ②当事業年度の経営成績等の状況に関する認識および分析・検討の内容 当社は、セグメント情報に記載した報告セグメントのうち、クラウドによる自社ERP提供を中心とするパッケージ事業を「重点事業」と位置付け、リソースを投入して拡大成長を図る方針としております。主に顧客企業先に常駐して開発を行うシステムインテグレーション事業につきましては、常駐型ビジネスで安定的な利益を計上しつつ、Humalanceや関連商材等により拡大成長を図る方針としております。 当事業年度のパッケージ事業の売上高および利益につきましては、主に、既存ユーザーからの追加開発に関する受注が前年比で大幅な減少となったことから売上・利益ともに減少したものと認識しております。 当事業年度のシステムインテグレーション事業の売上高および利益につきましては、前述のパッケージ事業の売上減少を受け、一部エンジニアをパッケージ事業から本事業にシフトさせたことから、売上・利益とも増加したものと認識しております。 ③経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は、経営指標として、重要なリソースである社員技術者を効率的に配置し、売上・利益の極大化を目指す観点から“技術者稼働率”を重視しております。(技術者稼働率=稼働技術者数/総技術者数) 当事業年度の技術者稼働率は65.8%であり、前年度比では低下となりました。これは、主に、パッケージ事業の売上高が減少したこと、及び、競合パッケージに対する優位性確保のためパッケージ製品の新規機能開発・機能拡張への工数投入を継続したことによるものであると認識しております。 ④資本の財源及び資金の流動性 当事業年度末の純資産合計は17億14百万円となり、前事業年度末に比べ69百万円増加いたしました。これは主 に、当期純利益の計上に伴う繰越利益剰余金の増加によるものであります。 当事業年度末の現金及び預金の残高は、前事業年度末に比べ2億11百万円減少し、17億4百万円となりました。当事業年度末において有利子負債の残高はなく、当面の事業活動に必要となる資金の流動性は確保できているものと認識しております。また、近い将来において、重要な資本的支出の予定はありません。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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