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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

フジ日本

Fuji Nihon Corporation2114 · Standard · 食料品

精糖で国内シェア上位、イヌリンなど機能性素材にも強みを持つ総合食品企業。

概要

フジ日本株式会社(旧フジ日本精糖)は、1949年に横浜で創業した精糖メーカーである。現在は糖類(精製糖・液糖)、機能性素材(イヌリン・ペクチン等)、不動産の3事業を展開。2026年3月期の連結売上高は284億円、親会社株主に帰属する当期純利益は32億円。従業員数は単体254名、グループ全体では連結子会社6社・関連会社7社を擁する。東京証券取引所スタンダード市場に上場(コード2114)。

収益の二本柱:糖類と機能性素材

2026年3月期のセグメント別売上高は、糖類事業が13,444百万円、機能性素材事業が14,121百万円で、両事業で連結売上の約97%を占める。糖類事業は営業利益2,507百万円と安定した収益を生む一方、機能性素材事業は営業利益1,646百万円と前年比28.1%増と成長を牽引する。糖類は国内精製糖市場の縮小傾向に対し、インバウンド需要による菓子・外食向けが堅調で、品質管理とコスト削減を徹底する。機能性素材はタイ生産のイヌリンが健康食品向けに増加、ユニテックフーズのペクチン・ゼラチンもODM事業で伸長。両事業とも海外展開を加速し、非砂糖分野の拡大を進める。

東南アジアを軸とする海外生産・販売網

グループはタイを中心に海外拠点を配置する。連結子会社Fuji Nihon Thai Inulin Co.,Ltd.(2012年設立)はイヌリンを製造し、東南アジア各国へ販売。DAY PLUS (THAILAND) Co.,Ltd.はかつて子会社だったが、2022年に株式の一部を売却し持分法適用関連会社へ移行。2025年3月にはタイ上場企業Thai Wah Public Company Ltd.と合弁でThai Wah Fuji Nihon Company Ltd.を設立、議決権比率49%を取得しキャッサバでん粉事業に参入。中国では2023年に上海唯霓食品有限公司を設立し機能性食品を現地生産。韓国にはUNITEC FOODS KOREA Co.,Ltd.が機能性食品のブレンド製造を行う。こうした拠点を通じ、グループは日本国内に依存しない収益構造への転換を図る。

グループ全体を支える子会社・関連会社の役割

当社グループは当社、連結子会社6社、関連会社7社で構成される。糖類事業の中核である精製糖の販売は、1951年に設立したフジ日本商事株式会社(旧協立食品)が一手に担う。生産面では、太平洋製糖株式会社(関連会社)が当社を含む同業他社からの委託を受け精製糖を共同生産する。機能性素材分野では、ユニテックフーズ株式会社(2008年子会社化)がペクチン・ゼラチン等の天然添加物を扱い、株式会社Tastable(2021年設立)がプラントベーストミートを製造する。また、粗糖の一部は関連会社の南栄糖業株式会社から調達。このようにグループ内で原料・生産・販売の垂直統合に近い体制を構築し、サプライチェーン全体の効率化を進めている。

安定収益源としての不動産事業

不動産事業は、当社が所有する土地・建物の賃貸および管理を主とする。2023年9月には旧本社跡地に「東横INN茅場町駅」を建設し、ホテル運営会社への賃貸を開始した。2026年3月期の不動産事業売上高は633百万円(連結全体の2.2%)、営業利益は581百万円と利益率は約92%と高い。ただし、2025年3月期第4四半期には資産効率向上のため東京都・神奈川県・長野県の3物件を売却しており、収益はやや縮小傾向にある。安定的なキャッシュフローを生む同事業は、成長投資の原資としての役割も担っている。

業界の中での役割は精糖メーカー、機能性食品素材サプライヤーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
284億円
営業利益
36億円
営業利益率
12.7%
純利益
32億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2024/3
事業売上構成比利益利益率
精糖133億円51.4%18億円13.5%
機能性 素材120億円46.3%9億円7.5%
不動産6億円2.3%6億円100.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01食品加工(砂糖・糖類)主力

精製糖(グラニュー糖、上白糖など)や液糖、糖蜜を製造・販売。家庭用から業務用まで幅広く供給し、国内の食産業を支える。関連会社から粗糖を購入し、効率的な生産体制を構築。

主な製品・サービス3
精製糖
グラニュー糖、上白糖など、食品加工や飲料、調味料などに広く使われる砂糖。
液糖
液体状の砂糖で、清涼飲料や調味料などに使いやすい。
糖蜜
砂糖製造時の副産物で、発酵原料や飼料などに利用。

02食品添加物・機能性食品準主力

食品添加物(保存料、増粘剤など)や機能性食品素材(イヌリン、ペクチン、ゼラチン)、植物由来のプラントベーストミートなどを製造・販売。健康志向の高まりに対応した素材を提供する。

主な製品・サービス5
イヌリン
チコリ由来の水溶性食物繊維。整腸作用や血糖値上昇抑制などの機能性が注目される。
ペクチン
果実などから抽出される天然のゲル化剤。ジャムやゼリーなどに使用。
ゼラチン
動物性タンパク質由来のゲル化剤。デザートや加工食品に使用。
プラントベーストミート
植物性原料で作られた肉代替食品。環境負荷低減や健康志向に対応。
食品添加物
保存料、増粘剤、着色料など、食品の品質保持や風味向上に寄与する添加物。

03不動産副次

当社所有の土地建物の賃貸を行い、安定した収益源を確保する。

製品と技術

糖類事業:精製糖と液糖の安定供給

糖類事業の主力製品は上白糖、グラニュー糖、液糖など。自社工場は2001年以降全て生産を停止し、関連会社の太平洋製糖株式会社(千葉県)が共同生産を担う。原料粗糖は輸入品に加え、関連会社南栄糖業から国産粗糖の一部を購入する。販売は連結子会社フジ日本商事が一手に行い、食品メーカー・業務用・家庭用向けに出荷する。2026年3月期の糖類事業売上高は13,444百万円、営業利益2,507百万円。国内砂糖消費は減少傾向にあるが、インバウンド需要による菓子・外食向けが好調で、販売数量は前年比増を維持している。物流費上昇が収益を圧迫する一方、堅実な原料調達と品質管理で安定した収益基盤を支える。

機能性素材:イヌリン・ペクチン・プラントベーストミート

機能性素材事業の中核は、タイで製造するイヌリン(水溶性食物繊維)である。連結子会社Fuji Nihon Thai Inulin Co.,Ltd.が生産し、機能性表示食品や健康志向商品への採用が増加。2026年3月期の販売数量は前年比大幅増となり、東南アジア市場での販路拡大も進む。ユニテックフーズ株式会社はペクチン・ゼラチン・コラーゲン等を扱い、ODM開発・コンサルティングサービスも提供。株式会社Tastableはプラントベーストミートを製造販売する。また、韓国のUNITEC FOODS KOREAは機能性食品のブレンド製造を行う。同事業全体の売上高は14,121百万円、営業利益1,646百万円と、糖類事業を上回る規模に成長した。

その他製品:切花活力剤とキャッサバでん粉

報告セグメントに含まれない「その他」事業として、切花活力剤「キープ・フラワー」の製造販売を行う。これは花持ちを良くする製品で、小規模ながら長年にわたり継続している。2025年3月には新たにキャッサバでん粉の製造販売事業に参入。タイの合弁会社Thai Wah Fuji Nihon Company Ltd.を通じて、タピオカ原料や加工食品向けデンプンを供給する。キャッサバは持続可能な生物資源として注目され、グループのフードサイエンス技術とのシナジーが期待される。これらの事業は売上規模は小さいが、2030年以降の成長の芽として位置づけられている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

食料品のなかでの位置

製粉業で中堅、収益性良好

フジ日本は製粉業界の中堅企業で、主力の小麦粉製品を中心に事業を展開。同業の日清製粉グループ本社やニップンなどの大手に比べ規模は小さいが、営業利益率は11%超と業界平均を上回る高水準を維持している。2025年3月期の売上高は282億円と堅調で、利益率も改善傾向にある。大手に対し、特定地域や得意先での競争力を持つが、規模の経済では劣るため、コスト競争力の維持が重要。

強み

  • 営業利益率11%超と業界平均以上を維持し、効率的な経営を実現。
  • 小麦粉は生活必需品であり、景気変動の影響を受けにくい。
  • 地域密着型の営業活動で、得意先との強固な関係を構築。
  • 売上高が漸増傾向にあり、堅調な事業運営ができている。

課題

  • 日清製粉など大手に比べ生産規模が小さく、コスト競争で不利。
  • 小麦価格変動の影響を受けやすく、利益率が圧迫されるリスク。
  • 国内市場が成熟しており、大幅な拡大が見込みにくい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

食料品の時価総額近傍。太字がフジ日本

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
12923サトウ食品400億円14.2倍
22268B-R サーティワン アイスクリーム390億円23.4倍
32910ロック・フィールド379億円368.9倍
42831はごろもフーズ379億円13.1倍
52221岩塚製菓366億円15.4倍
62114フジ日本352億円10.9倍
72915ケンコーマヨネーズ341億円10.4倍
82294柿安本店319億円30.2倍
92209井村屋グループ316億円12.9倍
102217モロゾフ314億円46.4倍
112220亀田製菓307億円3.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 32件

横浜で創業、精製糖メーカーとしての出発

1949年7月、資本金15,000千円で横浜市保土ヶ谷区に設立。輸入粗糖を原料とする精製糖の製造・販売を目的とした。同年10月には日産能力50トンで操業を開始。創業後間もない1951年9月には販売総代理店として協立食品株式会社(現・フジ日本商事株式会社)を設立し、販売機能を分離した。1954年7月には株式を東京店頭市場に公開し、資金調達の基盤を整えた。この時期は砂糖の統制経済下にあったが、1955年1月にはフジ製糖株式会社と共同でマ・マーマカロニ株式会社を設立し、小麦加工分野にも進出した。

1961年東証二部上場と販売体制の拡充

1961年10月、東京証券取引所市場第二部に株式を上場。1964年10月には輸入粗糖の自由化が実施され、それまでの協立食品一社による販売代理店体制から、日商岩井(現双日)、ニチメン(現双日)、野崎産業、兼松の4社に販売代理店を広げた。これにより販売網が全国規模へと拡大し、原料調達の多様化にも対応した。1974年9月には地下1階地上8階建ての本社ビルを東京都中央区に竣工し、管理機能を東京に集中させた。1987年には新規事業としてTibaldi Small Goods(豪州)と日本ティバルディを設立し、食肉加工分野にも着手したが、後年撤退している。

2001年の合併・共同生産への構造転換

2001年6月、塩水港精糖株式会社および東洋精糖株式会社と業務提携し、3社の共同生産会社として太平洋製糖株式会社を設立(出資比率は後に持分法適用関連会社)。同年9月には横浜工場での精製糖生産を中止。2001年10月にはフジ製糖株式会社と合併し、資本金を1,524,460千円に増資、商号をフジ日本精糖株式会社に変更。同時に太平洋製糖での共同生産を開始した。2004年3月には清水工場でも精製糖(液糖除く)の生産を停止し、国内自社工場での製造から共同生産への移行を完了。これにより固定費削減と生産効率向上を達成した。

海外事業とM&Aによる機能性素材への本格参入

2005年10月にはTibaldi豪州株式を売却、2006年3月には日本ティバルディを清算し、食肉加工事業から撤退。代わりに2008年5月、ユニテックフーズ株式会社の株式を取得し連結子会社化、ペクチン・ゼラチン等の天然添加物事業に参入。2012年6月にはタイでFuji Nihon Thai Inulin Co.,Ltd.を設立し、機能性食品素材イヌリンの自社製造を開始。2016年2月にはDAY PLUS (THAILAND) Co.,Ltd.の株式を追加取得し子会社化、同年12月にはFuji Nihon Thai Inulinを完全子会社化した。こうした動きにより、精糖中心の事業ポートフォリオから機能性素材へと軸足を移し始めた。

2020年代の再編と新商号への変更

2020年9月、本社を東京都中央区日本橋兜町に移転。2021年9月には株式会社Tastableを設立し、植物由来肉(プラントベーストミート)事業に進出。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しによりスタンダード市場へ移行。2024年10月、商号をフジ日本精糖株式会社からフジ日本株式会社に変更し、精糖専業からフードサイエンス企業への転換を明確に打ち出した。同時に長期ビジョン「NEXT VISION 2040」を策定し、「食を科学し世界をパワフルに!」のパーパスを掲げた。5か年の中期経営計画「CHANGE 2028」では、東南アジア事業拡大・フードサイエンス領域の事業創出・M&Aなどを重点テーマとする。

キャッサバでん粉事業参入と株式分割

2025年3月、タイの上場企業Thai Wah Public Company Ltd.との合弁でThai Wah Fuji Nihon Company Ltd.を設立、議決権比率49%の株式を取得。同社の子会社であるThai Nam Tapioca Co.,Ltd.も持分法適用関連会社化し、キャッサバでん粉の製造販売事業に参入。これは精糖に代わる新たなコア事業として位置づけられる。同年3月にはFUJI NIHON (Thailand) Co.,Ltd.への増資も実施。2026年1月には普通株式1株につき2株の株式分割を実施し、投資単位の引き下げと流動性向上を図った。2026年3月期の連結売上高は284億円、営業利益36億円、純利益32億円と過去最高を更新した。

年表32件を開く

1940年代

  • 1949年7月創業資本金15,000千円にて、輸入粗糖を原料とする精製糖製造、販売を目的として、横浜市保土ヶ谷区川辺町1番地に設立。
  • 1949年10月日産能力50屯にて操業開始。

1950年代

  • 1951年9月商号変更販売総代理店協立食品株式会社(2024年10月1日付でフジ日本商事株式会社に商号変更)を設立(現・連結子会社)。
  • 1953年2月本社を東京都中央区日本橋茅場町一丁目6番地に移転。
  • 1954年7月株式を東京店頭市場に公開。
  • 1955年1月創業フジ製糖株式会社と共同出資により、マ・マーマカロニ株式会社を設立(現・持分法適用関連会社)。

1960年代

  • 1961年10月上場株式を東京証券取引所市場第2部に上場。
  • 1964年10月輸入粗糖の自由化に伴い、販売代理店を協立食品株式会社より、日商岩井株式会社及びニチメン株式会社(現・双日株式会社)、野崎産業株式会社、兼松株式会社に移し、販売体制を充実。

1970年代

  • 1974年9月地下1階地上8階建の本社ビル竣工。

1980年代

  • 1987年9月創業新規事業展開のためTibaldi Small Goods (Australasia) Pty., Ltd.及び日本ティバルディ株式会社を設立。
  • 1988年2月商号変更決算期を11月30日から3月31日に変更。

2000年代

  • 2001年6月塩水港精糖株式会社及び東洋精糖株式会社と業務提携し、両社の共同生産会社である 太平洋製糖株式会社に出資(現・持分法適用関連会社)。
  • 2001年9月横浜工場における精製糖の生産中止。
  • 2001年10月M&Aフジ製糖株式会社と合併し、資本金を1,524,460千円に増資、商号をフジ日本精糖株式会社に変更。
  • 2001年10月太平洋製糖株式会社において精製糖の共同生産開始。
  • 2004年3月清水工場における精製糖(液糖を除く)の生産停止。
  • 2005年10月Tibaldi Small Goods (Australasia) Pty., Ltd.の株式を売却。
  • 2006年3月日本ティバルディ株式会社を清算。
  • 2008年5月ユニテックフーズ株式会社の株式を取得(現・連結子会社)。

2010年代

  • 2012年6月Bangkok Inter Food Co.,Ltd.及びThai Fermentation Industry Co.,Ltd.との共同出資により、Fuji Nihon Thai Inulin Co.,Ltd.を設立(現・連結子会社)。
  • 2016年2月M&ADAY PLUS(THAILAND)Co.,Ltd.の株式を追加取得し子会社化。
  • 2016年12月M&AFuji Nihon Thai Inulin Co.,Ltd.の株式を追加取得し完全子会社化。

2020年代

  • 2020年9月本社を東京都中央区日本橋兜町6番7号に移転。
  • 2021年9月株式会社Tastableを設立(現・連結子会社)。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第二部からスタンダード市場へ移行。
  • 2022年12月DAY PLUS(THAILAND)Co.,Ltd.の株式を一部売却(現・持分法適用関連会社)。
  • 2023年5月創業上海唯霓食品有限公司を設立(現・持分法適用関連会社)。
  • 2024年9月M&AFUJI NIHON (Thailand) Co.,Ltd.の株式を追加取得し完全子会社化(現・連結子会社)。
  • 2024年10月商号変更会社の商号をフジ日本精糖株式会社からフジ日本株式会社に変更。
  • 2025年3月FUJI NIHON (Thailand) Co.,Ltd.に増資。
  • 2025年3月Thai Wah Fuji Nihon Company Ltd.の議決権比率49%の株式を取得(現・持分法適用関連会社)。また、同社の子会社であるThai Nam Tapioca Co.,Ltd.を持分法適用関連会社化(現・持分法適用関連会社)。
  • 2026年1月2026年1月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式を分割。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 経常利益記載なし

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    5ヶ年中期経営計画「CHANGE 2028」

    長期ビジョン実現に向けた第1期中期経営計画。「攻めへの転換」をスローガンに、5つの重点テーマを軸に2024年度からスタート。糖類事業の営業体制強化とコスト削減、機能性素材の拡販と海外展開、不動産安定収益、キャッサバ事業拡大などを推進する。

  2. 02

    糖類事業の強化と安定供給

    インバウンド需要を取り込みつつ、品質管理の徹底と製品安定供給で顧客満足度を向上。原材料の安定調達とコスト削減を進め、販売数量減少に歯止めをかける。

  3. 03

    機能性素材事業の拡大

    イヌリンの国内販売では新機能性訴求による顧客深耕と新規獲得、液状品などの新製品開発を推進。海外では東南アジア市場回復と環境規制対応、生産設備拡張による増産体制を確立。子会社ユニテックフーズではペクチン拡販とODM事業など付加価値提供を目指す。

  4. 04

    不動産事業の安定収益確保

    自社所有賃貸物件の維持管理による安定収益の確保に継続して取り組む。

  5. 05

    新規事業と海外展開の推進

    キャッサバでん粉製造販売事業ではタイのThai Wah社と連携し付加価値商品を開発。M&Aや海外事業の積極展開により企業活力を高める。成長分野への投資と非砂糖分野の拡大を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で254人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は876万円で、9期前と比べて+20.4%平均年齢は40.7歳、平均勤続年数は12.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月228
2018年3月237
2019年3月72844.216.8234
2020年3月73443.117.1231
2021年3月71943.717.4236
2022年3月75343.716.8270
2023年3月72444.717.5214
2024年3月77943.215.2234
2025年3月78341.814.52411,328
2026年3月87640.712.42541,417

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率7.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)74.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 2 / 海外 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
清水 — 静岡市清水区657百万円
糖類・機能性素材 不動産
機能性素材 — Fuji Nihon Thai Inulin Co.,Ltd. (タイ国バンコク都)537百万円
日本ビル — 東京都中央区504百万円
不動産
日本ビル — 東京都 中央区474百万円
不動産
横浜 — 横浜市保土ヶ谷区276百万円
不動産
管理部 — 東京都 中央区84百万円
機能性素材
本社 — 東京都中央区68百万円
糖類
製造部 — 静岡市 清水区59百万円
機能性素材
機能性素材 — FUJI NIHON (Thailand) Co.,Ltd. (タイ国バンコク都)4百万円
機能性素材 — UNITEC FOODS KOREA Co.,Ltd. (大韓民国慶尚南道)0百万円
主な関係会社
  • 国内
    上海唯霓食品有限公司
    中華人民 共和国 上海市
    議決権50.0%
  • 海外
    Thai Wah Fuji Nihon Company Ltd.
    タイ国 バンコク都
    議決権49.0%
  • 海外
    Thai Nam Tapioca Co.,Ltd.
    タイ国 バンコク都
    議決権34.3%
  • 国内
    双日株式会社(注4)
    東京都 千代田区 · その他の関係会社
    議決権33.4%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は284億円営業利益36億円前期と比べると増収増益で、売上が+0.7%、利益が+12.5%。

売上高
+0.7%
284億円
営業利益
+12.5%
36億円
純利益
+14.3%
32億円
営業利益率
12.7%
前期比 +1.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高297億円284億円
営業利益33億円36億円
純利益25億円32億円
1株あたり配当¥19¥19

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は73億円、営業利益は10億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+21.7%、営業利益は+100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q552
2024年1Q6058.310
2024年2Q6569.24
2024年3Q69710.16
2024年4Q654
2025年2Q1361611.816
2025年4Q1461611.012
2026年2Q1421812.715
2026年4Q1421812.717
2027年1Q731013.78

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は198億円から284億円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は12.7%。売上は5期、純利益は5期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月198117
2014年3月202106
2015年3月19096
DAY PLUS(THAILAND)Co.,Ltd.の株式を追加取得し子会社化。
2016年3月193106
2017年3月19397
2018年3月198128
2019年3月196163
2020年3月1901612
株式会社Tastableを設立(現・連結子会社)。
2021年3月1901812
2022年3月2011916
上海唯霓食品有限公司を設立(現・持分法適用関連会社)。
2023年3月2272117
FUJI NIHON (Thailand) Co.,Ltd.の株式を追加取得し完全子会社化(現・連結子会社)。
2024年3月2593224
2025年3月282323711.328
2026年3月284363812.732

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高284億円のうち、営業利益として残るのは36億円12.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は32億円、売上の11.3%にあたる。営業利益率は業種中央値4.1%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金71.1%202億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金16.2%46億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益12.7%36億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
28.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+8.5pt
12.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+8.1pt
11.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+5.2pt
12.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
8.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
8.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが32億円、投資CFが−17億円で、差し引きのフリーCFは15億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は72億円で、売上の3.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月13−5−1826
2014年3月9−133−425
2015年3月1−2−2−122
2016年3月15−3−51228
2017年3月−67−8121
2018年3月17−7−41026
2019年3月126−81837
2020年3月7−9−6−229
2021年3月18−5−31340
2022年3月6−5−3138
2023年3月6−26449
2024年3月9−5−1453
2025年3月33−15−41866
2026年3月32−17−101572

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は387億円。このうち返さなくてよい自己資本が279億円で、自己資本比率は72.0%(業種中央値56.8%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2001435769.3
2014年3月2141486667.6
2015年3月2301616968.5
2016年3月2251596669.7
2017年3月2221606272.2
2018年3月2331696472.6
2019年3月2221626073.6
2020年3月2151694678.9
2021年3月2351825378.2
2022年3月2471975079.8
2023年3月2832156875.9
2024年3月3242398573.5
2025年3月3382399970.6
2026年3月38727910872.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
82億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
201億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
32億円
在庫として抱えている分
負債合計
108億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
95
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率25 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

食料品 123社との比較

同じ食料品の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率123社中9位あたり、逆に低いのは売上成長率123社中93位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
12.4%/中央値 7.3%
P25 3.7%P75 11.4%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
12.7%/中央値 4.1%
P25 2.7%P75 7.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
72.0%/中央値 56.8%
P25 46.5%P75 67.3%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
0.7%/中央値 3.4%
P25 0.7%P75 6.3%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.8%/中央値 2.3%
P25 1.5%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥684で、1年前と比べて+23.9%過去52週の値幅のなかでは94%の位置にある。

¥684+0.9%1ヶ月+8.7%1年+23.9%時価総額352億円
過去52週の値幅
安値¥525高値¥694

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.9倍
PER (会社予想)14.0倍
PBR1.26倍
配当利回り2.78%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

前日比+0.31%、1ヶ月で+4.6%上昇。25日線(625円)を+2.2%上回り、75日線(618円)も上抜ける。52週高値678円から-5.8%と高値圏。出来高は平均5千〜1万株と低調ながら、緩やかな上昇トレンド。週足は堅調。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PER 10.2倍は同業界平均27.8倍を大幅に下回り割安。PBR 1.17倍は平均1.60倍を下回る。ROE 12.45%と収益性は良好で、配当利回り2.82%は平均2.26%を上回る。配当性向43%と余裕があり、増収増益基調も評価。割安だが業界平均対比でPBRが低く、成長期待が限定的な可能性。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.9倍28.6倍
PER (予想)14.0倍
PBR1.26倍1.63倍
ROE12.4%7.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

強気派は、小麦価格の安定や円安による輸入コスト増の転嫁が進み、利益率が改善している点を評価。営業利益率11%超は過去数年に比べて高く、株価もPER10倍と割安感がある。一方弱気派は、小麦価格が高止まりすればコスト転嫁が難しくなるリスクや、人口減少による需要減退を懸念。業界全体の競争も激しく、成長性には限界があるとみる。

プラスに働く材料7
  • 収益改善の進展

    営業利益率が11.35%→12.68%へ上昇予想。

  • 割安なバリュエーション

    PER10.2倍、PBR1.17倍と業界対比割安。

  • 安定配当利回り

    配当利回り2.82%と安定的な株主還元。

  • 営業利益率改善による増益2026年3月期影響

    営業利益36億円(前年比+12.5%)、利益率12.68%へ上昇

  • 純利益が3期連続増加2026年3月期影響

    純利益32億円(前年比+14.3%)、過去最高更新

  • 低PER・高ROEのバリュエーション妙味継続影響

    PER10.2倍、ROE12.5%と割安感

  • 安定配当利回り2.82%継続影響

    配当性向約28%、安定的な株主還元

マイナスに働く材料7
  • コスト転嫁リスク

    小麦価格高騰時には収益が圧迫されやすい。

  • 需要の減少トレンド

    パン・麺類消費の減少で市場縮小の懸念。

  • 競争の激化

    大手製粉各社との競争で差別化が困難。

  • 売上高成長の鈍化2026年3月期影響

    売上高284億円(前年比+0.7%)、成長率低下

  • 外国法人保有比率0.3%の低流動性継続影響

    需給が薄く、大口売りが株価に影響

  • 原材料コスト上昇リスク不定影響

    食料品業界で原材料高が利益を圧迫

  • 競争激化による市場シェア低下不定影響

    業界の競争激化で値下げ圧力

次の決算で確かめる点
営業利益率
コスト管理と価格転嫁の成否を示す。
小麦粉販売数量
需要動向を把握する基本的指標。
原材料コスト比率
小麦価格変動の収益への影響度を測る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり19で、前期から+5.9%いまの株価に対する利回りは2.78%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥19
1株あたり
配当利回り
2.78%
いまの株価に対して
配当性向
43.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月651.2
2018年3月60.047.3
2019年3月60.0
2020年3月60.027.0
2021年3月60.029.4
2022年3月718.223.7
2023年3月930.835.9
2024年3月1688.246.8
2025年3月176.350.1
2026年3月185.943.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥19

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ26,344人。区分でいちばん多いのは事業法人70.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が74.6%を占め、残る25.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人65.465.465.664.667.370.4
個人・その他29.229.228.329.726.024.5
金融機関5.25.25.35.26.04.2
証券会社0.00.00.40.30.60.5
外国法人0.20.20.40.30.10.3
自己株式9.79.79.79.70.30.3
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01双日株式会社31.70
02和田製糖株式会社9.55
03鈴与株式会社7.40
04塩水港精糖株式会社4.94
05株式会社静岡銀行3.08
06株式会社榎本武平商店2.95
07小倉運輸有限会社2.60
08新潟県砂糖卸荷受商業協同組合2.33
09双日食料株式会社1.65
10株式会社ヤクルト本社1.32

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+135%、1株純資産は14期で+5%。直近期のROEは12.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月275165.312.035.1
2014年3月225374.216.137.4
2015年3月215853.817.439.4
2016年3月235844.019.433.5
2017年3月275974.521.051.2
2018年3月306294.822.847.3
2019年3月136072.145.0
2020年3月456327.211.227.0
2021年3月456846.812.629.4
2022年3月303688.58.423.7
2023年3月313998.18.335.9
2024年3月4444410.511.346.8
2025年3月5446411.99.750.1
2026年3月6354412.410.243.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額94百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約1倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
曾我英俊代表取締役 社長6710,000
谷津裕司取締役5710,000
髙橋明彦取締役71
埴原正和取締役62
大越いづみ取締役62
梶田伸哉監査役 常勤678,000
藤田世潤監査役72
二宮照興監査役66
須藤拓也取締役52
服部一利監査役59

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)428184712
社外取締役626264
監査役1212121

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,064字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、連結子会社6社、関連会社7社によって構成されております。当社グループは、糖類、機能性素材、不動産に関する事業を展開しております。 当社グループの事業内容及び各事業における当社グループ各社の位置付けは以下のとおりであります。 なお、当連結会計年度の期首より事業名称を従来の「精糖」から、「糖類」に変更しております。当該変更は名称変更のみであり、セグメント情報に与える影響はありません。 また、2025年4月1日付で組織変更を実施し、経営管理区分を変更いたしました。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。 (1)糖類 当社は精製糖、砂糖関連製品の製造販売を行っております。また、関連会社である南栄糖業株式会社は鹿児島県で粗糖の生産を行っており、当社はその一部を購入しております。また、関連会社である太平洋製糖株式会社は、当社を含む同業他社から委託を受け、精製糖の製造を行っております。 なお、連結子会社であるフジ日本商事株式会社は、当社が製造した精製糖、液糖及び糖蜜の販売並びに国産原料糖の仕入を行っております。 (2)機能性素材 ①食品添加物事業 当社は、食品添加物の製造加工、販売を行っております。 ②機能性食品事業 当社及び連結子会社であるFuji Nihon Thai Inulin Co.,Ltd.は、機能性食品素材「イヌリン」の製造販売を行っております。 当社及び連結子会社であるフジ日本商事株式会社は果汁、香料等各種機能性食品素材の仕入販売を行っております。 連結子会社であるユニテックフーズ株式会社においては、「ペクチン」「ゼラチン」等の天然添加物素材の仕入販売を行っており、韓国の連結子会社であるUNITEC FOODS KOREA Co.,Ltd.は機能性食品のブレンド製造販売を行っております。また、連結子会社である株式会社Tastableは、プラントベーストミートの製造販売を行っております。また、関連会社である上海唯霓食品有限公司は、機能性食品の製造販売を行っております。 (3)不動産 当社が所有する土地建物の賃貸及びその他不動産関連事業を行っております。 (4)その他 報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、当社は切花活力剤「キープ・フラワー」の製造販売を行っております。 以上に説明した事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,054字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営の基本方針 当社グループは、「私たちは、『夢のあるたくましい会社』を目指し、健康な生活づくりに貢献します。」という企業理念のもと、株主、取引先、従業員の満足度を高め、食文化による豊かな生活づくりを通じて社会に貢献し、会社の価値を高めることを基本方針としております。 また、社会での当社役割を考え「食を科学し世界をパワフルに!」というパーパスを制定し、持続可能な生物資源から当社ならではのフードサイエンス技術による新たな価値創造を通じ、世界の人々をパワフルに、元気にすることを目指しております。 このパーパス実現に向けて、2040年までの長期ビジョン「NEXT VISION 2040」を策定し、精糖メーカーとしての長い歴史を大切にするとともに、フードサイエンスカンパニーへと飛躍を遂げていく所存であります。 (2) 中長期的な経営戦略 長期ビジョンを達成するため、5ヶ年×3回転の中期経営計画を策定し取り組んでまいります。第1期に当たる今中期経営計画「CHANGE 2028」は、“攻めへの転換”をスローガンとし、以下5つの重点テーマを軸に2024年度よりスタートしております。 (3) 目標とする経営指標 当社グループは、グループ全体の成長を示す経営指標として「経常利益」に重点を置いております。また、経営の効率性を図る指標として「株主資本利益率(ROE)」、株主還元の指標として「株主資本配当率(DOE)」、財務の安定性を図る指標として「負債資本倍率(D/Eレシオ)」を重視しております。 (4) 経営環境、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 今後のわが国の経済は、米国の政権交代に伴う政策による不安定な経済環境のなか、人口減少による市場規模の縮小、少子高齢化による労働力不足、業態を超えた販売競争のほか、エネルギー価格や原材料価格の高止まりに加え、長引く円安など依然として厳しい経営環境が続くものと思われます。 当社グループは、このような経営環境に対応するため、5ヶ年の中期経営計画「CHANGE 2028」をスタートし、実績は順調に推移しております。 ①糖類 糖類事業につきましては、インバウンド需要による菓子関係や外食関係が引き続き好調に推移する傾向にあります。一方で加糖調製品や他甘味料の浸食、少子高齢化などによる砂糖の消費減少傾向は続いております。当社グループは、引き続き営業体制強化を図り、品質管理を徹底して製品の安定供給に取り組むことで顧客満足度を高め、堅実で安定した原材料仕入れを図りながら更なるコスト削減に努めてまいります。 ②機能性素材 機能性素材事業につきましては、機能性食品素材イヌリンの国内販売において、肌機能を含めた新たな機能性による既存顧客の深耕及び新規顧客獲得による販売数量拡大、新製品(液状品など)、付加価値製品の試作、製品化を図ってまいります。海外販売においては、東南アジアでの商圏回復を目指すとともに、各国環境規制への適合に向けた対応の実行、生産設備拡張による増産体制の確立を図ってまいります。連結子会社ユニテックフーズ株式会社では、ペクチンをはじめとする既存の増粘多糖類の拡販をし、長年蓄積してきた技術力を活かして、ODM事業など、新たな付加価値の提供を目指してまいります。 ③不動産 不動産事業につきましては、引き続き、自社所有賃貸物件の維持管理による安定収益の確保に努めてまいります。 また、新たに参入したキャッサバでん粉製造販売事業及びその周辺事業においては、パートナーのタイ国上場企業であるThai Wah Public Company Ltd.と連携して、付加価値商品の開発と販売を通じ、企業価値向上を目指してまいります。 以上のとおり、当社は各事業における収益力の一層の向上を図り、安定した収益体制を構築しながら、将来の中核となる新規事業、新製品を開発する投資やM&Aを実行し、海外事業を積極的に展開することで企業の活力を高めるように努める所存であります。 <対処すべき事業上及び財務上の課題> 今後の課題につきましては、これまで当社グループが直面してきた原材料の高騰、エネルギーや人件費、物流費などコスト上昇に加え、ウクライナ情勢の長期化や中東地域における紛争の激化により、これまで以上に事業環境変化に対する柔軟かつ迅速な対応が重要であると認識しております。 当社グループは、不透明な将来に対し、盤石な財務基盤を維持しつつ、採算性の低い保有資産の売却、金融機関からの資金調達を行い、十分な運転資金を確保しつつ、成長分野への投資を図ってまいります。 このような状況下、糖類事業の販売数量減少に歯止めをかけ、新たに参入したタピオカ周辺事業等を含む非砂糖分野の拡大を目指してまいります。
事業等のリスク2,275字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの経営成績、財政状態等に影響を及ぼす可能性のあるリスクには次のようなものがあります。 なお、文中における将来に関する事項は、原則として当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)農業制度の影響 当社グループの主力の糖類事業は、「砂糖及びでん粉の価格調整に関する法律」など法令に基づいて事業を行っており、政府の国内農業政策の変更や各国の貿易政策の変更により業績に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、業界団体に加盟することにより、必要な情報を的確に収集するとともに、法令制度などの理解力向上及び情報共有のための勉強会を定期的に社内で行っております。 (2)国内市場での消費環境の変化 当社グループは、国内で食料品の製造販売を中心に事業活動をしております。日本国内における少子高齢化の進行、食への志向の変化に伴う消費者の購買行動の変化など、国内市場が想定外の規模で変化した場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (3)新型感染症等の異常事態 当社グループは、タイ国を含む複数の事業拠点、生産拠点等で事業運営をしているため、感染症の拡大により事業運営に支障が生じた場合、当社グループの財政状態や経営成績に大きな影響を与える可能性があります。 当社グループは、事業復旧の早期化を図るため、テレワーク勤務環境の整備、事業運営機能の分散化、多様化を推進しております。 また有事の際にはテレワーク勤務、時差出勤など、危機管理委員会の指示によるBCP策定や事業リスクの最小化に向けた施策を実行しております。 (4)生産拠点の集約 当社の精製糖生産は、他の精製糖製造会社に生産委託しており、生産委託先において、技術的もしくは規制上の問題、または火災等の人災及び地震等の自然災害により、操業停止等の混乱が発生した場合、当該製品の供給が停止し、当社の業績に影響を与える可能性があります。 当社は、主要な生産委託先に取締役を兼任させており、定期的に工場の稼働状況や人事関係、設備の更新状況などの運営上の重要な事項の報告を受けております。 (5)製造物責任 製品の研究、開発、製造及び販売につきまして、潜在的な製造物責任を負う可能性があります。当社グループは、賠償責任保険に加入しておりますが、これらの保険の補償範囲を超えた請求が認められた場合、業績に影響を与える可能性があります。 (6)原糖価格の変動 糖類事業においては、原料糖の仕入の大半を海外からの輸入によりまかなっております。そのため、原糖市況、海上運賃、為替相場、エタノールの需要等の影響により、原料糖仕入価格が変動し、業績に対して影響を与える可能性があります。 (7)株式相場の変動 当社グループは、当連結会計年度末で時価のあるその他有価証券を7,202百万円保有しており、株式相場の変動が、業績に対して影響を与える可能性があります。 当社グループでは、リスク管理基本方針を策定し、その運用状況についての報告を実行する体制を構築してリスクの低減を図っております。 (8)「固定資産の減損に係る会計基準」の適用 当社グループは、2006年3月期より「固定資産の減損に係る会計基準」を適用しております。地価下落及び各事業の収益悪化によって減損損失が発生し、業績に対して影響を与える可能性があります。 (9)在庫の評価 異常気象や天候不順、海外の法改正を含めたマーケットの急激な環境変化等により、急激な需要の変動があった場合、在庫が滞留し、当社グループの財政状態や経営成績等に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、海外を含めマーケット環境を考慮したマーチャンダイジング、仕入先との連携強化による生産リードタイムの短縮等の対策を推進しております。 (10)海外事業の展開 海外での事業活動は、為替変動リスクに加え、予期せぬ法律や規制の変更、政治や経済の情勢悪化等のカントリーリスクが潜在しており、それらが顕在化した場合、業績に対して影響を与える可能性があります。 当社グループでは、海外現地法人を設立し、その海外拠点と連携強化を図り、生産管理・販売等を行うことにより、リスクの最小化に努めております。また、為替の変動リスクを低減するために為替予約によるヘッジを行っております。 (11)ITセキュリティ及び情報管理 当社グループは、業務上で各種ITシステムを利用しているため、システムの不備やコンピュータウイルスなどの外的要因により、業務が停滞する可能性があります。また、個人情報を含め多くの情報を保有しており、不測の事故等によりその情報が社外に流出し、社会的信用の低下等が発生した場合、業績に対して影響を与える可能性があります。 当社グループでは、データのバックアップ、システムのクラウド化を含め、不測の事態による事業停止からの早期復旧に関して対策を講じております。 (12)人材の確保・育成 当社グループの継続的な成長は、各事業における優秀な人材を確保・育成していくことが重要であります。 しかしながら、雇用環境の多角化が急速に進むなかで、有能な人材の流出防止や新たな人材の確保・育成ができない場合、業績に対して影響を与える可能性があります。 当社グループでは、人事制度改革を進め、職務の専門性向上、若手人材の登用活性化、働き方の多様性拡大など、全体として生産性の高いスマートな組織となることを目指します。
経営成績の分析 (MD&A)7,761字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要、生産、受注及び販売の状況並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国の経済は、雇用・所得環境の改善を背景に、緩やかな回復基調で推移しました。一方で、物価上昇や為替変動の影響を受け、生活コストの高止まりが続きました。また、ウクライナ情勢の長期化や中東地域における紛争の激化により、原油価格が上昇するなど資源・エネルギー価格を巡る不透明感が高まっており、経済の先行きについては引き続き不透明感が意識される状況となっております。 このような環境下、当社グループでは、2024年4月に中期経営計画「CHANGE 2028」を策定し、1.東南アジアでの事業拡大、2.フードサイエンス領域の事業創出、3.M&Aを軸とした成長投資、4.ビジョン実現に向けた強い組織づくり、5.IRの強化と株主還元の5つの重点テーマで策定した計画を推進し、実績は堅調に推移しております。 当連結会計年度の業績は、売上高28,443百万円(前年同期比0.8%増)、営業利益3,554百万円(同9.9%増)、経常利益3,773百万円(同3.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は3,220百万円(同13.2%増)の増収増益となりました。 セグメントの業績は次のとおりであります。なお、当社は、2025年4月1日付で組織変更を実施し経営管理区分を変更いたしました。これに伴い当連結会計年度より、従来「その他」に含まれていたFUJI NIHON(Thailand) Co.,Ltd.の営む事業等を「機能性素材事業」セグメントに移管しております。また、当連結会計年度よりセグメント名称を従来の「精糖事業」から、「糖類事業」に変更しております。 セグメントごとの比較情報については、上記セグメント変更後の報告セグメントの区分に組み替えた数値で比較しております。報告セグメントの詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)1 報告セグメントの概要」に記載のとおりであります。 (糖類事業) 海外原糖市況は、期初に¢18.89(1ポンド当たり)で始まり、ブラジルにおける乾燥懸念を背景に一時¢19.63まで上昇しました。その後、貿易摩擦への懸念や世界的な供給増加観測を受け、下落基調に転じ、6月末には¢15.48を付けました。以降も軟調に推移する中、ブラジル中南部の天候不順を背景に一時的に持ち直しましたが、インドおよびタイの生産回復見通しや原油安を受けて再び下落し、¢15前後で推移しました。年明け以降もインドやタイの生産増加見通しを受けて上値の重い展開が続き、一時¢13台まで下落する場面も見られました。中東情勢の緊張を背景とした原油価格の上昇や投機筋の売りポジション解消の動きから相場は一時¢16近くまで上昇したものの、ブラジルにおける砂糖生産増加の影響により上値は限定的となり、¢15.52で当会計年度末を迎えました。 一方、国内製品市況は、期初東京現物相場(日本経済新聞掲載)249円~251円(上白大袋1キログラム当たり)で始まり、11月26日に241円~243円(上白大袋1キログラム当たり、小袋は対象外)と約7年ぶりの値下げ改定となりました。大阪万博が10月中旬に閉幕しましたが、訪日客は継続して増加傾向が続き、インバウンド需要により外食関連や土産を含む菓子向けの出荷は好調に推移しました。物価高による節約志向の影響もあり、飲料関連の販売が低調となったものの通期では前年同期比増で販売を終了しました。コスト面では営業体制の強化を図り、品質管理を徹底して製品の安定供給に取り組むことで顧客満足度を高め、堅実で安定した原料調達を図り、コスト削減に努めましたが物流費の上昇が想定以上となり収益を抑えました。 以上の結果、売上高は13,444百万円(前年同期比2.6%減)、営業利益2,507百万円(同0.9%減)の減収減益となりました。 (機能性素材事業) 機能性食品素材「イヌリン」は、原材料コストの上昇や為替変動による影響を受けるなか、国内販売では加工食品向けが苦戦したものの、機能性表示食品など健康機能商品への採用増により、販売数量は前年同期比増となりました。連結子会社Fuji Nihon Thai Inulin Co.,Ltd.では、タイ国および東南アジア各国において大手ユーザー向けの販売が好調に推移し、新たな販売国も増えたことにより、販売数量が前年同期比で大幅増となり、増収増益となりました。 連結子会社ユニテックフーズ株式会社は、コラーゲンを中心に売上数量を伸ばし、ODM・商品開発コンサルティング事業にも注力した結果、増収増益となりました。 以上の結果、機能性素材事業全体で売上高14,121百万円(前年同期比4.7%増)、営業利益1,646百万円(同28.1%増)の増収増益となりました。 (不動産事業) 不動産事業は、2023年9月旧本社跡地に「東横INN茅場町駅」を建設し、賃貸を開始し収益貢献したものの、2025年3月期第4四半期に資産効率向上の一環として東京都、神奈川県、長野県所在の3物件を売却したことに伴い、売上高633百万円(前年同期比2.7%減)、営業利益581百万円(同0.2%増)の減収増益となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ598百万円増加し、7,243百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、3,213百万円(前年同期比3.3%減)となりました。これは主として法人税等の支払額があったものの、税金等調整前当期純利益の計上があったことなどによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、1,738百万円(前年同期比12.4%増)となりました。これは主として投資有価証券の売却及び償還による収入があったものの、長期貸付金による支出、定期預金の預入による支出及び有形固定資産の取得による支出があったことなどによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、962百万円(前年同期比155.5%増)となりました。これは主として長期借入れによる収入があったものの、短期借入金の純増減額の減少及び配当金の支払による支出などによるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 当連結会計年度より報告セグメントの区分を変更しているため、前期比については変更後のセグメント区分の数値と比較しております。報告セグメントの変更の詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。 (A) 生産実績 当連結会計年度における生産実績及び商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 (a) 生産実績 セグメントの名称   当連結会計年度(百万円)   前年同期比(%) 糖類   11,967   96.3 機能性素材   3,745   96.2 その他   259   100.4 合計   15,973   96.4 (注) 上記の金額は、販売価格によっております。 (b) 商品仕入実績 セグメントの名称   当連結会計年度(百万円)   前年同期比(%) 糖類   43   27.0 機能性素材   7,998   109.6 その他   0   24.6 合計   8,042   107.8 (注)1 糖類事業において仕入実績に著しい変動がありました。これは液糖商品の出荷が減少したことにより、仕入実績が減少したことによるものであります。 2 その他において仕入実績に著しい変動がありました。これは仕入商品の販売実績が減少したことによるものであります。 (B) 受注実績 当社グループは受注生産を行っておりません。 (C) 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(百万円)   前年同期比(%) 糖類   13,444   97.4 機能性素材   14,121   104.7 不動産   633   97.3 その他   243   93.7 合計   28,443   100.8 (注) 1  上記の金額は、セグメント間取引を相殺消去しております。 2  主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 販売高(百万円)   割合(%)   販売高(百万円)   割合(%) 双日食料㈱   11,046   39.2   10,786   37.9 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度は、中期経営計画において成長を目指した基盤固めと新規事業の更なる育成を重点課題として位置づけ、以下の戦略を掲げ、事業活動を推進してまいりました。 (A)収益力の向上 糖類事業においては、減少する消費のなか、営業体制を強化し、顧客との関係強化を図り、商権の維持に取り組むこととし、また、原料糖の効率的な仕入や生産の集約などで採算性の改善に努めてまいりました。 また、機能性食品素材イヌリンの安定生産を実現し、日本国内だけでなく海外での販路開拓も推進いたしました。 (B)事業の多角化の展開 当社グループにおいて、新しい顧客ニーズを吸い上げ、それに伴った新たな販路を開拓し、事業拡大を図ってまいりました。機能性食品素材イヌリンは、整腸作用・血糖値の上昇抑制効果・血中中性脂肪の低減効果の機能性表示だけでなく、更なる機能性を訴求し、販売活動を行ってまいりました。 (C)海外展開への更なる挑戦 当社グループは、日本国内のみならず、海外での事業活動を積極的に展開してまいりました。タイにおいては機能性食品素材イヌリンの拡販を図り、タイ国上場企業であるThai Wah Public Company Ltd.と提携し、Thai Wah Fuji Nihon Company Ltd.の株式49%を取得してキャッサバでん粉製造販売事業及びその周辺事業への参入を進めております。また、製パン事業会社 DAY PLUS (THAILAND) Co.,Ltd.の採算性の向上を目指し、海外での積極的な事業拡大を図ってまいりました。 (a)経営成績の分析 (売上高) 当連結会計年度における売上高は、前連結会計年度に比べ233百万円増加し、28,443百万円(前年同期比0.8%増)となりました。これは精製糖製品は減収となった一方で、機能性素材「イヌリン」の国内外における販売数量増加及び連結子会社ユニテックフーズ株式会社の主力商品である天然添加物素材の販売が好調に推移したことによるものであります。報告別セグメントの売上高の連結売上高に占める割合は、糖類事業47.3%、機能性素材事業49.6%、不動産事業2.2%となりました。 (売上総利益) 当連結会計年度における売上総利益は、前連結会計年度に比べ554百万円増加し、8,159百万円(前年同期比7.3%増)となりました。売上高売上総利益率は、前連結会計年度に比べ1.7%増加し、28.7%となりました。 (営業利益) 当連結会計年度における営業利益は、前連結会計年度に比べ321百万円増加し、3,554百万円(前年同期比9.9%増)となりました。売上高営業利益率は、前連結会計年度に比べ1.0%増加し、12.5%となりました。 (経常利益) 当連結会計年度における営業外収益は、前連結会計年度に比べ171百万円減少し、307百万円(前年同期比35.8%減)となりました。営業外費用は、前連結会計年度に比べ26百万円増加し、87百万円(前年同期比44.4%増)となりました。 以上の結果、経常利益は、前連結会計年度に比べ122百万円増加し、3,773百万円(前年同期比3.4%増)となりました。売上高経常利益率は、前連結会計年度に比べ0.3%増加し、13.3%となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度における特別利益は、前連結会計年度に比べ50百万円増加し、518百万円(前年同期比10.7%増)となりました。特別損失は、前連結会計年度に比べ400百万円減少し、1百万円(前年同期比99.7%減)となりました。法人税等合計は、前連結会計年度に比べ166百万円増加し、1,074百万円(前年同期比18.3%増)となりました。さらに非支配株主に帰属する当期純損失は、前連結会計年度に比べ32百万円減少し、△3百万円(前年同期比89.9%減)となりました。 以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に比べ374百万円増加し、3,220百万円(前年同期比13.2%増)となりました。売上高に対する親会社株主に帰属する当期純利益率は、前連結会計年度と比べ1.2%増加し、11.3%となりました。 (b)財政状態の分析 (資産) 当連結会計年度における資産は、流動資産で前連結会計年度末に比べ9.2%増加し、19,317百万円となりました。これは主として、現金及び預金が増加したことなどによるものであります。 また、固定資産では、前連結会計年度末に比べ20.9%増加し、19,414百万円となりました。これは主として、連結子会社Fuji Nihon Thai Inulin Co., Ltd.において、主力製品イヌリンの製造能力拡大のための工場増設による建設仮勘定の増加及び時価の上昇に伴い投資有価証券が増加したことなどによるものであります。 (負債) 当連結会計年度における負債は、流動負債で前連結会計年度末に比べ4.6%減少し、5,528百万円となりました。これは主として、買掛金は増加したものの、短期借入金が減少したことなどによるものであります。 また、固定負債では、前連結会計年度末に比べ28.5%増加し、5,260百万円となりました。これは主として、繰延税金負債及び成長投資の為の長期借入金が増加したことなどによるものであります。 (純資産) 当連結会計年度における純資産は、前連結会計年度末に比べ17.0%増加し、27,944百万円となりました。これは主として、親会社株主に帰属する当期純利益の計上及びその他有価証券評価差額金が増加したことなどによるものであります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 (A)キャッシュ・フローの状況の分析 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 (B)資本の財源及び資金の流動性 当社グループの運転資金需要の主なものは、原材料及び商品の仕入のほか、製造費用、販売費及び一般管理費の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資などであります。 当社グループは、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを重点事項と考えております。 短期運転資金、設備投資や長期運転資金の調達は、ともに自己資金とし、不足が発生した場合には金融機関からの借入をすることを基本としております。 なお、当連結会計年度末における有利子負債の残高は4,933百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は7,243百万円となっております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成しております。当該連結財務諸表の作成について、一部見積りや仮定によることがあります。採用する見積りや仮定は、連結決算日において、入手可能な情報を総合的に勘案し、合理的であると考えられるものを継続的に使用しております。連結財務諸表の作成に当たって採用している重要な会計方針等は「第5 経理の状況 1連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しているとおりであります。 (A)繰延税金資産 当社グループは、繰延税金資産について、将来の利益計画に基づいた課税所得が十分に確保できることや、回収可能性があると判断した将来減算一時差異について繰延税金資産を計上しております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するため、その見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じ減少した場合、繰延税金資産が減額され税金費用が計上される可能性があります。 (B)固定資産の減損処理 当社グループは、固定資産のうち減損の兆候がある資産又は資産グループについて、当該資産又は資産グループから得られる割引前キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定に当たっては慎重に検討しておりますが、事業計画や市場環境の変化により、その見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じた場合、減損処理が必要となる可能性があります。 (C)棚卸資産の評価 当社グループの保有している棚卸資産は、設定されている賞味期限内での予定販売数量を用いて販売可能性を評価しております。用いている予定販売数量は、取締役会にて承認された計画でありますが、市場環境の変化などにより、予定販売数量の見込みに変更が生じた場合、評価損の計上が必要となる可能性があります。

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開示資料

出典

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