概要
NSグループは、連結子会社の日本セーフティー株式会社を通じて家賃債務保証事業を展開する持株会社である。入居者の連帯保証人となり、家賃等の未払い時に代位弁済し、後日入居者から回収する仕組みで、主に居住用物件向けだが事業用や駐車場などにも対応する。2025年12月期の営業収益は298億円、営業利益99億円、純利益63億円。従業員788名。2025年12月に東京証券取引所プライム市場に上場した。
単一事業セグメントが生み出す収益構造
当社グループは家賃債務保証事業の単一セグメントで構成される。収益は大きく三つに分かれる。契約時に受領する「新規保証料」、年1回または月1回の「更新保証料」、そして家賃集金代行手数料を含む「その他売上」である。2025年12月期の営業収益298億円の内訳は、新規保証料142億円(前年比12.2%増)、更新保証料119億円(同9.5%増)、その他売上36億円(同32.7%増)であり、ストック型の更新保証料が全体の約40%を占める。このストック収益が業績の安定性を支える一方、新規契約の増加が成長を牽引する。費用面では、人員増強による従業員給付費用59億円(同15.4%増)など営業費用204億円(同14.3%増)となり、営業利益99億円(同12.0%増)を達成した。
不動産管理会社のSmall領域に強みを持つポジショニング
当社グループは、管理戸数1,250戸以下の中小規模の不動産管理会社(Small領域)と深耕した関係を築いている。この領域では、きめ細かいサービスと財務安全性が重視され、競合他社との競争が相対的に穏やかであるため、高い収益性を維持できるとしている。当社独自の分析によれば、Small領域におけるシェアは第一保証で約10%、第二保証で約6%と推計される。保証会社の選定は、販売手数料だけでなく財務安定性や審査通過率も考慮されるため、当社はバランスの取れた審査と高い回収率で差別化を図る。また、事業用保証市場は未成熟であり、COVID-19後の事業環境変化により敷金確保が難しくなったことから急速に拡大しており、当社は同事業を成長の柱と位置づけている。
ベインキャピタル傘下で構築されたガバナンスと財務基盤
当社は2021年8月、グローバル・プライベート・エクイティファームであるベインキャピタルグループが投資助言を行うファンドにより設立された。その後、2025年10月に旧NSグループ株式会社を吸収合併し、商号をNSグループ株式会社に変更した。この合併により、現在の事業体制が確立した。ベインキャピタル傘下であることを背景に、マネジメントフィーや上場関連費用が発生しているが、これらを調整した調整後EBITDAを経営指標としている。2025年12月期の調整後EBITDAは131億円(前年比18.2%増)であり、EBITDAマージンは39.2%と高い水準にある。2025年12月の東証プライム上場により、資金調達力と知名度を高め、さらなる成長への基盤を整えた。
業界の中での役割は家賃債務保証サービスプロバイダーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
01賃貸不動産業界(居住用・事業用・その他)主力
入居者の連帯保証人となり、家賃等の未払い時に代位弁済を行う家賃債務保証サービスを提供。主に居住用物件向けだが、事業用(事務所・店舗)や駐車場・工場等にも対応。不動産会社(仲介・管理会社)を通じて契約を獲得し、審査・回収業務を内製化している。
- 家賃債務保証サービス(居住用)
- 居住用賃貸物件の入居者向け保証。家賃・共益費、原状回復費用、残置物処理費用、明渡訴訟費用等を保証。契約時に新規保証料、年1回または月1回の更新保証料を受領。
- 家賃債務保証サービス(事業用)
- 事務所や店舗などの事業用賃貸物件向け保証。居住用と同様の保証範囲に加え、事業用特有のリスクに対応。
- 家賃債務保証サービス(その他)
- 駐車場、借地、工場などの賃貸物件向け保証。
- 集金代行サービス
- 家賃債務保証に付随し、金融機関と提携して家賃等の集金を代行。さらに家賃と管理料等を分割して異なる送金先に直接送金する「分別送金サービス」も提供。
製品と技術
家賃債務保証サービスの品揃えと保証範囲
当社グループの主力は家賃債務保証サービスであり、対象物件により「居住用」「事業用」「その他」の3区分に分かれる。居住用は単身世帯や外国人世帯向けに審査通過率の高さが強みで、保証範囲には家賃・共益費のほか、原状回復費用、残置物処理費用、明渡訴訟費用などが含まれる。事業用保証は事務所や店舗向けで、賃料が高いため1件あたりの保証料が大きく、成長セグメントと位置づけられる。その他保証は駐車場、借地、工場などをカバーする。保証料は契約時に新規保証料、その後1年または1か月ごとに更新保証料を徴収する。2025年12月期の新規保証料は142億円(前年比12.2%増)、更新保証料は119億円(同9.5%増)であり、新規契約の増加と家賃単価の上昇が成長を支えている。なお、2025年10月からは国土交通大臣の認定を受ける「認定家賃保証制度」が開始され、当社も対応を進めている。
審査から回収までを支える独自のシステムとAI活用
当社グループは、基幹システム「SIONS」を核に審査・回収業務を内製化している。審査では、過去470万件の申込データを基に開発したAI滞納予測モデル(2025年4月運用開始)を活用し、平均2時間で審査完了する体制を構築。審査のコンセプトは「通過させるための審査」であり、厳格すぎず緩すぎないバランスを取る。回収業務では、滞納状況を複数階層に分類し、専任チームが入居者の事情に応じた「滞納解決スキーム」を実行する。また、集金代行サービスでは、家賃と管理料を別々の送金先に直接送金する「分別送金サービス」を提供しており、競合他社ではほとんど見られないサービスとしている。これらのシステムとノウハウは競合の模倣が困難であり、高い回収率と低い貸倒率を実現する源泉となっている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
その他金融業のなかでの位置
債権回収業で確固たる地位、安定収益
同社は債権回収・再生サービスを主力とする、その他金融業に属する企業である。同業他社にはMFS、ウェッジホールディングス、NEXYZ.Group、山田再生系債権回収総合事務所、ムニノバホールディングスが存在する。業界内では、安定した収益基盤と営業利益率33%超の高収益性を示しており、特にMFSやウェッジホールディングスと比較しても収益力で優位に立つ。近年は増収傾向にあり、2023年12月期売上239億円から2025年12月期は298億円と成長が見込まれる。営業利益率も30%超を維持しており、効率的な運営が強み。同業他社の中でも高い収益性と成長性を兼ね備えたポジションにある。
強み
- 営業利益率30%超を維持。効率的な債権回収プロセスによる高い収益性が強み。
- 売上高が3期連続で増加傾向。2025年12月期は298億円を見込む。
- 債権回収・再生に特化した知識とノウハウを蓄積し、競争力を確保。
- 同業他社と比較して収益力で優位。安定した事業基盤を構築。
課題
- 債権回収市場の成熟化により、拡大余地が限定的となる可能性。
- 債権回収に関する法規制の変更が事業に影響を及ぼす懸念。
- 同業他社との競争により、案件獲得競争が激しくなる可能性。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
住宅・不動産の時価総額近傍。太字がNSグループ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 8923トーセイ | 851億円 | 10.5倍 |
| 2 | 1419タマホーム | 848億円 | 68.7倍 |
| 3 | 3302帝国繊維 | 840億円 | 16.5倍 |
| 4 | 8877エスリード | 810億円 | 7.2倍 |
| 5 | 7130ヤマエグループホールディングス | 805億円 | 7.3倍 |
| 6 | 471ANSグループ | 800億円 | 10.9倍 |
| 7 | 2734サーラコーポレーション | 800億円 | 10.5倍 |
| 8 | 5946長府製作所 | 727億円 | 23.8倍 |
| 9 | 3498霞ヶ関キャピタル | 724億円 | 12.1倍 |
| 10 | 166Aタスキホールディングス | 720億円 | 12.8倍 |
| 11 | 8935FJネクストホールディングス | 698億円 | 6.6倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(住宅・不動産)に従っています。
会社の歴史
沿革 3件
ベインキャピタルによる設立から上場への道筋
当社の歴史は2021年8月に始まる。ベインキャピタルグループが助言するファンドが株式会社BCJ-53を設立した。このタイミングは、2020年の民法改正により個人連帯保証人の負担が増加したことで家賃債務保証の需要が高まっていた時期と重なる。BCJ-53は設立後、家賃債務保証事業を営む旧NSグループを傘下に収め、事業基盤を構築した。設立から約4年後、2025年10月にBCJ-53が旧NSグループを吸収合併し、商号をNSグループ株式会社に変更した。この合併は上場を視野に入れたグループ再編であり、その後わずか2か月後の2025年12月に東京証券取引所プライム市場に株式を上場した。短期間での上場は、ベインキャピタルの支援によるガバナンス強化と事業成長が市場に評価された結果である。
吸収合併による事業基盤の一元化
2025年10月、当社の前身であるBCJ-53は旧NSグループ株式会社を吸収合併し、同時に社名をNSグループ株式会社に変更した。旧NSグループは家賃債務保証事業を主力とし、日本セーフティー株式会社を子会社に持つ企業であった。この合併により、持株会社としてのBCJ-53が事業会社の機能を直接統合し、グループの経営管理を一本化した。合併後の資本構成は、ベインキャピタル系ファンドが大株主となり、上場後も一定の影響力を保持している。この再編の目的は、上場に伴うコーポレート・ガバナンス体制の整備と、事業会社との連携強化にあった。合併により、それまで別会社であった管理部門を統合し、経営資源の効率的配分が可能となった。また、旧NSグループの有する15年以上の事業実績とデータ資産を引き継ぎ、基幹システムSIONSやAI審査モデルなどのノウハウをグループ全体で活用できる体制を確立した。
2025年12月の東証プライム上場とその意義
2025年12月、当社は東京証券取引所プライム市場に株式を上場した。上場までに約4年という短期間であったが、これはベインキャピタルによる積極的な成長投資と事業の順調な拡大が背景にある。上場時の時価総額は非公表だが、プライム市場上場により流動性と認知度が向上し、個人投資家や機関投資家からの資金調達が容易になった。上場関連費用として9.17億円を計上しているが、これらは一時的なものであり、調整後当期利益には含めている。上場により、従業員向けのインセンティブ制度の充実やM&Aの手段として株式が活用できるようになるなど、成長戦略の選択肢が広がった。また、適時開示体制の構築や国際会計基準の導入など、上場企業としてのコンプライアンス強化も進めている。
創業から短期間で業界平均を超える収益性を達成
当社グループは設立からわずか4年で、家賃債務保証業界において高い収益性を実現した。2025年12月期の営業利益率は33.1%(営業利益99億円÷営業収益298億円)、EBITDAマージンは39.2%であり、業界平均を上回る水準にある。この背景には、更新保証料というストック収益の積み上がりに加え、事業用保証の拡大や集金代行サービスの成長がある。特に事業用保証は、コロナ禍後の事業環境変化により需要が急増し、高単価の保証料が収益を押し上げている。また、審査・回収プロセスを内製化し、AIを活用した効率的なオペレーションを構築したことで、貸倒関連費用を抑制しながら契約数を伸ばしている。2025年12月期の貸倒関連費用は非開示だが、営業利益率の高さから、回収率の高さが収益性に貢献していると推察される。
年表3件を開く
2020年代
- 2021年8月グローバル・プライベート・エクイティーファームであるベインキャピタルグループが投資助言を行うファンドが㈱BCJ-53(当社)を設立
- 2025年10月M&A㈱BCJ-53が旧NSグループ㈱を吸収合併し、NSグループ㈱に商号変更
- 2025年12月上場東京証券取引所プライム市場に株式を上場
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/12期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
審査体制と債権管理体制の強化
与信精度向上のため、スコアリング機能改善とAI審査予測モデルを活用。代位弁済発生を抑制し、独自の滞納解決スキームで高い回収率を維持する。
- 02
M&Aや業務提携の積極活用
家賃債務保証事業の更なる成長のため、M&Aや業務提携を積極的に推進する。
- 03
新規事業の実行
長年蓄積した顧客情報を活用し、周辺ビジネスを展開することでグループ全体の発展を目指す。
- 04
DX推進による事業強化
デジタル化が遅れている不動産業界において、IT技術で業務効率化、審査強化、回収プロセス効率化を図り収益性向上を目指す。
- 05
コーポレートガバナンス強化
内部監査や研修を通じて法令遵守と内部管理体制の強化を図り、持続的な成長と企業価値向上を実現する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社1社(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。
- 国内日本セーフティー㈱(注)2、4大阪市西区 · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年12月期の売上高は298億円、営業利益は99億円。前期と比べると増収増益で、売上が+13.3%、利益が+12.5%。
会社が出している今期の予想2026年12月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 331億円 | 298億円 |
| 営業利益 | 119億円 | 99億円 |
| 純利益 | 79億円 | 63億円 |
| 1株あたり配当 | ¥76 | ¥76 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
業績の推移
有価証券報告書 5期分
直近期の営業利益率は33.2%。営業収益は2期、純利益は4期の連続増加。
| 決算期 | 営業収益億円 | 営業利益億円 | 税引前利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| グローバル・プライベート・エクイティーファームであるベインキャピタルグループが投資助言を行うファンドが㈱BCJ-53(当社)を設立 | |||||
| 2021年12月 | — | — | −1 | — | −1 |
| 2022年12月 | — | — | 0 | — | 0 |
| 2023年12月 | 239 | — | 68 | — | 51 |
| 2024年12月 | 263 | 88 | 88 | 33.5 | 57 |
| 東京証券取引所プライム市場に株式を上場 | |||||
| 2025年12月 | 298 | 99 | 94 | 33.2 | 63 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年12月期
営業収益298億円のうち、営業利益として残るのは99億円で33.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は63億円、売上の21.1%にあたる。営業利益率は業種中央値10.8%を上回る水準。
- 費用事業を回すためにかかったお金66.8%199億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益33.2%99億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 3期分
2025年12月期は営業CFが83億円、投資CFが−5億円で、差し引きのフリーCFは78億円。期末の手元現金は160億円。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年12月 | 79 | 7 | −154 | 122 |
| 2024年12月 | 43 | 0 | −11 | 154 |
| 2025年12月 | 83 | −5 | −72 | 160 |
金融業では預金・貸出・有価証券運用の増減が営業CFと投資CFに含まれます。一般事業会社向けのフリーCFの解釈は当てはまらないため掲載していません。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。
資産と負債
貸借対照表 5期分
2025年12月期の総資産は761億円。このうち返さなくてよい自己資本が289億円で、自己資本比率は37.9%(業種中央値24.7%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2021年12月 | 260 | 260 | 0 | 100.0 |
| 2022年12月 | 261 | 261 | 0 | 99.4 |
| 2023年12月 | 706 | 229 | 477 | 32.4 |
| 2024年12月 | 742 | 285 | 457 | 38.5 |
| 2025年12月 | 761 | 289 | 473 | 37.9 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
その他金融業 39社との比較
同じその他金融業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで39社中4位あたり、逆に低いのは営業収益成長率で39社中17位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,534で、1年前と比べて+26.8%。過去52週の値幅のなかでは50%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 10.9倍 |
| PER (会社予想) | 10.0倍 |
| PBR | 2.91倍 |
| 配当利回り | 4.95% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は1600円で、1カ月で+7.02%と堅調に推移。8月10日から上昇基調を強め、8月18日には年初来高値圏に接近。25日線を約5%上回り、75日線も上回るが、200日線はデータなしで確認できません。RSIは78.07とやや過熱感があり、高値圏では短期的な変動に注意が必要です。出来高は8月10日に39万株と活発化しました。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)。
PERは11.34倍で業界平均の17.3倍を下回り、PBRは3.03倍で平均の1.8倍を大きく上回る。ROEは22.03%と高く、配当利回りは4.76%と平均の3.09%を上回る。ただし、配当性向が146.6%と非常に高く、利益以上に配当を出しており、持続可能性に懸念がある。このため、指標は割安と割高が混在し、ほぼ妥当と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 10.9倍 | 17.4倍 |
| PER (予想) | 10.0倍 | — |
| PBR | 2.91倍 | 1.81倍 |
| ROE | 22.0% | 12.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、高収益の持続性と成長余地を巡る対立。強気派は、財務内容の改善に伴い債権回収市場が拡大するとみる。また、営業利益率30%超の高収益体質が続き、株主還元も厚いと評価する。一方、弱気派は、債権回収は景気感応度が高く、経済悪化時に回収が滞るリスクを懸念。また、競争激化で買取価格が上昇し、収益率が低下する可能性を指摘する。成長の原資であるM&Aや新規事業の不確実性も論点。
- 高収益体質の持続
営業利益率33%超を維持し、ROE22%と資本効率も高い。
- 株主還元の厚さ
配当利回り4.76%と高水準で、株主への利益還元姿勢が明確。
- 事業拡大の可能性
売上高が過去2年で約24%増加し、成長軌道にある。
- 2025年12月期は営業利益99億円決算発表後影響強
売上高298億円、営業利益99億円と前期から11億円増。高い利益率を維持し予想PER10.4倍は割安
- ROE22.03%の高資本効率通年影響中
PBR3.03倍だがROE22.03%なので成長を続ければPER10.4倍の妥当性が高まる
- 配当利回り4.76%の株主還元次回株主総会影響弱
1年で31.87%上昇しても配当利回り4.76%。増配が発表されれば更に評価が高まる
- 外国人保有14.8%の需要継続影響弱
外国人保有比率14.8%と高く、海外投資家の継続的な買いが見込まれる
- 景気への感応度
景気悪化時は債務者の支払い能力が低下し、回収額が減るリスク。
- 競争激化の懸念
同業者の増加で債権買取価格が上昇し、利鞘が縮小する可能性。
- 将来成長の不透明感
新規分野やM&Aの成果が未検証で、伸びしろには不確実性がある。
- 金融市場変動が業績に与える影響金融政策次第影響強
その他金融業のため金利・株価変動の影響を受けやすく、営業利益99億円が大幅に変動する
- 営業利益率33.22%の高止まり継続影響中
利益率が3ポイント低下すると売上高298億円で約9億円の減益。競争激化で低下リスク
- 株価1年31.87%上昇の反動不定影響弱
上昇率が大きいため、短期的な利食い売りで調整する場面があり得る
- 予想PER10.4倍の低評価決算発表後影響中
市場が将来の減益を織り込んでこのPERなら、決算で下振れが確認されると株価は下落する
- 債権回収率
- 回収率の変化は収益性に直結し、事業の実力を示す。
- 買取債権額
- 今後の収益源となる買取規模の動向を確認する。
- 営業利益率
- 高収益体質が維持されるか、利鞘の変化を監視する。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり76円で、前期から−42.4%。いまの株価に対する利回りは4.95%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2023年12月 | 460 | — | — |
| 2025年12月 | 265 | −42.4 | 146.6 |
配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥76
株主
有価証券報告書より
2025年12月期末の株主数は延べ21,851人。区分でいちばん多いのは事業法人で47.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が49.0%を占め、残る51.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。比較できる過去の期がまだ揃っていないため、直近期の構成のみを載せています。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2025年12月% |
|---|---|
| 事業法人 | 47.7 |
| 個人・その他 | 32.9 |
| 外国法人 | 14.6 |
| 証券会社 | 3.3 |
| 金融機関 | 1.3 |
| 外国人個人 | 0.2 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | BVアセット株式会社 | 45.00 |
| 02 | BCPE SAY CAYMAN, L.P. (常任代理人 SMBC日興証券株式会社) | 5.22 |
| 03 | 大谷 彰宏 | 4.00 |
| 04 | BCPE SAY CAYMAN2, L.P. (常任代理人 SMBC日興証券株式会社) | 1.43 |
| 05 | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社 | 1.32 |
| 06 | BBH FOR MATTHEWS JAPAN FUND (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 1.05 |
| 07 | モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 | 0.89 |
| 08 | BBH LUX/BROWN BROTHERS HARRIMAN (LUXEMBOURG) SCA CUSTODIAN FOR SMD-AM FUNDS-DSBI JAPAN EQUITY SMALL CAP ABSOLUTE VALUE (常任代理人 株式会社三井住友銀行) | 0.77 |
| 09 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 0.73 |
| 10 | THE BANK OF NEW YORK 134088 (常任代理人 株式会社みずほ銀行) | 0.58 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-06-04ビーシーピーイー セイ ケイマン エルピー (BCPE Say Cayman, L.P.)新規の大量保有報告0.00%-5.22pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 5期分
1株利益は5期で+438%、1株純資産は5期で−45%。直近期のROEは22.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% |
|---|---|---|---|
| 2021年12月 | −36 | 996 | — |
| 2022年12月 | −0 | 996 | — |
| 2023年12月 | 98 | 436 | 19.4 |
| 2024年12月 | 109 | 544 | 22.1 |
| 2025年12月 | 121 | 551 | 22.0 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
経営陣
7名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は7名。2025/12期の役員報酬は総額277百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約16倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 大塚孝之 | 代表取締役社長 | 62 |
| 鳳山一洋 | 専務取締役 | 53 |
| 清水信 | 取締役相談役 | 58 |
| 茂野祥子 | 取締役 | 49 |
| 松澤元雄 | 取締役(常勤監査等委員) | 71 |
| 吉川友貞 | 取締役(監査等委員) | 59 |
| 松尾信吉 | 取締役(監査等委員) | 57 |
役員報酬の内訳2025/12期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 賞与百万円 | ストックオプション百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 88 | 39 | 122 | 249 | 83 |
| 社外取締役 | 4 | 28 | — | — | 28 | 7 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/12期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容5,000字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,041字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク10,366字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,758字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS。
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
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