概要
ヤマエグループホールディングスは、福岡市博多区に本社を置く総合卸売業の持株会社である。食品関連事業を中核に、糖粉・飼料畜産、住宅・不動産、燃料・運送など多岐にわたる事業を展開する。2026年3月期の連結売上高は1兆852億円、従業員数は連結で約6,400人。グループは連結子会社82社で構成される。
食品関連が売上の8割を占める事業構成
当社グループは4つのセグメントで構成される。2026年3月期の連結売上高1兆852億円のうち、食品関連事業が8,390億円(構成比約77%)と最大の柱である。一般加工食品、菓子、酒類、冷凍食品の卸売に加え、弁当の製造、焼酎の製造、配達飲食サービスなどを手掛ける。次いで糖粉・飼料畜産関連事業が1,269億円(約12%)、住宅・不動産関連事業が992億円(約9%)、その他(燃料・レンタカー・運送)が198億円(約2%)と続く。
セグメントごとに異なる利益率の構造
セグメント営業利益は、食品関連が129億円(売上高営業利益率1.5%)、糖粉・飼料畜産関連が41億円(同3.3%)、住宅・不動産関連が22億円(同2.3%)、その他が11億円(同5.7%)である。食品関連の利益率が低いのは競争の激しさと物流費などのコスト高による。一方、糖粉・飼料畜産関連やその他事業は相対的に利益率が高く、グループ全体の利益構造を補完している。全社では営業利益180億円、経常利益186億円、純利益110億円と過去最高を更新した。
福岡を本拠に全国と海外へ広がるグループ網
本社は福岡市博多区に置くが、グループの事業は九州を中心に全国に広がる。連結子会社82社のうち主要なものに、食品卸の中核であるヤマエ久野(福岡市)、弁当製造のみのりホールディングス(北九州市)、日本ピザハット(東京都)、糖粉・飼料畜産の丸永(大分県)やトップ卵(熊本県)、住宅・不動産のワイテック(福岡市)などがある。海外ではシンガポールのArco Marketing Pte Ltdを子会社とし、アジア地域への販路を拡大している。
業界の中での役割は総合卸売業(食品、原材料、建材の販売及び製造加工)にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01食品関連主力
一般加工食品、菓子、酒類、冷凍食品等の販売、弁当の製造、焼酎の製造、農水産物の製造加工販売、配達飲食サービス等を行う。子会社としてヤマエ久野、みのりホールディングス、日本ピザハット等を擁する。
- 一般加工食品
- 缶詰、調味料、乾物等の加工食品の卸売
- 菓子
- 菓子類の卸売
- 酒類
- 酒類の卸売
- 冷凍食品
- 冷凍食品の卸売
- 弁当
- 弁当の製造・販売
- 焼酎
- 焼酎の製造
02糖粉・飼料畜産関連準主力
食品原材料、飼料、畜産物、水産物の販売、畜産農業等を行う。子会社として丸永、トップ卵、馬場飼料等を擁する。
- 食品原材料
- 小麦粉、砂糖、油脂等の食品原材料の販売
- 飼料
- 畜産用飼料の販売
- 畜産物
- 食肉、卵等の畜産物の販売
- 水産物
- 魚介類等の水産物の販売
03住宅・不動産関連準主力
住宅建築資材、住宅設備機器、木材等の販売、建設工事、不動産の売買・賃貸等を行う。子会社としてヤマエ久野、ワイテック、ハイビック等を擁する。
- 住宅建築資材
- 建材、金物等の建築資材の販売
- 住宅設備機器
- キッチン、バス、トイレ等の住宅設備機器の販売
- 木材
- 構造用合板、製材等の木材の販売
- 建設工事
- 建築工事の請負
- 不動産売買・賃貸
- 不動産の売買仲介及び賃貸管理
04その他副次
燃料関連事業、レンタカー事業、運送事業等を行う。子会社としてヤマエオートエナジー、高千穂倉庫運輸等を擁する。
- 燃料
- ガソリン、軽油等の燃料の販売
- レンタカー
- レンタカー事業
- 運送サービス
- 貨物運送事業
製品と技術
一般加工食品から弁当まで手掛ける食品関連
食品関連事業では、缶詰・調味料・乾物などの一般加工食品、菓子、酒類、冷凍食品の卸売を主力とする。卸売に加え、弁当の製造・販売も行っており、子会社のみのりホールディングスなどが工場を運営する。また、焼酎の製造も手掛け、九州の地場銘柄を中心に販売する。配達飲食サービスとして日本ピザハットを傘下に持ち、宅配ピザチェーンを展開している。これらの製品はスーパー、コンビニ、外食チェーンなど多様な販路に供給される。
小麦粉・飼料から食肉・卵までを扱う糖粉・飼料畜産
糖粉・飼料畜産関連事業では、小麦粉、砂糖、油脂などの食品原材料を製粉会社や食品メーカーに販売する。畜産用飼料の販売も行い、九州の畜産農家向けに配合飼料などを供給する。畜産物では食肉や鶏卵の販売を手掛け、子会社トップ卵は九州有数の鶏卵卸売企業である。水産物の取り扱いもあり、魚介類の産地から市場への流通を担う。原料調達から加工、販売まで一貫したサプライチェーンを構築している。
建材・設備機器から不動産仲介まで住宅関連
住宅・不動産関連事業では、構造用合板や製材などの木材、建材、金物などの建築資材を販売する。キッチン、バス、トイレといった住宅設備機器も取り扱い、住宅建築に必要な資材をトータルで提供する。さらに建設工事の請負も行い、子会社ワイテックやハイビックが施工を担当。不動産の売買仲介・賃貸管理も手掛け、ヤマエリアルティやアスティークが事業を展開する。プレカット加工による木材の提案など、グループのシナジーを活用したワンストップサービスが特徴である。
燃料・レンタカー・運送など周辺サービス
その他事業として、ガソリン・軽油などの燃料販売をヤマエオートエナジーが行う。レンタカー事業でもインバウンド需要を取り込み、稼働率向上に努める。運送サービスでは高千穂倉庫運輸やYGLが貨物運送を担い、グループ内外の物流を支える。これらの事業は本業の卸売と補完関係にあり、グループの総合力を高めている。燃料や物流のコスト効率化は、食品・住宅事業の競争力にも寄与する。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
卸売業のなかでの位置
拡大基調の中堅食品卸
ヤマエグループホールディングスは食品・酒類を中心とする中堅卸売企業。売上高は2025/3期に1兆円を突破し、同業のリョーサン菱洋ホールディングス(約6000億円)を上回る規模だが、食品卸は薄利多売の業態で営業利益率は1.6%程度と非常に低い。イメージワンやタビオなど専門商社と異なり、広範な商品を扱うため収益性が低い。M&Aによる成長戦略が奏功し増収基調だが、利益率の改善が課題。
強み
- 積極的なM&Aで売上高を急拡大、2025/3期には1兆円突破
- 食品は生活必需品であり、景気変動の影響を受けにくい
- 酒類から食品まで幅広く、顧客のワンストップニーズに対応
- 2026/3期も売上高1兆852億円と成長が続く見込み
課題
- 営業利益率1.6%前後と薄利で、コスト上昇に敏感
- 成長の原動力が買収に偏り、のれん代の減損リスクも
- 食品卸は大手との競争が激しく、価格競争に陥りやすい
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
商社・卸売の時価総額近傍。太字がヤマエグループホールディングス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 3151バイタルケーエスケー・ホールディングス | 864億円 | 10.9倍 |
| 2 | 3946トーモク | 863億円 | 10.0倍 |
| 3 | 8078阪和興業 | 827億円 | 10.1倍 |
| 4 | 8075神鋼商事 | 824億円 | 9.9倍 |
| 5 | 7613シークス | 811億円 | 19.4倍 |
| 6 | 7130ヤマエグループホールディングス | 805億円 | 7.3倍 |
| 7 | 8065佐藤商事 | 789億円 | 11.7倍 |
| 8 | 6331三菱化工機 | 750億円 | 9.5倍 |
| 9 | 9274KPPグループホールディングス | 730億円 | 12.4倍 |
| 10 | 8137サンワテクノス | 674億円 | 19.8倍 |
| 11 | 7128ユニソルホールディングス | 661億円 | 34.4倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(商社・卸売)に従っています。
会社の歴史
沿革 1件
単独株式移転で持株会社に移行した2021年
2021年10月、ヤマエ久野株式会社の単独株式移転により、その完全親会社であるヤマエグループホールディングス株式会社を設立した。同時に東京証券取引所市場第一部および福岡証券取引所に株式上場を果たす。この持株会社体制への移行により、グループ全体の経営管理と戦略策定を集中させ、M&Aによる事業拡大の基盤を整えた。2022年4月の東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、市場第一部からプライム市場に移行している。
食品関連の中核子会社を相次ぎ子会社化
持株会社設立後、食品関連事業の拡大に向けて積極的なM&Aを実行した。株式会社カネシメイチ(現・連結子会社)、株式会社アスティーク及びその子会社1社、福岡農産株式会社及びその子会社1社をそれぞれ株式取得により子会社化。いんま商事株式会社は商号をヤマエ菓子株式会社に変更し、菓子卸売事業を強化した。さらに2023年には日本ピザハット・コーポレーション株式会社及びその子会社2社を子会社化し、外食・宅配事業に参入した。
丸永の子会社化で糖粉・飼料畜産を強化
2021年以降、糖粉・飼料畜産関連事業の拡充も進めた。丸永株式会社及びその子会社2社を株式取得により子会社化。丸永は大分県に本社を置き、食品原材料や飼料の販売、畜産物・水産物の取り扱いを行う。この買収により、グループの糖粉・飼料畜産セグメントの規模が拡大し、九州全域における畜産向けサプライチェーンの競争力が向上した。併せて、トップ卵株式会社や馬場飼料株式会社などの既存子会社との連携も強化している。
住宅・不動産関連のM&Aと新設
住宅・不動産関連事業では、株式会社アスティークの子会社化に加え、ヤマエリアルティ株式会社を新設(2021年)し、不動産の売買・賃貸事業を本格化。既存の株式会社ワイテック、ハイビック株式会社、兼希工業株式会社などと合わせ、建築資材の販売から建設工事、不動産仲介まで一貫したサービスを提供する体制を整えた。株式会社クイックスの株式取得も行い、住宅リフォーム・メンテナンス分野を補完している。
物流・海外事業の取得とグループ拡大
その他事業では、FCPロジスティクス株式会社及びその子会社3社を子会社化し、商号をYGL株式会社に変更。これによりグループ内の物流機能を強化した。また、シンガポールのArco Marketing Pte Ltdの株式を取得し、海外市場への販路を開拓。燃料販売を行うヤマエオートエナジー株式会社、運送事業の高千穂倉庫運輸株式会社などとともに、多様なサービスをグループに加え、総合卸売業としての領域を拡大している。
年表1件を開く
2020年代
- 2021年10月上場単独株式移転によりヤマエ久野㈱の完全親会社である持株会社ヤマエグループホールディングス㈱ を設立し、東京証券取引所市場第一部及び福岡証券取引所へ株式上場。㈱カネシメイチの株式を取得し子会社とする。(現・連結子会社)㈱アスティークの株式を取得し同社及びその子会社1社を子会社とする。(現・連結子会社)東京証券取引所市場区分の見直しに伴い、市場第一部からプライム市場に移行。丸永㈱の株式を取得し同社及びその子会社2社を子会社とする。(現・連結子会社)福岡農産㈱の株式を取得し同社及びその子会社1社を子会社とする。(現・連結子会社)FCPロジスティクス㈱の株式を取得し同社及びその子会社3社を子会社とする。また、商号FC Pロジスティクス㈱をYGL㈱と改称。(現・連結子会社)日本ピザハット・コーポレーション㈱の株式を取得し同社及びその子会社2社を子会社とする。(現・連結子会社)商号をいんま商事㈱からヤマエ菓子㈱に改称。(現・連結子会社) Arco Marketing Pte Ltdの株式を取得し子会社とする。(現・連結子会社)ヤマエリアルティ㈱設立。(現・連結子会社)㈱クイックスの株式を取得し子会社
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。
- 連結売上高2029年3月期まで1兆5,000億円
- 連結経常利益2029年3月期まで330億円
- 売上高経常利益率2029年3月期まで2.2%
- ROE2029年3月期まで10%以上
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
M&A戦略による事業拡大
成長投資としてM&Aを積極的に推進し、事業領域の拡大と企業価値の向上を図る。
- 02
グローバル戦略の推進
海外市場への展開を強化し、国際事業の拡大を通じて持続的な成長を目指す。
- 03
エリア・物流戦略の強化
地域密着型の物流ネットワークを最適化し、効率的なサプライチェーンを構築する。
- 04
新規事業戦略による成長
既存事業にとどまらず、新たなビジネス領域へ進出することで持続的な成長を実現する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 5期分
グループ全体で6,414人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は696万円で、4期前と比べて+14.6%。平均年齢は39.3歳、平均勤続年数は2.7年。
単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022年3月 | 607 | 42.1 | 0.5 | 3,845 | — |
| 2023年3月 | 655 | 43.8 | 1.4 | 4,676 | — |
| 2024年3月 | 655 | 42.5 | 0.9 | 6,001 | — |
| 2025年3月 | 677 | 42.1 | 1.7 | 5,997 | 263 |
| 2026年3月 | 696 | 39.3 | 2.7 | 6,414 | 282 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社33社(国内 33 / 海外 0) を有報から抽出しています。
- 国内ヤマエ久野㈱(注)2、5福岡県 福岡市 博多区議決権100.0%
- 国内みのりホールディングス㈱東京都 墨田区議決権100.0%
- 国内㈱河内屋ジェノス東京都 墨田区議決権100.0%
- 国内フィット㈱東京都 国立市議決権100.0%
- 国内エコーデリカ㈱福岡県 福岡市 東区議決権100.0%
- 国内コンフェックスホールディングス㈱(注)2東京都 渋谷区議決権59.2%
- 国内コンフェックス㈱(注)6東京都 渋谷区議決権59.2%
- 国内㈱デリカフレンズ福岡県 筑後市議決権90.7%
- 国内㈱TATSUMI東京都 大田区議決権80.0%
- 国内㈱マール東京都 港区議決権100.0%
- 国内YLO㈱沖縄県 豊見城市議決権90.0%
- 国内クリート㈱東京都 渋谷区議決権59.2%
残りのグループ会社21社を開く
- ㈱ドルチェ東京都 品川区59%
- 日本ピザハット㈱神奈川県 横浜市 西区100%
- 丸永㈱兵庫県 神戸市 中央区100%
- トップ卵㈱福岡県 八女市100%
- 馬場飼料㈱福岡県 八女市100%
- ㈱ワイテック福岡県 福岡市 東区100%
- ハイビック㈱栃木県 小山市100%
- 兼希工業㈱群馬県 伊勢崎市100%
- ヤマエリアルティ㈱福岡県 福岡市 博多区100%
- ㈱アスティーク東京都 立川市100%
- ㈱LUMBER ONE東京都 立川市100%
- ㈱YAZAWA LUMBER東京都 立川市100%
- ㈱裕企画東京都 立川市100%
- ヤマエBUILD㈱熊本県 熊本市 中央区100%
- 心建設㈱静岡県 浜松市 浜名区100%
- ヤマエオートエナジー㈱福岡県 福岡市 博多区100%
- 高千穂倉庫運輸㈱福岡県 福岡市 東区100%
- 九州栄孝エキスプレス㈱熊本県 熊本市 東区100%
- その他 52社―
- トイメディカル㈱熊本県 熊本市 南区25%
- その他 3社―
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は1.1兆円、営業利益は181億円。前期と比べると増収増益で、売上が+7.8%、利益が+14.6%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 1.2兆円 | 1.1兆円 |
| 営業利益 | 220億円 | 181億円 |
| 純利益 | 125億円 | 111億円 |
| 1株あたり配当 | ¥80 | ¥80 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は3,012億円、営業利益は39億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+98.5%、営業利益は+18.2%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 1,446 | — | — | 21 |
| 2024年1Q | 1,517 | 33 | 2.2 | 22 |
| 2024年2Q | 1,574 | 33 | 2.1 | 17 |
| 2024年3Q | 1,716 | 37 | 2.2 | 21 |
| 2024年4Q | 2,320 | — | — | 25 |
| 2025年2Q | 4,798 | 60 | 1.3 | 42 |
| 2025年4Q | 5,271 | 98 | 1.9 | 43 |
| 2026年2Q | 5,088 | 71 | 1.4 | 33 |
| 2026年4Q | 5,764 | 110 | 1.9 | 78 |
| 2027年1Q | 3,012 | 39 | 1.3 | 52 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 5期分
2022年3月期からの5期で、売上は5,036億円から1.1兆円へ2.2倍に増えた。直近期の営業利益率は1.7%。売上は4期連続で増加。
| 決算期 | 売上高兆円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022年3月 | 0.50 | — | 79 | — | 67 |
| 2023年3月 | 0.59 | — | 122 | — | 79 |
| 2024年3月 | 0.71 | — | 148 | — | 85 |
| 2025年3月 | 1.01 | 158 | 176 | 1.6 | 85 |
| 2026年3月 | 1.09 | 181 | 187 | 1.7 | 111 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高1.1兆円のうち、営業利益として残るのは181億円で1.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は111億円、売上の1.0%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金87.5%9,497億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金10.8%1,174億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益1.7%181億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 5期分
2026年3月期は営業CFが242億円、投資CFが−123億円で、差し引きのフリーCFは119億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は500億円で、売上の0.6ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022年3月 | 83 | 8 | −79 | 91 | 155 |
| 2023年3月 | 138 | −221 | 126 | −83 | 197 |
| 2024年3月 | 239 | −368 | 382 | −129 | 450 |
| 2025年3月 | 259 | −190 | −84 | 69 | 435 |
| 2026年3月 | 242 | −123 | −54 | 119 | 500 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 5期分
2026年3月期の総資産は4,541億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,182億円で、自己資本比率は23.7%(業種中央値50.6%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2022年3月 | 1,809 | 605 | 1,204 | 32.1 |
| 2023年3月 | 2,258 | 669 | 1,589 | 28.5 |
| 2024年3月 | 4,076 | 943 | 3,133 | 22.2 |
| 2025年3月 | 3,994 | 917 | 3,077 | 22.3 |
| 2026年3月 | 4,541 | 1,182 | 3,359 | 23.7 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
卸売業 284社との比較
同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROEで284社中73位あたり、逆に低いのは自己資本比率で284社中276位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥2,899で、1年前と比べて+6.4%。過去52週の値幅のなかでは64%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 7.3倍 |
| PER (会社予想) | 6.4倍 |
| PBR | 0.73倍 |
| 配当利回り | 2.76% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は7/29に2899円(前日比+0.42%)と小幅反発。週足では7/17高値3100円から下落傾向が続き、25日線(2948円)を下回る弱い動き。52週高値3225円から-10.1%の位置にあり、200日線(2750円)が下支えとなるか注目。直近の出来高はやや減少傾向。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)。
PER7.26倍は同業平均17.24倍を大きく下回り、PBR0.75倍も同業平均1.21倍を下回る。配当利回り2.76%は平均2.96%とほぼ同水準だが、ROE11.25%に対してPBRが1倍未満のため割安感が強い。ただし配当性向84%と高く、今後の増配余地は限定的。業績は増収増益傾向だが利益率が低い点がリスク。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 7.3倍 | 17.9倍 |
| PER (予想) | 6.4倍 | — |
| PBR | 0.73倍 | 1.24倍 |
| ROE | 11.3% | 8.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
食品卸大手として安定したキャッシュフローを生む一方、低収益体質が課題。強気派はM&Aによる規模拡大と物流効率化で利益率が改善すると見る。弱気派は業界再編で競争が激化し、価格交渉力の弱さから収益性は低位に留まると警戒。2026年3月期の営業利益率1.67%見通しも、改善幅は限定的。配当利回り2.76%は下支え要因だが、成長鈍化が株価の重し。
- M&Aによる規模拡大
売上高は5年で約1.7倍に拡大。非連続な成長戦略が奏功。
- 低温物流が強み
冷蔵倉庫・物流網は競争優位性が高く、他社との差別化要因。
- 堅実な配当利回り
予想配当利回り2.76%と安定的な株主還元を実施。
- 売上高1兆円超、営業利益181億円2026年影響強
売上高1兆852億円、営業利益181億円と過去最高更新
- PBR0.75倍の割安修正継続影響中
PBR0.75倍と1倍割れ、株主還元強化で是正余地
- 純利益増加による増配余地決算発表後影響中
純利益85→111億円と増加、配当性向現状維持なら増配可能
- ROE11%超と資本効率中長期影響弱
ROE11.25%と高水準、株主価値向上の継続
- 低収益体質
営業利益率1.5%前後と薄利。業界特性であり改善は困難。
- M&Aのリスク
のれん代が膨らみ、買収先の収益が計画未達なら減損リスク。
- 成長鈍化の兆し
2026年3月期の売上成長率は7.8%と鈍化。市場成熟感。
- 低利益率のリスク継続影響中
営業利益率1.6%と低く、コスト上昇でさらに圧迫
- 市況変動リスク継続影響中
卸売業は在庫評価リスク、市況悪化で利益圧迫
- 成長減速リスク2027年影響弱
成長加速には追加施策が必要、中期的な減速懸念
- 大口取引先依存リスク継続影響弱
取引先集中の可能性、損失発生時に事業影響
- 売上総利益率
- 収益性の鍵。卸売マージンの動向を直接反映。
- M&Aののれん代
- M&A戦略の健全性を測る指標。
- ROE
- 11%超を維持できれば株主価値創造の証明。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり80円で、前期から+14.3%。いまの株価に対する利回りは2.76%。増配か配当維持が3年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2023年3月 | 50 | — | 40.3 |
| 2024年3月 | 60 | 20.0 | 30.6 |
| 2025年3月 | 70 | 16.7 | 836.8 |
| 2026年3月 | 80 | 14.3 | 84.0 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥80
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ9,130人。区分でいちばん多いのは個人・その他で42.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が47.5%を占め、残る52.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 50.0 | 49.9 | 51.2 | 46.0 | 42.3 |
| 金融機関 | 32.9 | 31.8 | 27.4 | 31.0 | 31.1 |
| 事業法人 | 15.2 | 14.7 | 14.0 | 17.8 | 16.4 |
| 外国法人 | 1.1 | 2.5 | 4.7 | 3.9 | 8.0 |
| 証券会社 | 0.7 | 1.1 | 2.7 | 1.3 | 2.2 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 9.68 |
| 02 | ヤマエグループ社員持株会 | 4.89 |
| 03 | ヤマエ第一食栄会 | 4.53 |
| 04 | 南英福祉会 | 3.36 |
| 05 | 株式会社福岡銀行 | 3.17 |
| 06 | 共栄火災海上保険株式会社 | 2.59 |
| 07 | ヤマエ第二食栄会 | 2.37 |
| 08 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 2.28 |
| 09 | ヤマエ第三住栄会 | 2.15 |
| 10 | みずほ信託銀行株式会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行) | 1.98 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 5期分
1株利益は5期で+41%、1株純資産は5期で+58%。直近期のROEは11.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022年3月 | 284 | 2,450 | 12.2 | 3.6 | 57.9 |
| 2023年3月 | 333 | 2,720 | 12.8 | 5.5 | 40.3 |
| 2024年3月 | 347 | 3,267 | 10.9 | 8.1 | 30.6 |
| 2025年3月 | 308 | 3,216 | 9.5 | 7.8 | 836.8 |
| 2026年3月 | 399 | 3,882 | 11.3 | 7.2 | 84.0 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
20名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は20名。2026/3期の役員報酬は総額491百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約12倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 網田日出人 | 代表取締役会長CEO 最高経営責任者 | 76 | 58,000 |
| 大森礼仁 | 代表取締役社長COO 最高執行責任者 | 70 | 23,000 |
| 山田良二 | 取締役副社長CAO 最高総務責任者 本社部門統轄 | 63 | 16,000 |
| 丸山武子 | 常務取締役CHO 最高人事責任者 人事・総務担当 | 60 | 13,000 |
| 工藤恭二 | 取締役 | 63 | 7,000 |
| 草場信之 | 取締役(監査等委員) | 66 | 6,000 |
| 森泰文 | 取締役(監査等委員) | 60 | 7,000 |
| 安倍寛信 | 取締役(監査等委員) | 74 | — |
| 中西常道 | 取締役(監査等委員) | 65 | — |
| 下坂正夫 | 取締役(監査等委員) | 67 | — |
| 山本智子 | 取締役(監査等委員) | 67 | — |
| 谷昭彦 | 常務執行役員CSO | — | — |
残りの役員8名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 奥富眞一 | 常務執行役員CIO | — |
| 長野正毅 | 常務執行役員CFO | — |
| 新田真也 | 常務執行役員 | — |
| 森田良彦 | 常務執行役員 | — |
| 田中英穂 | 執行役員 | — |
| 熊谷洋一 | 執行役員 | — |
| 横竹俊一 | 執行役員 | — |
| 川崎剛一 | 執行役員 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 5 | 292 | 80 | 417 | 83 |
| 社外取締役 | 4 | 38 | — | 38 | 10 |
| 取締役(社内) | 2 | 36 | — | 36 | 18 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容937字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,119字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク4,544字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)9,514字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第5期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-18
- 半期報告書半期報告書-第5期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-05
- 有価証券報告書有価証券報告書-第4期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-20
- 半期報告書半期報告書-第4期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-06
- 有価証券報告書有価証券報告書-第3期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-21
- 四半期報告書四半期報告書-第3期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-09
- 四半期報告書四半期報告書-第3期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第3期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第2期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-23
- 四半期報告書四半期報告書-第2期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-10
- 四半期報告書四半期報告書-第2期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第2期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-10
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
- 決算説明資料2027年3月期 第1四半期決算説明資料2026-08-05
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